OC48 Packet Over SONET Line Card インストレーション コンフィギュレーション ガイド
概要
概要
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目次

概要

ライン カードの概要

SONET/SDHの概要

機能

インターフェイス仕様

OC48 POS Line Card光ファイバ仕様

LED

アラーム

ケーブルおよびコネクタ

カプセル化方式のサポート

統計を使用したリンク損失およびパワー バジェットの概算

Cisco 7304ルータのスロット位置

Cisco7304 ルータのスロット番号

インターフェイス アドレスの識別

Cisco7304 ルータのインターフェイス アドレス

ライン カードの概要

Cisco 7304ルータにOC48 POS Line Cardを装着すると、1枚のカード上で単一の2.488 Gbps POSインターフェイスを実現できます。OC48 POS Line Cardを外部OC-48ネットワークに接続するには、適切な光ファイバ ケーブルを使用してください(光ファイバ ケーブルの詳細については、OC48 POS Line Card光ファイバ仕様およびケーブルおよびコネクタを参照してください)。

OC48 POS Line Cardには、3つのモデルがあります。

7300-1OC48POS-SML ― シングルモード、長距離(図 1-1を参照)

7300-1OC48POS-SMI ― シングルモード、中距離(図 1-2を参照)

7300-1OC48POS-SMS ― シングルモード、短距離(図 1-3を参照)

図 1-1 7300-1OC48POS-SML ― 前面プレート図

 

図 1-2 7300-1OC48POS-SMI ― 前面プレート図

 

図 1-3 7300-1OC48POS-SMS ― 前面プレート図

 

SONET/SDHの概要

POS仕様は、SONET/Synchronous Digital Hierarchy(SDH;同期デジタル階層)リンクでのPPPカプセル化に対処しています。SONETは、51.840 Mbps(STS-1)~2.488 Gbps(STS-48)以上の階層型速度での光デジタル伝送用のANSI(米国規格協会)規格(T1.1051988)です。SDHは、155.520 Mbps(STM-1)~2.488 Gbps(STM-16)以上の階層型速度での光デジタル伝送の国際規格です。

SONETは、標準速度および形式系列を定義するオクテット同期マルチプレックス方式です。POSの基本速度は、STS-3c/STM-1(155.520 Mbps)です。使用可能な情報帯域幅は149.760 Mbpsです。これは、STS-3c/STM-1 Synchronous Payload Envelope(SPE;同期ペイロード エンベロープ)のSONETフレームのペイロード部分であり、オクテット指向ユーザ データのマッピング先です(オクテット境界は、SPEオクテット境界に位置合わせされます)。

International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector(ITU-T;国際電気通信連合電気通信標準化部門)は、155.520 Mbpsから始まる一連のSDH伝送速度を次のように定義しています。

 

SONET1
対応するSDH

STS-3c

STM-1

STS-12c

STM-4c

STS-48c2

STM-16c

1.ANSIの定義によるSONET仕様

2.現在OC48 POS Line Cardによってサポートされています。

SONETという名前が付いていますが、SONETは光リンクに限定されません。CATV 75 ohm同軸ケーブル用の電気的仕様が定義されています。伝送速度は、T3/E3ビット同期信号の伝送に使用できる51.840 Mbpsの整数倍です。

現在規定されていて一般に使用されている伝送倍数は、次のとおりです。

STS-3c ― 155.520 Mbps

STS-12c ― 622.080 Mbps

STS-48c ― 2,488.320 Mbps(OC48 POS Line CardはSTS-48cに準拠)

POSおよびPPPの概念および仕様については、次の資料を参照してください。

Simpson, W.,『 The Point-to-Point Protocol(PPP) 』 RFC 1548, Daydreamer, December 1993

Simpson, W.,『 PPP in HDLC Framing 』 RFC 1662, Daydreamer, July 1994

Simpson, W.,『 PPP Over SONET/SDH 』 RFC 1619, Daydreamer, May 1995

American National Standard for Telecommunications - Digital Hierarchy - Optical Interface Rates and Formats Specification 』 ANSI T1.105-1991

American National Standard for Telecommunications - Synchronous Optical Network(SONET)Payload Mappings 』 ANSI T1.105.02-1993 draft

