ルータ : Cisco 12000 シリーズ ルータ

Cisco 12016/12416 インターネット ルータの 交換手順

Cisco 12016/12416 インターネット ルータの交換手順
発行日;2011/12/22 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco 12016/12416 インターネット ルータの交換手順

はじめに

目次

詳細情報の入手先

EMCに関する規制事項

FCCクラスAの適合性に関する注意事項(米国)

クラスA(カナダ)

適合性

欧州(EU)

VCCIクラスA(日本)

シャーシの概要

シャーシのカード ケージ

シャーシのバックプレーン

冷却

電源

安全に関する注意事項

安全上の警告

機器を安全に取り扱うための注意事項

電気機器の安全な取り扱い

静電破壊の防止

必要な工具と部品

シャーシの取り外しおよび取り付け

交換用シャーシの開梱

輸送用パレットから交換用シャーシを取り外す手順

交換用シャーシの配置および準備

不良シャーシの準備

Cisco 12016/12416インターネット ルータの電源切断

電源シェルフからの電力切断

前面カバーの取り外し

RPケーブルの切断

アラーム カード ケーブルの切断

ライン カード インターフェイス ケーブルの切断

垂直ケーブル マネジメント トラフの取り外し

システム コンポーネントの取り外しおよび移動

ブロワー モジュールの取り外しおよび移動

電源モジュールの取り外し

電源シェルフの取り外しおよび移動

電源モジュールの搭載

上部カード ケージのカードの取り外しおよび移動

下部カード ケージのカードの取り外しおよび移動

SFCケージのカードの取り外しおよび移動

装置ラックからのシャーシの取り外し

補助接合/アース接続の切り離し

装置ラックからのシャーシの取り外し

交換用シャーシの搭載

ラックに搭載できるように交換用シャーシを配置する手順

ラックへのシャーシの搭載

補助接合/アースの再接続

垂直ケーブル マネジメント トラフの取り付け

電源シェルフの電源接続

ライン カード インターフェイス ケーブルの接続

RPのケーブル接続

アラーム カードのケーブル接続

ルータ動作の確認

シャーシ前面カバーの取り付け

エア フィルタ ドア前面カバーの取り付け

スナップ式前面カバーの取り付け

交換したシャーシを輸送するための梱包

輸送用パレットにシャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームを搭載する方法

シャーシを輸送するための梱包

マニュアルの入手方法

WWW

Documentation CD-ROM

マニュアルの発注方法

テクニカル サポート

Cisco.com

TAC

TAC Webサイト

Japan TAC Webサイト

TAC Escalation Center

Cisco 12016/12416 インターネット ルータの交換手順

製品番号:GSR16-CHASSIS=
Customer Order Number: DOC-J-786693=

はじめに

このマニュアルでは、Cisco 12016/12416インターネット ルータの取り外しおよび取り付け手順について説明します。

詳細情報の入手先

ルータおよびルータ上で稼働するCisco IOSソフトウェアには、さまざまな機能が統合されています。各機能については、次の資料を参照してください。

Cisco Documentation CD-ROMパッケージ

シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属のCD-ROMパッケージでご利用いただけます。Cisco Connection FamilyのDocumentation CD-ROMは毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。最新のDocumentation CD-ROMの入手方法については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。このCD-ROMパッケージは単独または年間契約で入手することができます。WWW上のURL、http://www.cisco.com、http://www.cisco.com/jp、
http://www-china.cisco.com、またはhttp://www-europe.cisco.comでもシスコの資料をご利用いただけます。

Cisco IOSソフトウェアの設定情報およびサポートについては、ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているCisco IOSソフトウェアリリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの、モジュラ式コンフィギュレーション ガイドおよびコマンドリファレンスを参照してください。また、ルータ上で使用しているCisco IOSソフトウェア バージョンに対応したCisco IOSソフトウェア リリース ノートも参照してください。

Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのハードウェア インストレーションおよびメンテナンス情報については、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータに対応するインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

適合規格および安全性については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Internet Routers 』を参照してください。

Ciscoの製品マニュアルを参照する、またはマニュアルの総合情報を入手する場合の情報源は、次のとおりです。

Documentation CD-ROM

CCO(シャーシの概要を参照)。

ルータに付属している『 Cisco Information Packet

EMCに関する規制事項

FCCクラスAの適合性に関する注意事項(米国)

この装置はテスト済みであり、FCCルールPart 15に規定された仕様のクラスAデジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。

シスコの書面による許可なしに装置を改造すると、装置がクラスAのデジタル装置に対するFCC要件に適合しなくなることがあります。その場合、装置を使用するユーザの権利がFCC規制により制限されることがあり、ラジオまたはテレビの通信に対するいかなる干渉もユーザ側の負担で矯正するように求められることがあります。

装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。

干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。

テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。

テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。

テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカまたはヒューズで制御されるようにします)。

クラスA(カナダ)

適合性

この装置は、カナダにおけるICES-003に適合するクラスAデジタル装置です。

欧州(EU)

この装置は、欧州におけるEN55022 Class BおよびEN50082-2基準の要件に適合しています。

VCCIクラスA(日本)

この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると、電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には、使用者が適切な対策を取るように要求されることがあります。

シャーシの概要

Cisco 12016/12416インターネット ルータは、3つのカード ケージと2つのブロワー モジュール ベイが統合された板金シャーシです(図1を参照)。ルータは、AC入力電源サブシステムまたはDC入力電源サブシステムを組み込んで構成できるので、ルータの電源シェルフは独立した装置として、シャーシの一番上に取り付けるようになっています。

図1 Cisco 12016/12416インターネット ルータ(前面図、AC入力電源サブシステムの場合)

 

シャーシのカード ケージ

Cisco 12016/12416インターネット ルータには、カード ケージが3つ組み込まれています。上部カード ケージ、下部カード ケージ、Switch Fabric Card(SFC;スイッチ ファブリック カード)ケージです(図1を参照)。

上部カード ケージには、ユーザ側で設定できるスロットが8つあり、ライン カードとRP(ルート プロセッサ)を組み合わせて搭載できます。上部カード ケージ左端のスロットは、前もって搭載されているアラーム カード専用です。上部カード ケージ右端のスロット(スロット7)は、RP用に予約されています。上部カード ケージの残りのスロット(スロット1~6)には、ルータがサポートする任意のライン カードを搭載できます。

下部カード ケージにもユーザ側で設定できるスロットが8つあり、ライン カードのほかにオプションの冗長RPを1つ搭載できます。下部カード ケージは、上部カード ケージの逆、すなわち 上下逆さま にした状態になります。上部カード ケージと同様にカードを搭載しますが、カードの向きを逆さまにします。下部カード ケージ右端のスロットは、第2アラーム カード専用で、右から順にスロット8~15です。


) ルータにオプションの冗長RPを搭載する場合は、下部カード ケージ左端のスロット(スロット8)に搭載する必要があります。ルータにオプションの冗長RPを搭載しない場合、下部カード ケージのスロット8にはライン カードを搭載できます。


SFCケージには、スイッチ ファブリック回路を組み込んだカードを搭載できるスロットが5つあります。これらのカードは、Clock and Scheduler Card(CSC;クロック スケジューラ カード)およびSFCです。SFCケージのカード スロットは、特定のカード タイプしか挿入できないキーイング機構になっています。左側の2スロット(CSC0およびCSC1のラベル)には、CSCを搭載できます。右側の3スロット(SFC1、SFC2、SFC3のラベル)には、SFCを搭載できます。


注意 シャーシのカード ケージ アライメントを正しく維持するために、すべてのライン カード スロットをつねに搭載状態にしておく必要があります。この目的で、必要に応じてブランク フィラー ライン カードを利用できます。搭載したライン カードは、交換時以外はつねにスロットにあります。「上部カード ケージのカードの取り外しおよび移動」および「下部カード ケージのカードの取り外しおよび移動」を参照してください。

シャーシのバックプレーン

3つのカード ケージは、シャーシ背面のパッシブ システム バックプレーンを介して、電気的に結合されます。Cisco 12016/12416インターネット ルータの配線はほとんどすべて、シャーシのバックプレーン内部で行われるか、またはバックプレーンに接続されます。シャーシのバックプレーンは、ルータに搭載されたカードとブロワー モジュールのすべてにDC電力を分配し、内部システムMaintenance Bus(MBus;メンテナンス バス)を通じて、ネットワーク データおよびシステム通信の両方について、カード間での物理通信パスを提供します。

冷却

シャーシの上下に着脱式のブロワー モジュールが2つあり(図1を参照)、3つのカード ケージの全カードに冷気を送ります。電源シェルフでは、各電源モジュールに、電源モジュールの前面から冷気を取り込み、電源シェルフの背面から熱気を排出するためのファンが組み込まれています。

電源

Cisco 12016/12416インターネット ルータは、AC入力電源装置を3台使用するAC入力電源サブシステム、またはDC入力パワー エントリ モジュールを4台使用するDC入力電源サブシステムを指定して発注します。


注意 Cisco 12016/12416インターネット ルータは、EMC規制に適合させるために、すべての電源モジュールをつねに搭載した状態で動作させる必要があります。

AC入力電源サブシステムは、AC入力電源装置を3台搭載するためのベイを備えたAC入力電源シェルフで構成されます。AC入力電源サブシステムを指定してルータを発注した場合、AC入力電源シェルフに3台のAC入力電源装置を搭載した状態(完全冗長電源)で出荷されます。完全冗長電源構成では、3台の電源装置がN+1の冗長電流共有方式に組み込まれ、3台すべての電源装置間で電流共有が分割されます。電源装置の1台で障害が発生しても、システムは一時的に、残った2台の電源装置で動作を継続できます。

DC入力電源サブシステムは、DC入力パワー エントリ モジュールを4台搭載するためのベイを備えたDC入力電源シェルフで構成されます。DC入力電源サブシステムを指定してルータを発注した場合、DC入力電源シェルフに4台のDC入力パワー エントリ モジュールを搭載した状態(完全冗長電源)で出荷されます。完全冗長電源構成では、モジュールA1およびB1がシステム負荷ゾーン1(上部ブロワー モジュールおよび上部カード ケージ)に冗長電源を提供します。モジュールA2およびB2は、システム負荷ゾーン2(SFCケージ、下部カード ケージ、および下部ブロワー モジュール)に冗長電源を提供します。

安全に関する注意事項

交換作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。

さらに、ルータの設置、設定、または保守を行う前に、使用するルータの『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Internet Router 』(Text Part Number:78-4347-xx)に記載されている安全に関する警告を確認してください。

安全上の警告

誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。次に、安全に関する警告文の例を示します。警告を表す記号と、人身事故を伴う状況が記載されています。


警告危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。


機器を安全に取り扱うための注意事項

次の注意事項に従って、安全を確保し、機器を保護してください。このリストには、起こりうる危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。常に 注意 が必要です。

システムの移動前に、必ずすべての電源コードおよびインターフェイス ケーブルを外します。

回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。

工具および組立部品が通行の邪魔にならないようにしてください。

危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

電気機器の安全な取り扱い

電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。

ルータ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。

ルータの取り付けや取り外しを行う前に、すべての電源コードおよび外部ケーブルを外してください。

回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。

故障していると思われる機器は取り付けないでください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

電気事故が発生した場合は、次の手順に従ってください。

負傷しないように注意してください。ルータの電源を切断してください。

可能であれば、他の人に救急医療への通報を任せてください。不可能な場合には、負傷者の容態を見極めた上で、救助を求めに行ってください。

負傷者に人工呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。

さらに、電源から切断されていても、電話回線またはネットワーク配線に接続されている装置を扱う場合には、次の注意事項に従ってください。

雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。

防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。

電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。

電話回線の設置または変更は、十分注意して行ってください。

静電破壊の防止

ルータ コンポーネントの多くは、静電気によって壊れることがあります。コンポーネントによっては、わずか30 Vの電圧でも壊れますが、プラスチックや発砲スチロールの梱包資材を触っただけで、またはアセンブリがプラスチックやカーペットにかすっただけで、35,000 Vもの静電気電圧が発生することがあります。適切なESD(静電気放電)防止策を講じなかった場合、コンポーネントが完全に壊れたり、断続的な障害が発生したりする可能性があります。次の注意事項に従って、静電破壊の潜在的可能性を最小限に抑えてください。

静電気防止用リスト/アンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。


注意 静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は1~10 Mohmでなければなりません。

コンポーネントの取り外しまたは取り付けを行う際は、シャーシ前面の一方のESD接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない面に、静電気防止用ストラップの装置側を必ず接続します(図2を参照)。コンポーネントと衣服が接触しないように注意してください。静電気防止用リスト ストラップは体内の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気電圧によってコンポーネントが損傷する可能性は残ります。

