Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ ルーティング コンフィギュレーション ガイド リリース 4.3.x
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータへの IS-IS の実装
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータへの IS-IS の実装
発行日;2013/03/14   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータへの IS-IS の実装

Integrated Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)、インターネット プロトコル バージョン 4(IPv4)は、標準ベースの内部ゲートウェイ プロトコル(IGP)です。 Cisco IOS XR ソフトウェアは、国際標準化機構(ISO)/International Engineering Consortium(IEC)10589 および RFC 1995 に記載されている IP ルーティング機能を実装し、IP バージョン 6(IPv6)向けに標準拡張のシングル トポロジおよびマルチトポロジ IS-IS を追加しています。

このモジュールでは、Cisco IOS XR ネットワークに IS-IS(IPv4 および IPv6)を実装する方法について説明します。

このモジュールでは、Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ に IS-IS(IPv4 および IPv6)を実装する方法について説明します。


(注)  


Cisco IOS XR ソフトウェアの IS-IS についての詳細情報、およびこのモジュールに記載されている IS-IS コマンドの詳細説明については、このモジュールの関連資料の項を参照してください。 設定タスクの実行中に現れる他のコマンドのマニュアルを見つけるには、オンラインで 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Commands Master List』を検索してください。


IS-IS の実装の機能履歴

リリース

変更内容

リリース 3.7.2

この機能が導入されました。

リリース 3.9.0

IPv6 のサポートが追加されました。

リリース 4.0.1

次の機能に対するサポートが追加されました。

  • プレフィックスごとの IP 高速再ルーティングの計算。
  • リンクごとの IP 高速再ルーティングの計算。

IS-IS の実装の前提条件

適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 このコマンド リファレンスには、各コマンドに必要なタスク ID が含まれます。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。

IS-IS の実装の制約事項

IS-IS の複数のインスタンスが実行されている場合、インターフェイスは 1 インスタンス(プロセス)だけに関連付けることができます。 インスタンスは、インターフェイスを共有できません。

IS-IS の実装に関する情報

IS-IS を実装するには、次の概念について理解する必要があります。

IS-IS 機能の概要

小規模の IS-IS ネットワークは、一般的にネットワーク内にすべてのルータが含まれる単一のエリアとして構築されます。 ネットワークの規模が大きくなるにしたがって、このネットワークは、すべてのエリアに属する、接続されたすべてのレベル 2 ルータのセットから構成されるバックボーン エリア内に再編成され、その後、このネットワークはローカル エリアに接続されます。 ローカル エリア内部では、すべてのルータがすべてのシステム ID に到達する方法を認識しています。 エリア間では、ルータはバックボーンへの到達方法を認識しており、バックボーン ルータは他のエリアに到達する方法を認識しています。

IS-IS ルーティング プロトコルは、バックボーンのレベル 2 とレベル 1 エリアの構成、および必要とされるエリア間のルーティング情報の移動をサポートします。 ルータはレベル 1 隣接を確立して、ローカル エリア内でルーティングを実行します(エリア内ルーティング)。 ルータはレベル 2 隣接を確立して、レベル 1 エリア間でルーティングを実行します(エリア間ルーティング)。

Cisco IOS XR ソフトウェア ソフトウェアでは、IS-IS インスタンスはレベル 1 またはレベル 2 のエリアを 1 つだけサポートするか、またはそれぞれのエリアを 1 つずつサポートします。 デフォルトでは、すべての IS-IS インスタンスが自動的にレベル 1 およびレベル 2 ルーティングをサポートします。 特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更するには、is-type コマンドを使用します。

Cisco IOS XR の IS-IS 実装でサポートされる主要機能

Cisco IOS XR による IS-IS の実装は、RFC 1195 に記載されている IS-IS Version 2 仕様と、Internet Engineering Task Force(IETF)IS-IS ワーキング グループの draft-ietf-isis-ipv6.txt ドキュメントに記載されている IPv6 IS-IS 機能に準拠しています。

次に、Cisco IOS XR 実装でサポートされている主要機能について説明します。

  • シングル トポロジ IPv6
  • マルチトポロジ
  • ノンストップ フォワーディング(NSF)(シスコ独自の NSF および IETF NSF の両方)
  • スリーウェイ ハンドシェイク
  • メッシュ グループ
  • 複数の IS-IS インスタンス
  • 2 つのネットワーキング デバイスをポイントツーポイント リンクとして接続するブロードキャスト メディアの設定機能
  • フラッディングおよび Shortest Path First(SPF)を処理する異なるスレッドのある高速フラッディング。

(注)  


双方向フォワーディング検出(BFD)における IS-IS のサポートの詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Configuration Guide』および 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Command Reference』を参照してください。


IS-IS 設定のグループ化

Cisco IOS XR では、IS-IS に関連付けられているインターフェイスの設定部分も含めて、ルータの IS-IS コンフィギュレーション モード内のすべての IS-IS 設定がグループ化されます。 IS-IS 設定の全体を表示するには、show running router isis コマンドを使用します。 このコマンドの出力では、構成済みのすべての IS-IS インスタンスに関する実行コンフィギュレーションが表示され、インターフェイスの割り当てとインターフェイスの属性が含まれています。

IS-IS コンフィギュレーション モード

ここでは各コンフィギュレーション モードの開始方法について説明します。 モードから ? コマンドを入力すると、そのモードで使用できるコマンドが表示されます。

ルータ コンフィギュレーション モード

次に、ルータ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。

  RP/0/RSP0/CPU0:router# configuration
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# 
  

ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード

次に、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。

  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# address-family 
ipv4 u
nicast
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)#
  

インターフェイス コンフィギュレーション モード

次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。

  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface  GigabitEthernet 0
/3/0/0
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# 
  

インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード

次に、インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。

  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface 
GigabitEthernet 0 /3/0/0
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast
  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)#
  

IS-IS のインターフェイス

IS-IS のインターフェイスは次のタイプのいずれかとして設定できます。

  • アクティブ:接続されたプレフィックスをアドバタイズし、隣接関係を形成します。 これはデフォルトのインターフェイスです。
  • パッシブ:接続されたプレフィックスをアドバタイズしますが、隣接関係は形成しません。 インターフェイスをパッシブに設定するには、passive コマンドを使用します。 パッシブなインターフェイスは、IS-IS ドメインへの挿入が必要なループバック アドレスのような、重要なプレフィックスのために控えめに使用します。 多くの接続されたプレフィックスをアドバタイズする必要がある場合には、適切なポリシーを備えた接続ルートの再配布を代わりに使用します。
  • 抑制:接続されたプレフィックスをアドバタイズせず、隣接関係を形成します。 インターフェイスを抑制に設定するには、suppress コマンドを使用します。
  • シャットダウン:接続されたプレフィックスをアドバタイズせず、隣接関係も形成しません。 IS-IS の設定を削除せずにインターフェイスをディセーブルにするには、shutdown コマンドを使用します。

マルチトポロジ設定

Cisco IOS XR ソフトウェア IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで明示的にシングル トポロジが設定されていないかぎり IPv6 の IS-IS でマルチトポロジがサポートされます。


(注)  


IS-IS では IP ルーティングがサポートされます。Open Systems Interconnection(OSI)のコネクションレス型ネットワーク サービス(CLNS)ルーティングはサポートされません。


IPv6 ルーティングおよび IPv6 アドレッシングの設定

デフォルトでは Cisco IOS XR ソフトウェアの IPv6 ルーティングはディセーブルです。 IPv6 ルーティングをイネーブルにするには、ipv6 enable または ipv6 address コマンドを使用して、ルータの個々のインターフェイスに IPv6 アドレスを割り当てる必要があります。 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Command Reference』の「Network Stack IPv4 and IPv6 Commands on Cisco ASR 9000 Series Router」モジュールを参照してください。

LSP フラッディングの制限

リンク ステート パケット(LSP)を制限すると、特定の「メッシュの」ネットワーク トポロジで有効な場合があります。 このようなネットワークの例は、非ブロードキャスト マルチアクセス(NBMA)トランスポート上の完全メッシュ化されたポイントツーポイント リンクのセットなどの冗長性の高いネットワークです。 このようなネットワークでは、完全な LSP フラッディングにより、ネットワークのスケーラビリティを制限できます。 フラッディングのドメインのサイズを制限する 1 つの方法は、複数のレベル 1 エリアと 1 つのレベル 2 エリアを使用することにより、階層を導入することです。 ただし、階層の代わりに他の 2 つの技法を使用することもできます。特定のインターフェイス上でフラッディングをブロックし、メッシュ グループを設定します。

両方の技法は、LSP フラッディングを何らかの方法で制限することで動作します。 直接的な結果として、ネットワークのスケーラビリティが改善される一方で、ネットワークの(障害時の)信頼性が低下します。ブロッキングやメッシュ グループによって使用が制限されていない場合、フラッディングが可能なリンクが存在しても、一連の障害によって LSP をネットワーク全体にフラッディングできないことがあるからです。 このような場合、ネットワーク内の異なるルータのリンク ステート データベースを、同期できないことがあります。 永続的な転送ループのような問題が結果として発生する可能性があります。 したがって、ブロッキングやメッシュ グループはどうしても必要な場合にかぎり、慎重にネットワークを設計したうえで使用することを推奨します。

特定のインターフェイスでのフラッディングのブロック

この手法では、特定のインターフェイスで LSP フラッディングの使用がブロックされますが、残りのインターフェイスではフラッディングに関して通常どおり動作します。 この手法は理解しやすく設定も容易ですが、長期的にはメッシュ グループに比べて維持が難しく、エラーが起こりやすくなります。 IS-IS で使用するフラッディング トポロジは、制限するのではなく詳細に調整します。 トポロジの制限が多すぎると(多くのインターフェイスをブロックしすぎると)障害時にネットワークの信頼性が失われます。 トポロジの制限が少なすぎると(ブロックするインターフェイスが少なすぎると)望ましいスケーラビリティが達成できなくなります。

ブロックされていないすべてのインターフェイスでドロップする場合にネットワークの堅牢性を高めるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで csnp-interval コマンドを使用して、ブロックされているポイントツーポイント リンクで定期的に Complete Sequence Number PDU(CSNP)パケットが使用されるようにします。 定期的な CSNP によって、ネットワークの同期が可能になります。

メッシュ グループの設定

メッシュ グループ(ルータのインターフェイスのセット)を設定すると、フラッディングを制限できます。 特定のメッシュ グループに属するインターフェイスを介して到達可能なすべてのルータには、他のすべてのルータと少なくとも 1 つのリンクがあり、各ルータと緊密に接続されていると見なされます。 多数のリンクで障害が発生しても、ネットワークから 1 つまたは複数のルータが切り離されることはありません。

通常のフラッディングでは、新しい LSP が 1 つのインターフェイスで受信されると、そのルータの他のすべてのインターフェイスでフラッディングされます。 メッシュ グループでは、メッシュ グループに属する 1 つのインターフェイスで新しい LSP が受信されると、新しい LSP は、そのメッシュ グループに属する他のインターフェイスではフラッディングされません。

最大 LSP ライフタイムおよび更新間隔

デフォルトでは、ルータは定期的な LSP 更新を 15 分ごとに送信します。 LSP はデフォルトで 20 分間、データベースに残ります。 そのときまでにリフレッシュされない場合、削除されます。 LSP 更新間隔、または最大 LSP ライフタイムを変更できます。 LSP 間隔は、LSP ライフタイムより短くする必要があります。そうしないと、リフレッシュ前に LSP がタイムアウトします。 設定された更新間隔がない場合、LSP のタイムアウトを防止するために、必要により LSP 更新間隔がソフトウェアによって調整されます。

Single-Topology IPv6 サポート

Cisco IOS XR ソフトウェア ソフトウェアの single-topology IPv6 サポートにより、インターフェイス上で IPv4 ネットワーク プロトコルに加えて IPv6 用の IS-IS を設定できます。 すべてのインターフェイスは同一のネットワーク プロトコル セットで構成されている必要があります。また、IS-IS エリア(レベル 1 ルーティング用)またはドメイン(レベル 2 ルーティング用)のすべてのルータは、すべてのインターフェイスで同一のネットワーク層プロトコル セットをサポートする必要があります。

single-topology モードでは、IPv6 トポロジは IPv4 ユニキャスト トポロジのナロー、ワイド メトリック スタイルの両方で機能します。 single-topology での動作中は、レベルごとに 1 つの Shortest Path First(SPF)の計算が IPv4 ルートと IPv6 ルートの両方の計算に使用されます。 IPv4 IS-IS と IPv6 IS-IS のルーティング プロトコルが共通のリンク トポロジを共有するため、単一の SPF の使用が可能です。

マルチトポロジ IPv6 サポート

IS-IS のCisco IOS XR ソフトウェアでのマルチトポロジ IPv6 のサポートにより、IS-IS スタンザ内の IPv6 および IPv4 の両方に設定されたインターフェイスを検出するとすぐにマルチトポロジ サポートが必要であると判断します。

マルチトポロジがソフトウェアのデフォルトの動作であるため、明示的に single-topology の IPv6 をイネーブルにし、IPv4 と同じトポロジを使用するように、IPv6 を設定する必要があります。 IS-IS ルータ スタンザの IPv6 ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション サブモード内で single-topology コマンドを設定します。

IS-IS 認証

隣接関係の確立を制限するために、hello-password コマンドを使用して認証ができます。また、LSP の交換を制限するために、lsp-password コマンドを使用して認証ができます。