ITU-T勧告G.707, 『 Synchronous Digital Hierarchy Bit Rates 』 June 1992

Telecordia GR-253-CORE SONET: Common generic criteria, September 2000

機能

OC48 POS Line Cardの機能は次のとおりです。

シングルモード光ファイバによる短距離(7300-1OC48POS-SMS)、中距離
(7300-1OC48POS-SMI)、または長距離(7300-1OC48POS-SML)光インターフェイス


) OC48 POS Line Cardで使用するケーブルのタイプについては、「OC48 POS Line Card光ファイバ仕様」および「ケーブルおよびコネクタ」を参照してください。


Cisco 7304ルータでのOnline Insertion and Removal(OIR;ホットスワップ)対応により、オンラインでOC48 POS Line Cardの取り外し、取り付け、または交換が可能

16ビットおよび32ビットのCyclic Redundancy Check(CRC;巡回冗長検査)(CRC-16およびCRC-32)のサポート

SPEスクランブリングのサポート

1+1 SONET APS/SDH MSPのサポート

Automatic Protection Switching(APS;自動保護スイッチング)

Multiplex Section Protection(MSP; マルチプレックス セクション保護)

インターフェイス仕様

OC48 POS Line Card用の物理レイヤ インターフェイスはOptical Carrier 48(OC-48c、SONET STS-48cおよびSDH STM-16伝送速度の仕様)であり、OC48 POS Line CardはPacket-over-SONET仕様に従って設計されています。OC48 POS Line Cardは、サポート対象の全プラットフォームに対して単一の2.488 Mbps Packet OC-48ネットワーク インターフェイスを提供します。

各OC48 POS Line Cardは、一対のSCタイプの光ファイバ レセプタクルを備えているため、シングルモードの光ファイバを接続することができます(このライン カードで使用する光ファイバ ケーブルについては、OC48 POS Line Card光ファイバ仕様およびケーブルおよびコネクタを参照してください)。

パケット データは、PPP(ポイントツーポイント プロトコル)を使用して転送され、STS-48c/STM-16フレームにマッピングされます。(RFC-1619)

OC48 POS Line Card インターフェイスの管理は、RFC 1595に準拠しています。

OC48 POS Line Card光ファイバ仕様

光ファイバ伝送のOC48 POS Line Card仕様は、シングルモードです。

モードとは、特定の角度でファイバに入射する光線の束と考えることができます。シングルモード ファイバは1つのモードの光だけをファイバに伝播しますが、マルチモード ファイバは複数のモードの光をファイバに伝播します。

ファイバに伝播されたマルチモードの光は、入射角に応じてそれぞれ異なる距離を進むため、宛先への到達時間がそれぞれ異なります(「 モード分散 」 )。したがって、シングルモード ファイバはマルチモード ファイバよりも広い帯域幅を扱うことができ、長いケーブル距離を進むことができます。 表 1-1 に、シングルモード ファイバ伝送の公称OC-48光パラメータを示します。


) 接続されている2台のステーションの距離が、表示されている最大距離より長い場合は、信号損失のため、伝送の信頼性が失われます。


表 1-1 にOC-48光パラメータを示します。

 

表 1-1 OC-48光パラメータ

トランシーバ
タイプ3
伝送パワー
レシーバの最大パワー4
レシーバの感度
ロス バジェット
ステーション間の距離(公称)

シングルモード5
長距離

-5 dBm(最小)
~0 dBm(最大)
(1280~1335 nm動作時)6

-10 dBm

-34 dBm

10~28 dB

最大25マイル
(40 km)

シングルモード7
中距離

-15 dBm(最小)
~-8 dBm(最大)
(1280~1335 nm動作時)4

-8 dBm

-28 dBm

0~12 dB

最大9マイル
(15 km)

シングルモード8
短距離

-10 dBm(最小)
~-3 dBm(最大)
(1266~1360 nm動作時)4

-3 dBm

-18 dBm

0~7 dB

最大1.2マイル
(2 km)

3.この表は、公称されるOC-48光パラメータを示したものです。

4.この値は、レシーバが耐えることのできる最大パワーを示しています。

5.Bellcore GR-253-CORE Long Reach Specification(LR-1)に準拠しています。

6.公称される波長は1310 nmです。

7.Bellcore GR-253-CORE Intermediate Reach Specification(IR-1)に準拠しています。

8.Bellcore GR-253-CORE Short Reach Specification(SR-1)に準拠しています。

アプリケーションに関するリンク損失および分散損失を計算するには、以下の仕様およびマニュアルを参照してください。

EIA/TIA-IVa Dispersion Unshifted Single-Mode Fiber

EIA/TIA-IVb Dispersion Shifted Single-Mode Fiber

GR-20-CORE『 Generic Requirements for Optical Fiber and Fiber-Optic Cable

ITU-T勧告G.957 『 Optical Interfaces for Equipments and Systems Relating to the Synchronous Digital Hierarchy

