Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ ブロードバンド ネットワーク ゲートウェイ コマンド リファレンス リリース 4.3.x
IPv4 および IPv6 コマンド
IPv4 および IPv6 コマンド
発行日;2013/04/26   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

IPv4 および IPv6 コマンド

ここでは、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでブロードバンド ネットワーク ゲートウェイ(BNG)の IPv4 および IPv6 のコマンドの設定に使用される Cisco IOS XR ソフトウェアのコマンドについて説明します。 関連設定の詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Broadband Network Gateway Configuration Guide』を参照してください。

ipv4 mtu

インターフェイスで送信される IPv4 パケットの最大伝送単位(MTU)サイズを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv4 mtu コマンドを使用します。 デフォルトの MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv4 mtu bytes

no ipv4 mtu

構文の説明

bytes

バイト単位の MTU。 範囲は、IPv4 パケットで 68 ~ 65535 バイトです。 インターフェイスで設定できる最大 MTU サイズは、インターフェイス メディアにより異なります。

コマンド デフォルト

MTU サイズが、インターフェイスで送信される IPv4 パケットに設定されていない場合、そのインターフェイスは、レイヤ 2 MTU から MTU を取得します。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モード

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.2.0

このコマンドが、BNG のダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

ルータは、インターフェイスに設定されている MTU サイズを超えているすべての IPv4 パケットをフラグメントします。

インターフェイスで設定できる最大 MTU サイズは、インターフェイス メディアにより異なります。 レイヤ 2 MTU がレイヤ 3 MTU より小さい場合、Cisco IOS XR ソフトウェアは、レイヤ 3 MTU にレイヤ 2 MTU 値を使用します。 逆に、レイヤ 3 MTU がレイヤ 2 MTU より小さい場合、ソフトウェアは、レイヤ 3 MTU 値を使用します。 つまり、Cisco IOS XR ソフトウェアは、MTU の 2 つの値のうち小さい方を使用します。

物理メディアのすべてのデバイスは、同じプロトコル MTU を使用しなければなりません。

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。


(注)  


MTU 値を変更すると(mtu インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用)、IPv4 MTU 値に影響を与えます。 現在の IPv4 MTU 値が、MTU 値と同じ場合、MTU 値を変更すると、IPv4 MTU 値は、新しい MTU に合わせて自動的に修正されます。 ただし、この逆の作用はなく、IPv4 MTU 値を変更しても、mtu コマンドの値には影響しません。


タスク ID

タスク ID

操作

ipv4

read, write

network

read, write

config-services

read, write

次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 の最大 IPv4 パケット サイズを 300 バイトに設定する例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet0/1/1/0
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 mtu 300
次に、ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードで IPv4 パケットの最大サイズを 300 バイトに設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp p1
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv4 mtu 300

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv4 interface

IPv4 に設定されているインターフェイスの MTU ステータスを表示します。

ipv4 unnumbered(point-to-point)

明示的な IPv4 アドレスをポイントツーポイント インターフェイスに割り当てることなく、そのインターフェイスでの IPv4 処理をイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv4 unnumbered コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv4 unnumbered interface-type interface-instance

no ipv4 unnumbered interface-type interface-instance

構文の説明

interface-type

インターフェイス タイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。

interface-instance

次に示す、物理インターフェイス インスタンスまたは仮想インターフェイス インスタンスのいずれかです。

  • 物理インターフェイス インスタンス。 名前表記は rack/slot/module/port です。値の間に表記の一部としてスラッシュが必要です。
    • rack:ラックのシャーシ番号。
    • slot:モジュラ サービス カードまたはラインカードの物理スロット番号。
    • module:モジュール番号。 物理層インターフェイス モジュール(PLIM)は、常に 0 です。
    • port:インターフェイスの物理ポート番号。
    (注)     

    ルート プロセッサ カード上に管理イーサネット インターフェイスがある場合、物理スロット番号は英数字(RSP0 )で、モジュールは CPU0 です。 例:インターフェイス MgmtEth0/RSP0 /CPU0/0。

  • 仮想インターフェイス インスタンス。 数字の範囲は、インターフェイス タイプによって異なります。

ルータ構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。

コマンド デフォルト

ポイントツーポイント インターフェイスでの IPv4 処理は、IPv4 アドレスがそのインターフェイスに明示的に割り当てられない限りディセーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モード

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.2.0

このコマンドが、BNG のダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。

unnumbered インターフェイスがパケットを生成する場合(たとえば、ルーティング アップデートのため)、必ず、IPv4 パケットの送信元アドレスとして指定されているインターフェイスのアドレスが使用されます。 また、unnumbered インターフェイスを介してアップデートを送信するルーティング プロセスを判別する場合、指定されたインターフェイスの IPv4 アドレスが使用されます。 制約事項は次のとおりです。

