Cisco 10000 シリーズ ESR ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
6-Port OC-3 Packet Over SONET Line Cardの設定
6-Port OC-3 Packet Over SONET Line Cardの設定
発行日;2012/01/15 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

6-Port OC-3 Packet Over SONET Line Cardの設定

OC-3 POS Line Cardのデフォルト値

OC-3 POS Line Cardの構文

インターフェイスの設定

コンフィギュレーション コマンド

フレーミングの設定

SONETオーバーヘッドの指定

POS SPEスクランブリングの設定

ループバック テストの設定

APSの設定

6-Port OC-3 Packet Over SONET Line Cardの設定

この章では、Cisco 10000シリーズESR 6-Port OC-3 Packet Over SONET(POS)Line Cardの設定手順について説明します。図 6-1に、OC-3 POS Line Cardを示します。

図 6-1 OC-3 POS Line Card

 

OC-3 POS Line Cardのデフォルト値

表 6-1 に、OC-3 POS Line Cardのデフォルト値とコマンド構文を示します。特に明記されていないかぎり、これらのコマンドの説明はこの章を参照してください。 表 6-1 には、デフォルト値を変更するためのコマンド、および接続のリモート側に同じ(または異なる)値を設定する必要があるかどうかを示します。

 

表 6-1 OC-3 POS Line Cardのデフォルト値

コマンド名
デフォルト設定
コマンド構文
リモート側での設定

bandwidth1

155,000

bandwidth kilobits

同じ

clock source

line

clock source [ line | internal ]

どちらか一方の側で internal に設定する必要があります。

crc1

16

crc [ 16 | 32 ]

同じ

encapsulation1

hdlc

encapsulation [ hdlc | ppp ]

同じ

keepalive1

no keepalive

[ no ] keepalive period

同じ

loopback

no loopback

[ no ] loopback [line|internal]

同じ

mtu(最大伝送ユニット)1

4470

mtu size

同じ

pos framing

sonet

pos framing [ sonet | sdh ]

同じ

pos scramble-atm

スクランブリングなし

[ no ] pos scramble-atm

同じ

pos flag(SONETオーバーヘッド)

c2 ― 0xcf
j0 ― 0x01
s1s0 ― 0

pos flag [ c2 | j0 | s1s0 ] value

同じ

1.Cisco IOS Release 12.0 Interface Command Reference』を参照。

OC-3 POS Line Cardの構文

コンフィギュレーション コマンドでインターフェイス番号を指定する場合、OC-3 POS Line Card上のインターフェイスを識別するには、 表 6-2 に示す構文を使用します。

 

表 6-2 OC-3 POSインターフェイスの構文

インターフェイス タイプ
スロット
サブスロット
ポート

POSインターフェイス

1~8

0

0 ~ 5

次の例は、スロット1のOC-3 POSカードを設定する構文を示しています。

Router(config)# interface pos 1/0/0
 

インターフェイスの設定

OC-3 POS Line Cardが正しく搭載されていることを確認したあと、次の手順で新しいインターフェイスを設定します。インターフェイスのIPアドレスなど、必要な情報を準備してから開始してください。

基本的な設定(インターフェイスをイネーブルにし、IPルーティングを指定する)を行う手順は、次のとおりです。


ステップ 1 グローバル コンフィギュレーション プロンプトで、 interface pos コマンドおよびインターフェイス アドレスを入力して、設定対象の新しいインターフェイスを指定します。例:

Router(config)# interface pos 1/0/1
 

ステップ 2 次のように ip address コンフィギュレーション サブコマンドを使用して、インターフェイスにIPアドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。

Router(config-if)# ip address 192.168.255.255 255.255.255.0

ステップ 3 カプセル化のタイプ(HDLCまたはPPP)を指定します。例:

Router(config-if)# encapsulation hdlc
 

ステップ 4 必要に応じて、OC-3 POS Line Cardまたはリモート デバイスの設定を変更して、両方が(可能であれば)同じ設定を使用するようにします。詳細については、表 6-1の「リモート側での設定」欄を参照してください。

ステップ 5 ルーティング プロトコルをイネーブルにするために必要なその他のコンフィギュレーション サブコマンドを追加し、インターフェイス特性を調整します。

ステップ 6 no shutdown コマンドを入力して、インターフェイスをイネーブルにします。

Router(config-if)# no shutdown
 

ステップ 7 すべてのコンフィギュレーション サブコマンドを追加して設定を完了したら、 Cntl-Z (Cntlキーを押しながらZキーを押す)を押してコンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 8 新しい設定をメモリに保存します。

