Clear Channel 6-Port T3(DS3)Line Card インストレーション コンフィギュレーション ガイド
6T3 ラインカードの設定
6T3 ラインカードの設定
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 903KB) | フィードバック

目次

6T3 ラインカードの設定

EXEC コマンド インタプリタの使用方法

インターフェイスの設定

インターフェイスのシャットダウン

基本的な設定

6T3 ラインカード設定のカスタマイズ

ローカルおよびリモート DS3 ポートの設定値の確認

DSU モードの選択

送受信レートの設定

DSU 帯域幅範囲の設定

ペイロード スクランブリングのイネーブル化

CRC の設定

クロック ソースの設定

DSU モードの定義

T3 スクランブリングのイネーブル化

T3 フレーミングの指定

ケーブル長の設定

設定の確認

show コマンドによる新規インターフェイスのステータス確認

show version または show hardware コマンドの使用例

show diag コマンドの使用例

show interfaces コマンドの使用例

DS3 アラームおよびイベントの検出

ping コマンドによるネットワーク接続の確認

loopback コマンドの使用例

ビット誤り率テスト

CLI 制御 OIR

ラインカード障害の回復

6T3 ラインカードの設定

6T3 ラインカードのインストレーションでは、次にシリアル インターフェイスを設定する必要があります。

この章で説明する内容は次のとおりです。

「EXEC コマンド インタプリタの使用方法」

「インターフェイスの設定」

「設定の確認」

「CLI 制御 OIR」

「ラインカード障害の回復」

EXEC コマンド インタプリタの使用方法

ルータの設定を変更するには、「 EXEC (またはイネーブル モード)」と呼ばれるソフトウェア コマンド インタープリタを使用します。 configure コマンドを使用して新規インターフェイスを設定したり、既存のインターフェイス設定を変更するには、まず enable コマンドを入力して、EXEC コマンド インタープリタの特権レベルを開始する必要があります。パスワードが設定されている場合には、パスワード入力を要求するプロンプトが表示されます。

特権レベルのシステム プロンプトは、最後に、かぎカッコ(>)ではなくポンド記号(#)が表示されます。コンソール端末で特権レベルを開始する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ユーザ レベル EXEC プロンプトで、 enable コマンドを入力します。次のように、特権レベル パスワードの入力が要求されます。

Router> enable
Password:

ステップ 2 パスワードを入力します(パスワードは大文字と小文字が区別されます)。セキュリティ保護のため、入力したパスワードは表示されません。

正しいパスワードを入力すると、特権レベルのシステム プロンプト(#)が表示されます。

Router#
 


 

新規インターフェイスを設定する場合は、「インターフェイスの設定」へ進みます。

インターフェイスの設定

新しい 6T3 ラインカードが正しく搭載されている(STATUS LED が点灯している)ことを確認してから、特権レベルの configure コマンドを使用して、新規インターフェイスを設定します。次の情報を用意しておく必要があります。

クロック ソースおよびフレーミング タイプなどの T3 情報

新規の各インターフェイスに使用するルーティング プロトコル

IP アドレス(インターフェイスに IP ルーティングを設定する場合)

使用するブリッジング プロトコル

新規の各インターフェイスのタイミング ソース

新しい 6T3 ラインカードを取り付けた場合、または既存インターフェイスの設定を変更する場合には、コンフィギュレーション モードを開始して、新規インターフェイスを設定する必要があります。設定済みの6T3 ラインカードを交換した場合には、システムが新規インターフェイスを認識し、各インターフェイスに既存の設定を適用して起動します。

使用できるコンフィギュレーション オプションの概要、および 6T3 ラインカードのインターフェイスの設定手順については、「関連資料」の該当するコンフィギュレーション マニュアルを参照してください。

EXEC コマンド インタープリタの特権レベルからコンフィギュレーション コマンドを実行するには、通常、パスワードが必要です。必要に応じて、システム管理者からパスワードを入手してください(EXEC 特権レベルについては、EXEC コマンド インタプリタの使用方法を参照)。

ここでは、次の内容について説明します。

「インターフェイスのシャットダウン」

「基本的な設定」

「6T3 ラインカード設定のカスタマイズ」

インターフェイスのシャットダウン

インターフェイスを取り外したり、ラインカードを交換する場合には、新規または設定済みのインターフェイス プロセッサを取り付けたときに異常が生じないように、事前に shutdown コマンドを使用して、インターフェイスをシャットダウン(ディセーブル化)しておく必要があります。インターフェイスをシャットダウンすると、 show コマンドの出力に、 administratively down と表示されます。

インターフェイスをシャットダウンする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 EXEC コマンド インタープリタの特権レベル(イネーブル モード)を開始します(手順は、EXEC コマンド インタプリタの使用方法を参照)。

ステップ 2 特権レベルのプロンプトに次のように入力し、コンフィギュレーション モードを開始して、コンフィギュレーション サブコマンドの入力元としてコンソール端末を指定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
 

ステップ 3 interface serial サブコマンド(およびインターフェイスのインターフェイス アドレス)、および shutdown コマンドを入力して、インターフェイスをシャットダウンします。 表4-1 に、コマンド構文を示します。