IS-IS はプレーン テキスト認証をサポートしますが、この認証は、無許可のユーザに対するセキュリティを提供しません。 プレーン テキスト認証ではパスワードが設定でき、無許可のネットワーキング デバイスがルータと隣接関係を形成することを防ぐことができます。 このパスワードはプレーン テキストで交換されるため、IS-IS パケットを表示できるエージェントによって参照される可能性があります。

HMAC-MD5 パスワードが設定されている場合、パスワードはネットワークを介して送信されず、代わりに交換データの完全性を確認するための暗号化チェックサムを計算するために使用されます。

IS-IS では、設定されたパスワードを単純な暗号を使用して保存します。 ただし、プレーン テキスト形式のパスワードが、LSP、Sequence Number Protocol(SNP)、hello パケットで使用され、IS-IS パケットを表示するプロセスによって参照される可能性があります。 パスワードはプレーン テキスト(クリア テキスト)形式または暗号化形式で入力できます。

ドメイン パスワードを設定するには、レベル 2 で lsp-password コマンドを設定します。エリア パスワードを設定するには、レベル 1 で lsp-password コマンドを設定します。

キーチェーン機能によって、IS-IS で設定済みのキーチェーンを参照できます。 IS-IS キーチェーンは、hello および LSP のキーチェーン認証をイネーブルにします。 キーチェーンは、IS-IS 内のルータ レベル(lsp-password コマンドの場合)およびインターフェイス レベル(hello-password コマンドの場合)で設定できます。 これらのコマンドでは、グローバル キーチェーン設定を参照して、設定されているキーチェーンのグローバル セットからセキュリティ パラメータを取得するように IS-IS プロトコルに指示します。

IS-IS はこのキーチェーンを使用して、認証のヒットレス キー ロールオーバーを実装できます。 ヒットレス キー ロールオーバーの仕様は時間に基づいているため、ピア間で時計のずれがあるとロールオーバーのプロセスに影響します。 許容値の指定を設定できるため、承認時間枠をその分だけ(前後に)拡張できます。 この承認時間枠により、アプリケーション(ルーティング プロトコルおよび管理プロトコルなど)のヒットレス キー ロールオーバーが容易になります。 

キーチェーン管理の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Security Guide』を参照してください。

ノンストップ フォワーディング

Cisco IOS XR ソフトウェア では、NSF によりルート プロセッサ(RP)フェールオーバー後にユーザがネットワークを使用できない時間が最小限になります。 NSF の主な目的は、IP パケットを転送し続け、RP フェールオーバーに続くグレースフル リスタートを実行することです。

ルータが再起動すると、そのデバイスのすべてのルーティング ピアは、デバイスがダウンし、その後再びアップになったことを検知します。 このような移行によって、いわゆるルーティング フラップが発生します。ルーティング フラップは、複数のルーティング ドメインに広がる場合があります。 ルーティングの再起動によって発生したルーティング フラップによって、ルーティングが不安定になります。これはネットワーク全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。 NSF は、NSF 対応のデバイスにおけるルーティング フラップを抑止することによって、ネットワークの安定性を保ちます。

NSF では、RP フェールオーバー後にルーティング プロトコル情報を復元する一方で、データ パケットの転送を既知のルートで継続できます。 NSF 機能が設定されると、ピア ネットワーキング デバイスではルーティング フラップが発生しません。 データ トラフィックはインテリジェント ラインカードを介して転送されますが、スタンバイ RP では、フェールオーバー中は障害が発生したアクティブな RP からの制御と見なされます。 フェールオーバー中にラインカードのアップ状態が維持され、アクティブ RP の転送情報ベース(FIB)が最新状態に維持される機能が、NSF の動作にとって非常に重要です。

IS-IS ルーティングを実行している Cisco IOS XR ルータが RP フェールオーバーを行うときは、リンクステート データベースを IS-IS ネイバーと再同期するために、2 つのタスクをルータが実行する必要があります。 まず、ネイバー関係をリセットせずに、ネットワーク上の使用可能な IS-IS ネイバーを再学習します。 次に、ルータはネットワークのリンクステート データベースのコンテンツを再取得します。

NSF を設定する場合、IS-IS NSF 機能には次の 2 つのオプションがあります。

  • IETF NSF
  • Cisco NSF

ネットワーク セグメント上の隣接ルータが NSF 対応の場合、つまり隣接ルータが、ルータの再起動可能性についての IETF インターネット ドラフトをサポートするソフトウェア バージョンを実行している場合、それらのルータは、再起動する IETF NSF ルータをサポートします。 IETF NSF を使用する場合、隣接ルータは、フェールオーバー後のルーティング情報を再構築するための隣接情報およびリンク ステート情報を提供します。

Cisco IOS XR ソフトウェア では、Cisco NSF が再起動からの回復に必要なすべての状態をチェックポイントで(永続的に)保存し、隣接ルータからの特別な協力を必要としません。 状態は隣接ルータによって回復されますが、IS-IS ルーティング プロトコルの標準機能のみを使用します。 この機能により Cisco NSF は、他のルータが IETF 標準の NSF 実装を使用していないネットワークでの使用に適しています。


(注)  


IETF NSF を Cisco IOS XR ルータで設定し、隣接ルータが IETF NSF をサポートしていない場合には、隣接はフラップの影響を受けますが、IETF NSF をサポートしているすべてのネイバーではノンストップ フォワーディングが維持されます。 IETF NSF をサポートするネイバーがない場合は、再起動はコールド スタートになります。


マルチインスタンス IS-IS

最大 5 つの IS-IS インスタンスを構成できます。 IS-IS プロセスが異なるインターフェイス セット上で実行されている場合には、複数の IS-IS プロセス上で MPLS を実行できます。 各インターフェイスは 1 つの IS-IS インスタンスとだけ関連付けられます。 Cisco IOS XR ソフトウェア 設定時には 2 つのインスタンスによるインターフェイスの二重登録を防止するため、2 つの MPLS のインスタンスを設定するとエラーになります。

ルーティング情報ベース(RIB)では、各 IS-IS インスタンスは同じルーティング クライアントとして扱われるため、IS-IS インスタンス間でルートを再配布するときには注意が必要です。 RIB ではレベル 1 ルートがレベル 2 ルートよりも優先されることが認識されません。 このためレベル 1 とレベル 2 のインスタンスを実行する場合には、2 つのインスタンスに異なるアドミニストレーティブ ディスタンスを設定して強制的に優先する必要があります。

マルチプロトコル ラベル スイッチング トラフィック エンジニアリング

MPLS TE 機能を使用すると、MPLS バックボーンで、レイヤ 2 ATM およびフレーム リレー ネットワークが持つトラフィック エンジニアリングの能力を再現し、そのうえで機能を拡張することができます。 MPLS は、レイヤ 2 テクノロジーとレイヤ 3 テクノロジーを統合したものです。

IS-IS では、MPLS TE はリソース予約プロトコル(RSVP)を使用して自動的にバックボーン全体に MPLS TE ラベルスイッチド パスを確立して維持します。 ラベルスイッチド パスが使用するルートは、ラベルスイッチド パスのリソース要件とネットワーク リソース(帯域幅など)によって決定されます。 利用可能なリソースは、IS-IS の特別な IS-IS TLV 拡張を使用してフラッディングされます。 ラベルスイッチド パスは明示的なルートであり、トラフィック エンジニアリング(TE)トンネルとして参照されます。

ルータの過負荷ビット

過負荷ビットはステート情報の固有ビットであり、ルータの LSP に含まれます。 ルータにこのビットが設定されると、このルータがトラフィックの中継に利用できないことがエリア内のルータに通知されます。 この機能は次の 4 つの状況で役立ちます。

  1. 深刻だが致命的ではないエラーの発生中(メモリ不足など)。
  2. プロセスの起動中および再起動中。 ルーティング プロトコルが収束するまで過負荷ビットを設定できます。 ただし通常の NSF 再起動またはフェールオーバーの最中は使用しません。使用するとルーティング フラップの原因になります。
  3. 新しいルータの試験的な導入の最中。 導入が検証されるまで過負荷ビットを設定できます。検証後ビットを消去します。
  4. ルータのシャットダウン中。 ルータのサービスを停止する前に、トポロジからルータを削除するために過負荷ビットを設定できます。

マルチトポロジ動作中の過負荷ビット設定

過負荷ビットは、シングル トポロジの転送に適用されるため、マルチトポロジ操作中に IPv4 および IPv6 に別々に設定およびクリアされる場合があります。 このため、過負荷は、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで設定されます。 IPv4 過負荷ビットが設定されると、エリア内のすべてのルータは、IPv4 の中継トラフィックにこのルータを使用しません。 ただし、引き続き IPv6 の中継トラフィックにはこのルータを使用できます。

IS-IS 過負荷ビット無効化

IS-IS 過負荷ビット無効化機能により、ネットワーク管理者は、ラベル スイッチド パス(LSP)内のルータに Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)の過負荷ビットが設定されているときにパスがディセーブルになることを防止できます。

IS-IS 過負荷ビット無効化機能がアクティブ化されると、過負荷ビットが設定されているすべてのノード(先頭ノード、中間ノード、終端ノードを含む)は無視されます。つまり、それらはラベル スイッチド パス(LSP)で使用できます。


(注)  


IS-IS 過負荷ビット無効化機能は、ノードがパス計算(PCALC)に含まれていない場合には、過負荷ビットが設定されたノードのデフォルトの動作を変更しません


IS-IS 過負荷ビット無効化機能は、次のコマンドでアクティブ化されます。

mpls traffic-eng path-selection ignore overload

IS-IS 過負荷ビット無効化機能は、このコマンドの no 形式で非アクティブ化されます。

no mpls traffic-eng path-selection ignore overload

IS-IS 過負荷ビット無効化機能が非アクティブ化されると、過負荷ビットが設定されたノードは最終手段のノードとして使用されません。

デフォルト ルート

デフォルト ルートを IS-IS ルーティング ドメインに強制することができます。 IS-IS ルーティング ドメインへのルートの再配布を明確に設定しても、デフォルトでは Cisco IOS XR ソフトウェアが IS-IS ルーティング ドメインにデフォルト ルートを再配布することはありません。 default-information originate コマンドを使用すると、IS-IS にデフォルト ルートが生成され、ルート ポリシーで制御できます。 ルート ポリシーを使用してデフォルト ルートが通知されるレベルを決定できます。また、ルート ポリシーによって設定できる他のフィルタリング オプションを指定できます。 ルート ポリシーを使用することにより、ルータのルーティング テーブル内での他のルートの存在に応じて、デフォルト ルートを条件付きでアドバタイズできます。

IS-IS インスタンスの attached ビット

attached ビットは is-type コマンドと level-1-2 キーワードでルータに設定します。 attached ビットはルータが他のエリアに接続されていることを示します(通常はバックボーン経由)。 この機能は、ルータがバックボーンへのデフォルト ルートとして領域のレベル 1 ルータから使用できることを意味します。 attached ビットは通常、ルータが他のエリアを検出時にレベル 2 の SPF ルートを計算する間に自動的に設定されます。 このビットはルータがバックボーンから切断されると自動的に消去されます。


(注)  


レベル 2 インスタンスの接続が失われた場合、レベル 1 インスタンスの LSP 内の attached ビットによってレベル 2 インスタンスへのトラフィックの送信が続けられ、トラフィックのドロップを発生させます。


level-1-2 キーワードの機能を表すために複数のプロセスを使用するときにこの動作をシミュレートするには、レベル 1 プロセスの attached ビットを手動で設定します。

ルート タグの IS-IS サポート

ルート タグの IS-IS サポート機能によって、IS-IS ルート プレフィックスとタグを関連付けてアドバタイズする機能が提供されます。 また、この機能により、RIB 内のルート プレフィックスのインストール順序のプライオリティ付けを、ルートのタグに基づいて行うことができます。 ルート タグはまた、ルート ポリシーでルート プレフィックスの照合に使用される可能性があります(たとえば、再配布に特定のルート プレフィックスを選択する場合)。

multicast-intact 機能

multicast-intact 機能を使用すると、IGP ショートカットがルータに設定されアクティブな場合に、マルチキャスト ルーティング(PIM)を実行できます。 OSPFv2 および IS-IS の両方で multicast-intact 機能がサポートされています。 Cisco IOS XR ソフトウェア では、IS-IS または OSPF ルータ コマンドの mpls traffic-eng multicast-intact を使用することで MPLS TE と IP マルチキャストの共存がサポートされます。

IGP の multicast-intact は、マルチキャスト ルーティング プロトコル(PIM)と IGP ショートカットがルータで設定されている場合にイネーブルにできます。 IGP ショートカットは IGP に公開される MPLS トンネルです。 IGP は、このトンネルを通じてトンネルの出力ルータ(SPF から見て)のダウンストリームにある宛先に IP トラフィックをルーティングします。 リバース パス転送(RPF)は単一方向トンネルを超えて動作しないため、PIM では PIM Join の伝播に IGP ショートカットを使用できません。

IGP で multicast-intact をイネーブルにすると、IGP は PIM で使用する等コストのネクスト ホップからなる並列または代替のセットを発行します。 これらのネクスト ホップは mcast-intact ネクスト ホップと呼ばれます。 mcast-intact ネクスト ホップは次の属性を持ちます。

