Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム 8 スロット ライン カード シャーシのシステム概要
モジュラ サービス カードの概要
モジュラ サービス カードの概要
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

モジュラ サービス カードの概要

MSC および PLIM の概要

入力側の PLIM 物理インターフェイス モジュール

MSC 入力側パケット エンジン

MSC To Fabric セクションおよびキューイング

MSC From Fabric セクション

MSC 出力側パケット エンジン

シェーピングおよびキューイング機能

出力側の PLIM 物理インターフェイス セクション

MSC CPU および CPU インターフェイス

MSC

PLIM

OC-768 Packet-Over-SONET(POS) PLIM

OC-192 POS/DPT PLIM

OC-48 POS/DPT PLIM

10 ギガビット イーサネット PLIM

10 GE ポートの加入過多

10-GE PLIM コンポーネント

PLIM インピーダンス キャリア

モジュラ サービス カードの概要

この章ではCisco CRS-1 キャリア ルーティング システムのModular Service Card(MSC; モジュラ サービス カード)とそれに対応する Physical Layer Interface Module(PLIM; 物理レイヤ インターフェイス モジュール)ついて説明しています。この章の内容は、次のとおりです。

MSC および PLIM の概要

MSC

PLIM

MSC および PLIM の概要

MSC は、CSR-1 ルーティング システムで使用するレイヤ 3 フォワーディング エンジンです。各 MSC は、MSC のパケット インターフェイスを持つ対応する PLIM とペアになります。MSC をタイプの異なる PLIM とペアにすることにより、OC-192 POS および OC-48 POS のようなさまざまなパケット インターフェイスを提供できます。

各 MSC と対応の PLIM は、物理レイヤ フレーマーおよび光、MAC(メディア アクセス制御)フレーム同期およびアクセス コントロール、パケット検索およびフォワーディング機能を含む OSI モデルのレイヤ 1 からレイヤ 3 の機能を実装しています。MSC は回線速度のパフォーマンスも実現します。

MSC は、このタイプのトラフィック(IPv4、IPv6など)をサポートしています。Route Processor(RP; ルート プロセッサ)が BGP ルーティング、OSPF IS-IS を実装し、ルーティング テーブル情報を配信しますが、データ パケットは MSC が転送します。

MSC および PLIM は、互いにラインカード シャーシ前面の反対側に、ラインカード シャーシのミッドプレーンを介して搭載されます。それぞれの MSC/PLIM のペアは対応するシャーシのシャーシ スロット(シャーシの反対側)に取り付けます。

図5-1 に、どのように入力側 PLIM の光インターフェイスへデータを入力し、入力側 MSC へ送出するかを示します。ここからデータ パケットはセルへ変換され、スイッチ ファブリックへ転送されます。そこで、データ セルは出力 MSC にスイッチングされるとデータ パケットに再構成されて出力 PLIM に転送されます。

図5-1 MSC、PLIM およびスイッチ ファブリックの図

 

PLIM はユーザ IP データにインターフェイスを提供します。PLIM はフレーム同期、クロック回復、シリアル化、非シリアル化、チャネル化、および光インターフェイス化など、レイヤ 1 およびレイヤ 2 の機能を実行します。各種の PLIM は、 Very-Short-Reach(VSR; 超短距離)、
Intermediate-Reach(IR; 中距離)、または Long-Reach(LR; 長距離)など、光インターフェイスの範囲を提供します。

MSC が PLIM からデータを受信すると IP パケット ヘッダーに基づいて、VLAN(仮想 LAN)マッピングなどの QoS(Quality of Service)機能またはその他のアクションが実行されます。入力データの場合、パケットを 36 バイトのファブリック セルに分解します。

図5-2に、MSC/PLIM ペアの主要コンポーネントの簡略ブロック図を示します。これらのコンポーネントについては、次のセクションで説明します。

入力側の PLIM 物理インターフェイス モジュール

MSC 入力側パケット エンジン

MSC To Fabric セクションおよびキューイング

MSC From Fabric セクション

MSC 出力側パケット エンジン

シェーピングおよびキューイング機能

出力側の PLIM 物理インターフェイス セクション

MSC CPU および CPU インターフェイス

図5-2 MSC と PLIM の簡略ブロック図

 