インターフェイスをシャットダウンしたあと、 Ctrl-Z を押すか( Ctrl キーを押しながら Z を押す)、 end または exit と入力してコンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタに戻ります。

 

表4-1 shutdown コマンドの構文

プラットフォーム
コマンド

Cisco 7304 ルータ

interface type serial )および slot/port (スロット番号/インターフェイス ポート番号)

スロット 2 に搭載した 6T3 ラインカードのインターフェイス 0 およびインターフェイス 1 を指定する例:

Router(config-if)# interface serial 2/0
Router(config-if)# shutdown
Router(config-if)# interface serial 2/1
Router(config-if)# shutdown
Ctrl-Z
Router#

) 他のインターフェイスをシャットダウンする必要がある場合には、ラインカードの各インターフェイスについて、interface serial コマンド(およびインターフェイスのインターフェイス アドレス)を入力します。インターフェイスをイネーブルにするには no shutdown コマンドを使用します。


ステップ 4 新しい設定を NVRAM に保存します。

Router# copy running-config startup-config
[OK]
Router#
 

設定が NVRAM に保存されると、OK メッセージが表示されます。

ステップ 5 show interfaces コマンド(およびインターフェイスのインターフェイス タイプとインターフェイス アドレス)を入力し、指定したインターフェイスの情報を表示して、正しいステート(シャットダウン)になっているか確認します。 表4-2 に、例を示します。

 

表4-2 show interfaces serial コマンドの例

プラットフォーム
コマンド

Cisco 7304ルータ

show interfaces serial slot/port (スロット番号/インターフェイス ポート番号)

ステップ 6 次の手順で、インターフェイスを再びイネーブルにします。

a. インターフェイスを再びイネーブルにするには、ステップ 3を繰り返します。 shutdown コマンドの代わりに、 no shutdown コマンドを入力します。

b. 新しい設定をメモリに保存するには、ステップ 4を繰り返します。
copy running-config startup-config コマンドを使用します。

c. インターフェイスが正しいステートになっているか確認するには、ステップ 5を繰り返します。 show interfaces コマンドを入力し、インターフェイスのインターフェイス タイプおよびインターフェイス アドレスを指定します。


 

ソフトウェア コンフィギュレーション コマンドの詳細については、「関連資料」に記載されているマニュアルを参照してください。

基本的な設定

ここでは、基本的な設定として、インターフェイスをイネーブルにし、IP ルーティングを指定する手順について説明します。システム コンフィギュレーションの要件およびインターフェイスのルーティング プロトコルに応じて、他のコンフィギュレーション サブコマンドを使用した設定が必要になることがあります。シリアル インターフェイスに使用できるコンフィギュレーション サブコマンドおよび設定オプションの詳細については、該当するソフトウェア マニュアルを参照してください。

次に示す手順では、特に明記しないかぎり、各ステップの最後に Return キーを押してください。次のようにプロンプトに disable と入力すると、いつでも特権レベルを終了し、ユーザ レベルに戻ることができます。

Router# disable
 
Router>
 

ステップ 1 次のように入力し、コンフィギュレーション モードを開始して、コンフィギュレーション サブコマンドの送信元としてコンソール端末を指定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#
 

ステップ 2 interface serial サブコマンドおよび設定する最初のインターフェイスのインターフェイス アドレスを入力します。 表4-3 に例を示します。

 

表4-3 interface serial サブコマンドの例

プラットフォーム
コマンド

Cisco 7304ルータ

interface serial slot/port (スロット番号/インターフェイス ポート番号)

スロット 4 に搭載した 6T3 ラインカードの最初のインターフェイスを指定する例:

Router(config)# interface serial 4/0
Router(config-if)#

ステップ 3 (IP ルーティングがイネーブルに設定されている場合は)次のように ip address サブコマンドを入力して、インターフェイスに IP アドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。

Router(config-if)# ip address 10.0.0.0 10.255.255.255
 

ステップ 4 必要に応じて、他のコンフィギュレーション サブコマンドを使用して、ルーティング プロトコルをイネーブルにし、インターフェイス特性を設定します。

ステップ 5 no shutdown コマンドを使用して、インターフェイスを再びイネーブルにします(インターフェイスのシャットダウンを参照)。

ステップ 6 必要に応じて、他のラインカード インターフェイスを設定します。

ステップ 7 コンフィギュレーション サブコマンドをすべて入力し、設定を完了したら、 Ctrl-Z を押す( Ctrl キーを押しながら Z を押す)か、 end または exit と入力して、コンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタ プロンプトに戻ります。

ステップ 8 新しい設定を NVRAM に保存します。

Router# copy running-config startupup-config
[OK]
Router#
 


 

これで、基本的な設定は終了です。

表4-4 に、6T3 ラインカードのシリアル インターフェイスのデフォルト値を示します。

 

表4-4 6T3 ラインカードのシリアル インターフェイスのデフォルト値

パラメータ
コンフィギュレーション コマンド
デフォルト値

クロック ソース

clock source [internal | line]

line

CRC(巡回冗長検査)

crc [16 | 32]

