Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ MPLS 設定ガイド リリース 4.2.x
MPLS トランスポート プロファイルの実装
MPLS トランスポート プロファイルの実装
発行日;2012/11/29   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

MPLS トランスポート プロファイルの実装

このモジュールでは、ルータ上に MPLS トランスポート プロファイル(MPLS-TP)を実装する方法について説明します。 IETF によりサポートされた MPLS-TP を使用することで、転送ネットワークを、簡潔でコスト効率の良い方法でパケット サービスをサポートできるようにスケールできるパケットベース ネットワークに移行できます。 MPLS-TP は、トランスポート ロールで使用できるように、MPLS の必要な既存の機能を追加の最小限のメカニズムと組み合わせます。

MPLS トランスポート プロファイルを使用することで、IP および MPLS トラフィックが通過する転送ネットワーク層を提供するトンネルを作成できます。

MPLS トランスポート プロファイル実装の機能履歴

リリース

変更箇所

リリース 4.2.0

この機能が導入されました。

MPLS-TP の制約事項

  • Penultimate Hop Popping はサポートされていません。 MPLS-TP エンドポイントでラベル マッピングが設定されているため、Ultimate Hop Popping のみサポートされています。
  • MPLS-TP リンクは、IP アドレスを使用して設定する必要があります。
  • IPv6 アドレス指定はサポートされていません。

L2VPN の制約

  • 疑似配線 ID 転送等価クラス(FEC)(タイプ 128)はサポートされていますが、汎用 ID FEC(タイプ 129)はサポートされていません。
  • 疑似配線上の BFD はサポートされていません。 スタティック疑似配線 OAM プロトコルは、疑似配線ステータスを使用している TP トンネル上で発生したスタティック疑似配線の障害を通知するために使用されます。
  • イーサネット疑似配線タイプのみがサポートされています。

MPLS トランスポート プロファイルの実装に関する情報

MPLS-TP を実装するには、次の概念を理解する必要があります。

MPLS トランスポート プロファイル

MPLS トランスポート プロファイル(TP)を使用することで、IP および MPLS トラフィックが通過する転送ネットワーク層を提供するトンネルを作成できます。 MPLS-TP トンネルは、同期光ネットワーク(SONET)および同期デジタル階層(SDH)時分割多重(TDM)テクノロジーからパケット スイッチングへの遷移を可能にし、帯域利用率が高く低コストなサービスをサポートします。 転送ネットワークは、接続指向型で静的にプロビジョニングされ、寿命の長い接続を持ちます。 通常、転送ネットワーク、ラベルのような ID を変更する制御プロトコルを回避します。 MPLS-TP トンネルは、静的にプロビジョニングされた双方向ラベル スイッチド パス(LSP)を介してこの機能を提供します。 次に、MPLS-TP トンネルの図を示します。

図 1. MPLS トランスポート プロファイル トンネル



MPLS-TP は、トランスポート ロールで使用できるように、MPLS の必要な既存の機能を追加の最小限のメカニズムと組み合わせます。 MPLS-TP は、CLI またはネットワーク管理システムを使用して設定できます。

MPLS-TP トンネルには次のような特徴があります。
  • MPLS-TP トンネルは、動作 LSP、保護、LSP、または両方の LSP と関連付け可能
  • 静的にプロビジョニングされた双方向 MPLS-TP ラベル スイッチド パス(LSP)
  • 対称または非対称帯域予約
  • MPLS-TP LSP のリバーティブ モードを使用した 1:1 パス保護
  • Generic Alert Label(GAL)および Generic Associated Channel Header(G-ACH)を使用した制御パケット(BFD パケット、疑似配線 OAM パケットなど)の転送
  • BFD は MPLS-TP LSP 上の連続性チェック(CC)メカニズムとして使用
  • BFD に基づいたリモート故障表示(RDI)
  • 障害 OAM 機能
MPLS-TP トンネル上では、次のサービスがサポートされています。
  • スタティック MPLS-TP トンネル上のダイナミック スポーク疑似配線(H-VPLS 用)。
  • スタティック MPLS-TP トンネル上のスタティック スポーク疑似配線(H-VPLS 用)。
  • スタティックおよびダイナミック疑似配線セグメントを連結できる MS-PW サービス。
  • MPLS TP LSP および PW 上での MPLS ping および traceroute。
  • MPLS-TP トンネル上のスタティック ルート。
  • スタティック疑似配線用の疑似配線冗長性。
  • MPLS-TP トンネルに固定されたスタティックまたはダイナミック疑似配線を使用する VPWS。
  • MPLS-TP トンネルに固定されたスタティックまたはダイナミック疑似配線を使用する VPLS および H-VPLS。

