Cisco XR 12404 ルータ インストレーション ガイド
ルータのメンテナンス
ルータのメンテナンス
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

ルータのメンテナンス

工具および部品

ルータの電源オフ

前面カバーの取り外しおよび取り付け

エアー フィルタの取り外しおよび取り付け

ファン トレイ アセンブリの取り外しおよび取り付け

ファン トレイ アセンブリのインストレーション時のトラブルシューティング

AC PEM の取り外しおよび取り付け

AC PEM のインストレーション時のトラブルシューティング

DC PEM の取り外しおよび取り付け

DC PEM のインストレーション時のトラブルシューティング

DC PDU の取り外しおよび取り付け

DC PDU のインストレーション時のトラブルシューティング

RP またはラインカードの取り外しおよび取り付け

ケーブル管理ブラケットと接続ケーブルの取り付け

CSF カードの取り外しおよび取り付け

RP およびラインカード メモリのアップグレード

ルータのメンテナンス

この章では、Field-Replaceable Unit(FRU)レベルの安全性、FRU の取り外しと取り付け手順、および FRU のトラブルシューティング手順について説明します。

Cisco XR 12404 ルータは、発注内容に従って構成され、納入後すぐに設置して起動できる状態で出荷されます。ルータの設置および設定後、ルータの正常な動作を維持するために、追加の作業が必要になることがあります。また、ネットワーキングに関する要件の変化にともない、コンポーネントの追加または変更によってシステムを拡張しなければならない場合があります。

この章の手順を開始する前に、「レーザーに関する警告」および「持ち運びに関する注意事項」の安全に関する情報を参照してください。

また、ルータに付属している『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Router』(78-4347-xx)の内容も十分に理解する必要があります。


注意 この章の手順は、静電気防止用リスト ストラップの着用を前提としています。詳細は、「静電破壊の防止」を参照してください。

次の各セクションを通じて、Cisco XR 12404 ルータのメンテナンスに必要な工具と手順を説明します。

「工具および部品」

「ルータの電源オフ」

「前面カバーの取り外しおよび取り付け」

「エアー フィルタの取り外しおよび取り付け」

「ファン トレイ アセンブリの取り外しおよび取り付け」

「AC PEM の取り外しおよび取り付け」

「DC PEM の取り外しおよび取り付け」

「DC PDU の取り外しおよび取り付け」

「RP またはラインカードの取り外しおよび取り付け」

「CSF カードの取り外しおよび取り付け」

「RP およびラインカード メモリのアップグレード」

工具および部品

ここでは、Cisco XR 12404 ルータを開梱し、ルータのメンテナンスおよび設定作業を行うために必要な工具および部品について説明します。

静電気防止用ストラップ

3/16インチ マイナス ドライバ

1/4 インチ マイナス ドライバ

9/15 インチ(14 mm)レンチ

3/4 インチ(19 mm)ソケットおよびラチェット レンチ

2 mm アレン レンチ

電気掃除機

静電気防止用袋(または同様の静電気防止用容器)

No.2 プラス ドライバ

ルータの電源オフ

この章で説明するメンテナンス作業は、特に明記しないかぎり、ルータの電源を入れたままで行うことができます。Cisco XR 12404 ルータの Field Replaceable Unit(FRU)のほとんどは、Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)対応なので、ルータの電源を入れたまま、取り外したり取り付けたりすることができます。

ラインカードとファン トレイ アセンブリはホットスワップ可能です。

PEM と RP も OIR 対応ですが、ホットスワップが可能なのは、システムに PEM または RP が それぞれ 2 つ搭載されている場合だけです。

Power Distribution Unit(PDU; 配電ユニット)および CSF カードは OIR 対応ではありません。

AC または DC 電源のルータをオフにする手順は次のとおりです。


ステップ 1 PEM の電源スイッチ(AC)、または回路ブレーカーのスイッチ(DC)をオフにします。

ステップ 2 PDU に接続された電源コードに対応する、建物の回路ブレーカーをオフにします。

ステップ 3 手順上、電源からルータを切り離さなければならない場合

AC 電源システム ― 電源コンセントからAC 電源コードを外します。

DC電源システム ― PDU の電源コネクタ ブロックから電源 DC ワイヤを切り離します。

ステップ 4 次の状態を確認します。

PEM の LED が消灯している。

RP、すべてのラインカード、および CSF カードの LED が消灯している。

ファン モジュール トレイのファンが停止している。


 

