Network Processing Engine/Network Services Engine インストレーション コンフィギュレーション ガイド
NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の概要
NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の概要
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2009/09/07 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の概要

サポート対象プラットフォーム

ソフトウェア要件

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の説明と概要

コンポーネント

システム管理機能

用語および略語

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 のメモリ情報

NPE-100 のメモリ情報

NPE-150 のメモリ情報

NPE-200 のメモリ情報

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の概要

この章では、Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)モデル NPE-100、NPE-150、および NPE-200 について説明します。内容は次のとおりです。

「サポート対象プラットフォーム」

「ソフトウェア要件」

「NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の説明と概要」

「NPE-100、NPE-150、および NPE-200 のメモリ情報」

サポート対象プラットフォーム

次の NPE は、Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータをサポートします。

NPE-100

NPE-150

NPE-200

次の NPE は、Cisco uBR7246 および Cisco uBR7223 ユニバーサル ブロードバンド ルータをサポートします。

NPE-150

NPE-200

NPE-200 は、Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとして Cisco 7206 をサポートします。

ソフトウェア要件

必要最小限のソフトウェア リリース情報については、「ソフトウェア要件」を参照してください。

 

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 の説明と概要

ここでは、ネットワーク処理エンジン(NPE)のコンポーネントおよびシステム管理機能について説明します。

ネットワーク処理エンジンは、Cisco 7200 シリーズ ルータのシステム管理機能を維持して実行します。

ネットワーク処理エンジンは、Cisco uBR7200 シリーズ ルータのシステム管理機能を維持して実行します。

また、NPE は、システム メモリおよび環境モニタリング機能を I/O コントローラと共有しています。

コンポーネント

図 1-1 NPE-100

 

1

システム コントローラ

6

ミッドプレーン コネクタ

2

R4700 マイクロプロセッサ

7

温度センサー

3

非脱落型ネジ

8

DRAM SIMM

4

ハンドル

9

バンク 1

5

温度センサー

10

バンク 0

図 1-2 NPE-150

 

1

システム コントローラ

7

ミッドプレーン コネクタ

2

R4700 マイクロプロセッサ

8

温度センサー

3

1MB SRAM(U700 ~ U703、および
U800 ~ U803)

9

DRAM SIMM

4

非脱落型ネジ

10

バンク 1

5

ハンドル

11

バンク 0

6

温度センサー

図 1-3 NPE-200

 

1

システム コントローラ

7

ミッドプレーン コネクタ

2

R5000 マイクロプロセッサ

8

温度センサー

3

4MB SRAM(U6、U10、U13、U14、U28、U29、U38、U39)

9

ブート ROM U92

4

非脱落型ネジ

10

DRAM SIMM

5

ハンドル

11

バンク 1

6

温度センサー

12

バンク 0

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 は、次のコンポーネントで構成されています。

Reduced Instruction Set Computing(RISC; 縮小命令セット コンピューティング)マイクロプロセッサ

NPE-100 および NPE-150 には、150 MHz の内部クロック速度で動作する R4700 マイクロプロセッサが搭載されています。

NPE-200 には、200 MHz の内部クロック速度で動作する R5000 マイクロプロセッサが搭載されています。

システム コントローラ

システム コントローラは、プロセッサ、DRAM、および Peripheral Component Interconnect(PCI)ベースのシステム バックプレーン バスを相互接続するためのハードウェア ロジックを提供します。NPE-150 および NPE-200 には、ネットワーク処理エンジン上の DRAM とパケット SRAM の間のデータ転送に Direct Memory Access(DMA; ダイレクト メモリ アクセス)を使用するシステム コントローラが搭載されています。

アップグレード可能なメモリ モジュール

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 は、DRAM を使用して、ルーティング テーブル、ネットワーク アカウンティング アプリケーション、プロセス スイッチングの準備情報パケット、および SRAM オーバーフロー用のパケット バッファ(パケット SRAM を使用しない NPE-100 を除く)を保存します。標準構成は 32 MB ですが、SIMM のアップグレードにより 128 MB まで増設できます。

データ パケット保存のためのパケット SRAM

NPE-100 には、パケット SRAM は搭載されていません。

NPE-150 には、1 MB の SRAM が搭載されています。

NPE-200 には、4 MB の SRAM が搭載されています。

キャッシュ メモリ

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 には、マイクロプロセッサの 2 次キャッシュとして機能する統合キャッシュ SRAM が搭載されています (1 次キャッシュはマイクロプロセッサに組み込まれています)。

