Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルーター モジュラ QoS サービス コンフィギュレーション ガイド リリース 4.3.x
モジュラ QoS の輻輳回避の設定
モジュラ QoS の輻輳回避の設定
発行日;2013/02/24   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

モジュラ QoS の輻輳回避の設定

輻輳回避技術では、トラフィック フローをモニタすることにより、共通ネットワークのボトルネックでの輻輳を予測し回避します。 発生した後に輻輳を制御する輻輳管理技術に対し、回避技術は輻輳が発生する前に実行されます。

輻輳の回避は、パケットのドロップにより行われます。 Cisco IOS XR ソフトウェアは、パケットをドロップする次の Quality of Service(QoS)の輻輳回避技術をサポートします。

  • ランダム早期検出(RED
  • 重み付けランダム早期検出(WRED)
  • テール ドロップ

このモジュールでは、次の輻輳回避技術に関連する概念および作業について説明します。

ラインカード、SIP および SPA のサポート

機能

ASR 9000 イーサネット ラインカード

ASR 9000 用 SIP 700

ランダム早期検出

yes

yes

重み付けランダム早期検出

yes

yes

テール ドロップ

yes

yes

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータのモジュラ QoS の輻輳回避の設定に関する機能履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

輻輳回避機能が ASR 9000 イーサネット ラインカードで導入されました。

ランダム早期検出、重み付けランダム早期検出、およびテール ドロップの各機能が ASR 9000 イーサネット ラインカードで導入されました。

リリース 3.9.0

ランダム早期検出、重み付けランダム早期検出、およびテール ドロップの各機能が ASR 9000 用 SIP 700 でサポートされました。

モジュラ QoS 輻輳回避の設定の前提条件

ネットワークでの QoS 輻輳回避を設定するには、次の前提条件を満たす必要があります。

適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 このコマンド リファレンスには、各コマンドに必要なタスク ID が含まれます。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。

モジュラ QoS 輻輳回避の設定に関する情報

このマニュアルの QoS 輻輳回避技術を設定するには、次の概念を理解している必要があります。

ランダム早期検出と TCP

RED 輻輳回避技術は、TCP の輻輳制御メカニズムを利用しています。 高輻輳期間の前にランダムにパケットをドロップすることにより、RED はパケットの送信元に、その伝送レートを低下させるよう指示します。 パケット送信元が TCP を使用している場合、送信元はすべてのパケットが宛先に届くようになるまで伝送レートを下げます。これは輻輳が解消されたことを示します。 TCP にパケットの送信速度を下げさせる手段として RED を使用できます。 TCP は停止するだけでなく、素早く再起動して、ネットワークがサポート可能なレートに伝送レートを対応させます。

RED は時間の損失を分散させて、トラフィックのバーストを吸収しながら通常の低いキューの深さを維持します。 インターフェイスでイネーブルにすると、RED は、設定時に選択したレートで輻輳が発生した場合にパケットのドロップを開始します。

WRED のキュー制限

キュー制限は、各キューに使用可能なバッファ数を微調整するために使用されます。 これはキューイング クラスでのみ使用できます。 デフォルトのキュー制限は、指定されたキューのサービス レートの 100 ms です。 サービス レートは、最小保証帯域幅と特定のクラスに暗黙的または明示的に割り当てられた残存帯域幅の合計です。

キュー制限は、8 KB、16 KB、24 KB、32 KB、48 KB、64 KB、96 KB、128 KB、192 KB、256 KB、384 KB、512 KB、768 KB、1024 KB、1536 KB、2048 KB、3072 KB、4196 KB、8192 KB、16394 KB、32768 KB、65536 KB、131072 KB、262144 KB のいずれかの値に丸められます。

テール ドロップと FIFO キュー

テール ドロップは、出力キューが満杯のときに、輻輳が削除されるまでパケットをドロップする輻輳回避技術です。 テール ドロップでは、すべてのトラフィック フローを平等に扱い、サービス クラス間で区別しません。 テール ドロップは、ファーストイン ファーストアウト(FIFO)キューに入り、下位リンク帯域幅によって決定したレートで転送された未分類のパケットを管理します。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでのモジュラ QoS サービス パケットの分類およびマーキングの設定の「デフォルト トラフィック クラス」の項を参照してください。