前面カバーの取り外しおよび取り付け

ここでは、ヒンジを反対側に取り付けて、前面カバーが右開きになるように変更する方法について説明します。

ヒンジの位置を変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 右側のラッチ ボタンを押して前面カバーを開きます(図 5-1)。

図 5-1 前面カバーを開く

 

 

1

前面カバーのラッチ

ステップ 2 ヒンジ ピン(上下部)を持ち上げて前面カバーをシャーシから取り外します(図 5-2)。


注意 シャーシから前面カバーを外すときは、前面カバーが落ちないようにしっかり支えておいてください。

ステップ 3 ヒンジ ピンをシャーシのヒンジ ブラケットに再び取り付けます。

図 5-2 ヒンジ ピンの取り外しまたは取り付け

 

ステップ 4 バンパーとレバー受けをカバーから取り外します(図 5-3 を参照)。

図 5-3 バンパーとレバー受けの取り外し

 

 

1

バンパー

2

レバー受け

ステップ 5 次の手順で、金具を前面カバーの反対側に再び取り付けます。

a. レバー受けを左側に取り付け、ネジをしっかりと締めます。

b. バンパーを右側に取り付け、ネジをしっかりと締めます。

ステップ 6 次の手順で、前面カバーをシャーシに取り付けます。

a. シャーシの右側のヒンジからヒンジ ピンを取り外します。

b. 前面カバーのレバー受けをシャーシの右側のヒンジに合わせてヒンジ ピンを取り付け、カバーを正しい位置に固定します(図 5-2 を参照)。

c. ラッチ ボタンを押して前面カバーを閉め、カバーのラッチがシャーシのヒンジ ピンにぴったりはまるようにします。


 

エアー フィルタの取り外しおよび取り付け

Cisco XR 12404 ルータには、ファン アセンブリ トレイによってルータに引き込まれた埃を取り除くエアー フィルタが付いています。このエアー フィルタはユーザによるメンテナンスが可能です。エアー フィルタの点検は、月に 1 回(埃の多い環境では、それ以上の頻度で)行ってください。フィルタが汚れている場合は、フィルタを電気掃除機で清掃するか、または交換してください。フィルタが破れたり、古くなったりしている場合は、適切な方法でフィルタを廃棄し、交換用エアー フィルタを取り付けます。


注意 エアー フィルタが破損すると、エアーフローが制限され、ルータ内部が過熱状態になることがあり、EMI(電磁波干渉)防止機能も低下します。

エアー フィルタの清掃または交換の手順は、次のとおりです。


ステップ 1 エアー フィルタの端にある小さなタブを引っ張り、シャーシからエアー フィルタを取り外します(図 5-4)。


ヒント エアー フィルタの端にあるタブが引き上げられない場合は、マイナス ドライバを使用してタブを引き上げてから、指でつかむようにしてください。


図 5-4 Cisco XR 12404 ルータのエアー フィルタの位置

 

ステップ 2 エアー フィルタの状態を目視で確認します。

フィルタが汚れている場合は、フィルタを電気掃除機で清掃するか、または交換してください。


注意 エアー フィルタを取り付けた状態で電気掃除機をかけることは避けてください。

フィルタが破れたり、古くなったりしている場合は、適切な方法でフィルタを廃棄し、交換用エアー フィルタを取り付けます。

ステップ 3 シャーシにエアー フィルタを戻すときには、エアー フィルタのフレーム上部にある矢印が示す通気方向に注意してください(図 5-5)。


注意 各エアー フィルタの端にある矢印は、空気の流れる方向を示しています。エアー フィルタを取り付けるときは、必ず矢印が内側(RP およびラインカード ケージ側)を向くようにしてください。

図 5-5 Cisco XR 12404 ルータのエアー フィルタの通気方向

 


 

