Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ モジュラ Quality of Service コンフィギュレーション ガイド Release 4.2
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでの Access Node Control Protocol の設定
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでの Access Node Control Protocol の設定
発行日;2012/07/10 | 英語版ドキュメント(2012/03/08 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでの Access Node Control Protocol の設定

内容

CiscoASR9000シリーズ ルータの ANCP 設定の前提条件

CiscoASR9000シリーズ ルータの ANCP の設定に関する制限事項

CiscoASR9000シリーズ ルータの ANCP 設定に関する情報

ANCP 隣接

ネイバーとの隣接関係のタイミング

ANCP メッセージ

ポート マッピング

比率調整

ANCP トラフィックの優先順位

プロセスの再起動

ANCP および QoS の相互作用

マルチシャーシ リンク集約上の ANCP

マルチシャーシ リンク集約

MC-LAG 上の ANCP

CiscoASR9000シリーズ ルータの ANCP の設定方法

ANCP のイネーブル化

前提条件

ANCP サーバ送信元名の設定

ANCP ネイバーの設定

VLAN サブインターフェイスへの AN ポートのマッピング

ANCP 比率調整の設定

CiscoASR9000シリーズ ルータの ANCP の設定例

ANCP サーバ送信元名の設定:例

ANCP ネイバーの設定:例

VLAN サブインターフェイスへの AN ポートのマッピング:例

ANCP 比率調整の設定:例

ANCP および QoS の相互作用:例

インターフェイス上の QoS ポリシーの不一致:例

ANCP 比率変更

ポート速度の変更

show qos inconsistency コマンド:例

その他の関連資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでの Access Node Control Protocol の設定

Access Node Control Protocol(ANCP)は、QoS 関連、サービス関連、加入者関連の操作を実行するために、サービス指向の集約デバイスとアクセス ノード(AN)間のコントロール プレーン(DSLAM など)を作成します。ANCP サーバは ANCP 隣接(ANCP ネイバーとのセッション)、ANCP メッセージの送信と受信を受け入れ、維持します。ANCP では、ANCP サーバが受信した、特定の加入者の DSL レート更新がその加入者に対応する QoS 設定に適用されるように ANCP ポートと VLAN サブインターフェイスの間でスタティック マッピングできます。ANCP 経由で受信した DSL トレイン レートは、ルータの加入者側インターフェイスとサブインターフェイスのシェーピング レートを変更するために使用されます。ANCP はルート プロセッサ(RP)の 1 つのプロセスとして動作します。

このモジュールでは、ANCP の実装に関する概念的および設定情報を提供します。

ラインカード、SIP および SPA のサポート

機能
ASR 9000 イーサネット ラインカード
ASR 9000 用 SIP 700

Access Node Control Protocol

あり

なし

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータのアクセス ノード プロトコル設定の機能履歴

 

リリース
変更箇所

リリース 3.7.2

Access Node Control Protocol 機能が導入されました。

リリース 3.9.0

イーサネット バンドル上の VLAN インターフェイスへの ANCP ポート マッピングが追加されました。

リリース 4.0.0

マルチシャーシ リンク集約上の ANCP が導入されました。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの ANCP 設定の前提条件

ネットワークで ANCP を設定するには、次の前提条件を満たす必要があります。

適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。このコマンド リファレンスには、各コマンドに必要なタスク ID が含まれます。ユーザ グループとタスク ID の詳細については、『 Cisco IOS XR System Security Configuration Guide 』の「 Configuring AAA Services on Cisco IOS XR Software 」を参照してください。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの ANCP の設定に関する制限事項

次の制限は、ネットワークの ANCP の設定時に適用されます。

Cisco IOS XR リリース 3.7.2 では、レート アダプティブ モードだけがサポートされます。

VPN ルーティングおよび転送(VRF)認識は、Cisco IOS XR リリース 3.7.2 ではサポートされません。ANCP のトラフィックを受信するすべての IP インターフェイスはデフォルトの VRF にある必要があります。

IPv6 を介した ANCP は Cisco IOS XR リリース 3.7.2 ではサポートされません。

ANCP を使用してイーサネットとイーサネット バンドル ポート上の VLAN サブインターフェイスだけを AN ポートにマッピングできます。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの ANCP 設定に関する情報

ANCP を実装するには、次の概念について理解する必要があります。

「ANCP 隣接」

「ネイバーとの隣接関係のタイミング」

「ANCP メッセージ」

「ポート マッピング」

「比率調整」

「ANCP トラフィックの優先順位」

「プロセスの再起動」

「ANCP および QoS の相互作用」

「マルチシャーシ リンク集約上の ANCP」

ANCP 隣接

ANCP サーバはアクセス ノードからの TCP 接続を許可します。ANCP ネイバーは、ANCP サーバとの隣接関係を確立するアクセス ノードです。ANCP はグローバルに設定され、IP 対応であれば ANCP メッセージが物理インターフェイスまたは論理インターフェイスのどちらで受信されるかは制限されていません。

TCP は各アクセス ノードの個別の接続ソケットを作成します。アクセス ノードが ANCP メッセージで明示的に識別されていないため、TCP ソケットが ANCP サーバの ANCP 隣接識別子として機能します。

ANCP ネイバー間の TCP 接続が行われると、ANCP 隣接プロトコルはその接続上で ANCP セッションを確立し、ANCP 機能についてネゴシエーションを行います。ANCP ネイバー 1 つにつき 1 つの ANCP セッションがあります。ANCP セッション情報は、対応するネイバーの情報のサブセットになります。

ANCP プロトコルはダイナミック ネイバー検出をサポートしているので、アクセス ノードの設定は必要ではありません。ANCP ネイバーは ANCP サーバに静的に事前設定することもできます。このような場合、アクセス ノードは ID で明示的に識別されます。ID は ANCP 隣接プロトコル メッセージの sender-name フィールドと一致する必要があります。

ネイバーとの隣接関係のタイミング

隣接タイマーは、ANCP セッション確立の異なるステージ間の最大遅延および ANCP キープアライブの間隔を定義します。

ANCP 隣接のライフタイムは、隣接プロトコルによって制御されます。ピア アクセス ノードとの同期が失われると(たとえば隣接のデッド タイマーが切れると)、ANCP サーバによって隣接関係が削除され、ベースとなる TCP 接続が閉じます。