双方向 LSP

MPLS トランスポート プロファイル(MPLS-TP)LSP は双方向であり、LSP が同一のパス上で双方向に通過します。 MPLS-TP トンネルは、動作 MPLS-TP LSP、保護 MPLS-TP LSP、またはその両方に関連付けることができます。 動作 LSP は、保護 LSP にバックアップされたプライマリ LSP です。 動作 LSP がダウンすると、保護 LSP が自動的にアクティブになります。 オプションで MPLS-TP トンネルをアップ状態にするには、そのトンネルに 1 つ以上の LSP を設定しておく必要があります。

MPLS-TP パス保護

パス保護では、MPLS-TP トンネルに対してエンドツーエンドのディザスタ リカバリ メカニズム(完全なパス保護)を提供します。 MPLS-TP LSP は 1:1 保護をサポートします。 動作および保護 LSP は、MPLS-TP トンネル設定の一環で設定できます。 動作 LSP はトラフィックのルーティングに使用されるプライマリ LSP で、保護 LSP は動作 LSP のバックアップです。 動作 LSP に障害が発生すると、動作 LSP が復旧するまでトラフィックは保護 LSP に切り替わります。復旧すると、トラフィック転送は動作 LSP に戻されます(リバーティブ モード)。

障害 OAM のサポート

障害 OAM プロトコルおよびメッセージは、MPLS-TP トンネルおよび双方向 LSP のプロビジョニングとメンテナンスをサポートしています。

  • Generic Associated Channel

    Generic Associated Channel(G-ACh)は、MPLS 疑似配線に加えて、MPLS LSP とも関連付けられた制御チャネル メカニズムです。 G-ACh ラベル(GAL)(ラベル 13)は、ラベル パケット内に G-ACh が存在するかどうかを特定するための汎用アラート ラベルです。 これは、予約済みの MPLS ラベル スペースから取得されます。

    G-ACh または GAL は、MPLS-TP LSP および疑似配線のインバンド OAM のサポートに使用されます。 OAM メッセージは、障害管理、接続検証、連続性チェックなどの機能に使用されます。

    次のメッセージは、指定された MPLS LSP 経由で転送されます。

    • OAM 障害管理:アラーム表示信号(AIS)、Link Down Indication(LDI)、および Lock Report(LKR)メッセージ(障害 OAM チャネルを持つ GAL)
    • OAM 接続検証:ping および traceroute メッセージ(IP チャネルを持つ GAL)
    • BFD メッセージ(BFD チャネルを持つ GAL)

    次のメッセージは、指定された疑似配線経由で転送されます。

    • スタティック疑似配線 OAM メッセージ(スタティック疑似配線ステータス)
    • 疑似配線 ping および traceroute メッセージ
  • 障害管理:アラーム表示信号(AIS)、Link Down Indication(LDI)、および Lock Report(LKR)メッセージ

    LDI メッセージは、障害が検出されたときに、ミッドポイント ノードで生成されます。 ミッドポイントは、障害が存在しても到達可能なエンドポイントに、LDI メッセージを送信します。 また、ミッドポイント ノードは、インターフェイスが管理上のダウン状態である場合は、LKR メッセージも到達可能なエンドポイントに送信します。 AIS メッセージはシスコ プラットフォームでは生成されませんが、受信した場合は処理されます。 デフォルトでは、エンドポイントのアクティブな LSP で LDI および LKR を受信すると、パス保護の切り替えが発生しますが、AIS では切り替えは発生しません。

