Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ IP アドレスおよびサービス コンフィギュレーションガイド リリース 4.2
HSRP の実装
HSRP の実装
発行日;2013/01/15   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

HSRP の実装

ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)は、ファーストホップ IP ルータで透過的にフェールオーバーが発生する事態を考慮するように設計された IP ルーティング冗長プロトコルです。 ネットワーク上のホストからの IP トラフィックをルーティングするときに単一ルータの可用性に依存しないため、HSRP では、高度なネットワーク可用性が提供されます。 ルータのグループで HSRP を使用して、アクティブ ルータとスタンバイ ルータを選択します (アクティブ ルータとは、パケット転送用に選択されているルータのことです。スタンバイ ルータとは、アクティブ ルータで障害が発生したときや、プリセット条件が満たされたときに、ルーティング処理を引き継ぐルータのことです)。

HSRP の実装の機能履歴

リリース 3.7.2

この機能が導入されました。

リリース 3.9.0

次の機能に対するサポートが追加されました。

  • HSRP 用の BFD。
  • HSRP 用のホット リスタート。

リリース 4.2.0

HSRP 用のマルチ グループ オプティマイゼーション(MGO)機能が追加されました。

HSRP の実装の前提条件

  • 適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 このコマンド リファレンスには、各コマンドに必要なタスク ID が含まれます。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。

HSRP の実装の制約事項

HSRP は、イーサネット インターフェイス、イーサネット サブインターフェイス、およびイーサネット リンク バンドルでサポートされています。

HSRP の実装に関する情報

Cisco IOS XR ソフトウェアのソフトウェアに HSRP を実装するには、次の概念を理解する必要があります。

HSRP の概要

HSRP は、ルータ ディスカバリ プロトコル(Internet Control Message Protocol [ICMP] Router Discovery Protocol [IRDP] など)をサポートしないホスト、および選択したルータがリロードしたときやルータの電源が失われたときに新しいルータに切り替えることができないホストに便利です。 また、既存の TCP セッションはフェールオーバーが発生しても存続するため、このプロトコルでは IP トラフィックをルーティングするためにネクスト ホップを動的に選択するホストの回復をさらに透過的に実行できます。

HSRP をネットワーク セグメントに設定すると、HSRP が動作するルータのグループで仮想 MAC アドレスと IP アドレスを共有できるようになります。 この HSRP ルータ グループのアドレスが仮想 IP アドレスと呼ばれます。 このようなデバイスの 1 つが、アクティブ ルータとしてプロトコルによって選択されます。 アクティブ ルータは、グループの MAC アドレス宛のパケットを受信してルーティングします。 n 台のルータで HSRP が稼動している場合、n + 1 個の IP アドレスおよび MAC アドレスが割り当てられます。

HSRP が指定アクティブ ルータの障害を検出すると、選択されているスタンバイ ルータが HSRP グループの MAC アドレスと IP アドレスの制御を引き継ぎます。 この時点で新しいスタンバイ ルータも選択されます。

HSRP を実行しているルータは、ユーザ データグラム プロトコル(UDP)ベースのマルチキャスト hello パケットを送受信して、ルータの障害を検出したり、アクティブ ルータとスタンバイ ルータを指定したりします。

HSRP グループ

HSRP グループは、HSRP を実行し、かつ互いにホットスタンバイ サービスを提供するように設定されている複数のルータで構成されています。 HSRP は、プライオリティ スキームを使用して、HSRP によって設定されたどのルータをデフォルトのアクティブ ルータにするかを決定します。 ルータをアクティブ ルータとして設定するには、他のすべての HSRP 設定済みルータのプライオリティよりも高いプライオリティをそのルータに割り当てます。 デフォルトのプライオリティは 100 です。したがって、100 よりも高いプライオリティを持つルータを 1 つだけ設定した場合、そのルータがデフォルトのアクティブ ルータになります。

HSRP は、HSRP グループ間でプライオリティをアドバタイズするマルチキャスト メッセージを交換することによって機能します。 アクティブ ルータが設定された時間内に hello メッセージを送信できなかった場合は、最高のプライオリティのスタンバイ ルータがアクティブ ルータになります。 このようにパケット転送機能が別のルータに移行しても、ネットワークのいずれのホストにもまったく影響はありません。

図 1 に、単一の HSRP グループのメンバとして設定されたルータを示します。

図 1. HSRP グループとして設定されたルータ



ネットワーク上のホストはすべて、仮想ルータの IP アドレス(この場合 1.0.0.3)をデフォルト ゲートウェイとして使用するように設定されています。

1 つのルータ インターフェイスを複数の HSRP グループに属するように設定することもできます。 図 2 に、複数の HSRP グループのメンバとして設定されたルータを示します。

図 2. 複数の HSRP グループのメンバとして設定されたルータ



図 2 では、ルータ A のイーサネット インターフェイス 0 は、グループ 1 に属します。 ルータ B のイーサネット インターフェイス 0 は、グループ 1、2、および 3 に属します。 ルータ C のイーサネット インターフェイス 0 は、グループ 2、ルータ D のイーサネット インターフェイス 0 はグループ 3 に属します。 グループを作成するときは、部門の編成に従うことをお勧めします。 この場合、グループ 1 はエンジニアリング部門、グループ 2 は製造部門、グループ 3 は財務部門をサポートします。

ルータ B は、グループ 1 と 2 のアクティブ ルータ、およびグループ 3 のスタンバイ ルータとして設定されています。 ルータ D は、グループ 3 のアクティブ ルータとして設定されています。 何らかの理由でルータ D で障害が発生すると、ルータ B がルータ D のパケット転送機能を引き継ぐため、財務部門のユーザは引き続き他のサブネット上のデータにアクセスできます。