ANCP メッセージ

Port Up と Port Down の 2 つの ANCP メッセージ タイプが、ANCP サーバによって処理されます。Port Up メッセージには、DSL レート情報が含まれます。Port Down メッセージは、対応するアクセス回線が利用できないことを示します。Port Up メッセージからの DSL レート更新は、QoS サブシステムが使用できます。Port Down メッセージは ANCP ポートのステートを内部的に追跡するために使用されます。

これらのメッセージは、ANCP 隣接が確立された後でサーバだけで受信できます。ただし、Port Up メッセージを受信すると、含まれる DSL レート情報は、AN-port-to-interface マッピングがそのポートに設定されている場合、無期限に有効と見なされます。これは、このポートの別の Port Up メッセージによって上書きされるかまたは手動で削除されるまで AN ポート データベースに保存されます。隣接の削除または Port Down メッセージの受信は表示およびトラブルシューティングの目的でデータベースに反映されますが、DSL レート情報は無効にはなりません。

ポート マッピング

AN ポートは、VLAN サブインターフェイスにスタティックにマッピングされます(AN-port-to-interface マッピングと呼ばれます)。これは加入者線に対して設定された、少なくとも 1 つの VLAN サブインターフェイスがあることを示します。AN ポートにマッピング可能なインターフェイスの数に制限はありません。

AN ポートにマッピングされている VLAN サブインターフェイスを作成または削除できます。マッピングが設定されている場合、VLAN サブインターフェイスは ANCP モジュール内で名前で参照されます。この名前は、インターフェイスの作成および削除の通知に使用され、DSL レートの更新に使用する情報を提供します。

AN ポート データベースは Port Up メッセージから学習したすべてのポートに対して維持されます。このデータベースには、AN-port-to-interface マッピング データベースも含まれます。AN ポートの Port Up メッセージが到着して、インターフェイスがそのポートにマッピングされていない場合、レート情報は、AN ポート データベースに保存されますが、パブリッシュされません。そのポートのマッピングが設定されている場合、マッピングを設定する前にこのポートで受信された ANCP メッセージを識別するために、AN ポート データベースがスキャンされます。検出された場合は、既知のレートがパブリッシュされます。

比率調整

ANCP では、システムにレート更新をパブリッシュする前に、Port Up メッセージで報告された DSL 回線レートに補正係数を適用できます。この補正係数または比率調整は、DSL タイプとアクセス カプセル化タイプ(ATM やイーサネット)ごとのグローバル コンフィギュレーション モードで設定可能です。DSL タイプおよびカプセル化タイプは Port Up メッセージの必須のタイプ、長さ、値(TLV)のデータで提供されます。


) デフォルト以外のループ タイプ(イーサネット)の比率調整機能を使用するには、DSLAM はオプションのアクセス ループ カプセル化サブ TLV をサポートする必要があります。


ANCP レート アダプティブ モード情報は、特定の加入者線に使用できる最大帯域幅(シェーピング レート)を決定するために ANCP モジュールによって処理されます。固定補正係数が、異なる DSL テクノロジーのオーバーヘッドを考慮して、DSL タイプに基づいて ANCP の帯域幅に適用されます。たとえば、特定の加入者の ANCP 帯域幅が 15 Mbps の場合、DSL テクノロジーのオーバーヘッドが原因で、その加入者の有効な帯域幅は 15 Mbps の 80 % である 12 Mbps に制限されます。この修正された有効帯域幅は、加入者のトラフィックの最大レートを制限するために QoS モジュールに伝えられます。


) ANCP 比率は ANCP 比率が現在設定されている QoS シェーピング レートより大きい場合に限り QoS シェーピング レートとして使用されます。(QoS で使用される ANCP 比率は、最も近い 128 kbps の単位に切り捨てられます)。


ANCP トラフィックの優先順位

輻輳時には、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータは、ネットワーク アクセス サーバ(NAS)とアクセス ノード(AN)間の集約ネットワークで他のトラフィックより ANCP メッセージにプライオリティを設定できるように、ANCP メッセージに高プライオリティとしてマークします。

プロセスの再起動

プロセスの再起動時に、ANCP ネイバーとの TCP 接続は一般的にドロップします。ANCP サーバがオンラインに戻ると、TCP 接続および ANCP セッションは、ネイバーによって再確立されます。サーバへの再接続時に、DSLAM はすべてのアクティブなポートの Port Up メッセージを送信します。再起動前に受信されたパブリッシュされているレート情報は ANCP 設定に復元されます。再起動がクラッシュが原因で発生した場合は、パブリッシュされたデータと設定データの間に競合が検出され、パブリッシュされたデータは修正されます。

ANCP および QoS の相互作用

ANCP 値が適切に適用されると、設定された QoS のシェーパー値を上書きします。誤って適用された ANCP 値の例と ANCP 値が正しく適用された場合の QoS との相互作用の例については、「ANCP および QoS の相互作用:例」を参照してください。

マルチシャーシ リンク集約上の ANCP

マルチシャーシ リンク集約

マルチシャーシ リンク集約(MC-LAG)は、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ接続に Digital Subscriber Line Access Multiplier(DSLAM)の単純な冗長メカニズムを提供します。冗長性は、2 台のルータへのデュアルホーム接続を可能にすることによって実現されます。DSLAM はデュアル ホーム接続を単一の LAG として見なしているため、DSLAM でソフトウェアが複雑になることはありません。MC-LAG 用語では、DSLAM はデュアルホーム接続デバイス(DHD)と呼ばれ、各ルータは接続ポイント(PoA)と呼ばれます。MC-LAG の詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router L2VPN and Ethernet Services Configuration Guide 』を参照してください。

図 1 MC-LAG による ASR 9000 シリーズ ルータへの DSLAM の接続

 

MC-LAG 上の ANCP

Access Node Control Protocol(ANCP)は DSLAM への MC-LAG 接続を含むネットワーク トポロジをサポートするために必要です。CPE 回線は DSLAM に接続し、レート アダプティブ DS との信号品質に基づいて回線速度を調整します。アップリンクは、DSLAM にルータを接続します。回線速度がアップリンクより低いデータ レートに調整されると、加入者データが DSLAM で失われる可能性があります。データの損失を防ぐために、DSLAM は ANCP により新しい DSL レートをルータに通知し、アップリンクのデータ レートが CPE 回線のデータ レートを超えないようにダウンストリーム シェーピングをルータに動的に適用します。

