Cisco 12404 インターネット ルータ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
Cisco 12404 インターネット ルータのインストレーション
Cisco 12404 インターネット ルータのインストレーション
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

Cisco 12404 インターネット ルータのインストレーション

Cisco 12404 インターネット ルータのインストレーション

ラックマウント ブラケットの取り付け

必要な工具

ラックマウント ブラケットの取り付け

ラックへのシャーシの設置

センター マウント ブラケット

必要な工具

センター マウント ブラケット

シャーシを卓上または平面に設置する場合

装置の補助的なボンディングおよびアース接続に関する注意事項

RP およびラインカード ケーブルの接続

コンソールおよび補助ポート接続

GRP コンソール ポートおよび補助ポート

GRP コンソール ポートの信号

GRP 補助ポートの信号

PRP コンソール ポートおよび補助ポート

PRP コンソール ポートの信号

PRP 補助ポートの信号

フラッシュ メモリ カードの取り付け

イーサネット ネットワークへの GRP の接続

イーサネット RJ-45 レセプタクルのピン割り当て

イーサネット ネットワークへの PRP の接続

PRP イーサネット接続

AC 電源の接続

ルータの起動

起動の確認

DC 電源のルータへの接続

DC PDU と DC PEM アセンブリの接続

ルータの起動

起動の確認

DC PEM の LED

Cisco 12404 インターネット ルータの Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション

Cisco IOS ソフトウェア イメージ

システム起動前の確認

ブート プロセスの概要

ルータの起動および初期状態の確認

RP の英数字 LED

PRP の LED を使用する GRP インターフェイス

PRP の LED を使用する PRP インターフェイス

ラインカード LED を使用するラインカード インターフェイス

System Configuration Dialog

外部ネットワーク インターフェイス

手動によるシステムの起動

有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの検索

Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動

ルータの設定

作業を始める前に

setup コマンド

グローバル コンフィギュレーション モード

Cisco IOS のユーザ インターフェイス

ユーザ インターフェイスのコマンド モード

ROM モニタ モード

ユーザ EXEC モード

特権 EXEC モード

グローバル コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

サブインターフェイス コンフィギュレーション モード

ROM モニタ モード

設定の変更

setup コマンドによる対話型スクリプトの例

グローバル パラメータの設定

ホスト名

パスワード

プロトコル

ネットワーク インターフェイスの設定

GRP イーサネット インターフェイス

PRP イーサネット インターフェイス

ラインカード インターフェイス

ソフトウェア バージョンの確認

show version コマンド

実行コンフィギュレーションの設定値

show running-config コマンドの例

実行コンフィギュレーションの設定値を NVRAM に保存する方法

実行コンフィギュレーションの設定値の表示

RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法

RP のフラッシュ メモリ カードの取り付け

RP のフラッシュ メモリ カードの取り外し

フラッシュ メモリ カードのフォーマット

ブート イメージの指定

co

フラッシュ メモリ関連のコンソール コマンド

フラッシュ メモリから起動する方法

ファイルのコピー

Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー

複数の Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー

フラッシュ メモリ カードのスペース

RP メモリとフラッシュ メモリ カード間でのファイルのコピー

RP の NVRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

RP の DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

フラッシュ メモリ カードから RP の NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

フラッシュ メモリ カード上のロックされたブロック

Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーションに関する情報およびサポート

Cisco 12404 インターネット ルータのインストレーション

この章では、Cisco 12404 インターネット ルータの設置および初期設定の手順について説明します。この章の内容は次のとおりです。

「Cisco 12404 インターネット ルータのインストレーション」

「RP およびラインカード ケーブルの接続」

「コンソールおよび補助ポート接続」

「AC 電源の接続」

「DC 電源のルータへの接続」

「DC PDU と DC PEM アセンブリの接続」

「Cisco 12404 インターネット ルータの Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション」

「Cisco IOS ソフトウェア イメージ」

「システム起動前の確認」

「ブート プロセスの概要」

「ルータの起動および初期状態の確認」

「手動によるシステムの起動」

「ルータの設定」

「RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法」

Cisco 12404 インターネット ルータのインストレーション

ここでは、Cisco 12404 ルータの設置手順を説明します。具体的な内容は次のとおりです。

ラックへのシャーシの設置

センター マウント ブラケット

シャーシを卓上または平面に設置する場合

図 3-1 に、Cisco 12404 ルータの主要なコンポーネントを示します。


) 説明図では、わかりやすくするために前面扉を省略しています。


図 3-1 Cisco 12404 インターネット ルータ

 

 

1

ラインカード

4

CSF カード

2

ラインカード

5

ラックマウント ブラケット

3

ルート プロセッサ

設置場所の準備を整えてから、Cisco 12404 インターネット ルータを設置してください。

ルータを設置する前に、次の点について考慮しておく必要があります。

シャーシの左側にファン トレイがあります。排気口が塞がれないようにする必要があります。

ルータ背面から見て左側にエアー フィルタがあります。エアー フィルタへの通気が遮られないようにする必要があります。

ラインカードを取り扱う場合や、Network Interface Cable(NIC)、Consolidated Switch Fabric(CSF)、または Route Processor(RP; ルート プロセッサ)を取り付ける場合のために、シャーシ前面に 24 インチ(61 cm)のスペースが必要です。

設置場所は、空調設備によって温度が管理されており、なおかつ埃の少ない環境でなければなりません。

電源コードおよび電源モジュールと設置場所の電源との互換性について確認済みでなければなりません。

装置に貼付されたラベルをチェックして、設置場所の電源が Cisco 12404 ルータに適したものであることを確認しておく必要があります。


警告 Cisco 12404 ルータに、異なるタイプの入力電源を混在させないでください。ルータに搭載されている電源モジュールは、すべて AC PEM(電源入力モジュール)または DC PEM でなければなりません。


AC および DC 電源電圧レセプタクルが手に届きやすい位置にあることを確認してください。

ラックマウント ブラケットの取り付け

Cisco 12404 ルータにはマウント ブラケットが付属しています。これらのブラケットの使用は任意です。ラックマウント ブラケットを使用しなくても、Cisco 12404 ルータをラックに取り付けることができます。

必要な工具

ラックマウント ブラケット(任意使用)を取り付けるには、次の工具が必要です。

No.2 プラス ドライバ

巻き尺(任意)

水準器(任意)

ラックマウント ブラケットの取り付け

ラック内でルータを実際に取り付ける位置を決める間、マウント ブラケットで一時的にルータの重量を支えます。これらのブラケットは、ルータの設置後もそのまま残しておいてかまいません。

けがや装置の損傷を防ぐため、ルータの設置作業は 2 人以上で行ってください。

次の手順で、マウント ブラケットを取り付けます。


ステップ 1 左右のラック レール上で同じ高さの穴を特定し、印を付けます。

ステップ 2 右側のブラケットを右側のマウント レールに当て、印を付けたネジ穴に、ブラケットの下側のネジ穴を合わせます。

ステップ 3 片手でブラケットをマウント レールに当てながら、反対側の手でラックマウント ブラケットのネジ穴にネジを差し込みます。

ステップ 4 指でネジを締めます。

ステップ 5 ブラケットの上側のネジ穴に 2 本めのネジを差し込み、指でネジを締めます。

ステップ 6 左側のラックマウント ブラケットも、右側と同様に取り付けます。

ステップ 7 2 つのブラケットの高さを測り、同じ高さに取り付けられていることを確認します。

ステップ 8 水準器を使用して、2 つのブラケットの上端が水平であることを確認します。または、巻き尺を使用して、両方のラック レールの上端から各ブラケットまでの距離が同じであることを確認します。

ステップ 9 ドライバを使用して、全部のネジを締めます(図 3-2)。

図 3-2 ラックマウント ブラケット

 


 

ラックへのシャーシの設置

ここでは、Cisco 12404 ルータをラックに設置する手順について説明します。シャーシをラックに設置する場合は、2 人以上で次の手順を実行してください。

この手順では、輸送用の箱の外面に添付されている『 Cisco 12404 Router Unpacking Instructions 』(Text Part Number: 78-13618-01)に記載された手順に従って、すでにルータを開梱していることを前提にしています。


ステップ 1 設置作業の妨げにならない範囲で、ルータを設置する場所にできるだけ近づけます。

ステップ 2 1 人がシャーシの前面を、もう 1 人が背面を持ち、ひざを曲げてシャーシをパレットから持ち上げ、ラックに搭載します。

ステップ 3 3 人目の補助者がいる場合は、その人がシャーシをラックに固定するネジを取り付けます。

ステップ 4 シャーシの下部取り付け穴を確認します。そのうちの穴の 1 つに、ラックの取り付け穴を合わせます。

ステップ 5 その穴に付属品の取り付けネジを 1 つ取り付けます。

ステップ 6 シャーシの反対側で、一連の下部取り付け穴のうちの同じ取り付け穴にラックの穴が合うように、シャーシの位置を調整します。

ステップ 7 その穴に付属品の取り付けネジを 1 つ取り付けます。

ステップ 8 その他の取り付け穴についても、ステップ 4 ~ 7 を繰り返します。

ステップ 9 ドライバを使用して、全部のネジを締めます。


 

センター マウント ブラケット

Cisco 12404 ルータをセンター マウント位置に取り付ける場合は、最初にセンター マウント ブラケットを装置ラック レールに取り付け、そのあとでシャーシをセンター マウント ブラケットに固定します。

任意で使用するセンター マウント ブラケットのインストレーション キットは、Cisco 12404 ルータの輸送用の箱に同梱のアクセサリ ボックスに入っています。欠品がある場合は、購入した代理店までご連絡ください。

必要な工具

センター マウント ブラケット(任意使用)を取り付けるには、次の工具が必要です。

No.2 プラス ドライバ

巻き尺(任意)

水準器(任意)

センター マウント ブラケット

センター マウント ブラケット(任意使用)の取り付け手順は、次のとおりです。


ステップ 1 左右の支柱で同じ高さの穴を特定し、印を付けます。

ステップ 2 右側のブラケットを右側のラック レールに当て、印を付けたネジ穴に、ブラケットの下側のネジ穴を合わせます。

ステップ 3 片手でブラケットをラック レールに当てながら、反対側の手でラック レールの穴に合わせたセンター マウント ブラケットの穴に、ネジを差し込みます。

ステップ 4 指でネジを締めます。

ステップ 5 ブラケットの上側のネジ穴に 2 本めのネジを差し込み、指でネジを締めます。

ステップ 6 ドライバを使用して、全部のネジを締めます(図 3-3)。

図 3-3 センター マウント ブラケット

 

ステップ 7 左側のセンター マウント ブラケットを、右側のブラケットと同じ高さに取り付けます。

ステップ 8 水準器を使用して、2 つのブラケットが水平であることを確認します。または、巻き尺を使用して、両方のラック マウント レールの上端から各ブラケットまでの距離が同じであることを確認します。

ステップ 9 ドライバを使用して、全部のネジを締めます。


 

シャーシを卓上または平面に設置する場合

Cisco 12404 ルータを卓上または安定した平面に設置する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco 12404 ルータを、設置する場所にできるだけ近づけておきます。

ステップ 2 シャーシの前面と背面に 1 人ずつ回り、シャーシをパレットから持ち上げて、平面に置きます。

ステップ 3 転倒防止のため、シャーシを平面に固定します。


 

輸送用パレットにルータを固定していた金具を使用して、シャーシを平面に固定することができます。

装置の補助的なボンディングおよびアース接続に関する注意事項

Cisco 12404 ルータを設置する場所が Network Equipment Building System(NEBS)環境ではない場合には、この注意事項を省略し、AC PEM の 5-15 15 A 北米プラグによる保護アース接続に依存してもかまいません。

ボンディングおよびアース レセプタクルは、補助的なボンディングおよびアース接続に関する Telcordia NEBS 要件を満たすためのものです。Cisco 12404 ルータ シャーシでは、ルータへの電源接続の一部分として保護アース接続が必要です(図 3-4)。

図 3-4 NEBS に適合するための補助ボンディングおよびアース ポート

 

セントラル オフィス(CO)のアース システムまたは内部機器のアース システムを、シャーシに接続することを強く推奨します。CO システムまたは内部機器のアース システムにアース接続した場合、ボンディングおよびアースに関する NEBS 要件に適合します。

この要件を満たすには、二穴ラグを #6 AWG ケーブルに圧着し、6.3 mm(M6)ネジを 2 本使用してラグ端子をシャーシに接続します(図 3-4を参照)。


) ラグ端子上の穴の間隔は 0.63 インチ(16 mm)です。直接シスコからこの仕様を満たす二穴ラグを発注できます(部品番号32-0607-01)。


RP およびラインカード ケーブルの接続

RP ケーブルおよびラインカード ケーブルをルータに接続する手順は、次のとおりです(図 3-5)。


ステップ 1 静電気防止用ストラップを、自分の身体およびシャーシまたは塗装されていない金属面に取り付けます。

図 3-5 RP およびラインカードのケーブル管理ブラケット

 

ステップ 2 RP またはラインカードに接続する NIC を、左から右の順序で確認します。図 3-5を参照してください。

ステップ 3 確認した NIC をケーブル管理用トレイに通してから、カードのインターフェイス ポートに向かわせます。一度に 1 本ずつの NIC について、この作業を行います。

ステップ 4 各カード ポートに接続する NIC を左から右の順序で確認し、NIC を RP またはラインカードのポートに接続します。

ステップ 5 マジックテープを使用して、左から右の順序で NIC を慎重に留めます。


注意 RP またはラインカードのケーブル管理ブラケットでは、インターフェイス ケーブルがねじれたり極端に曲がったりしないように、ケーブルを慎重に調節してください。ケーブルがねじれたり極端に曲がったりしていると、信号コード化した光線をケーブルの一端から反対側の端へ正確に伝播する光ファイバの性能が低下することがあります。さらに、インターフェイス ケーブルに適度なストレイン レリーフを施してください。