16

DSU モード

[no] dsu mode [adtran | cisco | digital-link | kentrox| larscom]

cisco

DSU サブレート帯域幅

[no] dsu bandwidth kbps

44210

カプセル化

encapsulation [hdlc | ppp]

hdlc

遠端 DSU 帯域幅

[no] dsu remote fullrate

subrate

フレーミング モード

[no] framing [c-bit | m23]

c-bit

アイドル キャラクタ モード

[no] idle-character [flags | marks]

flags

データ反転

[no] invert data

No invert data

キープアライブ

[no] keepalive [seconds]

keepalive 10

ループバック モード

[no] loopback [local | network line | network payload | remote | dte]

no loopback

MTU(最大伝送ユニット)

[no] mtu bytes

4470 バイト

ペイロード スクランブリング

[no] scramble

no scramble

リモート要求

[ no] dsu remote accept

accept

トランスミッタ遅延

[ no ] transmitter-delay # of idle characters

0-255

ケーブル長

cable length { 0-450 }

50

6T3 ラインカード設定のカスタマイズ

ネットワークには、ローカル側とリモート カスタマー側、または近端と遠端の 2 つの側があります。6T3 ラインカードは、サードパーティの DSU(データ サービス ユニット)、Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダ)の DS3 回線などをサポートしています。6T3 ラインカードのポート インターフェイス パラメータのデフォルト設定値は、ネットワークのリモート DSU の値に合わせて変更することができます。 表4-5 にパラメータの設定値を示します。

 

表4-5 6T3 ラインカード シリアル インターフェイスのパラメータ

パラメータ
コンフィギュレーション コマンド
デフォルト値
コマンド

DSU モード

[no] dsu mode [adtran | cisco | digital-link | kentrox| larscom]

cisco

Router(config-if)# dsu mode cisco

DSU サブレート帯域幅

[no] dsu bandwidth kbps

44210

Router(config-if)# dsu bandwidth 44210

遠端 DSU 帯域幅

[no] dsu remote fullrate

subrate

Router(config-if)# dsu mode cisco

ペイロード スクランブリング

[no] scramble 1

no scramble

Router(config-if)# scramble

リモート要求

[no] dsu remote accept

accept

Router(config-if)# dsu remote accept

CRC(巡回冗長検査)

crc [16 | 32]

16

Router(config-if)# crc 16

1.Adtran DSU モードではペイロード スクランブリングはサポートされません。


) ローカル ポートとリモート ポートは、同じ設定値にする必要があります。


ローカルおよびリモート DS3 ポートの設定値の確認

telnet を使用して、リモート DS3 ポートの DSU モード設定を確認することができます。リモート DS3 ポートの設定値を確認したら、ローカル DS3 ポートとリモート DS3 ポートの DSU モード設定値が一致するように、コンフィギュレーション パラメータの変更をネゴシエートします。DSU 帯域幅を設定して、ローカル DS3 ポートからの着信リモート要求を受理または拒否するには、dsu remote accept インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

DSU モードの選択

DSU モードはサードパーティの DSU ベンダー(Adtran、Digital Link、Kentrox、および Larscom)をサポートしています。デフォルトの DSU モードは、Cisco です。DSU を使用して Cisco 7304 ルータと他の装置を接続する場合には、ローカル DS3 ポートとリモート DS3 ポートの設定値を一致させる必要があります。したがって、リモート DS3 ポートが Kentrox ベンダーを使用していて、DSU モードを Kentrox に変更する要求がローカル DS3 ポートに送信された場合には、dsu mode コンフィギュレーション コマンドを入力して Kentrox DSU を指定するか、Cisco Remote Connection Management(CRCM)機能を使用してリモート DS3 ポートをリモート設定します。Cisco 7304 ルータと他の装置を直接接続する場合には、Cisco DSU モードを使用できます。

送受信レートの設定

送受信レートの速度は DSU モードによって規定されるので、ローカルおよびリモートの DS3 ポートは、送受信レートとしてサブレートまたはフルレートのどちらを使用するか決めておく必要があります。送受信レートが一致していない場合、通信ができません。サブレートは DSU モードに固有のレートなので、適正に設定する必要があります。高速で高価なフルレートに比べて、サブレートの送受信レートは遅く、安価です。ローカルおよびリモート DS3 ポートの送受信レートを一致させるには、dsu remote インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力します。

DSU 帯域幅範囲の設定

DSU の帯域幅範囲は、0 ~ 44210 kbps です。ローカル ポートとリモート ポートは、同じ設定値にする必要があります。したがって、ローカル ポートの有効帯域幅を 3000 に引き下げた場合には、dsu bandwidth インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力して、リモート ポートも同じ設定値にしなければなりません。

次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードで dsu bandwidth コンフィギュレーション サブコマンドを入力し、有効帯域幅(範囲 0 ~ 44210 kbps)を引き下げる例を示します。

Router(config-if)# dsu bandwidth 3000
 

デフォルトの 44210 に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。


) ローカル ポートとリモート ポートの設定値は一致している必要があります。


ペイロード スクランブリングのイネーブル化

ペイロード(データ)スクランブリングは、ローカルまたはリモートの DS3 ポートが、サードパーティの DSU ベンダー モード(Digital Link、Kentrox、Larscom)およびデフォルトの Cisco モードから受信したデータを変換します。Adtran DSU モードではペイロード スクランブリングはサポートされません。

