Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム 16 スロット ラインカード シャーシ インストレーション ガイド
電源コンポーネントの取り付けと 取り外し
電源コンポーネントの取り付けと取り外し
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

電源コンポーネントの取り付けと取り外し

電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報

シャーシの電源に関する基本情報の詳細

補助装置のボンディングおよびアースに関する注意事項

DC 電源システム

入力電力表示 LED

DC 線の特徴

AC 電源システム

AC スター電源シェルフの配線

AC デルタ電源シェルフの配線

電源シェルフのコンポーネントの取り付けと取り外しおよびシャーシの電源投入と電源切断

AC スター電源シェルフの取り付け

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

AC スター電源シェルフの取り外し

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

AC デルタ電源シェルフの取り付け

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

AC デルタ電源シェルフの取り外し

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

AC 電力整流器の取り付け

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

AC 電力整流器の取り外し

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

DC 電源シェルフの取り付け

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

DC 電源シェルフの取り外し

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

DC PEM の取り付け

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

DC PEM の取り外し

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

アラーム モジュールの取り付け

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

アラーム モジュールの取り外し

前提条件

必要な工具と機器

手順

次の作業

AC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断

前提条件

必要な工具と機器

手順

DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断

前提条件

必要な工具と機器

手順

電源コンポーネントの取り付けと取り外し

この章では、Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システム 16 スロット ラインカード シャーシの電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しを行う方法について説明します。

この章では、次の内容について説明します。

「電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報」

「電源シェルフのコンポーネントの取り付けと取り外しおよびシャーシの電源投入と電源切断」

電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報

ここでは、電源シェルフ コンポーネントの概要を次の各項で説明します。

「シャーシの電源に関する基本情報の詳細」

「補助装置のボンディングおよびアースに関する注意事項」

「DC 電源システム」

「AC 電源システム」

シャーシの電源に関する基本情報の詳細

Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システム 16 スロット ラインカード シャーシは、AC 入力電源サブシステムまたは DC 入力電源サブシステムのいずれかで構成できます。設置場所の電源要件は、使用する供給電圧によって変わります。ルータの電源接続をプランニングする際には、次の注意事項と推奨事項に従ってください。

設置前に設置場所の電源をチェックし、クリーン電力が取得できることを確認します。電源は設置後も定期的にチェックしてください。必要に応じて、電源調整器を設置します。

雷および過電流による被害を避けるため、適切なアースを取り付けてください。


注意 シスコ製ルータは、Electromagnetic Compatibility(EMC; 電磁適合性)を満たすために、電源モジュールをすべて取り付けた状態で動作させる必要があります。

Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシを正常に動作させるには、少なくとも電源シェルフとそのコンポーネントを取り付ける必要があります。電源シェルフは2種類あります。AC シェルフと DC シェルフです。AC 電源シェルフは AC 整流器を格納し、DC 電源シェルフは DC Power Entry Module(PEM; 電源入力モジュール)を格納します。1 つのシャーシで同時に使用する電源シェルフは 1 種類だけにすることを推奨します。


警告 このユニットは複数の入力電源と接続されていることがあります。ユニットの電源を切るには、すべての接続を外す必要があります。


補助装置のボンディングおよびアースに関する注意事項

ルータ シャーシには、電源シェルフとの電源接続の一部として保護アース接続がありますが、セントラル オフィスのアース システムまたは内部機器のアース システムをルータ シャーシのボンディングおよびアース用レセプタクルに接続することもできます。シャーシ背面(MSC 側)パネルの上部、下部電源シェルフの左側に、アース用の穴が 2 つあります(図2-1 を参照)。このアース位置を Network Equipment Building System(NEBS)ボンディングおよびアース用接地スタッドともいいます。


) これらのボンディングおよびアース用接地レセプタクルは、補助的なボンディングおよびアース接続に関する Telcordia NEBS 要件を満たしています。ルータを設置する場所が NEBS 環境ではない場合、この注意事項を省略し、AC 入力および DC 入力電源シェルフの保護アース接続を利用してもかまいません。


図2-1 NEBS ボンディングおよびアースの位置

 

1

NEBS 補助ボンディングおよびアースの位置

アース位置は、カバー プレートに隠れています。カバー プレートを取り外すと、アース位置を示す表示があります。アース位置は 2 箇所用意されています。両方使用してもかまいませんが、NEBS アース要件を満たすために必要なのは 1 つだけです。

補助アースを適切に接続するには、次の部品が必要です。

1 つ以上のアース端子。0.625 ~ 0.750インチ(15.86 ~ 19.05 mm)間隔で 2 つの M6 ボルト穴があり、6 AWG 以上のマルチストランド銅線に対応する大きさのワイヤ レセプタクルを備えたものです。この端子は、DC 入力電源装置の導線に使用するものと同様です(図2-14 を参照)。このアース端子は、Panduit 社の製品など別途ご用意ください。

2 つ以上の M6 相当のロック ワッシャ付き 6 角穴付きボルト(ニッケル メッキされた真鍮製が最適)。これらのボルト、ロック ワッシャ、およびナットは、別途ご用意ください。

1 本以上のアース線。6 AWG 以上のより数の大きい銅線を推奨していますが、実際のワイヤ径および長さは、ルータを設置する位置および環境によって異なります。このアース線は別途ご用意ください。


) このシステムの DC 戻り線は、システムのフレームおよびシャーシから絶縁されていなければなりません(DC-I:絶縁型 DC 戻り線)。


DC 電源システム

Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシの DC 電源システムは、13,900 W をシャーシに供給します。DC 電源の各シャーシには、DC 電源シェルフが 2 つずつあり、2N の冗長性が得られます。各シェルフには入力電源コネクタがあります。各シェルフには、3 つの DC PEM があります。電源シェルフと PEM は現場交換可能です。各シェルフおよび PEM には個別の回路ブレーカーがあります。

Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシには、Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシ ミッドプレーンの 6 つの電源ゾーンすべてに冗長 DC 電力を供給するため、合計 12 の専用 60 A DC 入力電源接続が必要です(各 PEM モジュールに 2 つずつ)。Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシへの給電には、2 つの個別の冗長 -48 DCV バッテリ電源を用意することを推奨します。上部電源シェルフ(図1-3 の PS0)への 6 つの 60 A DC 入力部を 1 つのバッテリに接続し、下部電源シェルフ(図1-3 の PS1)への 6 つの入力部をもう 1 つのバッテリに接続してください。

Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに DC 入力電源シェルフおよび PEM が装備されているサイトの場合、次の注意事項に留意してください。

すべての電源接続配線は、National Electrical Code(NEC)および地域の電気規約に適合させる必要があります。

各 DC 入力 PEM 接続は定格 60 A(最大)です。PEM 接続ごとに専用の同一定格の DC 電源が必要です。

PEM ごとに、48 VDC 入力が 2 つずつ必要です。したがって、1 つの PEM で 4 線(2 ペア)、1 つの電源シェルフで合計 12 線(6 ペア)が必要です。さらに、シェルフ アース線が 1 つ必要です。

DC 電源コードには、同一定格の、ストランド数の大きいより銅線ケーブルを推奨します。DC PEM ごとに 48 VDC 入力が 2 つずつ必要です。したがって、1 つの PEM に 4 線、各電源シェルフに合計 12 線(6 ペア)が必要です。さらに、アース線も必要です。コードの長さは、ルータの位置によって決まります。これらのコードは別途ご用意ください。

DC 電源コードは、電源シェルフ側の端子で終端させる必要があります。端子は 2 穴とし、0.625 インチ(15.88 mm)間隔の M6 端子に合うものでなければなりません(Panduit 部品番号 LCD6-14A-L など)(図2-2 を参照)。

図2-2 DC 電源コードの端子

 