  • 障害管理:LSP ロックアウトのエミュレート保護スイッチング

    カスタマイズされた障害メッセージを使用して、LSP ロックアウトをサポートする一種のエミュレート保護スイッチングを実装できます。 シスコ ロックアウト メッセージが送信されても、LSP は管理上のダウン状態にはなりません。 シスコ ロックアウト メッセージは、パス保護切り替えを発生させて、データ トラフィックが LSP を使用しないようにします。 LSP のデータ パスは、BFD およびその他の OAM メッセージがそのパスを継続して通過できるように、アップ状態のままとなります。 LSP のメンテナンスでは、ミッドポイント LSR の再設定または再配置などを実行できます。 ロックアウトを削除してサービスを再開するには、LSP 上の BFD がアップ状態であり、MPLS ping および traceroute を使用して LSP の接続を確認できる必要があります。 動作 LSP と保護 LSP を同時にロックアウトすることはできません。

  • LSP ping および traceroute

    MPLS-TP の接続性検証のため、ping mpls traffic-eng tunnel-tp および traceroute mpls traffic-eng tunnel-tp コマンドを使用できます。 エコー要求は、動作 LSP または保護 LSP 経由で送信されるように指定できます。 また、動作 LSP または保護 LSP が明示的に指定されている場合は、ロックアウトされた MPLS-TP トンネル LSP(動作または保護のいずれか)にエコー要求が送信されるように指定することもできます。

  • BFD 経由の接続検証

    BFD セッションは、デフォルトのパラメータを使用して MPLS-TP LSP 上で自動的に作成されます。 デフォルトの BFD パラメータは、グローバル コマンドまたはトンネル単位のコマンドを使用して上書きできます。 さらに、スタンバイ LSP に対して、オプションで異なる BFD パラメータを設定することもできます。 たとえば、LSP がスタンバイの場合、BFD hello メッセージを送信する頻度を少なくして、ラインカード CPU の使用率を低減できます。 ただし、スタンバイ LSP が(保護スイッチングなどのために)アクティブのときは、その LSP には公称 BFD パラメータが使用されます(たとえば、BFD hello メッセージを高い頻度で実行するため)。 BFD の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Interface and Hardware Component Configuration Guide』の「Configuring Bidirectional Forwarding Detection on the Cisco ASR 9000 Series Router」を参照してください。

MPLS-TP リンクおよび物理インターフェイス

MPLS-TP リンク ID は、物理インターフェイスのみに割り当てることができます。 バンドル インターフェイスと仮想インターフェイスは、MPLS-TP リンク ID ではサポートされません。

MPLS-TP リンクは、MPLS-TP トンネルとミッドポイント LSP 設定、物理インターフェイスの間の間接レベルを作成するために使用されます。 MPLS-TP の link-id コマンドは、物理インターフェイスおよびネクストホップ ノード アドレスを使用して MPLS-TP リンク ID を関連付けるために使用されます。

その後、複数の LSP が MPLS-TP リンクを参照し、そのインターフェイスを通過していることを示すことができます。 MPLS-TP リンクを参照しているすべての MPLS-TP トンネルおよび LSP を再設定することなく、そのリンクをあるインターフェイスから別のインターフェイスに移動できます。

リンク ID は、ルータまたはノード上で一意である必要があります。 詳細については、「Configuring MPLS-TP Links and Physical Interfaces」を参照してください。

トンネル LSP

ミッドポイントかエンドポイントかにかかわらず、トンネル LSP は同じ識別情報を使用します。 ただし、入力方法は異なります。

  • ミッドポイントは、Forward LSP および Reverse LSP で構成されます。 MPLS-TP LSP のミッドポイントは、名前で識別され、Forward LSP、Reverse LSP、またはその両方がサブモード下で設定されています。
  • ミッドポイントでは、いずれの端が送信元で、いずれの端が宛先であるかの決定は任意です。 つまり、ご使用のルータと同僚のルータ間にトンネルを設定する場合は、ご使用のルータが送信元になります。 しかし、同僚は自分のルータが送信元であると考えます。 ミッドポイントでは、いずれのルータも送信元として見なされます。 ミッドポイントでは、送信元から宛先への方向がフォワード方向、宛先から送信元への方向が逆方向になります。 詳細については、「Configuring MPLS-TP LSPs at Midpoints」セクションを参照してください。
  • ミッドポイントでは、LSP 番号はデフォルト値を想定していないため、明示的に設定する必要があります。
  • エンドポイントでは、interface tunnel-tp number コマンドを入力した後に source コマンドを使用してローカル情報(送信元)がグローバル ノード ID およびグローバル ID から、またはローカルで設定された情報から入力されます。
  • エンドポイントでは、interface tunnel-tp number コマンドを入力した後に destination コマンドを使用して、リモート情報(宛先)が設定されます。 destination コマンドには、宛先ノード ID、オプションのグローバル ID、およびオプションの宛先トンネル番号が含まれます。 宛先トンネル番号を指定しない場合は、送信元トンネル番号が使用されます。