ローカルおよびリモート DS3 ポートでペイロード スクランブリングをイネーブルにするには、scramble インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力する必要があります。scramble コマンドを入力しないと、ローカルおよびリモート DS3 ポートのペイロード スクランブリングはデフォルトでディセーブルに設定されます。

CRC の設定

表4-6 に、CRC コマンドの概要を示します。詳細は、以降の説明を参照してください。

 

表4-6 CRC コマンド

作業
コマンド
参照

32 ビット CRC をイネーブルにする

crc size

シリアル インターフェイスの 32 ビット CRC をイネーブルにする例:

Router(config)# interface serial 3/0
Router(config-if)# crc 32

「DSU モードの選択」

デフォルトの 16 ビット CRC に戻す

no crc size

シリアル インターフェイスの 32 ビット CRC をディセーブルにし、デフォルトの 16 ビット CRC に戻す例:

Router(config)# interface serial 3/0
Router(config-if)# no crc 32

「DSU モードの選択」

CRC は、計算された数値を使用して転送データのエラーを検出する、エラー チェック技術です。インターフェイスはすべて、デフォルトで 16 ビット CRC(CRC-CITT)を使用しますが、32 ビット CRC を使用することもできます。データ フレームの送信側で、Frame Check Sequence(FCS)を計算します。送信側は、フレームを送信する前に、メッセージに FCS 値を付加します。受信側は FCS を再計算し、その結果を送信側から送られた FCS と比較します。2 つの計算値に差がある場合、受信側は転送エラーが発生したとみなし、送信側に対して、フレーム再送信要求を送ります。

32 ビット CRC をイネーブルにするには、 crc 32 コマンドを使用します。32 ビット CRC をイネーブルにするには、 interface serial コマンド(およびインターフェイスのインターフェイス アドレス)を入力して、32 ビット CRC をイネーブルにするインターフェイスを選択する必要があります。このコマンドは、サポート対象のすべてのプラットフォームに共通です。

次に、32 ビット CRC を指定する例を示します。

Router(config-if)# crc 32
 

このコマンドは、6T3 ラインカードがサポートされるすべてのシステムで使用できます。CRC-32 をディセーブルにして、デフォルトの CRC-16(CRC-CITT)設定に戻すには、 no crc 32 コマンドを使用します。

設定が終了したら、 Ctrl-Z を押すか( Ctrl キーを押しながら Z を押す)、 end または exit と入力してコンフィギュレーション モードを終了し、EXEC コマンド インタープリタに戻ります。さらに、 copy running-config startup-config コマンドを使用して、新しい設定を NVRAM に保存します。


) ローカル インターフェイス上で 16 ビットまたは 32 ビット CRC をイネーブルにした場合には、リモート装置にも 16 ビットまたは 32 ビット CRC を設定してください。


コマンドの詳細は、『Configuration Fundamentals Configuration Guide』を参照してください。詳細は、「マニュアルの入手方法」 および「テクニカル サポート」を参照してください。

クロック ソースの設定

ローカル DS3 ポートとリモート DS3 ポートの設定値はすべて一致させる必要がありますが、クロック ソースだけは例外で、相互に逆の設定をする必要があります。たとえば、ローカル DS3 ポートに clock source internal コマンドを入力した場合には、リモート DS3 ポートに clock source line コマンドを入力します。

DSU モードの定義

DSU インターオペラビリティ モードを定義するには、次のように、インターフェイス コンフィギュレーション モードで dsu mode [adtran | [cisco | digital-link | kentrox | larscom ] コンフィギュレーション サブコマンドを入力します。

Router(config-if)# dsu mode cisco
 

デフォルトの 0 に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。


) ローカル ポートとリモート ポートの設定値は一致している必要があります。たとえば、ローカル ポートの DSU インターオペラビリティ モードを cisco として定義した場合には、リモート ポートも同じ設定にしなければなりません。リモート ポートに 6T3 ラインカードとの相互運用性があるかどうかを確認するには、リモート ポートの DSU タイプを知る必要があります。T3 シリアル インターフェイスでは、6T3 ラインカードから別の 6T3 ラインカードに接続接続する場合、cisco を指定します。6T3 ラインカードから Adtran DSU に接続する場合は、adtran を指定します。Digital Link DSU(DL3100)への接続の場合は、digital-link を指定します。6T3 ラインカードから Kentrox DSU に接続する場合は、kentrox を指定します。6T3 ラインカードから Larscom DSU に接続する場合は、larscom を指定します。


DSU 機能の互換性の詳細については、「6T3 ラインカード DSU の相互運用性に関する注意事項」を参照してください。

T3 スクランブリングのイネーブル化

T3 スクランブリングをイネーブルにするには、次のように、インターフェイス コンフィギュレーション モードで scramble コンフィギュレーション サブコマンドを入力します。

Router(config-if)# scramble
 

デフォルトのディセーブルに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。


) ローカル ポートとリモート ポートの設定値は一致している必要があります。たとえば、ローカル ポートでスクランブリングをイネーブルにした場合には、リモート ポートも同じ設定にしなければなりません。


