Cisco 805 ルータ ハードウェア インストレーション ガイド
Cisco 805 ルータのインストレー ション
Cisco 805 ルータのインストレーション
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 745KB) | フィードバック

目次

Cisco 805 ルータのインストレーション

安全上の注意事項

警告

ESD

必要な装置

開梱

ルータのインストレーション

イーサネット装置の接続

ハブの接続

サーバ、PC、またはワークステーションの接続

シリアル装置の接続

端末または PC の接続

電源装置の接続

ルータの設置

卓上へのルータの設置

壁面へのルータの設置

インストレーションの確認

次の作業


Cisco 805 ルータのインストレーション

この章では次の内容について説明します。

安全上の注意事項

必要な装置

開梱

ルータのインストレーション

次の作業

安全上の注意事項

ここでは、ルータの使用に関連した警告および Electrostatic Discharge(ESD; 静電放電)についての情報を説明します。

警告

ルータのインストレーションを始める前に、次の警告をお読みください。

警告 この装置の設置または交換は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。

警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。

警告 スタンバイ/オン スイッチのあるシステムを取り扱う場合は、事前にスイッチをスタンバイ状態にして、電源コードを取り外してください。

警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して重度のやけどを負ったり、金属類が端子に焼き付くことがあります。

警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。

)にバツ印が付いている場合は、そのポートを欧州連合規格に準拠する公衆網に接続することはできません。このタイプの公衆網に接続すると、ご使用のルータに重大な損傷が発生する可能性があります。

警告 感電事故を防ぐため、SELV(Safety Extra-Low Voltage)回路を TNV(電話網電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路、WAN ポートには TNV 回路が使用されています。LAN ポートおよび WAN ポートには、どちらも RJ-45 コネクタが使用されている場合があります。ケーブル接続には注意してください。

Cisco 805 ルータで SELV 回路が使用されているポートは、図 2-1 のとおりです。SELV および TNV の定義については、「このマニュアルについて」「用語と略語」を参照してください。

図 2-1 SELV 回路のポート

 

ESD

ESD とは、人と電気装置のように異なる静電位を持つものの間で静電荷が移動することです。ESD は電子コンポーネントの取り扱いが不適切な場合に生じ、装置や電気回路を損傷することがあります。合成繊維と乾燥した空気が組み合わさると、ESD が発生しやすくなります。

コンポーネントの取り外しおよび取り付け時には、必ず次に示す ESD 防止の注意事項に従ってください。

適切なワイヤを用意し、シャーシをアースに接続します。

静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用します。

未接続のルータ ポートの露出した接続ピンやコネクタ シェルに触れないでください。

ケーブルの一端しか接続されていない場合は、未接続のケーブル端の露出ピンに触れないように注意してください。

(注) この装置は、住宅地や商業環境のみでの使用を想定して設計されています。

注意 静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 MΩ でなければなりません。

必要な装置

次の機器を用意する必要があります。

イーサネット ポートに接続するハブ、サーバ、ワークステーション、または PC。接続できるのは、10 または 10/100 Mbps の Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)を装備したサーバ、ワークステーション、または PC です。

シリアル ポートに接続する非同期モデムまたは Channel Service Unit(CSU; チャネル サービス ユニット)/Data Service Unit(DSU; データ サービス ユニット)

ルータとシリアル装置を接続するシリアル ケーブル。シリアル ケーブルの選択および発注については、 付録A「シリアル ケーブルの選択方法」 を参照してください。

ソフトウェアの設定またはルータのトラブルシューティングに使用する端末または PC

注意 乾式壁にルータを設置する場合は、3 つの 1/8 インチ(M3)ネジを固定する中空壁アンカ× 3。ネジがしっかり固定されていないと、ネットワーク ケーブルの接続によって力がかかりルータが壁から外れることがあります。中空壁アンカのメーカーが指定するドリル ビット サイズを使用してください。

開梱

ルータには、次のものが付属しています。これらはルータの梱包箱内のアクセサリ キットに入っています。これらのいずれかが入っていない場合または損傷している場合は、購入した代理店に連絡してください。

電源コード(ブラック)

デスクトップ型電源装置

コンソール ケーブル(ライト ブルー)

DB-9-RJ-45 アダプタ(ライト ブルーのコンソール ケーブルに使用)

