Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ システム管理コンフィギュレーション ガイド リリース 4.3.x
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでのオブジェクト トラッキングの実装
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでのオブジェクト トラッキングの実装
発行日;2013/02/28   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでのオブジェクト トラッキングの実装

ここでは、Cisco IOS XR ネットワークでのオブジェクト トラッキングの設定について説明します。 このモジュール内に記載されているコマンドの詳細については、関連資料を参照してください。 設定作業の実行中に出てくるその他のコマンドのマニュアルを特定するには、オンラインで 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Commands Master List』内を検索してください。

表 1 オブジェクト トラッキング実装の機能履歴

リリース

変更内容

リリース 4.0.0

この機能が導入されました。

リリース 4.2.1

しきい値の割合または重みに基づいてトラッキング対象リストを作成する機能が追加されました。

このモジュールは次のトピックで構成されています。

オブジェクト トラッキングの実装の前提条件

適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 このコマンド リファレンスには、各コマンドに必要なタスク ID が含まれます。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。

オブジェクト トラッキングについて

オブジェクト トラッキング とは、オブジェクトを追跡して、そのプロパティの変化に基づいて、トラッキング対象オブジェクトとは関係のない別のオブジェクトに対してアクションを実行する仕組みです。

各トラッキング対象オブジェクトは、トラッキング コマンドライン インターフェイス(CLI)で指定された一意の名前で識別されます。 Cisco IOS XR が処理し、この名前を使用して特定のオブジェクトを追跡します。

トラッキング プロセスでは、定期的にトラッキング対象オブジェクトをポーリングして、ステートのアップ、ダウンなどの変化をユーザの指定により即時または時間をおいてレポートします。

リストを使った方法で複数のオブジェクトを追跡することもできます。リストはオブジェクトの組み合わせにブール論理式を使った柔軟なメソッドです。 リストでは次の演算を使用します。

  • ブール AND 関数:トラッキング対象リストにブール AND 関数を指定した場合、サブセット内に定義された各オブジェクトはアップ ステートでなければならないため、トラッキング対象オブジェクトもアップ ステートになります。
  • ブール OR 関数:トラッキング対象リストにブール OR 関数を指定した場合、サブセット内に定義されたオブジェクトのうち少なくとも 1 つがアップ ステートでなければならないため、トラッキング対象オブジェクトもアップ ステートであることを意味します。

オブジェクト トラッキングの実装方法

ここでは、さまざまなオブジェクト トラッキングの手順を説明します。

インターフェイスのライン プロトコル ステートのトラッキング

インターフェイスのライン プロトコル ステートをトラッキングするには、グローバル コンフィギュレーション モードで次の作業を実行します。

インターフェイスのライン プロトコルがアップしている場合は、トラッキング対象オブジェクトはアップ状態と見なされます。

トラッキング対象オブジェクトの設定後、そのステートがトラッキング対象になっているインターフェイスを関連付けたり、トラッキング オブジェクトがインターフェイスをポーリングしてステートを取得するまで待機する秒数を指定したりすることができます。

手順の概要

    1.    configure

    2.    track track-name

    3.    type line-protocol state

    4.    interface type interface-path-id

    5.    exit

    6.    (任意) delay {up seconds|down seconds}

    7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

    • end
    • commit


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 track track-name


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# track track1
     

    トラック コンフィギュレーション モードを開始します。

    • track-name:トラッキングの対象となるオブジェクト名を指定します。
     
    ステップ 3 type line-protocol state


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# type line-protocol state
     

    インターフェイスのライン プロトコルに基づいてトラッキングを作成します。

     
    ステップ 4 interface type interface-path-id


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-line-prot)# interface atm 0/2/0/0.1
     

    プロトコル ステートをトラッキングするインターフェイスを指定します。

    • type:インターフェイス タイプを指定します。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。
    • interface-path-id:物理インターフェイスまたは仮想インターフェイスを識別します。
    (注)     

    ルータに現在設定されている可能性があるすべてのインターフェイスのリストを表示するには、show interfaces コマンドを使用します。

    (注)     

    ループバック インターフェイスおよびヌル インターフェイスは、常にアップ ステートであり、そのためトラッキングできません。

     
    ステップ 5exit


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-line-prot)# exit
     

    トラック ライン プロトコル コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 6 delay {up seconds|down seconds}