ランダム早期検出の設定

この設定作業は WRED で行う場合と同様ですが、random-detect precedence コマンドは設定せずに、RED をイネーブルにするために、default キーワードを指定した random-detect コマンドを使用する必要があります。

制約事項

class-default を含む任意のクラスで random-detect default コマンドを設定する場合は、次のいずれかのコマンドを設定する必要があります。

  • shape average
  • bandwidth
  • bandwidth remaining
手順の概要

    1.    configure

    2.    policy-map policy-map-name

    3.    class class-name

    4.    random-detect {cos value | default | discard-class value | dscp value | exp value | precedence value | min-threshold [units] max-threshold [units] }

    5.    bandwidth {bandwidth [units] | percent value} または bandwidth remaining [percent value | ratio ratio-value

    6.    shape average {percent percentage | value [units]}

    7.    exit

    8.    exit

    9.    interface type interface-path-id

    10.    service-policy {input | output} policy-map

    11.    次のいずれかのコマンドを使用します。

    • end
    • commit


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2policy-map policy-map-name


    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map policy1
    
     

    ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。

    • 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。
     
    ステップ 3class class-name


    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1
    
     

    ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

    • ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。
     
    ステップ 4random-detect {cos value | default | discard-class value | dscp value | exp value | precedence value | min-threshold [units] max-threshold [units] }


    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# random-detect default
    
     

    デフォルトの最小しきい値および最大しきい値を使用した RED をイネーブルにします。

     
    ステップ 5bandwidth {bandwidth [units] | percent value} または bandwidth remaining [percent value | ratio ratio-value

    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth percent 30
    

    または

    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 20
    
     

    (任意)ポリシー マップに属しているクラスに割り当てる帯域幅を指定します。

    または

    (任意)さまざまなクラスに残りの帯域幅を割り当てる方法を指定します。

    (注)     
    • 非デフォルト クラスには、これらの設定のいずれかが必要です。
     
    ステップ 6shape average {percent percentage | value [units]}


    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# shape average percent 50
    
     

    (任意)指定されたビット レートまたは使用可能な帯域幅のパーセンテージに従い、トラフィックをシェーピングします。

     
    ステップ 7exit


    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit
    
     

    ルータをポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻します。

     
    ステップ 8exit


    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# exit
    
     

    ルータをグローバル コンフィギュレーション モードに戻します。

     
    ステップ 9interface type interface-path-id


    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface TenGigE 0/2/0/0
    
     

    コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスを設定します。

     
    ステップ 10service-policy {input | output} policy-map


    例:
    
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# service-policy output policy1
    
     

    インターフェイスのサービス ポリシーとして使用する入力インターフェイスまたは出力インターフェイスにポリシー マップを付加します。

    • この例では、トラフィック ポリシーでそのインターフェイスから送信されるすべてのトラフィックを評価します。
     
    ステップ 11次のいずれかのコマンドを使用します。
    • end
    • commit


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end

    または

    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit
     

    設定変更を保存します。

    • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
      Uncommitted changes found, commit them
      before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
      
      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
    • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
     

    ランダム早期検出の設定

    手順の概要

      1.   

      2.    policy-map policy-name

      3.    class class-name

      4.    random-detect {cos value | default | discard-class value | dscp value | exp value | precedence value | min-threshold [units] max-threshold [units] }

      5.    random-detect {discard-class value | dscp value | exp value | precedence value | min-threshold [units] max-threshold [units] }

      6.    bandwidth {bandwidth [units] | percent value}

      7.    bandwidth remaining percent value

      8.    shape average {percent percentage | value [units]}

      9.    exit

      10.    exit

      11.    interface type interface-path-id

      12.    end または commit


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1

      例:
      
      RP/0//CPU0:router# configure
      
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2policy-map policy-name


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config)# policy-map policy1
      
       

      ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。

      • 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。
       
      ステップ 3class class-name


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config-pmap)# class class1
      
       

      ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

      • ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。
       
      ステップ 4random-detect {cos value | default | discard-class value | dscp value | exp value | precedence value | min-threshold [units] max-threshold [units] }


      例:
      
      RP/0/RP0/CPU0:router(config-pmap-c)# random-detect default
      
       

      最小および最大のしきい値を持つ RED を有効にします。

       
      ステップ 5random-detect {discard-class value | dscp value | exp value | precedence value | min-threshold [units] max-threshold [units] }


