Cisco 12010/12410/12810 ルータ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
ルータのメンテナンス
ルータのメンテナンス
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

ルータのメンテナンス

前提条件と準備

ルータの電源切断

オリジナル Cisco 12010 シリーズ ルータの前面カバーおよびベゼル エクステンダの取り外しと取り付け

前面カバーの取り外し

前面カバーの取り付け

前面カバーへのベゼル エクステンダの取り付け

エアー フィルタ ドア前面カバーの取り外しおよび取り付け

Cisco 12010 拡張シリーズ ルータの前面扉の取り外しおよび取り付け

シャーシ エアー フィルタの清掃または交換

オリジナル シリーズ シャーシ エアー フィルタの清掃または交換

拡張シリーズ シャーシ エアー フィルタの清掃または交換

ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付け

ブロワー モジュール取り付けのトラブルシューティング

AC および DC の電源サブシステム コンポーネントの取り外しおよび取り付け

取り付けに関する注意事項

電源モジュールおよび PDU の互換性

アップグレード キットの取り付け

AC PEM の取り外しおよび取り付け

AC 電源モジュールの取り付けのトラブルシューティング

AC PDU の取り外しおよび取り付け

DC PEM の取り外しおよび取り付け

2400 W DC PEM の取り付けのトラブルシューティング

2800 W DC PEM の取り付けのトラブルシューティング

DC PDU の取り外しおよび取り付け

シャーシからのカードの取り外しおよび取り付け

ラインカード/RP カード ケージからのカードの取り外しおよび取り付け

スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからのカードの取り外しおよび取り付け

Cisco 12410 ルータのスイッチ ファブリックのアップグレード

スイッチ ファブリックのアップグレード要件

スイッチ ファブリックのアップグレード手順

シャーシの取り外しおよび取り付け

装置ラックからのシャーシの取り外し

装置ラックへの交換用シャーシの設置

障害があるシャーシの輸送用梱包

ルータのメンテナンス

ルータは注文どおりに装備されており、出荷時に設置と起動の準備が整っています。また、ネットワーキングに関する要件の変化によって、コンポーネントを追加または変更してシステムを拡張しなければならない場合があります。この章では、ルータ コンポーネントのメンテナンス方法について説明します。

ルータのメンテナンス手順の内容は、次のとおりです。

「ルータの電源切断」

「オリジナル Cisco 12010 シリーズ ルータの前面カバーおよびベゼル エクステンダの取り外しと取り付け」

「Cisco 12010 拡張シリーズ ルータの前面扉の取り外しおよび取り付け」

「シャーシ エアー フィルタの清掃または交換」

「ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付け」

「AC および DC の電源サブシステム コンポーネントの取り外しおよび取り付け」

「シャーシからのカードの取り外しおよび取り付け」

「Cisco 12410 ルータのスイッチ ファブリックのアップグレード」

「シャーシの取り外しおよび取り付け」

前提条件と準備

この章で説明する手順を実行する前に、以下を行ってください。

「安全に関する注意事項」を確認する。

「準拠規格および安全性について」で説明した安全と静電気放電防止のガイドラインを読む。

手順を始める前に、必要な工具と機器をすべて揃える。

設置中に次のマニュアルを利用する。

ルータに付属の『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Routers 』(PN 78-4347-xx)

ルータの電源切断

Cisco 12010/12410/12810 シリーズ ルータの FRU の多くは、システムの稼働中に取り外しおよび取り付けを行うことができます。これは、活性挿抜(online insertion and removal; OIR)と呼ばれる機能です。電源モジュール、ラインカード、Route Processor(RP; ルート プロセッサ)、Clock and Scheduler Card(CSC; クロック スケジューラ カード)、Switch Fabric Card(SFC; スイッチ ファブリック カード)、およびアラーム カードは、すべて OIR をサポートしています。この章で説明するメンテナンス作業は、特に明記しないかぎり、電源を入れたままで行うことができます。

両方の電源モジュールおよび PDU をアップグレードするなどの一部の状況では、ルータの電源を切らなければならない場合があります。ルータの電源を切るには、次の手順を実行します。


ステップ 1 各電源モジュールの電源スイッチをオフ(0)の位置に設定します。

ステップ 2 電源モジュールに接続しているすべての入力電源の回路ブレーカーをオフにします。

ステップ 3 各電源モジュールの Pwr OK インジケータが消灯していることを確認します。

ステップ 4 ブロワー モジュールの OK インジケータが消灯していることを確認します。


 

オリジナル Cisco 12010 シリーズ ルータの前面カバーおよびベゼル エクステンダの取り外しと取り付け

前面カバーは、シャーシ前面のクリップにボール スタッドを挿入してシャーシに固定されています。この前面カバーをスナップ式前面カバーといいます。

エアー フィルタ ドアの前面カバーの一部は、エアー フィルタ ドアの裏から差し込んだ 4 本のネジにより、エアー フィルタ ドアに固定されています。この前面カバーの一部をエアー フィルタ ドア前面カバーといいます。


) 近年リリースされているルータには、ラインカード/RP カード ケージの前面カバー(ベゼル)にベゼル エクステンダが搭載されており、カバーを通常より 2 インチ(50.8 mm)外に出すことでケーブルのスペースを増やすことができます。シャーシにこのような拡張装備がなく、購入を希望される場合は、代理店にお問い合わせください(ベゼル エクステンダを設置する場合は、「前面カバーへのベゼル エクステンダの取り付け」を参照してください)。


前面カバーの取り外し

前面カバーは、ボール スタッドがシャーシのクリップにはめ込まれて取り付けられています。図 7-1を参照して次の手順を実行し、スナップ式前面カバーを取り外してください。


ステップ 1 ブロワー モジュールの前面カバーの両端をつかみ、まっすぐ手前に引いて、シャーシ前面から前面カバーを外します。

ステップ 2 RP/ラインカード ケージの前面カバーにステップ 1 を繰り返します。


 

前面カバーの取り付け

図 7-1を参照して次の手順を実行し、前面カバーを取り付けてください。


ステップ 1 前面カバーの両端を持ち、シャーシ前面にあるボール スタッド クリップにボール スタッドを合わせます。

ステップ 2 前面カバーをボール スタッド クリップに挿入し、前面カバーをシャーシ前面に重ねます。

ステップ 3 残りの前面カバーにステップ 1 およびステップ 2 を繰り返します。


 

図 7-1 前面カバーの取り外しと取り付け

 

前面カバーへのベゼル エクステンダの取り付け

カード ケージの前面カバーにベゼル エクステンダを取り付けるには、次の手順を実行します。


ステップ 1 「前面カバーの取り外し」で説明したように、ラインカード/RPカード ケージの前面カバーをシャーシから取り外します。

ステップ 2 前面カバーから 4 つのボール スタッドを取り外します(図 7-2の項目 3)。

ステップ 3 4 つのボール スタッドをベゼル エクステンダ(各ベゼル エクステンダに2つのボール スタッドが必要)のネジ切り穴に挿入し、レンチを使用して固定します。


注意 ボール スタッドをきつく締めすぎないでください。ボール スタッドをきつく締めすぎると、ベゼル エクステンダのネジ切り穴を傷めることがあります。

ステップ 4 前面カバーにベゼル エクステンダを取り付けます。

a. 前面カバーの内側に向かって左側のベゼル エクステンダ(図 7-2の項目 4)のネジ穴を、前面カバーの取り付けネジ穴に揃えます。


) 前面カバーに挿入するネジ穴が両方とも揃わない場合、間違ったベゼル エクステンダを使用しています。もう一方のベゼル エクステンダを使用してみてください。


b. 取り付けネジ(図 7-2の項目 2)を使用し、ベゼル エクステンダを前面カバーに固定します。


注意 ネジをきつく締めすぎないでください。ネジをきつく締めすぎると、前面カバーのネジ切り穴を傷める可能性があります。

c. 手順 a および b を繰り返し、右側ベゼル エクステンダ(図 7-2の項目 5)を前面カバーの裏側に固定します。

図 7-2 前面カバーへのベゼル エクステンダの取り付け

 

