ルータ : Cisco 12000 シリーズ ルータ

Cisco 12008 ギガビット スイッチ ルータ DC入力電源の交換手順

Cisco 12008 ギガビット スイッチ ルータ DC入力電源の交換手順
発行日;2012/01/21 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco 12008 ギガビット スイッチ ルータ

インストレーション前の注意事項および静電破壊の防止

安全に関する注意事項

電気製品を安全に取り扱うための注意事項

静電破壊の防止

電源装置の電気仕様

必要な工具

電源装置の追加、取り外し、または交換

電源装置の追加

電源装置の取り外し

既存の電源装置の交換

電源装置のインストレーションの確認

CCO

Cisco 12008 ギガビット スイッチ ルータ
DC入力電源の交換手順

製品番号:PWR-GSR8-DC=
Customer Order Number:DOC-J-784955=

このマニュアルでは、Cisco 12008 ギガビット スイッチ ルータのDC入力電源装置の追加、取り外し、または交換手順について説明します。このマニュアルで説明する内容は、次のとおりです。

「インストレーション前の注意事項および静電破壊の防止」

「安全に関する注意事項」

「電気製品を安全に取り扱うための注意事項」

「静電破壊の防止」

「必要な工具」

「電源装置の電気仕様」

「電源装置の追加」

「電源装置の取り外し」

「既存の電源装置の交換」

「電源装置のインストレーションの確認」

「CCO」

このマニュアルは、Cisco 12008 ギガビット スイッチ ルータに付属の『 Cisco 12008 Gigabit Switch Router Installation and Configuration Guide 』(Document Number: 78-4953-01)と併せてご利用ください。

インストレーション前の注意事項および静電破壊の防止

ルータのDC入力電源装置の取り付けまたは交換を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防止するため、以下に示す安全上の注意事項を参照してください。ここでは、電源装置の取り付けおよび交換を実施するのに必要な工具も一覧表示します。

図1に、Cisco 12008ルータを示します。

図1 Cisco 12008 ギガビット スイッチ ルータの前面図

 

安全に関する注意事項

以下のリストは、作業中に発生し得る危険な状態すべてを網羅しているとは限らないので、電気および電子コンポーネントを取り扱う際は、十分に注意して作業を行ってください。

人身事故および機器の損傷を防止するため、次の一般的な注意事項に従ってください。

ルータを移動するときは、事前にすべての電源コードおよびネットワーク インターフェイス ケーブルを取り外してください。

通路には、工具やルータ コンポーネントを置かないでください。

危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないで下さい。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

電気製品を安全に取り扱うための注意事項

ルータの電気および電子コンポーネントを取り扱う際は、安全を確保するため、次の注意事項に従ってください。

作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。

ルータの取り外しを行う前に、すべての電源コードおよび外付けネットワーク インターフェイス ケーブルを外してください。

危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

ルータの電源が切断されていると思い込まず、取り扱う回路の電源が切断されていることを必ず確認してください。

床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

さらに、電話回線またはその他のネットワーク ケーブルに接続したままの機器を取り扱う際は、次の注意事項に従ってください。


警告 雷が発生しているときは、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。


防水設計されていない電話ジャックは、湿度の高い場所に取り付けないでください。

電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。

電話回線の設置または変更は、十分注意して行ってください。


警告 ルータを取り扱うときは、ネットワーク電圧に接触しないようにするため、事前にすべての電話ケーブルを取り外してください。


静電破壊の防止

ESD(静電気放電)により、電子コンポーネントが損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は基板および電子コンポーネントの取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。

ルータ コンポーネントの静電破壊を防止するため、次の注意事項に従ってください。

ルータ コンポーネントを取り扱うときは、必ず静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。

リスト ストラップは身体の静電気から基板および電子コンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気によって、静電破壊が生じることがあります。


) 安全を守るために、静電気防止用リスト ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は1~10 Mohmでなければなりません。