  • インターフェイスがアドレスを持たないため、インターフェイスがアップ状態かどうかを判断するために ping EXEC コマンドは使用できません。 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)は、インターフェイス ステータスのリモート監視に使用できます。

interface-type および interface-number 引数で指定されたインターフェイスは、イネーブルにされている必要があります(show interfaces コマンド出力に「up」と表示)。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv4

read, write

network

read, write

config-services

read, write

次の例では、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 にループバック インターフェイス アドレス 5 が割り当てられます。

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface loopback 5
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 192.168.6.6 255.255.255.0
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unnumbered loopback 5
次の例では、ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードで Bundle-Ether インターフェイスにアドレス 100.10 が割り当てられます。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp p1
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv4 unnumbered Bundle-Ether100.10

ipv4 unreachables disable

IPv4 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)到達不能メッセージの生成をディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv4 unreachables disable コマンドを使用します。 ICMP 到達不能メッセージの生成を再びイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv4 unreachables disable

no ipv4 unreachables disable

構文の説明

このコマンドには、キーワードと引数はありません。

コマンド デフォルト

IPv4 ICMP 到達不能メッセージが生成されます。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モード

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.2.0

このコマンドが、BNG のダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

ソフトウェアが、それ自体を宛先とした、認識しないプロトコルを使用する非ブロードキャスト パケットを受信した場合、その送信元に ICMP プロトコル到達不能メッセージを送信します。

宛先アドレスまでのルートが不明なため最終的な宛先に配信できないデータグラムを受信した場合、ソフトウェアはそのデータグラムの発信者に ICMP ホスト到達不能メッセージで応答します。

このコマンドは、多くの ICMP 到達不能メッセージに影響を与えます。

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv4

read, write

network

read, write

config-services

read, write

次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 で ICMP 到達不能メッセージの生成をディセーブルにする例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet0/1/1/0
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unreachables disable
次に、ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードで ICMP 到達不能メッセージの生成をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp foo
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv4 unreachables disable

ipv4 verify unicast source reachable-via

IPv4 ユニキャスト リバース パス転送(RPF)チェックをイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv4 verify unicast source reachable-via コマンドを使用します。 ユニキャスト RPF をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv4 verify unicast source reachable-via { any | rx } [allow-default] [allow-self-ping]

no ipv4 verify unicast source reachable-via { any | rx } [allow-default] [allow-self-ping]

構文の説明

any

ルーズ ユニキャスト RPF チェックをイネーブルにします。 ルーズ ユニキャスト RPF がイネーブルの場合、パケットは、その送信元プレフィックスがルーティング テーブルに存在しない限り転送されません。

rx

ストリクト ユニキャスト RPF チェックをイネーブルにします。 ストリクト ユニキャスト RPF がイネーブルの場合、パケットは、その送信元プレフィックスがルーティング テーブルに存在し、出力インターフェイスがパケットの受信インターフェイスと一致しない限り転送されません。

allow-default

(任意)デフォルト ルートのマッチングをイネーブルにします。 このオプションは、ルーズおよびストリクトの両方の RPF に適用されます。

allow-self-ping

(任意)ルータによるインターフェイスの PING をイネーブルにします。このオプションは、ルーズおよびストリクトの両方の RPF に適用されます。

コマンド デフォルト

IPv4 ユニキャスト RPF はディセーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モード

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.2.0

このコマンドが、BNG のダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。

ルータを通過する変形または偽造(スプーフィング)された IP 送信元アドレスによって発生する問題を減少させるには、ipv4 verify unicast source reachable-via インターフェイス コマンドを使用します。 変形または偽造(スプーフィング)されたソース アドレスは、ソース IP アドレスのスプーフィングに基づいたサービス拒絶(DoS)攻撃を示すことができます。

ストリクト ユニキャスト RPF がインターフェイスでイネーブルの場合、ルータは、そのインターフェイスで受信されるすべてのパケットを検証します。 ルータは、送信元アドレスがルーティング テーブルにあり、パケットが受信されるインターフェイスと一致するか確認します。

ルーズ ユニキャスト RPF がインターフェイスでイネーブルの場合、ルータは、そのインターフェイスで受信されるすべてのパケットを検証します。 ルータは、送信元アドレスが任意のルータ インターフェイスを介して送信できるか確認します。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv4

read, write

network

read, write

config-services

read, write

次に、gigabitethernet インターフェイス 0/1/0/0 でストリクト RPF を設定する例を示します。


RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/0/0
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 verify unicast source reachable-via rx

次に、gigabitethernet インターフェイス 0/0/0/1 でルーズ RPF を設定する例を示します。


RP/0/RSP0/CPU0:routerios(config)# interface gigabitethernet 0/0/0/1
RP/0/RSP0/CPU0:routerios(config-if)# ipv4 verify unicast source reachable-via any