 

1

ラインカード/RPカード ケージ前面カバー(ベゼル)

4

左側ベゼル エクステンダ

2

取り付けネジ

5

右側ベゼル エクステンダ

3

ボール スタッド

-

-

ステップ 5 前面カバーの両端を持ち、シャーシ前面にあるボール スタッド クリップにボール スタッドを合わせます(図 7-3)。

図 7-3 ベゼル エクステンダ付き前面カバーの取り付け

 

ステップ 6 前面カバーをボール スタッド クリップに挿入し、前面カバーをシャーシ前面に重ねます。


 

エアー フィルタ ドア前面カバーの取り外しおよび取り付け

エアー フィルタ ドアの前面カバーを取り外して交換するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 エアー フィルタ ドアの両側の非脱落型ネジを緩めて、スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからドアを開けます。

図 7-4 エアー フィルタ ドアの開け方

 


注意 エアー フィルタ ドアの裏側、およびスイッチ ファブリック/アラーム カード ケージの内側にあるハニカム スクリーンを損傷しないように、特に注意してください。ハニカム スクリーンが損傷を受けると、エアーフローが制限されて過熱状態になり、EMI 性能が低下します。

ステップ 2 前面カバーの一部をエアー フィルタ ドアに固定している 4 本のネジを各コーナーから取り外します(図 7-5)。

作業の妨げにならない場所にネジを置きます。交換用前面カバーを取り付けるとき、これらのネジが必要になります。

図 7-5 エアー フィルタ ドア前面カバーの取り外し

 

ステップ 3 交換用の前面カバーの外側の端を持ち、カバーのネジ穴をエアー フィルタ ドアの穴に合わせます。

ステップ 4 ステップ 2 で取り外した 4 本のネジを使用し、全面カバーをエアー フィルタ ドアに固定します。


注意 ネジをきつく締めすぎないでください。ネジをきつく締めすぎると、エアー フィルタ ドアのネジ切り穴を傷める可能性があります。

ステップ 5 エアー フィルタ ドアを閉じて非脱落型ネジを締めます。


注意 ドアを位置合わせして装着する際、ドアの EMI 防止ガスケットを損傷しないように注意してください。適正な EMI 性能を維持するため、エアー フィルタ ドアは常に閉じて固定しておく必要があります。


 

Cisco 12010 拡張シリーズ ルータの前面扉の取り外しおよび取り付け

Cisco 12010 拡張シリーズ ルータには、新しい 1 枚の前面扉が付いています。ルータは、シャーシの左側にドアの蝶番が取り付けられた状態で出荷されるので、ドアは右から左に開きます。ここでは、蝶番を反対側に取り付けて、前面扉が左から右に開くようにする方法について説明します。

蝶番の位置を変更するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 右側ラッチ ボタンを押して前面扉を開けます(図 7-6)。

図 7-6 前面扉を開ける

 

 

1

前面扉のラッチ

ステップ 2 上下のヒンジ ピンを持ち上げてシャーシから前面扉を取り外します(図 7-7)。


注意 前面扉をしっかりと持ち、シャーシから外したときに落とさないように注意してください。

ステップ 3 シャーシのヒンジ ブラケットにヒンジ ピンを再び取り付けます。

図 7-7 ヒンジ ピンの取り外しと取り付け

 

ステップ 4 図 7-8のように、緩衝器およびピボット ブロックをドアから取り外します。

図 7-8 緩衝器およびピボット ブロックの取り外し

 

 

1

緩衝器

2

ピボット ブロック

ステップ 5 前面扉の反対側にハードウェアを再び取り付けます。

a. 左側にピボット ブロックを取り付けて、きちんと合うまでネジを締めます。

b. 右側に緩衝器を取り付けて、きちんと合うまでネジを締めます。

ステップ 6 次のように前面扉をシャーシに取り付けます。

a. シャーシの右側の蝶番からヒンジ ピンを取り外します。

b. 前面扉のピボット ブロックをシャーシ右側の蝶番に合わせて、ヒンジ ピンを取り付けてドアを固定します(図 7-7を参照)。

c. ラッチ ボタンを押してシャーシのヒンジ ピンにドア ラッチをかみ合わせ、前面扉を閉じます。


 

シャーシ エアー フィルタの清掃または交換

Cisco 12010/12410/12810 シリーズ ルータには、埃がルータに引き込まれないようにするための、ユーザが保守できるエアー フィルタが装備されています。月に 1 回(埃が多い環境ではそれより多く)エアー フィルタを点検し、損傷していないか、および埃が溜まっていないかを調べてください。


注意 エアー フィルタが損傷していると、通気が制限され、ルータが過熱して EMI 防止機能が低下することがあります。フィルタの清掃と交換は注意して行ってください。

オリジナル シリーズ ルータおよび拡張シリーズ ルータでエアー フィルタを交換する方法について、次の手順で説明します。

「オリジナル シリーズ シャーシ エアー フィルタの清掃または交換」

「拡張シリーズ シャーシ エアー フィルタの清掃または交換」

オリジナル シリーズ シャーシ エアー フィルタの清掃または交換

オリジナル シリーズのエアー フィルタの清掃または交換を行うには、次の手順を実行します。


ステップ 1 エアー フィルタ ドアの両側の非脱落型ネジを緩め、ドアを開けます(図 7-9)。

図 7-9 シャーシ エアー フィルタ ドアの開け方

 

ステップ 2 エアー フィルタを押し上げてドアから取り外します(図 7-10)。


注意 エアー フィルタ ドアの裏側、およびファブリック カード ケージの内側にあるハニカム スクリーンを損傷しないように注意してください。ハニカム スクリーンを損傷すると、通気が制限されて過熱し、EMI 防止機能が影響されることがあります。


) エアー フィルタの上部に小さいつまみが付いている場合は、これを使用してエアー フィルタをドアから引き出すことができます。


図 7-10 シャーシ エアー フィルタの取り外し

 

ステップ 3 エアー フィルタの状態を目で確認し、エアー フィルタを清掃するか新しいフィルタに交換するかを判断します。

汚れている ― フィルタを掃除機で清掃するか交換します。


注意 シャーシに取り付けられているエアー フィルタを掃除機で清掃しないでください。清掃する前に、エアー フィルタを完全に取り外し、汚れがルータに引き込まれないようにする必要があります。

磨耗しているか破れている ― フィルタが磨耗しているか破れている場合は、適切に廃棄して新しいフィルタ(ACS-GSR10-FLTR=)を取り付けます。

ステップ 4 新しいエアー フィルタまたは清掃したエアー フィルタをエアー フィルタ ドアに挿入します。

エアー フィルタ背面の固定金具は、スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージに向いている必要があります。

ステップ 5 エアー フィルタ ドアを閉じて非脱落型ネジを締めます。


注意 ドアを位置合わせして装着する際、ドアの EMI 防止ガスケットを損傷しないように注意してください。適正な EMI 性能を維持するため、エアー フィルタ ドアは常に閉じて固定しておく必要があります。


 

拡張シリーズ シャーシ エアー フィルタの清掃または交換

拡張シリーズのエアー フィルタの清掃または交換を行うには、次の手順を実行します。


ステップ 1 エアー フィルタ ドアの両側の非脱落型ネジを緩め、ドアを開けます(図 7-11)。

図 7-11 シャーシ エアー フィルタ ドアの開け方

 