基板を修理または交換のために返送する場合は、取り外した基板をただちに静電気防止用袋またはラックに収め、輸送用の梱包を適切に行ってください。

電源装置の電気仕様

表1 に、DC入力電源装置の電気仕様を示します。

表1 DC入力電源装置の電気仕様

電気特性

入力電力

最大:1580W
-40.5~-75 VDC @ 39~21A

入力電圧

公称:-48 VDC(米国)
許容限度 :-40.5~-56VDC
公称:-60 VDC(海外)
許容限度 :-58~-75VDC

入力電流

最大33.75A @ -48 VDC
最大27A @ -60 VDC
内部回路ブレーカの定格は40Aです。

出力電力

最大:1542W
-48 VDC @ 33.7A
+5 VDC @ 20.8A

必要な工具

DC入力電源装置を追加、取り外し、または交換をするには、次のものが必要です。

1/4インチのマイナス ドライバ(電源装置の前面プレートにある非脱落型ネジを緩める場合および締める場合に使用)

10 mmの中空ナットドライバ(固定用ワッシャとナットで、DC電源コードを電源装置の端子に固定する場合に使用)1/4インチのソケット レンチと10 mmの深穴ソケットでも代用できます。

電圧計(DC電源コードの電圧を測る場合に使用)

交換用DC入力電源装置(製品番号PWR-GSR8-DC=)

電源装置の追加、取り外し、または交換

Cisco 12008には、DC入力電源装置を1台または2台搭載できます。このルータではField-Replaceable Unit(FRU)のOnline Insertion and Removal(OIR;ホットスワップ)機能がサポートされていますが、DC入力電源装置については次の事項に従う必要があります。

Cisco 12008に1台のDC入力電源装置が搭載されている場合は、システムの電源を切断してから電源装置を交換しなければなりません。

Cisco 12008に2台のDC入力電源装置が搭載されている場合は、1台の電源装置が運転を続けながら、もう1台を取り外して交換することができます。

Cisco 12008ギガビット スイッチ ルータのDC入力電源装置は、ルータのバックプレーンに次の動作電圧を供給します。

+5.2 VDC

-48 VDC

DC入力電源装置(図2参照)の特性は、次のとおりです。

電源装置本体の幅 ― 3.5インチ(8.97 cm)

電源装置前面プレートの幅 ― 4.0インチ(10.26 cm)

高さ ― 10インチ(25.64 cm)

奥行 ― 17.6インチ(45.13 cm)

重量 ― 14ポンド(6.36 kg)


) DC入力電源装置を2台とも使用する場合を除いて、2台の装置を搭載しないでください。これは、1台の電源装置でルータの電力を供給し、もう1台の電源装置を稼働しないまま一時的または永続的にベイに「保管」した状態を続けると、ルータ内部の正常な冷気の流れが妨げられる可能性があるためです。



注意 同一シャーシでAC入力電源装置とDC入力電源装置を併用することはできません。

図2 Cisco 12008用DC入力電源装置

 

DC入力電源装置に関する追加情報は、『 Cisco 12008 Gigabit Switch Router Installation and Configuration Guide 』(Document Order Number: DOC-784953=)を参照してください。

次にDC入力電源装置の追加、取り外し、 交換の手順を説明します。

電源装置の追加

ここで説明する手順は、ルータに2台目(冗長)のDC入力電源装置を追加搭載する場合を想定しています。この場合、空の電源装置ベイにブランクのフィラー パネルが取り付けられているものとします。


) 空いている電源装置ベイには必ずブランク フィラー パネルを取り付けて、Electromagnetic
Interference(EMI;電磁干渉)対策を徹底し、ルータ内部に適正な冷気の流れを確保する必要があります。



警告 冗長構成用のDC入力電源装置を取り付ける前に、その装置用の独立した第2 DC電源を確保しておく必要があります。


第2(冗長)DC入力電源装置を搭載するには、まず、次の条件を満たす必要があります。

2台目の電源装置専用の40アンペア コンセントが必要です。

DC電源回路ブレーカとDC入力電源装置を結ぶ、4AWGの強撚銅線でつくられた電源コードを用意します。

DC電源コードの端子(図3を参照)に0.625インチ間隔で2つの穴があり、DC電源装置の前面プレートにある0.25インチのM6(メトリック)ネジ式端子(図4を参照)に、ぴったりと被さることを確認します。

