Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システム マルチシェルフ システム概要
SCGE カード
SCGE カード
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

SCGE カード

SCGE 機能の概要

2 ポート SCGE カードの概要

前面パネル インターフェイス

非同期シリアル ポート

LED 表示

GE インターフェイス

PCMCIA PC カード

22 ポート SCGE カードの概要

前面パネル インターフェイス

非同期シリアル ポート

LED 表示

GE インターフェイス

PCMCIA PC カード

SCGE カード

この章では、Fabric Card Chassis(FCC; ファブリック カード シャーシ)の前面(SFC側)にある Shelf Controller Gigabit Ethernet(SCGE)カードについて説明します。この章の内容は、次のとおりです。

「SCGE 機能の概要」

「2 ポート SCGE カードの概要」

「22 ポート SCGE カードの概要」

この章で説明する SCGE カードは、クラス 1 レーザーを使用しています。SCGE カードには次のような警告が適用されます。


警告 クラス 1 レーザー製品です。



警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞき込んだりしないでください。



) 2 つのバージョンの SCGE カードが利用可能です。最初の 2 ポート バージョンには統合スイッチング機能が組み込まれていません。2 ポート SCGE カードを搭載した FCC には、制御ネットワーク タスクを実行するために外部 Cisco Catalyst スイッチが必要です。現在の 22 ポート バージョンには統合スイッチング機能が組み込まれています。これは 2 ポート SCGE カードの代わりとなり、外部 Cisco Catalyst スイッチの必要がなくなります。


この章全体では、特に注記がないかぎり、両バージョンの SCGE カードを SCGE カードと呼びます。

SCGE 機能の概要

SCGE カードは、FCC のローカル システム管理ノードです。2 ポート Gigabit Ethernet(GE; ギガビット イーサネット)インターフェイス設定および 22 ポート GE インターフェイス設定で利用可能です。2 ポート SCGE カードは、FCC を外部 Catalyst スイッチに接続します。22 ポート SCGE カードには統合スイッチの機能があり、2 ポート SCGE カードおよび外部 Cisco Catalyst スイッチの必要がなくなります。また、SCGE カードは、FCC 内の電源投入、初期化、SFC、Optical Interface Module LED(OIM-LED)カード、アラーム、電源供給、ファンの制御も行っています。ファン トレイの 48-V ソフトスタート回路も SCGE カードに含まれています。

SCGE カードは、システムの初期化、デバッグ、低水準ハードウェア制御を、FCC 内のすべての SFC と、他のシステム カードに対して実行します。このカードには、前面パネル ポートと英数字 LED ディスプレイがあります。また、ローカルなストレージ用に PC カード(PCMCIA)スロットが 2 つあります。PC カードは一方が着脱可能でもう一方が固定されています。シャーシ内の通信は、SCGE カードが制御するバックプレーンの Fast Ethernet(FE; ファースト イーサネット)リンクの冗長セットを介して行われます。


) デフォルトでは、2 枚の SCGE カードが FCC に搭載されていて、冗長サービスを提供します。この章では以後、これらのカードをアクティブ カードおよびスタンバイ カードと呼びます。


SCGE カードの全体的な機能は次のとおりです。

SCGE CPU およびシステム管理ポートを、電源投入時にブートします。

シャーシ内の他の SCGE カードによるシャーシ(アクティブまたはスタンバイ)の制御を決めます。

シャーシを通じて、外部システム管理の通信用に 2 個または 22 個の GE ポートを用意します。

アクティブ モードの SCGE の機能は次のとおりです。

バックプレーンの Erasable Programmable Read-Only Memory(EPROM; 消去可能プログラム可能 ROM)からイーサネット MAC アドレスをダウンロードして、それをシャーシ内のすべてのカードに割り当てます。

内部シャーシ システム管理ネットワークの FE スイッチとして動作します。

システム管理ネットワークからのコマンドで、電源装置、シャーシ ファン、熱センサーの起動と監視を行います。

システム管理ネットワークからのコマンドで、ソフトウェア イメージをシャーシ内の SFC にダウンロードし、カードの電源装置を起動し、カード プロセッサの起動とリセットを行います。