入力側の PLIM 物理インターフェイス モジュール

図5-2に示すように、受信データは、物理光インターフェイスから PLIM に入ります。データは物理インターフェイス コントローラにルーティングされるので、物理ポート間にインターフェイスを提供し、MSC のレイヤ 3 機能が実行できます。受信(入力)データに対して、物理インターフェイス コントローラは、次の機能を実行します。

物理ポートを多重化し、ラインカード シャーシのミッドプレーンを通して入力側パケットエンジンに転送します。

必要に応じて、パケット エンジンからのバックプレッシャに適応するため、入力データをバッファします。

GE PLIM によって、次のようなギガビット イーサネット特有の機能を提供します。

VLAN アカウンティングおよびデータベース フィルタリング

VLAN サブポートのマッピング

MSC 入力側パケット エンジン

入力側パケットエンジンは、受信したデータ上でパケット処理を実行します。フォワーディング決定を行い、ボードの「To Fabric」セクションのレートシェーピング キューにデータを置きます。レイヤ 3 フォワーディングを行うために、パケット エンジンは次の機能を実行します。

パケットをプロトコル タイプ別に分類し、フォワーディング検索を行う基となる、適切なパケットのヘッダーを解析します。

データのルーティング先となる適切な出力インターフェイスを決定します。

アクセス制御リストのフィルタリングを実行します。

インターフェイス単位およびプロトコル単位のバイトとパケットの統計を保持します。

Netflow アカウンティングを保持します。

フレキシブルなデュアルバケット ポリシング メカニズムを実行します。

MSC To Fabric セクションおよびキューイング

ボードの「To Fabric」セクションは、入力パケット エンジンからのパケットを受け取り、ファブリック セルにセグメント化して、スイッチ ファブリックの 8 つのプレーンにセルを配信(スプレー)します。各MSC は 1 つのプレーンに対して、複数の接続を保持できるので、「To Fabric」セクションはファブリック プレーン内の複数のリンク上にセルを配信します。シャーシのミッドプレーンは、「To Fabric」セクションとスイッチ ファブリック間のパスを提供します(図5-1および図5-2を参照)。

MSC From Fabric セクション

ボードの「From Fabric」セクションは、スイッチ ファブリックからセルを受け取り、IP パケットにセルを再構成します。さらに From Fabric セクションセクションは、IP パケットを 8K 出力側キューの 1 つに置くことにより、スイッチ ファブリックと出力パケット エンジン間の速度差異に対応します。

MSC 出力側パケット エンジン

送信(出力)パケット エンジンは、出力側パケットの IP アドレスまたは MPLS ラベルの検索を実行します。出力パケット エンジンは、出力 Committed Access Rate(CAR; 専用アクセス レート)、アクセス リスト、DiffServ ポリシング、MAC レイヤ カプセル化などの送信側機能を実行します。

シェーピングおよびキューイング機能

送信パケットエンジンは、シェーピングおよびキューイング機能(キューのシェーピングと調整機能)に出力側パケットを送信します。これには出力キューが含まれます。ここで、キューはポートおよびポート内の CoS にマッピングされます。キューの平均占有率と遅延を低く抑えるために、Random Early Detection(RED; ランダム早期検出)アルゴリズムにより、アクティブなキューの管理が実行されます。

出力側の PLIM 物理インターフェイス セクション

送信(出力)パス上で、物理インターフェイス コントローラは MSC と PLIM 上の物理ポート間のインターフェイスを提供します。出力パスに対して、コントローラは次の機能を実行します。

物理ポートのサポート

ポート用のキューイング

キュー用のバックプレッシャ シグナリング

各キュー用のダイナミックな共有バッファ メモリ

送信されたデータを受信側にループバックできるループバック機能

MSC CPU および CPU インターフェイス

図5-2に示すように、MSC には次の機能を実行する Central Processing Unit(CPU; 中央処理装置)が含まれています。

MSC コンフィギュレーション

管理

プロトコル制御

CPU サブシステムには、次のものが含まれています。

CPU チップ

レイヤ 3 キャッシュ

NVRAM

フラッシュ ブート PROM

メモリ コントローラ

メモリ、Dual In-line Memory Module(DIMM)ソケット、最大 133 MHz、2 GB をサポート、CRS-MSC 上の DDR SDRAM、166 MHz、2 GB をサポート、CRS-MSC-B 上の DDR SDRAM