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# delay up 10
     
    (任意)

    オブジェクトがアップかダウンかのトラッキング間に発生可能な遅延をスケジューリングします。

     
    ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
    • end
    • commit


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# end

    または

    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# commit
     

    設定変更を保存します。

    • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
      Uncommitted changes found, commit them 
      before exiting(yes/no/cancel)?
      [cancel]:
      
      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
    • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
     

    IP ルートの到達可能性のトラッキング

    ホストまたはネットワークがリモート サイトでダウン状態になった場合、ルーティング プロトコルはルータに通知し、ルーティング テーブルはそれに応じて更新されます。 ルーティング プロセスは、ルーティング アップデートによってルートの状態が変わった場合にトラッキング プロセスに通知するように設定されます。

    ルーティング テーブル エントリがルートに存在し、そのルートがアクセス可能であると、トラッキング対象オブジェクトはアップ状態にあると見なされます。

    手順の概要

      1.    configure

      2.    track track-name

      3.    type route reachability

      4.    次のいずれかのコマンドを使用します。

      • vrf vrf-table-name
      • route ipv4 IP-prefix/mask

      5.    exit

      6.    (任意) delay {up seconds|down seconds}

      7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

      • end
      • commit


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 track track-name


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# track track1
       

      トラック コンフィギュレーション モードを開始します。

      • track-name:トラッキングの対象となるオブジェクト名を指定します。
       
      ステップ 3 type route reachability


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# type route reachability vrf internet
       

      ルーティング アップデートによってルートの状態が変わった場合にトラッキング プロセスに通知するようにルーティング プロセスを設定します。

       
      ステップ 4次のいずれかのコマンドを使用します。
      • vrf vrf-table-name
      • route ipv4 IP-prefix/mask


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-route)# vrf vrf-table-4

      または

      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-route)# route ipv4 10.56.8.10/16
       

      トラッキングする IP ルートのタイプを設定します。これは、ルータのタイプによって次のいずれかで構成可能です。

      • vrf-table-name:VRF テーブル名。
      • IP-prefix/mask:ネットワークとサブネット マスクからなる IP プレフィックス(例:10.56.8.10/16)。
       
      ステップ 5exit


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-line-prot)# exit
       

      トラック ライン プロトコル コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 6 delay {up seconds|down seconds}


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# delay up 10
       
      (任意)

      オブジェクトがアップかダウンかのトラッキング間に発生可能な遅延をスケジューリングします。

       
      ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
      • end
      • commit


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end

      または

      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit
       

      設定変更を保存します。

      • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
        Uncommitted changes found, commit them
        before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
        
        • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
        • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
        • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
      • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
       

      オブジェクト リストに基づくトラッキングの設定

      グローバル コンフィギュレーション モードでこのタスクを実行し、ブール式を使用してリストの状態を判断して、トラッキング対象オブジェクト リスト(ここではインターフェイスまたはプレフィックスのリスト)を作成します。

      トラッキング対象リストには 1 つまたは複数のオブジェクトが含まれます。 ブール式では、AND または OR 演算子を使用して 2 種類の演算を実行できます。 たとえば、AND 演算子を使用して 2 つのインターフェイスをトラッキングする場合、アップは両方のインターフェイスがアップ状態であることを意味し、ダウンはいずれか一方のインターフェイスがダウン状態であることを意味します。


      (注)  


      トラッキング対象リストにオブジェクトを追加するには、そのオブジェクトが存在している必要があります。

      NOT 演算子は、1 つまたは複数のオブジェクトに指定し、そのオブジェクトの状態を否定します。


      トラッキング対象オブジェクトを設定したら、状態をトラッキングするインターフェイスを関連付ける必要があります。オプションとして、トラッキング オブジェクトがインターフェイスをポーリングしてその状態を取得するまでの待機時間を秒数で指定できます。

      手順の概要

        1.    configure

        2.    track track-name

        3.    type list boolean { and | or }

        4.    object object-name [ not ]

        5.    exit

        6.    (任意) delay {up seconds|down seconds}

        7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

        • end
        • commit


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2 track track-name


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# track track1
         

        トラック コンフィギュレーション モードを開始します。

        • track-name:トラッキングの対象となるオブジェクト名を指定します。
         
        ステップ 3 type list boolean { and | or }


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list)# type list boolean and
         