次に、ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードでストリクト RPF を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp p1
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv4 verify unicast source reachable-via rx

ipv6 enable

明示的な IPv6 アドレスが設定されていないインターフェイス上で IPv6 処理をイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv6 enable コマンドを使用します。 明示的な IPv6 アドレスでまだ設定されていないインターフェイスで IPv6 処理をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv6 enable

no ipv6 enable

構文の説明

このコマンドには、キーワードと引数はありません。

コマンド デフォルト

IPv6 はディセーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.3.0

このコマンドが、BNG のダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

ipv6 enable コマンドは、インターフェイスの IPv6 リンクローカル ユニキャスト アドレスを自動的に設定し、そのインターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにします。 no ipv6 enable コマンドを使用しても、明示的な IPv6 アドレスが設定されているインターフェイスでの IPv6 処理はディセーブルになりません。

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv6

read, write

network

read, write

config-services

read, write

次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 での IPv6 処理をイネーブルにする例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 enable
次に、ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードで IPv6 処理をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp foo
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 enable

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv6 interface

IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。

ipv6 mtu

インターフェイスで送信される IPv6 パケットの最大伝送単位(MTU)サイズを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv6 mtu コマンドを使用します。 デフォルトの MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv6 mtu bytes

no ipv6 mtu

構文の説明

bytes

バイト単位の MTU。 範囲は、IPv6 パケットで 1280 ~ 65535 バイトです。 インターフェイスで設定できる最大 MTU サイズは、インターフェイス メディアにより異なります。

コマンド デフォルト

MTU サイズが、インターフェイスで送信される IPv6 パケットに設定されていない場合、そのインターフェイスは、レイヤ 2 MTU から MTU を取得します。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.3.0

このコマンドが、BNG のダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

IPv6 パケットが、インターフェイスで設定されている MTU を超える場合、パケットの発信元ルータだけがこれをフラグメントできます。

インターフェイスで設定できる最大 MTU サイズは、インターフェイス メディアにより異なります。 レイヤ 2 MTU がレイヤ 3 MTU より小さい場合、Cisco IOS XR ソフトウェアは、レイヤ 3 MTU にレイヤ 2 MTU 値を使用します。 逆に、レイヤ 3 MTU がレイヤ 2 MTU より小さい場合、ソフトウェアは、レイヤ 3 MTU 値を使用します。 つまり、Cisco IOS XR ソフトウェアは、MTU の 2 つの値のうち小さい方を使用します。

物理メディアのすべてのデバイスは、同じプロトコル MTU を使用しなければなりません。

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。


(注)  


MTU 値を変更すると(mtu インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用)、IPv6 MTU 値に影響を与えます。 現在の IPv6 MTU 値が、MTU 値と同じ場合、MTU 値を変更すると、IPv6 MTU 値は、新しい MTU に合わせて自動的に修正されます。 ただし、この逆の作用はなく、IPv6 MTU 値と変更しても、mtu コマンドの値には影響しません。


タスク ID

タスク ID

操作

ipv6

read, write

network

read, write

config-services

read, write

次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 の最大 IPv6 パケット サイズを 1350 バイトに設定する例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet0/1/1/0
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 mtu 1350
次に、ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードで IPv6 パケットの最大サイズを 1350 バイトに設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp foo
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv6 mtu 1350

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv6 interface

IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。

ipv6 unreachables disable

IPv6 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)到達不能メッセージの生成をディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv6 unreachables disable コマンドを使用します。 ICMP 到達不能メッセージの生成を再びイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv6 unreachables disable

no ipv6 unreachables disable

構文の説明

このコマンドには、キーワードと引数はありません。

コマンド デフォルト

IPv6 ICMP 到達不能メッセージが生成されます。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モード

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.3.0

このコマンドが、BNG のダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

ソフトウェアが、それ自体を宛先とした、認識しないプロトコルを使用する非ブロードキャスト パケットを受信した場合、その送信元に ICMP プロトコル到達不能メッセージを送信します。

宛先アドレスまでのルートが不明なため最終的な宛先に配信できないデータグラムを受信した場合、ソフトウェアはそのデータグラムの発信者に ICMP ホスト到達不能メッセージで応答します。

このコマンドは、多くの ICMP 到達不能メッセージに影響を与えます。

ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv6

read, write

network

read, write

config-services

read, write

次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/6/0/0 で ICMP 到達不能メッセージの生成をディセーブルにする例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/6/0/0
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 unreachables disable 
次に、ダイナミック テンプレート コンフィギュレーション モードで ICMP 到達不能メッセージの生成をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp foo
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv6 unreachables disable

show ipv4 interface

IPv4 に設定されたインターフェイスの使用可能性ステータスを表示するには、EXEC モードで show ipv4 interface コマンドを使用します。

show ipv4 [ vrf vrf-name ] interface [ type interface-path-id | brief | summary ]