図3 DC電源コードで使用する圧着端子の寸法

 

図4 DC入力電源装置の前面プレート

 


注意 1台のルータにAC入力電源装置とDC入力電源装置を混載することはできません。そのような構成はサポートされず、システムが損傷する可能性があります。


) ルータに第2(冗長)DC入力電源装置を追加する場合には、DC電源と新しいDC入力電源装置間の接続に適した電源用のDC電源コードと端子を用意する必要があります。これらの部品は、別途必要です。


ルータに2台目(冗長)のDC入力電源装置を追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 DC入力電源装置に電力を供給する電源のDC回路ブレーカを調べ、回路ブレーカがOFFの位置になっていることを確認します。安全のため、回路ブレーカのハンドルをテープでOFFの位置に固定します。


) DC入力電源装置に接続する電源用DC電源コードのワイヤの色分けは、設置場所のDC電源の色分けに基づきます。通常、アースにはグリーンまたはグリーン/イエロー、プラス(+)にはレッド、マイナス(-)にはブラックを使用します。必ず、設置場所でDC電源に使用している色分けとDC入力電源装置の前面プレート上の端子を適切に対応付けてください。



警告 新しい電源装置に使用するDC電源回路の電力が完全に切断されていることを確認するには、電圧計を使用して、電源装置に接続するDC電源ワイヤのマイナス(-)とプラス(+)の電圧を測定します。電圧計を75VDCまで測定できる範囲に設定してください。プラスとマイナスのワイヤの測定値は、ゼロ(0)ボルトでなければなりません。


ステップ 2 1/4インチのマイナス ドライバを使用して、空の(上部の)電源装置ベイに取り付けられたブランク フィラー パネルの非脱落型ネジを緩め、フィラー パネルを取り外し、再使用するときに備えて保管しておきます。

DC入力電源装置を1台しか使用しない場合は、通常、その電源装置は下部の電源装置ベイに搭載します。したがって2台目の電源装置は、上部の電源装置ベイに搭載することになります。

ステップ 3 搭載する新しい電源装置の前面プレートを調べ、回転式電源スイッチがOFF(O)位置になっていることを確認します。

ステップ 4 新しい電源装置のハンドルを左手で持ち、右手で電源装置を下から支えて、電源装置を持ち上げます。


) DC入力電源装置のハンドルは右手ではなく左手でつかむように設計されています。左手を使うことにより、プラスチック保護シールド(図2を参照)とハンドルの間の限られたスペースに指がはさまれる危険が除かれます。



警告 DC入力電源装置の重量は14ポンド(6.36 kg)です。安全のため、電源装置は必ず両手で持って、電源装置ベイに差し込んでください。


ステップ 5 空の上部ベイに差し込むために、適切に電源装置の位置を合わせます。

ステップ 6 電源装置をベイにゆっくりと差し込みます。電源装置の前面プレートが電源装置ベイの前面にきちんと揃うよう、慎重に装着します。


注意 電源装置をベイに差し込むとき、勢いをつけたり、力を入れすぎたりしないように注意してください。電源装置の背面にあるブラインド メイト コネクタが損傷する可能性があります。


) 電源装置とバックプレーンの間の電気接続は、すべて電源装置の背面にあるブラインド メイト コネクタによって自動的に行われます。


ステップ 7 1/4インチ マイナス ドライバを使用して、電源装置の前面プレートにある非脱落型ネジを締めます(図4を参照)。

ステップ 8 電源装置の前面プレートで、アラーム端子ブロック、プラス(+)端子、およびマイナス(-)端子をカバーしているプラスチック保護シールド(図2を参照)を取り外します。