  • IGP のショートカットが含まれていないことが保証されます。
  • ユニキャスト ルーティングには使用されませんが、PIM によってのみ PIM 送信元への IPv4 ネクスト ホップの検索に使用されます。
  • FIB には公開されません。
  • IGP で multicast-intact がイネーブルのときには、リンクステート アドバタイズメントを通して学んだすべての IPv4 の宛先が、等コストの mcast-intact ネクスト ホップのセットと共に RIB に発行されます。 この属性はネイティブのネクスト ホップに IGP ショートカットがない場合にも適用されます。
  • IS-IS では、ネイティブと mcast-intact の両方のネクスト ホップ数を合計して、最大パス制限が適用されます (OSPFv2 ではこの動作は多少異なります)。

IS-IS を使用したマルチキャスト トポロジ サポート

マルチキャスト トポロジのサポートにより、IPv4 または IPv6 ルーティングで IS-IS マルチキャスト トポロジの設定が可能になります。 IS-IS は、マルチキャスト用の別個のトポロジを維持し、マルチキャスト トポロジ上です別個の Shortest Path First(SPF)を実行します。 IS-IS マルチキャストは、対応するアドレス ファミリの RIB のマルチキャスト ユニキャスト ルーティング情報ベース(muRIB)テーブルに、IS-IS マルチキャスト トポロジからルートを挿入します。 PIM が muRIB を使用するため、PIM はユニキャスト トポロジからのルートではなく、マルチキャスト トポロジからのルートを使用します。

MPLS ラベル配布プロトコル IGP 同期

マルチ プロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ラベル配布プロトコル(LDP)内部ゲートウェイ プロトコル(IGP)同期では、IGP パスをスイッチングが使用される前に LDP のラベル交換を完了させることができます。 次の 2 つの状況では MPLS のトラフィック損失が発生する可能性があります。

  • IGP 隣接が確立されると、LDP がそのリンク ピアとラベルを交換する前に、ルータが新しい隣接を使用してパケットの転送を開始します。
  • LDP セッションが閉じられるときに、確立した LDP セッションの代替パスを使用せずに LDP ピアと関連付けられたリンクを使用してルータがトラフィックの転送を続ける。

この機能は、LDP と IS-IS を同期させるメカニズムを提供し、MPLS のパケット損失を最小化します。 この同期は、LDP セッションの状態に基づいてネイバーの IS-IS リンクステート パケット(LSP)のリンク メトリックを変更することで実現されます。

リンク上で IS-IS の隣接関係は確立されているが、LDP セッションが失われているかまたは LDP がラベルの交換をまだ完了していないときには、IS-IS は最大のメトリックをそのリンクでアドバタイズします。 このインスタンスでは、LDP IS-IS 同期はまだ実現されていません。


(注)  


IS-IS では、最大のメトリック(0xFFFFFF)を持つリンクは Shortest Path First(SPF)として考慮されません。 このため最大のメトリックである -1(0XFFFFFE)が MPLS LDP IGP 同期で使用されます。


LDP IS-IS 同期が達成されると、IS-IS は通常の(設定されたまたはデフォルトの)メトリックをそのリンクでアドバタイズします。

LDP グレースフル リスタートとの MPLS LDP-IGP 同期の互換性

LDP グレースフル リスタートは、LDP セッションが失われた場合にトラフィックを保護します。 グレースフル リスタートがイネーブルである LDP セッションに障害が発生した場合でも、グレースフル リスタートで保護されている間、インターフェイス上で MPLS LDP IS-IS 同期が実現されます。 MPLS LDP IGP 同期は次の状況で最終的に失われます。

  • LDP グレースフル リスタートの再接続タイマーが期限切れになる前に、LDP を再起動できない場合。
  • LDP グレースフル リスタートの回復タイマーが期限切れになる前に、保護されたインターフェイス上の LDP セッションを回復できない場合。

IGP ノンストップ フォワーディングとの MPLS LDP-IGP 同期の互換性

IS-IS ノンストップ フォワーディング(NSF)は、IS-IS プロセスの再起動中およびルート プロセッサ(RP)のフェールオーバー中にトラフィックを保護します。 LDP IS-IS 同期は、インターフェイス上で LDP グレースフル リスタートもイネーブルの場合のみ IS-IS NSF と共にサポートされます。 IS-IS NSF がイネーブルでない場合、LDP の同期状態は再起動およびフェールオーバーの際に維持されません。

ラベル配布プロトコル IGP 自動設定

ラベル配布プロトコル(LDP)内部ゲートウェイ プロトコル(IGP)自動設定は、IGP インスタンスに使用される一連のインターフェイス上で LDP をイネーブルにする手順を簡素化します。 LDP IGP 自動設定は、多数のインターフェイス(LDP がコア内の転送に使用される場合など)および複数の IGP インスタンス上で同時に使用できます。

この機能は、デフォルトの VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスとして IPv4 アドレス ファミリをサポートします。

LDP IGP 自動設定は、LDP の個々のインターフェイス上で igp auto-config disable コマンド使用して明示的にディセーブルにすることもできます。 これにより LDP は、明示的にディセーブルにされたインターフェイスを除くすべての IGP インターフェイスで受信できます。

LDP IGP 自動設定については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Configuration Guide』を参照してください。

MPLS TE 転送隣接

MPLS TE 転送隣接により、ネットワーク管理者はトラフィック エンジニアリングおよびラベル スイッチ パス(LSP)トンネルを、Shortest Path First(SPF)アルゴリズムに基づいた内部ゲートウェイ プロトコル(IGP)ネットワーク内のリンクとして処理できます。 転送隣接は、同じ IS-IS レベルのルータ間で作成できます。 ルータとルータは、間に何個かホップを入れて配置できます。 この結果、TE トンネルに関連付けられたリンク コストで、IGP ネットワーク内のリンクとして、アドバタイズされます。 TE ドメインの外側にあるルータは、TE トンネルを参照し、その TE トンネルを使用して、ネットワーク内でトラフィックをルーティングするための最短パスを計算します。

MPLS TE 転送隣接は、双方向接続性確認に成功した場合のみ IS-IS SPF で考慮されます。 これには転送隣接が双方向であるか、または MPLS TE トンネルのヘッド エンドとテール エンドのルータが隣接している場合が該当します。

MPLS TE 転送隣接機能は、IS-IS でサポートされます。 MPLS TE 転送隣接機能の設定の詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Configuration Guide』を参照してください。

MPLS TE エリア間トンネル

MPLS TE エリア間トンネルにより、複数の IGP エリア(Open Shorted Path First(OSPF))およびレベル(IS-IS)をつなぐ MPLS TE トンネルを確立できます。トンネルのヘッドエンドとテールエンドのルータが共に同じエリアになければならないという制限を除去できます。 IGP には、IS-IS または OSPF が使用できます。 IS-IS で MPLS TE を設定する方法については、IS-IS の MPLS トラフィック エンジニアリングの設定を参照してください。

MPLS TE エリア間トンネルの設定の詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Configuration Guide』を参照してください。

IP 高速再ルーティング

IP 高速再ルーティング(IPFRR)のループフリー代替(LFA)計算は、リンク障害に対する保護を提供します。 ローカルで計算された修復パスを使用して、障害後ネットワークの再収束で生じるループによるパケット損失を防止します。 IPFRR LFA の詳細情報については、IETF の draft-ietf-rtgwg-ipfrr-framework-06.txt および draft-ietf-rtgwg-lf-conv-frmwk-00.txt を参照してください。

IPFRR LFA は、従来型の IP ルーティングおよび転送を使用するネットワークに適用できる点でマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)とは異なります。 MPLS IPFRR の設定の詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Configuration Guide』を参照してください。

IS-IS の実装方法

ここでは、次の手順について説明します。


(注)  


設定の変更を保存するには、システムでプロンプトが表示されたら、変更を確定する必要があります。


IS-IS のイネーブル化およびレベル 1 またはレベル 2 ルーティングの設定

ここでは、IS-IS をイネーブルにし、エリアのルーティング レベルを設定する方法について説明します。


(注)  


ステップ 4 のルーティング レベルの設定は任意ですが、適切なレベルの隣接関係を確立するために設定することを強く推奨します。


はじめる前に

IP アドレスを設定する前に IS-IS を設定できますが、少なくとも 1 つの IP アドレスを設定するまでは IS-IS ルーティングは行われません。

手順の概要

    1.    configure

    2.    router isis instance-id

    3.    net network-entity-title

    4.    is-type { level-1 | level-1-2 | level-2-only }

    5.    次のいずれかを実行します。

    • end
    • commit

    6.    show isis [ instance instance-id ] protocol


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 router isis instance-id


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
     

    指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

    • デフォルトでは、すべての IS-IS インスタンスが自動的にレベル 1 とレベル 2 になります。 is-type ルータ コンフィギュレーション コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
     
    ステップ 3 net network-entity-title


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# net 47.0004.004d.0001.0001.0c11.1110.00
     

    ルーティング インスタンスの Network Entity Title(NET)を設定します。

    • マルチインスタンスの IS-IS を設定する場合は、ルーティング インスタンスごとに NET を指定します。
    • この例では、エリア ID が 47.0004.004d.0001 でシステム ID が 0001.0c11.1110.00 のルータを設定します。
    • 複数のエリア アドレスを指定するには、追加の NET を指定します。 NET のエリア アドレス部分が異なる場合でも、システム ID 部分はすべての設定項目で完全に一致する必要があります。
     
    ステップ 4 is-type { level-1 | level-1-2 | level-2-only }


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# is-type level-2-only
     

    (任意)システム タイプ(エリアまたはバックボーン ルータ)を設定します。

    • デフォルトでは、すべての IS-IS インスタンスは level-1-2 ルータとして動作します。
    • level-1 キーワードは、レベル 1(エリア内)ルーティングのみを実行するようにソフトウェアを設定します。 レベル 1 の隣接関係のみが確立されます。 ソフトウェアはエリア内の宛先についてのみ学習します。 エリア外の宛先を含むすべてのパケットは、エリア内の最も近い level-1-2 ルータに送信されます。
    • level-2-only キーワードは、レベル 2(バックボーン)ルーティングのみを実行するようにソフトウェアを設定します。ルータは、他のレベル 2 のみのルータまたは level-1-2 ルータとの間でレベル 2 の隣接関係のみを確立します。
    • level-1-2 キーワードは、レベル 1 とレベル 2 の両方のルーティングを実行するようにソフトウェアを設定します。 レベル 1 とレベル 2 の両方の隣接関係が確立されます。 ルータはレベル 2 バックボーンとレベル 1 エリアの間の境界ルータとして動作します。
     
    ステップ 5次のいずれかを実行します。
    • end
    • commit


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# end

    または

    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# commit
     

    設定変更を保存します。

    • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
        Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
        
      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
    • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
     
    ステップ 6 show isis [ instance instance-id ] protocol


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis protocol
     

    (任意)IS-IS インスタンスに関するサマリー情報を表示します。

     

    IS-IS のシングル トポロジの設定

    IS-IS インスタンスをイネーブルにした後で、特定のネットワーク トポロジのルートを計算するように設定する必要があります。

    ここでは、IPv4 または IPv6 トポロジ向けのインターフェイスで IS-IS プロトコルの動作を設定する方法について説明します。

    はじめる前に

    (注)  


    ルータを single-topology モードで実行できるようにするには、IS-IS の各インターフェイスですべてのアドレス ファミリをイネーブルに設定し、IS-IS ルータ スタンザの IPv6 ユニキャスト アドレスファミリ内で「single-topology」を設定します。 IPv6 アドレス ファミリ、または IPv4 と IPv6 の両方のアドレス ファミリを使用できますが、設定ではルータ上のすべてのアクティブなアドレス ファミリ セットを表します。 さらに IPv6 ルータ アドレス ファミリ サブモードで single-topology を設定して、明示的に single-topology 動作をイネーブルにします。

    これらの手順には例外が 2 つあります。

    1. IS-IS プロセスの address-family スタンザに adjacency-check disable コマンドが含まれる場合、インターフェイスでアドレス ファミリをイネーブルにする必要はありません。
    2. single-topology コマンドは ipv4 アドレス ファミリ サブモードでは無効です。

    シングル トポロジのデフォルトのメトリック スタイルはナロー メトリックです。 ワイド メトリックまたはナロー メトリックのどちらかを使用できます。 この設定方法はシングル トポロジの設定に依存します。 IPv4 と IPv6 の両方がイネーブルでシングル トポロジが設定されている場合には、メトリック スタイルは address-family ipv4 スタンザ内で設定します。 メトリックは address-family ipv6 スタンザ内でも設定できますが、この場合には設定は無視されます。 IPv6 のみがイネーブルでシングル トポロジが設定されている場合には、メトリック スタイルは address-family ipv6 スタンザ内で設定します。


    手順の概要

      1.    configure

      2.    interface type interface-path-id

      3.    次のいずれかを実行します。

      • ipv4 address address mask
      • ipv6 address ipv6-prefix / prefix-length [ eui-64 ]
      • ipv6 address ipv6-address { / prefix-length link-local }
      • ipv6 enable

      4.    exit

      5.    router isis instance-id

      6.    net network-entity-title

      7.    address-family ipv6 [ unicast ]

      8.    single-topology

      9.    exit

      10.    interface type interface-path-id

      11.    circuit-type { level-1 | level-1-2 | level-2-only }

      12.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

      13.    次のいずれかを実行します。

      • end
      • commit

      14.    show isis [ instance instance-id ] interface [ type interface-path-id ] [ detail ] [ level { 1 | 2 }]