図2-3 に、一般的な入力 DC 電源の配電方式を示します。アース線がシェルフの左端になります。電線およびアース線のコネクタのネジ締めトルクは 20 in.-lb(2.26 N-m)です。アース線コネクタのネジ締めトルクは 4-in.-lb(0.46 N-m)です。

入力 DC 電源コード導線の色分け規則は、設置場所の DC 電源の色分け規則によって決まります。通常、緑または緑/黄は、アース線を表します。入力 DC の配線に関しては、標準のカラー コードがないので、プラス(+)およびマイナス(-)の極性に注意して、DC 入力電源シェルフの端子に電源コードを接続してください。

入力 DC ケーブルの導線に、プラス(+)またはマイナス(-)のラベルが付いている場合があります。ラベルに示された極性でほぼ間違いありませんが、念のために DC 線間の電圧を測定し、極性を確認する必要があります。この測定を行うときは、プラス(+)線およびマイナス(-)線を電源シェルフの(+)および(-)ラベルと一致させなければなりません。


注意 DC 入力 PEM には、逆極性を検出したときに、PEM のブレーカーを切断する回路が組み込まれています。逆極性が原因で損傷することはありませんが、逆極性の状態はただちに解消する必要があります。

図2-3 DC 電源シェルフの配線

 

 

表2-1 DC 入力電流および電圧

公称入力電圧

48、60 VDC(範囲:-42 ~ -75 VDC)

入力線電流

-48 VDC で 50 A(最大)
-60 VDC で 40 A(最大)

突入電流

75 VDC で 168 A(ピーク時)
(1 ミリ秒の最大値)


) 電源シェルフを配線するときには、アース線を最初に取り付けてください。配線を取り外す場合は、アース線を最後に取り外してください。アース線取り付けのトルクは 30 in.-lb(3.39 N-m)です。


電源シェルフの各配線ブロックには、2 組の端子(プラスとマイナスが 1 つずつ)があり、電源シェルフに取り付けられたプラスチック製ブロック カバーで覆われています。各配線ブロックのネジ締めトルクは 4 ~ 5 in.-lb(0.46 ~ 0.58 N-m)です。配線の作業を行う前に、ブロック カバーを取り外すか、または回して邪魔にならないようにする必要があります。ブロック カバーには溝があり、片方しか配線できないようになっています。配線の向きを逆にする場合は、ブロック カバーを取り外し、逆にして取り付けてください。

入力電力表示 LED

DC 入力電力表示 LED は、入力端子接続を介して電圧が存在することを保守担当者に示します(図2-4 を参照)。LED によって、保守担当者に電力が存在することを警告します。


) 入力電源接続の保守を行う前に、電源接続を切断する必要があります。


図2-4 入力電力表示 LED

 

入力電力表示 LED は入力電圧が -20 VDC に達すると点灯し始め、電圧の上昇とともに LED の明るさが増します。入力電圧が -38 VDC に達すると、入力電力表示 LED は最も明るくなります。


注意 入力電圧が逆極性の場合、または LED 回路が損傷している場合、LED は点灯しません。この場合、保守担当者は装置を取り扱う前に、危険電圧を確認する必要があります。

DC 線の特徴

信号劣化を防ぐためには、導体が十分大きく、そのインピーダンスによって発生する電圧降下が基準電圧の 2% 以上にならないことが必要です。また保護アース線も、-48 VDC 戻り線が損傷した場合に全電流を流せるだけの太さが必要です。後者の要件は、安全のためです。スイッチの保護アース接地と -48 VDC 戻り線の導体を同じサイズとすることで、障害に対する冗長性を完全にすることができます。

設置場所の準備では、適切なワイヤ サイズと絶縁体を選択する必要があります。配電のプランニング時に、電圧降下と温度上昇が適切となるようあらかじめ計算を行う必要があります。

さまざまな長さの銅線について、電圧降下を許容範囲内にするためのワイヤ ゲージを 表2-2 に示します。各ワイヤ ゲージについて 1000 フィートの銅線の抵抗値を 表2-3 に示します。これらはプランニングの目的で使用するもので、現地の法律や規約によりさらに制限される場合があります。

表2-2 は、さまざまなワイヤ長および DC 銅線のワイヤ ゲージです。計測単位は、American Wire Gauge(AWG)です。

 

表2-2 電流負荷に対する銅線の長さとワイヤ ゲージ

DC 電流
(アンペア)
25 フィート
50 フィート
75 フィート
100 フィート
150 フィート
200 フィート
400 フィート

5 A

18 AWG

14 AWG

14 AWG

12 AWG

10 AWG

8 AWG

6 AWG

10 A

14 AWG

12 AWG

10 AWG

8 AWG

8 AWG

6 AWG

2 AWG

15 A

14 AWG

10 AWG

8 AWG

8 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

20 A

12 AWG

8 AWG

8 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

0 AWG

25 A

12 AWG

8 AWG

6 AWG

4 AWG

4 AWG

2 AWG

0 AWG

30 A

10 AWG

8 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

2 AWG

00 AWG

35 A

10 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

2 AWG

1 AWG

000 AWG

40 A

8 AWG

6 AWG

2 AWG

2 AWG

2 AWG

0 AWG

000 AWG

45 A

8 AWG

6 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

0 AWG

0000 AWG

50 A

8 AWG

4 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

00 AWG

なし

55 A

8 AWG

4 AWG

2 AWG

2 AWG

0 AWG

00 AWG

なし

60 A

8 AWG

4 AWG

2 AWG

2 AWG

0 AWG

00 AWG

なし

65 A

6 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

0 AWG

000 AWG

なし

70 A

6 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

00 AWG

000 AWG

なし

75 A

6 AWG

4 AWG

2 AWG

1 AWG

00 AWG

000 AWG

なし

100 A

4 AWG

2 AWG

1 AWG

00 AWG

000 AWG

なし

なし

表2-3 に、銅線のワイヤ ゲージと抵抗値の相関関係(ワイヤ 1000 フィートあたりの Ω 値)を示します。

 

表2-3 銅線のワイヤ ゲージと抵抗値

ワイヤ ゲージ(AWG)
ワイヤ 1000 フィートあたりの Ω 値

0000 AWG

0.0489

000 AWG

0.0617

00 AWG

0.0778

0 AWG

0.098

1 AWG

0.1237

2 AWG

0.156

3 AWG

0.1967

4 AWG

0.248

5 AWG

0.3128

6 AWG

0.3944

7 AWG

0.4971

8 AWG

0.6268

9 AWG

0.7908

10 AWG

0.9968

11 AWG

1.257

12 AWG

1.5849

13 AWG

1.9987

14 AWG

2.5206

15 AWG

3.1778

16 AWG

4.0075

17 AWG

5.0526

18 AWG

6.3728

19 AWG

8.0351

20 AWG

10.1327

21 AWG

12.7782

22 AWG

16.1059


表2-2表2-3 は参考情報です。少なくとも 50 A の DC 銅線および 6 AWG ワイヤの使用を推奨します。


AC 電源システム

Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシの AC 電源システムは、13,200 W をシャーシに供給します。AC 電源で稼動する各シャーシには、2N の冗長性を得るために、AC 電源シェルフが 2 つずつ必要です。各シェルフには入力電源コネクタがあります。各電源シェルフは、フィールド交換可能な AC/DC 整流器を 3 台サポートします。AC/DC 整流器は、200 ~ 240 VAC を Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシが使用する -54.5 VDC に変換します。


) 同じ AC 整流器が Fabric Card Chassis(FCC; ファブリック カード シャーシ)と Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシで使用されていますが、AC 電源シェルフは若干異なります。FCC では、AC 電源シェルフ バックプレーンのジャンパは PS1 と PS2 の電流を 26 A に制限しますが、Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシにはジャンパがないので PS1 と PS2 の電流は 40 A です。


