Cisco 850 / 870 シリーズ アクセス ルータ ハードウェア インストレーション ガイド
設置前の準備
設置前の準備
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

設置前の準備

安全上の警告および注意事項

無線ルータに関するその他の警告

無線ルータに関する一般的な安全に関する注意事項

静電破壊の防止

ルータの損傷の防止

開梱

インストレーションの準備

次の作業

設置前の準備

この章では、Cisco 851、Cisco 857、Cisco 871、Cisco 876、Cisco 877、およびCisco 878ルータの安全性、開梱手順、インストレーションの準備について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

「安全上の警告および注意事項」

「ルータの損傷の防止」

「開梱」

「インストレーションの準備」

「次の作業」

安全上の警告および注意事項

ここでは、Cisco 850シリーズおよびCisco 870シリーズ ルータに適用される無線および有線ルータでの作業に関する安全性の警告および注意事項を示します。

ルータおよびオプションのPower over Ethernet(PoE)モジュールを設置する前に、次に示す警告を参照してください。


警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。



警告 絶縁されていない金属接点、導線、または端子をPoE回路の相互接続に使用すると、電圧によって感電事故が発生することがあります。危険性を認識しているユーザまたは保守担当者だけに出入りが制限された場所を除いて、このような相互接続方式を使用しないでください。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。



警告 ユーザが扱うことのできる部品は内部に含まれていません。ルータを開けないでください。



警告 装置は地域および一般の電気規格に適合するように設置する必要があります。



警告 この製品は設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。保護装置の定格が米国では120 VAC、15 A、その他の国では240 VAC、10 A以下であることを確認してください。



警告 感電事故を防ぐため、Safety Extra-Low Voltage(SELV;安全特別低電圧)回路をTelephone Network Voltage(TNV;電話網電圧)回路に接続しないでください。LANポートにはSELV回路、WANポートにはTNV回路が使用されています。LANポートおよびWANポートには、どちらもRJ-45コネクタが使用されている場合があります。ケーブルの接続には十分注意してください。



警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。



警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。



警告 火災防止のため、必ずNo. 26 AWG以上の電話線を使用してください。



警告 シャーシを扱うとき、または電源装置周辺で作業をするときは、事前にAC電源装置から電源コードを外し、DC電源装置の回路ブレーカーの電源を切断してください。



警告 作業中は、カードのESD破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。



警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して大やけどをしたり、金属類が端子に焼き付くことがあります。



警告 この装置は停電時に緊急通話を行えるように設計されていません。緊急サービスにアクセスするには、代替手段が必要です。この装置のコール遮断機能によって、緊急サービスへのアクセスが影響を受けることがあります。



注意 インライン パワー回路は通信ケーブルを通じて電流を供給します。シスコ製ケーブルまたは24 AWG以上の通信ケーブルを使用してください。

無線ルータに関するその他の警告


警告 FCC RF(無線周波数)被曝制限に準拠するために、アンテナは人体から7.9インチ(20 cm)以上離れた位置に設置してください。



警告 無線ネットワーク装置は、保護されていない雷管の近くや爆発が起こりやすい環境で使用できるように特に変更されている場合を除き、このような環境では使用しないでください。


無線ルータに関する一般的な安全に関する注意事項

無線ルータ モデルに関する注意事項を次に示します。

装置の送受信中は、アンテナに触れたり、アンテナを移動したりしないでください。

送信中は、アンテナが人体の露出部(特に顔面や目)に近づいたり、接触するような位置に、無線を含むコンポーネントを保持しないでください。

危険な環境で無線デバイスを使用する場合は、地域の規則および国の規則に制約されます。また、現場の安全責任者の指示に従ってください。

静電破壊の防止

作業者と電気装置のように異なる静電位を持つものの間で静電荷が移動することをESD(静電気放電)といいます。ESDは電子コンポーネントの取り扱いが不適切な場合に生じ、装置や電気回路を損傷することがあります。合成繊維と乾燥した空気の組み合わせにより、ESDが発生しやすくなります。

コンポーネントの取り外しおよび取り付けの際には、次に示すESD防止手順に必ず従ってください。


ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用します。


注意 ESDによる機器の損傷や感電事故を防ぐには、リスト ストラップやコードが効果的に機能しなければなりません。必ずここに記載された警告および注意事項に従ってください。

ステップ 2 ケーブルが接続されていないインターフェイス ポートの露出したコンタクト ピンやコネクタ シェルには絶対に触れないでください。

ケーブルの一端しか接続されていない場合は、未接続のケーブル側の露出ピンに触れないように注意してください。この装置は住宅地や商業環境のみでの使用を想定して設計されています。


注意 静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は1~10 Mohmでなければなりません。


 

ルータの損傷の防止

ルータに装置を接続する際には、次の注意事項に従ってください。

シスコ社提供の色別コードを背面パネル上の同じ色のポートに接続します。

ユーザ側でケーブルを用意しなければならない場合は、ケーブル仕様について 付録A「仕様」 を参照してください。この付録に目的のケーブルの仕様が記載されていない場合は、シスコにケーブルを注文することをお勧めします。