構文の説明

vrf

(任意)VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンス情報を表示します。

vrf-name

(任意)VRF の名前。

type

インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。

interface-path-id

次に示す、物理インターフェイス インスタンスまたは仮想インターフェイス インスタンスのいずれかです。

  • 物理インターフェイス インスタンス。 名前表記は rack/slot/module/port です。値の間に表記の一部としてスラッシュが必要です。
    • rack:ラックのシャーシ番号。
    • slot:モジュラ サービス カードまたはラインカードの物理スロット番号。
    • module:モジュール番号。 物理層インターフェイス モジュール(PLIM)は、常に 0 です。
    • port:インターフェイスの物理ポート番号。
    (注)     

    ルート プロセッサ カード上に管理イーサネット インターフェイスがある場合、物理スロット番号は英数字(RSP0 )で、モジュールは CPU0 です。 例:インターフェイス MgmtEth0/RSP0 /CPU0/0。

  • 仮想インターフェイス インスタンス。 数字の範囲は、インターフェイス タイプによって異なります。

ルータ構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。

brief

(任意)ルータのインターフェイス、およびそのプロトコルとライン ステートで設定されているプライマリ IPv4 アドレスを表示します。

summary

(任意)ルータの割り当て済み、未割り当てまたは unnumbered のインターフェイス数。

コマンド デフォルト

VRF が指定されない場合、デフォルトの VRF が表示されます。

コマンド モード

EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.2.0

このコマンドが BNG でサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

show ipv4 interface コマンドの出力は、IPv4 に固有である点を除き、show ipv6 interface コマンドの出力と似ています。

インターフェイスの名前は、名前が VRF インスタンスに属する場合だけ表示されます。 vrf-name が指定されない場合、インターフェイス インスタンスは、インターフェイスがデフォルト VRF に属する場合だけ表示されます。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv4

read

network

read

これは、show ipv4 interface コマンドの出力例です。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv4 interface

Loopback0 is Up, line protocol is Up
  Internet address is 10
.0.0.1/8

  Secondary address 10.0.0.2
/8
  MTU is 1514 (1514 is available to IP)
  Multicast reserved groups joined: 10.0.0.1
  Directed broadcast forwarding is disabled
  Outgoing access list is not set
  Inbound  access list is not set
  Proxy ARP is enabled
  ICMP redirects are always sent
  ICMP unreachables are always sent
gigabitethernet0
/0/0/0 is Up, line protocol is Up
  Internet address is 10.25.58.1/16
  MTU is 1514 (1500 is available to IP)
  Multicast reserved groups joined: 10
.0.224
.1
  Directed broadcast forwarding is disabled
  Outgoing access list is not set
  Inbound  access list is not set
  Proxy ARP is enabled
  ICMP redirects are always sent
  ICMP unreachables are always sent
gigabitethernet0
/0/0/0 is Shutdown, line protocol is Down
  Vrf is default (vrfid 0x60000000)
  Internet protocol processing disabled

次の表に、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。



表 1 show ipv4 interface コマンドのフィールドの説明

フィールド

説明

Loopback0 is Up

インターフェイス ハードウェアが使用可能な場合、インターフェイスには「Up」マークが付けられます。インターフェイスが使用可能になるには、インターフェイス ハードウェアと回線プロトコルの両方がアップ状態になければなりません。

line protocol is Up

インターフェイスが、双方向通信を提供できる場合、回線プロトコルには「UP」マークが付けられます。インターフェイスが使用可能になるには、インターフェイス ハードウェアと回線プロトコルの両方がアップ状態になければなりません。

Internet address

インターフェイスの IPv4 インターネット アドレスおよびサブネット マスク。

Secondary address

セカンダリ アドレス(設定されている場合)を表示します。

MTU

インターフェイスに設定されている IPv4 MTU 値を表示します。1

Multicast reserved groups joined

このインターフェイスが属するマルチキャスト グループを示します。

Directed broadcast forwarding

ダイレクト ブロードキャスト転送がイネーブルまたはディセーブルかを示します。

Outgoing access list

インターフェイスに発信アクセス リストが設定されているかどうかを示します。

Inbound access list

インターフェイスに着信アクセス リストが設定されているかどうかを示します。

Proxy ARP

インターフェイスでプロキシ ARP がイネーブルまたはディセーブルのいずれになっているかを示します。2

ICMP redirects

ICMPv4 リダイレクトがこのインターフェイスに送信されるかどうかを指定します。3

ICMP unreachables

このインターフェイスで到達不能メッセージが送信されるかどうかを指定します。

Internet protocol processing disabled

インターフェイスで IPv4 アドレスが設定されていないことを示します。

1 MTU =最大伝送単位
2 ARP = アドレス解決プロトコル
3 ICMPv4 = インターネット制御メッセージ プロトコル バージョン 4

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv6 interface

IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。

show ipv4 traffic

IPv4 トラフィックの統計情報を表示するには、EXEC モードで show ipv4 traffic コマンドを使用します。

show ipv4 traffic [brief]