MPLS-TP IP-less サポート

通常、MPLS-TP 機能は IP アドレスの有無にかかわらず導入できます。 しかし、IP-less モデルの主な目的は、隣接する LSR の設定を変えることなく、LSR を MPLS-TP ネットワークに挿入できるようにすることです。 これまでの Cisco IOS-XR MPLS-TP リリースでは、インターフェイスに有効な IP アドレスが存在しない場合、BFD パケットはそのリンクには送信されず、リンク上の MPLS-TP LSP はアップ状態になりませんでした。 このリリースでは、IP-less TP リンクは point-to-point モードのみで動作します。

そのため、この機能では TP リンクの IP アドレスの必要性は任意になりました。 IP アドレスの有無にかかわらず、MPLS-TP ネットワーク内に Cisco IOS-XR を実行する LSR を導入できます。 このさらなる柔軟性により、Cisco IOS-XR を実行する LSR を、IOS を実行する LSR だけでなく、他のベンダーが提供する LSR を使用して簡単に導入できます。

MPLS トランスポート プロファイルの実装方法

IETF によりサポートされた MPLS トランスポート プロファイルを使用することで、転送ネットワークを、簡潔でコスト効率の良い方法でパケット サービスをサポートできるようにスケールできるパケットベース ネットワークに移行できます。

MPLS-TP を実装するには、次の手順に従います。

ノード ID およびグローバル ID の設定

ルータ上にノード ID およびグローバル ID を設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

    1.    configure

    2.    mpls traffic-eng

    3.    tp

    4.    node-id node-id

    5.    global-id num


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
    
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2mpls traffic-eng


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
    
     

    MPLS TE コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3tp


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# mpls tp
    
     

    MPLS トランスポート プロファイル(TP)コンフィギュレーション モードを開始します。 このモードで、ルータに MPLS TP 固有のパラメータを設定できます。

     
    ステップ 4node-id node-id


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-tp)# node-id 10.0.0.1
    
     

    デフォルトの MPLS TP ノード ID を指定します。この ID は、ルータ上に設定されたすべての MPLS TP トンネルのデフォルト送信元ノードとして使用されます。

    (注)     

    ノード ID は、IPv4 アドレス形式で示された 32 ビットの番号で、オプションで各ノードに割り当てられています。

     
    ステップ 5global-id num


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-tp)# global-id 10
    
     

    すべてのエンドポイントおよびミッドポイントで使用されるデフォルトのグローバル ID を指定します。 このコマンドにより、ノード ID はマルチプロバイダー トンネル内でグローバルに一意になります。 それ以外の場合は、ノード ID はローカルでしか意味を持たなくなります。

    (注)     

    グローバル ID は 32 ビットの番号で、オプションで各ノードに割り当てられています。

     

    疑似配線 OAM 属性の設定

    疑似配線 OAM 属性を設定するには、次の作業を実行します。

    手順の概要

      1.    configure

      2.    l2vpn

      3.    pw-oam refresh transmit value


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
      
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 2 l2vpn


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# l2vpn
      
       

      L2VPN コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3 pw-oam refresh transmit value


      例:
      RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn)# pw-oam refresh transmit 20
      
       

      OAM タイムアウトの更新間隔を指定します。

       

      疑似配線クラスの設定

      疑似配線クラスを設定するときは、コントロール ワードおよび優先パスの使用などの疑似配線のパラメータを指定します。

      手順の概要

        1.    configure

        2.    l2vpn

        3.    pw-class name

        4.    encapsulation mpls

        5.    preferred-path interface tunnel-tp tunnel-number


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
        
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 2 l2vpn


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# l2vpn
        
         

        L2VPN コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 3pw-class name


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn)# pw-class foo
        
         

        foo という名前の疑似配線 OAM クラスを作成し、疑似配線 OAM クラスコンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 4encapsulation mpls


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-pwc)# encapsulation mpls
        
         

