ルータ : Cisco 12000 シリーズ ルータ

4-Port OC-48c/STM-16c Dynamic Packet Transport Line Card インストレーション コンフィギュレーション ノート

4-Port OC-48c/STM-16c Dynamic Packet Transport Line Card インストレーション コンフィギュレーション ノート
発行日;2011/12/22 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

4-Port OC-48c/STM-16c Dynamic Packet

マニュアルの構成

重要事項

ルータ ハードウェアのインストレーション

サポート対象のプラットフォーム

Cisco IOSソフトウェア リリースの要件

ハードウェア リビジョンの要件

関連資料

製品概要

メモリ オプション

インストレーションの準備

安全に関する注意事項

静電破壊の防止

必要な工具および部品

ライン カードの取り外しおよび取り付け

ライン カードの取り外しおよび取り付けの注意事項

ライン カードの取り外し

ライン カードの取り付け

SFPモジュールの取り外しおよび取り付け

マイラー タブSFPモジュール

アクチュエータ/ボタンSFPモジュール

ベール クラスプSFPモジュール

スライド タブSFPモジュール

ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り外しおよび取り付け

ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り外し

ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り付け

インストレーションの確認

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line CardのLED

インターフェイス ステータスLED

SRPリング ステータスLED

英数字LEDの表示

トラブルシューティング

上級トラブルシューティング

出力例

ライン カードの現在の状態の確認

ファブリックpingエラー

エラー メッセージ

Cisco IOSソフトウェア リリース12.0(22)S以上を使用している場合のライン カードの診断

12.0(22)S以前のCisco IOSソフトウェア リリースを使用している場合のライン カードの診断

インターフェイスの設定

デフォルトの設定値

製品仕様とケーブル接続

SONETトランシーバの距離制限

インターフェイス ケーブルの取り外しおよび取り付け

インターフェイス ケーブルの取り外し

インターフェイス ケーブルの取り付け

ライン カード ルート メモリの取り外しおよび取り付け

SODIMMの取り外し

SODIMMの取り付け

ルート メモリの取り付けの確認

適合規格および安全に関する情報

各国語で記述された安全上の警告および適合規格

電磁適合性に関する規制事項

FCCクラスA規格との適合

CISPR 22

カナダ

欧州(EU)

VCCIクラスA(日本)

レーザーに関する安全上の注意

クラス1レーザー製品に関する警告

レーザーに関する一般的な警告

マニュアルの入手方法

WWW

Documentation CD-ROM

マニュアルの発注方法

テクニカル サポート

Cisco.com

TAC

TAC Webサイト

Japan TAC Webサイト

TAC Escalation Center

4-Port OC-48c/STM-16c Dynamic Packet
Transport Line Card インストレーション
コンフィギュレーション ノート

製品番号: 4OC48/SRP-SFP

Customer Order Number: DOC-J-7814307=

 

このハードウェア インストレーション コンフィギュレーション ノートでは、4-Port OC-48c/ STM-16c Dynamic Packet Transport(DPT)Line CardとSmall-Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを、サポート対象のCisco 12000シリーズ インターネット ルータに取り付けて設定する手順を説明します。

重要事項

ここでは、以下の内容について重要事項を説明します。

ルータ ハードウェアのインストレーション

Cisco IOSソフトウェア リリースの要件

ハードウェア リビジョンの要件

関連資料

ルータ ハードウェアのインストレーション

Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのハードウェア インストレーションおよびコンフィギュレーションについては、ご使用のルータのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。このガイドは、ルータのスイッチ ファブリックの概要や、スイッチ ファブリックがライン カードの動作に及ぼす影響のほか、ライン カード用スロットの位置、その他の要件について記述しています。

サポート対象のプラットフォーム

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardは、次のプラットフォームで使用できます。

Cisco 12416インターネット ルータ

Cisco 12410インターネット ルータ

Cisco 12406インターネット ルータ

Cisco 12404インターネット ルータ


) 4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardの要件を満たすためには、サポート対象のプラットフォームに、OC-192c/STM-64cの帯域幅を備えたスイッチ ファブリック カードおよびクロック スケジューラ カード(SFCおよびCSC)のフルセットを搭載する必要があります。スイッチ ファブリックおよびその他の要件については、適切なルータのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。


Cisco IOSソフトウェア リリースの要件

ソフトウェアの設定に関しては、インストールされているCisco IOSリリースに対応するCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。また、その他の情報について、Cisco IOSソフトウェア リリース ノートも参照してください。

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardは、Cisco IOS Release 12.0(23)S以上に対応しています。

show version コマンドおよび show hardware コマンドを使用すると、現在ロードされ稼働しているシステム ソフトウェアのバージョンを含めて、ルータの現在のハードウェア構成が表示されます。

show コマンドの詳細については、インストールされている Cisco IOSリリース に対応した『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』を参照してください。

ハードウェア リビジョンの要件

ソフトウェアとの互換性を確保するため、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardには特定のハードウェア リビジョン番号が付けられています。この番号は、カードのコンポーネント側に添付されているラベルに記されています。また、show versionコマンドでも、ハードウェア リビジョン番号を確認することができます。

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardのハードウェア リビジョン番号は73-7909-03以上です。

関連資料

このマニュアルでは、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardの基本的な取り付け手順と設定について説明します。ソフトウェアとSRPの詳しい設定方法については、以下のマニュアルを参照してください。

『Cisco 124xx Series Internet Router Installation and Configuration Guide』

『Spatial Reuse Protocol Feature Guide』

『Single Ring Recovery Protocol Feature Guide』

『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide』

『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』

『Cisco IOS Release 12.0S Release Notes for Cisco 12000 Series Internet Routers』

『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Internet Routers』

これらのマニュアルの入手方法については、「マニュアルの入手方法」を参照してください。

製品概要

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardは、シスコが開発したSpatial Reuse Protocol(SRP)に基づくDynamic Packet Transport(DPT;ダイナミック パケット トランスポート)ソリューションを、サポート対象のCisco 12000シリーズ インターネット ルータに提供します。SRPはシスコのDPT製品ファミリーに採用されている基盤テクノロジーです。

ライン カードにより、互換性のあるSFPモジュールを使用して2つの完全なOC-48c/STM-16c SRPノードを接続できます。ライン カードはルータの高速スイッチ ファブリックと連係して機能し、4つのOC-48c/STM-16cシングルモード全二重ルーセント接続(LC)を実現します。

図1に、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardの前面図と背面図を示します。図2には、SFPモジュールを示します。

図1 4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Card(縦向き)

 

 

1

イジェクト レバー(両端に1つずつ)

4

英数字LED

2

インターフェイス ステータスLED

5

バックプレーン コネクタ

3

SRPリング ステータスLED

--

図2 SFPモジュール(ベール クラスプ ラッチ付き)

 

表 1 に、現在利用できるシングルモードSFPモジュールの製品番号を示します。

 

表 1 SFPモジュールの製品番号

光学特性
製品番号

短距離

POM-OC48-SR-LC

中距離

POM-OC48-IR1-LC

長距離

POM-OC48-LR2-LC

SFPモジュールの詳細については、「SFPモジュールの取り外しおよび取り付け」および「製品仕様とケーブル接続」を参照してください。

メモリ オプション

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardには、256 MBのルート メモリと512 MBのパケット メモリが標準装備されています。ルート メモリはご購入後に交換することができます。詳細は、「ライン カード ルート メモリの取り外しおよび取り付け」を参照してください。

インストレーションの準備

ここでは、インストレーションに必要な準備作業について説明します。内容は次のとおりです。

安全に関する注意事項

静電破壊の防止

必要な工具および部品

安全に関する注意事項

このマニュアルに記載されている作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。

以下に示す注意事項は、作業を安全に行い、機器の損傷を防ぐために役立ちます。ただし、発生する可能性のある危険な状況すべてがここに網羅されているわけではありません。作業は十分に注意して行うようにしてください。


) ライン カードの取り付け、設定、メンテナンスを行う前に、ご使用のルータに付属している
『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Internet Routers』(Text Part Number: 78-4347-xx)に記載されている安全上の警告を確認してください。


取り付け作業中および取り付け完了後は、周辺を清潔に保ち、埃がたまらないようにしてください。レーザー機器に埃やごみが入らないように注意してください。

ライン カードを扱う際には、ゆったりした服や装身具など、ルータに引っ掛かる可能性のあるものは身につけないでください。

シスコ製の装置を安全に稼働させるためには、製品の仕様や使用手順に従う必要があります。

静電破壊の防止

ESD(静電気放電)により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子カードや部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。EMI(電磁波干渉)シールドはライン カードの統合部品です。ネットワーク装置またはそのコンポーネントを取り扱うときは、必ず静電気防止用ストラップを着用してください。

ESDによる損傷を防ぐために、次の注意事項に従ってください。

静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。接続コードの装置側をルータのESD接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属部分に接続します。

ライン カードを取り扱うときには、必ず非脱落型ネジ、イジェクト レバー、またはライン カードの金属製フレームを持つようにしてください。基板またはコネクタ ピンには触れないでください。

取り外したライン カードは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外した基板をただちに静電気防止用袋に入れてください。

ライン カードと衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気から基板を保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。

必要な工具および部品

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardの取り外しおよび取り付け作業を行うには、次の工具および部品が必要です。

3/16インチ(76mm)マイナス ドライバ

インターフェイス ケーブル ― 4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardと他のルータまたはスイッチとの接続用(ケーブルの詳細については、製品仕様とケーブル接続を参照)

静電気防止用リスト ストラップ

ライン カードの取り外しおよび取り付け

ここでは、ライン カードの取り外しおよび取り付けの手順を説明します。具体的な内容は次のとおりです。

ライン カードの取り外しおよび取り付けの注意事項

ライン カードの取り外し

ライン カードの取り付け


) 以下の説明では、ライン カードの取り外しおよび取り付け手順を示すためにCisco 12012インターネット ルータの図が使用されています。Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのカード ケージはルータの種類によって異なりますが、使用できるスロットやライン カードの脱着方法は基本的に同じです。したがって、このマニュアルでは、各種ルータ別の手順と図は省略します。



注意 誤ってエラー メッセージが出ないように、ライン カードの取り外しまたは取り付けは、一度に1枚ずつ行ってください。さらに、ライン カードの取り外しまたは取り付けのあと、少なくとも15秒待ってから次のカードの取り外しまたは取り付けを行ってください。その間にルータは再初期化し、すべてのインターフェイスの現在の設定を認識することができます。

ライン カードの取り外しおよび取り付けの注意事項

ライン カードの取り外しおよび取り付けは、次の注意事項に従って行うようにしてください。

このライン カードは、Online Insertion and Removal(OIR;ホットスワップ)に対応しているので、ルータを稼働させたまま取り外したり取り付けたりすることができます。ルータを稼働したままカードを着脱しても、ネットワーク上のユーザに対してサービスが中断されることはなく、すべてのルーティング情報が維持され、セッションが切断されることもありません。