構文の説明

brief

(任意)IPv4 およびインターネット制御メッセージ プロトコル バージョン 4(ICMPv4)トラフィックだけを表示します。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.2.0

このコマンドが BNG でサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

show ipv4 traffic コマンドの出力は、IPv4 に固有である点を除き、show ipv6 traffic コマンドの出力と似ています。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv4

read

network

read

これは、show ipv4 traffic コマンドの出力例です。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv4 traffic

IP statistics:
  Rcvd:  16372 total, 16372 local destination
         0 format errors, 0 bad hop count
         0 unknown protocol, 0 not a gateway
         0 security failures, 0 bad source, 0 bad header
         0 with options, 0 bad, 0 unknown
  Opts:  0 end, 0 nop, 0 basic security, 0 extended security
         0 strict source rt, 0 loose source rt, 0 record rt
         0 stream ID, 0 timestamp, 0 alert, 0 cipso
  Frags: 0 reassembled, 0 timeouts, 0 couldn't reassemble
         0 fragmented, 0 fragment count
  Bcast: 0 sent, 0 received
  Mcast: 0 sent, 0 received
   Drop: 0 encapsulation failed, 0 no route, 0 too big, 0 sanity address check
   Sent: 16372 total

ICMP statistics:
  Sent: 0 admin unreachable, 0 network unreachable
        0 host unreachable, 0 protocol unreachable
        0 port unreachable, 0 fragment unreachable
        0 time to live exceeded, 0 reassembly ttl exceeded
        5 echo request, 0 echo reply
        0 mask request, 0 mask reply
        0 parameter error, 0 redirects
        5 total
  Rcvd: 0 admin unreachable, 0 network unreachable
        2 host unreachable, 0 protocol unreachable
        0 port unreachable, 0 fragment unreachable
        0 time to live exceeded, 0 reassembly ttl exceeded
        0 echo request, 5 echo reply
        0 mask request, 0 mask reply
        0 redirect, 0 parameter error
        0 source quench, 0 timestamp, 0 timestamp reply
        0 router advertisement, 0 router solicitation
        7 total, 0 checksum errors, 0 unknown

UDP statistics:
        16365 packets input, 16367 packets output
        0 checksum errors, 0 no port
        0 forwarded broadcasts

TCP statistics:
        0 packets input, 0 packets output
        0 checksum errors, 0 no port

次の表に、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。



表 2 show ipv4 traffic コマンドのフィールドの説明

フィールド

説明

bad hop count

TTL フィールドがゼロに減少されたためパケットが廃棄されるときに発生します。4

encapsulation failed

通常、ルータに ARP 要求エントリがないため、データグラムを送信しなかったことを示します。

format errors

不可能なインターネット ヘッダー長など、パケット フォーマットでの大きな間違いを示します。

IP statistics Rcvd total

ソフトウェア プレーンで受信されるローカル宛先およびその他のパケットの合計数を示します。 ハードウェアで転送または廃棄される IP パケットは考慮されません。

no route

Cisco IOS XR ソフトウェアが送信方法を認識していなかったデータグラムを廃棄するときにカウントされます。

4 TTL = 存続可能時間

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv6 traffic

IPv6 トラフィックに関する統計情報を表示します。

show ipv6 interface

IPv6 に設定されたインターフェイスの使用可能性ステータスを表示するには、EXEC モードで show ipv6 interface コマンドを使用します。

show ipv6 [ vrf vrf-name ] interface [ type interface-path-id | brief | summary ]

構文の説明

vrf

(任意)VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンス情報を表示します。

vrf-name

(任意)VRF の名前。

type

(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。

interface-path-id

(任意)次のような物理インターフェイスのインスタンスまたは仮想インターフェイスのインスタンスです。

  • 物理インターフェイス インスタンス。 名前表記は rack/slot/module/port です。値の間に表記の一部としてスラッシュが必要です。
    • rack:ラックのシャーシ番号。
    • slot:モジュラ サービス カードまたはラインカードの物理スロット番号。
    • module:モジュール番号。 物理層インターフェイス モジュール(PLIM)は、常に 0 です。
    • port:インターフェイスの物理ポート番号。
    (注)     