必ずカードのコンポーネント側を上にして、静電気防止用シートの上に置くか、静電気防止カード ラックに入れるか、または静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合には、ただちに静電気防止用袋に保管してください。

ライン カードまたはRPを取り付けるときは、イジェクト レバーを使用してバックプレーンにカードのコネクタを固定し、カードの前面プレート両側の非脱落型ネジを締めてください。非脱落型ネジはプロセッサの脱落を防ぐだけではなく、ルータに適切なアースを提供し、バックプレーンにカード コネクタを確実に固定するために必要です。

図2 静電気防止用リスト ストラップとCisco 12016インターネット ルータの接続

 

すべてのライン カード スロットがつねに搭載状態でなければなりません。ライン カードの搭載時に、(ブランク フィラーを含め)すべてのライン カードが所定のスロットに収容されるまで、各ラインカードの非脱落型ネジを完全には締めないでください。すべてのスロットに搭載して初めて、ネジをきちんと締め、EMIガスケットを適切に圧迫することができます。1つまたは複数のラインカードを交換するときには、固定されている他のライン カードのネジを外す必要はありません。ただ、非脱落型ネジを締める前に、すべてのスロットが搭載状態であることを確認してください。

ライン カード、クロック/スケジューラ カード、スイッチ ファブリック カードまたはRPを取り外すときには、イジェクト レバーを使用してバックプレーンからカード コネクタを外します。金属製のカード フレームを静かに引き出し、片手をフレームの底面に添えて、スロットからまっすぐ取り出します。

ライン カード、クロック/スケジューラ カード、スイッチ ファブリック カード、またはRPを扱う場合は、必ず金属製のカード フレームだけを持ちます。ボードまたはコネクタ ピンには触れないようにしてください。

必要な工具と部品

シャーシの取り外しおよび取り付けには、次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

1/4インチおよび3/16インチのマイナス ドライバ

No. 1およびNo. 2のプラス ドライバ

3/8インチ(10 mm)のナット ドライバ(DC入力電源シェルフを使用するシステムの場合)

9/16インチ(14 mm)のレンチ(シャーシ固定ボルト用およびパレット固定ブラケットのボルト用)

3/4インチ(19 mm)のソケットおよびラチェット レンチ

スペアのCisco 12016/12416インターネット ルータ シザーズ ジャッキ プラットフォーム(装置ラックから不良シャーシを取り外す場合に使用)

Stevens Appliance Truck Companyの[Escort] Model STEV SRT-M-66(McMaster-CarrのModel 2654T6として流通)など、可倒式安全レッグ ホイールと安全ベルトを備えた安全台車

交換用シャーシ(シスコ製品番号:GSR16-CHASSIS=)

シャーシの取り外しおよび取り付け

Cisco 12016/12416インターネット ルータ シャーシは、統合型の板金アセンブリで、上部ブロワー モジュール ベイ、上部カード ケージ、SFCケージとエア フィルタ ドア、下部カード ケージ、および下部ブロワー モジュール ベイからなります。このシャーシは装置ラックに搭載し、10本のネジ(左右5本ずつ)で、シャーシのラックマウント フランジをラックのマウント フランジに固定します。

不良シャーシを取り外すプロセスとして、不良シャーシから(エア フィルタ以外の)あらゆるコンポーネントを取り外し、交換用シャーシに取り付けることになります。ここで説明する手順は、下記が前提です。

交換用シャーシは、不良シャーシが搭載されているラックの近くに、シザーズ ジャッキ プラットフォームに載せて一時的に置いてあり、不良シャーシと同じアース システムに接続しています。

装置ラックから不良シャーシを取り外すときに、スペアのシザーズ ジャッキ プラットフォームを利用できます。

不良シャーシから交換用シャーシにコンポーネントを移します。

交換用シャーシとそのすべての搭載コンポーネントは、装置ラックの不良シャーシがあった場所に設置します。

この方法は、ライン カード、SFCなどのシステム コンポーネントを一時的にであっても、カード ケージの外部で保管する必要がないので、システム コンポーネントを保護できるという利点があります。さらに、各コンポーネントが交換用シャーシの不良シャーシと同じ位置に搭載されるので、ルータの物理構成を維持できます。

ここでは次の手順について説明します。

「交換用シャーシの開梱」

「輸送用パレットから交換用シャーシを取り外す手順」

「交換用シャーシの配置および準備」

「不良シャーシの準備」

「システム コンポーネントの取り外しおよび移動」

「装置ラックからのシャーシの取り外し」

「交換用シャーシの搭載」

「ルータ動作の確認」

「シャーシ前面カバーの取り付け」

「交換したシャーシを輸送するための梱包」


注意 シャーシの取り外しおよび取り付けには、ルータの電源を切断する必要があります。

交換用シャーシの開梱

交換用シャーシを開梱するには、まず、梱包を解きます。輸送用パレットの上にシャーシがあります。次に、輸送用パレットからシャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームを外します。図3は、交換用シャーシの梱包の展開図です。

図3 Cisco 12016/12416インターネット ルータ交換用シャーシの梱包

 

図3を参照し、次の手順で、輸送用パレットの上のシャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームをむき出しにします。


ステップ 1 パレット ジャッキまたはフォークリフトを使用して、できるだけ設置場所の近くに輸送用コンテナを位置づけます。水平で床が安定しており、十分なスペースのある場所で梱包を解いてください。作業スペースは、輸送用コンテナの4面すべてへ容易にアクセスできる広さが必要です。

ステップ 2 次の手順で、輸送用コンテナから段ボールのトップ キャップを取り除きます。

a. コンテナの側面を上下に走っているストラップを切断します。

b. 側面パネルからトップ キャップを外し、持ち上げてコンテナから取り除きます。

c. 安全な場所にトップ キャップを置きます。

ステップ 3 次の手順で、段ボールのU字型側面パネルを取り外します。

a. 細長い側面パネルに、プラスチックの固定用クリップが6個あります。いずれかのプラスチック クリップの穴に指を差し込み、クリップのくさび型の部分を引っ張って、クリップの横の2枚のタブを外します(図3でプラスチック固定クリップの拡大図を参照)。

b. クリップを段ボールのパネルの穴から引き抜きます。

c. 細長い側面パネルの残り5個のクリップについても、ステップa.b.を繰り返します。

d. 反対側の側面パネルで、ステップa.c.を繰り返します。

e. U字型の側面パネルを持ち上げ、パレットから外して折り畳み、安全な場所に置きます。

f. もう一方のU字型パネルで、ステップe.を繰り返します。

ステップ 4 ルータ上部の2つの発泡スチロールを取り除きます。

ステップ 5 アクセサリ パッケージの上から段ボールのスペーサを取り除きます。

ステップ 6 パレットからアクセサリ パッケージを取り外し、パレットから離れた場所に置きます。

ステップ 7 アクセサリ パッケージのトップ キャップをスライドさせて外します。

ステップ 8 5つのアクセサリ ボックスのそれぞれを外し、安全な場所に置きます。


 


) 梱包資材を壊さないようにしてください。交換用シャーシの搭載後、梱包資材を組み立てて保管しておくと、装置ラックからを取り外したシャーシを梱包して別の場所へ運んだり、場合によっては工場に送ったりできます。


輸送用パレットから交換用シャーシを取り外す手順

図4では、交換用シャーシがシザーズ ジャッキ プラットフォームに固定され、輸送用パレットに搭載されています。シャーシは、シザーズ ジャッキ プラットフォームの上に、4個のアンカー クリップを使用してボルトで固定されています。シザーズ ジャッキ プラットフォームは、8個の固定金具で輸送用パレットに固定されています。

図4 輸送用パレット上のシャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォーム

 

図5で、輸送用パレットからシャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームを外す方法を示します。

図5 輸送用パレットからシャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームを外す方法

 

輸送用パレットからシャーシを外してラックに移す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 シザーズ ジャッキ プラットフォームの 前面 に固定されている2個の固定金具を取り外します。図4を参照し、次の作業を行います。

a. 9/16インチ(14 mm)のレンチで、輸送用パレットの に2個の前面固定金具を固定しているボルトを取り外します(図6を参照)。

図6 輸送用パレットから固定金具のボルトを取り外す方法

 


注意 ブロッキング プレートは、シザーズ ジャッキ プラットフォームの側面から横のボルトが外れないようにするための保護機構です。ブロッキング プレートの機能が損なわれないようにしてください。

b. 2個の固定金具からブロッキング プレートを取り外します。

c. 9/16インチ(14 mm)のレンチで、シザーズ ジャッキ プラットフォームの 前面 にある2個の固定金具を留めているボルトを取り外します(図7を参照)。

図7 シザーズ ジャッキ プラットフォームから固定金具のボルトを取り外す方法

 

d. 固定金具、ブロッキング プレート、およびボルトを安全な場所に置きます。


) パレットに空のシザーズ ジャッキ プラットフォームを再び搭載して、他の梱包資材とともに保管する必要があります。場所の移動または工場への返却が必要になった場合に、装置ラックからルータを取り外し、もう一度梱包できるようにするためです。


ステップ 2 U字型のパレット本体からパレット前面のバーを外します。図8を参照し、次の作業を行います。

図8 パレット前面バーの取り外し

 

a. ヒンジ ロックのバタフライ ハンドルを回転させ、ヒンジ ロック本体に対して垂直になるようにします。

b. バタフライ ハンドルを左回りにひねり、パレット本体とかみ合っているヒンジ ロックのフックを外します。

c. 受け口からヒンジ ロックのフックを持ち上げ、パレット前面バーを外します。

d. パレット本体からパレット前面バーを引き離し、安全な場所に置きます。


) この時点で、シザーズ ジャッキ プラットフォームが閉じた(プラットフォームの上下が折り畳まれている)状態で、ルータおよびシザーズ ジャッキの重量全体がU字型パレット本体で支えられていることを目で確認できます。


ステップ 3 3/4インチ(19 mm)のソケットおよびラチェット レンチを使用して、シザーズ ジャッキのネジを 左回り に回転させ、シザーズ ジャッキ プラットフォームを展開してシザーズ ジャッキ プラットフォームの底面を床まで下げます。プラットフォームがシャーシの重量を支え、パレットが浮き始めるまで、ネジを回し続けます(図9を参照)。

図9 シザーズ ジャッキ プラットフォームを展開してシャーシを支える手順

 

ステップ 4 9/16インチ(14 mm)のレンチで、パレット本体の に残りの6個の固定金具を留めているボルトを取り外します。


注意 この時点で、シザーズ ジャッキ プラットフォームがシャーシの重量を支えています。シャーシが安定するように、だれかにシャーシを支えてもらってください。

ステップ 5 パレット本体をスライドさせてシザーズ ジャッキ プラットフォームのベースから外し、安全な場所に置きます(図5を参照)。


警告 Cisco 12016/12416インターネット ルータの背面および側面のハンドルを持ってシャーシを持ち上げないでください。これらのハンドルは、シャーシの重量を支えるようには作られていません。これらのハンドルは、装置ラックでのシャーシの取り付けまたは取り外しを行う際、シャーシを支えるための補助手段としてのみ使用します。シャーシの破損または人身事故を防ぐため、ハンドルでシャーシを持ち上げないでください。


ステップ 6 9/16インチ(14 mm)のレンチで、シザーズ ジャッキ プラットフォームの側面に残りの6個の固定金具を留めている横のボルトを取り外します。将来使用するときに備えて、輸送用パレットにシザーズ ジャッキ プラットフォームを再び搭載して保管できるように、ボルトおよび金具を取っておきます。

ステップ 7 3/4インチ(19 mm)のソケットおよびラチェット レンチを使用して、シザーズ ジャッキのネジを 右回り に回転させ、シザーズ ジャッキ プラットフォームを閉じてルータを下げます(図10を参照)。

図10 シザーズ ジャッキ プラットフォームを閉じる方法

 

ステップ 8 シャーシの横に安全台車を位置づけ、シャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームをスライドさせながら台車に搭載し、固定用安全ベルトで台車にシャーシを固定します(図11を参照)。


 


注意 安全ベルトは、シャーシまたはシャーシ コンポーネントが損傷しない程度に、きちんと締めてください。安全ベルトを締めすぎないように注意してください。

図11 安全台車にシャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームを搭載する方法

 

ステップ 9 安全台車を張り出したホイール側に傾け、シャーシをラックのところまで移動させます(図12を参照)。

図12 シャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームの移動

 

