Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ L2VPN およびイーサネット サービス コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 4.3.x
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ キャリア イーサネット モデル
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ キャリア イーサネット モデル
発行日;2013/04/10 | 英語版ドキュメント(2013/04/02 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ キャリア イーサネット モデル

内容

レイヤ 2 イーサネット インターフェイスを設定するための前提条件

レイヤ 2 理論と規格準拠

イーサネット テクノロジーの概要

キャリア イーサネット サービス

イーサネット ワイヤ サービス

イーサネット リレー サービス

イーサネット マルチポイント サービス

イーサネット フロー ポイント

イーサネット仮想回線

イーサネット OAM プロトコル

イーサネット インターフェイスでのレイヤ 2 VPN

ギガビット イーサネット プロトコル規格の概要

IEEE 802.3 物理イーサネット インフラストラクチャ

IEEE 802.3ab 1000BASE-T ギガビット イーサネット

IEEE 802.3z 1000 Mbps ギガビット イーサネット

IEEE 802.3ae 10 Gbps イーサネット

一般的なイーサネット規格

MAC アドレス

イーサネット MTU

イーサネット インターフェイスでのフロー制御

VRRP

HSRP

イーサネット インターフェイスのリンクのオートネゴシエーション

イーサネット フロー ポイントとは

バンドル インターフェイスでの EFP のスケーラビリティの改善

EFP CLI の概要

EFP 出力フィルタリング

EFP のフレームの識別

機能の適用

データ転送動作の定義

802.1Q VLAN

802.1Q タグ付きフレーム

サブインターフェイス

サブインターフェイス MTU

イーサネット バンドルでの VLAN サブインターフェイス

VLAN インターフェイスでのレイヤ 2 VPN

イーサネット インターフェイスでのレイヤ 2 機能の設定方法

ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットのデフォルト設定値

イーサネット インターフェイスの設定

10 ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

次の作業

イーサネット ポートでの接続回路の設定

EFP 出力フィルタリングの設定

802.1Q VLAN インターフェイスの設定

802.1Q VLAN サブインターフェイスの設定

ネイティブ VLAN の設定

802.1Q VLAN サブインターフェイスの削除

設定例

イーサネット インターフェイスの設定:例

L2VPN AC の設定:例

VPWS へのリンク バンドルの設定:例

物理インターフェイス(ポート モード)

サブインターフェイス(EFP モード)

イーサネット バンドルへの L2 および L3 サービスの設定:例

VLAN サブインターフェイスの設定:例

次の作業

その他の関連資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ キャリア イーサネット モデル

このモジュールでは、レイヤ 2(L2)の機能および規格について紹介します。このモジュールでは、Cisco IOS XR ソフトウェアをサポートする Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの L2VPN 機能を設定する方法についても説明します。

分散ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットのアーキテクチャと機能により、サービス プロバイダーは、ルータと POP 内の他のシステム(コア ルータ、エッジ ルータ、L2 スイッチ、レイヤ 3(L3)スイッチなど)を相互接続するために設計された、高密度、高帯域幅のネット ワーキング ソリューションを提供でき、その一方でネットワークのスケーラビリティおよびパフォーマンスも提供されます。


) ここでは、[Management Ethernet] インターフェイスの設定情報は説明しません。管理イーサネット インターフェイスを設定し、Telnet サーバをイネーブルにする方法については、『Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ Getting Started Guide』を参照してください。ルーティングのために管理イーサネット インターフェイスを設定するには、または管理イーサネット インターフェイスの設定を変更するには、「Advanced Configuration and Modification of the Management Ethernet Interface on the Cisco ASR 9000 Series Router」モジュールを参照してください。


Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ のイーサネット インターフェイス設定の機能履歴

リリース
変更内容

リリース 3.7.2

この機能は、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータで導入されました。

リリース 4.1.1

バンドル インターフェイスの EFP のスケーラビリティが導入されました。

レイヤ 2 イーサネット インターフェイスを設定するための前提条件

イーサネット インターフェイスを設定する前に、次のタスクと条件が満たされていることを確認してください。

このコマンド リファレンスには、各コマンドに必要なタスク ID が含まれます。 このコマンド リファレンスには、各コマンドに必要なタスク ID が含まれます。

ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。

次のラインカードの少なくとも 1 つが Cisco ASR 9000 シリーズ ルータに取り付けられていることを確認してください。

4 ポート 10 ギガビット イーサネット(4 x 10 GE)ラインカード

8 ポート 10 ギガビット イーサネット(4 x 10 GE)ラインカード

40 ポート 1 ギガビット イーサネット ラインカード

インターフェイスの IP アドレスがわかっていること。

汎用インターフェイス名に汎用表記法の rack/slot/module/port を適用する方法を理解しています。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ レイヤ 2 理論と規格準拠

イーサネット インターフェイスを設定するには、次の概念を理解している必要があります。

「イーサネット テクノロジーの概要」

「キャリア イーサネット サービス」

「イーサネット インターフェイスでのレイヤ 2 VPN」

「ギガビット イーサネット プロトコル規格の概要」

「MAC アドレス」

「イーサネット MTU」

「イーサネット インターフェイスでのフロー制御」

「VRRP」

「HSRP」

「イーサネット インターフェイスのリンクのオートネゴシエーション」

「イーサネット フロー ポイントとは」

「EFP 出力フィルタリング」

「802.1Q VLAN」

イーサネット テクノロジーの概要

イーサネットは IEEE 802.3 国際規格によって定義されています。イーサネットによって、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、または光ファイバケーブルで、最大 1024 ノードの接続が可能になります。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータは、ギガビット イーサネット(1000 Mbps)インターフェイスおよび 10 ギガビット イーサネット(10 Gbps)インターフェイスをサポートしています。

キャリア イーサネット サービス

シスコおよびメトロ イーサネット フォーラム(MEF)は、次の主な L2 イーサネット サービス タイプを承認しています。サービス名は異なりますが、機能は同じです。次のサービスです。

イーサネット ワイヤ サービス(EWS)

イーサネット リレー サービス(ERS)

イーサネット マルチポイント サービス(EMS)

イーサネット フロー ポイント(EFP)

Ethernet Virtual Connection(EVC)

イーサネット WAN(EWAN)について説明する際に、次の用語を使用します。

CE(カスタマー エッジ):サービス プロバイダーに接続するカスタマー デバイス

PE(プロバイダー エッジ):カスタマーに接続するサービス プロバイダー デバイス

UNI:CE と PE 間の接続

AC:CE を PE に接続する物理または仮想回線

多重化 UNI:複数の VLAN フローをサポートする UNI

疑似回線:サービス プロバイダー ネットワーク内のエンドツーエンド パスを示すために使用する用語

図 1 EWAN の用語

 

イーサネット ワイヤ サービス

イーサネット ワイヤ サービスは、ポイントツーポイントのイーサネット セグメントをエミュレートするサービスです。これは、プロバイダー エッジが L2 で動作し、通常 L2+ ネットワークで実行される以外、イーサネット専用回線(EPL)、レイヤ 1 ポイントツーポイント サービスに似ています。EWS は特定の UNI で受信されたすべてのフレームをカプセル化し、フレームに含まれる内容を参照せずに、これらのフレームを単一出力 UNI に転送します。このサービスの動作は EWS を VLAN タグ付きフレームで使用できることを示します。VLAN タグは、一部の例外を除いて EWS(ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU))に対して透過的です。これらの例外には、IEEE 802.1x、IEEE 802.2ad、および IEEE 802.3x が含まれます。これは、これらのフレームがローカルで意味を持ち、カスタマーと SP の両方がそれらのフレームをローカルで終端処理できる利点があるためです。

サービス プロバイダーはインターフェイスでフレームを単純に受け取り、実際のフレームを参照せずにこれらを送信するため(ただし、形式と長さが特定のインターフェイスに適合していることは確認します)、EWS はカスタマーのイーサネット フレーム内にある VLAN タグに関与しません。

EWS は all-to-one バンドリングの概念に対応しています。つまり、EWS はポイントツーポイント回線の一方のエンドのポートと他方のエンドのポートをマッピングします。EWS はポート間サービスです。したがって、カスタマーが 1 つのスイッチまたはルータを n 個のスイッチまたはルータに接続する必要がある場合は、n 個のポートおよび n 個の疑似回線または論理回線が必要になります。

 

考慮すべき 1 つの重要なポイントは、EWS はイーサネット レイヤ 1 接続を広範にエミュレートするにもかかわらず、サービスは共有インフラストラクチャで提供され、したがって、すべてのインターフェイス帯域幅を常に使用できる可能性は低く、またそのようにする必要もないということです。EWS は、通常、多くのユーザが伝送パスのどこかで回線を共有する、サブライン レート サービスです。その結果、コストが EPL のコストよりも、ほとんどの場合、小さくなります。SP は、レイヤ 1 EPL とは異なり、特定契約の特定目的を達成するために、QoS およびトラフィック エンジニアリングを実装する必要があります。ただし、カスタマー アプリケーションに本当の意味でのワイヤ レート透過サービスが必要な場合、DWDM(高密度波長分割多重)、CDWM(低密度波長分割多重)、SONET/SDH などの光送信デバイスを使用して提供される EPL サービスを検討する必要があります。