    ルート プロセッサ カード上に管理イーサネット インターフェイスがある場合、物理スロット番号は英数字(RSP0 )で、モジュールは CPU0 です。 例:インターフェイス MgmtEth0/RSP0 /CPU0/0。

  • 仮想インターフェイス インスタンス。 数字の範囲は、インターフェイス タイプによって異なります。

ルータ構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。

brief

(任意)ルータ インターフェイス、およびそのプロトコルとライン ステートで設定されているプライマリ IPv6 アドレスを表示します。

summary

(任意)ルータの割り当て済み、未割り当てまたは unnumbered のインターフェイス数。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.3.0

このコマンドが BNG でサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

show ipv6 interface コマンドの出力は、IPv6 に固有である点を除き、show ipv4 interface コマンドの出力と似ています。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv6

read

これは、show ipv6 interface コマンドの出力例です。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 interface 

GigabitEthernet0/2/0/0 is Up, line protocol is Up, Vrfid is default (0x60000000)
  IPv6 is enabled, link-local address is fe80::212:daff:fe62:c150 
  Global unicast address(es):
    202::1, subnet is 202::/64 
  Joined group address(es): ff02::1:ff00:1 ff02::1:ff62:c150 ff02::2
      ff02::1
  MTU is 1514 (1500 is available to IPv6)
  ICMP redirects are disabled
  ICMP unreachables are enabled
  ND DAD is enabled, number of DAD attempts 1
  ND reachable time is 0 milliseconds
  ND advertised retransmit interval is 0 milliseconds
  ND router advertisements are sent every 200 seconds
  ND router advertisements live for 1800 seconds
  Hosts use stateless autoconfig for addresses.
  Outgoing access list is not set
  Inbound  access list is not set

次の表に、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。



表 3 show ipv6 interface コマンドのフィールドの説明

フィールド

説明

GigabitEthernet0 /3/0/0 is Shutdown, line protocol is Down

インターフェイス ハードウェアが現在アクティブかどうか(回線信号が存在するかどうか)、およびそれが管理者によりダウン状態にされているかどうかを示します。 インターフェイス ハードウェアが使用可能な場合、インターフェイスには「Up」マークが付けられます。インターフェイスが使用可能になるには、インターフェイス ハードウェアと回線プロトコルの両方がアップ状態になければなりません。

line protocol is Up (or down)

回線プロトコルを扱うソフトウェア プロセスが回線を使用可能と見なしているかどうか(つまり、キープアライブが成功しているかどうか)を示します。 インターフェイスが、双方向通信を提供できる場合、回線プロトコルには「UP」マークが付けられます。インターフェイスが使用可能になるには、インターフェイス ハードウェアと回線プロトコルの両方がアップ状態になければなりません。

IPv6 is enabled, stalled, disabled (stalled and disabled are not shown in sample output)

IPv6 がインターフェイスでイネーブル、ストールまたはディセーブルかを示します。 IPv6 がイネーブルの場合、インターフェイスには「enabled」マークが付けられます。重複アドレス検出処理がインターフェイスのリンクローカル アドレスを重複アドレスと識別した場合、IPv6 パケットは、そのインターフェイスでディセーブルであり、インターフェイスには「stalled」マークが付けられます。IPv6 がイネーブルでない場合、インターフェイスには「disabled」マークが付けられます。

link-local address

インターフェイスに割り当てられているリンクローカル アドレスを表示します。

TENTATIVE

重複アドレス検出に関連するアドレスの状態。 状態は次のいずれかです。

  • duplicate:アドレスが一意ではなく、使用されていません。 重複アドレスが、インターフェイスのリンクローカル アドレスの場合、IPv6 パケットの処理は、そのインターフェイスでディセーブルになります。
  • tentative:重複アドレス検出が、このインターフェイスで保留中か実行中です。
(注)     

アドレスがこれらのいずれの状態でもない(アドレスの状態がブランク)場合、アドレスは一意で、使用中です。

Global unicast addresses

インターフェイスに割り当てられているグローバル ユニキャスト アドレスを表示します。

ICMP redirects

インターフェイスでのインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)IPv6 リダイレクト メッセージの状態(メッセージの送信かイネーブルかディセーブルか)。

ND DAD

インターフェイスでの重複アドレス検出の状態(イネーブルまたはディスーブル)。

number of DAD attempts

重複アドレス検出が実行されているときに、インターフェイスで送信されるネイバー送信要求メッセージの連続数。

ND reachable time

このインターフェイスに割り当てられているネイバー探索到達可能時間(ミリ秒)を表示します。

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv4 interface

IPv4 用に設定されたインターフェイスの使用可能性ステータスを表示します。

show ipv6 neighbors

IPv6 ネイバー探索キャッシュ情報を表示するには、EXEC モードで show ipv6 neighbors コマンドを使用します。

show ipv6 neighbors [ type interface-path-id | location node-id ]