) OIRに対応していれば、ソフトウェアへの通知や電源リセットの必要はありません。しかし、shutdownコマンドを実行したあとにライン カードを取り外す方法もあります。


ライン カードを再び取り付けると、必要なソフトウェアがRoute Processor(RP;ルート プロセッサ)から自動的にダウンロードされます。その後、現在の設定と一致し、かつ administratively upとして設定されていたインターフェイスだけがオンラインになります。その他のインターフェイスはすべて、 configure コマンドで設定する必要があります。


注意 正しい手順に従わないと、ハードウェア障害と認識される場合があります。ライン カードの取り外しまたは取り付けは、一度に1枚ずつ行ってください。別のライン カードの取り外しまたは取り付けを行うときは、ルータが前の作業を完了できるように、15秒以上経過してから次の作業を開始してください。

ライン カードには、カードをバックプレーン コネクタから外すためのイジェクト レバーが2つ付いています。ライン カードを取り外すときには、必ずこのレバーを使用してください。ライン カードを取り付けるときには、イジェクト レバーを使用して、バックプレーン コネクタにライン カードをしっかり固定します。イジェクト レバーを使用することによってカード コネクタがバックプレーンにかみ合い、正しく装着されます。


注意 ライン カードを取り外すときには、コネクタ ピンが正しい順序でバックプレーンから外れるようにするため、必ずイジェクト レバーを使用してください。カードが完全にバックプレーンから外れていないと、ルータが停止することがあります。

ライン カードを取り付けるときには、カードがバックプレーン コネクタと正しくかみ合い、カードのコネクタ ピンが正しい順序でバックプレーンに接触し、バックプレーンにカードがしっかり固定されるようにするため、必ずイジェクト レバーを使用してください。カードがしっかりバックプレーンに装着されていないと、ルータの動作が中断され、最終的にルータが停止する原因となります。

ライン カードの取り外し

故障したライン カードを交換する場合は、まず既存のライン カードを取り外し、次に新しいライン カードを同じスロットに取り付けます。

ライン カードを取り外す手順は次のとおりです(図3を参照)。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを使用法に従って装着します。

ステップ 2 「インターフェイス ケーブルの取り外し」を参照して、インターフェイス ケーブルを取り外します。

ステップ 3 「ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り外し」を参照して、ブラケットを取り外します。

ステップ 4 マイナス ドライバを使用して、ライン カードの前面プレートの両端にある非脱落型ネジを緩めます(図3aを参照)。


注意 ライン カードを取り外すときには、カードのコネクタ ピンが正しい順序でバックプレーンから外れるようにするため、必ずイジェクト レバーを使用してください。カードが完全にバックプレーンから外れていないと、ルータが停止することがあります。

ステップ 5 両側のイジェクト レバーを外側に同時に開き、バックプレーン コネクタからライン カードを外します(図3bを参照)。

ステップ 6 イジェクト レバーを持ち、ライン カードをスロットの途中まで引き出します。

ステップ 7 片手でライン カードの前面プレートを持ち、もう一方の手でライン カードの底面を支えるようにして、スロットからカードをまっすぐ引き出します(図3cを参照)。ライン カードのプリント基板、コンポーネント、コネクタ ピンには触れないように注意してください。

ステップ 8 取り外したライン カードは静電気防止用マットの上に置きます。返却する場合には、ライン カードをただちに静電気防止用袋に保管してください。

ステップ 9 ライン カード スロットを空にしておく場合は、シャーシに埃が入らないように、また、ライン カード コンパートメント内の通気を適切な状態に保つため、ライン カード ブランク(製品番号:MAS-GSR-BLANK)を取り付けます。非脱落型ネジを締め、ライン カード ブランクをシャーシに固定します。


 

図3 ライン カードの取り外しおよび取り付け

 

ライン カードの取り付け

ライン カードは、空いているライン カード スロットのほとんどすべてに取り付けることができます。ライン カードをスロットに差し込むと直接バックプレーンに接続されます。新しいライン カードを取り付ける場合は、まず、使用するスロットからライン カード ブランクを取り外します。


) オンライン カード スロットの種類およびスロットの位置については、ご使用のルータのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardは、CSCおよびRP専用のスロットを除いて、ルータのほぼすべてのスロットに搭載できます。



注意 正しい手順に従わないと、ハードウェア障害と認識される場合があります。ライン カードの取り外しまたは取り付けは、一度に1枚ずつ行ってください。別のライン カードの取り外しまたは取り付けを行うときは、ルータが前の作業を完了できるように、15秒以上経過してから次の作業を開始してください。

ライン カードを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを使用法に従って装着します。

ステップ 2 ライン カードを取り付けるライン カード スロットを選び、ライン カードのインターフェイス ケーブルが、ライン カードと外部装置を接続できるだけの長さであることを確認します。


注意 静電破壊を防ぐため、ライン カードを取り扱うときには、必ず非脱落型ネジ、イジェクト レバー、またはカード フレームの端の部分を持つようにしてください。コンポーネントまたは回路には触れないでください。

ステップ 3 片手でライン カードの前面プレートを持ち、もう一方の手でカード フレームの底面を支えながら、カード ケージのスロットの位置にカードを合わせます。ライン カードのプリント基板、コンポーネント、またはコネクタ ピンには触れないように注意してください。

ステップ 4 イジェクト レバーがカード ケージの縁に触れるまで、ライン カードをスロットに慎重に差し込みます。イジェクト レバーのフックがカード ケージの縁にかみ合ったら、そこで 止めます 。フックがかみ合わない場合は、もう一度ライン カードを差し込んで、イジェクト レバーのフックが完全にかみ合うようにします(図4を参照)。

図4 イジェクト レバー

 


注意 ライン カードを取り付ける際には、カードがバックプレーン コネクタと正しくかみ合い、カード コネクタのピンが正しい順序でバックプレーンに接触し、バックプレーンにカードがしっかり固定されるようにするため、必ずイジェクト レバーを使用してください。カードがしっかりバックプレーンに装着されていないと、ルータの動作が中断され、最終的にルータが停止する原因となります。

ステップ 5 両方のイジェクト レバーを同時に内側に戻し、ライン カードの前面プレートに対してレバーが垂直になるようにします。これにより、カードがバックプレーンに固定されます。

ステップ 6 3/16インチのマイナス ドライバを使用して、ライン カード前面プレートの両端にある非脱落型ネジを締めます。これにより、適切なEMIシールドが確保され、ライン カードがバックプレーンから部分的に外れるのを防ぐことができます。


注意 別のライン カードの作業に必要なスペースを確保するため、新しくライン カードを取り付けた場合、必ずそのカードの非脱落型ネジを締めてから、次のライン カードの取り付け作業を始めるようにしてください。ネジを締めることによって、偶発的な脱落を防止し、ルータに必要なアースとEMIシールドが確保されます。

ステップ 7 「ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り付け」を参照して、ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットを取り付けます。

ステップ 8 「インターフェイス ケーブルの取り付け」を参照して、ライン カードの元のポートにインターフェイス ケーブル コネクタを差し込みます。


 

SFPモジュールの取り外しおよび取り付け

SFPモジュールの取り外しまたは取り付けを行う前に、取り付けに関する以下の説明をお読みください。SFPモジュールを点検する際は、最初に「レーザーに関する安全上の注意」を参照してください。

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardでは、LCコネクタを備えた光ファイバSFPモジュールを使用します。SFPモジュールの仕様については、「製品仕様とケーブル接続」を参照してください。


注意 SFPモジュールからケーブルを取り外したあとは、きれいなダスト カバーを取り付けてSFPモジュールを保護してください。他のSFPモジュールのオプティカル ポートに取り付ける前に、光ファイバ ケーブルの光学面は必ずきれいな状態にしてください。SFPモジュールのオプティカル ポートには、埃や他の異物が入らないようにしてください。埃に遮られると、光ファイバは正常に機能しません。

 

SFPモジュールには4種類のラッチ機構があり、これを使ってモジュールをポートに固定したり、ポートから取り外したりできます。ここでは、SFPモジュールの4種類のラッチ機構について説明します。内容は次のとおりです。

マイラー タブSFPモジュール

アクチュエータ/ボタンSFPモジュール

ベール クラスプSFPモジュール

スライド タブSFPモジュール

マイラー タブSFPモジュール

マイラー タブSFPモジュールにはタブが装備されており、モジュールをポートから取り外す際はこのタブを引きます(図5を参照)。

図5 マイラー タブSFPモジュール

 

マイラー タブSFPモジュールをポートに取り付けるには、SFPモジュールをポートに合わせ、所定の位置までスライドさせます(図6を参照)。

図6 マイラー タブSFPモジュールの取り付け

 

SFPモジュールをポートから取り外すには、まずタブをやや下向きにゆっくり引いてポートから外します。その後、SFPモジュールを引き出します(図7を参照)。


注意 タブを引いてSFPモジュールを取り外す際は、まっすぐ外側に引き出し、ポートと平行な方向にSFPモジュールを取り出します。SFPモジュールから外れる恐れがあるので、タブはねじったり、引っ張ったりしないでください。

図7 マイラー タブSFPモジュールの取り外し

 

アクチュエータ/ボタンSFPモジュール

アクチュエータ/ボタンSFPモジュールにはボタンが装備されており、モジュールをポートから取り外す際はこのボタンを押します(図8を参照)。

図8 アクチュエータ/ボタンSFPモジュール

 

アクチュエータ/ボタンSFPモジュールをポートに取り付けるには、SFPモジュールをポートに合わせ、カチッと音がするまで内部にスライドさせます(図9を参照)。SFPモジュールがポートから外れることがあるので、SFPモジュールを取り付ける際はアクチュエータ/ボタンを押さないようにしてください。

図9 アクチュエータ/ボタンSFPモジュールの取り付け

 

アクチュエータ/ボタンSFPモジュールをポートから取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 SFPモジュール前面のアクチュエータ/ボタンを、カチッと音がするまでゆっくり押します。音が鳴るとラッチ機構が働き、SFPモジュールがポートから外れます(図10を参照)。

ステップ 2 アクチュエータ/ボタンを親指と人差し指でつかみ、SFPモジュールを慎重にポートから引き出します。


 

図10 ポートからのアクチュエータ/ボタンSFPモジュールの取り外し

 

ベール クラスプSFPモジュール

ベール クラスプSFPモジュールにはベール クラスプが装備されており、モジュールのポートからの取り外し、ポートへの取り付けの際にこれを使用します(図11を参照)。

図11 ベール クラスプSFPモジュール

 

ベール クラスプSFPモジュールをポートに取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 SFPモジュールを取り付ける前に、ベール クラスプを閉じます。