ファン トレイ アセンブリの取り外しおよび取り付け

ファン トレイ アセンブリの取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです。


注意 ファン トレイ アセンブリは OIR に対応しているため、システムの動作を中断せずに交換できますが、過熱を防ぐために、ファン トレイ アセンブリのない状態でシステムを数分間以上動作させないでください。


ステップ 1 ファン トレイ アセンブリ(図 5-6 の 3)にある2本の非脱落型ネジを緩めます。

図 5-6 Cisco XR 12404 ルータのファン トレイ アセンブリの位置

 

 

1

シャーシ

3

ファン トレイ アセンブリ

2

AC PEM

 

 

ステップ 2 取っ手をつかんで、ファン トレイ アセンブリをシャーシから引き出します(図 5-7)。

ファン トレイを取り外すときは、もう一方の手でアセンブリの底部を支えてください。

ファン トレイを格納場所から取り外すと、ファンの電気接続が自動的に解除されます。

図 5-7 Cisco XR 12404 ルータのファン トレイ アセンブリ

 

ステップ 3 交換用のファン トレイ アセンブリを両手でつかんで、ファン トレイのコネクタ側をシャーシに合わせて押し込みます。


注意 ファン トレイの取り付け方向は 1 方向に限定されています。ファン トレイ アセンブリを取り付けるときに力を入れすぎないようにしてください。

ステップ 4 ファン トレイ アセンブリにある2本の非脱落型ネジを締めます。

取り付け後、ファン トレイ アセンブリが正常に動作しない場合は、「ファン トレイ アセンブリのインストレーション時のトラブルシューティング」を参照してください。


 

ファン トレイ アセンブリのインストレーション時のトラブルシューティング

取り付け後の ファン トレイ アセンブリが正常に動作しない場合のトラブルシューティング手順は次のとおりです。


注意 加熱を防ぐため、ファン トレイ アセンブリが停止した状態で数分間以上システムを稼働させないでください。


ステップ 1 ルータの電源が投入されており、すべての電源コードが正しく接続されていることを確認します。

ステップ 2 非脱落型ネジを緩めて、ファン トレイ アセンブリを再度取り付けます。

非脱落型ネジを締めて、ファン トレイ アセンブリ をシャーシに固定します。

ステップ 3 ファン トレイ アセンブリを何度か再装着しても正常に動作しない場合は、既存のファン トレイ アセンブリをスペアと交換します。

スペアのファン トレイ アセンブリも正常に作動しない場合は、ルータの電源を切り、購入された代理店に連絡してください。


 

AC PEM の取り外しおよび取り付け

AC PEM はOIR 対応ですが、有効な冗長性を維持し、適切な空冷を確保し、EMI 規格に合致するには、正常に動作する電源モジュールが両方とも取り付けられている必要があります。故障した電源モジュールをルータの稼働中に取り外す場合は、できるだけ速やかに交換作業を行ってください。工具と交換用の電源モジュールを手元に用意してから、取り外しおよび取り付け手順を開始するようにしてください。

AC PEM の取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです(図 5-8 を参照)。


ステップ 1 故障した PEM の電源をオフにします。

ステップ 2 AC コンセントから電源コードを取り外します。

ステップ 3 AC コンセントに割り当てられた回路ブレーカーの電源をオフにします。

ステップ 4 ベイル ラッチを外し、コンセントから電源コードを取り外します。

ステップ 5 PEM をシャーシに固定している 2 本の非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 6 フィンガー グリップを使用して PEM をシャーシから引き出します。


警告 AC PEM は約 11.0 ポンド(4.98 kg)の重量があるため、シャーシから取り外す場合は両手で支えてください。


図 5-8 AC PEM コンポーネント

 

 

