Cisco 12006/12406 ルータ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
ルータのインストレーション
ルータのインストレーション
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

ルータのインストレーション

ルータの設置

ラックマウント ブラケットの取り付け(任意)

必要な工具および機器

ラックマウント ブラケットの取り付け(任意)

中央マウント ブラケットの取り付け(任意)

必要な工具および機器

中央マウント ブラケットの取り付け(任意)

ラックへのシャーシの設置

卓上または平面でのシャーシの設置

補助的な接合/アース接続

RP およびラインカードのケーブル接続

アラーム カード ケーブルの接続

コンソールおよび補助ポートの接続

GRP のコンソール ポートおよび補助ポート

GRP のコンソール ポートの信号

GRP の補助ポートの信号

PRP のコンソール ポートおよび補助ポート

PRP のコンソール ポートの信号

PRP の補助ポートの信号

フラッシュ メモリ カードの取り付け

GRP のイーサネット ネットワーク接続

PRP のイーサネット ネットワーク接続

PRP のイーサネット接続

AC 電源接続

DC 電源接続

ルータの電源投入

ルータの IOS ソフトウェア コンフィギュレーション

Cisco IOS ソフトウェア イメージ

システム起動前の確認事項

起動プロセスの概要

ルータの起動および初期状態の確認

RP の英数字 LED

RP の LED を使用する RP インターフェイス

System Configuration Dialogue

外部ネットワーク インターフェイス

手動によるシステムの起動

有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの検索

Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動

ルータの設定

作業を始める前に

setup コマンド

グローバル コンフィギュレーション モード

Cisco IOS のユーザ インターフェイス

ユーザ インターフェイスのコマンド モード

ユーザ EXEC モード

特権 EXEC モード

グローバル コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

サブインターフェイス コンフィギュレーション モード

ROM モニタ モード

設定変更

対話型 setup コマンド スクリプトの例

グローバル パラメータの設定

ホスト名

パスワード

プロトコル

ネットワーク インターフェイスの設定

GRP のイーサネット インターフェイス

PRP のイーサネット インターフェイス

ラインカード インターフェイス

ソフトウェア バージョンの確認

show version コマンド

実行コンフィギュレーションの設定値の確認

show running-config コマンドの例

実行コンフィギュレーションの設定を NVRAM に保存する方法

実行コンフィギュレーションの設定値の表示

show startup-config コマンド

RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法

RP へのフラッシュ メモリ カードの取り付け

RP からのフラッシュ メモリの取り外し

フラッシュ メモリ カードのフォーマット

ブート イメージの指定

フラッシュ メモリのコンソール コマンド

フラッシュ メモリからの起動

ファイルのコピー

Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー

Cisco IOS ソフトウェア アップデートのコピー

RP メモリおよびフラッシュ メモリ カード間でのファイル コピー

RP の NVRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

RP の DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

フラッシュ メモリ カードから RP の NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

フラッシュ メモリ カード上のロックされたブロック

詳細情報の入手先

Cisco IOS ソフトウェアの設定およびサポート

ルータのインストレーション

この章では、Cisco 12006/12406 ルータを初めて設置および設定するときの手順について説明します。内容は次のとおりです。

「ルータの設置」

「補助的な接合/アース接続」

「RP およびラインカードのケーブル接続」

「アラーム カード ケーブルの接続」

「コンソールおよび補助ポートの接続」

「AC 電源接続」

「DC 電源接続」

「ルータの電源投入」

「ルータの IOS ソフトウェア コンフィギュレーション」

「Cisco IOS のユーザ インターフェイス」

「設定変更」

「RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法」

「詳細情報の入手先」

ルータの設置

ここでは、Cisco 12006/12406 ルータを設置する手順について説明します。

「ラックマウント ブラケットの取り付け(任意)」

「ラックへのシャーシの設置」

「中央マウント ブラケットの取り付け(任意)」

「卓上または平面でのシャーシの設置」

Cisco 12006/12406 ルータを設置する前に、「インストレーションの準備」を参照し、設置環境に関する考慮事項および要件を確認してください。

ルータを設置する前に、次の条件が満たされていることを確認してください。

シャーシ背面に搭載されたブロワー モジュールの排気口が遮られていない。

ルータに向かって右側にエアー フィルタが取り付けられていて、ブロワー モジュールへのエアーフローが妨げられていない。

ブロワー モジュールの LED を確認し、モジュールのメンテナンス作業を行うことができるように、シャーシ背面に 24 インチ(61 cm)のスペースが確保されている。

ラインカードと電源装置の作業を行い、Network Interface Cable(NIC)またはそのほかのコンポーネントを取り付けることができるように、ルータ シャーシの前面に 24 インチ(61 cm)のスペースがある。

空調によって温度が制御され、埃のない場所である。

電源コードおよび電源装置が設置場所の電源に適合することが確認済みである。

装置のラベルによって、設置場所の電源がルータに適していることが確認済みである。

AC 電源レセプタクルが容易に手の届くところにある。


警告 1 台のルータに入力タイプの異なる電源モジュールを混載することはできません。ルータに搭載する電源モジュールは、すべて AC 入力電源装置にするか、またはすべて DC 入力 PEM にする必要があります。


ラックマウント ブラケットの取り付け(任意)

ルータのアクセサリ キットに含まれているラックマウント ブラケットのペアを使用すると、装置ラック内でルータの位置を調整して固定する間、ルータの重量を一時的に支えることができます。このマウント ブラケットは使用してもしなくてもかまいません。ブラケットを使用しなくても、ラックにルータを設置できます。このブラケットは、ルータの設置後もそのままにしておいてかまいません。

必要な工具および機器

オプションのラックマウント ブラケットを取り付けるには、次の工具が必要です。

No. 2 プラス ドライバ

巻き尺(任意)

水準器(任意)

ラックマウント ブラケットの取り付け(任意)

ラックマウント ブラケットを取り付けるには、図 3-1 を参照しながら、次の作業を行います。


ステップ 1 左右のラック レールで、同じ高さの穴を計測して印を付けます。

ステップ 2 右側のマウント ブラケットを取り付けます。

a. 右側のラック レールに右側のラックマウント ブラケットを重ね、レールの印を付けたネジ穴にブラケットの一番下の穴を合わせます。

b. ブラケット最下部の穴にネジを差し込み、指で締めます。

c. ブラケットの最上部の穴にもう一本のネジを差し込み、指で締めます。

ステップ 3 ステップ 2 a ステップ 2 c を繰り返し、左側のラックマウント ブラケットを取り付けます。

ステップ 4 水準器を使用して、2 つのブラケットの上端が水平になっているかどうかを確認します。または、巻き尺でラック レールの上端からブラケットまでの長さを測り、左右両方とも同じになっているかどうかを確認します。

ステップ 5 ドライバを使用して、すべてのネジを締めます。


 

図 3-1 ラックマウント ブラケットの取り付け(任意)

 

中央マウント ブラケットの取り付け(任意)

中央マウント位置に Cisco 12006/12406 ルータを取り付ける場合は、装置ラックのレールに上下の中央マウント ブラケットを取り付けてから、その中央マウント ブラケットにシャーシを固定する必要があります(図 3-2 を参照)。オプションの中央マウント ブラケットを使用しない場合は、「ラックへのシャーシの設置」に進んでください。

図 3-2 上下の中央マウント ブラケット

 

オプションの中央マウント ブラケット インストレーション キットは、ルータの輸送用コンテナに収められたアクセサリ ボックスにあります。欠品がある場合は、購入した代理店までご連絡ください。

必要な工具および機器

オプションの中央マウント用ラックマウント ブラケットを取り付けるには、次の工具が必要です。

No. 2 プラス ドライバ

巻き尺(任意)

水準器(任意)

中央マウント ブラケットの取り付け(任意)

中央マウント ブラケットを取り付けるには、図 3-2を参照しながら、次の作業を行います。


ステップ 1 左右の支柱で、同じ高さの穴を計測して印を付けます。


注意 右側の下部中央マウント ブラケットを取り付けるときには、ブラケットがエアー フィルタからのエアーフローを妨げないように注意が必要です。エアーフローが妨げられると、ルータが過熱状態になる原因になります。

ステップ 2 右側の下部ブラケットを取り付けます。

a. 右側のラックレールに右側の下部ブラケットを重ね、下部ブラケット最下部のネジ穴と印を付けたネジ穴を合わせます。

b. ラック レールの穴と重なるブラケット最下部の穴にネジを差し込み、指で締めます。

c. ブラケットの最上部の穴にもう一本のネジを差し込み、指で締めます。

ステップ 3 ステップ 2 a ステップ 2 c を繰り返し、右側の下部ブラケットと同じ高さになるように、左側の下部中央マウント ブラケットを取り付けます。

ステップ 4 水準器を使用して、2 つのブラケットの上端が水平になっているかどうかを確認します。または、巻き尺でラック レールの上端からブラケットまでの長さを測り、左右両方とも同じになっているかどうかを確認します。

ステップ 5 ドライバを使用して、すべてのネジを締めます。

ステップ 6 左右両方の上部中央マウント ブラケットで、ステップ 1ステップ 5を繰り返します。


 

ラックへのシャーシの設置

ここでは、ラックにCisco 12006/12406 ルータを設置する手順について説明します。この手順では、輸送用コンテナの外側に貼付された『 Cisco 12006 and Cisco 12406 Router Unpacking and Repacking Instructions 』(Text Part Number 78-16104-xx)に従って、ルータを開梱したものと想定しています。

装置ラックにシャーシを搭載するには、ラック レールの所定の位置にシャーシを置いてラックに固定するか、または任意で中央マウント ブラケットを使用し、シャーシの左右どちらかのラックマウント フランジの穴にネジを通して固定します。ラックによって異なるレールのさまざまな穴のパターンに対応するため、シャーシのラックマウント フランジには、8 つで 1 組の楕円形のねじ穴が左右に 2 つずつあります(図 3-3 を参照)。シャーシ フランジのマウント穴は、各グループでいずれか 1 つの穴が、ラック レールの穴またはオプションの中央マウント ブラケットの穴に重なる間隔で配置されています。シャーシの反対側でも(同じグループの)対応するマウント穴を使用することにより、ラック内でシャーシを水平に設置できます。

図 3-3 シャーシ マウント ブラケットの穴

 

ラックにシャーシを設置するには、図 3-3 を参照しながら、次の作業を行います。


ステップ 1 設置位置にできるだけ近く、かつ設置作業の妨げにならない場所にルータを運びます。

ステップ 2 1 人が前から、もう 1 人が後ろからシャーシを持ち上げます。シャーシの前後を持ち、パレットからシャーシを持ち上げて外し、ラックの中にシャーシを置きます。


) シャーシを持ち上げてラック内で位置を調整するときに、さらにもう 1 人必要な場合もあります。


ステップ 3 ネジでシャーシをラックに固定します。

a. シャーシのラックマウント フランジで、最下部のマウント穴を確認します。穴の 1 つとラックのマウント穴を重ねます。

b. 用意されたネジの 1 つを取り付けます。

c. シャーシの反対側にまわり、一番下のマウント穴のグループで同じ穴がラックの穴に重なるように、シャーシの位置を調節します。

d. 用意されたネジの 1 つを取り付けます。

ステップ 4 残りのマウント穴で、ステップ 3 a ステップ 3 d を繰り返します。


注意 4 つの穴のグループにネジを(シャーシの左右に少なくとも 2 本ずつ)取り付けるまでは、シャーシから手を離さないでください。

ステップ 5 ドライバを使用して、すべてのネジを締めます。


 

卓上または平面でのシャーシの設置

卓上または安定した平面にCisco 12006/12406 ルータを設置する手順は、次のとおりです。輸送用パレットにルータを固定していた取り付け金具を使用して、シャーシを平面に固定できます。


ステップ 1 設置位置のできるだけ近くまでルータを運びます。


注意 ブロワー モジュールのハンドルでシャーシを持ち上げてはなりません。このハンドルが支えることができるのは、ブロワー モジュールの重量だけです。

ステップ 2 シャーシの前後に 1 人ずつ立ち、シャーシを持ち上げてパレットから外し、平面にシャーシを置きます。

ステップ 3 平面にシャーシを固定し、シャーシが落下しないようにします。


 

補助的な接合/アース接続

Network Equipment Building System(NEBS)環境にルータを設置する場合は、ここで説明する注意事項に従ってください。NEBS 環境以外で設置する場合、AC 電源ユニットには International Electrotechnical Commission(IEC; 国際電気標準会議)320 インレットが提供する保護アース コネクタ、および DC 電源ユニットにはメインの端子ブロック アース コネクタを使用できます。

ルータ シャーシでは、PDU への電源接続の一部として保護アース接続が必須ですが、さらにセントラル オフィスのアース システムまたは内部機器のアース システムをルータ シャーシの補助的な接合/アース レセプタクルに接続することを強く推奨します。これは補助的な接合/アース接続に関する Telcordia NEBS の要件に適合します。このレセプタクルは、背面パネルに近いシャーシ側面の 3 つのネジ式の差し込み口からなります(図 3-4 を参照)。

図 3-4 NEBS 準拠の補助接合およびアース ポート

 

図 3-4および図 3-5のように、中心から 0.63 インチ(16 mm)間隔の 2 穴端子を使用し、2 本の 6.3 mm(M6)のネジでシャーシに接続します。シスコの端子(部品番号 32-0607-01)を利用できます。

図 3-5 ケーブル端子

 

ルータの位置と設置場所の環境に基づいて決定されたサイズと長さのワイヤのアース線に、2 穴端子を圧着します。図 3-6 は、市販されている標準的な圧着工具です。

図 3-6 端子の圧着

 

 

1

アース線に端子を被せる

2

端子を圧着する


) アース レセプタクルを構成するネジ式の差し込み口が 3 つ、三角形に配置されています。3 つの穴のうち、任意の 2 つを選び、端子とアース線を固定します。


RP およびラインカードのケーブル接続

RP(ルート プロセッサ)およびラインカードのケーブルを接続するには、図 3-7 を参照しながら、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用ストラップを手首に付け、シャーシまたはアースされたその他の塗装されていない金属部分にもう一方の端を固定します。