        ブール リスト オブジェクトを設定し、トラッキング リスト コンフィギュレーション モードを開始します。

        • boolean:トラッキング対象リストの状態がブール計算に基づくことを指定します。
        • and:すべてのオブジェクトがアップである場合にリストがアップになり、1 つ以上のオブジェクトがダウンの場合にリストがダウンになることを指定します。 たとえば 2 つのインターフェイスをトラッキングする場合、アップは両方のインターフェイスがアップ状態であることを意味し、ダウンはいずれか一方のインターフェイスがダウン状態であることを意味します。
        • or:少なくとも 1 つのオブジェクトがアップの場合にリストがアップになることを指定します。 たとえば 2 つのインターフェイスをトラッキングする場合、アップはいずれか一方のインターフェイスがアップ状態であることを意味し、ダウンは両方のインターフェイスがダウン状態であることを意味します。
         
        ステップ 4 object object-name [ not ]


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list)# object 3 not 
         

        リストによるトラッキングの対象となるオブジェクトを指定します。

        • obect-name:トラッキングするオブジェクトの名前。
        • not:オブジェクトの状態を否定します。
         
        ステップ 5exit


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-line-prot)# exit
         

        トラック ライン プロトコル コンフィギュレーション モードを終了します。

         
        ステップ 6 delay {up seconds|down seconds}


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# delay up 10
         
        (任意)

        オブジェクトがアップかダウンかのトラッキング間に発生可能な遅延をスケジューリングします。

         
        ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
        • end
        • commit


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# end

        または

        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# commit
         

        設定変更を保存します。

        • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
          Uncommitted changes found, commit them 
          before exiting(yes/no/cancel)?
          [cancel]:
          
          • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
          • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
          • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
        • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
         

        オブジェクト リストに基づくトラッキングの設定:しきい値の割合

        グローバル コンフィギュレーション モードでこのタスクを実行し、しきい値の割合を使用してリストの状態を判断して、トラッキング対象オブジェクト リスト(ここではインターフェイスまたはプレフィックスのリスト)を作成します。

        手順の概要

          1.    configure

          2.    track track-name

          3.    type list threshold percentage

          4.    object object-name

          5.    threshold percentage up percentage down percentage

          6.    次のいずれかのコマンドを使用します。

          • end
          • commit


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2 track track-name


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# track track1
           

          トラック コンフィギュレーション モードを開始します。

          • track-name:トラッキングの対象となるオブジェクト名を指定します。
           
          ステップ 3 type list threshold percentage


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list)# type list threshold percentage
           

          トラッキングのタイプにしきい値の割合リストを設定します。

           
          ステップ 4 object object-name


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# object 1
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# object 2
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# object 3
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# object 4
          
          
           

          トラック タイプ track1 のメンバーに object 1、object 2、object 3 および object 4 を設定します。

           
          ステップ 5 threshold percentage up percentage down percentage


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# threshold 
          percentage up 50 down 33
           

          リストがそれぞれアップ状態またはダウン状態であると見なされるために、アップ状態またはダウン状態である必要があるオブジェクトの割合を設定します。

          たとえば、object 1、object 2、および object 3 がアップ状態にあり、object 4 がダウン状態にある場合、リストはアップ状態にあると見なされます。

           
          ステップ 6次のいずれかのコマンドを使用します。
          • end
          • commit


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# end

          または

          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# commit
           

          設定変更を保存します。

          • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
            Uncommitted changes found, commit them 
            before exiting(yes/no/cancel)?
            [cancel]:
            
            • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
            • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
            • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
          • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
           

          オブジェクト リストに基づくトラッキングの設定:しきい値の重み

          グローバル コンフィギュレーション モードでこのタスクを実行し、しきい値の重みを使用してリストの状態を判断して、トラッキング対象オブジェクト リスト(ここではインターフェイスまたはプレフィックスのリスト)を作成します。

          手順の概要

            1.    configure

            2.    track track-name

            3.    type list threshold weight

            4.    object object-name weight weight

            5.    threshold weight up weight down weight

            6.    次のいずれかのコマンドを使用します。

            • end
            • commit


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 configure


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 2 track track-name


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# track track1
             

            トラック コンフィギュレーション モードを開始します。

            • track-name:トラッキングの対象となるオブジェクト名を指定します。
             
            ステップ 3 type list threshold weight


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list)# type list threshold weight
             

