Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ システム管理コンフィギュレーション ガイド リリース 4.3.x
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのプロファイルの設定
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのプロファイルの設定
発行日;2013/02/28   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ でのプロファイルの設定

お使いのルータは、サービス プロバイダー エッジ分野におけるさまざまな市場セグメントを対象としています。 ルータは広範囲な市場セグメントと機能をサポートできますが、ソフトウェアをより効率的に使用するには、適切なプロファイルを設定し、必要とする成果を達成する必要があります。

  • さまざまなカスタマーが多様なネットワーク アーキテクチャを使用しているため、ルータに求められる規模は多岐にわたります。 スケール プロファイルを設定することにより、それぞれのニーズに合わせてルータを設定することができます。
  • このソフトウェアは広範囲な機能をサポートしています。 パフォーマンスを最適化するために、各機能プロファイルでは、リリースで使用できるすべての機能のサブセットをイネーブルにします。 適切なプロファイルを設定し、必要な機能をイネーブルにする必要があります。
表 1 プロファイル設定の機能履歴

リリース

変更内容

リリース 3.9.1

スケール プロファイルが導入されました。

リリース 4.0.1

スケール プロファイルの設定が管理モードに変更されました。

機能プロファイルが導入されました。

このモデルでは、次のトピックについて説明します。

スケール プロファイルの制約事項

ビデオ モニタリングは L3XL スケール プロファイルではサポートされません。

プロファイルについて

スケール プロファイルについて

スケール プロファイルは、使用方法に応じてルータを効率よく活用するために、ユーザが変更できる設定です。 スケール プロファイルは、ルータを本稼働する前に設定する必要があります。

この設定により、ルータをサービス プロバイダー エッジ上のさまざまな市場セグメントで使用できます。 顧客ごとにネットワーク アーキテクチャが異なるため、ルータへの需要規模も多様です。既存のアーキテクチャの範囲内でルータをできるだけ効率的に活用するには、スケール プロファイルを設定することが重要となります。

次のような場合、スケール プロファイルを検討します。

  • ルータをレイヤ 2 トランスポート デバイスとして使用。レイヤ 2 の高いスケール数をサポートする必要がある場合。
  • ルータを主にレイヤ 3 仮想プライベート ネットワーク(VPN)サービスを提供するレイヤ 3 ボックスとして使用。多数のレイヤ 3 ルートを必要とする場合。

機能プロファイルについて

ルータ内の処理能力を十分に引き出すために、Cisco IOS XR ソフトウェア イメージのフィーチャのうち利用可能なものがバンドルされます。 ユーザが使用できるフィーチャ セットは、機能プロファイルにより決まります。 ユーザはいつでもフィーチャを設定できますが、アクティブ機能プロファイルがそのフィーチャをサポートしていなければ使用できません。

次の 2 つの機能プロファイルをお使いのルータで使用できます。

  • デフォルト プロファイル。IEEE 802.1ah プロバイダー バックボーン ブリッジ(PBB)を除くすべての Cisco IOS XR ソフトウェア フィーチャをサポートしています。
  • L2 プロファイル。IEEE 802.1ah PBB を含むすべての Cisco IOS XR ソフトウェア フィーチャをサポートしていますが、IPv6、リバース パス転送(RPF)、ネットフローはサポートしていません。

ルータに設定した機能プロファイルが、ユーザが指定したフィーチャをサポートしていない場合、コンソールに警告メッセージが表示され、フィーチャは機能しません。 設定済みの機能プロファイルは、ルータですべてのラインカードをリロードした場合にのみ影響を受けます。

スケール プロファイルと機能プロファイルの関係

スケール プロファイルと機能プロファイルは互いに独立して選択できますが、次のいずれかの組み合わせにすることを推奨します。

  • デフォルトのスケール プロファイルとデフォルトの機能プロファイル。
  • デフォルトのスケール プロファイルとレイヤ 2 機能プロファイル。
  • レイヤ 3 スケール プロファイルとデフォルトの機能プロファイル。