構文の説明

type

(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。

interface-path-id

(任意)次のような物理インターフェイスのインスタンスまたは仮想インターフェイスのインスタンスです。

  • 物理インターフェイス インスタンス。 名前表記は rack/slot/module/port です。値の間に表記の一部としてスラッシュが必要です。
    • rack:ラックのシャーシ番号。
    • slot:モジュラ サービス カードまたはラインカードの物理スロット番号。
    • module:モジュール番号。 物理層インターフェイス モジュール(PLIM)は、常に 0 です。
    • port:インターフェイスの物理ポート番号。
    (注)     

    ルート プロセッサ カード上に管理イーサネット インターフェイスがある場合、物理スロット番号は英数字(RSP0 )で、モジュールは CPU0 です。 例:インターフェイス MgmtEth0/RSP0 /CPU0/0。

  • 仮想インターフェイス インスタンス。 数字の範囲は、インターフェイス タイプによって異なります。

ルータ構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。

location node-id

(任意)ノードを指定します。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。

コマンド デフォルト

すべての IPv6 ネイバー探索キャッシュ情報が表示されます。

コマンド モード

EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.3.0

このコマンドが BNG でサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

interface-type および interface-number 引数が指定されていない場合、すべての IPv6 隣接のキャッシュ情報が表示されます。 interface-type および interface-number 引数を指定すると、指定してインターフェイスのキャッシュ情報だけが表示されます。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv6

read

次に、インターフェイス タイプおよび番号を指定して入力された show ipv6 neighbors コマンドの出力例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 neighbors 
gigabitethernet 

0/0/0/0

IPv6 Address                              Age Link-layer Addr State Interface
2000:0:0:4::2                               0 0003.a0d6.141e  REACH gigabitethernet2

FE80::203:A0FF:FED6:141E                    0 0003.a0d6.141e  REACH gigabitethernet2

3001:1::45a                                 - 0002.7d1a.9472  REACH gigabitethernet2


次に、IPv6 アドレスを指定して入力された show ipv6 neighbors コマンドの出力例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 neighbors 2000:0:0:4::2

IPv6 Address                              Age Link-layer Addr State Interface
2000:0:0:4::2                               0 0003.a0d6.141e  REACH gigabitethernet2


次の表に、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。



表 4 show ipv6 neighbors コマンドのフィールドの説明

フィールド

説明

IPv6 Address

隣接またはインターフェイスの IPv6 アドレス。

Age

アドレスが到達可能と確認されてから経過した時間(分)。 ハイフン(-)はスタティック エントリを示します。

Link-layer Addr

MAC アドレス。 アドレスが不明の場合、ハイフン(-)が表示されます。

State

隣接キャッシュ エントリの状態。 次に、IPv6 ネイバー探索キャッシュのダイナミック エントリの状態を示します。

  • INCMP (incomplete):アドレス解決がエントリで実行中です。 ネイバー送信要求メッセージがターゲットの送信要求ノード マルチキャスト アドレスに送信されましたが、対応するネイバー アドバタイズメント メッセージが受信されていません。
  • reach (reachable):隣接への転送パスが正しく機能していたことを示す確認が、最後の ReachableTime ミリ秒内に受信されました。 reach 状態の場合、デバイスは、パケット送信時に特別な処理を行いません。
  • stale:転送パスが正しく機能していたことを示す確認が最後に受信されてから経過した時間が、ReachableTime ミリ秒を超えています。 stale 状態にある場合、デバイスは、パケットが送信されるまで処理は行いません。
  • delay:転送パスが正しく機能していたことを示す確認が最後に受信されてから経過した時間が、ReachableTime ミリ秒を超えています。 パケットは直近の DELAY_FIRST_PROBE_TIME 秒以内に送信されました。 到達可能性確認が、delay 状態になってから DELAY_FIRST_PROBE_TIME 秒以内に受信されない場合、ネイバー送信要求メッセージを送信して、状態を probe に変更します。
  • probe:到達可能性確認が受信されるまで、RetransTimer ミリ秒ごとに、ネイバー送信要求メッセージを再送信することで、到達可能性確認が積極的に求められます。

次に、IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリの可能な状態を示します。

  • INCMP (incomplete):このエントリのインターフェイスはダウン状態です。
  • reach (reachable):このエントリのインターフェイスはアップ状態です。
(注)     

到達可能性検出は、IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリには適用されません。そのため、INCMP (incomplete) および reach (reachable) 状態の説明は、ダイナミックおよびスタティック キャッシュ エントリで異なります。

