Cisco 12010/12410/12810 ルータ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
インストレーションの準備
インストレーションの準備
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

インストレーションの準備

安全に関する注意事項

一般的な安全に関する注意事項

準拠規格および安全性について

レーザーに関する注意事項

静電破壊の防止

持ち運びに関する注意事項

レーザーに関する注意事項

設置環境の条件

ラックマウントに関する注意事項

閉鎖型ラック

オープンラック

Telco ラック

設置場所のレイアウトおよび装置の寸法

エアーフローに関する注意事項

温度および湿度に関する注意事項

電源接続に関する注意事項

AC 電源ルータ

DC 電源ルータ

装置の補助的な NEBS ボンディング/アース接続に関する注意事項

設置場所の配線に関する注意事項

GRP ポート接続に関する注意事項

GRP の 補助ポートおよびコンソール ポート接続

GRP の 補助ポートの信号

GRP のコンソール ポートの信号

GRP のイーサネット ポート接続

GRP の RJ-45 イーサネット接続

GRP の MII イーサネット接続

PRP ポート接続に関する注意事項

PRP の 補助ポートおよびコンソール ポート接続

PRP の 補助ポートの信号

PRP のコンソール ポートの信号

PRP のイーサネット接続

PRP の RJ-45 イーサネット接続

アラーム ディスプレイの接続に関する注意事項

インストレーションの準備

ルータを設置する前に、設置現場で整える必要がある電力とケーブル配線の要件、ルータ設置用の特別器具、正常な動作を維持するために設置現場で満たす必要がある環境条件について考慮する必要があります。この章では、ルータ設置の準備プロセスについて説明します。

ルータの梱包は、輸送中に通常の取り扱いによって発生し得る製品損傷の可能性を減らすように設計されています。

ルータは、必ず梱包の中で立てた状態で輸送または保管してください。

設置場所が確定するまでは、ルータを輸送用コンテナに収めておいてください。

ルータに同梱されている『Cisco 12010, Cisco 12410, and Cisco 12810 Router
Unpacking Instructions』の指示に従って開梱し、輸送中の損傷がないかどうかすべての項目を検査してください。損傷している項目がある場合は、すぐに シスコのカスタマー サービス担当者 に連絡してください。

この章では、次の設置に関する項目について説明します。

「安全に関する注意事項」

「設置環境の条件」

「GRP ポート接続に関する注意事項」

「PRP ポート接続に関する注意事項」

「アラーム ディスプレイの接続に関する注意事項」

安全に関する注意事項

このマニュアルに記載されている作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。

ここに掲載されている情報は ガイドライン であり、危険を伴うすべての状況が網羅されているわけではありません。ルータの設置時は、常識を働かせて注意を怠らないでください。

一般的な安全に関する注意事項

重量物を持ち運ぶ際は、必ず2人以上で行ってください。

ルータを持ち運んだり取り扱ったりする場合は、必ず電源を切断し、すべての電源コードを抜いてから行ってください。

設置作業中および設置後、設置場所周辺は、できるだけ埃のない清潔な状態に保ってください。

通路や装置ラック通路に工具やルータ コンポーネントを置かないでください。

作業時には、ルータに引っ掛かるようなだぶついた衣服や、指輪やネックレスなどの装身具は着用しないでください。

ネクタイやスカーフはしっかりと留め、袖はボタンを留めてください。

シスコ製の装置は、電気定格および使用上の注意事項に従って使用した場合に、安全に稼働します。

危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

交換部品がホット スワップ可能であって 活性挿抜(online insertion and
removal; OIR)対応である場合を除き、ルータの保守作業を行う場合は必ず電源コードを抜いてください。

ルータは、各国および地域の電気規格に適合するように設置する必要があります。米国では、National Fire Protection Association(NFPA; 米国防火協会)70、United States National Electrical Code が適用されます。カナダでは、Canadian Electrical Code、partI、CSA C22.1 が適用されます。その他の諸国では、
International Electrotechnical Commission(IEC; 国際電気標準会議)364 part 1 ~ 7 が適用されます。

準拠規格および安全性について

Cisco 12010/2410/12810 ルータは、適合規格および安全認可要件を満たすように設計されています。詳しい適合規格情報が必要である場合は、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 Series Router』(文書番号 78-4347-xx)を参照してください(サイト情報については、 Cisco Technical Support and Documentation Web サイトを参照)。

レーザーに関する注意事項

シングルモード Cisco 12000 シリーズ ルータのラインカードにはレーザーが装備されており、目に見えないレーザー光が放射されています。ラインカードのポート開口部を のぞきこまないでください 。目を痛めないために、次の警告に従ってください。


警告 レーザー光にあたらないようにしてください。ケーブルがポートに差し込まれていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があるため、開口部をのぞきこまないでください。


静電破壊の防止

ルータ コンポーネントの多くは、静電気によって損傷を受けることがあります。適切な ESD(静電気放電)防止策を講じなかった場合、コンポーネントが完全に壊れたり、断続的な障害が発生したりする可能性があります。静電破壊の可能性を最小限に抑えるため、静電気防止用リスト ストラップまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。


) 静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 Mohm でなければなりません。


このガイドのどの手順を実行する場合でも、静電気防止用リスト ストラップを手首に密着させ、図 2-1のようにコードをシャーシに接続してください。10 スロット シャーシの一部のバージョンには、ラインカードのケージ領域に ESD 接続ソケットがありません。このようなシャーシの場合は、ワニ口クリップを使用してシャーシのむき出しの金属部品にコードを接続してください。