ステップ 2 SFPモジュールをポートに合わせ、ポート内部にスライドさせます(図12を参照)。


 

図12 ポートへのベール クラスプSFPモジュールの取り付け

 

ベール クラスプSFPモジュールをポートから取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 SFPモジュール上のベール クラスプを、人差し指を使って下向きに開きます(図13を参照)。ベール クラスプが動かず、人差し指で開けないときは、小さなマイナス ドライバか、他の細長い道具を使って開きます。

ステップ 2 SFPモジュールを親指と人差し指でつかみ、慎重にポートから引き出します(図13を参照)。


 

図13 ベール クラスプSFPモジュールの取り外し

 

スライド タブSFPモジュール

スライド タブSFPモジュールにはモジュール前面底部にタブが装備されており、モジュールをポートから取り外す際はこのタブを使用します(図14を参照)。

図14 スライド タブSFPモジュール

 

スライド タブSFPモジュールをライン カードから取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 すべてのインターフェイス ケーブルをポートから取り外します(インターフェイス ケーブルの取り外しおよび取り付けを参照)。

ステップ 2 SFPモジュールを親指と人差し指でつかみます。

ステップ 3 親指を使って、SFPモジュール前面底部のスライド タブをライン カード側に押し、ライン カードのポートからモジュールを切り離します(図15を参照)。

図15 スライド タブ モジュールの切り離し

 

ステップ 4 スライド タブを押したまま、SFPモジュールを慎重にポートから引き出します(図16を参照)。


注意 SFPモジュールは、スライド タブを押してポートから切り離してから引き出してください。切り離さずに引き出すと、SFPモジュールが損傷する可能性があります。

図16 スライド タブSFPモジュールの取り外し

 

ステップ 5 SFPモジュールを搭載しない場合は、きれいなSFPモジュール ケージ カバーをオプティカル モジュール ケージに取り付けてライン カードを保護します。


 

スライド タブSFPモジュールをライン カードに取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ハードウェア ラベルを上にして、SFPモジュールを持ちます。


注意 SFPモジュールやライン カードの損傷を防ぐため、SFPモジュールはハードウェア ラベルを上にして取り付ける必要があります。

ステップ 2 SFPモジュールを適切なスロットに挿入し、カチッと音がしてスロットに固定されるまで、ゆっくり押します(図17を参照)。


 

図17 スライド タブSFPモジュールの取り付け

 

ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り外しおよび取り付け

Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのケーブル マネジメント システムは、ルータに接続するインターフェイス ケーブルを整理し、ケーブルが作業の妨げになったり、極端に曲がったりするのを防ぐ役割を果たします。


注意 インターフェイス ケーブルが極端に曲がると、ケーブルが損傷する原因になります。

ケーブル マネジメント システムは、次の2つのコンポーネントで構成されています。

1. シャーシに取り付けるケーブル マネジメント トレイ。ケーブル マネジメント トレイの詳細については、該当するCisco 12000シリーズ インターネット ルータのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

2. ライン カードに取り付けるケーブル マネジメント ブラケット。


) スペアのライン カードは、ケーブル マネジメント ブラケットが取り付けられていない状態で出荷されます。このような場合は、ライン カードをルータに取り付ける前に、ライン カードにケーブル マネジメント ブラケットを取り付けてください。



注意 ケーブル マネジメント ブラケットを持って、ライン カードを押し込んだり、引き出したりしないでください。ケーブル マネジメント ブラケットはインターフェイス ケーブルを支えるように作られているので、ブラケットを持ってライン カードを着脱したり、ルータから取り外したライン カードを運んだりすると、ブラケットが壊れることがあります。

ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り外し

ライン カードからインターフェイス ケーブルとケーブル マネジメント ブラケットを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを使用法に従って装着します。

ステップ 2 各ライン カードについて、インターフェイス ケーブルとポートの現在の接続関係を紙に書き留めておきます。

ステップ 3 ライン カードの一番下のポートから順に、インターフェイス ケーブルを取り外します。「インターフェイス ケーブルの取り外し」を参照してください。


) ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットからインターフェイス ケーブルを取り外す必要はありません。(ケーブル付きの)ブラケットの一方の端は、シャーシ上のケーブル マネジメント トレイまたは金具に引っ掛けることができます。


ステップ 4 下から上に作業を進めて、インターフェイス ケーブルをケーブル スタンドオフの端のベルクロ ストラップから取り外します。

ステップ 5 他にもライン カードのポートにインターフェイス ケーブルが接続されていれば、ステップ 3ステップ 4を繰り返します。その後、ステップ 6に進みます。

ステップ 6 ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの両端にある非脱落型ネジを緩め、ブラケットをライン カードから取り外します(図18を参照)。


 

図18 ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り付けまたは取り外し

 

 

1

非脱落型ネジ

2

ベルクロ ストラップ

ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの取り付け

以下の手順では、新しいライン カードがすでにルータに搭載されていると仮定しているため、ライン カードにライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットを取り付ける必要があります。

ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットをライン カードに取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを使用法に従って装着します。

ステップ 2 次の手順で、ライン カードにライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットを取り付けます。

a. ライン カードの前面プレート上に、ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの位置を合わせます。

b. ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットの両端に非脱落型ネジを取り付けて締め、ブラケットをライン カードに固定します(図18を参照)。

ステップ 3 ライン カードの一番下のポートから順に(図19aを参照)、インターフェイス ケーブルを該当する各ポートに接続します(インターフェイス ケーブルの取り付けを参照)。

ステップ 4 インターフェイス ケーブルを慎重にケーブル スタンドオフの端のベルクロ ストラップに取り付けます(図19bを参照)。ケーブルをねじったり、極端に折り曲げたりしないように注意してください。

ステップ 5 ステップ 3ステップ 4を繰り返して、すべてのインターフェイス ケーブルをライン カードのポートに取り付けます。


 

図19 ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットへのインターフェイス ケーブルの取り付け

 

 

1

シャーシのケーブル マネジメント トレイ

3

ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケット

2

ベルクロ ストラップ

4

光ファイバ ケーブル

インストレーションの確認

ここでは、ライン カードのインストレーションの確認とトラブルシューティングについて説明します。具体的な内容は次のとおりです。

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line CardのLED

トラブルシューティング

ライン カードの一般的な起動プロセスでは、次のイベントが発生します。

1. ライン カードのMBusモジュールが+5.2 VDCの電圧を受け、MBusソフトウェアの実行を開始します。

2. ライン カードのMbusモジュールが搭載されているカードの種類を判別して内部チェックを実行し、RPからロードされるCisco IOSソフトウェアを受け入れる準備をします。

3. RPがライン カードを起動し、Cisco IOSソフトウェアをロードします。

ライン カードが正常に動作していることを確認するには、次の動作チェックを行います。

1. ライン カードの起動プロセス中に、ライン カードの英数字LEDディスプレイを観察し、カードが 表 5 初期化シーケンス中に表示される一般的な英数字LEDメッセージに示した一般的な初期化シーケンスをたどっているかどうかを確認します。

2. ライン カードのインターフェイス ステータスLEDを見て、ACTIVE LEDが点灯していることを確認します。

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line CardのLED

ライン カード、SFPモジュール、インターフェイス ケーブルを取り付けたら、ライン カードの前面プレート上のLEDを調べて、ライン カードが正常に動作していることを確認します。

ここでは、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line CardのLEDについて説明します。

インターフェイス ステータスLEDには、次のように各光ファイバ コネクタの状態が表示されます。

ACTIVE(グリーン)が点灯している場合、そのSRPインターフェイスは動作可能になっています。インターフェイスがadministratively downであるか、ネットワークへのリンクが切断されていたとしても、このLEDは点灯したままです。

ACTIVEが点滅している場合、サイドのミスマッチ エラーが起こっています。

CARRIER(グリーン)が点灯している場合、OC-48 SONETフレーミングが正常に受信されています。

RX PACKET(グリーン)が点灯している場合、そのポートはSRPパケットを受信しています。SRPリングに戻るパケットの場合、このLEDは点灯しません。

SRPリング ステータスLED

WRAP(グリーン)が点灯している場合、SRPインターフェイスはリング上の別のノードで折り返し(ラップ)を検出しています。

WRAP(イエロー)が点灯している場合、SRPインターフェイスはローカル ラップ モードになっています。

PASS THRU(グリーン)が点灯している場合、そのノードを通じてデータ トラフィクがトランスペアレントに転送されています。

英数字LED。4桁の2つの英数字LEDには、ライン カードの状態を示すメッセージが表示されます。

インターフェイス ステータスLED

SFPを取り付けてライン カードのインターフェイスを設定(シャットダウンしている場合は起動)するまで、ライン カードのステータスLEDは点灯しないことがあります。各インターフェイスが正しく動作することを確認するには、ライン カードの設定手順を完了する必要があります(上級トラブルシューティングを参照)。

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardの各ポートの隣には、3つのグリーンのLED(ACTIVE、CARRIER、およびRX PACKET)があります(図20を参照)。これらのLEDは、ポートの状態を表します( 表 2 を参照)。

図20 4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line CardのインターフェイスLED

 

 

1

インターフェイス ステータスLED

2

SRPリング ステータスLED

 

表 2 インターフェイス ステータスLEDの意味

LEDの状態
意味
ACTIVE
CARRIER
RX PACKET1

消灯

消灯

消灯

ライン カードはダウンし、動作不可能です。原因としては、SFPが正しく取り付けられていない、欠陥品である、あるいは搭載されていない、などが考えられます。

点滅

消灯

消灯

サイドのミスマッチが発生しています。例えば、サイドAが近接するサイドAに接続されている、などです。

点灯

点灯

消灯

ライン カードは稼働し、SFPも適正ですが、SRPパケットが受信されていません。

点灯

点灯

点灯

ライン カードは正常に機能し、パケットを受信中です。

1.このLEDは、SRPパケットが正常に伝送されているときは点灯しています。

SRPリング ステータスLED

ここでは、リング上のSRPインターフェイスの状態を表すLEDの意味を説明します。4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line CardのSRPリングLEDの位置については、図20を参照してください。

PASS THRU LED

PASS THRU LEDは、ファイバに障害が発生しているかどうかを示します( 表 3 を参照)。

 

表 3 PASS THRU LEDの意味

LEDの状態
意味

点灯

パケットがトランスペアレントに通過しています。ソフトウェアがインターフェイスをオフにしたり、ルータがROMモニタ モードになっていたり、ライン カードがリロード中の場合も、このLEDは点灯しています。

消灯

ライン カードはノーマル モードで動作しています。

WRAP LED

WRAP LEDは、ファイバ上に折り返し(ラップ)があるかどうかを示します( 表 4 を参照)。

 