(注)  


サブインターフェイスごとに異なる仮想 MAC アドレス(VMAC)が必要になります。 VMAC は、グループ ID に基づいて決定されます。 このため、VMAC を明示的に設定する場合を除いて、設定するサブインターフェイスごとに固有のグループ ID が必要です。


HSRP と ARP

HSRP グループのルータは、アクティブになると、仮想 IP アドレスと仮想 MAC アドレスが含まれている ARP 応答を数多く送信します。 このような ARP 応答は、スイッチおよびラーニング ブリッジが自身のポートと MAC のマッピングを更新するのに役立ちます。 このような ARP 応答により、(事前に割り当てられた MAC アドレスまたは機能アドレスではなく)インターフェイスのバーンドイン アドレスを仮想 MAC アドレスとして使用するようにルータを設定できます。これは、仮想 IP アドレスの ARP エントリを更新するための手段となります。 インターフェイスがアップ状態になったときにそのインターフェイス IP アドレスを特定するために送信される Gratuitous ARP 応答と異なり、HSRP ルータ ARP 応答パケットはパケット ヘッダーで仮想 MAC アドレスを伝送します。 IP アドレスおよびメディア アドレスの ARP データ フィールドには、仮想 IP アドレスおよび仮想 MAC アドレスが含まれています。

プリエンプション

HSRP プリエンプション機能を使用すると、プライオリティの最も高いルータがただちにアクティブ ルータになることができます。 プライオリティはまず設定したプライオリティ値に従って決定され、次に IP アドレスに従って決定されます。 どちらの場合も、値の大きい方がプライオリティが高くなります。

プライオリティの高いルータが、プライオリティの低いルータをプリエンプション処理すると、coup メッセージを送信します。 プライオリティの低いアクティブ ルータが、プライオリティの高いアクティブ ルータから coup メッセージまたは hello メッセージを受信すると、スピーク状態に変わり、resign メッセージを送信します。

ICMP リダイレクト メッセージ

ICMP は、エラーをレポートするためのメッセージ パケットや IP 処理に関連する他の情報を提供する、ネットワーク層インターネット プロトコルです。 ICMP は多くの診断機能を備えており、ホストへのエラー パケットの送信およびリダイレクトが可能です。 HSRP を実行しているときは、HSRP グループに属するルータのインターフェイス(または実際の)MAC アドレスをホストが検出しないようにすることが重要です。 ICMP によってホストがルータの実際の MAC アドレスへリダイレクトされて、そのルータに障害が発生した場合、ホストからのパケットは消失します。

HSRP が設定されたインターフェイスでは、ICMP リダイレクト メッセージが自動的にイネーブルになります。 この機能は、ネクスト ホップ IP アドレスが HSRP 仮想 IP アドレスに変更されることのある HSRP で発信 ICMP リダイレクト メッセージをフィルタリングすることによって効果を発揮します。

ICMP リダイレクトをサポートするために、HSRP 経由で redirect メッセージがフィルタリングされます。これにより、ネクストホップ IP アドレスが HSRP 仮想アドレスに変更されます。 HSRP リダイレクトが有効になっていると、HSRP が動作する ICMP インターフェイスはこのフィルタリングを行います。 HSRP は、アドバタイズメントを送信し、実 IP アドレスと仮想 IP アドレスのマッピングを維持してリダイレクトのフィルタリングを実行することにより、すべての HSRP ルータの状況を把握します。

HSRP の実装方法

ここでは、次のタスクの手順を示します。

HSRP のイネーブル化

hsrp ipv4 コマンドは、設定済みのインターフェイスで HSRP をアクティブにします。 IP アドレスを指定した場合は、IP アドレスがホットスタンバイ グループの指定アドレスとして使用されます。 IP アドレスが指定されていない場合は、仮想アドレスがアクティブ ルータから学習されます。 HSRP が指定ルータを選択できるようにするには、ホットスタンバイ グループ内の少なくとも 1 つのルータに指定アドレスを指定しておくか、またはルータが指定アドレスを学習する必要があります。 アクティブ ルータ上の指定アドレスを設定すると、常に現在使用されている指定アドレスが上書きされます。

手順の概要

    1.    configure

    2.    router hsrp

    3.    interface type interface-path-id

    4.    hsrp [group-number] ipv4 [ip-address [secondary]]

    5.    次のいずれかのコマンドを使用します。

    • end
    • commit


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2 router hsrp


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
    
     

    HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

     
    ステップ 3 interface type interface-path-id


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
    
     

    特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

     
    ステップ 4 hsrp [group-number] ipv4 [ip-address [secondary]]


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# hsrp 1 ipv4
    
     

    設定済みのインターフェイスで HSRP をアクティブにします。

    • IP アドレスを指定した場合は、IP アドレスがホットスタンバイ グループの指定アドレスとして使用されます。 IP アドレスが指定されていない場合は、仮想アドレスがアクティブ ルータから学習されます。
     
    ステップ 5次のいずれかのコマンドを使用します。
    • end
    • commit


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

    または

    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
     

    設定変更を保存します。

    • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
      Uncommitted changes found, commit them
      before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
      
      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
    • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
     

    HSRP グループの属性の設定

    ローカル ルータが HSRP に関与する仕組みに影響を与える他のホットスタンバイ グループ属性を設定するには、必要に応じてインターフェイス コンフィギュレーション モードで次の手順を使用します。