ANCP は、加入者回線にマッピングされた MC-LAG VLAN サブインターフェイスに、学習した DSLAM 加入者回線の DSL レート データを適用します。レートは、QoS のシェーパーに適用されます。ANCP が MC-LAG VLAN サブインターフェイスに適用した DSL レートは、ICCP(シャーシ間通信プロトコル)を使用して、MC-LAG のスタンバイ PoA で実行している ANCP アプリケーションに MC-LAG のアクティブ PoA 上で実行する ANCP アプリケーションによって配布されます。MC-LAG のスタンバイ PoA の ANCP は、対応する MC-LAG VLAN サブインターフェイスに DSL レート データを適用します。MC-LAG のアクティブ ロールをスタンバイ PoA の 1 つが担う原因になるイベントが発生した場合、新しいアクティブ PoA の ANCP アプリケーションはすでに MC-LAG VLAN サブインターフェイスのシェーパーに DSL レートを適用しているので、この LAG がアクティブになり、輻輳とそれに続くデータの損失が DSLAM に発生しなかった場合に正しい DSL レートが適用されます。

DSLAM は TCP 接続を介してルータとの ANCP 隣接関係を確立します。DSLAM 加入者回線の DSL レートはこの TCP 接続を介して伝達されます。DSL レートは加入者回線にマッピングされているレイヤ 2 VLAN サブインターフェイスに適用されます。MC-LAG のレイヤ 2 VLAN サブインターフェイスの DSL レートの送信に使用する ANCP TCP 接続は、L2VLAN サブインターフェイスと同じ MC-LAG にあるレイヤ 3 VLAN サブインターフェイス上にある必要があります。この制約は、MC-LAG あたりの DSLAM とルータ間で 1 つの ANCP TCP 接続があることを示していることに注意してください。

図 2 MC-LAG VLAN サブインターフェイス上の ANCP

MC-LAG のアクティブ PoA がスタンバイになると、DSLAM ANCP TCP 接続は終了します。DSLAM は MC-LAG のアクティブ ロールを担う PoA との ANCP TCP 接続を再確立します。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの ANCP の設定方法

ここでは、次の作業の手順について説明します。

「ANCP のイネーブル化」

「ANCP サーバ送信元名の設定」

「ANCP ネイバーの設定」

「VLAN サブインターフェイスへの AN ポートのマッピング」

「ANCP 比率調整の設定」

ANCP のイネーブル化

ANCP をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ancp コマンドを使用します。

前提条件

このコマンドを使用するには、ANCP の適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。

手順の概要

1. configure

2. ancp

3. end
または
commit

4. show ancp summary [ statistics ] [ detail ]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ancp

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp

ANCP をイネーブルにします。

ステップ 3

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting (yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 4

show ancp summary [statistics][detail]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp summary

(任意)ANCP の要約と一般的な設定情報を表示します。

ANCP サーバ送信元名の設定

ANCP サーバ送信元名は DSLAM への隣接プロトコル メッセージで ANCP サーバによって使用されます。

手順の概要

1. configure

2. ancp server sender-name { H.H.H | A.B.C.D }

3. end
または
commit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ancp server sender-name { H.H.H | A.B.C.D }

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp server sender-name 0013.1aff.c2bd

ローカル送信元の名前を設定します。

ステップ 3

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting (yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ANCP ネイバーの設定

ネイバーからの TCP 接続はどのインターフェイスでも許可されます。各 TCP 接続にネイバー設定を一致させるため、ANCP ネイバーは隣接プロトコル メッセージの対応するフィールドと一致する必要のある送信元名によって識別されます。必要に応じて、システム上の ANCP ネイバーと設定された隣接タイマー間隔を識別するために説明ストリングを使用できます。

手順の概要

1. configure

2. ancp neighbor sender-name { H.H.H | A.B.C.D }[ description string ]

3. ancp neighbor sender-name { H.H.H | A.B.C.D }[ adjacency-timer interval ]

4. end
または
commit

5. show ancp neighbor { description description- string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D }}[ statistics ][ detail ]

6. show ancp neighbor summary [ statistics ] [ detail ]

7. clear ancp neighbor { all | description description- string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D }} [ state | statistics ]

8. clear ancp summary [statistics | detail ]

9. show ancp neighbor [all] [statistics]

10. show ancp neighbor state {none | synsent | synrcvd | estab} [statistics]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ancp neighbor sender-name {H.H.H | A.B.C.D}[ description string ]
 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp neighbor sender-name oo13.1aff.c2bd description vendorA1

簡単に DSLAM を識別するためにネイバーの description パラメータを設定します。

ステップ 3

ancp neighbor sender-name { H.H.H | A.B.C.D } [ adjacency-timer interval ]
 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp neighbor sender-name 0013.1aff.c2bd adjacency-timer 20

ネイバーの adjacency timer パラメータを設定します。ネイバー セッションがすでに確立されている場合は、このタイマーが有効になるようにリセットされます。

(注) 設定されているポートはダウン ステートに置かれ、未設定のポートは解放されます。

ステップ 4

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting (yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 5

show ancp neighbor { description description-string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D }} [ statistics ][ detail ]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp neighbor sender-name 0006.2aaa.281b

(任意)個々の ANCP 隣接または隣接のセットに関連付けられたデータまたはメッセージの統計情報を表示します。

ステップ 6

show ancp neighbor summary [ statistics ][ detail ]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp neighbor summary

(任意)ステート別に隣接関係の数を表示します。

ステップ 7

clear ancp neighbor { all | description description-string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D }}[ state | statistics ]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# clear ancp neighbor all

(任意)ANCP ネイバーをすべてまたは個別に消去します。設定されているポートをダウン ステートにして、未設定のポートを開放します。ステートが選択されている場合、隣接は TCP ソケットを消去せずにリセットされます。

ステップ 8

clear ancp summary [statistics | detail]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# clear ancp summary statistics

(任意)集約メッセージの統計情報だけをクリアします。個別のネイバーまたはポートの統計情報は変更しません。

ステップ 9

show ancp neighbor [all] [statistics]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp neighbor statistics

(任意)ANCP ネイバー情報を表示します。

ステップ 10

show ancp neighbor state [none | synsent | synrcvd | estab} [statistics]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp neighbor none

(任意)隣接プロトコル ステート情報を表示します。

VLAN サブインターフェイスへの AN ポートのマッピング

ポート マッピングは、VLAN サブインターフェイスと DSLAM アクセス ポートまたは DSLAM の顧客宅内機器(CPE)クライアントを関連付けます。VLAN は IEEE 802.1Q または QinQ 階層 VLAN にすることができます。AN ポートを VLAN サブインターフェイスにマッピングするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ancp an-port コマンドを使用します。