Router# copy running-config startup-config
 

設定が保存されると、OKメッセージが表示されます。


 

設定が完了したら、 show interface pos slot/subslot/port コマンドを使用して設定を確認できます。

コンフィギュレーション コマンド

ここでは、Cisco 10000 OC-3 POS Line Cardの設定をカスタマイズするためのコマンドについて説明します。


) これらのコンフィギュレーション コマンドは、OC-3 POS Line Cardのポートごとに使用します。


クロック ソースの設定

clock source コマンドを使用して、内部クロック ソースまたはライン クロック ソースを指定します。

clock source {internal | line}
 

ここで

internal を指定すると、内部クロック ソースが使用されます。

line を指定すると、ネットワーク クロック ソースが使用されます。

デフォルトは、clock source lineです。

次に、ライン クロック ソースを使用するようにライン カードを設定する例を示します。

Router(config)# interface pos 3/0/2
Router(config-if)# clock source line
 

フレーミングの設定

pos framing コマンドを使用して、SONET STS-3cまたはSDH STM-1フレーミングのどちらかを設定できます。

pos framing [sdh | sonet]
[no] pos framing
 

デフォルト設定は、SONETです。


) このオプションを使用するには、システムがSDHをサポートしている必要があります。


デフォルトのフレーミング モードに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

次に、フレーミング タイプをSONETに設定する例を示します。

Router(config)# interface pos 5/0/1
Router(config-if)# no pos framing
 

SONETオーバーヘッドの指定

pos flag コマンドを使用して、フレーム ヘッダーの特定の要素の値を指定できます。このコマンドの一般的な使用目的は、規格への適合性、または他のベンダー製機器とのインターオペラビリティを確保することです。

pos flag [c2 value] [j0 value] [s1s0 value]
[no] pos flag [c2 value] [j0 value] [s1s0 value]
 

ここで

c2 はパス シグナル識別子、 value は次のどちらかです。

0xCF ― PPPまたはHDLC、スクランブリングなし

0x16 ― PPPまたはHDLC、スクランブリング付き

j0 はセクション トレース バイト、 value は0x01です(日本の一部のSDHデバイスとのインターオペラビリティ用)。

s1s0 はペイロード ポインタ バイトの一部、 value はOC-3cの場合は0、AU-4の場合は2です。

デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

次に、c2ビットを0xCFに設定する例を示します。

Router(config)# interface pos 4/0/02
Router(config-if)# pos flag c2 0xCF
 

POS SPEスクランブリングの設定

pos scramble-atm コマンドを使用して、POS Synchronous Payload Envelope(SPE;同期ペイロード エンベロープ)をスクランブルすることができます。SONETペイロード スクランブリングは、インターフェイスのSPEに自動同期スクランブラを適用することにより、十分なビット変換密度を確保します。

pos scramble-atm
[no] pos scramble-atm
 

デフォルト設定では、POS SPEスクランブリングは行われません。

スクランブリングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

次に、スクランブリングをイネーブルにする例を示します。

Router(config)# interface pos 3/0/3
Router(config-if)# pos scramble-atm
 

ループバック テストの設定

PRE Line CardからデータをOC-3 POS Line Cardに伝送し、PREカードに同じデータを返すループバック テストをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで loopback コマンドを使用します。

loopback [line | internal]
[no] loopback [line | internal]
 

ここで

loopback line を指定すると、OC-3 POSカードのネットワーク インターフェイスで受信したデータがネットワークにループバックされます。

loopback internal を指定すると、OC-3 POSカードから送信されたデータが、OC-3 POSカード上にループバックされます。

ループバック テストを停止するには、このコマンドの no 形式を使用します。

ループバックについての詳細は、『 Cisco 10000 Series ESR Troubleshooting Guide 』(オンライン)を参照してください。

次に、スロット5のOC-3 POS Line Cardにループバックを設定する例を示します。

Router(config)# interface pos 5/0/0
Router(config-if)# loopback line
 

APSの設定

OC-3 POS Line Cardは、ポート レベルのAutomatic Protection Switching(APS;自動保護スイッチング)をサポートしています。APS冗長コマンドについての詳細は、 第18章「APSの設定」 を参照してください。