図 2-1 静電気防止用リスト ストラップをシャーシに接続する

 

持ち運びに関する注意事項

フル装備のルータの重量は、275 ポンド(124.74 kg)にもなります。また、空のシャーシの重量は 125 ポンド(56.7 kg)です。これらのシステムは、頻繁に移動することを想定した設計にはなっていません。ルータを設置する前に、電源の位置やネットワーク接続などの条件を確認し、後日シャーシを動かす必要のない適切な場所かどうかを確認してください。

人身事故や機器の損傷を防ぐため、次の持ち運びに関する注意事項に従ってください。

機器を 1 人で持ち運ばないでください。重い機器は 2 人で持ち運んでください。

足元がしっかりしていることを確認し、両足で重量を支えてください。

装置はゆっくりと持ち上げてください。急に動かしたり、持ち上げながら身体をねじったりしないでください。

背筋を伸ばし、腰ではなく脚の力を使って持ち上げてください。装置を持ち上げるときに身体を曲げる場合には、腰をかがめるのではなく、ひざを曲げて腰に負担がかからないようにします。


注意 危機の損傷を防ぐため、ブロワー モジュールまたはラインカードのハンドルでルータ シャーシを持ち上げたり傾けたりしないでください。これらのハンドルでは、ルータ シャーシの重量を支えられません。

レーザーに関する注意事項

一部のラインカードでは、ケーブルがポートに接続されていない場合、ポートの開口部から危険なレーザー光が放射されている可能性があります。ポートをのぞきこむと、目に見えない放射線によって目を痛めることがあります。


警告 目を痛めないよう、ケーブルが接続されていないラインカードのポートをのぞきこまないでください。


設置環境の条件

ここでは、ルータの設置前に熟知しておく必要がある設置環境の条件に関する注意事項について説明します。

「ラックマウントに関する注意事項」

「エアーフローに関する注意事項」

「温度および湿度に関する注意事項」

「電源接続に関する注意事項」

「装置の補助的な NEBS ボンディング/アース接続に関する注意事項」

「設置場所の配線に関する注意事項」

ラックマウントに関する注意事項

ルータは、装置ラックに関する Electronics Industries Association(EIA; 米国電子工業会)規格の EIA-310-D に準拠するほとんどの 2 支柱、4 支柱、または Telco タイプの 19 インチ ラックに設置できます。ラックには、ルータ シャーシを取り付けるため、マウント フランジ付きの支柱が少なくとも 2 本必要です。2 本の支柱上にある設置穴の中心線間の距離は、18.31 インチ ± 0.06 インチ(46.50 cm ± 0.15 cm)にする必要があります。ルータに付属するラックマウント金具は、ほとんどの 19 インチ装置ラックまたは Telco タイプ フレームに対応します。

図 2-2は、典型的な 2 支柱、4 支柱、Telco タイプの装置ラックの例です。

図 2-2 装置ラックのタイプ

 

閉鎖型ラック

図 2-2 a は、前面に 2 本の支柱がある床置き式の閉鎖型ラックです。ルータは、内部コンポーネントの適正な動作温度を保つために冷気の流れを必要とするので、このようなタイプの閉鎖型ラックには 設置できません 。閉鎖型ラックにルータを設置すると、たとえ 前後のドアを取り外した場合でも 、適切なエアーフローが確保できず、シャーシ付近に熱気がたまって、ルータ内部が過熱状態になる可能性があります。

オープンラック

図 2-2 b は、前後とも 2 本ずつの支柱がある、床置き式の 4 支柱オープンラックです。この種のラックでは一般に支柱が調節可能なので、装置をラック前面に合わせるのではなく、ラックの奥行の中で設置することができます。

Telco ラック

図 2-2 c は、Telco タイプのラックです。Telco タイプのラックは、2 本の支柱を上部の横棒および下部のフロアスタンドでつないだ開放型フレームです。

この種のラックは通常、床に固定し、場合によっては上部構造または壁に固定して安定性を高めます。ルータ シャーシは、Telco タイプ ラックに前面マウント位置または中央マウント位置のどちらかで設置できます

前面マウント位置の場合、シャーシのラックマウント ブラケットを直接ラック支柱に固定します(図 2-3)。

図 2-3 前面マウント方式のルータ ― Telco ラック

 

中央マウント位置の場合は、任意の中央マウント ブラケットのセットをラック支柱に固定します。次にシャーシ ラックマウント フランジを中央マウント ブラケットに固定します(図 2-4)。中央マウント位置にすると、シャーシの重心がラック支柱の縦軸に近づくので、より安定したラックへの設置が可能になります。

図 2-4 中央マウント方式のルータ ― Telco ラック

 

設置場所のレイアウトおよび装置の寸法

トラブルのない運用を維持するために、ラックへの設置を計画する際は、次の注意事項に従ってください。

ラックを設置する場所に、AC または DC 入力電源、アース、およびネットワーク インターフェイス ケーブルの設備を確保してください。

設置中にラック周囲を移動できるように十分なスペースを確保してください。次のスペースが必要です。

シャーシを移動し、位置を合わせてラックに取り付けるため、ラックの周囲に 3 フィート(約 91 cm)以上のスペース

電源入力モジュールを挿入するため、電源シェルフの前に 2 フィート(約 61 cm)以上のスペース

設置後のメンテナンス作業のために、シャーシの前後にそれぞれ 24 インチ(61 cm)以上のスペースを確保してください。

2 本の支柱またはレールの間にルータを取り付けるには、マウント フランジ間の 内側 の幅が、最低 17.7 インチ(45.0 cm)必要です。

Cisco 12404 インターネット ルータの拡張モデルの場合、4 支柱ラックのマウント レールのくぼみを 1.5 インチ(約 3.8 cm)以内にしないと、前面扉が完全に開閉せず、ケーブルを通す十分なスペースができません。