ステップ 6 ケーブル管理ブラケットから先に NIC を向かわせます。

ステップ 7 シャーシの左側に取り付けられたシャーシ ケーブル管理ブラケットに、ケーブルを通します(図 3-6)。

シャーシ ケーブル管理ブラケット キット付属のネジを使用します。

図 3-6 シャーシのケーブル管理ブラケット

 


 

コンソールおよび補助ポート接続

ここでは、ルータにコンソールを接続するための情報を示します。システムが稼働しているときは、Data Set Ready(DSR; データ セット レディ)信号および Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検知)信号が両方ともアクティブです。コンソール ポートはモデム制御またはハードウェア フロー制御をサポートしません。コンソール ポートには、ストレート EIA/TIA-232 ケーブルが必要です。

GRP コンソール ポートおよび補助ポート

ここでは、GRP 上のコンソール ポートおよび補助ポートの接続機器およびピン指定について説明します。Cisco 12404 ルータとともに使用できる GRP には、いくつかのモデルがあります。GRP=、GRP-B=、および GRP-C= です。


) EMCおよび安全性のためのTelcordia GR-1089 NEBS 規格に準拠するため、すべてのコンソール ポート、補助ポート、およびイーサネット ポートは、建物内または屋内の配線またはケーブルにのみ接続するようにしてください。建物内ケーブルにはシールドを施し、配線のシールドを両端でアース接続する必要があります。


GRP-C= は、シールド付きケーブルを使用しなくても EMI クラス B 規格に適合します。


) EMI(電磁波干渉)クラス B 規格に正しく適合するには、GRP= および GRP-B= のコンソール ポートおよび補助ポートにシールド付きケーブルを使用する必要があります。


GRP には、次の 2 つの EIA/TIA-232 ポートがあります。

コンソール端末を接続するための DCE DB-25 レセプタクル

Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)装置を接続するための DTE DB-25 プラグ

DCE モードの補助コンソール ポートは DCE DB-25 レセプタクルです。このレセプタクルを使用してコンソール端末を接続し、Cisco 12404 ルータの設定作業を行います(図 3-7)。

図 3-7 GRP コンソール DCE ポートおよび補助 DTE ポートの接続

 

DTE モードの補助ポートは DTE DB-25 プラグであり、モデムなどの DCE 装置(CSU/DSU [チャネル サービス ユニット/データ サービス ユニット] または他のルータ)を Cisco 12404 ルータに接続します。


) コンソール ポートおよび補助ポートは、非同期シリアル ポートです。これらのポートに接続する装置は、非同期伝送能力が必要です(シリアル装置は、非同期タイプが最も一般的です。たとえば、大部分のモデムは非同期装置です)。


使用する端末のマニュアルで、その端末のボー レートを確認します。マニュアルに明記されていない場合には、次の端末設定値を使用してください。

1. 9600 ボー

2. 8 データ ビット

3. パリティなし

4. 2 ストップ ビット

コンソール ポートに端末を接続するには、EIA/TIA-232 DCE コンソール ケーブルを使用する必要があります。

GRP コンソール ポートの信号

GRP のコンソール ポートには、EIA/TIA-232 ストレート ケーブルが必要です。 表3-1 に、GRP コンソール ポートのピン信号を示します。

 

表3-1 GRP コンソール ポートのピン信号

ピン
信号
入出力
説明

1

GND

-

アース

2

TxD

出力

送信データ

3

RxD

入力

受信データ

6

DSR

入力

データ セット レディ(常にオン)

7

GND

-

アース

8

DCD

入力

データ キャリア検知(常にオン)

20

DTR

出力

データ ターミナル レディ

GRP 補助ポートの信号

GRP 上の補助ポートは DB-25 プラグ DTE ポートであり、モデムなどの DCE 装置(CSU/DSU または他のルータ)を Cisco 12404 ルータに接続します。

Cisco 12404 ルータとともに使用できる GRP には、いくつかのモデルがあります。GRP=、GRP-B=、および GRP-C=です。EMI クラス B 規格に適合するには、GRP= および GRP-B= のコンソール ポートおよび補助ポートにシールド付きケーブルを使用する必要があります。より新しい GRP-C= は、シールド付きケーブルを使用しなくてもクラス B 規格に適合します。

補助ポートは、GRP カード上でコンソール ポートの上にあります。補助ポートはハードウェア フロー制御およびモデム制御をサポートします。モデム接続の例を図 3-7に示します。表3-2に、補助ポート信号を示します。

 

表3-2 GRP 補助ポートの信号

ピン
信号
入出力
説明

1

信号アース

-

信号アース

2

TxD

入力

送信データ

3

RxD

出力

受信データ

4

RTS

入力

送信要求(ハードウェア フロー制御に使用)

5

CTS

出力

クリア ツー センド(ハードウェア フロー制御に使用)

6

DSR

出力

データ セット レディ

7

信号アース

-

信号アース

8

CD

出力

キャリア検知(モデム制御に使用)

20

DTR

入力

データ ターミナル レディ(モデム制御にのみ使用)

22

RING

出力

リング

PRP コンソール ポートおよび補助ポート

PRP のシステム コンソール ポートは、データ端末接続用の DCE RJ-45 レセプタクルです。このポートは、設定する必要があります。コンソール ポートには Console というラベルが貼付されています(図 3-8を参照)。コンソール ポートを接続する前に、使用する端末のマニュアルを参照して、端末のボーレートを確認してください。


) EMCおよび安全性のためのTelcordia GR-1089 NEBS 規格に準拠するため、すべてのコンソール ポート、補助ポート、およびイーサネット ポートは、建物内または屋内の配線またはケーブルにのみ接続するようにしてください。建物内ケーブルにはシールドを施し、配線のシールドを両端でアース接続する必要があります。


マニュアルに明記されていない場合には、次の端末設定値を使用してください。

1. 9600 ボー

2. 8 データ ビット

3. パリティなし

4. 2 ストップ ビット

コンソール ポートには、RJ-45 ロールオーバー ケーブルが必要です。

図 3-8 PRP コンソール ポートおよび補助ポートの接続

 

 

1

モデム

4

補助ポート

2

コンソール端末

5

コンソール ポート

3

RJ-45 イーサネット ケーブル


) コンソール ポートおよび補助ポートは、両方とも非同期シリアル ポートです。これらのポートに接続する装置は、非同期伝送能力が必要です(シリアル装置は、非同期タイプが最も一般的です。たとえば、大部分のモデムは非同期装置です)。


PRP コンソール ポートの信号

PRP のコンソール ポートは、DCE RJ-45 レセプタクルです。 表3-3 に、このポートで使用される信号を示します。

 

表3-3 PRP コンソール ポートの信号

コンソール ポートのピン
信号
入出力
説明

1 1

--

--

--

2

DTR

出力

データ ターミナル レディ

3

TxD

出力

送信データ

4

GND

--

信号アース

5

GND

--

信号アース

6

RxD

入力

受信データ

7

DSR

入力

データ セット レディ

81

--

--

--

1.これらのピンは接続されません。

PRP 補助ポートの信号

PRP の補助ポートは RJ-45 プラグ DTE ポートであり、モデムなどの DCE 装置(CSU/DSU または他のルータ)をルータに接続します。補助ポートには Aux というラベルが貼付されています(図 3-8を参照)。非同期補助ポートは、ハードウェア フロー制御とモデム制御をサポートしています。 表3-4 に、補助ポートで使用される信号を示します。

 

表3-4 PRP 補助ポートの信号

補助ポートのピン
信号
入出力
説明

1

RTS

出力

送信要求

2

DTR

出力

データ ターミナル レディ

3

TxD

出力

送信データ

4

GND

--

信号アース

5

GND

--

信号アース

6

RxD

入力

受信データ

7

DSR

入力

データ セット レディ

8

CTS

入力

クリア ツー センド

フラッシュ メモリ カードの取り付け

デフォルトでは、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを含むフラッシュ メモリ カードが最下部スロット(PCMCIA スロット 0)に挿入された状態で、ルータが出荷されます。


) PCMCIA スロット 0 が下側、スロット 1 が上側のスロットです。各 RP で両方のフラッシュ メモリ カード スロットを同時に使用できます。


ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタは 0x0102 に設定されています。そのため、ルータはフラッシュ メモリ カードに保管された Cisco IOS ソフトウェア イメージを使用して自動的に起動します。

システムに付属のフラッシュ メモリ カードは、RP の最下部スロット(PCMCIA スロット 0)に装着されています。図 3-9を参照してください。

図 3-9 フラッシュ メモリ カード スロット

 

RP のコンソール ポートにコンソール端末が接続されて起動している、または Telnet セッションで他の装置からルータにリモート ログインしていることを確認します。

イーサネット ネットワークへの GRP の接続

ここでは、GRP をイーサネット ネットワークに接続するための情報を示します(図 3-10)。

図 3-10 RJ-45 および MII イーサネット接続

 


) EMCおよび安全性のためのTelcordia GR-1089 NEBS 規格に準拠するため、すべてのコンソール ポート、補助ポート、およびイーサネット ポートは、建物内または屋内の配線またはケーブルにのみ接続するようにしてください。建物内ケーブルにはシールドを施し、配線のシールドを両端でアース接続する必要があります。


表3-5 に、イーサネット Media-Independent Interface(MII; メディア独立型インターフェイス)ピンの構成を示します。

図 3-11 イーサネット MII レセプタクル

 

 

表3-5 イーサネット MII のピン割り当て

ピン 2
入力
出力
入出力
説明
コード

14 ~ 17

-

対応

-

送信データ

(TxD)

12

対応

-

-

送信クロック

(Tx_CLK) 3

11

-

対応

-

送信エラー

(Tx_ER)

13

-

対応

-

送信イネーブル

(Tx_EN)

3

-

対応

-

MII データ クロック

(MDC)

4 ~ 7

対応

-

-

受信データ

(RxD)

9

対応

-

-

受信クロック

(Rx_CLK)

10

対応

-

-

受信エラー

(Rx_ER)

8

対応

-

-

受信データ有効

(Rx_DV)

18

対応

-

-

コリジョン

(COL)

19

対応

-

-

キャリア検知

(CRS)

2

-

-

対応

MII データ入出力

(MDIO)

22 ~ 39

-

-

-

共通

(Ground)

1、20、21、40

-

-

-

+5.0 V

(V)

2.記載されていないピンは使用しません。

3.Tx_CLK および Rx_CLK は、外部トランシーバが提供します。

図 3-12に、イーサネット RJ-45 レセプタクルを示します。

図 3-12 イーサネット RJ-45 レセプタクル

 

イーサネット RJ-45 レセプタクルのピン割り当て

表3-6に、イーサネット ポートのメス RJ-45 レセプタクルのピン割り当てを示します。

 

表3-6 イーサネット RJ-45 レセプタクルのピン割り当て

ピン
信号

1

TX+

2

TX-

3

RX+

4

Termination Network

5

Termination Network

6

RX-

7

Termination Network

8

Termination Network


警告 Ethernet、10BASE T、Token Ring、Console、および AUX というラベル付きのポートは、Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全特別低電圧)回路です。SELV 回路は、SELV 回路にしか接続できません。BRI(基本インターフェイス)回路は Telephone Network Voltage(TNV; 電話網電圧)と同様に扱われるので、SELV 回路を TNV 回路に接続することは避けてください。


イーサネット ネットワークへの PRP の接続

ここでは、PRP をイーサネット ネットワークに接続するための情報を示します。

PRP には、Media-Dependent Interface(MDI; メディア依存型インターフェイス)イーサネット ポートとして機能する RJ-45 イーサネット インターフェイス レセプタクルが 2 つあります。これらの接続では、10BASE-T および 100BASE-TX 標準に準拠する IEEE 802.3 および IEEE 802.3u インターフェイスをサポートします。イーサネット ポートの伝送速度はデフォルトで自動検知されますが、ユーザが設定することもできます。

PRP の RJ-45 レセプタクルは、イーサネット インターフェイスと 2 つの方法で物理的に接続できます。別途、RJ-45 ケーブルが必要です。PRP イーサネット インターフェイス(ETH0およびETH1のラベルが貼付されたポート)にケーブルを接続する場合は、カテゴリ 5 UTP ケーブルを PRP の RJ-45 レセプタクルに直接接続します。

PRP のイーサネット インターフェイスは、リピータではなく、端末装置です。したがって、イーサネット インターフェイスをリピータまたはハブに接続する必要があります。


) EIA/TIA-568 標準に適合するケーブルのみを接続してください(ケーブルに関する推奨事項および仕様については、表3-8および表3-9を参照)。



) EMCおよび安全性のためのTelcordia GR-1089 NEBS 規格に準拠するため、すべてのコンソール ポート、補助ポート、およびイーサネット ポートは、建物内または屋内の配線またはケーブルにのみ接続するようにしてください。建物内ケーブルにはシールドを施し、配線のシールドを両端でアース接続する必要があります。



注意 イーサネット ポートは、主に Cisco 12000 シリーズ ルータの Telnet ポートとして、イーサネット ポートが直接接続されているネットワークを介して Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動したり、アクセスしたりするために使用されます。CEF 機能は、安全上の理由から、デフォルトでオフになっています。これらのポートで CEF ルーティング機能をオンにする場合は、安全性に関して注意を払うようにしてください。

図 3-13に、イーサネット ポートの機能の例を示します。この例では、ルータ A の PRP のイーサネット ポート(ETH0)を介してネットワーク 2.0.0.0 にアクセスできません。アクセスできるのは、ネットワーク 1.0.0.0 内のホストおよびルータ C のみです(図 3-13の点線の矢印を参照)。

ルータ A からネットワーク 2.0.0.0 にアクセスするには、いずれかのラインカード(この例ではルータ A のPacket-over-SONET [POS] ラインカード)のインターフェイス ポートを使用して、ルータ B、ルータ C を経由して、ネットワーク 2.0.0.0 に到達する必要があります(図 3-13の実線の矢印を参照)。

