Cisco 800 シリーズ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
ISDN BRI理由種別値
ISDN BRI理由種別値
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

ISDN BRI理由種別値

ISDN BRI理由種別値

この付録では、Cisco 800シリーズ ルータの使用中にISDNスイッチから送信される可能性のあるISDN BRIの標準的な理由種別値について説明します。これらの値はISDNコールのステータスを表し、ISDNスイッチからルータに送信されます。

一般に電話会社は理由種別メッセージを10進値で定義していますが、Cisco 800シリーズ ルータはこの10進値を16進値( hex )に変換して表示します。

理由種別値は標準化されていますが、理由種別メッセージについては、各電話会社がそれぞれ独自の表現を使用しています。したがって、表 E-1に示す理由種別メッセージは、端末に表示される実際のメッセージと正確には一致しない場合があります。

表 E-1に、ISDN BRI理由種別値、対応する16進値、理由種別メッセージを示すとともに、各メッセージについて簡単に説明します。

 

表 E-1 ISDN BRI理由種別値および理由種別メッセージ

理由種別値1
16進値2
理由種別メッセージ
定義

1

0001

Unassigned number.

ISDN番号は正しいフォーマットでスイッチに送信されましたが、その番号が割り当てられた宛先装置がありません。

2

0002

No route to specified transit network.

ISDN交換機は、未認識の中間ネットワーク経由でコールをルーティングするように要求されました。

3

0003

No route to destination.

宛先アドレスに対応しない中間ネットワーク経由で、コールがルーティングされました。

6

0006

Channel unacceptable.

指定されたチャネルのサービス品質が不十分であるため、接続を受け付けることができません。

7

0007

Call awarded and delivered.

すでに確立済みのコール チャネルに接続される着信コールが、ユーザに割り当てられています。

16

0010

Normal call clearing.

正常なコール切断処理が行われました。

17

0011

User busy.

コールを受けたシステムは接続要求を確認していますが、Bチャネルがすべて使用中であるため、コールを受け付けることができません。

18

0012

No user responding.

宛先がコールに応答しないので、接続を完了できません。

19

0013

No answer from user (user alerted).

宛先は接続要求に応答していますが、所定の時間内に接続を完了できませんでした。接続のリモート エンド側に問題があります。

21

0015

Call rejected.

宛先はコールを受け付ける能力があるにもかかわらず、コールを拒否しました。原因は不明です。

22

0016

Number changed.

コールのセットアップに使用されたISDN番号が、どのシステムにも割り当てられていません(呼び出された装置に代替アドレスが割り当てられている場合、このメッセージの診断フィールドでその代替アドレスが返される場合があります)。

26

001A

Nonselected user clearing.

宛先はコールを受け付ける能力があるにもかかわらず、そのコールがユーザに割り当てられていないので拒否しました。

27

001B

Destination out of order.

インターフェイスが正常に動作していないので、宛先に到達できません。シグナリング メッセージの配信も不可能です。一時的な現象の可能性もありますが、リモート装置がオフになっている場合などには、長時間この状態が続くこともあります。

28

001C

Invalid number format.

接続を確立できませんでした。原因は、宛先アドレスが未認識のフォーマットで指定されている、または宛先アドレスが不完全であるためです。

29

001D

Facility rejected.

ユーザが要求した機能をネットワークが提供できません。

30

001E

Response to STATUS ENQUIRY.

受信したステータス照会メッセージに対する直接的な応答として、ステータス メッセージが生成されました。

31

001F

Normal, unspecified.

標準的な理由種別がいずれも該当しない、正常なイベントが発生したことを表します。対応処置は不要です。

34

0022

No circuit or channel available.

コールを受け取る適切なチャネルがないので、接続を確立できません。

38

0026

Network out of order.

ネットワークが正常に動作していないので、宛先に到達できません。この状況は長時間続く場合があります。ただちに再接続を試行しても、失敗する可能性が高くなります。

41

0029

Temporary failure.

ネットワークが正常に動作していないので、エラーが発生しました。この問題は短時間で解消されます。

42

002A

Switching equipment congestion.

ネットワークの交換装置が一時的に過負荷になっているので、宛先に到達できません。

43

002B

Access information discarded.

要求したアクセス情報をネットワークが提供できません。

44

002C

Requested circuit or channel not available.

要求したチャネルをリモート装置が提供できません。原因は不明です。一時的な現象の可能性もあります。

47

002F

Resource unavailable, unspecified.

要求したチャネルまたはサービスを利用できません。原因は不明です。一時的な現象の可能性もあります。

49

0031

Quality of service unavailable.

(CCITT3 recommendation X.213に定められた)要求したサービス品質をネットワークが提供できません。利用契約に関連する問題の可能性があります。

50

0032

Requested facility not subscribed.

要求した付加サービスをリモート装置はサポートしていますが、加入契約を交わさない限りサービスを利用できません。

57

0039

Bearer capability not authorized.