手順の概要

1. configure

2. ancp an-port circuit-id Access-Loop-Circuit-Id [ interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id ]

3. end
または
commit

4. show ancp an-port { circuit-id Access-Loop-Circuit-Id | interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id | mapping } [ statistics | detail]

5. show ancp an-port [ configured | dynamic-only ] [ statistics ]

6. show ancp an-port summary [ statistics ] [detail]

7. clear ancp an-port { all | circuit-id Access-Loop-Circuit-Id | interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id | neighbor { description string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D }} [ statistics ]

8. show ancp an-port {description description-string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D }}

9. show ancp an-port state [up | down | none] [statistics]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ancp an-port circuit-id Access-Loop-Circuit- ID [ interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id ]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp an-port circuit-id circuit1 interface gigabitethernet 2/0/1/1.1

一意のアクセス ノード ID を定義します。この ID 情報は、ANCP Port Up および Port Down メッセージに含まれます。


) アクセス ノード ポートの設定をコミットする前に、回線 ID を指定する必要があります。



) 共有ポリシー インスタンスを ANCP とのサブインターフェイスで使用する場合は、同じ共有ポリシー インスタンスを持つすべてのサブインターフェイスに AN ポート回線 ID をマッピングする必要があります。


ステップ 3

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ancp)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting (yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 4

show ancp an-port {circuit-id Access-Loop-Circuit-ID | interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id | mapping} [statistics | detail]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port gigabitethernet 2/0/1/1.1

(任意)DSLAM のアクセス ポート(または DSLAM の CPE クライアント)と VLAN サブインターフェイスのアソシエーションに関する情報を表示します。

ステップ 5

show ancp an-port [configured | dynamic-only][statistics]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port configured

(任意)インターフェイスにマッピングされている、またはされていない AN ポートのサマリー データまたは統計情報を表示します。

ステップ 6

show ancp an-port summary [ statistics ][ detail ]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port summary

(任意)ステート別にポートの数を表示します。

ステップ 7

clear ancp an-port { all | circuit-id Access-Loop-Circuit-Id | interface type interface-path-id | interface Bundle-Ether bundle-id | neighbor { description string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D }}[ statistics ]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# clear ancp an-port all

(任意)個別に、またはグループで、動的データまたは統計情報の AN ポートをクリアします。パブリッシュされた情報がクリアされ、DSLAM から学習した情報がクリアされます。

ステップ 8

show ancp an-port { description description-string | sender-name { H.H.H | A.B.C.D }}

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port description vendor3b

(任意)AN ポート情報を表示します。

ステップ 9

show ancp an-port state [ up | down | none ] [ statistics ]

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port state up

(任意)AN ポート ステート情報を表示します。

ANCP 比率調整の設定

シェーパー レートとして適用する前に ANCP 比率の更新に数学的な補正を適用するには、 ancp rate-adjustment コマンドを使用します。

手順の概要

1. configure

2. ancp rate-adjustment dsl-type access-loop-type percent-factor factor

3. end
または
commit

4. show ancp summary detail

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ancp rate-adjustment dsl-type access-loop-type percent-factor factor

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp rate-adjustment adsl2 ethernet percent-factor 90

ANCP のシェーパー パーセント係数のパラメータを設定します。 dsl-type および access-loop-type は、ANCP Port Up メッセージのオプションの Type-Length Value(TLV)の適切な値と比較され、一致する場合、ANCP の比率は設定されている係数によって調整されます。

dsl-type :(必須)DSL タイプ コードを設定します。

adsl1
adsl2
adsl2+
vdsl1
vdsl2
sdsl

access-loop-type :(必須) access-loop-type ATM または Ethernet に設定します。

percent-factor factor :(必須)シェーピング レートとして設定する前に ANCP で報告される比率の更新に適用されるパーセント値。

ステップ 3

end

または

commit

 

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end

または

RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを実行すると、変更をコミットするように要求されます。

Uncommitted changes found, commit them before exiting (yes/no/cancel)?
[cancel]:
 

yes と入力すると、実行コンフィギュレーション ファイルに変更が保存され、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。

no と入力すると、コンフィギュレーション セッションが終了して、ルータが EXEC モードに戻ります。変更はコミットされません。

cancel と入力すると、現在のコンフィギュレーション セッションが継続します。コンフィギュレーション セッションは終了せず、設定変更もコミットされません。

実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 4

show ancp summary detail

 

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp summary detail

(任意)比率調整設定情報とともに汎用 ANCP 設定情報を示します。

Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの ANCP の設定例

ここでは、次の例を示します。

「ANCP サーバ送信元名の設定:例」

「ANCP ネイバーの設定:例」

「VLAN サブインターフェイスへの AN ポートのマッピング:例」

「ANCP 比率調整の設定:例」

「ANCP および QoS の相互作用:例」

「インターフェイス上の QoS ポリシーの不一致:例」

ANCP サーバ送信元名の設定:例

次に、ANCP のローカル送信元名を設定する例を示します。

configure
ancp server sender-name 0013.1aff.c2bd
 
commit

ANCP ネイバーの設定:例

次に、ANCP ネイバーのパラメータを設定する例を示します。

configure
ancp neighbor sender-name 0001.2222.3333 description VendorA-1
ancp neighbor sender-name 0001.2222.3333 adjacency-timer 20
 
commit
 

次に、 sender-name MAC アドレスを使用する特定のネイバーからの出力例を示します。

show ancp neighbor sender-name 0006.2aaa.281b
 
ANCP Neighbor Data
-------------------------------------------
Sender Name 0006.2aaa.281b
Description first
State ESTAB
Capability Topology Discovery
Ports:
State Up 25
State Down 5
Total 30
 

次に、同じコマンドに detail キーワードを追加して、ネイバーからレポートされた AN ポートのサマリーを表示する例を示します。

show ancp neighbor sender-name 0006.2aaa.281b detail
 
ANCP Neighbor Data
-------------------------------------------
Sender Name 0006.2aaa.281b
Description first
State ESTAB
Capability Topology Discovery
Ports:
State Up 4
State Down 0
Total 4
Remote IP Addr/TCP Port 209.165.200.225/11126
Local IP Addr/TCP Port 209.165.200.250/6068
Server Sender Name 0013.1aff.c2bd
Remote Timeout 25500 msec
Local Timeout 10000 msec
Adjacency Uptime 01:25:20
Time Since Last Port Msg 00:00:04
Remote Port 0
Remote Instance 1
Local Instance 1
Remote Partition ID 0
 