環境センサー× 2:シャーシから送出される冷気を監視します。

ブート ROM:NPE-200 で Cisco IOS ソフトウェアを起動するためのコードが保存されます。


) NPE-100 および NPE-150 は、I/O コントローラ上のブート ROM を使用します。


システム管理機能

ネットワーク処理エンジンは、次のシステム管理機能を実行します。

ルーティング プロトコルのアップデート情報の送受信

テーブル、キャッシュ、およびバッファの管理

インターフェイスおよび環境ステータスのモニタリング

コンソールおよび Telnet インターフェイス経由での Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)管理

データ トラフィックのアカウンティングおよびスイッチング

イメージのブーティングおよびリロード

ポート アダプタの管理(Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)時の認識および初期化を含む)

用語および略語

キャッシュ:容量の小さい高速アクセス メモリ。現在アクセス中のデータの一時的な保存に使用されます。プロセッサに組み込まれているか、またはプロセッサの近くに搭載されています。

DIMM:Dual In-line Memory Module; デュアル インライン メモリ モジュール。

DRAM:Dynamic Random-Access Memory; ダイナミック ランダムアクセス メモリ。

命令およびデータ キャッシュ:プロセッサに対する命令、および命令による処理の対象となるデータ。

組み込みキャッシュ:プロセッサに組み込まれたキャッシュ。内部キャッシュとも呼ばれます。物理的にプロセッサの外部に位置するキャッシュ メモリは、プロセッサに組み込まれていないので、外部キャッシュと呼ばれる場合があります。

OTP:One Time Programmable; ワンタイム プログラマブル。

1 次、2 次、3 次キャッシュ:プロセッサ コアに対するキャッシュの近さに基づく、階層型のキャッシュ メモリ ストレージ。1 次キャッシュはプロセッサ コアに最も近く、アクセス速度は最速です。2 次キャッシュのアクセスは、1 次キャッシュより遅く、3 次キャッシュより速くなっています。

RAM:Random-Access Memory; ランダムアクセス メモリ。

RISC:Reduced Instruction Set Computing; 縮小命令セット コンピューティング。

ROM:読み取り専用メモリ。

SIMM:Single In-line Memory Module; シングル インライン メモリ モジュール。

SDRAM:Synchronous Dynamic Random-Access Memory; 同期ダイナミック RAM。

固定 SDRAM:固定サイズまたは固定数量の SDRAM。交換はできますが、アップグレードはできません。

SODIMM:Small Outline Dual In-line Memory Module; スモール アウトライン デュアル インライン メモリ モジュール。

SRAM:Static Random-Access Memory; スタティック RAM。

統合キャッシュ:命令キャッシュとデータ キャッシュを組み合わせたもの。たとえば、プロセッサの 1 次キャッシュには命令およびデータ用のキャッシュ メモリが個別にあり、2 次キャッシュは統合キャッシュになっている場合があります。

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 のメモリ情報

NPE のメモリ構成を調べるには、show version コマンドを使用します。

次の例では、Cisco 7206 ルータに搭載された NPE-150 に関する情報を表示しています。

router(boot)# show version
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) 7200 Software (C7200-J-M), Released Version 11.1(17)CA
Copyright (c) 1986-1999 by cisco Systems, Inc.
Compiled Sun 21-Apr-96 04:10
Image text-base:0x60010890, data-base:0x605F0000
 
(テキスト出力は省略)
 
cisco 7206 (NPE150) processor with 12288K/4096K bytes of memory.
R4700 processor, Implementation 33, Rev 1.0, (Level 2 Cache)
Last reset from power-on

(テキスト出力は省略)

 

NPE-100、NPE-150、および NPE-200 のメモリの仕様および構成については、以下を参照してください。


) NPE-100、NPE-150、または NPE-200 の DRAM エラーを防ぎ、起動時にシステムが適切に初期化されるようにするには、DRAM バンク 0(ソケット U18 および U25、または U11 および U25)に、最低限、同タイプの 2 つの SIMM を搭載しておく必要があります。バンク 1(ソケット U4 および U12、または U42 および U52)に同タイプの 2 つの SIMM を搭載することもできますが、バンク 0 には常に最大サイズの SIMM が 2 つ搭載されていなければなりません。


NPE-100 のメモリ情報

表 1-1 に、メモリ仕様を示します。 表 1-2 には、NPE-100 のメモリ構成を示します。

 

表 1-1 NPE-100 のメモリ仕

メモリ タイプ
容量
数量
説明
NPE-100 ボード上の搭載位置

DRAM

32 ~ 128 MB

2 ~ 4

16 MB または 32 MB の SIMM(DRAM の最大要件に基づく)

バンク 0:U18 および U25 バンク 1:U4 および U12

1 次キャッシュ

--

--

R4700 プロセッサ、内部キャッシュ

U201

2 次キャッシュ

512 KB

4

R4700 プロセッサ、統合外部キャッシュ

U2、U10、U14、U26

 

