Cisco 7304 Network Services Engine インストレーション コンフィギュレーション ガイド
アップグレード、設定、およびトラブ ルシューティング作業
アップグレード、設定、およびトラブルシューティング作業
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

アップグレード、設定、およびトラブルシューティング作業

設定作業

ROMmonのアップグレード

show rom-monitorコマンドの使用

upgrade rom-monitorコマンドの使用

ROMmonアップグレードのトラブルシューティング

ネットワークから起動するための自動起動の設定

ローカル装置から起動するための自動起動の設定

bootldrコマンド

SDRAMのアップグレードまたは交換後の起動の失敗

show versionコマンド

show c7300コマンドの使用

show c7300 pxf accountingコマンド

デバッグ コマンドおよびPXF

トラブルシューティング

アップグレード、設定、およびトラブルシューティング作業

この章では、設定およびトラブルシューティングについて説明します。トラブルシューティング関連の情報では、一般的な show コマンド、NSE(ネットワーク サービス エンジン)-100固有の show コマンドと debug コマンド、エラー メッセージなどを示します。この章の内容は、次のとおりです。

「設定作業」

「ROMmonのアップグレード」

「ネットワークから起動するための自動起動の設定」

「ローカル装置から起動するための自動起動の設定」

「bootldrコマンド」

「show versionコマンド」

「show c7300コマンドの使用」

「デバッグ コマンドおよびPXF」

設定作業

デフォルトでは、PXFプロセッサがイネーブルに設定されています。PXFプロセッサがディセーブルになっている場合、IPパケット スイッチングおよび高速化機能を活用するには、PXFプロセッサをイネーブルにする必要があります。


) PXFプロセッサをイネーブルにする前に、IPルーティングおよびIP CEFスイッチングをオンに設定する必要があります。


PXFプロセッサを手動でディセーブルまたはイネーブルにするには、次の グローバル コマンドを使用します。

hostname (config)# [no] ip pxf
 

PXFプロセッサによってサポートされる機能は、次のとおりです。これらの機能は、Cisco IOS の基本手順でイネーブルに設定できます。

CEF ― Cisco Express Forwarding

NetFlow

Turbo ACL ― Turbo Access Control List(Turboアクセス制御リスト)

これらの機能をイネーブルにする手順については、「関連資料」に記載されているマニュアルを参照してください。

ROMmonのアップグレード

書き込み可能ROM Monitor(ROMmon)のアップグレードでは、新しいイメージを取得するためにハードウェア(NSE)交換を行うことなく、新しいROMmonイメージをダウンロードすることができます。

3つのROMmonイメージが搭載されています。「ゴールデン」×1(常駐のROM 0 ― One Time
Programmable[OTP])およびシステムに設定が可能なROMmonイメージ×2(ROM 1およびROM 2)です。ブート アップ時は、システムはゴールデン イメージを使用して起動し、その後、システムを指定したイメージにジャンプさせます。指定した新しいROMmonイメージが、Cisco IOSの最初のブート アップに失敗した場合は、ルータがこのROMmonイメージを無効とみなし、続くリセットまたは電源のオフ/オンの実行後、ゴールデン イメージに戻ります。

新しいROMmonイメージを書き込み可能なROMmonにダウンロードしたあとで、Cisco IOSをリロードして(推奨)、新しいROMmonを有効にする必要があります。これは、新しいROMmonを有効にするためだけに必要な作業です。それ以外には、必要ありません。

新しいROMmonイメージを初めてロードした際には、システムがCisco IOSをブート アップしてから、その他のリセットまたは電源のオフ/オンを実行してください。ROMmonのロード処理が中断された場合は、システムでは新しいROMmonイメージのブート アップ エラーと解釈し、ルータは、このROMmonをROM 0のゴールデン イメージに戻します。


) 最初のCisco IOSブートアップが完了していない場合は、イメージは無効とみなされます。最初のブートアップ実行中は、ルータをリセットしないでください。


show rom-monitorコマンドの使用

利用可能なROMmonイメージを判別するには、show rom-monitorコマンドを使用します。次に、show rom-monitorコマンドの出力例を示します。

Router> show rom-monitor
ROM IMAGE STATUS
ó ó ó
ROM 0 (Golden ROM)
ROM 1 (Field Upgradeable) APPROVED
ROM 2 (Field Upgradeable) APPROVED DEFAULT & IN USE
 
In ROM 0, ROMMON version is inaccessible when executing from either ROM 1 or ROM 2.
 
In ROM 1, ROMMON version is not available, possibly an older ROMMON.
 