List of AN port data for neighbor sender name 0006.2aaa.281b
------------------------------ ----- ---------- -------- ---- ------------
Line Num Adjusted DS
Circuit-id State Uptime State Intf Rate (kbps)
------------------------------ ----- ---------- -------- ---- ------------
circuit1 UP 00:27:49 SHOWTIME 3 2250
circuit2 UP 00:00:49 SHOWTIME 2 2250
circuit3 UP 00:00:49 SHOWTIME 2 2250
circuit4 UP 00:00:49 SHOWTIME 0 2250
 

次に、同じコマンドに statistics キーワードを追加して、選択されたネイバーのメッセージ統計情報のサマリーを表示する例を示します。

show ancp neighbor sender-name 0006.2aaa.281b statistics
 
ANCP Neighbor Message Statistics
for Sender-name -, Description 0006.2aaa.281b
-----------------------------------------------
Sent Received
SYN 1 2
SNYACK 1 0
ACK 589 238
RSTACK 0 0
Port Up - 10
Port Down - 0
Drops 0 0
Total 600 250
 

次に、ANCP 設定に関する基本情報に加えてステート別のネイバー数とポート数を表示する例を示します。

show ancp summary
 
ANCP Summary Information
----------------------------------------------
Capability: Topology Discovery
Server sender-name: 0013:1aff.c2bd
 
Neighbor count by state:
- 0
SYNSENT 0
SUNRCVD 0
ESTAB 1
----------------------------------
Total 1
 
Port count by state:
State Up 1
State Down 0
State Unknown 0
----------------------------------
Total 1
 
No.configured ports 1
No.mapped sub-interfaces 4
 

次に、前の例で表示した基本情報に加えて比率調整設定情報を表示する例を示します。

show ancp summary detail
 
ANCP Summary Information
----------------------------------------------
Capability: Topology Discovery
Server sender-name: 0013:1aff.c2bd
 
Neighbor count by state:
- 0
SYNSENT 0
SUNRCVD 0
ESTAB 1
----------------------------------
Total 1
Port count by state:
State Up 1
State Down 0
State Unknown 0
----------------------------------
Total 1
 
No.configured ports 1
No.mapped sub-interfaces 4
 
Rate adjustment configuration:
-------------------------------------------
DSL Type Loop Type Percent-Factor
-------------------------------------------
ADSL1 ETHERNET 90
ADSL2 ETHERNET 100
ADSL2PLUS ETHERNET 100
VDSL1 ETHERNET 100
VDSL2 ETHERNET 100
SDSL ETHERNET 100
ADSL1 ATM 100
ADSL2 ATM 100
ADSL2PLUS ATM 100
VDSL1 ATM 100
VDSL2 ATM 100
SDSL ATM 100
 

次に、ANCP メッセージ統計情報のサマリーを表示する例を示します。

show ancp summary statistics
 
ANCP Summary Message Statistics
--------------------------------------
Sent Received
SYN 3 6
SYNACK 4 0
ACK 7105 2819
RSTACK 2 0
Port Up - 6
Port Down - 0
Drops 0 0
Total 7114 2831
 

次に、すべてのネイバー データと統計情報をクリアする方法の例を示します。

clear ancp neighbor all
 

次に、特定のネイバーをクリアする方法の例を示します。

clear ancp neighbor description vendor1a
 

次に、集約メッセージ統計情報をクリアする方法の例を示します。

clear ancp summary statistics

VLAN サブインターフェイスへの AN ポートのマッピング:例

次に、一意のアクセス ノード ID を定義する例を示します。

configure
ancp an-port circuit-id circuit1 interface gigabitethernet 2/0/1/1.1
 

次に、サブインターフェイスで識別されるポートの情報を表示する例を示します。

show ancp an-port interface gigabitethernet 0/0/0/37.1
 
AN port circuit-id ccc1:
 
State UP
UPtime 02:23:45
Time Since Last Message 00:00:00
Encap Type ETHERNET
DSL type ADSL1
DSL Line State SHOWTIME
Number of Mapped Interfaces 3
Neighbor sender-name 0006.2aaa.281b
Neighbor description 7200-client
Configured Rate Adjustment 90%
Actual Downstream Data Rate (kbps) 2500
Effective Downstream Data Rate (kbps) 2250
 

次に、 detail キーワード を使用して、ポート情報とポートにマッピングされたインターフェイスのリストを表示する例を示します。

show ancp an-port circuit-id ccc1 detail
 
AN port circuit-id ccc1:
 
State UP
UPtime 02:31:36
Time Since Last Message 00:00:00
Encap Type ETHERNET
DSL type ADSL1
DSL Line State SHOWTIME
Number of Mapped Interfaces 3
Neighbor sender-name 0006.2aaa.281b
Neighbor description 7200-client
Configured Rate Adjustment 90%
Actual Downstream Data Rate (kbps) 2500
Effective Downstream Data Rate (kbps) 2250
Actual Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 2500/2500
Minimum Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0
Attainable Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0
Maximum Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0
Minimum Low Power Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0
Maximum Interleaving delay Upstream/Downstream (ms) 0/0
Actual Interleaving Delay Upstream/Downstream (ms) 0/0
 
Sub-interface Summary: total 3
-----------------------------------------------
Sub-interface Name ifhandle
--------------------------------- ----------
GigabitEthernet0/0/0/37.1 0x0
GigabitEthernet0/0/0/37.11 0x0
GigabitEthernet0/0/0/38.10 0xb80
 

次に、特定の AN ポートのポート メッセージの統計情報を表示するために、 statistics キーワードを使用する例を示します。

show ancp an-port circuit-id ccc1 statistics
 
Port message statistics for circuit-id ccc1:
 
Port Up 5
Port Down 0
 

次に、ステート別にポートの数を表示する例を示します。

show ancp an-port summary
 
AN Port Count Summary
------------------------------
State UP 4
State DOWN 0
Config only ports 0
Total 4
# Configured ports 1
# Mapped sub-interfaces 4
 