      例:
      
      RP/0/0/CPU0:router(config-pmap-c)# random-detect 1000000 2000000
      
       

      デフォルトの最小しきい値および最大しきい値を使用した RED をイネーブルにします。

       
      ステップ 6bandwidth {bandwidth [units] | percent value}


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth percent 30
      
       

      (任意)ポリシー マップに属しているクラスに割り当てる帯域幅を指定します。

       
      ステップ 7bandwidth remaining percent value


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 20
      
       

      (任意)さまざまなクラスに残りの帯域幅を割り当てる方法を指定します。

       
      ステップ 8shape average {percent percentage | value [units]}


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# shape average percent 50
      
       

      (任意)指定されたビット レートまたは使用可能な帯域幅のパーセンテージに従い、トラフィックをシェーピングします。

       
      ステップ 9exit


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# exit
      
       

      ルータをポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻します。

       
      ステップ 10exit


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config-pmap)# exit
      
       

      ルータをグローバル コンフィギュレーション モードに戻します。

       
      ステップ 11interface type interface-path-id


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config)# interface pos 0/2/0/0
      


      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config-if)# service-policy output policy1
      
       

      コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスを設定します。

      インターフェイスのサービス ポリシーとして使用する入力インターフェイスまたは出力インターフェイスにポリシー マップを付加します。

      • この例では、トラフィック ポリシーでそのインターフェイスから送信されるすべてのトラフィックを評価します。
       
      ステップ 12end または commit

      例:
      
      RP/0//CPU0:router(config-cmap)# end
      

      または

      
      RP/0//CPU0:router(config-cmap)# commit
      
       

      設定変更を保存します。

      • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。 Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]: yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。 no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 cancel と入力すると、ルータは現在のコンフィギュレーション セッションで継続されます。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
      • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
       

      重み付けランダム早期検出の設定

      WRED は、指定した基準に基づいてパケットを選択的にドロップします(CoS、DSCP、EXP、廃棄クラス、優先順位など)。 WRED は、これらの一致基準を使用して、異なるタイプのトラフィックの処理方法を決定します。

      random-detect コマンドと異なる CoS、DSCP、EXP、および廃棄クラスの値を使用して、WRED を設定します。 値には、そのフィールドにおいて有効な値の範囲またはリストを指定できます。 また、最小キューしきい値および最大キューしきい値を使用して、ドロップするポイントを決定できます。

      パケットが着信すると、次の処理が行われます。

      • キュー サイズが最小キューしきい値よりも小さい場合、着信パケットはキューイングされます。
      • キュー サイズがそのトラフィック タイプの最小キューしきい値と、インターフェイスの最大しきい値の間の場合、そのトラフィック タイプのパケット ドロップ確率に応じて、パケットはドロップされるか、キューイングされます。
      • キュー サイズが最大しきい値を超える場合、パケットはドロップします。

      制約事項

      random-detect dscp コマンドを設定する場合は、shape averagebandwidth、および bandwidth remaining のいずれかのコマンドを設定する必要があります。

      クラスごとに 2 つの最小しきい値および最大しきい値(それぞれ異なる一致基準)のみを設定できます。

      手順の概要

        1.    configure

        2.    policy-map policy-name

        3.    class class-name

        4.    random-detect dscp dscp-value min-threshold [units] max-threshold [units]

        5.    bandwidth {bandwidth [units] | percent value} or bandwidth remaining [percent value | ratio ratio-value]

        6.    bandwidth {bandwidth [units] | percent value}

        7.    bandwidth remaining percent value

        8.    shape average {percent percentage | value [units]}

        9.    queue-limit value [units] RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# queue-limit 50 ms

        10.    exit

        11.    interface type inteface-path-id

        12.    service-policy {input | output} policy-map

        13.    end または commit


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1configure


        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
        
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2policy-map policy-name


        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map policy1
        
         

        ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。

        • 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。
         
        ステップ 3class class-name


        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1
        
         

        ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

        • ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。
         
        ステップ 4random-detect dscp dscp-value min-threshold [units] max-threshold [units]


        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# random-detect dscp af11 1000000 bytes 2000000 bytes
        
         

