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目次

初回設定

ルータ インターフェイスの番号付けについて

スロットおよびポートの番号付け

Setup コマンド機能

ルータで作業を開始する前に

Setup コマンド機能の使用方法

グローバル パラメータの設定

設定の完了

初回設定

この章では、ルータに初めて電源を入れる前に行う処理について説明します。この章の内容は、次のとおりです。

「Cisco MWR 2941-DC ルータ インターフェイスの番号付けについて」

「Setup コマンド機能」

「グローバル パラメータの設定」

「設定の完了」

Cisco MWR 2941-DC ルータ インターフェイスの番号付けについて

Cisco MWR 2941-DC ルータの各ネットワーク インターフェイスは、スロット番号とポート番号によって識別されます。

図 3-1に、Cisco MWR 2941-DC ルータのインターフェイス番号付けの例を示します。

2 つの High-Speed WAN Interface Card(HWIC; 高速 WAN インターフェイス カード)ポート(HWIC は別途注文)

2 つの組み込み Gigabit Ethernet(GE; ギガビット イーサネット)Small Form-factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)インターフェイス(GE0 および GE1 とラベルが付いている)

4 つの組み込みギガビット イーサネット インターフェイス(L2 ~ L5 とラベルが付いている)

16 の E1/T1 ポート(C1AL ~ C15AL とラベルが付いている)


図 3-1 に示す 2 つの HWIC カードは、Cisco MWR 2941-DC ルータに内蔵されていないので、別途注文する必要があります。


図 3-1 Cisco MWR 2941-DC ルータ ポート番号

 

スロットおよびポートの番号付け

Cisco MWR 2941-DC ルータ シャーシには、次のインターフェイス タイプが含まれます。

16 の T1/E1 ポート(「T1/E1」とラベルが付いている)

銅線イーサネット ポート用の 4 つの RJ-45 ジャック(「100/1000 Ethernet」とラベルが付いている)

2 つの HWIC スロット(「HWIC0」および「HWIC1」とラベルが付いている)

1 つのコンパクト フラッシュ Type-II コネクタ(「Compact Flash」とラベルが付いている)

光ファイバ GE ポート用の 2 つの SFP コネクタ(「GE0」および「GE1」とラベルが付いている)

10MHZ および 1PPS タイミング用の 2 つのミニチュア同軸ケーブル


) ミニチュア同軸タイミング コネクタは、Cisco MWR 2941-DC の一部のバージョンに搭載されています。ハードウェア バージョンは、ルータ背面の Version Identifier(VID; バージョン ID)ラベルで確認できます。VID ラベルが V01 または V02 のルータはタイミング コネクタを搭載していません。VID V03 以上のルータでこのコネクタが搭載されます。


コンソール/補助用の 1 つの RJ-45 コネクタ(「CON/AUX」とラベルが付いている)

Building Integrated Timing Supply(BITS; ビル内統合タイミング供給源)インターフェイス用の 1 つの RJ-45 ジャック(「BITS」とラベルが付いている)

すべての組み込みインターフェイスの論理スロット番号は 0 です。

番号付けの形式は、次のとおりです。

Interface type Slot number/Interface number
 

インターフェイス(ポート)番号は、インターフェイス タイプごとに論理 0 から始まります。

次に、スロット/ポートの番号付けについて説明します。

組み込み T1/E1ポートの論理インターフェイスには、0/0 ~ 0/15 の番号が付けられます。インターフェイスが配線済みのため、ポート 0 は常に論理インターフェイス 0/0、ポート 1 は常に論理インターフェイス 0/1 などになります。組み込み T1/E1 ポートには下から上、左から右に番号が付けられます(下段の番号は 0、2、4、6、8、10、12、14、上段の番号は 1、3、5、7、9、11、13、15)。

2 つの HWIC スロットを使用して、T1/E1 ポート密度を 20 ポートまたは 24 ポートに拡張する場合、論理インターフェイスの続き番号は、1/0 ~ 1/3 および 2/0 ~ 2/3 になります。HWIC0 の論理インターフェイスは、常に 1/0 ~ 1/3、HWIC1 の論理インターフェイスは、常に 2/0 ~ 2/3 です。インターフェイスが配線済みのため、HWIC0 ポート 0 は常に論理インターフェイス 1/0, HWIC0 ポート 1 は常に論理インターフェイス 1/1、HWIC1 ポート 0 は常に論理インターフェイス 2/0、HWIC1 ポート 1 は常に論理インターフェイス 2/1 などになります。各 HWIC のポートは、左から右に番号が付けられます。