プラスチックの保護シールドは、次の手順で取り外します。

a. 保護シールドと電源装置の前面プレートを固定している、左下のスタンドオフの刻み付き取り付けネジを緩めます。

b. 保護シールドを持ち、右斜め上にずらして、電源装置の前面プレートにある3つのスタンドオフから外れるようにします。

c. スタンドオフからシールドを外し、一時的に脇へ置きます。

ステップ 9 電源装置前面プレートの6個の端子すべてから、緩く取り付けてあるロックワッシャとナットを外し、一時的に脇へ置きます。

ステップ 10 念のため、ワイヤを電源装置に接続する前に、各電源コードの端子の圧着エリアに(図3を参照)、シュリンク チューブ(熱収縮管)の長さを加えておいてください。

シュリンク チューブは、DC電源コードの圧着エリアを、DC入力電源装置の前面プレートと接触させないための、絶縁体の役割を果たします。

ステップ 11 DC電源ワイヤを電源装置の前面プレートにある端子に接続します。その際、ワイヤを電源装置に接続する下記の順序を必ず守ってください。

a. アース

b. +(プラス)

c. -(マイナス)

ステップ 12 ステップ 9 で端子から取り外したロックワッシャとナットを使用して、電源装置前面プレートの適切な端子に、各電源装置のワイヤを接続します。

電源装置の端子にDC電源コードを接続するときには、図5に示した順序を守ってください。

ステップ 13 各コードを接続してから、10 mmのナットドライバ(または1/4インチのソケットレンチと10 mmの深穴ソケット)を使用して、電源装置の端子で2つのロックワッシャとナットを締めます。


注意 電源装置の端子でナットを締めすぎないように注意してください。

図5 DC電源コードとDC入力電源装置の接続

 

ステップ 14 電源装置のアラーム端子ブロックに外部アラーム モニタ機能を接続する場合には、回路ブレーカのアラーム端子ブロックに外部モニタ機能のワイヤを接続します。図6に、ワイヤのアラーム端子ブロックへの接続例を示します。


) 回路ブレーカのアラーム端子ブロックを利用して、電源装置に外部モニタ機能を接続し、電源装置の回路ブレーカが電源装置で過電圧状態が発生して遮断する場合を、遠隔から検出できます。


回路ブレーカのアラーム端子ブロックの機能と使い方については、『 Cisco 12008 Gigabit Switch Router Installation and Configuration Guide 』のChapter 1で詳しく説明しています(Document Order Number: DOC-784953=)。

ステップ 15 次の手順で、電源装置の前面プレートに、プラスチック保護シールドを再び取り付けます(図2を参照)。

a. 電源装置前面プレートのスタンドオフの上からシールドを被せます。

b. 左斜め下にシールドをずらして、電源装置前面プレートの3つのスタンドオフにきちんとはめ込みます。

c. 左下のスタンドオフの刻み付き取り付けネジを締め、電源装置の前面プレートにシールドを固定します。

ステップ 16 新しい電源装置に電源を供給するメインの回路ブレーカからテープをはがします(ステップ 1を参照)。

ステップ 17 回路ブレーカをONの位置に合わせます。

ステップ 18 新しいDC入力電源装置の回転式電源スイッチをON(|)の位置にします。


 

「電源装置のインストレーションの確認」に進み、新しいDC入力電源装置が正常に稼働しているかどうかを確認します。

図6 回路ブレーカのアラーム端子ブロックにワイヤを接続する手順

 

電源装置の取り外し

次に紹介する手順では、電源装置を1台だけ使用する構成のCisco 12008から、DC入力電源装置を取り外す場合を想定しています。この場合、ルータの電源を切ってから、電源装置を取り外す必要があります。

さらに、下部の電源装置ベイに搭載されている電源装置を取り外すものとします。電源装置が1台だけの場合には、下部のベイに搭載するのが普通です。

このような、電源装置を1台のみ搭載した構成の場合、EMI(電磁干渉)対策を徹底し、ルータ内部に適正な冷気の流れを確保するため、空の上部の電源装置ベイには、ブランク フィラー パネルが取り付けられているものとします。そうでない場合、空の電源装置ベイには、2台目の(冗長)電源装置を搭載するか、ブランク フィラー パネルを取り付けることを推奨します。