イーサネット リレー サービス

イーサネット リレー サービスは、ポイントツーポイント接続を提供する点で EWS に似ています。EWS と ERS の主な違いは、ERS は、VLAN タグを使用して、宛先の異なる複数の疑似回線を 1 つのポートとの間で多重化する点です。つまり、EPL および EWS とは異なり、ERS は、1 対多の多重化サービスです。サービス多重化は、複数の疑似回線が 1 つのアクセス インターフェイスまたは UNI を使用することを意味します。これらの回線は L2VPN 内、たとえばインターネット ゲートウェイにおいて終端可能です。サービス ユーザの観点からは、このサービス多重化機能により、インターフェイス使用の効率化、ケーブル設備の単純化、および追加インターフェイスに関連するメンテナンス コストの削減が実現します。

1 つのルータが他の n 個のルータに接続する上の同じ例を使用した場合、送信元ルータには、EWS の場合と同様に、サービス用ポートは n 個ではなく 1 個のみ必要です。サービスは、ポート間で提供する必要はなく、論理的疑似回線間でも提供できます。ERS の場合、各回線は、別のリモート ロケーションで終端可能です(図 4)。一方、EWS を使用した場合、すべてのフレームが 1 つの回線にマップされます。したがって、1 つの出力ポイントにマップされることとなります。

図 2 ERS サービス多重化の例:1 ポート(左)をすべての宛先(右)に対し使用可能

 

ERS では、フレーム リレーと同様に、カスタマー デバイスはサービス プロバイダー ネットワークに接続されている単一の物理ポートを介して複数の接続にアクセスできます。ERS で提供されるサービスは、VLAN 番号が、フレーム リレーのデータ リンク接続識別子(DLCI)と同様の方法で、仮想回線識別子として使用される点において、フレーム リレーと概念が類似していると考えることができます。EWS とは異なり、ERS は BPDU を転送しません。これは、IEEE 802.1Q(VLAN タギング)がデフォルト VLAN で BPDU だけを送信するためです。ハブアンドスポーク ネットワークでは、最大で 1 つのスポークしか BPDU を受信しないため、ネットワークの残りの部分ではスパニングツリーは中断されます。したがって、ERS は、BPDU を一切送信せず、イーサネット スパニングツリーの代わりにルーティング プロトコルを実行します。こうしたルーティング プロトコルは、カスタマーおよびプロバイダーに対し、より優れた柔軟性、トラフィック決定特性、および付加価値サービスを提供します。

イーサネット マルチポイント サービス

イーサネット マルチポイント サービス(EMS)は、マルチポイント接続モデルを提供する点において EWS および ERS と異なります。EMS サービスの定義は、IETF バーチャル プライベート LAN サービス(VPLS)ワーク グループ内でまだ検討中ですので注意してください。EMS はマルチポイント モデルを使用しますが、1 つの宛先へユニキャスト パケットを転送できます。つまり、ポイントツーポイント接続をサポートします。エンド ユーザには、ネットワークは、エンドツーエンド疑似回線リンクではなく、各カスタマーが独自の VLAN またはブロードキャスト ドメインを使用する巨大イーサネット スイッチのように見えます。

EMS の例

EMS は特定のポイントツーポイント疑似回線にインターフェイスまたは VLAN をマッピングしません。代わりに、仮想イーサネット スイッチの動作を模倣します。つまり、EMS はカスタマーの MAC アドレスを使用して、サービス プロバイダー ネットワーク内の適切な出力 UNI にフレームを転送します。EMS は、イーサネット スイッチのサービス属性のエミュレートとインターフェース アソシエーションのための送信元 MAC の学習、不明ブロードキャストおよびマルチキャスト フレームのフラッディング、およびサービス ユーザのスパニングツリー プロトコルのモニタ(オプション)を実行します。注意する 1 つの重要なポイントは、サービス プロバイダーは転送ネットワーク内でスパニングツリーを使用する場合があるにもかかわらず、サービス ユーザのスパニングツリーとの相互動作がないことです。

このサービスは、L3 ではなく L2 で動作することを除き、MPLS VPN に動作が似ています。VPLS EMS は実行可能なソリューションですが、これのスケーラビリティと QoS 制御は、MPLS VPN のスケーラビリティと QoS 制御に比べると低品質です。さらに、サービス プロバイダーが付加価値レイヤ 3 サービスを提供することは、はるかに困難であり、不可能な場合もあります(これは本マニュアルで後述しています)。

イーサネット フロー ポイント

イーサネット フロー ポイント(EFP)はメイン インターフェイスのサブストリーム パーティションです。Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでは、EFP はカプセル化ステートメントにより L2 サブインターフェイスとして実装されます。

イーサネット仮想回線

イーサネット仮想回線(EVC)はポイントツーポイント トンネルです。Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでは、EVC は疑似回線(PW)として実装されます。

イーサネット OAM プロトコル

メトロ エリア ネットワーク(MAN)またはワイドエリア ネットワーク(WAN)テクノロジーとしてのイーサネットでは、運用管理および保守(OAM)機能の実装によって大きな恩恵が得られます。OAM 機能により、サービス プロバイダーは MAN や WAN で接続の品質をモニタできます。サービス プロバイダーは、特定のイベントをモニタし、イベントに対してアクションを実行し、必要に応じて、トラブルシューティングのために特定のインターフェイスをループバック モードにできます。リンクの片側または両側をモニタするようにイーサネット OAM 機能を設定できます。

イーサネット OAM プロトコルの詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Configuration Guide 』の「 Configuring Ethernet Interfaces on the Cisco ASR 9000 Series Router 」モジュールを参照してください。

イーサネット インターフェイスでのレイヤ 2 VPN

L2VPN 接続は、IP または MPLS 対応 IP ネットワーク間の LAN の動作をエミュレートすることで、イーサネット デバイス間が共通の LAN セグメントに接続した場合と同様に通信できるようになります。

L2VPN の機能によって、サービス プロバイダー(SP)は地理的に離れたカスタマー サイトにも L2 サービスを提供できるようになります。通常、SP はアクセス ネットワークを使用して、カスタマーをコア ネットワークに接続します。このアクセス ネットワークでは、イーサネット、フレーム リレーなどの L2 テクノロジーが併用される場合があります。カスタマー サイトと近接した SP エッジ ルータ間の接続は、接続回線(AC)と呼ばれます。カスタマーからのトラフィックは、このリンク上で SP コア ネットワークのエッジへ伝送されます。次に、SP コア ネットワーク上の疑似接続のトンネルを介して、別のエッジ ルータへ伝送されます。このトラフィックはエッジ ルータによって別の AC へと伝送され、そこからカスタマーのリモート サイトへ伝送されます。

L2VPN の機能によって、異なる種類の L2 接続回線と疑似回線間の接続が可能になります。その結果、ユーザはさまざまなエンドツーエンド サービスを実装できるようになります。

Cisco IOS XR ソフトウェアは、ポイントツーポイント エンドツーエンド サービスをサポートしています。つまり、2 つのイーサネット回路が相互に接続されます。L2VPN イーサネット ポートは、次の 2 モードのいずれかで動作します。

ポート モード:このモードでは、ポートに到達するすべてのパケットは、パケットに指定されている VLAN タグに関係なく、疑似回線上で送信されます。VLAN モードでは、l2transport コンフィギュレーション モードで設定が実行されます。

VLAN モード:CE(カスタマー エッジ)の各 VLAN または PE(プロバイダー エッジ)リンクへのアクセス ネットワークは個別の L2VPN 接続として設定できます(VC タイプ 4 または VC タイプ 5 を使用する)。VLAN 上で L2VPN を設定する方法については、このマニュアルの 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ キャリア イーサネット モデル」 モジュールを参照してください。VLAN モードでは、個別のサブインターフェイスで設定を実行します。

切り替えは次の 3 つの方法で実行できます。

AC-to-PW:PE に到達したトラフィックは PW(疑似回線)を介してトンネリングされます(反対に、PW を介して到達したトラフィックは AC を介して送信されます)。これが最も一般的なシナリオです。

ローカルの切り替え:1 つの AC 上で到達するトラフィックは、疑似接続を介さずに別の AC へ送出されます。

PW 切り替え:PW に到達するトラフィックは AC へ送信されませんが、別の PW 上でコアに返信されます。

イーサネット インターフェイスで L2VPN を設定する場合、次の点に気を付けてください。

L2VPN リンクは QoS(Quality of Service)および MTU(最大伝送ユニット)の設定をサポートしています。

ネットワークでパケットを透過的に伝送することを必須にしている場合、必要に応じて、サービス プロバイダー(SP)ネットワークのエッジでパケットの宛先 MAC(メディア アクセス コントロール)アドレスを変更します。こうすることで、SP ネットワークのデバイスによるパケットの消費が回避されます。

AC と疑似回線情報を表示するには、 show interfaces コマンドを使用します。

ギガビット イーサネット プロトコル規格の概要

ギガビット イーサネット インターフェイスは、次のプロトコル規格をサポートしています。

IEEE 802.3 物理イーサネット インフラストラクチャ

IEEE 802.3ab 1000BASE-T ギガビット イーサネット

IEEE 802.3z 1000 Mbps ギガビット イーサネット

IEEE 802.3ae 10 Gbps イーサネット

各規格の詳細については、このマニュアルで後述します。

IEEE 802.3 物理イーサネット インフラストラクチャ

IEEE 802.3 プロトコル規格では、接続するイーサネットの物理層とデータリンク層の MAC 下位層が定義されています。IEEE 802.3 では、多様な物理メディアで、また多様な速度でキャリア検知多重アクセス/衝突検出(CSMA/CD)アクセスを使用します。IEEE 802.3 規格は 10 Mbps イーサネットに対応します。IEEE 802.3 規格の拡張では、ギガビット イーサネット、10 ギガビット イーサネット、およびファスト イーサネットの実装を規定しています。