In ROM 2, ROMMON version:
System Bootstrap, Version 12.1(12r)EX1, RELEASE SOFTWARE (fc1)
TAC Support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2002 by cisco Systems, Inc.
 

upgrade rom-monitorコマンドの使用

ROMモニタをプログラムするには、次のコマンドを使用します。

upgrade rom-monitor{rom1 | rom2} file file_id

特定のROMmonイメージをデフォルトの設定にするには、次のコマンドを使用します。

upgrade rom-monitor{rom0 | rom1 | rom2 } default

次に、ROMmonアップグレードの出力例を示します。

Router>copy tftp://255.255.255.255/siff/WS_RM.srec.121-12r.EX1 disk0:
Destination filename [WS_RM.srec.121-12r.EX1]?
Accessing tftp://255.255.255.255/siff/WS_RM.srec.121-12r.EX1...
Loading siff/WS_RM.srec.121-12r.EX1 from 255.255.255.255 (via FastEthernet0)
: !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 975913 bytes]
 
975913 bytes copied in 20.372 secs (47905 bytes/sec)
Router#upgrade rom-monitor rom1 file disk0:WS_RM.srec.121-12r.EX1
ROM 1 update in progress
Erasing (this may take a while)...
Programming...
CC
Do you want to verify this image (may take a few minutes)? [yes/no]: y
Verifying ROM 1
Reading from ROM 1...vDone
Comparing with the source file...Passed
 
Set this ROMMON image as the default (will take effect on next reload)? [yes/no]
: y
Router#reload
 
System configuration has been modified. Save? [yes/no]: n
Proceed with reload? [confirm]
 
System Bootstrap, Version 12.1(12r)EX1, RELEASE SOFTWARE (fc1)
TAC Support: http://www.cisco.com/tac
Copyright (c) 2002 by cisco Systems, Inc.
 
C7300 platform with 131072 Kbytes of main memory
 
Currently running ROMMON from ROM 1

) ROMmonのアップグレード後に、既知の正常なCisco IOSイメージをロードしてください。


ROMmonアップグレードのトラブルシューティング

ROMmonのアップグレード後にCisco IOSがコマンド プロンプトを起動できない場合、ROMmonは「ゴールデン」ROM(ROM 0)に戻ります。

ROMmonを新規にアップグレードしたあとにCisco IOSに障害が発生した場合、新しいROMmonは不良とマークされ、再使用できなくなります。アップグレード手順を最初からやり直してください。

ネットワークから起動するための自動起動の設定

ネットワークから起動するように自動起動を設定するには、使用可能なネットワーク インターフェイスを適切に設定する必要があります。この手順では、インターフェイスが設定されていて、TFTPサーバがローカルでない場合にデフォルト ゲートウェイが設定されていることが前提となります。

ネットワークから起動するように自動起動を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 boot systemコマンドを使用して、Cisco IOSイメージを指定します。

ステップ 2 ブート ローダを指定します(任意)。

ステップ 3 コンフィギュレーション レジスタが自動起動(0x2102)に設定されていることを確認します。

次に例を示します。

Router> boot sysem tftp server_name://c7300-js-mz
Router> boot bootldr bootdisk:c7300-boot-mz
Router> config-reg 0x2102
Router> copy running-config startup-config
 


 

ローカル装置から起動するための自動起動の設定

ローカル装置から起動する手順は、ネットワークから起動する手順と似ています。ただし、ローカル装置から起動する場合は、ブートローダ イメージを指定する必要がありません。

次に例を示します。

Router> boot system flash disk0:c7300-js-mz
Router> config-reg 0x2102

bootldrコマンド

bootldr コマンドを使用して、システム クラッシュが起きた場合にシステムを起動させるイメージを指定します。 bootldr コマンドは、Cisco IOSまたはROMmonモードで使用できます。

Cisco IOSモードで bootldr コマンドを使用する例を示します。

Router>enable
Router#>config
Router(config)# boot bootldr bootdisk:c7300-boot-mz-my-image
Router(config)# copy system: running-config nvram: startup-config
 

show bootvar コマンドをROMmonモードで使用して、パラメータ設定が適切かどうかを確認します。

システムがブート アップしない場合、 bootldr コマンドをROMmonモードで使用します。まず、 bootldr が正しく設定されているかどうかを確認します。

ROMMON>set
 

bootldr が正しく設定されていない場合には、適切なイメージで設定してください。

ROMMON>BOOTLDR=”bootdisk:c7300-boot-mz-my-image”
 

注意 ROMmonモードの入力ミスに関しては、チェック機能がないので注意してくだい。

現在のパラメータを電源のオフ/オン後も維持する場合には、ROMmonコマンド sync を使用してNVRAMへ保存します。

設定を確認するには、 set コマンドを使用します。

SDRAMのアップグレードまたは交換後の起動の失敗

SDRAM(同期ダイナミックRAM)のアップグレードまたは交換後に、システムが正常に起動しない場合、またはコンソール端末にチェックサム エラーあるいはメモリ エラーが表示される場合は、SODIMMが正しく取り付けられているかどうかを確認してください。必要に応じて、システムをシャットダウンし、NSEを取り外してください。SODIMMを真上と水平方向から見て確認します。SODIMMが不自然な角度でソケットに装着されている場合は、取り外して装着し直します。そのあと、NSEを取り付けて、システムを再起動し、インストレーション チェックを再度行います。