ステップ 2 エアー フィルタをスライドさせてドアから取り外します(図 7-12)。

図 7-12 シャーシ エアー フィルタの取り外し

 

ステップ 3 エアー フィルタの状態を目で確認し、エアー フィルタを清掃するか新しいフィルタに交換するかを判断します。

汚れている ― フィルタを掃除機で清掃するか交換します。


注意 シャーシに取り付けられているエアー フィルタを掃除機で清掃しないでください。清掃する前に、エアー フィルタを完全に取り外し、汚れがルータに引き込まれないようにする必要があります。

磨耗しているか破れている ― フィルタが磨耗しているか破れている場合は、適切に廃棄して新しいフィルタ(12000/10-FILTER=)を取り付けます。

ステップ 4 新しいエアー フィルタまたは清掃したエアー フィルタをエアー フィルタ ドアに挿入します(ハニカム側が下)。

ステップ 5 エアー フィルタ ドアを閉じて非脱落型ネジを締めます(図 7-11を参照)。


注意 ドアを位置合わせして装着する際、ドアの EMI 防止ガスケットを損傷しないように注意してください。適正な EMI 性能を維持するため、エアー フィルタ ドアは常に閉じて固定しておく必要があります。


 

ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付け

この手順の図は、Cisco 12010/12410/12810 シリーズ ルータの元の容量のブロワー モジュールおよび新しい拡張容量のブロワー モジュールの両方を表します。システムによっては、図のブロワー モジュールがシャーシのブロワー モジュールと 多少は 異なることがありますが、取り外し手順および交換手順は実質的には同じです。

現在、Cisco 12010/12410/12810 シリーズ ルータには、オリジナル システムに付属のブロワー、および現行システムに付属の拡張容量ブロワーの 2 種類のブロワー モジュールが使用されています。

交換中のブロワー モジュールにより、次のように作業してください。

オリジナル ブロワー モジュール(GSR10-BLOWER=) ― オリジナル ブロワー モジュール または 拡張容量ブロワー モジュールを交換部品として使用します。

拡張容量ブロワー モジュール(12000/10/16-BLWER=) ― 拡張容量ブロワー モジュールを交換部品として使用します。


) 電源モジュール アップグレード キット(2800 W PEM)を使用してルータをアップグレードし、システムが NEBS の拡大温度範囲要件を満たす必要がある場合は、拡張容量ブロワー モジュール(12000/10/16-BLWER=)を取り付けてこの要件を満たす必要があります。


ブロワー モジュールの取り外しおよび交換を行うには、次の手順を実行します。


ステップ 1 次のようにブロワー モジュールをシャーシから取り外します(図 7-13)。

a. ブロワー モジュールの両側の非脱落型ネジを緩めます。

b. ブロワー モジュールをモジュール ベイから半分ほど引き出します。

c. 片手でブロワー モジュールを支えながら、ブロワー モジュールをモジュール ベイから完全に引き出します。


警告 ブロワー モジュールの重量は、約 20 ポンド(9 kg)です。ブロワー モジュールは、必ず両手で取り扱うようにしてください。


図 7-13 ブロワー モジュールの取り外し

 

ステップ 2 次のように新しいブロワー モジュールをシャーシに取り付けます(図 7-14)。

a. ブロワー モジュールを両手で持ち上げ、モジュール ベイの半分ほどまで挿入します。

b. モジュール ベイ背面のバックプレーン コネクタに装着されるまで、ブロワー モジュールをシャーシにゆっくりと押し込みます。


注意 コネクタの損傷を防ぐため、ブロワー モジュールをシャーシに挿入するときには、力を入れすぎないように注意してください。

c. ブロワー モジュールの非脱落型ネジを締め、シャーシに固定します。

ブロワー モジュールの前面にあるグリーンの OK ステータス インジケータが点灯します。OK インジケータが点灯しない場合は、「ブロワー モジュール取り付けのトラブルシューティング」を参照してください。

図 7-14 ブロワー モジュールの取り付け

 


 

ブロワー モジュール取り付けのトラブルシューティング

取り付け後にブロワー モジュールが適切に動作しない場合は、次の手順を実行してブロワー モジュールをトラブルシューティングします。


ステップ 1 ルータの電源が入っていて、すべての電源コードが適切に接続されていることを確認します。

ステップ 2 非脱落型ネジを緩めて、ブロワー モジュールをシャーシに再装着します。

非脱落型ネジを再度締めて、バックプレーン コネクタにブロワー モジュールを適切に装着します。

ステップ 3 ブロワー モジュールのステータス インジケータを確認します。

OK(グリーン) ― ブロワー モジュールが正常に動作していることを示します。このインジケータは、ブロワー モジュールを取り付けて、ブロワー モジュールがバックプレーン コネクタから電力を受けるとすぐに点灯します。

インジケータが点灯するけれども、ブロワー モジュールを何回装着してもブロワー モジュールのファンが動作しない場合は、スペアと交換してください。

スペアのブロワー モジュールも動作しない場合は、ルータの電源を切ってシスコのサービス担当者に連絡してください。

Fail(レッド) ― 正常な動作中、このインジケータは消灯したままになります。この LED が点灯する場合、ブロワー モジュールでファン障害またはその他の障害が検出されています。

インジケータが点灯するけれども、ブロワー モジュールを何回装着してもブロワー モジュールのファンが動作しない場合は、スペアと交換してください。

スペアのブロワー モジュールも動作しない場合は、ルータの電源を切ってシスコのサービス担当者に連絡してください。


 

AC および DC の電源サブシステム コンポーネントの取り外しおよび取り付け

ここでは、Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータで使用する AC および DC の電源システムの取り外し手順と交換手順について説明します。アップグレード キットを注文した場合は、これと同じ手順を実行してすべての電源システム コンポーネントをアップグレードします。

この手順の図は、Cisco 12010/12410/12810 シリーズ ルータに付属のオリジナルおよびアップグレードの両方の電源モジュールと PDU を示しています。システムによっては、コンポーネントがシャーシのコンポーネントと 異なることがありますが 、取り外し手順および交換手順は実質的には同じです。必要に応じて複数の図により、オリジナル モデルと新しいモデルを示します。

電源モジュールの取り外しと取り付けには、次の工具と機器が必要です。

No. 1 プラス ドライバ

3/16 インチ マイナス ドライバ

静電気防止用リスト ストラップ

取り付けに関する注意事項

Cisco 12010/12410/12810 シリーズ ルータでは、活性挿抜がサポートされています。リダンダント電源を交換する場合、システムの電源が入っている間に電源モジュールの取り外しおよび取り付けを行っても、電気的な事故またはシステムの損傷は発生しません。この機能により、電源モジュールの交換中でも、システムはすべてのルーティング情報を維持し、セッションは保護されます。

ただし、冗長性や適切な冷却を維持して、さらに EMI 規格にも準拠させるには、両方の電源モジュールを取り付ける必要があります。ルータの稼働中に故障した電源モジュールを取り外す場合は、可能な限り迅速に交換してください。また、取り外し/取り付け作業を実行する前に、工具および交換用の電源モジュールの準備ができていることを確認してください。

電源モジュールおよび PDU の互換性

Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータは、AC 電源システムまたは DC 電源システムで使用できます。現在このシステムには、次の 2 種類の電源モジュールが使用されています。

オリジナル電源モジュール(定格 2400 W) ― オリジナル システムとともに出荷

拡張容量電源モジュール(定格 2800 W) ― 現行システムとともに出荷

どちらの電源モジュールも、取り外し手順と交換手順は同じです。種類が異なる電源モジュールは、容量と物理的な違いがあるため、シャーシに混在させることはできません。電源モジュールは PEM とも呼ばれます。

