Cisco 12016/12416/12816 ルータ インストレーション コンフィギュレーション ガイド
ルータのメンテナンス
ルータのメンテナンス
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 13MB) | フィードバック

目次

ルータのメンテナンス

前提条件および準備

ルータの電源切断

前面カバーおよびベゼル エクステンダの取り外しおよび取り付け(従来型 Cisco 12000 シリーズ ルータ)

前面カバーの取り外し

前面カバーの取り付け

前面カバーへのベゼル エクステンダの取り付け

エア フィルタ ドア前面カバーの取り外しおよび取り付け

前面扉の取り外しおよび取り付け(Cisco 12016 拡張シリーズ ルータ)

シャーシ エア フィルタの清掃または交換

シャーシ エア フィルタの清掃または交換(従来型 Cisco 12016 シリーズ ルータ)

シャーシ エア フィルタの清掃または交換(Cisco 12016 拡張シリーズ ルータ)

ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付け

上部および下部ブロワー モジュールの方向

ブロワーの取り付けのトラブルシューティング

AC および DC 電源サブシステム コンポーネントの取り外しおよび取り付け

取り付けに関する注意事項

電源装置および電源シェルフの適合性

アップグレード キットの取り付け

AC 電源装置の取り外しおよび取り付け

AC 電源装置の取り付けに関するトラブルシューティング

標準の AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け

オプションの 2 段型 AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け

AC 電源シェルフの取り付けに関するトラブルシューティング

AC入力電源シェルフのアップグレード

DC PEM の取り外しおよび取り付け

DC PEM の取り付けに関するトラブルシューティング

DC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け

DC 電源シェルフの取り付けに関するトラブルシューティング

シャーシからのカードの取り外しおよび取り付け

上部および下部カード ケージでの RP およびラインカードの取り外しおよび取り付け

アラーム カードの取り外しおよび取り付け

SFC の取り外しおよび取り付け

スイッチ ファブリックのアップグレード

アップグレード要件

アップグレード手順

シャーシの取り外しおよび取り付け

交換用シャーシの準備

搭載シャーシの取り外し準備

システム コンポーネントの取り外しおよび取り付け

装置ラックからのシャーシの取り外し

交換用シャーシの取り付け

電源バス ボード ヒューズの取り外しおよび取り付け

ルータのメンテナンス

ルータは発注どおりの装備で出荷されるので、出荷された状態のまま設置して起動することができます。その後、ネットワーキングに関する要件の変化にともない、コンポーネントの追加または変更によってシステムを拡張しなければならない場合があります。この章では、ルータ コンポーネントのメンテナンス手順について説明します。

ルータのメンテナンス手順は、次の項に記載されています。

「ルータの電源切断」

「前面カバーおよびベゼル エクステンダの取り外しおよび取り付け(従来型 Cisco 12000 シリーズ ルータ)」

「前面扉の取り外しおよび取り付け(Cisco 12016 拡張シリーズ ルータ)」

「シャーシ エア フィルタの清掃または交換」

「ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付け」

「AC および DC 電源サブシステム コンポーネントの取り外しおよび取り付け」

「AC 電源装置の取り外しおよび取り付け」

「標準の AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け」

「オプションの 2 段型 AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け」

「AC入力電源シェルフのアップグレード」

「DC PEM の取り外しおよび取り付け」

「DC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け」

「シャーシからのカードの取り外しおよび取り付け」

「スイッチ ファブリックのアップグレード」

「シャーシの取り外しおよび取り付け」

「電源バス ボード ヒューズの取り外しおよび取り付け」

前提条件および準備

この章で説明する手順を実行する前に、次の準備を終えておく必要があります。

「安全に関する注意事項」を再確認します。

「静電破壊の防止」に記載されている安全および ESD(静電気放電)防止に関する注意事項を確認します。

作業を開始する前に、必要な工具および機器がすべて揃っているかどうかを確認します。

次のマニュアルを手元に用意して、インストレーションの作業中にいつでも参照できるようにしておきます。

ルータに付属している『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Routers 』(部品番号 78-4347-xx)

ルータの電源切断

Cisco 12016/12416/12816 ルータの大部分の Field-Replaceable Unit(FRU)は、電源がオンでシステムが稼働した状態のまま、取り外したり取り付けたりすることができます。これをOnline Insertion and Removal(OIR; ホットスワップ)といいます。電源装置、ラインカード、Route Processor(RP; ルート プロセッサ)、Clock and Scheduler Card(CSC; クロック スケジューラ カード)、Switch Fabric Card(SFC; スイッチ ファブリック カード)、およびアラーム カードはすべて、OIR をサポートします。この章で説明するメンテナンス作業は、特に明記しないかぎり、ルータの電源を入れたままで行うことができます。

ただし、電源装置のアップグレード、電源シェルフの交換など、一部の作業については、ルータの電源を切る必要があります。ルータの電源を切断する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 各電源装置の電源スイッチをオフ(0)の位置にします。

ステップ 2 電源装置に接続している入力電源の回路ブレーカーをすべてオフにします。

ステップ 3 各電源装置の PWR OK インジケータが消灯したことを確認します。

ステップ 4 各ブロワー モジュールの OK インジケータが消灯したことを確認します。


 

前面カバーおよびベゼル エクステンダの取り外しおよび取り付け(従来型 Cisco 12000 シリーズ ルータ)

電源シェルフおよび上部ブロワー モジュール、上部カード ケージ、下部カード ケージ、および下部ブロワー モジュールのシャーシ前面カバーは、シャーシ前面にあるボール スタッド クリップに差し込んだボール スタッドによって、シャーシに固定されています(図 7-1 を参照)。

エア フィルタ ドアの前面カバーの一部は、エア フィルタ ドアの裏側から差し込んだ 4 本のネジにより、エア フィルタ ドアに固定されています。この前面カバーの一部をエア フィルタ ドア前面カバーといいます。


) 新しいルータでは、上部および下部カード ケージの前面カバー(ベゼル)にベゼル エクステンダが取り付けてあり、カバーが 2 インチ(50.8 mm)外側になるので、ケーブル スペースが拡がります。シャーシにこのようなエクステンダの装備がなく、購入を希望される場合は、代理店にご連絡ください(ベゼル エクステンダを取り付ける場合は、前面カバーへのベゼル エクステンダの取り付けを参照)。


前面カバーの取り外し

前面カバーは、ボール スタッドをシャーシのクリップにはめ込んで固定されています。図 7-1 を参照し、次の手順でスナップ式前面カバーを取り外します。


ステップ 1 上部ブロワーモジュール前面カバーの両端をつかみ、まっすぐ手前に引いて、シャーシから前面カバーを外します。

ステップ 2 残りの前面カバーで、ステップ 1 を繰り返します。


 

前面カバーの取り付け

図 7-1 を参照し、次の手順でスナップ式前面カバーを取り外けます。


ステップ 1 上部ブロワー モジュール前面カバーの両端を持ち、ボール スタッドをシャーシ前面にあるボール スタッド クリップに合わせます。

ステップ 2 ボール スタッド クリップに前面カバーを押し込み、シャーシ前面と前面カバーが平らになるようにします。

ステップ 3 残りの前面カバーで、ステップ 1 および 2 を繰り返します。


 

図 7-1 ルータ シャーシの前面カバー

 

 

1

ボール スタッド

2

ボール スタッド クリップ

前面カバーへのベゼル エクステンダの取り付け

次の手順で、カード ケージの前面カバーにベゼル エクステンダを取り付けます。


ステップ 1 「前面カバーの取り外し」に記載されている手順に従って、シャーシから前面カバーを取り外します。

ステップ 2 前面カバーから 4 つのボール スタッドを取り外します。

ステップ 3 ベゼル エクステンダのネジ穴に 4 つのボール スタッド(各ベゼル エクステンダに 2 つずつ)を回して入れ、レンチで固定します(図 7-2 の 3 を参照)。


注意 ボール スタッドを締めすぎないように注意してください。ボール スタッドを締めすぎると、ベゼル エクステンダのネジ穴がつぶれる可能性があります。

ステップ 4 ベゼル エクステンダを前面カバーに取り付けます。

a. 前面カバーの内側に向かって、左側のベゼル エクステンダのネジ穴と前面カバーのネジ穴を合わせます(図 7-2 の 4 を参照)。


) 前面カバー インサートの両方のネジ穴が重ならない場合は、ベゼル エクステンダが不適切です。同じ側で他のベゼル エクステンダを試してください。


b. 前面カバーに取り付けネジでベゼル エクステンダを固定します(図 7-2 の 2 を参照)。


注意 ネジを締めすぎないように注意してください。ネジを締めすぎると、前面カバーのネジ穴がつぶれる可能性があります。

c. ステップ a および b を繰り返し、前面カバーの反対側に右側のベゼル エクステンダを固定します(図 7-2 の 4 を参照)。

図 7-2 カード ケージ前面カバーへのベゼル エクステンダの取り付け

 

 

1

ラインカードおよび RP カード ケージの前面カバー(ベゼル)

3

ボール スタッド

2

取り付けネジ

4

左右のベゼル エクステンダ

ステップ 5 カード ケージ前面カバーの両端を持ち、ボール スタッドをシャーシ前面にあるボール スタッド クリップに合わせます(図 7-3 を参照)。

図 7-3 ベゼル エクステンダを使用した前面カバーの取り付け

 

1

ボール スタッド

2

ボール スタッド クリップ

ステップ 6 ボール スタッド クリップに前面カバーを押し込み、シャーシ前面と前面カバーが平らになるようにします。


 

エア フィルタ ドア前面カバーの取り外しおよび取り付け

次の手順で、エア フィルタ ドアの前面カバーを取り外したり取り付けたりします。


ステップ 1 エア フィルタ ドアの非脱落型ネジを緩め、ドアを回して開きます(図 7-4 を参照)。


注意 拡張型前面カバー ベゼルを使用しているルータの場合、エア フィルタ ドアが完全に開くだけのスペースがありません。エア フィルタ ドアを開く前に、拡張型前面カバーを取り外す必要があります。

図 7-4 シャーシ エア フィルタ ドアの開き方

 


注意 エア フィルタ ドアの裏側、および SFC ケージの内側にあるハニカム スクリーンが損傷しないように、特に注意してください。ハニカム スクリーンが損傷を受けると、エア フローが制限され、ルータ内部が過熱状態になることがあります。さらに、EMI(電磁波干渉)防止機能も低下することがあります。