    手順の概要

      1.    configure

      2.    router hsrp

      3.    interface type interface-path-id

      4.    hsrp [group-number] priority priority

      5.    hsrp [group-number] track type instance [priority-decrement]

      6.    hsrp [group-number] preempt [delay seconds]

      7.    hsrp [group-number] authentication string

      8.    hsrp use-bia

      9.    hsrp [group-number] mac-address address

      10.    次のいずれかのコマンドを使用します。

      • end
      • commit


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 router hsrp


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
      
       

      HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

       
      ステップ 3 interface type interface-path-id


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
      
       

      特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

       
      ステップ 4 hsrp [group-number] priority priority


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp priority 100
      
       

      (任意)HSRP プライオリティを設定します。

      • group-number を指定しないと、設定はルータ上のすべての HSRP グループに適用されます。
      • 割り当てられたプライオリティは、アクティブ ルータとスタンバイ ルータを選択するために使用されます。 プリエンプションがイネーブルである場合は、プライオリティが最高のルータが指定されたアクティブ ルータになります。 プライオリティが等しい場合、プライマリ IP アドレスが比較され、大きい IP アドレスが優先されます。
      • インターフェイスが hsrp track コマンドによって設定されている場合、デバイス上の別のインターフェイスがダウンすると、デバイスのプライオリティが動的に変更されることもあります。
      • hsrp [group-number] preempt コマンドを使用してプリエンプションをイネーブルにしていない場合、ルータは他の HSRP ルータよりもプライオリティが高い場合でもアクティブにならないことがあります。
      • デフォルトの HSRP プライオリティ値を復元するには、no hsrp コマンドを使用します。
       
      ステップ 5 hsrp [group-number] track type instance [priority-decrement]


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp track TenGigE 0/3/0/1
      
       

      (任意)他のインターフェイスの可用性に基づいてホットスタンバイ プライオリティが変わるように、インターフェイスを設定します。

      • group-number を指定しないと、設定はルータ上のすべての HSRP グループに適用されます。
      • トラッキング対象のインターフェイスがダウンすると、ホットスタンバイ プライオリティが 10 だけ減少します。 インターフェイスがトラッキングされていなければ、ステートが変化した場合でもホット スタンバイ プライオリティに影響することはありません。 ホットスタンバイ用に設定されたインターフェイスごとに、トラッキングするインターフェイスのリストを個別に設定できます。
      • オプションの priority-decrement 引数には、トラッキング対象のインターフェイスがダウンした場合にホット スタンバイ プライオリティをどれだけ減らすかを指定します。 トラッキング対象のインターフェイスが再びアップ状態になると、プライオリティは同じ値だけ段階的に増えていきます。
      • トラッキング対象の複数のインターフェイスがダウンした場合、priority-decrement 引数が設定されていれば、設定されているプライオリティの減分値が累積されます。 トラッキング対象のインターフェイスがダウンし、どのオブジェクトにもプライオリティの減分値が設定されていなければ、デフォルトの減分値は 10 で、累積されます。
      • 常に最適なルータを使用してパケットが転送されるようにするには、グループ内のすべてのルータ上でこのコマンドとともに hsrp preempt コマンドを使用する必要があります。 hsrp preempt コマンドを使用しないと、他の HSRP ルータの現在のプライオリティに関係なく、アクティブ ルータがアクティブのままになります。
      • トラッキングを解除するには、no hsrp コマンドを使用します。
       
      ステップ 6 hsrp [group-number] preempt [delay seconds]


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp preempt
      
       

      (任意)HSRP プリエンプションとプリエンプション遅延を設定します。

      • group-number の値を指定しないと、設定はルータ上のすべての HSRP グループに適用されます。
      • hsrp preempt コマンドでプリエンプションおよびプリエンプション遅延を設定した場合、ローカル ルータに現在のアクティブ ルータよりも高いホットスタンバイ プライオリティが設定されているときには、そのローカル ルータはアクティブ ルータとして制御を引き継ごうとします。 hsrp preempt コマンドを設定していない場合、ローカル ルータは、(指定ルータとして機能する)現在アクティブ状態のルータがないことを示す情報を受信した場合にのみ、アクティブ ルータとして制御を引き継ぎます。
      • ルータが最初に起動したとき、ルータのルーティング テーブルは完全ではありません。 プリエンプション処理するように設定されている場合にはアクティブ ルータになりますが、まだ十分なルーティング処理はできません。 この問題を解決するには、プリエンプション処理する側のルータが現在アクティブなルータを実際にプリエンプション処理するまでの遅延を設定します。
      • 現在アクティブ状態のルータがない場合は、プリエンプションの delay seconds の値は適用されません。 この場合、ローカル ルータは、プリエンプション遅延の秒数に関係なく、該当するタイムアウトが経過したあと(hsrp timers コマンドを参照)、アクティブになります。
      • HSRP プリエンプションおよびプリエンプション遅延値をデフォルトに戻すには、no hsrp コマンドを使用します。
       
      ステップ 7 hsrp [group-number] authentication string


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp 1 authentication company1
      
       

      (任意)ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)用の認証ストリングを設定します。

      • group-number の値を指定しないと、設定はルータ上のすべての HSRP グループに適用されます。
      • 認証ストリングはすべての HSRP メッセージで暗号化されずに送信されます。 相互運用性を確保するには、LAN 上のすべてのルータおよびアクセス サーバに同じ認証ストリングを設定する必要があります。
      • 認証ストリングが一致しないと、デバイスは、HSRP で設定された他のルータから、指定されたホットスタンバイ IP アドレスおよびホットスタンバイ タイマー値を学習できません。
      • 認証ストリングが一致しないと、あるルータが指定ルータを引き継ぐというようなプロトコル イベントを回避できません。
      • 認証ストリングを削除するには、no hsrp コマンドを使用します。
       