Interface

アドレスに到達可能であったインターフェイス。

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv6 neighbors summary

近隣エントリのサマリー情報を表示します。

show ipv6 neighbors summary

ネイバー エントリのサマリー情報を表示するには、EXEC モードで show ipv6 neighbors summary コマンドを使用します。

show ipv6 neighbors summary

構文の説明

このコマンドには、キーワードと引数はありません。

コマンド デフォルト

デフォルト値は、disabled です。

コマンド モード

EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.3.0

このコマンドが BNG でサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv6

read

この show ipv6 neighbors summary コマンドの出力例では、ネイバー エントリのサマリー情報が表示されています。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 neighbors summary

Mcast nbr entries:
    Subtotal: 0
Static nbr entries:
    Subtotal: 0
Dynamic nbr entries:
    Subtotal: 0

Total nbr entries: 0

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv6 neighbors

IPv6 ネイバー探索キャッシュ情報を表示します。

show ipv6 traffic

IPv6 トラフィックの統計情報を表示するには、EXEC モードで show traffic コマンドを使用します。

show ipv6 traffic [brief]

構文の説明

brief

(任意)IPv6 およびインターネット制御メッセージ プロトコル バージョン 6(ICMPv6)トラフィック統計情報だけを表示します。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

リリース 4.3.0

このコマンドが BNG でサポートされました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

show ipv6 traffic コマンドの出力は、IPv6 に固有である点を除き、show ipv4 traffic コマンドの出力と似ています。

タスク ID

タスク ID

操作

ipv6

read

network

read

これは、show ipv6 traffic コマンドの出力例です。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 traffic

	IPv6 statistics:
  Rcvd:  0 total, 0 local destination
         0 source-routed, 0 truncated
         0 format errors, 0 hop count exceeded
         0 bad header, 0 unknown option, 0 bad source
         0 unknown protocol
         0 fragments, 0 total reassembled
         0 reassembly timeouts, 0 reassembly failures
         0 reassembly max drop
         0  sanity address check drops
  Sent:  0 generated, 0 forwarded
         0 fragmented into 0 fragments, 0 failed
         0 no route, 0 too big
  Mcast: 0 received, 0 sent

ICMP statistics:
  Rcvd: 0 input, 0 checksum errors, 0 too short
        0 unknown error type
        unreach: 0 routing, 0 admin, 0 neighbor,
                 0 address, 0 port, 0 unknown
        parameter: 0 error, 0 header, 0 option,
                   0 unknown
        0 hopcount expired, 0 reassembly timeout,
        0 unknown timeout, 0 too big,
        0 echo request, 0 echo reply
  Sent: 0 output, 0 rate-limited
        unreach: 0 routing, 0 admin, 0 neighbor,
                 0 address, 0 port, 0 unknown
        parameter: 0 error, 0 header, 0 option
                 0 unknown
        0 hopcount expired, 0 reassembly timeout,
        0 unknown timeout, 0 too big,
        0 echo request, 0 echo reply

Neighbor Discovery ICMP statistics:
  Rcvd: 0 router solicit, 0 router advert, 0 redirect
        0 neighbor solicit, 0 neighbor advert
  Sent: 0 router solicit, 0 router advert, 0 redirect
        0 neighbor solicit, 0 neighbor advert

UDP statistics:
        0 packets input, 0 checksum errors
        0 length errors, 0 no port, 0 dropped
        0 packets output

TCP statistics:s
        0 packets input, 0 checksum errors, 0 dropped
        0 packets output, 0 retransmitted

次の表に、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。



表 5 show ipv6 traffic コマンドのフィールドの説明

フィールド

説明

Rcvd:

この項の統計情報は、ルータにより受信されたパケットについての情報です。

total

ソフトウェアにより受信されたパケットの合計数。

local destination

ローカルに送信され、ソフトウェアにより受信されたパケットの合計数。

source-routed

RH でソフトウェアにより参照されるパケット。

truncated

ソフトウェアにより参照される、切り捨てられたパケット。

bad header

通常の HBH、RH、DH または HA でエラーが検出されました。 ソフトウェア限定。

unknown option

IPv6 ヘッダーの不明なオプション タイプ。

unknown protocol

受信されたパケットの IP ヘッダーで指定されているプロトコルが到達不能です。

Sent:

この項の統計情報は、ルータにより送信されたパケットについての情報です。

forwarded

ソフトウェアにより送信されたパケット。 パケットが最初のルックアップで転送できない場合(たとえば、パケットでオプション処理が必要な場合)、ソフトウェアにより転送された場合でも、パケットはこのカウントに含まれません。

Mcast:

マルチキャスト パケット。

ICMP statistics:

インターネット制御メッセージ プロトコルの統計情報。

関連コマンド

コマンド

説明

show ipv4 traffic

IPv4 トラフィックに関する統計情報を表示します。