図 3-13 PRP のイーサネット ポートの使用法

 

PRP イーサネット接続

図 3-14に、PRP の RJ-45 レセプタクルおよびケーブル コネクタを示します。RJ-45 コネクタは、外部トランシーバが不要です。RJ-45 コネクタには、カテゴリ 5 UTP ケーブルが必要です。 表3-7 に、RJ-45 レセプタクルのポート ピン割り当てを示します。

図 3-14 RJ-45 レセプタクルおよびプラグ(水平方向)

 


警告 Ethernet、10BASE-T、Token Ring、Console、および AUX というラベル付きのポートは、SELV 回路です。SELV 回路は、SELV 回路にしか接続できません。BRI 回路は TNV と同様に扱われるので、SELV 回路を TNV 回路に接続することは避けてください。


 

表3-7 PRP RJ-45 イーサネット レセプタクルのピン割り当て

イーサネット ポート
信号
説明

1

TxD+

送信データ+

2

TxD-

送信データ-

3

RxD+

受信データ+

4

Termination Network

接続なし

5

Termination Network

接続なし

6

RxD-

受信データ-

7

Termination Network

接続なし

8

Termination Network

接続なし

RJ-45 ケーブル接続の要件に応じて、図 3-15または図 3-16に示されているケーブル ピン割り当てを使用します。

図 3-15 ストレート ケーブル ピン割り当て ― MDI イーサネット ポートと MDI-X ケーブルの接続

 

図 3-16 クロス ケーブル ピン割り当て(2 つの PRP の接続)

 

表3-8 に、UTP ケーブルを介した 100 Mbps 伝送用ケーブル接続の仕様を示します。


) イーサネット ポートの伝送速度はデフォルトで自動検知されますが、ユーザが設定することもできます。


 

表3-8 100 Mbps 伝送の仕様および接続に関する制限

パラメータ
RJ-45

ケーブル仕様

カテゴリ 5 4 UTP、22 ~ 24 AWG 5

ケーブル長(最大)

--

セグメント長(最大)

100BASE-TX の場合は、328 フィート(100 m)

ネットワーク長(最大)

656 フィート(200 m) 6 (リピータ 1 台を含む)

4.EIA/TIA-568 または EIA-TIA-568 TSB-36 準拠。別途、用意してください。

5.AWG = American Wire Gauge。このゲージは、EIA/TIA-568 標準で指定されています。

6.この長さは、特に、リピートされたセグメント上の 2 つのステーション間の長さです。

表3-9 に、100BASE-TX の IEEE 802.3u 物理特性を示します。

 

表3-9 IEEE 802.3u 物理特性

パラメータ
100BASE-TX

データ速度(Mbps)

100

信号方式

ベースバンド

最大セグメント長

100 m(DTE 7 およびリピータ間)

メディア

カテゴリ5 UTP(RJ-45)

トポロジ

スター/ハブ

7.DTE = Data Terminal Equipment:データ端末装置

AC 電源の接続

ここでは、ルータを AC 電源に接続する手順について説明します。Power Factor Corrector(PFC; 力率補正器)により、PEM は北米では 100 ~ 120 VAC、15 A、その他の国では 185 ~ 264 VAC、10 A の AC 電源からの AC 電源電圧を受け入れることができます。


注意 AC PEM の重量は 14.0 ポンド(6.35 kg)です。PEM は両手で取り扱ってください。


ステップ 1 静電気防止用ストラップを、自分の身体およびシャーシまたは塗装されていない金属面に取り付けます。

ステップ 2 両手で PEM を支え、PEM ベイに滑り込ませます。PEM をベイに完全に押し込み、PEM コネクタをバックプレーン コネクタにかみ合わせます。

ステップ 3 PEM 前面プレートにある非脱落型ネジを締めます(図 3-17)。

図 3-17 AC PEM

 

 

1

AC PEM の取っ手

4

電源コード コンセント

2

オン/オフ スイッチ

5

LED

3

ベイル ラッチ

6

非脱落型ネジ

電源モジュールが電源モジュール ベイに完全に挿入されると、電源モジュールとバックプレーン間のすべての電気的な接続が自動的に行われます。

ステップ 4 アクセサリ ボックスから AC 電源コードを取り出します。電源モジュールに付属している AC 電源コードが、設置場所に適したタイプであることを確認します。


) 電源コードのタイプが違う場合は、サービス担当者に連絡して交換してください。


ステップ 5 AC 電源コードを AC PEM に接続します。

ステップ 6 AC 電源コードの反対側の端を AC 電源コンセントに接続します。


) 完全な冗長性を得るため、AC PEM ごとに個別の電源に接続することを推奨します。さらに、停電に備えて UPS を使用することを推奨します。


ステップ 7 AC PEM に対応する AC 電源の回路ブレーカーがオンになっていることを確認します(図 3-18)。


注意 AC PEM 電源スイッチをオフにします。

図 3-18 AC PEM の LED

 

 

1

INPUT OK

グリーン

指定範囲内の AC 電力が供給されています。

2

OUTPUT OK

グリーン

電源モジュールは電源オンの状態で正常に稼働しています。

3

OUTPUT FAIL

オレンジ

電源モジュール動作中に障害が発生し、シャットダウンしました。


) ルータを AC 電源で稼働させる場合、EMI 規格に適合するには、両方の PEM ベイに AC PEM を搭載する必要があります。



 

ルータの起動

すべての回路ブレーカーをオンにするか、またはルータの AC PEM または DC PDU への給電を制御しているアクティブな電源に電源コードを接続することによって、ルータの電源をオンにします。


) 最初の起動時に、システム バナー情報が表示されます。


起動の確認

起動時のバナーおよび表示をチェックして、システムが正常に起動され、すべてのインターフェイスが正常に初期化されたことを確認します。図 3-18に示されている電源モジュールの LED を確認する必要があります。また、ファン トレイのファンの音を聞いてください。動作音がすぐに聞こえるはずです。周囲の騒音が大きく、ファンの動作音が聞こえにくい場合は、シャーシ側面にある排気口に手を当てて、ファンが作動していることを確認してください。

CSF の CSF LED、MBus LED、および RP の RP LED を目視で確認します(図 3-19)。

RP LED は、RP 前面プレートの片側、イジェクト レバーの近くにあります。図 3-25に、RP LED ディスプレイを示します。

表3-10 に、CSF LED を示します。

図 3-19 CSF LED

 

 

表3-10 CSF LED

スイッチ ファブリック LED
ステータス
状態

CRITICAL

オフ

通常は消灯

MAJOR

オフ

通常は消灯

MINOR

オフ

通常は消灯

表3-11 に CSF MBus アラーム LED を、および 表3-12 に CSF MBus LED を示します。

 

表3-11 CSF MBus ALARM LED

MBus アラーム LED
ステータス
状態

FAIL

オフ

通常は消灯

ENABLE

オン

通常は点灯

 

表3-12 CSF MBus LED

MBus ファブリック LED
ステータス
状態

FAIL

オフ

通常は消灯

ENABLE

オン

通常は点灯

コンソール端末で、システム バナーが表示され、システムおよびすべてのインターフェイスが正常に初期化されていることを確認します。

電源モジュールが起動しない場合、またはシステムやインターフェイスが適切に初期化されない場合は、 第 4 章「インストレーションのトラブルシューティング」 を参照してください。問題を解決できない場合には、シスコのサービス担当者に連絡してください。

DC 電源のルータへの接続

ここでは、ルータを DC 電源に接続する手順について説明します(図 3-20)。


) 完全な冗長性を得るため、DC PDU ごとに個別の電源に接続することを推奨します。さらに、停電に備えて UPS を使用することを推奨します。


図 3-20 DC PEM および PDU アセンブリ

 

 

1

DC PDU

5

オン/オフ スイッチ

2

DC(PEM)

6

PEM を PDU に固定する非脱落型ネジ

3

システム非脱落型ネジ

7

端子ブロック

4

LED

DC PDU と DC PEM アセンブリの接続

各 DC PDU は、6 つのネジ式端子を使用して、個別に DC 電源に接続する必要があります。端子のうち、2 つはマイナス用(DC 電源)、2 つはプラス用(DC 電源戻り)、2 つはアース用です。DC 電源コードの各線は、6 AWG の撚り線ワイヤです。PEM には、-48 ~ -60 VDC で稼働する専用の 35 A の DC 電源から、DC 電源電圧が供給されます。


注意 DC PEM および DC PDU の重量は 14.0 ポンド(6.35 kg)です。電源モジュールを扱うときは、両手を使用してください。


警告 DC 電源アセンブリを取り付ける場合は、事前にルータの電源をオフにして、すべてのケーブルを取り外す必要があります。接続された状態の DC PDU および DC PEM は、ホットスワップ非対応の Field-Replaceable Unit(FRU)です。


DC PEM および DC PDU をルータに取り付ける手順は、次のとおりです。DC 電源モジュールの格納場所は、シャーシ背面にあります。


ステップ 1 静電気防止用ストラップを、自分の身体およびシャーシまたは塗装されていない金属面に取り付けます。

ステップ 2 DC 電源モジュールをシャーシ背面の電源モジュール ベイに取り付けます。

ステップ 3 電源モジュールをバックプレーンに押し込み、コネクタがバックプレーンのレセプタクルに装着されるようにします。

図 3-21に、DC PDU を搭載した Cisco 12404 ルータの背面図を示します。

ステップ 4 前面プレートの非脱落型ネジをすべて締めます。

電源モジュールが電源モジュール ベイに完全に挿入されると、電源モジュールとバックプレーン間のすべての電気的な接続が自動的に行われます。

ステップ 5 1/4 インチ ドライバを使用して、DC PDU の非脱落型ネジを締めます(図 3-22)。

図 3-21 DC 電源 Cisco 12404 インターネット ルータの背面図

 

図 3-22 DC PDU 電源ブロック

 

 

1

マイナス端子ポート

3

アース端子ポート

2

プラス端子ポート

4

端子ポート コネクタのネジ

ステップ 6 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して端子ポート コネクタのネジを締めて、各線を適切な端子ポートに固定します。

ステップ 7 DC PEM に対応する DC 電源の回路ブレーカーがオンになっていることを確認します。


 

ルータの起動

すべての回路ブレーカーをオンにするか、またはルータの AC PEM または DC PDU への給電を制御しているアクティブな電源に電源コードを接続することによって、ルータの電源をオンにします。


) 最初の起動時に、システム バナー情報が表示されます。


起動の確認

起動時のバナーおよび表示をチェックして、システムが正常に起動され、すべてのインターフェイスが正常に初期化されたことを確認します。図に示されている電源モジュールの LED を確認する必要があります。また、ファン トレイのファンの音を聞いてください。動作音がすぐに聞こえるはずです。周囲の騒音が大きく、ファンの動作音が聞こえにくい場合は、シャーシ側面にある排気口に手を当てて、ファンが作動していることを確認してください。

CSF の CSF LED(図 3-23)、MBus LED、および RP の RP LED を目視で確認します。RP LED は、RP 前面プレートの片側、イジェクト レバーの近くにあります。図 3-25に、RP LED ディスプレイを示します。 表3-13 表3-14 、および 表3-15 では、LED を定義します。

図 3-23 CSF LED

 

 

表3-13 CSF LED

スイッチ ファブリック LED
ステータス
状態

CRITICAL

オフ

通常は消灯

MAJOR

オフ

通常は消灯

MINOR

オフ

通常は消灯

 

表3-14 CSF MBus ALARM LED

MBus アラーム LED
ステータス
状態

FAIL

オフ

通常は消灯

ENABLE

オン

通常は点灯

 

表3-15 CSF MBus LED

MBus ファブリック LED
ステータス
状態

FAIL

オフ

通常は消灯

ENABLE

オン

通常は点灯

コンソール端末で、システム バナーが表示され、システムおよびすべてのインターフェイスが正常に初期化されていることを確認します。

DC PEM の LED

DC PEM の LED が点灯していて、ステータスが OK であることを確認します(図 3-24)。

図 3-24 DC PEM の LED

 

 

1

DC PDU

--

--

2

DC PEM

--

--

3

INPUT OK

グリーン

指定範囲内の DC 電力が供給されています。

4

OUTPUT OK

グリーン

電源モジュールは電源オンの状態で正常に稼働しています。

5

OUTPUT FAIL

オレンジ

電源モジュール動作中に障害が発生し、シャットダウンしました。

電源アセンブリが起動しない場合、またはシステムやインターフェイスが適切に初期化されない場合は、 第 4 章「インストレーションのトラブルシューティング」 を参照してください。問題を解決できない場合には、シスコのサービス担当者に連絡してください。

Cisco 12404 インターネット ルータの Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション

ここでは、システムがネットワークにアクセスしたり、ネットワーク上の他のホストが Telnet 接続を使用してリモートでシステムにアクセスしたりできるように、システムを設定するための情報を示します。

ここでは、システムの起動プロセスおよび Cisco 12404 インターネット ルータの基本設定を行う手順について説明します。

「Cisco IOS ソフトウェア イメージ」

「システム起動前の確認」

「ブート プロセスの概要」

「ルータの起動および初期状態の確認」

「手動によるシステムの起動」

「ルータの設定」

「RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法」

Cisco IOS ソフトウェア イメージ

システムのデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージとしては、次の内部または外部ソースを利用できます( 表3-16 )。

 

表3-16 Cisco IOS ソフトウェア イメージのソース

Cisco ソフトウェア イメージ
ソース

RP のオンボード フラッシュ メモリ

フラッシュ メモリには最新の Cisco IOS ソフトウェア イメージがロードされています。ルータは SIMM を搭載した状態で出荷されます。フラッシュ メモリ SIMM は、NVRAM(不揮発性 RAM)でもあります。このタイプのメモリは、システムの電源を切ったあとも内容を維持します。