次に、すべての AN ポートのメッセージの統計情報をクリアする例を示します。

clear ancp an-port all statistics
 

次に、すべての AN ポートの動的データをクリアする例を示します。

clear ancp an-port all
 

次に、特定のインターフェイスの動的データをクリアする方法を示します。

clear ancp an-port interface gigabitethernet 0/1/0/10.5
 

ANCP 比率調整の設定:例

次に、DSL タイプが ADSL でアクセス ループ タイプがイーサネットに対して 90 のパーセント係数を設定する例を示します。

configure
ancp rate-adjustment adsl2 ethernet percent-factor 90
 

次に、ANCP 設定に関する基本情報に加えてステート別のネイバー数とポート数を表示する例を示します。

show ancp summary
 
ANCP Summary Information
----------------------------------------------
Capability: Topology Discovery
Server sender-name: 0013:1aff.c2bd
 
Neighbor count by state:
- 0
SYNSENT 0
SUNRCVD 0
ESTAB 1
----------------------------------
Total 1
 
Port count by state:
State Up 1
State Down 0
State Unknown 0
----------------------------------
Total 1
 
No.configured ports 1
No.mapped sub-interfaces 4
 

次に、前の例で表示した基本情報に加えて比率調整設定情報を表示する例を示します。

show ancp summary detail
 
ANCP Summary Information
----------------------------------------------
Capability: Topology Discovery
Server sender-name: 0013:1aff.c2bd
 
Neighbor count by state:
- 0
SYNSENT 0
SUNRCVD 0
ESTAB 1
----------------------------------
Total 1
Port count by state:
State Up 1
State Down 0
State Unknown 0
----------------------------------
Total 1
 
No.configured ports 1
No.mapped sub-interfaces 4
 
Rate adjustment configuration:
-------------------------------------------
DSL Type Loop Type Percent-Factor
-------------------------------------------
ADSL1 ETHERNET 90
ADSL2 ETHERNET 100
ADSL2PLUS ETHERNET 100
VDSL1 ETHERNET 100
VDSL2 ETHERNET 100
SDSL ETHERNET 100
ADSL1 ATM 100
ADSL2 ATM 100
ADSL2PLUS ATM 100
VDSL1 ATM 100
VDSL2 ATM 100
SDSL ATM 100
 

次に、ANCP メッセージ統計情報のサマリーを表示する例を示します。

show ancp summary statistics
 
ANCP Summary Message Statistics
--------------------------------------
Sent Received
SYN 3 6
SYNACK 4 0
ACK 7105 2819
RSTACK 2 0
Port Up - 6
Port Down - 0
Drops 0 0
Total 7114 2831
 

ANCP および QoS の相互作用:例

次に、ANCP 値を適用した場合と適用しない場合の階層型 QoS ポリシーの設定例を示します。

policy-map child-3play
class 3play-voip
priority level 1
police rate 65 kbps
!
!
class 3play-video
priority level 2
police rate 128 kbps
!
random-detect cos 3 10 ms 100 ms
random-detect cos 4 20 ms 200 ms
!
class 3play-premium
bandwidth percent 100
!
class class-default
!
end-policy-map
!
policy-map parent-3play-subscriber-line
class class-default
service-policy child-3play
shape average 1 mbps
!
end policy-map
!
 

ポリシーは、ANCP なしでインターフェイスで適用されます。

interface GigabitEthernet 0/1/0/0.1 l2transport
encapsulation dot1q 2
service-policy output parent-3play-subscriber-line
!
 

show qos コマンドは、ANCP が適用されていないことを確認します(ANCP は 0 Kbps として示されます)。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show qos interface GigabitEthernet 0/1/0/0.1 out
 
Interface: GigabitEthernet0_1_0_0.1 output Bandwidth: 1000000 kbps
ANCP: 0 kbps
Policy: parent-3-play-subscriber-line Total number of classes: 5
---------------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: parent-3-play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: N/A
Shape Profile: 1 CIR: 960 kbps CBS: 1024 bytes PIR: 960 kbps PBS: 13312 bytes
WFQ Profile: 1 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 1
---------------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 8 (Priority 1)
Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0
Policer Profile: 0 (Single)
Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
---------------------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 9 (Priority 2)
Queue Limit: 8 kbytes (11 Unknown) Profile: 4 Scale Profile: 0
Policer Profile: 24 (Single)
Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
WRED Type: COS based Table: 0 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3
Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8kbytes
Match: 3
WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
Match: 4
---------------------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3-play-premium
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 10 (Priority Normal)
Queue Limit: 16 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 1
WFQ Profile: 4 Committed Weight: 100 Excess Weight: 100
Bandwidth: 1000 kbps, BW sum for Level 1: 1000 kbps, Excess Ratio: 1
---------------------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 11 (Priority Normal)
Queue Limit: 8 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 0
WFQ Profile: 5 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 1000 kbps, Excess Ratio: 1
--------------------------------------------------------------------------------
RP/0/RSP0/CPU0:router#
 

ANCP AN-Port-to-Interface マッピングが適用されます。

RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ancp an-port circuit-id dslam1_port1 interface GigabitEthernet 0/1/0/0.1
 

show ancp an-port interface コマンドはインターフェイスの ANCP 比率を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:router# show ancp an-port interface GigabitEthernet 0/1/0/0.1 detail
 
AN port circuit-id dlsam1_port1:
 
State UP
Uptime 00:00:32
Time Since Last Message 00:00:32
Encap Type ATM
DSL Type ADSL1
DSL Line State SHOWTIME
Number of Mapped Sub-interfaces 1
Neighbor sender-name 0000.0000.1bec
Neighbor description -
Configured Rate Adjustment 100%
Actual Downstream Data Rate (kbps) 2000
Effective Downstream Data Rate (kbps) 2000
Actual Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 2000/2000
Minimum Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0
Attainable Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0
Maximum Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0
Minimum Low Power Data Rate Upstream/Downstream (kbps) 0/0
Maximum Interleaving Delay Upstream/Downstream (ms) 0/0
Actual Interleaving Delay Upstream/Downstream (ms) 0/0
 