ルータからDC入力電源装置を取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 電源装置の前面プレートにある回転式電源スイッチを、OFF(O)の位置にします。


) 電源スイッチを左回りにOFF(O)の位置まで回すと、電源装置をベイに固定している機械的インターロック(ラッチ機構)も解除されます。


ステップ 2 DC入力電源装置に現在対応しているDC回路ブレーカの位置を確認し、これをオフにします。

ステップ 3 安全のため、回路ブレーカのハンドルをテープでOFFの位置に固定します。

ステップ 4 電源装置の前面プレートで、アラーム端子ブロック、プラス(+)端子、およびマイナス(-)端子をカバーしているプラスチック保護シールド(図2を参照)を取り外します。

プラスチックの保護シールドは、次の手順で取り外します。

a. 保護シールドと電源装置の前面プレートを固定している、左下のスタンドオフの刻み付き取り付けネジを緩めます。

b. 保護シールドを持ち、右斜め上にずらして、電源装置の前面プレートにある3つのスタンドオフから外れるようにします。

c. スタンドオフからシールドを外し、一時的に脇へ置きます。


警告 現在、電源装置に対応しているDC電源回路の電力を完全に切断するには、電圧計を使用して、電源装置に接続するDC電源ワイヤのマイナス(-)とプラス(+)の電圧を測定します。電圧計を75VDCまで測定できる範囲に設定してください。プラスとマイナスのワイヤの測定値は、ゼロ(0)ボルトでなければなりません。


ステップ 5 電源コードを外す前に、次のように、各コードの名前をテープに書き留めます。

アース

+(プラス)

-(マイナス)

ステップ 6 個々のテープを該当するコードに貼りつけ、再接続するときにわかるようにします。

ステップ 7 次の順序で、電源装置の端子から電源コードを外します。コードを外すときには、必ず、順序を守ってください。

a. -(マイナス)

b. +(プラス)

c. アース

ステップ 8 10 mmのナットドライバ(または1/4インチのソケット レンチと10 mmの深穴ソケット)を使用して、電源装置前面プレートの下部の端子にマイナス(-)の電源コードを固定しているナットを緩めます。ナットとロックワッシャを端子から外して、一時的に脇に置きます。

ステップ 9 残りの電源コードも同様に、プラス(+)の端子とアース端子から取り外します。必ず、アース ワイヤを最後に取り外してください。

ステップ 10 念のため、電源コードのむき出しの端子にテープを貼り、ワイヤが相互に接触しないようにします。

ステップ 11 電源装置前面プレートの回路ブレーカ アラーム端子ブロックにワイヤが接続されている場合には(図6を参照)、後で正しく再接続できるように、ワイヤがどのように接続されているかを書き留めておきます。

ステップ 12 1/4インチ マイナス ドライバを使用して、電源装置の前面プレートにある非脱落型ネジを緩めます(図4を参照)。

ステップ 13 左手で電源装置のハンドルを持ち、電源装置をベイから半分ほど引き抜いて、電源装置の背面にあるブラインド メイト コネクタをバックプレーンから切り離します。


警告 DC入力電源装置の重量は14ポンド(6.36 kg)です。安全のため、電源装置は必ず両手で持って、電源装置ベイから取り外してください。


ステップ 14 右手で電源装置の底面を支え、ベイから完全に引き抜きます。

ステップ 15 電源装置を安全な場所へ置き、それ以上の処理は後回しにします。


 

取り外した電源装置を修理または交換のために返送する場合は、可能であれば元の梱包材を使用して、電源装置を適切に梱包します。

既存の電源装置の交換

次に紹介する手順では、冗長DC入力電源装置を使用する構成のルータで、既存の電源装置を1台交換するものとします。この構成では、ルータのOnline Insertion and Removal(OIR;ホットスワップ)機能により、ルータの電源を切らなくても、所定の電源装置を交換できます。

