Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システム 16 スロット ファブリック カード シャーシ インストレーション ガイド
電源コンポーネントの取り付けと 取り外し
電源コンポーネントの取り付けと取り外し
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

電源コンポーネントの取り付けと取り外し

電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報

シャーシ電源の基本的な情報

ボンディング接地に関する注意事項

ボンディング接地の接続に必要な部品

DC 電源システム

DC 電源シェルフの注意事項

配電方式

入力電力 LED

DC 電源コードの特徴

AC 電源システム

AC スター電源シェルフの配線

AC デルタ電源シェルフの配線

電源シェルフのコンポーネントの取り付けと取り外し、およびシャーシの電源投入と電源断

電源シェルフの取り付け

前提条件

必要な工具と機器

ステップ

次の作業

電源シェルフの取り外し

前提条件

必要な工具と機器

ステップ

次の作業

電源モジュールの取り付け

前提条件

必要な工具と機器

ステップ

次の作業

電源モジュールの取り外し

前提条件

必要な工具と機器

ステップ

次の作業

アラーム モジュールの取り付け

前提条件

必要な工具と機器

ステップ

次の作業

アラーム モジュールの取り外し

前提条件

必要な工具と機器

ステップ

次の作業

AC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源断

前提条件

必要な工具と機器

ステップ

DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源断

前提条件

必要な工具と機器

ステップ

電源コンポーネントの取り付けと取り外し

この章では、Cisco CRS-1 16 スロット Fabric Card Chassis(FCC; ファブリック カード シャーシ)の電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しを行う方法について説明します。

この章では、次の内容について説明します。

電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報

電源シェルフのコンポーネントの取り付けと取り外し、およびシャーシの電源投入と電源断

電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報

ここでは、電源シェルフ コンポーネントの概要を次の各項で説明します。

シャーシ電源の基本的な情報

ボンディング接地に関する注意事項

DC 電源システム

AC 電源システム

シャーシ電源の基本的な情報

このルータは、AC 入力電源サブシステムまたは DC 入力電源サブシステムのいずれかで構成できます。設置場所の電源要件は、使用する供給電圧によって変わります。ルータの電源接続をプランニングする際には、次の注意事項と推奨事項に従ってください。

設置前に設置場所の電源をチェックし、クリーン電力が得られることを確認します。電源は設置後も定期的にチェックしてください。必要に応じて、電力調整器を設置します。

雷および過電流による被害を避けるため、正しく接地してください。


注意 シスコ製ルータは、電磁適合性(EMC)を満たすために、電源モジュールをすべて取り付けた状態で動作させる必要があります。

Cisco CRS-1 16 スロット FCC を適切に動作させるには、少なくとも電源シェルフおよびそのコンポーネントを取り付けることが必要です。電源シェルフには、AC シェルフと DC シェルフの 2 種類があります。AC 電源シェルフは AC 整流器を格納し、DC 電源シェルフは DC 電源入力モジュール(power entry module; PEM)を格納します。1 つのシャーシで同時に使用する電源シェルフは 1 種類だけにすることを推奨します。


) シャーシを 1 つの電源シェルフのみで動作させる構成はサポートされていません。



警告 このユニットは複数の電源と接続されている可能性があります。ユニットの電源を切るには、すべての接続を外す必要があります。


ボンディング接地に関する注意事項

ルータ シャーシには、電源シェルフとの電源接続の一部として保護アース接続がありますが、Central Office(CO; セントラル オフィス)のアース システムまたは内部機器のアース システムをルータ シャーシのボンディング接地のレセプタクルに接続することもできます。シャーシには 2 つ 1 組のアース用端子が 2 組あります。1 組はシャーシ背面(Optical Interface Module[OIM; 光インターフェイス モジュール])側パネルの最上部にある下部電源シェルフの左側、もう 1 組はシャーシ背面の最下部にあります(図2-1 を参照)。この接地点(アースの位置)を Network Equipment Building System(NEBS)ボンディング接地突起ともいいます。


) これらのボンディング接地レセプタクルは、補助的なボンディング接地接続に関するTelcordia
NEBS 要件に対応するためのものです。ルータを設置する場所が NEBS 環境ではない場合、この注意事項を省略し、AC 入力および DC 入力電源シェルフの保護アース接続を利用してもかまいません。


図2-1 NEBS ボンディング接地点

 

上部の接地点は、カバー プレートに隠れています。カバー プレートを取り外すと、接地点を示すラベルが見えます。接地点は 2 箇所用意されています。両方使用してもかまいませんが、NEBS アース要件は 1 つでも満たされます。

ボンディング接地の接続に必要な部品

ボンディング接地を適切に接続するには、次の部品が必要です。

1 つ以上のアース端子。0.625 ~ 0.750 インチ(15.86 ~ 19.05 mm)間隔で 2 つの M6 ボルト穴があり、6 AWG 以上のマルチストランド銅線に対応する大きさのワイヤ レセプタクルを備えたもの。この端子は、DC 入力電源装置の導線に使用する端子と同じです(図2-3 を参照)。このアース端子は、Panduit 社の製品など、別途ご用意ください。

2 つ以上の M6 相当のロック ワッシャ付き六角ボルト(ニッケル メッキされた真鍮製が最適)。これらのボルト、ロック ワッシャ、およびナットは、別途ご用意ください。

1 本以上のアース線。6 AWG 以上のマルチストランド銅線を推奨しますが、実際のワイヤ径および長さは、ルータを設置する場所と環境によって異なります。このアース線は別途ご用意ください。


) このシステムの DC 戻り線は、システムのフレームおよびシャーシから絶縁されている必要があります(DC-I:絶縁 DC 戻り線)。


DC 電源システム

Cisco CRS- 1 16 スロット FCC の DC 電源システムでは、8800 W をシャーシに電力供給しています。DC 電源の各シャーシには、DC 電源シェルフが 2 つずつあり、2N の冗長性が得られます。各シェルフには、入力電源コネクタが備わっています。2 つの DC PEM があります。電源シェルフと PEM は現場交換可能です。各シェルフと PEM にはそれぞれ専用の回線ブレーカーがあります。

図2-2 に、PEM(PEM 0 および PEM 1)および FCC の DC 電源シェルフの背面から見た配線ブロックを示します。

図2-2 DC 電源シェルフ PEM および 配線ブロック

 

 