ステップ 2 四隅から、エア フィルタ ドアに前面カバーの一部を固定している 4 本のネジを外します(図 7-5 を参照)。

4 本のネジは近くに置いておきます。交換用前面カバーを取り付けるとき、これらのネジが必要になります。

図 7-5 エア フィルタ ドア前面カバーの取り外し

 

ステップ 3 交換用の前面カバーの両端を持ち、前面カバーのネジ穴をエア フィルタ ドアの穴に合わせます。

ステップ 4 ステップ 2 で取り外した 4 本のネジを使用して、エア フィルタ ドアに前面カバーを固定します。


注意 ネジを締めすぎないように注意してください。ネジを締めすぎると、エア フィルタ ドアのネジ穴がつぶれる可能性があります。

ステップ 5 エア フィルタ ドアを閉じて、非脱落型ネジを締めます(図 7-6 を参照)。

図 7-6 エア フィルタ ドアの閉じ方

 


注意 ドアを位置合わせして装着する際、ドアの EMI 防止ガスケットを損傷しないように注意してください。適正な EMI 性能を維持するため、エア フィルタ ドアは常に閉じた状態で固定しておく必要があります。


 

前面扉の取り外しおよび取り付け(Cisco 12016 拡張シリーズ ルータ)

Cisco 12016 拡張シリーズ ルータでは、前面扉が新しくなっています。ルータは、扉が左開きになるようシャーシの左側にヒンジが固定され出荷されます。ここでは、ヒンジを反対側に取り付け、前面扉を右開きにする方法について説明します。

ヒンジの位置を変更する手順は、次のとおりです。


) この手順の図では、上部前面扉を使用していますが、手順は上扉、下扉問わず同じです。



ステップ 1 右ラッチ ボタンを押し、上部前面扉を開きます(図 7-7)。

図 7-7 前面扉を開く

 

 

1

前面扉のラッチ

ステップ 2 (上下の)ヒンジ ピンを持ち上げて、前面扉をシャーシから取り外します(図 7-8)。


注意 シャーシから前面扉を取り外すときは、前面扉が落下しないようしっかりと支えてください。

図 7-8 ヒンジ ピンの取り外しと取り付け

 

ヒンジ ピンのシャーシのヒンジ ブラケットへの取り付け

ステップ 3 図 7-9 に示すとおり、扉からバンパーとピボット ブロックを取り外します。

図 7-9 バンパーとピボット ブロックの取り外し

 

1

バンパー

2

ピボット ブロック

ステップ 4 取り外した金具を前面扉の反対側に取り付けます。

a. ピボット ブロックを左側に取り付け、ネジをしっかり締めます。

b. バンパーを右側に取り付け、ネジをしっかり締めます。

ステップ 5 シャーシに前面扉を取り付けます。

a. シャーシの右側のヒンジからヒンジ ピンを外します。

b. 前面扉のピボット ブロックとシャーシ右側のヒンジを合わせ、ヒンジ ピンで前面扉を固定します(図 7-8 を参照)。

c. ラッチ ボタンを押して前面扉を閉じて、シャーシのヒンジ ピンとドア ラッチを固定します。

ステップ 6 下部扉についても ステップ 1ステップ 5 を繰り返します。


 

シャーシ エア フィルタの清掃または交換

Cisco 12016 シリーズ ルータには、ルータに入り込んだ埃を除去するエア フィルタが装備されており、ユーザが手入れできます。月に一度(または埃の多い環境ではさらに回数を増やして)、エア フィルタの損傷と汚れ具合を確認してください。


注意 エア フィルタが損傷していると、エアフローが制限され、ルータが過熱状態になり、EMI 性能が低下します。フィルタの清掃および交換時には、注意が必要です。

次に、従来型シリーズ ルータおよび拡張シリーズ ルータのエア フィルタの交換方法を説明します。

「シャーシ エア フィルタの清掃または交換(従来型 Cisco 12016 シリーズ ルータ)」

「シャーシ エア フィルタの清掃または交換(Cisco 12016 拡張シリーズ ルータ)」

シャーシ エア フィルタの清掃または交換(従来型 Cisco 12016 シリーズ ルータ)

次の手順で、従来型シリーズのエア フィルタの清掃または交換を行います。


ステップ 1 エア フィルタ ドアの非脱落型ネジをすべて緩め、ドアを回して開きます(図 7-10 を参照)。


注意 拡張型前面カバー ベゼルを使用しているルータの場合、エア フィルタ ドアが完全に開くだけのスペースがありません。エア フィルタ ドアを開く前に、拡張型前面カバーを取り外す必要があります。

図 7-10 シャーシ エア フィルタ ドアの開き方

 

ステップ 2 エア フィルタを持ち上げ、慎重にドアから引き出します(図 7-11 を参照)。


注意 エア フィルタ ドアの裏側および SFC ケージの内側にあるハニカム スクリーンが損傷しないように注意してください。ハニカム スクリーンが損傷すると、エアフローが制限され、過熱状態を引き起こし、EMI 性能が低下します。

図 7-11 シャーシ エア フィルタの取り外し

 

ステップ 3 エア フィルタの状態を目で確認し、清掃すべきか、それとも新しい交換用フィルタを取り付けるべきかを判断します。

汚れている場合 -- 掃除機を使用するか、またはフィルタを交換します。


注意 シャーシに取り付けた状態でエア フィルタに掃除機をかけないでください。ベイやケージに汚れが入り込まないように、エア フィルタを完全に取り外してから清掃する必要があります。

摩耗または破れている場合 -- フィルタに摩耗または破れが見受けられる場合は、廃棄のルールに従って処分し、交換用エア フィルタ(ACS-GSR16-FLTR=)を取り付けます。

ステップ 4 エア フィルタの裏側の固定金具を SFC およびアラーム カード ケージの方に向けて合わせます。エア フィルタ ドアに新しいエア フィルタまたは清掃したエア フィルタを差し込みます(図 7-12 を参照)。

図 7-12 シャーシ エア フィルタの取り付け

 

ステップ 5 エア フィルタ ドアを持ち上げ、SFC ケージ左右の対応する穴に 4 本のガイド ピンを差し込みます(図 7-13 を参照)。


注意 ドアを位置合わせして装着する際、EMI 防止ガスケットがドアに接触して損傷することがないように注意してください。

図 7-13 シャーシ エア フィルタ ドアの閉じ方

 

ステップ 6 非脱落型ネジを締めて、シャーシにドアを固定します。


注意 適正な EMI 性能を維持するため、エア フィルタ ドアは常に閉じた状態で固定しておく必要があります。


 

シャーシ エア フィルタの清掃または交換(Cisco 12016 拡張シリーズ ルータ)

次の手順で、拡張シリーズのエア フィルタの清掃または交換を行います。


ステップ 1 エア フィルタ ドアの 4 本の非脱落型ネジを緩め、ドアを回して開きます(図 7-10 を参照)。

図 7-14 シャーシ エア フィルタ ドアの開き方

 

ステップ 2 エア フィルタを持ち上げ、慎重にドアから引き出します(図 7-11 を参照)。


注意 エア フィルタ ドアの裏側および SFC ケージの内側にあるハニカム スクリーンが損傷しないように注意してください。ハニカム スクリーンが損傷すると、エアフローが制限され、過熱状態を引き起こし、EMI 性能が低下します。

図 7-15 シャーシ エア フィルタの取り外し

 

ステップ 3 エア フィルタの状態を目で確認し、清掃すべきか、それとも新しい交換用フィルタを取り付けるべきかを判断します。

汚れている場合 -- 掃除機を使用するか、またはフィルタを交換します。


注意 シャーシに取り付けた状態でエア フィルタに掃除機をかけないでください。ベイやケージに汚れが入り込まないように、エア フィルタを完全に取り外してから清掃する必要があります。

摩耗または破れている場合 -- フィルタに摩耗または破れが見受けられる場合は、廃棄のルールに従って処分し、交換用エア フィルタ(12000/16-FILTER=)を取り付けます。

ステップ 4 エア フィルタ ドアに新しいエア フィルタまたは清掃したエア フィルタを差し込みます。

ステップ 5 エア フィルタ ドアを閉じて、4 本の非脱落型ネジを締めます。


注意 ドアを位置合わせして装着する際、EMI 防止ガスケットがドアに接触して損傷することがないように注意してください。適正な EMI 性能を維持するため、エア フィルタ ドアは常に閉じた状態で固定しておく必要があります。


 

ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付け

この手順の説明で使用する図は、Cisco 12016 シリーズ ルータの従来型ブロワー モジュールおよび容量が拡張された新しいブロワー モジュールの両方に対応します。使用するシステムによっては、図のコンポーネントはシャーシに搭載されているコンポーネントと 完全に同一 ではない可能性がありますが、取り外しおよび取り付け手順は基本的に同じです。

Cisco 12016 シリーズ ルータでは現在、2 種類のブロワー モジュールが使用されています。従来型システムに搭載されているブロワー、および現在のシステムに搭載されている容量拡張型ブロワーです。

次のモジュールに交換できます。

従来型ブロワー モジュール(GSR16-BLOWER=) -- 交換用部品として、従来型ブロワー モジュール または 容量拡張型ブロワー モジュールを使用します。

容量拡張型ブロワー モジュール(12000/10/16-BLWER=) -- 容量拡張型ブロワー モジュールを交換用部品として使用します。


) 電源装置アップグレード キット(2500 W AC または 2400 W DC PEM)でルータを拡張し、なおかつ NEBS 拡張温度範囲要件を満たさなければならない場合は、容量拡張型ブロワー モジュール(12000/10/16-VLWER=)を搭載して、要件を満たしてください。



注意 従来型ブロワー モジュールと容量拡張型ブロワー モジュールを同一シャーシに混載することはできません。上部と下部のブロワー モジュールを両方とも同じにする必要があります。

ブロワー モジュールは OIR をサポートしているため、システムの電源が投入されている間も電気的な障害や損傷を気にせずに、ブロワー モジュールを取り外したり取り付けたりすることができます。すべてのルーティング情報をシステムに維持させ、セッションを確実に維持したまま、ブロワー モジュールを交換できます。


注意 ブロワー モジュールは OIR をサポートしているので、システム動作を妨げることなく交換できますが、過熱防止のため、ブロワー モジュールが搭載されていない状態で 3 分以上、システムを動作させないでください。

