Cisco 12000 シリーズ ルータ SIP/SPA ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド (Cisco IOS) 12.0(32)SY
POS SPA の設定
POS SPA の設定
発行日;2012/02/05 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

POS SPA の設定

設定作業

必要な設定作業

SPA のインターフェイス アドレスの指定

インターフェイスの MTU サイズの変更

インターフェイス MTU の設定時の注意事項

インターフェイス MTU の設定作業

MTU サイズの確認

POS フレーミングの変更

POS フレーミングの確認

キープアライブ インターバルの変更

キープアライブ インターバルの確認

CRC サイズの変更

CRC サイズの確認

クロック ソースの変更

クロック ソースの確認

SONET ペイロード スクランブリングの変更

SONET ペイロード スクランブリングの確認

カプセル化タイプの設定

カプセル化タイプの確認

APS の設定

APS 設定の確認

POS アラーム トリガー遅延の設定

ラインレベルおよびセクションレベル トリガー

パスレベル トリガー

POS アラーム トリガー遅延の確認

SDCC の設定

SDCC の設定時の注意事項

SDCC の設定作業

SDCC インターフェイスの設定の確認

DPT 機能の設定

SRP の設定

SRP の設定時の注意事項

SRP の設定作業

SRR の設定

SRP 設定の確認

設定の保存

でのインターフェイスのシャットダウンおよび再起動

インターフェイスの設定の確認

ポート単位のインターフェイス ステータスの確認

ポート単位のインターフェイス統計情報のモニタ

設定例

基本的なインターフェイス設定例

MTU の設定例

POS フレーミングの設定例

キープアライブの設定例

CRC の設定例

クロック ソースの設定例

SONET ペイロード スクランブリングの設定例

カプセル化の設定例

APS の設定例

POS アラーム トリガー遅延の設定例

SDCC の設定例

SRP の設定例

POS SPA の設定

この章では、Cisco 12000 シリーズ ルータに搭載された Packet over SONET(POS)Shared Port Adapter(SPA)の設定方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。

「設定作業」

「インターフェイスの設定の確認」

「設定例」

システム イメージおよびコンフィギュレーション ファイルの管理方法については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』 Release 12.0 および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』 Release 12.0 を参照してください。

この章で使用しているコマンドの詳細については、まず新規コマンドまたは変更されたコマンドが記載されている「SIP および SPA コマンド リファレンス」を参照してください。関連する Cisco IOS Release 12.0 ソフトウェア コマンド リファレンスおよびマスター インデックスも参照してください。これらのマニュアルの入手方法については、「関連資料」の項を参照してください。

設定作業

ここでは、POS SPA の設定方法、および設定を確認する方法について説明します。

内容は、次のとおりです。

「必要な設定作業」

「SPA のインターフェイス アドレスの指定」

「インターフェイスの MTU サイズの変更」

「POS フレーミングの変更」

「キープアライブ インターバルの変更」

「CRC サイズの変更」

「クロック ソースの変更」

「SONET ペイロード スクランブリングの変更」

「カプセル化タイプの設定」

「APS の設定」

「POS アラーム トリガー遅延の設定」

「SDCC の設定」

「DPT 機能の設定」

「設定の保存」

「SPA でのインターフェイスのシャットダウンおよび再起動」

必要な設定作業

ここでは、POS SPA を設定するために必要な設定手順を示します。設定が必要なコマンドの中には、ネットワークに最適なデフォルト値を提供するものがあります。そのデフォルト値がネットワークに適している場合は、そのコマンドを設定する必要はありません。このようなコマンドの説明カラムには、「(必要に応じて)」と示されています。

POS SPA を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# interface pos slot / subslot / port

設定する POS インターフェイスを指定して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

slot / subslot / port ― インターフェイスの位置を指定します。「SPA のインターフェイス アドレスの指定」を参照してください。

ステップ 3

Router(config-if)# ip address ip-address mask [ secondary ]

インターフェイスのプライマリまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。

ip-address ― インターフェイスの IP アドレスを指定します。

mask ― 関連付けられた IP サブネットのマスクを指定します。

secondary ― (任意)設定されたアドレスがセカンダリ IP アドレスになるように指定します。このキーワードを省略すると、設定されたアドレスはプライマリ IP アドレスとなります。

ステップ 4

Router(config-if)# pos framing { sonet | sdh }

(必要に応じて)POS フレーミング タイプを指定します。

sonet ― OC レートの SONET フレーミングをイネーブルにします。これは、デフォルト値です。

sdh ― STM レートの Synchronous Digital Hierarchy(SDH; 同期デジタル ハイアラーキ)フレーミングをイネーブルにします。

POS フレーミング タイプは、POS リンクの両端で同じ設定にする必要があります。

ステップ 5

Router(config-if)# mtu bytes

(必要に応じて)インターフェイスの Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)(またはパケット サイズ)を設定します。

bytes ― パケットの最大バイト数を指定します。デフォルト値は 4470 バイトです。

ステップ 6

Router(config-if)# keepalive [ period [ retries ]]

(必要に応じて)Cisco IOS ソフトウェアがネットワーク インターフェイスをアクティブに保つために、リンクの反対側にメッセージを送信する頻度を指定します。

period ― キープアライブ パケットの送信間隔を秒単位で指定します。デフォルトは 10 秒です。

retries ― デバイスからキープアライブ パケットを送信して、応答がなかった場合に、インターフェイスをダウンさせる基準となるパケット送信回数を指定します。デフォルトは 5 回です

キープアライブは POS リンクの両端で同じ設定にする必要があります。

ステップ 7

Router(config-if)# crc [ 16 | 32 ]

(必要に応じて)CRC の長さを指定します。

16 ― 16 ビット長の CRC を指定します。これは、デフォルト値です。

32 ― 32 ビット長の CRC を指定します。

CRC サイズは POS リンクの両端で同じ設定にする必要があります。

ステップ 8

Router(config-if)# clock source { line | internal }

(必要に応じて)POS リンクのクロック ソースを指定します。

line リンクは回線から回復したクロックを使用します。これは、デフォルト値です。

internal ― リンクは内部クロック ソースを使用します。

ステップ 9

Router(config-if)# encapsulation encapsulation-type

(必要に応じて)インターフェイスで使用するカプセル化方式を指定します。

encapsulation-type ― HDLC(ハイレベル データリンク制御)、PPP(ポイントツーポイント プロトコル)、またはフレーム リレーを指定できます。デフォルトのカプセル化は HDLC です。

カプセル化は POS リンクの両端で同じ設定にする必要があります。


) Cisco IOS Release 12.0(31)S では、POS SPA はフレーム リレーをサポートしません。


ステップ 10

Router(config-if)# pos scramble-atm

(必要に応じて)SONET ペイロード スクランブリングをイネーブルにします。

デフォルト設定では、SONET ペイロード スクランブリングはイネーブルです。

SONET ペイロード スクランブリングは POS リンクの両端で同じ設定にする必要があります。

ステップ 11

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスをイネーブルにします。

SPA のインターフェイス アドレスの指定

SPA インターフェイス ポートの番号は、左から右に向かって 0 から順に付けられます。単一ポートの SPA では、ポート番号 0 のみを使用します。SPA インターフェイスを設定またはモニタするには、CLI(コマンドライン インターフェイス)で SPA Interface Processor(SIP)、SPA、およびインターフェイスの物理位置を指定する必要があります。インターフェイス アドレス フォーマットは、 slot / subslot / port です。

slot ― SIP が装着された Cisco 12000 シリーズ ルータのシャーシ スロット番号を指定します。

subslot ― SPA が装着された SIP セカンダリ スロットを指定します。

port ― SPA の各インターフェイス ポートの番号を指定します。

次に、シャーシ スロット 3 に SIP(0)が搭載されていて、その最初のサブスロットに SPA が搭載されている場合、この SPA の最初のインターフェイス(0)を指定する例を示します。

