Cisco 3200 シリーズ ルータ ハードウェア アップグ レード ガイド
概要
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発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2009/07/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

概要

概要

この章では、Cisco 3230 および 3270 Rugged Integrated Services Router(ISR; サービス統合型ルータ)エンクロージャの概要を説明し、現場で交換できるルータ コンポーネントの一覧を示します。また、これらのコンポーネントの交換に必要な工具についても示します。

Cisco 3230 Rugged Enclosure

Cisco 3230 Rugged Enclosure には、耐久性の高いワイヤレス ルータが搭載されていて、安全性の高いデータ、音声、およびビデオ コミュニケーションを提供するほか、統合 802.11b/g および 4.9 GHz/5 GHz ワイヤレス テクノロジーなど複数の有線およびワイヤレス リンクをサポートします。

柔軟でコンパクトなフォーム ファクタにより、これらの高耐久性エンクロージャは車載や屋外の環境に最適です。

完全に組み立てられた Cisco 3230 Rugged Enclosure

図 1-1 に、完全に組み立てられた Cisco 3230 Rugged Enclosure の図を 2 つ示します。

図 1-1 Cisco 3230 Rugged Enclosure

 

 

1

エンクロージャ前部(I/O エンドキャップ)1

2

エンクロージャ背面(アンテナ エンドキャップ)

1.この図のエンドキャップにはシリアル ポートが 4 つ見えますが、一般的構成では 2 つのシリアル ポートを装備します。

Cisco 3230 Rugged Enclosure の分解図

Cisco 3230 Rugged Enclosure の分解図を図 1-2 に示します。

図 1-2 3230 Rugged Enclosure の分解図

 

 

1

I/O エンドキャップ2

2

配線カード(バージョン 2)

3

カード スタック

4

押出し成型材(エンクロージャ本体)

5

アンテナ エンドキャップ

2.この図のエンドキャップにはシリアル ポートが 4 つ見えますが、一般的構成では 2 つのシリアル ポートを装備します。

Cisco 3230 ルータ カード スタック

Cisco 3230 Rugged Enclosure は、最大で 7 つのカードからなるルータ カード スタック バンドルを搭載します。各バンドルの基本構成は、次のカードで構成されます。

Cisco 3230 Mobile Access Router Card(MARC; モバイル アクセス ルータ カード)を 1 枚

Cisco Serial Mobile Interface Card(SMIC)を 1 枚

Cisco Fast Ethernet Switch Mobile Interface Card(FESMIC)を 1 枚

Cisco Mobile Router Power Card(MRPC)を 1 枚

また、カード スタック バンドルに 1 ~ 3 つの Cisco Wireless Mobile Interface Card(WMIC; ワイヤレス モバイル インターフェイス カード)を追加することもできます。

Cisco 3230 ISR カード スタック バンドルを構成するカードは、図 1-3 に示す順序で重ねられます。

図 1-3 Cisco 3230 ルータ カード スタック バンドル

 

 

1

WMIC 1

2

MRPC

3

MARC

4

SMIC

5

FESMIC

6

WMIC 2

7

WMIC 3

Cisco 3270 Rugged ISR Enclosure

Cisco 3270 Rugged ISR Enclosure の大きさは、Cisco 3230 Rugged ISR Enclosure のほぼ 2 倍です。Cisco 3270 MARC を利用するために、より大きなエンクロージャが必要です。Cisco 3230 MARC と比べて長さがありますが、ポート密度が高く、パフォーマンスに優れ、ギガビット イーサネット機能を備えています。

このセクションでは、Cisco 3270 Rugged Enclosure の概要について説明します。詳細については、『 Cisco 3200 Series Router Hardware Reference 』を参照してください。

完全に組み立てられた Cisco 3270 Rugged Enclosure

図 1-4 に、完全に組み立てられた Cisco 3270 Rugged Enclosure の図を 2 つ示します。

図 1-4 Cisco 3270 Rugged Enclosure

 

1

エンクロージャ前部(I/O エンドキャップ)3

2

エンクロージャ背面(アンテナ エンドキャップ)