      15.    show isis [ instance instance-id ] topology [ systemid system-id ] [ level { 1 | 2 }] [ summary ]


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 interface type interface-path-id


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface GigabitEthernet 0/1/0/3 
       

      インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3次のいずれかを実行します。
      • ipv4 address address mask
      • ipv6 address ipv6-prefix / prefix-length [ eui-64 ]
      • ipv6 address ipv6-address { / prefix-length link-local }
      • ipv6 enable


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 10.0.1.3 255.255.255.0

      または

        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 address 3ffe:1234:c18:1::/64 eui-64
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 address FE80::260:3EFF:FE11:6770 link-local
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 enable
        
      または 

      インターフェイスの IPv4 アドレスを定義します。 インターフェイスのいずれかで IS-IS ルーティングが設定されている場合は、IS-IS がイネーブルになっているエリアに含まれるすべてのインターフェイスで IP アドレスが必要です。

      または

      インターフェイスに割り当てられた IPv6 ネットワークを指定し、eui-64 キーワードでインターフェイスの IPv6 処理をイネーブルにします。

      または

      インターフェイスに割り当てられた IPv6 アドレスを指定し、link-local キーワードでインターフェイスの IPv6 処理をイネーブルにします。

      または

      インターフェイスで IPv6 リンクローカル アドレスを自動的に設定し、インターフェイスで IPv6 処理もイネーブルにします。

      • リンクローカル アドレスは、同じリンク上のノードとの通信にだけ使用できます。
      • ipv6 address ipv6-prefix / prefix-length インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを eui-64 キーワードを付けずに指定すると、サイトローカルのグローバル IPv6 アドレスが設定されます。
      • ipv6 address ipv6-prefix / prefix-length コマンドを eui-64 キーワードと共に指定すると、IPv6 アドレスの下位 64 ビットにインターフェイス ID を持つサイトローカルのグローバル IPv6 アドレスが設定されます。 指定する必要があるのはアドレスの 64 ビット ネットワーク プレフィックスだけです。最後の 64 ビットはインターフェイス ID から自動的に計算されます。
      • ipv6 address コマンドを link-local キーワードと共に指定すると、IPv6 がインターフェイスでイネーブルになっている場合に自動的に設定されるリンクローカル アドレスの代わりに使用されるリンクローカル アドレスを、インターフェイスに設定します。
       
      ステップ 4 exit


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# exit
       

      インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、ルータをグローバル コンフィギュレーション モードに戻します。

       
      ステップ 5 router isis instance-id


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
       

      指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

      • デフォルトでは、すべての IS-IS インスタンスがレベル 1 とレベル 2 になります。 is-type コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
       
      ステップ 6 net network-entity-title


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# net 47.0004.004d.0001.0001.0c11.1110.00
       

      ルーティング インスタンスの NET を設定します。

      • マルチインスタンスの IS-IS を設定する場合は、ルーティング インスタンスごとに NET を指定します。 NET およびアドレスの名前を指定できます。
      • この例では、エリア ID が 47.0004.004d.0001 でシステム ID が 0001.0c11.1110.00 のルータを設定します。
      • 複数のエリア アドレスを指定するには、追加の NET を指定します。 NET のエリア アドレス部分が異なる場合でも、システム ID 部分はすべての設定項目で完全に一致する必要があります。
       
      ステップ 7 address-family ipv6 [ unicast ]


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv6 unicast 
       

      IPv6 アドレス ファミリを指定し、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

      • この例では、ユニキャスト IPv6 アドレス ファミリを指定します。
       
      ステップ 8 single-topology


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# single-topology
       

      (任意)IPv6 が設定されているときに IPv4 のリンク トポロジを設定します。

      • single-topology コマンドは IPv6 サブモードでのみ有効です。 このコマンドは、マルチトポロジ モードでデフォルトの設定である分離されたトポロジではなく、シングル トポロジを使用することを IPv6 に指示します。
      • 詳細については、Single-Topology IPv6 サポートを参照してください。
       
      ステップ 9 exit


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# exit
       

      ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを終了して、ルータをルータ コンフィギュレーション モードに戻します。

       
      ステップ 10 interface type interface-path-id


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/3 
       

      インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 11 circuit-type { level-1 | level-1-2 | level-2-only }


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# circuit-type level-1-2
       

      (任意)隣接関係のタイプを設定します。

      • デフォルトの回路タイプは設定済みの(is-type コマンドで設定した)システム タイプです。
      • 通常回路タイプは、ルータが level-1-2 としてのみ設定されているときに、インターフェイスが level-1 または level-2-only の隣接関係のみを形成するように制限する場合に設定する必要があります。
       
      ステップ 12 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast
       

      IPv4 または IPv6 アドレス ファミリを指定して、インターフェイス アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

      • この例では、インターフェイスにユニキャスト IPv4 アドレス ファミリを指定します。
       
      ステップ 13次のいずれかを実行します。
      • end
      • commit


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# end

      または

      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# commit
       

      設定変更を保存します。

      • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
          Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
         
        • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
        • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
        • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
      • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
       
      ステップ 14 show isis [ instance instance-id ] interface [ type interface-path-id ] [ detail ] [ level { 1 | 2 }]


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis interface GigabitEthernet 0/1/0/1 
       

      (任意)IS-IS インターフェイスに関する情報を表示します。

       
      ステップ 15 show isis [ instance instance-id ] topology [ systemid system-id ] [ level { 1 | 2 }] [ summary ]


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis topology 
       

      (任意)すべてのエリアの接続済みルータのリストを表示します。

       

      マルチトポロジ ルーティングの設定

      次の一連の手順では、マルチトポロジ ルーティングを設定します。これは PIM の Reverse-Path Forwarding(RPF)パス選択に使用されます。

      マルチトポロジ ルーティングの設定についての制約事項

      • 現在、デフォルト VRF のみがマルチトポロジ ソリューションでサポートされます。
      • プロトコル独立型マルチキャスト(PIM)と Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)ルーティング プロトコルのみが現在サポートされています。
      • トポロジの選択は、SM と SSM の両方で (S,G) ルート送信元のみ制限されます。 マルチトポロジ展開をサポートする内部ゲートウェイ プロトコル(IGP)は、スタティックと IS-IS のみです。 ランデブー ポイントやブートストラップ ルータ(BSR)などの非 (S,G) ルート送信元の場合や、ルート ポリシーが設定されていない場合、現在のポリシーのデフォルトは有効なままになります。 言い換えると、ユニキャストまたはマルチキャスト デフォルト テーブルは、OSFP/IS-IS/マルチプロトコル ボーダー ゲートウェイ プロトコル(MBGP)設定に基づいてすべての送信元に対して選択されます。

      (注)  


      ルーティング ポリシー言語(RPL)で address-family {ipv4 | ipv6} コマンドを使用するときに multicast キーワードと unicast キーワードの両方を使用できますが、グローバルに設定できるのはマルチキャスト SAFI のトポロジだけです。


      マルチトポロジ ルーティングに関する情報

      マルチトポロジ ネットワークを設定するには、次のタスクが必要です。

      グローバル トポロジの設定とインターフェイスへの関連付け

      デフォルトの VRF でグローバル トポロジをイネーブルにし、特定のインターフェイスでの使用をイネーブルにするには次の手順を実行します。

      手順の概要

        1.    configure

        2.    address-family { ipv4 | ipv6 } multicast topology topo-name

        3.    maximum prefix limit

        4.    interface type interface-path-id

        5.    address-family { ipv4 | ipv6 } multicast topology topo-name

        6.    ステップ 4 およびステップ 5 を繰り返して、トポロジに関連付けるすべてのインターフェイス インスタンスを指定します。

        7.    次のいずれかを実行します。

        • end
        • commit


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2 address-family { ipv4 | ipv6 } multicast topology topo-name


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# address-family ipv4 multicast topology green
         

        インターフェイスに関連付けられるデフォルト VRF テーブルのトポロジを設定します。

         
        ステップ 3 maximum prefix limit


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-af)# maximum prefix 100
         

        (任意)トポロジ ルーティング テーブルで許可されるプレフィックスの数を制限します。 範囲は 32 ~ 2000000 です。

         
        ステップ 4 interface type interface-path-id


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-af)# interface GigabitEthernet 0/3/0/0
         

        以前に指定した VRF テーブルに関連付けるインターフェイスを指定します。これにより、接続されたルートおよびローカル ルートが適切なルーティング テーブルに追加されます。

         
        ステップ 5 address-family { ipv4 | ipv6 } multicast topology topo-name


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# address-family ipv4 multicast topology green
         

        トポロジをステップ 4 で指定したインターフェイスでイネーブルにします。接続されたルートやローカルのルートが適切なルーティング テーブルに追加されます。

         
        ステップ 6 ステップ 4 およびステップ 5 を繰り返して、トポロジに関連付けるすべてのインターフェイス インスタンスを指定します。

        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-af)# interface gigabitethernet 0/3/2/0
        RP/0/RSP0/CPU0:routerrouter(config-if)# address-family ipv4 multicast topology purple
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-af)#
         
        — 
        ステップ 7次のいずれかを実行します。
        • end
        • commit


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv4)# end

        または

        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv4)# commit
         

        設定変更を保存します。

        • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
            Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
            
          • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
          • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
          • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
        • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
         

        IS-IS トポロジのイネーブル化

        IS-IS でトポロジをイネーブルにするには、IS-IS トポロジ ID を名前付きトポロジに関連付ける必要があります。 IS-IS はトポロジ ID をドメイン内のトポロジの識別に使用します。


        (注)  


        このコマンドは他のトポロジ コマンドよりも前に設定する必要があります。


        手順の概要

          1.    configure

          2.    router isis instance-id

          3.    address-family { ipv4 | ipv6 } multicast topology topo-name

          4.    topology-id multitoplogy-id

          5.    次のいずれかを実行します。

          • end
          • commit


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2 router isis instance-id


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis purple
           

          IS-IS コンフィギュレーション サブモードを開始します。

           
          ステップ 3 address-family { ipv4 | ipv6 } multicast topology topo-name


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 multicast topology green
           

          IS-IS トポロジ ID を名前付きトポロジに関連付けます。

           
          ステップ 4 topology-id multitoplogy-id


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# toplogy-id 122 
          
           

          トポロジを特定する IS-IS のマルチトポロジ ID を数値で設定します。 範囲は 6 ~ 4095 です。

           
          ステップ 5次のいずれかを実行します。
          • end
          • commit


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# end

          または

          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# commit
           

          設定変更を保存します。

          • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
              Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
              
            • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
            • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
            • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
          • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
           

          IS-IS のトポロジへのインターフェイスの配置

          インターフェイスを IS-IS のトポロジに関連付けるには、次の手順を実行します。

          手順の概要

            1.    configure

            2.    router isis instance-id

            3.    net network-entity-title

            4.    interface type interface-path-id

            5.    address-family { ipv4 | ipv6 } multicast topology topo-name

            6.    ステップ 4 およびステップ 5 を繰り返して、ネットワーク内で設定するすべてのインターフェイス インスタンスおよび関連付けるトポロジを指定します。

            7.    次のいずれかを実行します。

            • end
            • commit


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 configure


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 2 router isis instance-id


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis purple
             

            IS-IS コンフィギュレーション サブモードを開始します。

             
            ステップ 3 net network-entity-title


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# net netname
             

            設定された isis インターフェイスに Network Entity Title を作成します。

             
            ステップ 4 interface type interface-path-id


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface gigabitethernet 0/3/0/0
             

            isis インターフェイス コンフィギュレーション サブモードを開始し、インターフェイス インスタンスを作成します。

             
            ステップ 5 address-family { ipv4 | ipv6 } multicast topology topo-name


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 multicast topology green
             
            • isis アドレスファミリ インターフェイス コンフィギュレーション サブモードを開始します。
            • インターフェイス インスタンスをトポロジに配置します。
             
            ステップ 6ステップ 4 およびステップ 5 を繰り返して、ネットワーク内で設定するすべてのインターフェイス インスタンスおよび関連付けるトポロジを指定します。  — 
            ステップ 7次のいずれかを実行します。
            • end
            • commit


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# end

            または

            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# commit
             

            設定変更を保存します。

            • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                
              • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
              • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
              • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
            • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
             

            ルーティング ポリシーの設定

            ルーティング ポリシーの作成と set rpf-topology コマンドの詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Routing Command Reference』を参照してください。

            手順の概要

              1.    configure

              2.    route-policy policy-name

              3.    end-policy

              4.    次のいずれかを実行します。

              • end
              • commit


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 configure


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 2 route-policy policy-name


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# route-policy mt1
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rpl)# if destination in 225.0.0.1, 225.0.0.11 then
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rpl-if)# if source in (10.10.10.10) then
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rpl-if-2)# set rpf-topology ipv4 multicast topology greentable
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rpl-if-2)# else
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rpl-if-else-2)# set rpf-topology ipv4 multicast topology bluetable
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rpl-if-else-2)# endif
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rpl-if)# endif
                
               

              ルーティング ポリシーを定義して、ルーティング ポリシー コンフィギュレーション サブモードを開始します。

              set-rpf-topology およびその他のルーティング コンフィギュレーション コマンドの使用方法の詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Routing Command Reference』を参照してください。

               
              ステップ 3 end-policy


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rpl)# end-policy
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#
                
               