ステップ 10 ラックのところで、シャーシを起こし、シザーズ ジャッキ プラットフォーム上で直立させて台車から外します。


 

交換用シャーシの配置および準備

交換用シャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームをラックのそばに置いてから、セントラル オフィスのアース システムまたは内部機器のアース システムをルータの補助接合/アース レセプタクルに一時的に接続します。シャーシには、SFCケージの下端近く、前面フランジにレセプタクルが2個あります(図13を参照)。さらに、シャーシ背面の電源インターフェイス パネルの上にも、レセプタクルが2個あります(図14を参照)。接合/アース レセプタクルは、塗装されていない金属エリアで囲まれた、ボルト用の丸い穴と長細い穴で構成されています。

接合/アース ケーブルおよびコネクタの要件の詳細については、『 Cisco 12016 and Cisco 12416 Internet Router Installation and Configuration Guide 』の「Supplemental Unit Bonding and Grounding Guidelines」を参照してください。

図13 Cisco 12016/12416インターネット ルータ前面の接合/アース レセプタクル

 

図14 Cisco 12016インターネット ルータ上部の接合/アース レセプタクル

 

Cisco 12016/12416インターネット ルータの電源切断

ルータの電源切断手順は、次のとおりです。


ステップ 1 電源シェルフに接続している電力線に対応するすべての回路ブレーカを切断します。

ステップ 2 各電源モジュールのPWR OK LEDが消灯し、各モジュールの電源ファンが停止していることを確認します。

ステップ 3 各ブロワー モジュールのOK LED(グリーン)が消灯していることを確認します。


 

電源シェルフからの電力切断

ここでは2種類の手順を紹介します。

AC入力電源シェルフからの電力切断 (以下)

「DC入力電源シェルフからの電力切断」

使用システムに適した手順を選択してください。

AC入力電源シェルフからの電力切断

AC入力電源シェルフの背面パネルには、(各電源装置ベイに1つずつ)3つのAC電源コード レセプタクルがあります。図15に、AC入力電源シェルフからの電力を切断する方法を示します。

図15 AC電源コードの切断

 

AC入力電源シェルフからの電力を切断するには、図15を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 ACコンセントからAC電源コードを外します。

ステップ 3 (電源シェルフの背面パネルを見て)右端の電源コード カプラから始め、電源シェルフ背面パネルのAC電源コード レセプタクルにAC電源コード カプラを固定している保持クリップを後ろに引きます。

ステップ 4 電源シェルフ背面パネルのAC電源コード レセプタクルから、AC電源コード カプラを引き抜きます。

他のAC電源コードのそれぞれで、ステップ 3およびステップ 4を繰り返します。


 

DC入力電源シェルフからの電力切断

DC入力電源シェルフからの電力を切断する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。


警告 シャーシに対して、アースまたは電力線の接続/切断を行う前に、必ず、DC回路の電源を切断しておいてください。すべての電源を確実に切断するには、分電盤上でDC回路に対応している回路ブレーカをOFFの位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをOFFの位置のままテープで固定します。


ステップ 2 DC電源コード カバーを電源シェルフの背面パネルに固定しているネジを緩めます。カバーを引き下ろし、カバーのキーホール スロットからネジ山を外します。電源シェルフの背面パネルからカバーを引き抜きます(図16を参照)。カバーを安全な場所に置きます。

図16 DC電源コード カバーの取り外し

 

ステップ 3 電源シェルフ背面パネルの各ケーブル ペアに接続された導線の電圧を測定します。すべての測定値がゼロ ボルトでなければなりません。

ステップ 4 電源シェルフ背面パネルのDC入力端子スタッドから、DC電源のマイナス(-)ケーブルとプラス(+)ケーブルのペアを切り離します。図17を参照し、次の作業を行います。

図17 DC電源コードの切断

 

a. マイナス(-)ケーブルの端子が接続されている両方の端子スタッドから、外側のナットとワッシャだけを取り外します。

b. 端子スタッドからDCマイナス(-)ケーブル端子を外し、安全な場所に置きます。


注意 念のため、電気用のテープまたは絶縁チューブを剥き出しのケーブル端子に被せ、端子間または端子とアース間の偶発的な接触が起きないようにすることを推奨します。

c. プラス(+)ケーブルの端子が接続されている両方の端子スタッドから、外側のナットとワッシャだけを取り外します。

d. 端子スタッドからDCプラス(+)ケーブル端子を外し、安全な場所に置きます。

e. ワッシャとナットは端子スタッドに戻します。

パワー エントリ モジュール ベイA1、A2、およびB2の残りの端子スタッド セットについて、DC電源コードのペア(-および+)のそれぞれでステップ 4を繰り返します。

ステップ 5 2つのアース端子スタッドから外側のナットとワッシャを外し、端子スタッドから電源シェルフ アース ケーブル端子を外します。

ステップ 6 ワッシャとナットはすべて、端子スタッドに戻します。

ステップ 7 DC電源コード カバーを元どおりに取り付け、ネジを締めます。


 

前面カバーの取り外し

電源シェルフ/上部ブロワー モジュール、上部カード ケージ、下部カード ケージ、および下部ブロワー モジュール用の4つの前面カバーが、シャーシ前面のソケットに差し込むボール スタッドによって、シャーシに固定されています。このような前面カバーを スナップ式 前面カバーといいます。

エア フィルタ ドアの一部を覆う前面カバーは、4本のプラス ネジをエア フィルタ ドアの裏から差し込むことによって、エア フィルタ ドアに固定されています。エア フィルタ ドアを開けるには、この前面カバーを取り外す必要があります。この部分的な前面カバーを エア フィルタ ドア 前面カバーといいます。

ここでは2種類の手順を紹介します。

スナップ式前面カバーの取り外し

エア フィルタ ドア前面カバーの取り外し

スナップ式前面カバーの取り外し

スナップ式前面カバー(電源シェルフ/上部ブロワー モジュール、上部カード ケージ、下部カード ケージ、および下部ブロワー モジュール用)を取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 電源シェルフ/上部ブロワー モジュール用のカバーから始めます。Cisco 12016/12416インターネット ルータで、4つのスナップ式前面カバーのそれぞれについて、形状と位置を確認してください。

ステップ 2 前面カバー外側の端を持ち、まっすぐ引いて、シャーシから前面カバーを外します。

スナップ式前面カバーのそれぞれに、4つ1組のボール スタッドがあり、これをシャーシ前面のソケットに差し込むことによって、前面カバーを固定しています。

ステップ 3 前面カバーを安全な場所に置きます。

残りのスナップ式前面カバーで、ステップ 2およびステップ 3を繰り返します。


 

エア フィルタ ドア前面カバーの取り外し

エア フィルタ ドア前面カバーを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 エア フィルタ ドアの左右に2個ずつある、非脱落型ネジを緩めます(図18を参照)。

図18 エア フィルタ ドアの開き方

 

ステップ 3 エア フィルタ ドア前面カバーの左右を持ち、ドアを外側下向きにゆっくり開き、SFCケージから外します。

エア フィルタ ドアは、ドアの両側にあるバネ付きアームのペアによって、シャーシに取り付けられています。ドアをファブリック カード ケージから完全に引き離すと、下部カード ケージの前にぶら下がります。


注意 エア フィルタ ドア裏側およびSFCケージの内部にある、蜂の巣状のスクリーンが損傷しないように、慎重に扱ってください。蜂の巣状のスクリーンが損傷を受けると、エアフローが妨げられ、ルータ内部が過熱状態になる可能性があります。EMIに対する保護も弱くなります。

ステップ 4 プラスのドライバを使用して、部分的な前面カバーをエア フィルタ ドアに固定している4本のネジを緩めて外します(図19を参照)。4本のネジは、交換用の前面カバーを取り付けるときに必要なので、安全な場所に保管します。

ステップ 5 エア フィルタ ドア前面カバーを安全な場所に置きます。

ステップ 6 エア フィルタ ドアを閉めて固定します。

a. エア フィルタ ドア前面カバーの両側を持ち、上向きに回転させて、SFCケージの開口部と並び、4本のガイド ピンがSFCケージ両側のそれぞれの穴に差し込まれるようにします。


注意 エア フィルタ ドアの4辺すべてに、導体の接点が多数隆起しているEMI防止ガスケットが縁取りされています。ドアを重ねて固定するときに、EMI防止ガスケットの接点が損傷しないように注意してください。ガスケットが損傷すると、EMI性能が低下する可能性があります。

b. SFCケージの開口部に収まるまで、エア フィルタ ドアを押し、4本の非脱落型ネジを締めます。


 


注意 適切なEMI性能を維持するために、エア フィルタ ドアはつねに閉じて固定されていなければなりません。

図19 エア フィルタ ドア前面カバーの取り外し

 

RPケーブルの切断

RPのコンソール ポート、AUXポート、またはイーサネット ポート/RJ-45/Media-Independent Interface(MII;メディア独立型インターフェイス)のいずれかに接続しているすべてのケーブルを外す必要があります。各RPケーブル接続を識別し、書き留めてからケーブルを外してください。ケーブルを外したあとで、シャーシから引き離して安全な場所に置きます。

アラーム カード ケーブルの切断

アラーム カードの一方または両方の外部アラーム ポートに接続しているすべてのケーブルを外す必要があります。アラーム ケーブル接続を識別し、書き留めてからケーブルを外してください。ケーブルを外したあとで、シャーシから引き離して安全な場所に置きます。

ライン カード インターフェイス ケーブルの切断

上部カード ケージにはスロットが8つあります(左から右へ0~7)。ライン カードはスロット0~6に搭載します。マスターRPは、スロット7に搭載しなければなりません。上部カード ケージにも前もって搭載されたアラーム カード用の、設定できない専用スロットがあります(スロット0の横、左端のスロットでラベルは Alarm )。

上部カード ケージのライン カード インターフェイス ケーブルを外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 左から右へ、各カードを識別して次の情報を書き留めます。

スロット番号、カード タイプ、ナロー カード フィルタ パネルとペアになっているかどうか。交換用シャーシにカードを搭載するときには、必ず、同じスロットに搭載してください。ライン カードの前面プレートでカード スロットの開口部を完全にふさぐことができない場合、EMCの規制を満たし、シャーシ内の適切なエアフローを確保するために、ナロー カード フィルタ パネルを取り付ける必要があります。

カード ポートのケーブル接続。交換用シャーシにカードを搭載するときには、同じカード ポートにケーブルを接続する必要があります。

ステップ 3 ライン カードのケーブル マネジメント ブラケットにタグまたは他の目印をつけ、ケーブルの束とライン カードの関係がわかるようにします。

ステップ 4 カード ポートからすべてのケーブル コネクタを外します。


) カードがライン カードの場合は、ネットワーク インターフェイス ケーブルをライン カードのケーブル マネジメント ブラケットに取り付けたままにしておき、ケーブルがポート割り当ての順番どおりに維持されるようにします。


ステップ 5 ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの両側にある非脱落型ネジを緩め、ケーブル マネジメント ブラケットとケーブルをライン カードの前面プレートから外します(図20を参照)。

図20 ネットワーク インターフェイス ケーブルの切断

 

ステップ 6 水平のケーブル マネジメント トレイと垂直のケーブル マネジメント トラフからケーブルの束を慎重に外し、脇へ静かに置きます。


 

垂直ケーブル マネジメント トラフの取り外し

シャーシの両側に、6個のプラス ネジで、垂直ケーブル マネジメント トラフが1つずつ取り付けられています(図21を参照)。シャーシを装置ラックから取り外すには、その前に、両方の垂直ケーブル マネジメント トラフを取り外す必要があります。

図21 垂直ケーブル マネジメント トラフの取り外し

 

垂直ケーブル マネジメント トラフを取り外すには、図21を参照し、次の作業を行います。


ステップ 1 トラフ外側の穴からプラス ドライバを差し込み、トラフをシャーシに固定している6個のプラス ネジを外します。

ステップ 2 トラフとネジを安全な場所に置きます。交換用シャーシを装置ラックに設置したあとで、トラフを取り付ける必要があります。


 

残りのトラフでステップ 1およびステップ 2を繰り返します。

ブロワー モジュールの取り外しおよび移動

図22 ブロワー モジュールの取り外し(上部ブロワー モジュールの場合)

 

ブロワー モジュールを取り外して交換用シャーシに移すには、図22を参照し、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 ブロワー モジュール前面プレートにある2個の非脱落型ネジを緩めます(図22を参照)。