2 種類の 3 相 AC 電源シェルフは、AC デルタまたは AC スターの入力構成による配電が可能です。AC 電源シェルフの形式ごとにシスコの部品番号が異なるので、スター構成とデルタ構成を区別できます。Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシの AC 接続は、AC 電源シェルフ(スターまたはデルタ構成としてあらかじめ配線済み)の端子ブロックで行います。すべてのシャーシで同じタイプの電源シェルフを 2 つ使用します。つまり、デルタ AC 電源シェルフを 2 つ使用するか、またはスター AC 電源シェルフを 2 つ使用します。

AC スター電源シェルフには、スター 3 相 5 線のコネクタがあります。このコネクタは、200 ~ 240(L-N)/346 ~ 415(L-L)VAC、3W+N+PE、50 ~ 60 Hz、25 Aです。冗長動作には、40 A(北米)または 32 A(その他の国)の 3 相スター分岐回路が 2 つ必要です。各電源シェルフには電源コネクタが 1 つ必要です。


) スター電源用のシェルフ間の位相の回転によって、位相障害に対する冗長性が強化されます。


AC デルタ電源シェルフには、デルタ 3 相 4 線のコネクタがあります。 このコネクタは、200 ~ 240 VAC、3 相、3W+PE、42 A、50 ~ 60 Hz です。冗長動作には、3 相 デルタ 60 A の分岐回路が 2 つ必要です。各電源シェルフには電源コネクタが 1 つ必要です。


) 電源シェルフの電源コードは、未接続の状態で納品されます。


AC スター電源シェルフの配線

AC スター電源シェルフには、IEC 60309 プラグ付きの 5 線スター コード(定格 415V/32A、IP44、3W+N+PE、長さ 4 m)が付属しています。この電源シェルフには対応する 5 本の導線が付いており、そのうち 3 本がアクティブ(ホット)、1 本がニュートラル、1 本がアースです。図2-5 に、AC スター電源シェルフの配線を示します。

図2-5 AC スター電源シェルフの配線

 

 

1

リード 1(L1)

4

リード 4(L4、ニュートラル)

2

リード 2(L2)

5

アース

3

リード 3(L3)


) L1、L2、および L3 は、ニュートラル(4)または保安接地(5)に接続していないので、線の特定の色とは対応していません。



) 同じ相の停止によりシステムの可用性が低下しないようにするため、2 つの電源シェルフの L1、L2、および L3 の接続位置のパターンを 1 つずつずらして変えるよう推奨します。


電線およびアース線のコネクタのネジ締めトルクは 20 in.-lb(2.26 N-m)です。ワイヤリング ブロック コネクタのネジ締めトルクは、9 in.-lb(1.04 N-m)です。


) 電源シェルフを配線するときには、アース線を最初に接続してください。


AC スター電源シェルフを配線するには、次の手順に従います。


ステップ 1 シェルフには電源コード用の配線穴が 2 箇所にあります。使用するコードに合った配線穴を選択し、必要に応じてノックアウト プラグを取り外します。

ステップ 2 未使用の配線穴にノックアウト プラグを差し込みます。

ステップ 3 ワイヤの端から絶縁層を取り除きます。

ステップ 4 ケーブル ブッシュのロックナットを締めます。

ステップ 5 アースから M6 ナットを取り外し(通常は緑のワイヤがアース線)、アース線を取り付け、ナットを 20 in.-lb のトルクで締めます(アース線には丸型コネクタが付いている)。

ステップ 6 ニュートラルのワイヤを選択します。通常は白がニュートラルです。必ずテスターを使用して連続性チェックを行い、ニュートラル ピン(プラグに「N」というラベルが付いているピン)がニュートラル ワイヤに接続されていることを確認します。

ステップ 7 両方のネジをゆるめてニュートラルのワイヤを差し込んでネジを締めます。

ステップ 8 ステップ 6 と同じ方法でアクティブなワイヤ 3 本を接続します。


 

AC デルタ電源シェルフの配線

AC デルタ電源シェルフには、IEC 60309 プラグ付きの 4 線デルタコード(定格 250V/60A、IP67、3W+PE、長さ 4 m)が付属しています。図2-6 に、AC デルタ電源シェルフの配線を示します。

図2-6 AC デルタ電源シェルフの配線

 

 

1

リード 1(L1)

3

リード 3(L3)

2

リード 2(L2)

4

アース


) L1、L2、および L3 は、ニュートラルまたは保安接地(4)に接続していないので、線の特定の色とは対応していません。



) 同じ相の停止によりシステムの可用性が低下しないようにするため、2 つの電源シェルフの L1、L2、および L3 の接続位置のパターンを 1 つずつずらして変えるよう推奨します。


電線およびアース線のコネクタのネジ締めトルクは 20 in.-lb(2.26 N-m)です。ワイヤリング ブロック コネクタのネジ締めトルクは、9 in.-lb(1.04 N-m)です。


) 電源シェルフを配線するときには、アース線を最初に接続してください。


AC デルタ電源シェルフを配線するには、次の手順に従います。


ステップ 1 シェルフには電源コード用の配線穴が 2 箇所にあります。使用するコードに合った配線穴を選択し、必要に応じてノックアウト プラグを取り外します。

ステップ 2 未使用の配線穴にノックアウト プラグを差し込みます。

ステップ 3 ワイヤの端から絶縁層を取り除きます。

ステップ 4 ケーブル ブッシュのロックナットを締めます。

ステップ 5 アースから M6 ナットを取り外し(通常は緑のワイヤがアース線)、アース線を取り付け、ナットを 20 in.-lb(2.26 N-m)のトルクで締めます(アース線には丸型コネクタが付いている)。

ステップ 6 各ワイヤの両方のネジをゆるめアクティブなワイヤを差し込んで、ネジを締めます。


) ネジをゆるめ過ぎないように注意してください。ゆるめ過ぎると抜け落ちます。



 

電源シェルフに関するその他の詳細は、『 Cisco CSR-1 Series Carrier Routing System Description 』、または本マニュアル内の 付録 A「Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシの仕様」 を参照してください。

電源シェルフのコンポーネントの取り付けと取り外しおよびシャーシの電源投入と電源切断

ここでは次の手順について説明します。

「AC スター電源シェルフの取り付け」

「AC スター電源シェルフの取り外し」

「AC デルタ電源シェルフの取り付け」

「AC デルタ電源シェルフの取り外し」

「AC 電力整流器の取り付け」

「AC 電力整流器の取り外し」

「DC 電源シェルフの取り付け」

「DC 電源シェルフの取り外し」

「DC PEM の取り付け」

「DC PEM の取り外し」

「アラーム モジュールの取り付け」

「アラーム モジュールの取り外し」

「AC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断」

「DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断」

AC スター電源シェルフの取り付け

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに AC スター電源シェルフを取り付ける方法について説明します。2 種類の AC 電源タイプの相違は、「AC 電源システム」を参照してください。適合規格および安全性の詳細については、『 Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。

AC スター電源シェルフは、3 つの AC 整流器、アラーム モジュール、および配電接続と配線を格納します。図2-7 に示すように、この電源シェルフは前面(PLIM 側)から Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに取り付け、シャーシの電源インターフェイス コネクタ パネルに接続します。

図2-7 AC スター電源シェルフ

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

フラットヘッド ドライバ(中)

AC スター電源シェルフ(シスコ製品番号:CRS-16-LCC-PS-ACD=)

手順

AC スター電源シェルフを取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 シェルフの電源スイッチがオフになっていることを確認します。

ステップ 3 レバー ハンドルは出荷時には締められています。レバー ハンドルの固定を外していない場合は、外します。

ステップ 4 装置を底面で支え、一方の側面を持ってバランスを取りながら、AC 電源シェルフを持ち上げてスライドさせ、シャーシの電源シェルフ スロットの 1 つに入れます。