1

PEM 0、入力 1

4

PEM 1、入力 4

2

PEM 0、入力 2

5

入力電圧 LED

3

PEM 1、入力 3

6

アース ラグ ナット

DC 電源シェルフの注意事項

Cisco CRS-1 16 スロット FCC に DC 入力電源シェルフおよび PEM が装備されているサイトの場合、次の注意事項に留意してください。

すべての電源接続配線は、National Electrical Code(NEC)および地域の電気規約に適合させる必要があります。

各 DC 電源入力モジュール接続は定格 60 A(最大)です。PEM 接続ごとに専用の同一定格の DC 電源が必要です。

DC 電源コードには、同一定格の、撚り数の多い銅線ケーブルを推奨します。DC PEM ごとに -48 VDC 入力が 2 つずつ必要です。したがって、各 DC PEM に 4 線、つまり各電源シェルフに合計 8 線(4 ペア)が必要です。さらに、アース線も必要です。コードの長さは、ルータの位置によって決まります。このアース線はシスコシステムズからは提供されません。別途ご用意ください。

DC 電源コードは、電源シェルフ側のケーブル端子で終端させる必要があります。端子は 2 穴とし、0.625 インチ(15.88 mm)間隔の M6 端子スタッドに合うものでなければなりません(Panduit 部品番号 LCD6-14A-L など)。図2-3 を参照してください。

図2-3 DC 電源コードの端子

 

配電方式

図2-4 に、一般的な入力 DC 電源の配電方式を示します。アース線がシェルフの左端になります。電源コードのコネクタのネジにかけるトルク値は 20 インチ ポンド(2.26 N-m)、アース線のコネクタのネジにかけるトルク値は 4 インチ ポンド(0.46 N-m)です。

入力 DC 電源コードの色分け方式は、設置場所の DC 電源の色分け方式によって決まります。通常、グリーンまたはグリーン/イエローは、アース線を表します。DC 電源の配線に関しては、標準の色分け方式がないので、プラス(+)およびマイナス(-)の極性に注意して、DC 入力電源シェルフの端子に電源コードを接続してください。

DC 電源ケーブル リードに、プラス(+)またはマイナス(-)のラベルが付いている場合があります。ラベルに示された極性でほぼ間違いありませんが、念のために DC リード線間の電圧を測定し、極性を確認する必要があります。この測定を行うときは、プラス(+)線およびマイナス(-)線を電源シェルフの(+)および(-)ラベルと一致させる必要があります。


注意 DC 電源入力モジュールには、逆極性状態を検出したときに、電源入力モジュールのブレーカーを切断する回路が組み込まれています。逆極性が原因で損傷することはありませんが、逆極性の状態はただちに解消する必要があります。

図2-4 DC 電源シェルフの配線

 

 

表2-1 DC 入力電流および電圧

入力電圧(公称)

-48 VDC、-60 VDC(範囲:-40 ~ -75 VDC)

定常電圧

-40 ~ -75 VDC

入力線電流

-48 VDC で最大 50 A
-60 VDC で最大 40 A

突入電流

-75 VDC で 168 A(ピーク)
(1 ミリ秒あたりの最大値)


) 電源シェルフを配線するときには、アース線を最初に取り付けてください。配線を取り外す場合は、アース線を最後に取り外してください。アース線はトルク値 30 インチ ポンド(3.39 N-m)で取り付けます。


電源シェルフの各配線ブロックには、プラスとマイナスの端子セットがそれぞれ 1 つずつ、合計 2 つあります。電源シェルフははめ込み式のプラスティック製ブロック カバーで覆われ、トルク値 4 ~ 5 インチ ポンド(0.46 ~ 0.58 N-m)でネジ留めされています。

配線作業を行う前に、ブロック カバーを取り外すか、回して、作業の邪魔にならないようにする必要があります。ブロック カバーには溝があり、片方からのみ配線できるようになっています。配線の向きを逆にする場合は、ブロック カバーを取り外し、逆にしてはめ込んでください。

入力電力 LED

DC 入力電力 LED は、入力端子の接続上に電圧がかかっていることを保守担当者に視覚的に示します(図2-5 を参照)。LED は、保守担当者に電力があることについて警告を与えます。


) 入力電源接続の作業を行う前に、電力を接続解除する必要があります。


図2-5 入力電力 LED

 

入力電力 LED は、入力電圧が -20 VDC に達すると点灯し、電圧が増加するごとに LED が明るくなります。入力電力 LED は、入力電圧が -38 VDC に達したときフル点灯になります。


注意 入力電圧の極性が逆の場合、または LED 回線に障害がある場合は、LED は点灯しません。この場合、保守担当者はユニットでの作業を行う前に危険電圧がないことを確認する必要があります。

DC 電源コードの特徴

信号劣化を防ぐためには、導体が十分大きく、そのインピーダンスによって発生する電圧降下が基準電圧の 2% 以上にならないことが必要です。また保護アース線も、-48 VDC 戻り線が損傷した場合に全電流を流せるだけの太さが必要です。後者の要件は、安全のためです。スイッチの保護アース接地と -48 VDC 戻り線の導体を同じサイズにすることで、障害に対する冗長性を完全にすることができます。

設置場所の準備では、適切なワイヤ サイズと絶縁体を選択する必要があります。配電のプランニング時に、電圧降下と温度上昇が適切になるように、あらかじめ計算を行う必要があります。

長さが異なる各銅線で許容範囲外の電圧降下を防止するワイヤ ゲージについては、表 1 を参照してください。各ワイヤ ゲージにおける銅線の 1000 フィートの抵抗値については、 表2-2 を参照してください。これらの値は、プランニング時の利用を目的としていて、現地の法規および慣行によって異なる可能性があります。

表2-2 は、さまざまなワイヤ長および DC 銅線のワイヤ ゲージです。測定単位は、American Wire Gauge(AWG)です。

 

表2-2 電流負荷に対する銅線の長さとワイヤ ゲージ

DC 電流(アンペア)
25 フィート
50 フィート
75 フィート
100 フィート
150 フィート
200 フィート
400 フィート

5 A

18 AWG

14 AWG

14 AWG

12 AWG

10 AWG

8 AWG

6 AWG

10 A

14 AWG

12 AWG

10 AWG

8 AWG

8 AWG

6 AWG

2 AWG

15 A

14 AWG

10 AWG

8 AWG

8 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

20 A

12 AWG

8 AWG

8 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

0 AWG

25 A

12 AWG

8 AWG

6 AWG

4 AWG

4 AWG

2 AWG

0 AWG

30 A

10 AWG

8 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

2 AWG

00 AWG

35 A

10 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

2 AWG

1 AWG

000 AWG

40 A

8 AWG

6 AWG

2 AWG

2 AWG

2 AWG

0 AWG

000 AWG

45 A

8 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

0 AWG

0000 AWG

50 A

8 AWG

4 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

00 AWG

該当なし

55 A

8 AWG

4 AWG

2 AWG

2 AWG

0 AWG

00 AWG

該当なし

60 A

8 AWG

4 AWG

2 AWG

2 AWG

0 AWG

00 AWG

該当なし

65 A

6 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

0 AWG

000 AWG

該当なし

70 A

6 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

00 AWG

000 AWG

該当なし

75 A

6 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

00 AWG

000 AWG

該当なし

100 A

4 AWG

2 AWG

1 AWG

00 AWG

000 AWG

該当なし

該当なし

表2-3 に、銅線のワイヤゲージ抵抗値の相関関係(ワイヤ 1000 フィートあたりの Ω 値)を示します。

 