IEEE 802.3ab 1000BASE-T ギガビット イーサネット

IEEE 802.3ab プロトコル規格、つまり銅線上のギガビット イーサネット(別名 1000BaseT)は、既存のファスト イーサネット規格の拡張です。この拡張は、すでに設置されているカテゴリ 5e/6 ケーブル配線システム上のギガビット イーサネットの動作を規定しており、費用有効性の高いソリューションを実現できます。結果として、ファスト イーサネットを実行する銅線ベースの環境では既存のインフラストラクチャ上でギガビット イーサネットも実行できるため、要求の厳しいアプリケーションでもネットワークのパフォーマンスが大幅に向上します。

IEEE 802.3z 1000 Mbps ギガビット イーサネット

ギガビット イーサネットはイーサネット プロトコルの上で構築されますが、速度はファスト イーサネットの 10 倍で、1000 Mbps(1 Gbps)に上がります。ギガビット イーサネットを使用すると、デスクトップで 10 Mbps または 100 Mbps、データセンターで最高 1000 Mbps までイーサネットを拡張できます。ギガビット イーサネットは IEEE 802.3z プロトコル規格に準拠します。

ネットワーク管理者は、現在のイーサネット規格と、すでに設置されているイーサネットおよびファスト イーサネットのスイッチおよびルータのベースを利用することで、ギガビット イーサネットをサポートするために新しいテクノロジーのトレーニングや学習をし直す必要はなくなります。

IEEE 802.3ae 10 Gbps イーサネット

国際標準化組織の開放型システム間相互接続(OSI)モデルでは、イーサネットは基本的に L2 プロトコルです。10 ギガビット イーサネットでは、IEEE 802.3 イーサネット MAC プロトコル、IEEE 802.3 イーサネット フレーム形式、および IEEE 802.3 の最小および最大フレーム サイズを使用します。10 Gbps イーサネットは IEEE 802.3ae プロトコル規格に準拠します。

イーサネット モデルに忠実だった 1000BASE-X と 1000BASE-T(ギガビット イーサネット)と同様に、10 ギガビット イーサネットも速度と距離の点でイーサネットが自然に発展した結果です。10 ギガビット イーサネットは全二重方式でファイバのみのテクノロジーなので、低速で半二重方式のイーサネット テクノロジーを定義する CSMA/CD プロトコルを使用した、通信事業者に影響される多重アクセスは必要ありません。他のどの点でも、10 ギガビット イーサネットは元のイーサネット モデルに忠実です。

一般的なイーサネット規格

イーサネット II フレーム構成(別名 DIX)。

IEEE 802.3 フレーム構成には、LLC および LLC/SNAP プロトコル フレーム形式も含まれます。

IEEE 802.1d MAC ブリッジおよびスパニングツリー:この規格は、ブリッジング環境での MAC ラーニングと MAC エージングを指定します。また、元のスパニングツリー プロトコルを定義します。MSTP も IEEE 802.1s および IEEE 802.1q で定義されています。

IEEE 802.1q VLAN タギング:この規格は、VLAN タギングを定義し、またスイッチ間の従来の VLAN トランキングも定義します。技術的には、QinQ タギングおよび MSTP も定義します。Cisco ASR 9000 シリーズ ルータは ISL をサポートしません。

IEEE 802.1ad プロバイダー ブリッジ:この規格は 802.1q のサブセットであり、多くの場合 802.1ad と呼ばれます。Cisco ASR 9000 シリーズ ルータは、規格全体には準拠していませんが、規格の機能の大部分がサポートされます。

MAC アドレス

MAC アドレスは、L2 でインターフェイスを識別する一意の 6 バイト アドレスです。

イーサネット MTU

イーサネットの最大伝送単位(MTU)は、最大フレームのサイズから 4 バイトのフレーム チェック シーケンス(FCS)を引いた値です。この MTU がイーサネット ネットワークで伝送できるサイズです。パケットの宛先に到達するまでに経由する各物理ネットワークは、MTU が異なる可能性があります。

Cisco IOS XR ソフトウェアは、2 種類のフレーム転送プロセスをサポートしています。

IPV4 パケットのフラグメンテーション:このプロセスでは、ネクスト ホップの物理ネットワークの MTU 内に収まるように、必要に応じて IPv4 パケットが分割されます。


) IPv6 はフラグメンテーションをサポートしません。


MTU の検出プロセスによる最大パケット サイズの決定。このプロセスは、すべての IPv6 デバイスと発信側の IPv4 デバイスに使用できます。このプロセスでは、分割せずに送信できる IPv6 または IPv4 パケットの最大サイズを、発信側の IP デバイスが決定します。最大パケットは、IP 発信元デバイスおよび IP 宛先デバイス間にあるすべてのネットワークの中で、最小 MTU と等値です。このパス内にあるすべてのネットワークの最小 MTU よりもパケットが大きい場合、そのパケットは必要に応じて分割されます。このプロセスによって、発信側のデバイスから大きすぎる IP パケットが送信されなくなります。

標準フレーム サイズを超えるフレームの場合、ジャンボ フレームのサポートが自動的にイネーブルになります。デフォルト値は標準フレームの場合は 1514、802.1Q タグ付きフレームの場合は 1518 です。この数値に 4 バイトの FCS は含まれません。

イーサネット インターフェイスでのフロー制御

10 ギガビット イーサネット インターフェイスでのフロー制御は、フロー制御ポーズ フレームを定期的に送信する処理で構成されます。この処理は、標準の管理インターフェイスで使用される通常の全二重および半二重のフロー制御とは根本的に異なります。Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでは、入力および出力の両方でフロー制御はデフォルトではオフになっています。

VRRP

仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)によって、静的なデフォルトのルーティング環境に固有の単一障害点が除外されます。VRRP は、仮想ルータの役割を LAN 上の VPN コンセントレータの 1 つに動的に割り当てるという、選択プロトコルを規定します。仮想ルータに割り当てる IP アドレスを制御する VRRP VPN コンセントレータはマスターと呼ばれ、送信されたパケットをその IP アドレスに転送します。マスターが使用不可になると、バックアップ VPN コンセントレータがマスターの役割を引き継ぎます。

VRRP の詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Routers IP Addresses and Services Configuration Guide 』の「 Implementing VRRP」モジュールを参照してください。

HSRP

Hot Standby Routing Protocol(HSRP)はシスコの独自プロトコルです。HSRP は障害の発生時にルータのバックアップを用意するルーティング プロトコルです。複数のルータが同じセグメントのイーサネット、FDDI、またはトークンリング ネットワークに接続し、LAN 上にある単一の仮想ルータにとして連携します。これらのルータは同じ IP アドレスおよび MAC アドレスを共有するため、ルータのいずれかに障害が発生した場合でも、LAN 上のホストはそのまま同じ IP アドレスおよび MAC アドレスにパケットを転送できます。ルーティングの担当デバイスの切り替えは、ユーザには検知されません。

HSRP は、特定の状況で IP トラフィックを中断しないフェールオーバーをサポートし、ホストからは単一のルータを使用しているように見え、使用している第 1 ホップのルータに障害が発生した場合でも接続を維持できるように設計されています。つまり、HSRP は、発信元のホストが第 1 ホップのルータの IP アドレスを動的に取得できない場合でも、第 1 ホップのルータの障害に対処できます。複数のルータが HSRP に参加し、連携して単一の仮想ルータであるように見せます。HSRP によって、確実に単一のルータが仮想ルータの代わりにパケットを転送します。エンド ホストがそのパケットを仮想ルータに転送します。

パケットを転送するルータは、 アクティブ ルータ と呼ばれます。アクティブ ルータに障害が発生した場合、代わりになるスタンバイ ルータが選択されます。HSRP には、参加するルータの IP アドレスを使用して、アクティブ ルータとスタンバイ ルータを決定するメカニズムがあります。アクティブ ルータに障害が発生した場合、スタンバイ ルータが引き継ぐことができます。ホストの接続が長く切断することはありません。

HSRP はユーザ データグラム プロトコル(UDP)上で実行され、ポート番号 1985 を使用します。ルータは、プロトコル パケットの発信元アドレスとして仮想アドレスではなく実際の IP アドレスを使用するため、HSRP ルータは相互を識別できます。

HSRP の詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Routers IP Addresses and Services Configuration Guide 』の「 Implementing HSRP 」モジュールを参照してください。

イーサネット インターフェイスのリンクのオートネゴシエーション

リンクのオートネゴシエーションによって、リンク セグメントを共有するデバイスは、最高のパフォーマンス モードの相互運用で自動的に設定されます。イーサネット インターフェイスでリンクのオートネゴシエーションをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで negotiation auto コマンドを使用します。ラインカードのイーサネット インターフェイスで、リンクのオートネゴシエーションはデフォルトでディセーブルです。


negotiation auto コマンドは、ギガビット イーサネット インターフェイスだけで使用できます。


イーサネット フロー ポイントとは

イーサネット フロー ポイント(EFP)とは、物理またはバンドル インターフェイスにおいて、トラフィックの分類に使用されるレイヤ 2 の論理サブインターフェイスです。

物理インターフェイスは、ギガビット イーサネット 0/0/0/1 または 10 ギガビット イーサネット 0/0/0/0 インターフェイスの場合があり、ラインカードのポートがあります。バンドル インターフェイスは、物理インターフェイスをグループ化することにより作成される仮想インターフェイスです。

たとえば、ギガビット イーサネット 0/0/0/1、10 ギガビット イーサネット 0/0/0/0 などの物理インターフェイスは、バンドル インターフェイスのメンバーとして設定できます。