注意 空の AC 入力電源シェルフの重量は約 36 ポンド(16.3 kg)です。ラックマウント方式のシャーシは高さがあるので、電源シェルフを持ち上げたり取り外したりする際は特に注意してください。けがを防ぐため、背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両脚に力を込めて持ち上げてください。また、急に体をひねったり、横に移動したりするような動きは避けてください。電源シェルフの取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 5 電源シェルフをスライドさせて完全にシャーシに入れ、レバー ハンドルを持ち上げてトレイを所定の位置にロックします。

ステップ 6 ドライバを使用して、電源シェルフの前面パネルにあるレバーのネジ 2 本を時計回りに回し、電源シェルフをスロットにしっかりと装着します。

ステップ 7 ドライバを使用して、電源シェルフ内部にある非脱落型ネジ 4 本を時計回りに回し、シャーシの側面にしっかりと固定します。

ステップ 8 電源シェルフをすべて取り付けて配線し、電力整流器を取り付けたら、シェルフの電源スイッチをオンの位置に合わせます。


 

次の作業

この作業の後、AC 電源コードの接続(AC 電源システム参照)、電力整流器の取り付け(AC 電力整流器の取り付け参照)、アラーム モジュールの取り付け(アラーム モジュールの取り付け参照)を行ってから、前面(PLIM 側)の外装カバーを元に戻します。

AC スター電源シェルフの取り外し

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシから AC スター電源シェルフを取り外す方法について説明します。2 種類の AC 電源タイプの相違は、「AC 電源システム」を参照してください。適合規格および安全性の詳細については、『 Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。

AC スター電源シェルフは、3 つの AC 整流器、アラーム モジュール、および配電接続と配線を格納します。図2-8 に示すように、この電源シェルフは前面(PLIM 側)から Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに取り付け、シャーシの電源インターフェイス コネクタ パネルに接続します。

図2-8 AC スター電源シェルフ

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外し、取り外すシェルフに格納されている電力整流器とアラーム モジュールを電源を切ってから取り外したあと、電源配線を取り外します。詳細は、「DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断」「AC 電力整流器の取り外し」「アラーム モジュールの取り外し」および「AC 電源システム」を参照してください。

必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

フラットヘッド ドライバ(中)

手順

AC スター電源シェルフを取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 電源から AC 電源コードを外します。

ステップ 3 シェルフの電源スイッチをオフにします。

ステップ 4 取り外すシェルフから、AC 電力整流器を 3 つすべて取り外します。

ステップ 5 アラーム モジュールを取り外します。

ステップ 6 ドライバを使用して、電源シェルフ内部にある非脱落型ネジ 4 本(各側面に 2 本ずつ)を反時計回りに回してゆるめます。

ステップ 7 ドライバを使用して、電源シェルフの前面パネルにあるレバーのネジ 2 本を反時計回りに回してゆるめます。

ステップ 8 両手でレバー ハンドルを下に引き、電源シェルフをゆっくりとスライドさせてシャーシのスロットから出します。電源シェルフを慎重に脇に置きます。


注意 空の AC 入力電源シェルフの重量は約 36 ポンド(16.3 kg)です。ラックマウント方式のシャーシは高さがあるので、電源シェルフを持ち上げたり取り外したりする際は特に注意してください。けがを防ぐため、背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両脚に力を込めて持ち上げてください。また、急に体をひねったり、横に移動したりするような動きは避けてください。電源シェルフの取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。


 

次の作業

この作業の後、電力整流器の取り付け(AC 電力整流器の取り付け参照)とアラーム モジュールの取り付け(アラーム モジュールの取り付け参照)を行ってから、前面(PLIM 側)の外装カバーを元に戻します。

AC デルタ電源シェルフの取り付け

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに AC デルタ電源シェルフを取り付ける方法について説明します。2 種類の AC 電源タイプの相違は、「AC 電源システム」を参照してください。適合規格および安全性の詳細については、『 Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。

AC デルタ電源シェルフは、3 つの AC 整流器、アラーム モジュール、および配電接続と配線を格納します。図2-9 に示すように、この電源シェルフは前面(PLIM 側)から Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに取り付け、シャーシの電源インターフェイス コネクタ パネルに接続します。

図2-9 AC デルタ電源シェルフ

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

フラットヘッド ドライバ(中)

AC デルタ電源シェルフ(シスコ製品番号 CRS-16-LCC-PS-ACW=)

手順

AC デルタ電源シェルフを取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 シェルフの電源スイッチがオフになっていることを確認します。

ステップ 3 レバー ハンドルは出荷時には締められています。レバー ハンドルの固定を外していない場合は、外します。

ステップ 4 装置を底面で支え、一方の側面を持ってバランスを取りながら、AC 電源シェルフを持ち上げてスライドさせ、シャーシの電源シェルフ スロットの 1 つに入れます。


注意 空の AC 入力電源シェルフの重量は約 36 ポンド(16.3 kg)です。ラックマウント方式のシャーシは高さがあるので、電源シェルフを持ち上げたり取り外したりする際は特に注意してください。けがを防ぐため、背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両脚に力を込めて持ち上げてください。また、急に体をひねったり、横に移動したりするような動きは避けてください。電源シェルフの取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 5 電源シェルフをスライドさせて完全にシャーシに入れ、レバー ハンドルを持ち上げてトレイを所定の位置にロックします。

ステップ 6 ドライバを使用して、電源シェルフの前面パネルにあるレバーのネジ 2 本を時計回りに回し、電源シェルフをスロットにしっかりと装着します。

ステップ 7 ドライバを使用して、電源シェルフ内部にある非脱落型ネジ 4 本を時計回りに回し、シャーシの側面にしっかりと固定します。

警告 大きな漏洩電流があります。電源を接続する前に、必ずアースを接続してください。

ステップ 8 電源シェルフをすべて取り付けて配線し、電力整流器を取り付けたら、シェルフの電源スイッチをオンの位置に合わせます。


 

次の作業

この作業の後、AC 電源コードの接続(AC 電源システム参照)、電力整流器の取り付け(AC 電力整流器の取り付け参照)、アラーム モジュールの取り付け(アラーム モジュールの取り付け参照)を行ってから、前面(PLIM 側)の外装カバーを元に戻します。

AC デルタ電源シェルフの取り外し

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシから AC デルタ電源シェルフを取り外す方法について説明します。2 種類の AC 電源タイプの相違は、「AC 電源システム」を参照してください。AC 電源シェルフと DC 電源シェルフの違いの詳細については、「電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報」を参照してください。適合規格および安全性の詳細については、『 Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。

AC デルタ電源シェルフは、3 つの AC 整流器、アラーム モジュール、および配電接続と配線を格納します。図2-10 に示すように、この電源シェルフは前面(PLIM 側)から Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに取り付け、シャーシの電源インターフェイス コネクタ パネルに接続します。

図2-10 AC デルタ電源シェルフ

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外し、取り外すシェルフに格納されている電力整流器とアラーム モジュールを電源を切ってから取り外したあと、電源配線を取り外します。詳細は、「DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断」「AC 電力整流器の取り外し」「アラーム モジュールの取り外し」および「AC 電源システム」を参照してください。

必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

フラットヘッド ドライバ(中)

手順

AC デルタ電源シェルフを取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 電源から AC 電源コードを外します。