開梱

表2-1 に、Cisco 850シリーズおよびCisco 870シリーズ ルータの付属品の数量をルータ モデルごとに示します。図2-1に、付属品を示します。

すべての付属品が納入されていることを確認します。付属品が不足していたり、損傷したりしている場合は、購入された代理店に連絡してください。

 

表2-1 Cisco 850シリーズおよびCisco 870シリーズ ルータの付属品

付属品
Cisco 851およびCisco 871ルータ
Cisco 857およびCisco 877ルータ
Cisco 876ルータ
Cisco 878ルータ

イーサネット ケーブル

1

1

1

1

DSL 1 ケーブル

該当なし

1 2

1 3

1 3

ISDN 4 S/Tケーブル

該当なし

該当なし

オプション

オプション

コンソール ケーブル

1

1

1

1

コンソール/AUX 5 ケーブル

オプション

オプション

オプション

オプション

電源アダプタ

1

1

1

1

電源コード 6

1

1

1

1

シスコ製品のマニュアル 7

1

1

1

1

Cisco Router and Security Device Manager(SDM)ソフトウェアCD

1

1

1

1

スイベル マウント ダイポール アンテナ(無線ルータ モデルのみ)

Cisco 851:
アンテナ×1

Cisco 871:
アンテナ×2

Cisco 857:
アンテナ×1

Cisco 877:
アンテナ×2

2

2

1.DSL = デジタル加入者線。ADSLまたはマルチレートSymmetrical High-Data-Rate Digital Subscriber Line(G.SHDSL)に使用します。

2.RJ-11/RJ-11クロス ケーブルを指定した場合を除き、RJ-11/RJ-11ストレート ケーブルが付属しています。

3.RJ-11/RJ-11クロス ケーブルまたはRJ-11/RJ45ケーブルを指定した場合を除き、RJ-11/RJ-11ストレート ケーブルが付属しています。

4.ISDN = Integrated Services Digital Network

5.コンソール/AUXケーブルは、ルータ コンソール ポートを非同期モデムに接続して、ダイヤル バックアップまたはリモート管理を行う場合に使用します。

6.電源コードは国または地域に適したものを発注してください。

7.Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 800 Series and SOHO Series Routers』および『Cisco 850 Series and Cisco 870 Series Access Routers Cabling and Setup Quick Start Guide』が含まれます。無線モデルの場合は、『Declarations of Conformity and Regulatory Information for Cisco Access Products with 802.11a/b/g and 802.11b/g Radios』も含まれます。

図2-1 Cisco 850シリーズおよびCisco 870シリーズ ルータの付属品

 

 

1

イーサネット ケーブル(イエロー)

5

アダプタ用電源コード(ブラック)

2

DSLケーブル(ラベンダー、オプション)

6

製品マニュアル

3

コンソール ケーブル(ライト ブルー)

7

Cisco SDMソフトウェアCD

4

ルータの電源アダプタ

8

スイベル マウント ダイポール アンテナ(無線ルータ モデルのみ)

インストレーションの準備

ルータを設置して各デバイスを接続する前に、次の作業を実行します。


ステップ 1 サービス プロバイダーとのブロードバンドまたはイーサネット接続を確立します。

ステップ 2 プラスチックの袋からケーブルおよび製品マニュアルを取り出します。アクセサリ キットからルータの電源アダプタおよびブラックの電源コードを取り出します。

ステップ 3 無線ルータを発注した場合は、箱からアンテナを取り出します。

ステップ 4 PoEモジュールを発注した場合は、箱からPoE、電源アダプタ、および電源コードを取り出します。

ステップ 5 ルータに接続するイーサネット装置を確認します。ハブ、サーバ、およびワークステーションまたはPCです。各装置にイーサネット ポートに接続するためのNIC(ネットワーク インターフェイス カード)が装着されていることを確認します。

ステップ 6 コンソール ポート経由でCisco IOSコマンドを送信してソフトウェアを設定する場合は、ASCII端末、または端末エミュレーション ソフトウェアが稼働するPCをコンソール ポートに接続します。

ステップ 7 モデムを接続する場合は、モデムおよびモデム ケーブルを用意します。

ステップ 8 ISDN S/Tポートを使用する場合は、Network Termination 1(NT1;ネットワーク終端1)装置およびISDN S/Tケーブルを用意します。

ステップ 9 ケーブル ロック機能を使用する場合は、Kensingtonまたは同等のロッキング ケーブルを用意します。

ステップ 10 安全上の警告(「安全上の警告および注意事項」)およびルータの損傷の防止に関する情報「ルータの損傷の防止」を参照してください。


 

次の作業

「ルータおよびPoEモジュールの取り付け手順」の説明に従って、ルータを適切に取り付けます。