CPU インターフェイス モジュールは、CPU サブシステムと MSC および PLIM 上の他の ASIC 間のインターフェイスを提供します。

MSC には次の機能を含む、Service Processor(SP; サービス プロセッサ)モジュールも含まれています。

MSC および PLIM のパワーアップ シーケンス処理

リセット シーケンス処理

JTAG コンフィギュレーション

電源モニタリング

SP、CPU サブシステムと CPU インターフェイスの併用により、MSCの維持管理、通信およびコントロール プレーン機能が実行されます。SP は、カードの電源投入、環境モニタリングおよびラインカード シャーシ RP カードとのイーサネット通信を制御します。CPU サブシステムは、FIB ダウンロードの受信、ローカル PLU および TLU 管理、統計収集とパフォーマンス モニタリング、MSC ASIC 管理と障害処理など、多数のコントロール プレーン機能を実行します。CPU インターフェイスはMSC と PLIM 上のすべての ASIC に高速通信ポートを提供します。CPU は、メモリ コントローラに接続している高速バスを介して、CPU インターフェイスと通信します。

MSC

図5-3に、Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システムモジュラ サービス カード(MSC)を示します。MSC は使用可能な任意の MSC スロットに搭載でき、ミッドプレーンに直接接続します。

図5-3 モジュラ サービス カードのオリジナル版(CRS-MSC)

 


) MSC の別バージョン CRS-MSC-B は、外装は同じです。モジュラとの主な相違点は CRS-MSC-B がフラットなデザインになっていることです。


図5-4および図5-5に、2 つのMSC バージョンの正面パネルを示します。

図5-4 CRS-MSC 正面パネル

 

MSC 正面パネルは次のものを含みます。

ボード OK LED

英数字ディスプレイ

図5-5 CRS-MSC-B 正面パネル

 

 

1

ステータス LED

2

英数字 LED

PLIM

物理レイヤ インターフェイス モジュール(PLIM)は、ルーティング システムにパケット インターフェイスを提供します。PLIM 上の光モジュールには、光ファイバ ケーブルを接続するポートが含まれています。ユーザ データは PLIM ポートを通して送受信され、光信号(ネットワークで使用)と電気信号(Cisco CRS-1 コンポーネントで使用)が相互に変換されます。

各 PLIM は、シャーシのミッドプレーンを介して、MSC とペアになります。MSC はユーザ データにレイヤ 3 サービスを提供し、PLIM はレイヤ 1 およびレイヤ 2 サービスを提供します。MSC をタイプの異なる PLIM とペアにすることにより、さまざまなパケット インターフェイスおよびポート密度(OC-192 POS および 10 ギガビット イーサネットなど)を提供できます。

MSC および PLIM は、互いにラインカード シャーシ前面の反対側に、シャーシ ミッドプレーンを介して搭載されます。それぞれの MSC/PLIM のペアは対応するシャーシのシャーシ スロット(シャーシの反対側)に取り付けます。シャーシのミッドプレーンによって、PLIM 上のユーザ ケーブルの接続を解除しなくても、MSC の取り外しおよび交換が可能です。PLIM にはルーティング システム用のパケット インターフェイスが含まれます。

別途 PLIM を使用することによって、多数の異なるパケット インターフェイスおよびポート密度を選択できます。 表5-1 に、発注できる PLIM モジュールを示します。

 

表5-1 PLIM の部品番号および説明

コンポーネント
バリアント
製品 ID
詳細

1xOC-768 PLIM

NA

1OC768-POS-SR=

1 ポート OC-768/STM-256 PLIM、短距離光ファイバ(POS)

4xOC-192 PLIM

長距離光ファイバ

4OC192-POS/DPT-LR=

4 ポート OC-192/STM-64 PLIM、長距離光ファイバ(POS または DPT)

中距離光ファイバ

4OC192-POS/DPT-IR=

4 ポート OC-192 PLIM/STM-64、中距離光ファイバ(POS または DPT)

短距離光ファイバ

4OC192-POS/DPT-SR=

4 ポート OC-192/STM-64 PLIM、短距離光ファイバ(POS または DPT)