3.この図のエンドキャップにはシリアル ポートが 4 つ見えますが、一般的構成では 2 つのシリアル ポートを装備します。

Cisco 3270 Rugged Enclosure の分解図

Cisco 3270 Rugged Enclosure の分解図を図 1-5 に示します。

図 1-5 3270 Rugged Enclosure の分解図

 

 

1

I/O エンドキャップ4

2

配線カード(バージョン 2)

3

カード スタック

4

押出し成型材(エンクロージャ本体)

5

アンテナ エンドキャップ

4.この図のエンドキャップにはシリアル ポートが 4 つ見えますが、一般的構成では 2 つのシリアル ポートを装備します。

Cisco 3270 Rugged Enclosure では、配線カードのバージョン 2 だけをサポートします。

Cisco 3270 ルータ カード スタック

Cisco 3270 Rugged Enclosure は、最大で 7 つのカードからなるカード スタック バンドルを搭載します。各バンドルの基本構成は、次のとおりです。

Cisco MARCを 1 枚

Cisco SMIC を 1 枚

Cisco FESMIC を 1 枚

Cisco MRPC を 1 枚

(光ファイバ対応装置だけ)SFP モジュールを 1 つ

また、カード スタック バンドルに 1 ~ 3 つの Cisco WMIC を追加することもできます。

Cisco 3270 ISR カード スタック バンドルを構成するカードは、図 1-6 に示す順序で重ねられます。

図 1-6 オプションの WMIC が 3 枚装着されている Cisco 3270 ルータ カード スタック バンドル

 

1

WMIC 1

2

MRPC

3

Cisco 3270 Rugged ルータ カード

4

SMIC

5

FESMIC

6

WMIC 2

7

WMIC 3

8

SFP モジュール

9

2 つめのPCI バス


) Cisco 3270 MARC は、2 つめの PCI バスに最大で 6 枚のカードを追加装着できるように設計されています。


配線カード

Cisco 3230 Rugged Enclosure では、配線カードのバージョン 1 および 2 をサポートします。図 1-7 に、配線カードのバージョン 1 を示します。

図 1-7 配線カードのバージョン 1

 

1

ポート J3(WMIC 2 コンソール)

2

ポート J13(シリアル コンソール)

3

ポート J5(LED)

4

ポート J4

5

I/O エンドキャップ コネクタ

6

ポート J2(WMIC 2 コンソール)

配線カードのバージョン 2(図 1-8 を参照)ではバージョン 1 を改良し、FESMIC ポート 1 つの代わりに MARC FE ポートをエンドキャップにルーティングします。

図 1-8 配線カードのバージョン 2

 

1

ポート J14(FE)

2

ポート J13(シリアル コンソール)

3

ポート J5(LED)

4

ポート J3(WMIC 2 コンソール)

5

ポート J4(FE エクステンダ)

6

I/O エンドキャップ コネクタ

7

ポート J2(WMIC 2 コンソール)

配線カードの 2 バージョンの違いの詳細については、次のサイトから入手できる『 Field Notice: FN - 62845 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/ts/fn/620/fn62845.html

アップグレードまたは交換できる部品

このガイドでは、現場で次の Cisco 3200 Rugged ISR コンポーネントをアップグレードまたは交換する方法について説明します。

WMIC

Cisco 3230 および Cisco 3270 の MARC

SMIC

FESMIC

MRPC

SFP モジュール

必要な工具

Cisco 3230 Rugged Enclosure および Cisco 3270 Rugged Enclosure コンポーネントのアップグレードまたは交換作業を開始する前に、次の工具が用意できていることを確認してください。 図 1-9 を参照してください。

工具
説明

マイナス ドライバ

スタックで間隔を調整するときに使用します。

プラス ドライバ

配線カードを固定するネジを締め付けるときに使用します。

六角ブレード/ビット(3/32 インチ)、可変トルク ドライバ(2.5 ~ 6 インチ ポンド)付き

スタック カードを固定するネジを緩めるときに使用します。アレン レンチとも呼ばれます。

トルク レンチ(3/8" ドライブ)およびカスタム ソケット(9/16 インチ)

エンクロージャの背面にある無線コネクタを交換するときに使用します。

ソケット レンチ(3/8 インチ)

エンドキャップを締め付けるときに使用します。

図 1-9 ソケットの寸法