表2-3 銅線のワイヤ ゲージと抵抗値

ワイヤ ゲージ(AWG)
ワイヤ 1000 フィートあたりの Ω 値

0000 AWG

0.0489

000 AWG

0.0617

00 AWG

0.0778

0 AWG

0.098

1 AWG

0.1237

2 AWG

0.156

3 AWG

0.1967

4 AWG

0.248

5 AWG

0.3128

6 AWG

0.3944

7 AWG

0.4971

8 AWG

0.6268

9 AWG

0.7908

10 AWG

0.9968

11 AWG

1.257

12 AWG

1.5849

13 AWG

1.9987

14 AWG

2.5206

15 AWG

3.1778

16 AWG

4.0075

17 AWG

5.0526

18 AWG

6.3728

19 AWG

8.0351

20 AWG

10.1327

21 AWG

12.7782

22 AWG

16.1059


表2-2表2-3 は参考情報です。少なくとも 50 A の DC 銅線および 6 AWG ワイヤの使用を推奨します。


AC 電源システム

Cisco CRS-1 16 スロット FCC の AC 電源システムでは、最大 10 kW をシャーシに電力供給できます。AC 電源で稼働する各シャーシには、2N の冗長性を得るために、AC 電源シェルフが 2 つずつ必要です。各シェルフには、入力電源コネクタが備わっています。各電源シェルフは、現場交換可能な AC/DC 整流器を 3 台サポートします。AC/DC 整流器は、200 ~ 240 VAC を Cisco CRS-1 16 スロット FCC で使用する 54.5 VDC に変換します。


) Cisco CRS-1 16 スロット FCC と Line Card Chassis(LCC; ライン カード シャーシ)では両方とも同じ AC 整流器を使用しますが、AC 電源シェルフは少し異なります。Cisco CRS-1 16 スロット FCC の場合、AC 電源シェルフ バックプレーンのジャンパにより、PS1 と PS2 での出力電流が 26 A に制限されます(供給される出力電圧は -54.5 V × 2)。LCC では、シェルフ バックプレーンにジャンパは存在せず、PS1 と PS2 の電流は 40 A です。


AC デルタまたはスター入力構成用に、2 種類の 3 相 AC 電源シェルフがあります。AC 電源シェルフの種類によって、シスコの製品番号が異なるので、スター構成とデルタ構成を区別できます。Cisco CRS-1 16 スロット FCC の AC 接続は、スターまたはデルタ構成として組み込まれた AC 電源シェルフの端子ブロックで行います。いずれのシャーシも、同じタイプの電源シェルフを 2 つ使用します。つまり、デルタ AC 電源シェルフを 2 つ使用するか、またはスター AC 電源シェルフを 2 つ使用します。

AC スター電源シェルフには、スター 3 相 5 ワイヤのコネクタがあります。このコネクタは、200 ~ 240(L-N)/346 ~ 415(L-L)VAC、3W+N+PE、50 ~ 60 Hz、24 Aです。冗長構成にするには、32 A(国際)の 3 相スター分岐回路が各電源シェルフに 2 つ必要です。


) 使用できる電源が 1 つしかなくても、次のように電源シェルフに接続すれば、シャーシを動作させることができます。
電源シェルフ A:ニュートラル L1、L2、L3
電源シェルフ B:ニュートラル L2、L3、L1


AC デルタ電源シェルフには、デルタ 3 相 4 ワイヤのコネクタがあります。このコネクタは、200 ~ 240 VAC、3 相、3W+PE、32 A、50 ~ 60 Hz です。冗長動作には、3 相 デルタ 60 A の分岐回路が 2 つ必要です(それぞれの電源シェルフで電源接続を行うのに使用)。


) 電源シェルフの電源コードは、出荷時点では取り付けられていません。


AC スター電源シェルフの配線

AC スター電源シェルフには、IEC 60309 プラグ付きの 5 線 スター コード(定格 415 V/32 A、IP44、3W+N+PE、長さ 4 m)が付属しています。この電源シェルフには対応する 5 本の導線が付いており、そのうち 3 本がアクティブ(ホット)、1 本がニュートラル、1 本がアースです。図2-6 に、AC スター電源シェルフの配線を示します。

図2-6 AC スター電源シェルフの配線

 

 

1

導線 1(L1)

4

導線 4(L4 ― ニュートラル)

2

導線 2(L2)

5

アース

3

導線 3(L3)


) 共通相の欠落に対してシステム可用性を向上させるには、2 つの電源シェルフの間で配線 L1、L2、および L3 のパターンを1 つずつずらすことを推奨します。


電源コードおよびアース線のコネクタのネジにかけるトルク値は 20 インチ ポンド(2.26 N-m)、配線ブロックのコネクタのネジにかけるトルク値は 9 インチ ポンド(1.04 N-m)です。


) 電源シェルフを配線するときには、アース線を最初に取り付けてください。


AC スター電源シェルフを配線するには、次の手順に従います。


ステップ 1 このシェルフには、電源ケーブル用の配線穴が 2 つあります。使用するコードに合った配線穴を選択し、必要に応じてノックアウト プラグを取り外します。

ステップ 2 未使用の配線穴にノックアウト プラグを差し込みます。

ステップ 3 ワイヤの端から絶縁層を取り除きます。

ステップ 4 ケーブル ブッシングのロック ナットを締めます。

ステップ 5 アース コネクタから M6 ナットを取り外し(通常は緑のワイヤがアース線です)、アース線を取り付け、ナットを締めます(アース線には丸型ラグ端子が付属しています)。

ステップ 6 ニュートラルのワイヤを選択します。通常は白がニュートラルです。必ずテスターを使用して導通試験を行い、ニュートラル ピン(プラグに「N」というラベルが付いているピン)がニュートラル ワイヤに接続されていることを確認します。