注意 ブロワー モジュールの重量は、20.5ポンド(9.3 kg)です。ブロワー モジュールは、必ず両手で扱ってください。

ステップ 3 ブロワー モジュールのハンドルを持ち、まっすぐ引き出して、ブロワー モジュール ベイの背面にあるシャーシ バックプレーン コネクタからブロワー モジュールを外します。ブロワー モジュール ベイの中ほどまでブロワー モジュールを引き出します。

ステップ 4 片手でブロワー モジュールを支えながら、ブロワー モジュール ベイから完全に引き出します。

ステップ 5 両手でブロワー モジュールを支え、交換用シャーシの同じブロワー モジュール ベイの前に位置づけ、ブロワー モジュールの背面に引っ込んでいるコネクタが、ブロワー モジュール ベイの背面角にあるコネクタと重なるようにします。


) 上部ブロワー モジュール ベイにブロワー モジュールを搭載するときには、3つのファン吸気口を下に向けます。下部ブロワー モジュール ベイの場合は、3個のファン吸気口を上に向けます。この向きさえ間違えなければ、ブロワー モジュールとシャーシのコネクタが重なります。


ステップ 6 レールの上をスライドさせて、ブロワー モジュールをブロワー モジュール ベイに収めます。ブロワー モジュールがブロワー モジュール ベイ背面のシャーシ コネクタと接触したところで、いったん停止します。


注意 シャーシ コネクタを損なわないために、ブロワー モジュールをベイに挿入するときに力を入れすぎないように注意してください。

ステップ 7 ブロワー モジュールのハンドルを押して、ブロワー モジュール コネクタをシャーシ コネクタに装着します(完全に装着されると、ブロワー モジュールの前面プレート フランジがシャーシの前面に接触します)。


) コネクタがかみ合うと、電気接続および制御系統の接続が自動的に行われます。


ステップ 8 ブロワー モジュール前面プレートで2個の非脱落型ネジを締めます。


 

下部ブロワー モジュールでもこの手順を繰り返します。


) 上部ブロワー モジュールと下部ブロワー モジュールは、同じシスコのコンポーネントであり、下部ブロワー モジュールをベイに挿入する向きが異なるだけです。下部ブロワー モジュールは、3つのファン吸気口を上に向けて搭載しますが、上部ブロワー モジュールは吸気口を下に向けて搭載します。


電源モジュールの取り外し

シャーシ交換手順の一部として、電源シェルフを取り外して交換用シャーシに移すために、電源モジュールを取り外す必要があります。交換用シャーシに電源シェルフを取り付けたあとで、電源シェルフに電源モジュールを戻します。

ここでは2種類の手順を紹介します。

「AC入力電源装置の取り外し」

「DC入力パワー エントリ モジュールの取り外し」

使用ルータに適した手順を選択してください。

AC入力電源装置の取り外し

AC入力電源モジュールを取り外すには、図23を参照して、次の作業を行います。

図23 AC入力電源装置の取り外し

 


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 電源装置をオフにして、次の手順でシェルフのバックプレーン コネクタから外します。

a. イジェクト レバーのスプリング クリップを持ち上げ、電源装置の前面プレートからイジェクト レバーを外します(図23aを参照)。

b. イジェクト レバーを回転させて電源装置の前面プレートから引き離し、電源シェルフのバックプレーン コネクタから電源装置を外します(図23bを参照)。


) イジェクト レバーを引くと、電源シェルフのバックプレーン コネクタから電源モジュールが物理的に外れるだけではなく、内部のマイクロスイッチが切り替わり、AC入力電源装置内の電力がシャットダウンされます。


ステップ 3 電源装置のハンドルを持ち、ベイの途中まで電源装置を引き出します(図23cを参照)。


注意 AC入力電源装置の重量は12.7ポンド(5.7 kg)です。電源装置に重量があり、電源シェルフが高い位置にあるので、電源装置は必ず、両手で扱ってください。

ステップ 4 片手で電源装置を支えながら、ベイから完全に引き出します(図23cを参照)。

ステップ 5 電源装置を安全な場所に置きます。

残りの電源装置でステップ 2ステップ 5を繰り返します。


 

DC入力パワー エントリ モジュールの取り外し

図24に、電源シェルフからDC入力パワー エントリ モジュールを取り外す方法を示します。

図24 DC入力パワー エントリ モジュールの取り外し

 

DC入力パワー エントリ モジュールを取り外すには、図24を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 パワー エントリ モジュールをオフにして、次の手順で電源シェルフのバックプレーン コネクタから外します。

a. イジェクト レバーの非脱落型ネジを緩め、パワー エントリ モジュールの前面プレートからイジェクト レバーを外します(図24aを参照)。

b. イジェクト レバーを回転させてパワー エントリ モジュールの前面プレートから引き離し、電源シェルフのバックプレーン コネクタからパワー エントリ モジュールを外します(図24bを参照)。


) イジェクト レバーを引くと、電源シェルフのバックプレーン コネクタからパワー エントリ モジュールが物理的に外れ、パワー エントリ モジュール内部の電力がシャットダウンされます。


ステップ 3 パワー エントリ モジュールのハンドルを持ち、ベイの途中までパワー エントリ モジュールを引き出します(図24cを参照)。


注意 DC入力パワー エントリ モジュールの重量は6.4ポンド(2.9 kg)です。パワー エントリ モジュールに重量があり、電源シェルフが高い位置にあるので、パワー エントリ モジュールは必ず、両手で扱ってください。

ステップ 4 片手でパワー エントリ モジュールを支えながら、ベイから完全に引き出します(図24dを参照)。

ステップ 5 パワー エントリ モジュールを安全な場所に置きます。

残りのパワー エントリ モジュールでステップ 2ステップ 5を繰り返します。


 

電源シェルフの取り外しおよび移動

不良シャーシの電源シェルフから電源モジュールを取り外したあとで、不良シャーシから電源シェルフを取り外し、交換用シャーシに搭載する必要があります。


) この手順は、AC入力とDC入力両方の電源シェルフで共通です。どちらもまったく同じ手順でシャーシから取り外します。


不良シャーシから電源シェルフを取り外し、交換用シャーシに搭載する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 2つの電源シェルフ前面フランジをシャーシのラックマウント フランジに固定している非脱落型ネジ(左右に2つずつ)を緩めます(図25を参照)。

図25 電源シェルフの解放

 

ステップ 3 マイナス ドライバで電源シェルフ前面パネルのイジェクト ジャックネジを左回りに回転させ(図25を参照)、電源シェルフのコネクタをシャーシ電源インターフェイス パネルのコネクタから外します。

ステップ 4 電源シェルフの前面フランジを持ち、ラックの途中まで電源シェルフを引き出します(図26を参照)。

図26 電源シェルフの取り外し

 


注意 空のAC入力電源シェルフの重量は20.9ポンド(9.5 kg)です。空のDC入力電源シェルフの重量は10.2ポンド(4.6 kg)です。ラックに搭載したCisco 12016/12416インターネット ルータのシャーシは高さがあるので、電源シェルフを持ち上げて取り外すときには、くれぐれも注意してください。けがをしないために、背中をまっすぐ伸ばし、腰ではなく脚で持ち上げてください。急にからだをひねったり、横に移動したりしないでください。

ステップ 5 両手で電源シェルフのフランジを持ち(図26を参照)、電源シェルフをシャーシからゆっくり持ち上げてラックから取り出します。

ステップ 6 交換用シャーシの一番上に電源シェルフを持ち上げ、電源シェルフの底面の縁をシャーシの上の縁にあるトラックに合わせます(図27を参照)。

図27 電源シェルフの搭載

 

ステップ 7 電源シェルフ背面パネルのコネクタがシャーシ電源インターフェイス パネルのコネクタから3インチ(約8 cm)のところへくるまで、シャーシの上で電源シェルフを押します。

ステップ 8 シャーシ電源インターフェイス パネルのコネクタに、電源シェルフを装着します。図28を参照し、次の作業を行います。

図28 電源シェルフの装着(AC入力電源シェルフの場合)

 

a. シャーシ電源インターフェイス パネルのガイド ピンが電源シェルフ背面の穴に重なり、イジェクト ジャックネジがシャーシ電源インターフェイス パネルの差し込み口に重なっているかどうかを確認します。

b. 電源シェルフ背面のコネクタがシャーシ電源インターフェイス パネルのコネクタと接触するまで、電源シェルフを慎重に押します。

c. マイナス ドライバでイジェクト ジャックネジを右に回転させ、電源シェルフのコネクタをシャーシ電源インターフェイス パネルのコネクタに装着します。

イジェクト ジャックネジがそれ以上回らなくなれば、コネクタが完全に装着され、電源シェルフのフランジがシャーシのラックマウント フランジと接するはずです。


) 電源シェルフとシャーシ電源インターフェイス パネル間の電気接続は、電源シェルフが電源インターフェイス パネルのコネクタに完全に装着された時点で、自動的に行われます。


ステップ 9 電源シェルフ前面フランジのそれぞれで、非脱落型ネジ(左右に2本ずつ)を差し込んで締め、電源シェルフをシャーシのフランジに固定します。


 

電源モジュールの搭載

ここでは2種類の手順を紹介します。

AC入力電源モジュールの搭載 (以下)

「DC入力電源モジュールの搭載」

使用ルータに適した手順を選択してください。

AC入力電源モジュールの搭載


注意 AC入力電源装置の重量は12.7ポンド(5.7 kg)です。電源装置に重量があり、電源シェルフが高い位置にあるので、電源装置は必ず、両手で扱ってください。

AC入力電源モジュールを搭載するには、図29を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 電源装置のイジェクト レバーのスプリング クリップを持ち上げ、電源装置の前面プレートに対して垂直になるまでイジェクト レバーを回します(図29aを参照)。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタを損なわないために、電源装置をベイに挿入するときに力を入れすぎないように注意してください。

ステップ 3 両手で電源装置を支えながら、電源装置背面のコネクタが電源シェルフ バックプレーンのコネクタと接触するところまで、電源シェルフを押し込みます(図29bを参照)。

ステップ 4 イジェクト レバーを回して電源シェルフ底面の溝に引っかけ、電源装置の前面プレートと重なるまで押すことによって、電源シェルフのバックプレーンに電源装置を装着します(図29cを参照)。


 

図29 AC入力電源装置の搭載

 


) 電源装置が完全に装着されると、電源装置前面プレートのスプリング クリップが引っかかり、イジェクト レバーが固定されます。スプリング クリップがレバーに引っかからない場合は、電源装置を取り外し、電源装置の前面プレートをしっかり押して、もう一度取り付けます。

電源装置が電源シェルフに完全に装着されると、電源装置と電源シェルフ バックプレーンの電気接続が自動的に行われます。


残りのAC入力電源装置でステップ 2ステップ 4を繰り返します。


注意 Cisco 12016/12416インターネット ルータは、EMC規制に適合させるために、すべての電源モジュールをつねに搭載した状態で動作させる必要があります。

DC入力電源モジュールの搭載

図30 DC入力パワー エントリ モジュールの搭載

 


注意 DC入力パワー エントリ モジュールの重量は6.4ポンド(2.9 kg)です。パワー エントリ モジュールに重量があり、電源シェルフが高い位置にあるので、パワー エントリ モジュールは必ず、両手で扱ってください。

DC入力パワー エントリ モジュールを搭載するには、図30を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 パワー エントリ モジュールのイジェクト レバーの非脱落型ネジを緩め、パワー エントリ モジュールの前面プレートに対して垂直になるまでイジェクト レバーを回します(図30aを参照)。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタを損なわないために、パワー エントリ モジュールを電源シェルフに挿入するときに力を入れすぎないように注意してください。

ステップ 3 両手でパワー エントリ モジュールを支えながら、パワー エントリ モジュール背面のコネクタが電源シェルフ バックプレーンのコネクタと接触するところまで、電源シェルフを押し込みます(図30bを参照)。

ステップ 4 イジェクト レバーを回して電源シェルフ底面の溝に引っかけ、パワー エントリ モジュールの前面プレートと重なるまで押すことによって、バックプレーン コネクタにパワー エントリ モジュールを装着します(図30cを参照)。


) イジェクト レバーがパワー エントリ モジュールの前面プレートに重ならない場合は、パワー エントリ モジュールを取り外し、パワー エントリ モジュールの前面プレートをしっかり押しながら、もう一度取り付けます。

パワー エントリ モジュールが電源シェルフに完全に装着されると、パワー エントリ モジュールと電源シェルフ バックプレーンの電気接続が自動的に行われます。


ステップ 5 イジェクト レバーの非脱落型ネジを締めます(図30dを参照)。

残りのDC入力パワー エントリ モジュールでステップ 2ステップ 5を繰り返します。


 