ステップ 3 シェルフの電源スイッチをオフにします。

ステップ 4 取り外すシェルフから、AC 電力整流器を 3 つすべて取り外します。

ステップ 5 アラーム モジュールを取り外します。

ステップ 6 ドライバを使用して、電源シェルフ内部にある非脱落型ネジ 4 本(各側面に 2 本ずつ)を反時計回りに回してゆるめます。

ステップ 7 ドライバを使用して、電源シェルフの前面パネルにあるレバーのネジ 2 本を反時計回りに回してゆるめます。

ステップ 8 両手でレバー ハンドルを下に引き、電源シェルフをゆっくりとスライドさせてシャーシのスロットから出します。電源シェルフを慎重に脇に置きます。


注意 空の AC 入力電源シェルフの重量は約 36 ポンド(16.3 kg)です。ラックマウント方式のシャーシは高さがあるので、電源シェルフを持ち上げたり取り外したりする際は特に注意してください。けがを防ぐため、背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両脚に力を込めて持ち上げてください。また、急に体をひねったり、横に移動したりするような動きは避けてください。電源シェルフの取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。


 

次の作業

この作業が終わったら、前面(PLIM 側)の外装カバーを取り付けます。

AC 電力整流器の取り付け

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに AC 電力整流器を取り付ける方法について説明します。適合規格および安全性の詳細については、『 Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。

図2-11に示すように、AC 電力整流器は、施設の AC 電源を DC 電源に変換してシャーシ内のカードとモジュールに電源を供給する AC 電源装置です。整流器は、AC 電源シェルフ(デルタまたはスターのいずれか)から設備の AC 電源を取得、AC を DC に整流、フィルタおよび制御回路の提供、ステータス信号を提供、DC 電源を A または B の Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシのバス バーに供給するといった機能を持ちます。各 AC 整流器には専用の内蔵冷却ファンが備わっており、各ファンはモジュールに空気を取り込みます。

図2-11 AC 電力整流器

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

AC 電力整流器(シスコ製品番号 CRS-16-AC-RECT=)

手順

AC 電力整流器を取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 電源スイッチをオフにします。

ステップ 3 電力整流器のイジェクト レバーを上げて、電力整流器の前面プレートから遠ざけるように回転させます。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、電力整流器を電源シェルフ ベイに差し込む際に過度な力を加えないでください。

ステップ 4 両手で電力整流器を支えてガイドに合わせ、電力整流器背面のコネクタが電源シェルフのバックプレーンにあるコネクタに触れるまで、電力整流器をスライドさせて電源シェルフに入れます。


注意 AC 入力電力整流器の重量は約 19 ポンド(8.6 kg)です。電力整流器は重く電源シェルフの位置が高いので、電力整流器を取り扱う際には両手を使ってください。整流器の取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 5 イジェクト レバーを回転させてスロットを電源シェルフの底面に引っ掛けて固定し、電力整流器を電源シェルフのバックプレーンに装着します。続いて、電力整流器の前面プレートと同一平面になるまでイジェクト レバーを押します。イジェクト レバーが所定の位置にロックされると、カチッという音がします。

ステップ 6 整流器の前面下部にある電源タブを押して、オンにします。


 

次の作業

この作業が終わったら、前面(PLIM 側)の外装カバーを取り付けます。

AC 電力整流器の取り外し

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシから AC 電力整流器を取り外す方法について説明します。適合規格および安全性の詳細については、『 Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。

図2-12に示すように、AC 電力整流器は、施設の AC 電源を DC 電源に変換してシャーシ内のカードとモジュールに電源を供給する AC 電源装置です。整流器は、AC 電源シェルフ(デルタまたはスターのいずれか)から設備の AC 電源を取得、AC を DC に整流、フィルタおよび制御回路の提供、ステータス信号を提供、DC 電源を A または B の Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシのバス バーに供給するといった機能を持ちます。各 AC 整流器には専用の内蔵冷却ファンが備わっており、各ファンはモジュールに空気を取り込みます。

図2-12 AC 電力整流器

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

手順

AC 電力整流器を取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 整流器の前面下部にある電源タブを引き、オフの位置にします。

ステップ 3 整流器上部のイジェクト レバーのリリース ボタンを押して、イジェクト レバーを外します。

ステップ 4 イジェクト レバーを電力整流器前面プレートから遠ざけるように回転させて、電力整流器を電源シェルフのバックプレーン コネクタから外します。


) イジェクト レバーを引き出すと、電源シェルフのバックプレーン コネクタから電力整流器が物理的にイジェクトされるだけでなく、内部マイクロスイッチが切り替わり、電力整流器内部の電源も遮断されます。


ステップ 5 電力整流器のハンドルを持って、電力整流器をベイから半分引き出します。電力整流器を引き出す際には、イジェクト レバーを持たず、必ずハンドルだけを持つようにしてください。


注意 AC 入力電力整流器の重量は約 19 ポンド(8.6 kg)です。電力整流器は重く電源シェルフの位置が高いので、電力整流器を取り扱う際には両手を使ってください。整流器の取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 6 空いている方の手で電力整流器を支えながら、電力整流器をスライドさせて完全にベイから出し、慎重に脇に置きます。


 

次の作業

この作業が終わったら、前面(PLIM 側)の外装カバーを取り付けます。

DC 電源シェルフの取り付け

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに DC 電源シェルフを取り付ける方法について説明します。AC 電源シェルフと DC 電源シェルフの違いの詳細については、「電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報」を参照してください。適合規格および安全性の詳細については、『 Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。

DC 電源シェルフは、3 つの DC PEM、アラーム モジュール、および配電接続と配線を格納します。この電源シェルフは前面(PLIM 側)から Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに取り付け、シャーシの電源インターフェイス コネクタ パネルに接続します。

図2-13 DC 電源シェルフ

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

フラットヘッド ドライバ(中)

DC 電源シェルフ(シスコ製品番号:CRS-16-LCC-PS-DC=)

手順

DC 電源シェルフを取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 シェルフの電源スイッチがオフになっていることを確認します。

ステップ 3 レバー ハンドルは出荷時には締められています。レバー ハンドルの固定を外していない場合は、外します。

ステップ 4 レバー ハンドルを両手でしっかり持ち、DC 電源シェルフを持ち上げてスライドさせ、シャーシの電源シェルフ スロットの 1 つに入れます。


注意 空の DC 入力電源シェルフの重量は約 38 ポンド(17.2 kg)です。ラックマウント方式のシャーシは高さがあるので、電源シェルフを持ち上げたり取り外したりする際は特に注意してください。けがを防ぐため、背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両脚に力を込めて持ち上げてください。また、急に体をひねったり、横に移動したりするような動きは避けてください。電源シェルフの取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 5 電源シェルフをスライドさせて完全にシャーシに入れ、レバー ハンドルを持ち上げてトレイを所定の位置にロックします。

ステップ 6 ドライバを使用して、電源シェルフの前面パネルにあるレバーのネジ 2 本を時計回りに回し、電源シェルフをスロットにしっかりと装着します。

ステップ 7 ドライバを使用して、電源シェルフ内部にある非脱落型ネジ 4 本を時計回りに回し、シャーシの側面にしっかりと固定します。


 

次の作業

この作業の後、DC 電源シェルフの配線(補助装置のボンディングおよびアースに関する注意事項参照)、PEM の取り付け(DC PEM の取り付け参照)、アラーム モジュールの取り付け(アラーム モジュールの取り付け参照)を行ってから、前面(PLIM 側)の外装カバーを元に戻します。電源シェルフをすべて取り付けて配線し、PEM を取り付けたら、シェルフの電源スイッチをオンの位置に合わせます。

DC 電源シェルフの取り外し

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシから DC 電源シェルフを取り外す方法について説明します。AC 電源シェルフと DC 電源シェルフの違いの詳細については、「電源シェルフ コンポーネントの取り付けと取り外しに関する情報」を参照してください。適合規格および安全性の詳細については、『 Cisco CRS-1 Carrier Routing System Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。

DC 電源シェルフは、3 つの DC PEM、アラーム モジュール、および配電接続と配線を格納します。この電源シェルフは前面(PLIM 側)から Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに取り付け、シャーシの電源インターフェイス コネクタ パネルに接続します。