      ステップ 8 hsrp use-bia


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp use-bia
      
       

      (任意)事前に割り当てられた MAC アドレスまたは機能アドレスではなく、インターフェイスのバーンドイン アドレスを仮想 MAC アドレスとして使用するように、HSRP を設定します。

      • 送信元ハードウェア アドレスが機能アドレスに設定されたアドレス解決プロトコル(ARP)応答を拒否するデバイスがあるときは、インターフェイスで use-bia コマンドを入力します。
      • デフォルトの仮想 MAC アドレスに戻すには、no hsrp use-bia コマンドを使用します。
       
      ステップ 9 hsrp [group-number] mac-address address


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp 5 mac-address 4000.1000.1060
      
       

      (任意)HSRP 用の仮想 MAC アドレスを指定します。

      • group-number 引数の値を指定しないと、設定はルータ上のすべての HSRP グループに適用されます。
      • ファーストホップ冗長が仮想 MAC アドレスを使用できることに基づき、かつイーサネット スイッチに接続されている PC ではファーストホップ アドレスを変更できない IBM ネットワーク環境を除いて、このコマンドは推奨しません。
      • HSRP を使用すると、エンド ステーションで IP ルーティングのファーストホップ ゲートウェイを見つけるのに役立ちます。 エンド ステーションは、デフォルトのゲートウェイで設定されます。 ただし、HSRP はその他のプロトコルにファーストホップの冗長性を提供できます。 拡張分散ネットワーク機能(APPN)などの一部のプロトコルでは、MAC アドレスを使用して、ルーティングのためにファーストホップを特定します。 この場合、仮想 MAC アドレスの指定が必要になることがよくあります。これらのプロトコルにとって仮想 IP アドレスは重要ではありません。 仮想 MAC アドレスを指定するには、hsrp mac-address コマンドを使用します。
      • ルータがアクティブな場合、指定された MAC アドレスが仮想 MAC アドレスとして使用されます。
      • hsrp mac-address コマンドは、特定の APPN 設定向けのコマンドです。
      • APPN ネットワークでは、エンドノードは隣接するネットワーク ノードの MAC アドレスを使用して設定するのが通常です。 仮想 MAC アドレスをエンド ノードで使用される値に設定するには、ルータで hsrp mac-address コマンドを使用します。
      • 標準の仮想 MAC アドレス(0000.0C07.ACn)に戻すには、no hsrp [group-number] mac-address コマンドを使用します。
       
      ステップ 10次のいずれかのコマンドを使用します。
      • end
      • commit


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

      または

      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
       

      設定変更を保存します。

      • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
        Uncommitted changes found, commit them
        before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
        
        • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
        • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
        • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
      • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
       

      HSRP アクティベーション遅延の設定

      HSRP のアクティベーション遅延は、インターフェイスがアップ状態になったときに、ステート マシンの起動を遅らせることを目的としています。 これにより、ネットワーク タイムが安定し、リンクがアップ状態になったあとの早い段階で不必要に状態が変化するのを防ぐことができます。

      手順の概要

        1.    configure

        2.    router hsrp

        3.    interface type interface-path-id

        4.    hsrp [group-number] ipv4 [ip-address [secondary]]

        5.    次のいずれかを実行します。

        • hsrp delay [minimum seconds ] [reload seconds]

        6.    次のいずれかのコマンドを使用します。

        • end
        • commit


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2 router hsrp


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
        
         

        HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

         
        ステップ 3 interface type interface-path-id


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
        
         

        特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

         
        ステップ 4 hsrp [group-number] ipv4 [ip-address [secondary]]


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp 1 ipv4
        
         

        設定済みのインターフェイスで HSRP をアクティブにします。

        • IP アドレスを指定した場合は、IP アドレスがホットスタンバイ グループの指定アドレスとして使用されます。 IP アドレスが指定されていない場合は、仮想アドレスがアクティブ ルータから学習されます。
         
        ステップ 5次のいずれかを実行します。
        • hsrp delay [minimum seconds ] [reload seconds]


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)#hsrp delay minimum 2 reload 10
        
         

        ネットワークが安定する時間を確保し、リンクの起動後すぐに不要な状態変更がないように、インターフェイス起動時にステート マシンの起動を遅らせます。 リロード遅延は、最初のインターフェイス起動イベント後に適用される遅延です。 最小遅延は、後続の(インターフェイスがフラップする場合の)インターフェイス起動イベントに適用される遅延です。

         
        ステップ 6次のいずれかのコマンドを使用します。
        • end
        • commit


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

        または

        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
         

        設定変更を保存します。

        • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
          Uncommitted changes found, commit them
          before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
          
          • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
          • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
          • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
        • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
         

        ICMP リダイレクト メッセージの HSRP サポートのイネーブル化

        デフォルトでは、ICMP リダイレクト メッセージの HSRP フィルタリングは、HSRP が実行されているルータでイネーブルになっています。

        ディセーブルになっているこの機能の再イネーブル化をルータに設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで hsrp redirects コマンドを使用します。

        手順の概要

          1.    configure

          2.    router hsrp

          3.    interface type interface-path-id

          4.    hsrp [group-number] ipv4 [ip-address [secondary]]

          5.    hsrp redirects disable

          6.    次のいずれかのコマンドを使用します。

          • end
          • commit


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2 router hsrp


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
          
           

          HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

           
          ステップ 3 interface type interface-path-id


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
          
           