Sub-interface Summary: total 1
------------------------------------------------------
Sub-interface name ifhandle
---------------------------------- ----------
GigabitEthernet0/1/0.1 0x215e042
 

show qos コマンドは、ANCP が適用されていることを確認します(ここでは ANCP は 1920 kbps として示しされます)。

RP/0/RSP0/CPU0/router# show qos interface GigabitEthernet 0/1/0.1 out
 
Interface GigabitEthernet0_1_0_0.1 output Bandwidth: 1000000 kbps
ANCP: 1920 kbps
Policy: parent-3play-subscriber-line Total number of classes: 5
--------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: parent-3-play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: N/A
Shape Profile: 1 CIR: 1920 kbps CBS: 1024 bytes PIR: 1920 kbps PBS: 13312 bytes
WFQ Profile: 1 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 1
---------------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 8 (Priority 1)
Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0
Policer Profile: 0 (Single)
Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
---------------------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 9 (Priority 2)
Queue Limit: 8 kbytes (11 Unknown) Profile: 4 Scale Profile: 0
Policer Profile: 24 (Single)
Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
WRED Type: COS based Table: 0 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3
Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8kbytes
Match: 3
WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
Match: 4
---------------------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3-play-premium
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 10 (Priority Normal)
Queue Limit: 24 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 8
WFQ Profile: 4 Committed Weight: 100 Excess Weight: 100
Bandwidth: 1920 kbps, BW sum for Level 1: 1920 kbps, Excess Ratio: 1
---------------------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 11 (Priority Normal)
Queue Limit: 8 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 0
WFQ Profile: 5 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 1920 kbps, Excess Ratio: 1
---------------------------------------------------------------------------------

インターフェイス上の QoS ポリシーの不一致:例

絶対値またはパーセント値が設定された有効な QoS ポリシーは次の要件を満たす必要があります。

インターフェイス速度 > ANCP 比率 > QoS 親シェーパー レート

正常にインターフェイスに適用されている QoS ポリシーは 2 種類の外部要因により無効になることがあります。これらの 2 つの要因は、ANCP 比率変更またはポート速度の変更です。

ANCP 比率変更:ANCP 比率が低下すると、つまり ANCP 比率調整係数により ANCP 比率が最上位の QoS ポリシー マップのシェーパー レートを下回ると、インターフェイス上の QoS ポリシーは無効になります。

ポート速度の変更:ギガビット イーサネット インターフェイス ポートはデフォルトの 1000 Mbps から 10 Mbps または 100 Mbps モードに設定できます。この場合、インターフェイス速度は ANCP 比率および QoS 親シェーパー レート未満に低下します。インターフェイス上の QoS ポリシーが無効になります。

これらの変更のいずれかが発生すると、インターフェイス上の QoS ポリシーは不一致ステートに置かれます。不一致ステートから回復するには、次のいずれかの作業を行います。

QoS ポリシーをインターフェイスから削除して、QoS ポリシー値を調整し、インターフェイスに QoS ポリシーを再適用します。

ANCP の調整レートまたは ANCP 比率が変更された場合、QoS ポリシー レート要件を満たすように ANCP 比率を更新します。

ポート速度が変更された場合、QoS ポリシー レート要件を満たすように速度を更新します。

次に、ANCP 比率変更およびポート速度の変更のギガビット イーサネット インターフェイス上の次の QoS ポリシーの設定への影響の例を示します。

policy-map child-3play
class 3play-voip
priority level 1
police rate 65 kbps
!
!
class 3play-video
priority level 2
police rate 128 kbps
!
random-detect cos 3 10 ms 100 ms
random-detect cos 4 20 ms 200 ms
!
class 3play-premium
bandwidth percent 100
!
Class class-default
!
end-policy-map
!
policy-map parent-3play-subscriber-line
class class-default
service-policy child-3play
bandwidth 200 mbps
bandwidth remaining percent 100
shape average 800 mbps
!
end-policy-map
!
 

ANCP レート値が 999936 kbps で、ANCP 比率係数が 100 % の場合、999936 という ANCP レート値がインターフェイスに適用されます。これは要件を満たします。

インターフェイスの速度(1000000 kbps)> ANCP レート(999936 kbps)> QoS 親シェーパー レート(800000 kbps)

次の show qos interface コマンドの出力で示されているように、これはポリシーが正しく適用されています。

show qos interface gig0/0/0/11.1 output
 
Wed Mar 18 18:25:20.140 UTC
Interface: GigabitEthernet0_0_0_11.1 output Bandwidth: 1000000 kbps ANCP: 999936 kbps
Policy: parent-3play-subscriber-line Total number of classes: 5
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: N/A
Shape Profile: 1 CIR: 200000 kbps (200 mbps)
CBS: 100352 bytes PIR: 999936 kbps PBS: 12517376 bytes
WFQ Profile: 1 Committed Weight: 51 Excess Weight: 100
Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 100
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 136 (Priority 1)
Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0
Policer Profile: 0 (Single)
Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 137 (Priority 2)
Queue Limit: 8 kbytes (11 Unknown) Profile: 4 Scale Profile: 0
Policer Profile: 24 (Single)
Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
WRED Type: COS based Table: 0 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3
Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
Match: 3
WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
Match: 4
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-premium
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 138 (Priority Normal)
Queue Limit: 2097 kbytes Profile: 2 Scale Profile: 0
WFQ Profile: 6 Committed Weight: 1020 Excess Weight: 1020
Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 139 (Priority Normal)
Queue Limit: 65 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 3
WFQ Profile: 0 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1020
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1
----------------------------------------------------------------------

ANCP 比率変更

ANCP 比率が QoS 親シェーパー レートより低下し(たとえば、300000 Kbps)、ANCP 比率調整係数が 100 % のままの場合、ANCP 比率は 800000 kbps の QoS 親シェーパー レートを超えません。次の show qos interface コマンドの出力で示されているように、これによってインターフェイス上の QoS ポリシーが不一致ステートに置かれます。

show qos interface gig0/0/0/11.1 output
 
Wed Mar 18 18:21:11.180 UTC
Interface: GigabitEthernet0_0_0_11.1 output Bandwidth: 1000000 kbps ANCP: 299904 kbps
*Inconsistency* : ANCP - Downstream Rate less than Shaper Rate
Policy: parent-3play-subscriber-line Total number of classes: 5
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: N/A
Shape Profile: 2 CIR: 200000 kbps (200 mbps)
CBS: 100352 bytes PIR: 800000 kbps PBS: 10027008 bytes
WFQ Profile: 1 Committed Weight: 51 Excess Weight: 100
Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 100
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 136 (Priority 1)
Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0
Policer Profile: 0 (Single)
Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 137 (Priority 2)
Queue Limit: 8 kbytes (11 Unknown) Profile: 4 Scale Profile: 0
Policer Profile: 24 (Single)
Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
WRED Type: COS based Table: 0 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3
Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
Match: 3
WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
Match: 4
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-premium
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 138 (Priority Normal)
Queue Limit: 2097 kbytes Profile: 2 Scale Profile: 0
WFQ Profile: 6 Committed Weight: 1020 Excess Weight: 1020
Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 139 (Priority Normal)
Queue Limit: 65 kbytes Profile: 1 Scale Profile: 3
WFQ Profile: 0 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1020
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1
----------------------------------------------------------------------
 