図2-14 DC 電源シェルフ

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外し、シェルフの電源を切ってから電源シェルフの配線を外し、取り外すシェルフに格納されている PEM とアラーム モジュールを取り外します。詳細は、「DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断」「補助装置のボンディングおよびアースに関する注意事項」「DC PEM の取り外し」および「アラーム モジュールの取り外し」を参照してください。


警告 以下の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。


必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

フラットヘッド ドライバ(中)

M6 六角ソケット ドライバ

手順

DC 電源シェルフを取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 シェルフの電源スイッチをオフにします。

ステップ 3 電源の主切断でシェルフの電源を切ります。

ステップ 4 シェルフから配線を取り外します。


) アース線は最後に外してください。


ステップ 5 取り外すシェルフから、DC PEM を両方とも取り外します。

ステップ 6 アラーム モジュールを取り外します。

ステップ 7 ドライバを使用して、電源シェルフ内部にある非脱落型ネジ 4 本(各側面に 2 本ずつ)を反時計回りに回してゆるめます。

ステップ 8 ドライバを使用して、電源シェルフの前面パネルにあるレバーのネジ 2 本を反時計回りに回してゆるめます。

ステップ 9 両手でレバー ハンドルを下に引き、電源シェルフをゆっくりとスライドさせてシャーシのスロットから出します。シェルフの電源コードをシャーシに通すときは注意してください。電源シェルフを慎重に脇に置きます。


注意 空の DC 入力電源シェルフの重量は約 38 ポンド(17.2 kg)です。ラックマウント方式のシャーシは高さがあるので、電源シェルフを持ち上げたり取り外したりする際は特に注意してください。けがを防ぐため、背筋をまっすぐ伸ばし、背中ではなく両脚に力を込めて持ち上げてください。また、急に体をひねったり、横に移動したりするような動きは避けてください。電源シェルフの取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。


 

次の作業

この作業が終わったら、前面(PLIM 側)の外装カバーを取り付けます。

DC PEM の取り付け

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシに DC PEM を取り付ける方法について説明します。適合規格および安全性の詳細については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System 』を参照してください。

図2-15 に示す DC PEM には、DC 電源シェルフから施設の DC 電源の取り入れ、フィルタおよび保護回路の提供、Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシの A または B のバス バーに DC 電源を供給するといった機能があります。

図2-15 DC PEM

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

DC PEM(シスコ製品番号 CRS-16-DC-PEM=)

手順

DC PEM を取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 PEM の電源スイッチがオフになっていることを確認します。

ステップ 3 PEM のイジェクト レバーを上げて、PEM 前面プレートから遠ざけるように回転させます。


注意 電源シェルフのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、PEM を電源シェルフ ベイに差し込む際に過度な力を加えないでください。

ステップ 4 両手で PEM を支えてガイドに合わせ、PEM 背面のコネクタが電源シェルフのバックプレーンにあるコネクタに触れるまで、PEM をスライドさせて電源シェルフに入れます。


注意 DC 入力 PEM の重量は約 18 ポンド(8.2 kg)です。PEM は重く電源シェルフの位置が高いので、PEM を取り扱う際には両手を使ってください。PEM の取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 5 イジェクト レバーを回転させ、スロットを電源シェルフの底面に引っ掛けて固定し、PEM を電源シェルフのバックプレーンに装着します。続いて、PEM の前面プレートと同一平面になるまでイジェクト レバーを押します。イジェクト レバーが所定の位置にロックされると、カチッという音がします。

ステップ 6 PEM の前面下部にある電源タブを押して、オンの位置にします。


 

次の作業

この作業が終わったら、前面(PLIM 側)の外装カバーを取り付けます。

DC PEM の取り外し

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシから DC PEM を取り外す方法について説明します。適合規格および安全性の詳細については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System 』を参照してください。

図2-16 に示す DC PEM には、DC 電源シェルフから施設の DC 電源の取り入れ、フィルタおよび保護回路の提供、Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシの A または B のバス バーに DC 電源を供給するといった機能があります。

図2-16 DC PEM

 

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

手順

DC PEM を取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 PEM の前面下部にある電源タブを引っ張って、オフにします。

ステップ 3 PEM 上部のイジェクト レバーのリリース ボタンを押して、イジェクト レバーを外します。

ステップ 4 イジェクト レバーを PEM 前面プレートから遠ざけるように回転させて、PEM を電源シェルフのバックプレーン コネクタから外します。


) イジェクト レバーを引き出すと、電源シェルフのバックプレーン コネクタから PEM が物理的にイジェクトされるだけでなく、内部マイクロスイッチが切り替わり、PEM 内部の電源も遮断されます。


ステップ 5 PEM のハンドルを持って、PEM をベイから半分引き出します。PEM を引き出す際には、イジェクト レバーを持たず、必ずハンドルだけを持つようにしてください。


注意 DC 入力 PEM の重量は約 18 ポンド(8.2 kg)です。PEM は重く電源シェルフの位置が高いので、PEM を取り扱う際には両手を使ってください。PEM の取り付けまたは取り外しの際には、1 人ではなく 2 人ではしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 6 空いている方の手で PEM を支えながら、PEM をスライドさせて完全にベイから出し、慎重に脇に置きます。


 

次の作業

この作業が終わったら、前面(PLIM 側)の外装カバーを取り付けます。

アラーム モジュールの取り付け

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシにアラーム モジュールを取り付ける方法について説明します。アラーム モジュールは電源シェルフの一番右のスロット(シャーシ前面[PLIM 側]から見て)にだけ取り付けられます。適合規格および安全性の詳細については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System 』を参照してください。

AC または DC 電源シェルフにはアラーム モジュールがあります。このモジュールは電源シェルフの状態を監視し、システム アラーム用の外部インターフェイスになります。各電源シェルフの右側に専用のアラーム モジュール スロットがあります。すべての電源シェルフに同じアラーム モジュールが使用されています。図2-17にアラーム モジュールを示します。


) アラーム コネクタには Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全超低電圧)回路だけを接続できます。アラーム回路の最大定格電流は 2 A、50 VA です。


図2-17 アラーム モジュール

 

 

1

外部アラーム コネクタ

3

LED ディスプレイ

2

アラーム LED

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具と部品が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

標準ドライバ(中)

アラーム モジュール(シスコ製品番号 CRS-16-ALARM=)

手順

アラーム モジュールを取り付けるには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。


注意 アラーム モジュールのバックプレーン コネクタの損傷を防ぐため、アラーム モジュールを電源シェルフ ベイに差し込むときに過度な力を加えないでください。

ステップ 2 両手でアラーム モジュールを支えてガイドに合わせ、アラーム モジュール背面のコネクタがシェルフのバックプレーンにあるコネクタに触れるまで、アラーム モジュールをスライドさせて電源シェルフの一番右のベイに入れます。シャーシの前面パネルにあるガイド ピンの位置がアラーム モジュール前面の穴と合っていることを確認してください。


注意 アラームモジュールの重量は約 4.2 ポンド(2 kg)です。アラーム モジュールは重く、電源シェルフの位置が高いので、両手で扱ってください。アラーム モジュールの取り付けまたは取り外しの際には、はしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 3 アラーム モジュールをシャーシのバックプレーン コネクタに確実に押し込み、電源シェルフのバックプレーンに取り付けます。

ステップ 4 ドライバでアラーム モジュールの下部にある非脱落型ネジを時計回りに回して、アラーム モジュール コネクタと電源シェルフのインターフェイス パネルのコネクタをつなぎます。


 

次の作業

この作業が終わったら、前面(PLIM 側)の外装カバーを取り付けます。

アラーム モジュールの取り外し

ここでは Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシからアラーム モジュールを取り外す方法について説明します。アラーム モジュールは電源シェルフの一番右のスロット(シャーシ前面 [PLIM 側] から見て)にだけ取り付けられます。適合規格および安全性の詳細については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System 』を参照してください。

