Cisco ISR 860 シリーズ 、 Cisco ISR 880 シリーズ 、 および Cisco ISR 890 シリーズ ハードウェア インス トレーション ガイド
ルータの設置
ルータの設置
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/11/16 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

ルータの設置

機器、工具、接続手段

ルータの付属品

その他の必要な部品

接続手段

イーサネット機器

ルータの設置

警告

アンテナの取り付け

卓上への設置

壁面への設置

ラックへの取り付け

ルータのアース接続

ルータの設置

この章では、Cisco ISR(Integrated Services Routers)860 シリーズ、Cisco ISR 880 シリーズ、および Cisco ISR 890 シリーズの設置に必要な機器や設置手順について説明します。主な内容は次のとおりです。

「機器、工具、接続手段」

「ルータの設置」


) 準拠規格および安全性については、ルータに付属している『Regulatory Compliance and Safety Information Roadmap』および『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 800 Series and SOHO Series Routers』を参照してください。



警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004



警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030



警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。ステートメント 1040


機器、工具、接続手段

ここでは、Cisco ISR 860 シリーズ、Cisco ISR 880 シリーズ、および Cisco ISR 890 シリーズの設置に必要な機器、工具、接続手段について説明します。内容は次のとおりです。

「ルータの付属品」

「その他の必要な部品」

「接続手段」

「イーサネット機器」

ルータの付属品

梱包箱を開けて、納品書に記載されているすべての品目が揃っているかどうか確認してください。

表 2-1 に、各ルータ モデルの付属品と数量を示します。

 

表 2-1 Cisco ISR 860 シリーズ、Cisco ISR 880 シリーズ、および Cisco ISR 890 シリーズの付属品と数量

項目
Cisco ISR 860 シリーズ ルータ
Cisco ISR 880 シリーズ ルータ
Cisco ISR 890 シリーズ ルータ

ストレート RJ-45 イーサネット ケーブル1

1

1

1

RJ-11 DSL2 ケーブル3

1

1

1

RJ-45 と DB-9 のコネクタが付いたイーサネット ケーブル

1

1

1

12 VDC の外部電源アダプタ

1

1

1

ケーブル固定クリップ付き AC 電源ケーブル

1

1

1

Cisco Configuration Professional(Cisco CP)CD4

1

1

1

1.Cisco ISR 861 と Cisco ISR 881 のみ。

2.DSL = Digital Subscriber Line。

3.Cisco ISR 888 のみ。

4.Cisco CP は注文ごとのオプションで、一部の SKU でのみ使用できます。

その他の必要な部品

ルータを設置する際には、ルータの付属品以外に、次のものをご用意ください。

静電気防止用のコードとリスト ストラップ

ルータを壁に取り付けるためのネジ

壁のスタッドに取り付ける場合は、10 番ワッシャ付きの 10 番木ネジ(丸ネジまたは平ネジ)× 2、または 10 番のワッシャヘッド ネジ × 2。ネジは、支えとなる木製または金属製のスタッドに、3/4 インチ(20 mm)以上差し込めるだけの長さが必要です。

中空壁面にルータを取り付ける場合は、10 番のワッシャ付きアンカー × 2。

シャーシのアースに使用するワイヤ クリンパ

シャーシをアース接続するためのワイヤ

AWG 14(2 mm 2 )以上のアース線(NEC 準拠シャーシ アースの場合)。

AWG 18(1 mm 2 )以上のアース線(EN/IEC 60950 準拠シャーシ アースの場合)。

内径 1/4 インチ(5 ~ 7 mm)のリング端子(NEC 準拠シャーシ アースの場合)

ファスト イーサネット(FE)WAN ポートおよび LAN ポート接続用のイーサネット ケーブル

接続手段

サービス プロバイダーを通じたブロードバンド接続またはイーサネット接続が必要です。

イーサネット機器

ルータと接続するイーサネット機器の種類(ワークステーション、PC、ハブ、サーバ)を確認するとともに、その機器にイーサネット ポート接続用の Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)があるかどうかを確認してください。

コンソール ポートから Cisco IOS コマンドを使用してソフトウェアを設定する場合は、ターミナル エミュレーション ソフトウェアが動作している ASCII 端末または PC をコンソール ポートに接続してください。