DSU 機能の互換性の詳細については、「6T3 ラインカード DSU の相互運用性に関する注意事項」を参照してください。

T3 フレーミングの指定

T3 フレーミングを指定するには、次のように、インターフェイス コンフィギュレーション モードで framing { c-bit | m23 } コンフィギュレーション サブコマンドを入力します。

Router(config-if)# framing c-bit
 

デフォルトの C-bit フレーミングに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ケーブル長の設定

ケーブル長(0 ~ 450 フィート)を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを入力します。

Router(config-if)# cablelength 250
 

デフォルトの 50 フィートに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

設定の確認

新規インターフェイスを設定したら、 show コマンドを使用して新規インターフェイスまたは全インターフェイスのステータスを表示し、 ping コマンドおよび loopback コマンドを使用して接続を確認します。ここで説明する内容は次のとおりです。

「show コマンドによる新規インターフェイスのステータス確認」

「DS3 アラームおよびイベントの検出」

「ping コマンドによるネットワーク接続の確認」

「loopback コマンドの使用例」

「ビット誤り率テスト」

show コマンドによる新規インターフェイスのステータス確認

表4-7 に、 show コマンドを使用して、新規インターフェイスが正しく設定されていて正常に動作しているかどうか、また 6T3 ラインカードが正しく表示されているかどうかを確認する手順を示します。以降に、一部の show コマンドの出力例が記載されています。コマンドの詳細および使用例については、「関連資料」に記載されているマニュアルを参照してください。


) このマニュアルに記載されている出力例は、実際にコマンドを実行した場合の出力とは異なる場合があります。記載されている出力は、例にすぎません。


 

表4-7 show コマンドの使用方法

コマンド
説明

show version または
show hardware

システムのハードウェア コンフィギュレーション、タイプ別の搭載インターフェイス数、Cisco IOS ソフトウェア バージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、およびブート イメージを表示します。

Router# show version

show controllers

現在のインターフェイス プロセッサおよびそのインターフェイスをすべて表示します。

Router# show controllers

show diag slot

システムに搭載されているラインカードのタイプ、および特定のシャーシ スロットの情報を表示します。

Router# show diag 2

show interfaces type slot-number/interface-port-number

Cisco 7304 ルータの特定タイプのインターフェイス(シリアルなど)のステータス情報を表示します。

Router# show interfaces serial 2/0

show protocols

システム全体および特定のインターフェイスに設定されているプロトコルを表示します。

Router# show protocols

show running-config

実行コンフィギュレーション ファイルを表示します。

Router# show running-config

show startup-config

NVRAM に保存されている設定を表示します。

Router# show startup-config

アップに設定したインターフェイスがシャットダウンされている場合、またはハードウェアが正しく動作していないというメッセージが表示された場合には、インターフェイスが正しく接続され、終端されているかどうかを確認してください。なお、インターフェイスをアップに設定できないときは、製品を購入した代理店に連絡してください。ここで説明する内容は次のとおりです。

「show version または show hardware コマンドの使用例」

「show diag コマンドの使用例」

「show interfaces コマンドの使用例」

使用システムに当てはまる項目を参照してください。 show コマンドでの作業が終了したら、「ping コマンドによるネットワーク接続の確認」に進んでください。

show version または show hardware コマンドの使用例

システム ハードウェアのコンフィギュレーション、搭載されている各インターフェイス タイプの数、Cisco IOS ソフトウェアのバージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、およびブート イメージを表示するには、 show version (または show hardware )コマンドを使用します。


) このマニュアルに記載されている出力例は、実際にコマンドを実行した場合の出力とは異なる場合があります。記載されている出力は、例にすぎません。


Cisco 7304 ルータ

次に、6T3 ラインカードを搭載した Cisco 7304 ルータでの show version コマンドの出力例を示します。

Router# show version
 
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 7300 Software (C7300-JS-M), Version 12.1(1.23.139), CISCO DEVELOPMENT VERSION
Copyright (c) 1986-2001 by cisco Systems, Inc.
Compiled Thu 20-Dec-01 03:25 by cva
Image text-base:0x40008970, data-base:0x41796000
 
ROM:System Bootstrap, Version 12.1(20011026:021245) [hih-rommon_1_1 101], DEVELOPMENT SOFTWARE
Currently running ROMMON from ROM 1
BOOTLDR:7300 Software (C7300-BOOT-M), Version 12.1(1.23.87), CISCO DEVELOPMENT VERSION
 
nag-ws1 uptime is 10 minutes
System returned to ROM by reload
System image file is "disk0:c7300-js-mz.121-10.EX"
 
cisco 7300 (NSE100) processor (revision A) with 114688K/16384K bytes of memory.
Processor board ID
R7000 CPU at 350Mhz, Implementation 39, Rev 3.2, 256KB L2, 1024KB L3 Cache
4 slot midplane, Version 65.48
 
Last reset from software reset or reload
Bridging software.
X.25 software, Version 3.0.0.
SuperLAT software (copyright 1990 by Meridian Technology Corp).
TN3270 Emulation software.
PXF processor tmc0 running 'system:pxf/ucode1' v1.4 is active
PXF processor tmc1 running 'system:pxf/ucode1' v1.4 is active
1 FastEthernet/IEEE 802.3 interface(s)
2 Gigabit Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
6 Serial network interface(s)
509K bytes of non-volatile configuration memory.
 