上部および下部ブロワー モジュールの方向

この手順の説明では、上部ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付けに関する図を使用します。下部ブロワー モジュールの交換手順は、 ブロワー モジュールの方向を除いて 同じです。

ヘッドアップ方向 -- 3 つのファンの吸気口が下を向いた、「ヘッドアップ」方向で上部ベイにブロワー モジュールを搭載します。

ヘッドダウン方向 -- 3 つのファンの吸気口が上を向いた、「ヘッドダウン」方向で下部ブロワー モジュール ベイにブロワー モジュールを搭載します。

次の手順で、ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付けを行います。


ステップ 1 シャーシからブロワー モジュールを取り外します(図 7-16 を参照)。

a. ブロワー モジュールの両側の非脱落型ネジを緩めます。

b. モジュール ベイからブロワー モジュールを途中まで引き出します。

c. ブロワー モジュールを片手で支えながら、モジュールから完全に引き出します。


警告 ブロワー モジュールの重量は、約 20 ポンド(9 kg)です。ブロワー モジュールは、必ず両手で取り扱うようにしてください。


図 7-16 上部ブロワー モジュールの取り外し

 

ステップ 2 シャーシに新しいブロワー モジュールを取り付けます(図 7-17 を参照)。

a. 両手でブロワー モジュールを持ち上げ、モジュール ベイの途中まで押し込みます。

b. モジュール ベイ背面のバックプレーン コネクタとかみ合うまで、ブロワー モジュールをシャーシにゆっくり押し込みます。


注意 コネクタの損傷を防ぐため、シャーシにブロワー モジュールを差し込むときに、力を入れすぎないように注意してください。

c. ブロワー モジュールの非脱落型ネジを締めて、シャーシに固定します。

ブロワー モジュール前面の OK ステータス インジケータ(グリーン)が点灯します。OK インジケータが点灯しない場合は、「ブロワーの取り付けのトラブルシューティング」を参照してください。

図 7-17 上部ブロワー モジュールの取り付け

 


 

ブロワーの取り付けのトラブルシューティング

取り付け後、ブロワー モジュールが正常に動作しない場合は、次の手順でトラブルシューティングを行います。


ステップ 1 ルータの電源がオンになっていて、すべての電源コードが正しく接続されているかどうかを確認します。

ステップ 2 非脱落型ネジを緩め、シャーシにブロワー モジュールを装着し直します。

非脱落型ネジを再び締めて、ブロワー モジュールをバックプレーン コネクタにきちんと装着します。

ステップ 3 ブロワー モジュールのステータス インジケータを確認します。

OK(グリーン) -- ブロワー モジュールは正常に動作しています。このインジケータは、ブロワー モジュールが搭載され、バックプレーン コネクタから電力が供給されると同時に点灯します。

このインジケータが点灯していて、なおかつ、ブロワー モジュールの装着を何度かやり直しても、ブロワー モジュールのファンが作動しない場合は、スペアと交換してください。

スペアのブロワー モジュールも動作しない場合は、ルータの電源を切り、シスコの代理店にサポートを依頼してください。

FAIL(レッド) -- 正常に稼働しているときは、このインジケータは消灯しています。このインジケータが点灯した場合、ブロワー モジュールでファン障害またはその他の障害が検出されています。

このインジケータが点灯していて、なおかつ、ブロワー モジュールの装着を何度かやり直しても、ブロワー モジュールのファンが作動しない場合は、スペアと交換してください。

スペアのブロワー モジュールも動作しない場合は、ルータの電源を切り、シスコの代理店にサポートを依頼してください。


 

AC および DC 電源サブシステム コンポーネントの取り外しおよび取り付け

ここでは、Cisco 12016/12416/12816 シリーズ ルータで使用する AC および DC 電源システムの取り外しおよび取り付け手順について説明します。アップグレード キットを発注した場合も、同じ手順で、電源システムのすべてのコンポーネントをアップグレードできます。

この手順の説明で使用する図では、Cisco 12016 シリーズ ルータに同梱されている、従来型および拡張型の両方の電源装置と電源シェルフを示しています。使用するシステムによっては、図のコンポーネントとシャーシに搭載されているコンポーネントと 完全に同一 ではない可能性がありますが、取り外しおよび取り付け手順は基本的に同じです。従来型モデルおよび新モデルに該当する複数の図を示します。

電源装置の取り外しおよび取り付けには、次の工具および機器が必要です。

No.1 プラス ドライバ

3/16 インチ マイナス ドライバ

静電気防止用リスト ストラップ

取り付けに関する注意事項

Cisco 12016 シリーズ ルータは OIR をサポートします。冗長電源装置を交換する際は、システムの電源を入れたまま電源装置の取り外しおよび取り付けを行うことができます。電気的な事故やシステムの損傷が起こることはありません。この機能によって、システムにあらゆるルーティング情報を維持し、セッションを確実に保持しながら、電源装置を交換できます。

ただし、運用の冗長性を維持し、適切な冷却を行い、EMI 適合規格を満たすには、3 台(標準)または 4 台(オプション)の動作可能な電源装置を搭載しておく必要があります。ルータの稼働中に故障した電源装置を取り外す場合は、できるだけ迅速に交換作業を終えてください。取り外しおよび取り付け作業を開始する前に、工具および交換用電源装置を手元に用意しておく必要があります。

電源装置および電源シェルフの適合性

Cisco 12016 シリーズ ルータは、AC 電源システムまたは DC 電源システムのどちらでも組み合わせて使用できます。これらのシステムでは、2 種類の電源装置を利用できます。

従来型電源装置(定格 2000 W) -- 従来型システムに同梱

改良された交換用の電源装置(定格 2500 W AC または 2400 W DC) -- 現在出荷中

取り外しおよび取り付け手順は、どちらの電源装置タイプでも同じですが、容量および形状が異なるので、同じ電源シェルフにタイプの異なる電源装置を混載することはできません。


注意 新しい電源装置(AC および DC)には、拡張電源シェルフが必要です。従来型電源シェルフを使用して新しい電源装置を搭載することはできません。旧式の電源装置を新しい装置に交換する場合は、電源装置および電源シェルフをすべて交換する必要があります。

取り付けまたは交換を開始する前に、システムに搭載されている電源装置および対応する電源シェルフを認識しておく必要があります( 表7-1 を参照)。

 

表7-1 従来型および交換用コンポーネント

従来型コンポーネント
交換用コンポーネント
AC 電源シェルフ(PWR-GSR16-AC-SH=)

適合するのは 2000 W AC 電源装置だけです。新しい 2500 W の電源装置には使用しないでください。

AC 電源シェルフ(12000/16-AC-SHELF=)

適合するのは新しい 2500 W AC 電源装置だけです。旧式の 2000 W の電源装置には使用しないでください。

オプションの AC 電源シェルフ(PWR-GSR16-AC4-SH=)

適合するのは 2000 W AC 電源装置だけです。新しい 2500 W の電源装置には使用しないでください。

オプションの AC 電源シェルフ(12000/16-AC4-SHELF=)

適合するのは新しい 2500 W AC 電源装置だけです。旧式の 2000 W の電源装置には使用しないでください。

AC 電源装置(PWR-GSR16-AC=)

従来型 2000 W AC 電源装置を交換する場合に限って使用します。電源シェルフのすべての電源装置を 2000 W にする必要があります。新しい 2500 W の電源装置と混載することはできません。

AC 電源装置(12000/16-AC-PWR=)

既存の AC 電源装置を交換する場合に使用します。電源シェルフのすべての電源装置を 2500 W にする必要があります。旧式の 2000 W の電源装置と混載することはできません。

注意: 2500 W の AC 電源装置には、新しい電源シェルフ(GSR16-SHLF-AC= または GSR16-SHLF-AC4=)が必要です。

DC 電源シェルフ(PWR-GSR16-DC-SH=)

適合するのは 2000 W DC PEM だけです。新しい 2400 W の PEM には使用しないでください。

DC 電源シェルフ(12000/16-DC-SHELF=)

適合するのは新しい 2400 W DC PEM だけです。旧式の 2000 W の PEM には使用しないでください。

DC 電源シェルフ(PWR-GSR16-DC=)

従来型 2000 W DC PEM を交換する場合に限って使用します。電源シェルフのすべての PEM を 2000 W にする必要があります。新しい 2400 W の PEM と混載することはできません。

DC 電源装置(12000/16-DC-PWR=)

既存の DC 電源装置を交換する場合に使用します。すべての PEM を 2400 W にする必要があります。旧式の 2000 W PEM と混載することはできません。

注意: 2400 W DC PEM には、新しい電源シェルフ(GSR16-SHLF-DC=)が必要です。

アップグレード キットの取り付け

電源システム アップグレード キットを取り付ける場合は、次のコンポーネントを交換します。

AC 電源アップグレード(12000/16-AC-UP=、12000/16-AC4-UP=)

電源装置(AC 電源装置の取り外しおよび取り付けを参照)

標準の電源シェルフ(標準の AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付けを参照)またはオプションの電源シェルフ(オプションの 2 段型 AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付けを参照)

DC 電源アップグレード(12000/10-DC-UP=)

電源装置(DC PEM の取り外しおよび取り付けを参照)

電源シェルフ(DC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付けを参照)


) ブロワー アップグレード(電源アップグレード キットには含まれていない)も NEBS 拡張温度範囲要件を満たす必要があります。ブロワー アップグレード(12000/10/16-BLWER=)の発注については、シスコの代理店にご連絡ください。


AC 電源装置の取り外しおよび取り付け

ここでは、標準の 1 段型 AC 電源シェルフから AC 電源装置を取り外す手順について説明します。オプションの 2 段型 AC 入力電源シェルフから AC 入力電源装置を取り外す手順も、AC 入力電源装置のスロット位置が異なること以外、すべて同じです。図 7-18 に、従来型シリーズの 2000 W 電源装置を収容した AC 電源シェルフを示します。

図 7-18 標準およびオプションの AC 電源シェルフ

 

図 7-19 に 2000 W AC 電源装置のコンポーネントを示します。

図 7-19 2000 W AC 電源装置のコンポーネント

 

図 7-20 に 2500 W AC 電源装置のコンポーネントを示します。

図 7-20 2500 W AC 電源装置のコンポーネント

 

 