1

AC PEM フィンガー グリップ

4

電源コード コンセント

2

オン/オフ スイッチ

5

ステータス LED

3

ベイル ラッチ

6

非脱落型ネジ


ヒント 故障した PEM を返品する場合は、交換用 PEM が入っていた箱に梱包します。


ステップ 7 交換用 PEM をベイに差し込み、バックプレーン コネクタに装着します。


) 電源スイッチがオフ(0)の位置にあることを確認します。


ステップ 8 2 本の非脱落型ネジを締めて PEM をシャーシに固定します。

PEM を完全に装着し、非脱落型ネジを締めると、PEM とバックプレーン コネクタの電気接続が自動的に行われます。

ステップ 9 コンセントに電源コードを接続し、ベイル ラッチで電源コードを押さえて、コンセントに固定します。

ステップ 10 AC コンセントに電源コードを接続します。

ステップ 11 AC コンセントに割り当てられた回路ブレーカーの電源をオンにします。

ステップ 12 PEM の電源をオンにします。

グリーンの INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が点灯します。

オレンジの OUTPUT FAIL LED は消灯しているはずです。

PEM が正常に稼働しない場合は、「AC PEM のインストレーション時のトラブルシューティング」 を参照してください。


 

AC PEM のインストレーション時のトラブルシューティング

PEM のインストレーション時のトラブルシューティング手順は、次のとおりです(図 5-9 を参照)。

図 5-9 AC PEM のステータス LED

 

 

1

INPUT OK

グリーンに点灯

PEM は電源オンの状態で正常に稼働しています。

2

OUTPUT OK

グリーンに点灯

AC 電源は所定の範囲内で稼働しています。

3

OUTPUT FAIL

オレンジに点灯

PEM に障害が発生し、シャットダウンされました。


ステップ 1 INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が消灯している場合、または OUTPUT FAIL LED が点灯している場合は、次の点を確認します。

PEM がベイに完全に装着されていて、非脱落型ネジがしっかりと締められている。

AC 電源回路ブレーカーがオンになっている。

電源コードが AC 電源コンセントに完全に装着されている。

電源コードが PEM にしっかりと装着されていて、プラグがベイル ラッチによって固定されている。

電源スイッチがオン(1)の位置に設定されている。

ステップ 2 ステップ 1 の各事項を確認しても問題が解決しない場合は、PEM を交換してください。

PEM を交換しても問題が解決しない場合は、シスコのサービス担当者にお問い合わせください。


 

DC PEM の取り外しおよび取り付け

DC PEM はOIR 対応ですが、有効な冗長性を維持し、適切な空冷を確保し、EMI 規格に合致するには、正常に動作する電源モジュールが両方とも取り付けられている必要があります。故障した電源モジュールをルータの稼働中に取り外す場合は、できるだけ速やかに交換作業を行ってください。工具と交換用の電源モジュールを手元に用意してから、取り外しおよび取り付け手順を開始するようにしてください。

DC PEM の取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです(図 5-10 を参照)。


ステップ 1 故障した PEM の電源をオフにします。

ステップ 2 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオフにします。

ステップ 3 PEM をシャーシに固定している 3 本の非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 4 フィンガー グリップを使用して PEM をシャーシから引き出します。


警告 DC PEM は約 11.0 ポンド(4.98 kg)の重量があるため、シャーシから取り外す場合は両手で支えてください。


図 5-10 DC PEM および PDU コンポーネント

 

 

1

DC PDU

5

オン/オフ スイッチ

2

DC PEM

6

PDU 非脱落型ネジ

3

PEM 非脱落型ネジ

7

PDU 端子ブロック

4

ステータス LED


ヒント 故障した PEM を返品する場合は、交換用 PEM が入っていた箱に梱包します。


ステップ 5 交換用 PEM をベイに差し込み、バックプレーン コネクタに装着します。

電源スイッチがオフ(0)の位置にあることを確認します。

ステップ 6 3 本の非脱落型ネジを締めて PEM をシャーシに固定します。

PEM を完全に装着し、非脱落型ネジを締めると、PEM とバックプレーン コネクタの電気接続が自動的に行われます。

ステップ 7 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオンにします。

ステップ 8 PEM の電源をオンにします。

グリーンの INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が点灯します。

オレンジの OUTPUT FAIL LED は消灯しています。

PEM が正常に稼働しない場合は、「DC PEM のインストレーション時のトラブルシューティング」 を参照してください。


 