何回試してもシステムが正常に再起動しない場合は、製品を購入された代理店に連絡してください。その際、あらかじめ、エラー メッセージやLEDの状態など、問題の解決に役立つ事項を書き留めておいてください。

show versionコマンド

システム ハードウェアのコンフィギュレーション(NSE-100およびソフトウェア バージョンも含む)を表示するには、show versionコマンドを使用します。

次のshow versionコマンドの出力例には、Cisco 7304ルータに搭載されたNSE-100に関する情報が示されています。

Router# show version
 
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 7300 Software (C7300-JS-M), Released Version
12.1(20020207:195834) [biff-ha02 146]
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Fri 22-Mar-02 18:17 by biff
Image text-base:0x40008970, data-base:0x4197C000

 

ROM:System Bootstrap, Version 12.1(20020207:195837) [biff-ha02 104],
Released SOFTWARE
Currently running ROMMON from ROM 1
 
Router uptime is 0 minutes
System returned to ROM by power-on
System image file is "disk0:c7300-js-mz.NSE100CR_20020322"
 
cisco 7300 (NSE100) processor (revision 0x00) with 114688K/16384K bytes
of memory.
Processor board ID
R7000 CPU at 350Mhz, Implementation 39, Rev 4.0, 256KB L2, 1024KB L3 Cache
4 slot midplane, Version 65.48
 
Last reset from software reset or reload
Bridging software.
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
TN3270 Emulation software.
PXF processor tmc0 running 'system:pxf/ucode1' v1.7 is active
PXF processor tmc1 running 'system:pxf/ucode1' v1.7 is active
1 FastEthernet/IEEE 802.3 interface(s)
4 Gigabit Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
1 Packet over SONET network interface(s)
509K bytes of non-volatile configuration memory.
 
31360K bytes of ATA compact flash in bootdisk (Sector size 512 bytes).
62720K bytes of ATA compact flash in disk0 (Sector size 512 bytes).
Configuration register is 0x0

show c7300コマンドの使用

ルータに関する情報を取得するには、show c7300コマンドを使用します。

Router# show c7300
Network IO Interrupt Throttling:
throttle count=0, timer count=0
active=0, configured=0
netint usec=4000, netint mask usec=200
 
C7300 Midplane EEPROM:
Hardware revision 2.0 Board revision A0
Serial number 16061833 Part number 73-3223-05
Test history 0x0 RMA number 00-00-00
MAC=00b0.4aae.4000, MAC Size=1024
EEPROM format version 1, Model=0x6
EEPROM contents (hex):
0x20:01 06 02 00 00 F5 15 89 49 0C 97 05 00 B0 4A AE
0x30:40 00 04 00 00 00 00 00 00 01 13 50 00 00 FF 00
 
C7300 CPU EEPROM:
Hardware revision 1.2 Board revision A0
Serial number 15053437 Part number 73-3453-04
Test history 0x0 RMA number 00-00-00
EEPROM format version 1
EEPROM contents (hex):
0x20:01 C2 01 02 00 E5 B2 7D 49 0D 7D 04 00 00 00 00
0x30:50 00 00 00 00 01 14 00 00 00 FF FF FF FF FF FF
 
C7300 PE EEPROM:
Hardware Revision :1.0
Top Assy. Part Number :800-05272-04
Part Number :73-4068-02
Board Revision :A0
PCB Serial Number :12342775
RMA History :00
Fab Version :02
Fab Part Number :28-3146-02
EEPROM format version 4
EEPROM contents (hex):
0x00:04 FF 40 00 DE 41 01 00 C0 46 03 20 00 14 98 04
0x10:82 49 0F E4 02 42 41 30 C1 8B 31 32 33 34 32 37
0x20:37 35 20 20 20 04 00 02 02 85 1C 0C 4A 02 CB 84
0x30:4E 53 45 31 FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x40:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x50:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x60:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x70:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF

show c7300 pxf accountingコマンド

次に、 show c7300 pxf accounting コマンドの出力例を示します。

Router> show c7300 pxf accounting
PXF Utilization: 0 %
PXF Packet Counters:
Ingress from GE : 18 Egress to GE : 34
Ingress from LCs: 329 Egress to LCs: 8
Ingress from RP : 42 Egress to RP : 347
 

デバッグ コマンドおよびPXF

通常のCisco IOSパケット デバッグ機能をすべてイネーブルにするには、PXFをディセーブルにします。コンフィギュレーション モードで、no ip pxfコマンドを使用します。そのあと、Cisco IOSデバッグ コマンドを使用して、問題のトラブルシューティングを行います。

ルーティング問題および制御問題をディセーブルにする時は、PXFをディセーブルにしないでください。データ パケットだけがPXFを通過し、Cisco IOSの問題をデバッグすることによって、パケット処理が変更されます。

トラブルシューティング

具体的なトラブルシューティング 情報については、次のマニュアルを参照してください。

『Cisco 7304 Router Troubleshooting Module』

『Cisco 7304 Router Troubleshooting and Configuration Notes』

『System Error Messages for the Cisco 7304 Router』

『Cisco 7304 Tech Notes』