AC または DC 電源シェルフにはアラーム モジュールがあります。このモジュールは電源シェルフの状態を監視し、システム アラーム用の外部インターフェイスになります。各電源シェルフの右側に専用のアラーム モジュール スロットがあります。すべての電源シェルフに同じアラーム モジュールが使用されています。図2-18にアラーム モジュールを示します。


) アラーム コネクタには Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全超低電圧)回路だけを接続できます。アラーム回路の最大定格電流は 2 A、50 VA です。


図2-18 アラーム モジュール

 

 

1

外部アラーム コネクタ

3

LED ディスプレイ

2

アラーム LED

前提条件

この作業を行う前に、前面(PLIM 側)の外装カバーをすべて取り外します。

必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

標準ドライバ(中)

手順

アラーム モジュールを取り外すには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 ドライバで、シャーシの前面(PLIM 側)にあるアラーム モジュールを固定している非脱落型ネジをゆるめます。

ステップ 3 アラーム モジュールを持って、ベイから半分引き出します。


注意 アラームモジュールの重量は約 4.2 ポンド(2 kg)です。アラーム モジュールは重く、電源シェルフの位置が高いので、両手で扱ってください。アラーム モジュールの取り付けまたは取り外しの際には、はしごを使って作業した方が安全です。

ステップ 4 空いている方の手でアラーム モジュールを支えながら、アラーム モジュールをスライドさせて完全にベイから出し、慎重に脇に置きます。


 

次の作業

この作業が終わったら、前面(PLIM 側)の外装カバーを取り付けます。

AC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断

ここでは、AC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断の手順を説明します。シャーシの電源システムについての詳細は、「シャーシの電源に関する基本情報の詳細」および「AC 電源システム」を参照してください。適合規格および安全性の詳細については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System 』を参照してください。

Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシの各電源シェルフには、シェルフの電源を切るための個別の回路ブレーカーがあります。両方の電源シェルフをオフにすると、電源シェルフの連関によってシャーシ全体の電力が遮断されます。電源シェルフ、電源モジュール、アラーム モジュール、ファン トレイといったシャーシのほとんどのコンポーネントは、動作中にシャーシから取り外したり、シャーシに取り付けたりすることができます。


) 電源シェルフの回路ブレーカーのスイッチをオンにする方法でシャーシの電源をオンにできますが(すべての電力整流器の電源スイッチがオンの位置になっている場合)、この方法では、起動時に大きな電力サージが生じます。シャーシの電源のオンおよびオフは、下記の手順で行うことを推奨します。


図2-19 ラインカード シャーシの前面(PLIM 側)スロット

 

前提条件

この作業を実行する前に、電源シェルフの取り付け、電源シェルフの配線、電力整流器の取り付け、アラーム モジュールの取り付け、Route Processor(RP; ルート プロセッサ)カードの取り付けを行う必要があります。詳細は、「AC スター電源シェルフの取り付け」「AC デルタ電源シェルフの取り付け」「AC 電力整流器の取り付け」「アラーム モジュールの取り付け」および「RP カードまたは DRP カードの取り付け」を参照してください。


) 電源シェルフを配線する前に、整流器、電源シェルフ、および電源の回路ブレーカーとスイッチがすべてオフ(またはオープン)になっていることを確認してください。


必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

マルチメーター

フラットヘッド ドライバ(中)

手順

シャーシの電源をオンにするには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 回路ブレーカーがオフの位置になっていることを確認します。つまり、ON/OFF レバーが引き出されていることを確認してください。AC 電力整流器には合計 6 つの電源レバーがあり、2 つの AC 電源シェルフにはそれぞれ 1 つずつ、2 つの電源レバーがあります。

ステップ 3 すべてのボード(RP、PLIM、ラインカード、S123、FC)が引き出され、バックプレーンとの接続が外れていることを確認します。

ステップ 4 保安接地線が接続され、ナットが 20 in.-lb(2.26 N-m)のトルクで締められていることを確認します。

ステップ 5 次の抵抗値を確認します(図2-5 および図2-6 を参照)。

L1 から GND が 1 Mohm を超えている。

L2 から GND が 1 Mohm を超えている。

L3 から GND が 1 Mohm を超えている。

ステップ 6 各入力電源コードを 1 つずつ接続し、その特定の入力への施設のブレーカーをオンにします。

ステップ 7 L1 と L2、L2 と L3、L3 と L1 の間の電圧を測り、AC 電圧が 180 ~ 264 VACであることを確認します。この電圧計測値を書きとめておきます。

ステップ 8 最初の電源シェルフへの施設のブレーカーをオフの位置にします。2つめの電源シェルフ用の施設の電源ブレーカーも同様にします。


注意 保安接地線が接続されていて、L1、L2、L3の入力が電力位相に接続されていることを確認します。2 つの電源に個別の電源から給電できない場合は、信頼性を最大限に高めるために、代替電源シェルフ上の位相を回転させることを推奨します。

ステップ 9 最初の電源シェルフへの施設のブレーカーをオンの位置にします。2つめの電源シェルフ用の施設の電源ブレーカーも同様にします。

ステップ 10 電源シェルフの電源スイッチをオンの位置にします。

ステップ 11 上部電源シェルフ(PS0、図2-19 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。電源シェルフの電力整流器の電源スイッチがどれもオンになっていないことを確認します。LED はどれもアクティブになっていないはずです。

ステップ 12 上部電源シェルフ(PS0)の 1 つめの電力整流器(A0、図2-19 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。その電力整流器の前面パネルの「Power OK」LED がグリーンになり、ほかの LED はどれもアクティブになっていないことを確認します。残りの 2 つの整流器(A1 と A2、図2-19 を参照)にも同じ手順を行います。

ステップ 13 下部電源シェルフ(PS1、図2-19 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。電源シェルフの電力整流器の電源スイッチがどれもオンになっていないことを確認します。LED はどれもアクティブになっていないはずです。

ステップ 14 下部電源シェルフ(PS1)の 1 つめの電力整流器(B0、図2-19 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。その電力整流器の前面パネルの「Power OK」LED がグリーンになり、ほかの LED はどれもアクティブになっていないことを確認します。残りの 2 つの整流器(B1 と B2、図2-19 を参照)にも同じ手順を行います。

ステップ 15 すべての電力整流器、および両方の電源シェルフの電源スイッチをオフの位置にします。電力整流器の LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。

ステップ 16 すべてのボードをシャーシに挿入します( 第 4 章「MSC、PLIM、および関連コンポーネントの取り付けと取り外し」 を参照)。

ステップ 17 電源シェルフの電源スイッチをオンの位置にします。

ステップ 18 電力整流器の電源スイッチをオンの位置にします。


) 整流器と電源シェルフの電源は、任意の順序でオンにしてかまいません。


ステップ 19 各入力の電圧を計測し、その値をステップ 7 で書き留めた電圧値と比較します。電圧が180 V ~ 264 V の範囲内であること、そして電圧降下が設置場所の許容範囲内であることを確認します。


) MSC、RP、または PLIM それぞれの LED 情報については、第 4 章「MSC、PLIM、および関連コンポーネントの取り付けと取り外し」 またはそのカードのマニュアルの該当部分を参照してください。



 

シャーシを完全にパワー ダウンするには、2 つの電源シェルフを両方ともパワー ダウンする必要があります。それには、電源シェルフの電源スイッチのレバーを持ち 上げて 引き出し、オフの位置にします。シャーシを完全に無効にするには、両方の電源シェルフを切断する必要があります。


) シャーシから電源を完全に遮断するには、電源コードをすべて外してください。


表2-4 に、AC 電力整流器の LED のステータス ライトの意味を示します。

 