注意 Cisco 12016/12416インターネット ルータは、EMC規制に適合させるために、すべての電源モジュールをつねに搭載した状態で動作させる必要があります。

上部カード ケージのカードの取り外しおよび移動

交換用シャーシに搭載するために、不良シャーシの上部カード ケージからRP、ライン カード、およびアラーム カードを取り外す必要があります。


) 上部カード ケージにはスロットが8つあります(左から右へ0~7)。マスターRPは、スロット7に搭載しなければなりません。上部カード ケージには、アラーム カードが前もって搭載された、設定できない専用スロット(左端のスロット、ラベルはAlarm)もあります。すべてのスロットを搭載状態にしておく必要があります。この目的で、必要に応じてブランク フィラー カードを使用します。ライン カードの非脱落型ネジは、すべてのスロットが搭載状態になるまで、完全には締めないでください。


上部カード ケージからカードを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 左から右へ、各カードを識別して次の情報を書き留めます。

スロット番号、カード タイプ、ナロー カード フィルタ パネルとペアになっているかどうか。


) ライン カードの前面プレートでカード スロットの開口部を完全にふさぐことができない場合、EMCの規制を満たし、シャーシ内の適切なエアフローを確保するために、ナロー カード フィルタ パネルを取り付ける必要があります。


カード ポートのケーブル接続。新しいシャーシにカードを搭載するときには、同じカード ポートにケーブルを接続する必要があります。

ステップ 3 カード ポートからすべてのケーブル コネクタを外します。


) カードがライン カードの場合は、ネットワーク インターフェイス ケーブルをライン カードのケーブル マネジメント ブラケットに取り付けたままにしておき、ケーブルがポート割り当ての順番どおりに維持されるようにします。


ステップ 4 ライン カードの場合は、ライン カード ケーブル マネジメント ブラケットの両側にある非脱落型ネジを緩め、ケーブル マネジメント ブラケットとケーブルをライン カードの前面プレートから外します(図31を参照)。

図31 ネットワーク インターフェイス ケーブルの切断

 

ステップ 5 カード前面プレートの両側にある非脱落型ネジを緩めます(図32aを参照)。

図32 上部カード ケージからのカードの取り外し

 

ステップ 6 イジェクト レバーに親指を当て、両方のイジェクト レバーを同時に外側に回し、バックプレーン コネクタからカードを外します(図32bを参照)。

ステップ 7 両方のイジェクト レバーを持ち、スロットの中ほどまでカードをまっすぐ引き出します。カードまたはコネクタ ピンに触れないように注意してください。


) アラーム カードにイジェクト レバーはありません。2個の非脱落型ネジを緩めると、アラーム カード前面プレートのハンドルを使用して、カード ケージからアラーム カードを引き出すことができます。アラーム カードの横にあるパネル上のラベルに注意してください。次のように記載されています。For screw alignment, ensure that slot 0 is populated when removing or inserting alarm card.(ネジが正しくかかるように、アラーム カードの取り外し/取り付け時には、スロット0を搭載状態にしてください)



注意 カード フレーム前面プレートの一辺は、EMI防止ガスケットが縁取りされています。このガスケットは、導体の接点が多数隆起しています。ガスケットの接点を損なわないように注意してください。カード フレームのガスケットが損傷すると、EMI性能が低下する可能性があります。1つのライン カード スロットでEMIガスケットが損傷すると、隣接するライン カードのネジのかかり方にも影響します。空のシャーシにライン カードを挿入するときに、EMIガスケットが損傷しないように、必ず、すべてのスロットを搭載状態にしてから、非脱落ネジを固定してください。ライン カードの交換時に、すでに固定されている他のライン カードのネジを緩める必要はありません。

ステップ 8 片手でカード フレームの端を持ち、もう片方の手でフレームを下から支え(図32cを参照)、カードをスロットから完全に引き抜きます。

ステップ 9 交換用シャーシの同じスロットに、カード フレームを静かに押し込みます。イジェクト レバーがカード ケージの前面に接触したところで 停止 します。

ステップ 10 両方のカード イジェクト レバーを持ち、カードの前面プレートに対して垂直になるまで内側に回し、バックプレーン コネクタにカードを装着します。

ステップ 11 カードの前面プレートの上下で非脱落型ネジを締めます。

上部カード ケージの残りのカードで、ステップ 3ステップ 11を繰り返します。


注意 上部または下部カード ケージの未使用のカード スロットは、必ず、ブランク フィラー パネルを取り付けてください。EMCの規制を満たし、シャーシ全体で適切なエアフローを維持し、隣接ライン カードを正しい搭載状態にするために、この処置が必要です。ライン カードの前面プレートで、カード スロットの開口部が完全にふさがらない場合は、ナロー カード フィラー パネルを取り付ける必要があります。

ステップ 12 ブランク フィラー パネルとナロー カード フィラー パネルをすべて取り外します。あとで、交換用シャーシの同じスロットに取り付けなければなりません。


 

下部カード ケージのカードの取り外しおよび移動

交換用シャーシに搭載するために、下部カード ケージからライン カードおよびアラーム カードを取り外す必要があります。

下部カード ケージでは、向きが上下逆さまであることを除き(図33を参照)、下部カード ケージのカードを取り外す手順は、「上部カード ケージのカードの取り外しおよび移動」で説明した手順とまったく同じです。

図33 下部カード ケージからのカードの取り外し

 

各ライン カードを取り外すたびに、交換用シャーシの同じカード スロットに移します。すべてのスロットに搭載するまで、各ライン カードの非脱落型ネジを締めてはなりません。


) 非脱落型ネジがぎりぎり引っかかっている状態で、すべてのライン カードをそれぞれの位置で保持します。アラーム カードを含め、すべてのライン カードを搭載し、空のスロットがなくなってから、初めてネジを締めます。交換用シャーシの同じスロットにライン カードを搭載し、ルータの既存のソフトウェア コンフィギュレーションと一致するようにします。


下部カード ケージの左端スロット(スロット8)にオプションの冗長RPが搭載されているシステムの場合、冗長RPを取り外して、交換用シャーシの同じカード スロットに移します。交換用シャーシの同じスロットにRPを搭載し、ルータの既存のソフトウェア コンフィギュレーションと一致させる必要があります。

アラーム カードを取り外し、交換用シャーシの同じカード スロットに移します。交換用シャーシの同じスロットにアラーム カードを搭載し、ルータの既存のソフトウェア コンフィギュレーションと一致させる必要があります。

アラーム カード スロットのそばのパネルのラベルに注意してください。次のように記載されています。For screw alignment, ensure that slot 15 is populated when inserting or removing alarm card.(ネジが正しくかかるように、アラーム カードの取り付け/取り外し時には、スロット15を搭載状態にしてください)

SFCケージのカードの取り外しおよび移動

不良シャーシのSFCケージから、CSCを2つ、SFCを3つ取り外し、交換用シャーシの同じスロットに搭載する必要があります。

CSCとSFCを不良シャーシから交換用シャーシに移す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

図34 エア フィルタ ドアの開き方

 

ステップ 2 不良シャーシと交換用シャーシの両方で、エア フィルタ ドアを開きます。図34を参照し、次の作業を行います。

a. エア フィルタ ドアの左右に2個ずつある、非脱落型ネジを緩めます。

b. エア フィルタ ドア前面カバーの左右を持ち、ドアを外側下向きにゆっくり開き、SFCケージから外します。

エア フィルタ ドアは、ドアの両側にあるバネ付きアームのペアによって、シャーシに取り付けられています。ドアをファブリック カード ケージから完全に引き離すと、下部カード ケージの前にぶら下がります。


注意 エア フィルタ ドア裏側およびSFCケージの内部にある、蜂の巣状のスクリーンが損傷しないように、慎重に扱ってください。蜂の巣状のスクリーンが損傷を受けると、エアフローが妨げられ、ルータ内部が過熱状態になる可能性があります。EMIに対する保護も弱くなります。

図35 SFCケージからのカードの取り外し

 

ステップ 3 左端のカードから始めます。両方のイジェクト レバーを持ち、カード フレームの前面の端から90度の角度になるまで同時に回転させて、バックプレーン コネクタからカードを外します(図35を参照)。

ステップ 4 触れるのは、金属製のカード フレームだけにしてください。カードをスロットから引き出し、ただちに交換用シャーシの同じスロットに搭載します。

a. カード フレームの端に貼付されたラベル(下部イジェクト レバーのそば)で、カードに割り当てられたカード スロットを確認します。CSCのラベルはCSCで、左側の2スロットに搭載します。SFCのラベルはSFCで、右側の3スロットに搭載します。


) SFCケージの各スロットには、位置合わせのための溝があります。SFCケージにカードを搭載するときには、カード フレームの上下とスロットの溝をきちんと合わせてください。


b. 片手でカード フレームのハンドルを持ち、もう片方の手でフレームを下から支え、正しいスロットに収めます。スロットの中ほどまで、カードを押し込みます。カードの回路またはコネクタに触れないように注意してください。

c. 両方のカード イジェクト レバーを回転させて、カード イジェクタの開き口がカードの上下で、カード ケージ スロットの両側のタブにかぶさるようにします。


注意 カード イジェクタの開き口がタブにかぶさっていることを確認します。この状態になっていないと、イジェクト レバーを閉じたときに、一方または両方のイジェクト レバーが動かなくなり、イジェクト レバーが壊れたり折れたりすることがあります。

d. カード イジェクタの開き口がカード ケージ スロットの両側のタブにかみ合うまで、カード ケージ スロットにカードをそのまま押し込みます。


) CSCおよびSFCにはガイド ピンがあり、カードをスロットに押し込むと、このガイド ピンが最初にバックプレーン コネクタと接触します。ガイド ピンが接触してからも、カードのイジェクト レバーが手前に倒れ始めるまで、カード フレームを押します。


e. バックプレーン コネクタにカードを装着するには、両方のカード イジェクト レバーを持ち、カード フレームの前面の端に重なるまで、カード フレームの中央に向けて内側に回します。

ステップ 5 すべてのSFCを移してから、不良シャーシと交換用シャーシの両方で、エア フィルタ ドアを閉じて固定します。

a. エア フィルタ ドア前面カバーの両側を持ち、上向きに回転させて、SFCケージの開口部と並び、4本のガイド ピンがSFCケージ両側のそれぞれの穴に差し込まれるようにします。


注意 エア フィルタ ドアの4辺すべてに、導体の接点が多数隆起しているEMI防止ガスケットが縁取りされています。ドアを重ねて固定するときに、EMI防止ガスケットの接点が損傷しないように注意してください。ガスケットが損傷すると、EMI性能が低下する可能性があります。

b. SFCケージの開口部に収まるまで、エア フィルタ ドアを押し、4本の非脱落型ネジを締めます。


 


注意 適切なEMI性能を維持するために、エア フィルタ ドアはつねに閉じて固定されていなければなりません。

装置ラックからのシャーシの取り外し

ここでは次の手順について説明します。

「補助接合/アース接続の切り離し」

「装置ラックからのシャーシの取り外し」

補助接合/アース接続の切り離し

ルータの補助接合/アース ケーブルがシャーシのいずれかのアース ケーブル レセプタクルに接続されている場合、装置ラックからシャーシを取り外すには、先にシャーシからこれらのケーブル端子を切り離さなければなりません。シャーシには、SFCケージの下端近く、前面フランジにレセプタクルが2個あります(図13を参照)。さらに、シャーシ背面の電源インターフェイス パネルの上にも、レセプタクルが2個あります(図14を参照)。

シャーシから補助接合/アース ケーブル端子を外すには、図13または図14を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 接合/アース ケーブル端子をシャーシに固定している2組のボルト、ワッシャ、およびナットを取り外します。これらの金具はあとで使用するので、保管しておいてください。

ステップ 2 接合/アース ケーブルを外して脇へ置きます。

もう1つの補助接合/アース コネクタがある場合は、そのコネクタについてもステップ 1およびステップ 2を繰り返します。


 

装置ラックからのシャーシの取り外し

装置ラックからシャーシを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ラックのラックマウント プラットフォームの手前に、Cisco 12016/12416インターネット ルータの元のパッケージに含まれていたシザーズ ジャッキ プラットフォームを配置します。

ステップ 2 3/4インチ(19 mm)のソケットおよびラチェット レンチを使用して、シザーズ ジャッキのネジを左回りに回転させ、シザーズ ジャッキ プラットフォームを拡げて、シザーズ ジャッキ プラットフォームの天井をラックマウント プラットフォームの天井と同じ高さまでゆっくり引き上げます(図36を参照)。

