Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ ルーティング コンフィギュレーション ガイド リリース 4.2.x
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ への RCMD の実装
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ への RCMD の実装
発行日;2012/12/12   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ への RCMD の実装

このモジュールでは、RCMD の実装方法について説明します。

RCMD の実装の機能履歴

リリース

変更箇所

リリース 4.2.0

この機能が導入されました。

ルート収束モニタリングおよび診断

Route Convergence Monitoring and Diagnostics(RCMD)は、OSPF と ISIS のコンバージェンス イベントをモニタし、SPF の実行とルートおよびルータ上のすべての LC の LDP ラベルのプロビジョニングにかかる時間についての詳細情報を収集します。

RCMD は、ルーティング収束に関するデータを収集し、レポートするツールです。 RCMD のメカニズムには、次のような特長があります。

  • ルーティング コンポーネント全体(すべてのノードと MC)にルート フロー マーカーを使用し、Lightweight で常にオン。
  • ほとんどのコンバージェンス イベントと影響を受けるルートすべてを追跡。
  • 各コンバージェンス イベント ベースの統計情報とタイムラインを含むルータ内ビューを装備。
  • タイムライン/SLA を測定し超過時に指定の EEM アクションをトリガー。
  • CLI/XML インターフェイスによる「ルータ上」レポート。
  • RCMD が有効化された各ルータは、コンバージェンス データのダイジェストを提供します。

RCMD は、次のイベントをモニタし、レポートします。

  • OSPF および IS-IS SPF イベント(デフォルト VRF のみ)。
  • 特定の外部または領域/レベル間プレフィックスの追加や削除。
  • LSA/LSP 変更のための IGP フラッディング伝搬遅延。

RCMD は 2 種類のモードで動作します。

  • モニタリング:イベントの検出とコンバージェンスの測定
  • 診断:「異常な」イベントの詳細(デバッグ)情報収集

ルート収束モニタリングおよび診断の設定

ルート収束モニタリングおよび診断を設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

    1.    configure

    2.    router-convergence

    3.    collect-diagnostics location

    4.    event-buffer-size number

    5.    max-events-stored number

    6.    monitoring-interval minutes

    7.    node node-name

    8.    protocol

    9.    priority

    10.    disable

    11.    leaf-network number

    12.    threshold value

    13.    storage-location

    14.    diagnostics directory-path-name

    15.    diagnostics-size

    16.    reports directory-path-name

    17.    reports-size


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2router-convergence


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#router-convergence
     

    Router Convergence Monitoring and Diagnostics(RCMD)コンフィギュレーション モードに入ります。

     
    ステップ 3collect-diagnostics location


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd)#collect-diagnostics 0/3/CPU0
     

    指定したノードの診断情報を収集するよう設定します。

     
    ステップ 4event-buffer-size number


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd)#event-buffer-size 100
     

    イベント追跡情報を格納するイベント バッファ サイズ(イベント数)を設定します。

     
    ステップ 5max-events-stored number


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd)#max-events-stored 10
     

    サーバに格納するイベントの最大数を設定します。

     
    ステップ 6monitoring-interval minutes


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd)#monitoring-interval 120
     

    ログ収集間隔を設定します(分単位)。

     
    ステップ 7node node-name
     

    指定されたノードのパラメータを設定します。

    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd)#node
     
    ステップ 8protocol


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd)#protocol ISIS 
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-proto)#
     
    RCMD パラメータを設定するプロトコルを指定します。
    • ISIS:ISIS プロトコルに関するパラメータを設定するには、ISIS を選択
    • OSPF:OSPF プロトコルに関するパラメータを設定するには、OSPF を選択
     
    ステップ 9priority


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-proto)#priority critical 
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-proto-prio)#
     
    指定したプロトコルのルート コンバージェンス モニタリングのプライオリティを設定します。
    • Critical:プライオリティが「critical」のルートのルート コンバージェンスを監視するよう設定
    • High:プライオリティが「high」のルートのルート コンバージェンスを監視するよう設定
    • Medium:プライオリティが「medium」のルートのルート コンバージェンスを監視するよう設定
    • Low:プライオリティが「low」のルートのルート コンバージェンスを監視するよう設定
     
    ステップ 10disable


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-proto-prio)#disable 
     

    指定したプライオリティのルート コンバージェンスのモニタリングをディセーブルにします。

     
    ステップ 11leaf-network number


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-proto-prio)#leaf-network 100
     

    リーフ ネットワークのモニタリングをイネーブルにします。 監視するリーフ ネットワークの最大数を指定します。 最大数の範囲は 10 ~ 100です。

     
    ステップ 12threshold value


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-proto-prio)#threshold 1000
     

    コンバージェンスのしきい値をミリ秒単位で指定します。 しきい値は範囲内から選択します。 有効値の範囲は 0 ~ 4294967295 ミリ秒です。

     
    ステップ 13storage-location


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd)#storage-location 
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-store)#
     

    診断レポートを格納するディレクトリの絶対パスを設定します。

     
    ステップ 14diagnostics directory-path-name


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-store)#diagnostics /disk0:/rcmd
     

    診断レポートを格納するディレクトリの絶対パスを指定します。 directory-path-name を設定します。 例:/disk0:/rcmd/ または <tftp-location>/rcmd/

     
    ステップ 15diagnostics-size


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-store)# diagnostics-size 8
     

    診断ディレクトリの最大サイズを指定します。 サイズを % で設定します。 範囲は 5 % ~ 80 %です。

     
    ステップ 16reports directory-path-name


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-store)#reports /disck0:/rcmd
     

    レポートを格納するディレクトリの絶対パスを指定します。 directory-path-name を設定します。 例:/disk0:/rcmd/ または <tftp-location>/rcmd/

     
    ステップ 17reports-size


    例:
    RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rcmd-store)#reports-size 8
     

    レポート ディレクトリの最大サイズを指定します。 サイズを % で設定します。 範囲は 5 % ~ 80 %です。