ステップ 2 左から右へ、最初の RP またはラインカードに接続するケーブルを順番に識別します。

ステップ 3 シャーシのケーブル管理ブラケットにインターフェイス ケーブルをていねいに通し、カードからカードのインターフェイス ポートへ配線します。一度に 1 本ずつ、この作業を行います。

図 3-7 シャーシのケーブル管理ブラケット

 

ステップ 4 左から右へ順番に、カードの各ポートに接続するケーブルを識別し、RP またはラインカードのポートにケーブルを接続します。

ステップ 5 左から右へ順番に、マジックテープを使用して、ラインカードのケーブル管理ブラケットにケーブルをていねいに巻き付けます。


注意 インターフェイス ケーブルがねじれたり極端に曲がったりしないように注意して、ケーブル管理ブラケット内のケーブルを調節します。ケーブルがねじれていたり極端に曲がったりしていると、信号符号化された光線をケーブルの端から端へ正確に伝播する光ファイバの性能が低下することがあります。さらに、インターフェイス ケーブルに適切なストレイン レリーフを施してください。

ステップ 6 シャーシの垂直ケーブル管理ブラケットのフィンガにケーブルを通し、ブラケット前面のラッチを回して、ブラケットにケーブルを固定します。


 

アラーム カード ケーブルの接続

Cisco 12006/12406 ルータは、左側電源装置ベイの真上と、Clock and Scheduler Card(CSC; クロック スケジューラ カード)スロットの真下にある 2 つのスロットに、アラーム カードを 2 つ搭載しています。各アラーム カードには、標準の DB-9 コネクタ(ラベルは ALARM)が 1 つずつあります。このコネクタを使用して、ルータを設置場所のアラーム メンテナンス システムに接続し、ルータでクリティカル、メジャー、およびマイナー アラームが発生した場合に、アラーム カード上のアラーム リレーをアクティブにし、外部サイトのアラームを起動させることができます。コネクタ ピンとアラーム カード リレー コンタクト間のピン/信号の対応については、 付録 A「技術仕様」 を参照してください。

アラーム コンタクト ケーブルは、設置場所の環境に全面的に依存するので、アラーム コネクタ ケーブルは別途必要です。


) アラーム コネクタに接続できるのは、Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全特別低電圧)回路だけです。アラーム回路の最大定格は、2 A、50 VA です。



) Telcordia GR-1089 NEBS 標準の電磁適合性および安全性に準拠するため、アラーム カードの外部アラーム ポートに接続する際はシールド付きケーブルを使用する必要があります。このシールド付きケーブルは、両端ともシールド付きコネクタで終端されていて、どちらのコネクタにもケーブルのシールド素材が接合されていなければなりません。


コンソールおよび補助ポートの接続

ここでは、ルータのコンソール ポートおよび補助ポートに、コンソール端末およびその他の補助装置を接続する場合について説明します。システムの稼働中は、Data Set Ready(DSR; データ セット レディ)信号および Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検出)信号が両方ともアクティブです。コンソール ポートは、モデム制御またはハードウェア フロー制御をサポートしません。以下に、GRP ポートについて説明します。PRP ポートについては、「PRP のコンソール ポートおよび補助ポート」を参照してください。

GRP のコンソール ポートおよび補助ポート

ここでは、Gigabit Route Processor(GRP)のコンソール/補助ポートに関して、接続装置およびピン割り当ての情報を提供します。


) クラス B の EMI に適合させるために、GRP= および GRP-B= のコンソール ポートおよび補助ポートには、シールド ケーブルを使用する必要があります。


GRP には EIA/TIA-232 ポートが 2 つあります。

DCE DB-25 レセプタクル -- コンソール端末を接続

DTE DB-25 プラグ -- DTE デバイスを接続

DCE モードのコンソール ポートは、ルータを設定するために必要なコンソール端末を接続する、DCE DB-25 レセプタクルです。

DTE モードの補助ポートは、モデムなどの DCE デバイス(CSU/DSU[チャネル サービス ユニット/データ サービス ユニット]、ほかのルータなど)をルータに接続するための DTE DB-25 プラグです。


) コンソール ポートおよび補助ポートは、非同期シリアル ポートです。これらのポートに接続する装置は、非同期伝送に対応していなければなりません。非同期は、シリアル装置の最も一般的なタイプであり、たとえば、モデムは大部分が非同期装置です。


図 3-8 GRP のコンソール DCE および補助 DTE ポート接続

 

端末のマニュアルで、使用する端末のボーレートを調べてください。マニュアルに設定値が指定されていない場合は、次の端末設定値を使用してください。9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビットです。コンソール ポートに端末を接続するための EIA/TIA-232 DCE コンソール ケーブルが必要です。


) Telcordia GR-1089 NEBS 標準の電磁適合性および安全性に準拠するため、すべてのコンソール、補助、およびイーサネット インターフェイスは屋内または被覆された環境での配線またはケーブル配線にのみ接続してください。屋内ケーブルはシールド付きで、シールドは両端でアースされている必要があります。


GRP のコンソール ポートの信号

GRP のコンソール ポートには、ストレート EIA/TIA-232 ケーブルが必要です。 表3-1 に、GRP コンソール ポートの信号/ピンの対応を示します。

 

表3-1 GRP のコンソール ポート ピンの信号

ピン
信号
入出力
説明

1

GND

-

アース

2

TxD

出力

データ送信

3

RxD

入力

データ受信

6

DSR

入力

データ セット レディ(常にオン)

7

GND

-

アース

8

DCD

入力

データ キャリア検出(常にオン)

20

DTR

出力

データ ターミナル レディ

GRP の補助ポートの信号

GRP の補助ポートは、ルータにモデムまたはそのほかの DCE デバイス(CSU/DSU、ほかのルータなど)を接続するための DB-25 プラグ DTE ポートです。補助ポートは、GRP カードのコンソール ポートの横にあります。この補助ポートは、ハードウェア フロー制御およびモデム制御をサポートします。図 3-8 に、モデム接続の例を示します。 表3-2 に、補助ポートにおける信号/ピンの対応を示します。


) クラス B の EMI(電磁波干渉)に適合させるために、GRP= および GRP-B= のコンソール ポートおよび 補助ポートには、シールド ケーブルを使用する必要があります。


 

表3-2 GRP の補助ポートの信号

ピン
信号
入出力
説明

1

信号アース

-

信号アース

2

TxD

入力

データ送信

3

RxD

出力

データ受信

4

RTS

入力

送信要求(ハードウェア フロー制御に使用)

5

CTS

出力

クリア ツー センド(ハードウェア フロー制御に使用)

6

DSR

出力

データ セット レディ

7

信号アース

-

信号アース

8

CD

出力

キャリア検知(モデム制御に使用)

20

DTR

入力

データ ターミナル レディ(モデム制御専用)

22

RING

出力

リング

PRP のコンソール ポートおよび補助ポート

PRP のシステム コンソール ポートは、データ端末を接続する DCE RJ-45 レセプタクルです。データ端末は設定が必要です。コンソール ポートには、 Console というラベルが付いています。図 3-9 を参照してください。コンソール ポートに接続する前に、端末のマニュアルでボーレートを調べてください。

マニュアルに設定値が指定されていない場合は、次の端末設定値を使用してください。9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビットです。コンソール ポートにはロールオーバー RJ-45 ケーブルが必要です。

図 3-9 PRP のコンソールおよび補助ポート接続

 

 

1

モデム

4

補助ポート

2

コンソール端末

5

コンソール ポート

3

RJ-45 イーサネット ケーブル

-

--


) コンソール ポートおよび補助ポートは、非同期シリアル ポートです。これらのポートに接続する装置は、非同期伝送に対応していなければなりません。非同期は、シリアル装置の最も一般的なタイプであり、たとえば、モデムは大部分が非同期装置です。



注意 [Ethernet]、[10BASE-T]、[Token Ring]、[Console]、および [AUX] というラベルのポートは、SELV 回路です。SELV 回路は、SELV 回路にしか接続できません。


) RP ケーブルは別途必要です。



) Telcordia GR-1089 NEBS 標準の電磁適合性および安全性に準拠するため、すべてのコンソール、補助、イーサネット、および BITS(PRP2)インターフェイスは屋内または被覆された環境での配線またはケーブル配線にのみ接続してください。屋内ケーブルはシールド付きで、シールドは両端でアースされている必要があります。


PRP のコンソール ポートの信号

PRP のコンソール ポートには、DCE RJ-45 レセプタクルが必要です。 表3-3 に、PRP コンソール ポートの信号/ピンの対応を示します。

 

表3-3 PRP のコンソール ポートの信号

コンソール ポートのピン番号
信号
入出力
説明

1 1

--

--

--

2

DTR

出力

データ ターミナル レディ

3

TxD

出力

データ送信

4

GND

--

信号アース

5

GND

--

信号アース

6

RxD

入力

データ受信

7

DSR

入力

データ セット レディ

8 1

--

--

--

1.これらのピンは未結線です。

PRP の補助ポートの信号

PRP の補助ポートは、ルータにモデムなどの DCE デバイス(CSU/DSU、ほかのルータなど)を接続するための DTE RJ-45 プラグです。このポートには、 AUX というラベルが付いています。図 3-9 を参照してください。非同期補助ポートは、ハードウェア フロー制御およびモデム制御をサポートします。 表3-4 に、PRP の補助ポートにおける信号およびピンの対応を示します。

 

表3-4 PRP の補助ポートの信号

補助ポートのピン番号
信号
入出力
説明

1

RTS

出力

送信要求

2

DTR

出力

データ ターミナル レディ

3

TxD

出力

データ送信

4

GND

--

信号アース

5

GND

--

信号アース

6

RxD

入力

データ受信

7

DSR

入力

データ セット レディ

8

CTS

入力

クリア ツー センド

フラッシュ メモリ カードの取り付け

ルータはデフォルトで、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されたフラッシュ メモリ カードを PCMCIA スロット 0 に差し込んだ状態で出荷されます(図 3-10 を参照)。PCMCIA スロット 0(SLOT-0)は下側スロット、スロット 1(SLOT-1)は上側スロットです。各 RP で両方のフラッシュ メモリ カード スロットを同時に使用できます。

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタは 0x0102 に設定され、フラッシュ メモリ カードに保存された Cisco IOS ソフトウェア イメージからルータが自動的に起動するようになっています。

図 3-10 フラッシュ メモリ カード スロットの開口部

 

コンソール端末が RP のコンソール ポートに接続され、電源がオンになっているか、または別の装置から Telnet セッションによってルータにリモート ログインしているかどうかを確認します。

GRP のイーサネット ネットワーク接続

ここでは、イーサネット ネットワークに GRP を接続する方法について説明します。図 3-11に、GRP の RJ-45 ポートおよび MII イーサネット ポートを示します。

図 3-11 RJ-45 および MII イーサネット接続

 

GRP にはイーサネット ポートが 1 つあります。このポートは、次のいずれかのポート コネクタを使用します。

RJ-45 レセプタクル -- 8 ピンの Media-Dependent Interface(MDI; メディア依存型インターフェイス)RJ-45 レセプタクルです。IEEE 802.3 10BASE-T(10 Mbps)または IEEE 802.3u 100BASE-TX(100 Mbps)のどちらの接続でも可能です。

MII レセプタクル -- 40 ピンの Media Independent Interface(MII; メディア独立型インターフェイス)レセプタクルです。より柔軟なイーサネット接続が可能です。このコネクタは、IEEE 802.3 10BASE-T(10 Mbps)または
IEEE 802.3u 100BASE-TX(100 Mbps)のどちらの接続にも使用できます。


) GRP の RJ-45 および MII レセプタクルは、1 つのイーサネット インターフェイスに対して 2 通りの物理接続方法を意味しています。使用できるのは MDI RJ-45 接続または MII 接続のどちらか一方であり、両方を同時に使用することはできません。イーサネット ポートの伝送速度は、GRP の自動検知方式によって設定されます。
この速度は、イーサネット インターフェイスの接続先ネットワークによって決定されるので、ユーザ側では設定できません。さらに、自動検知されたデータ伝送速度が 100 Mbps でも、イーサネット ポートが提供する使用可能な最大帯域幅は、100 Mbps 未満です。MII または RJ-45 接続のどちらを使用する場合でも、使用可能な最大帯域幅は約 20 Mbps であると想定してください。


イーサネット ポートでは、Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイストペア)または Shielded Twisted-Pair(STP; シールド付きツイストペア)ケーブルのどちらでも使用できます。雑音に対して強力なイミュニティが求められる環境では、STP ケーブルを推奨します。図 3-12 に、GRP に備わっているイーサネット MII レセプタクルのレイアウトを示します。

図 3-12 イーサネット MII レセプタクル

 

表3-5 に、イーサネット MII コネクタの信号/ピンの対応関係を示します。

 

表3-5 イーサネット MII のピン構成

ピン 2
入力
出力
入出力
説明
符号

14 ~ 17

-

あり

-

データ送信

TxD

12

あり

-

-

クロック送信

Tx_CLK 3

11

-

あり

-

エラー送信

Tx_ER

13

-

あり

-

イネーブル送信

Tx_EN

3

-

あり

-

MII データ クロック

MDC

4 ~ 7

あり

-

-

データ受信

RxD

9

あり

-

-

クロック受信

Rx_CLK

10

あり

-

-

エラー受信

Rx_ER

8

あり

-

-

有効データ受信

Rx_DV

18

あり

-

-

コリジョン

COL

19

あり

-

-

キャリア検知

CRS

2

-

-

あり

MII データ入出力

MDIO

22 ~ 39

-

-

-

共有

アース

1、20、21、40

-

-

-

+5.0 V

V

2.記載されていないピンは未使用です。

3.Tx_CLK および Rx_CLK は、外部トランシーバが提供します。

図 3-13に、GRP に備わっているイーサネット RJ-45 レセプタクルのピン構成を示します。 表3-6 に、GRP のイーサネット RJ-45 レセプタクルにおける信号/ピンの対応を示します。

図 3-13 イーサネット RJ-45 レセプタクル

 

 