ステップ 7 両方のネジをゆるめてニュートラルのワイヤを接続し、ワイヤを差し込んでネジを締めます。

ステップ 8 ステップ 6 と同じ方法でアクティブなワイヤ 3 本を接続します。


 

AC デルタ電源シェルフの配線

AC デルタ電源シェルフには、IEC 60309 プラグ付きの 4 線デルタ コード(定格 250V/60A、IP67、3W+PE、長さ 4 m)が付属しています。図2-7に、AC デルタ電源シェルフの配線を示します。

図2-7 AC デルタ電源シェルフの配線

 

 

1

導線 1(L1)

3

導線 3(L3)

2

導線 2(L2)

4

アース


) L1、L2、および L3 は、ニュートラルまたは保安接地(4)に接続している場合を除いて、線の特定の色とは対応していません。



) 共通相の欠落に対してシステム可用性を向上させるには、2 つの電源シェルフの間で配線 L1、L2、および L3 のパターンを1 つずつずらすことを推奨します。


電源コードおよびアース線のコネクタのネジにかけるトルク値は 20 インチ ポンド(2.26 N-m)、配線ブロックのコネクタのネジにかけるトルク値は 9 インチ ポンド(1.04 N-m)です。


) 電源シェルフを配線するときには、アース線を最初に取り付けてください。


AC デルタ電源シェルフを配線するには、次の手順に従います。


ステップ 1 このシェルフには、電源ケーブル用の配線穴が 2 つあります。使用するコードに合った配線穴を選択し、必要に応じてノックアウト プラグを取り外します。

ステップ 2 未使用の配線穴にノックアウト プラグを差し込みます。

ステップ 3 ワイヤの端から絶縁層を取り除きます。

ステップ 4 ケーブル ブッシングのロック ナットを締めます。

ステップ 5 アース コネクタから M6 ナットを取り外し(通常は緑のワイヤがアース線です)、アース線を取り付け、ナットを締めます(アース線には丸型ラグ端子が付属しています)。

ステップ 6 各ワイヤの両方のネジをゆるめてアクティブなワイヤを接続し、ワイヤを差し込み、ネジを締めます。


ヒント ネジをゆるめ過ぎると抜け落ちてしまうので、注意してください。



 


) 2 つの電源シェルフを配線するときには、各シェルフを異なる位相に配線する(各端子に異なる位相を配線する)ことを推奨します。1 つの相が欠落した場合にシステムを保護できます。


電源シェルフについての詳細は、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Multishelf System Description』または 付録 A「CRS-1 16 スロット FCC のシステム仕様」 を参照してください。

電源シェルフのコンポーネントの取り付けと取り外し、およびシャーシの電源投入と電源断

ここでは、次の手順について説明します。

「電源シェルフの取り付け」

「電源シェルフの取り外し」

「電源モジュールの取り付け」

「電源モジュールの取り外し」

「アラーム モジュールの取り付け」

「アラーム モジュールの取り外し」

「アラーム モジュールの取り外し」

「アラーム モジュールの取り外し」

電源シェルフの取り付け

ここでは、Cisco CRS-1 16 スロット FCC に電源シェルフを取り付ける方法について説明します。電源タイプの違いについては、「DC 電源システム」 および 「AC 電源システム」 を参照してください。準拠規格および安全性の詳細については、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。

電源シェルフは、

電源モジュール(AC 電源シェルフの場合は 3 つの AC 整流器、DC 電源シェルフの場合は、2 つの PEM)、

アラーム モジュール、

配電接続、および配線を格納するためのキャビネットです。

電源シェルフはシャーシの前面(SFC)に取り付けられています。電源シェルフは、種類(AC スター、AC デルタ、および DC)によらず、すべて同じ方法で取り付けます(参考のため、図2-8 に AC 電源シェルフを示します)。

図2-8 AC 電源シェルフ

 

 

1

レバー ハンドルの非脱落型ネジ

3

電源シェルフの非脱落型ネジ

2

レバー ハンドル

前提条件

この作業を行う前に、まずシャーシ前面(SFC)側の外装カバー プレートを外します。

必要な工具と機器

この手順には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

マイナス ドライバ(中)

電源シェルフ(AC スター電源シェルフはシスコ製品番号:CRS-FCC-PS-ACW=、AC デルタ電源シェルフはシスコ製品番号:CRS-FCC-PS-ACD=、DC 電源シェルフはシスコ製品番号:CRS-FCC-PS-DC=)

ステップ

電源シェルフを取り付けるには、図2-8 を参照しながら次の手順に従います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に着用し、他端をシャーシ前面(SFC)側の ESD 接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属面に接続します。

ステップ 2 電源シェルフの底面を片方の手で持ちながら、もう一方の手で支えます。シェルフを持ち上げ、シャーシの前面(SFC)側の電源シェルフ スロット内に途中まで差し込みます(シェルフの電源コードが付属している場合は、シャーシ内の配線に注意してください)。


注意 空の電源シェルフの重量は約 36 ポンド(16.3 kg)です。シャーシはラックの高い位置に取り付けるため、電源シェルフを持ち上げたり取り外したりする際は特に注意してください。怪我を防ぐため、背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両脚に力を込めて持ち上げてください。また、急に体をひねったり、横に移動したりするような動きは避けてください。

ステップ 3 電源シェルフをスライドさせて完全にシャーシに入れ、レバー ハンドルを持ち上げてトレイを所定の位置にロックします。シャーシ上のガイド ピンと電源シェルフの穴の位置を合わせてください。

ステップ 4 マイナス ドライバを使用して、電源シェルフのレバー ハンドル上の非脱落型ネジ 2 本を時計回りに回し、シェルフの内側に取り付けます。

ステップ 5 マイナス ドライバを使用して、電源シェルフ内部にある非脱落型ネジ 4 本を時計回りに回し、シャーシの側面にしっかりと固定します。


 

次の作業

この作業のあと、電源シェルフの配線(DC 電源システムAC スター電源シェルフの配線 または AC デルタ電源シェルフの配線 を参照)、電源モジュールの取り付け(電源シェルフの取り付け を参照)、アラーム モジュールの取り付け(アラーム モジュールの取り付け を参照)を行ってから、前面の外装カバーを元に戻します。

電源シェルフの取り外し

ここでは、Cisco CRS-1 16 スロット FCC から電源シェルフを取り外す方法について説明します。電源タイプの違いについては、「DC 電源システム」 および 「AC 電源システム」 を参照してください。準拠規格および安全性の詳細については、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。

