Cisco IOS XR インターフェイスおよびハードウェア コンポーネント コンフィギュレーション ガイド
Cisco IOS XRソフトウェアでのPOS インターフェイスの設定
Cisco IOS XRソフトウェアでのPOSインターフェイスの設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 977KB) | フィードバック

目次

Cisco IOS XRソフトウェアでのPOSインターフェイスの設定

内容

POSインターフェイスを設定するための前提事項

POSインターフェイスの設定に関する情報

POSインターフェイスのデフォルト設定

Cisco IOS XRのPPPカプセル化

Cisco IOS XRのcHDLCカプセル化

キープアライブ タイマー

POSインターフェイスの設定手順

POSの基本設定

POSインターフェイス上でのcHDLCの設定

前提条件

POSインターフェイス上でのPPPの設定

前提条件

PPPカプセル化

POSインターフェイスの設定例

基本的なPOSの設定例

PPPの設定例

その他の参考資料

関連マニュアル

テクニカル サポート

GLOSSARY

Cisco IOS XRソフトウェアでのPOSインターフェイスの設定

ここでは、Cisco IOS XRソフトウェアをサポートするルータ上で、High-Level Data Link Control(HDLC;ハイレベル データ リンク制御)プロトコルとPPP(ポイントツーポイント プロトコル)の両方を使用するPOSインターフェイスの設定方法について説明します。

Packet-over-SONET(POS)は、HDLCプロトコルまたはPPPカプセル化を使用しする、Synchronous Optical Network(SONET;光同期伝送網) およびSynchronous Digital Hierarchy(SDH;同期デジタル ハイアラーキ)フレームを介して、安全で信頼できるデータ伝送を実現します。HDLCは、Open Systems Interconnection(OSI;開放型システム間相互接続)スタックのレイヤ2(データ リンク)におけるデータ カプセル化のデフォルトです。効率的なパケット記述およびエラー制御を行うことができます。

ルータはPhysical Layer Interface Module(PLIM;物理レイヤ インターフェイス モジュール)カードのラック番号、スロット番号、モジュール番号、およびポート番号によって、POSインターフェイス アドレスを識別します。

レイヤ1のPOSインターフェイスを設定するコマンドについては、『Cisco IOS XR Interface and Hardware Component Command Reference』を参照してください。

Cisco IOS-XRソフトウェアのPOSインターフェイス設定に関する機能の履歴

リリース
変更事項

リリース2.0

この機能が導入されました。

POSインターフェイスを設定するための前提事項

POSインターフェイスを設定する前に、次の条件が満たされているかどうかを確認してください。

SONETコマンド用の適切なタスクIDが含まれているタスク グループに対応付けられたユーザ グループに所属している必要があります。HDLCおよびPPPタスクに関してはさらに、それぞれHDLCコマンドおよびPPPコマンドに適したタスクIDが含まれているタスク グループに対応付けられたユーザ グループに所属していなければなりません。

コマンドに対応するタスクIDについては、『Cisco IOS XR Task ID Reference Guide』を参照してください。

新しいPOSインターフェイス設定に割り当てるインターフェイスのIPアドレスを調べておく必要があります。

POSインターフェイスの設定に関する情報

POSコントローラ インターフェイスを設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「POSインターフェイスのデフォルト設定」

「Cisco IOS XRのPPPカプセル化」

「Cisco IOS XRのcHDLCカプセル化」

「キープアライブ タイマー」

POSインターフェイスのデフォルト設定

POSモジュラ サービス カードとそれに対応するPLIMでインターフェイスをイネーブルにする場合、適用するコンフィギュレーション コマンドを追加しないかぎり、 表 1 に示したデフォルトのインターフェイス設定が使用されます。これらのデフォルト値はコンフィギュレーションで変更できます。デフォルトの設定は、show running-configコマンドの出力には含まれません。

 