拡張容量 2800 W PEM では、新しい PDU にアップグレードする必要もあります。オリジナル PDU を使用して拡張容量 PEM を取り付けることはできません。オリジナル PEM を拡張 PEM に交換する場合は、PEM および PDU の両方を交換する必要があります。

取り付けまたは交換を行う前に、システムの電源モジュールおよび関連 PDU を確認してください( 表7-1 )。

 

表7-1 オリジナル コンポーネントおよび交換コンポーネント

オリジナル コンポーネント
交換コンポーネント

AC PDU(GSR10-AC-PDU=)

オリジナルの 2400 W AC 電源モジュールのみと互換性があります。

AC PDU GSR10-AC-PDU-B=

新しい 2800 W AC 電源モジュールで必須

AC PEM(PWR-GSR10-AC=)

オリジナルの 2400 W 電源モジュールの交換のみに使用。すべての電源モジュールを 2400 W にする必要があります。新しい 2800 W 電源モジュールを混在させないでください。

AC PEM(PWR-GSR10-AC-B=)

既存の電源モジュールの交換に使用。すべての電源モジュールを 2800 W にする必要があります。古い 2400 W 電源モジュールを混在させないでください。

2400 W 電源モジュールを新しい 2800 W 電源モジュールにアップグレードする場合は、新しい AC PDU
(PWR-GSR10-AC-B=)にもアップグレードする必要があります。

DC PEM(PWR-GSR10-DC=、PWR-GSR10-DC-B=)

オリジナルの 2400 W 電源モジュールの交換のみに使用。新しい 2800 W 電源モジュールと混在させないでください。

DC PEM(12000/10-DC-PEM=)

既存の電源モジュールの交換に使用。すべての電源モジュールを 2800 W にする必要があります。古い 2400 W 電源モジュールを混在させないでください。

2400 W 電源モジュールを新しい 2800 W 電源モジュールにアップグレードする場合は、新しい DC PDU
(12000/10-DC-PDU=)にもアップグレードする必要があります。

DC PDU(GSR10-DC-PDU=、GSR10-DC-PDU-B=)

オリジナルの 2400 W DC 電源モジュールのみと互換性があります。

DC PDU(12000/10-DC-PDU=)

新しい 2800 W DC 電源モジュールで必須

DC PDU カバー(GSR10-LUGCVR=)

オリジナルの 2400 W DC 電源モジュールのみと互換性があります。

DC PDU カバー(12000/10-LUGCVR=)

新しい 2800 W DC 電源モジュールで必須

DC トラフ(GSR10-TROUGH-DC=)

オリジナルの 2400 W DC 電源モジュールのみと互換性があります。

DC トラフ(12000/10-DC-TRUGH=)

新しい 2800 W DC 電源モジュールで必須

アップグレード キットの取り付け

電源システム アップグレード キットを取り付ける場合は、次のコンポーネントを交換する必要があります。

AC 電源アップグレード(12000/10-AC-UP=)

両方の電源モジュール(AC PEM の取り外しおよび取り付け

両方の PDU(AC PDU の取り外しおよび取り付け

DC 電源アップグレード(12000/10-DC-UP=)

両方の電源モジュール(DC PEM の取り外しおよび取り付け

両方の PDU、ラグ カバー、DC トラフ(DC PDU の取り外しおよび取り付け


) NEBS の拡大温度範囲要件を満たすには、ブロワーのアップグレード(電源アップグレード キットには含まれていない)も必要です。ブロワー アップグレード(12000/10/16-BLWER=)を注文するには、シスコの担当者に連絡してください。


AC PEM の取り外しおよび取り付け

ここでは、AC PEM をシャーシから取り外して交換する手順について説明します。

図 7-15は、AC PEM のコンポーネントを示しています。

図 7-15 AC PEM のコンポーネント

 

 

1

ステータス インジケータ

3

イジェクト レバー

2

ハンドル

4

電源オン/オフ スイッチ(ON/1 の位置で図示)

AC PEM の取り外しおよび交換を行うには、次の手順を実行します。


注意 種類が異なる電源モジュールをシャーシ内に混在させることはできません。オリジナル システムの 2400 W 電源モジュールを新しい 2800 W 電源モジュールに交換する場合は、両方の電源モジュールおよび PDU を交換する必要があります(表7-1を参照)。アップグレードするには、ルータの電源をオフにする必要があります。アップグレード中にすべてのルーティング トラフィックが停止することを関係者に通知してください。


ステップ 1 電源スイッチをオフ(0)の位置に設定します。

ステップ 2 電源モジュールのコードを AC コンセントから引き抜きます。

ステップ 3 その AC コンセントに割り当てられている回路ブレーカーの電源をオフにします。

ステップ 4 次のように、シャーシから PEM を取り外します(図 7-16)。

a. イジェクト レバーの非脱落型ネジを緩めます。

b. レバーを下げて PEM をベイから押し出します。

c. 片手で電源モジュールを支えながら、電源モジュールをベイから引き出します。


警告 電源モジュールの重量は約 20 ポンド(9 kg)あります。電源モジュールは、必ず両手で取り外してください。


図 7-16 AC 電源モジュールの取り外し

 

ステップ 5 次のように、新しい電源モジュールを取り付けます(図 7-17)。

a. バックプレーン コネクタに装着されるまで、電源モジュールをベイに挿入します。

b. イジェクト レバーを上げて非脱落型ネジを締め、バックプレーン コネクタに電源モジュールを固定します。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、電源モジュールをシャーシに挿入するときには、力を入れすぎないように注意してください。

図 7-17 AC 電源モジュールの取り付け

 

ステップ 6 AC コンセントの回路ブレーカーの電源をオンにします。

ステップ 7 電源モジュールのケーブルを AC コンセントに接続します。

ステップ 8 電源スイッチをオン(1)の位置に設定します。

電源モジュール前面のグリーンの Pwr OK インジケータが点灯します。インジケータが点灯しない場合は、「AC 電源モジュールの取り付けのトラブルシューティング」を参照してください。


 

AC 電源モジュールの取り付けのトラブルシューティング

取り付け後に AC 電源モジュールが適切に動作していない場合は、次の手順を実行してトラブルシューティングしてください。


ステップ 1 次のように、電源モジュールが適切に装着されていることを確認します。

PEM をイジェクトして再装着します。以下を確認してください。

イジェクト レバーの非脱落型ネジがしっかりと締まっている。

電源スイッチがオン(1)の位置に設定されている。

ステップ 2 次のように、ルータの電源がオンになり、すべての電源コードが適切に接続されていることを確認します。

水平トラフの電源コードが、固定クリップで固定されている。

電源コードの電源側が、AC コンセントにしっかりと差し込まれている。

公称 200 ~ 240 VAC で稼働する AC 電源モジュールごとに、20 A(北米)または 13 A(その他の諸国)以上のコンセントが必要です。

電源の AC 回路ブレーカーがオンになっている。

ステップ 3 次のように、電源モジュールのステータス インジケータを確認します。

Pwr OK(グリーン) ― 電源モジュールが正常に動作していること、および入力 AC 電圧が公称動作範囲の 200 ~ 240 VAC に収まっていることを示します。このインジケータは、電源モジュールのスイッチがオン(1)の位置に設定されているときに点灯します。

すべての電源を確認しても Pwr OK インジケータが消灯したままである場合は、電源モジュールをスペアと交換してください。

スペアの電源モジュールが動作しない場合は、PDU を交換してください。

Fault(イエロー) ― システムが電源モジュール内で障害を検出したことを示します。正常な動作中、このインジケータは消灯したままになります。

このインジケータが点灯している場合は、以下を実行してください。

電源スイッチをオフに切り替えてからオンに切り替えます。電源の投入を数回試してもこのインジケータが点灯する場合は、電源モジュールをスペアと交換してください。

スペア電源モジュールも動作しない場合、電源シェルフ バックプレーン コネクタに障害があると思われます。ルータの電源を切り、シスコのサービス担当者に連絡してください。