電源シェルフは、電源モジュール(AC 電源シェルフの場合は 3 つの AC 整流器、DC 電源シェルフの場合は 2 つの PEM)、アラーム モジュール、および配電接続と配線を格納するためのキャビネットです。電源シェルフはシャーシの前面(SFC)に取り付けられています。電源シェルフは、種類(AC スター、AC デルタ、および DC)によらず、すべて同じ方法で取り付けます(参考のため、図2-9 に AC 電源シェルフを示します)。

図2-9 AC 電源シェルフ

 

 

1

レバー ハンドルの非脱落型ネジ

3

電源シェルフの非脱落型ネジ

2

レバー ハンドル

前提条件

この作業を行う前に、まずシャーシ前面(SFC)側の外装カバー プレートを外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

マイナス ドライバ(中)

ステップ

電源シェルフを取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に着用し、他端をシャーシ前面(SFC)側の ESD 接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属面に接続します。

ステップ 2 シェルフの電源スイッチ(シャーシの前面 [SFC] 側にある)を、オフの位置に戻します。

ステップ 3 電源シェルフを電源から外します。

ステップ 4 取り外すシェルフから、すべての電源モジュール(AC 電源シェルフの場合は 3 つの AC 整流器、DC 電源シェルフの場合は 2 つの DC PEM)を外します(電源モジュールの取り外しを参照)。

ステップ 5 アラーム モジュールを取り外します( アラーム モジュールの取り外し を参照)。

ステップ 6 シャーシの前面(SFC)側から、ドライバを使用して、電源シェルフ内部にある非脱落型ネジ 4 本(各側面に 2 本ずつ)を反時計回りに回してゆるめます。

ステップ 7 ドライバを使用して、電源シェルフの前面パネルにあるレバーのネジ 2 本を反時計回りに回してゆるめます。

ステップ 8 両手でレバー ハンドルを下に引き、電源シェルフを途中までスライドさせてシャーシのスロットから出します。


注意 空の AC 入力電源シェルフの重量は約 36 ポンド(16.3 kg)です。シャーシはラックの高い位置に取り付けるため、電源シェルフを持ち上げたり取り外したりする際は特に注意してください。怪我を防ぐため、背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両脚に力を込めて持ち上げてください。また、急に体をひねったり、横に移動したりするような動きは避けてください。電源シェルフの取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人で踏み台を使って作業した方が安全です。

ステップ 9 片手を電源シェルフの底面に置いて、もう一方の手でしっかりと支えながら、シェルフをシャーシから完全に引き出します(電源コードが取り付けられている場合は、シャーシ内の配線に注意してください)。

ステップ 10 電源シェルフをゆっくりと脇に置きます。


 

次の作業

この作業のあと、交換用電源シェルフの取り付け(電源シェルフの取り付けを参照)、電源モジュールの取り付け(電源モジュールの取り付けを参照)、アラーム モジュールの取り付け(アラーム モジュールの取り付け を参照)を行ってから、前面の外装カバーを元に戻します。

電源モジュールの取り付け

ここでは、Cisco CRS-1 16 スロット FCC に電源モジュールを取り付ける方法について説明します。電源タイプについては、「DC 電源システム」 および 「AC 電源システム」 を参照してください。準拠規格および安全性の詳細については、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。

電源モジュールは、シャーシの前面(SFC)側に取り付けられています(電源シェルフの取り付け を参照)。電源モジュールの種類(AC スター、AC デルタ、および DC)による違いはありますが、取り付け方法は同じです(参考のため、図2-10 に、DC 電源入力モジュール [PEM] を示します)。

図2-10 電源モジュール

 

 

1

ハンドル リリース ボタン

3

電源スイッチ

2

LED

前提条件

この作業を行う前に、まずシャーシ前面(SFC)側の外装カバー プレートを外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

電源モジュール(AC 整流器はシスコ製品番号 CRS-16-AC-RECT=、DC PEM はシスコ製品番号 CRS-16-DC-PEM=)

ステップ

電源モジュールを取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に着用し、他端をシャーシ前面(SFC)側の ESD 接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属面に接続します。

ステップ 2 シャーシの前面(SFC)側から、電源モジュールの上部にあるイジェクト レバー リリース ボタンを押して、イジェクト レバーを解放します。

ステップ 3 イジェクト レバーを、電源モジュールの前面プレートから遠ざかる方向に回転します。

ステップ 4 電源モジュールを両手で支えてガイドに合わせ、電源モジュール背面のコネクタが電源シェルフのバックプレーンにあるコネクタに触れるまで、電源モジュールをスライドさせて電源シェルフに入れます。


注意 電源モジュールの重量は約 19 ポンド(8.6 kg)です。電源モジュールは重く、電源シェルフの位置が高いので、電源モジュールを取り扱う際には両手を使ってください。

注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、電源モジュールを電源シェルフ ベイに挿入するときに過度な力を加えないでください。

ステップ 5 イジェクト レバーを回転させて電源シェルフの床にある溝に引っ掛け、電源モジュールを電源シェルフのバックプレーンに装着します。続いて、電源モジュールの前面プレートと同一平面になるまでイジェクト レバーを押します。イジェクト レバーが所定の位置にロックされると、カチッという音がします。

ステップ 6 電源モジュールの前面下部にある電源タブを押して、オンにします。


 

次の作業

この作業のあと、シャーシ前面(SFC)側の外装カバー プレートを元に戻します。

電源モジュールの取り外し

ここでは、Cisco CRS-1 16 スロット FCC から電源モジュールを取り外す方法について説明します。電源タイプについては、「DC 電源システム」 および 「AC 電源システム」 を参照してください。準拠規格および安全性の詳細については、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。

電源モジュールは、シャーシの前面(SFC)側に取り付けられています(電源シェルフの取り付け を参照)。電源モジュールの種類(AC スター、AC デルタ、および DC)による違いはありますが、取り外し方法は同じです(参考のため、図2-11 に、DC 電源入力モジュール [PEM] を示します)。

図2-11 電源モジュール

 

 

1

ハンドル リリース ボタン

3

電源スイッチ

2

LED

前提条件

この作業を行う前に、まずシャーシ前面(SFC)側の外装カバー プレートを外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

ステップ

電源モジュールを取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に着用し、他端をシャーシ前面(SFC)側の ESD 接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属面に接続します。