表 1 POSモジュラ サービス カードおよびPLIMのデフォルトのインターフェイス設定

パラメータ
コンフィギュレーション ファイルのエントリ
デフォルトの設定

キープアライブ

keepalive [disable]
no keepalive [disable]

10秒のキープアライブ

カプセル化

encapsulation [hdlc | ppp]

hdlc

Maximum Transmission Unit
(MTU;最大伝送ユニット)

mtu bytes

4474バイト

Cyclic Redundancy Check
(CRC;巡回冗長検査)

crc [16 | 32]

32

Cisco IOS XRのPPPカプセル化


) ルータのPOS PLIMカードを設定する場合、デフォルトのカプセル化タイプはcisco High-Level Data Link Controller(cHDLC)です。cHDLCの設定については、「POSインターフェイス上でのcHDLCの設定」を参照してください。


PPPは、同期シリアル リンクでのデータ送信に使用される標準プロトコルです。PPPは、リンク プロパティのネゴシエーションを行うLink Control Protocol(LCP;リンク制御プロトコル)も提供します。LCPはエコー要求/応答を使用して、リンクの継続利用が可能かどうかをモニタします。

PPPは、データ プロトコルのプロパティをネゴシエーションし、リンク上で動作する、Network Contorol Protocol(NCP;ネットワーク制御プロトコル)を提供します。NCPには、IPプロパティのネゴシエーションを行うIP Control Protocol(IPCP)、MPLSプロパティのネゴシエーションを行うMultiprotocol Label Switching Control Processor(MPLSCP)、CDPプロパティのネゴシエーションを行うCisco Discovery Protocol Control Processor(CDPCP)、IP Version 6(IPv6)プロパティのネゴシエーションを行うIPv6CP、OSIプロパティのネゴシエーションを行うOpen Systems Interconnection Control Processor(OSICP)があります。

Cisco IOS XRのcHDLCカプセル化

cHDLCは、HDLCを使用して同期シリアル リンクでデータを送信する、シスコ独自のプロトコルです。また、cHDLCはSerial Line Address Resolution Protocol(SLARP)と呼ばれる単純な制御プロトコルも提供します。HDLCはCisco IOS XRソフトウェアにおいて、POSインターフェイスのデフォルトのカプセル化方式です。

キープアライブ タイマー

HDLCで使用するキープアライブ タイマーは、PPPカプセル化にも適用され、ECHOREQ(エコー要求)パケットの送信間隔が制御されます。

LCPがピアにECHOREQパケットを送信する間隔を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードでkeepaliveコマンドを使用します。デフォルトのキープアライブ間隔である10秒に戻すには、引数を指定しないでkeepaliveコマンドを使用します。キープアライブをディセーブルにするには、no keepaliveまたはkeepalive disableコマンドを使用します。PPPとcHDLCの両方でキープアライブが0の場合は、キープアライブがディセーブルになり、show running-config コマンドの出力がkeepalive disableになります。

LCPが動作しているピアはECHOREQパケットを受信すると、ピアでキープアライブがイネーブルかどうかに関係なく、エコー応答(ECHOREP)パケットで応答します。

2つのピア間でキープアライブは無関係です。一方のピアでキープアライブをイネーブルに設定し、もう一方でディセーブルに設定することもできます。ローカルではキープアライブがディセーブルであっても、LCPは受信したECHOREQパケットに対してECHOREPパケットで応答します。同様に、キープアライブ間隔がそれぞれのピアで異なっていても問題ありません。

PPPカプセル化方式を使用しているインターフェイスで、LCPがECHOREQパケットを送信し、ECHOREPを受信しなかった回数が3回に達すると、リンク ダウンが宣言され、完全なLCPネゴシエーションがもう一度開始されます。HDLCカプセル化方式を使用しているインターフェイスの場合は、再送信が3回に達すると、ただちにリンクがダウンになります。LCPネゴシエーションが完了して初めて(LCPのオープン時など)、ECHOREQパケットが送信されます。