超短距離光ファイバ

4OC192-POS/DPT-VS=

4 ポート OC-192/STM-64 PLIM、超短距離光ファイバ(POS または DPT)

OC-48 光カード

最大 16 SFP 光モジュールに設定が可能

16OC48-POS/DPT=

OC-48/STM-16 PLIM、Small Form Factor Pluggable(SFP)光モジュールをサポート、1 つの PLIM (POS または DPT)に対して 1 ~ 16 SFP モジュール

SFP 光モジュールは、長距離または短距離光ファイバが使用できます(併用も可能)。

長距離

POM-OC48-LR2-LC=

シングルモード、長距離 OC 48 SFP 光モジュール

短距離

POM-OC48-SR-LC=

シングルモード、短距離 OC 48 SFP 光モジュール

10-GE PLIM

最大 8 SFP 光モジュールまで設定が可能

8-10GBE=

10 ギガビット イーサネット PLIM、SFP 光モジュールをサポート、1 つの PLIM に対して 1 ~ 8 SFP モジュール

現在 SFP 光モジュールは、オプションで長距離が使用できます。短距離光ファイバは、将来使用可能になる予定です。

長距離

XENPAK-10GB-LR=

10 ギガビット イーサネット長距離 SFP 光モジュール

PLIM ブランク インピーダンス キャリア

NA

CRS-INT-IMPEDANCE=

空の各 PLIM スロット用のブランク カード キャリア(EMI[電磁波干渉] への準拠および冷却に必要)

次のセクションでは、現在Cisco CRS-1で使用できる PLIM のタイプを示します。

OC-768 Packet-Over-SONET(POS) PLIM

OC-192 POS/DPT PLIM

OC-48 POS/DPT PLIM

10 ギガビット イーサネット PLIM

PLIM インピーダンス キャリア:電気干渉防止およびエアフロー制御を実行するブランク メタル パネル


警告 クラス 1 レーザー製品。ステートメント 113



警告 光ファイバケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えない放射線が出ている可能性があります。放射線にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。ステートメント 125


OC-768 Packet-Over-SONET(POS) PLIM

1 ポートOC-768 PLIMは、毎秒 40 Gbps のインターフェイスを提供し、これが OC-768 の回線速度になります。PLIM は、データ パケットが PLIM に出入りするときに、適切なヘッダー情報を削除したり追加したりすることで、OC-768 データ ストリームに対してレイヤ 1 およびレイヤ 2 処理を実行します。

OC-768 PLIM はクラス 1 レーザー製品で、POS モードのみで作動します。DPT モードではサポートされていません。PLIM には次のものが含まれます。

光モジュール:受信(RX)および送信(TX)光インターフェイスを提供します。これは ITU が推奨する G.693 に準拠しています。光モジュールは、短距離(SR)光ファイバに、SC 光ファイバ インターフェイスを提供します。

フレーマー:アラーム処理および Automatic Protection Switching(APS; 自動保護スイッチング)を含む、SONET/SDH セクション、ラインおよびパス層の処理および終端を提供します。

物理インターフェイス コントローラ:VLAN および MSC からのバック プレッシャ信号の処理など、データ パケット バッファリングおよびレイヤ 2 処理を提供します。

追加コンポーネント:電源およびクロッキング コンポーネント、電圧および温度センサー、初期コンフィギュレーションと PLIM ハードウェア情報をストアする ID EEPROM

Cisco IOS XR ソフトウェアは、PLIM を診断する機能も提供しています。

図5-6にOC-768 PLIMの前面パネルを示します。

図5-6 1 ポート OC-768 PLIM の前面パネル

 

1 ポートOC-768 PLIM のコンポーネントと物理特性は次のとおりです。

TX および RX の SC 光ファイバ インターフェイスとポート(0)が 1 つ

ポートの状態に関する情報を提供する ポート LED が 3 つ

ACTIVE は、ポートが論理的にアクティブで、レーザーがオンになっていることを示します。

CARRIER は、受信ポート(RX)がキャリア信号を受信していることを示します。Loss Of Signal(LOS; 信号消失)またはLoss Of Frame(LOS; フレーム損失)の状態が検出されると、LED は消灯します。