ステップ 2 シャーシの前面(SFC)側で、電源モジュールの前面下部にある電源タブを引っ張って、オフの位置にします。

ステップ 3 電源モジュール上部のイジェクト レバーのリリース ボタンを押して、イジェクト レバーを外します。

ステップ 4 イジェクト レバーを電源モジュールの前面プレートから遠ざける方向に回転させて、電源モジュールを電源シェルフのバックプレーン コネクタから外します。


) イジェクト レバーを引くと、電源シェルフのバックプレーン コネクタから電源モジュールが物理的に取り外されるだけでなく、内部マイクロスイッチが切り替わり、電源モジュール内部の電源も遮断されます。


ステップ 5 電源モジュールの取っ手を持って、電源モジュールをベイから半分引き出します。電力モジュールを引き出す際には、イジェクト レバーを持たず、必ずハンドルだけを持つようにしてください。


注意 電源モジュールの重量は約 19 ポンド(8.6 kg)です。電源モジュールは重く、電源シェルフの位置が高いので、電源モジュールを取り扱う際には両手を使ってください。

ステップ 6 電源モジュールをベイから完全に引き出している間、電源モジュールをもう片方の手で支えます。

ステップ 7 電源モジュールを慎重に脇に置きます。


 

次の作業

この作業のあと、必要に応じて交換用電源モジュールを取り付け(電源モジュールの取り付け を参照)て、シャーシの前面(SFC)側の外装カバーを元に戻します。

アラーム モジュールの取り付け

ここでは、Cisco CRS-1 16 スロット FCC にアラーム モジュールを取り付ける方法について説明します。アラーム モジュールは電源シェルフの一番右のスロット(シャーシ前面 [SFC] 側から見て)にのみ取り付けられています。準拠規格および安全性の詳細については、『Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information』を参照してください。

AC または DC 電源シェルフにはアラーム モジュールがあります。このモジュールは電源シェルフの状態を監視し、システム アラームのための外部インターフェイスになります。各電源シェルフの右側に専用のアラーム モジュール スロットがあります。すべての電源シェルフで同じアラーム モジュールが使用されます。図2-12 に、アラーム モジュールを示します。


) アラーム コネクタには SELV 回路だけを接続できます。アラーム回路の最大定格電流は 2 A、50 VA です。


図2-12 アラーム モジュール

 

前提条件

この作業を行う前に、まずシャーシ前面(SFC)側の外装カバー プレートを外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

プラス ドライバ(中)

アラーム モジュール(シスコ製品番号 CRS-16-ALARM=)

ステップ

アラーム モジュールを取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に着用し、他端をシャーシ前面(SFC)側の ESD 接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属面に接続します。


注意 アラーム モジュールのバックプレーン コネクタを傷つけないようにするため、アラーム モジュールを電源シェルフ ベイに差し込むときに力を入れ過ぎないようにしてください。

ステップ 2 アラーム モジュールを両手で支えて、シャーシ前面(SFC)側に向かって一番右のベイに挿入します。アラーム モジュール背面のコネクタが電源シェルフのバックプレーンのコネクタに触れるまで挿入します。シャーシの前面パネルにあるガイド ピンの位置がアラーム モジュール前面の穴と合っていることを確認してください。


注意 アラームモジュールの重量は約 4.2 ポンド(2 kg)です。アラーム モジュールは重く、電源シェルフの位置が高いので、アラーム モジュールを取り扱う際には両手を使ってください。

ステップ 3 アラーム モジュールを電源シェルフのバックプレーン コネクタに強く押し込み、電源シェルフのバックプレーンに取り付けます。

ステップ 4 プラス ドライバを使ってアラーム モジュールの下部にある非脱落型モジュールを時計回りに回して、アラーム モジュールのコネクタと電源シェルフのインターフェイス パネルのコネクタを接続します。


 

次の作業

この作業のあと、シャーシ前面(SFC)側の外装カバー プレートを元に戻します。

アラーム モジュールの取り外し

ここでは、Cisco CRS-1 16 スロット FCC からアラーム モジュールを取り外す方法について説明します。アラーム モジュールは電源シェルフの一番右のスロット(シャーシ前面 [SFC] 側から見て)にのみ取り付けられています。準拠規格および安全性の詳細については、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System』を参照してください。

AC または DC 電源シェルフにはアラーム モジュールがあります。このモジュールは電源シェルフの状態を監視し、システム アラームのための外部インターフェイスになります。各電源シェルフの右側に専用のアラーム モジュール スロットがあります。すべての電源シェルフで同じアラーム モジュールが使われています。すべての電源シェルフで同じアラーム モジュールが使用されます。図2-13 に、アラーム モジュールを示します。


) アラーム コネクタには SELV 回路だけを接続できます。アラーム回路の最大定格電流は 2 A、50 VA です。


図2-13 アラーム モジュール

 

前提条件

この作業を行う前に、まずシャーシ前面(SFC)側の外装カバー プレートを外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

プラス ドライバ(中)

ステップ

アラーム モジュールを取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に着用し、他端をシャーシ前面(SFC)側の ESD 接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属面に接続します。

ステップ 2 ドライバを使用して、シャーシ前面(SFC)側にアラーム モジュールを固定している非脱落型ネジをゆるめます。

ステップ 3 アラーム モジュールを持って、ベイから半分引き出します。


注意 アラームモジュールの重量は約 4.2 ポンド(2 kg)です。アラーム モジュールは重く、電源シェルフの位置が高いので、アラーム モジュールを取り扱う際には両手を使ってください。

ステップ 4 アラーム モジュールをベイから完全に引き出している間、電源モジュールは両手で支えます。

ステップ 5 アラーム モジュールをゆっくりと脇に置きます。


 

次の作業

この作業のあと、必要に応じて交換用アラーム モジュールを取り付けて、シャーシの前面(SFC)側の外装カバーを元に戻します。

AC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源断

ここでは、AC電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源断の手順を説明します。シャーシの電源システムについての詳細は、「シャーシ電源の基本的な情報」および「AC 電源システム」を参照してください。準拠規格および安全性の詳細については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System 』を参照してください。

Cisco CRS-1 16 スロット FCC の各電源シェルフには、シェルフの電源を切断するための個別の回路ブレーカーがあります。両方の電源シェルフをオフにすると、電源シェルフの連関によってシャーシ全体の電力が遮断されます。電源シェルフ、電源モジュール、アラーム モジュール、ファン トレイなどシャーシのほとんどのコンポーネントは、システムの動作中にシャーシから取り外したり、シャーシに取り付けたりすることができます。


