Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ システム管理コマンド リファレンス リリース 4.2.x
バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)コマンド: Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ
バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)コマンド: Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ
発行日;2013/03/04   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)コマンド: Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ

このモジュールでは、バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)プロセスのステータスを表示するために使用できる show コマンドについて説明します。 BCDL は Cisco IOS XR ソフトウェアに高性能ダウンロード機能を提供します。 この機能は、次の内部アプリケーションで使用されます。

  • IPv4 および IPv6 ユニキャスト ルーティング プロトコル:ルータのグローバル ルーティング情報ベース(GRIB)からラインカードに転送情報をダウンロードできます。
  • IPv4 および IPv6 マルチキャスト ルーティング プロトコル:マルチキャスト ルーティング情報ベース(MRIB)のエントリを、各種のラインカードのマルチキャスト転送情報ベース(MFIB)を管理するコンシューマにダウンロードします。
  • MPLS:ラベル転送情報ベース(LFIB)のエントリをラインカードにダウンロードします。
  • ファブリック管理:ファブリック ハードウェアの選択した部分に対する個別のファブリック グループ ID(FGID)のメンバーシップを更新します。
  • CDS:コンテキスト配信サービス。

BCDL を使用するために特別な設定は必要ありません。

show bcdl

バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)の情報を表示するには、EXEC モードで show bcdl コマンドを使用します。

show bcdl [group_name]

Syntax Description

group_name

(任意)特定の BCDL グループの情報を表示します。

Command Default

デフォルトの動作または値はありません。

Command Modes

EXEC

Command History

リリース

変更箇所

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

Usage Guidelines

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

Task ID

タスク ID

操作

sysmgr

読み取り

Examples

次の例は、 show bcdl コマンドの出力例を示します。

 
RP/0/RSP0/CPU0:router# show bcdl ipv4_rib 

Sun May 31 06:56:12.093 PST 
grp ipv4_rib, gid 2040, sg cnt 1, agent jid 124, node 0/RSP0/CPU0, pulse 105, 
new mbr 0 
sg  lwg fd csmr hdlr-act dnld-act susp wait-lck seq pulse-tot pulse-out 
 0 2043 11    4       no       no   no        0 113       103         0 
  
表 1  show bcdl のフィールドの説明

フィールド

説明

group

ダウンロードのタイプと Group Services Protocol(GSP; グループ サービス プロトコル)グループ名。

gid

GSP の Heavyweight グループ(HWG)。 これは、コンシューマが最初に参加するグループです。 制御のアップデートを送信するために BCDL エージェントで使用されます。

sg count

この特定のダウンロード タイプのサブグループの数。

agent jid

BCDL エージェントのジョブ ID。 JID は 特定のプロセスを表す数値の ID で、プロセスを再起動しても変わりません。

node

エージェントが実行されているノード。ラック/スロット/モジュール の形式で示されます。

pulse

BCDL エージェントをパルス化するためにプロデューサで使用されるパルス符号。

new mbr

サブグループがまだ割り当てられていない新しいコンシューマの数。

sg

サブグループ番号。

lwg

GSP の Lightweight グループ。 これは、HWG の子のグループです。 BCDL エージェントは、データを受信するためにこのグループに参加するようコンシューマに要求します。

fd

プロデューサと BCDL エージェントの間の接続ハンドル。

csmr

コンシューマの数。

hdlr-act

実行中のダウンロードがあるかどうかを示します。

dnld-act

コンバージェンス フラグが送信されたかどうかを示します。

susp

キューがいっぱいになったためにダウンロードが中断されているかどうかを示します。

wait-lck

ゼロ以外の場合、このサブグループの制御を取得するために他のスレッドを待機しているスレッドがあります。

seq

このサブグループで最後に送信されたメッセージのシーケンス番号。

pulse-tot

プロデューサによって BCDL エージェントに送信されたパルスの総数。

pulse-out

BCDL エージェントによってまだ処理されていない未処理のパルスの総数。

show bcdl consumers

バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)のコンシューマ情報を表示するには、EXEC モードで show bcdl consumers コマンドを使用します。

show bcdl consumers [group_name]