        MPLS に疑似配線カプセル化を設定します。

         
        ステップ 5preferred-path interface tunnel-tp tunnel-number


        例:
        RP/0/RSP0/CPU0:router(config-l2vpn-pwc-mpls)# preferred-path interface tunnel-tp 10
        
         

        優先パスに TP トンネル インターフェイス 10 を指定します。

         

        疑似配線の設定

        疑似配線を設定するには、次の作業を実行します。

        手順の概要

          1.    configure

          2.    interface type interface-path-id

          3.    pseudowire-class class-name

          4.    encapsulation mpls

          5.    preferred-path interface tunnel-tp tunnel-number


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
          
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 2 interface type interface-path-id


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-tp 20
          
           

          MPLS トランスポート プロトコル トンネル インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 3 pseudowire-class class-name


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# pseudowire-class foo
          
           

          疑似配線クラスを作成して、疑似配線クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 4 encapsulation mpls


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router# encapsulation mpls
          
           

          カプセル化のタイプを指定します。

           
          ステップ 5 preferred-path interface tunnel-tp tunnel-number


          例:
          RP/0/RSP0/CPU0:router# preferred-path interface tunnel-tp 10
          
           

          優先パスに TP トンネル インターフェイス 10 を指定します。

          (注)     

          Tunnel-TP インターフェイスを優先パスとして PW クラスを定義した場合、この指定されたクラスはあらゆる PW と関連付けできます。

           

          MPLS TP トンネルの設定

          エンドポイント ルータ上で、MPLS TP トンネルを作成してパラメータを設定します。

          手順の概要

            1.    configure

            2.    interface tunnel-tp number

            3.    description tunnel-desc

            4.    bandwidth num

            5.    source source node-ID

            6.    destination destination node-ID [global-id destination global ID] [ tunnel-id destination tunnel ID]

            7.    working-lsp

            8.    in-label num

            9.    out-label mpls label out-link link ID

            10.    lsp-number value

            11.    exit

            12.    protect-lsp

            13.    in-label num

            14.    out-label mpls label out-link link ID

            15.    lsp-number value

            16.    exit


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 configure


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
            
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 2interface tunnel-tp number


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-tp 10
            
             

            トンネル TP インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 範囲は 0 ~ 65535 です。

             
            ステップ 3description tunnel-desc


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# description head-end tunnel
            
             

            トンネル TP の説明を指定します。

             
            ステップ 4bandwidth num


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# tp bandwidth 1000
            
             

            帯域幅を kbps 単位で指定します。 範囲は 0 ~ 4294967295 です。

             
            ステップ 5source source node-ID


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# source 10.0.0.1 
            
             

            トンネルの送信元ノードを指定します。

             
            ステップ 6destination destination node-ID [global-id destination global ID] [ tunnel-id destination tunnel ID]


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 10.0.0.1 global-id 10 tunnel-id 2
            
             

            トンネルの宛先ノードを指定します。

             
            ステップ 7working-lsp


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# working-lsp
            
             

            動作 LSP(プライマリ LSP とも呼ばれます)を指定します。 この LSP は、トラフィックのルーティングに使用されます。

             
            ステップ 8in-label num


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-work)# in-label 111
            
             

            内部ラベルを指定します。

             
            ステップ 9out-label mpls label out-link link ID


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-work)# out-label 111 out-link 10
            
             

            外部ラベルを指定します。

             
            ステップ 10lsp-number value


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-work)# lsp-number 10
            
             

            動作 LSP の LSP ID を指定します。

             
            ステップ 11exit


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-work)# exit
            
             

            動作 LSP インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

             
            ステップ 12protect-lsp


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# protect-lsp
            
             

            動作 LSP のバックアップを指定します。 動作 LSP に障害が発生すると、動作 LSP が復旧するまでトラフィックは保護 LSP に切り替わります。復旧すると、トラフィック転送は動作 LSP に戻されます。

             
            ステップ 13in-label num


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-protect)# in-label 113
            
             

            内部ラベルを指定します。

             
            ステップ 14out-label mpls label out-link link ID


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-protect)# out-label 112 out-link 2
            
             

            外部ラベルおよび外部リンクを指定します。

             
            ステップ 15lsp-number value


            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-protect)# lsp-number 10
            
             

            保護 LSP の LSP ID を指定します。

             
            ステップ 16exit

            例:
            RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-protect)# exit
            