              ルート ポリシーの定義の終了を指示して、ルーティング ポリシー コンフィギュレーション サブモードを終了します。

               
              ステップ 4次のいずれかを実行します。
              • end
              • commit


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

              または

              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
               

              設定変更を保存します。

              • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                  Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                  
                • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
              • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
               

              マルチトポロジ IS-IS の設定

              マルチトポロジはシングル トポロジと同じ方法で設定されます。 ただし、single - topology コマンドを省略してデフォルトのマルチトポロジ動作を実行します。 このタスクはオプションです。

              IS-IS の LSP フラッディングの制御

              LSP フラッディングにより、ネットワークのスケーラビリティを制限できます。 ルータでグローバルに、またはインターフェイスで LSP データベース パラメータを調整することによって、LSP フラッディングを制御できます。 このタスクはオプションです。

              LSP フラッディングを制御するコマンドの多くには、適用されるレベルを指定するオプションが含まれます。 オプションを指定しなかった場合、コマンドは両方のレベルに適用されます。 オプションが 1 つのレベルに設定された場合、もう一方のレベルはデフォルト値を使用し続けます。 両方のレベルのオプションを設定するには、コマンド twice を使用します。 次に例を示します。

                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-refresh-interval 1200 level 2
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-refresh-interval 1100 level 1
                
                       
              手順の概要

                1.    configure

                2.    router isis instance-id

                3.    lsp-refresh-interval seconds [ level { 1 | 2 }]

                4.    lsp-check-interval seconds [ level { 1 | 2 }]

                5.    lsp-gen-interval { [ initial-wait initial | secondary-wait secondary | maximum-wait maximum ] ... } [ level { 1 | 2 }]

                6.    lsp-mtu bytes [ level { 1 | 2 }]

                7.    max-lsp-lifetime seconds [ level { 1 | 2 }]

                8.    ignore-lsp-errors disable

                9.    interface type interface-path-id

                10.    lsp-interval milliseconds [ level { 1 | 2 }]

                11.    csnp-interval seconds [ level { 1 | 2 }]

                12.    retransmit-interval seconds [ level { 1 | 2 }]

                13.    retransmit-throttle-interval milliseconds [ level { 1 | 2 }]

                14.    mesh-group { number | blocked }

                15.    次のいずれかを実行します。

                • end
                • commit

                16.    show isis interface [ type interface-path-id | level { 1 | 2 }] [ brief ]

                17.    show isis [ instance instance-id ] database [ level { 1 | 2 }] [ detail | summary | verbose ] [ * | lsp-id ]

                18.    show isis [ instance instance-id ] lsp-log [ level { 1 | 2 }]

                19.    show isis database-log [ level { 1 | 2 }]


              手順の詳細
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 configure


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 2 router isis instance-id


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                 

                指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                • is-type ルータ コンフィギュレーション コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                 
                ステップ 3 lsp-refresh-interval seconds [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-refresh-interval 10800
                 

                (任意)異なるシーケンス番号を持つ LSP を再生成する間隔を設定します。

                • 更新間隔は、常に、max-lsp-lifetime コマンドよりも低く設定する必要があります。
                 
                ステップ 4 lsp-check-interval seconds [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-check-interval 240
                 

                (任意)データベースの LSP のチェックサムを検証するデータベース全体の定期チェックの間隔を設定します。

                • この操作は、CPU の点でコスト高であるため、あまり発生しないように設定する必要があります。
                 
                ステップ 5 lsp-gen-interval { [ initial-wait initial | secondary-wait secondary | maximum-wait maximum ] ... } [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-gen-interval maximum-wait 15 initial-wait 5
                 

                (任意)ネットワークが不安定な間は LSP の生成レートを低下させます。 ルータの CPU 負荷を軽減し、IS-IS ネイバーへの LSP 送信数を低減するのに役立ちます。

                • ネットワークの不安定性が長引いている間に LSP の再計算を繰り返すと、ローカル ルータの CPU 負荷が増加する可能性があります。 さらに、これらの再計算された LSP をネットワーク内の他の中継システムにフラッディングすると、トラフィックが増加し、他のルータがルート計算を実行するために費やす時間が増加する可能性があります。
                 
                ステップ 6 lsp-mtu bytes [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-mtu 1300
                 

                (任意)LSP の最大伝送単位(MTU)サイズを設定します。

                 
                ステップ 7 max-lsp-lifetime seconds [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# max-lsp-lifetime 11000
                 

                (任意)ルータから発信された LSP に設定する最初のライフタイムを設定します。

                • これは、LSP が再生成または更新されない場合に、ネイバーのデータベースに LSP が維持される時間です。
                 
                ステップ 8 ignore-lsp-errors disable


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# ignore-lsp-errors disable
                 

                (任意)チェックサム エラーで受信した LSP をパージするようにルータを設定します。

                 
                ステップ 9 interface type interface-path-id


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/3 
                 

                インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 10 lsp-interval milliseconds [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# lsp-interval 100
                 

                (任意)インターフェイス上で送信された各 LSP 間の時間を設定します。

                 
                ステップ 11 csnp-interval seconds [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# csnp-interval 30 level 1
                 

                (任意)ブロードキャスト インターフェイス上で定期的に CSNP パケットが送信される間隔を設定します。

                • より頻繁に CSNP を送信することは、受信のために隣接ルータはより激しく動作する必要があることを意味します。
                • CSNP の送信の頻度を下げることは、隣接ルータ間の相違がより長く続くことを意味します。
                 
                ステップ 12 retransmit-interval seconds [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# retransmit-interval 60
                 

                (任意)LSP が受信されていないと判断して再送信するまでに送信ルータが応答を待つ時間を設定します。

                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# retransmit-interval 60
                 
                ステップ 13 retransmit-throttle-interval milliseconds [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# retransmit-throttle-interval 1000
                 

                (任意)ポイントツーポイント インターフェイス上の各 LSP の再送信間隔を設定します。

                • この時間は通常 lsp-interval コマンドの時間以上にします。これは隣接ルータがビジーであることが LSP が失われた原因の可能性があるためです。 間隔を長くするとネイバーはより時間をかけて送信を受け取ることができます。
                 
                ステップ 14 mesh-group { number | blocked }


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# mesh-group blocked
                 

                (任意)NBMA ネットワークの LSP フラッディングを、高度にメッシュ化されたポイントツーポイント トポロジで最適化します。

                • このコマンドは高度にメッシュ化されたポイントツーポイント トポロジの NBMA ネットワークのみに適しています。
                 
                ステップ 15次のいずれかを実行します。
                • end
                • commit


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# end

                または

                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# commit
                 

                設定変更を保存します。

                • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                    Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                    
                    
                  • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                  • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                  • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                 
                ステップ 16 show isis interface [ type interface-path-id | level { 1 | 2 }] [ brief ]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis interface GigabitEthernet 0/1/0/1 brief
                 

                (任意)IS-IS インターフェイスに関する情報を表示します。

                 
                ステップ 17 show isis [ instance instance-id ] database [ level { 1 | 2 }] [ detail | summary | verbose ] [ * | lsp-id ]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis database level 1
                 

                (任意)IS-IS LSP データベースを表示します。

                 
                ステップ 18 show isis [ instance instance-id ] lsp-log [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis lsp-log
                 

                (任意)LSP ログ情報を表示します。

                 
                ステップ 19 show isis database-log [ level { 1 | 2 }]


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis database-log level 1
                 

                (任意)IS-IS データベース ログ情報を表示します。

                 

                IS-IS のノンストップ フォワーディングの設定

                ここでは、ルータに NSF を設定する方法について説明します。NSF は、Cisco IOS XR ソフトウェアがプロセスの再起動後に IS-IS リンクステート データベースを IS-IS ネイバーと再同期できるようにします。 プロセスは次の原因で再起動する可能性があります。

                • RP フェールオーバー(ウォーム リスタートのため)
                • 単純なプロセスの再起動(IS-IS のリロードなどの管理要求によるプロセスの再起動)
                • IS-IS のソフトウェア アップグレード

                いずれの場合でも、NSF はリンク フラップおよびユーザ セッションの損失を低減します。 このタスクはオプションです。

                手順の概要

                  1.    configure

                  2.    router isis instance-id

                  3.    nsf { cisco | ietf }

                  4.    nsf interface-expires number

                  5.    nsf interface-timer seconds

                  6.    nsf lifetime seconds

                  7.    次のいずれかを実行します。

                  • end
                  • commit

                  8.    show running-config [ command ]


                手順の詳細
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1 configure


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                   

                  グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                   
                  ステップ 2 router isis instance-id


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                   

                  指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                  • is-type ルータ コンフィギュレーション コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                   
                  ステップ 3 nsf { cisco | ietf }


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# nsf ietf
                   

                  次の再起動で NSF をイネーブルにします。

                  • NSF 対応ネットワーキング デバイスが隣接していない可能性がある異種ネットワークで IS-IS を実行するには、cisco キーワードを入力します。
                  • 隣接するすべてのネットワーキング デバイスが IETF ドラフトベースの再起動性をサポートする同種ネットワークで IS-IS をイネーブルにするには、ietf キーワードを入力します。
                   
                  ステップ 4 nsf interface-expires number


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# nsf interface-expires 1
                   

                  確認された NSF の再開確認応答を再送信する回数を設定します。

                  • NSF 再起動の間に再送上限数に達した場合、再起動はコールド リスタートになります。
                   
                  ステップ 5 nsf interface-timer seconds


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis) nsf interface-timer 15
                   

                  各再起動応答を待機する秒数を設定します。

                   
                  ステップ 6 nsf lifetime seconds


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# nsf lifetime 20
                   

                  NSF 再開に続くルートの最大有効期間を設定します。

                  • この設定時間は再起動の最中にルーティング情報ベース(RIB)にルートを維持する時間であるため、このコマンドには NSF 再起動全体の実行に必要な時間を設定します。
                  • 設定する値が大きすぎると、古いルートが残ります。
                  • 設定する値が小さすぎると、ルートの破棄が早すぎる結果になります。
                   
                  ステップ 7次のいずれかを実行します。
                  • end
                  • commit


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# end

                  または

                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# commit
                   

                  設定変更を保存します。

                  • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                      Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                    
                    • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                    • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                    • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                  • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                   
                  ステップ 8 show running-config [ command ]


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router# show running-config router isis isp
                   

                  (任意)現在の実行コンフィギュレーション ファイルの内容全体またはファイルのサブセットを表示します。

                  • NSF 対応デバイスの IS-IS 設定に「nsf」が表示されていることを確認します。
                  • この例では、コンフィギュレーション ファイルの内容の「isp」インスタンスのみを示しています。
                   

                  IS-IS の認証の設定

                  ここでは、IS-IS の認証の設定方法について説明します。 このタスクはオプションです。

                  手順の概要

                    1.    configure

                    2.    router isis instance-id

                    3.    lsp-password { hmac-md5 | text } { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 }] [ send-only ] [ snp send-only ]

                    4.    interface type interface-path-id

                    5.    hello-password { hmac-md5 | text } { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 }] [ send-only ]

                    6.    次のいずれかを実行します。

                    • end
                    • commit


                  手順の詳細
                     コマンドまたはアクション目的
                    ステップ 1 configure


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                     

                    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                     
                    ステップ 2 router isis instance-id


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                     

                    指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                    • is-type コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                     
                    ステップ 3 lsp-password { hmac-md5 | text } { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 }] [ send-only ] [ snp send-only ]


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-password hmac-md5 clear password1 level 1
                     

                    LSP 認証パスワードを設定します。

                    • hmac-md5 キーワードは、パスワードが HMAC-MD5 認証で使用されることを指定します。
                    • text キーワードは、パスワードがクリアテキスト パスワードで使用されることを指定します。
                    • clear キーワードは、入力時にパスワードが暗号化されないことを指定します。
                    • encrypted キーワードは、パスワードが入力時に双方向アルゴリズムを使用して暗号化されていることを指定します。
                    • level 1 キーワードは、エリア内の認証のパスワードを設定します(レベル 1 LSP と SNP レベル)。
                    • level 2 キーワードは、バックボーン(レベル 2 エリア)の認証パスワードを設定します。
                    • send-only キーワードは、LSP とシーケンス番号プロトコル データ ユニット(SNP)の送信時にこれらに認証を追加します。 受信 LSP または SNP は認証されません。
                    • snp send-only キーワードは SNP の送信時に SNP に認証を追加します。 受信 SNP は認証されません。
                    (注)     

                    SNP パスワード チェックをディセーブルにするには、snp send-only キーワードを lsp-password コマンドで指定する必要があります。

                     
                    ステップ 4 interface type interface-path-id


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/3 
                     

                    インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

                     
                    ステップ 5 hello-password { hmac-md5 | text } { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 }] [ send-only ]


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)#hello-password text clear mypassword
                     

                    IS-IS インターフェイスの認証パスワードを設定します。

                     
                    ステップ 6次のいずれかを実行します。
                    • end
                    • commit


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# end

                    または

                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# commit
                     

                    設定変更を保存します。

                    • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                        Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                      
                      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                    • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                     