RX PKT は、パケットが受信されるたびに点滅します。

ステータス LED では、PLIM が適切に装着され、正しく動作している場合は、グリーンに点灯します。PLIM に問題が発生した場合は、イエローまたはオレンジに点灯します。LED がオフ(消灯)の場合は、ボードが適切に装着されシステム電源が入っているか確認してください。

高さ -- 20.6 インチ(52.3 cm)

奥行 -- 11.2 インチ(28.5 cm)

幅 -- 1.8 インチ(4.6 cm)

重量 -- 8.6 ポンド(3.9 kg)

消費電力 -- 65 W

重量 -- CRS-MSC = 18.7 ポンド(8.5 kg)、CRS-MSC-B = 12 ポンド(5.44 kg)

消費電力 -- CRS-MSC = 375 W、CRS-MSC-B = 300 W

OC-192 POS/DPT PLIM

OC-192 PLIM は、Packet Over SONET(POS)または、Dynamic Packet Transport(DPT)モードで動作するようにソフトウェア設定できる、4 つのポートを含みます。OC-192 PLIM は、PLIM に入出力するデータ パケットとして適切なレイヤ 1 およびレイヤ 2 のヘッダ情報を削除および追加することで、4 つの OC-192 データ スチームに、レイヤ 1 およびレイヤ 2 のインターフェイス機能を提供します。OC-192 PLIM は MSC に、40 Gbps データ パケット ストリームを提供します。


) DPT モードは、この時点では使用できません。


OC-192PLIM には、 表5-2 に記載された特性があります。

 

表5-2 OC-192 PLIM の機能

機能
詳細

光モジュール

長距離(LR)、中距離(IR)、短距離(SR)および超短距離(VSR)GR-1377 に従い、受信(RX)および送信(TX)光インターフェイスを提供します。

フレーマー

SONET セクション、ライン、およびパス層の処理および終端を提供します。これは、アラーム処理および自動保護スイッチング(APS)サポートを含みます。フレーマーはマルチサービス オペレーティング モードのパケットおよびセル処理をともにサポートしています。

物理インターフェイス コントローラ

4 つの OC-192 データ ストリームの、データ パケット バッファ、レイヤ 2 処理、多重化、逆多重化を提供します。これは、MSC からの VLAN およびバック プレッシャ信号処理を含みます。

DPT または透過モードのコンポーネント

DPT モードで使用する スペース再利用プロトコル(SRP)の MAC レイヤ機能を提供します。PLIM が POS モードの場合、これらのコンポーネントは透過モードで動作します。

追加コンポーネント

電源、クロッキング、電圧および温度センサーと、初期設定情報および PLIM タイプとハードウェアの改訂に関する情報をストアする ID EEPROM を提供します。

さらに Cisco IOS XR ソフトウェアでは、OC-192 PLIM にループバックおよび診断機能を提供します。

4 つの異なるタイプの光モジュールは OC-192 PLIM の 4 つのメジャーなバリアントを含有しています。

長距離(LR)、製品 ID: OC192-POS/DPT-LR=

中距離(IR)、製品 ID:OC192-POS/DPT-IR=

短距離(SR)、製品 ID: OC192-POS/DPT-SR=

超短距離(VSR)、製品 ID: OC192-POS/DPT-VS=

図5-7に OC-192 PLIM の前面パネルのバージョンを 3 種類、示します。

図5-7 4 ポート OC-192 POS/DPT VSR、SR、および IR の前面パネル

 

各 4 ポート OC-192 PLIM は、次の物理特性のコンポーネントを持ちます

各ポート用の TX および RX ジャックと 4 ポート(0、1、2、および 3)

ステータス LED では、ボードが適切に装着され、動作が可能かどうかを示します。

各ポートの 5 つのグリーン LED は次のとおりです。

ACTIVE/FAILURE は、ポートが論理的にアクティブで、レーザーがオンになっていることを示します。

CARRIER は、受信ポート(RX)がキャリア信号を受信していることを示します。

RX PKT は、パケットが受信されるたびに点滅します。

WRAP は、ポートが DPT ラップ モードになっていることを示します。

PASS THRU は、ポートが POS モード(DPT パススルー)で動作していることを示します。

2 つの DPT MODE LED は、DPT MODE LED の 1 つは、ポート 0 と ポート 1、もう一方の DPT MODE LED は、ポート 2 と ポート 3 です。DPT モードでは常にポートはペアで設定されます。