ルータの高さは 37.0 インチ(93.98 cm)です。多くのラックには 2 台のルータを収容できます。

ルータに各種カードをフル装備した場合、重量は 275 ポンド(124.74 kg)になります。装置ラックの安定性を維持して安全を確保するため、ラックにはスタビライザが装備されています。スタビライザを設置してからルータを設置してください。

Telco ラックを使用する場合、2 本のラック支柱でシャーシの重量を支えることになります。以下を確認してください。

ルータの重量でフレームが不安定にならないこと

フレームを床にボルトで固定し、ウォール ブラケットまたはオーバーヘッド ブラケットを使用して建物の構造体に固定すること

ルータを Telco ラックまたは 4 支柱ラックに設置する場合は、付属のネジをすべて使用して、シャーシをラック支柱に確実に固定してください。

ルータに付属のケーブル管理ブラケットを設置して、ケーブルを整理してください。以下を確認してください。

ケーブルと装置の接続部分は、適切なストレイン レリーフ方式によって保護してください。

ラックに設置したその他の機器のケーブルによって、カード ケージの取り扱いが制限されないようにしてください。

ネットワーク インターフェイス ケーブルへのノイズ干渉を防ぐため、電源コードとケーブルが交差したり、平行になるような配線は避けてください。

図 2-5に、オリジナル ルータ シャーシの設置面図および外寸を示します。

図 2-5 オリジナル ルータ シャーシの設置面図および寸法

 

図 2-6に、ルータ シャーシの拡張バージョンの設置面図および外寸を示します。

図 2-6 拡張ルータ シャーシの設置面図および寸法

 

エアーフローに関する注意事項

シャーシ最上部に配置されているブロワー モジュールが、冷気をルータ内部に循環させます。ブロワー モジュールは、スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージの前面にあるエアー フィルタを通じて冷気を取り込み、2 つのカード ケージを通るように空気を循環させて、内部コンポーネントの適正な動作温度を保ちます(図 2-7)。各電源モジュールにもファンが内蔵され、電源モジュールの前面から冷気を取り込み、シャーシ背面から熱気を排出する構造になっています。

図 2-7 ルータ内部のエアーフロー ― 側面図

 

ルータの設置場所を選択する場合は、次の注意事項に従ってください。

埃のない環境 ― できるだけ埃の少ない場所を選んでください。埃の多い環境では、エアー フィルタまたは電源モジュールの吸気口が目詰まりして、ルータに送り込まれる冷気が少なくなります。フィルタや吸気口の目詰まりは、ルータが過熱する原因となることがあります。

妨げのないエアーフロー ― 十分なエアーフローを得るために、シャーシおよび電源モジュールの吸気口と排気口に、6 インチ(15.24 cm)以上のスペースを確保してください。エアーフローが遮られたり妨げられたりすると、または取り込まれる空気の温度が高いと、ルータ内部が過熱状態になることがあります。極端な場合には、コンポーネントを保護するために、環境モニタ システムがルータの電力を遮断します。

温度および湿度に関する注意事項

設置環境の動作時および保管時の条件は、 表A-4 に記載されています。ルータは、通常の場合、表 A-4 に記載されている範囲内で動作しますが、温度測定が最小パラメータか最大パラメータに近付いた場合は、問題となることがあります。ルータの設置前に設置場所の適切な計画と準備を行い、重大な値に近付く前に環境の異常を予測して訂正し、正常動作を維持してください。

電源接続に関する注意事項

AC 入力電源サブシステムまたは DC 入力電源サブシステムでルータを設定できるので、設置場所の電源要件は、ルータの電源サブシステムによって異なります。すべての電源接続は、National Electrical Code(NEC)および地域の電気規格に確実に適合するように行ってください。


注意 落雷や電力サージによる損傷を防ぐために、適切なアースを施してください。アース要件については、「装置の補助的な NEBS ボンディング/アース接続に関する注意事項」を参照してください。

AC 電源ルータ

AC PEM(電源入力モジュール)は 200 ~ 240 VAC という公称範囲で動作し、最低でも以下の電源が必要です。

20 A(北米での運用)

16 A(その他の諸国での運用)

13 A(英国での運用)

それぞれの AC 電源入力では、別個の専用分岐回路が必要となります。AC 入力電源の公称値および許容範囲については、 表A-2 を参照してください。

図 2-8 に、北米およびその他さまざまな地域で使用可能な AC 電源への接続に使用する AC 電源コードの様式を示します。

図 2-8 AC 電源コードのプラグおよび電源カプラ

 

表2-1 に、使用可能な電源コードを示します。AC 入力電源モジュールの電源コードは、いずれも長さ 14 フィート(4.3 m)です。

 