表 4 WRAP LEDの意味

LEDの表示
意味

グリーン

リング ファイバ上に折り返し(ラップ)があります。

イエロー

ライン カードはローカル ラップ モードで動作しています。

消灯

ライン カードはノーマル モードで動作しています。

英数字LEDの表示

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardには、前面プレートの片側のイジェクト レバーの隣に4桁の英数字LEDディスプレイが2つあります(図21を参照)。これらのLEDには、カードの状態を示す一連のメッセージが表示されます。通常、このLEDはRPがカードを認識して起動するまで点灯しません。

図21 4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Card英数字LED

 


) メッセージは瞬間的にしか表示されないので、読み取れないことがあります。また、表 5および表 6に記載されているメッセージの中には、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardには表示されないものもあります。


ライン カードの起動時には、 表 5 に示すような一連のメッセージが表示されます。

 

表 5 初期化シーケンス中に表示される一般的な英数字LEDメッセージ

LEDの表示2
意味
送信元

MROM
nnnn

Mbusマイクロコードの実行が開始されました。 nnnn は、マイクロコードのバージョン番号です。たとえば、マイクロコードのバージョンが1.33以上の場合は、01173と表示されます。このメッセージは瞬間的にしか表示されないので、読み取れないこともあります。

Mbusコントローラ

LMEM
TEST

ライン カードのロー メモリをテストしています。

ライン カードのROMモニタ

LROM
RUN

ロー メモリのテストが完了しました。

ライン カードのROMモニタ

BSS
INIT

メイン メモリを初期化しています。

ライン カードのROMモニタ

RST
SAVE

リセット理由レジスタの内容を保存しています。

ライン カードのROMモニタ

IO
RST

リセットI/Oレジスタにアクセスしています。

ライン カードのROMモニタ

EXPT
INIT

割り込みハンドラを初期化しています。

ライン カードのROMモニタ

TLB
INIT

TLBを初期化しています。

ライン カードのROMモニタ

CACH
INIT

CPUデータおよび命令キャッシュを初期化しています。

ライン カードのROMモニタ

MEM
INIT

ライン カードのメイン メモリ容量を調べています。

ライン カードのROMモニタ

LROM
RDY

ROMはダウンロードに対応可能です。

ライン カードのROMモニタ

ROMI
GET

ライン カード メモリにROMイメージをロードしています。

RP IOSソフトウェア

FABL
WAIT

ライン カードはファブリック ダウンローダのロードを待機中です。4

RP IOSソフトウェア

FABL
DNLD

ファブリック ダウンローダをライン カード メモリにロードしています。

RP IOSソフトウェア

FABL
STRT

ファブリック ダウンローダの起動中です。

RP IOSソフトウェア

FABL
RUN

ファブリック ダウンローダが起動され、実行中です。

RP IOSソフトウェア

IOS
DNLD

Cisco IOSソフトウェアをライン カード メモリにダウンロードしています。

RP IOSソフトウェア

IOS
STRT

Cisco IOSソフトウェアが起動中です。

RP IOSソフトウェア

IOS
UP

Cisco IOSソフトウェアが稼働しています。

RP IOSソフトウェア

IOS
RUN

ライン カードがイネーブルになり、使用可能な状態です。

RP IOSソフトウェア

2.表 5に記載されているLEDシーケンスは瞬間的にしか表示されないため、読み取れない場合もあります。したがって、この表のシーケンスは起動時のライン カードの基本的な動作を知るためにご利用ください。

3.システムで実際に稼働しているMbusマイクロコードのバージョンとは異なる場合があります。

4.ファブリック ダウンローダは、ライン カードにCisco IOSソフトウェア イメージをロードします。

表 6 に、ライン カードの英数字LEDディスプレイに表示されるその他のメッセージを示します。

 

表 6 その他の英数字LEDメッセージ

LEDの表示
意味
送信元

MRAM
nnnn

Mbusマイクロコードの実行が開始されました。 nnnn は、マイクロコードのバージョン番号です。たとえば、マイクロコードのバージョンが1.17の場合は、0117と表示されます。5このメッセージは瞬間的にしか表示されないので、読み取れないこともあります。

Mbusコントローラ

MAL
FUNC

カードの誤動作

RP

PWR
OFF

カードの電源がオフになっています。

RP

PWR
ON

カードの電源がオンになっています。

RP

IN
RSET

リセット中です。

RP

RSET
DONE

リセットが完了しました。

RP

MBUS
DNLD

Mbusエージェントのダウンロード中です。

RP

MBUS
DONE

Mbusエージェントのダウンロードが完了しました。

RP

ROMI
GET

ROMイメージの取得中です。

RP

ROMI
DONE

ROMイメージの取得が完了しました。

RP

MSTR
WAIT

マスターシップの判別待機中です。

RP

CLOK
WAIT

スロット クロックの設定待機中です。

RP

CLOK
DONE

スロット クロックの設定が完了しました。

RP

FABL
LOAD

ファブリック ダウンローダ6のロードが完了しました。

RP

FABI
WAIT

ファブリックの初期化完了を待機中です。

RP

IOS
LOAD

Cisco IOSソフトウェアのダウンロードが完了しました。

RP

BMA
ERR

Cisco IOSソフトウェアBMAエラー

RP

FIA
ERR

Cisco IOSファブリック インターフェイスのASICコンフィギュレーション エラー

RP

CARV
ERR

バッファ分割エラー

RP

DUMP
REQ

ライン カードがコア ダンプを要求しています。

RP

DUMP
RUN

ライン カードがコア ダンプを実行中です。

RP

DUMP
DONE

ライン カードのコア ダンプが完了しました。

RP

DIAG
MODE

診断モード

RP

FDAG
LOAD

フィールド診断プログラムのダウンロード中です。

RP

FDAG
STRT

フィールド診断プログラムの起動中です。

RP

POST
STRT

Power-on Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)の起動中です。

RP

UNKN
STAT

不明(unknown)ステート

RP

5.システムで実際に稼働しているMbusマイクロコードのバージョンとは異なる場合があります。

6.ファブリック ダウンローダは、ライン カードにCisco IOSソフトウェア イメージをロードします。

トラブルシューティング

ライン カードのACTIVE LEDが点灯しない場合は、次の条件が満たされているかどうかを確認してください。

すべての電源コードおよびデータ ケーブルが両端とも正しく接続されている。

すべてのカードがカード ケージに正しく装着され、固定されている。

すべてのコンポーネントが正しく接続され、カード ケージにネジで固定されている。

ライン カードのポートとローカル接続装置上のポート間に互換性があり、シングルモード ケーブルを使用している。

SFPモジュールが正しく取り付けられている。

次の手順で、ライン カードが正しく接続されているかどうかを確認します。


ステップ 1 システムがインターフェイスを再初期化している間、コンソールに表示されるメッセージを確認し、システムがライン カードを認識しているかどうかを確認します。次の条件がすべて満たされている場合、システムはインターフェイスを認識していますが、インターフェイスは administratively down に設定されたままになっています。

ライン カードがバックプレーンに正しく接続され、電力が供給されている。

システム バスが各ライン カードを認識している。

有効なマイクロコード バージョンがロードされ、稼働している。

ステップ 2 再初期化が完了したあと、ライン カードのACTIVE LEDが点灯したままの状態であることを確認します。ACTIVE LEDが点灯状態になっている場合は、ステップ 6に進みます。ACTIVE LEDが点灯していない場合は、ステップ 3に進みます。

ステップ 3 ACTIVE LEDが点灯していない場合は、ボードのコネクタがバックプレーンに完全に装着されているかどうか確認します。非脱落型ネジを緩め、両方のイジェクト レバーを内側に押して、レバーが両方ともライン カードの前面プレートに垂直になるようにします。非脱落型ネジを締めます。

システムがインターフェイスを再初期化したあと、ライン カード上のACTIVE LEDが点灯するはずです。点灯すれば、ステップ 6に進みます。ACTIVE LEDが点灯しない場合は、次の手順に進みます。

ステップ 4 ACTIVE LEDが点灯しない場合は、ライン カードを取り外し、空いている別のライン カード スロットに取り付けてみます。

ライン カードを新しいスロットに取り付けたあとにACTIVE LEDが点灯した場合は、元のライン カード スロットのバックプレーン ポートに障害があると考えられます。

ライン カードのLEDがいずれも点灯しない場合は、ライン カードを交換してください。

それでもACTIVE LEDが点灯しない場合は、インストレーション作業を中止してください。購入した代理店に機器が故障していることを連絡し、指示を受けてください。

ステップ 5 show running configuration EXECコマンドを使用してSRPインターフェイスが administratively down であるかどうかを判別し、そのインターフェイスを設定したあと、 no shutdown コンフィギュレーション コマンドを実行します。

ステップ 6 show interface srp コマンドを使用して、SRPインターフェイスのステータスを確認します(SRPインターフェイスが設定されていない場合は、「上級トラブルシューティング」に記載されている手順で設定する必要があります)。

コンソール端末にエラー メッセージが表示された場合は、該当するリファレンス マニュアルでエラー メッセージの意味を確認してください。その他、解決できない問題が生じたときは、購入した代理店まで連絡してください。


 

トラブルシューティングおよび診断の詳細については、ご使用のCisco 12000シリーズ インターネット ルータのインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

上級トラブルシューティング

ここでは、ライン カードに障害が発生した場合の上級トラブルシューティングについて説明します。このトラブルシューティング方法は、障害がハードウェアに関連したものかどうかを判別するために役立ちます。ソフトウェアに関連した障害については、ハードウェア障害と誤解されやすいものだけを取り上げます。


) ここでの説明は、ユーザがCisco IOSソフトウェア コマンドの使用方法を熟知しているものとして書かれています。


以下の説明に従って、トラブルシューティングを行えば、ご使用のライン カードに生じている問題がハードウェアに関連しているかどうかを判別できます。最初の手順では、ライン カードの停止またはコンソール エラーの原因を調べます。どのカードに障害が発生しているのか調べるには、次のコマンドの出力結果を集める必要があります。

show context summary

show logging

show logging summary

show diag <slot>

show context slot <slot>

これらのshowコマンドに加えて、次の情報も集める必要があります。

コンソール ログおよびSyslogの情報 ― 複数の現象が発生している場合は、この情報が非常に重要です。ルータがSyslogサーバにログを送信するように設定されている場合は、発生している現象について何らかの情報が得られることもあります。コンソール ログについては、ロギングがイネーブルになっているルータ コンソール ポートに直接接続するのが最良です。

その他のデータ ― show tech-supportコマンドには、show version、show running-config、show stacksなど、異なる多くのコマンドが統合されています。TACが問題解決のために作業を行う際には、この情報が必要になります。


) show tech-supportのデータは、リロードや電源再投入を行う前に収集する必要があります。そうしなければ、問題に関する情報がすべて失われる可能性があります。