組み込みイーサネット ポートの論理インターフェイスには、0/0 ~ 0/5 の番号が付けられます。インターフェイスが配線済みのため、ポートが論理インターフェイス番号に対応します。たとえば、ポート 0 は常に論理インターフェイス 0/0、ポート 1 は常に論理インターフェイス 0/1 です。SFP ポート番号は 0 および 1 で左から右に、100/1000 イーサネット ポート番号は 2 ~ 5 で左から右に番号が付けられます。

HWIC-D-9ESW カードは倍幅の HWIC です。インターフェイスは HWIC スロット 0 を使用するため、インターフェイス番号は FE 1/0 ~1/8 になります。ポート 1/8 はスタック用の予備ポートです。スイッチポート スタックのケーブル接続方法の詳細については、『 Cisco MWR 2941-DC Mobile Wireless Edge Router Hardware Installation Guide 』を参照してください。

Setup コマンド機能

setup コマンド機能は、ルータが迅速に稼動し始めるために必要な情報の入力を求めます。機能の手順に従うことで、LAN インターフェイスを含む基本設定を実行できます。

ルータを手動で設定する場合、または setup コマンド機能に含まれないモジュールやインターフェイスを設定する場合は、「Cisco IOS ソフトウェア機能」に進み、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)の使い方を習得してください。その後、「コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用した Cisco MWR 2941-DC ルータの設定」に進みます。


) Cisco Networking Services(CNS)は、Cisco IOS ネットワーキング デバイスのリモート設定および一部のコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドのリモート実行を提供するサービスの一群です。Cisco MWR 2941-DC を使用場所に配置して電源を入れると、CNS により設定が自動でダウンロードされます。CNS の詳細については、「Cisco Networking Services(CNS)」を参照してください。


ルータで作業を開始する前に

ルータに電源を入れ、 setup コマンド機能を使い始める前に、次の手順を実行してください。


ステップ 1 『Cisco MWR 2941-DC Router Hardware Installation Guide』の「Connecting Cables」の説明に従い、ハードウェアをセットアップし、コンソールとネットワーク ケーブルを接続します。

ステップ 2 PC ターミナル エミュレーション プログラムを 9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、および 1 ストップ ビットに設定します。


 

Setup コマンド機能の使用方法

setup コマンド機能は、PC ターミナル エミュレーション プログラム ウィンドウに表示されます。

ルータの基本設定を作成するには、次の手順を実行します。

「グローバル パラメータの設定」の手順を完了します。

「設定の完了」の手順を完了します。


) setup コマンド機能の使用中に操作を間違えた場合は、いったん setup コマンド機能を終了してから、もう一度実行することができます。Ctrl+C キーを押し、イネーブル モードのプロンプト(1900#)で setup と入力します。


グローバル パラメータの設定

次の手順でグローバル パラメータを設定します。


ステップ 1 ルータの電源を入れます。ターミナル エミュレーション プログラム ウィンドウにメッセージが表示されます。


注意 メッセージの表示が停止するまで、キーボードのキーを押さないでください。表示中にいずれかのキーを押すと、メッセージ停止後に最初に入力されたコマンドとして解釈され、ルータの電源断や再起動を引き起こすことがあります。数分間待つと メッセージは自動的に停止します。

メッセージは次のように表示されます。


) ルータ内の Cisco IOS ソフトウェア イメージとインターフェイス モジュールに応じて、メッセージは異なります。ここでの出力例は、あくまで参考として掲載しており、お使いのコンソール上のメッセージと一致しない場合があります。


rommon 1 >boot
program load complete, entry point:0x80008000, size:0xc200
 
Initializing ATA monitor library.......
program load complete, entry point:0x80008000, size:0xc200
 
Initializing ATA monitor library.......
program load complete, entry point:0x80008000, size:0xc35eec
Self decompressing the image:
############################################################################
############################################################################
############################################################################
############################################################################
############################################################################
############################################################################
############################################################################
####################### [OK]
 
Smart Init is enabled
smart init is sizing iomem
ID MEMORY_REQ TYPE
0035C 0X005F3C00 MWR2941 Mainboard
0X000F3BB0 public buffer pools
0X00843000 public particle pools
TOTAL: 0X06894CB0
 
If any of the above Memory requirements are “UNKNOWN”, you may be using an
unsupported configuration or there is a software problem and system operation
may be compromised.
Rounded IOMEM up to: 104Mb.
Using 20 percent iomem. [104Mb/512Mb]
 
Restricted Rights Legend
 
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
 
cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, California 95134-1706
 
Cisco IOS Software, 2900 Software (MWR2900-IPRAN-M),
Experimental Version 12.4(20050412:070057),
Copyright (c) 1986-2009 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Sat 10-Jan-09 03:19 by cbrezove
Image text-base:0x60008F60, data-base:0x6106A000
 