Router(config)# interface serial 3/0/0
 

このコマンドは代表的な例としてシリアル SPA を表示していますが、その他の SPA(ATM や POS など)およびその他の非チャネライズド SPA でも、これと同じ slot / subslot / port を同様に使用します。

インターフェイスの MTU サイズの変更

Cisco IOS ソフトウェアは、プロトコル スタックのレベルに応じて、3 つの異なるタイプの設定可能な MTU オプションをサポートします。

インターフェイス MTU ― ネットワークから着信したトラフィックが、SPA によって調べられます。インターフェイス タイプごとに、サポートされるインターフェイス MTU サイズおよびデフォルト値は異なります。インターフェイス MTU は、廃棄される前にインターフェイスで受信可能な最大パケット サイズ(バイト数)を定義します。フレームがインターフェイス MTU サイズよりも小さく、3 バイトのペイロード サイズ以上である場合、フレームの処理は継続されます。

IP MTU ― サブインターフェイスに設定できます。パケットを分割するかどうかを判別するために、Cisco IOS ソフトウェアで使用されます。IP パケットが IP MTU サイズを超過すると、パケットは分割されます。

タグまたは Multiprotocol Label Switching(MPLS;マルチプロトコル ラベル スイッチング)MTU ― サブインターフェイスに設定できます。最大 6 つの異なるラベル(タグ ヘッダー)をパケットに付加できます。ラベルの最大数は、Cisco IOS ソフトウェア リリースによって異なります。

カプセル化方式および MPLS MTU ラベル数に応じて、パケットに余分なオーバーヘッドが追加されます。たとえば、SNAP カプセル化の場合はイーサネット パケットに 8 バイト ヘッダーが追加されますが、dot1q カプセル化の場合は 2 バイト ヘッダーが追加されます。また、MPLS ラベルごとに、4 バイト ヘッダーが追加されます(ラベル数 n × 4 バイト)。

インターフェイス MTU の設定時の注意事項

POS SPA にインターフェイス MTU サイズを設定する場合は、次の注意事項に従ってください。

MPLS も使用している場合は、 mpls mtu コマンドをインターフェイス MTU 以下の値に設定してください。

インターフェイス MTU サイズを変更した場合に、設定された MTU サイズにオーバーヘッド用の 88 バイト、および設定された CRC 用の 2 または 4 バイトを加えた値を超過するパケットがインターフェイスで受信されると、ジャイアント カウンタが増加します。

たとえば、最大 MTU サイズが 9216 バイトの場合、次のようなときにジャイアント カウンタは増加します。

16 ビット CRC(または FCS)に対して、9306 バイトを超えるパケットを受信した場合(9216 + 88 + 2)

32 ビット CRC に対して、9308 バイトを超えるパケットを受信した場合(9216 + 88 + 4)

フレーム リレー Local Management Interface(LMI;ローカル管理インターフェイス)プロトコルでは、すべての Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)ステータス レポートが単一パケットに格納されていなければなりません。デフォルト MTU サイズの 4470 バイトを使用した場合は、Data-Link Connection Identifier(DLCI)の値が 890 に制限されます。次の式は、設定されたインターフェイス MTU の最大 DLCI の判別方法を示します。

最大 DLCI =(MTU バイト - 20)/(DLCI ごとに 5 バイト)

デフォルト MTU の最大 DLCI =(4470 - 20)/5 = インターフェイスごとに 890 個の DLCI

インターフェイス MTU の設定作業

インターフェイスの MTU サイズを変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

コマンド
説明

Router(config-if)# mtu bytes

インターフェイスの最大パケット サイズを設定します。

bytes ― パケットの最大バイト数を指定します。デフォルト値は 4470 バイトです。

デフォルトの MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

MTU サイズの確認

インターフェイスの MTU サイズを確認するには、 show interfaces pos イネーブル EXEC コマンドを使用して、[MTU] フィールドの値を調べます。

次に、Cisco 7600 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、そのサブスロット 1 に SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0(最初のポート)の MTU サイズが 4470 バイトである例を示します。

Router# show interfaces pos 2/1/0
POS2/1/0 is up, line protocol is up (APS working - active)
Hardware is Packet over Sonet
Internet address is 10.1.1.1/24
MTU 4470 bytes, BW 155000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255.
.
.
.

POS フレーミングの変更

POS フレーミングは SONET または SDH に指定できます。SONET および SDH は、光ファイバ ネットワークを介した同期データ送信に関連する一連の標準です。SONET は ANSI(米国規格協会)が公開している標準の米国バージョンです。SDH は ITU(国際電気通信連合)が公開している標準の国際バージョンです。

POS フレーミングを変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router(config-if)# pos framing { sonet | sdh }

POS フレーミング タイプを指定します。

sonet ― OC レートの SONET フレーミングをイネーブルにします。これは、デフォルト値です。

sdh ― STM レートの SDH フレーミングをイネーブルにします。

POS フレーミング タイプは、POS リンクの両端で同じ設定にする必要があります。

デフォルトの設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

POS フレーミングの確認

POS フレーミングを確認するには、 show controllers pos イネーブル EXEC コマンドを使用して、[Framing] フィールドの値を調べます。次に、シャーシ スロット 3 に SPA Interface Processor(SIP)が搭載され、そのサブスロット 2 に POS SPA が搭載されている場合、この SPA の最初のインターフェイス(0)の POS フレーミング モードが SONET に設定されている例を示します。

Router# show controllers pos 3/2/0
POS3/2/0
SECTION
LOF = 0 LOS = 0 BIP(B1) = 0
LINE
AIS = 0 RDI = 0 FEBE = 0 BIP(B2) = 0
PATH
AIS = 0 RDI = 0 FEBE = 0 BIP(B3) = 0
PLM = 0 UNEQ = 0 TIM = 0 TIU = 0
LOP = 0 NEWPTR = 0 PSE = 0 NSE = 0
 
Active Defects: None
Active Alarms: None
Alarm reporting enabled for: SF SLOS SLOF B1-TCA B2-TCA PLOP B3-TCA
 
Framing: SONET
APS
 
COAPS = 0 PSBF = 0
State: PSBF_state = False
Rx(K1/K2): 00/00 Tx(K1/K2): 00/00
Rx Synchronization Status S1 = 00
S1S0 = 00, C2 = CF
Remote aps status (none); Reflected local aps status (none)
CLOCK RECOVERY
RDOOL = 0
State: RDOOL_state = False
PATH TRACE BUFFER: STABLE
Remote hostname : sip-sw-7600-2
Remote interface: POS3/2/1
Remote IP addr : 0.0.0.0
Remote Rx(K1/K2): 00/00 Tx(K1/K2): 00/00
 
BER thresholds: SF = 10e-3 SD = 10e-6
TCA thresholds: B1 = 10e-6 B2 = 10e-6 B3 = 10e-6
 