出力例

以下に示すのは、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのライン カードに障害が発生した場合の出力例です。出力内の重要データには下線を引いてあります。

show context summaryの出力

Router#show context summary
CRASH INFO SUMMARY
Slot 0 : 0 crashes
Slot 1 : 1 crashes
1 . crash at 10:36:20 UTC Wed Dec 19 2001
Slot 2 : 0 crashes
Slot 3 : 0 crashes
Slot 4 : 0 crashes
Slot 5 : 0 crashes
Slot 6 : 0 crashes
(テキスト出力は省略)

show loggingの出力

Router#show logging
Syslog logging: enabled (2 messages dropped, 0 messages rate.limited, 0 flushes,
0 overruns)
Console logging: level debugging, 24112 messages logged
Monitor logging: level debugging, 0 messages logged
Buffer logging: level debugging, 24411 messages logged
Logging Exception size (4096 bytes)
Trap logging: level informational, 24452 message lines logged
5d16h: %LCINFO.3.CRASH: Line card in slot 1 crashed
5d16h: %GRP.4.RSTSLOT: Resetting the card in the slot: 1,Event: 38
5d16h: %IPCGRP.3.CMDOP: IPC command 3
5d16h: %CLNS.5.ADJCHANGE: ISIS: Adjacency to malachim2 (GigabitEthernet1/0) Up,
n8 (slot1/0): linecard is disabled
.Traceback= 602ABCA8 602AD8B8 602B350C 602B3998 6034312C 60342290 601A2BC4 601A2BB0
5d16h: %LINK.5.CHANGED: Interface GigabitEthernet1/0, changed state to
administratively down
5d16h: %LINEPROTO.5.UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet1/0,
changed state to down
5d16h: %GRP.3.CARVE_INFO: Setting mtu above 8192 may reduce available buffers
on Slot: 1.
SLOT 1:00:00:09: %SYS.5.RESTART: System restarted ..
(テキスト出力は省略)

show diag <slot>の出力

Router#show diag 1
SLOT 1 (RP/LC 1 ): 3 Port Gigabit Ethernet
MAIN: type 68, 800.6376.01 rev E0 dev 0
HW config: 0x00 SW key: 00.00.00
PCA: 73.4775.02 rev E0 ver 2
HW version 2.0 S/N CAB0450G8FX
MBUS: Embedded Agent
Test hist: 0x00 RMA#: 00.00.00 RMA hist: 0x00
DIAG: Test count: 0x00000001 Test results: 0x00000000
FRU: Linecard/Module: 3GE.GBIC.SC=
Route Memory: MEM.GRP/LC.64=
Packet Memory: MEM.LC1.PKT.256=
L3 Engine: 2 . Backbone OC48 (2.5 Gbps)
MBUS Agent Software version 01.46 (RAM) (ROM version is 02.10)
Using CAN Bus A
ROM Monitor version 10.06
Fabric Downloader version used 05.01 (ROM version is 05.01)
Primary clock is CSC 0 Board is analyzed
Board State is Line Card Enabled (IOS RUN )
Insertion time: 00:00:10 (5d16h ago)
DRAM size: 67108864 bytes
FrFab SDRAM size: 134217728 bytes, SDRAM pagesize: 8192 bytes
ToFab SDRAM size: 134217728 bytes, SDRAM pagesize: 8192 bytes
1 crash since restart

show context slotの出力

Router#show context slot 2
CRASH INFO: Slot 2, Index 1, Crash at 12:24:22 MET Wed Nov 28 2001
VERSION:
GS Software (GLC1.LC.M), Version 12.0(18)S1, EARLY DEPLOYMENT RELEASE SOFTWARE (fc1)
TAC Support: http://www.cisco.com/tac
Compiled Fri 07.Sep.01 20:13 by nmasa
Card Type: 3 Port Gigabit Ethernet, S/N
System exception: SIG=23, code=0x24, context=0x4103FE84
System restarted by a Software forced crash
STACK TRACE:
.Traceback= 400BEB08 40599554 4004FB64 4005B814 400A1694 400A1680
CONTEXT:
$0 : 00000000, AT : 41040000, v0 : 00000032, v1 : 4103FC00
a0 : 4005B0A4, a1 : 41400A20, a2 : 00000000, a3 : 00000000
t0 : 41D75220, t1 : 8000D510, t2 : 00000001, t3 : FFFF00FF
t4 : 400C2670, t5 : 00040000, t6 : 00000000, t7 : 4150A398
s0 : 0000003C, s1 : 00000036, s2 : 4103C4D0, s3 : 41D7EC60
s4 : 00000000, s5 : 00000001, s6 : 41027040, s7 : 00000000
t8 : 41A767B8, t9 : 00000000, k0 : 415ACE20, k1 : 400C4260
GP : 40F0DD00, SP : 41D7EC48, s8 : 4102D120, ra : 40599554
EPC : 0x400BEB08, SREG : 0x3400BF03, Cause : 0x00000024
ErrorEPC : 0x400C6698, BadVaddr : 0xFFBFFFFB
.Process Traceback= No Extra Traceback
SLOT 2:00:00:09: %SYS.5.RESTART: System restarted ..
(テキスト出力は省略)
 

このshow context slot 2の出力例では、下線が引かれている SIG=の値によって、発生している障害の種類がわかります。ライン カードの障害のうち、発生頻度の高いものは次の3種類です。

ソフトウェア強制停止(SIG=23)

バス エラー(SIG=10)

キャッシュ パリティ例外(SIG=20)

上記の例では、ライン カードに障害が発生しており、ソフトウェア強制停止の例外条件によってリロードが生じています。原因を判断して必要な出力結果を集めたら、Bug Toolkitを使用して、ご使用のCisco IOSソフトウェア リリースに何か警告がないかどうか調べます(Bug Toolkitを使用できるのはCisco.com登録ユーザだけです)。

ライン カードの現在の状態の確認

問題の原因がログに記録されているシステム エラーなのか実際の故障なのかを判断したら、ライン カードの現在の状態を調べて、障害から回復しているかどうかを確認する必要があります。各ライン カードの状態は、ライン カードの前面にある英数字LEDを観察するか、show led コマンドを使用することにより、確認できます。

show ledの出力

Router#show led
SLOT 1 : RUN IOS
SLOT 6 : DNLD FABL
SLOT 7 : RP ACTV
SLOT 10 : RUN IOS
SLOT 11 : RUN IOS
SLOT 13 : RUN IOS
SLOT 14 : RUN IOS
 

このコマンドを使用した場合に表示される一般的な出力とその説明を 表 7 に示します。


) 英数字LEDの値は、前後が逆になることもあります。たとえば、IOS RUNはRUN IOSと表示される場合もあります。


 

表 7 英数字LEDディスプレイの意味

ライン カードのLEDの状態
意味

DIAG DNLD

ライン カードはフィールド診断ソフトウェアをダウンロード中です。

DIAG FAIL

フィールド診断テストでエラーが発生しました。

DIAG PASS

フィールド診断テストが正常に終了しました。

DIAG TEST

ライン カードはフィールド診断ソフトウェアを実行中です。

FABL DNLD

ライン カードはファブリック ダウンローダを起動中です。

FABL WAIT

ライン カードはファブリック ダウンローダのロードを待機中です。

IN RSET

ライン カードはリセット中です。

IOS DNLD

スイッチ ファブリックを通じてCisco IOSソフトウェアをライン カードにダウンロードしています。

IOS RUN

ライン カードはイネーブルになっています。

IOS UP

Cisco IOSソフトウェアのロードが完了し、現在稼働中です。

MBUS DNLD

ライン カードはMBUS7エージェントをダウンロード中です。

MEM INIT

ライン カードはメモリ容量を検出しようとしています。

PWR OFF

ライン カードに電力が供給されていません。

7.MBUS=メンテナンス バス

ライン カードの英数字LEDにIOS RUN以外のメッセージが表示された場合、つまり、そのRPがアクティブなマスター/プライマリでもスレーブ/セカンダリでもない場合は、何か問題が生じていて、そのライン カードは起動が完了していません。ライン カードを交換する前に、次の手順で問題の修正を試みてください。


ステップ 1 グローバル コンフィギュレーション コマンドのmicrocode reload <slot>を使用して、マイクロコードをリロードします。

ステップ 2 hw-module slot <slot> reloadコマンドを使用して、ライン カードを再起動します。これによってライン カードはリセットされ、MBUSおよびファブリック ダウンローダ ソフトウェア モジュールが再度ダウンロードされたあとに、Cisco IOSソフトウェアの再ダウンロードが試行されます。

あるいは、

ステップ 3 ライン カードを手動でリセットします。これによって、MBUSまたはスイッチング ファブリックの接続不良を解消できます。


 

ファブリックpingエラー

ライン カードまたはセカンダリRPがスイッチ ファブリックを通じてプライマリRPから送信されたファブリックping要求に応答しないと、ファブリックpingエラー(Fabric ping failure)が発生します。このエラーが発生した場合は、問題の状況を調べる必要があります。次のエラー メッセージが表示されます。

%GRP-3-FABRIC_UNI: Unicast send timed out (1)
%GRP-3-COREDUMP: Core dump incident on slot 1, error: Fabric ping failure
%LCINFO-3-CRASH: Line card in slot 1 crashed
 

この問題に関する詳細は、Cisco.comで提供されている『Troubleshooting Fabric Ping Timeouts and Failures on the Cisco 12000 Series Internet Router』を参照してください。

エラー メッセージ

ライン カードに関連したエラー メッセージが表示された場合、Error Message Decoder Tool(Cisco.com)を使用すると、そのエラー メッセージの示す意味を調べることができます。ハードウェアの問題を示すエラー メッセージもあれば、Cisco IOSソフトウェアの問題やルータの別のハードウェア部分の問題を示すメッセージもあります。ただし、このマニュアルにすべてのエラー メッセージが収録されているわけではありません。


) Cisco Express Forwarding(CEF)やInter Process-Communication(IPC)に関連した一部のメッセージはCisco.comで提供されている『Troubleshooting CEF-Related Error Messages』に解説があります。


Cisco IOSソフトウェア リリース12.0(22)S以上を使用している場合のライン カードの診断

ライン カード フィールド診断ソフトウェアは、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータに搭載されたライン カードに障害が発生しているかどうかを判別します。Cisco IOSソフトウェア リリース12.0(22)S以前のリリースでは、フィールド診断ソフトウェアがCisco IOSソフトウェアに組み込まれていました。Cisco IOSソフトウェア リリース12.0(22)Sからは、このソフトウェアがメイン イメージにバンドルされなくなったので、IOS Upgrade Plannerを使用して、Cisco.comからダウンロードする必要があります。