        DSCP 値の最小および最大パケットしきい値を変更します。

        • WRED をイネーブルにします。
        • dscp-value:DSCP 値を設定する 0~63 の数。 数値の代わりに、予約済みキーワードも指定できます。
        • min-threshold:指定した単位の最小しきい値。 平均キューの長さが最小しきい値に達すると、WRED では、指定された DSCP の値で一部のパケットがランダムにドロップされます。
        • max-threshold:指定した単位の最大しきい値。 キューの平均の長さが最大しきい値を超えると、WRED は指定した DSCP 値のすべてのパケットをドロップします。
        • units:しきい値の単位。 これには、bytesgbyteskbytesmbytesms(ミリ秒)、packets、または us(マイクロ秒)を指定できます。 デフォルトは packets です。
        • 次に、DSCP AF11 のパケットで、WRED の最小しきい値が 1,000,000 バイト、最大しきい値が 2,000,000 バイトの場合の例を示します。
         
        ステップ 5bandwidth {bandwidth [units] | percent value} or bandwidth remaining [percent value | ratio ratio-value]

        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth percent 30
        

        または

        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 20
        
         

        (任意)ポリシー マップに属しているクラスに割り当てる帯域幅を指定します。

        または

        (任意)さまざまなクラスに残りの帯域幅を割り当てる方法を指定します。

        (注)     
        • 非デフォルト クラスには、これらの設定のいずれかが必要です。
         
        ステップ 6bandwidth {bandwidth [units] | percent value}


        例:
        
        RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth percent 30
        
         

        (任意)ポリシー マップに属しているクラスに割り当てる帯域幅を指定します。

        • この例では、class1 クラスへのインターフェイス帯域幅の 30% が保証されます。
         
        ステップ 7bandwidth remaining percent value


        例:
        
        RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 20
        
         

        (任意)さまざまなクラスに残りの帯域幅を割り当てる方法を指定します。

        • 70 パーセントの残りの帯域幅は、設定済みのすべてのクラスで共有されます。
        • この例では、class1 クラスは 70 % の 20 % を受信します。
         
        ステップ 8shape average {percent percentage | value [units]}


        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# shape average percent 50
        
         

        (任意)指定されたビット レートまたは使用可能な帯域幅のパーセンテージに従い、トラフィックをシェーピングします。

         
        ステップ 9queue-limit value [units] RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# queue-limit 50 ms 

        (任意)キュー制限を変更して、各キューで使用可能なバッファ量を微調整します。 デフォルトのキュー制限は、指定されたキュー クラスのサービス レートの 100 ms です。

         
        ステップ 10exit


        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# exit
        
         

        ルータをグローバル コンフィギュレーション モードに戻します。

         
        ステップ 11interface type inteface-path-id


        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/2/0/0
        
         

        コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスを設定します。

         
        ステップ 12service-policy {input | output} policy-map


        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# service-policy output policy1
        
         

        インターフェイスのサービス ポリシーとして使用する入力インターフェイスまたは出力インターフェイスにポリシー マップを付加します。

        • この例では、トラフィック ポリシーでそのインターフェイスから送信されるすべてのトラフィックを評価します。
        • 入力ポリシーは無効です。bandwidth および bandwidth remaining コマンドは、入力ポリシーに適用できません。
         
        ステップ 13end または commit

        例:
        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-cmap)# end
        

        または

        
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-cmap)# commit
        
         

        設定変更を保存します。

        • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。 Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]: yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。 no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。 cancel と入力すると、ルータは現在のコンフィギュレーション セッションで継続されます。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
        • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
         

        テール ドロップの設定

        クラスの一致基準を満たすパケットは、サービスを提供されるまで、クラス用に予約されたキューに蓄積されます。 queue-limit コマンドを使用して、クラスの最大しきい値を定義します。 最大しきい値に達したとき、クラス キューへの待機パケットはテール ドロップ(パケット ドロップ)します。

        queue-limit の値には、queue_bandwidth の基準値として、キューの保証サービス レート(GSR)が使用されます。 クラスに帯域幅の割合が関連付けられている場合、queue-limit は、そのクラス用に予約された帯域幅の割合に設定されます。

        キューの GSR がゼロの場合は、次を使用してデフォルトの queue-limit を計算します。

        • 非階層型ポリシー内のキューのインターフェイス帯域幅の 1%。
        • 階層型ポリシー内のキューの最小の親シェーピング レートおよびインターフェイス レートの 1%。

