Cisco 4000 シリーズ ISR ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
概要
概要

概要

このマニュアルでは、Cisco 4000 シリーズ サービス統合型ルータ(ISR)に固有のソフトウェア機能の概要を示します。

次の表に、Cisco 4000 シリーズ ISR に属するルータ モデルを示します。

表 1 Cisco 4000 シリーズ ルータのモデル

Cisco ISR 4400 シリーズ

Cisco ISR 4300 シリーズ

  • Cisco ISR 4431

  • Cisco ISR 4451

  • Cisco ISR 4321

  • Cisco ISR 4331

  • Cisco ISR 4351


(注)  


特に明記されない限り、このマニュアルの情報は、Cisco 4400 シリーズ ルータおよび Cisco 4300 シリーズ ルータの両方に適用されます。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

はじめに

Cisco 4000 シリーズ ISR は、LAN および WAN 接続機能を搭載したモジュール型ルータであり、Cisco 拡張サービス モジュール(SM-X)およびネットワーク インターフェイス モジュール(NIM)などのインターフェイス モジュールを使用してこれを設定できます。 NIM スロットでは、ホステッド アプリケーション用のリムーバブル ストレージもまたサポートされています。

エンタープライズ アプリケーションとサービス プロバイダー アプリケーション向けに次の機能が備わっています。

  • エンタープライズ アプリケーション

    • ハイエンド ブランチ ゲートウェイ

    • 地域サイトの集約

    • キー サーバまたは PfR マスター コントローラ

    • デバイス統合またはRack in a Box

  • サービス プロバイダー アプリケーション

    • 顧客宅内機器(CPE)でのハイエンド マネージド サービス

    • サービス統合プラットフォーム

    • ルート リフレクタまたはシャドウ ルータ

    • 柔軟性のあるカスタマー エッジ ルータ

ルータは Cisco IOS XE ソフトウェアを実行し、多数の個別プロセスでソフトウェア コンポーネントを使用します。 このモジュール型アーキテクチャにより、標準の Cisco IOS ソフトウェアと比べてネットワーク復元力が向上します。

このマニュアルの構成

表 2 このマニュアルの構成

セクション

説明

概要

ルータの概要と、ルータの主要な内部プロセスについて説明します。

Cisco IOS XE ソフトウェアの使用

ルータでの Cisco IOS XE ソフトウェアの基本的な使用方法について説明します。

管理インターフェイスの使用

ギガビット イーサネット管理インターフェイスと Web ユーザ インターフェイスの使用法について説明します。

コンソール ポート、Telnet、および SSH の処理

Cisco IOS XE プラットフォーム間で共通のソフトウェア機能について説明します。

ソフトウェアのインストール

ファイル システム、パッケージ、ライセンス、ソフトウェアのインストールに関する重要な情報を提供します。

ルータの基本設定

ルータを設定するために必要な基本作業について説明します。

スロットおよびサブスロットの設定

サービス モジュールが装着されるシャーシ スロット番号およびサブスロットについて説明します。

プロセス ヘルス モニタリング

ルータの各種コンポーネントの正常性の管理および監視について説明します。

システム メッセージ

syslog メッセージについて説明します。

トレース管理

ルータの内部イベントのログを記録するトレース機能について説明します。

環境モニタリングおよび PoE 管理

ルータの環境モニタリング機能について説明します。

ハイ アベイラビリティの設定

ネットワーク全体を保護するためのルータのハイ アベイラビリティ機能について説明します。

設定例

ソフトウェアのインストールとパッケージングなどの例を示します。

Cisco 拡張サービス モジュールおよびネットワーク インターフェイス モジュールの管理

ルータに接続できるモジュールについて説明し、その他のマニュアルへの関連リンクを示します。 モジュール(NIM および SM)の設定の詳細については、『Documentation Roadmap』を参照してください。

プロセス

ルータの状態を確認し、トラブルシューティングを行う際に役立つバックグラウンド プロセスの一覧を次の表に示します。 ただし、ほとんどのルータ動作を理解するうえで、これらのプロセスを理解しておく必要はありません。

表 3 個別のプロセス

プロセス

目的

影響される FRU

サブパッケージ マッピング

Chassis Manager

ハイ アベイラビリティ(HA)ステート、環境モニタリング、および FRU ステート制御の管理など、シャーシ管理機能を制御します。

RP

SIP

ESP

RPControl

SIPBase

ESPBase

Host Manager

IOS プロセスと、基盤となるプラットフォーム カーネルおよびオペレーティング システムの多くの情報収集機能との間のインターフェイスを提供します。

RP

SIP

ESP

RPControl

SIPBase

ESPBase

ロガー

各 FRU で実行されるプロセスに対して、IOS ロギング サービスを提供します。

RP

SIP

ESP

RPControl

SIPBase

ESPBase

IOS

ルータのすべての転送およびルーティング機能を実装します。

RP

RPIOS

Forwarding Manager

ESP への設定の詳細のダウンロード、および IOS プロセスへのフォワーディング プレーン情報(統計情報など)の伝達を管理します。

RP

ESP

RPControl

ESPBase

Pluggable Services

認証などのプラットフォーム ポリシー アプリケーションと IOS プロセスを統合します。

RP

RPControl

Shell Manager

統合パッケージの非 IOS コンポーネントに関連するユーザ インターフェイス(UI)機能を提供します。 これらの機能は、IOS プロセスに障害が発生したときに診断モードでも使用できます。

RP

RPControl

IO モジュール プロセス

NIM または拡張サービス モジュール(SM-X)との間で、設定およびその他の制御メッセージを交換します。

IO モジュール

SIPSPA

CPP ドライバ プロセス

ESP での CPP ハードウェア フォワーディング エンジンを管理します。

ESP

ESPBase

CPP HA プロセス

CPP ハードウェア フォワーディング エンジンの HA ステートを管理します。

ESP

ESPBase

CPP SP プロセス

Forwarding Manager プロセスの ESP インスタンスで CPP 側機能への高遅延タスクを実行します。

ESP

ESPBase

ルータの機能およびモデルの詳細については、『Hardware Installation Guide for the Cisco 4000 Series Integrated Services Routers』を参照してください。