POSインターフェイスの設定手順

ここでは、次の手順について説明します。

「POSの基本設定」(必須)

「POSインターフェイス上でのcHDLCの設定」(任意)

「POSインターフェイス上でのPPPの設定」(任意)

POSの基本設定

ここでは、POSの基本的な設定手順について説明します。設定できるパラメータはほかにも多数あります。ここで取り上げるのは、ごく基本的なものだけです。

手順概要

1. show interfaces

2. configure

3. interface type instance

4. ipv4 address ip-address

5. encapsulation [hdlc | ppp]

6. pos crc {16 | 32}

7. keepalive {seconds | disable}

8. mtu value

9. no shutdown

10. end
または
commit

11. show interfaces type instance

12. show running-config

手順詳細

 

コマンドまたは操作
説明

ステップ 1

show interfaces

 

RP/0/RP0/CPU0:router> show interfaces

(任意)設定されているインターフェイスを表示します。

このコマンドを使用して、ルータがPLIMカードを認識しているかどうかも確認します。

ステップ 2

configure

 

RP/0/RP0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface type instance

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface POS 0/1/0/0

POSインターフェイス名およびrack/slot/module/port形式を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

例では、PLIMカード スロット1のOC-192c/STM-64c POSインターフェイスを指定しています。

ステップ 4

ipv4 address ip-address

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 172.18.189.38 255.255.255.224

インターフェイスにIPアドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。

ステップ 5

encapsulation [hdlc | ppp]

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation hdlc

(任意)インターフェイス カプセル化パラメータおよびHDLC、PPPなどの詳細を設定します。

ステップ 6

pos crc {16 | 32}

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# pos crc 32

(任意)CRC値を設定します。

ステップ 7

keepalive {seconds | disable}

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# keepalive 10

(任意)キープアライブ値を設定します。

ステップ 8

mtu value

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# mtu 4474

(任意)MTU値を設定します。

デフォルト値は4474です。CRS-1シリーズでは、POS MTUの範囲は64~9216です。

ステップ 9

no shutdown

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown

シャットダウンの設定を削除します。

シャットダウンの設定を削除すると、インターフェイスの強制的な管理上のダウンが解除され、アップまたはダウン状態に移行できます(親SONETレイヤが管理上のダウンとして設定されていない場合)。

ステップ 10

end

または

commit

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end

または

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを入力すると、次のように、変更のコミットを要求するプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found.Commit them?

yes を入力すると、設定変更が実行コンフィギュレーション ファイルに保存され、コンフィギュレーション セッションが終了してEXECモードに戻ります。

no を入力すると、設定変更がコミットされずに、コンフィギュレーション セッションが終了してEXECモードに戻ります。

コンフィギュレーション セッションを継続したまま、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存する場合は、 commit コマンドを使用します。

ステップ 11

show interfaces type instance

 

RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces POS 0/1/0/0

(任意)インターフェイスの設定を表示します。

ステップ 12

show running-config

 

RP/0/RP0/CPU0:router# show running-config

(任意)ルータ上で現在使用されている設定情報を表示します。

POSインターフェイス上でのcHDLCの設定

次の手順で、POSインターフェイス上でcHDLCカプセル化タイプを設定します。

前提条件

keepaliveコマンドを使用するには、hdlcコマンド用の適切なタスクIDが含まれているタスク グループに対応付けられたユーザ グループに所属している必要があります。encapsulation hdlcコマンドを使用するには、interfaceコマンドおよびhdlcコマンド用の適切なタスクIDが含まれているタスク グループに対応付けられたユーザ グループに所属している必要があります。