物理インターフェイスをグループ化すると、以下が可能になります。

ルーティング エントリの削減

バンドル インターフェイスの帯域幅の増加

バンドル メンバー間でのトラフィックのバランシング

EFP の特徴は、次のとおりです。

EFP は、インターフェイスで Ethernet Virtual Connection(EVC)の論理的な境界ポイントを表します。2 つ以上の UNI を関連付ける EVC では、EVC が通過するすべてのデバイスの各インターフェイスにフロー ポイントがあります。

EFP は、特定のサービスのインスタンス化と見なすことができます。EFP は、一連のフィルタによって定義されます。これらのフィルタは、特定の EFP に属するフレームを分類するために、すべての入力トラフィックに適用されます。EFP フィルタは一連のエントリであり、各エントリはパケットの先頭部分に類似しています(送信元/宛先 MAC アドレスは無視します)。各エントリには、通常、0、1、または 2 つの VLAN タグが含まれます。パケットが、フィルタのエントリと同じタグで始まる場合、そのパケットはフィルタに一致することになります。パケットの先頭部分がフィルタのエントリに対応しない場合、パケットはフィルタに一致しません。

EFP は次の 4 つの役割を果たします。

特定のインターフェイスで特定のフローに属するすべてのフレームを識別します。

入力および出力イーサネット ヘッダー処理を実行します。

識別されたフレームに機能を追加します。

オプションで、データ パスでのフレームの転送方法を定義します。

ルータの各種インターフェイスに EFP が設定されている場合、トラフィック フローに対しさまざまな操作を実行できます。また、ルータの 1 つ以上の入力 EFP から 1 つ以上の出力 EFP に対し多数の方法でトラフィックをブリッジングまたはトンネリングできます。このトラフィックでは、VLAN ID、シングルまたはダブル(QinQ)カプセル化、および Ethertype が併用されます。

図 3 に、EFP のモデルを示します。

図 3 EFP モデル

入力のどのトラフィックをその EFP に向けるか指定するために、EFP のサブインターフェイスを設定します。これは、入力で照合する VLAN、VLAN の範囲、または QinQ タギングを指定することで行います。入力のすべてのトラフィックは、各 EFP の一致条件と比較され、一致した場合には、その EFP によって処理されます。EFP によって実行される処理では、VLAN ID を変更すること、VLAN タグを追加または削除することや、Ethertype を変更することができます。

バンドル インターフェイスでの EFP のスケーラビリティの改善

次の 2 通りの方法でバンドル インターフェイスの EFP のスケーラビリティを改善できます。

シャーシあたりの EFP の数を 32000 から 64000 に増やします。

単一ノード ポイントで、ラインカードあたりの EFP の数を、物理インターフェイス スケーリングと同じスケールに増やします。

次に、ラインカードあたりの EFP のスケーラビリティを改善する例を示します。

バンドル インターフェイス スケーリングが 4000、1物理インターフェイス スケーリングが 16000 の B モジュール ラインカード タイプがあるとします。B モジュールの EFP のスケーラビリティは、バンドルあたり 4000 EFP のバンドルを 3 つ追加することで改善されます。


) バンドル インターフェイスに追加できる EFP の最大数は 4000 です。


ラインカードあたりの EFP の数は、16000 またはそれぞれ 4000 EFP の 4 つのバンドルに現在拡張されています。

EFP CLI の概要

Cisco IOS XR は、EFP および EVC 設定のための構造化 CLI を実装しています。EFP を設定するために、通常、次のコマンドが使用されます。

l2transport コマンド:このコマンドは、サブインターフェイス(または物理ポート、バンドルポートの親インターフェイス)を EFP として指定します。

encapsulation コマンド:このコマンドは、一致基準を指定するために使用されます。

rewrite コマンド:このコマンドは、VLAN タグの書き換え条件を指定するために使用されます。

EFP 出力フィルタリング

EFP 出力フィルタリング機能は、EFP 出力トラフィックをフィルタリングする方法を提供し、指定するすべての EFP の出力トラフィックが入力一致基準に準拠するようにします。

入力 EFP は出力 EFP に似ています。ルータは、EFP の入力一致条件に一致するトラフィックを、その EFP のトラフィックとして送信するように設定されます。これが実行されないようにルータを設定することができます。不一致の出力 EFP トラフィックがルータを出ることを防ぐための予防手段はありません。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ では、同じブリッジ ドメイン内の異なるポートで異なる VLAN を使用できます。これにより、ブリッジは、パケットの VLAN タグが設定されていないポートからパケットを転送できます。EFP 出力フィルタリングは、これを確認し、出力ポートで無効なパケットを廃棄します。

EFP のフレームの識別

EFP は、イーサネット カプセル化に関係なく、指定ポートで特定フローに属するフレームを識別します。EFP は、フレーム ヘッダー内のフィールドに基づいてフローまたは EFP に柔軟にフレームをマッピングできます。

以下を使用して、フレームと EFP を照合できます。

VLAN タグ

MAC アドレス(送信元アドレス、宛先アドレス、または両方)

802.1p CoS ビット

上の複数の項目の論理的な組み合わせ:VLAN、MAC および CoS

デフォルトの一致(つまり、特定の EFP に一致しない他のトラフィック)

プロトコル Ethertype

次の項目を使用して、フレームと EFP を照合することはできません。

以下のような、最も外側のイーサネット フレーム ヘッダーおよび関連するタグの外部の情報

IPv4、IPv6、または MPLS のタグ ヘッダーのデータ

C-DMAC、C-SMAC、または C-VLAN

上の有効なフレーム一致の論理和:VLAN、MAC、および CoS

特定の一致条件について、以降の各項で詳しく説明します。

VLAN タグの一致

表 1 で、さまざまなカプセル化タイプとそれぞれに対応する EFP 識別子について説明します。

 

表 1 VLAN タグの一致

カプセル化タイプ
EFP 識別子

タグなし

encapsulation コマンドで untagged キーワードを使用する、入力物理インターフェイスまたはサブインターフェイスの静的設定。タグなしサブインターフェイスは 1 つのみ使用できます。タグなしサブインターフェイスが作成されると、トラフィックは、メイン インターフェイスではなく、このインターフェイスに送られます。

プライオリティ タグ付きイーサネット フレーム

プライオリティ タグ付きフレームは、VLAN ID がゼロの、単一 802.1Q VLAN ヘッダーを持つフレームとして定義されます。

ネイティブ VLAN

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータはネイティブ VLAN をサポートしていません。

次のコマンドを使用してください。

encapsulation dot1q <vlan-id> , untagged

単一タグ付きフレーム

802.1Q カスタマー タグ付きイーサネット フレーム

二重タグ付きフレーム

802.1Q(ethertype 0x8100)二重タグ付きフレーム

802.1ad 二重タグ付きフレーム

レガシー 0x9100 および 0x9200 二重タグ付きフレーム

デフォルトのタギング

最大一致のワイルドカードが設定された EFP。目的は、同じ物理インターフェイスで他の EFP に一致しないトラフィックを受信することです。

特定の EFP にマッピングするフレームを定義するときに、ワイルドカードおよび VLAN の範囲を使用できます。EFP は、単一の VLAN タグ、VLAN タグの範囲、VLAN タグのスタック、または両方の組み合わせ(VLAN スタックとワイルドカード)に基づいてフローを区別できます。EFP は、EFP モデル、カプセル化非依存にする柔軟性を提供しています。また、新しいタギングまたはトンネリング方式を追加することで、EFP を拡張できるようになっています。

MAC アドレスの一致

送信元 MAC アドレス、宛先 MAC アドレス、または両方を照合できます。いずれの場合も、MAC アドレスは完全に一致する必要があります。ワイルドカード一致または部分一致では不十分な場合があります。

802.1p CoS ビットの一致

1 つ以上の精確な CoS 一致が指定されます。CoS は 3 ビットのみであるため、8 種類の選択に制限されます。

論理結合

上記の一致基準はすべて、個別の条件すべてを満たすフレームを選択的に組み合わせることができます。

デフォルトの一致

特定の EFP に一致していない他のすべてのトラフィックと一致する単一 EFP を定義できます。

照合順序と設定の検証

照合に使用する EFP の順序を決定できる、重複 EFP を設定できます。ただし、他の EFP または親トランク インターフェイスのサブインターフェイスと競合する EFP は、設定の検証でブロックする必要があります。

優先順位は、ハードウェアでの EFP 照合の適用方法に対し使用されます。このモデルは、あいまいな一致の前に、より精度の高い一致を処理するためのモデルです。

出力の動作

EFP 一致基準は出力でも使用でき、プラットフォーム サポートに基づいて、EFP から出力できるフレームをポリシングできます。条件(送信元/宛先 MAC 一致基準は入れ替わります)に一致しないフレームはドロップされます。

機能の適用

フレームが特定の EFP に一致した後、適切な機能を適用できます。このコンテキストでは、「機能」は、QoS、ACL などの機能、および設定により指定されたフレーム操作を意味します。イーサネット インフラストラクチャは、機能オーナーが EFP に機能を適用できるように適切なインターフェイスを提供しています。そのため、EFP を表すために IM インターフェイス ハンドルが使用され、これにより機能オーナーは、通常のインターフェイスまたはサブインターフェイスで機能が管理されるのと同じ方法で、EFP で機能を管理できます。

イーサネット インフラストラクチャの一部である EFP で適用できる唯一の L2 機能は、L2 ヘッダーのカプセル化の変更です。この L2 機能については、次の項で説明します。