表3-6 イーサネット RJ-45 レセプタクルのピン構成

ピン
信号

1

TX+

2

TX-

3

RX+

4

ネットワーク終端

5

ネットワーク終端

6

RX-

7

ネットワーク終端

8

ネットワーク終端


警告 [Ethernet]、[10BASE-T]、[Token Ring]、[Console]、および [AUX] というラベルのポートは、SELV 回路です。SELV 回路は、SELV 回路にしか接続できません。BRI(基本インターフェイス)回路は Telephone Network Voltage(TNV; 電話網電圧)回路と同様に取り扱われるので、SELV 回路を TNV 回路に接続しないでください。


PRP のイーサネット ネットワーク接続

ここでは、ルータの PRP をイーサネット ネットワークに接続する方法について説明します。

PRP には 10/100 Mbps のイーサネット ポートが 2 つあり、どちらも 8 ピン RJ-45 レセプタクルを使用しています。IEEE 802.3 10BASE-T(10 Mbps)または IEEE 802.3u 100BASE-TX(100 Mbps)接続のどちらでも可能です。イーサネット ポートの伝送速度は、デフォルトでは自動検知ですが、ユーザ側で設定できます。

PRP のイーサネット インターフェイスは、リピータではなくエンド ステーション デバイスなので、リピータまたはハブにイーサネット インターフェイスを接続することが 必要 です。PRP のイーサネット インターフェイス(ETH0 および ETH1 というラベルのポート)にケーブルを接続するには、カテゴリ 5 UTP ケーブルを PRP の RJ-45 レセプタクルに直接接続します。

RJ-45 ケーブルは別途必要です。


) EIA/TIA-568 規格に適合するケーブルを使用してください(ケーブルの推奨事項および仕様については、表3-8および表3-9を参照)。



注意 イーサネット ポートは主に、ルータへの Telnet ポートとして使用します。また、イーサネット ポートと直接接続されているネットワークを通じて Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動したり、アクセスしたりするために使用します。Cisco Express Forwarding(CEF)は、セキュリティ上の理由から、デフォルトでオフになっています。これらのポートで CEF ルーティング機能をオンにする場合は、セキュリティ上どのような影響があるのかを十分に考慮するようにしてください。

図 3-14 に、イーサネット ポートの機能の例を示します。この例では、ルータ A の PRP 上のイーサネット ポート(ETH0)から、ネットワーク 2.0.0.0 にはアクセスできません。アクセスできるのは、ネットワーク 1.0.0.0 にあるホストおよびルータ C だけです(図 3-14 の点線矢印を参照)。

ルータ A からネットワーク 2.0.0.0 にアクセスするには、いずれかのラインカード(この例では、ルータ A の Packet-over-SONET [POS] ラインカード)上のインターフェイス ポートを使用して、ルータ B、さらにルータ C を経由して、ネットワーク 2.0.0.0 に接続します(図 3-14 の実線矢印を参照)。

図 3-14 PRP のイーサネット ポートの使用

 

PRP のイーサネット接続

図 3-15 に、PRP の RJ-45 レセプタクルおよびケーブル コネクタを示します。RJ-45 接続に外部トランシーバは不要です。RJ-45 接続には、カテゴリ 5 の UTP ケーブルが必要です。カテゴリ 5 の UTP ケーブルは別途必要です。 表3-7 に、RJ-45 レセプタクルの信号およびピンの対応を示します。

図 3-15 RJ-45 レセプタクルおよびプラグ(水平方向)

 

 

1

RJ-45 レセプタクル

2

カテゴリ 5 UTP ケーブル(プラグ付き)


警告 [Ethernet]、[10BASE-T]、[Token Ring]、[Console]、および [AUX] というラベルのポートは、SELV 回路です。SELV 回路は、SELV 回路にしか接続できません。BRI 回路は TNV 回路と同様に取り扱われるので、SELV 回路を TNV 回路に接続しないでください。


 

表3-7 PRP の RJ-45 イーサネット レセプタクルのピン割り当て

イーサネット ポートのピン番号
信号
説明

1

TxD+

データ送信+

2

TxD-

データ送信 -

3

RxD+

データ受信+

4

ネットワーク終端

未結線

5

ネットワーク終端

未結線

6

RxD-

データ受信 -

7

ネットワーク終端

未結線

8

ネットワーク終端

未結線

RJ-45 接続の要件に応じて、図 3-16 または図 3-17 のコネクタ ピン割り当てを使用してください。

図 3-16 ストレート ケーブルのピン割り当て(MDI イーサネット ポートと MDI-X を接続する場合)

 

図 3-17 クロス ケーブルのピン割り当て(2 つの PRP を接続する場合)

 

表3-8 に、UTP ケーブルを使用する 100 Mbps 伝送のケーブル仕様を示します。


) イーサネット ポートの伝送速度は、デフォルトでは自動検知ですが、ユーザ側で設定できます。


 

表3-8 100 Mbps 伝送の仕様および接続限界

パラメータ
RJ-45

ケーブル仕様

カテゴリ 5 4 UTP、22 ~ 24 AWG 5

ケーブル長(最大)

--

セグメント長(最大)

100BASE-TX で 328 フィート(100 m)

ネットワーク長(最大)

656 フィート(200 m) 6 (リピータを 1 つ使用)

4.EIA/TIA-568 または EIA-TIA-568 TSB-36 に準拠しています。別途必要です。

5.AWG = American Wire Gauge。このゲージは、EIA/TIA-568 の規格で定められています。

6.この長さは、具体的にはリピータ セグメント上の 2 ステーション間の距離です。

表3-9 に、100BASE-TX の IEEE 802.3u 物理特性を示します。

 

表3-9 IEEE 802.3u 物理特性

パラメータ
100BASE-TX

データ レート(Mbps)

100

シグナリング方式

ベースバンド

最大セグメント長

100 m(DTE 7 とリピータ間)

メディア

カテゴリ 5 UTP(RJ-45 の場合)

トポロジー

スター/ハブ

7.DTE = Data Terminal Equipment(データ端末装置)

AC 電源接続

ここでは、AC 電源にルータを接続する手順について説明します。Power Factor Corrector(PFC; 力率補正回路)により、AC 入力電源装置は北米では 100 ~ 240 VAC 20 A、海外では 185 ~ 264 VAC 16 A の範囲で動作する AC 電源からの AC 電源電圧を受け付けます。


注意 AC 入力電源装置の重量は、14 ポンド(6.4 kg)あります。電源装置は、必ず両手で取り扱うようにしてください。


警告 AC 入力電源装置の電源スタンバイ スイッチは、OFF の位置にしておく必要があります。


ルータの電源をオンにする前に、電源装置ベイに次の組み合わせのいずれか 1 つに従って、電源装置を搭載しておく必要があります。

 

表3-10 電源装置の組み合わせ

ルータの電源
組み合わせ

AC 電源

AC 入力電源装置× 1
電源装置ブランク× 1

AC 入力電源装置× 2

DC 電源

DC 入力 PEM × 1
PEM ブランク× 1

DC 入力 PEM × 2

図 3-18 AC PDU

 

 

1

非脱落型ネジ(4)

4

AC PDU

2

AC 電源コード レセプタクル A

5

ガイド ピン

3

AC 電源コード レセプタクル B

6

ブロワー モジュール コネクタ

ルータの AC PDU を AC 電源に接続するには、図 3-18 を参照しながら、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用ストラップを手首に付け、シャーシまたはアースされたその他の塗装されていない金属部分にもう一方の端を固定します。

ステップ 2 輸送用パッケージの中から 2 本の AC 電源コードを取り出します。電源装置に付属の AC 電源コードが、設置場所に適したタイプであることを確認します。


) AC 電源コードのタイプが異なる場合は、購入した代理店に連絡し、交換してください。


ステップ 3 各 AC 電源コードのソケット側を PDU のレセプタクルに差し込みます(図 3-18 を参照)。

ステップ 4 各 AC 電源装置コードのプラグ側を AC 電源コンセントに差し込みます。

完全な冗長性を得るために、専用の回路ブレーカーを備え、それぞれ独立している電源回路に各 AC 入力電源装置を接続します。設置場所で停電が発生した場合に備えて、Uninterruptable Power Source(UPS; 無停電電源)を使用することも推奨します。

ステップ 5 それぞれの AC 入力電源装置に対応する AC 電源回路ブレーカーがオンになっていることを確認します。


 


) 電源モジュールが 1 つだけの構成でルータを稼働させる場合は、EMI の適合要件を満たすために、第 2 電源モジュール ベイにブランク フィラー
(MAS-GSR-PWRBLANK=)を取り付ける必要があります。


DC 電源接続

ここでは、DC 電源にルータを接続する手順について説明します。


警告 DC 入力 PEM 前面プレートの回路ブレーカー スイッチは OFF の位置にしておく必要があります。


図 3-19 DC PDU

 

 

1

非脱落型ネジ(4)

4

DC PDU

2

DC電源コネクタ ブロック(A)

5

ガイド ピン

3

DC 電源コネクタ ブロック(B)

6

ブロワー モジュール コネクタ

DC 電源に DC PDU を接続するには、図 3-19および図 3-20を参照しながら、次の作業を行います。


ステップ 1 静電気防止用ストラップを手首に付け、シャーシまたはアースされたその他の塗装されていない金属部分にもう一方の端を固定します。

ステップ 2 ルータの背面で DC PDU の位置を確認します。PDU はブロワー モジュールのすぐ下、奥にあります。

図 3-20 DC PDU の電源コネクタ ブロック

 

 

1

マイナスの端子ポート

3

アースの端子ポート

2

プラスの端子ポート

4

端子ポート コネクタのネジ

ステップ 3 DC 電源コネクタ ブロックの 3 つの端子ポートに、次の順序で DC 電源リード線を接続します(図 3-20 を参照)。

最初にアース線(コネクタ ブロックの下のポート)

次にプラス線(コネクタ ブロックの真ん中のポート)

最後にマイナス線(コネクタ ブロックの上のポート)

a. コネクタ ブロック ポートにリード線を押し込みます。

b. マイナス ドライバを使用して、ネジを締め、ラインを固定します。

c. 残りのリード線およびもう一方の PDU コネクタ ブロックで、ステップ 3 a および 3 b を繰り返します。

ステップ 4 DC PDU に対応する DC 電源回路ブレーカーのスイッチがオンになっていることを確認します。


 

ルータの電源投入

ルータの電源を入れる手順は、次のとおりです。


ステップ 1 すべての回路ブレーカーをオンにするか、またはルータの PDU への電力を制御する、有効な電源に電源コードを接続します。

初回起動時に、システム バナー情報が表示されます。起動バナーおよび表示内容で、システムが正常に再起動し、すべてのインターフェイスが正常に再初期化されたことを確認します。

ステップ 2 電源モジュールの LED を確認します。次のように表示されるはずです。

AC 入力電源装置を搭載したルータの場合

AC ラベルのグリーンの LED -- この LED は、電源モジュールが電源ベイに完全に装着されていて、所定の範囲内の電力が供給されている場合に点灯します。AC 電力が存在し、指定の限度内に収まっていることを意味します。電源装置ファンもオンになるはずです。

DC ラベルのグリーンの LED -- 電源装置は電源オンの状態で正常に動作しています。

DC 入力 PEM を搭載したルータの場合

INPUT OK ラベルのグリーンの LED -- この LED は、電源モジュールが電源ベイに完全に装着されていて、所定の範囲内の電力が供給されている場合に点灯します。DC 電力が存在し、指定の限度内に収まっていることを意味します。電源装置ファンもオンになるはずです。

OUTPUT OK ラベルのグリーンの LED -- DC 入力 PEM は電源オンの状態で正常に動作しています。

MISWIRE ラベルのオレンジの LED -- 消灯しているはずです。この LED が点灯している場合は、PDU 入力側の配線が逆になっています。

ステップ 3 シャーシの背面に回り、ブロワー モジュール前面の 2 つの LED を確認してください。次のように表示されるはずです。

OK ラベルのグリーンの LED -- 点灯

FAIL ラベルのレッドの LED -- 消灯

ステップ 4 ブロワー モジュールのファンの作動音がただちに聞こえるはずです。


) 騒音の多い環境で、ブロワーの音を聞き取りにくい場合は、シャーシ背面の排気口の前に手を当てて、ブロワーが作動していることを確認します。


図 3-21 アラーム カードの LED の点灯/消灯

 

 

1

MBUS ステータス LED

4

クリティカル アラーム LED

2

CSC ステータス LED(2)

5

メジャー アラーム LED

3

SFC ステータス LED(3)

6

マイナー アラーム LED

ステップ 5 アラーム カード上の 2 つの LED を見て確認します(図 3-21 を参照)。システムが正常に動作している場合、LED は次のような状態になっているはずです。

通常は消灯している LED

MBUS ステータス LED(ラベルは FAIL)× 1

CSC ステータス LED(ラベルは FAIL)× 2

SFC ステータス LED(ラベルは FAIL)× 3

ルータ アラーム LED × 3(ラベルは CRITICAL、MAJOR、MINOR)

通常は点灯している LED

MBUS ステータス LED(ラベルは ENABLED)× 1

CSC ステータス LED(ラベルは ENABLED)× 2

SFC ステータス LED(ラベルは ENABLED)× 3

ステップ 6 コンソール端末で、システム バナーが表示され、システムおよび全インターフェイスの初期化が正常に完了したことが表示されることを確認します。


 

電源モジュールが起動しない場合や、システムまたはインターフェイスが正常に初期化されない場合は、「インストレーションのトラブルシューティング」を参照してください。それでも問題を解決できない場合は、購入された代理店にサポートを依頼してください。

ルータの IOS ソフトウェア コンフィギュレーション

ここでは、システムからネットワークにアクセスしたり、ネットワーク上のほかのホストが Telnet 接続を使用してシステムにリモート アクセスしたりできるように、システムを設定する方法について説明します。詳細については、「詳細情報の入手先」に記載されているコンフィギュレーション マニュアルを参照してください。

ここでは、システムの起動プロセスおよびルータの基本設定を行う手順について説明します。

「Cisco IOS ソフトウェア イメージ」

「システム起動前の確認事項」

「起動プロセスの概要」

「ルータの起動および初期状態の確認」

「手動によるシステムの起動」

「ルータの設定」

Cisco IOS ソフトウェア イメージ

システムに対応するデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージは、 表3-11 に記載した内部または外部保存場所のどこからでも利用できます。