コマンドに対応するタスクIDについては、『Cisco IOS XR Task ID Reference Guide』を参照してください。


) Cisco CRS-1シリーズ ルータ上のPOS設定では、cHDLCはデフォルトでイネーブルです。


cHDLCキープアライブは、リンク ステートをモニタする場合に便利です。キープアライブ値によって定められた間隔で、ピアとの間でキープアライブが定期的に送受信されます。ピアから適切なキープアライブ応答を受信しなかったリンクは、ダウン ステートに移行します。ピアから妥当なキープアライブ応答があった場合、またはキープアライブがディセーブルの場合、リンクはアップ ステートに移行します。

ピアにキープアライブを送信し、応答が得られなかった回数が3回に達すると、リンクはダウン ステートに移行します。

キープアライブが設定されている場合、 debug chdlc slarp packet およびcHDLCのその他の debug コマンドを使用すると、ピアに送信されたSLARPパケットを表示できます。

手順概要

1. configure

2. interface type instance

3. ipv4 address ip-address

4. encapsulation [hdlc | ppp]

5. keepalive {seconds | disable}
または
no keepalive

6. no shutdown

7. end
または
commit

8. show interfaces type instance

9. show running-config

手順詳細

 

コマンドまたは操作
説明

ステップ 1

configure

 

RP/0/RP0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface type instance

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface POS 0/1/0/0

POSインターフェイス名およびrack/slot/module/port形式を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

例では、PLIMカード スロット1のOC-192cまたはSTM-64c POSインターフェイスを指定しています。

ステップ 3

ipv4 address ip-address

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 172.18.189.38 255.255.255.224

インターフェイスにIPアドレスおよびサブネット マスクを割り当てます。

ステップ 4

encapsulation [hdlc | ppp]

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation hdlc

インターフェイス カプセル化パラメータをHDLCまたはPPPとして設定します。

ステップ 5

keepalive {seconds | disable}

または

no keepalive

 
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# keepalive 3

または

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no keepalive

キープアライブ メッセージの送信間隔を秒数で指定します。

キープアライブ機能をディセーブルにするには、keepalive disableコマンド、no keepaliveコマンド、または引数0を指定したkeepaliveコマンドを使用します。

ステップ 6

no shutdown

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown

シャットダウンの設定を削除します。

シャットダウンの設定を削除すると、インターフェイスの強制的な管理上のダウンが解除され、アップまたはダウン状態に移行できます(親SONETレイヤが管理上のダウンとして設定されていない場合)。

ステップ 7

end

または

commit

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end

または

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを入力すると、次のように、変更のコミットを要求するプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found.Commit them?

yes を入力すると、設定変更が実行コンフィギュレーション ファイルに保存され、コンフィギュレーション セッションが終了してEXECモードに戻ります。

no を入力すると、設定変更がコミットされずに、コンフィギュレーション セッションが終了してEXECモードに戻ります。

コンフィギュレーション セッションを継続したまま、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存する場合は、 commit コマンドを使用します。

ステップ 8

show interfaces type instance

 

RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces POS 0/1/0/0

(任意)インターフェイスの設定を表示します。

ステップ 9

show running-config

 

RP/0/RP0/CPU0:router# show running-config

(任意)ルータ上で現在使用されている設定情報を表示します。

POSインターフェイス上でのPPPの設定

次の手順で、POSインターフェイス上で使用できるカプセル化方式のPPPを設定します。

前提条件

encapsulation pppコマンドを使用するには、interfaceコマンドおよびpppコマンド用の適切なタスクIDが含まれているタスク グループに対応付けられたユーザ グループに所属している必要があります。ppp authenticationコマンドを使用するには、aaaコマンドおよびpppコマンド用の適切なタスクIDが含まれているタスク グループに対応付けられたユーザ グループに所属している必要があります。

コマンドに対応するタスクIDについては、『Cisco IOS XR Task ID Reference Guide』を参照してください。

PPPカプセル化

インターフェイス上でPPPカプセル化方式をイネーブルにするには、 encapsulation ppp コマンドを使用します。

Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP)またはPassword Authentication Protocol(PAP)、あるいはその両方をイネーブルにして、さらにインターフェイス上でCHAP、MS-CHAP、PAP認証が選択される順序を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードでppp authenticationコマンドを使用します。