          特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

           
          ステップ 4 hsrp [group-number] ipv4 [ip-address [secondary]]


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp 1 ipv4
          
           

          設定済みのインターフェイスで HSRP をアクティブにします。

          • IP アドレスを指定した場合は、IP アドレスがホットスタンバイ グループの指定アドレスとして使用されます。 IP アドレスが指定されていない場合は、仮想アドレスがアクティブ ルータから学習されます。
           
          ステップ 5 hsrp redirects disable


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp redirects 
          
           

          インターフェイスにホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)が設定されているときに送信する Internet Control Message Protocol(ICMP)リダイレクト メッセージを設定します。

          • hsrp redirects コマンドは、インターフェイスごとに設定できます。 インターフェイス上で最初に HSRP を設定する場合、このインターフェイスの設定ではグローバル値を継承します。 ICMP リダイレクトをインターフェイスで明示的にディセーブルにしている場合は、グローバル コマンドではその機能を再びイネーブルにすることができません。
          • hsrp redirects コマンドがイネーブルである場合、リダイレクト パケットのネクストホップ アドレスの実 IP アドレスが仮想 IP アドレスに置き換えられて(それが HSRP に認識されている場合)、ICMP リダイレクト メッセージがフィルタリングされます。
          • デフォルト(ICMP メッセージがイネーブル)に戻すには、no hsrp redirects コマンドを使用します。
           
          ステップ 6次のいずれかのコマンドを使用します。
          • end
          • commit


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

          または

          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
           

          設定変更を保存します。

          • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
            Uncommitted changes found, commit them
            before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
            
            • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
            • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
            • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
          • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
           

          HSRP のマルチ グループ オプティマイゼーション(MGO)

          マルチ グループ オプティマイゼーションは、多くのサブインターフェイスで構成される配置で制御トラフィックを削減するためのソリューションです。 HSRP 制御トラフィックの実行をセッションの 1 つに限ることにより、冗長性要件が同じサブインターフェイスでは制御トラフィックが減少します。 他のすべてのセッションはこのプライマリ セッションのスレーブになり、プライマリ セッションから状態を継承します。

          HSRP のカスタマイズ

          HSRP 動作のカスタマイズは任意です。 HSRP グループをイネーブルにすると、そのグループはすぐに動作します。

          手順の概要

            1.    configure

            2.    router hsrp

            3.    interface type interface-path-id

            4.    address-family ipv4

            5.    hsrp group-no

            6.    name name

            7.    address { learn | address}

            8.    address address secondary

            9.    authentication string

            10.    bfd fast-detect

            11.    mac-address address

            12.    hsrp group-no slave

            13.    follow mgo-session-name

            14.    address ip-address

            15.    次のいずれかのコマンドを使用します。

            • end
            • commit


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 configure


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 2 router hsrp


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
            
             

            HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

             
            ステップ 3 interface type interface-path-id


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
            
             

            特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

             
            ステップ 4 address-family ipv4


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
            
             

            特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

             
            ステップ 5 hsrp group-no


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 1
            
             

            特定のインターフェイスで HSRP グループ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

             
            ステップ 6 name name


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-gp)# name s1
            
             

            HSRP セッション名を設定します。

             
            ステップ 7 address { learn | address}


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-gp)# address learn
            
             

            IP のホットスタンバイ プロトコルをイネーブルにします。

            • IP アドレスを指定した場合は、IP アドレスがホットスタンバイ グループの指定アドレスとして使用されます。 IP アドレスが指定されていない場合は、仮想アドレスがアクティブ ルータから学習されます。
             
            ステップ 8 address address secondary


            例:
            
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-gp)# address 10.20.30.1 secondary
            
            
             

            ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。

             
            ステップ 9 authentication string


            例:
            
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-gp)# authentication company1
            
            
             

            ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)用の認証ストリングを設定します。

             
            ステップ 10 bfd fast-detect


            例:
            
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-gp)# bfd fast-detect
            
            
             

            HSRP インターフェイスで高速の双方向転送検出(BFD)をイネーブルにします。

             
            ステップ 11 mac-address address


            例:
            
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-gp)# mac-address 4000.1000.1060
            
            
             

            ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)用の仮想 MAC アドレスを指定します。

             
            ステップ 12 hsrp group-no slave


            例:
            
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-gp)# hsrp 2 slave
            
            
             

            特定のインターフェイスで HSRP スレーブ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

             
            ステップ 13 follow mgo-session-name


            例:
            
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-slave)# follow s1
            
            
             

            指定のグループから状態を継承するようにスレーブ グループに指示します。

             
            ステップ 14 address ip-address


            例:
            
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-slave)# address 10.3.2.2
            
            
             

            スレーブ グループ用にプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。

             
            ステップ 15次のいずれかのコマンドを使用します。
            • end
            • commit


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

            または

            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
             

            設定変更を保存します。

            • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
              Uncommitted changes found, commit them
              before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
              
              • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
              • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
              • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
            • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
             

            プライマリ仮想 IPv4 アドレスの設定

            IP のホットスタンバイ プロトコルをイネーブルにするには、HSRP グループ サブモードで address (hsrp) コマンドを使用します。

            手順の概要

              1.    configure

              2.    router hsrp

              3.    interface type interface-path-id

              4.    address-family ipv4

              5.    hsrp group-no

              6.    address { learn | address}

              7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

              • end
              • commit


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 configure


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 2 router hsrp


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
              
               

              HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

               
              ステップ 3 interface type interface-path-id


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
              
               

              特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

               
              ステップ 4 address-family ipv4


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
              
               