高さ -- 20.56 インチ(52.22 cm)

深度 -- 11.18 インチ(28.40 cm)

幅 -- 1.77 インチ(4.50 cm)

重量 -- 8.6 ポンド(3.90 kg)

消費電力 -- 138 W

OC-48 POS/DPT PLIM

OC-48 PLIM は、Packet Over SONET(POS)または、Dynamic Packet Transport(DPT)モードで動作するようにソフトウェア設定できる 3 つの異なるバリアントを含みます。16xOC-48 PLIM には 16 OC-192 インターフェイスが含まれており、PLIM に入出力するデータ パケットとして適切なレイヤ 1 およびレイヤ 2 のヘッダ情報を削除および追加することで、16 の 個別の 48 データ ストリームにレイヤ 1 およびレイヤ 2 の機能を提供します。16xOC-48 PLIM は、MSC に 40 Gbps データ パケット ストリームを提供します。

表5-3 に、16xOC-48 PLIM の機能について説明します。

 

表5-3 16xOC-48 PLIM の機能

機能
詳細

光モジュール

各 16 ポートの、受信(RX)および送信(TX)光インターフェイスを提供します。16xOC-48 PLIM は SFP 光モジュールを使用します。このモジュールは PLIM の起動中に、フィールドで取り外しおよび交換が可能です。SFP によって、16xOC-48 PLIM は、短距離(SR)、中距離(IR)および長距離(LR)光ファイバが一意のポートで使用できます。

フレーマー

SONET セクション、ライン、およびパス層の処理および終端を提供します。これは、アラーム処理および APS のサポートおよび管理も含みます。フレーマーはマルチサービス オペレーティング モードのパケットおよびセル処理をともにサポートしています。

DPT または透過モードのコンポーネント

DPT モードで使用する スペース再利用プロトコル(SRP)の MAC レイヤ機能を提供します。16xOC-48 PLIM が POS モードの場合、これらのコンポーネントは透過モードで動作します。

物理インターフェイス コントローラ

16 OC-48 データ ストリームの、データ パケット バッファリング、レイヤ 2 処理、多重化、逆多重化を提供します。これは、MSC からの VLAN およびバック プレッシャ信号処理を含みます。

追加コンポーネント

電源、クロッキング、電圧および温度センサーと、初期設定情報および PLIM タイプとハードウェアの改訂に関する情報をストアする ID EEPROM を提供します。

さらに Cisco IOS XR ソフトウェアでは、16xOC-48 PLIM にループバックおよび診断機能を提供します。

図5-8に、16xOC-48 PLIM を示します。

図5-8 16xOC-48 POS PLIM

 

図5-9に、16xOC-48 POS PLIM の前面パネルを示します。

図5-9 16xOC-48 POS PLIM の前面パネルの図

 

図5-9が示す、各16xOC-48 が持つコンポーネントとその物理特性は次のとおりです。

ステータス LED では、ボードが適切に装着され、動作が可能かどうかを示します。

各ポート用の SFP 光モジュールと16 ポート

8 つの DPT MODE または POS MODE LEDDPT MODE または POS MODE LED のうち 1 つは、それぞれペアで、ポート 0 と 1、ポート 2 と 3、ポート 4 と 5、ポート 6 と 7、ポート 8 と 9、ポート 10 と 11、ポート 12 と 13、ポート 14 と 15 に使用します。DPT モードは常にポートをペアで設定しています。ペアのポートが DPT モードで設定されると、LED が点灯します。この時点で、16xOC-48 は POS モードでのみ動作します。

各ポートの 5 つのグリーン LED は次のとおりです。

ACTIVE/FAILURE は、ポートが論理的にアクティブで、レーザーがオンになっていることを示します。

CARRIER は、受信ポート(RX)がキャリア信号を受信していることを示します。

RX PKT は、パケットが受信されるたびに点滅します。

WRAP は、ポートが DPT ラップ モードになっていることを示します。

PASS THRU は、ポートが POS モード(DPT パススルー)で動作していることを示します。

高さ -- 20.56 インチ(52.22 cm)

深度 -- 11.18 インチ(28.40 cm)

幅 -- 1.77 インチ(4.50 cm)