表 1-2 NPE-100 の DRAM SIMM 構成:設定可能メモリのみ

DRAM 総容量1
バンク 0
数量:バンク 0
バンク 1
数量:バンク 1
製品番号

32 MB

U18 および U25

16 MB SIMM × 22

U4 および U12

--

MEM-NPE-32MB2

64 MB

U18 および U25

32 MB SIMM × 2

U4 および U12

--

MEM-NPE-64MB2

128 MB

U18 および U25

32 MB SIMM × 2

U4 および U12

32 MB SIMM × 2

MEM-NPE-128MB2

1.Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバの DRAM オプションについては、「関連資料」に記載されている Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのマニュアルを参照してください。

2.これらの製品は、増設用 DRAM として入手することもできます。たとえば、ネットワーク処理エンジンの DRAM を 32 MB から 64 MB に増設する場合には、製品番号:MEM-NPE-64MB= を注文します。

NPE-150 のメモリ情報

表 1-3 に、メモリ仕様を示します。 表 1-4 には、NPE-150 のメモリ構成を示します。

 

表 1-3 NPE-150 のメモリ仕

メモリ タイプ
容量
数量
説明
NPE-150 ボード上の搭載位置

DRAM

32 ~ 128 MB

2 ~ 4

16 MB または 32 MB の SIMM(DRAM の最大要件に基づく)

バンク 0:U18 および U2
バンク 1:U4 および U12

SRAM

1 MB

8

8 チップ(各チップ 128 K × 9 ビット)

U700 ~ U703
U800 ~ U803

1 次キャッシュ

--

--

R4700 プロセッサ、内部キャッシュ

U201

2 次キャッシュ

512 MB

4

R4700 プロセッサ、統合外部キャッシュ

U2、U10、U14、U26

 

表 1-4 NPE-150 の DRAM SIMM 構成 - 設定可能メモリのみ

DRAM 総容量3
バンク 0
数量:バンク 0
バンク 1
数量:バンク 1
製品番号

32 MB

U18 および U25

16 MB SIMM × 2

U4 および U12

--

MEM-NPE-32MB4

64 MB

U18 および U25

32 MB SIMM × 2

U4 および U12

--

MEM-NPE-64MB2

128 MB

U18 および U25

32 MB SIMM × 2

U4 および U12

32 MB SIMM × 2

MEM-NPE-128MB2

3.Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバの DRAM オプションについては、「関連資料」に記載されている Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのマニュアルを参照してください。

4.これらの製品は、増設用 DRAM として入手することもできます。たとえば、ネットワーク処理エンジンの DRAM を 32 MB から 64 MB に増設する場合には、製品番号:MEM-NPE-64MB= を注文します。

NPE-200 のメモリ情報

表 1-5 に、メモリ仕様を示します。 表 1-6 には、NPE-200 のメモリ構成を示します。

 

表 1-5 NPE-200 のメモリ仕

メモリ タイプ
容量
数量
説明
NPE-200 ボード上の搭載位置

DRAM

32 ~ 128 MB

2 ~ 4

16 MB または 32 MB の SIMM(DRAM の最大要件に基づく)

バンク 0:U11 および U25
バンク 1:U42 および U52

SRAM

4 MB

8

8 チップ(各チップ 512 K × 8 ビット)

U6、U10、U13、U14、U28、U29、U38、U39

ブート ROM

256 KB

1

ROM モニタ プログラム用の EPROM

U92

1 次キャッシュ

--

--

R5000 プロセッサ、内部キャッシュ

U44

2 次キャッシュ

512 KB

4

R5000 プロセッサ、統合外部キャッシュ

U16、U9、U109、U107

 

表 1-6 NPE-200 の DRAM SIMM 構成:設定可能メモリのみ

DRAM 総容量5
バンク 0
数量:バンク 0
バンク 1
数量:バンク 1
製品番号

32 MB

U11 および U25

16 MB SIMM × 2

U42 および U52

--

MEM-NPE-32MB6

64 MB

U11 および U25

32 MB SIMM × 2

U42 および U52

--

MEM-NPE-64MB2

128 MB

U11 および U25

32 MB SIMM × 2

U42 および U52

32 MB SIMM × 2

MEM-NPE-128MB2

5.Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバの DRAM オプションについては、「関連資料」に記載されている Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのマニュアルを参照してください。

6.これらの製品は、増設用 DRAM として入手することもできます。たとえば、ネットワーク処理エンジンの DRAM を 32 MB から 64 MB に増設する場合には、製品番号:MEM-NPE-64MB= を注文します。