Temp(イエロー) ― 電源モジュールが過熱しており、シャットダウンの原因となっていることを示します。

電源モジュールのファンが正しく動作していることを確認します。

ブロワー モジュールが正しく動作していることを確認します。

電源モジュールのファンおよびブロワー モジュールが適切に動作している場合は、既存の電源モジュールをスペアと交換してください。

Ilim ― 電源モジュールが電流制限状態で動作していることを示します。

各電源コードは、専用の AC 入力電源に接続してください。公称 200 ~ 240 VAC で稼働する AC 電源モジュールごとに、20 A(北米)または 13 A(その他の諸国)以上のコンセントが必要です。


 

AC PDU の取り外しおよび取り付け

既存の AC PDU の取り外しおよび交換を行う場合、2400 W PDU から 2800 W PDU にアップグレードする場合は、次の手順を実行します。


ステップ 1 電源スイッチをオフ(0)の位置に設定します。

ステップ 2 電源モジュールのコードを AC コンセントから引き抜きます。

ステップ 3 取り外す PDU に割り当てられている回路ブレーカーの電源をオフにします。


警告 この手順の実行中に電源を確実にオフにするには、回路ブレーカー スイッチをオフ(0)の位置にテープで固定します。


ステップ 4 次のように、シャーシから PEM をイジェクトします(図 7-18)。

a. イジェクト レバーの非脱落型ネジを緩めてレバーを下げ、PEM をベイからイジェクトします。

b. 電源モジュールをベイから半分引き出します。


) 電源モジュールを完全に取り外す必要はありません。AC PDU の交換中は、電源モジュールをベイに残すことができます。


図 7-18 AC 電源モジュールのイジェクト

 

ステップ 5 固定クリップを外し、水平トラフの AC 電源コネクタから電源コードを取り外します(図 7-19)。

図 7-19 AC 電源コードの取り外し

 

ステップ 6 次のように、背面シャーシ コンポーネントを取り外します(図 7-20)。

a. AC 水平トラフの 6 本の非脱落型ネジを緩めて取り外します。

b. シャーシの背面パネルを固定している 16 本の非脱落型ネジを緩め、取り外します。

c. AC PDU をシャーシに固定している 4 本のネジを取り外し、PDU を取り外します。

図 7-20 背面 AC シャーシ コンポーネントの取り外し

 

ステップ 7 次のように、背面シャーシ コンポーネントを取り付けます(図 7-20を参照)。

a. 新しい AC PDU を取り付け、4 本のネジを締めてシャーシに固定します。

b. 背面パネルを再度取り付け、16 本の非脱落型ネジを締めます。


) 背面パネルには、シャーシ上部に引っ掛ける部分があります。背面パネルの下部を AC 水平トラフ上に注意深く合わせてください。


c. AC 水平トラフを再度取り付け、6 本の非脱落型ネジを締めます。

ステップ 8 水平トラフの AC 電源コネクタに電源ケーブルを再接続し、固定クリップでケーブルを固定します(図 7-19を参照)。

ステップ 9 次のように、電源モジュールを再度取り付けます(図 7-21)。

a. ベイ背面のバックプレーン コネクタに装着されるまで、電源モジュールをシャーシにゆっくりと押し込みます。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、電源モジュールをシャーシに挿入するときには、力を入れすぎないように注意してください。

b. イジェクト レバーを上げて非脱落型ネジを締め、バックプレーン コネクタに電源モジュールを固定します。

図 7-21 AC 電源モジュールの取り付け

 

ステップ 10 回路ブレーカーをオンにします。

ステップ 11 電源モジュールのケーブルを AC コンセントに接続します。

ステップ 12 電源スイッチをオン(1)の位置に設定します。

電源モジュール前面のグリーンの Pwr OK インジケータが点灯します。インジケータが点灯しない場合は、「AC 電源モジュールの取り付けのトラブルシューティング」を参照してください。


 

DC PEM の取り外しおよび取り付け

ここでは、DC PEM をシャーシから取り外して交換する手順について説明します。

Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータは、オリジナルの容量または拡張容量の DC 電源モジュールで使用できます。

図 7-22 ― 2400 W DC 電源モジュール コンポーネント

図 7-23 ― 2800 W DC 電源モジュール コンポーネント

図 7-22 DC PEM のコンポーネント ― 2400 W

 

 

1

電源スイッチ

3

ハンドル

2

ステータス インジケータ

4

イジェクト レバー

図 7-23 DC PEM のコンポーネント ― 2800 W

 

 

1

電源オン/オフ スイッチ

3

ハンドル

2

ステータス インジケータ

4

イジェクト レバー

DC PEM の取り外しおよび交換を行うには、次の手順を実行します。


注意 種類が異なる PEM をシャーシ内に混在させることはできません。旧システムの 2400 W PEM を新しい 2800 W PEM に交換する場合は、PEM および DC PDU の両方を交換する必要があります(表7-1を参照)。アップグレードするには、ルータをシャットダウンする必要があります。アップグレード中にすべてのルーティング トラフィックが停止することを、システム管理者およびその他の関係者に通知してください。


ステップ 1 電源スイッチをオフ(0)の位置に設定します。

ステップ 2 取り外す PEM に割り当てられている回路ブレーカーの電源をオフにします。


警告 この手順の実行中に電源を確実にオフにするには、回路ブレーカー スイッチをオフ(0)の位置にテープで固定します。


ステップ 3 次のように、シャーシから PEM を取り外します(図 7-24)。

a. イジェクト レバーの非脱落型ネジを緩めます。

b. レバーを下げて PEM をベイから押し出します。

c. 片手で PEM を支えながら、PEM をベイから引き出します。


警告 DC PEM の重量は約 14 ポンド(6.35 kg)あります。電源モジュールは、必ず両手で取り外してください。


図 7-24 DC PEM の取り外し

 

ステップ 4 次のように、新しい DC PEM をシャーシに取り付けます(図 7-25)。

a. ベイ背面のバックプレーン コネクタに装着されるまで、電源モジュールをシャーシにゆっくりと押し込みます。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、電源モジュールをシャーシに挿入するときには、力を入れすぎないように注意してください。

b. イジェクト レバーを上げて非脱落型ネジを締め、バックプレーン コネクタに電源モジュールを固定します。

図 7-25 DC PEM の取り付け

 

ステップ 5 回路ブレーカーをオンにします。

ステップ 6 電源スイッチをオン(1)の位置に設定します。

電源モジュール前面のグリーンの Pwr OK インジケータが点灯します。インジケータが点灯しない場合は、「2400 W DC PEM の取り付けのトラブルシューティング」または「2800 W DC PEM の取り付けのトラブルシューティング」を参照してください。


 

2400 W DC PEM の取り付けのトラブルシューティング

取り付け後に DC PEM が適切に動作しない場合は、次の手順を実行して DC PEM をトラブルシューティングします。


ステップ 1 PEM が適切に装着されていることを確認します。

PEM をイジェクトして再装着します。以下を確認してください。

イジェクト レバーの非脱落型ネジがしっかりと締まっている。

電源スイッチがオン(1)の位置に設定されている。

ステップ 2 次のように、ルータの電源がオンになり、すべての電源コードが適切に接続されていることを確認します。

背面パネルの電源コードが端子スタッドにしっかりと接続されている。

電源コードが DC 入力側でしっかりと接続されている。

電源の DC 回路ブレーカーがオンになっている。

ステップ 3 PEM ステータス インジケータをチェックします。

Pwr OK(グリーン) ― PEM が正常に動作していること、および入力 DC 電圧が公称動作範囲の -48 ~ -60 VDC に収まっていることを示します。このインジケータは、電源スイッチがオン(1)の位置に設定されているときに点灯します。