他のペアは推奨されません。 レイヤ 3 XL スケール プロファイルはビデオ モニタリングをサポートしていないことに注意してください。

プロファイルの設定方法

スケール プロファイルの設定

ルータを配置する前に、システムが特定のネットワーク アーキテクチャに最も効率的になるように、スケール プロファイルを設定する必要があります。

はじめる前に

一般的に、4 GB のメモリを搭載したルート スイッチ プロセッサ(RSP)は、130 万の IPv4 ルートをロードする能力を備えています。 ただし、ルータで非常に多数のルートに対応する必要がある場合は、8 GB RSP を使用することを検討してください。

手順の概要

    1.    admin

    2.    configure

    3.    hw-module profile scale{default | l3 | l3xl}

    4.    次のいずれかのコマンドを使用します。

    • end
    • commit

    5.    reload location {all | node-id}

    6.    show running-config

    7.    show hw-module profile


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 admin


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# admin 
     

    管理 EXEC モードを開始します。

     
    ステップ 2 configure


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(admin)# configure
     

    管理コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 hw-module profile scale{default | l3 | l3xl}


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(admin-config)# hw-module profile 
    scale l3xl
    
    Sun Nov 14 10:04:27.109 PST
    In order to activate this new memory resource profile, 
    you must manually reboot the system.
      
     

    ルータにスケール プロファイルを指定します。

    • default:大規模なレイヤ 2 の MAC テーブル(最大 512,000 エントリ)および比較的少ない数のレイヤ 3 ルート(512,000 未満)を必要とする配置で効率的。
    • l3:さらに多くのレイヤ 3 ルート(最大 100 万)とより小さいレイヤ 2 MAC テーブル(128,000 未満のエントリ)を必要とする配置に効率的。
    • l3xl:非常に大量のレイヤ 3 ルート(最大 130 万)と最低限のレイヤ 2 機能を必要とする配置に効率的。 最大 130 万ルートのサポートは、IPv4 スケールのサポートおよび IPv4/IPV6 スケールのサポートに分割されることに注意してください。 最大 130 万の IPv4 ルート、または最大 100 万の IPv4 ルートと 128,000 の IPv6 ルートを設定できます。
     
    ステップ 4次のいずれかのコマンドを使用します。
    • end
    • commit


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(admin-config)# end

    または

    RP/0/RSP0/CPU0:router(admin-config)# commit
     

    設定変更を保存します。

    • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
      Uncommitted changes found, commit them
      before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
      
      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
    • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
     
    ステップ 5 reload location {all | node-id}


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(admin)# reload location 0/0/cpu0

    または

    RP/0/RSP0/CPU0:router(admin)# reload location all
     

    ルータ全体またはシャーシのすべてのラインカードをリロードします。 スケール プロファイルを l3xl 値に変更、または l3xl 値から変更した場合、その変更を有効にするには、システム全体のリロードを実行する必要があります。 reload location all コマンドを使用してください。 それ以外の変更をスケール プロファイルに加えた場合は、ルータのラインカードをすべてリロードする必要があります。 各ラインカードに対して個別に reload location node-id コマンドを使用します。

     
    ステップ 6 show running-config


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(admin)# show running-config 
    hw-module profile scale
     

    設定済みのスケール プロファイルを表示します。

     
    ステップ 7 show hw-module profile


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# show hw-module profile scale
     

    アクティブなスケール プロファイルを表示します。 スケール プロファイルが設定済みプロファイルと違っている場合は、スケール プロファイルの設定を有効化するために必要なラインカードがリロードされていません。

     

    機能プロファイルの設定

    ルータを配置する前に、機能プロファイルが、使用する必要がある機能と一致していることを確認する必要があります。 一致していない場合は、このタスクを使用して別のプロファイルを設定します。