表2-1 各国で使用可能な AC 電源コード

ラベル
説明
製品番号

北米

20 A、250 VAC

CAB-GSR16-US=

オーストラリア、ニュージーランド

15 A、250 VAC

CAB-GSR16-AU=

欧州、アルゼンチン、ブラジル

16 A、250 VAC

CAB-GSR16-EU=

イタリア

16 A、250 VAC

CAB-GSR16-IT=

英国

13 A、250 VAC
(13 A 交換可能ヒューズ)

CAB-GSR16-UK=

DC 電源ルータ

DC PEM への接続の定格は最大 60 A です。PEM ごとに専用の、同一定格の DC 電源が必要です。

DC 電源コードとしては、同一定格の、撚り数の大きい銅線ケーブルの使用を推奨します。DC PDU との接続には、アース線 1 本のほかに、PDU ごとに 2 本のコード(入力 DC 線 [-] および入力 DC 戻り線 [+])が必要です(2 PDU × 3=6 本)。

コードの長さは、電源からルータの位置によって異なります。


) 別途、DC 電源コードが必要です。


電源シェルフ側でケーブル端子を使用して DC 電源コードを終端させる必要があります。ラグ端子がデュアルホールで、中心間が 0.625 インチ(15.88 mm)の M6 端子スタッドに適合することを確認してください(たとえば Panduit Part Number LCD8-14A-L、またはそれに相当するもの)。

図 2-9 に、DC 入力ケーブル接続に必要となるラグ端子のタイプを示します。

図 2-9 DC 電源コードのラグ端子

 

図 2-10 に、2400 W DC PDU の典型的な入力 DC 配電方式を示します。

図 2-10 一般的な DC 電源コードの接続方式 ― 2400 W PDU

 

入力 DC 電源コードのカラー コーディングは、設置場所の DC 電源のカラー コーディングによって異なります。入力 DC 配線にはカラー コードの規格がないため、プラス(+)およびマイナス(-)の極性を適切に使用して電源コードを PDU に接続してください。

入力 DC 電源コードにプラス(+)またはマイナス(-)のラベルが付いている場合があります。ラベルに示されたとおりでほぼ間違いありませんが、 念のために各 DC 線間の電圧を測定して、必ず実際の極性を確認するようにしてください 。測定時には、プラス(+)およびマイナス(-)の電源コードが PDU のプラス(+)およびマイナス(-)のラベルと一致することを確認します。

一般的にグリーンまたはグリーン/イエローのケーブルはアース線です。


注意 DC PEM には、PEM が逆極性条件を検出した場合に、PEM 上のブレーカーを切断する回路が組み込まれています。誤って極性を逆にしても損傷はありませんが、逆極性条件をただちに解消する必要があります。

DC 入力電源の公称値および許容範囲については、 表A-3 を参照してください。

装置の補助的な NEBS ボンディング/アース接続に関する注意事項

ルータ シャーシでは安全のため、PDU への電源接続の一部としてアース接続が必須ですが、シスコシステムズでは、セントラル オフィスのアース システムまたは内部機器のアース システムを、ルータ シャーシ背面の補助的なボンディング/アース接続に接続することを強く推奨します(図 2-11)。このアース接続ポイントは、Network Equipment Building System(NEBS)ボンディング/アース スタッドとも呼ばれます。


) このボンディングとアースの接続により、補助ボンディングおよびアース接続の Telcordia NEBS 要件が満たされます。ルータを設置する場所が NEBS 環境ではない場合には、この注意事項を省略し、AC PDU および DC PDU の保護アース接続に依存することもできます。


図 2-11 NEBS ボンディング/アース スタッド

 

補助アースをルータに適切に接続するには、次の部品が必要です。


) これらの部品は別途、商用ベンダーから入手してください。


アース ラグ× 1 ― 0.625 ~ 0.75 インチ(15.86 ~ 19.05 mm)間隔で 2 つの M6 ネジ穴があり、6 AWG 以上の撚り数の大きい銅線ワイヤに対応する大きさのワイヤ レセプタクルを備えたものが必要です。このラグ端子は、DC 入力電源モジュールのコードに使用するものと同様です(図 2-9を参照)。

M6 の六角ナットおよびロック ワッシャ× 2(ニッケルメッキ真鍮が望ましい)。

アース線× 1 ― 6 AWG 以上の撚り数の大きい銅線を推奨しますが、ワイヤ径および長さは、ルータを設置する位置および環境によって異なります。

設置場所の配線に関する注意事項

ルータの設置場所を計画する場合は、シグナリングの距離制限、Electromagnetic Interference(EMI; 電磁波干渉)、コネクタの互換性を考慮してください。電磁波フィールドで長距離の配線を行う場合、フィールドとワイヤ信号との間で干渉が発生することがあります。無計画な配線では以下が発生することがあります。

配線から放射される電磁波障害

強力な EMI(とくに落雷や無線送信機によって発生する場合)。EMI により、ルータの信号ドライバおよびレシーバーが破壊されることがあり、ラインと機器で電力サージが発生して電気的な事故が発生することさえあります。


) 予測される強力な EMI に対処するには、必要に応じて Radio Frequency Interference(RFI; 無線周波数干渉)の専門家に相談してください。


アース コンダクタを適切に分配してツイストペア ケーブルを使用した場合、設置場所の配線によって電磁波障害が放射される可能性は低くなります。可能な場合は、データ信号ごとに 1 つのアース コンダクタを含む高品質ツイストペア ケーブルを使用してください。