 

表3-11 Cisco IOS ソフトウェア イメージの保存場所

GRP のオンボード フラッシュ メモリ

ルータは、フラッシュ メモリ SIMM に最新の Cisco IOS ソフトウェア イメージをロードしてから出荷されます。フラッシュ メモリ SIMM は、NVRAM(不揮発性 RAM)ともいいます。このタイプのメモリは、システムの電源が切断されても内容を保持します。

フラッシュ メモリ カード

GRP の PCMICIA スロットに搭載したフラッシュ メモリには、デフォルトのソフトウェア イメージがロードされています。ルータとともに出荷されたデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージの外部ストレージとして使用できます。

TFTP サーバ

Telnet 接続を使用し、Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)によって有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージをダウンロードして保存できます。

システム起動前の確認事項

ルータを起動する前に、次の条件が満たされているかどうかを確認してください。

すべてのカードが対応するカード ケージ スロットに正しく搭載されている。

すべての非脱落型ネジが締まっている。

すべてのインターフェイス ケーブルがきちんと接続されている。

すべての電源コードが PDU に固定されている。

すべての電源コードが適切な電源に接続されている。

端末装置が接続され、電源が入った状態で、9600 bps、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(9600、8N2)に設定されている。

PCMCIA スロット 0 に、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージを格納したフラッシュ メモリ カードが搭載されている。

デフォルトでは、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタは 0x0102 に設定されており、フラッシュ メモリ カードに保存された Cisco IOS ソフトウェア イメージからルータが自動的に起動するようになっています。新しいフラッシュ メモリ カードは、使用前にフォーマットする必要があります。新しいフラッシュ メモリ カードのフォーマットについては、「フラッシュ メモリ カードのフォーマット」を参照してください。

起動プロセスの概要

次の例では、ルータが電源に接続されていて、ルータが稼働しており、ブロワー モジュールのファンの作動音が聞こえ、アラーム カードの ENABLED LED が点灯しているものとします。

一般的な起動プロセスの例を紹介します。

RP Maintenance Bus(MBus; メンテナンス バス)モジュールに有効な電圧が供給され、MBus ソフトウェアの実行が開始されます。

RP がアラーム カード経由ですべての搭載デバイスにそれぞれのアイデンティティを明らかにするように求めるメッセージを送信することにより、ルータ構成を判別します。応答として、スロット番号、カード タイプ、およびコンポーネント タイプが返されます。その後、RP、ラインカード、CSC、および SFC が起動します。

RP の電源投入時リセット ロジックが、ローカル クロックと CSC クロックの両方が安定するまで据え置かれます。

電源投入時リセット ロジックが解除されると、RP が ROM モニタ ソフトウェアの実行を開始します。

ROM モニタが autoboot に設定されている場合は、Cisco IOS ソフトウェアが自動的にロードされて起動します。

ROM モニタが autoboot に設定されていない場合は、Cisco IOS ソフトウェアを手動で起動します。「手動によるシステムの起動」を参照してください。

Cisco IOS ソフトウェアが起動すると、システム内のほかのすべてのカードをポーリングして、各カードを起動し、必要な Cisco IOS ソフトウェアをロードします。

ルータの起動および初期状態の確認

ルータを最初に起動したときの状態を確認します。

電源コードが、PDU と電源の両方に正しく接続され、適切なストレイン レリーフを施したうえで固定されている。

空のカード スロットまたはカード ベイにカード ブラックが取り付けてある。これにより、シャーシ内のエアーフローと EMC(電磁適合性)が確保されます。

すべてのカードがそれぞれ対応するケージおよびベイに正しく搭載されている。

すべての非脱落型ネジが締まっている。

ラインカードのケーブル管理ブラケットが対応するラインカードに固定されている。

インターフェイス ケーブルが対応するラインカード コネクタに完全に接続されている。

インターフェイス ケーブルがシャーシのケーブル管理ブラケットを使用してきちんと引き回されている。


注意 カードの非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。ネジまたはコンポーネント前面プレートのネジ穴が効かなくなることがあります。

電源モジュールが対応するベイに正しく取り付けられ、すべてのイジェクト レバーが完全に閉じた状態で固定されている。

電源モジュールの LED を確認します。

AC 入力電源装置を搭載したルータの場合、電源装置がベイに装着され、所定の電力が供給されると、次のようになります。

AC ラベルのグリーンの LED が点灯します。AC 電源が存在し、指定の限度内に収まっていることを意味します。

DC ラベルのグリーンの LED が点灯します。電源装置が電源オンの状態で正常に動作していることを意味します。

DC 入力電源装置を搭載したルータの場合、PEM がベイに装着され、所定の電力が供給されると、次のようになります。

INPUT OK ラベルのグリーンの LED が点灯します。DC 電源が存在し、指定の限度内に収まっていることを意味します。

OUTPUT OK ラベルのグリーンの LED が点灯します。PEM が電源オンの状態で正常に動作していることを意味します。

MISWIRE ラベルのオレンジの LED は消灯しているはずです。この LED が点灯している場合は、PDU 入力側の配線が逆になっています。

電源モジュール ファンもオンになるはずです。

シャーシ背面で、ブロワー モジュールの 2 つの LED の状態を観察します。ブロワー モジュールが正常に動作している場合は、左側の LED(グリーン)が点灯し、右側の LED(レッド)が消灯しています。

ブロワー モジュールのブロワーの作動音を確認します。騒音の多い環境では、ブロワーの作動音を聞き取れない場合があります。その場合は、シャーシ背面の上下にある排気口付近に手を当てて、ブロワーが作動しているかどうかを確認してください。

RP の英数字 LED

RP の英数字 LED は、RP 前面プレートの片側、イジェクト レバーのそばにあります。図 3-22に、RP の LED ディスプレイを示します。

図 3-22 RP の英数字 LED ディスプレイ

 

4 列の各ディスプレイに、2 行のシステム メッセージの一部が表示されます。RP の起動プロセスの間、この LED ディスプレイには、表3-12のような一連のメッセージが表示されます。

 

表3-12 LED ディスプレイの意味および信号の発信元

LED ディスプレイ
意味
発信元

MROM
nnnn

MBus マイクロコードの実行が開始されます。 nnnn はマイクロコードのバージョン番号です。たとえば、マイクロコードのバージョンが 1.17 の場合、0117 と表示されます。 8


) この表示は瞬間的なので、見逃す可能性があります。


MBus コントローラ

LMEM
TEST

RP のロー メモリをテスト中です。

RP ROM モニタ

MEM
INIT

RP のメイン メモリ容量を検出中です。

RP ROM モニタ

RP
RDY

システムは動作状態であり、ROM モニタ プロンプト(rommon>)から基本的な Cisco IOS ソフトウェア コマンドを実行可能です。

RP ROM モニタ

RP
UP

有効な Cisco IOS イメージが稼働中です。

RP IOS ソフトウェア

PRI
RP

RP がイネーブルであり、システムはプライマリとして認識されています。有効な Cisco IOS イメージが稼働中です。

RP IOS ソフトウェア

SEC
RP

RP がイネーブルであり、システムはセカンダリとして認識されています。有効な Cisco IOS イメージが稼働中です。

RP IOS ソフトウェア

8.ご使用のシステムで稼働している MBus マイクロコードのバージョンとは異なる場合があります。

RP の LED を使用する RP インターフェイス

Cisco 12006/12406 ルータで使用できる RP は、Gigabit Route Processor(GRP; ギガビット ルート プロセッサ)および Performance Route Processor(PRP; パフォーマンス ルート プロセッサ)の 2 種類です。

ここでは RP の各タイプについて検証します。

「GRP の LED を使用する GRP インターフェイス」

「PRP の LED を使用する PRP インターフェイス」


) このマニュアルでは特に指定がないかぎり、RP で GRP と PRP の両方を表します。


RP の RJ-45 ポート LED は、次の状態を表示します。

システムおよび RP のステータス

アクティブになっているフラッシュ メモリ カード

使用中のイーサネット接続

イーサネット インターフェイス上のアクティビティ

英数字 LED は、RP が正常に起動したことを表示します。

GRP の LED を使用する GRP インターフェイス

GRP の前面プレートには、装置またはポートのアクティビティを伝える LED インジケータが 8 つあります。各 LED は、対応する PCMCIA スロットがアクセスされると点灯します。ポートは次のとおりです。

PCMCIA スロット アクティビティ LED × 2(ラベルは SLOT-0 および SLOT-1)。

RJ-45 イーサネット ポート アクティビティ LED × 4。これらの LED は、RJ-45 イーサネット コネクタが使用します。MII イーサネット ポートを使用しているときは無効です。

イーサネット ポート選択 LED × 2(ラベルは MII および RJ-45)。

イーサネット ポート LED が点灯している場合は、2 つのイーサネット接続のうちのどちらが選択されているかを示します。RJ-45 ポートが選択されているときは、RJ-45 LED が点灯し、MII LED は消灯しています。MII ポートが選択されている場合は、MII の LED が点灯し、RJ-45 の LED は消灯しています(図 3-23 を参照)。

図 3-23 RP の RJ-45 および MII ポート LED

 

 

LINK

リンク アクティビティを示します。

COLL

コリジョンの検出を示します。

TX

データ送信を示します。

RX

データ受信を示します。

未設定のシステムを初めて起動すると、コンソール画面にシステム バナーが表示され、その後、System Configuration Dialogue が自動的に起動します。コンソール画面に表示された Cisco IOS バナーを確認してください。有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されているフラッシュ メモリ カードが PCMCIA スロット 0 に搭載されていて、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタが 0x0102(出荷時のデフォルト値)に設定されている場合、ルータはこのイメージを使用して自動的に起動します。

ルータが Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動すると、コンソール画面に次のようなシステム バナーが表示されます。

Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) GS Software (GSR-P-M)
12.0(20020120:204554)
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 20-Aug-01 18:34
.
.
.
 

) 表示されるシステム バナーは、稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョンによって異なります。


システム コンソールに ROM モニタ プロンプト( rommon> )が表示された場合は、有効なシステム イメージが見つからなかったか、または起動シーケンスが何らかの理由で中断されたことにより、ROM モニタ モードが開始されています。

手動で Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動するには、システム コンソールに boot コマンドを入力します。さまざまな形式の boot コマンドを使用する手順については、次の各項を参照してください。

「有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの検索」

「Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動」

PRP の LED を使用する PRP インターフェイス

PRP の前面プレートには、装置またはポートのアクティビティを伝える LED インジケータが 8 つあります(図 3-24 を参照)。各 LED は、対応する PCMCIA スロットがアクセスされると点灯します。ポートは次のとおりです。

PCMCIA スロット アクティビティ LED × 2(ラベルは SLOT-0 および SLOT-1)。

RJ-45 イーサネット ポート アクティビティ LED × 4。これらの LED は、RJ-45 イーサネット コネクタが使用します。コネクタごとに、リンク アクティビティ(LINK)、ポート イネーブル(EN)、データ送信(TX)、およびデータ受信(RX)を表す 4 つの LED があります。

イーサネット ポート選択 LED × 2(ラベルは PRIMARY)。この 2 つの LED が点灯している場合、2 つのイーサネット接続のどちらが選択されているかを示します。PRP では両方のポートがサポートされるので、ポート ETH0 の LED は常に点灯しています。ETH1 の LED は選択された場合に点灯します。

図 3-24 PRP LED

 

 

LINK

リンク アクティビティを示します。

EN

ポートが使用可能であることを示します。

TX

データ送信を示します。

RX

データ受信を示します。

未設定のシステムを初めて起動すると、コンソール画面にシステム バナーが表示され、その後、System Configuration Dialogue が自動的に起動します。コンソール画面に表示された Cisco IOS バナーを確認してください。有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されているフラッシュ メモリ カードが PCMCIA スロット 0 に搭載されていて、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタが 0x0102(出荷時のデフォルト値)に設定されている場合、ルータはこのイメージを使用して自動的に起動します。

ルータが Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動すると、コンソール画面に次のようなシステム バナーが表示されます。

Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) GS Software (GSR-P-M)
12.0(20020120:204554)
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 20-Aug-01 18:34
.
.
.
 