フラッシュ メモリ カード

RP の PCMCIA スロットに差し込まれ、デフォルトのソフトウェア イメージをロードしたフラッシュ メモリ カードは、ルータに付属するデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージの外部記憶メディアとしての役割を果たします。

TFTP サーバ

Telnet 接続を使用して、Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)によって有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージをダウンロードおよび保管することができます。

システム起動前の確認

ここでは、ルータを起動する前に確認すべき事項について説明します。

すべてのカードが、該当するカード ケージ スロットに完全に装着されている。

すべての非脱落型ネジが締められている。

すべてのインターフェイス ケーブルが確実に接続されている。

すべての電源コードが電源モジュールに確実に固定されている。

すべての電源コードが適切な電源に接続されている。

端末装置が接続され、電源投入され、9600 bps、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(9600,8,N,2)に設定されている。

有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを格納したフラッシュ メモリ カードが PCMCIA スロット 0(ゼロ)に挿入されている。

デフォルトでは、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタは 0x0102 に設定されています。したがって、システムはフラッシュ メモリ カードに保管された Cisco IOS ソフトウェア イメージを使用して自動的に起動します。


) 新しいフラッシュ メモリ カードは、フォーマットしないと使用できません。


ルータの起動後、新しいフラッシュ メモリ カードをフォーマットする手順については、「フラッシュ メモリ カードのフォーマット」を参照してください。

ブート プロセスの概要

次の例では、ルータが電源に接続されて稼働しており、ファン トレイ アセンブリのファンが作動しており、なおかつ CSF カードの FABRIC ENABLE LED と ALARM ENABLE LED の両方が点灯していることを想定しています。

次に、一般的なブート プロセスの例を示します。

RP の Maintenance Bus(MBus; メンテナンス バス)モジュールに +5 VDC の電圧が供給され、MBus ソフトウェアの実行が開始されます。

RP が CSF のアラーム機能を介してすべての搭載デバイスに各装置のアイデンティティを要求するメッセージを送信することにより、ルータ構成を判別します。応答として、スロット番号、カード タイプ、およびコンポーネント タイプが返されます。その後、RP およびラインカードが起動します。

電源およびローカル クロックと CSF クロックの両方が安定するまで、RP のパワーオン リセット ロジックが据え置かれます。

パワーオン リセット ロジックが解除されると、RP は ROM モニタ ソフトウェアの実行を開始します。

ROM モニタが autoboot に設定されている場合は、Cisco IOS ソフトウェアを自動的にロードして起動します。

ROM モニタが autoboot に設定されていない場合は、Cisco IOS ソフトウェアを手動で起動する必要があります。「手動によるシステムの起動」を参照してください。

Cisco IOS ソフトウェアが起動すると、システム内のすべてのカードをポーリングして、各カードを起動し、必要な Cisco IOS ソフトウェアをロードします。

ルータの起動および初期状態の確認

ルータを最初に起動したとき、次の状態になっていることを確認します。

AC PEM

AC PEM がベイに装着されている場合、オン/オフ スイッチが作動していて、必要な AC 電源が供給されていることを確認します。

2 つのグリーン LED(INPUT OK および OUTPUT OK)が点灯している。

各電源のファンがオンになっている。

オレンジ LED(OUTPUT FAIL)が消灯している。

すべてのカードが、カード ケージおよび CSF ケージに完全に挿入されている。

すべての非脱落型ネジが締められている。

ラインカード ケーブル管理ブラケットが個々のラインカードに取り付けられている。

インターフェイス ケーブルがラインカードのケーブル管理ブラケットできちんと整理されている。

インターフェイス ケーブルが該当するラインカード コネクタに完全に接続されている。

インターフェイス ケーブルがシャーシのケーブル管理ブラケットできちんと整理されている。


注意 カードの非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。ネジまたはコンポーネントの前面プレート上のネジ穴を損傷することがあります。

PEM が各 AC PEM ベイ、または DC PDU や DC PEM のベイに完全に装着されている。

PEM ケーブルが PEM に完全に接続されている。

電源コードが PDU および電源モジュールに完全に接続されていて、適切なストレイン レリーフが施されている。

空のカード スロットまたはカード ベイにカード ブランクが装着されていて、シャーシ内のエアーフローおよび Electromagnetic Compatibility(EMC; 電磁適合性)が適切な状態に保たれている。

ファン トレイのファンの動作音を確認します。騒音の多い環境では、ファンの動作音が聞こえにくい場合があります。シャーシ側面にある排気口に手を当てて、ファンが作動しているかどうかを確認します。

RP の英数字 LED

RP LED は、RP 前面プレートの片側、イジェクト レバーの近くにあります。図 3-25に、RP の英数字 LED ディスプレイを示します。

図 3-25 RP の英数字 LED ディスプレイ

 

4 桁の各ディスプレイに、2 行からなるシステム メッセージが一部分ずつ表示されます。RP のブート プロセス中、この LED ディスプレイには、 表3-17 のような一連のメッセージが表示されます。

 

表3-17 RP LED ディスプレイ、定義およびソース

LED ディスプレイ
定義
ソース

MROM
nnnn

MBus マイクロコードの実行が開始されます。 nnnn は、マイクロコードのバージョン番号です。たとえば、マイクロコード バージョン 1.17 は 0117 と表示されます。 8


) この表示は瞬間的なので、見逃す可能性があります。


MBus コントローラ

LMEM
TEST

RP のロー メモリをテスト中

RP ROM モニタ

MEM
INIT

RP のメイン メモリ容量を検出中

RP ROM モニタ

RP
RDY

システムは動作状態であり、ROM モニタ プロンプト(rommon>)から基本 Cisco IOS ソフトウェア コマンドを実行可能

RP ROM モニタ

RP
UP

有効な Cisco IOS イメージが稼働中

RP IOS ソフトウェア

PRI
RP

RP がイネーブルであり、プライマリ システムとして認識されている。有効な Cisco IOS イメージが稼働中

RP IOS ソフトウェア

SEC
RP

RP がイネーブルであり、セカンダリ システムとして認識されている。有効な Cisco IOS イメージが稼働中

RP IOS ソフトウェア

8.実際にシステムで稼働している MBus マイクロコードのバージョンは、これとは異なる場合があります。

PRP の LED を使用する GRP インターフェイス

GRP 上の RJ-45 ポート LED および MII ポート LED は、次の情報を示します。

システムおよび RP のステータス

アクティブになっているフラッシュ メモリ カード スロット

使用中のイーサネット接続

イーサネット インターフェイスで発生した事象

GRP が正常に起動したかどうかは、英数字 LED ディスプレイによって示されます。

GRP の前面プレートには、装置またはポートのアクティビティを表す 8 つの LED があります。各 LED は、対応する PCMCIA スロットのアクセス時に点灯します。

2 つの PCMCIA スロット アクティビティ LED には、SLOT-0 および SLOT-1 というラベルが付いています。

4 つの RJ-45 イーサネット ポート アクティビティ LED があります。これらの LED は RJ-45 イーサネット コネクタ専用であり、MII イーサネット ポートが使用されているときはディセーブルになります。

2 つのイーサネット ポート セレクト LED があります。MII および RJ-45 というラベルが付いています。

イーサネット ポート LED が点灯している場合、2 つのイーサネット接続のうちどちらが選択されているかを表します。RJ-45 ポートが選択されているときは、RJ-45 LED が点灯し、MII LED は消灯しています。MII ポートが選択されているときは、MII LED が点灯し、RJ-45 LED は消灯しています(図 3-26)。

図 3-26 RP の RJ-45 ポート LED および MII ポート LED

 

 

LINK

リンク アクティビティを示します。

COLL

衝突検出を示します。

TX

データ送信を示します。

RX

データ受信を示します。

PRP の LED を使用する PRP インターフェイス

PRP の RJ-45 ポート LED は、次の情報を示します。

システムおよび PRP のステータス

アクティブになっているフラッシュ メモリ カード スロット

使用中のイーサネット接続

イーサネット インターフェイスで発生した事象

PRP が正常に起動したかどうかは、英数字 LED ディスプレイによって示されます。

PRP の前面プレート(図 3-27)には、装置またはポートのアクティビティを表す 8 つの LED があります。各 LED は、対応する PCMCIA スロットのアクセス時に点灯します。

2 つの PCMCIA スロット アクティビティ LED には、SLOT-0 および SLOT-1 というラベルが付いています。

4 つの RJ-45 イーサネット ポート アクティビティ LED があります。これらの LED は、RJ-45 イーサネット コネクタで使用されます。各コネクタには、LINK(リンク アクティビティ)、EN(ポート イネーブル)、TX(データ送信)、およびRX(データ受信)を示す 4 つの LED が付いています。

2 つのイーサネット ポート セレクト LED(PRIMARY)があります。これらの LED は、2 種類のイーサネット接続のうちどちらが選択されているかを表します。PRP では両方のポートがサポートされているため、ポート ETH0 の LED は常に点灯しています。ETH1 が選択されると、ETH1 LED が点灯します。

図 3-27 PRP LED

 

 

LINK

リンク アクティビティを示します。

EN

ポートがイネーブルであることを示します。

TX

データ送信を示します。

RX

データ受信を示します。

ラインカード LED を使用するラインカード インターフェイス

RP ブート プロセスの直後に行われるラインカードのブート プロセスで、各ラインカード上の英数字 LED ディスプレイを確認します( 表3-18 )。

ラインカード上の英数字 LED ディスプレイの位置は、RP の場合と同じです。システムは、まったく同じラインカードを並行して起動させようとします。さらに、ラインカードの電源が投入され、バックアップ可能になると、システムはただちにラインカードを起動します。

 

表3-18 ラインカード LED ディスプレイ、定義およびソース

LED ディスプレイ 9
定義
ソース

MROM
nnnn

MBus マイクロコードの実行が開始されます。nnnnは、マイクロコードのバージョン番号です。たとえば、マイクロコード バージョン 1.17 は 0117 と表示されます。 10

MBus コントローラ

LMEM
TEST

ラインカードのロー メモリをテスト中

ラインカードの ROM モニタ

MEM
INIT

ラインカードのメイン メモリを検出中

ラインカードの ROM モニタ

ROMI
GET

ラインカードのメモリに ROM イメージをロード中

RP Cisco IOS ソフトウェア

FABL
WAIT

ラインカードがファブリック ダウンローダによるロードを待機中 11

RP Cisco IOS ソフトウェア

FABL
DNLD

ファブリック ダウンローダをラインカードのメモリにロード中

RP Cisco IOS ソフトウェア

FABL
STRT

ファブリック ダウンローダを起動中

RP Cisco IOS ソフトウェア

FABL
RUN

ファブリック ダウンローダが起動して稼働中

RP Cisco IOS ソフトウェア

IOS
DNLD

Cisco IOS ソフトウェアをラインカードのメモリにダウンロード中

RP Cisco IOS ソフトウェア

IOS
STRT

Cisco IOS ソフトウェアを起動中

RP Cisco IOS ソフトウェア

IOS
UP

Cisco IOS ソフトウェアが稼働中

RP Cisco IOS ソフトウェア

IOS
RUN

ラインカードがイネーブルで動作可能

RP Cisco IOS ソフトウェア

9.表3-18の LED 文字列は、表示が速すぎて判読できない場合があります。この表に示す文字列の説明を参照して、起動時のラインカードの動作を理解してください。

10.この数字の表示は瞬間的なので、見逃す可能性があります。

11.ファブリック ダウンローダがラインカードに Cisco IOS ソフトウェア イメージをロードします。


ヒント 未設定のシステムを初めて起動すると、コンソール画面にシステム バナーが表示されたあと、自動的に System Configuration Dialog が開始されます。


コンソール画面に表示される Cisco IOS バナーを確認します。有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されているフラッシュ メモリ カードが PCMCIA スロット 0 に搭載されていて、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタが 0x0102(出荷時のデフォルト値)に設定されている場合、ルータはこのイメージを使用して自動的に起動します。

ルータが Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動すると、コンソール画面に次のようなシステム バナーが表示されます。

Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) GS Software (IR-P-M), Experimental Version 12.0(20020120:204554) [Krathay]
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 20-Apr-02 18:34 by kragily
.
.
.