表2-4 AC 電力整流器の LED のステータス インジケータ ライト

LED 名
機能または意味

PWR OK

グリーン

整流器モジュールは電源がオンの状態で正常に動作しています。

FAULT

イエロー

その整流器で障害が検知されています。

AC FAIL

イエロー

ACが許容範囲外であるか、またはその整流器に AC 電力が入力されていません。

BREAKER TRIP

イエロー

整流器の電源スイッチがオフの位置になっています。

OT

イエロー

整流器は、加熱状態になり、シャットダウンが発生しました。

ILIM

イエロー

整流器は電流制限状態で動作しています。

DC 電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断

ここでは、DC電源シェルフが搭載されたシャーシの電源投入および電源切断の手順を説明します。シャーシの電源システムについての詳細は、「シャーシの電源に関する基本情報の詳細」および「DC 電源システム」を参照してください。適合規格および安全性の詳細については、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco CRS-1 Carrier Routing System 』を参照してください。

Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシの各電源シェルフには、シェルフの電力を切るための個別の回路ブレーカーがあります。Cisco CRS-1 16 スロット ラインカード シャーシのシャーシ全体およびそのコンポーネントすべての電力をオン/オフにする単一の電源スイッチはありません。両方の電源シェルフをオフにすると、電源シェルフの連関によってシャーシ全体の電力が遮断されます。電源シェルフ、電源モジュール、アラーム モジュール、ファン トレイといったシャーシのほとんどのコンポーネントは、動作中にシャーシから取り外したり、シャーシに取り付けたりすることができます。


) 2 つの電源シェルフ回路ブレーカーのスイッチをオンにする方法でシャーシの電源をオンにできますが(すべての電力整流器の電源スイッチがオンの位置になっている場合)、この方法では、起動時に大きな電力サージが生じます。シャーシの電源のオンおよびオフは、下記の手順で行うことを推奨します。


前提条件

この作業を実行する前に、電源シェルフの取り付け、電源シェルフの配線、PEM の取り付け(DC 電源)、アラーム モジュールの取り付け、RP カードの取り付けを行う必要があります。詳細は、「DC 電源シェルフの取り付け」「DC PEM の取り付け」「アラーム モジュールの取り付け」および「RP カードまたは DRP カードの取り付け」を参照してください。


) 電源シェルフを配線する前に、PEM、電源シェルフ、および電源回路ブレーカーとスイッチがすべてオフ(またはオープン)になっていることを確認してください。


必要な工具と機器

この作業には次の工具が必要です。

静電気防止用リスト ストラップ

マルチメーター

M6 ソケット レンチ

手順

シャーシの電源をオンにするには、次の手順に従います。


ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着けて、シャーシ前面(PLIM 側)の ESD 接続ソケットの 1 つ、またはシャーシの塗装されていない金属面に、ストラップの装置側を接続します。

ステップ 2 回路ブレーカーがオフの位置になっていることを確認します。つまり、レバーがすべて引き出されていることを確認してください。DC PEMモジュールの電源レバーは合計 6 つあり(6 つの DC PEM に 1 つずつ)、DC 電源シェルフの電源レバーは 2 つあります(各電源シェルフに 1 つずつ)。

ステップ 3 すべてのボード(RP、PLIM、ラインカード、S123、FC)が引き出され、バックプレーンとの接続が外れていることを確認します。

ステップ 4 保安接地線が接続され、ナットが 30 in.-lb(3.39 N-m)のトルクで締められていることを確認します。

ステップ 5 次の抵抗値を確認します。

各入力のプラスとマイナスの電源端子間の抵抗が 90 Kohmを超えていなければなりません。

各プラス端子とアースの間の抵抗が 10 Mohm を超えていなければなりません。

各マイナス端子とアースの間の抵抗が 10 Mohm を超えていなければなりません。

ステップ 6 各入力電源コードを 1 つずつ接続し、必ず 30 in.-lb(3.39 Nm)のトルクでラグを締めます。

ステップ 7 その特定の入力への施設のブレーカーをオンにします。

ステップ 8 入力端子ブロックで電圧を計測し、プラスとマイナスの端子間の DC 電圧が +42 VDC ~ +72 VDC であることを確認します。この電圧計測値を書きとめておきます。

ステップ 9 施設のブレーカーのスイッチをオフの位置にします。


注意 DC 入力配線の極性が正しいことを確認します。極性を逆にして接続すると、機器が損傷することがあります。

注意 これはプラスのアース システムです。必ずプラスの銅線は +RTN 端子に、マイナスの銅線は -48V 端子に接続してください。

ステップ 10 残りの 11 の入力コードのそれぞれに、ステップ 6 ~ 9 を実行します。

ステップ 11 12 個の 施設の電力ブレーカーのスイッチをオンの位置にします。

ステップ 12 上部電源シェルフ(PS0、図1-3 を参照)の回路ブレーカーをオンの位置にします。電源シェルフの PEM がどれもオンになっていないこと、また LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。

ステップ 13 上部電源シェルフ(PS0)の 1 つめの PEM(A0、図1-3 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。その PEM モジュールの前面パネルの「Power OK」LED がグリーンになり、ほかの LED はどれもアクティブになっていないことを確認します。残りの 2 つの PEM(A1 と A2、図1-3 を参照)にも同じ手順を行います。

ステップ 14 下部電源シェルフ(PS1、図1-3 を参照)の回路ブレーカーをオンの位置にします。電源シェルフの PEM がどれもオンになっていないこと、また LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。

ステップ 15 下部電源シェルフ(PS1)の 1 つめの PEM(B0、図1-3 を参照)の電源スイッチをオンの位置にします。その PEM モジュールの前面パネルの「Power OK」LED がグリーンになり、ほかの LED はどれもアクティブになっていないことを確認します。残りの 2 つの PEM(B1 と B2、図1-3 を参照)にも同じ手順を行います。

ステップ 16 すべての PEM、および両方の電源シェルフの電源スイッチをオフの位置にします。PEM の LED がどれもアクティブになっていないことを確認します。

ステップ 17 すべてのボードをシャーシに挿入します( 第 4 章「MSC、PLIM、および関連コンポーネントの取り付けと取り外し」 を参照)。

ステップ 18 電源シェルフの電源スイッチをオンの位置にします。

ステップ 19 PEM の電源スイッチをオンの位置にします。


) 整流器と電源シェルフの電源は、任意の順序でオンにしてかまいません。


ステップ 20 各入力の電圧を計測し、ステップ 7 で書き留めた電圧と比較します。電圧降下が 960 mV(または最大許容電圧ロス)未満であることを確認します。


) MSC、RP、または PLIM それぞれの LED 情報については、第 4 章「MSC、PLIM、および関連コンポーネントの取り付けと取り外し」 またはそのカードのマニュアルの該当部分を参照してください。



 

シャーシを完全にパワー ダウンするには、2 つの電源シェルフを両方ともパワー ダウンする必要があります。それには、電源シェルフの電源スイッチのレバーを持ち 上げて 引き出し、オフの位置にします。シャーシを完全に無効にするには、両方の電源シェルフを切断する必要があります。


) シャーシから電源を完全に遮断するには、電源コードをすべて外してください。


DC PEM の LED のステータス ライトの意味を以下の表に示します。

 

表2-5 PEM LED ステータス インジケータ ライト

LED 名
機能または意味

POWER OK

グリーン

PEM は電源がオンの状態で正常に動作しています。

FAULT

イエロー

その PEM で障害が検知されています。

DC INPUT FAIL

イエロー

DC 入力が許容範囲外であるか、またはその PEM に DC 電力が入力されていません。

OT

イエロー

その PEM は、加熱状態になり、シャットダウンが発生しました。

BREAKER TRIP

イエロー

入力ブレーカーがオフの位置になっています。