1

イジェクト ハンドル

2

非脱落型ネジ

AC 電源装置を取り外して交換する手順は、次のとおりです。


注意 同一シャーシ内でタイプの異なる電源装置を混載することはできません。従来型システムの 2000 W 電源装置を新しい 2500 W 電源装置に交換する場合は、電源装置および電源シェルフをすべて交換する必要があります(表7-1 を参照)。アップグレードを実行するには、ルータをシャットダウンする必要があります。アップグレード作業の間、すべてのルーティング トラフィックが停止することを、関係担当者に必ず通知してください。


ステップ 1 AC コンセントから電源装置のコードを外します。

ステップ 2 その AC コンセントに対応する回路ブレーカの電源をオフにします。


警告 次の作業の間、電源を確実にオフにしておくために、テープを貼って、回路ブレーカのスイッチをオフ(0)位置で固定します。


ステップ 3 電源シェルフから電源装置を取り外します。

2000 W PEM の場合 -- ステップ 4 に進みます。

2500 W PEM の場合 -- ステップ 5 に進みます。

ステップ 4 2000 W PEM を取り外します(図 7-21 を参照)。

a. バネ クリップを持ち上げて、イジェクト レバーを外します。

b. レバーを引き下げて、バックプレーンコネクタから電源装置を外します。

c. 電源装置を片手で支えながら、ベイから引き出します。


注意 電源装置の重量は、約 12 ポンド(5.4 kg)です。電源装置は、必ず両手で取り扱うようにしてください。

図 7-21 2000 W AC 電源装置の取り外し

 

ステップ 5 2500 W PEM を取り外します(図 7-22 を参照)。

a. 非脱落型ネジを緩めて、イジェクト ハンドルを外します。

b. イジェクト ハンドルを引き下げて、バックプレーンコネクタから電源装置を外します。

c. 電源装置を片手で支えながら、ベイから引き出します。

図 7-22 2500 W AC 電源装置の取り外し

 

ステップ 6 電源装置を取り付けます。

2000 W PEM の場合 -- ステップ 7 に進みます。

2500 W PEM の場合 -- ステップ 8 に進みます。

ステップ 7 2000 W PEM を取り付けます(図 7-23 を参照)。

a. バックプレーン コネクタとかみ合うまで、電源装置をベイに押し込みます。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、電源装置を電源シェルフ ベイに挿入するとき、力を入れすぎないように注意してください。

b. イジェクト レバーを持ち上げて、電源シェルフの下端にひっかけます。

c. イジェクト レバーが電源装置と平行になり、バネ クリップでレバーが固定されるまで、イジェクト レバーを回します。


注意 バネ クリップでレバーが固定されない場合は、電源装置がきちんと装着されていません。電源装置をいったん取り出し、しっかり押し込んで装着し直してください。

図 7-23 2000 W AC 電源装置の取り付け

 

ステップ 8 2500 W 電源装置を取り付けます(図 7-24 を参照)。

a. バックプレーン コネクタとかみ合うまで、電源装置をベイに押し込みます。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、電源装置を電源シェルフ ベイに挿入するとき、力を入れすぎないように注意してください。

b. イジェクト ハンドルを持ち上げて、電源シェルフの下端にひっかけます。

c. 非脱落型ネジを締めて、電源装置をシェルフに固定します。

図 7-24 2500 W AC 電源装置の取り付け

 

ステップ 9 電源装置コードを対応する AC コンセントに接続します。

ステップ 10 その AC コンセントに対応する回路ブレーカの電源をオンにします。

電源投入シーケンスの完了後、電源装置前面の PWR OK インジケータ(グリーン)が点灯します。このインジケータが点灯しない場合は、「AC 電源装置の取り付けに関するトラブルシューティング」を参照してください。


 

AC 電源装置の取り付けに関するトラブルシューティング

取り付け後、AC 電源装置が正常に動作しない場合は、次の手順でトラブルシューティングを行います。


ステップ 1 次のように、電源装置が正しく装着されているかどうかを確認します。

PEM を取り出し、再装着する。

イジェクト レバーがバネ クリップで固定されている。

ステップ 2 ルータの電源がオンになっていて、すべての電源コードが正しく接続されているかどうかを確認します。

電源シェルフ背面パネルの電源コードが固定クリップで正しく固定されている。

電源側の電源コードが専用の AC 電源コンセントにきちんと接続されている。

電源の AC 回路ブレーカーがオンになっている。

ステップ 3 電源装置のステータス インジケータを確認します。

PWR OK(グリーン) -- 電源装置は正常に動作しています。AC 供給電圧は公称動作範囲 200 ~ 240 VAC 内です。このインジケータは、電源装置が正しく装着されている場合に点灯します。

FAULT(イエロー) -- 電源装置内部で障害が検出されたか、または入力電圧が低すぎます。正常に稼働しているときは、このインジケータは消灯しています。

このインジケータが点灯した場合

供給電圧が適切な範囲内であるかどうかを調べます。170~262 VAC が正常な範囲です。

電源コードを外して、電源装置への電力供給をいったん停止し、再び供給します。インジケータが引き続き点灯する場合は、使用している電源装置をスペアに交換します。

スペアの電源装置でも同じ現象が生じる場合は、電源シェルフのバックプレーン コネクタ不良が原因になっている可能性があります。ルータの電源を切り、シスコの代理店にサポートを依頼してください。

TEMP(イエロー) -- 電源装置が過熱状態になっています。シャットダウンが行われます。


) TEMP インジケータが点灯する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


電源装置のファンが正常に動作しているかどうかを確認します。

ブロワー モジュールが正常に動作しているかどうかを確認します。

電源装置のファンおよびブロワー モジュールが正常に動作している場合は、使用している電源装置をスペアに交換します。

TEMP(イエローで点滅 -- 2500 W PEM の場合のみ) -- 電源装置のファンがロックされているか、または誤動作しています。


) TEMP インジケータが点滅する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


ファンが動作しているかどうかを確認します。ファンの障害になっているものがある場合は、取り除きます。

ファンが動作していない場合は、電源装置を交換します。

ILIM(2000 W PEM の場合のみ)(イエロー) -- 電源装置が限流状態で動作しています。

各電源コードはそれぞれ専用のAC入力電源に接続する必要があります。公称範囲 200 ~ 240 VAC で稼働する各 AC 電源装置につき、20 A(北米)または 13 A(その他の諸国)以上の供給電源が必要です。

OC(2500 W PEM の場合のみ)(イエローで点灯または 10 秒後に点滅) -- 電源装置の出力電流が限度を超えていて、過負荷または回路短絡が発生しています。


) OC インジケータが点灯または点滅する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


電源コードを外して、電源装置への電力供給をいったん停止し、再び供給します。

LED が引き続き点灯する場合は、電源装置の装着をやり直してください。

それでもインジケータが引き続き点灯する場合は、電源装置を交換します。


 

標準の AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け

次の手順で、標準 AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付けを行います。


注意 電源シェルフの取り外しおよび取り付けを行う場合は、システムの電源をオフにする必要があります。ネットワーク管理者および該当する担当者に、アップグレード作業の間、すべてのルーティング トラフィックが停止することを必ず通知してください。


注意 新しい電源シェルフにアップグレードする場合は、旧式の電源装置は使用できません。新しい 2500 W の電源装置にアップグレードする必要があります(表7-1 を参照)。


ステップ 1 「AC 電源装置の取り外しおよび取り付け」の手順に従って、すべての電源装置を取り外します。

ステップ 2 電源シェルフの背面パネルから、各 AC 電源コードを外します。固定クリップを持ち上げ、コードを抜いてください(図 7-25 を参照)。

図 7-25 AC 電源コードの取り外し

 

ステップ 3 シャーシから電源シェルフを外します(図 7-26 を参照)。

a. 電源シェルフの非脱落型ネジ(左右に 2 本ずつ)を緩めます。

b. イジェクト ジャックネジを緩め、電源インターフェイス パネルのコネクタから電源シェルフを外します。

図 7-26 電源シェルフを外す

 

ステップ 4 左右のフランジを持ち、シャーシのトラックに沿って電源シェルフを静かに引き出して取り外します(図 7-27 を参照)。


警告 AC 入力電源シェルフの重量は、約 21 ポンド(9.5 kg)あります。電源シェルフは両手で取り外してください。


図 7-27 AC 入力電源シェルフの取り外し

 

ステップ 5 新しい電源シェルフをシャーシの途中まで押し込みます。

ステップ 6 電源シェルフをシャーシの電源インターフェイス パネル コネクタに接続します(図 7-28 を参照)。

a. 電源シェルフの左右の穴とシャーシの左右のガイド ピンをきちんと合わせます。

b. 電源シェルフの 2 つのコネクタが電源インターフェイス パネル コネクタにちょうどかみ合うまで、電源シェルフを静かに押し込みます。


注意 インターフェイス コネクタの損傷を防ぐため、シャーシに電源シェルフを差し込むときに、力を入れすぎないように注意してください。

図 7-28 AC 入力電源シェルフの接続

 

ステップ 7 シャーシに電源シェルフを装着します(図 7-29 を参照)。

a. イジェクト ジャックネジを締めます。

b. 各フランジの非脱落型ネジを締めます。

図 7-29 電源シェルフの装着

 

ステップ 8 電源シェルフの背面パネルに各 AC 電源コードを再度接続し、クリップで固定します(図 7-30 を参照)。

図 7-30 AC 電源コードの接続

 

ステップ 9 「AC 電源装置の取り外しおよび取り付け」の手順に従って、電源装置を取り付けます。


 

オプションの 2 段型 AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け

次の手順で、オプションの 2 段型 AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付けを行います。


注意 電源シェルフの取り外しおよび取り付けを行う場合は、システムの電源をオフにする必要があります。ネットワーク管理者および関係担当者に、アップグレード作業の間、すべてのルーティング トラフィックが停止することを通知してください。


注意 新しい電源シェルフにアップグレードする場合は、従来型の電源装置は使用できません。新しい 2500 W の電源装置にアップグレードする必要があります(表7-1 を参照)。


ステップ 1 「AC 電源装置の取り外しおよび取り付け」の手順に従って、すべての電源装置を取り外します。

ステップ 2 電源シェルフの背面パネルから、各 AC 電源コードを外します。固定クリップを持ち上げ、コードを抜いてください(図 7-31 を参照)。

図 7-31 AC 電源コードの取り外し

 