Syntax Description

group_name

(任意)特定の BCDL グループの情報を表示します。

Command Default

デフォルトの動作または値はありません。

Command Modes

EXEC

Command History

リリース

変更箇所

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

Usage Guidelines

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

Task ID

タスク ID

操作

sysmgr

読み取り

Examples

次の例は、show bcdl consumers コマンドの出力例を示します。


RP/0/RSP0/CPU0:router# show bcdl consumers ipv4_rib

Sun May 31 06:17:38.209 PST
group ipv4_rib, gsp gid 2040, 4 consumers, agent jid 124, node 0/RSP0/CPU0
(expected 4 consumers to reply, received 4 replies)
      pid       node asg csg  lwg sus  messages       bytes  errs name
   323727 0/RSP0/CPU0   0   0 2043   N       113       54196     0 fib_mgr
   110686   0/6/CPU0   0   0 2043   N       111       54140     0 fib_mgr
   110686   0/4/CPU0   0   0 2043   N       112       54168     0 fib_mgr
   110686   0/1/CPU0   0   0 2043   N       111       54140     0 fib_mgr
    
次の表に、これらの出力に表示される重要なフィールドについて説明します。ここでは、表 1で説明したものは省略します。

表 2  show bcdl consumers のフィールドの説明

フィールド

説明

PID

プロセス ID

node

コンシューマのノード。ラック/スロット/モジュール の形式で示されます。

asg

BCDL エージェントによってこのコンシューマが属していると認識されているサブグループ。

csg

コンシューマ自身が属していると認識しているサブグループ。

messages

この特定のコンシューマで処理されるメッセージの数。

bytes

この特定のコンシューマで処理されるバイト数。

errors

コンシューマで発生したエラーの数。 このフィールドは接続がリセットされた回数を示します。

name

コンシューマ プロセスの名前。

show bcdl queues

バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)のキュー情報を表示するには、EXEC モードで show bcdl queues コマンドを使用します。

show bcdl queues [group_name]

Syntax Description

group_name

(任意)特定の BCDL グループの情報を表示します。

Command Default

デフォルトの動作または値はありません。

Command Modes

EXEC

Command History

リリース

変更箇所

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

Usage Guidelines

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

Task ID

タスク ID

操作

sysmgr

読み取り

Examples

次の例は、 show bcdl queues コマンドの出力例を示します。


RP/0/RSP0/CPU0:router# show bcdl queues ipv4_rib

Sun May 31 07:13:28.665 PST
group ipv4_rib, gsp gid 2040, 4 consumers, agent jid 124, node 0/RSP0/CPU0
(expected 4 consumers to reply, received 4 replies)
      pid       node asg csg  lwg sus msgs_in_q  bytes_in_q  errs name
   323727 0/RSP0/CPU0   0   0 2043   N         0           0     0 fib_mgr
   110686   0/6/CPU0   0   0 2043   N         0           0     0 fib_mgr
   110686   0/1/CPU0   0   0 2043   N         0           0     0 fib_mgr
   110686   0/4/CPU0   0   0 2043   N         0           0     0 fib_mgr
  
  

表 1 また、これらの出力に表示される重要なフィールドについては、表 1を参照してください。

show bcdl tables

バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)のテーブル情報を表示するには、EXEC モードで show bcdl tables コマンドを使用します。

show bcdl tables [group_name]

Syntax Description

group_name

特定の BCDL グループの情報を表示します。

Command Default

デフォルトの動作または値はありません。

Command Modes

EXEC

Command History

リリース

変更箇所

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

Usage Guidelines

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

Task ID

タスク ID

操作

sysmgr

読み取り

Examples

次の例は、show bcdl tables コマンドの出力例を示します。


RP/0/RSP0/CPU0:router# show bcdl tables ipv4_rib

Sun May 31 07:19:29.878 PST
grp ipv4_rib, gid 2040, sg cnt 1, agent jid 124, node 0/RSP0/CPU0, pulse 105, ne
w mbr 0
  sg  lwg fd csmr hdlr-act dnld-act susp wait-lck   seq pulse-tot pulse-out
   0 2043 11    4       no       no   no        0   113       103         0
sgs: 1, table_cnt: 1, table_mid_cnt: 4, buf size: 100
Showing table info for 1 subgroups
 sg 0: has 1 tables (messages: 0, bytes: 0)
  table 0xe0000000: 4 members, dnld act: 0, messages: 113, bytes: 54196
   cnsmr 0: pid 323727 on node 0/RSP0/CPU0
   cnsmr 1: pid 110686 on node 0/6/CPU0
   cnsmr 2: pid 110686 on node 0/1/CPU0
   cnsmr 3: pid 110686 on node 0/4/CPU0
    