モデムを接続する場合は、モデムとモデム ケーブルが必要です。

Data BRI ポートを使う場合は、NT1 装置と ISDN S/T ケーブルを用意してください。

ケーブル ロック機能を使用する場合は、Kensington または同等のロッキング ケーブルが必要です。

ルータの設置

ここでは、Cisco ISR 860 シリーズ、Cisco ISR 880 シリーズ、および Cisco ISR 890 シリーズの設置方法を説明します。ルータは卓上だけでなく、他の水平面や壁面にも設置できます。Cisco ISR 890 シリーズは、ラックに取り付けることもできます。ここでは、Cisco 890 シリーズ ルータに WLAN アンテナを接続する方法についても説明します。この項では、次のトピックについて取り上げます。

「警告」

「アンテナの取り付け」

「卓上への設置」

「壁面への設置」

「ラックへの取り付け」

「ルータのアース接続」

警告


警告 装置をアースに接続してください。一般的な使い方では、ホストとアースの接続に、グリーンとイエローの 12 ~ 14 AWG アース線を使用します。ステートメント 242



警告 この装置には、アースを施す必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼動させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技師に確認してください。ステートメント 1024



警告 この装置は、壁に取り付けることを想定したものです。取り付けを開始する前に、壁面への取り付け手順を入念に読んでください。ハードウェアを正しく使用しなかった場合、または正しい手順に従わなかった場合には、大けがをしたり、システムが損傷したりすることがあります。ステートメント 248



注意 ルータの両側にある通気口を覆ったり、通気を妨げるものを置いたりしないでください。ルータが加熱して損傷する場合があります。


注意 ルータの上部には重さが 10 ポンド(4.5 kg)を超えるものは置かないでください。また、卓上に複数のルータを重ねて置かないでください。ルータの上に重いものを乗せると、シャーシが損傷することがあります。


注意 暖房機器の排気口など、熱源のそばにルータや電源装置を設置しないでください。

アンテナの取り付け

Cisco 890 シリーズの無線ルータの背面パネルには、3 つの Reverse-Polarity Threaded Neill-Concelman(RP-TNC)コネクタがあります。ルータとともに出荷されるアンテナは、デュアルバンド 2.4-GHz/5-GHz 全方向性ダイポール アンテナです。

警告 5.2/5.3 GHz 帯域のすべての無線 LAN は、屋外では使用できません。この製品は、必ず、屋内で使用してください。ステートメント 372


) 卓上、壁、またはラックに Cisco 890 シリーズ無線ルータを設置する前に、アンテナを背面パネルに接続します。ルータを設置した後では、アンテナを接続するのは困難です。


無線アンテナを無線ルータに接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータの背面にある RP-TNC コネクタに、ネジを使ってアンテナをしっかりと取り付けます。

図 2-1 ルータへのアンテナの接続

 

ステップ 2 アンテナの方向を決めます。最良の無線性能を得るには、アンテナが床面に対して垂直になるように、向きを調整します。

a. ルータを卓上に取り付けない場合、アンテナの向きをまっすぐ上に向けます。

b. ルータを壁に取り付ける場合、アンテナが床面に対して垂直になるように、向きを調整します(図 2-2図 2-3 を参照)。

図 2-2 アンテナを垂直に上に向ける場合

 

図 2-3 アンテナを垂直に下に向ける場合

 


 

卓上への設置

卓上またはその他の水平面にルータを設置する場合、ルータをしっかり固定してください。冷却気の取り入れ口や排気口の周りは 1 インチ(2.5 cm)以上の隙間を空けてください。

シャーシを確実にアースに接続してください。シャーシのアース接続の手順については、「ルータのアース接続」を参照してください。

壁面への設置

Cisco ISR 860 シリーズ、Cisco ISR 880 シリーズ、および Cisco ISR 890 シリーズの、シャーシ底面には、壁などの垂直面に取り付けるための穴があります。


) この取り付け穴は、ルータを上向きにも下向きにも設置できるようになっています。ルータは、前面ベゼルを上向きまたは下向きにして吊すことができます。



ヒント 壁に取り付ける場所が決まったら、ケーブルの制限と壁の構造を考慮してください。


次の手順でルータを壁に取り付けます。


ステップ 1 ネジの頭が壁から 1/8 インチ(0.32 cm)出るようにして、壁にネジを固定します。

ルータ底面の壁面取り付け穴を確認します(図 2-4 を参照)。

図 2-4 ルータ底面の壁面取り付け穴

 