図36 シャーシを取り出すためのシザーズ ジャッキ プラットフォームの配置

 

ステップ 3 シャーシの上から下に向かって、ラックのマウント フランジにシャーシを固定しているネジ(シャーシの両側に5本ずつ)を外します。交換用シャーシを取り付けるときに使用するので、ネジは保管しておいてください。


注意 シャーシはまだ、ラック最下部に搭載されたラックマウント プラットフォームが支えていますが、ラックの前面から飛び出さないように、シャーシを支える必要があります。

ステップ 4 シャーシの前面で一人がシャーシを支え、もう一人がシャーシを押して静かにスライドさせながら、ラックのラックマウント テーブルから出してシザーズ ジャッキ プラットフォームに移します。

ステップ 5 シャーシが飛び出さないように、一人がシャーシの脇で待機します。シャーシ最下部の溝に4個のシャーシ アンカー クリップを取り付け、穴とプラットフォームのボルトの穴を重ね、4本のボルトを差し込んで締めて、シャーシがシザーズ ジャッキ プラットフォームから動かないようにします(図37を参照)。

図37 シザーズ ジャッキ プラットフォームへのシャーシの固定

 

ステップ 6 シャーシが飛び出さないように、一人がシャーシの脇で待機し、3/4インチ(19 mm)のソケットおよびラチェット レンチを使用して、シザーズ ジャッキのネジを右にゆっくり回し、シザーズ ジャッキ プラットフォームを閉じてシャーシを下げます(図38を参照)。

図38 シザーズ ジャッキ プラットフォームを閉じてシャーシを下げる手順

 

ステップ 7 シャーシの横に安全台車を位置づけ、シャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームをスライドさせながら台車に搭載し、固定用安全ベルトで台車にシャーシを固定します。

ステップ 8 安全台車を張り出したホイール側に傾け、床が硬くて水平な広い場所にシャーシを移動させて、 輸送できるようにシャーシを梱包します。


 

不良シャーシを工場に返却する場合には、元の輸送コンテナを使用して梱包するか、交換用輸送コンテナをシスコから購入して梱包してください。シャーシの梱包については、「輸送用パレットにシャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームを搭載する方法」および「シャーシを輸送するための梱包」を参照してください。

ラックに搭載できるように交換用シャーシを配置する手順

交換用シャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームを、シャーシの背面パネルがラックの開口部に向き、シザーズ ジャッキ プラットフォームの背面がラックのラックマウント プラットフォームにぶつかるようにして配置します(図39を参照)。

図39 ラックに搭載できるようにシャーシを配置する手順

 

ラックへのシャーシの搭載

ラック支柱間の開口部にシャーシの背面を向けて、シャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームをラックの前に置いてから、シザーズ ジャッキ プラットフォームを拡げ、ラックに搭載されたラックマウント プラットフォームと同じ高さまで、シャーシを引き上げる必要があります。

ラックにシャーシを搭載する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 シャーシが飛び出さないように、一人がシャーシの脇で待機し、3/4インチ(19 mm)のソケット、ラチェット レンチ、および延長バーを使用して、シザーズ ジャッキのネジを左に回し、シザーズ ジャッキ プラットフォームを拡げて、搭載すべき高さまでシャーシをゆっくり引き上げます(図40を参照)。

図40 搭載すべき高さまでシャーシを引き上げる方法

 

ステップ 2 シャーシ底面をシザーズ ジャッキ プラットフォームに固定している、4組のボルトとアンカー クリップを取り外します(図41を参照)。

図41 シャーシ保持クリップの取り外し

 


警告 ルータの背面および側面のハンドルを持ってシャーシを持ち上げないでください。これらのハンドルは、シャーシの重量を支えるようには作られていません。これらのハンドルは、装置ラックでのシャーシの取り付けまたは取り外しを行う際、シャーシを支えるための補助手段としてのみ使用します。シャーシの破損または人身事故を防ぐため、ハンドルでシャーシを持ち上げないでください。


ステップ 3 一人がシャーシ背面のハンドルを使用してシャーシをラックに引き込み、もう一人がシャーシの前面から押すことによって、シザーズ ジャッキ プラットフォームからラックのラックマウント プラットフォームへ、シャーシを静かに移動させます(図42を参照)。

図42 ラックへのシャーシの搭載

 

ステップ 4 シャーシのラックマウント フランジがラックのマウント フランジと重なるまで(または、オプションの中央搭載用ブラケットを取り付けている場合は、そのブラケットと重なるまで)、シャーシをラックに押し込みます。

ステップ 5 シザーズ ジャッキ プラットフォームを閉じ、輸送コンテナの他の資材と一緒にします。


) ルータを別の場所に移したり、シスコに返送したりする必要が生じた場合に、ラックからシャーシを取り外して梱包できるように、輸送コンテナのあらゆる部分を保管しておいてください。輸送コンテナを廃棄したり壊したりしないようにしてください。


ステップ 6 シャーシを搭載するための穴がグループになっています。一番下のグループ(グループA)を確認してください(図43を参照)。グループAの穴の中から、ラックのマウント フランジの穴と重なるものを見つけます。

図43 シャーシ搭載用の穴のグループ

 

ステップ 7 ラックのマウント フランジに合わせてシャーシを支え、もう一人が付属のマウント ネジの1つを差し込んで緩く締めます。

ステップ 8 シャーシの反対側で、一番下の穴のグループ(グループA)の中の同じ穴がラックのマウント フランジの穴に重なるように、シャーシの位置を調整し、付属のマウント ネジの1つを差し込んで緩く締めます。

搭載用の穴のグループB~Eで、ステップ 6ステップ 8を繰り返します。

ステップ 9 必要に応じてシャーシを水平にし、10本のネジ(両側で5本ずつ)をすべて締め、装置ラックにシャーシを固定します。


 

補助接合/アースの再接続

図44に、シャーシ前面、SFCケージの左右どちらかのレセプタクルの1つに、補助接合/アース ケーブル端子を取り付ける方法を示します。図45に、シャーシの背面、電源インターフェイス パネル上部の左右どちらかのレセプタクルの1つに、補助接合/アース ケーブル端子を取り付ける方法を示します。

図44 Cisco 12016/12416インターネット ルータ前面の接合/アース レセプタクル

 

図45 Cisco 12016/12416インターネット ルータ上部の接合/アース レセプタクル

 

接合/アース ケーブル端子をルータのアース レセプタクルに取り付けるには、図44または図45を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 ルータ上で使用する接合/アース レセプタクルを特定します。

ステップ 2 接合/アース ケーブル端子をシャーシの接合/アース レセプタクルの穴に合わせます。

ステップ 3 前に取り外したM6ボルトをケーブル端子とシャーシの穴に差し込み、ロック ワッシャとナットを取り付けます。

ステップ 4 接合/アース ケーブルが他のルータ ハードウェアの邪魔にならないようにして、ナットとボルトを締め、接合/アース ケーブル端子をシャーシに固定します。


 

第2の接合/アース接続がある場合には、ステップ 2ステップ 4を繰り返します。

垂直ケーブル マネジメント トラフの取り付け

垂直ケーブル マネジメント トラフを取り付けるには、図21を参照し、次の作業を行います。


ステップ 1 アクセス ゲートがシャーシ前面に向かって開くように、トラフを調整します。

ステップ 2 トラフ内側パネルのネジ穴とシャーシ ラックマウント フランジの上部水平ケーブル マネジメント トレイ近くにある突起を合わせます。

ステップ 3 2つの穴に指でネジを差し込んで締め、トラフを固定します。

ステップ 4 トラフ外側パネルの穴にプラス ドライバを差し込み、2つのネジを緩く締めます。

ステップ 5 中央の2つの突起と下部の2つの突起にネジを差し込んで締めます。

ステップ 6 6つの穴のすべてでトラフの状態を確認してから、プラス ドライバで6本のネジをすべて締めます。


 

残りのトラフでステップ 1ステップ 6を繰り返します。

電源シェルフの電源接続

ここでは2種類の手順を紹介します。

AC入力電源シェルフの電源接続 (以下)

「DC入力電源シェルフの電源接続」

使用ルータに適した手順を選択してください。

AC入力電源シェルフの電源接続

図46に、ルータの一番上にAC入力電源シェルフを搭載したあとで、電源シェルフ背面のAC入力電源コード レセプタクルにAC電源コードを接続する方法を示します。

図46 AC入力電源シェルフのAC電源接続

 

AC入力電源シェルフにAC電源を接続するには、図46を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 電源シェルフ背面の右端のACレセプタクルから始めます。保持クリップを後ろに引っ張り、レセプタクルに適したAC電源コード カプラをACレセプタクルに差し込みます。

ステップ 3 保持クリップを放して電源コード カプラにかぶせ、電源コード カプラをACレセプタクルに固定します。


 

残りのAC電源コードでステップ 2およびステップ 3を繰り返します。

DC入力電源シェルフの電源接続

図47に、交換用シャーシの一番上にDC入力電源シェルフを搭載したあとで、電源シェルフ背面パネルのDC入力端子スタッドにDC電源コードを接続する方法を示します。

図47 電源シェルフへのDC電源コード接続

 

DC入力電源シェルフにAC電源を接続するには、図47を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 DC電源コード カバーを電源シェルフの背面パネルに固定しているネジを緩めます。カバーを引き下ろし、カバーのキーホール スロットからネジ山を外します。電源シェルフの背面パネルからカバーを引き抜きます(図47を参照)。カバーを脇に置きます。

ステップ 3 電源シェルフ背面パネルの各端子スタッドから取り外すのは、外側のナットとワッシャだけです。


警告 DC電源コードの導線を取り付けるときには、必ず、アースを最初に接続し、最後に切断します。


ステップ 4 電源シェルフのアース ケーブルを接続するには、図47を参照し、次の作業を行います。

a. 電源シェルフのアース ケーブル端子をアース端子スタッドに重ねます。

b. 両方の端子にワッシャとナットを取り付け、指でナットを締めます。

c. アース ケーブルの端子がまっすぐで、他のケーブルの邪魔にならないことを確認してから、3/8インチ(10 mm)のレンチまたはナットドライバを使用してナットを締めます。


) アース ケーブル端子を電源シェルフの端子スタッドに固定するときにはアース ケーブルに小さいループを残します。これによって、DC電源ケーブルの導線すべてに大きな張力がかかっても、アース端子が最後に電源シェルフから切り離されることになります。


ステップ 5 DC電源モジュールのケーブル導線を接続するには、図47を参照して、次の作業を行います。

a. パワー エントリ モジュールのケーブル導線ペアのそれぞれで、DC電源リターン(プラス)とDC電源(マイナス)のケーブル導線を識別します。


) 電源シェルフ端子スタッドに接続するDC電源コードの色分けは、設置場所のDC電源の色分けによって決まります。通常、アースにはグリーンまたはグリーン/イエローを使用します。DC電源の配線に関しては、標準の色分けというものがないので、正しい極性をDC入力電源シェルフの端子スタッドに接続する必要があります。場合によっては、DC電源コードの導線に(+)または(-)のラベルが付いています。この場合、極性を比較的確実に判別できますが、DC入力パワー エントリ モジュールをオンにする前に、DCコード導線間の電圧を測定し、極性を確認する必要があります。測定時には、プラス(+)の導線とマイナス(-)の導線を、電源シェルフ端子スタッド パネルの(+)および(-)ラベルと必ず一致させなければなりません。


b. DCリターン(プラス)ケーブル導線を選択し、電源シェルフのDC電源リターン(プラス)端子スタッドにかぶせたケーブル端子の穴に合わせます。

c. ロック ワッシャとナットを取り付けて締め、ケーブル端子を固定します。

d. DC電源(マイナス)ケーブル導線を選択し、電源シェルフのDC電源(マイナス)端子スタッドにかぶせたケーブル端子の穴に合わせます。

e. ロック ワッシャとナットを取り付けて締め、ケーブル端子を固定します。

残りのパワー エントリ モジュール ベイで、DC電源コードの導線ペアに関してステップ 5a~ステップ 5eを繰り返します。

ステップ 6 電源シェルフのすべての端子スタッド接続に緩みがないことを確認します。

ステップ 7 4つの電源モジュール回路に対応する回路ブレーカをオンにして、DC電源ブレーカから電源シェルフへのDC電源配線の極性が正しいことを確認します。


) 目盛り付きDC電圧計で、DC入力電源シェルフへのDC電源ケーブル接続を検証します。必ず、プラス(+)の導線をDC入力電源シェルフのプラス(+)の端子、マイナス(-)の導線をマイナス(-)の端子に接続してください。