表 1 および表 1 で説明されていない、ここに表示される重要なフィールドの説明をこの表に示します。

表 3  show bcdl tables のフィールドの説明

フィールド

説明

sgs

サブグループの数。

table_cnt

このサブグループ内のテーブルの数。

sg

情報が示されている特定のサブグループ。

has 1 tables

このサブグループ内のテーブルの数。

messages

特定のテーブル ID に関連付けられていない送信メッセージ数。

bytes

特定のテーブル ID に関連付けられていない送信バイト数。

table

情報が示されている特定のテーブルの ID。

members

このテーブルに関連付けられているコンシューマの数。

dnld act

コンバージェンス フラグが送信されたかどうかを示します。

messages

特定のテーブルの送信メッセージ数。

bytes

特定のテーブルの送信バイト数。

cnsmr 0: pid 419725 on node 0/RP0/CPU0

指定したテーブル内の各コンシューマのプロセス ID およびノード情報。

show bcdl trace

バルク コンテンツ ダウンローダ(BCDL)のトレース情報を表示するには、EXEC モードで show bcdl trace コマンドを使用します。

show bcdl trace [group_name] [event] [timing] [grpsnd] [ wrapping | unique ] [hexdump] [ last n ] [reverse] [stats] [tailf] [verbose] [ file filename original location node-id | location { node-id | all } ]

Syntax Description

group_name

(任意)特定の BCDL グループの情報を表示します。

event

(任意)イベント トレース エントリを表示します。

timing

(任意)タイミング トレース エントリを表示します。

grpsnd

(任意)グループ送信トレース エントリを表示します。

wrapping

(任意)折り返しエントリを表示します。

unique

(任意)一意のエントリだけをこのエントリが表示される回数と併せて表示します。

hexdump

(任意)16 進数表記のトレースを表示します。

last n

(任意)最近の n 個のトレースだけを表示します。

reverse

(任意)最新のトレースを最初に表示します。

stats

(任意)実行パスの統計情報を表示します。

tailf

(任意)新たに追加されたトレースを表示します。

verbose

(任意)追加の内部デバッグ情報を表示します。

file filename original location node-id

(任意)表示するファイルのファイル名および元の位置を指定します。

location {node-id | all}

実行パスのモニタリング情報を表示する RP ノードを指定します。 node-id 引数は、ラック/スロット/モジュール の形式で表されます。 all キーワードでは、すべての RP ノードを指定します。

Command Default

なし

Command Modes

EXEC

Command History

リリース

変更箇所

リリース 3.7.2

このコマンドが追加されました。

Usage Guidelines

このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。

Task ID

タスク ID

操作

sysmgr

読み取り

Examples

次の例は、show bcdl trace コマンドの出力例を示します。


RP/0/RSP0/CPU0:router# show bcdl trace ipv4_rib location 0/1/cpu0

Sun May 31 08:21:07.933 PST
143 wrapping entries (4096 possible, 0 filtered, 143 total)
May 21 15:14:55.790 bcdl/c/ipv4_rib 0/1/CPU0 t4  LE 
  bcdl_join_internal: timer_create ret 0, id is 9
May 21 15:14:56.890 bcdl/c/ipv4_rib 0/1/CPU0 t7  LE 
  bcdl_join_internal: group_lookup bcdl_ipv4_rib 
  returned gid 2040
May 21 15:14:56.966 bcdl/c/ipv4_rib 0/1/CPU0 t7  LE 
  join hwg 2040 returns 0
May 21 15:14:56.978 bcdl/c/ipv4_rib 0/1/CPU0 t7  LE 
  bcdl_join_internal: joined group bcdl_ipv4_rib, 
  member count 5
May 21 15:14:58.969 bcdl/c/ipv4_rib 0/1/CPU0 t7  LE 
  rcv gsp mtype 3: connection init sg 1 cur_seq 0 
  lwg_gid 2056 table tag 0x00000000 resend state yes
May 21 15:14:58.969 bcdl/c/ipv4_rib 0/1/CPU0 t7  LE 
  pc ring high water 0 -> 1, 0 bytes
May 21 15:14:58.969 bcdl/c/ipv4_rib 0/1/CPU0 t4  LE 
  c_h deliver msg_id 7 connection init, table event 
  0 table tag 0x00000000
May 21 15:14:58.969 bcdl/c/ipv4_rib 0/1/CPU0 t4  LE 
  conn init, seq 64206 -> 0, sg 65534 -> 1, gid 2040, 
  lwg gid -1 -> 2056
 ...