ステップ 3 電源シェルフの非脱落型ネジ(左右に 2 本ずつ)を緩めます。

ステップ 4 イジェクト ジャックネジを緩め、シャーシの電源インターフェイス パネルのコネクタから電源シェルフを外します。

ステップ 5 左右のフランジを持ち、シャーシのトラックに沿って電源シェルフを静かに引き出して取り外します(図 7-32 を参照)。


警告 AC 入力電源シェルフの重量は、約 42 ポンド(19.05 kg)あります。電源シェルフは両手で取り外してください。


図 7-32 AC 入力電源シェルフの取り外し

 

ステップ 6 新しい電源シェルフをシャーシの途中まで押し込みます。

ステップ 7 電源シェルフをシャーシの電源インターフェイス パネル コネクタに接続します(図 7-33 を参照)。

a. 電源シェルフの左右の穴とシャーシの左右のガイド ピンをきちんと合わせます。

b. 電源シェルフの 2 つのコネクタが電源インターフェイス パネル コネクタにちょうどかみ合うまで、電源シェルフを静かに押し込みます。


注意 インターフェイス コネクタの損傷を防ぐため、シャーシに電源シェルフを差し込むときに、力を入れすぎないように注意してください。

図 7-33 AC 入力電源シェルフの接続

 

ステップ 8 左右のフランジを持ち、シャーシのトラックに沿って電源シェルフを静かに押し込みます(図 7-34 を参照)。

a. イジェクト ジャックネジを締めます。

b. 各フランジの非脱落型ネジ(2 本ずつ)を締めます。

図 7-34 AC 入力電源シェルフの取り付け

 

ステップ 9 電源シェルフの背面パネルに各 AC 電源コードを接続し、クリップで固定します(図 7-35 を参照)。

図 7-35 AC 電源コードの接続

 

ステップ 10 「AC 電源装置の取り外しおよび取り付け」ステップ 6 以降の手順に従って電源装置を取り付けます。


 

AC 電源シェルフの取り付けに関するトラブルシューティング

取り付け後、AC 電源シェルフが正常に動作しない場合は、次の手順でトラブルシューティングを行います。


ステップ 1 電源シェルフが正しく装着されているかどうかを確認します。

ジャックネジがきちんと締まっている。

フランジの非脱落型ネジがきちんと締まっている。

ステップ 2 各電源装置が正しく装着されているかどうかを確認します。

イジェクト レバーがバネ クリップで固定されている。

ステップ 3 ルータの電源がオンになっていて、すべての電源コードが正しく接続されているかどうかを確認します。

電源シェルフ背面パネルの電源コードが固定クリップで正しく固定されている。

電源側の電源コードが専用の AC 電源コンセントにきちんと接続されている。

電源の AC 回路ブレーカーがオンになっている。

ステップ 4 電源装置のステータス インジケータを確認します。

PWR OK(グリーン) -- 電源装置は正常に動作しています。AC 供給電圧は公称動作範囲 200 ~ 240 VAC 内です。電源装置が正しく装着されると、このインジケータが点灯します。

FAULT(イエロー) -- 電源装置内部で障害が検出されたか、または入力電圧が低すぎます。正常に稼働しているときは、このインジケータは消灯しています。

このインジケータが点灯した場合

供給電圧が適切な範囲内であるかどうかを調べます。170~262 VAC が正常な範囲です。

電源コードを外して、電源装置への電力供給をいったん停止し、再び供給します。インジケータが引き続き点灯する場合は、使用している電源装置をスペアに交換します。

スペアの電源装置でも同じ現象が生じる場合は、電源シェルフのバックプレーン コネクタ不良が原因になっている可能性があります。ルータの電源を切り、シスコの代理店にサポートを依頼してください。

TEMP(イエロー) -- 電源装置が過熱状態になっています。シャットダウンが行われます。


) TEMP インジケータが点灯する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


電源装置のファンが正常に動作しているかどうかを確認します。

ブロワー モジュールが正常に動作しているかどうかを確認します。

ブロワー モジュールが正常に動作している場合は、使用している電源装置をスペアに交換します。

TEMP(イエローで点滅 -- 2500 W PEM の場合のみ) -- 電源装置のファンがロックされているか、または誤動作しています。


) TEMP インジケータが点滅する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


ファンが動作しているかどうかを確認します。ファンの妨げになりそうなものがあれば取り除きます。

ファンが動作していない場合は、電源装置を交換します。

ILIM(2000 W PEM の場合のみ)(イエロー) -- 電源装置が限流状態で動作しています。

各電源コードはそれぞれ専用のAC入力電源に接続する必要があります。公称範囲 200 ~ 240 VAC で稼働する各 AC 電源装置につき、20 A(北米)または 13 A(その他の諸国)以上の供給電源が必要です。

OC(2500 W PEM の場合のみ)(イエローで点灯または 10 秒後に点滅) -- 電源装置の出力電流が限度を超えていて、過負荷または回路短絡が発生しています。


) OC インジケータが点灯または点滅する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


電源コードを外して、電源装置への電力供給をいったん停止し、再び供給します。

インジケータが引き続き点灯する場合は、電源装置の装着をやり直してください。

それでもインジケータが引き続き点灯する場合は、電源装置を交換します。


 

AC入力電源シェルフのアップグレード

次の手順で、標準の 1 段型 AC 電源シェルフからオプションの 2 段型 AC 電源シェルフにルータをアップグレードします。


) オプションの 2 段型電源シェルフを装備したルータは、高さが 77.5 インチ(196.85 cm)になり、標準の 7 フィート ラックには収まりません。



ステップ 1 「標準の AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け」の手順をステップ 4 まで実行し、標準の1段型電源シェルフをシャーシから取り外します

ステップ 2 「オプションの 2 段型 AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け」ステップ 6 以降の手順に従って、オプションの 2 段階型電源シェルフを取り付けます。

ステップ 3 古いカバーをアップグレード キットに含まれている新しいカバーと交換します。

a. 前面カバーの両端を持ち、カバーの背面にある 4 つのボール スタッドをシャーシ前面にあるソケットに合わせます。

b. 前面カバーを押して 4 つのボール スタッド全部をソケットにはめ込み、前面カバーをシャーシ前面に対して平らにします。


 

DC PEM の取り外しおよび取り付け

ここでは、シャーシから DC PEM を取り外し、再度取り付ける手順について説明します。この作業を始める 前に「取り付けに関する注意事項」を確認してください。

図 7-36 に 2000 W DC 電源装置のコンポーネントを示します。

図 7-36 2000 W DC 電源装置のコンポーネント

 

図 7-37 に 2400 W DC 電源装置のコンポーネントを示します。

図 7-37 2400 W DC 電源装置のコンポーネント

 

 

1

ハンドル

3

イジェクト レバー

2

ファン

4

電源スイッチ


注意 同一シャーシ内でタイプの異なる電源装置を混載することはできません。従来型システムの 2000 W PEM を新しい 2400 W PEM に交換する場合は、すべての PEM および電源シェルフを交換する必要があります(表7-1 を参照)。アップグレードを実行するには、ルータをシャットダウンする必要があります。システム管理者および関係担当者に、アップグレード作業の間、すべてのルーティング トラフィックが停止することを必ず通知してください。

次の手順で、DC PEM の取り外しおよび取り付けを行います。


ステップ 1 回路ブレーカをオフにすることによって、PEM の電源をオフにします。

ステップ 2 その PEM に対応する DC 回路ブレーカの電源をオフにします。


警告 次の作業の間、電源を確実にオフにしておくために、テープを貼って、回路ブレーカのスイッチをオフ(0)位置で固定します。


ステップ 3 イジェクト ハンドルの非脱落型ネジを緩め、レバーを引き下げて、ベイから PEM を外します(図 7-38 を参照)。

ステップ 4 電源シェルフから PEM を取り外します(図 7-38 を参照)。

a. ベイの途中まで、PEM を引き出します。

b. PEM を片手で支えながら、ベイから引き出します。


警告 DC PEM の重量は、約 6 ポンド(2.7 kg)です。電源装置は両手で取り外してください。


図 7-38 DC PEM の取り外し

 

ステップ 5 電源シェルフに新しい DC PEM を取り付けます(図 7-39 を参照)。

a. PEM をシャーシの途中まで差し込みます。

b. 電源装置がベイ背面のバックプレーン コネクタとかみ合うまで、シャーシにゆっくり押し込みます。

c. 電源シェルフ下部の溝にイジェクト レバーの下部を合わせ、イジェクト レバーを引き上げて、バックプレーン コネクタに PEM を装着します。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、PEM を電源シェルフ ベイに挿入するとき、力を入れすぎないように注意してください。

d. 非脱落型ネジを締めて、PEM を電源シェルフに固定します。


) PEM は電力負荷ゾーン内で他の PEM によって冗長電力が供給されるので、FAULT インジケータが点灯する場合があります。この現象は、PEM の回路ブレーカがオフになっている場合、または PEM に DC 入力電源がない場合でも生じる可能性があります。PEM に電力が供給され、回路ブレーカがオンになると、FAULT インジケータは消灯し、PWR OK インジケータが点灯します。


図 7-39 DC PEM の取り付け

 

ステップ 6 その PEM に対応する DC 回路ブレーカの電源をオンにします。

ステップ 7 回路ブレーカをオンにすることで、PEM の電源をオンにします。

電源投入シーケンスの完了後、PEM 前面の PWR OK インジケータ(グリーン)が点灯するはずです。このインジケータが点灯しない場合は、「DC PEM の取り付けに関するトラブルシューティング」を参照してください。


 

DC PEM の取り付けに関するトラブルシューティング

取り付け後、DC PEM が正常に動作しない場合は、次の手順でトラブルシューティングを行います。


ステップ 1 PEM が正しく装着されているかどうかを確認します。

PEM を取り出し、再装着する。

イジェクト レバーの非脱落型ネジがきちんと締まっている。

電源スイッチがオン(1)の位置になっている(2400 W の場合のみ)。

ステップ 2 ルータの電源がオンになっていて、すべての電源コードが正しく接続されているかどうかを確認します。

すべての電源コードが背面パネルのそれぞれ対応する端子スタッドにきちんと接続されている。

PEM の電源コードの各ペアが専用の 60 A DC コンセントに接続されている。

電源の DC 回路ブレーカーがオンになっている。

PEM の回路ブレーカーがオンになっている(2000 W の場合のみ)。

回路ブレーカーがオン状態にならない場合は、PEM を交換します。

ステップ 3 PEM のステータス インジケータを確認します。

PWR OK(グリーン) -- PEM は正常に動作しています。DC 供給電圧は公称動作範囲 -48 ~ -60 VDC 内です。この インジケータが点灯するのは、PEM 回路ブレーカーがオンの場合です。

