Cisco 3825 モバイル ワイヤレス エッジ ルータ ソフ トウェア コンフィギュレーション ガイド
初回 設定
初回設定
発行日;2012/02/02 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

初回設定

ブート イメージについて

Cisco3825 ルータ インターフェイスの番号付けについて

スロットおよびポートの番号付け

Setup コマンド機能

ルータで作業を開始する前に

Setup コマンド機能の使用方法

グローバル パラメータの設定

設定の完了

初回設定

この章では、初めてルータを設定する前に、十分理解しておく必要のある事柄について説明します。具体的には、ブート イメージ、インターフェイスの番号付け、ルータでの作業に戻る前に実行する必要のある作業について説明します。また、 setup コマンド機能を使用して、Cisco 3825 モバイル ワイヤレス エッジ ルータを設定する方法についても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

「Setup コマンド機能」

「グローバル パラメータの設定」

「設定の完了」

ブート イメージについて

スロット 0 のコンパクト フラッシュ デバイスの最初のファイルは、使用する Cisco IOS ソフトウェア イメージである必要があります。このファイルではない場合、Cisco 3825 ルータを起動できません。

Cisco 3825 ルータ インターフェイスの番号付けについて

Cisco 3825 ルータの各ネットワーク インターフェイスは、スロット番号、サブスロット番号、およびポート番号によって識別されます。

図 3-1 に、Cisco 3825 ルータのインターフェイス番号付けの例を示します。

4 つの Cisco 2 ポート T1/E1-RAN スロットのそれぞれに装着された Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カード(HWIC0、HWIC1、HWIC2、HWIC3 とラベルが付いている。HWIC は High-Speed WIC [高速 WIC] の略)

2 つの組み込み Gigabit Ethernet(GE; ギガビット イーサネット)インターフェイス(GE 0/0 および GE 0/1 とラベルが付いている)。

図 3-1 Cisco 3825 ルータのスロットおよびポート番号

 

スロットおよびポートの番号付け

Cisco 3825 ルータ シャーシには、次の LAN および WAN インターフェイス タイプが含まれます。

1 個の Small Form Pulggable(SFP; 着脱可能小型フォーム)ポート:業界標準のギガビット インターフェイス コンバータ

2 つの組み込みギガビット イーサネット LAN インターフェイス(GE 0/0 および GE 0/1 とラベルが付いている)

Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カード装着用の 4 つのスロット(HWIC0、HWIC1、HWIC2、HWIC3 とラベルが付いている)

NM-2W ネットワーク モジュール装着用の 2 つのスロット(最大 4 枚の追加の Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カードをサポート)


) 着脱式フェース プレートにより、倍幅の NMD ネットワーク モジュールを NME スロット 2 に装着できます。


論理スロット番号は、次のとおりです。

0:すべての組み込み Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カード スロット

1:下位のネットワーク モジュール スロット

2:上位のネットワーク モジュール スロット

番号付けの形式は、次のとおりです。

<インターフェイス タイプ> <スロット番号> / <サブスロット番号> / <ポート番号>

次に例を示します。

Serial 0/0/0 (HWIC slot 0)
 
Serial 1/0/0 (NM slot 1)
 

インターフェイス(ポート)番号は、インターフェイス タイプごとに論理 0 から始まり、ポートは右から左へ順番に番号が付けられます。

2 つの組み込みギガビット イーサネット 10/100/1000 論理インターフェイスは GE 0/0 と GE 0/1 です。

組み込み Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カード スロットに装着されたすべての Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイスの論理スロット番号は常に 0 です (HWIC0、HWIC1、HWIC2、および HWIC3 スロットの指定は、物理スロットの識別だけを目的としています)。Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カードのインターフェイスは、Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カードが装着されている物理スロットに関係なく、インターフェイス タイプごとに論理 0/0/0 から始まり、右から左へ順番に番号が付けられます。

たとえば、2 つの 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カード スロット(物理スロット HWIC0 および HWIC1)に Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイスがある場合、論理インターフェイスは次のようになります。

物理スロット HWIC0 のシリアル 0/0/0 およびシリアル 0/0/1

物理スロット HWIC1 のシリアル 0/1/0 およびシリアル 0/1/1

ただし、Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カードを物理スロット HWIC1 に装着している場合(スロット HWIC0 は空のまま)、スロット HWIC1 の論理インターフェイスはシリアル 0/0/0 とシリアル 0/0/1 になります。後から、Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カードをスロット HWIC0 に追加すると、インターフェイスの番号は順番にずれていきます。追加後は、論理インターフェイスのシリアル 0/0/0 とシリアル 0/0/1 に対して作成した設定が、スロット HWIC0 の Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイス カードに適用され、HWIC1 で以前に設定したインターフェイス(シリアル 0/1/0 とシリアル 0/1/1 になる)に対して新しい設定を作成する必要があります。