LED

OC48 POS Line Cardの前面プレートには、ライン カードのステータスを示す2つのLEDとインターフェイス ステータスを示す4つのLEDがあります(図 1-4を参照)。

図 1-4 OC48 POS Line Card上のLED

 

 

システムの初期設定後、STATUS LEDが点灯し、電力が供給されOC48 POS Line Cardが動作可能な状態になったことを示します。

OC48 POS Line Cardが動作可能になるには、次の条件がすべて満たされなくてはなりません。

OC48 POS Line Cardが正しく接続され、電力が供給されていること。

Network Service Engine100(NSE-100)が、OC48 POS Line Cardを認識していること。

NSE-100上のIOS画像が実行されていること。

これらの条件が1つでも満たされていない場合、あるいは初期設定が失敗した場合、STATUS LEDは点灯しません。

表 1-2 にLEDのカラーおよび意味を示します。

 

表 1-2 OC48 POS Line CardのLED

LEDラベル
カラー
ステート
説明

STATUS

グリーン/
イエロー

グリーン

ライン カードがオンラインであることを示します。

イエロー

ライン カードのブートストラッピングが進行中であることを示します。

消灯

ライン カードがオフラインまたは非アクティブであることを示します。

OIR

グリーン

点灯

ライン カードはCLI制御OIRで取り外す準備ができています。

消灯

ライン カードがオンラインです。

CARRIER/ALARM

グリーン/
イエロー

グリーン

アラーム状態でない有効なSONET信号が検出されたことを示します。

イエロー

アラーム状態が発生していることを示します。アラームの定義については、 表 1-3 を参照してください。

消灯

有効なSONET信号が検出されません。

ACTIVE/LOOPBACK

グリーン/
イエロー

グリーン

ポートが設定されており、イネーブルであることを示します。

イエロー

ポートが診断ループバック モードであることを示します。

消灯

ポートが設定されていないことを示します。

アラーム

イエローのCARRIER/ALARM LEDは、アラーム状態が発生していることを示します。 表 1-3 に、考えられるアラーム状態を示します。show controllersコマンドを使用しすれば、具体的なアラーム状態が表示されます。

 

表 1-3 アラームの定義

アラーム
定義
セクション

LOF

Loss of Frame:フレーム損失

LOS

Loss of Signal:信号損失

BIP(B1)

Bit Interleaved Parity N:ビット インターリーブ パリティN

ライン

AIS

Alarm Indication Signal:アラーム表示信号

RDI

Remote Defect Indication:リモート障害表示

FEBE

Far End Block Error:遠端側ブロック エラー

BIP(B2)

Bit Interleaved Parity N:ビット インターリーブ パリティN

パス

AIS

Alarm Indication Signal:アラーム表示信号

RDI

Remote Defect Indication:リモート障害表示

FEBE

Far End Block Error:遠端側ブロック エラー

BIP(B3)

Bit Interleaved Parity N:ビット インターリーブ パリティN

PLM

Path Payload Label Mismatch:パス ペイロード ラベル不一致

UNEQ

Path Unequipped:パスが未設定

TIM

Trace Identifier Mismatch:トレースIDの不一致

TIU

Trace Identifier Unstable:トレースIDが不安定

LOP

Loss of Pointer:ポインタ損失

NEWPTR

New Pointer:新しいポインタ

PSE

Positive Stuff Event:ポジティブ スタッフ イベント

NSE

Nagative Stuff Event:ネガティブ スタッフ イベント

PLM-P

STS Path Payload Label Mismatch:STSパス ペイロード ラベルの不一致

UNEQ-P

STS Path Unequipped:STSパスが未設定

ケーブルおよびコネクタ

ルータをネットワークに接続する、またはOC48 POS Line Cardを装備した2台のルータをバックツーバックに接続する場合は、シングルモード(短距離、中距離または長距離の構成用)光ファイバ ケーブルを使用します。SONET/SDHシングルモード光ファイバ接続では、シンプレックスSCタイプ コネクタを1本使用します(図 1-5を参照)。