冗長構成のDC入力電源装置の場合には、次の手順で、1台の電源装置を交換します。


ステップ 1 取り外す電源装置の前面プレートで、回転式電源スイッチをOFF(O)の位置に合わせます。


) 電源スイッチをOFF(O)の位置に合わせると、電源装置をベイに固定している機械的インターロック(ラッチ機構)も解除されます。


ステップ 2 DC入力電源装置に現在対応しているDC回路ブレーカの位置を確認し、これをオフにします。

ステップ 3 安全のため、回路ブレーカのハンドルをテープでOFFの位置に固定します。

ステップ 4 電源装置の前面プレートで、アラーム端子ブロック、プラス(+)端子、およびマイナス(-)端子をカバーしているプラスチックの保護シールド(図2を参照)を取り外します。

プラスチックの保護シールドは、次の手順で取り外します。

a. 保護シールドと電源装置の前面プレートを固定している、左下のスタンドオフの刻み付き取り付けネジを緩めます。

b. 保護シールドを持ち、右斜め上にずらして、電源装置の前面プレートにある3つのスタンドオフから外れるようにします。

c. スタンドオフからシールドを外し、一時的に脇へ置きます。


警告 現在、電源装置に対応しているDC電源回路の電力を完全に切断するには、電圧計を使用して、電源装置に接続するDC電源ワイヤのマイナス(-)とプラス(+)の電圧を測定します。電圧計を75VDCまで測定できる範囲に設定してください。プラスとマイナスのワイヤの測定値は、ゼロ(0)ボルトでなければなりません。


ステップ 5 電源コードを外す前に、次のように、各コードの名前をテープに書き留めます。

アース

+(プラス)

-(マイナス)

ステップ 6 個々のテープを該当するコードに貼りつけ、再接続するときにわかるようにします。

ステップ 7 次の順序で、電源装置の端子から電源コードを外します。コードを外すときには、必ず、順序を守ってください。

a. -(マイナス)

b. +(プラス)

c. アース

ステップ 8 10 mmのナットドライバ(または1/4インチのレンチと10 mmの深穴ソケット)を使用して、電源装置前面プレートの下部の端子にマイナス(-)の電源コードを固定しているナットを緩めます。ナットとロックワッシャを端子から外して、一時的に脇に置き、マイナスの端子から電源コードを外します。

ステップ 9 同様に、プラス(+)のコードとアース コードも電源装置の端子から取り外します。必ず、アース コードを最後に取り外してください。

ステップ 10 念のため、電源コードのむき出しの端子にテープを貼り、ワイヤが相互に接触しないようにします。

ステップ 11 電源装置前面プレートの回路ブレーカ アラーム端子ブロックに外部アラーム モニタ機能が接続されている場合には(図6を参照)、ワイヤがどのように接続されているかを書き留めておきます。そうすることによって、後で接続し直すときに各ワイヤを正確に指定することができます。

ステップ 12 回路ブレーカのアラーム端子ブロックからワイヤを外します。

ステップ 13 1/4インチ マイナス ドライバを使用して、電源装置の前面プレートにある非脱落型ネジを緩めます(図4を参照)。

ステップ 14 左手で電源装置のハンドルを持ち、電源装置をベイから半分ほど引き抜いて、電源装置の背面にあるブラインド メイト コネクタをバックプレーンから切り離します。


警告 DC入力電源装置の重量は14ポンド(6.36 kg)です。安全のため、電源装置は必ず両手で持って、ベイから取り外してください。


ステップ 15 右手で電源装置の底面を支え、ベイから完全に引き抜きます。

ステップ 16 他の作業は後にして、電源装置を安全な場所に置きます。

取り外した電源装置を修理または交換のために工場に送る場合には、電源装置の端子にナットとロックワッシャを戻し、前面プレートのスタンドオフにプラスチックの保護シールド(図2を参照)を元どおりに取り付けます。元の梱包資材があればそれを使用して、輸送に耐えるように梱包します。