              特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

               
              ステップ 5 hsrp group-no


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 1
              
               

              特定のインターフェイスで HSRP グループ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

               
              ステップ 6 address { learn | address}


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# address learn
              
               

              IP のホットスタンバイ プロトコルをイネーブルにします。

              • IP アドレスを指定した場合は、IP アドレスがホットスタンバイ グループの指定アドレスとして使用されます。 IP アドレスが指定されていない場合は、仮想アドレスがアクティブ ルータから学習されます。
               
              ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
              • end
              • commit


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

              または

              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
               

              設定変更を保存します。

              • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                Uncommitted changes found, commit them
                before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                
                • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
              • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
               

              セカンダリ仮想 IPv4 アドレスの設定

              ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定するには、ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)仮想ルータ サブモードで address secondary コマンドを使用します。

              手順の概要

                1.    configure

                2.    router hsrp

                3.    interface type interface-path-id

                4.    address-family ipv4

                5.    hsrp group-no

                6.    address address secondary

                7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                • end
                • commit


              手順の詳細
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 configure


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 2 router hsrp


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                
                 

                HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                 
                ステップ 3 interface type interface-path-id


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                
                 

                特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                 
                ステップ 4 address-family ipv4


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
                
                 

                特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                 
                ステップ 5 hsrp group-no


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 1
                
                 

                特定のインターフェイスで HSRP グループ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                 
                ステップ 6 address address secondary


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# address 10.20.30.1 secondary
                
                 

                ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。

                 
                ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
                • end
                • commit


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                または

                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                 

                設定変更を保存します。

                • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                  Uncommitted changes found, commit them
                  before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                  
                  • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                  • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                  • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                 

                スレーブ フォローの設定

                指定のグループから状態を継承するようにスレーブ グループに指示するには、HSRP スレーブ サブモード モードで slave follow コマンドを使用します。
                手順の概要

                  1.    configure

                  2.    router hsrp

                  3.    interface type interface-path-id

                  4.    address-family ipv4

                  5.    hsrp group-no slave

                  6.    follow mgo-session-name

                  7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                  • end
                  • commit


                手順の詳細
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1 configure


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                   

                  グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                   
                  ステップ 2 router hsrp


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                  
                   

                  HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                   
                  ステップ 3 interface type interface-path-id


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                  
                   

                  特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                   
                  ステップ 4 address-family ipv4


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
                  
                   

                  特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                   
                  ステップ 5 hsrp group-no slave


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 2 slave
                  
                   

                  特定のインターフェイスで HSRP スレーブ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                   
                  ステップ 6 follow mgo-session-name


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-slave)# follow m1
                  
                   

                  指定のグループから状態を継承するようにスレーブ グループに指示します。

                   
                  ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
                  • end
                  • commit


                  例:
                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                  または

                  RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                   

                  設定変更を保存します。

                  • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                    Uncommitted changes found, commit them
                    before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                    
                    • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                    • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                    • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                  • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                   

                  スレーブ プライマリ仮想 IPv4 アドレスの設定

                  スレーブ グループのプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定するには、HSRP スレーブ サブモードで slave primary virtual IPv4 address コマンドを使用します。

                  手順の概要

                    1.    configure

                    2.    router hsrp

                    3.    interface type interface-path-id

                    4.    address-family ipv4

                    5.    hsrp group-no slave

                    6.    address ip-address

                    7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                    • end
                    • commit


                  手順の詳細
                     コマンドまたはアクション目的
                    ステップ 1 configure


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                     

                    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                     
                    ステップ 2 router hsrp


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                    
                     

                    HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                     
                    ステップ 3 interface type interface-path-id


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                    
                     

                    特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                     
                    ステップ 4 address-family ipv4


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
                    
                     

                    特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                     
                    ステップ 5 hsrp group-no slave


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 2 slave
                    
                     

                    特定のインターフェイスで HSRP スレーブ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                     
                    ステップ 6 address ip-address


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-slave)# address 10.2.3.2 
                    
                     

                    スレーブ グループ用にプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。

                     
                    ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
                    • end
                    • commit


                    例:
                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                    または

                    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                     

                    設定変更を保存します。

                    • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                      Uncommitted changes found, commit them
                      before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                      
                      • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                      • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                      • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                    • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                     

                    スレーブ セカンダリ仮想 IPv4 アドレスの設定

                    スレーブ グループのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定するには、HSRP スレーブ サブモードで slave secondary virtual IPv4 address コマンドを使用します。

                    手順の概要

                      1.    configure

                      2.    router hsrp

                      3.    interface type interface-path-id

                      4.    address-family ipv4

                      5.    hsrp group-no slave

                      6.    address address secondary

                      7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                      • end
                      • commit


                    手順の詳細
                       コマンドまたはアクション目的
                      ステップ 1 configure


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                       

                      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                       
                      ステップ 2 router hsrp


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                      
                       

                      HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                       
                      ステップ 3 interface type interface-path-id


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                      
                       

                      特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                       
                      ステップ 4 address-family ipv4


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
                      
                       

                      特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                       
                      ステップ 5 hsrp group-no slave


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 2 slave
                      
                       

                      特定のインターフェイスで HSRP スレーブ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                       
                      ステップ 6 address address secondary


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-slave)# address 10.20.30.1 secondary
                      
                       

                      ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。

                       
                      ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
                      • end
                      • commit


                      例:
                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                      または

                      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                       

                      設定変更を保存します。

                      • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                        Uncommitted changes found, commit them
                        before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                        
                        • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                        • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                        • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                      • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                       