重量 -- 7.8 ポンド(3.54 kg)

消費電力 -- 136 W

10 ギガビット イーサネット PLIM

8 ポート 10 ギガビット イーサネット(GE)PLIM は、1 から 8 つの 10 GE のインターフェイスを提供します。PLIM は、1 から 8 つのプラグイン可能な XENPAK 光モジュールをサポートし、カードに 10 GE インターフェイスを提供します。PLIM は、適切なヘッダ情報を PLIM に出入力するデータ パケットとして削除および追加することで、10 GE データ ストリームを 最大 8 つまで、レイヤ 1 およびレイヤ 2 処理します。

PLIM は、最大 80 Gbps のトラフィックを終端させることが可能ですが、MSC は 40 Gbps でトラフィックを転送します。従って、PLIM は 40 Gbps のスループットを提供します。つまり MSC へ 20 Gbps データ パケット ストリーム を 2 つとして通過します。

ポート 0 ~ 3(ポートセットの上)は、20 Gbps のスループットを提供します。

ポート 4 ~ 7(ポートセットの下)は、もう一方の 20 Gbps のスループットを提供します。

10 GE ポートの加入過多

2 つを越える光モジュールが、ポート セットの両方にインストールされていると、セットのすべてのポートで加入過多が発生します。たとえば、モジュールがポート 0 とポート 1 にインストールされていて、各インターフェイスが 10 Gbps のスループットを持つ場合です。ポート 2 に他のモジュールを追加すると、すべてのインターフェイス(0、1 および 2)で加入過多が発生します。


) 使用している設定が加入過多をサポートしていない場合は、5 つ以上の光モジュールを各 PLIM に、3 以上の光モジュールを各ポートセットにインストールしないようにします(上は 0 ~ 3、または下は 4 ~ 7)。


10-GE PLIM コンポーネント

8 ポート10-GE PLIM の構成は次のとおりです。

光モジュール:受信(RX)および送信(TX)光インターフェイスを提供します。これは ITU が推奨する G.693 に準拠しています。PLIM は 1 から 8 つの プラグ可能な XENPAK 光モジュールをサポートし、全二重長距離(LR)光ファイバに SC 光ファイバ インターフェイスを提供します。PLIM では有効でないタイプの光モジュールすべてを、自動的にシャットダウンします。

物理インターフェイス コントローラ:データ パケット バッファリング、レイヤ 2 処理と、MSC からの VLAN およびバック プレッシャ信号の処理を含む、GE データ ストリームの多重化および非多重化を提供します。

追加コンポーネント:電源およびクロッキング コンポーネント、電圧および温度センサー、初期コンフィギュレーションと PLIM ハードウェア情報をストアする ID EEPROM

図5-10に10-GE PLIMの前面パネルを示します。

図5-10 10-GE PLIM前面パネル

 

 

1

ポート 0 LED

2

ステータス LED

8 ポート10-GE PLIM のコンポーネントおよび物理特性は次のとおりです。

XENPAK 光モジュールを受け入れる 8 つのスロット。LR 光ファイバに SC 光ファイバ インターフェイスを提供します。

ステータス LED では、PLIM が適切に装着され、正しく動作している場合は、グリーンに点灯します。PLIM に問題が発生した場合は、イエローまたはオレンジに点灯します。LED がオフ(消灯)の場合は、ボードが適切に装着され、システム電源が入っているか確認してください。

各ポートの LED は、ポートが論理的にアクティブで、レーザーがオンになっていることを示します。

高さ -- 20.6 インチ(52.3 cm)

深度 -- 11.2 インチ(28.5 cm)

幅 -- 1.8 インチ(4.6 cm)

重量 -- 8.4 ポンド(3.81 kg)

消費電力 -- 110 W(8 光モジュールの場合)

PLIM インピーダンス キャリア

PLIM インピーダンス キャリアは、Cisco CRS-1 シャーシの空の PLIM スロット(図5-11を参照)それぞれに取り付ける必要があります。CRS-1 8 スロット シャーシは、空のスロットにインピーダンス キャリアが取り付けられた状態で出荷されます。インピーダンス キャリアは、シャーシを損傷から保護し、EMI への準拠とシャーシ内の適切な冷却のために必要です。

図5-11 PLIM インピーダンス キャリア