このような変更を行ったのは、20 MBフラッシュ メモリ カードのユーザの便宜のためです。これによってフィールド診断ソフトウェアは、次の名前を持つ独立したイメージとして、保存やメンテナンスを行うことができるようになりました。

c12k-fdiagsbflc-mz-xxx-xx-S.bin(xはバージョン番号)

ライン カードのフィールド診断ソフトウェアをロードするためには、このイメージが別個のフラッシュ メモリ カード、フラッシュ ディスク、またはTFTPブート サーバ上で使用可能な状態になっている必要があります。最新バージョンはCisco.comからいつでも入手できます。RPとファブリックの診断ソフトウェアは、現在もCisco IOSソフトウェアのメイン イメージに組み込まれています。

診断テストの実行中には、ライン カードは通常どおりに機能しないので、トラフィックを通過させることはできません(ライン カードの複雑さによって、5~20分程度かかります)。verboseキーワードを指定せずにコマンドを実行すると、省略された出力メッセージが表示されます。TACの支援を受ける場合は、特別な問題の識別に役立つので、verboseを指定して詳細な出力を入手してください。verboseを指定しない場合、次のような出力が表示されます。

Router# diag 7 tftp://223.255.254.254/muckier/award/c12k.fdiagsbflc.mz
Running DIAG config check
Fabric Download for Field Diags chosen: If timeout occurs, try 'mbus' option.
Runnning Diags will halt ALL activity on the requested slot. [confirm]
Router#
Launching a Field Diagnostic for slot 7
Downloading diagnostic tests to slot 7 via fabric (timeout set to 300 sec.)
5d20h: %GRP.4.RSTSLOT: Resetting the card in the slot: 7,Event:
EV_ADMIN_FDIAGLoading muckier/award/c12k.fdiagsbflc.mz from 223.255.254.254
(via Ethernet0): !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
5d20h: Downloading diags from tftp file tftp://223.255.254.254/muckier/award/
c12k.fdiagsbflc.mz
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
[OK . 13976524 bytes]
FD 7> *****************************************************
FD 7> GSR Field Diagnostics V6.05
FD 7> Compiled by award on Tue Jul 30 13:00:41 PDT 2002
FD 7> view: award.conn_isp.FieldDiagRelease
FD 7> *****************************************************
Executing all diagnostic tests in slot 7
(total/indiv. timeout set to 2000/600 sec.)
FD 7> BFR_CARD_TYPE_OC12_4P_POS testing...
FD 7> Available test types 2
FD 7> 1
FD 7> Completed f_diags_board_discovery() (0x1)
FD 7> Test list selection received: Test ID 1, Device 0
FD 7> running in slot 7 (30 tests from test list ID 1)
FD 7> Skipping MBUS_FDIAG command from slot 2
FD 7> Just into idle state
Field Diagnostic ****PASSED**** for slot 7
Shutting down diags in slot 7
Board will reload
(テキスト出力は省略)
 

診断テストが正常に終了すると、ライン カードが自動的にリロードされます。テストでエラーが生じた場合、ライン カードは自動的には再起動しません。 hw-module slot <slot> reloadコマンドを使用すると、ライン カードを手動で再起動することができます。

フィールド診断の結果はライン カード上のElectrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM;電気的消去再書き込み可能ROM)に保存されます。diag <slot> previousコマンドを使用すれば、そのライン カードで実行された最後の診断テストの結果が表示されます。

ライン カードが故障していなくても、ソフトウェアの問題によって診断テストがエラーになることもあります。すでに交換されたライン カードで診断テストがエラーになった場合は、念のため、TACの支援を受けて、この出力を検討してください。

12.0(22)S以前のCisco IOSソフトウェア リリースを使用している場合のライン カードの診断

ライン カードのフィールド診断ソフトウェアはCisco IOSソフトウェアのメイン イメージにバンドルされています。診断ソフトウェアを使用すると、ライン カードが故障している可能性があるかどうかをテストすることができます。この機能を使用するには、イネーブル モードでdiag <slot> [verbose] コマンドを使用する必要があります。

診断テストの実行中には、ライン カードは通常どおりに機能しないので、トラフィックを通過させることはできません(ライン カードの複雑さによって、5~20分程度かかります)。verboseキーワードを指定せずにコマンドを実行すると、省略された出力メッセージが表示されます。TACの支援を受ける場合は、特別な問題の識別に役立つので、verboseを指定して詳細な出力を入手してください。verboseを指定しない場合、次のような出力が表示されます。

Router#diag 3
Running DIAG config check
Running Diags will halt ALL activity on the requested slot
[confirm]
Router#
Launching a Field Diagnostic for slot 3
Downloading diagnostic tests to slot 3 (timeout set to 600 sec.)
*Nov 18 22:20:40.237: %LINK.5.CHANGED: Interface GigabitEthernet3/0,
changed state to administratively down
Field Diag download COMPLETE for slot 3
FD 3> *****************************************************
FD 3> GSR Field Diagnostics V4.0
FD 3> Compiled by award on Thu May 18 13:43:04 PDT 2000
FD 3> view: award.conn_isp.FieldDiagRelease
FD 3> *****************************************************
FD 3> BFR_CARD_TYPE_1P_GE testing...
FD 3> running in slot 3 (83 tests)
Executing all diagnostic tests in slot 3
(total/indiv. timeout set to 600/200 sec.)
Field Diagnostic: ****TEST FAILURE**** slot 3: last test run 51,
Fabric Packet Loopback, error 3
Shutting down diags in slot 3
slot 3 done, will not reload automatically
 

診断テストが正常に終了すると、ライン カードが自動的に再起動されます。上記の例では、テストでエラーが生じたため、ライン カードは自動的には起動されていません。 hw-module slot <slot> reloadコマンドを使用すると、ライン カードを手動で再起動することができます。

フィールド診断の結果はライン カード上のEEPROMに保存されます。diag <slot> previousコマンドを使用すれば、そのライン カードで実行された最後の診断テストの結果が表示されます。

ライン カードが故障していなくても、ソフトウェアの問題によって診断テストがエラーになることもあります。すでに交換されたライン カードで診断テストがエラーになった場合は、念のため、TACの支援を受けて、この出力を検討してください。

インターフェイスの設定

ここでは、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardの設定手順を説明し、設定例を紹介します。CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して、SRPとSONET/SDHフレーマの両方のパラメータを設定したり表示したりすることができます。

新しい4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardが正しく取り付けられている(ACTIVE LEDが点灯している)ことを確認したあと、 enable コマンドを使用して、イネーブルEXECコマンド モードを開始する必要があります。パスワードが設定されている場合、パスワード入力を要求するプロンプトが表示されます。 configure コマンドを使用して、新しいインターフェイスを設定します。

Cisco 12000シリーズ インターネット ルータは、 slot/port という形式のライン カード スロット番号とポート番号によって、SRPインターフェイスのアドレスを識別します。たとえば、スロット4に搭載された4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardのポート0にあるSRPインターフェイスの スロット/ポート アドレスは、4/0になります。

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardのデフォルトの設定値を変更する場合は、 configure terminal コマンドを使用して、コンフィギュレーション モードを開始します。IPアドレスなど、必要な情報を調べておきます( 表 8 を参照)。

デフォルトの設定値

 

表 8 4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Card のデフォルトの設定値

パラメータ
コンフィギュレーション コマンド
デフォルト値

Cisco Discovery Protocol(CDP)

[no] cdp enable

cdp enable

フレーム同期

srp framing {sdh | sonet} [a | b]

SONET

SONETオーバーヘッド

srp flag {c2 | j0 | s1s0} value [a | b]

c2:0x16に設定
j0:0xCCに設定
s1s0:0に設定

クロック ソース

srp clock-source {internal | line} [a | b]

srp clock-source internal

IPSタイマー

srp ips timer [1-60]

1

トポロジー タイマー

srp topology-timer [1-600]

5

WTRタイマー

srp ips wtr-timer [10-600]

60

ローレート制限

srp tx-traffic-rate low [1-2488]

2488

ハイレート制限

srp tx-traffic-rate high [1-2488]

20

プライオリティ マップ

srp priority-map transmit [1-7]

6

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardの設定手順は、次のとおりです。特に明記しないかぎり、各ステップの最後に Return キーを押してください。


ステップ 1 show version コマンドを入力して、システムがカードを認識しているかどうかを確認します。

Router# show version
 

ステップ 2 show interface srp slot / port コマンドを入力して、各ポートのステータスを調べます。

Router# show interface srp 4/0
 

ステップ 3 コンフィギュレーション モードを開始し、コンフィギュレーション コマンドの入力元としてコンソール端末を指定します。

Router# configure terminal
 

ステップ 4 ip routing コマンドを入力して、IPルーティングをイネーブルにします。

Router(config)# ip routing
 

ステップ 5 interface コマンドを入力し、その後ろに type srp )およびslot/port(ライン カード スロット番号/ポート番号)を入力して、新しく設定するインターフェイスを指定します。次に示すのは、シャーシ スロット4、ポート0の4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardを指定する場合の例です。

Router(config)# interface srp 4/0
 

interface srp 4/0コマンドにより、ポート0とポート1をサイドAとサイドBから成る単一のSRPノードに設定します。interface srp 4/1コマンドを使用すれば、ポート2とポート3をサイドAとサイドBから成る単一のSRPノードに設定できます。

ステップ 6 ip address コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスにIPアドレスとサブネット マスクを割り当てます。

Router(config-if)# ip address 10.0.0.1 255.255.255.0
 

ステップ 7 SRPクロック ソースのデフォルト値が適切かどうかを確認します。

デフォルト設定値は、srp clock-source internal です。一般的に、2台のCisco 12000シリーズ インターネット ルータをバックツーバックで接続する場合、または外部クロックを使用できないダーク ファイバを通じてルータを接続する場合は、各デバイスのクロック ソースをinternalに設定します。ルータがSONET/SDH Add/Drop Multiplexer(ADM;追加/廃棄マルチプレクサ)に接続されている場合は、 srp clock-source line のクロック ソースを実際にADMに接続されているサイドに設定します。


) サイドAとサイドBの両方をソース ラインに設定しなければならないのは、両サイドが異なるADMシステムに接続されている場合だけです。


Router(config-if)# srp clock-source line a
 
Router(config-if)# srp clock-source line b
 

ステップ 8 シャットダウン ステートをアップに変更し、インターフェイスをイネーブルにします。

Router(config-if)# no shutdown
 

no shutdown コマンドを使用すると、 enable コマンドが4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardに渡されます。これにより、その前に送信されたコンフィギュレーション コマンドに基づいて、ライン カード自体も自動的に設定されます。


) ライン カード ケーブルは、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータ装置と他の装置(ハイエンド ルータまたはスイッチ)の両方に接続されています。ステップ9~11は、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータ装置だけでなく、接続先装置についても行う必要があります。