図 1-5 シンプレックスSCタイプのケーブルおよびコネクタ

 


) ステーション間の最大ケーブル長については、表 1-1を参照してください。OC48 POS Line Cardのシングルモード光ファイバ ケーブルが別途必要です。


ライン カードと接続先装置との間に、シンプレックス光ファイバ ケーブルを1組使用します。ケーブルの受信側(RX)と送信側(TX)の接続関係に注意してください(図 1-6を参照)。


) 重要なレーザ安全に関する情報については、「レーザの安全性」を参照してください。



警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。



警告 クラス1レーザー製品(シングルモード)です。



) 光ファイバ コネクタは、埃、油などの汚れから保護する必要があります。アルコールを染み込ませた綿棒などを使用して、光ファイバ コネクタの汚れをていねいに落としてください。


図 1-6 OC48 POS Line Card上の送信(TX)ポートおよび受信(RX)ポート

 

カプセル化方式のサポート

OC48 POS Line Cardは、次のカプセル化方式に対応しています。

High-Level Data Link Control(HDLC;ハイレベル データリンク制御)

PPP

統計を使用したリンク損失およびパワー バジェットの概算

統計モデルは、標準のワースト ケース方式よりも正確にパワー バジェットを査定します。統計方式でリンク損失を算出するには、データ リンク コンポーネントについての正確な知識が必要です。統計的なパワー バジェット分析は、このマニュアルでは扱っていません。詳細については、ITU-T標準、および、ご使用の機器の仕様を参照してください。

減衰量およびパワー バジェットを査定する際の情報が記載されている文書は、次のとおりです。

T1E1.2/92-020R2 ANSI、電気通信に関する米国規格草案『 Broadband ISDN Customer Installation Interfaces: Physical Layer Specification

『Power Margin Analysis, AT&T Technical Note』 TN89-004LWP, May 1989.

Cisco 7304ルータのスロット位置

ここでは、Cisco 7304ルータのスロット位置について説明します。ここでは、次の内容について説明します。

「Cisco7304 ルータのスロット番号」

Cisco7304 ルータのスロット番号

OC48 POS Line Cardは、Cisco 7304ルータのスロット2~5に搭載できます。図 1-7に、OC48 POS Line Cardをスロット2に装着したCisco 7304を示します。

図 1-7 Cisco 7304ルータのスロット

 


) スロット0およびスロット1は、Network Service Engine(NSE;ネットワーク サービス エンジン)専用です。


インターフェイス アドレスの識別

ここでは、Cisco 7304ルータに搭載されたOC48 POS Line Cardのインターフェイス アドレスを識別する方法について説明します。インターフェイス アドレスは、ルータ上の各インターフェイスの物理的位置を指定します。

Cisco 7304ルータに搭載されたOC48 POS Line Cardのインターフェイスは、他のライン カードの取り付け/取り外しに関係なく、常に同じインターフェイス アドレスを維持します。ただし、ライン カードを別のスロットに移動すると、インターフェイス アドレスの最初の数字が移動先のスロット番号に変わります。

表 1-4 で、インターフェイス アドレスを識別する方法について説明します。

 

表 1-4 インターフェイス アドレスの識別

プラットフォーム
インターフェイス アドレスのフォーマット
番号
構文

Cisco7304ルータ

スロット番号/インターフェイス ポート番号

スロット ― 0~59

2/0

9.スロット0およびスロット1は、NSE専用です。

Cisco7304 ルータのインターフェイス アドレス

ここでは、Cisco 7304ルータに搭載されたOC48 POS Line Cardのインターフェイス アドレスを識別する方法について説明します。インターフェイス アドレスは、2つの番号からなり、フォーマットは、 スロット番号/インターフェイス ポート番号です 。インターフェイス アドレスのフォーマットについては、 表 1-4 を参照してください。

Cisco 7304ルータでは、一番下のスロット0(NSE-100専用のデュアル幅スロット)から始まり、スロット5まで左下から右上に順番に番号が付けられています。


) スロット0でサポートされるカードは、NSE-100に限られます。


スロット2に搭載されたOC48 POS Line Card上のインターフェイスのインターフェイス アドレスは2/0(スロット2、インターフェイス0)です。このOC48 POS Line Cardをスロット4に搭載すると、同じインターフェイスが4/0(スロット4、インターフェイス0)という番号になります。