CHAPまたはPAP認証(あるいはその両方)をイネーブルにした場合、ローカル ルータはリモート装置に対して、データ トラフィックを流せるようにする前に、アイデンティティの証明を要求します。PAP認証の場合、リモート装置は名前とパスワードを送信する必要があります。この情報がローカル ユーザ名データベースまたはリモート セキュリティ サーバ データベースの対応するエントリと比較されます。CHAP認証では、リモート装置にチャレンジ メッセージが送信されます。リモート装置は共有シークレットでチャレンジ値を暗号化し、暗号化された値と名前を応答メッセージでローカル ルータに戻します。ローカル ルータはリモート装置の名前をローカル ユーザ名データベースまたはリモート セキュリティ サーバ データベースに保管されている対応するシークレットと照らし合わせ、保管されているシークレットを使用することで元のチャンレンジ メッセージを暗号化して、暗号化された値と一致するかどうかを調べます。

CHAP、MS-CHAP、PAPをイネーブルにする順序は任意です。3つの方式をすべてイネーブルにした場合、リンク ネゴシエーション時には最初に指定した方式が要求されます。ピアが2番めの方式を提案した場合、または最初の方式を拒否した場合は、2番めの方式が試行されます。サポートする方式が1つだけのリモート装置もあります。適切な方式のネゴシエーションが正しく行われるためのリモート装置の能力、または必要なデータ回線セキュリティ レベルに基づいた順番で、方式を指定します。PAPユーザ名およびパスワードは平文の文字列として送信されるので、代行受信して再利用できます。

PPP認証のイネーブル/ディセーブルは、リモート装置に対して自身を認証するローカル ルータの能力を左右しません。

MS-CHAPは、MicrosoftバージョンのCHAPです。標準バージョンのCHAPと同様、MS-CHAPはPPP認証に使用されます。この場合、Microsoft Windows NTまたはMicrosoft Windows 95を使用しているパーソナル コンピュータとネットワーク アクセス サーバとして動作するシスコのルータまたはアクセス サーバ間で認証が行われます。

PPP認証のイネーブル/ディセーブルは、リモート装置に対して自身を認証するローカル ルータの能力を左右しません。


注意 aaa authentication pppコマンドで設定されていないlist-name値を使用すると、インターフェイス上でPPPがディセーブルになります。pppキーワードを指定してaaa authenticationコマンドを実行する詳細については、『Cisco IOS XR System Security Command Reference』の「Authentication, Authorization, and Accounting Commands on Cisco IOS XR Software」および『Cisco IOS XR System Security Configuration Guide』の「Configuring AAA Services on Cisco IOS XR Software」を参照してください。

手順概要

1. configure

2. interface type instance

3. encapsulation {hdlc | ppp}

4. ppp authentication protocol list-name

5. end
または
commit

手順詳細

 

コマンドまたは操作
説明

ステップ 1

configure

 
RP/0/RP0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface type instance

 
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface POS 0/4/0/1

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

encapsulation {hdlc | ppp}

 
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation ppp

インターフェイス カプセル化パラメータをHDLCまたはPPPとして設定します。

ステップ 4

ppp authentication protocol list-name

 
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ppp authentication chap MIS-access

CHAP、MS-CHAP、またはPAPプロトコルをイネーブルにして、インターフェイス上での選択順序を指定します。

プロトコルとして指定できる値は次のとおりです。

chap ― シリアル インターフェイス上でCHAPをイネーブル

ms-chap ― シリアル インターフェイス上でMicrosoftのCHAPをイネーブル

pap ― シリアル インターフェイス上でPAPをイネーブル

ステップ 5

end

または

commit

 