ステップ 17 空の電源装置ベイに搭載する予定の新しいDC入力電源装置で、前面プレートの回転式電源スイッチをOFF(O)の位置に合わせます。

ステップ 18 左手で新しい電源装置のハンドルを持ち、右手で底面を支えます。

ステップ 19 電源装置ベイに差し込めるように、電源装置の位置を調整します。

ステップ 20 新しい電源装置をベイにゆっくりと差し込みます。電源装置の前面プレートが電源装置ベイの板金にきちんと揃うよう、慎重に装着します。こうすることにより、電源装置の背面にあるブラインド メイト コネクタが、バックプレーン コネクタと正しくかみ合います。


注意 新しい電源装置をベイに差し込むとき、勢いをつけたり、力を入れすぎたりしないように注意してください。ブラインド メイト コネクタが損傷する可能性があります。


) 電源装置とバックプレーンの間の必要な電気接続は、すべてブラインド メイト コネクタによって自動的に行われます。


ステップ 21 1/4インチ マイナス ドライバを使用して、電源装置の前面プレートにある非脱落型ネジを締めます。

ステップ 22 新しい電源装置からプラスチックの保護シールド(図2を参照)を取り外します。さらに、上記ステップ 4で説明した作業を繰り返します。


警告 新しい電源装置に再接続するDC電源回路の電力が完全に切断されていることを確認するには、電圧計を使用して、電源装置に接続するDC電源ワイヤのマイナス(-)とプラス(+)の電圧を測定します。電圧計を75VDCまで測定できる範囲に設定してください。プラスとマイナスのワイヤの測定値は、ゼロ(0)ボルトでなければなりません。


ステップ 23 新しい電源装置前面プレートの6個の端子すべてから、緩く取り付けてあるロックワッシャとナットを外し、一時的に脇へ置きます。

ステップ 24 電源装置前面プレートの該当する端子に各ワイヤを接続する前に、端子から(ステップ 10で貼りつけた)テープをはがします。必ず、順序を守って、電源装置の端子にワイヤを接続してください。

a. アース

b. +(プラス)

c. -(マイナス)

ステップ 25 前に取り外したロックワッシャとナットを使用して、端子に各ワイヤを固定します。10 mmのナットドライバ(または1/4インチのソケット レンチと10 mmの深穴ソケット)を使用して、各端子のロックワッシャとナットを締めます。


注意 電源装置の端子でナットを締めすぎないように注意してください。

ステップ 26 新しい電源装置の回路ブレーカ アラーム端子ブロックに外部アラーム モニタ機能を接続する場合には、以前の電源装置で接続されていたとおりにワイヤを接続します(ステップ 11を参照)。

ステップ 27 メインのDC電源回路ブレーカをOFF(O)の位置で固定していたテープをはがします(ステップ 3を参照)。

ステップ 28 メインのDC回路ブレーカをON(|)の位置に設定します。

ステップ 29 新しいDC入力電源装置の回転式電源スイッチをON(|)の位置にします。


 

次の項に進み、新しいDC入力電源装置が正しく動作することを確認します。

電源装置のインストレーションの確認

新しく搭載したDC入力電源装置の動作を確認するには、装置に電源を投入したあと、電源装置の前面プレートにあるLEDの状態を確認します。

新しく搭載したDC入力電源装置の動作を確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 最初に、次の条件が満たされているかどうかを確認します。