Clock source: internal

キープアライブ インターバルの変更

キープアライブ機能がイネーブルである場合は、キープアライブ パケットが指定間隔で送信されて、インターフェイスをアクティブに保ちます。キープアライブ インターバルは、POS リンクの両端で同じ設定にする 必要があります

キープアライブ インターバルを変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

コマンド
説明

Router(config-if)# keepalive [ period [ retries ]]

Cisco IOS ソフトウェアがネットワーク インターフェイスをアクティブに保つために、リンクの反対側にメッセージを送信する頻度を指定します。

period ― キープアライブ パケットの送信間隔を秒単位で指定します。デフォルトは 10 秒です。

retries ― デバイスからキープアライブ パケットを送信して、応答がなかった場合に、インターフェイスをダウンさせる基準となるパケット送信回数を指定します。デフォルトは 5 回です

キープアライブ パケットをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

キープアライブ インターバルの確認

キープアライブ インターバルを確認するには、 show interfaces pos イネーブル EXEC コマンドを使用して、[Keepalive] フィールドの値を調べます。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、そこに POS SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0 でキープアライブがイネーブルである例を示します。

Router# show interfaces pos 2/0/0
Hardware is Packet over Sonet
Internet address is 10.1.1.1.2
MTU 9216 bytes, BW 622000 Kbit, DLY 100 usec, reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Keepalive set (10 sec)
.
.
.

CRC サイズの変更

CRC は、数値計算を使用して送信データ内のエラーを検出するエラーチェック方式です。CRC サイズは FCS のビット長を示します。

CRC サイズは POS リンクの両端で同じ設定にする 必要があります

CRC サイズを変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router(config-if)# crc [ 16 | 32 ]

(必要に応じて)CRC の長さを指定します。

16 ― 16 ビット長の CRC を指定します。これは、デフォルト値です。

32 ― 32 ビット長の CRC を指定します。

CRC サイズは POS リンクの両端で同じ設定にする必要があります。

デフォルトの CRC サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

CRC サイズの確認

CRC サイズを確認するには、 show interfaces pos イネーブル EXEC コマンドを使用して、[CRC] フィールドの値を調べます。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、そこに POS SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0 の CRC サイズが 16 である例を示します。

Router# show interfaces pos 2/0/0
Hardware is Packet over Sonet
Internet address is 10.1.1.2.1
MTU 9216 bytes, BW 622000 Kbit, DLY 100 usec reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 16, loopback not set
.
.
.

クロック ソースの変更

クロック ソースが internal の場合、インターフェイスは内部クロックに基づいて、送信されたデータをクロッキングします。クロック ソースが line の場合、インターフェイスは回線の受信データ ストリームから回復したクロックに基づいて、送信されたデータをクロッキングします。

POS ルータ インターフェイスの推奨クロック ソース設定については、次の URL にある『 Configuring Clock Settings on POS Router Interfaces 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk482/tk607/technologies_tech_note09186a0080094bb9.shtml

クロック ソースを変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router(config-if)# clock source { line | internal }

POS リンクのクロック ソースを指定します。

line リンクは回線から回復したクロックを使用します。これは、デフォルト値です。

internal ― リンクは内部クロック ソースを使用します。

デフォルトのクロック ソースに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

クロック ソースの確認

クロック ソースを確認するには、 show controllers pos イネーブル EXEC コマンドを使用して、[Clock source] フィールドの値を調べます。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、そのサブスロット 0 に POS SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0 のクロック ソースが internal である例を示します。

Router# show controllers pos 2/0/0
POS2/0/0
SECTION
LOF = 0 LOS = 1 BIP(B1) = 7
LINE
AIS = 0 RDI = 1 FEBE = 20 BIP(B2) = 9
PATH
AIS = 0 RDI = 0 FEBE = 0 BIP(B3) = 5
PLM = 0 UNEQ = 0 TIM = 0 TIU = 0
LOP = 0 NEWPTR = 0 PSE = 0 NSE = 0


Active Defects: None
Active Alarms: None
Alarm reporting enabled for: SF SLOS SLOF B1-TCA LAIS LRDI B2-TCA PAIS PLOP PRDI PUNEQ B3-TCA RDOOL

APS

COAPS = 2 PSBF = 0
State: PSBF_state = False
Rx(K1/K2): 00/00 Tx(K1/K2): 00/00
Rx Synchronization Status S1 = 00
S1S0 = 02, C2 = CF
CLOCK RECOVERY
RDOOL = 0
State: RDOOL_state = False
PATH TRACE BUFFER: STABLE
Remote hostname : RouterTester. Port 102/1
Remote interface:
Remote IP addr :
Remote Rx(K1/K2): / Tx(K1/K2): /

BER thresholds: SF = 10e-5 SD = 10e-6
TCA thresholds: B1 = 10e-6 B2 = 10e-6 B3 = 10e-6

Clock source: internal
.
.
.

SONET ペイロード スクランブリングの変更

SONET ペイロード スクランブリングは、十分なビット転送密度を保証するために、自己同期スクランブラ(x43+1)をインターフェイスの Synchronous Payload Envelope(SPE; 同期ペイロード エンベロープ)に適用します。

デフォルト設定では、SONET ペイロード スクランブリングはディセーブルです。

SONET ペイロード スクランブリングは POS リンクの両端で同じ設定にする 必要があります

SONET ペイロード スクランブリングを変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router(config-if)# pos scramble-atm

SONET ペイロード スクランブリングをイネーブルにします。

SONET ペイロード スクランブリングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

SONET ペイロード スクランブリングの確認

SONET ペイロード スクランブリングを確認するには、 show interfaces pos イネーブル EXEC コマンドを使用して、[Scramble] フィールドの値を調べます。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、そのサブスロット 0 に POS SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0 の SONET ペイロード スクランブリングがディセーブルである例を示します。

Router# show interfaces pos 2/0/0
Hardware is Packet over Sonet
Internet address is 10.0.0.1/24
MTU 9216 bytes, BW 622000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 16, loopback not set
Keepalive not set
Scramble disabled
.
.
.

カプセル化タイプの設定

デフォルトでは、POS インターフェイスは HDLC カプセル化をサポートします。カプセル化方式には HDLC、PPP、またはフレーム リレーを指定できます。カプセル化タイプは POS リンクの両端で同じ設定にする 必要があります


) Cisco IOS Release 12.0(31)S では、POS SPA はフレーム リレーをサポートしません。Cisco IOS Release 12.0(32)S 以降は、POS SPA でフレーム リレーがサポートされます。


カプセル化方式を変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router(config-if)# encapsulation encapsulation-type

インターフェイスで使用するカプセル化方式を指定します。

encapsulation-type ― HDLC、PPP、またはフレーム リレーを指定できます。デフォルトは HDLC です。

カプセル化タイプの確認

カプセル化タイプを確認するには、 show interfaces pos イネーブル EXEC コマンドを使用して、[Encapsulation] フィールドの値を調べます。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、そのサブスロット 0 に POS SPA が搭載されている場合、そのポート 0 のカプセル化タイプが HDLC である例を示します。

Router# show interfaces pos 2/0/0
Hardware is Packet over Sonet
Internet address is 10.0.0.1/24
MTU 9216 bytes, BW 622000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 16, loopback not set
Keepalive not set
Scramble disabled
.
.
.