DC PEM のインストレーション時のトラブルシューティング

PEM のインストレーション時のトラブルシューティング手順は、次のとおりです(図 5-11 を参照)。

図 5-11 DC PEM のステータス LED

 

 

1

DC PDU

 

2

DC PEM

3

INPUT OK
(グリーン)

点灯

DC PEM は電源オンの状態で正常に稼働しています。

4

OUTPUT OK
(グリーン)

点灯

DC 電源は所定の範囲内です。

5

OUTPUT FAIL
(オレンジ)

点灯

PEM 動作中に障害が発生し、シャットダウンされました。


ステップ 1 電源モジュールが正しく装着されていることを確認します。

電源モジュールをイジェクトして装着し直します。次の事項を確認します。

イジェクト レバーの非脱落型ネジがしっかり締まっている。

電源スイッチがオン(1)の位置に設定されている。

ステップ 2 INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が消灯している場合、または OUTPUT FAIL LED が点灯している場合は、次の点を確認します。

電源スイッチがオン(1)の位置に設定されている。

電源のリード線が PDU の電源コネクタ ブロックにしっかり接続されている。

電源コードが DC 電源接続部にしっかり接続されている。

DC 電源の回路ブレーカーがオンになっている。

ステップ 3 問題が解決しない場合は、PEM を交換します。

PEM を交換しても問題が解決しない場合は、シスコのサービス担当者にお問い合わせください。


 

DC PDU の取り外しおよび取り付け

DC PDU は OIR に対応して いない ため、システムの稼働中は交換できません。PDU を交換する前に、ルータの電源をオフにする必要があります。


注意 DC PDU を取り外して交換するには、システムの電源をオフにする必要があります。ネットワーク管理者などの適切なスタッフに、PDU を交換する間はすべてのルーティング トラフィックが停止することを知らせてください。

DC PDU の取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです。


ステップ 1 両方 の PEM の電源をオフにします(図 5-12 の項目 5)。

図 5-12 DC PEM および PDU コンポーネント

 

 

1

DC PDU

5

オン/オフ スイッチ

2

DC PEM

6

PDU 非脱落型ネジ

3

PEM 非脱落型ネジ

7

PDU 端子ブロック

4

ステータス LED

 

 

ステップ 2 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオフにします。

ステップ 3 端子ブロックのネジを緩めて、故障した PEM の DC PDU 端子ブロックからプラス線、マイナス線、およびアース線を取り外します(図 5-13)。


警告 けがや装置の損傷を防止するために、必ず(1)マイナス(-)、(2)プラス(+)、(3)アース、の順で DC 元電源のリード線およびアース線を電源シェルフ端子から取り外してください。



注意 コードを取り外す前に、各線(プラス、マイナス、およびアース)の色を必ず確認してください。DC 電源配線用の色コードの標準がないため、どの電源線がプラス(+)およびマイナス(-)の端子ポートに接続されるのかを確認しておく必要があります。一般的に、グリーン(またはグリーンとイエロー)はアース線を示し、電源のリード線には、プラス(+)またはマイナス(-)のラベルが貼られています。これが常にあてはまるわけではないため、各線の極性を示す最も安全な方法は、この手順で線の色に注意し、色を確認することです。

図 5-13 DC PDU 端子ブロック

 

 

1

マイナス ポート

3

アース ポート

2

プラス ポート

4

端子ポート コネクタのネジ

ステップ 4 PDU および PEM をシャーシに固定している非脱落型ネジを緩めます(図 5-12 の項目 6)。

ステップ 5 フィンガー グリップを使用して PDU および PEM をシャーシから引き出します。


警告 DC PEM および PDU は 11.0 ポンド(4.98 kg)の重量があるため、シャーシから取り外す場合は両手で支えてください。


ステップ 6 PDU を PEM から取り外します。

ステップ 7 新しい PDU を PEM に接続します(図 5-14)。

図 5-14 DC PEM および DC PDU のコネクタ ― DC PEM の背面図

 