) 実際に表示されるシステム バナーは、稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョンによって異なります。


システム コンソールに ROM モニタ プロンプト(rommon>)が表示された場合は、有効なシステム イメージが見つからなかったか、起動シーケンスが何らかの理由で中断されたことにより、ROM モニタ モードが開始されています。

Cisco IOS ソフトウェア イメージを手動で起動するには、システム コンソールで boot コマンドを入力します。

さまざまな形式の boot コマンドを使用する手順については、次の各項を参照してください。

「Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動」

「有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの検索」

System Configuration Dialog

次に、システム コンソールに表示される対話型スクリプト メッセージ、System Configuration Dialog の例を示します。この対話型スクリプトでは、表示される一連のプロンプトに応答することによって、システムの基本動作パラメータを定義するルータ コンフィギュレーション データベース ファイルを 1 ステップずつ作成します。

--- System Configuration Dialog ---
 
Continue with configuration dialog? [yes/no]:

外部ネットワーク インターフェイス

設定が完了すると、RP およびラインカードが外部ネットワークと通信できるようになります。

ネットワーク インターフェイスをただちに設定する必要はありませんが、ネットワーク環境で動作するようにインターフェイスを設定するまでは、ネットワークに接続できません(設定情報については、ルータの設定を参照)。


) ラインカードのインターフェイスを設定すると、ラインカード上のインターフェイス固有の LED が点灯します。


各ラインカード インターフェイスの動作が正常かどうかを確認するには、初期設定手順および設定を完了したあとで、各ラインカードのコンフィギュレーション ノートに記載されている LED の説明と比較しながら、インターフェイスのステータスを調べます。

システムがブート プロセスの各ステップを完了できなかった場合には、 第 4 章「インストレーションのトラブルシューティング」 に進んでください。

手動によるシステムの起動

ルータが有効なシステム イメージを見つけられなかった場合、またはユーザが起動シーケンスを中断した場合は、ROM モニタ モードが開始され、ROM モニタ プロンプト(rommon>)が表示されることがあります。ROM モニタ モードから、有効なシステム イメージを検索して起動するためのさまざまなコマンドにアクセスできます。

有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの検索

ROM モニタ プロンプト(rommon>)からルータを手動で起動するために、Cisco IOS ソフトウェア イメージを検索する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ROM モニタ モードで dir bootflash コマンドを使用して、RP に搭載されているオンボード フラッシュ メモリ SIMM(NVRAM)の内容を調べます。

rommon 1> dir bootflash:
File size Checksum File name
3277967 bytes (0x32048f) 0x6b331e30 gsr-p-mz.120-7.4.5
rommon 2>
 

ステップ 2 オンボード フラッシュ メモリ SIMM に必要な Cisco IOS ブート イメージが格納されている場合は、「Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動」に進みます。

格納されていない場合は、RP の PCMCIA スロット 0 またはスロット 1 に搭載されているフラッシュ メモリ カードの内容を調べることによって、有効なイメージの検索を続けます。

カードの内容を調べるには、ROM モニタ モードで dir slot n : コマンドを使用します。ここで、 n は 0(スロット 0)または 1(スロット 1)のいずれかです。次に、スロット 0 に搭載されたフラッシュ メモリ カードの内容を出力するコマンド例を示します。

rommon 2> dir slot0:
File size Checksum File name
3277967 bytes (0x32048f) 0x6b331e30 gsr-p-mz.120-7.4.5
rommon 3>


 

Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動

有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージが見つかると、ROM モニタ モードで 表3-19 に示すいずれかの boot コマンドを発行することによって、そのイメージを手動で起動できます。

 

表3-19 ROM モニタ ブート コマンドおよび説明

コマンド
説明

boot

(引数なし)オンボード フラッシュ メモリ SIMM 上のデフォルト イメージを起動します。出荷時点で、このイメージが SIMM にロードされています。

boot flash

RP のスロット 0(ゼロ)に搭載されているフラッシュ メモリ カード上で、最初に見つかったファイルを使用して、ルータを起動します。

boot slot0: filename

RP のスロット 0 に搭載されたフラッシュ メモリ カード内の特定のファイルを使用して、ルータを起動します。

boot slot1: filename

RP のスロット 1 に搭載されたフラッシュ メモリ カード内の特定のファイルを使用して、ルータを起動します。

boot bootflash: filename

RP のオンボード フラッシュ メモリ SIMM(NVRAM)に格納されている特定のファイルを使用して、ルータを起動します。

boot tftp: filename [ host ]

ネットワーク上のホスト TFTP サーバに保管されている特定のファイルを使用して、ルータを起動します。

PCMCIA スロット 0 に搭載されているフラッシュ メモリ カードに、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージがあることを確認してください。確認しない場合、フラッシュ メモリ カード上の無効なイメージを使用して起動するようにシステムに指示することになりかねません。フラッシュ メモリ カードの内容を調べるには、 dir slot n : コマンドを使用します。

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの内容を変更しておらず、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタが出荷設定の 0x0102 である場合、次にルータを起動するときには、PCMCIA スロット 0 に搭載されたフラッシュ メモリ カード上の Cisco IOS ソフトウェアが起動されます。

ルータの設定

ルータの基本設定は、 setup コマンドによる自動的なプロンプト方式、または個々のオプションおよびパラメータを手動で入力するグローバル コンフィギュレーション方式のどちらかで行うことができます。ここでは、設定プロセスを次の 3 つに分類して説明します。

「作業を始める前に」

「setup コマンド」

「グローバル コンフィギュレーション モード」

作業を始める前に

ルータの設定作業を開始する前に、次の情報を用意しておく必要があります。

ルータのインターフェイス

ルータがルーティングするプロトコル

設定するプロトコルのネットワーク アドレス

ユーザ環境で使用しているパスワード方式

setup コマンド

setup コマンド(別名 setup コマンド ユーティリティ)を使用する方法です。未設定のルータを初めて起動すると、 setup コマンド ユーティリティが自動的に開始され、ルータの設定を開始できるようになります。 setup コマンド ユーティリティは、構造化方式の対話型スクリプトを提供し、ユーザがプロセスを正しい順序で完了できるように支援します。

setup コマンド ユーティリティは、特権 EXEC モード プロンプト(Filo#)から setup コマンドを発行することにより、いつでも呼び出すことができます。未設定のルータを初めて起動した場合に自動的に開始されるものと同じコンフィギュレーション スクリプトが呼び出されます。

入力済みの設定情報を変更しなければならない場合は、いつでも setup コマンドを入力できます。 setup コマンド ユーティリティを使用すると、対話型スクリプトによって設定プロセスを 1 ステップずつ行えるという利点があります。

グローバル コンフィギュレーション モード

Cisco IOS の CLI(コマンドライン インターフェイス)を通じてグローバル コンフィギュレーション モードを使用し、ルータを手動で設定できます。この場合、 setup コマンドによるコンフィギュレーション スクリプトが表示されない状況で、システム コンソールからコンフィギュレーション コマンドを 1 行ずつ入力しなければなりません。

Cisco IOS のユーザ インターフェイス

Cisco IOS ソフトウェアでは、ルータを設定および管理するための CLI が提供されています。Cisco IOS の CLI に不慣れな場合は、『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』の「Using the Command Line Interface」を参照してください。各種コマンド モード、コンテキスト ヘルプ、編集機能についての説明が記載されています。

ユーザ インターフェイスのコマンド モード

Cisco IOS ユーザ インターフェイスは、さまざまなモード別に編成されています。個々の状況で使用できるコマンドは、その時点のモードによって決まります。システム プロンプトに疑問符(?)を入力すると、その時点のコマンド モードで使用できるコマンドの一覧が表示されます。

ルータ上でセッションを開始する場合は、ユーザ モード(通称、EXEC モード)から始めます。EXEC モードで利用できるのは、ごく限られたコマンド サブセットだけです。あらゆるコマンドにアクセスするには、特権 EXEC モードを開始しなければなりません。特権 EXEC モードを開始するには、通常、パスワードの入力が必要です。特権 EXEC モードでは、任意の EXEC コマンドを入力することができ、また、グローバル コンフィギュレーション モードを開始することもできます。EXEC コマンドのほとんどは、1 回限りのコマンドです。たとえば、 show コマンドは現在のコンフィギュレーション ステータスを表示し、 clear コマンドはインターフェイスまたはカウンタを消去します。EXEC コマンドは、ルータの再起動後には保存されません。

コンフィギュレーション モードでは、実行コンフィギュレーションを変更できます。コンフィギュレーションをあとで保存しておくと、ルータの再起動後にもそれらのコマンドを使用できます。ルータを適切に起動できない場合は、グローバル コンフィギュレーション モードで起動します。このモードでは、特定のモードを開始したり、自動的に ROM モニタを開始することができます。

ROM モニタ モード

ROM モニタ モードは、ルータが正常に起動しない場合に使用する、特別なモードです。ルータが起動時に有効なシステム イメージを見つけられなかった場合、または起動時にコンフィギュレーション ファイルが破損していた場合には、システムが ROM モニタ モードを開始する場合があります。

ユーザ EXEC モード

ルータが正常に起動して Cisco IOS ソフトウェアがロードされると、システム コンソールにユーザ EXEC モードのプロンプトが表示されます。ユーザ EXEC モード プロンプトは、割り当て済みのルータ ホスト名に右向きのかぎカッコ(>)を加えたものです。次の例は、出荷時のデフォルト名 Router を使用しているルータのユーザ EXEC モード プロンプトです。

Router>

) 初期設定時にsetupコマンド機能を使用して変更しないかぎり、デフォルトのホスト名はrouterです。


特権 EXEC モード

特権 EXEC コマンドが不正使用されないように、特権レベルでのアクセスをパスワードで保護する必要があります。これは、特権 EXEC コマンドの多くが、動作パラメータを設定するためのものだからです。

特権 EXEC モードは、ユーザ EXEC モード プロンプトに enable コマンドを入力して開始します。イネーブル シークレット パスワードが設定され、メモリに保管されている場合には、イネーブル シークレット パスワードの入力が要求されます。パスワードは画面には表示されません。また、大文字と小文字の区別があります。パスワードがシステムに受け付けられると、プロンプトが特権 EXEC モード プロンプトに変わります。このプロンプトは、割り当て済みのルータ ホスト名とポンド記号(#)で構成されています。次に、Router という名前のルータで、ユーザ EXEC モードから特権 EXEC モードに変更する例を示します。

Router> enable
password: <password>
Router#
 

パスワードの使用方法については、「グローバル パラメータの設定」を参照してください。

グローバル コンフィギュレーション モード

グローバル コンフィギュレーション コマンドは、個々のプロトコルまたはインターフェイスではなく、システム全体に作用する機能に適用されます。グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure terminal 特権 EXEC コマンドを使用します。特定のルーティング機能またはブリッジング機能をイネーブルにする場合も、グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

インターフェイス コンフィギュレーション モード

多くの機能はインターフェイス単位でイネーブルに設定できます。インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、イーサネット、FDDI、シリアル ポートなどのインターフェイスの動作を変更します。インターフェイス コンフィギュレーション コマンドの前に、インターフェイス タイプを定義する interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを必ず指定します。

帯域幅、クロック レートなど、一般的なインターフェイス パラメータに影響するインターフェイス コンフィギュレーション コマンドの詳細については、『 Configuration Fundamentals Command Reference 』の「Interface Commands」を参照してください。プロトコル固有のコマンドについては、該当する Cisco IOS ソフトウェア コマンド リファレンスを参照してください。

サブインターフェイス コンフィギュレーション モード

1 つの物理インターフェイス上に、複数の仮想インターフェイス(サブインターフェイス)を設定できます。各種プロトコルは、サブインターフェイスをそれぞれ異なる物理インターフェイスとして認識します。サブインターフェイスの詳しい設定手順については、各プロトコルに対応する Cisco IOS ソフトウェア マニュアルを参照してください。

ROM モニタ モード

ルータが有効なシステム イメージを見つけられなかった場合、またはユーザが起動シーケンスを中断した場合は、ROM モニタ モードが開始されることがあります。ROM モニタ モードから、システムを起動したり、診断テストを実行したりすることができます。

起動から 60 秒以内に reload EXEC コマンドを入力し、続いて Break キーを押すことによって ROM モニタ モードを開始することもできます。

設定の変更

未設定のルータを初めて起動したときは、 setup コマンド ユーティリティが自動的に開始され、システム コンソール画面に System Configuration Dialog という対話型ダイアログが表示されます。System Configuration Dialog に従って次の内容を入力していくと、設定プロセスを完了できます。

グローバル(システム全体の)パラメータ

インターフェイス(ラインカードの)パラメータ

System Configuration Dialog のプロンプト、および各プロンプトが表示される順序は、次の要素によって異なります。

プラットフォーム

搭載されているインターフェイス

ルータ

ルータ上で稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージ

System Configuration Dialog は、変更する項目にたどり着くまで、ダイアログの流れに従って処理していく必要があります。変更しない項目でデフォルト値をそのまま使用するには、コンソール キーボードの Return キーを押します。変更を行わずに特権 EXEC プロンプトに戻るには、^ C を押します。setup コマンド ユーティリティでは、プロンプトに疑問符(?)キーを押すことによって、そのプロンプトに関するヘルプ テキストを表示できます。

変更が完了すると、 setup コマンド ユーティリティは、setup セッションでの変更の結果として作成されたコンフィギュレーション コマンド スクリプトを表示します。さらに、そのコンフィギュレーションを使用するかどうかを質問するプロンプトも表示されます。Yes と応答すると、コンフィギュレーションが NVRAM に保存されます。No と応答すると、コンフィギュレーションは保存されず、プロセスが再び開始されます。このプロンプトにはデフォルト値はありません。Yes または No を必ず応答する必要があります。

次に、ルータを初めて起動したときに自動的に開始される setup セッションの例を示します。初回起動時には、システム バナー情報が表示され、続いて System Configuration Dialog が開始されます。

ここで紹介する出力例は、Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョンおよび Cisco 12404 ルータの構成によって異なります。実際に表示されるコンフィギュレーション ダイアログは、この例とは異なる可能性があります。

setup コマンド スクリプトは自動的に進行する対話型スクリプトです。対応が必要な場合はプロンプトが表示され、可能な場合は必ずデフォルト値または代替値が用意されます。

setup コマンドによる対話型スクリプトの例

Cisco Internetwork Operating System Software
.
.
.
--- System Configuration Dialog ---
 
Continue with configuration dialog? [yes/no]: Yes
 
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
 
Basic setup only configures enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface of the system.
 
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: Yes
Configuring global parameters:
Enter host name [Router]: Filo
 
The enable secret is a password used to protect access to
privileged EXEC and configuration modes. This password, after
entered, becomes encrypted in the configuration.
Enter enable secret [<Use current secret>]: barney
 
The enable password is used when you do not specify an
enable secret password, with some older software versions, and
some boot images.
Enter enable password: wilma
 
The virtual terminal password is used to protect
access to the router over a network interface.
Enter virtual terminal password: bambam
Configure SNMP Network Management? [no]:
 
Current interface summary
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
Ethernet0 unassigned YES unset administratively down down
POS1/0 unassigned YES unset administratively down down
SDCC1/0 unassigned YES unset administratively down down
POS2/0 unassigned YES unset administratively down down
SDCC1/0 unassigned YES unset administratively down down
.
.
.
POS15/0 unassigned YES unset administratively down down
SDCC15/0 unassigned YES unset administratively down down
 
Enter interface name used to connect to the
management network from the above interface summary: Ethernet0
 
Configuring interface Ethernet0:
Configure IP on this interface? Yes
IP address for this interface: 172.99.99.2
Subnet mask for this interface: 255.85.89.000
Class B network is 172.88.9.0, 8 subnet bits; mask is /24
 
The following configuration command script was created:
 
hostname Filo
enable secret 5 $1$krIg$emfYm/1OwHVspDuS8Gy0K1
enable password wilma
line vty 0 4
password bambam
no snmp server
!
no ip routing
!
interface Ethernet0
no shutdown
ip address 172.88.99.2 255.888.255.0
!
interface POS1/0
shutdown
no ip address
!
interface SDCC1/0
shutdown
no ip address
.
.
.
interface POS15/0
shutdown
no ip address
!
interface SDCC15/0
shutdown
no ip address
!
end
[0] Go to the IOS command prompt without saving this script.
[1] Return back to the setup without saving this config.
[2] Save this configuration to nvram and exit.
 