) 表示されるシステム バナーは、稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョンによって異なります。


システム コンソールに ROM モニタ プロンプト( rommon> )が表示された場合は、有効なシステム イメージが見つからなかったか、または起動シーケンスが何らかの理由で中断されたことにより、ROM モニタ モードが開始されています。

手動で Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動するには、システム コンソールに boot コマンドを入力します。さまざまな形式の boot コマンドを使用する手順については、次の各項を参照してください。

「有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの検索」

「Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動」

System Configuration Dialogue

システム コンソールに表示される、System Configuration Dialog の対話式スクリプト メッセージの例を示します。この対話式スクリプトに従って入力していくと、基本的なシステム動作パラメータを定義したルータ コンフィギュレーション データベース ファイルを作成できます。

--- System Configuration Dialog ---
Continue with configuration dialog? [yes/no]:

外部ネットワーク インターフェイス

設定が完了すると、RP およびラインカードが外部ネットワークと通信できるようになります。ネットワーク インターフェイスをただちに設定する必要はありませんが、ネットワーク環境で動作するようにインターフェイスを設定するまでは、ネットワークに接続できません。設定については、「ルータの設定」を参照してください。


) ラインカードのインターフェイスを設定すると、ラインカード上のインターフェイス固有の LED が点灯します。


各ラインカード インターフェイスの動作が正常かどうかを確認するには、初期設定手順と設定を完了したあとで、各ラインカードのコンフィギュレーション ノートに記載されている LED の説明と比較しながら、インターフェイスのステータスを調べます。

起動プロセスの各ステップを完了できない場合は、「 インストレーションのトラブルシューティング 」を参照してください。

手動によるシステムの起動

ルータが有効なシステム コンフィギュレーション イメージを見つけられなかった場合、または、ユーザが起動シーケンスを中断した場合は、ROM モニタ モードが開始され、ROM モニタ プロンプト(rommon>)が表示されることがあります。ROM モニタ モードから、有効なシステム イメージを探して起動するためのさまざまなコマンドにアクセスできます。

有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージの検索

ROM モニタ プロンプト(rommon>)から Cisco IOS ソフトウェア イメージを検索して、ルータを手動で起動する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ROM モニタ モードでdir bootflashコマンドを使用して、RP 上のオンボード フラッシュ メモリ SIMM(NVRAM)の内容を調べます。

rommon 1> dir bootflash:
File size Checksum File name
3277967 bytes (0x32048f) 0x6b331e30 gsr-p-mz.120-7.4.5
rommon 2>
 

ステップ 2 オンボード フラッシュ メモリ SIMM に所定の Cisco IOS ブート イメージが保存されていた場合は、「Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動」に進みます。それ以外の場合は、RP の PCMCIA スロット 0 またはスロット 1 でフラッシュ メモリ カードの内容を調べ、有効なイメージを探します。

カードの内容を調べる場合は、ROM モニタ モードで dir slot n : コマンドを発行します。この場合、 n は 0(スロット 0)または 1(スロット 1)です。次に、スロット 0 に搭載されたフラッシュ メモリ カードの内容を出力するコマンド例を示します。

rommon 2> dir slot0:
File size Checksum File name
3277967 bytes (0x32048f) 0x6b331e30 gsr-p-mz.120-7.4.5
rommon 3>
 


 

Cisco IOS ソフトウェア イメージからの起動

有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージが見つかると、表3-13 に記載されている適切な boot コマンドを ROM モニタ モードで発行することによって、そのイメージから手動で起動できます。

 

表3-13 ROM モニタの boot コマンド

コマンド
説明

boot

(引数なし)オンボード フラッシュ メモリ SIMM で見つかったデフォルトのイメージを起動します。イメージは出荷段階で SIMM に格納されています。

boot flash

RP のスロット 0 に搭載されているフラッシュ メモリ カード上で、最初に見つかったファイルを使用して、ルータを起動します。

boot slot0: filename

RP のスロット 0 に搭載されたフラッシュ メモリ カードから、特定のファイルを使用してルータを起動します。

boot slot1: filename

RP のスロット 1 に搭載されたフラッシュ メモリ カードから、特定のファイルを使用してルータを起動します。

boot bootflash: filename

RP のオンボード フラッシュ メモリ SIMM(NVRAM)に格納されている特定のファイルを使用して、ルータを起動します。

boot tftp: filename [ host ]

ネットワーク上のホスト TFTP サーバに保存されている特定のファイルを使用して、ルータを起動します。

PCMCIA スロット 0 のフラッシュ メモリに、有効な Cisco IOS ソフトウェア イメージが保存されているかどうかを確認します。有効なイメージがない場合、システムはフラッシュ メモリ カードから無効なイメージを起動することになります。フラッシュ メモリ カードの内容を調べるには、dir slot n : コマンドを入力します。

ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの内容を変更していない場合で、かつソフトウェア コンフィギュレーション レジスタが出荷時の設定値である 0x0102 の場合、次にルータを起動したときには、PCMCIA スロット 0 に搭載されたフラッシュ メモリ カード上の Cisco IOS ソフトウェアが起動します。

ルータの設定

setup コマンドの自動プロンプト方式を使用することによって、または各オプションとパラメータを手動で入力するグローバル コンフィギュレーション方式を使用することによって、ルータの基本設定を行うことができます。ここでは設定について説明します。

「作業を始める前に」

「setup コマンド」

「グローバル コンフィギュレーション モード」

作業を始める前に

ルータの設定作業を始める前に、次の情報を調べておく必要があります。

ルータが使用するインターフェイス

ルータがサポートするルーティング プロトコル

設定するプロトコルのネットワーク アドレス

ユーザ環境で使用しているパスワード方式

setup コマンド

1 つの方法は、 setup コマンド(別名、 setup コマンド ユーティリティ)を使用することです。未設定のルータを初めて起動すると、 setup コマンド ユーティリティが自動的に開始され、ルータを設定できるようになります。 setup コマンド ユーティリティは構造化方式の対話型スクリプトを提供し、ユーザがプロセスを順序正しく完了できるように導きます。

setup コマンド ユーティリティは、特権 EXEC モード プロンプト(Router#)から setup コマンドを発行することにより、いつでも呼び出すことができます。未設定のルータを初めて起動した場合に、自動的に開始されるものと同じコンフィギュレーション スクリプトが呼び出されます。入力済みの設定情報を変更しなければならない場合、いつでも setup コマンドを入力できます。

setup コマンド ユーティリティを利用する利点は、対話型スクリプトが設定プロセスを最後まで導いてくれることです。

グローバル コンフィギュレーション モード

グローバル コンフィギュレーション モードを使用すると、Cisco IOS の CLI(コマンドライン インターフェイス)からルータを手動で設定できます。この場合、 setup コマンドのコンフィギュレーション スクリプトによるプロンプトが表示されない状況で、システム コンソールからコンフィギュレーション コマンドを 1 行ずつ入力しなければなりません。

Cisco IOS のユーザ インターフェイス

Cisco IOS ソフトウェアの CLI を使用すると、ルータを設定して管理できます。Cisco IOS の CLI に慣れていない場合は、『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』の「Using the Command Line Interface」の章を参照してください。各種コマンド モード、コンテキスト ヘルプ、および編集機能について説明しています。

ユーザ インターフェイスのコマンド モード

Cisco IOS のユーザ インターフェイスは、さまざまなモード別に編成されています。使用できるコマンドは、その時点のモードによって決まります。システム プロンプトに疑問符(?)を入力すると、そのときのコマンド モードで使用できるコマンドの一覧が表示されます。

ルータ上でセッションを開始する場合は、ユーザ モード(通称、EXEC モード)から始めます。EXEC モードで利用できるのは、限定されたコマンド サブセットだけです。すべてのコマンドにアクセスするには、特権 EXEC モードを開始します。この場合、パスワードを入力する必要があります。特権 EXEC モードから、任意の EXEC コマンドを入力したり、またはグローバル コンフィギュレーション モードを開始したりできます。EXEC コマンドのほとんどは、1 回限りのコマンドです。たとえば、現在のコンフィギュレーション ステータスを表示する show コマンド、カウンタまたはインターフェイスを消去する clear コマンドなどです。EXEC コマンドは、ルータの再起動後には保存されません。

コンフィギュレーション モードでは、実行コンフィギュレーションを変更できます。あとでコンフィギュレーションを保存すると、これらのコマンドが保存されるので、ルータを再起動したときに使用できます。グローバル コンフィギュレーション モードから、インターフェイス コンフィギュレーション モード、サブインターフェイス コンフィギュレーション モード、および各種プロトコル固有のモードを開始できます。

ROM モニタ モードは、ルータを正常に起動できなかった場合に使用する独立したモードです。ルータが起動時に有効なシステム イメージを見つけられなかった場合、または起動時にルータのコンフィギュレーション ファイルが破損していた場合は、システムによって ROM モニタ モードが開始されることがあります。

ユーザ EXEC モード

ルータが正常に起動して Cisco IOS ソフトウェアがロードされると、システム ソフトウェアによって、システム コンソールにユーザ EXEC モードのプロンプトが表示されます。ユーザ EXEC モード プロンプトは、割り当てられたルータ ホスト名に大なり記号(>)を加えて形成されます。初期設定時に setup コマンド機能を使用して変更しないかぎり、デフォルトのホスト名は router です。出荷時のデフォルト名を使用したルータのユーザ EXEC モード プロンプトは Router です。

Router>
 

特権 EXEC モード

特権コマンドの多くは、動作パラメータを設定する場合に使用するので、不正に使用されないように、特権アクセスをパスワードで保護する必要があります。特権 EXEC モードを開始するには、ユーザ EXEC モード プロンプトに enable コマンドを入力します。イネーブル シークレット パスワードが設定されて、メモリに保存されている場合は、イネーブル シークレット パスワードを入力するように求められます。パスワードは画面表示されません。また、大文字と小文字が区別されます。パスワードがシステムに受け付けられると、プロンプトが特権 EXEC モード プロンプトに変わります。このプロンプトは、割り当てられたルータ ホスト名にポンド記号(#)を加えて形成されます。次に、Router という名前のルータで、ユーザ EXEC モードから特権 EXEC モードに変更する例を示します。

Router> enable
password: <password>
Router#
 

パスワードの使用方法については、「グローバル パラメータの設定」を参照してください。

グローバル コンフィギュレーション モード

グローバル コンフィギュレーション コマンドは、個々のプロトコルまたはインターフェイスではなく、システム全体に作用する機能に適用します。グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure terminal 特権 EXEC コマンドを使用します。特定のルーティング機能またはブリッジング機能をイネーブルにするのは、グローバル コンフィギュレーション コマンドです。

インターフェイス コンフィギュレーション モード

インターフェイス単位でイネーブルにできる機能は多数あります。インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、イーサネット、FDDI、シリアル ポートなどのインターフェイスの動作を変更します。インターフェイス コンフィギュレーション コマンドの前に、インターフェイス タイプを定義する interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを必ず指定します。

帯域幅、クロック レートなど、一般的なインターフェイス パラメータを左右するインターフェイス コンフィギュレーション コマンドの詳細については、『 Configuration Fundamentals Command Reference 』の「Interface Commands」の章を参照してください。プロトコル固有のコマンドについては、該当する Cisco IOS ソフトウェア コマンド リファレンスを参照してください。

サブインターフェイス コンフィギュレーション モード

1 つの物理インターフェイスに、複数の仮想インターフェイス(サブインターフェイス)を設定できます。各種プロトコルは、サブインターフェイスをそれぞれ異なる物理インターフェイスとして認識します。サブインターフェイスの詳しい設定手順については、Cisco IOS ソフトウェア マニュアルの、特定のプロトコルに対応するモジュールを参照してください。

ROM モニタ モード

ルータが有効なシステム イメージを見つけられなかった場合、または、ユーザが起動シーケンスを中断した場合は、ROM(読み取り専用メモリ)モニタ モードが開始されることがあります。ROM モニタ モードから、システムを起動したり、または診断テストを実行したりできます。起動から 60 秒以内に reload EXEC コマンドを入力し、さらに Break キーを押すことによって、ROM モニタ モードを開始することもできます。

設定変更

ここでは、ルータの設定を変更する方法について説明します。内容は次のとおりです。

「対話型 setup コマンド スクリプトの例」

「グローバル パラメータの設定」

「ネットワーク インターフェイスの設定」

「ソフトウェア バージョンの確認」

「実行コンフィギュレーションの設定値の確認」

「実行コンフィギュレーションの設定を NVRAM に保存する方法」

「実行コンフィギュレーションの設定値の表示」

未設定のルータを初めて起動したときは、 setup コマンド ユーティリティが自動的に開始され、システム コンソール画面に対話型の System Configuration Dialog が表示されます。System Configuration Dialog に従ってグローバル(システム全体)パラメータおよびインターフェイス(ラインカード)パラメータを入力していくと、コンフィギュレーション プロセスが完了します。

System Configuration Dialog のプロンプトおよびプロンプトが表示される順序は、プラットフォーム、ルータに搭載されているインターフェイス、およびルータ上で稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージによって異なります。

System Configuration Dialog は、変更する項目にたどり着くまで、すべてのスクリプトを順番に処理していく必要があります。変更しない項目でデフォルトの設定値をそのまま使用する場合は、コンソールのキーボードで Return キーを押します。変更しないで特権 EXEC プロンプトに戻る場合は、Ctrl- C キーを押します。 setup コマンド ユーティリティのヘルプ テキストを表示する場合は、任意のプロンプトに対して疑問符(?)のキーを押します。

変更が完了すると、 setup コマンド ユーティリティによって、setup セッションでの入力結果として作成されたコンフィギュレーション コマンド スクリプトが表示されます。さらに、そのコンフィギュレーションを使用するかどうかの確認が求められます。Yes で応答すると、コンフィギュレーションが NVRAM に保存されます。No で応答すると、コンフィギュレーションは保存されず、プロセスが再び開始されます。このプロンプトにデフォルト値はありません。必ず、Yes または No で応答しなければなりません。

「対話型 setup コマンド スクリプトの例」に、ルータの初回起動時に自動的に開始されるセットアップ セッションを示します。初期起動時には、システム バナー情報が表示され、続いて System Configuration Dialog が開始されます。

この例で紹介する出力は、Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョンおよびルータの構成によって異なります。したがって、実際には異なるコンフィギュレーション ダイアログが表示される場合があります。

setup コマンド スクリプトは自動的に進行する対話型スクリプトなので、応答が必要な場合はプロンプトが表示され、該当する場合はデフォルト値または代替値が用意されます。

対話型 setup コマンド スクリプトの例

Cisco Internetwork Operating System Software
.
.
.
--- System Configuration Dialog ---
 
Continue with configuration dialog? [yes/no]: Yes
 
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
 
Basic setup only configures enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface of the system.
 
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: Yes
Configuring global parameters:
 
Enter host name [Router]: Router
 
The enable secret is a password used to protect access to
privileged EXEC and configuration modes. This password, after
entered, becomes encrypted in the configuration.
Enter enable secret [<Use current secret>]: alpha
 
The enable password is used when you do not specify an
enable secret password, with some older software versions, and
some boot images.
Enter enable password: bravo
 
The virtual terminal password is used to protect
access to the router over a network interface.
Enter virtual terminal password: charlie
Configure SNMP Network Management? [no]:
 
Current interface summary
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
Ethernet0 unassigned YES unset administratively down down
POS1/0 unassigned YES unset administratively down down
SDCC1/0 unassigned YES unset administratively down down
POS2/0 unassigned YES unset administratively down down
SDCC1/0 unassigned YES unset administratively down down
.
.
.
POS15/0 unassigned YES unset administratively down down
SDCC15/0 unassigned YES unset administratively down down
 
Enter interface name used to connect to the
management network from the above interface summary: Ethernet0
 
Configuring interface Ethernet0:
Configure IP on this interface? Yes
IP address for this interface: 172.99.99.2
Subnet mask for this interface: 255.85.89.000
Class B network is 172.88.9.0, 8 subnet bits; mask is /24
 
The following configuration command script was created:
 
hostname Router
enable secret 5 $1$krIg$emfYm/1OwHVspDuS8Gy0K1
enable password wilma
line vty 0 4
password charlie
no snmp server
!
no ip routing
!
interface Ethernet0
no shutdown
ip address 172.88.99.2 255.888.255.0
!
interface POS1/0
shutdown
no ip address
!
interface SDCC1/0
shutdown
no ip address
.
.
.
interface POS15/0
shutdown
no ip address
!
interface SDCC15/0
shutdown
no ip address
!
end
[0] Go to the IOS command prompt without saving this script.
[1] Return back to the setup without saving this config.
[2] Save this configuration to nvram and exit.
 