カプセル化の変更

EFP は、入力と出力の両方で、次の L2 ヘッダーのカプセル化の変更をサポートしています。

1 つまたは 2 つの VLAN タグのプッシュ処理

1 つまたは 2 つの VLAN タグのポップ処理


) この変更では、EFP に部分一致するタグのポップ処理のみ実行できます。


1 つまたは 2 つの VLAN タグの書き換え

外部タグの書き換え

2 つの外部タグの書き換え

外部タグの書き換え、および追加タグのプッシュ処理

外部タグの削除、および内部タグの書き換え

各 VLAN ID 操作に対して、以下を指定できます。

VLAN タグ タイプ、つまり、C-VLAN、S-VLAN、または I-TAG。802.1Q C-VLAN タグの Ethertype は、dot1q tunneling type コマンドで定義されます。

VLAN ID。0 は、プライオリティ タグ付きフレームを生成するために、外部 VLAN タグに対し指定できます。


) タグの書き換えでは、以前のタグの CoS ビットを、802.1ad カプセル化フレームの DEI ビットと同じ方法で維持する必要があります。


データ転送動作の定義

データ パスで転送される特定のイーサネット フローに属するフレームを指定するために、EFP を使用できます。次の転送ケースが、Cisco IOS XR ソフトウェアでの EFP に対しサポートされます。

L2 スイッチド サービス(ブリッジング):EFP はブリッジ ドメインにマッピングされ、そこでフレームは宛先 MAC アドレスに基づいてスイッチングされます。これには、マルチポイント サービスが含まれます。

イーサネットとイーサネットのブリッジング

Virtual Private LAN Service(VPLS)

L2 スイッチド サービス(AC と AC の xconnect):これは、静的に確立されるポイントツーポイント L2 アソシエーションに対応し、MAC アドレス ルックアップを必要としません。

イーサネットとイーサネットのローカル スイッチング:EFP は同じポートまたは別のポートの S-VLAN にマッピングされます。S-VLAN は同一にすること、または別にすることができます。

トンネル型サービス(xconnect):EFP はレイヤ 3 トンネルにマッピングされます。これは、ポイントツーポイント サービスのみに対応します。

Ethernet over MPLS(EoMPLS)

L2TPv3

L2 終端サービス(レイヤ 3 サービスへのイーサネット アクセス):EFP は、グローバル アドレスを持つ IP インターフェイス、または VRF に属する IP インターフェイスにマッピングされます(IP および MPLS レイヤ 3 VPN の両方が含まれます)。

802.1Q VLAN

VLAN とは、実際は異なる LAN セグメント上のデバイスでも、同じセグメントで接続している場合と同様に通信できるように設定された、1 つまたは複数の LAN 上にあるデバイスのグループです。VLAN は、物理接続ではなく論理接続に基づいているため、ユーザ管理、ホスト管理、帯域割り当て、およびリソースの最適化がとても柔軟です。

IEEE の 802.1Q プロトコル規格では、ブロードキャストおよびマルチキャストのトラフィックが必要以上の帯域を消費しないように、大規模なネットワークを小規模なパーツに分割することで問題に対処しています。また、内部ネットワークのセグメント間に、より高レベルのセキュリティを実現できます。

802.1Q 仕様は、イーサネット フレームに VLAN メンバーシップ情報を挿入する標準方式を確立します。

Cisco IOS XR ソフトウェア は、ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット インターフェイスでの VLAN サブ インターフェイスの設定をサポートしています。

802.1Q タグ付きフレーム

IEEE 802.1Q タグ ベースの VLAN は、MAC ヘッダーの特別なタグを使用し、ブリッジでのフレームの VLAN メンバーシップを識別できます。このタグは、VLAN および Quality of Service(QoS)のプライオリティの識別に使用されます。VLAN は、手動での入力によってスタティックに作成することも、Generic Attribute Registration Protocol(GARP)VLAN Registration プロトコル(GVRP)を介してダイナミックに作成することもできます。VLAN ID は、フレームを特定の VLAN に関連付けて、スイッチがネットワークでフレームを処理する必要があるという情報を提供します。タグ付きフレームは、タグなしフレームよりも 4 バイト長く、イーサネット フレームの Type および Length フィールドにある 2 バイトの Tag Protocol Identifier(TPID)フィールドと、イーサネット フレームの Source Address フィールドの後ろから始まる 2 バイトの Tag Control Information(TCI)が含まれます。

サブインターフェイス

サブインターフェイスは、ハードウェア インターフェイス上に作成される論理インターフェイスです。これらのソフトウェア定義のインターフェイスにより、単一のハードウェア インターフェイス上でトラフィックを論理チャネルに分割することができ、また、物理インターフェイス上で帯域幅を効率的に利用することができます。

サブインターフェイスは、インターフェイス名の末尾に拡張を追加することで、他のインターフェイスと区別されます。たとえば、物理インターフェイス TenGigE 0/1/0/0 上のイーサネット サブインターフェイス 23 は、TenGigE 0/1/0/0.23 となります。

サブインターフェイスがトラフィックを渡すことができるようにするには、有効なタグ付きプロトコルのカプセル化と VLAN 識別子の割り当てが必要です。すべてのイーサネット サブインターフェイスは常に、デフォルトで 802.1Q VLAN でカプセル化されます。ただし、VLAN 識別子は明示的に定義する必要があります。

サブインターフェイス MTU

サブインターフェイスの最大伝送単位(MTU)は、物理インターフェイスから継承されます。これには、802.1Q VLAN タグに許可されている追加の 4 バイトも含まれます。

イーサネット バンドルでの VLAN サブインターフェイス

イーサネット バンドルは、1 つ以上のイーサネット ポートのグループを集約し、1 つのリンクとして扱うようにしたものです。単一のイーサネット バンドルに複数の VLAN サブインターフェイスを追加することができます。

イーサネット バンドルの設定方法については、このマニュアルの 「リンク バンドルの設定」 モジュールを参照してください。イーサネット バンドルに VLAN サブインターフェイスを作成する手順は、物理イーサネット インターフェイスに VLAN サブインターフェイスを作成する手順とまったく同じです。

イーサネット バンドルに VLAN サブインターフェイスを作成するには、このモジュールで後述する「802.1Q VLAN インターフェイスの設定」を参照してください。

VLAN インターフェイスでのレイヤ 2 VPN

レイヤ 2 バーチャル プライベート ネットワーク(L2VPN)機能によって、サービス プロバイダー(SP)は地理的に離れたカスタマー サイトにも L2 サービスを提供できるようになります。詳細は、このマニュアルで前述した「イーサネット インターフェイスの設定」モジュールにある「イーサネット インターフェイスでのレイヤ 2 VPN」の項を参照してください。

VLAN 接続回線(AC)を設定するための設定モデルは、基本の VLAN の設定に使用するモデルに類似しています。ユーザはまず VLAN サブインターフェイスを作成し、次にサブインターフェイス コンフィギュレーション モードで VLAN を設定します。接続回路を作成するには、 interface コマンド文字列に l2transport キーワードを含めて、そのインターフェイスが L2 インターフェイスであることを指定する必要があります。

VLAN AC は、L2VPN 操作の 3 つのモードをサポートします。

基本の Dot1Q 接続回線:この接続回線は、特定の VLAN タグで送受信されるすべてのフレームに対応します。

QinQ 接続回線:この接続回線は、特定の外部 VLAN タグおよび特定の内部 VLAN タグで送受信されるすべてのフレームに対応します。QinQ は、2 つのタグのスタックを使用する Dot1Q の拡張です。

Q-in-Any 接続回線:この接続回線は、内部 VLAN タグが L3 終端でない限り、特定の外部 VLAN タグおよび任意の内部 VLAN タグで送受信されるすべてのフレームに対応します。Q-in-Any は、ワイルドカード化を使用して任意の 2 番目のタグに一致させる QinQ の拡張です。


) Q-in-Any モードは、基本の Dot1Q モードを変化させたものです。Q-in-Any モードではフレームは基本の QinQ カプセル化が行われていますが、Q-in-Any モードでは内部タグは無関係です。ただし、いくつかの特定の内部 VLAN タグが特定のサービス用に使用される場合を除きます。たとえば、一般的なインターネット アクセスに L3 サービスを提供するために、あるタグが使用されることがあります。


CE-to-PE リンクの各 VLAN は、(VC タイプ 4 または VC タイプ 5 を使用する)独立した L2VPN 接続として設定できます。VLAN に L2VPN を設定するには、「802.1Q VLAN サブインターフェイスの削除」を参照してください。

VLAN に L2VPN を設定する場合は、次の事項に注意する必要があります。

Cisco IOS XR ソフトウェアは、ラインカードごとに最大 4000 の接続回線をサポートしています。

ポイントツーポイント接続では、2 つの接続回線を同じタイプにするべきではありません。たとえば、ポート モードのイーサネット接続回線は Dot1Q イーサネット接続回線に接続できます。

疑似回線は、VLAN モードまたはポート モードで実行できます。VLAN モードで実行される疑似回線に単一の Dot1Q タグを設定することができますが、ポート モードで実行される疑似回線にタグを設定することはできません。これらの異なるタイプの回路を接続するには、インターワーキングが必要です。この場合のインターワーキングは、タグのポップ、プッシュ、書き換えの形を取ります。L2VPN を使用するメリットは、まったく異なるタイプのメディアを接続するのに必要なインターワーキングを簡素化できることにあります。

MPLS 疑似回線の両側にある接続回線は異なるタイプでもかまいません。この場合、接続回線の一方または両方のエンドで、疑似回線を行うための適切な変換が行われます。

接続回線と疑似回線の情報を表示するには、 show interfaces コマンドを使用します。


show interfaces コマンドの詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Command Reference』を参照してください。