) 電源シェルフの回路ブレーカーのスイッチをオンにする方法でシャーシの電源をオンにできますが(すべての電力整流器の電源スイッチがオンの位置になっている場合)、この方法では、起動時に大きな電力サージが生じます。シャーシの電源のオンおよびオフは、次の手順で行うことを推奨します。


図2-14 FCC 前面(SFC)側のスロット番号

 

 

1

下部ファン トレイ(FT1)

8

電源モジュール スロット A2(DC の場合は空)

2

下部カード ケージ

9

電源モジュール スロット A1

3

上部カード ケージ

10

電源モジュール スロット A0

4

上部ファン トレイ(FT0)

11

上部電源シェルフ(PS0)

5

電源モジュール スロット B2(DC の場合は空)

12

下部電源シェルフ(PS1)

6

電源モジュール スロット B1

13

上部電源シェルフ アラーム モジュール(AM0)

7

電源モジュール スロット B0

14

上部電源シェルフ アラーム モジュール(AM1)

前提条件

この作業を行う前に、電源シェルフを取り付けて、配線を行い、PEM(DC 電源)、アラーム モジュール、2 ポートまたは 22 ポート SCGE カードを取り付ける必要があります。詳細は、「電源シェルフの取り付け」「電源モジュールの取り付け」「アラーム モジュールの取り付け」、および「SCGE カードの取り付け」を参照してください。


) 電源シェルフを配線する前に、整流器、電源シェルフ、および電源のブレーカーとスイッチがすべてオフ(またはオープン)になっていることを確認してください。


必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

マルチメーター

フラットヘッド ドライバ(中)

ステップ

シャーシの電源をオンにする手順は次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に着用し、他端をシャーシ前面(SFC)側の ESD 接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属面に接続します。

ステップ 2 回路ブレーカーがすべてオフの位置になっていること、つまり、ON/OFF レバーが引き出されていることを確認します。AC 電力整流器の電源レバーが合計 6 つ、さらに AC 電源シェルフの電源レバーが 2 つ(各電源シェルフに1 つずつ)あります。

ステップ 3 すべての SFC が引き出された状態になっていて、バックプレーンから外れていることを確認します。

ステップ 4 保安接地線が接続され、ナットが 20 インチ ポンド(2.26 N-m)のトルク値で締められていることを確認します。

ステップ 5 次の抵抗値を確認します(図2-6 および図2-7 を参照)。

L1 から GND が 1 M Ω を超えている。

L2 から GND が 1 M Ω を超えている。

L3 から GND が 1 M Ω を超えている。

ステップ 6 各入力電源コードを 1 本ずつ接続し、その入力へのファシリティ ブレーカーをオンにします。

ステップ 7 L1 と L2、L2 と L3、L3 と L1 の間の電圧を測り、AC 電圧が 180 ~ 264 VAC であることを確認します。この電圧計測値を書きとめておきます。

ステップ 8 最初の電源シェルフへのファシリティ ブレーカーをオフの位置にします。2 つめの電源シェルフ用のファシリティ電源ブレーカーも同様にします。


注意 保安接地線が接続されていて、L1、L2、L3 の入力が電力位相に接続されていることを確認します。個別の電源から 2 つの AC 電源に給電できない場合は、信頼性を最大限に高めるために、代替電源シェルフ上の位相を回転させることを推奨します。

ステップ 9 最初の電源シェルフへのファシリティ ブレーカーをオンの位置にします。2 つめの電源シェルフ用のファシリティ電源ブレーカーも同様にします。

ステップ 10 電源シェルフの電源スイッチをオンの位置にします。

ステップ 11 上部電源シェルフ(PS0、図2-14 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。電源シェルフの電力整流器の電源スイッチがどれもオンになっていないこと、LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。

ステップ 12 上部電源シェルフ(PS0)の 1 つめの電力整流器(A0、図2-14 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。その電力整流器の前面パネルの「Power OK」LED がグリーンになり、他の LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。残りの 2 つの整流器(A1 と A2、図2-14 を参照)にも同じ手順を行います。

ステップ 13 下部電源シェルフ(PS1、図2-14 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。電源シェルフの電力整流器の電源スイッチがどれもオンになっていないこと、LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。

ステップ 14 下部電源シェルフ(PS1)の 1 つめの電力整流器(B0、図2-14 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。その電力整流器の前面パネルの「Power OK」LED がグリーンになり、他の LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。残りの 2 つの整流器(B1 と B2、図2-14 を参照)にも同じ手順を行います。

ステップ 15 すべての電力整流器、および両方の電源シェルフの電源スイッチをオフの位置にします。電力整流器の LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。

ステップ 16 すべてのボードをシャーシに挿入します( 第 4 章「ファブリック カードおよびカード コンポーネントの取り付けと取り外し」 を参照)。

ステップ 17 電源シェルフの電源スイッチをオンの位置にします。

ステップ 18 すべての電力整流器の電源スイッチをオンの位置にします。


) PEM と電源シェルフの電源は、任意の順序でオンにしてかまいません。


ステップ 19 各入力の電圧を計測し、その値をステップ 7 で書き留めた電圧値と比較します。電圧が 180 V ~ 264 V の範囲内であること、そして電圧降下が設置場所の許容範囲内にあることを確認します。


) SFC LED 情報については、第 4 章「ファブリック カードおよびカード コンポーネントの取り付けと取り外し」 またはそのカードのマニュアルの該当部分を参照してください。



 

シャーシの電源を完全に遮断するには、2 つの電源シェルフを両方とも電源断にする必要があります。それには、電源シェルフの電源スイッチのレバーを持ち上げて引き出し、オフの位置にします。シャーシの電源を完全にオフにするには、両方の電源シェルフを遮断する必要があります。


) シャーシから電源を完全に遮断するには、電源コードをすべて外してください。


表2-4 に、AC 電力整流器の LED のステータス ライトの意味を示します。

 

表2-4 AC 電力整流器の LED のステータス インジケータ ライト

LED の名称
機能または意味

PWR OK

グリーン

整流器モジュールは電源オンの状態で正常に動作しています。

FAULT

イエロー

その整流器で障害が検知されました。

AC FAIL

イエロー

ACが許容範囲外であるか、またはその整流器に AC 電力が入力されていません。

BREAKER TRIP

イエロー

整流器の電源スイッチがオフの位置になっています。

OT

イエロー

整流器は、加熱状態になり、シャットダウンが発生しました。

ILIM

イエロー

整流器は電流限界状態で動作しています。

DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源断

ここでは、DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源断の手順を説明します。シャーシの電源システムについての詳細は、「シャーシ電源の基本的な情報」および「DC 電源システム」を参照してください。準拠規格および安全性の詳細については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System 』を参照してください。