ユーザはネットワークが提供しているBC(ベアラ機能)を要求しましたが、この機能を使用する許可が与えられていません。利用契約に関連する問題の可能性があります。

58

003A

Bearer capability not presently available.

ネットワークは通常、要求したBCを提供しますが、現時点では提供していません。ネットワークの一時的な問題、または利用契約に関連する問題と考えられます。

63

003F

Service or option not available, unspecified.

要求したサービス オプションを、ネットワークまたはリモート装置が提供できません。原因は不明です。利用契約に関連する問題の可能性があります。

65

0041

Bearer capability not implemented.

ユーザが要求したBC(ベアラ機能)をネットワークが提供できません。

66

0042

Channel type not implemented.

要求したチャネル タイプを、ネットワークまたは宛先装置がサポートしていません。

69

0045

Requested facility not implemented.

要求した付加サービスを、リモート装置がサポートしていません。

70

0046

Only restricted digital information bearer is available.

ネットワークは非制限のデジタル情報BCを提供できません。

79

004F

Service or option not available, unspecified.

要求したサービス オプションを、ネットワークまたはリモート装置が提供できません。原因は不明です。利用契約に関連する問題の可能性があります。

81

0051

Invalid call reference value.

リモート装置が受信したコールには、ユーザとネットワーク間のインターフェイス上で現在使用されていないコール参照が使用されています。

82

0052

Identified channel does not exist.

受信側の装置が、インターフェイス上でアクティブになっていないチャネルの使用を要求されました。

83

0053

A suspended call exists but this call identity does not.

ネットワークがコール再開要求を受信しました。このコール再開要求には、中断されたコールでコール アイデンティティが使用されていることを示す、Call Identify(コール識別)情報要素が含まれています。

84

0054

Call identity in use.

ネットワークがコール再開要求を受信しました。このコール再開要求には、中断されたコールでコール アイデンティティが使用されていることを示す、Call Identify(コール識別)情報要素が含まれています。

85

0055

No call suspended.

保留になっている中断コールがまったくないにもかかわらず、ネットワークがコール再開要求を受信しました。一時的なエラーであり、何回かコールを再試行すれば解消される可能性があります。

86

0056

Call having requested call identity has been cleared.

ネットワークがコール再開要求を受信しました。このコール再開要求には、中断されたコールを示すCall Identify(コール識別)情報要素が含まれています。ただし、その中断コールはタイムアウトまたはリモート ユーザによってクリアされています。

88

0058

Incompatible destination.

非ISDN装置(アナログ回線など)への接続を試行しました。

91

005B

Invalid transit network specified.

ISDN交換機は、未認識の中間ネットワーク経由でコールをルーティングするように要求されました。

95

005F

Invalid message, unspecified.

標準的な理由種別がいずれも該当しない、無効なメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。このエラーが繰り返し発生する場合は、電話会社に連絡してください。

96

0060

Mandatory information element is missing.

受信側の装置が、必須の情報要素の1つを含んでいないメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。このエラーが繰り返し発生する場合は、電話会社に連絡してください。

97

0061

Message type nonexistent or not implemented.

受信側の装置が未認識のメッセージを受信しました。メッセージ タイプが無効、またはメッセージ タイプは有効であってもサポートされていないことが原因です。リモート コンフィギュレーションに関連する問題、またはローカルDチャネルに関連する問題のどちらかが原因です。

98

0062

Message incompatible with call state or message type nonexistent.

リモート装置が無効なメッセージを受信しました。標準的な理由種別がいずれも該当しません。Dチャネル エラーが原因です。このエラーが繰り返し発生する場合は、電話会社に連絡してください。

99

0063

Information element nonexistent or not implemented.

リモート装置が、未認識の情報要素を含むメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。このエラーが繰り返し発生する場合は、電話会社に連絡してください。

100

0064

Invalid information element contents.

リモート装置が、情報要素内に無効な情報を含むメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。

101

0065

Message not compatible with call state.

リモート装置が、接続の現在の状態に対応しない、予期しないメッセージを受信しました。この問題は一般に、Dチャネル エラーが原因です。

102

0066

Recovery on timer expiry.

タイマの満了により、エラー処理(リカバリ)手順が開始されました。これは通常、一時的な問題です。

111

006F

Protocol error, unspecified.

他の標準的な理由種別がいずれも該当しない、不明のDチャネル エラーです。

127

007F

Interworking, unspecified.

イベントが発生しましたが、ネットワークは実行した処置の理由を明らかにしていません。問題の詳細は不明です。

UNKNOWN

Unknown or local error.

イベントが発生しましたが、ネットワークは実行した処置の理由を明らかにしていません。問題の詳細は不明です。

1.理由種別値を10進フォーマットで示しています。

2.16進値 = 10進の理由種別値を16進に変換した値。

3.CCITT = Consultative Committee for International Telegraph and Telephone:国際電信電話諮問委員会。