Enter your selection [2]:
 
Building configuration ...
 
Use the enabled mode ‘configure’ command to modify this configuration.
 
router#
 

いつでも特権 EXEC プロンプトに setup コマンドを入力することによって、 setup コマンド ユーティリティを起動できます。

起動時に setup コマンド ユーティリティが自動的に開始されたときに表示されるコンフィギュレーション スクリプトと、 setup コマンドを入力したときに表示されるスクリプトとの相違は、既存のスクリプトにはそれまでに入力されたシステム コンフィギュレーションのデフォルト値が角カッコ([ ])の中に表示されるということだけです。

たとえば、起動時に setup コマンド ユーティリティを使用して、それまで設定されていない POS インターフェイスを設定する場合、スクリプトの進行とプロンプトに対する応答は、次の形式で表示されます。

Configuring interface POS1/0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
 

この例では、起動時に setup コマンド ユーティリティが自動的に開始され、過去の設定情報がないので、スクリプトにデフォルトまたは現在の条件が角カッコ([ ])内で表示されることはありません。

特権 EXEC モードのプロンプトに setup コマンドを入力すると、POS インターフェイスが 設定済み で、変更に関するクエリーが表示されている場合、表示形式は次のようになります。

Configuring interface POS1/0:
Is this interface in use?[yes]:
Configure IP on this interface?[yes]:
 

setup コマンドを使用して setup コマンド ユーティリティを起動したので、また、設定情報がすでにあるので、スクリプトでは、角カッコ([ ])の中にデフォルトまたは現在のインターフェイス条件が表示されます。システム プロンプトに角カッコで囲まれた既存のデフォルト値が含まれている場合、Return キーを押してデフォルト値を受け入れるか、または代替値を入力して Return キーを押します。

グローバル パラメータの設定

初めて setup ユーティリティを開始するか、または setup コマンドを入力したときには、ルータのグローバル パラメータを設定することが求められます。グローバル パラメータは、下記をはじめ、システム全体の設定値を制御する場合に使用します。

ルータのホスト名

イネーブル シークレット、イネーブル、および仮想端末セキュリティ パラメータに対応するパスワード

ルータが使用するプロトコル

ホスト名

ルータに割り当てる名前は、ARPANET ホスト名規則に従わなければなりません。英字から始まり、英字または数字で終わらなければなりません。中で使用できるのは、英字、数字、およびハイフンだけです。名前の長さは 63 文字までです。詳細については、Requests For Comments(RFC)1035
『Domain Names--Implementation and Specifications』を参照してください。

インターネット ソフトウェア アプリケーションの多くは、大文字と小文字を区別しないので、コンピュータ名はすべて小文字で表す必要があります。詳細については、RFC 1178 『Choosing a Name for Your Computer』を参照してください。

パスワード

ユーザ EXEC レベルで使用できるコマンドは、特権 EXEC レベルで使用できるコマンドのサブセットです。特権 EXEC コマンドは通常、システム パラメータを設定するために使用します。不正に使用されないように、これらのコマンドはパスワードで保護する必要があります。パスワード保護の設定方法または特権レベルの設定方法については、『 Security Configuration Guide 』の「Configuring Passwords and Privileges」の章を参照してください。このマニュアルは、シスコのハードウェアにインストールされた Cisco IOS ソフトウェア リリースに対応する、Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットに含まれています。

Cisco 12006/12406 ルータでは イネーブル シークレット パスワード機能が利用できます。特権レベルのコマンドにアクセスするには、システム コンソールから有効なパスワードを入力しなければなりません。ROM モニタから実行する場合は、ブート ROM レベルに応じて、 イネーブル パスワードを使用できます。

最大限のセキュリティを確保するために、イネーブル シークレット パスワードおよびイネーブル パスワードは、それぞれ異なるものにしてください。 setup プロセスで両方の機能に同じパスワードをしても受け付けられますが、異なるパスワードを入力しなければならないという警告が表示されます。

イネーブル シークレット パスワードには、1 ~ 25 文字の英数字(大文字と小文字)を使用できます。イネーブル パスワードには、任意の数の英数字(大文字と小文字)を使用できます。先頭文字を数字にすることはできません。ただし、スペースは有効なパスワード文字です。たとえば、 two words は有効なパスワードです。先行スペースは無視されますが、後続のスペースは認識されます。設定したすべてのパスワードを書き留めて、あとで参照できるように安全な場所に保管しておいてください。

プロトコル

ルータのプロトコル設定の詳細については、「詳細情報の入手先」に記載されている、該当するソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルを参照してください。

ネットワーク インターフェイスの設定

ここでは、 setup コマンド ユーティリティまたは setup コマンドを使用して、RP および搭載ラインカードのネットワーク インターフェイスを設定する方法について、簡単に説明します。設定が完了すると、RP およびラインカードが外部ネットワークと通信できるようになります。

RP および搭載ラインカードのインターフェイス パラメータを設定するには、次の情報が必要です。

インターフェイスのネットワーク アドレス

サブネット マスク値

設定するプロトコル

これらの情報は、ネットワーク管理者に問い合わせて取得してください。RP およびルータに搭載されている各ラインカードの詳細なインターフェイス設定手順については、各カードに付属のコンフィギュレーション ノートを参照してください。

GRP のイーサネット インターフェイス

GRP 前面プレートの RJ-45 および MII レセプタクルは、IEEE 802.3u に準拠したインターフェイスです。これらの IEEE インターフェイスにより、イーサネット ネットワークに接続できます。どちらのインターフェイスでも使用できますが、両方を同時に使用することはできません。

次のコンフィギュレーション ダイアログ例では、IP ネットワーク レイヤ プロトコルを使用するイーサネット インターフェイスを設定しています(イーサネット インターフェイスは、外部ルーティング機能をサポートしません)。IP アドレスおよびサブネット マスク値は一例です。実際の IP アドレスおよびサブネット マスク値は異なります。

Configuring interface Ethernet0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
IP address for this interface: 3.3.1.1
Number of bits in subnet field: 8
Class A network is 3.0.0.0, 8 subnet bits; mask is 255.888.0.0
Configure CLNS on this interface?: yes

PRP のイーサネット インターフェイス

PRP の IEEE 802.3 イーサネット インターフェイスによって、外部イーサネット ネットワークに接続し、10 Mbps および 100 Mbps の速度でデータを送信できます。イーサネット ポートの伝送速度は、デフォルトでは自動検知ですが、ユーザ側で設定できます。


注意 イーサネット ポートは主に、ルータへの Telnet ポートとして使用します。または、イーサネット ポートと直接接続しているネットワークを通じて Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動したり、アクセスしたりするために使用します。Cisco Express Forwarding(CEF)は、セキュリティ上の理由から、デフォルトでオフになっています。これらのポートで CEF ルーティング機能をオンにする場合は、セキュリティ上どのような影響があるのかを十分に考慮するようにしてください。

ラインカード インターフェイス

Cisco 12006/12406 ルータはさまざまなラインカードをサポートしているので、インターフェイスの設定手順については、個々のカードに付属のコンフィギュレーション ノートを参照してください。ここでは、 setup コマンド ユーティリティでラインカードのインターフェイスを設定する、一般的な例をいくつか紹介します。

次に、一般的な設定値の例として、Quad OC-3c POS Line Card に関する System Configuration Dialog セッションの抜粋を示します。

Configuring interface POS3/0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
Configure IP unnumbered on this interface?: no
IP address for this interface: 2.1.1.1
Number of bits in subnet field: 0
Class A network is 2.0.0.0, 0 subnet bits; mask is 255.9.0
Configure CLNS on this interface?: yes

) デフォルトの設定で、POS インターフェイスは、32 ビットの Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)および High-level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク制御)をカプセル化プロトコルとして使用します。


次の例では、同じ Quad OC-3c POS Line Card のインターフェイスを IP unnumbered として設定しています。

Configuring interface POS3/0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
Configure IP unnumbered on this interface?: yes
Assign to which interface: ethernet0
Configure CLNS on this interface?: yes
 

次の例では、IP を使用するものとして ATM ラインカードを設定しています。

Configuring interface parameters:
 
Configuring interface ATM1/0:
Is this interface in use?: yes
Configure IP on this interface?: yes
IP address for this interface: 1.1.1.2
Number of bits in subnet field: 0
Class A network is 1.0.0.0, 0 subnet bits; mask is 255.9.8.0

) 搭載されている ATM ラインカードの全機能を使用するには、そのカードに対するほかのコンフィギュレーション パラメータを設定しなければならないことがあります。たとえば、Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)を設定する場合は、追加の手順が必要です。


setup コマンド ユーティリティまたは setup コマンドを使用して、ネットワーク インターフェイス パラメータを手動で設定すると、RP およびラインカードのインターフェイスをある程度使用できるようになります。現在保存されている設定情報を変更するには、任意の時点で特権 EXEC モード プロンプト(Router#)に setup コマンドを入力し、別の System Configuration Dialog セッションを開始します。

さらに複雑な設定作業を行う場合は、特権 EXEC モード プロンプト(Router#)に configure terminal コマンドを入力し、グローバル コンフィギュレーション モード [Router(config)#] を開始します。

ソフトウェア バージョンの確認

ルータ上で稼働している Cisco IOS ソフトウェアの現在のバージョンを調べるには、ユーザ EXEC プロンプトに show version コマンドを入力します。Cisco IOS ソフトウェアのバージョン番号が、システムに搭載されているハードウェア、システム イメージ ファイルの名前および保存場所、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタの内容といった情報とともに表示されます。show version コマンドを使用すると、ルータのタイプもわかります。

次の 「show version コマンド」の例は、show version の一般的な出力です。ルータで稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョンおよびルータの構成によって、 show version コマンドの出力結果が異なる場合があります。

show version コマンド

Router# show version
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS (tm) GS Software (GSR-P-M)
12.0(20020120:204554)
Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 20-Aug-01 18:34
Image text-base: 0x60010950, data-base: 0x61C00000
 
ROM: System Bootstrap, Version 11.2(17)GS2, [name 180] EARLY DEPLOYMENT RELEA)
BOOTFLASH: GS Software (GSR-BOOT-M), Version 11.2(18)GS4, EARLY DEPLOYMENT RELE
 
Getty uptime is 22 hours, 15 minutes
System returned to ROM by reload
System image file is "tftp://xxx.xx.xx.xxx/directory/name/gsr-p-mz"
 
cisco 12406/GRP (R5000) processor (revision 0x05) with 262144K bytes of memory.
R5000 CPU at 200Mhz, Implementation 35, Rev 2.1, 512KB L2 Cache
Last reset from power-on
 
1 Route Processor Card
.
.
.
Configuration register is 0x0
.
.
.
 
router#
 

実行コンフィギュレーションの設定値の確認

実行コンフィギュレーションを保存する前に、設定値または変更した設定値を確認するには、特権 EXEC モードのプロンプトに show running-config コマンドを入力します。たとえば、スロット 1 に Quad OC-3c/STM-1c POS インターフェイスが搭載されている場合、show running-config コマンドの一般的な出力は、次の例のようになります。ルータで稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョンおよびルータの構成によって、 show running-config コマンドの出力結果が異なる場合があります。

show running-config コマンドの例

router# show running-config
Building configuration...
 
Current configuration:
!
version 12.0
no service pad
no service udp-small-servers
no service tcp-small-servers
!
hostname Router
!
enable secret 5 $1$W6K5$W/p5Bq6IPLGJ/hS9VVP1g.
enable password twink
 
interface POS1/0
ip address 10.1.1.1 255.888.255.0
crc 32
clock source internal
!
interface POS1/1
no ip address
no ip route-cache cef
no ip route-cache
shutdown
crc 32
!
interface POS1/2
no ip address
no ip route-cache cef
no ip route-cache
shutdown
crc 32
!
interface POS1/3
no ip address
no ip route-cache cef
no ip route-cache
shutdown
crc 32

) 個々のラインカードの詳細については、ラインカードに付属のラインカード インストレーション コンフィギュレーション ノートを参照してください。


Cisco IOS ソフトウェアのマニュアル、ハードウェアのインストレーションおよびメンテナンス マニュアルは、WWW 上の URL、 http://www.cisco.com
http://www.cisco.com/jp http://www-china.cisco.com 、または
http://www-europe.cisco.com から入手できます。

実行コンフィギュレーションの設定を NVRAM に保存する方法

変更した実行コンフィギュレーションを NVRAM に保存するには、次のように、特権 EXEC モード プロンプトに copy running-config startup-config コマンドを入力します。

Router# copy running-config startup-config
 

次のコマンドを使用して、実行コンフィギュレーションの設定値を保存することもできます。

Router# write memory
 

どちらのコマンドの場合も、グローバル コンフィギュレーション モードで作成したコンフィギュレーションの設定値が NVRAM に保存されます。実行コンフィギュレーションの設定値を NVRAM に保存しなかった場合は、次のシステム リロード時に、コンフィギュレーションの設定値が失われます。