1

壁面取り付け穴

ステップ 2 ルータをネジに掛けて、近くの水平面に電源装置を置きます。図 2-5を参照してください。

図 2-5 壁面へのルータの取り付け

 

1

壁に取り付けられた 10 番の木ネジ × 2

3

水平面に電源アダプタを置く

2

壁面取り付け穴

4

ネジ頭と壁の間の距離は 1/8 インチ(0.32 cm)(0.32 cm)

ステップ 3 シャーシを確実にアースに接続してください。シャーシのアース接続の手順については、「ルータのアース接続」を参照してください。


 

ラックへの取り付け

Cisco ISR 890 シリーズは、ラックに取り付けることができます。Cisco ISR 890 シリーズをラックに取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 図 2-6 に示したように、ネジを取り外します。

図 2-6 ネジの位置

 

1

ネジ

ステップ 2 ラック取り付け金具を Cisco ISR 890 シリーズのシャーシに取り付けます( 図 2-7 を参照)。2 つのネジを両側で使用します。No. 2 プラス ドライバを使用して、取り付け金具ネジをシャーシの両側に取り付けます。


注意 ネジを回しすぎないようにします。推奨トルクは 6 ~ 8 インチ ポンド(0.7 ~ 0.9 ニュートン メートル)です。

図 2-7 Cisco ISR 890 シリーズへのラック取り付け金具の取り付け

 


警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。
-- ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
-- ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
-- ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックにスイッチを設置したり、ラック内のスイッチを保守してください。ステートメント 1006



注意 シャーシの設置では、シャーシ冷却用の通気が妨げられないようにする必要があります。

ステップ 3 それぞれの側で 2 つのネジ(ラックに同梱)を使用して、ラック取り付け金具で Cisco ISR 890 シリーズを 19 インチ ラックに取り付けます。まずネジの下部ペアから始め、下部のネジは緩めた状態で金具に通したまま、ネジの上部ペアを挿入します。


) 冷却通気の循環が行われるように、各ユニットの上部と下部に隙間を残しておきます。



ヒント 金具のネジ穴は、ラックのネジ穴の 1 ペアおきにまっすぐに配置されています。正しいネジ穴が使用されると、金具の小さな穴が、ラックにある未使用のネジ穴とまっすぐに合わさります。小さな穴がラックの穴とまっすぐに合わさらない場合、金具をラックの次の穴まで上げるまたは下げる必要があります。


ステップ 4 近くの水平面に電源装置を置きます。

ステップ 5 シャーシを確実にアースに接続してください。シャーシのアース接続の手順については、「ルータのアース接続」を参照してください。


 

ルータのアース接続

必ずシャーシを適切なアースに接続してください。アース線は、地域の安全基準に従って取り付ける必要があります。

NEC 準拠のアース接続では、14 AWG(2 mm 2 )以上の銅線と、内径が 1/4 インチ(5 ~ 7 mm)のリング型端子を使用します。

EN/IEC 60950 準拠のアース接続では、18 AWG(1 mm 2 )以上の銅線を使用します。

アース接続は次の手順で行います。


ステップ 1 アース ラグまたは端子に必要な長さまで、アース線の一端を剥ぎ取ります。

ステップ 2 ワイヤ クリンパを使用して、アース ラグまたはリング端子にアース線を圧着します。

ステップ 3 アース ラグまたはリング端子をシャーシに取り付けます(図 2-8 を参照)。アース ラグの場合は、付属の非脱落型ロック ワッシャ付きネジを 2 本使用します。リング端子の場合は、付属のネジのうち 1 本を使用します。8 ~ 10 インチ ポンド(0.9 ~ 1.1 ニュートン メートル)のトルクでネジを締めます。

図 2-8 リング端子を使用したシャーシのアース接続

 

1

リング端子

ステップ 4 アース線のもう一方を設置場所の既知の信頼性の高いアース ポイントに接続します。


 

ルータの設置とアース接続が完了したら、必要に応じて、電源コード、WAN や LAN のケーブル、管理アクセス用のケーブルを接続できます。