ステップ 8 PDU と PEM をベイに差し込み、PEM をバックプレーン コネクタに装着します。電源スイッチがオフ(0)の位置にあることを確認します。

ステップ 9 非脱落型ネジを締めて PDU と PEM をシャーシに固定します。

PEM を完全に装着し、非脱落型ネジを締めると、PEM とバックプレーン コネクタの電気接続が自動的に行われます。

ステップ 10 次の順番で、アース線、プラス線、およびマイナス線を PDU 端子ブロックに接続します(図 5-15)。

a. アース線を最下部のポートに接続

b. プラスのリード線を真ん中のポートに接続

c. マイナスのリード線を最上部のポートに接続

d. 2 番めの電源コネクタ ブロックに対して同じ手順を繰り返します。


警告 けがや装置の損傷を防止するために、必ず次の手順でアース線および DC 元電源のリード線を電源ブロック コネクタに接続してください。(1)アースとアース、(2)プラス(+)とプラス(+)、(3)マイナス(-)とマイナス(-)、の順。



注意 各線を接続するときは、必ずステップ 3 で作成したカラー コーディングのメモとラベルに従ってください。

図 5-15 DC PDU 端子ブロック

 

 

1

マイナス ポート

3

アース ポート

2

プラス ポート

4

端子ポート コネクタのネジ

ステップ 11 DC 電源に割り当てられた回路ブレーカーの電源をオンにします。

ステップ 12 両方 の PEM の電源をオンにします。

グリーンの INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が点灯します。

オレンジの OUTPUT FAIL LED は消灯しているはずです。

PEM が正常に稼働しない場合は、「DC PDU のインストレーション時のトラブルシューティング」 を参照してください。


 

DC PDU のインストレーション時のトラブルシューティング

PDU のインストレーション時のトラブルシューティング手順は、次のとおりです(図 5-16 を参照)。

図 5-16 DC PDU、PEM、およびステータス LED

 

 

1

DC PDU

2

DC PEM

3

INPUT OK
(グリーン)

点灯

DC PEM は電源オンの状態で正常に稼働しています。

4

OUTPUT OK
(グリーン)

点灯

DC 電源は所定の範囲内です。

5

OUTPUT FAIL(オレンジ)

点灯

PEM 動作中に障害が発生し、シャットダウンされました。


ステップ 1 INPUT OK LED および OUTPUT OK LED が消灯している場合、または OUTPUT FAIL LED が点灯している場合は、次の点を確認します。

PEM がベイに完全に装着されていて、非脱落型ネジがしっかりと締められている。

DC 電源回路ブレーカーがオンになっている。

DC 電源コードが PDU 端子ブロックにしっかりと装着されている。

電源スイッチがオン(1)の位置に設定されている。

ステップ 2 ステップ 1 の各事項を確認しても問題が解決しない場合は、PEM を交換してください。

ステップ 3 PEM を交換しても問題が解決しない場合は、シスコのサービス担当者にお問い合わせください。


 

RP またはラインカードの取り外しおよび取り付け

ラインカードは、RP およびラインカード ケージのスロット 0(ゼロ)~ 3 の任意のスロットに搭載できます。Cisco XR 12404 ルータでは、RP がスロット 0 に搭載されています(図 5-17)。冗長 RP は、任意のスロットに搭載できますが、EMI 防止基準に適合させるため、冗長 RP にはラインカード スペーサが必要です。


) 他のスロットがすべて使用されているときにカードをスロット 1 に取り付ける場合は、カードを適切に装着しにくくなります。スペースが限られているため、カードを完全に装着するには、通常よりも強くカードを差し込む必要があります。または、スロット 2 からカードを取り外したあと、スロット 1 にカードを取り付けることもできます。スロット 1 にカードを取り付けたあと、スロット 2 に再びカードを取り付けます。


Cisco XR 12404 ルータのラインカードは OIR 対応なので、ルータの電源を入れたまま、取り外したり取り付けたりできます。RP も OIR 対応ですが、ホットスワップが可能なのは、システムに RP が 2 つ搭載されている場合だけです。

各タイプのラインカードに対応するインストレーション コンフィギュレーション マニュアルに、ラインカードに関する詳細情報が記載されています。

図 5-17 CSF の位置および RP とラインカードのスロット番号

 