ステップ 9 SONETはデフォルトのフレーミング タイプです。SDHネットワークに接続している場合は、 srp framing インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力して、フレーミング タイプを変更する必要があります。

Router1(config-if)# srp framing sdh [a|b]
 

ステップ 10 ルーティング プロトコルをイネーブルにし、インターフェイス特性を調整するために、必要に応じて、その他のコンフィギュレーション コマンドを追加します。

ステップ 11 すべてのコンフィギュレーション コマンドを入力して設定が完了したら、 Ctrl-Z を入力して( Ctrl キーを押しながら Z キーを押す)、コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 12 新しい設定をメモリに保存します。

Router1# copy running-config startup-config
 


 

設定が保存されると、OKメッセージが表示されます。

製品仕様とケーブル接続

ここでは、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardの仕様とケーブル接続について説明します。内容は次のとおりです。

SONETトランシーバの距離制限

インターフェイス ケーブルの取り外しおよび取り付け

SONETトランシーバの距離制限

光ファイバ伝送に関するSONET仕様では、シングルモードとマルチモードの2タイプのファイバが定義されています。信号の到達可能距離は、マルチモード ファイバよりもシングルモード ファイバの方が長くなります。4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardで使用するSFPモジュールは、シングルモードのみサポートします。

敷設の最大距離は、光ファイバ伝送路の光損失量によって決まります。一般的な最大距離( 表 9 を参照)に近い信号伝送が必要な場合には、Optical Time-Domain Reflectometer(OTDR;オプティカル タイム ドメイン反射率計)を使用して、パワー ロスを測定してください。

SFPモジュールはいずれも、SONET/SDHに適合する全二重、10 Gbps、レーザー ベースのインターフェイスを提供します。 表 9 に、各SFPの電力定格および伝送距離を示します。実際の距離は、トランシーバに接続するファイバの品質によって左右されます。

すべてのSFPモジュール バージョンはEN60825\IEC60825およびFDA - Code of Federal Regulations(CFR;連邦法)(米国)のレーザー安全基準を満たしています。

 

表 9 SFPのパワー バジェットと信号要件

SFP
パワー
バジェット
送信パワー
受信パワー
一般的な最大距離

短距離
1310 nm

8 dB

-3 dBm(最大)
~-10 dBm(最小)

-3 dBm(最大)
~-18 dBm(最小)

1.2マイル(2 km)

中距離
1310 nm

13 dB

0 dBm(最大)
~-5 dBm(最小)

0 dBm(最大)
~-18 dBm(最小)

9.3マイル(15 km)

長距離
1550 nm

26 dB

3 dBm(最大)
~-2 dBm(最小)

-9 dBm(最大)
~-28 dBm(最小)

49.7マイル(80 km)


) シスコ製のSFPモジュールのみを使用してください。各SFPには、SFPメーカーによってセキュリティ プログラミングされた内部シリアル番号が付いています。シスコは(Cisco IOSソフトウェアにより)この情報に基づいてSFPを識別でき、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardで動作するとシスコが認定したモジュール タイプであることを確認できます。認定していないSFPモジュール(シスコから直接購入していないモジュール)は機能しません。


インターフェイス ケーブルの取り外しおよび取り付け

ここでは、ご使用のルータを他のルータまたはスイッチに接続するシングルモード光ファイバ インターフェイス ケーブルの取り外しおよび取り付けについて説明します。通常、シングルモード ケーブルはイエローです。


) シングルモード光ファイバ ケーブルは別途必要です。


インターフェイス ケーブルの取り外し

ライン カードのインターフェイス ケーブルを取り外す手順は次のとおりです(図22を参照)。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを使用法に従って装着します。

ステップ 2 バネ式の解除ラッチを押し込み、インターフェイス ケーブルのコネクタをライン カードのインターフェイス ポートから抜き取ります。


警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。



) ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットからインターフェイス ケーブルを取り外す必要はありません。


ステップ 3 使用していない各SFPのオプティカル ポート開口部にダスト プラグを取り付けます。

ステップ 4 マイナス ドライバを使用して、ライン カードのケーブル マネジメント ブラケットの両端にある非脱落型ネジを緩めます。

ステップ 5 ライン カード用ケーブル マネジメント ブラケットと光ファイバ ケーブル バンドルをライン カードから取り外し、作業の邪魔にならない場所に慎重に置きます(図22bを参照)。


 


) ブラケットの一方の端には、シャーシ上のケーブル マネジメント トレイや金具にブラケットとケーブルを引っ掛けるために小さなフックが付いています。


図22 ライン カード インターフェイス ケーブルの取り外し

 

 

1

光ファイバ ケーブル

4

SFPダスト プラグ

2

ベルクロ ストラップ

5

SFP

3

ケーブル マネジメント ブラケット

インターフェイス ケーブルの取り付け

SRPシングルモード 光ファイバの接続には、デュプレックスLCケーブル1本(図23を参照)、またはシンプレックスLCケーブル2本(図24を参照)を使用します。ケーブルの取り付け手順は、次のとおりです。


ステップ 1 コネクタ ダスト カバーが付いていれば、取り外します。

ステップ 2 ケーブルのコネクタ端を適切なポートに合わせます。デュプレックス ケーブルの受信側(RX)と送信側(TX)の接続関係に注意してください(図24を参照)。

ステップ 3 光ファイバ ケーブルでライン カード内のSFPとライン カードの接続先装置とを接続します。

ステップ 4 光ファイバ ケーブル コネクタを差し込み、カチッという音がしてコネクタが固定されるのを確認します。

ステップ 5 この手順を繰り返して、すべてのケーブル接続を完了します。


 

図23 デュプレックスLCコネクタ

 

図24 シンプレックスまたはデュプレックス光ファイバ ケーブルの取り付け

 

 

1

TXコネクタ

3

シンプレックス ケーブル

2

RXコネクタ

4

デュプレックス ケーブル


) 光ファイバ コネクタには、埃や油などの汚れが付着しないようにする必要があります。光ファイバ コネクタの清掃は、アルコールを染み込ませた綿棒などを使用して慎重に行います。


ライン カード ルート メモリの取り外しおよび取り付け

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardのルート メモリ モジュールは交換することができます。ルート メモリ モジュールは、単一の144ピンSmall-Outline DIMM(SODIMM)ソケットに取り付けます。ルート メモリは、Cisco IOSソフトウェア イメージの実行や、RPからダウンロードされたアップデート済みのネットワーク ルーティング テーブルの保存に利用されます。


注意 パケット メモリDIMMは、交換もアップグレードもできません。これらのメモリ モジュールを修理できるのは資格を持つシスコの技術者だけです。

図25に、4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardのルート メモリとパケット メモリの位置を示します。

図25 4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardのメモリの位置

 

 

1

ルート メモリSODIMM

2

パケット メモリDIMM8

8.パケット メモリは交換できません。

ここで説明する交換手順を開始する前に、必要な工具および部品を揃え、適切な静電気防止器具を使用してください(インストレーションの準備を参照)。

表 10 に、使用できるルート メモリSODIMMのオプションを示します。

 

表 10 4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardのルート メモリ

ルート メモリの総容量
DIMMモジュール
シスコ製品番号
ソケット
番号
ライン カード
エンジンのタイプ

256 MB

256-MB SODIMM ×1(交換可能)

MEM-LC4-256=

J12

Engine 4 Plus

ここでは、次の手順について説明します。

SODIMMの取り外し

SODIMMの取り付け

ルート メモリの取り付けの確認

SODIMMの取り外し

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardは、ルート メモリに144ピンのSODIMMを使用します。SODIMMの取り外し手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを使用法に従って装着します。

ステップ 2 シャーシからライン カードを取り外します(ライン カードの取り外しを参照)。

ステップ 3 前面プレートが手前にくるようにライン カードを静電気防止用マットに置きます。

ステップ 4 ライン カード上のルート メモリ ソケットの位置を確認します(図25を参照)。

ステップ 5 メモリ モジュール ソケットからSODIMMメモリ固定クリップを外します。クリップの両側のラッチ アームにかかっている部分を持ってクリップをゆっくり引き出します(図26図26を参照)。取り外した固定クリップを保管しておきます。


注意 曲がったり壊れたりした固定クリップは再利用しないでください。再利用するとライン カードの損傷の原因となることがあります。元の固定クリップが損傷した場合に使えるように、交換用SODIMMにはスペアの固定クリップが付属しています。

図26 メモリ モジュール ソケットから固定クリップを取り外す

 

ステップ 6 プラスチック ラッチをメモリ モジュールから平行に引き離すように外側に動かし、ラッチが解除され45度の角度になるまで開いて、SODIMMを外します(図27および図28 aを参照)。


注意 SODIMMソケットのプラスチック ラッチは金属製のストレイン レリーフ ラッチに囲まれています。プラスチック ラッチは、金属製ストレイン レリーフ ラッチを超えて動かすことはできません。

図27 SODIMMからプラスチック ラッチを離す

 


注意 SODIMMは必ず縁を持つようにしてください。SODIMMの内蔵回路デバイスや、SODIMMの端に沿って付いているメタル トレース(フィンガ)、SODIMMソケットのピンには触れないでください。

ステップ 7 SODIMMはラッチが外れると、45度の角度になります。慎重にソケットからSODIMMを引き出します。モジュールを45度の角度に保ったまま、ソケット ガイドから完全に取り出してください(図28bを参照)。

図28 SODIMMの取り外し

 

ステップ 8 ESDによる損傷から守るため、ただちにSODIMMを静電気防止用袋に入れます。


 

SODIMMの取り付け

SODIMMの取り付け手順は、次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを使用法に従って装着します。

ステップ 2 前面プレートが手前にくるようにライン カードを静電気防止用マットに置きます。

ステップ 3 固定クリップが曲がったり壊れたりしていないことを確認します。

図29 SODIMMソケットの固定クリップ

 


注意 壊れている固定クリップは使用しないでください。使用するとSODIMMソケットが損傷することがあります。

ステップ 4 ライン カード上のルート メモリ ソケットの位置を確認します(図25を参照)。

ステップ 5 新しいSODIMMを静電気防止用袋から取り出します。


注意 SODIMMは必ず縁を持つようにしてください。SODIMMの内蔵回路デバイスや、SODIMMの端に沿って付いているメタル トレース(フィンガ)、SODIMMソケットのピンには触れないでください。

ステップ 6 SODIMMのキーをボード ソケットに合わせます(図30を参照)。

図30 SODIMMのキー(上向き)

 

ステップ 7 SODIMMは45度の角度に調整する必要があります(図31aを参照)。


) キーを上向きにすると、キーの左側のメタル トレースの長さが0.9インチ(23.20 mm)になります。キーの右側のメタル トレースの長さは1.29インチ(32.80 mm)になります。SODIMMは、キーを正しい位置に合わせないと挿入できないようになっています。