16064K bytes of ATA compact flash in bootdisk (Sector size 512 bytes).
31360K bytes of ATA compact flash in disk0 (Sector size 512 bytes).
Configuration register is 0x0

show diag コマンドの使用例

システムに搭載されたラインカードのタイプ(および各カードの情報)を表示するには、 show diag slot コマンドを使用します。


) このマニュアルに記載されている出力例は、実際にコマンドを実行した場合の出力とは異なる場合があります。記載されている出力は、例にすぎません。


Cisco 7304 ルータ

次に、Cisco 7304 ルータのスロット 5 に 6T3 ラインカードが搭載されている場合の show diag slot コマンドの出力例を示します。

Router# show diag 5
 
Slot 5:
T3 Line Card, 6 ports
Line Card state:Active
Insertion time:00:02:10 ago
Bandwidth points:30
EEPROM contents at hardware discovery:
Hardware Revision :2.1
Unknown Field (type 0046):00 00
PCB Serial Number :CAB0541KUZ4
Part Number :73-5938-02
Board Revision :A0
Fab Version :02
RMA Test History :00
RMA Number :0-0-0-0
RMA History :00
Deviation Number :0-0
Product Number :7300-6T3
Top Assy. Part Number :68-0000-00
Manufacturing Test Data :00 00 00 00 00 00 00 00
Field Diagnostics Data :00 00 00 00 00 00 00 00
Calibration Data :Minimum:0 dBmV, Maximum:0 dBmV
Calibration values :
EEPROM format version 4
EEPROM contents (hex):
0x00:04 FF 40 02 E8 41 02 01 46 00 00 C1 8B 43 41 42
0x10:30 35 34 31 4B 55 5A 34 82 49 17 32 02 42 41 30
0x20:02 02 03 00 81 00 00 00 00 04 00 80 00 00 00 00
0x30:CB 94 37 33 30 30 2D 36 54 33 20 20 20 20 20 20
0x40:20 20 20 20 20 20 87 44 00 00 00 C4 08 00 00 00
0x50:00 00 00 00 00 C5 08 00 00 00 00 00 00 00 00 C8
0x60:09 00 00 00 00 00 00 00 00 00 C7 7C F6 44 3F 30
0x70:00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 07 08 64 32
0x80:28 37 26 09 C4 64 32 28 32 DD 0C E4 64 32 28 43
0x90:24 2E E0 AA 82 64 F4 24 00 00 00 00 00 00 00 00
0xA0:00 00 00 00 00 00 F4 C8 FF FF FF FF FF FF FF FF
0xB0:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0xC0:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0xD0:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0xE0:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0xF0:FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
This linecard has not crashed since its insertion
 

show interfaces コマンドの使用例

指定したインターフェイスのステータス情報(物理スロットおよびインターフェイス アドレスを含む)を表示するには、 show interfaces コマンドを使用します。次の例では、シリアル インターフェイスを指定しています。


) このマニュアルに記載されている出力例は、実際にコマンドを実行した場合の出力とは異なる場合があります。記載されている出力は、例にすぎません。


Cisco 7304 ルータ

次に、Cisco 7304 ルータでの show interfaces コマンドの出力例を示します。この例は、スロット 5 に搭載されている 6T3 ラインカードのシリアル インターフェイス(0 ~ 5)を示していますが、インターフェイス 1 ~ 5 のステータス情報は省略されています(インターフェイスは、イネーブルに設定するまでは、管理上のシャットダウン ステートになっています)。

Router# show interfaces serial 5/0
Serial5/0 is up, line protocol is up
Hardware is Packet over DS3
Internet address is 50.1.1.2/8
MTU 9216 bytes, BW 44210 Kbit, DLY 200 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 16, loopback not set
Keepalive not set
Scramble enabled
Last input 15:00:13, output 15:00:13, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue :0/40 (size/max)
30 second input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 packets input, 520 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 101 runts, 0 giants, 0 throttles
0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun,, 42 abort
5 packets output, 520 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 4 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
4 carrier transitions
(テキスト出力は省略)
 

DS3 アラームおよびイベントの検出

ここでは、DS3 アラームおよびライン ステートについて熟知していることを前提にしています。6T3 ラインカードには、アラームおよびイベント検出用の LED は付いていません。ただし、show controllers serial slot/port EXEC コマンドを入力すると、アラームおよびイベント検出メッセージがアクティブまたは非アクティブであるかを確認することができます。アラームおよびイベント検出メッセージの多くは、すぐに消去されます。問題が発生した場合、ラインカードはエラーを消去しますが、ラインカードの運用ステータスを確認できるようにイベントが記録されます。

show controllers serial slot/port EXEC コマンドの出力には、次のタイプのアラームおよびイベントに関するメッセージが表示されます。

Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)

Loss of Frame(LOF; フレーム損失)

Loss of Signal(LOS; 信号損失)

Out of Frame(OOF; フレーム同期外れ)