ANCP 比率が設定値に戻ると、不一致は自動的にクリアされます。これは show qos interface コマンドを実行して確認できます。


) ANCP 比率がシェーピング レート未満の値に設定されている場合、不一致は自動的に消去されず、ポリシーを変更し、再度適用する必要があります。これを防止するには、特定のサービス レベルのすべての ANCP 比率の最小値にポリシー マップ シェーピング レートを設定してください。


ポート速度の変更

ポート速度が QoS 親シェーパー レート未満に設定されている場合(たとえば、100 Mbps(100000 kbps))、要件は、ポート速度が 800000 kbps の QoS 親シェーパー レートより大きくないため、満たされません。

RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1#conf
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config)#int gigabitEthernet 0/0/0/1
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#speed 100
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#commit
LC/0/0/CPU0:Nov 4 05:36:55.041 : qos_ma_ea[197]: %QOS-QOS_EA_MODIFY_FAIL-3-ERROR : inconsistency detected due to ANCP or Bandwidth modification.Execute show qos inconsistency, to obtain information.Policy resolution failure
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#end
 

次の show qos interface コマンドの出力で示されているように、これによってインターフェイス上の QoS ポリシーが不一致ステートに置かれます。

RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1#sh qos int gigabitEthernet 0/0/0/1.1 output
Interface: GigabitEthernet0_0_0_1.1 output Bandwidth: 1000000 kbps ANCP: 0 kbps
*Inconsistency* : Port speed modify fails on Policy
Policy: parent-3play-subscriber-line Total number of classes: 5
----------------------------------------------------------------------
Level: 0 Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: N/A
Shape Profile: 1 CIR: 200000 kbps (200 mbps)
CBS: 100352 bytes PIR: 800000 kbps PBS: 10027008 bytes
WFQ Profile: 1 Committed Weight: 51 Excess Weight: 100
Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 0: 1000000 kbps, Excess Ratio: 100
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-voip
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 640 (Priority 1)
Queue Limit: 16 kbytes Profile: 3 Scale Profile: 0
Policer Profile: 0 (Single)
Conform: 65 kbps (65 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-video
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 641 (Priority 2)
Queue Limit: 8 kbytes Profile: 4 Scale Profile: 0
Policer Profile: 24 (Single)
Conform: 128 kbps (128 kbps) Burst: 1598 bytes (0 Default)
Child Policer Conform: TX
Child Policer Exceed: DROP
Child Policer Violate: DROP
WRED Type: COS based Table: 2 Profile: 4 Scale Profile: 0 Curves: 3
Default RED Curve Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
WRED Curve: 1 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
Match: 3
WRED Curve: 2 Thresholds Min : 8 kbytes Max: 8 kbytes
Match: 4
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: 3play-premium
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 642 (Priority Normal)
Queue Limit: 4194 kbytes Profile: 2 Scale Profile: 1
WFQ Profile: 3 Committed Weight: 1020 Excess Weight: 1020
Bandwidth: 200000 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1
----------------------------------------------------------------------
Level: 1 Policy: child-3play Class: class-default
Parent Policy: parent-3play-subscriber-line Class: class-default
QueueID: 643 (Priority Normal)
Queue Limit: 4194 kbytes Profile: 2 Scale Profile: 1
WFQ Profile: 4 Committed Weight: 1 Excess Weight: 1
Bandwidth: 0 kbps, BW sum for Level 1: 200000 kbps, Excess Ratio: 1
----------------------------------------------------------------------
 

この問題を解決するには、 no speed コマンドを使用してポート速度を 1000 Mbps(1000000 kbps)に戻す必要があります。

RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1#conf
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config)#int gigabitEthernet 0/0/0/1
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#no speed
RP/0/RSP0/CPU0:ro-node1(config-if)#commit
LC/0/0/CPU0:Nov 4 05:37:39.171 : ifmgr[144]: %PKT_INFRA-LINEPROTO-5-UPDOWN : Line protocol on Interface GigabitEthernet0/0/0/1, changed state to Up
 

不一致の消去は、再度 show qos interface コマンドを発行することによって確認できます。

show qos inconsistency コマンド:例

show qos interface コマンドに関連するコマンドは、QoS ポリシー不一致に関する追加情報を示します。

RP/0/RSP0/CPU0:RO2#show qos inconsistency detail 0 location 0/7/CPU0
 
Interface Lists with QoS Inconsistency Warning:
=========================================================
 
Node 0/7/CPU0
---------------------------------------------------------
 
Interfaces with QoS Inconsistency: ANCP - No Shaper at top policymap
==========================================================================
Interface Direction Policy Name SPI Name
--------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet0/7/0/1.5 output parent-none
 
Interfaces with QoS Inconsistency: ANCP - Downstream Rate less than Shaper Rate
==========================================================================
Interface Direction Policy Name SPI Name
--------------------------------------------------------------------------
GigabitEthernet0/7/0/1 output parent SPI1
GigabitEthernet0/7/0/1.2 output parent
GigabitEthernet0/7/0/1 output normal-policy-name normal-spi-name
 
RP/0/RSP0/CPU0:RO2#
RP/0/RSP0/CPU0:RO2#show qos inconsistency summary location 0/7/CPU0
 
Summary Counts of QoS Inconsistency Warnings:
=========================================================
 
 
Node 0/7/CPU0
 
Inconsistency Warning Type Count
--------------------------------------------------------
ANCP - No Shaper at top policymap: 1
ANCP - Downstream Rate less than Shaper Rate: 4
RP/0/RSP0/CPU0:RO2#

その他の関連資料

ここでは、ANCP の実装に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

初期システム起動と設定

『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide』

マスター コマンド リファレンス

『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Master Command Listing』

QoS コマンド

『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Modular Quality of Service Command Reference』

ユーザ グループとタスク ID

『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Security Configuration Guide』の「Configuring AAA Services on Cisco ASR 9000 Series Router」モジュール

標準

標準
タイトル

この機能によってサポートされる新しい標準または変更された標準はありません。またこの機能による既存標準のサポートに変更はありません。

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MIB

MIB
MIB のリンク

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