Fault(イエロー) ― システムが PEM 内で障害を検出したことを示します。正常な動作中、このインジケータは消灯したままになります。

電源スイッチをオフに切り替えてからオンに切り替えます。電源の投入を数回試してもこのインジケータが点灯する場合は、既存の PEM をスペアと交換してください。

スペア PEM も動作しない場合、電源シェルフ バックプレーン コネクタに障害があると思われます。ルータの電源を切り、シスコのサービス担当者に連絡してください。

Temp(イエロー) ― PEM が過熱しており、シャットダウンの原因となっていることを示します。

電源モジュールのファンが正しく動作していることを確認します。

ブロワー モジュールが正しく動作していることを確認します。

電源モジュールのファンおよびブロワー モジュールが適切に動作している場合は、既存の PEM をスペアと交換してください。


 

2800 W DC PEM の取り付けのトラブルシューティング

取り付け後に DC PEM が適切に動作しない場合は、次の手順を実行して DC PEM をトラブルシューティングします。


ステップ 1 PEM が適切に装着されていることを確認します。

PEM をイジェクトして再装着します。以下を確認してください。

イジェクト レバーの非脱落型ネジがしっかりと締まっている。

電源スイッチがオン(1)の位置に設定されている。

ステップ 2 ルータの電源がオンになり、すべての電源コードが適切に接続されていることを確認します。

ステップ 3 PEM ステータス インジケータをチェックします。

F1LO(フィーダ 1 低)(イエローで点滅) ― PDU の入力接続(フィーダ 1)が取り外されていること、または入力電圧が最低電圧より低いことを示します。以下を確認してください。

電源コードが PDU 端子スタッドにしっかりと接続されている。

電源コードが DC 入力側でしっかりと接続されている。

電源の DC 回路ブレーカーがオンになっている。

上記の確認を行ってもこのインジケータが点滅している場合は、電源モジュールを交換してください。

正常な動作中、このインジケータは消灯しています。

F2LO(フィーダ 2 低)(イエローで点滅) ― PDU の入力接続(フィーダ 2)が取り外されていること、または入力電圧が最低電圧より低いことを示します。以下を確認してください。

電源コードが PDU 端子スタッドにしっかりと接続されている。

電源コードが DC 入力側でしっかりと接続されている。

電源の DC 回路ブレーカーがオンになっている。

上記の確認を行ってもこのインジケータが点滅している場合は、電源モジュールを交換してください。

正常な動作中、このインジケータは消灯されます。

RPF1(逆極性フィーダ 1)(イエローで点滅) ― PDU(フィーダ 1)の配線を誤っています。「DC PDU の取り外しおよび取り付け」ステップ 12を参照してください。正常な動作中、このインジケータは消灯しています。

RPF2(逆極性フィーダ 2)(イエローで点滅) ― PDU(フィーダ 2)の配線を誤っています。「DC PDU の取り外しおよび取り付け」ステップ 12を参照してください。正常な動作中、このインジケータは消灯しています。

Fail(レッド) ― 次のインジケータ(点滅)とともに点灯し、電源モジュールの故障のタイプを示します。

F1LO

F2LO

OC

OT

OC(過電流)(レッドで点滅) ― 入出力電流が制限を超えていること、および過負荷または短絡が発生したことを示します。

電源モジュールのスイッチをオフ(0)に設定し、オン(1)の位置に戻します。

このインジケータがまだ点滅する場合は、電源モジュールをイジェクトして再装着します。

このインジケータがまだ点滅する場合は、電源モジュールを交換します。

OT(過熱)(レッドで点灯または点滅) ― 電源モジュールが過熱しており、シャットダウンの原因となっていることを示します。

レッドで点滅 ― 電源モジュールのファンがロックされていることを示します。電源モジュールを交換してください。

レッドで点灯 ― 過熱状態を表します。ブロワー モジュールのすべてのファンが適切に動作していることを確認します。

ブロワー モジュールのすべてのファンが機能している場合は、電源モジュールを交換します。

ブロワー モジュールの 1 つまたは複数のファンが動作していない場合は、『Cisco 12010, Cisco 12410, and Cisco 12810 Router Blower Module and Air Filter Replacement Instructions』(PN 78-15875=)を参照してブロワー モジュールを交換してください。

INOK(グリーン) ― 電源モジュールが正常に動作していること、および入力 DC 電圧が公称動作範囲の -48 ~ -60 VDC に収まっていることを示します。このインジケータは、電源スイッチがオン(1)の位置に設定されているときに点灯します。電源モジュールが故障している場合、INOK インジケータはシャットオフされます。

DCOK(グリーン) ― 電源モジュールが正常に動作していること、および公称動作範囲に収まっていることを示します。このインジケータは、DCOK インジケータの点灯後数秒してから点灯します。電源モジュールが故障している場合、INOK インジケータはシャットオフされます。


 

DC PDU の取り外しおよび取り付け

既存の DC PDU の取り外しおよび交換を行うか、2400 W PDU から 2800 W PDU にアップグレードするには、次の手順を実行します。


) この手順では、1 つの PDU を交換する方法について説明します。両方の PDU を交換する場合も、手順は同じです。



ステップ 1 電源スイッチをオフ(0)の位置に設定します。

ステップ 2 取り外す PDU に割り当てられている回路ブレーカーの電源をオフにします。


警告 この手順の実行中に電源を確実にオフにするには、回路ブレーカー スイッチをオフ(0)の位置にテープで固定します。


ステップ 3 次のように、シャーシから PEM をイジェクトします(図 7-26)。

a. イジェクト レバーの非脱落型ネジを緩めてレバーを下げ、PEM をベイからイジェクトします。

b. PEM をベイから半分引き出します。


) 電源モジュールを完全に取り外す必要はありません。DC PDU の交換中は、電源モジュールをベイに残すことができます。


図 7-26 DC PEM のイジェクト

 

ステップ 4 PDU 上の透明プラスチック安全カバーを取り外します(図 7-29を参照)。


) 2400 W PDU の安全カバーは図 7-29のように 1 つであり、2800 W PDU の安全カバーは上下 2 つに分かれています。


ステップ 5 DC 電源ケーブルを切断します。

2400 W PDU の場合 ― ステップ 6 に進みます。

2800 W PDU の場合 ― ステップ 7 に進みます。

ステップ 6 次の順序で DC 電源コードを端子から取り外し、各コードの色を書き留めます(図 7-27)。

a. マイナス ケーブル

b. プラス ケーブル

c. アース ケーブル

d. 残りの PDU に手順 a、b、c を繰り返します。

e. ステップ 8に進みます。


警告 機器の損傷を防ぐため、入力 DC 電源コードおよびアースを次の順序で電源シェルフの端子から取り外してしてください。(1)マイナス(-)、(2)プラス(+)、(3)アース


図 7-27 DC 電源コードの取り外し ― 2400 W DC PDU

 

ステップ 7 次の順序で DC 電源コードを端子から取り外し、各コードの色を書き留めます(図 7-28)。

a. マイナス ケーブル

b. プラス ケーブル

c. アース ケーブル

d. 残りの PDU に手順 a、b、c を繰り返します。

e. ステップ 8に進みます。


警告 機器の損傷を防ぐため、入力 DC 電源コードおよびアースを次の順序で電源シェルフの端子から取り外してしてください。(1)マイナス(-)、(2)プラス(+)、(3)アース