Remote Alarm Indication(RAI)

Cisco 7304 ルータ

次の例に示すように、出力には、アラームまたはイベントがローカル側コネクタまたはリモート側コネクタのどちらから発信されているかも表示されます。

Router# show controllers serial 5/0
Interface Serial5/0 (DS3 port 0)
Line state is up
rxLOS inactive, rxLOF inactive, rxAIS inactive
txAIS inactive, rxRAI inactive, txRAI inactive
Current configurable parameter settings:
Loopback is none, Framing is c-bit
Clock source is internal, Cable length is 50
DSU mode is cisco, DSU bandwidth limit is 44210
Payload scrambling is disabled, CRC is 16
Transmitter delay is 0, Encapsulation is HDLC
Idle character is flags, Invert data is disabled
Remote fullrate has no request outstanding
Remote accept is enabled, MTU is 9216
MIB information:
Data in current interval (127 seconds elapsed):
0 Line Code Violations, 0 P-bit Coding Violations
0 C-bit Coding Violations
0 P-bit Err Secs, 0 P-bit Sev Err Secs
0 Sev Err Framing Secs, 8 Unavailable Secs
0 Line Errored Secs, 0 C-bit Errored Secs, 0 C-bit Sev Err Secs
No alarms detected.
0 AIS, 1 LOF, 2 RAI, 118 FEBE
Last FEAC code received:AIS
Interface 5/0 counters:
Total input packets = 0, bytes = 0, drops = 0
Total output packets = 0, bytes = 0, drops = 0
PXF i/f number = 0x1E
PXF Hdr lo = 0x300001E, PXF Hdr hi = 0x30000000

ping コマンドによるネットワーク接続の確認

ping コマンドを使用することにより、インターフェイス ポートが正常に動作しているかどうかを確認できます。ここでは、ping コマンドの概要について説明します。コマンドの詳細および使用例については、「関連資料」に記載されているマニュアルを参照してください。

ping コマンドは、指定した宛先 IP アドレスのリモート デバイスに対してエコー要求パケットを送信します。エコー要求の送信後、システムは指定された時間だけ、リモート デバイスからの応答を待機します。エコー応答は、コンソール端末に感嘆符(!)で表示されます。タイムアウトまでに戻されなかった各要求は、ピリオド(.)で表示されます。連続する感嘆符(!!!!!)は正常な接続状態を示します。連続するピリオド(.....)、[timed out]、または [failed] メッセージが表示された場合は、接続に失敗したことを意味します。

次に、アドレス 10.0.0.10 のリモート サーバに対して ping コマンドを実行し、正常に接続した例を示します。

Router# ping 10.0.0.10 <Return>
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echoes to 10.0.0.10, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/15/64 ms
Router#
 

接続に失敗した場合は、宛先の IP アドレスが正しいこと、およびデバイスがアクティブである(電源がオンになっている)ことを確認し、再度 ping コマンドを実行してください。

次の「 loopback コマンドの使用例 」に進み、ネットワーク接続の確認を終了してください。

loopback コマンドの使用例

ループバック テストでは、6T3 ラインカードのインターフェイスと、モデムまたは CSU/DSU などのリモート装置との間の接続をテストすることによって、装置の異常を検出し、どこに問題があるかを判別できます。 loopback コマンドを入力すると、インターフェイスがループバック モードになり、 ping コマンドによって生成されたテスト パケットがリモート装置またはコンパクト シリアル ケーブルを経由してループします。パケットがループを完了した場合、接続は正常です。完全にループしなかった場合は、ループバック テスト パス上のリモート装置またはコンパクト シリアル ケーブルに障害があることが特定できます。

表4-8 に、loopback { dte | local | network { line | payload } | remote } コマンドの例を示します。この例では、Cisco 7304 ルータのスロット 2 に搭載された 6T3 ラインカードのインターフェイス 0 を指定しています。

 

表4-8 loopback コマンドの使用例

コマンド
説明

loopback local

インターフェイスにローカル ループバック モードを設定します。ローカル ループバックでは、ルータの出力データがフレーマの時点でルータに戻されます。

Router(config)# interface serial 2/0
Router(config-if)# loopback local

loopback network line

インターフェイスにネットワーク ライン ループバック モードを設定します。ネットワーク ライン ループバックでは、データがネットワーク(フレーマの前)に戻されます。

Router(config)# interface serial 2/0
Router(config-if)# loopback network line

loopback network payload

インターフェイスにネットワーク ペイロード ループバック モードを設定します。ネットワーク ペイロード ループバックでは、ペイロード データが T3 フレーマの時点でネットワークに戻されます。

Router(config)# interface serial 2/0
Router(config-if)# loopback network payload

loopback remote 2

インターフェイスにリモート ループバック モードを設定します。リモート ループバックでは、データがネットワーク(リモート T3 装置のフレーマの前)に戻されます。

Router(config)# interface serial 2/0
Router(config-if)# loopback remote

loopback dte

インターフェイスを、ループバック Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)として設定します。ループバック DTE では、ルータの出力データがルータ(LIU の後)に戻されます。