DB-25-RJ-45 アダプタ(ライト ブルーのコンソール ケーブルに使用)

イーサネット ケーブル(イエロー)

製品マニュアル

を参照してください。

ルータのインストレーション

ルータのインストレーションは、次の作業を、示された順番に実行します。

1. イーサネット装置を接続する

2. シリアル装置を接続する

3. 端末または PC を接続する(ソフトウェアの設定またはルータのトラブルシューティング用)

4. 電源装置を接続する

5. ルータを設定する

6. ルータのインストレーションを確認する

イーサネット装置の接続

イーサネット ポートには、次のデバイスを接続できます。

ハブ

10 または 10/100 Mbps NIC を装備したサーバ、PC またはワークステーション

表2-1 に、イエローのイーサネット ケーブルでルータに接続できるイーサネット装置と、ルータの HUB/NO HUB ボタンの適切な設定、および HUB/NO HUB ボタンと同等のハブ ボタンの設定を示します。ルータの HUB/NO HUB ボタンのデフォルト設定は HUB(入)です。

 

表2-1 イーサネット装置の接続

ルータに接続するネットワーク装置
ルータの HUB/NO HUB ボタンの設定
ハブのボタンの設定 1

ルータの HUB/NO HUB と同等のボタンが付いているハブ

HUB(入)

MDI(入)

ルータの HUB/NO HUB と同等のボタンが付いているハブ

NO HUB(出)

MDI-X(出)

ルータの HUB/NO HUB と同等のボタンが付いていないハブ

NO HUB(出)

MDI-X(出)

サーバ、PC、またはワークステーション

NO HUB(出)

-

1.ケーブルの選択を制御するボタンの名前は、ハブ ベンダーによって異なります。この表では、MDI/MDI-X ボタンを備えた Cisco 1528 Micro Hub 10/100 を例として使用しています。ご使用のハブのボタン名および設定を判断してください。詳細は、ご使用のハブのマニュアルを参照してください。

ハブの接続

ハブを接続する前に、 表2-1 を参照して、ルータの HUB/NO HUB ボタンの設定、およびハブに HUB/NO HUB と同等のボタンがある場合は、そのボタンの設定を判断してください。

図 2-2 に示された手順でハブを接続します。

図 2-2 ハブの接続

 

サーバ、PC、またはワークステーションの接続

サーバ、PC、またはワークステーションを接続する前に、次のことを行います。

接続する装置に 10 または 10/100 Mbps の NIC が装備されていることを確認します。

表2-1 を参照して、ルータの HUB/NO HUB ボタンの設定を判断します。

図 2-3 に示された手順で、サーバ、PC、またはワークステーションを接続します。

図 2-3 サーバ、PC、またはワークステーションの接続

 

シリアル装置の接続

ルータのシリアル ポートには、各種シリアル装置のどれか 1 つを接続できます。詳細は、 付録A「シリアル ケーブルの選択方法」 「DTE か DCE か」を参照してください。

表2-2 に、ルータのシリアル ポートに接続される一般的な装置と、これらの装置の使い方を示します。

 

表2-2 シリアル装置の接続

シリアル装置
WAN オプション
WAN カプセル化
(フレーミング)
ネットワーク タイプ

非同期モデム

非同期ダイヤルアップ回線

PPP(ポイントツーポイント プロトコル)

リモート オフィスと企業オフィスの接続

スモール オフィスと ISP の接続

CSU/DSU

同期専用線

フレーム リレー

X.25

同期専用線の場合:High-Level Data Link Control(HDLC)または PPP

フレーム リレー

X.25

リモート オフィスと企業オフィスの接続

スモール オフィスと ISP の接続

を参照してください。

図 2-4 に示された手順で、モデムまたは CSU/DSU を接続します。

注意 Cisco 805 ルータは、電源異常の発生後 30 分間通信を実行しなければならないオーストラリア IUT 要件に適合していません。電源異常が発生した場合、Cisco 805 ルータは他の装置との通信を停止します。

図 2-4 モデムまたは CSU/DSU の接続

 

端末または PC の接続

端末と PC のいずれかを接続し、端末または PC を使用してソフトウェアの設定やルータの問題のトラブルシューティングを行うことができます。接続手順は、図 2-5 のとおりです。

図 2-5 端末または PC の接続

 