APS の設定

Automatic Protection Switching(APS; 自動保護スイッチング)を使用すると、回路が故障した場合に POS 回路を切り替えることができます。通常は、SONET 機器を Telco 機器に接続する場合に必要です。APS は、SONET ネットワーク内の「保護」POS インターフェイスを、「現用」POS インターフェイスのバックアップとして使用するメカニズムです。現用インターフェイスに障害が発生すると、保護インターフェイスがただちにトラフィック負荷を引き継ぎます。設定に応じて、同じルータまたは異なるルータ内の 2 つの回路が終端することがあります。

APS の詳細については、次の URL にある『 A Brief Overview of Packet Over SONET APS 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk482/tk607/technologies_tech_note09186a0080093eb5.shtml

現用 POS インターフェイスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router(config-if)# aps working circuit-number

POS インターフェイスを現用 APS インターフェイスとして設定します。

circuit-number ― 現在の現用インターフェイスに対応付ける回路番号を指定します。

POS インターフェイスの現用インターフェイス設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

保護 POS インターフェイスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router(config-if)# aps protect circuit-number ip-address

POS インターフェイスを保護 APS インターフェイスとして設定します。

circuit-number ― 保護インターフェイスとしてイネーブルにする回路番号を指定します。

ip-address ― 現用 POS インターフェイスが設定されたルータの IP アドレスを指定します。

POS インターフェイスの保護インターフェイス設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

APS 設定の確認

APS 設定を確認したり、スイッチオーバーが発生したかどうかを判別するには、 show aps コマンドを使用します。

次に、現用インターフェイスが設定されたルータの例を示します。この例では、POS インターフェイス 0/0/0 はグループ 1 の現用インターフェイスとして設定され、選択されています(つまり、アクティブになっています)。

Router# show aps
POS0/0/0 working group 1 channel 1 Enabled Selected
 

次に、保護インターフェイスが設定されたルータの例を示します。この例では、POS インターフェイス 2/1/1 はグループ 1 の保護インターフェイスとして設定されています。出力には、10.0.0.1 の IP アドレスを持つルータに現用チャネルが設定されていて、現在選択されているインターフェイスがイネーブルであることも示されています。

Router# show aps
POS2/1/1 APS Group 1: protect channel 0 (inactive)
Working channel 1 at 10.0.0.1 (Enabled)
SONET framing; SONET APS signalling by default
Remote APS configuration: (null)
.
.
.

POS アラーム トリガー遅延の設定

トリガーは、アクティブな場合に、回線プロトコルをダウンさせるアラームです。POS アラーム トリガー遅延は、断続的な問題によって回線プロトコルがディセーブルにならないようにして、POS インターフェイスのアップストリームを確保する場合に役立ちます。トリガー アラームが受信されると、POSアラーム トリガー遅延機能は回線プロトコルのダウン設定を遅らせます。断続的問題が原因でトリガー アラームが送信された場合は、機能している回線プロトコルのダウンを POS アラーム トリガー遅延によって防止できます。

ラインレベルおよびセクションレベル トリガー

pos delay triggers line コマンドは、内部で保護された Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)システムに接続された POS ルータ インターフェイスに使用します。このコマンドは、現用 APS または保護 APS として設定されたインターフェイスでは無効です。通常、ラインレベルまたはセクションレベル アラームが数ミリ秒間発生すると、リンクがダウンし、アラームが解除されてから 10 秒が経過するまで続きます。延期を設定すると、リンクダウンのトリガーを 100 ミリ秒間遅らせることができます。アラーム状態が 100 ミリ秒を超えるとリンクはダウンし、100 ミリ秒が経過する前にアラームが解除されれば、リンクはダウンしません。

次のラインレベルおよびセクションレベル アラームは、デフォルトで、回線プロトコルをダウンさせるトリガーです。

Line Alarm Indication Signal(LAIS; 回線アラーム検出信号)

Section Loss Of Signal(SLOS)

Section Loss Of Frame(SLOF)

pos delay triggers line コマンド発行すると、インターフェイスの回線プロトコルのダウン トリガーを遅らせることができます。遅延は 50 ~ 10,000 ミリ秒に設定できます。デフォルト遅延は 100 ミリ秒です。

POS のラインレベルまたはセクションレベル トリガーを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config-if)# pos delay triggers line ms

ラインレベル トリガー アラームが受信された場合に、回線プロトコルのダウン設定を遅らせるように指定します。

ms ― 遅延(ミリ秒)を指定します。デフォルト遅延は 100 ミリ秒です。

ステップ 2

Router(config-if)# pos threshold { b1-tca | b2-tca | b3-tca | sd-ber | sf-ber } rate

指定されたアラームの POS BER(ビット エラー レート)スレッシュホールド値を設定します。

b1-tca rate ― B1 BER Threshold Crossing Alarm(TCA)を指定します。デフォルト値は 6 です。

b2-tca rate ― B2 BER TCA を指定します。デフォルト値は 6 です。

b3-tca rate ― B3 BER TCA を指定します。デフォルト値は 6 です。

sd-ber rate ― 信号劣化 BER スレッシュホールドを指定します。デフォルト値は 6 です。

sf-ber rate ― 信号障害 BER スレッシュホールドを指定します。デフォルト値は 3 です。

rate ― 3 ~ 9(10e-n)の BER を指定します。デフォルト値は、設定されたスレッシュホールドのタイプによって異なります。

ステップ 3

Router(config-if)# pos ais-shut

指定された POS インターフェイスに shutdown コマンドを発行したあとに、Line Alarm Indication Signal(AIS-L; 回線アラーム検出信号)をリンクの反対側に送信します。 show controllers pos コマンドを使用してアラーム関連出力が生成された場合、AIS-L は LAIS ともいいます。

デフォルトでは、AIS-L はリンクの反対側に送信されません。

AIS-L の送信を止めるには、no shutdown コマンドまたは no pos ais-shut コマンドを発行します。

アラーム トリガー遅延をディセーブルにするには、 pos delay triggers line コマンドの no 形式を使用します。

POS インターフェイスで報告されるアラームを判別したり、BER スレッシュホールドを表示したりするには、 show controllers pos コマンドを使用します。

パスレベル トリガー

pos delay triggers path コマンドを使用すると、さまざまなパス アラームをトリガーとして設定したり、50 ~ 10,000 ミリ秒のアクティベーション遅延を指定することができます。デフォルト遅延値は 100 ミリ秒です。次のパス アラームは、デフォルトではトリガーでありません。これらのパス アラームをトリガーとして設定し、遅延を指定することもできます。

Path Alarm Indication Signal(PAIS; パス アラーム検出信号)

Path Remote Defect Indicator(PRDI; パス リモート障害検出)

Path Loss of Pointer(PLOP)

Signal Degrade(SD)BER(sd-ber)

Signal Failure(SF)BER(sf-ber)

B1 BER TCA(b1-tca)

B2 BER TCA(b2-tca)

B3 BER TCA(b3-tca)

pos delay triggers path コマンドは、B2 および B3 エラー レートのうち大きい方を SF スレッシュホールドと比較して、回線プロトコルをダウンさせることもできます。SF スレッシュホールドの方が大きい場合、インターフェイスの回線プロトコルはダウンします。

POS パスレベル トリガーを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router(config-if)# pos delay triggers path ms