イーサネット インターフェイスでのレイヤ 2 機能の設定方法

この項では、次の作業について説明します。

「ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットのデフォルト設定値」

「イーサネット インターフェイスの設定」

「ギガビット イーサネット インターフェイスの設定」

「イーサネット ポートでの接続回路の設定」

「EFP 出力フィルタリングの設定」

「802.1Q VLAN インターフェイスの設定」


) インターフェイスの設定に関する詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Configuration Guide』を参照してください。


ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットのデフォルト設定値

表 2 は、ギガビット イーサネットまたは 10 ギガビット イーサネットのモジュラ サービス カードおよび PC の脅威対策 PLIM でインターフェイスをイネーブルにしたときに表示される、デフォルトのインターフェイス設定パラメータを示します。


) インターフェイスを管理上のダウン状態にするには、shutdown コマンドを使用する必要があります。インターフェイスのデフォルトは no shutdown です。ルータにモジュラ サービス カードを初めて挿入したときに、プリコンフィギュレーションが行われていない場合、設定マネージャによって shutdown 項目が設定に追加されます。この shutdown を削除できるのは、no shutdown コマンドを入力している場合のみです。


 

表 2 ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット モジュラ サービス カードのデフォルト設定値

パラメータ
設定ファイルのエントリ
デフォルト値
制約事項2

フロー制御

flow-control

出力オン
入力オフ

なし

MTU

mtu

1514 バイト(通常のフレーム)
1518 バイト(802.1Q タグ付きフレーム)
1522 バイト(QinQ フレーム)

なし

MAC アドレス

mac address

ハードウェア バーンドイン アドレス(BIA 3

L3 のみ

L2 ポート

l2transport

off/L3

L2 サブインターフェイスには L3 メイン親インターフェイスが必要です。

出力フィルタリング

Ethernet egress-filter

off

なし

リンク ネゴシエーション

negotiation

off

物理メイン インターフェイスのみ

Tunneling Ethertype

tunneling ethertype

0X8100

メイン インターフェイスのみで設定されます。サブインターフェイスのみに適用されます。

VLAN タグの一致

encapsulation

メイン インターフェイスではすべてのフレーム。サブインターフェイスでは指定されたフレームのみ

encapsulation コマンドはサブインターフェイスのみ

2.制約事項は L2 メイン インターフェイス、L2 サブインターフェイス、L3 メイン インターフェイス、インターフレックス L2 インターフェイスなどに適用されます。

3.組み込みのアドレス

 
1. 組み込みのアドレス

イーサネット インターフェイスの設定

この項では、次の作業について説明します。

10 ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

イーサネット インターフェイスの設定については、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Configuration Guide 』を参照してください。

10 ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

イーサネット インターフェイスを設定するには、次の作業を行います。

手順の概要

1. configure interface TenGigE [ instance ]

2. l2transport

3. mtu bytes

4. no shutdown

5. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

interface TenGigE [ instance ]

 
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/0/0/1

10 ギガビット イーサネット インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

l2transport

 
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# l2transport

ポートでレイヤ 2 トランスポート モードをイネーブルにし、レイヤ 2 トランスポート コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

mtu bytes

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-l2)# mtu 1448

ブリッジ ドメインの最大パケット サイズまたは最大伝送単位(MTU)サイズを調整します。

バイト単位で MTU サイズを指定するには、bytes 引数を使用します。範囲は 64 ~ 65535 です。

ステップ 4

no shutdown

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-l2)# no shutdown

shutdown 設定を削除します。こうすることでインターフェイスが強制的に管理上のダウン状態になります。

ステップ 5

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-l2)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-l2)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ギガビット イーサネット インターフェイスの設定

基本的なギガビット イーサネットまたは 10 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定するには、次の作業を行います。

手順の概要

1. configure

2. interface type interface-path-id

3. ipv4 address ip-address mask

4. flow-control { bidirectional | egress | ingress }

5. mtu bytes

6. mac-address value1.value2.value3

7. negotiation auto (ギガビット イーサネット インターフェイスのみ)

8. no shutdown

9. end
または
commit

10. show interfaces [ GigabitEthernet | TenGigE ] instance

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface type interface-path-id

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface
GigabitEthernet 0/1/0/0

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、イーサネット インターフェイス名と rack/slot/module/port 表記を指定します。

ステップ 3

ipv4 address ip-address mask

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 172.18.189.38 255.255.255.224

IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。

ip-address をインターフェイスのプライマリ IPv4 アドレスに置き換えます。

mask を関連付けられた IP サブネットのマスクに置き換えます。ネットワーク マスクは、次のいずれかの方法で指定できます。

4 分割ドット付き 10 進表記のアドレスでネットワーク マスクを指定します。たとえば、255.0.0.0 は、値が 1 の各ビットは、対応するアドレスのビットがそのネットワーク アドレスに属することを示します。

スラッシュ(/)と数字による表記。たとえば、/8 は、マスクの最初の 8 ビットが 1 で、対応するアドレスのビットがネットワーク アドレスであることを示します。

ステップ 4

flow-control { bidirectional | egress | ingress }

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# flow control ingress

(任意)フロー制御のポーズ フレームの送信および処理をイネーブルにします。

egress :出力でフロー制御のポーズ フレームの送信をイネーブルにします。

ingress :入力で受信したポーズ フレームの処理をイネーブルにします。

bidirectional :出力でフロー制御のポーズ フレームの送信をイネーブルにし、入力で受信したポーズ フレームの処理をイネーブルにします。

ステップ 5

mtu bytes

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# mtu 1448

(任意)インターフェイスの MTU 値を設定します。

通常フレームのデフォルトは 1514 バイト、802.1Q タグ付きフレームのデフォルトは 1518 バイトです。

ギガビット イーサネットおよび 10 ギガビット イーサネットの mtu 値の範囲は 64 ~ 65535 バイトです。

ステップ 6

mac-address value1.value2.value3

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# mac address 0001.2468.ABCD

(任意)[Management Ethernet] インターフェイスの MAC 層アドレスを設定します。

値は、それぞれ MAC アドレスの上位、中間、および下位の 2 バイト(16 進)です。各 2 バイト値の範囲は 0 ~ ffff です。

ステップ 7

negotiation auto

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# negotiation auto

(任意)ギガビット イーサネット インターフェイスのオートネゴシエーションをイネーブルにします。

オートネゴシエーションは接続の両エンドで明示的にイネーブルにするか、接続の両エンドで速度とデュプレックス設定を手動設定する必要があります。

オートネゴシエーションがイネーブルの場合、手動で設定した速度またはデュプレックス モードの設定の方が優先されます。

コマンドは、ギガビット イーサネット インターフェイスだけで使用できます。

ステップ 8

no shutdown

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown

shutdown 設定を削除します。こうすることでインターフェイスが強制的に管理上のダウン状態になります。

ステップ 9

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 10

show interfaces [ GigabitEthernet | TenGigE ] instance

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show interfaces TenGigE 0/3/0/0

(任意)ルータ上のインターフェイスに関する統計情報を表示します。

次の作業

イーサネット インターフェイスで 802.1Q VLAN サブインターフェイスを設定する方法については、このマニュアルで後述する 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ キャリア イーサネット モデル」 モジュールを参照してください。

L2VPN 実装のイーサネット ポートで AC を設定する方法については、このモジュールで後述する「イーサネット ポートでの接続回路の設定」を参照してください。

イーサネット ポートでの接続回路の設定

ギガビット イーサネットまたは 10 ギガビット イーサネット ポートで接続回路を設定するには、次の手順を実行します。接続回線の設定の詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Configuration Guide 』を参照してください。


) この手順の各操作では、EFP モードで操作する L2VPN イーサネット ポートを設定します。


手順の概要

1. configure

2. interface [ GigabitEthernet | TenGigE ] instance.subinterface l2transport

3. encapsulation dot1q vlan-id

4. interface [ GigabitEthernet | TenGigE ] instance.subinterface l2transport

5. encapsulation dot1q vlan-id

6. l2vpn

7. bridge group group-name

8. bridge-domain domain-name

9. interface [ GigabitEthernet | TenGigE ] instance.subinterface

10. interface [ GigabitEthernet | TenGigE ] instance.subinterface

11. end
または
commit

12. show run interface [ GigabitEthernet | TenGigE ] instance.subinterface

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface [GigabitEthernet | TenGigE] instance.subinterface l2transport

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface GigabitEthernet0/5/0/0.20 l2transport

サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイス タイプ、ロケーション、サブインターフェイス番号を指定します。

instance 引数を次のインスタンスのいずれかに置換します。

物理イーサネット インターフェイス インスタンスまたはイーサネット バンドル インスタンス。名前の表記は rack/slot/module/port の形式で、表記の一部として値をスラッシュで区切る必要があります。

イーサネット バンドル インスタンス。範囲は 1 ~ 65535 です。

subinterface 引数をサブインターフェイスの値に置き換えます。範囲は 0 ~ 4095 です。

名前の表記は instance.subinterface の形式で、表記の一部として引数をピリオドで区切る必要があります。

ステップ 3

encapsulation dot1q vlan-id

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#encapsulation dot1q 50

一致する VLAN ID および EtherType をインターフェイスに割り当てます。

ステップ 4

interface [GigabitEthernet | TenGigE] instance.subinterface l2transport

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface GigabitEthernet0/5/0/0.20 l2transport

サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイス タイプ、ロケーション、サブインターフェイス番号を指定します。

instance 引数を次のインスタンスのいずれかに置換します。

物理イーサネット インターフェイス インスタンスまたはイーサネット バンドル インスタンス。名前の表記は rack/slot/module/port の形式で、表記の一部として値をスラッシュで区切る必要があります。

イーサネット バンドル インスタンス。範囲は 1 ~ 65535 です。

subinterface 引数をサブインターフェイスの値に置き換えます。範囲は 0 ~ 4095 です。

名前の表記は instance.subinterface の形式で、表記の一部として引数をピリオドで区切る必要があります。

ステップ 5

encapsulation dot1q vlan-id

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#encapsulation dot1q 50

一致する VLAN ID および EtherType をインターフェイスに割り当てます。

ステップ 6

l2vpn

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#l2vpn

L2VPN コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7

bridge group bridge-group-name

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn)#bridge group ce-doc-examples

名前付きブリッジ グループのコンフィギュレーション モードを開始します。このコマンドは、新しいブリッジ グループを作成するか、既存のブリッジ グループを変更します(ブリッジ グループが存在する場合)。ブリッジ グループは、ブリッジ ドメインを整理します。

ステップ 8

bridge-domain domain-name

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg)#bridge-
domain ac-example

名前付きブリッジ ドメインのコンフィギュレーション モードを開始します。このコマンドは、新しいブリッジ ドメインを作成するか、既存のブリッジ ドメインを変更します(ブリッジ ドメインが存在する場合)。

ステップ 9

interface [GigabitEthernet | TenGigE] instance.subinterface

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg-bd)#interface GigabitEthernet0/5/0/0.20

ブリッジ ドメインにインターフェイスを追加し、パケットの転送と、同じブリッジ ドメイン内の他のインターフェイスからのパケットの受信を可能にします。これで、インターフェイス EFP は、このブリッジ ドメイン上の接続回線になります。

ステップ 10

interface [GigabitEthernet | TenGigE] instance.subinterface

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg-bd-ac)#interface GigabitEthernet0/5/0/1.15

ブリッジ ドメインにインターフェイスを追加し、パケットの転送と、同じブリッジ ドメイン内の他のインターフェイスからのパケットの受信を可能にします。これで、インターフェイス EFP は、このブリッジ ドメイン上の接続回線になります。

ステップ 11

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg-bd-ac)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg-bd-ac)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 12

show run interface [ GigabitEthernet | TenGigE ] instance.subinterface

 

RP/0/RSP0/CPU0:router#show run interface GigabitEthernet0/5/0/1.15

(任意)ルータのサブインターフェイスの統計情報を表示します。

EFP 出力フィルタリングの設定

ここでは、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータで EFP 出力フィルタリング機能を設定する手順について説明します。

EFP 出力フィルタリングは L2 サブインターフェイス固有の機能で、出力方向でサブインターフェイス カプセル化フィルタリングがどのように実行されるかを厳密に制御します。EFP の動作とモデルに従い、サブインターフェイスから送信されるすべてのパケットは、同じパケットがサブインターフェイスで受信される場合には、サブインターフェイスのカプセル化または書き換えの条件に一致する必要があります(送信元 MAC アドレスと宛先 MAC アドレスは交換されます)。

EFP 出力フィルタリングには 2 つの段階があります。第 1 段階では rewrite コマンドは使用されず、第 2 段階では rewrite コマンドが使用されます。

第 1 段階のフィルタリングでは、パケットはカプセル化と照合され、一致するかどうか確認されます。これは、パケットをその EFP に転送するかどうか判別するために入力でパケットをチェックするのと同じ方法です。

第 2 段階のフィルタリングでは、出力の書き換え前の状態のパケットが正しいことを確認するために、出力の書き換えが実行される前にパケットがチェックされます。これは、出力パケットの VLAN カプセル化が、入力書き換え後の仮想の入力パケットと同一である必要があることを意味します。

書き換えと EFP 出力フィルタリングの両方がインターフェイスに設定されており、EFP 出力フィルタリングが原因で、出力トラフィックが予期せずにドロップされる場合、ユーザはドロップがどの段階で発生するか最初に確認する必要があります。


) 出力ドロップ カウンタにより、そのインターフェイスの「show interface」表示で、出力 EFP フィルタリングが原因で発生したドロップが表示されます。出力ドロップ カウンタは、複数の原因によるドロップの合計であり、EFP 出力フィルタリングが必ずしも原因ではありません。


ethernet egress-filter コマンドを使用することで、グローバルまたは L2 サブインターフェイス モードで EFP 出力フィルタリングを設定できます。

ethernet egress-filter strict は、グローバル コンフィギュレーション モードで EFP 出力フィルタリングを設定します。

ethernet egress-filter {strict | disabled} は、L2 サブインターフェイス モードで EFP 出力フィルタリングを設定します。

手順の概要

1. configure

2. ethernet egress-filter strict

3. interface {GigabitEthernet | TenGigE | FastEthernet | Bundle-Ether} instance.subinterface

4. ethernet egress-filter {strict | disabled}

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:PE44_ASR-9010# config

Thu Jun 4 07:50:02.660 PST

RP/0/RSP0/CPU0:PE44_ASR-9010(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ethernet egress-filter strict

 

RP/0/RSP0/CPU0:PE44_ASR-9010(config)# ethernet egress-filter strict

デバイス上のすべてのサブインターフェイスに対して厳密な出力フィルタリングをデフォルトでイネーブルにします。

ステップ 3

interface {GigabitEthernet | TenGigE | FastEthernet | Bundle-Ether} instance.subinterface

 

RP/0/RSP0/CPU0:PE44_ASR-9010(config)# interface GigabitEthernet 0/1/0/1.1

RP/0/RSP0/CPU0:PE44_ASR-9010(config-subif)#

L2 サブインターフェイスを作成します。

ステップ 4

ethernet egress-filter {strict | disabled}

 

RP/0/RSP0/CPU0:PE44_ASR-9010(config-subif)# ethernet egress-filter strict

L2 サブインターフェイスに対し出力フィルタリングを明示的にイネーブルまたはディセーブルにすることができます。また、グローバル設定を上書きするために使用できます。

ステップ 5

exit

 

RP/0/RSP0/CPU0:PE44_ASR-9010(config-subif)# exit

RP/0/RSP0/CPU0:PE44_ASR-9010(config)# exit

コンフィギュレーション モードを終了します。

802.1Q VLAN サブインターフェイスの設定

ここでは、802.1Q VLAN サブインターフェイスの設定手順について説明します。これらのサブインターフェイスを削除するには、このモジュールの 「802.1Q VLAN サブインターフェイスの削除」 を参照してください。

手順の概要

1. configure

2. interface { GigabitEthernet | TenGigE | Bundle-Ether } instance.subinterface

3. l2transport

4. encapsulation dot1q vlan-id

5. ethernet egress-filter strict

6. end
または
commit

7. show ethernet trunk bundle-ether instance (任意)

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface { GigabitEthernet | TenGigE | Bundle-Ether } instance.subinterface

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/2/0/4.10

サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイス タイプ、ロケーション、サブインターフェイス番号を指定します。

instance 引数を次のインスタンスのいずれかに置換します。

物理イーサネット インターフェイス インスタンスまたはイーサネット バンドル インスタンス。名前の表記は rack / slot / module / port の形式で、表記の一部として値をスラッシュで区切る必要があります。

イーサネット バンドル インスタンス。範囲は 1 ~ 65535 です。

subinterface 引数を、サブインターフェイス値に置き換えます。範囲は 0 ~ 4095 です。

名前の表記は instance.subinterface の形式で、表記の一部として引数をピリオドで区切る必要があります。

ステップ 3

l2transport

 
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# l2transport

ポートでレイヤ 2 トランスポート モードをイネーブルにし、レイヤ 2 トランスポート コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

encapsulation dot1q vlan-id

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif-l2)# encapsulation dot1q 100

VLAN 接続回線をサブインターフェイスに割り当てます。

vlan-id 引数にはサブインターフェイス ID を指定します。範囲は 1 ~ 4094 です(0 と 4095 は予約されています)。基本の Dot1Q 接続回線を設定するには、次の構文を使用します。

encapsulation dot1q vlan-id
 

QinQ 接続回線を設定するには、次の構文を使用します。

encapsulation dot1q vlan-id second-dot1q vlan-id
コマンドです。

encapsulation dot1q 100

encapsulation dot1q 100 second-dot1q 101

encapsulation dot1ad 200 dot1q 201

ステップ 5

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 6

show ethernet trunk bundle-ether instance

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ethernet trunk bundle-ether 5

(任意)インターフェイス コンフィギュレーションを表示します。

イーサネット バンドル インスタンスの範囲は 1 ~ 65535 です。

ネイティブ VLAN の設定

ここでは、インターフェイスにネイティブ VLAN を設定する方法について説明します。

手順の概要

1. configure

2. interface [GigabitEthernet | TenGigE | Bundle-Ether] instance.subinterface l2transport

3. encapsulation dot1q <vlan-id>, untagged

4. end
または
commit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface [ GigabitEthernet | TenGigE | Bundle-Ether ] instance.subinterface l2transport

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface GigabitEthernet 0/2/0/4.2 l2transport

サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイス タイプ、ロケーション、サブインターフェイス番号を指定します。

instance 引数を次のインスタンスのいずれかに置換します。

物理イーサネット インターフェイス インスタンスまたはイーサネット バンドル インスタンス。名前の表記は rack/slot/module/port の形式で、表記の一部として値をスラッシュで区切る必要があります。