                    IS-IS のキーチェーンの設定

                    ここでは、IS-IS のキーチェーンの設定方法について説明します。 このタスクはオプションです。

                    キーチェーンは IS-IS 内のルータ レベル(lsp-password コマンド)およびインターフェイス レベル(hello-password コマンド)で設定できます。 これらのコマンドでは、グローバル キーチェーン設定を参照して、設定されているキーチェーンのグローバル セットからセキュリティ パラメータを取得するように IS-IS プロトコルに指示します。 ルータ レベルの設定(lsp-password コマンド)では、ルータで生成されるすべての IS-IS LSP と、すべての Sequence Number Protocol Data Unit(SN PDU)でキーチェーンを使用するように設定します。 HELLO PDU で使用されるキーチェーンはインターフェイス レベルで設定され、IS-IS が設定されたインターフェイスごとに異なる値を設定できます。

                    手順の概要

                      1.    configure

                      2.    router isis instance-id

                      3.    l sp-password keychain keychain-name [ level { 1 | 2 }] [ send-only ] [ snp send-only ]

                      4.    interface type interface-path-id

                      5.    h ello-password keychain keychain-name [ level { 1 | 2 }] [ send-only ]

                      6.    次のいずれかを実行します。

                      • end
                      • commit


                    手順の詳細
                       コマンドまたはアクション目的
                      ステップ 1 configure


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                       

                      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                       
                      ステップ 2 router isis instance-id


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                       

                      指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                      • is-type コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                       
                      ステップ 3 l sp-password keychain keychain-name [ level { 1 | 2 }] [ send-only ] [ snp send-only ]


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# lsp-password keychain isis_a level 1
                       

                      キーチェーンを設定します。

                       
                      ステップ 4 interface type interface-path-id


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/3 
                       

                      インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

                       
                      ステップ 5 h ello-password keychain keychain-name [ level { 1 | 2 }] [ send-only ]


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)#hello-password keychain isis_b
                       

                      IS-IS インターフェイスの認証パスワードを設定します。

                       
                      ステップ 6次のいずれかを実行します。
                      • end
                      • commit


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# end

                      または

                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# commit
                       

                      設定変更を保存します。

                      • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                          Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                         
                        • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                        • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                        • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                      • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                       

                      IS-IS の MPLS トラフィック エンジニアリングの設定

                      このタスクでは、MPLS TE の IS-IS を設定する手順について説明します。 このタスクはオプションです。

                      MPLS TE タスクおよびトンネルをサポートするルータを設定できるコマンド、IS-IS が使用できる MPLS トンネルを設定できるコマンド、MPLS TE のトラブルシューティングの説明については、「Implementing MPLS Traffic Engineering on 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Configuration Guide』 」を参照してください。

                      はじめる前に

                      ルータで IS-IS の MPLS TE をイネーブルにする前に、ネットワークで MPLS Cisco IOS XR ソフトウェア機能をサポートする必要があります。


                      (注)  


                      ネットワークのトラフィック エンジニアリング部分にあるすべての IS-IS ルータ上で、次のタスク リストのコマンドを入力する必要があります。



                      (注)  


                      MPLS トラフィック エンジニアリングでは、現在、番号なし IP リンクを介したルーティングおよびシグナリングはサポートされていません。 このため、このようなリンク上には、この機能を設定しないでください。


                      手順の概要

                        1.    configure

                        2.    router isis instance-id

                        3.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

                        4.    mpls traffic-eng level { 1 | 2 }

                        5.    mpls traffic-eng router-id { ip-address | interface-name interface-instance }

                        6.    metric-style wide [ level { 1 | 2 }]

                        7.    次のいずれかを実行します。

                        • end
                        • commit

                        8.    show isis [ instance instance-id ] mpls traffic-eng tunnel

                        9.    show isis [ instance instance-id ] mpls traffic-eng adjacency-log

                        10.    show isis [ instance instance-id ] mpls traffic-eng advertisements


                      手順の詳細
                         コマンドまたはアクション目的
                        ステップ 1 configure


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                         

                        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                         
                        ステップ 2 router isis instance-id


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                         

                        指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                        • is-type ルータ コンフィギュレーション コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                         
                        ステップ 3 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)#address-family ipv4 unicast 
                         

                        IPv4 または IPv6 アドレス ファミリを指定して、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                         
                        ステップ 4 mpls traffic-eng level { 1 | 2 }


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# mpls traffic-eng level 1 
                         

                        指定した IS-IS レベルに MPLS TE リンク情報をフラッディングするように IS-IS を実行するルータを設定します。

                         
                        ステップ 5 mpls traffic-eng router-id { ip-address | interface-name interface-instance }


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# mpls traffic-eng router-id loopback0
                         

                        ノードの MPLS TE ルータ ID を指定した IP アドレスまたは指定したインターフェイスに関連付けられている IP アドレスにするように指定します。

                         
                        ステップ 6 metric-style wide [ level { 1 | 2 }]


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# metric-style wide level 1
                         

                        レベル 1 エリアでワイド リンク メトリックのみを生成して受け入れるようにルータを設定します。

                         
                        ステップ 7次のいずれかを実行します。
                        • end
                        • commit


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# end

                        または

                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# commit
                         

                        設定変更を保存します。

                        • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                            Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                          
                          • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                          • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                          • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                        • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                         
                        ステップ 8 show isis [ instance instance-id ] mpls traffic-eng tunnel


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis instance isp mpls traffic-eng tunnel 
                         

                        (任意)MPLS TE トンネル情報を表示します。

                         
                        ステップ 9 show isis [ instance instance-id ] mpls traffic-eng adjacency-log


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis instance isp mpls traffic-eng adjacency-log 
                         

                        (任意)MPLS TE IS-IS 隣接変更のログを表示します。

                         
                        ステップ 10 show isis [ instance instance-id ] mpls traffic-eng advertisements


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis instance isp mpls traffic-eng advertisements 
                         

                        (任意)MPLS TE から最後にフラッディングされた記録を表示します。

                         

                        IS-IS の隣接関係の調整

                        このタスクでは、隣接状態変更のロギングをイネーブルにし、IS-IS 隣接パケットのタイマーを変更して、隣接状態のさまざまな側面を表示する方法について説明します。 IS-IS 隣接を調整することにより、リンクで輻輳が発生している場合のネットワークの安定性が向上します。 このタスクはオプションです。

                        ポイントツーポイント リンクの場合、IS-IS はレベル 1 とレベル 2 に対して単一の hello だけを送信します。これは、ポイントツーポイント リンクでの level 修飾子が無意味であることを意味します。 ポイントツーポイント インターフェイスの hello パラメータを変更するには、level オプションの指定を省略します。

                        インターフェイス サブモードで設定可能なオプションは、そのインターフェイスだけに適用されます。 デフォルトで、値はレベル 1 とレベル 2 に適用されます。

                        hello-password コマンドを使用して無許可のルータや望ましくないルータとの隣接関係の形成を防ぐことができます。 この機能は、隣接関係の確立が望ましくないルータとの接続が多く見られる LAN では特に有効です。

                        手順の概要

                          1.    configure

                          2.    router isis instance-id

                          3.    log adjacency changes

                          4.    interface type interface-path-id

                          5.    hello-padding { disable | sometimes } [ level { 1 | 2 }]

                          6.    hello-interval seconds [ level { 1 | 2 }]

                          7.    hello-multiplier multiplier [ level { 1 | 2 }]

                          8.    h ello-password { hmac-md5 | text } { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 }] [ send-only ]

                          9.    次のいずれかを実行します。

                          • end
                          • commit

                          10.    show isis [ instance instance-id ] adjacency t ype interface- path-id ] [ detail ] [ systemid system-id ]

                          11.    show isis adjacency-log

                          12.    show isis [ instance instance-id ] interface [ type interface-path-id ] [ brief | detail ] [ level { 1 | 2 }]

                          13.    show isis [ instance instance-id ] neighbors [ interface-type interface-instance ] [ summary ] [ detail ] [ systemid system-id ]


                        手順の詳細
                           コマンドまたはアクション目的
                          ステップ 1 configure


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                           

                          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                           
                          ステップ 2 router isis instance-id


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                           

                          指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                          • is-type コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                           
                          ステップ 3 log adjacency changes


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# log adjacency changes
                           

                          IS-IS の隣接状態の変更時にログ メッセージを生成します(Up または Down)。

                           
                          ステップ 4 interface type interface-path-id


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/3 
                           

                          インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

                           
                          ステップ 5 hello-padding { disable | sometimes } [ level { 1 | 2 }]


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-padding sometimes
                           

                          ルータの IS-IS インターフェイスの IS-IS hello PDU のパディングを設定します。

                          • hello パディングはこのインターフェイスのみに適用され、すべてのインターフェイスには適用されません。
                           
                          ステップ 6 hello-interval seconds [ level { 1 | 2 }]


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)#hello-interval 6
                           

                          ソフトウェアが送信する hello パケット間の時間間隔を指定します。

                           
                          ステップ 7 hello-multiplier multiplier [ level { 1 | 2 }]


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-multiplier 10
                           

                          ネイバーが見落とすことができる IS-IS hello パケット数の最大値を指定します。見落とされたパケット数がこの値を超えると、ルータは隣接がダウンしていると宣言します。

                          • 大きい値にするとネットワークが許容するドロップ パケットの数が増加しますが、隣接ルータの障害の検出に必要な時間も増加します。
                          • 隣接ルータの障害が検出されないと、逆により多くのパケットが失われる結果になる可能性があります。
                           
                          ステップ 8 h ello-password { hmac-md5 | text } { clear | encrypted } password [ level { 1 | 2 }] [ send-only ]


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# hello-password text clear mypassword
                           

                          このシステムが hello パケットの認証を含むことを指定し、ネイバーからの hello パケットの認証が成功し、隣接関係が確立することが必要です。

                           
                          ステップ 9次のいずれかを実行します。
                          • end
                          • commit


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# end

                          または

                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# commit
                           

                          設定変更を保存します。

                          • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                              Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                              
                            • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                            • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                            • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                          • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                           
                          ステップ 10 show isis [ instance instance-id ] adjacency t ype interface- path-id ] [ detail ] [ systemid system-id ]


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis instance isp adjacency
                           

                          (任意)IS-IS 隣接を表示します。

                           
                          ステップ 11 show isis adjacency-log


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis adjacency-log
                           

                          (任意)最新の隣接状態の遷移ログを表示します。

                           
                          ステップ 12 show isis [ instance instance-id ] interface [ type interface-path-id ] [ brief | detail ] [ level { 1 | 2 }]


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis interface GigabitEthernet 0/1/0/1 brief
                           

                          (任意)IS-IS インターフェイスに関する情報を表示します。

                           
                          ステップ 13 show isis [ instance instance-id ] neighbors [ interface-type interface-instance ] [ summary ] [ detail ] [ systemid system-id ]


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis neighbors summary
                           

                          (任意)IS-IS ネイバーに関する情報を表示します。

                           

                          Single-Topology IPv4 および IPv6 設定での SPF 間隔の設定

                          ここでは、ルータのパフォーマンスをチューニングするために SPF 計算を調整する方法について説明します。 このタスクはオプションです。

                          SPF 計算は特定のトポロジのルートを計算するため、チューニング属性はルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション サブモード内にあります。 SPF 計算は、レベル 1 とレベル 2 のルートを別個に計算します。

                          IPv4 と IPv6 のアドレス ファミリが single-topology モードで使用される場合には、IPv4 トポロジ用の 1 つの SPF だけが存在します。 IPv6 トポロジは IPv4 のトポロジを「借用」するため、IPv6 用の SPF 計算は必要ありません。 single-topology モードで SPF 計算のパラメータを調整するには、address-family ipv4 unicast コマンドを設定します。

                          Incremental SPF アルゴリズムは、個別にイネーブルにできます。 Incremental Shortest Path First(ISPF)は、イネーブルにしたときにすぐには適用されません。 代わりにフル SPF アルゴリズムが使用されて、ISPF の実行に必要な状態情報の「シード」が作成されます。 起動遅延により、IS-IS 再起動後の ISPF の実行が指定された期間止められます(データベースを安定させるため)。 起動遅延期間が経過した後は、ISPF がすべての SPF 計算の実行について主要な役割を担います。 シード更新間隔は、iSFP の状態の同期を維持するためにフル SPF の定期的な実行を可能にします。

                          手順の概要

                            1.    configure

                            2.    router isis instance-id

                            3.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

                            4.    spf-interval {[ initial-wait initial | secondary-wait secondary | maximum-wait maximum ] ...} [ level { 1 | 2 }]

                            5.    ispf [ level { 1 | 2 }]

                            6.    次のいずれかを実行します。

                            • end
                            • commit

                            7.    show isis [ instance instance-id ] [[ ipv4 | ipv6 | afi-all ] [ unicast | multicast | safi-all ]] spf-log [ level { 1 | 2 }] [ ispf | fspf | prc | nhc ] [ detail | verbose ] [ last number | first number ]


                          手順の詳細
                             コマンドまたはアクション目的
                            ステップ 1 configure


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                             

                            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                             
                            ステップ 2 router isis instance-id


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                             

                            指定したルーティング インスタンスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                            • is-type ルータ コンフィギュレーション コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                             
                            ステップ 3 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)#address-family ipv4 unicast 
                             

                            IPv4 または IPv6 アドレス ファミリを指定して、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                             
                            ステップ 4 spf-interval {[ initial-wait initial | secondary-wait secondary | maximum-wait maximum ] ...} [ level { 1 | 2 }]


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# spf-interval initial-wait 10 maximum-wait 30
                             