シャーシ内で異常または危険な状態が発生した場合に、アラームの送信、リセット、シャーシ ハードウェアの部分的なシャットダウンを行います。

SCGE カードおよびシャーシの動作ログを不揮発性メモリに保存し、内部ハード ディスクにコア ダンプします。

タイムアウト時にシャーシ所有権の自己リセットまたは再調停を開始します。

ファンの速度を制御します。

スタンバイ モードの SCGE カードの機能は次のとおりです。

シャーシ ハードウェアすべてに対する FE リンクを定期的にテストします。

ローカルな状態情報の同期を保ちます。

アクティブ カードが所有権を解放した場合に、シャーシ所有権を再調停します。

FCC は、最大で 24 枚の SFC、2 枚の SCGE カード、2 個のファン トレイ、24 枚の Optical Interface Module(OIM)カード、2 枚の OIM-LED カード、2 個のアラーム モジュール、2 個の AC または DC 電源シェルフを収容します。SCGE カード、OIM カード、ファン トレイを除き、これらのコンポーネントにはそれぞれ独自の Service Processor(SP; サービス プロセッサ)があり、SCGE カードへのバックプレーン FE リンクが 2 つ付いています。

また、2 枚の SCGE カード間には FE リンクが 1 つあり、各 SCGE カードにそれぞれ 1 つのバックプレーン FE リンクがあります。このリンクはそのリンク自体にルートバックされます。ファン トレイの 48 V ソフトスタート回路は SCGE カードの一部です。SCGE カードはファンの速度を制御し、4 本の I2C バスを通じてファン トレイのステータスを監視しています。各ファン トレイに 2 本ずつバスを使用します。

2 ポート SCGE カードの概要

ここでは、2 ポート SCGE カード(CRS-FCC-SC-GE)とそのコンポーネントについて説明します。図5-1 に、2 ポート SCGE カードの水平図を示します。

図5-1 2 ポート SCGE カードの前面パネル(水平図)

 

 

1

RJ-45 補助(AUX)ポート

5

英数字 LED

2

RJ-45 CONSOLE ポート

6

GE インターフェイス

3

STATUS LED

7

PCMCIA カード スロット

4

PRIMARY LED


) SCGE カードは、上部および下部カード ケージの右側の第 1 スロットにあります。これらは、SCGE0 および SCGE1 として識別されています。


前面パネル インターフェイス

2 ポート SCGE カードの前面パネルには、ユーザとのインターフェイスとなるさまざまなコンポーネントがあります。ここでは、前面パネル インターフェイスについて説明します。

非同期シリアル ポート

2 ポート SCGE カードには 2 つの非同期シリアル ポート、すなわち CONSOLE ポートと補助(AUX)ポートがあります。これらのポートを使用すると、外部シリアル デバイスに接続できるので、システムの監視と管理が可能になります。どちらのポートも RJ-45 レセプタクルを使用します。

CONSOLE ポート ― コンソール端末に接続するための Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)インターフェイスを提供します。

補助(AUX)ポート ― DTE インターフェイスを提供し、フロー制御をサポートします。このポートは多くの場合、モデム、Channel Service Unit(CSU; チャネル サービス ユニット)、またはその他の機器を接続して Telnet 管理を行うために使用されます。

LED 表示

2 ポート SCGE カードには、次のような LED ディスプレイがあります。

英数字 LED ― Cisco IOS XR ソフトウェアのステータスおよびエラー メッセージを表示します。

PRIMARY LED ― 点灯している場合、この LED は 2 ポート SCGE カードがシャーシ内のアクティブ SCGE カードとして動作しているかどうかを示します。

STATUS LED ― 電源および熱状態に関連する 2 ポート SCGE カードのステータスを示します。グリーンの LED は、カードが正常に動作していることを示します。点滅するイエローの LED は、次のいずれかの異常な状態が発生していることを示します。

電源装置のいずれかが、正常な仕様を 10% 下回る状態で動作しています。

3 つの熱センサーのうち 1 つの温度が 90°C を超えています。

2 ポート SCGE カードには、5V のハウスキーピング電圧を除くすべての電圧を切る、セーフティ シャットダウン回路があります。異常な状態を検知すると、前面パネルの STATUS LED がイエローに点滅します。10 秒後にシャットダウンが開始され、カードがリセットされるまでカードへの電力供給は停止します。カードの電源を切ったあとは、カードをシャーシから取り外すか、またはシャーシ全体の電源を切って、電源の再投入を行う必要があります。このメカニズムには、5V のハウスキーピング電圧が正常に機能している必要があります。