パスレベル アラームがトリガーとして機能するように指定し、パスレベル トリガーが受信された場合に、回線プロトコルのダウン設定を遅らせるように指定します。

ms ― 遅延(ミリ秒)を指定します。デフォルト遅延は 100 ミリ秒です。

パスレベル トリガーをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

POS アラーム トリガー遅延の確認

POS アラーム トリガー遅延を確認するには、 show controllers pos イネーブル EXEC コマンドを使用して、[Line alarm trigger delay] フィールドおよび [Path alarm trigger delay] フィールドの値を確認します。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、そこに POS SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0 の POS アラーム トリガー遅延の例を示します。

Router# show controllers pos 2/0/0 details
POS2/0/0
SECTION
LOF = 0 LOS = 1 BIP(B1) = 5
LINE
AIS = 0 RDI = 1 FEBE = 5790 BIP(B2) = 945
PATH
AIS = 0 RDI = 0 FEBE = 0 BIP(B3) = 5
PLM = 0 UNEQ = 0 TIM = 0 TIU = 0
LOP = 1 NEWPTR = 0 PSE = 0 NSE = 0

Active Defects: None
Active Alarms: None
Alarm reporting enabled for: SF SLOS SLOF B1-TCA B2-TCA PLOP B3-TCA

Line alarm trigger delay = 100 ms
Path alarm trigger delay = 100 ms
.
.
.

SDCC の設定

POS SPA オーバーヘッドに埋め込まれた Section Data Communication Channel(SDCC)リンクを管理トラフィックが通過する前に、SDCC インターフェイスを設定し、アクティブにする必要があります。


) SDCC は、4 ポートおよび 8 ポート OC-3c/STM-1 POS SPA または 2 ポート、4ポート、および 8 ポート OC-3c/STM-1 および OC-12c/STM-4 POS SPA ではサポートされていません。


SDCC の設定時の注意事項

POS SPA に SDCC を設定する場合は、次の注意事項に従ってください。

メイン POS インターフェイスでは SDCC をイネーブルにする必要があります。

SDCC がサポートするカプセル化は、フレーム リレーでなく、HDLC および PPP のみです。

SDCC の設定作業

POS SPA に SDCC を設定する手順は、次のとおりです。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# interface sdcc slot / subslot / port

SDCC インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

slot / subslot / port ― インターフェイスの位置を指定します。「SPA のインターフェイス アドレスの指定」を参照してください。

ステップ 2

Router(config-if)# ip address ip-address mask [ secondary ]

インターフェイスのプライマリまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。

ip-address ― インターフェイスの IP アドレスを指定します。

mask ― 関連付けられた IP サブネットのマスクを指定します。

secondary ― (任意)設定されたアドレスがセカンダリ IP アドレスになるように指定します。このキーワードを省略すると、設定されたアドレスはプライマリ IP アドレスとなります。

ステップ 3

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスをイネーブルにします。

SDCC インターフェイスの設定の確認

SDCC インターフェイスを確認するには、 show interfaces sdcc イネーブル EXEC コマンドを使用して、[Hardware is] フィールドの値を調べます。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 5 に SIP が搭載され、そのサブスロット 0 に POS SPA が搭載されている場合、その SDCC インターフェイス ポート 1 の例を示します。

Router# show interfaces sdcc 5/0/1
SDCC5/0/1 is up, line protocol is up
Hardware is SDCC
Internet address is 10.14.14.14/8
MTU 1500 bytes, BW 155000 Kbit, DLY 20000 usec,
reliability 5/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation HDLC, crc 16, loopback not set
Keepalive not set
Last input 00:01:24, output never, output hang never
Last clearing of ''show interface'' counters 00:01:30
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue: 0/40 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 packets input, 520 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts (0 IP multicast)
0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
5 packets output, 520 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions

DPT 機能の設定

ここでは、Cisco 12000 シリーズ ルータ上の SIP および SPA でサポートされる Dynamic Packet Transport(DPT; ダイナミック パケット トランスポート)機能について説明します。これには、DPT 機能に関する SIP および SPA 固有の設定時の注意事項と制約事項が含まれます。SIP および SPA でサポートされる機能の多くは、Cisco 12000 シリーズ ルータ上の他の DPT 製品の場合と同様に動作します。ただし、Cisco 12000 シリーズ ルータ上のそれらの機能に関する追加の設定情報を提供するマニュアル リンクを利用する前に、本マニュアルで説明する製品固有の設定時の注意事項を適用してください。

SRP の設定

Spatial Reuse Protocol(SRP)は、シスコが開発した MAC レイヤ プロトコルであり、シスコの DPT 製品ファミリーと併せて使用されます。SRP は、ネットワークへのアクセスに必要なトークンがなくても複数のノードが同時に送信を行うことができる双方向の Dual Counter-Rotating Ring トポロジーにおいて、光ファイバ メディアを使用して実装されます。

Spatial Reuse は、リングの総帯域幅を増加させるためにリングで使用されるコンセプトです。ユニキャスト トラフィックが、トークン リング や FDDI といった従来のリングベースのプロトコルのようにリング全体ではなく、送信元ノードと宛先ノード間のリング スパンに沿ってのみ伝送されるため、帯域幅を効率的に使用できます。以前のテクノロジーでは送信元ストリッピングが使用されますが、SRP ではパケットの宛先ストリッピングが使用されます。送信元ストリッピングでは、パケットは、送信元によって削除されるまでリング全体を巡回します。以前のテクノロジーでは、送信元ノードと宛先ノードがリング上で隣接している場合でも、パケットが送信元に戻って削除されるまでリング全体を周るため、帯域幅が浪費されます。SRP では、読み取られたあとに宛先ノードでパケットが削除されるため、利用可能な帯域幅の使用が効率化されます。

SRP は、次のサービスのいくつかを提供します。

トポロジー検出 ― 各 SRP ノードのネットワーク トポロジー マップをアップデートします。各ノードは、両方のリングで定期的に、または必要に応じてトポロジー検出パケットを送出することによって、トポロジー検出を実行します。通常、外側のリングで受信されたトポロジー パケットが処理されます。このパケットは、ノードからノードへとリング上を移動するポイントツーポイント パケットです。各ノードはパケットにその MAC アドレスを付加し、長さのフィールドをアップデートしてから、リング上の次のホップへ送信します。トポロジー検出パケットを作成したノードに検出パケットが戻ってくると、そのノードはパケット内の情報を読み取り、それに応じてトポロジー マップをアップデートします。

Intelligent Protection Switching(IPS; インテリジェント保護スイッチング) ― 光ファイバや機器の障害または信号劣化を検出し、そこから復旧します。障害が検出されると、障害のある方向でやり取りされているトラフィックはラップされるか、ループバックされ、他のリング上で反対方向に伝送されます。ラップは、IPS プロトコルの制御下で、障害に隣接したノードにおいて実行されます。

Single Ring Recovery(SRR) ― 同一リング上で複数の障害を検出し、すべてのラップを削除してエラーのないリングをパケット送信に使用することにより、修正措置を実行します。

ユニキャスト パケットの宛先ストリッピング

ブロードキャストおよびマルチキャスト パケットの送信

フロー制御の SRP Fairness Algorithm

SRP の設定時の注意事項

Cisco 12000 シリーズ ルータ上の SIP および SPA に SRP を設定するときは、次の注意事項を考慮します。

SRP をサポートする SIP および SPA の詳細については、「POS SPA の概要」にある表「POS 機能の互換性と制約事項(SIP と SPA の組み合わせ別)」を参照してください。