電源装置がベイに完全に装着され、非脱落型ネジによって固定されていること。

空の電源装置ベイは、ブランク フィラー パネルでカバーされていること。

電源装置の前面プレートの端子に、DC電源コードが正しく接続されていること。

DC電源コードの電源側が、主電源のDC回路ブレーカに正しく接続されていること。

DC入力電源装置に対応するメインのDC電源回路ブレーカが、ON(|)の位置になっていること。

電源のDC電圧が電源装置の前面プレートに記されている範囲内であること。

2台のDC入力電源装置を搭載している場合には、電源コードがそれぞれ別の40A DC電源に接続されていること。

ステップ 2 まだ搭載されていない場合、新しく搭載した電源装置の回転式電源スイッチをONの位置に合わせます。

ステップ 3 電源装置の前面プレートにあるグリーンの INPUT OK LEDについて、次の点を確認します。

DC電源電圧が適正範囲内であれば、INPUT OK LEDが点灯します。

グリーンのINPUT OK LEDが点灯しない場合には、次の点を調べてください。

a. 主電源のDC回路ブレーカがONになっていること。

b. 電源装置の前面プレートの端子に、DC電源コードが正しく接続されていること。

INPUT OK LEDが点灯した場合には、ステップ 4へ進みます。

電源装置の電源を入れてもINPUT OK LEDが点灯しない場合には、ステップ 1で説明した条件を確認した上で、購入された代理店にお問い合わせください。

ステップ 4 電源を投入したあと、電源装置の前面プレートにあるレッドのOUTPUT FAIL LEDを確認します。このLEDは瞬間的に明滅し、そのあとは消灯したままになります。

新しい電源装置のOUTPUT FAIL LEDの動作が予期したとおりであれば、通常のシステム動作へ進みます。

新しい電源装置を搭載して電源を投入したときに、OUTPUT FAIL LEDが点灯したままになる場合は、電源装置が故障しているか、またはルータ内部で過電圧や過熱状態などの異常な環境条件が発生したために、電源装置がシャットダウンした可能性があります。

DC入力電源装置を2台搭載していて、1台の電源装置だけでOUTPUT FAIL LEDが点灯する場合には、その電源装置そのものの不良、またはその装置に対応するDC電源の不良が考えられます。

両方の電源装置でOUTPUT FAIL LEDが点灯し、各電源装置がそれぞれ別のDC電源に接続されている場合は、ルータ内部で過電圧または過熱状態が発生したために、電源装置が両方とも故障した可能性があります。さらに、Maintenance Bus(Mbus;メンテナンス バス)コントローラが故障した場合や、Mbusコードのバージョンが古い場合にも、OUTPUT FAILLEDが点灯することがあります。


 

上記の手順に従って電源投入を何回か試みても、新しいDC入力電源装置が正常に稼働しない場合には、製品を購入された代理店までご連絡ください。

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Cisco Connection Online(CCO)は、シスコシステムズの主要なリアルタイム サポート チャネルです。メンテナンス契約のお客様およびパートナーは、CCOに登録しておくと、追加の情報やサービスを入手することができます。

CCOは、年中無休24時間体制で利用でき、シスコのお客様およびパートナーに豊富な標準サービスおよび付加価値サービスを提供しています。CCOでは、 製品情報、 製品マニュアル、ソフトウェア アップデート、リリース ノート、テクニカル チップ、バグ ナビゲータ、コンフィギュレーション ノート、パンフレット、提供サービスなどの情報が得られると共に、共有ファイルおよび許可ファイルにアクセスして、ダウンロードすることができます。

CCOは、キャラクタ ベースのバージョンおよびWWWのマルチメディア バージョンの、同時更新される2つのインターフェイスにより、広範囲のユーザに対応しています。キャラクタ ベースのCCOは、Zモデム、Kermit、Xモデム、FTP、インターネット電子メールをサポートしており、狭い帯域幅で情報に簡単にアクセスできます。WWWバージョンのCCOは、写真、図、グラフィック、ビデオなど充実した内容のドキュメント、および関連情報へのハイパーリンクを提供しています。

CCOには、次の方法でアクセスできます。

WWW:http://www.cisco.com

WWW:http://www.cisco.com/jp

WWW:http://www-europe.cisco.com

WWW:http://www-china.cisco.com

Telnet:cco.cisco.com

CCOのFAQ(よくある質問)のコピーをご希望の方は、cco-help@cisco.comにご連絡ください。その他の情報については、cco-team@cisco.comにご連絡ください。


) シスコ製品について、保証範囲またはメンテナンス契約に基づく技術支援が必要なネットワーク管理者の方は、Technical Assistance Center(TAC)、tac@cisco.comまたはjapan-tac@cisco.comにご連絡ください。シスコシステムズ、シスコ製品、またはアップグレードに関する一般情報については、cs-rep@cisco.comにお問い合わせください。