            トラッキングのタイプにしきい値の重みリストを設定します。

             
            ステップ 4 object object-name weight weight


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# object 1 weight 10
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# object 2 weight 5
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# object 3 weight 3
            
             

            track t1 のメンバーに object 1、object 2 および object 3 を設定し、それぞれに重み 10、5 および 3 を設定します。

             
            ステップ 5 threshold weight up weight down weight


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track-list-threshold)# threshold weight 
            up 10 down 5
             

            リストがそれぞれアップ状態またはダウン状態であると見なされるために、アップ状態またはダウン状態である必要があるオブジェクトの重みの範囲を設定します。 この例では、object 1 および 2 がアップ状態にあり、累積の重みは 15 である(10 ~ 5 の範囲内ではない)ため、リストはダウン状態と見なされます。

             
            ステップ 6次のいずれかのコマンドを使用します。
            • end
            • commit


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# end

            または

            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# commit
             

            設定変更を保存します。

            • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
              Uncommitted changes found, commit them 
              before exiting(yes/no/cancel)?
              [cancel]:
              
              • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
              • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
              • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
            • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
             

            IPSLA の到達可能性のトラッキング

            IP サービス レベル契約(SLA)動作の戻りコードのトラッキングをイネーブルにするには、このタスクを使用します。

            手順の概要

              1.    configure

              2.    track track-name

              3.    type rtr ipsla-no reachability

              4.    次のいずれかのコマンドを使用します。

              • end
              • commit


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 configure


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 2track track-name


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# track t1
               

              トラック コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 3type rtr ipsla-no reachability


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# type rtr 100 reachability
               

              到達可能性をトラッキングする IP SLA 動作 ID を指定します。 ipsla-no の有効値は、1 ~ 2048 の範囲です。

               
              ステップ 4次のいずれかのコマンドを使用します。
              • end
              • commit


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

              または

              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
               

              設定変更を保存します。

              • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                Uncommitted changes found, commit them
                before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                
                • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
              • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
               

              IPSLA トラッキングの設定:例

              次に、IPSLA のトラッキング設定の例を示します。

              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# track track1
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# type rtr 1 reachability
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# delay up 5
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# delay down 10
                

              オブジェクト トラッキングの設定例

              IPSLA トラッキングの設定:例

              次に、ACL と IPSLA 設定を含む IPSLA トラッキングの設定例を示します。

              ACL の設定:

              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list abf-track
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# 10 permit any any nexthop track track1 1.2.3.4
                

              オブジェクト トラッキングの設定:

              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# track track1
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# type rtr 1 reachability
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# delay up 5
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-track)# delay down 10
                

              IPSLA の設定:

              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipsla
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla)# operation 1
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla-op)# type icmp echo
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla-icmp-echo)# source address 2.3.4.5
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla-icmp-echo)# destination address 1.2.3.4
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla-icmp-echo)# frequency 60
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla-icmp-echo)# exit
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla-op)# exit
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla)# schedule operation 1
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla-sched)# start-time now
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipsla-sched)# life forever
                

              その他の関連資料

              ここでは、IPSec ネットワーク セキュリティのオブジェクト トラッキングの実装に関連する参考資料を示します。

              関連資料

              関連項目

              マニュアル タイトル

              IP SLA 設定情報

              『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Monitoring Configuration Guide』の「 Cisco ASR 9000 Series Routerへの IP サービス レベル契約の実装」モジュール

              IP SLA コマンド

              『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Monitoring Command Reference』の「 Cisco ASR 9000 Series Routerでの IP サービス レベル契約コマンド」モジュール

              オブジェクト トラッキング コマンド

              『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Command Reference』 の「 Cisco ASR 9000 Series Router のオブジェクト トラッキング コマンド」モジュール

              標準

              標準

              タイトル

              この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

              MIB

              MIB

              MIB のリンク

              Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB を特定およびダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用し、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。http:/​/​cisco.com/​public/​sw-center/​netmgmt/​cmtk/​mibs.shtml

              RFC

              RFC

              タイトル

              RFC 2401

              『Security Architecture for the Internet Protocol』

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