図 7-28 DC 電源コードの取り外し ― 2800 W DC PDU

 

ステップ 8 次のように、背面シャーシ コンポーネントを取り外します(図 7-29)。

a. DC 水平トラフの 6 本の非脱落型ネジを緩めて取り外します。

b. シャーシの背面パネルを固定している 16 本の非脱落型ネジを緩め、取り外します。

c. DC PDU をシャーシに固定している 4 本のネジを取り外し、PDU を取り外します。

図 7-29 背面 DC シャーシ コンポーネント

 

ステップ 9 次のように、背面シャーシ コンポーネントを取り付けます(図 7-29)。

a. 新しい DC PDU を取り付け、4 本のネジを締めてシャーシに固定します。

b. 背面パネルを再度取り付け、16 本の非脱落型ネジを締めます。


) 背面パネルには、シャーシ上部に引っ掛ける部分があります。背面パネルの下部を DC 水平トラフ上に注意して合わせてください。


c. DC 水平トラフを再度取り付け、6 本の非脱落型ネジを締めます。


注意 アップグレード PDU を取り付けて 2800 W PEM を使用可能にする場合は、古い DC 水平トラフを使用しないでください。電圧が正しく、警告ラベルが付いている交換用 DC 水平トラフを取り付けます。

ステップ 10 DC 電源ケーブルを接続します。

2400 W PDU の場合 ― ステップ 11に進みます。

2800 W PDU の場合 ― ステップ 12に進みます。

ステップ 11 2400 W DC 電源コードを次の順序で再接続します(図 7-30)。

a. アース ケーブル

b. プラス ケーブル

c. マイナス ケーブル

d. 残りの PDU に手順 a、b、c を繰り返します。

e. ステップ 13に進みます。


警告 機器の損傷を防ぐため、アースおよび入力 DC 電源コードの端子を次の順序で電源シェルフの端子に接続してください。(1)アースからアースへ、(2)プラス(+)からプラス(+)へ、(3)マイナス(-)からマイナス(-)へ


図 7-30 DC 電源コードの接続 ― 2400 W PDU

 

ステップ 12 2800 W DC 電源コードを次の順序で再接続します(図 7-31)。

a. アース ケーブル

b. プラス ケーブル

c. マイナス ケーブル

d. 残りの PDU に手順 a、b、c を繰り返します。

e. ステップ 13に進みます。


警告 機器の損傷を防ぐため、アースおよび入力 DC 電源コードの端子を次の順序で電源シェルフの端子に接続してください。(1)アースからアースへ、(2)プラス(+)からプラス(+)へ、(3)マイナス(-)からマイナス(-)へ


図 7-31 DC 電源コードの接続 ― 2800 W PDU

 

ステップ 13 透明プラスチック安全カバーを PDU 上に取り付け、ネジを締めます(図 7-29を参照)。


) PDU の交換後、正しい安全カバーを使用してください。2400 W PDU の安全カバーは図 7-29 のように 1 つであり、2800 W PDU の安全カバーは上下 2 つに分かれています。


ステップ 14 次のように、DC PEM をシャーシに再び取り付けます(図 7-32)。

a. ベイ背面のバックプレーン コネクタに装着されるまで、電源モジュールをシャーシにゆっくりと押し込みます。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、電源モジュールをシャーシに挿入するときには、力を入れすぎないように注意してください。

b. イジェクト レバーを上げて非脱落型ネジを締め、バックプレーン コネクタに電源モジュールを固定します。

図 7-32 DC PEM の取り付け

 

ステップ 15 回路ブレーカーをオンにします。

ステップ 16 電源スイッチをオン(1)の位置に設定します。

電源モジュール前面のグリーンの Pwr OK インジケータが点灯します。インジケータが点灯しない場合は、「2400 W DC PEM の取り付けのトラブルシューティング」または「2800 W DC PEM の取り付けのトラブルシューティング」を参照してください。


 

シャーシからのカードの取り外しおよび取り付け

ここでは、シャーシからカードを取り外す手順について説明します。図 7-33は、さまざまなカードのスロット位置を示しています。

図 7-33 ルータ コンポーネントとスロット番号

 

ラインカード/RP カード ケージからのカードの取り外しおよび取り付け

ここでは、RP カードまたはラインカードの取り外し手順および取り付け手順について説明します。ラインカード/RPカード ケージには、10 スロット(左から右へ、番号 0 ~ 9)が搭載されています。ラインカードはスロット 0 ~ 7、RP はスロット 8 および 9 に取り付けられています(図 7-33 を参照)。


注意 ルータを GRP から PRP にアップグレードする場合、ルータの電源をオフにして RP カードを交換してください。非冗長 RP を交換する場合は、実行コンフィギュレーション ファイルを Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サーバまたはフラッシュ ディスクにバックアップし、あとで取得できるようにしてください。コンフィギュレーション ファイルを保存しない場合は、新しい RP 用に設定全体を手動で再入力する必要があります。


注意 カードを取り扱う際は、金属製カード フレームのエッジ部分だけを持つようにしてください。ボードまたはコネクタ ピンには触れないでください。カードを取り外したら、カードを静電気防止用袋または同様の容器に収めて、静電気および(光ファイバ ラインカードの場合)光ポートの埃からカードを保護してください。

ラインカードまたは RP をカード ケージから取り外して交換するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 すべてのケーブルをカードから取り外します。

ステップ 2 次のようにカードを取り外します。

a. 前面パネルの上下の非脱落型ネジを緩めます(図 7-34の a)。

b. レバーを下げて、バックプレーン コネクタからカードを外します(図 7-34の b)。

c. カードをスロットから引き出し(図 7-34の c)、ただちに静電気防止用袋または同様の静電気防止用容器に収めます。

ステップ 3 ステップ 1 および 2 を反対に実行してカードを再取り付けします。


 

図 7-34 ラインカード/RP カード ケージからのラインカードの取り外し

 

スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからのカードの取り外しおよび取り付け

スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージは、シャーシ前面のエアー フィルタ ドアの奥にあります。このカード ケージには、CSC、SFC、アラーム カード用のキー付き垂直カード スロットが 9 つあります(図 7-33を参照)。

スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからカードを取り外して交換するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 エアー フィルタ ドアの両側の非脱落型ネジを緩めて、スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからドアを開けます(図 7-35)。

図 7-35 エアー フィルタ ドアの開け方

 

ステップ 2 次のようにカードを取り外します(この例では CSC)。

a. レバーを下げて、バックプレーン コネクタからカードを外します。

b. カードの金属製フレームをつかんでスロットからカードを引き抜きます(図 7-36)。

静電気防止用袋または同様の静電気防止用容器にカードを収めます。

図 7-36 スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからのカードの取り外し

 

ステップ 3 カードを取り付けるには、ステップ 2 を反対に実行します。

ステップ 4 エアー フィルタ ドアを閉じて非脱落型ネジを締めます。


 

Cisco 12410 ルータのスイッチ ファブリックのアップグレード

Cisco 12410 ルータの 10 Gbps スイッチ ファブリックを 40 Gbps スイッチ ファブリックにアップグレードし、 Cisco 12810 ルータにすることができます。 表7-2 は、ルータ モデルごとのシスコ ルータ モデル番号、対応するスイッチ ファブリック速度、利用可能なアップグレード パスの一覧です。

 