ステップ 8 ソケットの両側に両手の親指をあてて、人差し指でモジュールを押しながら、ソケットにモジュールを完全に装着します。

モジュールをソケットに装着する際には、モジュールに均等に力が加わるようにするため、必ず両手の人差し指をSODIMMの両側の角にあててください。

図31 SODIMMの取り付け

 

ステップ 9 モジュールに均等に力をかけるようにして人差し指でSODIMMをゆっくり下に押し、タブに固定します(図31bを参照)。


注意 力をかけ過ぎるとSODIMMソケットが損傷することがあります。

ステップ 10 リリース レバーがソケットの側面と平らになっていることを確認します。平らになっていない場合は、SODIMMが正しく装着されていない可能性があります。

ステップ 11 モジュールの角度が不適切に見える場合はモジュールを慎重に取り外してから再度取り付けて、リリース レバーがSODIMMソケットの側面と平らになっていることを確認します。

ステップ 12 固定クリップを金属製ストレイン レリーフとプラスチック ラッチの間に差し込みます(図32を参照)。

図32 固定クリップを差し込む

 

クリップを正しく取り付けると、クリップの先がストレイン レリーフとプラスチック ラッチの下から出ます(図33を参照)。


 

図33 完全にモジュール ラッチに取り付けられた固定クリップ

 

ルート メモリの取り付けの確認

ライン カード メモリを取り付けて、ライン カードをルータに再搭載すると、ルータがライン カードを再初期化し、再初期化サイクルの一部としてメモリの変更を検出します。初期化にかかる時間はルータ構成やメモリ構成によって異なります。

SODIMMの交換後にライン カードが正常に再初期化されない場合や、コンソール端末にチェックサムまたはメモリのエラーが表示された場合は、適切なSODIMMがライン カードに正しく取り付けられているかどうかを確認します。

ライン カード メモリの取り付けの確認手順は、次のとおりです。


ステップ 1 「ライン カードの取り外し」に記載されている手順で、カード ケージからライン カードを取り外します。

ステップ 2 カードと水平な位置からSODIMMを見て、取り付け状態を確認します。SODIMMは図31と同じ角度でソケットに完全に挿入されている必要があります。

SODIMMが正しく取り付けられていない場合は、いったん取り外してから再度取り付けます。

ステップ 3 前述の手順でカード ケージにライン カードを再搭載し、もう一度、取り付けの確認を行います。


 

何回か試してもルータが正常に再起動せず、問題を解決することができない場合は、製品を購入された代理店に連絡して、指示を受けてください。代理店に連絡する前に、コンソール エラー メッセージ、通常と異なるLED表示、またはルータが示すその他の現象や動作のうち問題解決に役立ちそうなものを書き留めておいてください。

適合規格および安全に関する情報

ここでは、適合規格と安全に関する情報を説明します。具体的な内容は次のとおりです。

各国語で記述された安全上の警告および適合規格

静電破壊の防止

レーザーに関する安全上の注意

各国語で記述された安全上の警告および適合規格

各国語で記述された安全上の警告および適合規格の全リストについては、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Internet Routers』(Text Part Number: 78-4347-xx)を参照してください。

電磁適合性に関する規制事項

FCCクラスA規格との適合

この装置はテスト済みであり、FCCルールPart 15に規定された仕様のクラスAデジタル装置の制限に適合していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。

シスコシステムズの書面による許可なしに装置を改造すると、装置がクラスAのデジタル装置に対するFCC要件に適合しなくなることがあります。その場合、装置を使用するユーザの権利がFCC規制により制限されることがあり、ラジオまたはテレビの通信に対するいかなる干渉もユーザ側の負担で矯正するように求められることがあります。

装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。

干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。

テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。

テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。

テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。

CISPR 22

この装置は、CISPR22/EN55022 クラスBの放射伝導要件に適合しています。

カナダ

適合性に関する表記

この装置は、カナダにおけるICES-003に適合するクラスAデジタル装置です。

欧州(EU)

この装置は、ITE/TTE装置として使用した場合、EN55022クラスBおよびEN55024の標準規格に適合しています。また、通信局およびその他の屋内施設の両方の設置環境におけるTelecommunications Network Equipment(TNE)に関するEN300386に適合しています。

VCCIクラスA(日本)

この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスA情報技術製品です。この装置を家庭環境で使用すると、電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には、使用者が適切な対策を取るように要求されることがあります。

レーザーに関する安全上の注意

4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardには、クラス1レーザーが使用されているので、目に見えないレーザー光が放射されます。稼働中のライン カードのポートをのぞきこまないでください。すべての4-Port OC-48c/STM-16c DPT Line Cardに、レーザーに関する次の警告が適用されます。

クラス1レーザー製品に関する警告


警告 クラス1レーザー製品です。


レーザーに関する一般的な警告


警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。


安全上の警告の各国語訳については、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Internet Routers』(Text Part Number: 78-4347-xx)を参照してください。

マニュアルの入手方法

ここでは、シスコ製品のマニュアルを入手する方法について説明します。

WWW

WWW上の次のURLから、シスコ製品の最新資料を入手することができます。

http://www.cisco.com

http://www.cisco.com/jp

各国語版のマニュアルは、次のURLから入手できます。

http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml

Documentation CD-ROM

シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、Cisco Documentation CD-ROMパッケージでご利用いただけます。Documentation CD-ROMは毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。このCD-ROMパッケージは、単独または年間契約で入手することができます。

マニュアルの発注方法

シスコ製品のマニュアルは、次の方法でご発注いただけます。

Cisco Direct Customersに登録されている場合、Networking Products MarketPlaceからシスコ製品のマニュアルを発注できます。次のURLにアクセスしてください。

http://www.cisco.com/cgi-bin/order/order_root.pl

Cisco.com登録ユーザの場合、Subscription StoreからオンラインでDocumentation CD-ROMを発注できます。次のURLにアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/subscription

Cisco.comに登録されていない場合、製品を購入された代理店へお問い合わせください。

テクニカル サポート

シスコシステムズでは、技術上のあらゆる問題の支援窓口としてCisco.comを運営しています。お客様およびパートナーは、 Technical Assistance Center(TAC)Webサイトのオンライン ツールからマニュアル、トラブルシューティングに関するヒント、およびコンフィギュレーション例を入手できます。Cisco.comにご登録済みのお客様は、TAC Webサイトで提供するすべてのテクニカル サポート リソースをご利用いただけます。Cisco.comへのご登録については、製品を購入された代理店へお問い合わせください。

Cisco.com

Cisco.comは、いつでもどこからでも、シスコシステムズの情報、ネットワーキング ソリューション、サービス、プログラム、およびリソースにアクセスできる対話形式のネットワーク サービスです。

Cisco.comは統合インターネット アプリケーションであり、優れた使いやすいツールとして、広範囲の機能やサービスを通してお客様に次のような利点を提供します。

業務の円滑化と生産性の向上

オンライン サポートによる技術上の問題の解決

ソフトウェア パッケージのダウンロードおよびテスト

シスコのトレーニング資料および製品の発注

スキル査定、トレーニング、認定プログラムへのオンライン登録

また、Cisco.comに登録することにより、各ユーザに合った情報やサービスをご利用いただくことができます。Cisco.comには、次のURLからアクセスしてください。

http://www.cisco.com
http://www.cisco.com/jp

TAC

シスコの製品、テクノロジー、またはソリューションについて技術的な支援が必要な場合には、TACをご利用いただくことができます。TACでは、2種類のサポートを提供しています。TAC WebサイトとTAC Escalation Centerです。

TACへの問い合わせは、問題の緊急性に応じて分類されます。

プライオリティ レベル4(P4) ― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要な場合。

プライオリティ レベル3(P3) ― ネットワークのパフォーマンスが低下している。ネットワークが十分に機能していないが、ほとんどの業務運用は継続できる場合。

プライオリティ レベル2(P2) ― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下したため業務に重大な影響があるにもかかわらず、対応策が見つからない場合。

プライオリティ レベル1(P1) ― ネットワークがダウンし、すぐにサービスを回復しなければ業務に致命的な損害が発生するにもかかわらず、対応策が見つからない場合。

問題のプライオリティおよびサービス契約の内容に応じて、適切なTACサービスを選択してください。

TAC Webサイト

P3およびP4レベルの問題については、TAC Webサイトを利用して、お客様ご自身で問題を解決し、コストと時間を節約することができます。このサイトでは各種のオンライン ツール、ナレッジ ベース、およびソフトウェアを、いつでも必要なときに利用できます。TAC Webサイトには、次のURLからアクセスしてください。

http://www.cisco.com/tac

シスコシステムズとサービス契約を結んでいるお客様、パートナー、リセラーは、TAC Webサイトのすべてのテクニカル サポート リソースをご利用いただけます。TAC Webサイトにアクセスするには、Cisco.comのログインIDとパスワードが必要です。サービス契約が有効で、ログインIDまたはパスワードを取得していない場合は、次のURLにアクセスして登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/register/

Cisco.com登録ユーザは、TAC Webサイトで技術上の問題を解決できなかった場合、TAC Case Openツールのオンライン サービスを利用することができます。TAC Case OpenツールのURLは次のとおりです。

http://www.cisco.com/tac/caseopen

インターネットでアクセスする場合には、TAC WebサイトでP3およびP4レベルの情報を参照することをお勧めします。

Japan TAC Webサイト

Japan TAC Webサイトでは、利用頻度の高いTAC Webサイト(http://www.cisco.com/tac)のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Webサイトには、次のURLからアクセスしてください。

http://www.cisco.com/jp/go/tac

サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Webサイトのドキュメントにアクセスできます。

Japan TAC Webサイトにアクセスするには、Cisco.comのログインIDとパスワードが必要です。ログインIDとパスワードを取得していない場合は、次のURLにアクセスして登録手続きを行ってください。

http://www.cisco.com/jp/register/

TAC Escalation Center

TAC Escalation Centerでは、P1およびP2レベルの問題に対応しています。このレベルに分類されるのは、ネットワークの機能が著しく低下し、業務の運用に重大な影響がある場合です。TAC Escalation Centerにお問い合わせいただいたP1またはP2の問題には、TACエンジニアが対応します。

TACフリーダイヤルの国別電話番号は、次のURLを参照してください。

http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml

ご連絡に先立って、お客様が契約しているシスコ サポート サービスがどのレベルの契約となっているか(たとえば、SMARTnet、SMARTnet Onsite、またはNetwork Supported Accounts [NSA;ネットワーク サポート アカウント]など)、お客様のネットワーク管理部門にご確認ください。また、お客様のサービス契約番号およびご使用の製品のシリアル番号をお手元にご用意ください。