SRP の相手は、各 SIP および SPA の取り付けに関する特定の注意事項に基づいて、同じ SIP または隣接する SIP 上に存在できます。詳細については、「SRP の相手の設定時の注意事項」を参照してください。

SPA インターフェイスのデフォルト モードは、すべて POS です。POS モードと SRP モードを切り替えるには、SPA インターフェイスをシャットダウンする必要があります。

POS SPA でモードを変更すると、必ず SPA は自動的にリロードされます。

SRP の相手の設定を変更するには、SPA インターフェイスをシャットダウンする必要があります。

SRP インターフェイスのサブインターフェイスを設定することはできません。

2 つのリングを識別するため、一方は「内周」リングと呼ばれ、他方は「外周」リングと呼ばれます。SRP は、データ パケットをある方向(ダウンストリーム)に送信し、対応する制御パケットを他のファイバ上で反対方向(アップストリーム)に送信することによって動作します。SRP ノードでは、SRP の A 側を使用して外周リングのデータを受信(RX)し、内周リングのデータを送信(TX)します。また、SRP の B 側を使用して内周リングのデータを受信(RX)し、外周リングのデータを送信(TX)します。あるノードの A 側は、隣接する SRP ノードの B 側に接続されます。

同一の SIP 上にある複数のスロットに搭載された POS SPA で SRP を設定する場合は、番号の小さい方のスロットとサブスロットの組み合わせを SRP インターフェイスに使用し、その SRP インターフェイスの「A 側」とします。A 側インターフェイスのスロット番号は、SRP の相手側(B 側)インターフェイスのスロット番号よりも小さくなる必要があります。

SRP オプションを設定するには、ポート番号のほか、A 側インターフェイスのスロットとサブスロットの位置を指定する必要があります。

SRP の相手の設定時の注意事項

Cisco 12000 シリーズ ルータに搭載された SIP および SPA の SRP には、次の組み合わせ規則が適用されます。

2 ポート OC-48c/STM-16 POS SPAには、次のガイドラインが適用されます。

複数の 2 ポート OC-48c/STM-16 POS SPA を組み合わせることはできません。

単一の 2 ポート OC-48c/STM-16 POS SPA では、組み合わせは 2 つの SONET ポート間で内部的に行われるため、メイト ケーブルの配線は不要です。

Cisco 12000 SIP-600 と Cisco 12000 SIP-601 は、最大 2 つの 1 ポート OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA をサポートできます。

同一の Cisco 12000 SIP-600 または Cisco 12000 SIP-601 内で SRP 用に 2 つの 1 ポート OC-192c/STM-64 POS/RPR XFP SPA を組み合わせるときは、それらの SPA を搭載できるのはサブスロット 0 とサブスロット 1 だけです。

隣接する SIP に取り付けられた 2 つの SPA 間で SRP の組み合わせを設定する場合は、両方の SIP で各 SPA を同じサブスロットに取り付ける必要があります。

たとえば、1 ポート OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA または 1 ポート OC-192c/STM-64 POS/RPR VSR Optics SPA が 1 つめの SIP のサブスロット 1 に搭載されている場合は、1 ポート OC-192c/STM-64 POS/RPR SPA または 1 ポート OC-192c/STM-64 POS/RPR VSR Optics SPA の相手も、隣接する SIP のサブスロット 1 に搭載する必要があります。

SRP の設定作業

次の作業で、SRP の設定方法を説明します。

「SRP モードのイネーブル化」(必須)

「SRP オプションの設定」(任意)

「SRP モードから POS モードへの変更」 (任意)

SRP モードのイネーブル化

POS/RPR SPA を取り付けると、すべての SPA インターフェイスで POS モードが自動的にイネーブルになります。そのため、SRP は SPA で明示的にイネーブルにする必要があります。

SRP モードの設定時の注意事項

SRP モードをイネーブルにするときは、次の注意事項を考慮してください。

同一の SIP に搭載された SPA に SRP を正しく設定するには、番号の小さい方のスロットとサブスロットの組み合わせに搭載された POS SPA で hw-module subslot srp コマンドを使用し、SRP をイネーブルにする必要があります。この SPA は、ホスト SRP インターフェイスとみなされます。

hw-module subslot srp コマンドを設定する必要があるのは、ホスト SRP インターフェイスだけです。相手側の SRP インターフェイスでは設定する必要はありません。

ホスト SRP インターフェイスは、SRP インターフェイスの「A 側」になります。同一の SIP 上の異なるスロットに搭載された SPA を SRP 用に設定するときは、A 側インターフェイスのスロット番号が SRP の相手側(B 側)インターフェイスのスロット番号よりも小さくなるようにする必要があります。また、SRP オプションを設定するには、A 側インターフェイスの位置を指定する必要があります。

SIP は、ハードウェア ケーブル結合から受信した情報を読み取り、ご使用のソフトウェア設定でメイト ケーブルの接続を確認します。

SRP をイネーブルにする前に、POS インターフェイスをシャットダウンする必要があります。

SPA モードを変更すると、SPA は自動的にリロードされます。

SPA 全体が POS モードまたは SRP モードのいずれかで動作します。POS モードに設定されたインターフェイスと SRP モードに設定されたインターフェイスを混在させることはできません。

ホスト SRP インターフェイスで SRP をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで開始して次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# interface pos slot / subslot / port

POS インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

slot / subslot / port ― インターフェイスの位置を指定します。「SPA のインターフェイス アドレスの指定」を参照してください。

ステップ 2

Router(config-if)# shutdown

インターフェイスをディセーブルにし、管理上のシャットダウン ステートにします。

ステップ 3

Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 4

Router(config)# hw-module subslot slot / subslot srp { mate slot / subslot }

POS SPA 上のすべてのインターフェイスについて、POS SPA を POS モードから SRP モードに変更します。

slot / subslot ― SPA の位置を指定します。

mate slot / subslot ― (2 ポート OC-48c/STM-16 POS SPA では不要)SRP の相手である SPA の位置を指定します。

ステップ 5

Router(config-if)# interface srp slot / subslot / port

SPA インターフェイスを SRP インターフェイスとして設定します。

slot / subslot / port ― インターフェイスの位置を指定します。

ステップ 6

Router(config-if)# ip address ip-address mask [ secondary ]

インターフェイスのプライマリまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。

ip-address ― インターフェイスの IP アドレスを指定します。

mask ― 関連付けられた IP サブネットのマスクを指定します。

secondary ― (任意)設定されたアドレスがセカンダリ IP アドレスになるように指定します。このキーワードを省略すると、設定されたアドレスはプライマリ IP アドレスとなります。

ステップ 7

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスをイネーブルにします。

SRP オプションの設定

POS SPA は、Cisco 12000 シリーズ ルータ上の他の DPT 製品で使用できる SRP オプションをすべてサポートしています。SRP オプションを設定できるのは、SRP ホスト インターフェイス(A 側インターフェイス)だけです。SRP ホスト インターフェイスの詳細については、「SRP の設定時の注意事項」を参照してください。

SRP オプションの設定の詳細については、次の URL にある『 Spatial Reuse Protocol Feature Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/srpapsgs.htm

ホスト SRP インターフェイスで SRP オプションをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで開始して次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config-if)# interface srp slot / subslot / port