NM-2W ネットワーク モジュールを使用してスロット 1 に装着された Cisco 2 ポート T1/E1-RAN インターフェイスのスロット番号は常に 1 になり、インターフェイスは必ず右から左に順番に番号が付けられます。

Setup コマンド機能

setup コマンド機能は、ルータが迅速に稼動し始めるために必要な情報の入力を求めます。機能の手順に従うことで、LAN インターフェイスを含む基本設定を実行できます。

ルータを手動で設定する場合、または setup コマンド機能に含まれないモジュールやインターフェイスを設定する場合は、「Cisco IOS ソフトウェア機能」に進み、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)の使用方法を習得してください。その後、「CLI を使用した RAN-O ソリューションにおける Cisco 3825 モバイル ワイヤレス エッジ ルータの設定」に進み、Cisco 3825 ルータの設定手順に従います。

ルータで作業を開始する前に

ルータに電源を入れ、 setup コマンド機能を使い始める前に、次の手順を実行してください。


ステップ 1 『Cisco 3800 Series Hardware Installation guide』の「Connecting Cables to Cisco 3800 Series Routers」の説明に従い、ハードウェアをセットアップし、コンソールとネットワーク ケーブルを接続します。

ステップ 2 PC ターミナル エミュレーション プログラムを 9600 ボー、8 データ ビット、パリティなし、および 1 ストップ ビットに設定します。


 

Setup コマンド機能の使用方法

setup コマンド機能は、PC ターミナル エミュレーション プログラム ウィンドウに表示されます。

ルータの基本設定を作成するには、次の手順を実行します。

「グローバル パラメータの設定」の手順を完了します。

「設定の完了」の手順を完了します。


) setup コマンド機能の使用中に操作を間違えた場合は、いったん setup コマンド機能を終了してから、もう一度実行することができます。Ctrl+C を押し、イネーブル モードのプロンプト(1900#)で setup と入力します。


グローバル パラメータの設定


ステップ 1 ルータの電源を投入します。

ターミナル エミュレーション プログラム ウィンドウにメッセージが表示され始めます。


注意 メッセージの表示が停止するまで、キーボードのキーを押さないでください。表示中にいずれかのキーを押すと、メッセージ停止後に最初に入力されたコマンドとして解釈され、ルータの電源断や再起動を引き起こすことがあります。数分間待つと メッセージは自動的に停止します。

メッセージは次のように表示されます。


) ルータ内の Cisco IOS ソフトウェア イメージとインターフェイス モジュールに応じて、メッセージは異なります。ここでの画面表示例は、あくまで参考として掲載しています。ご使用のコンソール上のメッセージと一致しない場合があります。


rommon 1 >boot
program load complete, entry point: 0x8000f000, size: 0xc0c0
 
Initializing ATA monitor library.......
 
program load complete, entry point: 0x80010000, size: 0x2888ab0
Self decompressing the image :
############################################################################
[OK]
 
Smart Init is enabled
smart init is sizing iomem
ID MEMORY_REQ TYPE
00042A 0X010D78F3 C3825 motherboard
0000D6 0X000D8A10 FE Port Module, 2 WAN
0000D6 0X000D8A10 FE Port Module, 2 WAN
0X00288860 Onboard PVDM2 SIMM
0X000021B8 Onboard USB
000587 0X0030FEF2 ATM AIM-8 with SAR only, no DSPs
000587 0X0030FEF2 ATM AIM-8 with SAR only, no DSPs
0X00660670 public buffer pools
0X0078F000 public particle pools
TOTAL: 0X02922B7F
 
If any of the above Memory requirements
are “UNKNOWN”, you may be using an unsupported
configuration or there is a software problem and
system operation may be compromised.
Rounded IOMEM up to: 42Mb.
Using 8 percent iomem. [42Mb/512Mb]
 
Restricted Rights Legend
 
Use, duplication, or disclosure by the Government is
subject to restrictions as set forth in subparagraph
(c) of the Commercial Computer Software - Restricted
Rights clause at FAR sec. 52.227-19 and subparagraph
(c) (1) (ii) of the Rights in Technical Data and Computer
Software clause at DFARS sec. 252.227-7013.
 
cisco Systems, Inc.
170 West Tasman Drive
San Jose, California 95134-1706
 
Cisco IOS Software, 3800 Software (C3825-IPRANK9-M), Version 12.4(16)MR1, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2008 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Thu 10-Jan-08 14:09 by prod_rel_team
Image text-base: 0x600010930, data-base: 0x62C1F030
 
This product contains cryptographic features and is subject to United
States and local country laws governing import, export, transfer and
use. Delivery of Cisco cryptograhpic products does not imply
third-party authority to import, export, distribute or use encryption.
Importers, exporters, distributors and users are responsible for
compliance with U.S. and local country laws. By using this product you
agree to comply with applicable laws and regulations. If you are unable
to comply with U.S. and local laws, return this product immediately.
 
A summary of U.S. laws governing Cisco cryptographic products may be found at:
http://www.cisco.com/wwl/export/crypto/tool/stqrg.html
 
If you require further assistance please contact us by sending email to
export@cisco.com.
 