FAULT(イエロー) -- PEM 内部で障害が検出されたか、または入力電圧が低すぎます。正常に稼働しているときは、このインジケータは消灯しています。

供給電圧が適切な範囲内であるかどうかを調べます。-40 ~ -72 VDC が正常です。

PEM の回路ブレーカーをオフにしてからオンにします。数回オンにしてみても、このインジケータが点灯したままの場合は、使用している PEM をスペアに交換します。

スペアの PEM でも同じ現象が生じる場合は、電源シェルフのバックプレーン コネクタ不良が原因になっている可能性があります。ルータの電源を切り、シスコの代理店にサポートを依頼してください。

TEMP(イエロー) -- PEM が過熱状態になっています。シャットダウンが行われます。


) TEMP インジケータが点灯する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


電源装置のファンが正常に動作しているかどうかを確認します。

ブロワー モジュールが正常に動作しているかどうかを確認します。

電源装置のファンおよびブロワー モジュールが正常に動作している場合は、使用している PEM をスペアに交換します。

TEMP(イエローで点滅 -- 2400 W PEM の場合のみ) -- 電源装置のファンがロックされているか、または誤動作しています。


) TEMP インジケータが点滅する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


ファンが動作しているかどうかを確認します。ファンの障害になっているものがある場合は、取り除きます。

ファンが動作しない場合は、電源装置を交換します。

OC(2400 W PEM の場合のみ)(イエローで点灯または 10 秒後に点滅) -- 電源装置の出力電流が限度を超えていて、過負荷または回路短絡が発生しています。


) OC インジケータが点灯または点滅する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


電源コードを外して、電源装置への電力供給をいったん停止し、再び供給します。

インジケータが引き続き点灯する場合は、電源装置の装着をやり直してください。

それでもインジケータが引き続き点灯する場合は、電源装置を交換します。


 

DC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け

次の手順で、DC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付けを行います。


注意 電源シェルフの取り外しおよび取り付けを行う場合は、システムの電源をオフにする必要があります。ネットワーク管理者および関係担当者に、アップグレード作業の間、すべてのルーティング トラフィックが停止することを通知してください。


注意 新しい電源シェルフにアップグレードする場合は、旧式の電源装置は使用できません。新しい 2400 W PEM にアップグレードする必要があります(表7-1 を参照)。


ステップ 1 「DC PEM の取り外しおよび取り付け」ステップ 4 までの手順を実行し、すべての DC PEM を取り外します。

ステップ 2 固定しているネジを緩め、電源コード カバーを取り外します(図 7-40 を参照)。

図 7-40 DC 電源コード カバーの取り外し

 

ステップ 3 電源シェルフのプラス(+)端子とマイナス(-)端子の各ペアで電圧を測定し、電力が供給されていないことを確認します。

すべての測定値が 0 VDCになっている必要があります。


警告 すべての測定値が 0(ゼロ)V になっていない場合は、作業を進めないでください。ルータの電源がオフで、すべての入力 DC 回路ブレーカがオフになっていることを確認します。ステップ 3 を繰り返してから、作業を続けます。


ステップ 4 次の手順で、DC 入力端子スタッドから、電源コードの各ペアとアース線を外します(図 7-41 を参照)。


注意 ケーブルを外す前に、各ケーブル タイプ(プラス、マイナス、およびアース)の色分けを必ず書き留めてください。入力 DC 配線には色分けの規格がないので、プラス(+)とマイナス(-)の端子スタッドに電源コードを正しく接続できるようにする必要があります。通常、グリーン(またはグリーンとイエロー)はアース線を表します。電源コード線にはプラス(+)またはマイナス(-)のラベルが付いていることがあります。これが当てはまらない場合もあるので、色分けを書き留めて、この手順のように識別するのが、ケーブルの極性を示す方法として最も安全です。


警告 DC 電源コードを外すときには、必ずアース ケーブルを最後に外してください。


端子スタッド A1 から始めます(図 7-41 を参照)。

a. マイナス(-)の端子スタッドからナットとワッシャを取り除いて、ケーブルを外します。

ケーブルにラベルを付けます。たとえば、A1- です。

b. プラス(+)の端子スタッドからナットとワッシャを取り除いて、ケーブルを外します。

ケーブルにラベルを付けます。たとえば、A1+ です。

残りの端子スタッド ペアについても、ステップ a および b を繰り返します。

c. すべての電源コードを外したあとで、アースの端子スタッドからナットとワッシャを取り除き、アース線を外します。

ケーブルに「アース」のラベルを付けます。

図 7-41 DC 電源コードの切断

 

ステップ 5 シャーシから電源シェルフを外します(図 7-42 を参照)。

a. 電源シェルフの非脱落型ネジ(左右に 2 本ずつ)を緩めます。

b. イジェクト ジャックネジを緩め、シャーシの電源インターフェイス パネルのコネクタから電源シェルフを外します。


警告 DC 入力電源シェルフの重量は、約 10.2 ポンド(4.6 kg)あります。電源シェルフは両手で取り外してください。


図 7-42 電源シェルフを外す

 

ステップ 6 左右のフランジを持ち、シャーシのトラックに沿って電源シェルフを静かに引き出して取り外します(図 7-43 を参照)。

図 7-43 DC 入力電源シェルフの取り外し

 

ステップ 7 新しい電源シェルフをシャーシの途中まで押し込みます。

ステップ 8 電源シェルフをシャーシの電源インターフェイス パネル コネクタに接続します(図 7-44 を参照)。

a. 電源シェルフの左右の穴とシャーシの左右のガイド ピンをきちんと合わせます。

b. 電源シェルフの 2 つのコネクタが電源インターフェイス パネル コネクタにちょうどかみ合うまで、電源シェルフを静かに押し込みます。


注意 インターフェイス コネクタの損傷を防ぐため、シャーシに電源シェルフを差し込むときに、力を入れすぎないように注意してください。

図 7-44 DC 入力電源シェルフの接続

 

ステップ 9 シャーシに電源シェルフを装着します(図 7-45 を参照)。

a. イジェクト ジャックネジを締めます。

b. 各フランジの非脱落型ネジを締めます。


警告 DC 入力電源シェルフの重量は、約 10.2 ポンド(4.6 kg)あります。電源シェルフは両手で取り外してください。


図 7-45 DC 入力電源シェルフの装着

 

ステップ 10 次の手順で、アースと電源コードの各ペアを DC 入力端子スタッドに接続します(図 7-46 を参照)。


注意 ケーブルは必ず、ステップ 4 で作成した色分けの記録とラベルに従って接続してください。


警告 DC 電源コードを再び接続するときには、必ずアース ケーブルから先に接続してください。


a. アース端子スタッドにアース ケーブルを接続します。

端子スタッド B2 から始めます。

b. プラス(+)の端子スタッドにプラスのケーブルを接続します。たとえば、B2+ です。

c. マイナス(-)の端子スタッドにマイナスのケーブルを接続します。たとえば、B2- です。

残りの端子スタッド ペアについても、ステップ b および c を繰り返します。

図 7-46 電源シェルフへの DC 電源コードの接続

 

ステップ 11 PEM に対応する DC 回路ブレーカの電源をオンにします。

ステップ 12 プラスとマイナスの端子スタッドのペアで、極性と電圧の値を確認します。

すべての電圧測定値が -48 ~ -60 VDC でなければなりません。


注意 電圧測定値が 1 つでも指定の範囲から外れている場合は、作業を続けないでください。極性と DC 供給電圧を確認してください。

ステップ 13 電源コード カバーを元通りに取り付けます(図 7-47 を参照)。

図 7-47 DC 電源コード カバーの取り付け

 

ステップ 14 PEM に対応する入力 DC 回路ブレーカの電源をオフにします。

ステップ 15 「DC PEM の取り外しおよび取り付け」ステップ 5 以降の手順に従って、すべての DC PEM を取り付けます。


 

DC 電源シェルフの取り付けに関するトラブルシューティング

取り付け後、DC 電源シェルフが正常に動作しない場合は、次の手順でトラブルシューティングを行います。


ステップ 1 電源シェルフが正しく装着されているかどうかを確認します。

ジャックネジがきちんと締まっている。

フランジの非脱落型ネジがきちんと締まっている。

ステップ 2 各電源装置が正しく装着されているかどうかを確認します。

PEM を取り出し、再装着する。

イジェクト レバーの非脱落型ネジがきちんと締まっている。

電源スイッチがオン(1)の位置になっている(2400 W の場合のみ)。

ステップ 3 ルータの電源がオンになっていて、すべての電源コードが正しく接続されているかどうかを確認します。

すべての電源コードが背面パネルのそれぞれ対応する端子スタッドにきちんと接続されている。

電源コードの各ペアが専用の 60 A DC コンセントに接続されている。

電源の DC 回路ブレーカーがオンになっている。

PEM の回路ブレーカーがオンになっている(2000 W の場合のみ)。

回路ブレーカがオンの状態にならない場合は、PEM に接続している電源コードの極性を確認します。


) PEM は逆極性状態を検出すると、回路ブレーカを上げます。この状態が PEM に損傷を与えることはありません。正しい極性になると、正常に動作します。


ステップ 4 電源装置のステータス インジケータを確認します。

PWR OK(グリーン) -- PEM は正常に動作しています。DC 供給電圧は公称動作範囲 -48 ~ -60 VDC 内です。PEM の回路ブレーカがオンになると、このインジケータが点灯します。

FAULT(イエロー) -- PEM 内部で障害が検出されたか、または入力電圧が低すぎます。正常に稼働しているときは、このインジケータは消灯しています。

このインジケータが点灯した場合

供給電圧が適切な範囲内であるかどうかを調べます。-40 ~ -72 VDC が正常です。

PEM の回路ブレーカーをオフにしてからオンにします。数回オンにしてみても、このインジケータが点灯したままの場合は、使用している PEM をスペアに交換します。

スペアの PEM でも同じ現象が生じる場合は、電源シェルフのバックプレーン コネクタ不良が原因になっている可能性があります。ルータの電源を切り、シスコの代理店にサポートを依頼してください。