A 側またはホスト SPA インターフェイスを選択します。

slot / subslot / port ― インターフェイスの位置を指定します。「SPA のインターフェイス アドレスの指定」を参照してください。

ステップ 2

Router(config-if)# srp command

SRP オプションを設定します。ここで、 command srp コマンド構文オプションのいずれかです。

srp コマンドとその設定の詳細については、次の URL にある『 Spatial Reuse Protocol Feature Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/srpapsgs.htm

SRP モードから POS モードへの変更

POS SPA が hw-module subslot srp コマンドを使用して SRP モードに設定されている場合、このコマンドの no 形式を使用して、POS SPA を POS モードに戻すことができます。


注意 POS SPA でモードを変更すると、SPA は自動的にリロードされます。

POS SPA で SRP モードから POS モードに変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで開始して次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

ステップ 1

Router(config)# interface srp slot / subslot / port

SRP SPAインターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

slot / subslot / port ― インターフェイスの位置を指定します。「SPA のインターフェイス アドレスの指定」を参照してください。

ステップ 2

Router(config-if) shutdown

インターフェイスをディセーブルにし、管理上のシャットダウン ステートにします。

ステップ 3

Router(config-if)# exit

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 4

Router(config)# no hw-module subslot slot / subslot srp

POS SPA 上のすべてのインターフェイスについて、POS SPA を SRP モードから POS モードに変更します。

slot / subslot ― SPA の位置を指定します。「SPA のインターフェイス アドレスの指定」を参照してください。

SRR の設定

Single Ring Recovery(SRR)プロトコルは、Cisco 12000 シリーズ ルータ上の POS/RPR SPA でサポートされる SRP を拡張したものです。SRR プロトコルの設定方法と使用方法については、次の URL にあるマニュアル『Single Ring Recovery Protocol』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/120s16/srr.htm

SRP 設定の確認

SRP インターフェイスの設定について情報を表示するには、 show interfaces srp コマンドを使用します。次に、その例を示します。

Router# show interfaces srp 1/0
SRP1/0 is up, line protocol is up
Hardware is SRP over SONET, address is 0012.3456.0001 (bia 0008.200e.5954)
Internet address is 10.4.4.1/24
MTU 4470 bytes, BW 2488000 Kbit, DLY 100 usec, rely 255/255, load 1/255
Encapsulation SRP2,
Side A: loopback not set
Side B: loopback not set
3 nodes on the ring MAC passthrough not set
Side A: not wrapped IPS local: IDLE IPS remote: IDLE
Side B: not wrapped IPS local: IDLE IPS remote: IDLE
Last input 00:00:01, output 00:00:00, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 00:00:20
Queueing strategy: fifo
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
Side A: 5 minutes output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minutes input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
Side B: 5 minutes output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minutes input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
Side A received errors:
0 input errors, 0 CRC, 0 ignored,
0 framer runts, 0 framer giants, 0 framer aborts,
0 mac runts, 0 mac giants, 0 mac aborts
Side B received errors:
0 input errors, 0 CRC, 0 ignored,
0 framer runts, 0 framer giants, 0 framer aborts,
0 mac runts, 0 mac giants, 0 mac aborts
 

SRP 設定とリングのモニタおよび維持管理の詳細については、次の URL にある『 Spatial Reuse Protocol Feature Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios120/120newft/120limit/120s/srpapsgs.htm

設定の保存

実行コンフィギュレーションを NVRAM(不揮発性 RAM)に保存するには、イネーブル EXEC コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
説明

Router# copy running-config startup-config

新しい設定を NVRAM に書き込みます。

コンフィギュレーション ファイルの管理方法については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide 』 Release 12.2 および『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』 Release 12.2 を参照してください。

SPA でのインターフェイスのシャットダウンおよび再起動

SPAの任意のインターフェイス ポートを個別にシャットダウンしたり、再起動したりすることができます。インターフェイスをシャットダウンすると、トラフィックが停止し、インターフェイスは「管理上のダウン」ステートになります。

SPAの OIR(ホットスワップ)の準備を行っている場合は、SPAを非アクティブにする前に、各インターフェイスを個別にシャットダウンする必要はありません。SPA または SIP の OIR 後に、SPA のインターフェイスを個別に再起動する必要はありません。

SPA のインターフェイスをシャットダウンするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

コマンド
説明

Router(config-if)# shutdown

インターフェイスをディセーブルにします。

SPA のインターフェイスを再起動するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

コマンド
説明

Router(config-if)# no shutdown

ディセーブル化されたインターフェイスを再起動します。

インターフェイスの設定の確認

show running-configuration コマンドを使用してCisco 12000 シリーズ ルータの設定を表示することのほかに、 show interfaces pos コマンドおよび show controllers pos コマンドを使用して、POS SPA の詳細をポートごとに表示することもできます。

ポート単位のインターフェイス ステータスの確認

POS SPAの詳細をポート単位で表示するには、 show interfaces pos コマンドを使用します。コマンド出力の説明については、「SIP および SPA コマンド リファレンス」を参照してください。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 3 に SIP が搭載され、そのサブスロット 0 に SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0(最初のポート)の出力例を示します。

Router# show interfaces pos 3/0/0
POS3/0/0 is up, line protocol is up
Hardware is Packet over Sonet
MTU 4470 bytes, BW 622000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 194/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation FRAME-RELAY, crc 16, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Scramble disabled
LMI enq sent 18, LMI stat recvd 0, LMI upd recvd 0
LMI enq recvd 1473, LMI stat sent 1473, LMI upd sent 0, DCE LMI up
LMI DLCI 1023 LMI type is CISCO frame relay DCE
FR SVC disabled, LAPF state down
Broadcast queue 0/256, broadcasts sent/dropped 2223/1, interface
broadcasts 1977
Last input 00:00:05, output 00:00:05, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 04:46:02
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue: 0/40 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
47019 packets input, 163195100 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts (0 IP multicast)
14332 runts, 925 giants, 0 throttles
0 parity
17820 input errors, 1268 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 10 abort
49252 packets output, 170900767 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 applique, 2 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
3 carrier transitions.
 

ポート単位のインターフェイス統計情報のモニタ

POS SPAの詳細なアラーム情報およびエラー情報をポート単位で表示するには、 show controllers pos コマンドを使用します。コマンド出力の説明については、「SIP および SPA コマンド リファレンス」を参照してください。

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータの POS インターフェイス 4/3/0(シャーシ スロット 4 に SIP が搭載され、そのサブスロット 3 に SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0)に show controllers pos コマンドを実行した場合の出力例を示します。

Router# show controllers pos 4/3/0
POS4/3/0
SECTION
LOF = 0 LOS = 0 BIP(B1) = 65535
LINE
AIS = 0 RDI = 0 FEBE = 65535 BIP(B2) = 16777215
PATH
AIS = 0 RDI = 0 FEBE = 65535 BIP(B3) = 65535
PLM = 0 UNEQ = 0 TIM = 0 TIU = 0
LOP = 0 NEWPTR = 3 PSE = 0 NSE = 0
Active Defects: None
Active Alarms: None
Alarm reporting enabled for: SF SLOS SLOF B1-TCA B2-TCA PLOP B3-TCA
 
Framing: SONET
APS
 
COAPS = 1 PSBF = 0
State: PSBF_state = False
Rx(K1/K2): 00/00 Tx(K1/K2): 00/00
Rx Synchronization Status S1 = 00
S1S0 = 00, C2 = CF
Remote aps status (none); Reflected local aps status (none)
CLOCK RECOVERY
RDOOL = 0
State: RDOOL_state = False
PATH TRACE BUFFER: STABLE
Remote hostname : woodson
Remote interface: POS3/0/0
Remote IP addr : 0.0.0.0
Remote Rx(K1/K2): 00/00 Tx(K1/K2): 00/00
 