Router(config)# interface serial 2/0
Router(config-if)# loopback dte

2.リモート ループバック モードは、C-bit フレーミングでのみ有効です。上記の他のループバック モードは、C-bit および M23 フレーミングの両方で使用できます。C-bit フレーミングの設定の詳細は、「T3 フレーミングの指定」を参照してください。

図4-1に、ループバックなしの場合を含む、各ループバック コンフィギュレーション パスのデータフローを示します。

図4-1 S3 ループバック パス

 

ビット誤り率テスト

インターフェイスでエラーを含むビットを受信した率を、Bit Error Rate(BER; ビット誤り率)といいます。ビット誤り率テスト(BERT)を使用して BER をチェックします。T3 ビット誤り率テストは、Cisco 7304 ルータでローカルおよびリモート DS3 ポート間の通信をチェックするのに使用されます。トラフィックが DS3 ポートで送受信されていない場合、または単に回線の質をテストする必要がある場合に、T3 ビット誤り率テストを使用してポートをテストします。

ビット誤り率テストの実行方法については、『 T3 Bit Error Rate Testing on the Cisco 7304 Router 』を参照してください。

CLI 制御 OIR

データ フローに影響を及ぼさずに Cisco 7304 ルータからラインカードを取り外すには、EXEC モードでhw-module slot slot # stop/startコマンドを使用します。hw-module slot slot # stop コマンドを使用すると、トラフィックが停止し、すべてのラインカード インターフェイスがシャットダウンされ、ラインカードが非アクティブになります。hw-module slot slot # start コマンドを使用すると、ラインカードはリセットされ、オンラインに戻って OIR LED が消灯します。


) ラインカードを挿入すると、システムは自動的にカードをアクティブにします。hw-module slot slot # start コマンドを使用する必要があるのは、hw-module slot slot # stop コマンドによって非アクティブになったラインカードを取り付けて再度アクティブにする場合だけです。


スロット 2 のアクティブなライン カードを取り外したり、取り付けるには、次のコマンドを使用します。

Router# hw-module slot 2 stop

OIR LED がグリーンに点灯すれば、スロット 2 に搭載されたラインカードは非アクティブになっています。このカードを物理的に取り外して、新しいラインカードを取り付けることができます( ラインカードの取り外しおよび取り付けを参照)。

新しいラインカードをスロット 2 に搭載すると、ラインカードは自動的にリセットされ、オンライン状態になり、OIR LED が消灯します。

ラインカード障害の回復

6T3 ラインカードは、次の異常エラーから自動的に回復します。

致命的なシリアル リンク エラー

ラインカード ローカル プロセッサのファームウェア障害

ラインカード ローカル プロセッサからのキープアライブ パケット損失

ラインカード デバイスにより報告されたハードウェア エラー

多数のラインカード エラー割り込み(10 プロセッサ チック内に 60 以上の割り込みがある場合)

6T3 ラインカードに、1 時間以内に 5 つ以上の致命的エラーが発生した場合には、回復処理は行われず、ラインカードは非アクティブになります。ラインカードを再びアクティブにするには、hw-module slot slot # start コマンドを使用するか、ラインカードを物理的に取り外して交換します。

6T3 ラインカードの障害履歴は、show diag slot コマンドを使用して表示することができます。障害履歴は、ラインカードがシャーシに搭載されているかぎり、保存されています。6T3 ラインカードをシャーシから物理的に取り外したり、CLI 制御 OIR を実行すると、障害履歴は消去されます。

次に、ラインカードの回復関連メッセージを示します。

エラー メッセージ 00:00:06:% LC-3-RECOVERY: Line card (slot <x>) recovery in progress エラー メッセージ 00:00:06:% LC-3-EXCESSERRORS: Noof errors seen on the line card (slot <x>) exceed the threshold

 

6T3 ラインカードに次の回復不能エラーが発生した場合には、ラインカードは非アクティブになります。ラインカードの CLI 制御 OIR を実行するか、ラインカードを物理的に取り外して交換し、再起動する必要があります。

ラインカードのハードウェア障害

ラインカード ローカル プロセッサのブートコード/ファームウェア初期化障害(ブート障害、ブートコード例外、ファームウェア ダウンロード障害)

環境のクリティカル条件(電圧および温度)

システム メモリ不足により、ラインカード初期化中にラインカード ドライバ データ構造の割り当てができない場合

次に、回復不能な致命的エラーのメッセージを示します。

エラー メッセージ 00:00:06% SERIAL-0-DLL_OUTOFLOCK: T3 HW DLLS failed to lock in line card at slot <x> エラー メッセージ 00:00:06% SERIAL-0-860_BOOT_NOTOK: T3 Line card local processor at slot <x> failed to boot エラー メッセージ 00:00:06% SERIAL-3-FW_CHECKSUM_FAILED: T3 line card in slot <x>, firmware integrity check failed (section <x>, expected checksum: <x>, calculated checksum: <x>) エラー メッセージ 00:00:06% ENVM-0-SHUTDOWN: Environmental Monitor initiated shutdown due to <voltage/temperature/power supply> in slot <x> エラー メッセージ 00:00:06% SERIAL-1-ALLOCFAIL: T3 (slot <x>) line card plugin structure allocation failure