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end

または

RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit

設定変更を保存します。

end コマンドを入力すると、次のように、変更のコミットを要求するプロンプトが表示されます。
Uncommitted changes found.Commit them?

yes を入力すると、設定変更が実行コンフィギュレーション ファイルに保存され、コンフィギュレーション セッションが終了してEXECモードに戻ります。

no を入力すると、設定変更がコミットされずに、コンフィギュレーション セッションが終了してEXECモードに戻ります。

コンフィギュレーション セッションを継続したまま、実行コンフィギュレーション ファイルに設定変更を保存する場合は、 commit コマンドを使用します。

POSインターフェイスの設定例

ここでは、次の設定例を紹介します。

「基本的なPOSの設定例」

「PPPの設定例」

基本的なPOSの設定例

cHDLCを指定して基本的なPOSインターフェイスを設定する例を示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# configure
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface POS 0/3/0/0
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 172.18.189.38 255.255.255.224
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation hdlc
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# pos crc 32
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# keepalive 10
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
Uncommitted changes found, commit them? [yes]: yes
RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces POS 0/3/0/0
 
POS0/3/0/0 is down, line protocol is down
Hardware is Packet over SONET
Internet address is 172.18.189.38/27
MTU 4474 bytes, BW 2488320 Kbit
reliability 0/255, txload Unknown, rxload Unknown
Encapsulation HDLC, crc 32, controller loopback not set, keepalive set
(10 sec)
Last clearing of "show interface" counters never
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 total input drops
0 drops for unrecognized upper-level protocol
Received 0 broadcast packets, 0 multicast packets
0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 total output drops
Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets
0 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions

PPPの設定例

POSインターフェイス上でのPPPカプセル化の例を示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# configure
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface POS 0/3/0/0
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# encapsulation ppp
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ppp authentication chap MIS-access
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
Uncommitted changes found, commit them? [yes]: yes
RP/0/RP0/CPU0:router# show interfaces POS 0/3/0/0
 
POS0/3/0/0 is down, line protocol is down
Hardware is Packet over SONET
Internet address is 172.18.189.38/27
MTU 4474 bytes, BW 2488320 Kbit
reliability 0/255, txload Unknown, rxload Unknown
Encapsulation PPP, crc 32, controller loopback not set, keepalive set (
10 sec)
LCP Closed
Closed: IPCP
Last clearing of "show interface" counters never
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 total input drops
0 drops for unrecognized upper-level protocol
Received 0 broadcast packets, 0 multicast packets
0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 total output drops
Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets
0 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
0 carrier transitions

その他の参考資料

ここでは、POSインターフェイスの設定に関連する参考資料を紹介します。

関連マニュアル

関連トピック
マニュアル タイトル

Cisco IOS XRマスター コマンド リファレンス

Cisco IOS XR Master Commands List 』Release 3.0

Cisco IOS XRインターフェイス コンフィギュレーション コマンド

Cisco IOS XR Interface and Hardware Component Command Reference

Cisco CRS-1シリーズ ルータの初期システム起動および初期設定

Cisco CRS-1 Series Carrier Routing System Getting Started Guide

Cisco IOS XR AAAサービスの設定情報

『Cisco IOS XR System Security Configuration Guide』および
『Cisco IOS XR System Security Command Reference』

ユーザ グループおよびタスクID

Cisco IOS XR Task ID Reference Guide

リモートCraft Works Interface(CWI)クライアント管理アプリケーションからCisco CRS-1シリーズ ルータのインターフェイスおよびその他のコンポーネントを設定する方法

Cisco CRS-1 Series Carrier Routing System Craft Works Interface Configuration Guide

テクニカル サポート

説明
リンク

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http://www.cisco.com/public/support/tac/home.shtml

GLOSSARY

巻末にある、このマニュアル専用のGLOSSARY(用語集)を参照してください。


) GLOSSARYに含まれていない用語については、『Internetworking Terms and Acronyms』を参照してください。