イーサネット バンドル インスタンス。範囲は 1 ~ 65535 です。

subinterface 引数をサブインターフェイスの値に置き換えます。範囲は 0 ~ 4095 です。

名前の表記は instance.subinterface の形式で、表記の一部として引数をピリオドで区切る必要があります。

(注) コマンド文字列に l2transport キーワードを含める必要があります。そうしないと、接続回線ではなく、レイヤ 3 サブインターフェイスが作成されます。

ステップ 3

encapsulation [ dot1q vlan-id, untagged ]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 400

802.1Q トランク インターフェイスに関連付けられた、ネイティブの VLAN を定義します。

vlan-id 引数は、サブインターフェイスの ID です。

範囲は 1 ~ 4094 です(0 と 4095 は予約されています)。

untagged キーワードを指定した encapsulation コマンドを発行することで、dot1q 400 とタグなしフレームの両方を受信できます。

ステップ 4

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

802.1Q VLAN サブインターフェイスの削除

ここでは、このモジュールの「 802.1Q VLAN サブインターフェイスの設定」で設定した 802.1Q VLAN サブインターフェイスを削除する手順について説明します。

手順の概要

1. configure

2. no interface { GigabitEthernet | TenGigE | Bundle-Ether } instance.subinterface

3. ステップ 2 を繰り返し、その他の VLAN サブインターフェイスを削除します。

4. end
または
commit

5. show ethernet trunk bundle-ether instance (任意)

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

no interface [ GigabitEthernet | TenGigE | Bundle-Ether ] instance.subinterface

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# no interface TenGigE 0/2/0/4.10

サブインターフェイスを削除すると、そのサブインターフェイスに適用されているすべての設定も自動的に削除されます。

instance 引数を次のインスタンスのいずれかに置換します。

物理イーサネット インターフェイス インスタンスまたはイーサネット バンドル インスタンス。名前の表記は rack / slot / module / port の形式で、表記の一部として値をスラッシュで区切る必要があります。

イーサネット バンドル インスタンス。範囲は 1 ~ 65535 です。

subinterface 引数を、サブインターフェイス値に置き換えます。範囲は 0 ~ 4095 です。

名前の表記は instance.subinterface の形式で、表記の一部として引数をピリオドで区切る必要があります。

ステップ 3

ステップ 2 を繰り返し、その他の VLAN サブインターフェイスを削除します。

--

ステップ 4

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了し、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 5

show ethernet trunk bundle-ether instance

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ethernet trunk bundle-ether 5

(任意)インターフェイス コンフィギュレーションを表示します。

イーサネット バンドル インスタンスの範囲は 1 ~ 65535 です。

設定例

ここでは、次の設定例を示します。

イーサネット インターフェイスの設定:例

L2VPN AC の設定:例

VPWS へのリンク バンドルの設定:例

イーサネット バンドルへの L2 および L3 サービスの設定:例

VLAN サブインターフェイスの設定:例

イーサネット インターフェイスの設定:例

次に、10 ギガビット イーサネットのモジュラ サービス カードのインターフェイスを設定する例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/0/0/1
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# mtu 1448
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end
Uncommitted changes found, commit them? [yes]: yes
 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show interfaces TenGigE 0/0/0/1

 

TenGigE0/0/0/1 is down, line protocol is down
Hardware is TenGigE, address is 0001.2468.abcd (bia 0001.81a1.6b23)
Internet address is 172.18.189.38/27
MTU 1448 bytes, BW 10000000 Kbit
reliability 0/255, txload Unknown, rxload Unknown
Encapsulation ARPA,
Full-duplex, 10000Mb/s, LR
output flow control is on, input flow control is on
loopback not set
ARP type ARPA, ARP timeout 01:00:00
Last clearing of "show interface" counters never
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 total input drops
0 drops for unrecognized upper-level protocol
Received 0 broadcast packets, 0 multicast packets
0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 total output drops
Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets
0 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions

L2VPN AC の設定:例

次に、イーサネット インターフェイスで L2VPN AC を設定する例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router#configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#interface gigabitethernet 0/5/0/0.2 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#encapsulation dot1q 100
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#ethernet egress-filter strict
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#l2vpn
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn)#clear
 
RP/0/RSP0/CPU0:router#configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#interface gigabitethernet 0/5/0/0.2 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#encapsulation dot1q 100
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#ethernet egress-filter strict
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#interface gigabitethernet 0/5/0/1.100 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#encapsulation dot1q 100
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#ethernet egress-filter strict
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#l2vpn
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn)#bridge group example
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg)#bridge-domain mybridge
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg-bd)#interface gigabitethernet 0/5/0/0.2
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg-bd-ac)#interface gigabitethernet 0/5/0/1.100
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg-bd-ac)#exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg-bd)#exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-bg)#exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn)#exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#show
Building configuration...
!! IOS XR Configuration 0.0.0
interface GigabitEthernet0/5/0/0.2 l2transport
encapsulation dot1q 100
ethernet egress-filter strict
!
interface GigabitEthernet0/5/0/1.100 l2transport
encapsulation dot1q 100
ethernet egress-filter strict
!
l2vpn
bridge group example
bridge-domain mybridge
interface GigabitEthernet0/5/0/0.2
!
interface GigabitEthernet0/5/0/1.100
!
!
!
end

VPWS へのリンク バンドルの設定:例

物理インターフェイス(ポート モード)

 
interface Bundle-Ether12
l2transport
!
interface GigabitEthernet0/1/0/10
negotiation auto
l2transport
!
interface GigabitEthernet0/1/0/20
bundle id 12 mode on
negotiation auto
!
interface GigabitEthernet0/1/0/21
bundle id 12 mode on
negotiation auto
!
!
l2vpn
xconnect group test
p2p test
interface Bundle-Ether12
!
interface GigabitEthernet0/1/0/10
!
!
!
!
 

サブインターフェイス(EFP モード)

 
interface Bundle-Ether12
!
interface Bundle-Ether12.1 l2transport
encapsulation dot1q 12
!
!
interface GigabitEthernet0/1/0/10
negotiation auto
!
interface GigabitEthernet0/1/0/10.1 l2transport
encapsulation dot1q 12
!
 
!
interface GigabitEthernet0/1/0/20
bundle id 12 mode on
negotiation auto
!
interface GigabitEthernet0/1/0/21
bundle id 12 mode on
negotiation auto
!
!
l2vpn
xconnect group test
p2p test
interface Bundle-Ether12.1
!
interface GigabitEthernet0/1/0/10.1
!
!
!
!
 

イーサネット バンドルへの L2 および L3 サービスの設定:例

次に、イーサネット バンドル インターフェイスに L3 サービスを設定する例を示します。

configure
interface Bundle-Ether 100
ipv4 address 12.12.12.2 255.255.255.0
 
!

次に、イーサネット バンドル サブインターフェイスに L3 サービスを設定する例を示します。

configure
interface Bundle-Ether 100.1
ipv4 address 13.13.13.2 255.255.255.0
 
!
 

次に、イーサネット バンドル インターフェイスに L2 サービスを設定する例を示します。

configure
interface Bundle-Ether 101
l2transport
 
!

次に、イーサネット バンドル インターフェイスに L2 サービスを設定する例を示します。

configure
interface Bundle-Ether1.1 l2transport
!
 

VLAN サブインターフェイスの設定:例

次に、VLAN サブ インターフェイスを作成する例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/2/0/4.1 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 20
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# interface TenGigE0/2/0/4.2 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 30
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# interface TenGigE0/2/0/4.3 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 40
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# exit
 

次に、イーサネット バンドルに 2 つの VLAN サブインターフェイスを一度に作成する例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface Bundle-Ether 1 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-l2)# exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface Bundle-Ether 1.1 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif-l2)# encapsulation dot1q 10
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface Bundle-Ether 1.2 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif-l2)# encapsulation dot1q 20
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# exit
 

次に、基本の Dot1Q 接続回線を作成する例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/2/0/4.1 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 20
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# exit
 

次に、QinQ 接続回線を作成する例を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/2/0/4.2 l2transport
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 20 second-dot1q 10
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# exit
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# exit

 

次に、Q-in-Any 接続回線を作成する例を示します。

RP/0/RSP/CPU0:router# configure
RP/0/RSP/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/2/0/4.3 l2transport
RP/0/RSP/CPU0:router(config-subif)# encapsulation dot1q 30 second-dot1q any
RP/0/RSP/CPU0:router(config-subif)# commit
RP/0/RSP/CPU0:router(config-subif)# exit
RP/0/RSP/CPU0:router(config)# exit

次の作業

イーサネット インターフェイスの設定が完了したら、イーサネット インターフェイスで各 VLAN サブインターフェイスを設定できます。VLAN サブインターフェイスの設定方法については、このマニュアルで後述する 「Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ キャリア イーサネット モデル」 モジュールを参照してください。

IPv6 については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Debug Command Reference』の「 Implementing Access Lists and Prefix Lists 」モジュールを参照してください。

その他の関連資料

ここでは、ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット インターフェイスの実装に関する参考資料を紹介します。

関連資料

関連項目
参照先

Cisco IOS XR マスター コマンド リファレンス

『Cisco IOS XR Master Commands List』

標準

標準
タイトル

この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

--

MIB

MIB
MIB のリンク

このモジュールに適用できる MIB はありません。

Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して、選択されたプラットフォームに対応する MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

RFC

RFC
タイトル

この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

シスコのテクニカル サポート Web サイトでは、製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクなどの、数千ページに及ぶ技術情報が検索可能です。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html