        デフォルト キュー制限(パケット数)= (200 ms * (キューの帯域幅またはシェーパー比率) / 8) /平均パケット サイズ(250 バイト)


        (注)  


        デフォルトの queue-limit は、キューの帯域幅の 100 ms のバイトに設定されます。 デフォルトのキュー制限の計算(バイト単位)には、次の式が使用されます。??bytes = (100 ms / 1000 ms) * queue_bandwidth kbps)) / 8


        制約事項

        • クラス内で queue-limit コマンドを設定する場合は、priorityshape averagebandwidth、または bandwidth remaining のいずれかのコマンドを設定する必要があります。
        手順の概要

          1.    configure

          2.    policy-map policy-name

          3.    class class-name

          4.    queue-limit value [units]

          5.    class class-name

          6.    bandwidth {bandwidth [units] | percent value}

          7.    bandwidth remaining percent value

          8.    exit

          9.    exit

          10.    interface type interface-path-id

          11.    service-policy {input | output} policy-map

          12.    次のいずれかのコマンドを使用します。

          • end
          • commit


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2policy-map policy-name


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map policy1
          
           

          ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。

          • 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。
           
          ステップ 3class class-name


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class1
          
           

          ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

          • ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。
           
          ステップ 4queue-limit value [units]


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# queue-limit 1000000 bytes
          


          例:
          
          RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# priority level 1
          


          例:
          
          RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# police rate percent 30
          
           

          ポリシー マップに設定したクラス ポリシー用にキューが保持できる最大値を指定または変更します。 units 引数のデフォルト値は packets です。

          • この例では、キュー制限が 1,000,000 バイトに到達すると、このクラス キューへの待機パケットはドロップされます。

          ポリシー マップに属するトラフィックのクラスにプライオリティを指定します。

          トラフィック ポリシングを設定します。

           
          ステップ 5class class-name


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class class2
          
           

          ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。

          • この例では、class2 が設定されます。
           
          ステップ 6bandwidth {bandwidth [units] | percent value}


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth percent 30
          
           

          (任意)ポリシー マップに属しているクラスに割り当てる帯域幅を指定します。

          • この例では、クラス class2 へのインターフェイス帯域幅の 30% が保証されます。
           
          ステップ 7bandwidth remaining percent value


          例:
          
          RP/0//CPU0:router(config-pmap-c)# bandwidth remaining percent 20
          
           

          (任意)さまざまなクラスに残りの帯域幅を割り当てる方法を指定します。

          • この例では、残りのインターフェイス帯域幅の 20 % を class2 クラスに割り当てます。
           
          ステップ 8exit


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# exit
          
           

          ルータをポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻します。

           
          ステップ 9exit


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# exit
          
           

          ルータをグローバル コンフィギュレーション モードに戻します。

           
          ステップ 10interface type interface-path-id


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface pos 0/2/0/0
          
           

          コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスを設定します。

           
          ステップ 11service-policy {input | output} policy-map


          例:
          
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# service-policy output policy1
          
           

          インターフェイスのサービス ポリシーとして使用する入力インターフェイスまたは出力インターフェイスにポリシー マップを付加します。

          • この例では、トラフィック ポリシーでそのインターフェイスから送信されるすべてのトラフィックを評価します。
           
          ステップ 12次のいずれかのコマンドを使用します。
          • end
          • commit


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

          または

          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
           

          設定変更を保存します。

          • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
            Uncommitted changes found, commit them
            before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
            
            • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
            • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
            • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
          • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
           

          その他の関連資料

          ここでは、QoS 輻輳回避の実装に関する関連資料について説明します。

          関連資料

          関連項目

          参照先

          初期システム起動と設定

          『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide』

          マスター コマンド リファレンス

          『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Master Command Listing』

          QoS コマンド

          『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Modular Quality of Service Command Reference』

          ユーザ グループとタスク ID

          『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Security Configuration Guide』の「Configuring AAA Services on Cisco ASR 9000 Series Router」モジュール

          標準

          標準

          タイトル

          この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

          MIB

          MIB

          MIB のリンク

          Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB を検索およびダウンロードするには、http:/​/​cisco.com/​public/​sw-center/​netmgmt/​cmtk/​mibs.shtml にある Cisco MIB Locator を使用し、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。

          RFC

          RFC

          タイトル

          この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

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