配線が推奨距離を超える場合、または配線が建物間におよぶ場合は、その付近の落雷の影響を十分に考慮してください。雷などの高エネルギー現象で起こる Electromagnetic Pulse(EMP; 電磁波パルス)により、電子デバイスを破壊するエネルギーが非シールド導体に発生する場合があります。過去に EMP の問題が発生した場合には、必要に応じて、電力サージ抑止やシールドの専門家に相談してください。

発生頻度は少ないが、壊滅的な状況につながる可能性のある問題は、大部分のデータセンターでは、パルス計などの特殊機器を使用しなければ解決できません。その上、この問題の識別と解決には長時間かかることがあります。電力サージ抑止の問題にとくに注意して適切なアースと遮蔽された環境を整え、このような問題の回避に必要な予防措置を取ってください。

GRP ポート接続に関する注意事項

次のセクションでは、Gigabit Route Processor(GRP)へのすべてのインターフェイス接続およびポート接続におけるケーブル配線と信号について詳しく説明します。イーサネット ルーティングおよび機器についても説明します。


注意 [Ethernet]、[10BASE-T]、[Token Ring]、[Console]、および [AUX] というラベルのポートは、SELV 回路です。SELV 回路は別の SELV 回路のみに接続してください。

「GRP の 補助ポートおよびコンソール ポート接続」

「GRP のイーサネット ポート接続」

「PRP の 補助ポートおよびコンソール ポート接続」

「PRP のイーサネット接続」

GRP の 補助ポートおよびコンソール ポート接続

GRP には EIA/TIA-232 ポートが 2 つあります(図 2-12)。

補助ポート ― DB-25プラグ。モデムやその他の Data Circuit-terminating Equipment(DCE; データ回線終端機器)装置(CSU/DSU またはその他のルータ)を GRP に接続する DTE モード ポート

コンソール ポート ― DB-25 レセプタクル。データ端末を接続してルータの初期設定を実行するための DCE モードのポートです。


) 補助ポートおよびコンソール ポートは、非同期シリアル ポートです。これらのポートに接続する装置は、非同期伝送機能が必要です。


図 2-12 GRP のコンソールおよび 補助ポート接続

 

標準的なケーブルのコネクタは大きすぎて、カード ケージの前面カバーにぶつかる場合があります。モジュラ型 RJ-45 プラグ付きフラット ケーブルを GRP のコンソール ポートに接続できる、低いケーブル アダプタが付属品として提供されています。


) 別途、EIA/TIA-232 ケーブルが必要です。



注意 クラス B EMI に準拠するため、オリジナル GRP(製品番号 GRP= および GRP-B=)の 補助ポートおよびコンソール ポートに接続する場合は、シールド ケーブルを使用してください。GRP-B= ボードの更新バージョン(Rev. F0)では、シールド ケーブルを使用しなくてもクラス B に準拠します。

GRP の 補助ポートの信号

GRP の 補助ポートは、モデムまたはその他の DCE 装置をルータに接続する DB-25 DTE ポートです。補助ポートは、ハードウェア フロー制御およびモデム制御をサポートします。

表2-2 に、補助ポートで使用される信号を示します。

 

表2-2 GRP の 補助ポートの信号

ピン
信号
方向
説明

1

GND

--

シールド アース

2

TxD

出力

送信データ(DCE へ)

3

RxD

入力

受信データ(DCE から)

4

RTS

出力

送信要求(ハードウェア フロー制御に使用)

5

CTS

入力

送信可(ハードウェア フロー制御に使用)

6

DSR

入力

データ セット レディ

7

GND

--

信号アース

8

DCD

入力

キャリア検知(モデム制御に使用)

20

DTR

出力

データ ターミナル レディ(モデム制御専用)

22

RING

入力

リング

GRP のコンソール ポートの信号

GRP のコンソール ポートは、ルータに DTE 端末装置を接続するための DB-25 DCE インターフェイスです。ルータの電源を入れたときは、Data Set Ready(DSR; データ セット レディ)信号および Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検知)信号が両方ともアクティブです。コンソール ポートでは、モデム制御またはハードウェア フロー制御がサポートされず、EIA/TIA-232 ストレート ケーブルが必要です。

コンソール ポートに端末を接続する前に、端末のデータ伝送速度設定(bps [ビット/秒])をチェックします。端末の伝送速度の設定値は、GRP のコンソール ポートのデフォルト速度である、9600 bps に一致させる必要があります。次の動作値に端末を設定してください。9600 bps、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(9600 8N2)です。

表2-3 に、コンソール ポートで使用される信号を示します。

 

表2-3 GRP のコンソール ポートの信号

ピン
信号
方向
説明

1

GND

--

シールド アース

2

TxD

出力

データ送信(DTE から)

3

RxD

入力

データ受信(DTE へ)

6

DSR

入力

データ セット レディ(常にオン)

7

GND

--

信号アース

8

DCD

入力

データ キャリア検知(常にオン)

20

DTR

出力

データ ターミナル レディ

GRP のイーサネット ポート接続

GRP には、次の 2 種類のイーサネット接続があります(図 2-13)。

RJ-45 Media-Dependent Interface(MDI; メディア依存型インターフェイス)

40 ピン、D シェル タイプ Media-Independent Interface(MII; メディア独立型インターフェイス)

図 2-13 GRP RJ-45 および MII イーサネット接続

 