Enter your selection [2]:
 
Building configuration ...
 
Use the enabled mode ‘configure’ command to modify this configuration.
 
Filo#
 

特権 EXEC プロンプトに setup コマンドを入力することによって、いつでも setup コマンド ユーティリティを起動できます。


) 起動時にsetupコマンド ユーティリティが自動的に開始されたときに表示されるコンフィギュレーション スクリプトと、ユーザがsetupコマンドを入力したときに表示されるスクリプトの唯一の違いは、後者の場合、現在の(それまでに入力された)システム コンフィギュレーション デフォルト値が角カッコ [ ] で囲まれて表示されるという点です。


たとえば、起動時に setup コマンド ユーティリティを使用して、まだ一度も設定されていない POS インターフェイスを設定する場合、スクリプトの進行とプロンプトに対する応答は、次の形式で表示されます。

Configuring interface POS1/0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
 

この場合、起動時に自動的に開始された setup コマンド ユーティリティであり、以前の設定情報がまったく存在しないので、このスクリプトでは、デフォルト値または現在の状態が角カッコ [ ] で囲まれて表示されることはありせん。

一方、POS インターフェイスが すでに 設定されていると仮定して、設定変更を行うために特権 EXEC モード プロンプトに setup コマンドを入力した場合には、表示形式は次のようになります。

Configuring interface POS1/0:
Is this interface in use?[yes]:
Configure IP on this interface?[yes]:
 

この場合、 setup コマンドを使用して setup コマンド ユーティリティを呼び出し、なおかつ以前の設定情報が存在するので、スクリプトでは、インターフェイスのデフォルト値または現在の状態が角カッコ [ ] で囲まれて表示されます。システム プロンプトに角カッコで囲まれた既存のデフォルト値が含まれている場合、Returnキーを押してデフォルト値をそのまま使用することもできますし、別の値を入力してReturnキーを押すこともできます。

グローバル パラメータの設定

setup ユーティリティを初めて起動する、または setup コマンドを入力すると、ルータのグローバル パラメータを設定するように要求されます。グローバル パラメータは、次の設定を含む、システム全体の設定値の制御に使用されます。

ルータのホスト名

イネーブル シークレット、イネーブル、および仮想端末セキュリティ パラメータに対応するパスワード

ルータが使用するプロトコル

ホスト名

ルータに割り当てられる名前は、ARPANET ホスト名の規則に従ったものでなければなりません。先頭は英字、末尾は英字または数字であり、中間で使用できるのは英字、数字、およびハイフンだけです。名前の長さは最大 63 文字です。詳細については、RFC 1035「Domain Names ― Implementation and Specifications」を参照してください。

多くのインターネット ソフトウェア アプリケーションでは、コンピュータ名の取り扱いを容易にするため、大文字と小文字の区別はなく、すべて小文字として認識されます。詳細については、RFC 1178 「Choosing a Name for Your Computer」を参照してください。

パスワード

ユーザ EXEC レベルで使用できるコマンドは、特権 EXEC レベルで使用できるコマンドのサブセットです。特権 EXEC コマンドの多くは、システム パラメータの設定を目的としているので、不正な使用を防ぐためにパスワードで保護する必要があります。パスワード保護を設定する方法、または特権レベルの設定方法については、使用するシスコ ハードウェアにインストールされた Cisco IOS ソフトウェアに対応する Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルの 1 つである『 Security Configuration Guide 』の「Configuring Passwords and Privileges」の章を参照してください。

イネーブル シークレット パスワードの機能は、Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータに対応しています。特権レベルのコマンドにアクセスするには、システム コンソールで有効なパスワードを入力しなければなりません。ROM モニタから実行する場合は、ブート ROM レベルに応じて、 イネーブル パスワードを使用できます。

最大限のセキュリティを確保するために、 イネーブル シークレット パスワードと イネーブル パスワード は、それぞれ異なるものにしてください。 setup プロセス中に、 イネーブル シークレット イネーブル の両方の機能に同じパスワードを使用すると、システムに受け付けられるものの、異なるパスワードを入力する必要があることを知らせる警告が表示されます。

イネーブル シークレット パスワードには、1 ~ 25 文字の英数字(大文字と小文字)を使用できます。 イネーブル パスワードには、任意の数の英数字(大文字と小文字)を使用できます。

いずれの場合も、パスワードの先頭を数字にすることはできません。ただし、スペースは有効なパスワード文字です。たとえば、 two words は有効なパスワードです。先行スペースは無視されますが、後続スペースは認識されます。

設定したすべてのパスワードを書き留めて、あとから参照できるように安全な場所に保管しておいてください。

プロトコル

ルータのプロトコル設定の詳細については、「Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーションに関する情報およびサポート」に記載されている、該当するソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルを参照してください。

ネットワーク インターフェイスの設定

ここでは、 setup コマンド ユーティリティまたは setup コマンドを使用して、RP および搭載されているラインカードのネットワーク インターフェイスを設定する方法について概説します。設定が完了すると、RP およびラインカードが外部ネットワークと通信できるようになります。

RP および搭載されているラインカードのインターフェイス パラメータを設定するには、次の情報を用意しておく必要があります。

インターフェイスのネットワーク アドレス

サブネット マスク値

設定するプロトコル

これらの情報は、ネットワーク管理者に問い合わせて入手してください。

RP およびルータに搭載されている各ラインカードの詳しいインターフェイス設定手順については、RP またはラインカードに付属のコンフィギュレーション ノートを参照してください。

GRP イーサネット インターフェイス

GRP の前面プレートにある RJ-45 および MII レセプタクルは、IEEE 802.3u 適合インターフェイスです。これらの IEEE インターフェイスにより、イーサネット ネットワークへの接続が可能になります。使用できるインターフェイスはどちらか一方です。両方を同時に使用することはできません。

次のコンフィギュレーション ダイアログ例では、IP ネットワーク レイヤ プロトコルを使用するイーサネット インターフェイスを設定しています(イーサネット インターフェイスは、外部ルーティング機能をサポートしません)。ここに示す IP アドレスおよびサブネット マスク値は一例です。実際の IP アドレスおよびサブネット マスク値とは異なる場合があります。

Configuring interface Ethernet0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
IP address for this interface: 3.3.1.1
Number of bits in subnet field: 8
Class A network is 3.0.0.0, 8 subnet bits; mask is 255.888.0.0
Configure CLNS on this interface?: yes

PRP イーサネット インターフェイス

PRP 上の IEEE 802.3 イーサネット インターフェイスは、外部イーサネット ネットワークと接続することができ、10 Mbps および 100 Mbps のデータ伝送速度を実現できます。イーサネット ポートの伝送速度はデフォルトで自動検知されますが、ユーザが設定することもできます。


注意 イーサネット ポートは、主に Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータの Telnet ポートとして、あるいはイーサネット ポートが直接接続されているネットワークを介して Cisco IOS ソフトウェアを起動したり、アクセスしたりするために使用されます。CEF 機能は、安全上の理由から、デフォルトでオフになっています。これらのポートで CEF ルーティング機能をオンにする場合は、安全性に関して十分に注意を払うようにしてください。

ラインカード インターフェイス

Cisco 12404 ルータはさまざまなラインカードをサポートしているので、インターフェイス設定手順については、各カードに付属のコンフィギュレーション ノートを参照してください。ここでは、 setup コマンド ユーティリティを使用してラインカード インターフェイスを設定する一般的な例をいくつか紹介します。

次の例は、Quad OC-3c POS ラインカードに関する System Configuration Dialog セッションからの抜粋です。

Configuring interface POS3/0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
Configure IP unnumbered on this interface?: no
IP address for this interface: 2.1.1.1
Number of bits in subnet field: 0
Class A network is 2.0.0.0, 0 subnet bits; mask is 255.9.0
Configure CLNS on this interface?: yes

) デフォルトでは、POS インターフェイスは、32 ビットの Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)および High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク制御)をカプセル化プロトコルとして使用します。


次の例では、同じ Quad OC-3c POS ラインカードのインターフェイスを IP 非番号制として設定しています。

Configuring interface POS3/0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
Configure IP unnumbered on this interface?: yes
Assign to which interface: ethernet0
Configure CLNS on this interface?: yes
 

次の例では、IP を使用するものとして ATM ラインカードを設定しています。

Configuring interface parameters:
 
Configuring interface ATM1/0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
IP address for this interface: 1.1.1.2
Number of bits in subnet field: 0
Class A network is 1.0.0.0, 0 subnet bits; mask is 255.9.8.0

) 搭載されている ATM ラインカードの全機能を使用するには、このカードについて上記のほかにもコンフィギュレーション パラメータの設定が必要な場合があります。たとえば、Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)を設定するには、追加の手順が必要になります。


setup コマンド ユーティリティまたは setup コマンドを使用してネットワーク インターフェイス パラメータを手動で設定すると、PRP およびラインカード インターフェイスを限られた用途で使用できるようになります。

現在保存されている設定情報を変更するには、いつでも特権 EXEC モード プロンプト(Filo#)で setup コマンドを入力して、新規の System Configuration Dialog セッションを開始できます。

より複雑な設定作業を行う場合は、特権 EXEC モード プロンプト(Filo#)で configure terminal コマンドを入力し、グローバル コンフィギュレーション モード [Filo(config)#] を開始します。

CLI を使用してルータを手動で起動する手順については、「グローバル コンフィギュレーション モード」を参照してください。

ソフトウェア バージョンの確認

ルータ上で稼働している Cisco IOS ソフトウェアのバージョンを調べるには、ユーザ EXEC プロンプトに show version コマンドを入力します。Cisco IOS ソフトウェア バージョン番号が表示されるとともに、システムに搭載されているハードウェア、システム イメージ ファイルの名前や保管場所、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの設定値といったその他の情報も表示されます。さらに show version では、ルータのタイプも調べることができます。

次に、show versionコマンドの一般的な出力例を示します。 show version コマンドの出力結果は、Cisco 12404 ルータ上で稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョン、およびルータの構成によって異なります。

show version コマンド

Filo# show version
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) GS Software (GSR-P-M)
12.0(20020120:204554) [chagha]
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 20-Apr-02 18:34 by monet
Image text-base: 0x60010950, data-base: 0x61C14000
 
ROM: System Bootstrap, Version 11.2(17)GS2, [htseng 180] EARLY DEPLOYMENT RELEA)
BOOTFLASH: GS Software (GSR-BOOT-M), Version 11.2(18)GS4, EARLY DEPLOYMENT RELE
 
Getty uptime is 22 hours, 15 minutes
System returned to ROM by reload
System image file is "tftp://xxx.xx.xx.xxx/directory/chagall/gsr-p-mz"
cisco 12404/RP (R5000) processor (revision 0x05) with 262144K bytes of memory.
R5000 CPU at 200Mhz, Implementation 35, Rev 2.1, 512KB L2 Cache
Last reset from power-on
 
1 Route Processor Card
2 Clock Scheduler Cards
5 Consolidated Switch Fabric Cards
2 OC48 POS controllers (2 POS).
1 four-port OC48 POS controller (1 POS).
1 Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
6 Packet over SONET network interface(s)
507K bytes of non-volatile configuration memory.
 
8192K bytes of Flash internal SIMM (Sector size 256K).
Configuration register is 0x0
...
 
Filo#
 

実行コンフィギュレーションの設定値

実行コンフィギュレーションの設定値、または設定値に対して行った変更を確認してから、設定を保存することができます。特権 EXEC モード プロンプトにshow running-configコマンドを入力します。

たとえば、スロット 1 に Quad OC-3c/STM-1c POS インターフェイスが搭載されている場合、show running-configコマンドの一般的な出力は次のようになります。

show running-config コマンドの出力結果は、Cisco 12404 ルータ上で稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョン、およびルータの構成によって異なります。

show running-config コマンドの例

router# show running-config
Building configuration...
 