ステップ 8 4つの電源モジュール回路に対応する回路ブレーカをオフにします。

ステップ 9 ケーブル開口部がケーブルに重なり、突起のキーホールが電源シェルフの突起のネジに重なるように、電源シェルフの端子スタッド カバーを取り付けます。カバーをわずかに引き上げてキーホール スロットのネジ山とかみ合わせ、ネジを締めてカバーを固定します。


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上部カード ケージでのライン カード ネットワーク インターフェイス ケーブルの接続

図48に、上部カード ケージのライン カードにネットワーク インターフェイス ケーブルを接続する方法を示します。

図48 上部カード ケージのライン カードにネットワーク インターフェイス ケーブルを接続する方法

 

上部カード ケージのライン カードにネットワーク インターフェイス ケーブルを接続するには、図48を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 ライン カードを取り外す前に書き留めた、スロット割り当ておよびネットワーク インターフェイス ケーブル情報を確認します。

ステップ 3 ライン カードのケーブル マネジメント ブラケットの上(ケーブルがシャーシのケーブル マネジメント トレイに伸びていく側)がライン カード前面プレートの上部に近くなるように、ケーブル マネジメント ブラケットの向きを合わせます。

ステップ 4 ブラケットの2つの非脱落型ネジと、ライン カード前面プレート両側のイジェクト レバー付近にある、溝付きの差し込み口を合わせます。

ステップ 5 2個の非脱落型ネジを差し込んで指で締め、さらに3/16インチのマイナス ドライバで締めます。

ステップ 6 一番下のポートから上のポートに向かって順番に(複数ポートのライン カードの場合)、ライン カードのポートに対応するネットワーク インターフェイス ケーブルを識別して、ケーブル コネクタをライン カードのポートに差し込みます。


 

同じライン カードの他のインターフェイス ケーブルについても、ステップ 6を繰り返します。


) ケーブル マネジメント ブラケット上でインターフェイス ケーブルをていねいに調整し、インターフェイス ケーブルがよじれたり極端に折れ曲がったりしないようにしてください。インターフェイス ケーブルに十分なストレイン レリーフを確保してください。よじれたり折れ曲がったりすると、信号を符号化した光線をケーブルの一端から他端に伝達する光ファイバの能力が欠落または低下する可能性があります。


下部カード ケージでのライン カード ネットワーク インターフェイス ケーブルの接続

図49に、下部カード ケージのライン カードにネットワーク インターフェイス ケーブルを接続する方法を示します。

図49 下部カード ケージのライン カードにケーブルを接続する方法

 

下部カード ケージのライン カードにネットワーク インターフェイス ケーブルを接続するには、図49を参照して、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 ライン カードを取り外す前に書き留めた、スロット割り当ておよびネットワーク インターフェイス ケーブル情報を確認します。

ステップ 3 ライン カードのケーブル マネジメント ブラケットの端、ケーブルがシャーシのケーブル マネジメント トレイに伸びていく側が、下部シャーシのケーブル マネジメント トレイに向くように、ケーブル マネジメント ブラケットの向きを合わせます。

ステップ 4 ブラケットの2つの非脱落型ネジと、ライン カード前面プレート両側のイジェクト レバー付近にある、溝付きの差し込み口を合わせます。

ステップ 5 2つの非脱落型ネジを差し込んで指で締め、さらに3/16インチのマイナス ドライバで締めます。


注意 非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。ネジまたは前面プレートの差し込み口の溝をすり減らすことがあります。

ステップ 6 英数字LEDディスプレイに一番近いライン カード ポートから遠いポートに向かって順番に(複数ポートのライン カードの場合)、ライン カード ポートに対応するネットワーク インターフェイス ケーブルを識別し、ケーブル コネクタをライン カード ポートに差し込みます。


 

同じライン カードの他のインターフェイス ケーブルについても、ステップ 6を繰り返します。


) ライン カードのケーブル マネジメント ブラケット上でインターフェイス ケーブルをていねいに調整し、インターフェイス ケーブルがよじれたり極端に折れ曲がったりしないようにしてください。インターフェイス ケーブルに十分なストレイン レリーフを確保してください。よじれたり折れ曲がったりすると、信号を符号化した光線をケーブルの一端から他端に伝達する光ファイバの能力が欠落または低下する可能性があります。


RPのケーブル接続

RPのコンソール ポート、AUXポート、またはイーサネット ポート/RJ-45/MIIのいずれかから外したあらゆるケーブルを接続する必要があります。


) GR-1089-CORE, Issue II, Revision 01(1999年2月)の建物内雷サージに関する要件を満たすために、RPのコンソール ポート、AUXポート、およびイーサネット/RJ-45/MIIポートに接続するときには、シールドされたケーブルを使用する必要があります。ケーブルは、両端のシールド付きコネクタで終端し、ケーブルのシールド材が両方のコネクタに結合されたシールド付きケーブルで製作する必要があります。


アラーム カードのケーブル接続

一方または両方のアラーム カードの外部アラーム ポートからケーブルを外した場合は、この時点でそれらのケーブルを接続する必要があります。


) GR-1089-CORE, Issue II, Revision 01(1999年2月)の建物内雷サージに関する要件を満たすために、アラーム カードの外部アラーム ポートに接続するときには、シールドされたケーブルを使用する必要があります。ケーブルは、両端のシールド付きコネクタで終端し、ケーブルのシールド材が両方のコネクタに結合されたシールド付きケーブルで製作する必要があります。


ルータ動作の確認

次の手順でルータを再起動し、シャーシの交換後、正常に再起動するかどうかを確認してください。


ステップ 1 次の条件が満たされていることを確認します。

すべてのカードがそれぞれのスロットに完全に挿入されていて、すべての非脱落型ネジが締められている。

ライン カードのケーブル マネジメント ブラケットがそれぞれのライン カードに取り付けられていて、すべての非脱落型ネジが締められている。

インターフェイス ケーブルがそれぞれのライン カード コネクタに完全に接続されている。

インターフェイス ケーブルがケーブル マネジメント システムできちんと整理されている。

空のカード スロットにカード ブランクが取り付けられている。

カードの前面プレートでカード スロットの開口部を完全にふさぐことができない場合、シャーシ内の適切なエアフローを確保し、EMCの規制を満たすために、ナロー カード フィルタ パネルを取り付けてある。

電源モジュールがそれぞれのベイに完全に挿入されていて、それぞれのイジェクト レバーが完全に閉じて固定されている。

電源シェルフのケーブルが電源シェルフと電源の両方に正しく接続されていて、適切なストレイン レリーフを与えて固定されている。

DC入力電源サブシステムを備えたCisco 12016/12416インターネット ルータで、電源コードのカバーがDC入力電源シェルフ背面パネルのケーブル コネクタに取り付けられている。

システム付属のフラッシュ メモリ カードがRPのPCMCIAスロット0に搭載されている。


) ルータはデフォルトで、有効なCisco IOSソフトウェア イメージを収めたフラッシュ メモリ カードをPCMCIAスロット0に搭載した状態で出荷されます。さらにデフォルトで、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタは0x0102に設定されています。この場合、ルータはフラッシュ メモリ カードのCisco IOSソフトウェア イメージから自動的に起動します。


ステップ 2 コンソール端末がRPのコンソール ポートに接続され、オンになっていることを確認します。または、Telnetセッションによって別の装置からルータにリモート ログインできることを確認します(起動時のバナー表示で、システムが正常に再起動し、すべてのインターフェイスが正しい状態で再初期化されることを確認する必要があります)。

ステップ 3 システムへの電力を制御する、すべての電源電圧回路ブレーカをオンにします。

ステップ 4 電源モジュールのLEDを確認します。

AC入力電源装置が電源シェルフのベイに搭載されていて、規定範囲内の電力を供給するAC電源に接続されている場合、電源装置の前面プレートでグリーンのPWR OK LEDが点灯し、電源装置のファンも動作します。これが正常な動作です。

DC入力パワー エントリ モジュールが電源シェルフのベイに搭載されていて、規定範囲内の電力を供給するDC電源に接続されている場合で、なおかつパワー エントリ モジュール前面プレートの回路ブレーカがオンになっている場合、パワー エントリ モジュール前面プレートのPWR OK LEDが点灯し、パワー エントリ モジュールのファンも動作します。これが正常な動作です。


) 電源モジュールのLEDおよびモニタ回路は、電源シェルフ負荷ゾーンのパワー エントリ モジュール ペアの一方の電源モジュールが冗長電源になるので、パワー エントリ モジュールの回路ブレーカをオフにした場合、またはパワー エントリ モジュールに対応するDC入力電源がない場合でも、そのパワー エントリ モジュール上でFAULT LEDが点灯することがあります。新しく搭載したパワー エントリ モジュールでDC入力電源が利用可能になり、なおかつ回路ブレーカがオンになると、FAULT LEDが消灯し、PWR OK LEDが点灯します。


ステップ 5 各ブロワー モジュールの前面で、2つのLEDを目で確認します。ブロワー モジュールが正常に動作している場合、グリーンのOK LEDが点灯し、レッドのFAIL LEDが消灯しています。ブロワー モジュール内のブロワーが作動する音が、すぐに聞こえるはずです。騒音の多い環境では、ブロワーの音が聞こえない場合があります。その場合、シャーシ背面の上下にある排気口の前に手をかざし、ブロワーが動作しているかどうかを確認してください。

ステップ 6 2つのアラーム カードで、LEDを目で確認します。システムが正常に動作している場合、LEDは次の状態になります。

3つのシステム アラームLEDがすべて消灯している。

ENABLEDというアラーム カード ステータスLEDが点灯し、FAIL LEDが消灯している。

SFCケージ内の各CSCおよびSFCで、ENABLED LEDが点灯し、FAIL LEDが消灯している。

ステップ 7 コンソール端末で、システム バナーが表示されていて、システムおよびすべてのインターフェイスが正常に再初期化されていることを確認します。


 

電源装置が起動していない場合、システムまたはインターフェイスが正常に初期化されない場合には、ルータに付属している『 Cisco 12016 and Cisco 12416 Internet Router Installation and Configuration Guide 』を参照し、詳細情報およびインストレーションのトラブルシューティング手順を確認してください。それでも問題を解決できない場合には、製品を購入された代理店にサポートを依頼してください。

シャーシ前面カバーの取り付け

ここでは2種類の手順を紹介します。

エア フィルタ ドア前面カバーの取り付け (以下)

「スナップ式前面カバーの取り付け」

エア フィルタ ドア前面カバーの取り付け

エア フィルタ ドア前面カバーを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、ストラップの装置側をシャーシ前面のESD接続ソケットの1つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に接続します(図2を参照)。

ステップ 2 シャーシ前面にあるエア フィルタ ドアをまだ開いていない場合は、エア フィルタ ドアを開きます(図18を参照)。

a. エア フィルタ ドアの左右に2個ずつある、非脱落型ネジを緩めます。

b. エア フィルタ ドア前面カバーの左右を持ち、ドアを外側下向きにゆっくり開き、SFCケージから外します。


注意 エア フィルタ ドア裏側およびSFCケージの内部にある、蜂の巣状のスクリーンが損傷しないように、慎重に扱ってください。蜂の巣状のスクリーンが損傷を受けると、エアフローが妨げられ、ルータ内部が過熱状態になる可能性があります。EMIに対する保護も弱くなります。

ステップ 3 前に取り外したエア フィルタ ドアおよび4本のプラスヘッド ネジを手元に用意します。

ステップ 4 前面カバーの外側の端を持ち、前面カバーのネジ穴とエア フィルタ ドアの穴を合わせます。

ステップ 5 エア フィルタ ドアの裏側から、1本ずつ順に4本のネジを差し込み、指で緩く締めます。

ステップ 6 前面カバーがエア フィルタ ドアに正しく重なっていることを確認し、プラス ドライバで4本のネジを締めます。

ステップ 7 エア フィルタ ドアを閉めて固定します。

a. エア フィルタ ドア前面カバーの両側を持ち、上向きに回転させて、SFCケージの開口部と並び、4本のガイド ピンがSFCケージ両側のそれぞれの穴に差し込まれるようにします。


注意 エア フィルタ ドアの4辺すべてに、導体の接点が多数隆起しているEMI防止ガスケットが縁取りされています。ドアを重ねて固定するときに、EMI防止ガスケットの接点が損傷しないように注意してください。

b. SFCケージの開口部に収まるまで、エア フィルタ ドアを押し、4本の非脱落型ネジを締めます。


 