どちらのイーサネット接続も使用できますが、両方を同時に使用することはできません。GRP 前面パネルの 2 つの LED は、どちらのイーサネット ポートがアクティブであるかを示します。各接続は、10BASE-T および 100BASE-TX 規格に適合する IEEE 802.3 および IEEE 802.3u インターフェイスをサポートします。


) イーサネット ポートでは、Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイストペア)または Shielded Twisted-Pair(STP; シールド付きツイストペア)ケーブルのどちらかを使用できます。要求されるノイズ耐性が非常に高い設置場所には、STP ケーブルを推奨します。


GRP のイーサネット ポートは、外部ルーティング機能を提供しません。このポートの主な役割は、ルータへの Telnet ポートとして動作すること、および GRP のイーサネット ポートと直接接続されているネットワークを通じて Cisco IOS ソフトウェアを起動またはアクセスすることです。


注意 このポートの CEF は、セキュリティ上の理由から、デフォルトでオフになります。これらのポートで CEF ルーティング機能をオンにする場合は、セキュリティ上、どのような影響があるかを十分に考慮してください。

図 2-14は以下を示しています。

ルータ A の GRP にあるイーサネット ポート(E0)からネットワーク 2.0.0.0 にアクセスすることはできません。ネットワーク 1.0.0.0 にあるホスト A、ホスト B、ルータ C のみにアクセスできます(破線矢印を参照)。

ルータ A からネットワーク 2.0.0.0 にアクセスするには、ルータ A のいずれかのラインカード(この例では POS ラインカード)にあるインターフェイス ポートを使用する必要があります。ルータ A からのデータは、ルータ B およびルータ C を通してネットワーク 2.0.0.0 に到達します(実線矢印を参照)。

図 2-14 GRP のイーサネット ポートの使用

 

GRP の RJ-45 イーサネット接続

RJ-45 イーサネット接続では外部トランシーバが必要ありません。図 2-15 に、RJ-45 イーサネット ポートのピン割り当て、およびモジュラ ケーブル プラグを示します。

図 2-15 GRP の RJ-45 イーサネット レセプタクルおよびモジュラ プラグ

 

表2-4 に、コネクタで使用される RJ-45 ピン信号を示します。

 

表2-4 GRP の RJ-45 イーサネット レセプタクルのピン割り当て

イーサネット ポートのピン番号
信号
説明

1

TxD+

データ送信+

2

TxD-

データ送信 -

3

RxD+

データ受信+

4

ネットワーク終端

未結線

5

ネットワーク終端

未結線

6

RxD-

データ受信 -

7

ネットワーク終端

未結線

8

ネットワーク終端

未結線

RJ-45 ポートをハブまたはリピータに接続する場合は、ストレート ケーブルのピン割り当てを使用してください(図 2-16を参照)。

図 2-16 ストレート イーサネット ケーブルのピン割り当て

 

2 台の GRP をバックツーバックで接続する場合は、クロス ケーブルのピン割り当てを使用してください(図 2-17を参照)。

図 2-17 クロス イーサネット ケーブルのピン割り当て

 

GRP の MII イーサネット接続

GRP の MII イーサネット接続には、100BASE-FX または 100BASE-T4 物理メディア用に、マルチモード ファイバへの接続を可能にする外部 Physical Sublayer(PHY; 物理サブレイヤ)および外部トランシーバが必要です。MII レセプタクルとスイッチまたはハブの間のメディア タイプにより、光ファイバ SC タイプまたは ST タイプ コネクタ、同軸ケーブル BNC コネクタ、その他の適切なハードウェアで、100 Mbps トランシーバのネットワーク側を適切に装備する必要があります。

図 2-18 に、GRP のメス MII コネクタのピン割り当てを示します。MII コネクタでは、 ネジジャッキ と呼ばれる 2-56 ネジ タイプのロックを使用して、ケーブルまたはトランシーバを MII ポートに固定します。MII ケーブルおよびトランシーバにはきざぎざの付いたネジがあり、これを MII コネクタのネジジャッキに固定して、MII ケーブルにストレイン レリーフを施します。

図 2-18 GRP の MII イーサネット コネクタ

 

表2-5 に、MII コネクタで使用される信号を示します。

 

表2-5 GRP の MII イーサネット コネクタのピン割り当て

ピン 1
入力
出力
入出力
説明

14 ~ 17

-

あり

-

送信データ(TxD)

12

あり

-

-

送信クロック(Tx_CLK) 2

11

-

あり

-

送信エラー(Tx_ER)

13

-

あり

-

送信イネーブル(Tx_EN)

3

-

あり

-

MII データ クロック(MDC)

4 ~ 7

あり

-

-

受信データ(RxD)

9

あり

-

-

受信クロック(Rx_CLK)

10

あり

-

-

受信エラー(Rx_ER)

8

あり

-

-

受信データ有効(Rx_DV)

18

あり

-

-

コリジョン(COL)

19

あり

-

-

キャリア検知(CRS)

2

-

-

あり

MII データ入出力(MDIO)

22 ~ 39

-

-

-

コモン(アース)

1、20、21、40

-

-

-

+5 V

1.この表に記載されていないピンは使用されません。

2.Tx_CLK および Rx_CLK は、外部トランシーバが提供します。

表2-6 に、UTP ケーブルを使用する 100 Mbps 伝送のケーブル仕様を示します。

 