                            (任意)連続する SPF 計算の最小間隔を制御します。

                            • この値は、イベントがトリガーされた後の SPF 計算を遅延させ、SPF の実行の間に最小経過時間を適用させます。
                            • 小さすぎる値が設定された場合には、ネットワークが不安定なときにルータが大量の CPU リソースを失う可能性があります。
                            • 大きすぎる値が設定された場合には、ネットワーク トポロジの変更が遅延し、パケットを損失する結果になります。
                            • ISPF アルゴリズムは変更された LSP を受信するたびにすぐ実行されるため、SPF 間隔は ISPF の実行には適用されません。
                             
                            ステップ 5 ispf [ level { 1 | 2 }]


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# ispf
                             

                            (任意)Incremental IS-IS ISPF がネットワーク トポロジを計算するように設定します。

                             
                            ステップ 6次のいずれかを実行します。
                            • end
                            • commit


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# end

                            または

                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# commit
                             

                            設定変更を保存します。

                            • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                                
                              • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                              • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                              • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                            • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                             
                            ステップ 7 show isis [ instance instance-id ] [[ ipv4 | ipv6 | afi-all ] [ unicast | multicast | safi-all ]] spf-log [ level { 1 | 2 }] [ ispf | fspf | prc | nhc ] [ detail | verbose ] [ last number | first number ]


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router# show isis instance 1 spf-log ipv4
                             

                            (任意)ルータがフル SPF 計算を実行した頻度と、実行理由を表示します。

                             

                            IS-IS のルートのカスタマイズ

                            ここでは、ルート機能を実行する方法について説明します。デフォルト ルートを IS-IS ルーティング ドメインに挿入する機能や別の IS-IS インスタンスで学習されたルートを再配布する機能が含まれます。 このタスクはオプションです。

                            手順の概要

                              1.    configure

                              2.    router isis instance-id

                              3.    set-overload-bit [ on-startup { delay | wait-for-bgp }] [ level { 1 | 2 }]

                              4.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

                              5.    default-information originate [ route-policy route-policy-name ]

                              6.    redistribute isis instance [ level-1 | level-2 | level-1-2 ] [ metric metric ] [ metric-type { internal | external }] [ policy policy-name ]

                              7.    次のいずれかを実行します。

                              • summary-prefix address / prefix-length [ level { 1 | 2 }]
                              • summary-prefix ipv6-prefix / prefix-length [ level { 1 | 2 }]

                              8.    maximum-paths route-number

                              9.    distance weight [ address / prefix-length [ route-list-name ]]

                              10.    set-attached-bit

                              11.    次のいずれかを実行します。

                              • end
                              • commit


                            手順の詳細
                               コマンドまたはアクション目的
                              ステップ 1 configure


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                               

                              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                               
                              ステップ 2 router isis instance-id


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                               

                              指定したルーティング プロセスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                              • デフォルトでは、すべての IS-IS インスタンスが自動的にレベル 1 とレベル 2 になります。 is-type コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                               
                              ステップ 3 set-overload-bit [ on-startup { delay | wait-for-bgp }] [ level { 1 | 2 }]


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# set-overload-bit
                               

                              (任意)過負荷ビットを設定します。

                              (注)     

                              NSF 再起動が再起動中に過負荷ビットを設定しないため、設定された過負荷ビットの動作は NSF の再起動に適用されません。

                               
                              ステップ 4 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast 
                               

                              IPv4 または IPv6 アドレス ファミリを指定して、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                               
                              ステップ 5 default-information originate [ route-policy route-policy-name ]


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# default-information originate
                               

                              (任意)IPv4 または IPv6 のデフォルト ルートを IS-IS ルーティング ドメインに挿入します。

                              • route-policy キーワードと route-policy-name 引数により、IPv4 または IPv6 のデフォルト ルートをアドバタイズする条件を指定します。
                              • route-policy キーワードを省略すると、IPv4 または IPv6 のデフォルト ルートは無条件にレベル 2 でアドバタイズされます。
                               
                              ステップ 6 redistribute isis instance [ level-1 | level-2 | level-1-2 ] [ metric metric ] [ metric-type { internal | external }] [ policy policy-name ]


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# redistribute isis 2 level-1
                               

                              (任意)ある IS-IS インスタンスから別のインスタンスにルートを再配布します。

                              • この例では、IS-IS インスタンスは別の IS-IS インスタンスからのレベル 1 ルートを再配布します。
                               
                              ステップ 7次のいずれかを実行します。
                              • summary-prefix address / prefix-length [ level { 1 | 2 }]
                              • summary-prefix ipv6-prefix / prefix-length [ level { 1 | 2 }]


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# summary-prefix 10.1.0.0/16 level 1

                              または

                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# summary-prefix 3003:xxxx::/24 level 1
                               

                              (任意)レベル 1-2 ルータがサマリーをアドバタイズするときに直接レベル 1 プレフィックスをアドバタイズするのではなく、レベル 1 IPv4 および IPv6 プレフィックスをレベル 2 で集約できるようにします。

                              • この例では、IPv4 アドレスおよびマスクを指定します。

                              または

                              • この例では IPv6 プレフィックスを指定し、コマンドは RFC 2373 に記載された形式にする必要があり、16 ビット値をコロンで区切った 16 進でアドレスを指定します。
                              • IPv6 プレフィックスは IPv6 ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション サブモードでのみ設定でき、IPv4 プレフィックスは IPv4 ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション サブモードでのみ設定できます。
                               
                              ステップ 8 maximum-paths route-number


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# maximum-paths 16
                               

                              (任意)ルーティング テーブルで許可されるパラレル パスの最大数を設定します。

                               
                              ステップ 9 distance weight [ address / prefix-length [ route-list-name ]]


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# distance 90
                               

                              (任意)IS-IS プロトコルにより発見されたルートに割り当てられるアドミニストレーティブ ディスタンスを定義します。

                              • IPv4 と IPv6 で異なるアドミニストレーティブ ディスタンスを適用できます。
                               
                              ステップ 10 set-attached-bit


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# set-attached-bit
                               

                              (任意)IS-IS インスタンスにレベル 1 LSP 内の attached ビットを設定します。

                               
                              ステップ 11次のいずれかを実行します。
                              • end
                              • commit


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# end

                              または

                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# commit
                               

                              設定変更を保存します。

                              • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                  Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                                  
                                • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                                • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                                • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                              • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                               

                              MPLS LDP IS-IS 同期の設定

                              このタスクは、マルチ プロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ラベル配布プロトコル(LDP)IS-IS 同期をイネーブルにする方法について説明します。 MPLS LDP 同期は、インターフェイス コンフィギュレーション モードで、アドレス ファミリに対してイネーブルにすることができます。 IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリのみがサポートされます。 このタスクはオプションです。

                              手順の概要

                                1.    configure

                                2.    router isis instance-id

                                3.    interface type interface-path-id

                                4.    address-family ipv4 unicast

                                5.    mpls ldp sync [ level { 1 | 2 }]

                                6.    次のいずれかを実行します。

                                • end
                                • commit


                              手順の詳細
                                 コマンドまたはアクション目的
                                ステップ 1 configure


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                                 

                                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                                 
                                ステップ 2 router isis instance-id


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                                 

                                指定したルーティング プロセスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。

                                • デフォルトでは、すべての IS-IS インスタンスが自動的にレベル 1 とレベル 2 になります。 is-type コマンドを使用して、特定のルーティング インスタンスによって実行されるルーティングのレベルを変更できます。
                                 
                                ステップ 3 interface type interface-path-id


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/3 
                                 

                                インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

                                 
                                ステップ 4 address-family ipv4 unicast


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast 
                                 

                                IPv4 アドレス ファミリを指定し、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                                 
                                ステップ 5 mpls ldp sync [ level { 1 | 2 }]


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# mpls ldp sync level 1
                                 

                                GigabitEthernet 0/1/0/3 インターフェイスの IPv4 アドレス ファミリに対して MPLS LDP 同期をイネーブルにします。

                                 
                                ステップ 6次のいずれかを実行します。
                                • end
                                • commit


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# end

                                または

                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# commit 
                                 

                                設定変更を保存します。

                                • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                    Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                                   
                                  • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                                  • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                                  • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                                • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                                 

                                Multicast-Intact のイネーブル化

                                このオプションの手順では、IPv4 および IPv6 アドレスを使用する IS-IS ルータの multicast-intact をイネーブルにする方法について説明します。

                                手順の概要

                                  1.    configure

                                  2.    router isis instance-id

                                  3.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

                                  4.    mpls traffic-eng multicast-intact

                                  5.    次のいずれかを実行します。

                                  • end
                                  • commit


                                手順の詳細
                                   コマンドまたはアクション目的
                                  ステップ 1 configure


                                  例:
                                  RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                                   

                                  グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                                   
                                  ステップ 2 router isis instance-id


                                  例:
                                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                                   

                                  指定したルーティング プロセスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。 この例では、IS-IS インスタンスは isp と呼ばれます。

                                   
                                  ステップ 3 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


                                  例:
                                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast 
                                   

                                  IPv4 または IPv6 アドレス ファミリを指定して、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                                   
                                  ステップ 4 mpls traffic-eng multicast-intact


                                  例:
                                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# mpls traffic-eng multicast-intact
                                   

                                  multicast-intact をイネーブルにします。

                                   
                                  ステップ 5次のいずれかを実行します。
                                  • end
                                  • commit


                                  例:
                                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# end

                                  または

                                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# commit
                                   

                                  設定変更を保存します。

                                  • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                      Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                                      
                                    • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                                    • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                                    • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                                  • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                                   

                                  IS-IS インターフェイス ルートのタギング

                                  このオプションの手順では、IS-IS インターフェイスの接続されたルートにタグを関連付ける方法について説明します。

                                  手順の概要

                                    1.    configure

                                    2.    router isis instance-id

                                    3.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

                                    4.    metric-style wide [ transition ] [ level { 1 | 2 }]

                                    5.    exit

                                    6.    interface type number

                                    7.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

                                    8.    tag tag

                                    9.    次のいずれかを実行します。

                                    • end
                                    • commit

                                    10.    show isis [ ipv4 | ipv6 | afi-all ] [ unicast | multicast | safi-all ] route [ detail ]


                                  手順の詳細
                                     コマンドまたはアクション目的
                                    ステップ 1 configure


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                                     

                                    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                                     
                                    ステップ 2 router isis instance-id


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                                     

                                    指定したルーティング プロセスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。 この例では、IS-IS インスタンスは isp と呼ばれます。

                                     
                                    ステップ 3 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast 
                                     

                                    IPv4 または IPv6 アドレス ファミリを指定して、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                                     
                                    ステップ 4 metric-style wide [ transition ] [ level { 1 | 2 }]


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# metric-style wide level 1
                                     

                                    レベル 1 エリアでワイド リンク メトリックのみを生成して受け入れるようにルータを設定します。

                                     
                                    ステップ 5 exit


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# exit
                                     

                                    ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを終了して、ルータをルータ コンフィギュレーション モードに戻します。

                                     
                                    ステップ 6 interface type number


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface GigabitEthernet 0/1/0/3 
                                     

                                    インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

                                     
                                    ステップ 7 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast 
                                     

                                    IPv4 または IPv6 アドレス ファミリを指定して、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                                     
                                    ステップ 8 tag tag


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# tag 3 
                                     

                                    アドバタイズされた接続されたルートに関連付けるタグの値を設定します。

                                     
                                    ステップ 9次のいずれかを実行します。
                                    • end
                                    • commit


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# end

                                    または

                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# commit
                                     

                                    設定変更を保存します。

                                    • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                        Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                                        
                                      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                                      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                                      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                                    • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                                     
                                    ステップ 10 show isis [ ipv4 | ipv6 | afi-all ] [ unicast | multicast | safi-all ] route [ detail ]


                                    例:
                                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# show isis ipv4 route detail
                                     

                                    タグ情報を表示します。 すべてのタグが RIB に存在することを確認します。

                                     

                                    RIB へのプレフィックスの追加のプライオリティ設定

                                    このオプションの手順では、指定されたプレフィックスを RIB に追加するプライオリティ(順序)の設定方法について説明します。 プレフィックスは、アクセス リスト(ACL)、プレフィックス リスト、またはタグ値の照合を使用して選択できます。

                                    手順の概要

                                      1.    configure

                                      2.    router isis instance-id

                                      3.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

                                      4.    metric-style wide [ transition ] [ level { 1 | 2 }]

                                      5.    spf prefix-priority [ level { 1 | 2 }] { critical | high | medium } { access-list-name | tag tag }

                                      6.    次のいずれかを実行します。

                                      • end
                                      • commit


                                    手順の詳細
                                       コマンドまたはアクション目的
                                      ステップ 1 configure


                                      例:
                                      RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                                       

                                      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                                       
                                      ステップ 2 router isis instance-id


                                      例:
                                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                                       

                                      指定したルーティング プロセスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。 この例では、IS-IS インスタンスは isp と呼ばれます。

                                       
                                      ステップ 3 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


                                      例:
                                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast 
                                       

                                      IPv4 または IPv6 アドレス ファミリを指定して、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                                       
                                      ステップ 4 metric-style wide [ transition ] [ level { 1 | 2 }]


                                      例:
                                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# metric-style wide level 1
                                       

                                      レベル 1 エリアでワイド リンク メトリックのみを生成して受け入れるようにルータを設定します。

                                       
                                      ステップ 5 spf prefix-priority [ level { 1 | 2 }] { critical | high | medium } { access-list-name | tag tag }


                                      例:
                                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# spf prefix-priority high tag 3
                                       