ステップ 1 交換する RP またはラインカードを確認し、次の情報を書き留めておきます。

RP に接続されている RP ケーブル

RP またはラインカードの番号およびタイプ。同じ RP またはラインカードを取り付ける場合、または交換用 RP またはラインカードを取り付ける場合は、カード ケージ内の同じ場所に取り付けます。

RP またはラインカード上のネットワーク インターフェイス ケーブルの接続ポート

ステップ 2 RP およびラインカードに複数のポートが装備されている場合は、左端のポートから順に、インターフェイス ケーブル コネクタを各ポートから取り外します。

ステップ 3 すべてのインターフェイス ケーブルを取り外したあと、ケーブル管理ブラケットの 2 つの非脱落型ネジを緩め、ブラケットをカードから取り外します。

ステップ 4 カードの前面プレートの左右で、イジェクト レバーの 2 本の非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 5 イジェクト レバーを同時に外側に回し、バックプレーン コネクタからカードを外します(図 5-18)。

図 5-18 カード ケージからの RP またはラインカードの取り外し

 

ステップ 6 カード フレームの端を両手で支えながらカードを取り外します。


注意 各 RP またはラインカードをスロットから完全に引き出してください。カードがスロットに部分的に挿入されていると、真下のスロット内のカードの EMI シールドが損傷する可能性があります。

ただちに RP またはラインカードを静電気防止用袋に収めて ESD から保護し、さらに光ファイバ ラインカードの場合は光ファイバ コネクタに埃が入らないようにします。

故障した装置を返品する場合は、交換用 RP またはラインカードが入っていた箱に装置を梱包します。

ステップ 7 RP またはラインカードを輸送用パッケージおよび静電気防止用袋から取り出します。


注意 RP およびラインカードを取り扱うときは、必ず金属製のカード フレームの端だけを持ってください。ボードまたはコネクタ ピンには手を触れないでください。

ステップ 8 RP または ラインカードを装着します。

a. RP またはラインカードの両側をカード スロットの位置にあわせて、カードの一部をシャーシに差し込みます。

b. イジェクト レバーを前面プレートから外側へ開きます。

c. さらにカードをスロットに差し込み、イジェクト レバーがカード ケージの前面と接触したら、そこで 止めます

d. 両方のイジェクト レバーを持ち、カードの前面プレートの方向に同時に回し、カードを装着します。


) ラインカードは、完全に装着しないと起動しません。


ステップ 9 カードの非脱落型ネジを締めます。


) EMI 規格に適合させるため、カードの非脱落型ネジを必ず締めてください。


その他の交換用 RP またはラインカードについてもステップ 1 ~ 9 を繰り返した後、次のセクションに進んでください。


 

ケーブル管理ブラケットと接続ケーブルの取り付け

Cisco XR 12404 ルータのラインカードにケーブル管理ブラケットを使用する目的は次のとおりです。

ネットワーク インターフェイス ケーブルを整理する

ネットワーク インターフェイス ケーブルが作業の妨げにならないようにする

ラインカード前面プレートの各ポートに対応するようにコネクタを配置する

ケーブルが極度に曲がらないようにする(ネットワーク インターフェイス ケーブルが極度に曲がっていると、パフォーマンスが低下する原因になります)

新しい RP またはラインカードを取り付けるときには、ラインカードの前面プレートにケーブル管理ブラケットを取り付けてから、ケーブルを接続しなければなりません。ラインカードに使用するケーブル管理ブラケットのタイプは、カードのタイプ、およびカードのネットワーク インターフェイス ポート数によって異なります。

ケーブル管理ブラケットとケーブルをラインカードに取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ケーブル管理ブラケットの上部をラインカード前面プレートの上部(2 列 4 文字の英数字ディスプレイの反対側)に合わせます。

ステップ 2 ブラケットの 2 本の非脱落型ネジを、ラインカード前面プレートの両端のイジェクト レバー付近にあるネジ穴に合わせ、指でネジを締めます。

ステップ 3 マイナス ドライバを使用して、2 本の非脱落型ネジを固定します。


注意 非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。ネジを締めすぎると、ネジまたは前面プレート上のネジ穴を損傷することがあります。