TEMP(イエロー) -- PEM が過熱状態になっています。シャットダウンが行われます。


) TEMP インジケータが点灯する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


電源装置のファンが正常に動作しているかどうかを確認します。

ブロワー モジュールが正常に動作しているかどうかを確認します。

ブロワー モジュールが正常に動作している場合は、使用している PEM をスペアに交換します。

TEMP(イエローで点滅 -- 2400 W PEM の場合のみ) -- 電源装置のファンがロックされているか、または誤動作しています。


) TEMP インジケータが点滅する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


ファンが動作しているかどうかを確認します。ファンの障害になっているものがある場合は、取り除きます。

ファンが動作しない場合は、電源装置を交換します。

OC(2400 W PEM の場合のみ)(イエローで点灯または 10 秒後に点滅) -- 電源装置の出力電流が限度を超えていて、過負荷または回路短絡が発生しています。


) OC インジケータが点灯または点滅する場合は、FAULT インジケータも点灯します。


電源コードを外して、電源装置への電力供給をいったん停止し、再び供給します。

インジケータが引き続き点灯する場合は、電源装置の装着をやり直してください。

それでもインジケータが引き続き点灯する場合は、電源装置を交換します。


 

シャーシからのカードの取り外しおよび取り付け

ここでは、シャーシのカード ケージからカードを取り外す手順について説明します。特定タイプのカードの詳細については、「製品の概要」を参照してください。

上部および下部カード ケージでの RP およびラインカードの取り外しおよび取り付け

ここでは、上部または下部カード ケージで RP カードまたはラインカードの取り外しおよび取り付けを行う手順について説明します。上部および下部カード ケージにはスロットが 9 つあります。下部カード ケージは上部カード ケージを反転させた形になります。アラーム カードを搭載できるのは、「Alarm Card」のラベルがある特定のスロットだけです。アラーム カードの交換については、「アラーム カードの取り外しおよび取り付け」を参照してください。


注意 ルータを GRP から PRP にアップグレードする場合、ルータの電源を切ってから RP カードを交換する必要があります。非冗長構成の RP を交換する場合は、Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サーバまたはフラッシュ ディスクに実行コンフィギュレーション ファイルをバックアップし、あとで取り出せるようにしておいてください。コンフィギュレーション ファイルを保存しなかった場合、新しい RP のコンフィギュレーションをすべて手作業で再入力する必要があります。


注意 カードを取り扱う際は、金属製カード フレームのエッジ部分だけを持つようにしてください。ボードまたはコネクタ ピンには触れないでください。取り外したカードは、静電気防止用袋または同様のものに慎重に収容し、ESD から保護するとともに、光ポートに埃が入らないようにしてください(光ファイバ ラインカードの場合)。

カード ケージでラインカードまたは RP の取り外しおよび取り付けを行う手順は、次のとおりです。


ステップ 1 カードからケーブルをすべて外します。

ステップ 2 カードを取り外します。

a. 前面パネルの上下にある非脱落型ネジを緩めます(図 7-48 の a を参照)。

b. イジェクト レバーを回して、バックプレーン コネクタからカードを外します(図 7-48 の b を参照)。

c. スロットからカードを引き出し(図 7-48 の c を参照)、ただちに静電気防止用袋またはその他の静電気防止用容器に収めます。

ステップ 3 ステップ 1 および 2 の手順を逆にして、カードを取り付けます。


 

図 7-48 ラインカードおよび RP カード ケージからのラインカードの取り外し

 

アラーム カードの取り外しおよび取り付け

ルータにはアラーム カードが 2 枚装備されています。1 枚は上部カード ケージ左端の専用スロットに、もう 1 枚は下部カード ケージ右端の専用スロットに搭載されています(図 7-49 を参照)。アラーム カードのスロットは、他のカード ケージ スロットとは異なります。アラーム カード スロットは幅が狭く、バックプレーン コネクタも異なり、「Alarm Card」のラベルが付いています。アラーム カードは、この 2 つのスロットだけに搭載できます。

図 7-49 上部および下部カード ケージにおけるアラーム カードの位置

 

上部または下部カード ケージでアラーム カードの取り外しおよび取り付けを行う手順は、次のとおりです。


注意 アラーム カードのネジを正しく合わせるには、アラーム カードに隣接するラインカード スロットにカードを常時、搭載しておくことが必要です。


ステップ 1 アラーム カードからケーブルをすべて外します。

ステップ 2 アラーム カードを取り外します。

a. 前面パネルの上下にある非脱落型ネジを緩めます(図 7-50 の a を参照)。

b. スロットからカードを引き出し(図 7-50 の b を参照)、ただちに静電気防止用袋またはその他の静電気防止用容器に収めます。

図 7-50 上部カード ケージからのアラーム カードの取り外し

 

ステップ 3 ステップ 1 および 2 の手順を逆にして、カードを取り付けます。


 

SFC の取り外しおよび取り付け

SFC ケージは、シャーシ前面のエア フィルタ ドアの奥にあります。このカード ケージには、CSC および SFC 用のキーイング機構付き垂直カード スロットが 5 つあります。CSC は左の 2 つのカード スロット(ラベル CSC 0 および 1)に、SFC は右の 3 つのスロット(ラベル SFC 0、1、2)に搭載されています。

次の手順で、SFC の取り外しおよび取り付けを行います。


ステップ 1 エア フィルタ ドアの左右で、非脱落型ネジを緩め、ドアを回して開きます(図 7-10 を参照)。


注意 拡張型前面カバー ベゼルを使用しているルータの場合、エア フィルタ ドアが完全に開くだけのスペースがありません。エア フィルタ ドアを開く前に、拡張型前面カバーを取り外す必要があります。

図 7-51 シャーシ エア フィルタ ドアの開き方

 

ステップ 2 カードを取り外します。

a. イジェクト レバーを回して、バックプレーン コネクタからカードを外します。

b. カードの金属製フレームを持ち、スロットからカードを引き出します(図 7-52 を参照)。

静電気防止用袋またはその他の静電気防止用容器にカードをただちに収納します。

図 7-52 SFC ケージからのカードの取り外し

 

ステップ 3 カードを取り付けるには、ステップ 2 の手順を逆に行います。

ステップ 4 エア フィルタ ドアを閉じて、非脱落型ネジを締めます。


 

スイッチ ファブリックのアップグレード

Cisco 12016 および Cisco 12416 ルータのスイッチ ファブリックは、現場で拡張できます。

Cisco 12016 ルータは、2.5 Gbps のスイッチ ファブリックから 10 Gbps または 40 Gbps のスイッチ ファブリックにアップグレードできます。

Cisco 12416 ルータは、10 Gbps のスイッチ ファブリックから 40 Gbps のスイッチ ファブリックにアップグレードできます。

表7-2 に、Cisco ルータのモデル番号、対応するスイッチ ファブリックの速度、および各ルータ モデルで利用できるアップグレード パスを示します。

 

表7-2 スイッチ ファブリックのアップグレード パス

ルータ モデル
スイッチ ファブリックの速度
アップグレード パス

Cisco 12016 ルータ

2.5 Gbps

Cisco 12416 ルータ

または

Cisco 12816 ルータ

Cisco 12416 ルータ

10 Gbps

Cisco 12816 ルータ

Cisco 12816 ルータ

40 Gbps

なし

アップグレード要件

スイッチ ファブリックをアップグレードする前に、次のアップグレード要件を確認してください。

完全なスイッチ ファブリック カード セットが必要です。2.5 Gbps、10 Gbps、40 Gbps の CSC および SFC を混在させることはできません。

GRP を搭載した 10 Gbps のスイッチ ファブリックをアップグレードするには、フラッシュ メモリ カードに Cisco IOS Release 12.0(16)S 以降がロードされている必要があります。

PRP を搭載した 10 Gbps のスイッチ ファブリックをアップグレードするには、フラッシュ メモリ カードに Cisco IOS Release 12.0(22)S 以降がロードされている必要があります。

40 Gbps のスイッチ ファブリックにアップグレードするには、PRP を搭載し、フラッシュ メモリ カードに Cisco IOS Release 12.0(27)S 以降がロードされている必要があります。

アップグレード手順

スイッチ ファブリックをアップグレードするには、次の手順に従います。


ステップ 1 ルータの電源を切ります。

ステップ 2 SFC ケージからすべての CSC および SFC を取り外します。「SFC の取り外しおよび取り付け」を参照してください。

ステップ 3 新しい CSC および SFC を取り付けます


) 機能は類似していますが、SFC と CSC を混在させることはできません。スイッチ ファブリックは1 セットのカードです。10 または 40 Gbps のスイッチ ファブリック カード セットのいずれかを使用する必要があります。


ステップ 4 GRP または PRP にフラッシュ メモリ カードを挿入し、適切な Cisco IOS リリースがロードされていることを確認します。

ステップ 5 ルータの電源を投入し、搭載されているすべてのラインカードが完全に起動してから、次の手順に進みます。


) ルータが完全な動作状態に戻ってから、次の手順に進む必要があります。この作業には、ルータの構成に応じてかなりの時間がかかる場合があります。


ステップ 6 configure terminal コマンドを入力し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7 Cisco IOS Release 12.0(27)S より前のリリースを使用している場合、service upgrade all コマンドを入力します。

ステップ 10 に進みます。

12.0(27)S より前のリリースを使用していない場合は、次のステップに進みます。

ステップ 8 Cisco IOS Release 12.0(27)S 以降のリリースを使用している場合、service upgrade mbus-agent-rom コマンドを入力します。

ステップ 9 service upgrade fabric-downloader コマンドを入力します。

ステップ 10 コマンドの実行後、Ctrl-Zを押してコンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 11 show gsr コマンドを実行し、新しい SFC が検出されるかどうかを確認します。


) show gsr コマンドの出力は、SFC セットごとに多少異なります。



 

スイッチ ファブリック アップグレード キットには、アップグレード後のルータ モデルを示す新しいラベルが含まれていないので、シャーシ側面のラベルは、Cisco 12016 または Cisco 12416 ルータが記載されたままになります。

アップグレード後のルータは、次の方法で識別できます。

SFC のラベルの番号を読み取る。

show gsr コマンドを使用して、SFC 識別番号を生成する。 表7-3 に、ルータ モデルおよび識別ラベル上の対応する SFC 番号を示します。

 