電源装置の接続

図 2-6 に示された手順で電源装置を接続します。

警告 この装置は TN 電源システムで動作するように設計されています。

警告 この製品は設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。このため、屋内配線には必ず、米国では 120 VAC、15 A、その他の国では 240 VAC、16 A 以下のヒューズまたは回路ブレーカーを使用してください。

警告 この装置は、アースされていることが前提になっています。通常の使用時には必ず装置がアースされているようにしてください。

図 2-6 電源装置の接続

 

ルータの設置

ルータは次のいずれかに設置できます。

卓上またはその他の平面

壁面またはその他の垂直面

卓上へのルータの設置

ルータは卓上またはその他の平面上に設置できます。設置のための注意事項は次のとおりです。

ルータの側面にある通気口をふさがないでください。

最大 5 台のルータを積み重ねることができます(このルータには、筐体上部に丸く隆起した部分があり、筐体底部の丸いくぼみとかみ合うようになっています。ルータを上下に積み重ねる場合は、この部分をかみ合わせて、ルータをしっかりと重ねます。

壁面へのルータの設置

ルータ底面のモールド マウント ブラケットと No.6 の 3/4 インチ(M3.5 x 20 mm)ネジ 2 つを使用することにより、ルータを壁面またはその他の垂直面に設置することができます。ネジはユーザ側でご用意ください。図 2-7 にマウント ブラケットを示します。

注意 ルータを設置する壁面が乾式壁の場合は、ネジを固定する中空壁アンカ(5/16 インチのドリル ビット付き 1/8 インチ、または 8 mm のドリル ビット付き M3)を 2 個使用します。ネジがしっかり固定されていないと、ネットワーク ケーブルの接続によって力がかかりルータが壁から外れることがあります。

図 2-7 壁面設置用のブラケット(ルータ底面)

 

ルータを設置する際には、次の条件を満たす必要があります。

ルータの状態や問題発生のインジケータとして LED を使用するので、ルータの前面パネルを上方に向けて、LED がよく見えるように設置します。

ケーブルの接続部に無理な力がかからないようにするため、背面パネルが下向きになるように設置する必要があります。

電源装置は床や卓上などの平面に置いてください。電源装置が平面で支えられていないと、電源装置のケーブルに無理な力がかかり、ルータの背面パネルのコネクタから電源装置が外れることがあります。

ルータの設置手順は、図 2-8 のとおりです。このマニュアルの最後のページに、ネジ間の距離を測るためのテンプレートがあります。

図 2-8 壁面へのルータの設置

 

インストレーションの確認

LED を調べて、電源、イーサネット、およびシリアル接続を確認します。 表2-3 に、各 LED の正常パターンと、異常パターンの場合の対処方法を示します。

 

表2-3 インストレーションの確認

LED
正常な
パターン
説明
異常パターンの場合の対処方法

OK

点灯

ルータに電力が供給されています。ルータはセルフテストを完了し、動作中です。

消灯している場合は、「トラブルシューティング」を参照してください。

LINK

点灯

(LINK LED はルータの背面パネルにあります。)

イーサネット装置が接続されています。

消灯している場合は、HUB/NO HUB ボタンを切り替えます(HUB[入]になっている場合はNO HUB[出]に、また逆の場合も同様) 2 それでも消灯している場合は、「トラブルシューティング」を参照してください。

CD(キャリア検知)

点灯

シリアル インターフェイスが起動し、キャリア信号が検知されています。 3

長時間消灯している場合は、「トラブルシューティング」を参照してください。

2.ハブの同等のボタンを設定することによるルータの HUB/NO HUB ボタンの設定への影響については、この章の前の方の「イーサネット装置の接続」を参照してください。

3.シリアル インターフェイスを設定するまで、この LED は点灯しません。シリアル インターフェイスの設定に関する詳細は、『Cyclone 805 Router Software Configuration Guide』を参照してください。

次の作業

これでハードウェアのインストレーションは完了しました。次はソフトウェアの設定を行います。設定には、Cisco 805 Fast Step ソフトウェアを使用することを強く推奨します。Cisco 805 に付属している Cisco 805 Fast Step CD-ROM と Cisco 805 Fast Step オンライン ヘルプを使用してください。ソフトウェアの設定に CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用する場合は、『Cisco 805 Router Software Configuration Guide』を参照してください。