             

            保護 LSP インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

             

            ミッドポイントでの MPLS-TP LSP の設定

            ミッドポイント ルータで MPLS-TP LSP を設定するには、次の作業を実行します。


            (注)  


            ミッドポイント ルータで LSP を設定する場合、発信元ノードにトラフィックが返送されない設定になっていることを確認してください。


            手順の概要

              1.    configure

              2.    mpls traffic-eng

              3.    tp mid name

              4.    tunnel-name name

              5.    lsp-number value

              6.    source node -ID tunnel-id number

              7.    destination node -ID tunnel-id number

              8.    Use one of these commands:

              • end
              • commit


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 configure


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
              
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 2 mpls traffic-eng


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
              
               

              MPLS TE コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 3 tp mid name


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# tp mid foo
              
               

              MPLS-TP トンネルのミッドポイント ID を指定します。

               
              ステップ 4 tunnel-name name


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-tp-mid)# tunnel-name midtunnel
              
               

              ミッドポイントを設定するトンネルの名前を指定します。

               
              ステップ 5 lsp-number value


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-tp-mid)# lsp-number 10
              
               

              LSP ID を指定します。

               
              ステップ 6 source node -ID tunnel-id number


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-tp-mid-fwd)# source 10.0.0.1 tunnel-id 12
              
               

              送信元ノード ID およびトンネル ID を指定します。

               
              ステップ 7 destination node -ID tunnel-id number


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-tp-mid-rev)# source 10.0.0.2 tunnel-id 12
              
               

              宛先ノード ID およびトンネル ID を指定します。

               
              ステップ 8Use one of these commands:
              • end
              • commit


              例:
              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

              or

              RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
               

              Saves configuration changes.

              • When you issue the end command, the system prompts you to commit changes:
                Uncommitted changes found, commit them
                before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                
                • Entering yes saves configuration changes to the running configuration file, exits the configuration session, and returns the router to EXEC mode.
                • Entering no exits the configuration session and returns the router to EXEC mode without committing the configuration changes.
                • Entering cancel leaves the router in the current configuration session without exiting or committing the configuration changes.
              • Use the commit command to save the configuration changes to the running configuration file and remain within the configuration session.
               

              MPLS-TP リンクおよび物理インターフェイスの設定

              MPLS-TP リンク ID は、物理インターフェイスのみに割り当てることができます。


              (注)  


              バンドル インターフェイスと仮想インターフェイスは、MPLS-TP リンク ID ではサポートされません。


              手順の概要

                1.    configure

                2.    mpls traffic-eng

                3.    interface type interface-path-id

                4.    link-id value next-hop address

                5.    Use one of these commands:

                • end
                • commit


              手順の詳細
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 configure


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
                
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 2 mpls traffic-eng


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# mpls traffic-eng
                
                 

                MPLS TE コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 3interface type interface-path-id


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# interface POS 0/6/0/0
                 

                MPLS TE モードに関連付けるインターフェイス タイプおよびパス ID を設定します。

                 
                ステップ 4link-id value next-hop address


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# link-id 22 next-hop 10.1.1.2
                 

                MPLS TE モードに関連付けるインターフェイス タイプおよびパス ID を設定します。

                (注)     

                ネクストホップ IP アドレスを指定する必要があります。

                (注)     

                リンク ID は、1 回定義できます。 異なるインターフェイスまたはネクストホップ アドレスと同じ MPLS-TP リンク ID を使用しようとすると、設定は拒否されます。 異なるインターフェイスまたはネクストホップ アドレスと同じリンク ID を使用するには、事前に既存のリンク ID 設定を削除しておく必要があります。

                 
                ステップ 5Use one of these commands:
                • end
                • commit


                例:
                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

                or

                RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit
                 

                Saves configuration changes.

                • When you issue the end command, the system prompts you to commit changes:
                  Uncommitted changes found, commit them
                  before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:
                  
                  • Entering yes saves configuration changes to the running configuration file, exits the configuration session, and returns the router to EXEC mode.
                  • Entering no exits the configuration session and returns the router to EXEC mode without committing the configuration changes.
                  • Entering cancel leaves the router in the current configuration session without exiting or committing the configuration changes.
                • Use the commit command to save the configuration changes to the running configuration file and remain within the configuration session.