実行コンフィギュレーションの設定値の表示

NVRAM に保存されている実行コンフィギュレーションの設定値を表示するには、システム コンソールから特権 EXEC モード プロンプトに show startup-config コマンドを入力します。出力は次の例のような形式になります。ルータで稼働している Cisco IOS ソフトウェア イメージのバージョンおよびルータの構成によって、 show startup-config コマンドの出力結果が異なる場合があります。

show startup-config コマンド

Router# show startup-config
Using 5560 out of 520184 bytes
!
version 12.0
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname Router
!
enable secret 5 $1$/5HX$OOvyhG2JYhNaCbPa45Wmn/
enable password wilma
ip cef distributed switch
ip host biff 10.3.3.254
!
interface Ethernet0
ip address 10.3.1.1 255.888.0.0
no ip mroute-cache
!
interface POS1/0
ip address 10.1.1.1 255.8.9.0
no keepalive
crc 16
no cdp enable
.
.
.
interface ATM3/0
ip address 10.0.0.15 255.8.8.0 secondary
ip address 10.1.1.2 255.8.8.0
atm pvc 1 0 64 aal5snap
atm pvc 2 0 72 aal5mux ip 155000 155000 1
atm pvc 3 1 90 aal5snap 312000 312000 1
atm pvc 4 0 108 aal5snap
atm pvc 10 0 144 aal5mux ip 155000 155000 1
atm pvc 11 1 91 aal5snap 310000 310000 1
map-group atm1
!
no ip classless
ip route 10.5.8.254 255.888.255.255 Ethernet0
!
map-list atm1
ip 10.1.1.1 atm-vc 1
ip 10.1.1.3 atm-vc 2
ip 10.1.1.4 atm-vc 4
ip 10.0.0.1 atm-vc 3
ip 10.0.0.5 atm-vc 10
ip 10.0.0.6 atm-vc 11
no logging trap
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
line aux 0
line vty 0 4
password bambam
login
!
end
Router#

RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法

ここでは、RP のフラッシュ メモリ カードの使用方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

「RP へのフラッシュ メモリ カードの取り付け」

「RP からのフラッシュ メモリの取り外し」

「フラッシュ メモリ カードのフォーマット」

「ブート イメージの指定」

「フラッシュ メモリのコンソール コマンド」

「フラッシュ メモリからの起動」

「ファイルのコピー」

「Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー」

「Cisco IOS ソフトウェア アップデートのコピー」

「RP メモリおよびフラッシュ メモリ カード間でのファイル コピー」

「フラッシュ メモリ カード上のロックされたブロック」

RP へのフラッシュ メモリ カードの取り付け

デュアル RP 構成の場合、プライマリ RP の PCMCIA スロットが slot 0 および slot 1 です。セカンダリ RP がある場合、セカンダリ RP の PCMCIA スロットは sec-slot 0 および sec-slot 1 になります。PCMCIA スロット 0 は下、スロット 1 は上のスロットです。各 RP で両方のフラッシュ メモリ カード スロットを同時に使用できます。どちらのスロット位置の場合も、次の手順でフラッシュ メモリを取り付けます。


ステップ 1 RP の前面プレートに向かって、フラッシュ メモリ カードのコネクタ側をスロットに向け、ラベルを上にしてカードを持ちます(図 3-10 を参照)。

ステップ 2 適切なスロットにカードを差し込み、スロット背面のコネクタと完全にかみ合い、イジェクト ボタンが手前に飛び出すまで押し込みます。


 

RP からのフラッシュ メモリの取り外し

フラッシュ メモリ カードを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 スロット背面のコネクタからカードが外れるまで、該当するイジェクト ボタンを押します。

ステップ 2 スロットからカードを引き出し、静電気の影響を受けないように、静電気防止用袋に収めます。


 

フラッシュ メモリ カードは、正しく差し込めるようにキーが刻んであります。カードを正しく差し込まないと、イジェクト ボタンが飛び出しません。カードは正しく装着した状態で、一部分がスロットからはみ出します。イジェクト ボタンが飛び出したら、それ以上はカードを押し込まないでください。

フラッシュ メモリ カードのフォーマット

ルータに付属のフラッシュ メモリ カードには、ルータを起動するために必要なデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されています。


警告 この手順は、フラッシュ メモリ カード上のすべての情報を消去します。フラッシュ メモリ カード上の重要なデータを損失することがないように、慎重に作業してください。


フラッシュ メモリ カード上のデータを保存する必要がある場合は、カードをフォーマットする前に、サーバにデータをコピーします。状況によっては、新しいフラッシュ カードを差し込んで、イメージまたはバックアップ コンフィギュレーション ファイルをカードにコピーする必要があります。新しいフラッシュ メモリ カードは、フォーマットしてからでなければ使用できません。必ず、Type I または Type II のフラッシュ メモリ カードを使用してください。


注意 次のフォーマット手順では、ルータがすでに起動していることが前提です。

新しいフラッシュ メモリ カードは、次の手順でフォーマットします。


ステップ 1 RP のスロット 0 またはスロット 1 にフラッシュ メモリ カードを差し込みます(この例ではスロット 0 を使用)。

ステップ 2 format slot0: システム コンソールで、format slot0: コマンドを特権 EXEC モード プロンプトに入力します。

Router# format slot0:
All sectors will be erased, proceed? [confirm]
Enter volume id (up to 30 characters): MyNewCard
Formatting sector n
Format device slot0 completed
Router#
 


 

上の出力例の [Formatting sector n ] という行がコンソールに表示されます。カウンタが 1 になると、フォーマット プロセスの完了なので、新しいフラッシュ メモリ カードを使用できます。

コマンドおよび設定手順の詳細については、Cisco IOS のマニュアル セットに含まれている『 Configuration Fundamentals Command Reference 』および『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』を参照してください。マニュアルの入手方法については、「詳細情報の入手先」を参照してください。

ブート イメージの指定

ここで説明する手順に従って、フラッシュ メモリ カードから起動できるようにする Cisco IOS ソフトウェア イメージ(例では new.image )を指定します。この手順の間は、フラッシュ メモリ カードからイメージを起動できるように、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタを 0x2102 に設定しておく必要があります。したがって、例に示すとおり、コマンド シーケンスに config-register コマンドを含める必要があります。

Router# configure terminal
Router(config)# no boot system
Router(config)# boot system flash slot0:new.image
Router(config)# config-register 0x2102
Ctrl-Z
Router# copy running-config startup-config
Router# reload
 

reloadコマンドを入力すると、PCMCIA スロット 0 に搭載されたフラッシュ メモリ カード上の指定ファイル( new.image )を使用して、システムが起動します。

これまでの例で、次のいずれかのソフトウェア コンフィギュレーション レジスタ値が指定されている場合、設定値に応じたシステム動作になります。

0x2000 -- ネットワーク ブートに失敗した場合、システムはフラッシュ メモリ カードからデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージを起動します。

0x0100 -- システムは Break 機能を無視します。

0x0101 -- システムは、RP のオンボード フラッシュ メモリ SIMM からデフォルト イメージ(最初に検出されたイメージ)を起動します。この設定値の場合、Break ディセーブル機能をリセットしない、およびネットワーク上で起動するデフォルト ファイル名の有無を調べないということも、システムに指示されます。

0x0002 -- システムは RP のフラッシュ メモリ SIMM で、デフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージを探します。

0x0102 -- システムは Break 機能をディセーブルにして、デフォルト TFTP サーバ ファイル名の有無を調べます。ネットワーク ブートができなかった場合は、フラッシュ メモリ カードから起動します。

フラッシュ メモリのコンソール コマンド

アクセスしている現在の作業デバイスが RP のオンボード フラッシュ SIMM なのか、RP のスロットに搭載された PCMCIA フラッシュ メモリ カードなのかを判別するには、次のように、システム コンソールで特権 EXEC モード プロンプトに pwd コマンドを入力します。

Router# pwd
slot0:
Router#
 

この例では、アクセスしている現在の作業デバイスは RP のスロット 0 に搭載された PCMCIA フラッシュ メモリ カード上にあります。

別のタイプのフラッシュ メモリ デバイス アクセスに変更する場合は、
cd device-name コマンドを入力します。この場合、 device-name には、 slot0: slot1: 、または bootflash: を入力します。

cd コマンドの使用例を示します。

Router# cd slot1:
Router# pwd
slot1:/
Router# cd slot0:
Router# pwd
slot0:/
Router# cd bootflash:
Router# pwd
bootflash:/
Router#
 

使用しているフラッシュ メモリ メディアのディレクトリ内容を表示するには、特権 EXEC モード プロンプトに dir [ device-name ] コマンドを入力します。 device-name には、 slot0: slot1: 、または bootflash: を入力します。

dir コマンドの使用例を示します。

Router# dir
Directory of slot0:/
 
1 -rw- 122015 Sep 30 2002 15:03:55 myfile1
2 -rw- 2054979 Sep 30 2002 15:17:33 gsr-diag-mz.RELEASE28
3 -rw- 6670560 Sep 30 2002 15:22:49 gsr-p-mz.p7
4 -rw- 5560 Oct 08 2002 16:54:53 info
 
20578304 bytes total (9661756 bytes free)
Router#
 

フラッシュ メモリ メディアからファイルを削除する場合は、特権 EXEC モード プロンプトで cd コマンドを使用してフラッシュ メモリ メディアを選択し、さらに delete filename コマンドを入力します。 filename は、選択したフラッシュ メモリ メディア上の任意のファイルです。

次に、現在のフラッシュ メモリ ディレクトリからファイル info を削除する例を示します。

Router# delete slot0:info
Router# dir
Directory of slot0:/
 
1 -rw- 122015 Sep 30 2002 15:03:55 myfile1
2 -rw- 2054979 Sep 30 2002 15:17:33 gsr-diag-mz.RELEASE28
3 -rw- 6670560 Sep 30 2002 15:22:49 gsr-p-mz.p7
 
20578304 bytes total (9661756 bytes free)
Router#
 

現在のフラッシュ メモリ ディレクトリから削除したファイルは、ディレクトリ リストから削除されるだけで、消去されるわけではありません。引き続き、フラッシュ メモリ容量を使用します。したがって、 undelete コマンドを使用することにより、削除したファイルをあとから回復できます。

フラッシュ メモリ ディレクトリから削除したファイルを永久に消去し、未削除ファイルをそのまま残しておく場合は、システム コンソールで特権 EXEC モード プロンプトに squeeze device-name コマンドを入力します。 device-name には slot0: slot1: 、または bootflash: を入力します。squeeze コマンドによって、削除ファイルが永久に消去され、その他すべての未削除ファイルが連続して配置されるので、ストレージ容量を節約できます。

突発的な停電によるデータ損失を防止するために、スクイーズ処理したデータは、システム専用として確保されている別のフラッシュ メモリ エリアに一時的に保存されます。

次に、 squeeze コマンドの例を示します。

Router# squeeze slot0:
All deleted files will be removed, Continue? [confirm]y
Squeeze operation may take a while, Continue? [confirm]y
Squeeze of slot0 complete
Router#
ebESZ
 

前の例のコマンド出力で、最終行(ebESZ)は、 squeeze コマンド実行中のフラッシュ メモリ操作を表しています。 表3-14 に、その意味を示します。

 

表3-14 squeeze コマンド機能の例

e

特殊なフラッシュ メモリ エリアが消去されました。この消去操作が完了してからでないと、特殊なフラッシュ メモリ エリアへの書き込み操作を開始できません。

b

特殊なフラッシュ メモリ エリアに書き込むべきデータが一時的にコピーされました。

E

データが一時的に使用していたセクターが消去されました。

S

フラッシュ メモリの永久保存位置にデータが書き込まれました。

Z

スクイーズ操作が正常に完了したあとで、ログが消去されました。

スクイーズ操作の間、システムはどのスクイーズ機能が完了したかを示すログを維持しているので、電源障害が発生しても、正しい位置に戻って操作を継続できます。

フラッシュ メモリからの起動

フラッシュ メモリから起動できるようにするには、ソフトウェア コンフィギュレーション レジスタのブート フィールド(ビット 3 ~ 0)を 2 ~ 15 の値に設定します。この値を boot system flash device:filename コンフィギュレーション コマンドで使用します。この場合、 device bootflash: slot0: 、または slot1: です。 filename は、システムを起動するために使用するファイルの名前です。

システムの稼働中にグローバル コンフィギュレーション モードを開始して、システムの起動元となるフラッシュ ファイル名を指定するには、次のように、システム コンソールから特権 EXEC モード プロンプトに configure terminal コマンドを入力します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# boot system flash device:filename
 

Break 機能をディセーブルにして、 boot system flash device : filename コマンドをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モード プロンプトに config-register コマンドを入力し、コンフィギュレーション レジスタ値を指定します。

Router(config)# config-reg 0x0102
Ctrl-Z
Router#

ファイルのコピー

新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが公開されたとき、またはイメージのバックアップが必要になった時点で、フラッシュ メモリにそのイメージをコピーします。ここでは、RP のフラッシュ メモリ SIMM、またはスロット 0/スロット 1 のどちらかに搭載された PCMCIA フラッシュ メモリ カードに、任意のタイプのファイルをコピーする手順について説明します。


注意 システムがオンボード フラッシュ メモリを使用して稼働している場合は、オンボード フラッシュ メモリ SIMM(別名 bootflash)に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージをコピーすることはできません。

有効な Cisco IOS イメージを失うことがないように、フラッシュ メモリの Cisco IOS ソフトウェア イメージは、一度に 1 つずつアップグレードしてください。PCMCIA ベースのフラッシュ メモリは、RP のオンボードフラッシュ SIMM(bootflash)とは別個にアップグレードしてください。

フラッシュ メモリにファイルをコピーするには、システム コンソールで特権 EXEC モード プロンプトに次のコマンドを入力します。

Router# copy tftp:filename [bootflash:|slot0:|slot1:] filename
 

この場合

 

tftp: filename

コピーするファイルの保存場所および名前を指定します。

[ bootflash: | slot0: | slot1: ]
filename

コピー先フラッシュ メディアおよび新しいファイル名を指定します。コピー先フラッシュ メディアは、次のいずれか 1 つにします。

bootflash: -- ファイルは RP のオンボード フラッシュ メモリ SIMM にコピーされます。

slot0: -- ファイルはスロット 0 の PCMCIA フラッシュ メモリ カードにコピーされます。

slot1: -- ファイルはスロット 1 の PCMCIA フラッシュ メモリ カードにコピーされます。

次に、 copy tftp: filename コマンドによって生成される出力例を示します。

Router# copy tftp:myfile1 slot0:myfile1
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!![OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Router#
 

この例では、ソース ファイルを宛先デバイスにダウンロードしている間、感嘆符( ! )が表示されています。 CCCCC は、ダウンロード プロセスで CRC が計算されていることを表します。CRC によって、ファイルが PCMCIA スロット 0 に搭載されているフラッシュ メモリ カード、すなわち指定された宛先デバイスに正しくダウンロードされたかどうかを検証します。