GE インターフェイス

2 ポート SCGE カードには、すべての LCC および FCC にリンクする制御ネットワークへの接続用に、2 ポート GE インターフェイス(1000BASE-LX)が組み込まれています。マルチシェルフ システムのケーブル配線の詳細については、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Multishelf System Interconnection and Cabling Guide 』を参照してください。

PCMCIA PC カード

2 ポート SCGE カードには、PC カード(PCMCIA Type I/II)があります。1 つは着脱可能で、もう 1 つは固定型です。着脱可能な外部 PC カードは、1 ギガバイトまでのイメージ ファイルを扱います。着脱できない内部 PC カードも、1 ギガバイトまでのイメージ ファイルを扱います。ただし、このカードはシスコ専用であり、ユーザからはアクセスできません。

22 ポート SCGE カードの概要

ここでは、22 ポート SCGE カード(SC-GE-22)とそのコンポーネントについて説明します。図5-2 に、22 ポート SCGE カードの水平図を示します。

図5-2 22 ポート SCGE カードの前面パネル(水平図)

 

 

1

RJ-45 補助(AUX)ポート

5

英数字 LED

2

RJ-45 CONSOLE ポート

6

GE インターフェイス

3

STATUS LED

7

PCMCIA カード スロット

4

PRIMARY LED


) SCGE カードは、上部および下部カード ケージの右側の第 1 スロットにあります。これらは、SCGE0 および SCGE1 として識別されています。


前面パネル インターフェイス

22 ポート SCGE カードの前面パネルには、ユーザとのインターフェイスとなるさまざまなコンポーネントがあります。ここでは、前面パネル インターフェイスについて説明します。

非同期シリアル ポート

22 ポート SCGE カードには 2 つの非同期シリアル ポート、すなわち CONSOLE ポートと補助(AUX)ポートがあります。これらのポートを使用すると、外部シリアル デバイスに接続できるので、システムの監視と管理が可能になります。どちらのポートも RJ-45 レセプタクルを使用します。

CONSOLE ポート ― コンソール端末に接続するための DTE インターフェイスを提供します。

補助(AUX)ポート ― DTE インターフェイスを提供し、フロー制御をサポートします。このポートは多くの場合、モデム、CSU、またはその他の機器を接続して Telnet 管理を行うために使用されます。

LED 表示

22 ポート SCGE カードには、次のような LED ディスプレイがあります。

英数字 LED ― Cisco IOS XR ソフトウェアのステータスおよびエラー メッセージを表示します。

PRIMARY LED ― 点灯している場合、この LED は 22 ポート SCGE カードがシャーシ内のアクティブ SCGE カードとして動作しているかどうかを示します。

STATUS LED ― 電源および熱状態に関連する 22 ポート SCGE カードのステータスを示します。グリーンの LED は、カードが正常に動作していることを示します。点滅するイエローの LED は、次のいずれかの異常な状態が発生していることを示します。

電源装置のいずれかが、正常な仕様を 10% 下回る状態で動作しています。

3 つの熱センサーのうち 1 つの温度が 90°C を超えています。

22 ポート SCGE カードには、5V のハウスキーピング電圧を除くすべての電圧を切る、セーフティ シャットダウン回路があります。異常な状態を検知すると、前面パネルの STATUS LED がイエローに点滅します。10 秒後にシャットダウンが開始され、カードがリセットされるまでカードへの電力供給は停止します。カードの電源を切ったあとは、カードをシャーシから取り外すか、またはシャーシ全体の電源を切って、電源の再投入を行う必要があります。このメカニズムには、5V のハウスキーピング電圧が正常に機能している必要があります。

GE インターフェイス

22 ポート SCGE カードには、すべての LCC および FCC にリンクする制御ネットワークへの接続用に、22 ポート GE インターフェイス(1000BASE-LX)が組み込まれています。マルチシェルフ システムのケーブル配線の詳細については、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Multishelf System Interconnection and Cabling Guide 』を参照してください。

PCMCIA PC カード

22 ポート SCGE カードには、PC カード(PCMCIA Type I/II)があります。1 つは着脱可能で、もう 1 つは固定型です。着脱可能な外部 PC カードは、1 ギガバイトまでのイメージ ファイルを扱います。着脱できない内部 PC カードも、1 ギガバイトまでのイメージ ファイルを扱います。ただし、このカードはシスコ専用であり、ユーザからはアクセスできません。