Current configuration:
!
version 12.0
no service pad
no service udp-small-servers
no service tcp-small-servers
!
hostname Filo
!
enable secret 5 $1$W6K5$W/p5Bq6IPLGJ/hS9VVP1g.
enable password monet
 
interface POS1/0
ip address 10.1.1.1 255.888.255.0
crc 32
clock source internal
!
interface POS1/1
no ip address
no ip route-cache cef
no ip route-cache
shutdown
crc 32
!
interface POS1/2
no ip address
no ip route-cache cef
no ip route-cache
shutdown
crc 32
!
interface POS1/3
no ip address
no ip route-cache cef
no ip route-cache
shutdown
crc 32
 

) 各ラインカードの詳細については、ラインカードに付属のラインカード インストレーション コンフィギュレーション ノートを参照してください。


Cisco IOS ソフトウェア マニュアルおよびハードウェア インストレーション メンテナンス マニュアルは、WWW 上の次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com http://www.cisco.com/jp http://www-china.cisco.com 、または http://www-europe.cisco.com です。

実行コンフィギュレーションの設定値を NVRAM に保存する方法

変更した実行コンフィギュレーションを NVRAM に保存するには、特権 EXEC モード プロンプトに copy running-config startup-config コマンドを入力します。

Filo# copy running-config startup-config
 

次のコマンドを使用して、実行コンフィギュレーションの設定値を保存することもできます。

Filo# write memory
 

どちらのコマンドを使用しても、グローバル コンフィギュレーション モードで作成したコンフィギュレーションの設定値が NVRAM に保存されます。


) 実行コンフィギュレーションの設定値を NVRAM に保存しない場合、次にシステムをリロードする時点で、コンフィギュレーションの設定値が失われます。


実行コンフィギュレーションの設定値の表示

NVRAM に保存されている実行コンフィギュレーションの設定値を表示するには、システム コンソールの特権 EXEC モード プロンプトに show startup-config コマンドを入力します。このコマンドの出力は、次のような形式で表示されます。


show startup-configコマンドの出力結果は、Cisco 12404 ルータ上で稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョン、およびルータの構成によって異なります。


show startup-config コマンド

Filo# show startup-config
Using 5560 out of 520184 bytes
!
version 12.0
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname Filo
!
enable secret 5 $1$/5HX$OOvyhG2JYhNaCbPa45Wmn/
enable password wilma
ip cef distributed switch
ip host biff 10.3.3.254
!
interface Ethernet0
ip address 10.3.1.1 255.888.0.0
no ip mroute-cache
!
interface POS1/0
ip address 10.1.1.1 255.8.9.0
no keepalive
crc 16
no cdp enable
.
.
.
interface ATM3/0
ip address 10.0.0.15 255.8.8.0 secondary
ip address 10.1.1.2 255.8.8.0
atm pvc 1 0 64 aal5snap
atm pvc 2 0 72 aal5mux ip 155000 155000 1
atm pvc 3 1 90 aal5snap 312000 312000 1
atm pvc 4 0 108 aal5snap
atm pvc 10 0 144 aal5mux ip 155000 155000 1
atm pvc 11 1 91 aal5snap 310000 310000 1
map-group atm1
!
no ip classless
ip route 10.5.8.254 255.888.255.255 Ethernet0
!
map-list atm1
ip 10.1.1.1 atm-vc 1
ip 10.1.1.3 atm-vc 2
ip 10.1.1.4 atm-vc 4
ip 10.0.0.1 atm-vc 3
ip 10.0.0.5 atm-vc 10
ip 10.0.0.6 atm-vc 11
no logging trap
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
line aux 0
line vty 0 4
password bambam
login
!
end
Filo#

RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法

ここでは、RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

「RP のフラッシュ メモリ カードの取り付け」

「フラッシュ メモリ カードのフォーマット」

「ブート イメージの指定」

「フラッシュ メモリ関連のコンソール コマンド」

「フラッシュ メモリから起動する方法」

「ファイルのコピー」

「Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー」

「複数の Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー」

「RP メモリとフラッシュ メモリ カード間でのファイルのコピー」

「フラッシュ メモリ カード上のロックされたブロック」

RP のフラッシュ メモリ カードの取り付け

デュアル RP 構成の場合、プライマリ RP の PCMCIA スロットが slot 0 および slot 1 という指定になります。セカンダリ RP の PCMCIA スロットは、sec-slot 0 および sec-slot 1 と指定されます。

PCMCIA スロット 0 が下側、スロット 1 が上側のスロットです。図 3-9を参照してください。各 RP で両方のフラッシュ メモリ カード スロットを同時に使用できます。


) 次に説明する手順は、どちらのスロット位置に搭載されたフラッシュ メモリ カードにも当てはまる一般的なものです。


フラッシュ メモリ カードを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 RP カードに向かって、フラッシュ メモリ カードのコネクタ側をスロットに向け、ラベルを上にしてカードを持ちます。図 3-9を参照してください。

ステップ 2 カードを適切なスロットに差し込みます。カードがスロットの奥にあるコネクタと完全にかみ合い、イジェクト ボタンが手前に飛び出すのを確認します。


 

RP のフラッシュ メモリ カードの取り外し

フラッシュ メモリ カードを取り外す手順は、次のとおりです。

適切なイジェクト ボタンを押し、スロットの奥にあるコネクタからカードを外します。図 3-9を参照してください。

スロットからカードを引き抜き、静電気による損傷を防ぐため、静電気防止用袋に収めます。

フラッシュ メモリ カードは、正しい方向にしか差し込めないようにキーが刻んであります。カードを正しく差し込まないと、イジェクト ボタンは飛び出しません。カードを正しく装着した状態でも、カードの一部分がスロットから出たままになります。イジェクト ボタンが飛び出したら、それ以上はカードを押し込まないでください。

フラッシュ メモリ カードのフォーマット

ルータに付属のフラッシュ メモリ カードには、ルータを起動するために必要なデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されています。


警告 この手順を実行すると、フラッシュ メモリ カード上の全情報が消去されます。フラッシュ メモリ カード上の重要なデータを失うことがないように、慎重に作業してください。



ヒント フラッシュ メモリ カード上のデータを保存しておく必要がある場合は、データをサーバにコピーしてからカードをフォーマットします。


状況によっては、新しいフラッシュ メモリ カードを挿入し、そのカードにイメージをコピーしたり、コンフィギュレーション ファイルをバックアップしたりする場合があります。新しいフラッシュ メモリ カードは、フォーマットしてから使用します。Type I または Type II のフラッシュ メモリ カードを使用してください。

新しいフラッシュ メモリ カードをフォーマットする手順は、次のとおりです。


注意 次のフォーマット手順では、ルータをすでに起動していることを前提にしています。


ステップ 1 RP のスロット 0 またはスロット 1 にフラッシュ メモリ カードを挿入します(この例ではスロット 0 を使用します)。

ステップ 2 システム コンソールの特権 EXEC モード プロンプトに format slot0: コマンドを入力します。

Filo# format slot0:
All sectors will be erased, proceed? [confirm]
Enter volume id (up to 30 characters): MyNewCard
Formatting sector n
Format device slot0 completed
Filo#
 


 

コンソール画面に、上記の出力例にある [Formatting sector n ] という行が表示されます。カウントが 1 に達すると、フォーマット プロセスは完了です。新しいフラッシュ メモリ カードがフォーマットされ、使用できる状態になりました。

コマンドおよび設定手順の詳細については、Cisco IOS マニュアル セットに含まれている『 Configuration Fundamentals Command Reference 』および『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』を参照してください。マニュアルの入手方法については、「Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーションに関する情報およびサポート」を参照してください。

ブート イメージの指定

ここでは、サンプルの Cisco IOS ソフトウェア イメージ(この例では new.image )を指定して、フラッシュ メモリ カードから起動できるようにする手順を示します。

co nfig-register コマンド

この手順を実行するとき、フラッシュ メモリ カードからイメージを起動するため、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタは 0x2102 に設定されている必要があります。さらに、 config-register

コマンドを次のようにコマンド シーケンスに含めます。

Filo# configure terminal
Filo(config)# no boot system
Filo(config)# boot system flash slot0:new.image
Filo(config)# config-register 0x2102
Ctrl-Z
Filo# copy running-config startup-config
Filo# reload
 

reloadコマンドを入力すると、PCMCIA スロット 0 に搭載されたフラッシュ メモリ カード上の指定されたファイル( new.image )を使用してシステムが起動します。

フラッシュ メモリ関連のコンソール コマンド

アクセスしている現在の作業デバイスが RP のオンボード フラッシュ SIMM なのか、それとも RP のスロットに搭載された PCMCIA フラッシュ メモリ カードなのかを判別するには、次のようにシステム コンソールの特権 EXEC モード プロンプトに pwd コマンドを入力します。

Filo# pwd
slot0:
Filo#
 

この例では、アクセスしている現在の作業デバイスは、RP のスロット 0 に搭載された PCMCIA フラッシュ メモリ カード上にあります。

別のタイプのフラッシュ メモリ デバイスにアクセスするように変更する場合は、 cd device-name コマンドを使用します。 device-name としては、 slot0: slot1: 、または bootflash: を指定できます。

dir コマンドの使用例を示します。

Filo# cd slot1:
Filo# pwd
slot1:/
Filo# cd slot0:
Filo# pwd
slot0:/
Filo# cd bootflash:
Filo# pwd
bootflash:/
Filo#
 

使用しているフラッシュ メモリ メディアのディレクトリ内容を表示するには、特権 EXEC モード プロンプトに dir [ device-name ] コマンドを入力します。 device-name としては、 slot0: slot1: 、または bootflash: を指定できます。

dir コマンドの使用例を示します。

Filo# dir
Directory of slot0:/
 
1 -rw- 122015 Sep 30 2002 15:03:55 myfile1
2 -rw- 2054979 Sep 30 2002 15:17:33 gsr-diag-mz.RELEASE28
3 -rw- 6670560 Sep 30 2002 15:22:49 gsr-p-mz.p7
4 -rw- 5560 Oct 08 2002 16:54:53 fun1
 
20578304 bytes total (9661756 bytes free)
Filo#
 

フラッシュ メモリ メディアからファイルを削除するには、特権 EXEC モード プロンプトで cd コマンドを使用してフラッシュ メモリ メディアを選択し、 delete filename コマンドを入力します。 filename には、選択したフラッシュ メモリ メディア上の任意のファイルを指定できます。

現在のフラッシュ メモリ ディレクトリからファイル fun1 を削除する例を示します。

Filo# delete slot0:fun1
Filo# dir
Directory of slot0:/
 
1 -rw- 122015 Sep 30 2002 15:03:55 myfile1
2 -rw- 2054979 Sep 30 2002 15:17:33 gsr-diag-mz.RELEASE28
3 -rw- 6670560 Sep 30 2002 15:22:49 gsr-p-mz.p7
 
20578304 bytes total (9661756 bytes free)
Filo#
 

現在のフラッシュ メモリ ディレクトリから削除したファイルは、ディレクトリ リストから削除されるだけで、消去されるわけではありません(引き続き、フラッシュ メモリ スペース上に存在します)。したがって、 undelete コマンドを使用して、削除したファイルを回復することができます。

フラッシュ メモリのディレクトリから削除したファイルを永久に消去し、未削除ファイルはそのまま残しておくようにするには、システム コンソールの特権 EXEC モード プロンプトに squeeze device-name コマンドを入力します。
device-name
としては、 slot0: slot1: 、または bootflash: を指定できます。

squeezeコマンド( 表3-20 )を実行すると、削除したファイルが永久に消去され、それ以外の未削除ファイルが連続して配置されるので、ストレージ スペースを節約できます。

squeeze コマンドの例を示します。

Filo# squeeze slot0:
All deleted files will be removed, Continue? [confirm]y
Squeeze operation may take a while, Continue? [confirm]y
Squeeze of slot0 complete
Filo#
ebESZ
 

急な停電によるデータ損失を防止するために、squeeze 処理したデータは、システム専用として特別に確保されている別のフラッシュ メモリ エリアに一時的に保存されます。

 

表3-20 squeeze コマンド機能の例

コマンド
機能の例

e

出力の最終行にある e という文字は、特別なフラッシュ メモリ エリアが消去されたことを表します。この消去動作が完了してからでないと、この特別なフラッシュ メモリ エリアへの書き込みを開始できません。

b

b という文字は、特別なフラッシュ メモリ エリアに書き込まれる予定のデータが、一時的にコピーされたことを表します。

E

E という文字は、データが一時的に使用していたセクタが消去されたことを表します。

S

S という文字は、フラッシュ メモリの永続的な場所にデータが書き込まれたことを表します。

Z

Z という文字は、 squeeze 動作が正常に完了したあとで、ログが消去されたことを表します。

squeeze 動作中、システムはどの squeeze 機能が完了したかを示すログを維持しているので、電源障害が発生しても、正しい位置に戻って動作を続けることができます。

フラッシュ メモリから起動する方法

フラッシュ メモリから起動するには、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタのブート フィールド(ビット 3 ~ 0)を 2 ~ 15 の値に設定します。この値を boot system flash device:filename コンフィギュレーション コマンドで使用します。 device bootflash: slot0: 、または slot1: のいずれかです。 filename はシステムの起動元として使用するファイル名です。

システムの稼働中にグローバル コンフィギュレーション モードを開始して、システムを起動するフラッシュ ファイル名を指定するには、システム コンソールの特権 EXEC モード プロンプトに configure terminal コマンドを入力します。

Filo# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Filo(config)# boot system flash device:filename
 

Break 機能をディセーブルにして、 boot system flash device : filename コマンドをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モード プロンプトに config-register コマンドを入力し、コンフィギュレーション レジスタ値を指定します。

Filo(config)# config-reg 0x0102
Ctrl-Z
Filo#

ファイルのコピー

新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが利用可能になったとき、またはイメージのバックアップが必要になったときは、フラッシュ メモリにそのイメージをコピーしておくと便利です。

ここでは、RP 上のフラッシュ メモリ SIMM、またはスロット 0 かスロット 1 に搭載された PCMCIA フラッシュ メモリ カードに、任意のタイプのファイルをコピーする手順を紹介します。


注意 システムがオンボード フラッシュ メモリを使用して稼働している間は、オンボード フラッシュ メモリ SIMM(別名ブートフラッシュ)に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージをコピーすることはできません。

有効な Cisco IOS イメージを失わないようにするため、フラッシュ メモリ上の Cisco IOS ソフトウェア イメージは一度に 1 つずつアップグレードしてください。また、PCMCIA ベースのフラッシュ メモリと RP 上のオンボード フラッシュ SIMM(ブートフラッシュ)は、別々にアップグレードしてください。