                      スレーブ仮想 MAC アドレスの設定

                      スレーブ グループの仮想 MAC アドレスを設定するには、HSRP スレーブ サブモードで slave virtual mac address コマンドを使用します。

                      手順の概要

                        1.    configure

                        2.    router hsrp

                        3.    interface type interface-path-id

                        4.    address-family ipv4

                        5.    hsrp group-no slave

                        6.    mac-address address

                        7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                        • end
                        • commit


                      手順の詳細
                         コマンドまたはアクション目的
                        ステップ 1 configure


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                         

                        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                         
                        ステップ 2 router hsrp


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                        
                         

                        HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                         
                        ステップ 3 interface type interface-path-id


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                        
                         

                        特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                         
                        ステップ 4 address-family ipv4


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
                        
                         

                        特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                         
                        ステップ 5 hsrp group-no slave


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 2 slave
                        
                         

                        特定のインターフェイスで HSRP スレーブ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                         
                        ステップ 6 mac-address address


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-slave)# mac-address 10.20.30
                        
                         

                        スレーブ グループの仮想 MAC アドレスを設定します。

                         
                        ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
                        • end
                        • commit


                        例:
                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                        または

                        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                         

                        設定変更を保存します。

                        • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                          Uncommitted changes found, commit them
                          before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                          
                          • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                          • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                          • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                        • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                         

                        HSRP セッション名の設定

                        HSRP セッション名を設定するには、HSRP グループ サブモードで session name コマンドを使用します。

                        手順の概要

                          1.    configure

                          2.    router hsrp

                          3.    interface type interface-path-id

                          4.    address-family ipv4

                          5.    hsrp group-no

                          6.    name name

                          7.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                          • end
                          • commit


                        手順の詳細
                           コマンドまたはアクション目的
                          ステップ 1 configure


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                           

                          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                           
                          ステップ 2 router hsrp


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                          
                           

                          HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                           
                          ステップ 3 interface type interface-path-id


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                          
                           

                          特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                           
                          ステップ 4 address-family ipv4


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
                          
                           

                          特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                           
                          ステップ 5 hsrp group-no


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 1
                          
                           

                          特定のインターフェイスで HSRP グループ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                           
                          ステップ 6 name name


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# name s1
                          
                           

                          HSRP セッション名を設定します。

                           
                          ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
                          • end
                          • commit


                          例:
                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                          または

                          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                           

                          設定変更を保存します。

                          • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                            Uncommitted changes found, commit them
                            before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                            
                            • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                            • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                            • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                          • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                           

                          HSRP 用 BFD

                          双方向フォワーディング検出(BFD)は、2 つのフォワーディング エンジン間の障害の検出に使用されるネットワーク プロトコルです。 BFD セッションは、非同期モードまたはデマンド モードという 2 つのモードのいずれかで動作できます。 非同期モードでは、両方のエンドポイントが互いに hello パケットを定期的に送信します。 これらのパケットを複数回受信しない場合は、セッションがダウンしていると見なされます。 デマンド モードでは、hello パケットの交換は必須ではなく、必要に応じてそれぞれのホストが hello メッセージを送信できます。 シスコでは、BFD 非同期モードをサポートしています。

                          BFD の利点

                          • BFD は、1 秒未満で障害を検出します。
                          • BFD では、すべてのタイプのカプセル化をサポートしています。
                          • BFD は、特定のルーティング プロトコルに限定されることなく、ほとんどすべてのルーティング プロトコルをサポートします。

                          BFD プロセス

                          HSRP は、BFD を使用して、リンク障害を検出し、制御パケットのオーバーヘッドを過度に発生させることなく、フェールオーバーにかかる時間を短縮します。

                          HSRP プロセスは、必要に応じて BFD セッションを確立します。 BFD セッションがダウンしたときは、セッションをモニタしている各スタンバイ グループがアクティブ状態に遷移します。

                          HSRP は、BFD セッションのダウンによって引き起こされたアクティブ状態への遷移後 10 秒間、状態の選択に関与しません。

                          BFD の設定

                          HSRP の場合、既存の HSRP インターフェイス サブモードの下で設定が適用されます。HSRP グループごとに BFD 高速障害検出が設定可能であり、インターフェイスごとにタイマー(最小インターフェイスと乗数)が設定可能です。 BFD 高速障害検出は、デフォルトでディセーブルになっています。

                          BFD のイネーブル化

                          手順の概要

                            1.    configure

                            2.    router hsrp

                            3.    interface type interface-path-id

                            4.    address-family ipv4

                            5.    hsrp [group number] bfd fast-detect [peer ipv4 ipv4-address interface-type interface-path-id]

                            6.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                            • end
                            • commit


                          手順の詳細
                             コマンドまたはアクション目的
                            ステップ 1 configure


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                             

                            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                             
                            ステップ 2 router hsrp


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                            
                             

                            HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                             
                            ステップ 3 interface type interface-path-id


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                            
                             

                            特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                             
                            ステップ 4 address-family ipv4


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# address-family ipv4
                            
                             

                            特定のインターフェイスで HSRP アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                             
                            ステップ 5 hsrp [group number] bfd fast-detect [peer ipv4 ipv4-address interface-type interface-path-id]


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-ipv4)# hsrp 1 bfd fast-detect peer ipv4 10.3.5.2 tenGigE 0/3/4/2
                            
                            
                             

                            特定のインターフェイスで高速障害検出をイネーブルにします。

                             
                            ステップ 6次のいずれかのコマンドを使用します。
                            • end
                            • commit


                            例:
                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                            または