Cisco IOS ソフトウェア イメージのコピー

Cisco IOS ソフトウェア イメージは、あとで使用できるように、いつでもフラッシュ メモリ カードにコピーできますが、先にコピー操作に使用するフラッシュ メモリ カードをフォーマットしておく必要があります。カードのフォーマットが済んでいない場合は、「フラッシュ メモリ カードのフォーマット」を参照してください。

ネットワークの TFTP サーバに確実にアクセスするには、 setup コマンド機能を使用してネットワーク インターフェイスを 1 つ設定しなければなりません。この機能の使用手順については、「設定変更」またはルータで稼働している IOS ソフトウェア リリースに対応する『 Configuration Fundamentals Configuration Guide 』を参照してください。

フラッシュ メモリ カードにブート可能イメージをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータを起動し、初期化させます。

ステップ 2 ユーザ EXEC モードのプロンプトに enable コマンドを入力し、特権 EXEC モードを開始します。

Router> enable
Password: <password>
Router#
 

ステップ 3 この例では、次のコマンドを使用して、 new.image という名前のファイルを PCMCIA スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにコピーします。

Router# copy tftp:new.image slot0:new.image
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Router#
 

この例では、ソース ファイルを宛先デバイスにダウンロードしている間、感嘆符( ! )が表示されています。CCCCC は、ダウンロード プロセスで CRC が計算されていることを表します。CRC によって、ファイルが PCMCIA スロット 0 に搭載されているフラッシュ メモリ カード、すなわち指定された宛先デバイスに正しくダウンロードされたかどうかを検証します。

ステップ 4 システムを再起動します。


 

Cisco IOS ソフトウェア アップデートのコピー

今後、Cisco IOS ソフトウェアの新しいリリースが公開される際は、ネットワーク TFTP サーバから起動できるファイル、フロッピーディスク上のファイル、またはフラッシュ メモリ カード上のファイルとして、新しいイメージを受け取ることになります。

ここでは、PCMCIA スロット 0 のフラッシュ メモリ カードに以前の Cisco IOS イメージが保存されていて、RP のオンボード フラッシュ メモリにデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア ブート イメージが保存されているシステムにおいて、新しく公開された Cisco IOS ソフトウェア イメージをフラッシュ メモリ カードで使用する手順について説明します。

この手順では、以前の Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されているフラッシュ メモリ カードに、新しいフラッシュ メモリ カードから更新済みの Cisco IOS ソフトウェア イメージをコピーします。この例では、次のファイル名を使用します。

image.new -- 新しいフラッシュ メモリ上の新しいイメージ

image.old -- PCMCIA スロット 0 に搭載されている古いフラッシュ メモリ カード上の古いイメージ

image.boot -- フラッシュ メモリ SIMM に保存されている起動可能な Cisco IOS ソフトウェア イメージ(ほかに使用できる起動可能イメージがない場合、デフォルトとしてこのイメージを使用してシステムが起動されます)。

この手順では、スロット 0 の以前のフラッシュ メモリ カードに、新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージと以前のイメージの両方が収まるだけの容量があるものとします。以前のフラッシュ メモリ カードに両方のイメージを収めるだけの容量がない場合は、 delete コマンドで以前のフラッシュ メモリ カードからファイルを削除します。ただし、 image.old ファイルは削除 しないでください 。ファイルを削除したあと、 squeeze コマンドを使用して、以前のフラッシュ メモリから削除ファイルを永久に消去します。 squeeze コマンドについては、「フラッシュ メモリのコンソール コマンド」を参照してください。

ファイルを削除して squeeze コマンドを使用しても、まだ 2 つのファイルがスロット 0 のフラッシュ メモリ カードに収まらない場合は、このカードを取り外し、静電気防止用袋に入れて、安全な場所に保存します。スロット 0 に、 image.new が保存されているフラッシュ メモリ カードを搭載します。次のステップ 5 の手順で、 boot system flash slot0:image.new コマンドを入力し、新しいデフォルトの Cisco IOS ソフトウェア起動イメージとして image.new ファイルを指定します。

フラッシュ メモリ カード間で起動可能な Cisco IOS ソフトウェア イメージをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータを起動します。この例では、 image.boot というファイルがデフォルトのブート イメージです。

ステップ 2 enable コマンドを入力し、特権 EXEC モードを開始します。

Router> enable
Password: <password>
Router#
 

ステップ 3 スロット 1 に新しいフラッシュ メモリ カードを搭載します。

ステップ 4 次のコマンドを入力し、スロット 1 の image.new ファイルを PCMCIA スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにコピーします。


) この手順は、スロット 0 のフラッシュ メモリ カードに、新しいイメージとフラッシュ メモリ カード上にすでに存在する以前のイメージを両方とも保持できるだけのスペースがある場合にかぎり、使用してください。


Router# copy slot1:image.new slot0:image.new
 

このコマンドを次の形式で入力した場合も、同じ結果が得られます。

Router# copy slot1:image.new slot0:
 

ステップ 5 次のコマンドを入力し、スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにある image.new というファイルを起動用の新しいデフォルト システム イメージとして指定します。

Router# configure terminal
Router(config)# no boot system
Router(config)# boot system flash slot0:image.new
Ctrl-Z
Router# copy running-config startup-config
Router# reload
 


 

システムのリロード時に、スロット 0 のフラッシュ メモリ カードから image.new ファイルが起動されます。

RP メモリおよびフラッシュ メモリ カード間でのファイル コピー

コンフィギュレーション ファイルを一時的に保存しておくことのできる TFTP サーバにアクセスできない場合、PCMCIA スロット 0 またはスロット 1 に搭載したフラッシュ メモリ カードに、コンフィギュレーション ファイルをコピーする必要があります。そうすることによって、コンフィギュレーション ファイルをいつでも NVRAM に戻すことができます。コピーできるのは、(NVRAM から)スタートアップ コンフィギュレーション ファイル、または(DRAM から)実行コンフィギュレーション ファイルのどちらかです。

ここで説明する手順に従って、まず、NVRAM または DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーし、そのあとで、フラッシュ メモリ カードから NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーして戻します。

「RP の NVRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合」

「RP の DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合」

「フラッシュ メモリ カードから RP の NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合」


) DRAM にファイルを直接コピーすることはできません。


RP の NVRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

コピー手順として、 copy startup-config [ slot0: | slot1: ] filename コマンドを使用します。この場合、 startup-config はファイルの保存場所(NVRAM)、[ slot0: | slot1: ]はフラッシュ メモリ カード スロットのいずれか 1 つ、 filename はコピーするコンフィギュレーション ファイルの名前です。環境変数 CONFIG_FILE は、NVRAM(システム デフォルト)を示さなければなりません。

RP の NVRAM からスロット 0 のフラッシュ メモリ カードに、次の手順で、 myfile2 という名前のコンフィギュレーション ファイルをコピーします。


ステップ 1 特権 EXEC モード プロンプトに show bootvar コマンドを入力し、環境変数 CONFIG_FILE の現在の設定を表示します。

Router# show bootvar
.
.
.
CONFIG_FILE variable =
Current CONFIG_FILE variable =
.
.
.
Router#
 

この例で、CONFIG_FILE 変数ステートメントのあとに何も表示されていないのは、環境変数が NVRAM(システム デフォルト)を指していることを意味します。

ステップ 2 コピー操作を開始するには、特権 EXEC モードのプロンプトに、次の形式で copy コマンドを入力します。

copy startup-config [slot0: | slot1:]filename
 

この場合

 

startup-config

コピーするファイルの保存場所(NVRAM)を指定します。

[ slot0: | slot1: ] filename

ファイルのコピー先(フラッシュ メモリ カードのスロット番号)と新しいファイルの名前を指定します。

次に、 copy startup-config slot0: filename コマンドの例を示します。

Router# copy startup-config slot0:myfile2
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Router#
 

この例では、ソース ファイルを宛先デバイスにダウンロードしている間、感嘆符( ! )が表示されています。 CCCCC は、ダウンロード プロセスで CRC が計算されていることを表します。CRC によって、ファイルが PCMCIA スロット 0 に搭載されているフラッシュ メモリ カード、すなわち指定された宛先デバイスに正しくダウンロードされたかどうかを検証します。

次の、「RP の DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合」で説明するとおり、(DRAM にある)実行コンフィギュレーションをフラッシュ メモリ カードにコピーすることもできます。

ステップ 3 スロット 0 のフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルが正しくコピーされたことを確認するために、 dir コマンドを入力します。

Router# dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
1 5200084 May 10 2002 19:24:12 gsr-p-mz.112-8
3 1215 May 10 2002 20:30:52 myfile1
4 6176844 May 10 2002 23:04:10 gsr-p-mz.112-8.1
5 1186 May 10 2002 16:56:50 myfile2
 
9197156 bytes available (11381148 bytes used)
Router#
 


 

RP の DRAM からフラッシュ メモリ カードにコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

DRAM からフラッシュ メモリ カードに実行コンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 DRAM からフラッシュ メモリ カードに実行コンフィギュレーション ファイルをコピーするコマンドを入力します。このコマンドの形式は、次のとおりです。

copy running-config [slot0:|slot1:]filename
 

この場合

 

running-config

ファイルのコピー元 DRAM を指定します。

[ slot0: | slot1: ] filename

コンフィギュレーション ファイルのコピー先(スロット 0 またはスロット 1 に搭載されたフラッシュ メモリ カード)と新しいファイルの名前を指定します。

次に、 copy running-config slot0: filename コマンドの例を示します。

Router# copy running-config slot0:myfile2
20575008 bytes available on device slot0, proceed? [confirm]
Address or name of remote host [1.1.1.1]?
Loading new.image from 1.1.1.1 (via Ethernet0):
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!![OK - 7799951/15599616 bytes]
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
Router#
 

この例では、ソース ファイルを宛先デバイスにダウンロードしている間、感嘆符( ! )が表示されています。 CCCCC は、ダウンロード プロセスで CRC が計算されていることを表します。CRC によって、ファイルが PCMCIA スロット 0 に搭載されているフラッシュ メモリ カード、すなわち指定された宛先デバイスに正しくダウンロードされたかどうかを検証します。

ステップ 2 ファイルが正しくコピーされたかどうかを確認するために、特権 EXEC モード プロンプトに dir コマンドを入力します。

Router# dir slot0:
-#- -length- -----date/time------ name
1 5200084 May 10 2002 19:24:12 gsr-p-mz.112-8
3 1215 May 10 2002 20:30:52 myfile1
4 6176844 May 10 2002 23:04:10 gsr-p-mz.112-8.1
5 1186 May 10 2002 16:56:50 myfile2
 
9197156 bytes available (11381148 bytes used)
Router#
 


 

フラッシュ メモリ カードから RP の NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーする場合

PCMCIA スロット 0 またはスロット 1 のフラッシュ メモリ カードから NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 フラッシュ メモリ カードから NVRAM にコンフィギュレーション ファイルをコピーするコマンドを入力します。このコマンドの形式は、次のとおりです。

copy [slot0:|slot1:]filename startup-config
 

この場合

 

[ slot0: | slot1: ] filename

コピーするコンフィギュレーション ファイルの保存先(PCMCIA スロット 0 またはスロット 1 のフラッシュ メモリ カード)と新しいファイルの名前を指定します。

startup-config

ファイルのコピー先(NVRAM)を指定します。

コピー操作を開始するには、特権 EXEC モードのプロンプトに、次のコマンドを入力します。

Router# copy slot0:myfile startup-config
[ok]
Router#
 

ステップ 2 次のコマンドを使用して、NVRAM に保存されたスタートアップ コンフィギュレーション ファイルが、システムのデフォルト実行コンフィギュレーション ファイルになるようにします。

Router# copy startup-config running-config
Router#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from memory by console
Router#
 


 

フラッシュ メモリ カード上のロックされたブロック

フラッシュ メモリ カード上でブロックがロックされるのは、電源が切断された場合、または書き込み操作または消去作業中に RP の PCMCIA スロットからフラッシュ メモリ カードが取り外された場合です。

フラッシュ メモリのブロックがロックされると、書き込みも消去もできなくなります。何度繰り返しても、ブロックされた位置でエラーになります。フラッシュ メモリ カードのロックされたブロックを回復する唯一の方法は、 format コマンドを使用して、フラッシュ メモリ カードを再フォーマットすることです。


注意 フラッシュ メモリ カードをフォーマットすると、カードの既存データがすべて失われます。

詳細情報の入手先

ルータの動作が不完全な場合は、追加の設定作業が必要になることがあります。ルータおよびルータ インターフェイスの詳細な設定手順については、次に紹介するマニュアルを参照してください。

ルータを稼働させる Cisco IOS ソフトウェアには、豊富な機能が備わっています。Cisco IOS ソフトウェアおよびルータの一般的なインストレーション/メンテナンス情報については、次の資料を利用してください。

Cisco IOS ソフトウェアの設定およびサポート

Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットに含まれている、モジュラ式のコンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスは、シスコのハードウェアにインストールされている Cisco IOS ソフトウェア リリースと対応しています。また、ルータ上で使用している Cisco IOS ソフトウェア バージョンに対応した Cisco IOS ソフトウェア リリース ノートも参照してください。

Cisco IOS ソフトウェアのマニュアル、ハードウェアのインストレーションおよびメンテナンス マニュアルは、WWW 上の URL、 http://www.cisco.com
http://www.cisco.com/jp http://www-china.cisco.com 、または
http://www-europe.cisco.com から入手できます。

適合規格および安全性については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Routers 』(Text Part Number 78-4347-xx)を参照してください。

ラインカードの詳細については、ラインカードに付属のインストレーション コンフィギュレーション ノートを参照してください。

GRP の詳細については、GRP に付属の『 Gigabit Route Processor (GRP)
Installation and Configuration
』(Text Part Number: 78-4339-xx)を参照してください。

PRP の詳細については、PRP に付属の『 Performance Route Processor (PRP) Installation and Configuration 』(Text Part Number 78-13302-xx)を参照してください。