Cisco Systems, Inc. MWR-2941-DC (MPC8347E) processor (revision 0x400) with 41719
6K/107092K bytes of memory.
Processor board ID
MPC8347E CPU Rev: Part Number 0x8032, Revision ID 0x300
1 RTM Module: ASM-M2900-TOP daughter card
6 Gigabit Ethernet interfaces
1 terminal line
128K bytes of non-volatile configuration memory.
125440K bytes of ATA CompactFlash (Read/Write)
 
--- System Configuration Dialog ---
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: yes
 
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
 

ステップ 2 初期設定ダイアログを開始するために、次のメッセージが表示されたら、 yes と入力します。

Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system
 
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]:yes
Configuring global parameters:
 

ステップ 3 ルータのホスト名(この例では 2941 -1)を入力します。

Configuring global parameters:
 
Enter host name [Router]: 2941-1
 

ステップ 4 イネーブル シークレット パスワードを入力します。このパスワードは暗号化されており(セキュリティ保護レベルが高い)、設定を表示しても参照できません。

The enable secret is a password used to protect access to
privileged EXEC and configuration modes. This password, after
entered, becomes encrypted in the configuration.
Enter enable secret: ciscoenable
 

) イネーブル シークレット パスワードを入力する場合、入力している間はパスワードが表示されます。パスワード入力後は、設定内で暗号化されます。


ステップ 5 イネーブル パスワードには、イネーブル シークレット パスワードとは異なる文字を入力します。このパスワードは暗号化されて いない (セキュリティ保護レベルが低い)ので、設定を表示して参照することができます。

The enable password is used when you do not specify an
enable secret password, with some older software versions, and
some boot images.
Enter enable password: ciscoenable
 

ステップ 6 コンソール ポート以外のポートを経由してルータに不正アクセスできないようにするには、仮想端末パスワードを入力します。

The virtual terminal password is used to protect
access to the router over a network interface.
Enter virtual terminal password: ciscoterminal
 

ステップ 7 ネットワーク環境に応じて、次のプロンプトに応答します。

Configure SNMP Network Management? [yes]:
Community string [public]: public
 

ステップ 8 インターフェイスのサマリーが表示されます。このリストは、ルータに装着されているネットワーク モジュールによって異なります。

Current interface summary
 
Any interface listed with OK? value “NO” does not have a valid configuration
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
GigabitEthernet0/0 unassigned NO unset up up
GigabitEthernet0/1 unassigned NO unset up up
 

ステップ 9 ネットワーク管理システムへの接続に使用するインターフェイスを指定します。

Enter interface name used to connect to the
management network from the above interface summary: GigabitEthernet0/0
 

ステップ 10 プロンプトに従い、指定したインターフェイスを設定します。

Configuring interface GigabitEthernet0/0:
Configure IP on this interface? [no]:
 


 

設定の完了

setup コマンド機能によって要求された情報をすべて入力すると、設定が表示されます。次のようなメッセージが表示されます。

The following configuration command script was created:
 
!
hostname 2941-1
enable secret 5 $1$5fH0$Z6Pr5EgtR5iNJ2nBg3i6y1 enable password ciscoenable line vty 0 4
password ciscoenablesnmp-server community public !
no ip routing
 
!
interface GigabitEthernet0/1
shutdown
!
end
 

ルータの設定を完了するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 setup コマンド機能は、この設定を保存するかどうかを入力するよう求めます。

[0] Go to the IOS command prompt without saving this config.
[1] Return back to the setup without saving this config.
[2] Save this configuration to nvram and exit.
 
Enter your selection [2]: 2
Building configuration...
[OK]
 
Use the enabled mode 'configure' command to modify this configuration.
 
 
Press RETURN to get started!
 

応答によって次の処理が行われます。

no:入力した設定情報は保存 されず 、ルータ イネーブル プロンプトに戻ります。システム設定ダイアログに戻るには、setup と入力します。

yes:設定は保存され、EXEC プロンプトに戻ります。

ステップ 2 ウィンドウでメッセージの表示が停止した時点で Return キーを押すと、コマンドライン プロンプトが表示されます。


 

2941-1> プロンプトは、現在 CLI モードで、基本ルータ設定が完了したことを示しています。ただし、これはすべての設定が完了したこと ではありません「コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用した Cisco MWR 2941-DC ルータの設定」の説明に従い、Cisco IOS ソフトウェア CLI を使用してさらにパラメータを設定する必要があります。