                                      値が 3 のタグが付けられたすべてのルートを先にインストールします。

                                       
                                      ステップ 6次のいずれかを実行します。
                                      • end
                                      • commit


                                      例:
                                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# end

                                      または

                                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# commit
                                       

                                      設定変更を保存します。

                                      • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                          Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                                          
                                        • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                                        • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                                        • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                                      • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                                       

                                      IP/LDP 高速再ルーティング の設定

                                      このオプションの手順では、リンク障害周辺のトラフィック フローを収束させるために IP/LDP 高速再ルーティング計算をイネーブルにする方法について説明します。


                                      (注)  


                                      ブロードキャスト リンク上のノード保護をイネーブルにするには、IS-IS のインターフェイス上で 高速再ルーティングおよび双方向フォワーディング検出(BFD)をイネーブルにする必要があります。


                                      手順の概要

                                        1.    configure

                                        2.    router isis instance-id

                                        3.    interface type interface-path-id

                                        4.    circuit-type { level-1 | level-1-2 | level-2-only }

                                        5.    address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]

                                        6.    fast-reroute {per-link | per-prefix}

                                        7.    次のいずれかを実行します。

                                        • fast-reroute per-link { level { 1 | 2 }}
                                        • fast-reroute per-prefix { level { 1 | 2 }}

                                        8.    次のいずれかを実行します。

                                        • fast-reroute per-link exclude interface type interface-path-id { level { 1 | 2 }}
                                        • fast-reroute per-prefix exclude interface type interface-path-id { level { 1 | 2 }}

                                        9.    次のいずれかを実行します。

                                        • fast-reroute per-link lfa-candidate interface type interface-path-id { level { 1 | 2 }}
                                        • fast-reroute per-prefix lfa-candidate interface type interface-path-id { level { 1 | 2 }}

                                        10.    次のいずれかを実行します。

                                        • end
                                        • commit


                                      手順の詳細
                                         コマンドまたはアクション目的
                                        ステップ 1 configure


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                                         

                                        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                                         
                                        ステップ 2 router isis instance-id


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis isp
                                         

                                        指定したルーティング プロセスの IS-IS ルーティングをイネーブルにし、ルータをルータ コンフィギュレーション モードにします。 この例では、IS-IS インスタンスは isp と呼ばれます。

                                         
                                        ステップ 3 interface type interface-path-id


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# interface POS 0/1/0/3 
                                         

                                        インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

                                         
                                        ステップ 4 circuit-type { level-1 | level-1-2 | level-2-only }


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# circuit-type level-1
                                         

                                        (任意)隣接関係のタイプを設定します。

                                         
                                        ステップ 5 address-family { ipv4 | ipv6 } [ unicast | multicast ]


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if)# address-family ipv4 unicast 
                                         

                                        アドレス ファミリを指定し、ルータ アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。

                                        • この例では、ユニキャスト IPv4 アドレス ファミリを指定します。
                                         
                                        ステップ 6fast-reroute {per-link | per-prefix}

                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router8(config-isis-if-af)# fast-reroute per-link
                                         
                                        高速再ルーティング計算をリンクごとまたはプレフィックスごとに設定します。
                                        • per-link:プレフィックスに依存しないリンクごとの計算に使用します。
                                        • per-prefix:プレフィックス依存の計算に使用します。
                                         
                                        ステップ 7次のいずれかを実行します。
                                        • fast-reroute per-link { level { 1 | 2 }}
                                        • fast-reroute per-prefix { level { 1 | 2 }}


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)#fast-reroute per-link level 1

                                        または

                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)#fast-reroute per-prefix level 2
                                         

                                        あるレベルの高速再ルーティングのリンク単位またはプレフィックス単位の計算を設定します。レベル 1 またはレベル 2 を使用します。

                                         
                                        ステップ 8次のいずれかを実行します。
                                        • fast-reroute per-link exclude interface type interface-path-id { level { 1 | 2 }}
                                        • fast-reroute per-prefix exclude interface type interface-path-id { level { 1 | 2 }}


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)#fast-reroute per-link exclude interface Loopback0 level 1

                                        または

                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)#fast-reroute per-prefix exclude interface POS0/6/0/0 level 2
                                         

                                        高速再ルーティング計算からインターフェイスを除外します。

                                         
                                        ステップ 9次のいずれかを実行します。
                                        • fast-reroute per-link lfa-candidate interface type interface-path-id { level { 1 | 2 }}
                                        • fast-reroute per-prefix lfa-candidate interface type interface-path-id { level { 1 | 2 }}


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)#fast-reroute per-link lfa-candidate interface MgmtEth0/RP0/CPU0/0 level 1

                                        または

                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)#fast-reroute per-prefix lfa-candidate interface MgmtEth0/RP1/CPU0/0 level 2
                                         

                                        インターフェイスを高速再ルーティング計算の LFA の候補に含めるよう設定します。

                                         
                                        ステップ 10次のいずれかを実行します。
                                        • end
                                        • commit


                                        例:
                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-if-af)# end

                                        または

                                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# commit
                                         

                                        設定変更を保存します。

                                        • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                            Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)?[cancel]:
                                            
                                            
                                          • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                                          • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                                          • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                                        • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                                         

                                        IS-IS 過負荷ビット無効化の設定

                                        ここでは、IS-IS 過負荷ビット無効化をアクティブにする方法について説明します。

                                        はじめる前に

                                        IS-IS 過負荷ビット無効化機能は、次の Cisco IOS XR 機能をサポートするネットワークでのみ有効です。

                                        • MPLS
                                        • IS-IS
                                        手順の概要

                                          1.    configure

                                          2.    mpls traffic-eng path-selection ignore overload


                                        手順の詳細
                                           コマンドまたはアクション目的
                                          ステップ 1 configure


                                          例:
                                          RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                                           

                                          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                                           
                                          ステップ 2 mpls traffic-eng path-selection ignore overload


                                          例:
                                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng path-selection ignore overload
                                           

                                          IS-IS 過負荷ビット無効化をアクティブにします。

                                           

                                          IS-IS の実装の設定例

                                          ここでは、次の設定例について説明します。

                                          シングルトポロジ IS-IS for IPv6 の設定:例

                                          次に、single-topology モードのイネーブル化の例を示します。 IS-IS インスタンスが作成され、NET が定義され、インターフェイス上で IPv6 が IPv4 と共に設定され、IPv4 リンク トポロジが IPv6 で使用されます。

                                          この設定は、POS インターフェイス 0/3/0/0 が IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方の隣接関係を形成できるようにします。

                                            router isis isp
                                             net 49.0000.0000.0001.00
                                             address-family ipv6 unicast
                                              single-topology
                                             interface POS0/3/0/0
                                              address-family ipv4 unicast
                                              !
                                              address-family ipv6 unicast
                                              !
                                              exit
                                            !
                                            interface POS0/3/0/0
                                             ipv4 address 10.0.1.3 255.255.255.0
                                             ipv6 address 2001::1/64
                                            

                                          マルチトポロジ IS-IS for IPv6 の設定:例

                                          次に、IPv6 に設定されているマルチトポロジ IS-IS を示します。

                                            router isis isp
                                             net 49.0000.0000.0001.00
                                             interface POS0/3/0/0
                                              address-family ipv6 unicast
                                              metric-style wide level 1
                                              exit
                                            !
                                            interface POS0/3/0/0
                                             ipv6 address 2001::1/64
                                            

                                          複数インスタンス間での IS-IS ルートの再配布:例

                                          次に、set- attached-bit および redistribute コマンドの使用例を示します。 レベル 1 に制限されたインスタンス「1」とレベル 2 に制限されたインスタンス「2」の 2 つのインスタンスが設定されています。

                                          再配布を使用してレベル 1 のインスタンスからレベル 2 のインスタンスにルートが伝播します。 レベル 1 のルートが優先されるように、レベル 2 インスタンスのアドミニストレーティブ ディスタンスが明示的に大きく設定されていることに注目してください。

                                          レベル 1 インスタンスはレベル 2 インスタンスへの再配布ルートであることから、レベル 1 インスタンスには attached ビットが設定されています。 このため、インスタンス「1」はエリアからバックボーンへ到達するための適切な候補になります。

                                            router isis 1
                                              is-type level-2-only
                                             net 49.0001.0001.0001.0001.00
                                             address-family ipv4 unicast
                                              distance 116
                                              redistribute isis 2 level 2
                                            !
                                            interface GigabitEthernet 0/3/0/0
                                             address-family ipv4 unicast
                                            !
                                            !
                                            router isis 2
                                             is-type level-1
                                             net 49.0002.0001.0001.0002.00
                                             address-family ipv4 unicast
                                              set
                                          -attached
                                          -bit
                                          
                                            !
                                            interface GigabitEthernet 0/1/0/0
                                             address-family ipv4 unicast
                                            

                                          ルートのタギング:例

                                          次に、ルートのタギングの例を示します。

                                            route-policy isis-tag-55
                                            end-policy
                                            !
                                            route-policy isis-tag-555
                                              if destination in (5.5.5.0/24 eq 24) then
                                                set tag 555
                                                pass
                                              else
                                                drop
                                              endif
                                            end-policy
                                            !
                                            router static
                                             address-family ipv4 unicast
                                              0.0.0.0/0 2.6.0.1
                                              5.5.5.0/24 Null0
                                             !
                                            !
                                            router isis uut
                                             net 00.0000.0000.12a5.00
                                             address-family ipv4 unicast
                                              metric-style wide
                                              redistribute static level-1 route-policy isis-tag-555
                                              spf prefix-priority critical tag 13
                                              spf prefix-priority high tag 444
                                              spf prefix-priority medium tag 777
                                            
                                            

                                          IS-IS 過負荷ビット無効化の設定:例

                                          次に、IS-IS 過負荷ビット無効化をアクティブにする例を示します。

                                            RP/0/RSP0/CPU0:router# config
                                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng path-selection ignore overload
                                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#
                                          

                                          次に、IS-IS 過負荷ビット無効化を非アクティブにする例を示します。

                                            RP/0/RSP0/CPU0:router# config
                                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# no mpls traffic-eng path-selection ignore overload
                                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#
                                          

                                          次の作業

                                          他の IP ルーティング プロトコルを実装するには、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Routing Configuration Guide』の次のドキュメント モジュールを参照してください。

                                          • 「OSPF の実装」
                                          • 「BGP の実装」
                                          • 「EIGRP の実装」
                                          • 「RIP の実装」

                                          その他の関連資料

                                          ここでは、IS-IS の実装に関する参考資料について説明します。

                                          関連資料

                                          関連項目

                                          マニュアル タイトル

                                          IS-IS コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト設定、使用に関する注意事項、および例

                                          『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Routing Command Reference』

                                          MPLS TE 機能情報

                                          『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Configuration Guide』 の「 Implementing MPLS Traffic Engineering on Cisco ASR 9000 Series Router」モジュール

                                          IS-IS TLV

                                          『Intermediate System-to-Intermediate System (IS-IS) TLV』: http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​tech/​tk365/​technologies_​tech_​note09186a0080094bbd.shtml

                                          双方向フォワーディング検出(BFD)

                                          『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Configuration Guide』および 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Command Reference』

                                          標準

                                          標準

                                          タイトル

                                          Draft-ietf-isis-ipv6-05.txt

                                          Routing IPv6 with IS-IS』(Christian E. Hopps)

                                          Draft-ietf-isis-wg-multi-topology-06.txt

                                          M-ISIS: Multi Topology (MT) Routing in IS-IS』(Tony Przygienda、Naiming Shen、Nischal Sheth)

                                          Draft-ietf-isis-traffic-05.txt

                                          IS-IS Extensions for Traffic Engineering』(Henk Smit、Toni Li)

                                          Draft-ietf-isis-restart-04.txt

                                          Restart Signaling for IS-IS』(M. Shand、Les Ginsberg)

                                          Draft-ietf-isis-igp-p2p-over-lan-05.txt

                                          Point-to-point operation over LAN in link-state routing protocols』(Naiming Shen)

                                          Draft-ietf-rtgwg-ipfrr-framework-06.txt

                                          IP Fast Reroute Framework』(M. Shand、S. Bryant)

                                          Draft-ietf-rtgwg-lf-conv-frmwk-00.txt

                                          A Framework for Loop-free Convergence』(M. Shand、S. Bryant)

                                          MIB

                                          MIB

                                          MIB のリンク

                                          Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB の場所を特定してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用して、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。 http:/​/​cisco.com/​public/​sw-center/​netmgmt/​cmtk/​mibs.shtml

                                          RFC

                                          RFC

                                          タイトル

                                          RFC 1142

                                          『OSI IS-IS Intra-domain Routing Protocol』

                                          RFC 1195

                                          『Use of OSI IS-IS for Routing in TCP/IP and Dual Environments』

                                          RFC 2763

                                          『Dynamic Hostname Exchange Mechanism for IS-IS』

                                          RFC 2966

                                          『Domain-wide Prefix Distribution with Two-Level IS-IS』

                                          RFC 2973

                                          『IS-IS Mesh Groups』

                                          RFC 3277

                                          『IS-IS Transient Blackhole Avoidance』

                                          RFC 3373

                                          『Three-Way Handshake for IS-IS Point-to-Point Adjacencies』

                                          RFC 3567

                                          『IS-IS Cryptographic Authentication』

                                          RFC 4444

                                          『IS-IS Management Information Base』

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