ステップ 4 ラインカードがほかにもある場合は、それらについても ステップ 1 3 を繰り返します。

ステップ 5 ネットワーク インターフェイス ケーブルを支えるために、適切な数のマジックテープをケーブル管理ブラケットの溝に通して取り付けます(図 5-19)。

a. マジックテープの細い方をケーブル管理ブラケットの溝に通します。

b. マジックテープの細い方から太い方の溝に差し込みます。

c. マジックテープの溝に通した細い方を引っ張って、ケーブル管理ブラケットに固定します。

図 5-19 ラインカード ケーブル管理ブラケットおよびマジックテープ

 

ステップ 6 ラインカードの左端のポートから右に向かって順に(複数ポートを装備したラインカードの場合のみ)、ラインカード ポートに対応するネットワーク インターフェイス ケーブルを確認し、ケーブル コネクタをラインカード ポートに差し込みます(図 5-19)。

a. インターフェイス ケーブルをケーブル管理ブラケットにはわせます。

b. このラインカードの残りのインターフェイス ケーブルについても、手順を繰り返します。


) インターフェイス ケーブルがねじれたり極端に曲がったりしないように注意して、ケーブル管理ブラケット内でケーブルを調節します。ケーブルがねじれたり極端に曲がったりしていると、信号コード化した光線をケーブルの一端から反対側の端へ正確に伝播する光ファイバの性能が低下することがあります。さらに、インターフェイス ケーブルに適切なストレイン レリーフを施してください。


ステップ 7 マジックテープを巻き付けて、インターフェイス ケーブルをケーブル管理ブラケットに固定します(図 5-19)。


) マジックテープを締めすぎないように注意してください。



 

CSF カードの取り外しおよび取り付け

CSF カードの取り外しおよび取り付けの手順は、次のとおりです。


注意 CSF カードはホットスワップ対応のコンポーネントではありません。CSF カードを取り外す前に、ルータをシャットダウンする必要があります。


ステップ 1 ルータの電源をオフにします(ルータの電源オフを参照)。

ステップ 2 CSF カードの両側にある 2 つの非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 3 カードのイジェクト レバーを、CSF カードの前面プレートから外側へ開きます(図 5-20)。

図 5-20 CSF カードの取り外し

 

ステップ 4 CSF をスロットから半分ほど引き出し、そこで 止めます

ステップ 5 カードの金属製フレーム以外には触れないようにしてください。片方の手で CSF の底部を支えながらカードを完全にシャーシから引き出します。

CSF は必ず静電気防止用袋か、またはESD防止用容器に収めてください。

故障した CSF を返品する場合は、交換用 CSF カードが入っていた箱に梱包します。

ステップ 6 CSF フレームの両端を、CSF スロットの両端にあるカード スロット フレーム アライメント溝に合わせ、カードをシャーシに半分ほど差し込みます。

ステップ 7 イジェクト レバーを、前面プレートから外側に開きます。

ステップ 8 さらにカードを CSF スロットに差し込み、イジェクト レバーがカード ケージの前面と接触したら、そこで 止めます

ステップ 9 コネクタがバックプレーンに正しく装着されるまで、前面プレート側にイジェクト レバーを回転させます。

ステップ 10 2 つの非脱落型ネジを締めます。


注意 非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。締めすぎると、ネジ山または CSF 前面プレートのネジ穴が効かなくなることがあります。

ステップ 11 ルータの電源をオンにします。

ルータの電源がオンにならない場合は、「ラインカードのトラブルシューティング」を参照してください。


 

RP およびラインカード メモリのアップグレード

RP およびラインカードのメモリのアップグレードについては、『Cisco XR 12000 Series Router Memory Replacement Instructions』を参照してください。このマニュアルには、メモリ要件の最新情報とともに、Cisco XR 12404 ルータの RP およびラインカードでメモリを交換する手順が記載されています。RP またはラインカードのメモリを交換する場合、または RP またはラインカードにメモリを追加する場合は、事前にこのマニュアルを参照してください。

Cisco.com からも、Cisco XR 12000 シリーズ ルータのメモリの交換に関する情報が得られます。