フラッシュ メモリにファイルをコピーするには、システム コンソールの特権 EXEC モード プロンプトに次のコマンドを入力します。

Filo# copy tftp:filename [bootflash:|slot0:|slot1:] filename

 

tftp: filename

コピーするファイルの保管場所および名前を指定します。

[ bootflash: | slot0: | slot1: ] filename

コピー先フラッシュ メディアおよび新しいファイル名を指定します。コピー先フラッシュ メディアとしては、次のいずれかを指定できます。

bootflash: ― RP のオンボード フラッシュ メモリ SIMM に、ファイルをコピーします。

slot0: ― スロット 0 の PCMCIA フラッシュ メモリ カードにファイルをコピーします。

slot1: ― スロット 1 の PCMCIA フラッシュ メモリ カードにファイルをコピーします。

次に、 copy tftp: filename コマンドの出力例を示します。

Filo# copy tftp:myfile1 slot0:myfile1
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!![OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Filo#
 

この例では、コピー元ファイルをコピー先デバイスにダウンロードしている間、感嘆符 (!!!) が表示されています。 CCCCC は、ダウンロード プロセス中に CRC が行われていることを表します。CRC によって、ファイルがコピー先デバイス(PCMCIA スロット 0 に搭載されているフラッシュ メモリ カード)に正しくダウンロードされたかどうかを検証します。

Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー

Cisco IOS ソフトウェア イメージは、あとから使用できるように、いつでもフラッシュ メモリ カードにコピーできますが、コピーに使用するフラッシュ メモリ カードを最初にフォーマットしておかなければなりません。カードのフォーマットがまだ済んでいない場合は、「フラッシュ メモリ カードのフォーマット」を参照してください。

ネットワークの TFTP サーバに確実にアクセスするには、 setup コマンド機能を使用して、ネットワーク インターフェイスを 1 つ設定する必要があります。この機能の使用手順については、「設定の変更」を参照してください。さらに、『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』も参照してください。

フラッシュ メモリ カードに起動可能なイメージをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータを起動し、初期化させます。

ステップ 2 ユーザ EXEC モード プロンプトにenableコマンドを入力して、特権 EXEC モードを開始します。

Filo> enable
Password: <password>
Filo#

ステップ 3 この例では、 new.image という名前のファイルを PCMCIA スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにコピーするため、次のコマンドを使用します。

Filo# copy tftp:new.image slot0:new.image
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Filo#
 

この例では、コピー元ファイルをコピー先デバイスにダウンロード(コピー)している間、感嘆符 (!!!) が表示されています。CCCCCは、ダウンロード プロセス中に CRC が行われていることを表します。CRC によって、ファイルがコピー先デバイス(PCMCIA スロット 0 に搭載されているフラッシュ メモリ カード)に正しくコピーされたかどうかを検証します。

ステップ 4 システムを再起動します。


 

複数の Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー

今後、Cisco IOS ソフトウェアが新しくリリースされる場合は、ネットワーク TFTP サーバから起動できるファイル、フロッピーディスク上のファイル、またはフラッシュ メモリ カード上のファイルとして、その新しいイメージを受け取ることになります。

ここでは、PCMCIA スロット 0 のフラッシュ メモリ カードに以前の Cisco IOS イメージが保管されていて、RP 上のオンボード フラッシュ メモリ SIMM にデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア ブート イメージが保管されているシステムにおいて、新しくリリースされた Cisco IOS ソフトウェア イメージをフラッシュ メモリ カードで使用する手順について説明します。

この手順では、以前の Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されているフラッシュ メモリ カードに、新しいフラッシュ メモリ カードから更新済みの Cisco IOS ソフトウェア イメージをコピーします。この例で使用するファイル名は、次のとおりです。

image.new ― 新しいフラッシュ メモリ上の新しいイメージ

image.old ― PCMCIA スロット 0 に搭載されている古いフラッシュ メモリ カード上の古いイメージ

image.boot ― オンボード フラッシュ メモリ SIMM に搭載されている起動可能な Cisco IOS ソフトウェア イメージ(他に起動可能なイメージがない場合、デフォルトとしてこのイメージを使用してシステムが起動されます)

フラッシュ メモリ カードのスペース

この手順では、スロット 0 の古いフラッシュ メモリ カードに、新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージと古いイメージの両方を保存するスペースがあるものとします。古いフラッシュ メモリ カードに両方のイメージを保存するスペースが十分にない場合は、 delete コマンドを使用して古いフラッシュ メモリ カードからファイルを削除します。ただし、 image.old ファイルは 削除しないでください 。ファイルを削除したあと、 squeeze コマンドを使用して、古いフラッシュ メモリ カードから削除したファイルを永久に消去します( squeeze コマンドの詳細については、フラッシュ メモリ関連のコンソール コマンドを参照してください)。

ファイルを削除し、 squeeze コマンドを使用してもまだ、スロット 0 のフラッシュ メモリ カードに両方のイメージのファイルが収まらない場合は、カードを取り外して静電気防止用袋に入れ、安全な場所に保管します。 image.new を格納しているフラッシュ メモリ カードをスロット 0 に挿入します。次の手順のステップ 5に進み、 boot system flash slot0:image.new コマンドを入力して、新しいデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア ブート イメージとしてファイル image.new を指定します。

フラッシュ メモリ カード間で起動可能な Cisco IOS ソフトウェア イメージをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータを起動します。この例では、image.boot というファイルがデフォルトのブート イメージです。

ステップ 2 enable コマンドを入力して、特権 EXEC モードを開始します。

Filo> enable
Password: <password>
Filo#
 

ステップ 3 スロット 1 に新しいフラッシュ メモリ カードを挿入します。

ステップ 4 次のコマンドを入力して、スロット 1 の image.new ファイルを PCMCIA スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにコピーします。


) この手順を使用できるのは、スロット 0 のフラッシュ メモリ カードに、すでに保存されている古いイメージのほか、新しいイメージを格納できる十分なスペースがある場合に限られます。


Filo# copy slot1:image.new slot0:image.new
 

このコマンドは、次の形式で入力しても同じ結果が得られます。

Filo# copy slot1:image.new slot0:
 

ステップ 5 次のコマンドを使用して、スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにある
image.new
ファイルを、起動用の新しいデフォルト システム イメージに指定します。

Filo# configure terminal
Filo(config)# no boot system
Filo(config)# boot system flash slot0:image.new
Ctrl-Z
Filo# copy running-config startup-config
Filo# reload
 


 

システムのリロード時に、スロット 0 のフラッシュ メモリ カードから image.new ファイルが起動されます。

RP メモリとフラッシュ メモリ カード間でのファイルのコピー

コンフィギュレーション ファイルを一時的に保管しておくことのできる TFTP サーバにアクセスできない場合には、PCMCIA スロット 0 またはスロット 1 に搭載したフラッシュ メモリ カードに、コンフィギュレーション ファイルをコピーする必要があります。そのあと、コンフィギュレーション ファイルをいつでも NVRAM に戻すことができます。コピーできるのは、(NVRAM から)スタートアップ コンフィギュレーション ファイルまたは(DRAM から)実行コンフィギュレーション ファイルのどちらかです。

ここで説明する手順に従って、まず NVRAM または DRAM からコンフィギュレーション ファイルをフラッシュ メモリ カードにコピーし、次に、フラッシュ メモリ カードからコンフィギュレーション ファイルを NVRAM にコピーします。


) DRAM にファイルを直接コピーすることはできません。


該当する項を参照して、システム コンフィギュレーション ファイルをコピーしてください。

「RP の NVRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合」

「RP の DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合」

「フラッシュ メモリ カードから RP の NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合」

RP の NVRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

コピー手順として、 copy startup-config [ slot0: | slot1: ] filename コマンドを使用します。 startup-config はファイルの保管場所(NVRAM)、[ slot0: | slot1: ]はいずれかのフラッシュ メモリ カード スロット、 filename はコピーするコンフィギュレーション ファイルの名前です。環境変数 CONFIG_FILE は、NVRAM(システム デフォルト)を指している必要があります。

RP 上の NVRAM からコンフィギュレーション ファイル myfile2 を、スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 特権 EXEC モード プロンプトに show bootvar コマンドを入力して、環境変数 CONFIG_FILE の現在の設定を表示します。

Filo# show bootvar
.
.
.
CONFIG_FILE variable =
Current CONFIG_FILE variable =
.
.
.
Filo#
 

) この例で、CONFIG_FILE 変数ステートメントの後ろに何も表示されていないのは、この環境変数が NVRAM(システム デフォルト)を指していることを意味します。


ステップ 2 コピーを開始するには、特権 EXEC モード プロンプトにcopyコマンドを次の形式で入力します。

copy startup-config [slot0: | slot1:]filename
 

 

startup-config

コピーするファイルの保管場所(NVRAM)を指定します。

[ slot0: | slot1: ] filename

ファイルのコピー先(スロット 0 またはスロット 1 のフラッシュ メモリ カード)および新しいファイルの名前を指定します。

次に、 copy startup-config slot0: filename コマンドの例を示します。

Filo# copy startup-config slot0:myfile2
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Filo#
 

この例では、ファイルのコピー中に感嘆符 (!!!) が表示されています。CCCCCは、ファイルが正しくコピーされたかどうかを検証する CRC が実行中であることを意味します。

(DRAM にある)実行コンフィギュレーションをフラッシュ メモリ カードにコピーすることもできます。手順については、次の「RP の DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合」を参照してください。

ステップ 3 スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルが正しくコピーされたかどうかを検証するため、 dir コマンドを入力します。

Filo# dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
1 5200084 May 10 2002 19:24:12 gsr-p-mz.112-8
3 1215 May 10 2002 20:30:52 myfile1
4 6176844 May 10 2002 23:04:10 gsr-p-mz.112-8.1
5 1186 May 10 2002 16:56:50 myfile2
 
9197156 bytes available (11381148 bytes used)
Filo#
 


 

RP の DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

DRAM からフラッシュ メモリ カードに実行コンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 DRAM からフラッシュ メモリ カードに実行コンフィギュレーション ファイルをコピーするコマンドを入力します。コマンドの形式は次のとおりです。

copy running-config [slot0:|slot1:]filename
 

 

running-config

DRAM からコピーするファイルの保管場所を指定します。

[ slot0: | slot1: ] filename

コンフィギュレーション ファイルのコピー先(スロット 0 またはスロット 1 のフラッシュ メモリ カード)および新しいファイルの名前を指定します。

次に、 copy running-config slot0: filename コマンドの例を示します。

Filo# copy running-config slot0:myfile2
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!![OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Filo#
 

) この例では、ファイルのコピー中に感嘆符(!!!)が表示されています。CCCCCは、ファイルが正しくコピーされたかどうかを検証する CRC が実行中であることを意味します。


ステップ 2 ファイルが正しくコピーされたかどうかを検証するため、特権 EXEC モード プロンプトに dir コマンドを入力します。

Filo# dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
1 5200084 May 10 2002 19:24:12 gsr-p-mz.112-8
3 1215 May 10 2002 20:30:52 myfile1
4 6176844 May 10 2002 23:04:10 gsr-p-mz.112-8.1
5 1186 May 10 2002 16:56:50 myfile2
 
9197156 bytes available (11381148 bytes used)
Filo#
 


 

フラッシュ メモリ カードから RP の NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

PCMCIA スロット 0 またはスロット 1 のフラッシュ メモリ カードから NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 フラッシュ メモリ カードから NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーするコマンドを入力します。このコマンドの形式は次のとおりです。

copy [slot0:|slot1:]filename startup-config
 

 

[ slot0: | slot1: ] filename

コピーするコンフィギュレーション ファイルの保管場所(スロット 0 またはスロット 1 のフラッシュ メモリ カード)および新しいファイルの名前を指定します。

startup-config

ファイルのコピー先(NVRAM)を指定します。

特権 EXEC モード プロンプトに次のコマンドを入力して、コピーを開始します。

Filo# copy slot0:myfile startup-config
[ok]
Filo#
 

ステップ 2 次のコマンドを使用して、NVRAM に保管されたスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを、システムのデフォルトの実行コンフィギュレーション ファイルとして指定します。

Filo# copy startup-config running-config
Filo#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from memory by console
Filo#
 


 

フラッシュ メモリ カード上のロックされたブロック

書き込みまたは消去の実行中に電源が切断されたり、RP の PCMCIA スロットからフラッシュ メモリ カードが取り外されたりすると、フラッシュ メモリ カード上のブロックがロックされます。

フラッシュ メモリのブロックがロックされると、書き込みも消去もできなくなります。どのような操作を試みても、ブロックされた場所では必ず異常終了することになります。フラッシュ メモリ カード上のロックされたブロックを回復するための唯一の方法は、 format コマンドを使用してフラッシュ メモリ カードを再フォーマットすることです。


注意 フラッシュ メモリ カードをフォーマットすると、カード上の既存データがすべて消去されます。

Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーションに関する情報およびサポート

Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットに含まれるモジュラ式のコンフィギュレーション マニュアルおよびコマンド リファレンスは、シスコ ハードウェアにインストールされている Cisco IOS ソフトウェア リリースに対応しています。また、ルータ上で使用している Cisco IOS ソフトウェア バージョンに対応した Cisco IOS ソフトウェア リリース ノートも参照してください。

Cisco IOS ソフトウェア マニュアルおよびハードウェア インストレーション メンテナンス マニュアルは、WWW 上の次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com http://www.cisco.com.jp http://www-china.cisco.com 、または http://www-europe.cisco.com です。

適合規格および安全性については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Internet Routers 』(Text Part Number: 78-4347-09)を参照してください。

ラインカードについての詳細は、各ラインカードに付属のインストレーション コンフィギュレーション ノートを参照してください。

GRP の詳細については、GRP に付属のコンフィギュレーション ノート『 Gigabit Route Processor Installation and Configuration 』(Text Part Number: 78-4339-xx)を参照してください。

PRP の詳細については、PRP に付属のコンフィギュレーション ノート『 Performance Route Processor (PRP) Installation and Configuration 』(Text Part Number: 78-13302-xx)を参照してください。

PRP の詳細については、PRP に付属のコンフィギュレーション ノート『 Performance Route Processor (PRP) Installation and Configuration 』(Text Part Number: 78-13302-xx)を参照してください。