Cisco 3825 (revision 1.0) with 481280K/43008K bytes of memory.
Processor board ID FHK0902F51G
2 Gigabit Ethernet interfaces
16 Channelized (E1 or T1)/PRI ports
2 ATM/Voice AIMs
DRAM configuration is 64 bits wide with parity disabled.
479K bytes of NVRAM.
125440K bytes of ATA System CompactFlash (Read/Write)
 

ステップ 2 次のメッセージが表示されたら、 yes と入力し、初期設定ダイアログを開始します。

Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system
 
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]:yes
Configuring global parameters:
 

ステップ 3 ルータのホスト名(この例では 3825 -1)を入力します。

Configuring global parameters:
 
Enter host name [Router]: 3825-1
 

ステップ 4 イネーブル シークレット パスワードを入力します。このパスワードは暗号化されており(セキュリティ保護レベルが高い)、設定を表示しても参照できません。

The enable secret is a password used to protect access to
privileged EXEC and configuration modes. This password, after
entered, becomes encrypted in the configuration.
Enter enable secret: ciscoenable
 

) イネーブル シークレット パスワードを入力する場合、入力している間はパスワードが表示されます。入力後は、設定内で暗号化されます。


ステップ 5 イネーブル シークレット パスワードとは異なるイネーブル パスワードを入力します。このパスワードは暗号化されて いない (セキュリティ保護レベルが低い)ため、設定を表示して参照することができます。

The enable password is used when you do not specify an
enable secret password, with some older software versions, and
some boot images.
Enter enable password: ciscoenable

ステップ 6 仮想端末パスワードを入力します。このパスワードによって、コンソール ポート以外のポートからルータへの不正アクセスを防止します。

The virtual terminal password is used to protect
access to the router over a network interface.
Enter virtual terminal password: ciscoterminal
 

ステップ 7 使用するネットワークに基づいて、次のプロンプトに応答します。

Configure SNMP Network Management? [yes]:
Community string [public]: public
 

ステップ 8 インターフェイスのサマリーが表示されます。このリストは、どのネットワーク モジュール(ある場合)がルータに装着されているかによって異なります。

Current interface summary
 
Any interface listed with OK? value “NO” does not have a valid configuration
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
GigabitEthernet0/0 unassigned NO unset up up
GigabitEthernet0/1 unassigned NO unset up up
 

ステップ 9 ネットワーク管理システムへの接続に使用するインターフェイスを指定します。

Enter interface name used to connect to the
management network from the above interface summary: GigabitEthernet0/0
 

ステップ 10 プロンプトに従い、指定したインターフェイスを設定します。

Configuring interface GigabitEthernet0/0:
Use the 100 Base-TX (RJ-45) connector? [yes]: yes
Operate in full-duplex mode? [no]: yes
Configure IP on this interface? [yes]:yes
IP address for this interface: 178.18.44.233
Subnet mask for this interface [255.255.0.0] : 255.255.255.128
Class B network ia 178.18.0.0, 25 subnet bits; mask is /25
 


 

設定の完了

setup コマンド機能によって要求された情報をすべて入力すると、設定が表示されます。次のようなメッセージが表示されます。

The following configuration command script was created:
 
!
hostname 3825-1
enable secret 5 $1$5fH0$Z6Pr5EgtR5iNJ2nBg3i6y1 enable password ciscoenable line vty 0 4
password ciscoenablesnmp-server community public !
no ip routing
 
!
interface GigabitEthernet0/0
no shutdown
media-type 100BaseX
full-duplex
ip address 178.18.44.233 255.255.255.128
!
interface GigabitEthernet0/1
shutdown
no ip address
!
end
 

ルータの設定を完了するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 setup コマンド機能は、この設定を保存するかどうかを確認するプロンプトを表示します。

[0] Go to the IOS command prompt without saving this config.
[1] Return back to the setup without saving this config.
[2] Save this configuration to nvram and exit.
 
Enter your selection [2]: 2
Building configuration...
[OK]
 
Use the enabled mode 'configure' command to modify this configuration.
 
 
Press RETURN to get started!
 

no を選択すると、入力した設定情報は保存 されず 、ルータ イネーブル プロンプトに戻ります。setup と入力すると、システム設定ダイアログに戻ります。

yes を選択すると、設定は保存され、EXEC プロンプトに戻ります。

ステップ 2 画面上でのメッセージの表示が停止した時点で Return キーを押すと、コマンドライン プロンプトが表示されます。


 

3825-1> プロンプトは、現在 CLI におり、基本ルータ設定が完了したことを示しています。ただし、これは完全な設定 ではありません「CLI を使用した RAN-O ソリューションにおける Cisco 3825 モバイル ワイヤレス エッジ ルータの設定」の説明に従い、Cisco IOS ソフトウェア CLI を使用してさらにパラメータを設定する必要があります。