注意 適切なEMI性能を維持するために、エア フィルタ ドアはつねに閉じて固定されていなければなりません。

スナップ式前面カバーの取り付け

スナップ式前面カバーを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 電源シェルフおよび上部ブロワー モジュール用の前面カバーから始めます。前面カバーの外側の端を持ち、ボール スタッドをシャーシ前面のソケットに合わせます。

ステップ 2 前面カバーをボール スタッド ソケットに押しつけ、4つのボール スタッドをそれぞれのソケットにかみ合わせ、前面カバーがシャーシの前面と一列になるようにします。

必要であれば、残りのスナップ式前面カバーで、ステップ 1およびステップ 2を繰り返します。


 

交換したシャーシを輸送するための梱包

ここでは次の手順について説明します。

「輸送用パレットにシャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームを搭載する方法」

「シャーシを輸送するための梱包」

輸送用パレットにシャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームを搭載する方法

図50に、輸送用パレットにシャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームを搭載する方法を示します。

図50を参照し、次の手順で、輸送用パレットにシャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームを搭載します。


ステップ 1 前に取り外したボルトで、シザーズ ジャッキ プラットフォームの4辺に8個の固定金具を取り付けます(各側に2個ずつ)。


) 固定金具の形状は非対称です。シザーズ ジャッキ プラットフォームの側面に固定する金具のプレートは、パレットの上に固定するプレートより細く、ボルト穴の直径も小さくなっています。


ステップ 2 U字型パレット本体の開口部がシャーシの背面パネルと向き合うようにして、シザーズ ジャッキ パレットの後ろに配置します。

ステップ 3 3/4インチ(19 mm)のソケットおよびラチェット レンチを使用して、シザーズ ジャッキのネジを左回りにゆっくり回転させ、シザーズ ジャッキ プラットフォームを拡げて、シザーズ ジャッキ プラットフォームの天井を引き上げ、固定金具がパレット本体の上から離れるようにします。

ステップ 4 パレット本体をスライドさせて、シザーズ ジャッキ プラットフォームを囲みます。

図50 輸送用パレットにシャーシおよびシザーズ ジャッキ プラットフォームを搭載する方法

 

ステップ 5 パレット前面のバーをスライドさせてパレット本体の開口部に合わせ、次の手順に従って、ヒンジ ロックで固定します。

a. ヒンジ ロックのバタフライ ハンドルを上に回し、ヒンジ ロック本体に対して垂直になるようにします。

b. バタフライ ハンドルを左に回し、ヒンジ ロックのフックをいっぱいに伸ばします。

c. ヒンジ ロックのフックを下げてパレット本体の受け口にかぶせます。

d. バタフライ ハンドルを右回りにひねり、パレット本体の受け口にヒンジ ロックのフックをかみ合わせます。

e. バタフライのレバーをヒンジ ロック本体に向かって下向きに回して寝かせます。

ステップ 6 パレットを動かして、シザーズ ジャッキ プラットフォームの周囲すべてにむらがないこと、およびシザーズ ジャッキ プラットフォームの固定金具のボルト穴が輸送用パレットの上の穴と重なっていることを確認します。

ステップ 7 シザーズ ジャッキのネジを右にゆっくり回し、シザーズ ジャッキ プラットフォームを畳んで、固定金具が輸送用パレットの表面に接触するまで、シザーズ ジャッキ プラットフォームの天井をゆっくり引き下げます。

ステップ 8 固定金具にブロック プレートをセットして、ブロック プレートのブランクの側がシザーズ ジャッキ プラットフォーム側面のボルトの頭に面するようにします。ブロック プレートの穴は、パレット表面のボルト穴に合わせます。

ステップ 9 各固定金具の穴と輸送用パレット表面の穴にボルトを通し、9/16インチ(14 mm)のレンチでボルトを締めます。

ステップ 10 シザーズ ジャッキのネジを右にゆっくり回し、シザーズ ジャッキ プラットフォームを畳んで、パレットがシャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームの重量を支えるまで、シザーズ ジャッキ プラットフォームの底面を引き上げます。シザーズ ジャッキのネジを右に回し続け、シザーズ ジャッキ プラットフォームが完全に閉じるまで(ネジがそれ以上回転しなくなるまで)、シザーズ ジャッキ プラットフォームの底面を持ち上げます。


 

シャーシを輸送するための梱包

図51に、輸送コンテナを構成する各部分の展開図とその中のCisco 12016/12416インターネット ルータを示します。

図51 Cisco 12016/12416インターネット ルータ シャーシを輸送するための梱包方法

 

図51を参照し、次の手順でシャーシを梱包します。


ステップ 1 シャーシをシザーズ ジャッキ プラットフォームに固定するアンカー クリップが正しく取り付けられていて、ボルトがきちんと締められていることを確認します。

ステップ 2 シザーズ ジャッキ プラットフォームの側面とパレットの表面に固定金具を固定するボルトが、きちんと締められていることを確認します。

ステップ 3 必要に応じて、パレット本体の延長デッキに、ルータの背面パネルに面してアクセサリ パッケージを配置します。

ステップ 4 図51を参照し、次の手順で、U字型の段ボール製パネルを取り付けます。

a. パレットの土台に1つのパネルの長辺を、パレット プラットフォームの側面に当て、パレット ブロックの外側コーナーにビーズボードの内側が来るようにしてセットします。

b. パネルの細長いエンドフラップを、パレット ブロックの外側コーナーにビーズボードの内側が来るようにしてセットします。

c. 反対側のU字型側面パネルを、細長いエンドフラップの1つが最初のU字型側面パネルのエンドフラップの内側に来るように、もう一方のエンドフラップが最初のU字型側面パネルのエンドフラップの外側に来るように配置します。


) 2つのU字型側面パネルはまったく同じなので、このようにかみ合わせることによって、コンテナ全体の正しい形状と強度を維持できます。


ステップ 5 図51を参照し、次の手順で2つのU字型側面パネルを固定します。

a. 細長い側面パネルの1つで、上段の穴の1つから始めます。内側と外側の段ボール パネルの穴を重ねます。

b. ロック用のプラスチック クリップからくさび部分を引き出し、クリップを開きます。

c. クリップを穴に差し込み、くさび部分を回してクリップ本体の開口部に入れ、かみ合うまで押しつけます。バタフライ タブが拡がり、内側と外側の側面パネルが結合されます。

d. 細長い側面パネルの残りの穴で、ステップa.c.を繰り返します。

e. 反対側の側面パネルで、ステップa.d.を繰り返します。

ステップ 6 コンテナ側面パネルの上に段ボールのトップキャップをかぶせて押さえます。

ステップ 7 ストラップ マシンを使用し、縦横2本ずつ、輸送コンテナの上からストラップを巻いてパレットに固定します。

これでルータの梱包が完了し、輸送できる状態になりました。梱包したシャーシを運ぶには、フォークリフトまたはパレットを使用してください。


 

マニュアルの入手方法

ここでは、シスコ製品のマニュアルを入手する方法について説明します。

WWW

WWW上の次のURLから、シスコ製品の最新資料を入手することができます。

http://www.cisco.com

http://www.cisco.com/jp

各国語版のマニュアルは、次のURLから入手できます。

http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml

Documentation CD-ROM

シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属のCisco Documentation CD-ROMパッケージでご利用いただけます。Documentation CD-ROMは毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。このCD-ROMパッケージは、単独または年間契約で入手することができます。

マニュアルの発注方法

シスコ製品のマニュアルは、次の方法で発注できます。

Cisco.comに登録されている場合(Cisco Direct Customers)、Networking Products MarketPlaceからシスコ製品のマニュアルを発注できます。次のURLにアクセスしてください。

http://www.cisco.com/cgi-bin/order/order_root.pl

Cisco.com登録ユーザの場合、Subscription StoreからオンラインでDocumentation CD-ROMを発注できます。次のURLにアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/subscription

Cisco.comに登録されていない場合、製品を購入された代理店へお問い合わせください。

テクニカル サポート

シスコシステムズでは、技術上のあらゆる問題の支援窓口としてCisco.comを運営しています。お客様およびパートナーは、Technical Assistance Center(TAC)Webサイトのオンライン ツールを利用して、オンライン マニュアル、トラブルシューティングに関するヒント、およびコンフィギュレーション例を入手できます。Cisco.comにご登録済みのお客様は、TAC Webサイトで提供するすべてのテクニカル サポート リソースをご利用いただけます。Cisco.comへのご登録については、製品を購入された代理店へお問い合わせください。

Cisco.com

Cisco.comは、いつでもどこからでも、シスコシステムズの情報、ネットワーキング ソリューション、サービス、プログラム、およびリソースにアクセスできる対話形式のネットワーク サービスです。

Cisco.comは統合インターネット アプリケーションであり、優れた使いやすいツールとして、広範囲の機能やサービスを通してお客様に次のような利点を提供します。

業務の円滑化と生産性の向上

オンライン サポートによる技術上の問題の解決

ソフトウェア パッケージのダウンロードおよびテスト

シスコのトレーニング資料および製品の発注

スキル査定、トレーニング、認定プログラムへのオンライン登録

また、Cisco.comに登録することにより、各ユーザに合った情報やサービスをご利用いただくことができます。Cisco.comには、次のURLからアクセスしてください。

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TAC

シスコの製品、テクノロジー、またはソリューションについて技術的な支援が必要な場合には、Technical Assistance Center(TAC)をご利用いただくことができます。TACでは、2種類のサポートを提供しています。TAC WebサイトとTAC Escalation Centerです。

TACへの問い合わせは、問題の緊急性に応じて分類されます。

プライオリティ レベル4(P4) ― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要な場合。

プライオリティ レベル3(P3) ― ネットワークのパフォーマンスが低下している。ネットワークが十分に機能していないが、ほとんどの業務運用を継続できる場合。

プライオリティ レベル2(P2) ― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下したため業務に重大な影響があるにもかかわらず、対応策が見つからない場合。

プライオリティ レベル1(P1) ― ネットワークがダウンし、すぐにサービスを回復しなければ業務に致命的な損害が発生するにもかかわらず、対応策が見つからない場合。

問題のプライオリティおよびサービス契約の内容に応じて、適切なTACサービスを選択してください。

TAC Webサイト

P3およびP4レベルの問題については、TAC Webサイトを利用して、お客様ご自身で問題を解決し、コストと時間を節約することができます。このサイトでは各種のオンライン ツール、ナレッジ ベース、およびソフトウェアを、いつでも必要なときに利用できます。TAC Webサイトには、次のURLからアクセスしてください。

http://www.cisco.com/tac

シスコシステムズとサービス契約を結んでいるお客様、パートナー、リセラーは、TAC Webサイトのすべてのテクニカル サポート リソースをご利用いただけます。TAC Webサイトにアクセスするには、Cisco.comのログインIDとパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログインIDまたはパスワードを取得していない場合は、次のURLにアクセスして登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/register/

Cisco.com登録ユーザは、TAC Webサイトで技術上の問題を解決できなかった場合、TAC Case Openツールのオンライン サービスを利用することができます。TAC Case OpenツールのURLは次のとおりです。

http://www.cisco.com/tac/caseopen

インターネットでアクセスする場合には、TAC WebサイトでP3およびP4レベルの情報を参照することをお勧めします。

Japan TAC Webサイト

Japan TAC Webサイトでは、利用頻度の高いTAC Webサイト(http://www.cisco.com/tac)のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Webサイトには、次のURLからアクセスしてください。

http://www.cisco.com/jp/go/tac

サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Webサイトのドキュメントにアクセスできます。

Japan TAC Webサイトにアクセスするには、Cisco.comのログインIDとパスワードが必要です。ログインIDとパスワードを取得していない場合は、次のURLにアクセスして登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/jp/register/

TAC Escalation Center

TAC Escalation CenterではP1およびP2レベルの問題に対応しています。このレベルに分類されているのは、ネットワークの機能が著しく低下し、業務の運用に重大な影響がある場合です。TAC Escalation Centerにお問い合わせいただいたP1またはP2の問題には、TACエンジニアが対応します。

TACフリーダイヤルの国別電話番号は、次のURLを参照してください。

http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml

ご連絡に先立って、お客様が契約しているシスコ サポート サービスがどのレベルの契約となっているか(たとえば、SMARTnet、SMARTnet Onsite、またはNetwork Supported Accounts[NSA;ネットワーク サポート アカウント]など)、お客様のネットワーク管理部門にご確認ください。また、お客様のサービス契約番号およびご使用の製品のシリアル番号をお手元にご用意ください。