                            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                             

                            設定変更を保存します。

                            • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                              Uncommitted changes found, commit them
                              before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                              
                              • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                              • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                              • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                            • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                             

                            BFD タイマー(最小間隔)の変更

                            最小間隔により、BFD ピアへの BFD パケットの送信頻度(ミリ秒単位)が決まります。 デフォルトの最小間隔は 15 ミリ秒です。

                            手順の概要

                              1.    configure

                              2.    router hsrp

                              3.    interface type interface-path-id

                              4.    hsrp bfd minimum-interval interval

                              5.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                              • end
                              • commit


                            手順の詳細
                               コマンドまたはアクション目的
                              ステップ 1 configure


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                               

                              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                               
                              ステップ 2 router hsrp


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                              
                               

                              HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                               
                              ステップ 3 interface type interface-path-id


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                              
                               

                              特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                               
                              ステップ 4 hsrp bfd minimum-interval interval


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp bfd minimum-interval
                              
                              
                               

                              最小間隔を指定の間隔に設定します。 間隔はミリ秒で、範囲は 15 ~ 30000 ミリ秒です。

                               
                              ステップ 5次のいずれかのコマンドを使用します。
                              • end
                              • commit


                              例:
                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                              または

                              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                               

                              設定変更を保存します。

                              • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                Uncommitted changes found, commit them
                                before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                                
                                • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                                • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                                • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                              • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                               

                              BFD タイマー(乗数)の変更

                              乗数は、ピアが利用不可であると宣言するまでに許容される、BFD ピアから連続して紛失される BFD パケットの数です。 デフォルトの乗数は 3 です。

                              手順の概要

                                1.    configure

                                2.    router hsrp

                                3.    interface type interface-path-id

                                4.    hsrp bfd multiplier multiplier

                                5.    次のいずれかのコマンドを使用します。

                                • end
                                • commit


                              手順の詳細
                                 コマンドまたはアクション目的
                                ステップ 1 configure


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                                 

                                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                                 
                                ステップ 2 router hsrp


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router hsrp
                                
                                 

                                HSRP コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                                 
                                ステップ 3 interface type interface-path-id


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp)# interface TenGigE 0/2/0/1 
                                
                                 

                                特定のインターフェイスで HSRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

                                 
                                ステップ 4 hsrp bfd multiplier multiplier


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-hsrp-if)# hsrp bfd multiplier
                                
                                
                                 

                                値に乗数を設定します。 範囲は 2 ~ 50 です。

                                 
                                ステップ 5次のいずれかのコマンドを使用します。
                                • end
                                • commit


                                例:
                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                                または

                                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                                 

                                設定変更を保存します。

                                • end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。
                                  Uncommitted changes found, commit them
                                  before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                                  
                                  • yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。
                                  • no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。
                                  • cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。
                                • 実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、commit コマンドを使用します。
                                 

                                HSRP のホット リスタート

                                1 つのアクティブ グループで HSRP プロセスの障害が発生した場合には、ピア HSRP アクティブ ルータ グループで強制的にフェールオーバーが行われないようにする必要があります。 ホット リスタートはウォーム RP フェールオーバーをサポートしており、ピア HSRP アクティブ ルータ グループへの強制的なフェールオーバーは発生しません。

                                ソフトウェアでの HSRP の実装の設定例

                                ここでは、次の HSRP 設定例について説明します。

                                HSRP グループの設定:例

                                次に、インターフェイスで HSRP をイネーブルにし、HSRP グループ属性を設定する例を示します。

                                configure
                                router hsrp
                                interface TenGigE 0/2/0/1
                                address-family ipv4
                                hsrp 1 
                                name s1
                                address 10.0.0.5
                                timers 100 200
                                preempt delay 500
                                priority 20
                                track TenGigE 0/2/0/2
                                authentication company0
                                use-bia
                                commit
                                hsrp 2 slave
                                follow s1
                                address 10.3.2.2
                                commit
                                

                                複数の HSRP グループ用のルータの設定:例

                                次に、複数の HSRP グループ用にルータを設定する例を示します。

                                configure
                                router hsrp
                                interface TenGigE 0/2/0/3
                                address family ipv4
                                hsrp 1 
                                address 1.0.0.5
                                priority 20
                                preempt
                                authentication sclara
                                hsrp 2 
                                address 1.0.0.6 
                                priority 110
                                preempt
                                authentication mtview
                                hsrp 3 
                                address 1.0.0.7
                                preempt
                                authentication svale
                                commit
                                

                                その他の参考資料

                                関連資料

                                ここでは、HSRP の関連資料について説明します。

                                関連項目

                                参照先

                                QoS コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト設定、使用上のガイドライン、および例

                                『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Modular Quality of Service Command Reference』の「Quality of Service Commands

                                クラスベースのトラフィック シェーピング、トラフィック ポリシング、低遅延キューイング、および Modified Deficit Round Robin(MDRR)

                                『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Modular Quality of Service Configuration Guide』の「Configuring Modular Quality of Service Congestion Management

                                WRED、RED、およびテール ドロップ

                                『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Modular Quality of Service Configuration Guide』の「Configuring Modular QoS Congestion Avoidance

                                HSRP コマンド

                                『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Command Reference』の「HSRP Commands

                                マスター コマンド リファレンス

                                『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Commands Master List』

                                スタートアップ資料

                                『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide』

                                ユーザ グループとタスク ID に関する情報

                                『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Security Configuration Guide』の「Configuring AAA Services

                                標準および RFC

                                標準/RFC タイトル

                                この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

                                MIB

                                MIB MIB のリンク
                                 

                                選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

                                http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

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