BER thresholds: SF = 10e-3 SD = 10e-6
TCA thresholds: B1 = 10e-6 B2 = 10e-6 B3 = 10e-6
 
Clock source: internal

設定例

ここでは、Cisco 12000 シリーズ ルータに搭載された POS SPA の設定例を示します。

「基本的なインターフェイス設定例」

「MTU の設定例」

「POS フレーミングの設定例」

「キープアライブの設定例」

「CRC の設定例」

「クロック ソースの設定例」

「SONET ペイロード スクランブリングの設定例」

「カプセル化の設定例」

「APS の設定例」

「POS アラーム トリガー遅延の設定例」

「SDCC の設定例」

「SRP の設定例」

基本的なインターフェイス設定例

次に、グローバル コンフィギュレーション モードを開始して、設定するインターフェイスを指定し、インターフェイスのIPアドレスを設定し、インターフェイスをイネーブルにし、設定を保存する例を示します。ここでは、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、そのサブスロット 0 に SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 0(最初のポート)を設定する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Specify the interface address

!

Router(config)# interface pos 2/0/0

!

! Configure an IP address

!

Router(config-if)# ip address 192.168.50.1 192.255.255.0

!

! Enable the interface

!

Router(config-if)# no shutdown

!

! Save the configuration to NVRAM

!

Router(config-if)# exit

Router# copy running-config startup-config

MTU の設定例

次に、Cisco 12000 シリーズ ルータのスロット 2 に SIP が搭載され、その下部サブスロット(1)に SPA が搭載されている場合、そのインターフェイス ポート 1(2 番めのポート)の MTU を 4470 バイトに設定する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Specify the interface address

!

Router(config)# interface pos 2/1/1

!

! Configure MTU

!

Router(config-if)# mtu 4470

 

POS フレーミングの設定例

次に、POS フレーミングをデフォルトの SONET から SDH に変更する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Specify the interface address

!

Router(config)# interface pos 2/1/1

! (The default pos framing is sonet)

!

!Modify the framing type

!

Router(config-if)# pos framing sdh

 

キープアライブの設定例

次に、キープアライブ期間をデフォルトの 10 秒から 20 秒に変更する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Specify the interface address

!

Router(config)# interface pos 2/1/1

!

! Configure keepalive 20

!

Router(config-if)# keepalive 20

CRC の設定例

次に、POS SPA の CRC サイズを 32 ビットからデフォルトの 16 ビットに変更する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Specify the interface address

!

Router(config)# interface pos 2/1/1

!

! Configure crc 16

!

Router(config-if)# crc 16

 

クロック ソースの設定例

次に、クロック ソースをデフォルトの internal から line に変更する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Specify the interface address

!

Router(config)# interface pos 2/1/1

!

! Configure the clock source

!

Router(config-if)# clock source line

 

SONET ペイロード スクランブリングの設定例

次に、SONET ペイロード スクランブリングをデフォルトのディセーブルからイネーブルに変更する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Specify the interface address

!

Router(config)# interface pos 2/1/1

!

! Configure the SONET payload scrambling

!

Router(config-if)# pos scramble-atm

カプセル化の設定例

次に、カプセル化方式をデフォルトの HDLC から PPP に変更する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

 

! Specify the interface address

 

Router(config)# interface pos 2/1/1

!

! Configure ppp

!

Router(config-if)# encapsulation ppp

 

APS の設定例

次にルータ A およびルータ B の APS の設定、および aps group コマンドを使用して、一方のルータに保護インターフェイスまたは現用インターフェイスを複数設定する例を示します。図15-1を参照してください。

図15-1 基本的な APS 設定

 

次の例では、ルータ A に現用インターフェイス、ルータ B に保護インターフェイスが設定されています。ルータ A の現用インターフェイスが使用不能になると、接続は自動的にルータ B の保護インターフェイスに切り変わります。ループバック インターフェイスは相互接続に使用されます。保護グループを 1 つ設定する場合は、 aps group コマンドを使用します。

次に、上記のようにルータ A を設定する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Configure a loopback interface as the protect interconnect path

!

Router(config)# interface loopback 1

Router(config-if)# ip address 10.10.10.10 255.0.0.0

 

! Configure the POS interface address for the APS working interface

!

Router(config)# interface pos 2/0/0

!

! Configure the POS interface IP address and other interface parameters

!

Router(config-if)# ip address 172.16.1.8 255.255.0.0

Router(config-if)# no ip directed-broadcast

Router(config-if)# no keepalive

Router(config-if)# crc 32

!

! Configure the APS group number by which to associate APS interfaces

!

Router(config-if)# aps group 1

!

! Configure a circuit number for the APS working interface

!

Router(config-if)# aps working 1

 

次に、上記のようにルータ B を設定する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Configure the POS interface address for the APS protect interface

!

Router(config)# interface pos 3/0/0

!

! Configure the POS interface IP address and other interface parameters

!

Router(config-if)# ip address 172.16.1.9 255.255.0.0

Router(config-if)# no ip directed-broadcast

Router(config-if)# no keepalive

Router(config-if)# crc 32

!

! Configure the APS group number by which to associate APS interfaces

!

Router(config-if)# aps group 1

!

! Configure a circuit number for the protect interface and an IP address for the router

! that has the APS working interface. In this case, the loopback interface address is

! used.

!

Router(config-if)# aps protect 1 10.10.10.10

POS アラーム トリガー遅延の設定例

次に、POS ラインレベルおよびパスレベル アラーム トリガー遅延をデフォルトの 100 ミリ秒から 200 ミリ秒に変更する例を示します。

!Enter global configuration mode

!

Router# configure terminal

!

! Specify the interface address

!

Router(config)# interface pos 2/1/1

!

Router(config-if)# pos delay triggers line 200

Router(config-if)# pos delay triggers path 200

SDCC の設定例

次に、SDCC インターフェイスを設定する例を示します。

!

! Specify the SDCC interface

!

Router(config)# interface sdcc 5/0/0

!

! Specify the IP address

!

Router(config-if)# ip address 10.14.14.14. 255.0.0.0

!

! Enable the interface

!

Router(config-if)# no shutdown

SRP の設定例

次の例では、POS/RPR SPA で SRP をイネーブルにする方法を示します。

! Select the POS interface
!
Router(config)# interface pos 1/0/0
!
! Shut down the POS interface
!
Router(config-if)# shutdown
!
! Enable SRP on the host SRP SPA with optional mate CLI
! Note: When the SRP SPAs are installed in different slots on the same SIP, the SPA in the ! lower-numbered slot and subslot location is the side-A or host SPA.
! In this example, the SPA installed in slot 1 and subslot 0 of the SIP is the side-A SPA.
!
Router(config-if)# exit
Router(config))# hw-module subslot 1/0 srp mate 1/1
!
! Configure an SRP interface
!
Router(config)# interface srp 1/0/0
Router(config-if)# mac-address 0003.0003.0003
Router(config-if)# ip address 10.4.4.1 255.255.255.0
Router(config-if)# no ip directed-broadcast
Router(config-if)# ipv6 address 10:4:4::1/64
Router(config-if)# service-policy output parent