表2-6 100 Mbps伝送の仕様および接続限界

パラメータ
RJ-45
MII

ケーブル仕様

カテゴリ 5 3 UTP、22 ~ 24 AWG 4

カテゴリ 3、4、または 5 の 150 ohm UTP/STP、またはマルチモード光ファイバ

ケーブル長(最大)

--

1.64 フィート(0.5 m)(MII/MII ケーブル 5

セグメント長(最大)

100BASE-TX で 328 フィート(100 m)

100BASE-FX で 3.28 フィート(1 m) 6 または 1,312 フィート(400 m)

ネットワーク長(最大)

656 フィート(200 m) 4
(リピータを 1 つ使用)

--

3.EIA/TIA-568 または EIA-TIA-568 TSB-36 に準拠。このケーブルは別途必要です。

4.AWG = American Wire Gauge。このゲージは、EIA/TIA-568 の規格で定められています。

5.GRP の MII ポートと適切なトランシーバ間のケーブルです。

6.具体的にはリピータ セグメント上の 2 ステーション間の距離です。

表2-7 に、100BASE-TX ケーブル配線の IEEE 802.3u 物理特性を示します。

 

表2-7 IEEE 802.3u 物理特性

パラメータ
100BASE-TX

データ レート(Mbps)

100

シグナリング方式

ベースバンド

セグメント長(最大)

DTE とリピータ間で 100 m

メディア

カテゴリ 5 UTP(RJ-45 の場合)または MII

トポロジ

スター/ハブ

PRP ポート接続に関する注意事項

ここでは、PRP へのすべてのインターフェイス接続およびポート接続におけるケーブル配線と信号について詳しく説明します。イーサネット ルーティングおよび機器についても説明します。


注意 [Ethernet]、[10BASE-T]、[Token Ring]、[Console]、および [AUX] というラベルのポートは、SELV 回路です。SELV 回路は、SELV 回路にしか接続できません。

PRP の 補助ポートおよびコンソール ポート接続

PRP には次の 2 つの RJ-45 接続ポートがあります。

補助ポート ― モデムやその他の DCE 装置(CSU/DSU またはその他のルータ)を PRP に接続する DTE RJ-45 インターフェイス

コンソール ポート ― ルータの初期設定を実行する必要があるデータ端末装置をルータに接続するための DCE RJ-45 インターフェイス


) 補助ポートおよびコンソール ポートは、非同期シリアル ポートです。このポートに接続した装置で非同期伝送が可能であることを確認してください。


図 2-19 に、PRP から関連デバイスへの 補助ポート接続とコンソール ポート接続を示します。

図 2-19 PRP の 補助ポートおよびコンソール ポート接続

 

 

1

モデム

4

補助ポート

2

コンソール端末

5

コンソール ポート

3

RJ-45 ケーブル

PRP の 補助ポートの信号

PRP の 補助ポートは、モデムやその他の DCE 装置(CSU/DSU またはその他のルータ)を PRP に接続する DTE RJ-45 インターフェイスです。補助ポートは、ハードウェア フロー制御およびモデム制御をサポートします。

表2-8 に、補助ポートで使用される信号を示します。

 

表2-8 PRP の 補助ポートの信号

補助ポートのピン番号
信号
入出力
説明

1

RTS

出力

送信要求

2

DTR

出力

データ ターミナル レディ

3

TxD

出力

データ送信

4

GND

--

信号アース

5

GND

--

信号アース

6

RxD

入力

データ受信

7

DSR

入力

データ セット レディ

8

CTS

入力

クリア ツー センド

PRP のコンソール ポートの信号

PRP のコンソール ポートは、端末をルータに接続するための DCE RJ-45 インターフェイスです。コンソール ポートでは、モデム制御またはハードウェア フロー制御がサポートされず、RJ-45 ストレート ケーブルが必要です。

コンソール ポートに端末を接続する前に、端末のデータ伝送速度設定(bps [ビット/秒])をチェックします。端末の伝送速度の設定値は、PRP のコンソール ポートのデフォルト速度である、9600 bps に一致させる必要があります。次の動作値に端末を設定してください。9600 bps、8 データ ビット、パリティなし、2 ストップ ビット(9600 8N2)です。

表2-9 に、コンソール ポートで使用される信号を示します。

 

表2-9 PRP のコンソール ポートの信号

コンソール ポートのピン番号
信号
入出力
説明

1 7

--

--

--

2

DTR

出力

データ ターミナル レディ

3

TxD

出力

データ送信

4

GND

--

信号アース

5

GND

--

信号アース

6

RxD

入力

データ受信

7

DSR

入力

データ セット レディ

8 1

--

--

--

7.これらのピンは未結線です。

PRP のイーサネット接続

PRP には、2 つの RJ-45 MDI イーサネット ポート、ETH0 および ETH1 があります(図 2-20)。

図 2-20 PRP のイーサネット接続

 

これらの接続は、10BASE-T および 100BASE-TX 規格に適合する IEEE 802.3 および IEEE 802.3u インターフェイスをサポートします。イーサネット ポートの伝送速度は、デフォルトでは「自動検知」ですが、ユーザ側で設定できます。

PRP のイーサネット ポートは、外部ルーティング機能を提供しません。このポートの主な役割は、ルータへの Telnet ポートとして動作すること、および PRP のイーサネット ポートと直接接続されているネットワークを通じて Cisco IOS ソフトウェアを起動またはアクセスすることです。


注意 このポートの CEF は、セキュリティ上の理由から、デフォルトでオフになります。これらのポートで CEF ルーティング機能をオンにする場合は、セキュリティ上、どのような影響があるかを十分に考慮してください。