表7-2 スイッチ ファブリックのアップグレード パス

ルータ モデル
スイッチ ファブリックの速度
アップグレード パス

Cisco 12010 ルータ

2.5 Gbps

Cisco 12410 ルータ

Cisco 12410 ルータ

10 Gbps

Cisco 12810 ルータ

Cisco 12810 ルータ

40 Gbps

対応なし

スイッチ ファブリックのアップグレード要件

スイッチ ファブリックをアップグレードするには、次の項目が必要です。

1. 完全な SFC セット。10 Gbps および 40 Gbps の CSC および SFC を混在させることはできません。

2. PRP をルータに取り付ける必要があります。GRP を使用することはできません。

3. Cisco IOS Release 12.0(27)S 以降をフラッシュ メモリ カードにロードする必要があります。

スイッチ ファブリックのアップグレード手順

SFC をアップグレードする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータの電源をオフにします。

ステップ 2 すべての 10 Gbps CSC および SFC を取り外します。「シャーシからのカードの取り外しおよび取り付け」を参照してください。

ステップ 3 新しい 40 Gbps CSC および SFC を取り付けます。

ステップ 4 PRP にフラッシュ メモリ カードを挿入し、適切な Cisco IOS リリースがロードされていることを確認します。

ステップ 5 ルータの電源を投入し、設置済みのすべてのラインカードを完全に起動させてから、次のステップに進みます。


) ルータが完全に運用できる状態に戻ってから、次のステップに進みます。この作業には、ルータの構成に応じてある程度時間がかかります。


ステップ 6 特権 EXEC プロンプトに configure terminal コマンドを入力し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7 service upgrade mbus-agent-rom コマンドを入力します。

ステップ 8 service upgrade fabric-downloader コマンドを入力します。

ステップ 9 コマンドの実行が終わったら、Ctrl-Z を押してコンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 10 show gsr コマンドを実行し、新しい SFC が検出されるかどうかを確認します。


 

スイッチ ファブリック アップグレード キットには、アップグレード済みルータ モデルを識別する新しいラベルが含まれていないので、シャーシ側面のラベルは、Cisco 12410 ルータとしてシャーシを識別しています。

アップグレード済みルータは次のように識別できます。

SFC ラベルの番号を読む。

show gsr コマンドを使用し、SFC 識別番号を出力します。 表7-3 は、ルータのモデルおよび識別ラベルで対応する SFC 番号の一覧です。

 

表7-3 SFC の識別

ルータ モデル
SFC の ID ラベル

Cisco 12010 ルータ

SFC-50/200 および CSC-50/200

Cisco 12410 ルータ

SFC-200 および CSC-200

Cisco 12810 ルータ

SFC-800 および CSC-800

シャーシの取り外しおよび取り付け

ここでは、シャーシの取り外し手順および取り付け手順について説明します。障害があるシャーシを交換するか別の場所に移動するには、この手順を実行しなければならない場合があります。この手順では、電源モジュールやラインカードなどのコンポーネントの取り外し手順および取り付け手順を参照する必要があります。

装置ラックからのシャーシの取り外し

シャーシおよびそのコンポーネントを装置ラックから取り外すには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ルータの電源をオフにします(ルータの電源切断を参照)。

ステップ 2 電源モジュールの回路ブレーカーの電源をオフにします。

ステップ 3 シャーシの背面にある PDU の電源コードを切断します。

AC PDU の場合は、「AC PDU の取り外しおよび取り付け」ステップ 5を参照してください。

2400 W DC PDU の場合は、「DC PDU の取り外しおよび取り付け」ステップ 6を参照してください。

2800 W DC PDU の場合は、「DC PDU の取り外しおよび取り付け」ステップ 7を参照してください。

ステップ 4 補助ボンディング/アースの接続(存在する場合)をシャーシから取り外します( 補助的なボンディング/アース接続を参照)。

ステップ 5 前面カバーを取り外します(前面カバーの取り外しを参照)。

ステップ 6 電源モジュールを取り外します(AC PEM の取り外しおよび取り付けまたはDC PEM の取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 7 ブロワー モジュールを取り外します(ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 8 コンソール ポート、補助ポート、またはイーサネット ポート、RJ-45、MII のうちのいずれかに接続している RP ケーブルを取り外します。

ケーブルを取り外す前に、それぞれの RP ケーブルにラベルを付けてください。

ステップ 9 アラーム ディスプレイの外部アラーム ポートに接続しているケーブルを取り外します。

ケーブルを取り外す前に、それぞれのアラーム ディスプレイ ケーブルにラベルを付けてください。

ステップ 10 ラインカード インターフェイス ケーブルを取り外します。

a. ラインカードのタイプおよびスロット番号を確認します。この情報を書き留めてからケーブルを取り外してください。ラインカードを取り付ける際には、この情報が必要です。

b. ラインカード ケーブルおよびそのポート接続を確認します。この情報のラベルをケーブルに付けます。

c. ラインカード(複数のポートを備えたラインカード)の下部のポートから開始して、各ラインカード ポートからインターフェイス ケーブルの接続を切断します。

d. ラインカードのケーブル管理ブラケットの各端にある非脱落型ネジを緩め、ケーブル管理ブラケットをラインカードから離します。

e. 水平ケーブル トレイからケーブルを慎重に取り外し、邪魔にならない場所にケーブルを片付けます。

f. ラインカードごとに手順 a から e を繰り返します。

ステップ 11 ラインカード/RP カード ケージからカードを取り外します(ラインカード/RP カード ケージからのカードの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 12 スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからカードを取り外します(スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからのカードの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 13 シャーシ エアー フィルタを取り外します(シャーシ エアー フィルタの清掃または交換を参照)。

ステップ 14 ラックからシャーシを取り外します。


警告 空のシャーシの重量は、約 125 ポンド(56.7 kg)です。シャーシを装置ラックから取り外す作業は、安全のため 2 人以上で行ってください。


a. サイド ハンドルを使用してシャーシの重量を支え、シャーシ ラック マウント フランジをラック支柱に固定しているネジを外します。


警告 ラックマウント サポート ブラケットを取り付けていない場合、ネジを外したとき、ラックにシャーシを支えるものがなくなります。


b. ラックからシャーシを慎重に持ち上げ、脇に置きます。


 

装置ラックへの交換用シャーシの設置

交換用シャーシおよびコンポーネントを装置ラックに設置するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 新しいシャーシをラックに取り付けます( ルータ シャーシのラックマウントを参照)。

ステップ 2 電源モジュールを取り付けます(AC PEM の取り外しおよび取り付けまたはDC PEM の取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 3 ブロワー モジュールを取り付けます(ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 4 ラインカード/RP カード ケージにカードを取り付けます(ラインカード/RP カード ケージからのカードの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 5 スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージにカードを取り付けます(スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージからのカードの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 6 シャーシ エアー フィルタを取り付けます(シャーシ エアー フィルタの清掃または交換を参照)。

ステップ 7 すべてのラインカード ケーブルおよびインターフェイス ケーブルを接続します( ラインカードのネットワーク インターフェイス ケーブルの接続を参照)。

ステップ 8 補助ボンディング/アースの接続(存在する場合)をシャーシに接続します( 補助的なボンディング/アース接続を参照)。

ステップ 9 シャーシの背面にある PDU に電源コードを接続します。

AC PDU の場合は、「AC PDU の取り外しおよび取り付け」ステップ 8を参照してください。

2400 W DC PDU の場合は、「DC PDU の取り外しおよび取り付け」ステップ 11を参照してください。

2800 W DC PDU の場合は、「DC PDU の取り外しおよび取り付け」ステップ 12を参照してください。

ステップ 10 電源モジュールの回路ブレーカーの電源をオンにします。

ステップ 11 ルータの電源をオンにします。

ルータの電源が正しくオンにならない場合は、「インストレーションのトラブルシューティング」を参照してください。


 

障害があるシャーシの輸送用梱包

交換用シャーシのパッケージを使用し、障害があるシャーシを梱包して輸送してください。