    手順の概要

      1.    admin

      2.    configure

      3.    hw-module profile feature{default | l2}

      4.    次のいずれかのコマンドを使用します。

      • end
      • commit

      5.    reload location {all | node-id}

      6.    show running-config

      7.    show hw-module profile feature


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 admin


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router# admin 
       

      管理 EXEC モードを開始します。

       
      ステップ 2 configure


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(admin)# configure
       

      管理コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3 hw-module profile feature{default | l2}


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(admin-config)# hw-module profile 
      feature l2
      
      Wed Dec  8 08:29:54.053 PST
      L2 feature profile does NOT support the following features: 
      IPv6, RPF, Netflow.
      In order to activate this new memory resource profile, 
      you must manually reboot the line cards.
        
       

      ルータに機能プロファイルを指定します。

      • default:プロバイダー バックボーン ブリッジ(PBB)を除くすべての機能をサポートします。
      • l2:PBB をサポートしますが、IPv6、リバースパス転送(RPF)、および NetFlow はサポートしません。
       
      ステップ 4次のいずれかのコマンドを使用します。
      • end
      • commit


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(admin-config)# end

      または

      RP/0/RSP0/CPU0:router(admin-config)# commit
       

      設定変更を保存します。

      • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
        Uncommitted changes found, commit them
        before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
        
        • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
        • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
        • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
      • 設定変更を実行コンフィギュレーション ファイルに保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
       
      ステップ 5 reload location {all | node-id}


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(admin)# reload location 0/0/cpu0
       

      ラインカードをリロードします。 機能プロファイル設定が有効になるには、ルータ上のすべてのラインカードをリロードする必要があります。 各ラインカードに対して個別に reload location node-id コマンドを使用します。

       
      ステップ 6 show running-config


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(admin)# show running-config 
      hw-module profile feature
       

      設定済みの機能プロファイルを表示します。

       
      ステップ 7 show hw-module profile feature


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router# show hw-module profile feature all
       

      アクティブな機能プロファイルを表示します。 アクティブ プロファイルが設定済みプロファイルと違っている場合は、機能プロファイルの設定を有効化するために必要なラインカードがリロードされていません。

       
      次の作業

      アクティブな機能プロファイルが設定済みプロファイルに一致しないことを示す警告メッセージがコンソールに表示された場合、設定済みプロファイルがアクティブなプロファイルと一致するように影響を受けているラインカードをリロードする必要があります。

      LC/0/1/CPU0:Nov 5 02:50:42.732 : prm_server[236]: Configured 'hw-module 
      profile feature l2' does not match active 'hw-module profile feature default'. 
      You must reload this line card in order to activate the configured profile on 
      this card or you must change the configured profile.
        

      一部の機能が機能プロファイルと一致しないことを示す警告メッセージがコンソールに表示された場合、機能プロファイル設定を変更するか、サポートされていない機能を削除します。

      LC/0/1/CPU0:Nov 5 02:50:42.732 : prm_server[236]: Active 'hw-module profile 
      feature l2' does not support IPv6, RPF, or Netflow features. Please remove all 
      unsupported feature configurations.
        

      その他の関連資料

      関連資料

      関連項目 マニュアル タイトル

      プロファイル コマンド

      『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Management Command Reference』の「Hardware Redundancy and Node Administration on Cisco ASR 9000 Series Router」モジュール

      Cisco IOS XR マスター コマンド インデックス

      『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Commands Master List』

      ユーザ グループとタスク ID に関する情報

      『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Security Configuration Guide』 の「Configuring AAA Services on Cisco ASR 9000 Series Router」モジュール

      標準および RFC

      標準/RFC タイトル

      この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

      MIB

      MIB MIB のリンク

      Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB を検索およびダウンロードするには、http:/​/​cisco.com/​public/​sw-center/​netmgmt/​cmtk/​mibs.shtml にある Cisco MIB Locator を使用し、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。

      シスコのテクニカル サポート

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