図 2-21は以下を示しています。

ルータ A の GRP にあるイーサネット ポート(E0)からネットワーク 2.0.0.0 にアクセスすることはできません。ネットワーク 1.0.0.0 にあるホスト A、ホスト B、ルータ C のみにアクセスできます(破線矢印を参照)。

ルータ A からネットワーク 2.0.0.0 にアクセスするには、ルータ A のいずれかのラインカード(この例では POS ラインカード)にあるインターフェイス ポートを使用する必要があります。ルータ A からのデータは、ルータ B およびルータ C を通してネットワーク 2.0.0.0 に到達します(実線矢印を参照)。

図 2-21 PRP のイーサネット ポートの使用

 

PRP の RJ-45 イーサネット接続

RJ-45 イーサネット接続では外部トランシーバが必要ありません。図 2-22は、RJ-45 イーサネット ポートのピン割り当て、およびモジュラ ケーブル プラグを示しています。

図 2-22 RJ-45 レセプタクルおよびプラグ

 

表2-10 に、コネクタで使用される RJ-45 ピン信号を示します。

 

表2-10 PRP の RJ-45 イーサネット レセプタクルのピン割り当て

イーサネット ポートのピン番号
信号
説明

1

TxD+

データ送信+

2

TxD-

データ送信 -

3

RxD+

データ受信+

4

ネットワーク終端

未結線

5

ネットワーク終端

未結線

6

RxD-

データ受信 -

7

ネットワーク終端

未結線

8

ネットワーク終端

未結線

RJ-45 ポートをハブまたはリピータに接続する場合は、ストレート ケーブルのピン割り当てを使用してください(図 2-23を参照)。

図 2-23 ハブまたはリピータへのストレート ケーブルのピン割り当て

 

2 台の PRP をバックツーバックで接続する場合は、クロス ケーブルのピン割り当てを使用してください(図 2-24を参照)。

図 2-24 PRP 間のクロス ケーブルのピン割り当て

 

表2-11 に、UTP ケーブルを使用する 100 Mbps 伝送のケーブル仕様を示します。


) イーサネット ポートの伝送速度は、デフォルトでは自動検知ですが、ユーザ側で設定できます。


 

表2-11 100 Mbps伝送の仕様および接続限界

パラメータ
RJ-45

ケーブル仕様

カテゴリ 5 8 UTP、22 ~ 24 AWG 9

ケーブル長(最大)

--

セグメント長(最大)

100BASE-TX で 328 フィート(100 m)

ネットワーク長(最大)

656 フィート(200 m) 10 (リピータを 1 つ使用)

8.EIA/TIA-568 または EIA-TIA-568 TSB-36 に準拠。このケーブルは別途必要です。

9.AWG = American Wire Gauge。このゲージは、EIA/TIA-568 の規格で定められています。

10.具体的にはリピータ セグメント上の 2 ステーション間の距離です。

表2-12 に、100BASE-TX の IEEE 802.3u 物理特性を示します。

 

表2-12 IEEE 802.3u 物理特性

パラメータ
100BASE-TX

データ レート(Mbps)

100

シグナリング方式

ベースバンド

最大セグメント長

DTE とリピータ間で 100 m

メディア

カテゴリ 5 UTP

トポロジ

スター/ハブ

アラーム ディスプレイの接続に関する注意事項

ルータのアラーム システムは、次のカードから構成されています。

2 つのアラーム カード ― スイッチ ファブリック/アラーム カード ケージに設置。インジケータ、コネクタ、スイッチはありません。

1 つのアラーム ディスプレイ カード ― 水平ケーブル管理トレイ上のルータ シャーシ前面に取り付けられています。

アラーム ディスプレイ カードの前面パネルには 2 つの 25 ピンの D サブコネクタ(ALARM A および ALARM B)があり、これによって外部サイト アラーム メンテナンス システムにルータを接続します(図 2-25)。クリティカル、メジャー、マイナーのアラームが生成されると、アラーム カードでアラーム リレーが有効になり、外部サイト アラームがアクティブになります。

図 2-25 アラーム ディスプレイ カードの前面パネル

 

アラーム カード上のアラーム リレー コンタクトは、標準の コモン ノーマル オープン 、および ノーマル クローズ のリレー コンタクトで構成され、これらがコネクタのピンに接続されています。


注意 アラーム コネクタに接続できるのは、SELV 回路だけです。アラーム回路の最大定格は、2 A、50 VA です。


) GR-1089-CORE、Issue II、Revision 01、February 1999 の建物内落雷サージ要件に適合させるために、アラーム カードの外部アラーム ポート接続にはシールド付きケーブルを使用する必要があります。このシールド ケーブルは、両端ともシールド付きコネクタで終端し、両方のコネクタにケーブルのシールド素材が接合されている必要があります。


表2-13 に、ケーブル コネクタ ピンとアラーム カード リレー コンタクト間のピン/信号の対応関係を示します。

 

表2-13 アラーム コネクタのピン割り当て

ピン グループ
コモン
通常オープン
通常クローズ

クリティカル可聴アラーム

2

1

14

メジャー可聴アラーム

16

3

15

マイナー可聴アラーム

5

4

17

クリティカル可視

19

6

18

メジャー可視アラーム

8

7

20

マイナー可視アラーム

22

9

21

アラーム入力

13

25

--