Cisco CRS-1 16 スロット FCC の各電源シェルフにはシェルフの電力を切るための個別の回路ブレーカーがあります。Cisco CRS-1 16 スロット FCC のシャーシ全体およびそのコンポーネントすべての電力をオン/オフする単一の電源スイッチはありません。両方の電源シェルフをオフにすると、電源シェルフの連関によってシャーシ全体の電力が遮断されます。電源シェルフ、電源モジュール、アラーム モジュール、ファン トレイなどシャーシのほとんどのコンポーネントは、システムの動作中にシャーシから取り外したり、シャーシに取り付けたりすることができます。


) 2 つの電源シェルフ回路ブレーカーのスイッチをオンにする方法でシャーシの電源をオンにできますが(すべての電力整流器の電源スイッチがオンの位置になっている場合)、この方法では、起動時に大きな電力サージが生じます。シャーシの電源のオンおよびオフは、次の手順で行うことを推奨します。


前提条件

この作業を行う前に、電源シェルフを取り付けて、配線を行い、PEM(DC 電源)、アラーム モジュール、2 ポートまたは 22 ポート SCGE カードを取り付ける必要があります。詳細は、「電源シェルフの取り付け」「電源モジュールの取り付け」「アラーム モジュールの取り付け」、および「SCGE カードの取り付け」を参照してください。


) 電源シェルフを配線する前に、PEM、電源シェルフ、および電源のブレーカーとスイッチがすべてオフ(またはオープン)になっていることを確認してください。


必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

マルチメーター

M6 ソケット レンチ

ステップ

シャーシの電源をオンにする手順は次のとおりです。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを手首に着用し、他端をシャーシ前面(SFC)側の ESD 接続ソケットまたはシャーシの塗装されていない金属面に接続します。

ステップ 2 回路ブレーカーがすべてオフの位置になっていること、つまり、電源レバーがすべて引き出されていることを確認します。DC PEM モジュールには合計 4 つの電源レバーがあります(4 つの DC PEM に 1 つずつ)。DC 電源シェルフには、2 つの電源レバーがあります(各電源シェルフに 1 つずつ)。

ステップ 3 すべての SFC が引き出された状態になっていて、バックプレーンから外れていることを確認します。

ステップ 4 保安接地線が接続され、ナットが 20 インチ ポンド(2.26 N-m)のトルク値で締められていることを確認します。

ステップ 5 次の抵抗値を確認します。

各入力のプラスとマイナスの電源端子間の抵抗が 90 K Ω を超えている。

各プラス端子とアースの間の抵抗が 10 M Ω を超えている。

各マイナス端子とアースの間の抵抗が 10 M Ω を超えている。

ステップ 6 各入力電源コードを 1 つずつ接続し、必ず 30 インチ ポンド(3.39 N-m)のトルク値でラグを締めます。

ステップ 7 その入力へのファシリティ ブレーカーをオンにします。

ステップ 8 入力端子ブロックで電圧を計測し、プラスとマイナスの端子間の DC 電圧が +42 ~ -72 VDC であることを確認します。この電圧計測値を書きとめておきます。

ステップ 9 施設のブレーカーのスイッチをオフの位置にします。


注意 DC 入力配線の極性が正しいことを確認します。極性を逆にして接続すると、機器が損傷することがあります。

注意 これはプラスのアース システムです。必ずプラスの銅線は +RTN 端子に、マイナスの銅線は -48 V 端子に接続してください。

ステップ 10 残りの 11 の入力ケーブルのそれぞれに、ステップ 6 ~ 9 を実行します。

ステップ 11 12 のファシリティ電源ブレーカーのスイッチをオンの位置にします。

ステップ 12 上部電源シェルフ(PS0、図2-14 を参照)の回路ブレーカーをオンの位置にします。電源シェルフの PEM がどれもオンになっていないことを確認します。LED はどれもアクティブになっていないはずです。

ステップ 13 上部電源シェルフ(PS0)の 1 つめの PEM(A0、図2-14 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。その PEM モジュールの前面パネルの「Power OK」LED がグリーンになり、他の LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。もう一方の PEM(A1、図2-14 を参照)にも同じ手順を行います。

ステップ 14 下部電源シェルフ(PS1、図2-14 を参照)の回路ブレーカーをオンの位置にします。電源シェルフの PEM がどれもオンになっていないことを確認します。LED はどれもアクティブになっていないはずです。

ステップ 15 下部電源シェルフ(PS1)の 1 つめの PEM(B0、図2-14 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。その PEM モジュールの前面パネルの「Power OK」LED がグリーンになり、他の LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。もう一方の PEM(B1、図2-14 を参照)にも同じ手順を行います。

ステップ 16 すべての PEM、および両方の電源シェルフの電源スイッチをオフの位置にします。PEM の LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。

ステップ 17 すべてのボードをシャーシに挿入します( 第 4 章「ファブリック カードおよびカード コンポーネントの取り付けと取り外し」 を参照)。

ステップ 18 電源シェルフの電源スイッチをオンの位置にします。

ステップ 19 PEM の電源スイッチをオンの位置にします。


) PEM と電源シェルフの電源は、任意の順序でオンにしてかまいません。


ステップ 20 各入力の電圧を計測し、ステップ 7 で書き留めた電圧と比較します。電圧降下が 960 mV(または最大許容電圧ロス)未満であることを確認します。


) SFC LED 情報については、第 4 章「ファブリック カードおよびカード コンポーネントの取り付けと取り外し」 またはそのカードのマニュアルの該当部分を参照してください。



 

シャーシの電源を完全に遮断するには、2 つの電源シェルフを両方とも電源断にする必要があります。それには、電源シェルフの電源スイッチのレバーを持ち上げて引き出し、オフの位置にします。シャーシの電源を完全にオフにするには、両方の電源シェルフを遮断する必要があります。


) シャーシから電源を完全に遮断するには、電源コードをすべて外してください。


次の表に、DC PEM の LED のステータス ライトの意味を示します。

 

表2-5 PEM LED のステータス インジケータ ライト

LED の名称
機能または意味

POWER OK

グリーン

PEM は電源オンの状態で正常に動作しています。

FAULT

イエロー

その PEM で障害が検知されました。

DC INPUT FAIL

イエロー

DC 入力が許容範囲外であるか、またはその PEM に DC 電力が入力されていません。

OT

イエロー

その PEM は、加熱状態になり、シャットダウンが発生しました。

BREAKER TRIP

イエロー

入力ブレーカーがオフの位置になっています。