表7-3 SFC の識別

ルータ モデル
SFC の識別ラベル

Cisco 12016 ルータ

SFC-80 および CSC-80

Cisco 12416 ルータ

SFC-320 および CSC-320

Cisco 12816 ルータ

SFC-1280 および CSC-1280

シャーシの取り外しおよび取り付け

ここでは、シャーシの取り外しおよび取り付け手順について説明します。この手順が必要になるのは、不良シャーシを交換する場合、またはシャーシを移動させる場合です。手順には、電源装置、ラインカードなど、個々のコンポーネントの取り外しおよび取り付けを指示する手順が含まれています。

この作業では、故障したシャーシから(エア フィルタを除く)すべてのコンポーネントを取り外し、交換用シャーシに取り付ける必要があるので、次の条件を前提とします。

交換用シャーシ(専用のシザーズ ジャッキ プラットフォームに搭載)を故障したシャーシが設置されたラックに近い場所に一時的に配置し、故障したシャーシと同じアース システムに一時的に接続してある。

固定クリップとボルトを備えた、スペアのシザーズ ジャッキ プラットフォーム(元のシャーシに付属)を利用して、故障したシャーシを装置ラックから取り出すことができる。

故障したシャーシから交換用シャーシに、コンポーネントを直接移設する。

すべてのコンポーネントを取り付けたあとで、装置ラックに交換用シャーシを設置する。

この方式は、一時的にでも、カード ケージの外にシステム コンポーネントを保管する必要がないので、システム コンポーネントを保護できる利点があります。さらに、交換用シャーシ側で、故障したシャーシと同じ位置に各コンポーネントを取り付けるので、ルータの物理構成が保たれます。

次に、シャーシの取り外しおよび取り付け手順について説明します。

「交換用シャーシの準備」

「搭載シャーシの取り外し準備」

「システム コンポーネントの取り外しおよび取り付け」

「システム コンポーネントの取り外しおよび取り付け」

「装置ラックからのシャーシの取り外し」

「交換用シャーシの取り付け」

交換用シャーシの準備

交換用シャーシにコンポーネントを取り付ける前に、セントラル オフィス アース システムまたは内部装置アース システムを一時的に接続する必要があります。この接続は、交換用シャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームをラックのそばに配置した時点で行います。

接続手順については、「NEBS の補助的な装置接合およびアースに関する注意事項」を参照してください。

搭載シャーシの取り外し準備

次の手順で、搭載シャーシを取り外す準備をします。


ステップ 1 ルータの電源をオフにします(ルータの電源切断を参照)。

ステップ 2 電源装置に対応する回路ブレーカの電源をオフにします。

ステップ 3 電源シェルフから電源コードを外します。

標準 AC 電源シェルフの場合は、「標準の AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け」のステップ 2 を参照してください。

オプションの AC 電源シェルフの場合は、「オプションの 2 段型 AC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け」のステップ 2 を参照してください。

CD 電源シェルフの場合は、「DC 入力電源シェルフの取り外しおよび取り付け」のステップ 2、3、および 4 を参照してください。

ステップ 4 前面カバーを取り外します(前面カバーおよびベゼル エクステンダの取り外しおよび取り付け(従来型 Cisco 12000 シリーズ ルータ)またはシャーシ エア フィルタの清掃または交換を参照)。

ステップ 5 コンソール ポート、AUX ポート、またはどちらかのイーサネット ポート(RJ-45 または MII)に接続されている RP のケーブルを外します。

ケーブルを外す前に、RP ケーブルのそれぞれにラベルを付けます。

ステップ 6 各アラーム カードからケーブルを外します。

ケーブルを外す前に、アラーム カード ケーブルのそれぞれにラベルを付けます。

ステップ 7 ラインカード インターフェイス ケーブルを取り外します。

a. ラインカードのタイプおよびスロット番号を確認します。この情報を書き留めてから、ケーブルを外します。ラインカードを再び取り付けるときに、この情報が必要になります。

b. ラインカード ケーブルと対応するポート接続を確認します。この情報を使用して、ケーブルにラベルを付けます。

c. ラインカードのケーブル マネジメント ブラケットで左右の非脱落型ネジを緩め、ラインカードからケーブル マネジメント ブラケットを切り離します。

d. ケーブル トレイからケーブルを慎重に取り外し、邪魔にならないように丁寧に束ねます。

e. 各ラインカードで a d を繰り返します。

ステップ 8 垂直ケーブル マネジメント トラフを取り外します( 垂直ケーブル マネジメント トラフの取り付けを参照)。


 

システム コンポーネントの取り外しおよび取り付け

次の手順で、あるシャーシからシステム コンポーネントを取り外して、別のシャーシに取り付けます。


ステップ 1 ブロワー モジュールを取り外して、交換するシャーシにそれらを取り付けます(ブロワー モジュールの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 2 電源装置および電源シェルフを取り外して、交換するシャーシにそれらを取り付けます(AC および DC 電源サブシステム コンポーネントの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 3 3 つのすべてのカード ケージからカードを取り外し、交換するシャーシにそれらを取り付けます(シャーシからのカードの取り外しおよび取り付けを参照)。


 

装置ラックからのシャーシの取り外し

次の手順で、装置ラックからシャーシを取り外します。


警告 装置ラックからシャーシを取り外す作業は、2 人がかりで行う必要があります。



ステップ 1 シャーシのアース接続をすべて取り外します( NEBS の補助的な装置接合およびアースに関する注意事項を参照)。

ステップ 2 元のルータの輸送用パッケージから取り出したシザーズ ジャッキ プラットフォームを、ラック内のラックマウント プラットフォームの正面に置きます(図 7-53 を参照)。

ステップ 3 シザーズ ジャッキ ネジを左に回し、ラックマウント プラットフォームの最上部と同じ高さまで、シザーズ ジャッキ プラットフォームをゆっくり持ち上げます(図 7-53 を参照)。

図 7-53 シャーシを取り外すためのシザーズ ジャッキ プラットフォームの位置

 

ステップ 4 シャーシの上から順に、ラックのマウント フランジにシャーシを固定しているネジを外します(図 7-54 を参照)。

取り外したネジは、交換用シャーシの設置に使用するので脇へ置いておきます。


警告 この時点でシャーシはラック底部に据え付けられたラックマウント プラットフォームで支えられていますが、ラックの前面から転倒するおそれがあるので、シャーシから手を離さないようにしてください。


図 7-54 マウント ネジの取り外し

 

ステップ 5 1 人がシャーシを正面から支えて誘導し、もう 1 人がシャーシをゆっくりと押して、ラックマウント プラットフォームからスライドさせ、シザーズ ジャッキ プラットフォームに移します。

ステップ 6 シャーシ下部の溝を通して、4 つのシャーシ固定クリップを取り付けます。


警告 1 人がシャーシ側面を支え、転倒しないようにする必要があります。


a. プラットフォームのボルト穴と穴を合わせます。

b. シザーズ ジャッキ プラットフォーム上でシャーシが動かないように、4 本のボルトを差し込んで締めます(図 7-55 を参照)。

図 7-55 シザーズ ジャッキ プラットフォームへのシャーシの固定

 

ステップ 7 シザーズ ジャッキ ネジを右に回し、シザーズ ジャッキ プラットフォームをゆっくり下げます(図 7-56 を参照)。

図 7-56 シザーズ ジャッキ プラットフォームを閉じてシャーシを下げる手順

 

ステップ 8 アウトリガー ホイールを備えた台車にシャーシとシザーズ ジャッキ プラットフォームをスライドさせて移し、ストラップで固定します。

シャーシを輸送用に梱包できるように、平らで安定した場所に移します。

交換用シャーシに付属している梱包および開梱手順書に従い、不良シャーシを梱包して工場に送ります。


 

交換用シャーシの取り付け

次の手順で、ラックに交換用シャーシを設置します。


ステップ 1 交換用シャーシに接続していた一時的なアースを取り外します。

ステップ 2 ラックにシャーシを設置します( ルータ シャーシのラックマウントを参照)。

ステップ 3 シャーシのアースをすべて接続します( 補助的な接合およびアース接続を参照)。

ステップ 4 垂直ケーブル マネジメント トラフを取り付けます( 垂直ケーブル マネジメント トラフの取り付けを参照)。

ステップ 5 不良シャーシから外したときに作成した記録とラベルに従って、すべてのラインカード インターフェイス ケーブルを接続します。

ステップ 6 ルータに電源コードを接続します( 電源シェルフへの電源の接続を参照)。

ステップ 7 ルータの電源を入れます( ルータの電源投入およびブート プロセスの確認を参照)。


 

電源バス ボード ヒューズの取り外しおよび取り付け

電源インターフェイス パネル内の電源バス ボードには、ユーザ側で交換可能な 2 つのヒューズがあります。

F1 というラベルのヒューズは、Maintenance Bus(MBus; メンテナンス バス)コントローラ モジュールを保護します。

F2 というラベルのヒューズは、AC 電源サブシステムの電流モニタ(Imon)信号および電圧モニタ(Vmon)信号に対応する、5.1 VDC バイアス電圧を保護します。


) ヒューズ F2 は、AC 入力電源シェルフ専用です。DC 入力電源シェルフでは使用しません。スペアのヒューズはシスコで発注できます。部品番号はPWR-2A/125V-FUSE=です。


次の手順で、電源バス ボードのヒューズを交換します。


ステップ 1 ルータの電源をオフにします(ルータの電源切断を参照)。


警告 ヒューズの取り外しおよび取り付けを行う場合は、先にルータの電源をオフにする必要があります。


ステップ 2 4 つの非脱落型ネジを緩めて、電源バス ボードの MBus アクセス カバーを外します(図 7-57 を参照)。

図 7-57 MBus コントローラ アクセス カバー

 

ステップ 3 絶縁ヒューズ取り外し用工具を使用して、ヒューズ ホルダーからヒューズを取り外します(図 7-58 を参照)。

ステップ 4 ヒューズ取り外し用工具で交換用ヒューズを保持して差し込み、ヒューズ ホルダーの開口部にヒューズを合わせます。

ステップ 5 MBus アクセス カバーを取り付けます。

ステップ 6 ルータの電源をオンにして、稼働させます( ルータの電源投入およびブート プロセスの確認を参照)。


 

図 7-58 電源バス ボード ヒューズの取り外しおよび取り付け