Cisco 3200 シリーズ ルータ ハードウェア リファレンス
SFP モジュールの交換
SFP モジュールの交換
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

SFP モジュールの交換

SFP モジュール スロット内の SFP モジュールの交換

SFP の故障診断

エラー メッセージ

SFP モジュールの交換

この章では Small Form Factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)モジュールの交換方法を説明します。SFP モジュールは Cisco 3270 Rugged Router card の SFP モジュール スロットに挿入されています。この種のモジュールの機能はアップリンク光インターフェイス、レーザー送信(TX)、レーザー受信(RX)を提供することです。

認定されているギガビット SFP モジュールの種類は次のとおりです。

ギガビット マルチモード SFP(Cisco 製品番号:GLC-SX-MM-RGD)

ギガビット シングルモード SFP(Cisco 製品番号:GLC-LX-SM-RGD)

各 SFP はケーブル接続先の SFP と同じタイプでなければならず、通信の信頼性維持に必要な規定のケーブル長を超えてはなりません。押さえ止め金具のある SFP モジュールを図B-1 に示します。


注意 SFP モジュールは光ファイバ ケーブルを差し込んだまま脱着しないことを強く推奨します。差し込んだまま脱着すると、ケーブル、ケーブルのコネクタ、または SFP モジュール内の光インターフェイスが損傷する可能性があります。SFP モジュールを脱着する前にケーブルを外してください。

SFP モジュールの脱着によってモジュールの耐用年数が短縮することがあります。SFP モジュールを必要以上の頻度で脱着しないでください。

図B-1 押さえ留め用金具のある SFP モジュール

 


注意 ケーブルの損傷を避けるため、光ファイバ ケーブルを光ファイバ ポートに接続する際には、標準的な光ファイバ クリーニング手順を実行してください。

SFP モジュール スロット内の SFP モジュールの交換

この章では SFP モジュールを交換する方法を説明します。


警告 クラス 1 レーザー製品です。


SFP モジュールを SFP モジュール スロットに挿入するには次の手順に従ってください。


ステップ 1 静電気放電防止用リスト ストラップを手首に巻きつけ、シャーシの金属露出面にも取り付けます。

ステップ 2 3/8 インチ径レンチを使ってボルトを緩め、アンテナ エンドキャップを取り外します。

ステップ 3 SFP モジュールから LC コネクタ を外します。


ヒント 再び接続するときのために、ケーブル コネクタはどれが送信(TX)で、どれが受信(RX)か区別しておくように注意してください。

ステップ 4 光インターフェイスの汚れを防止するために、ホコリよけプラグを SFP モジュールの光ポートに挿しこみます。


注意 光インターフェイスには触れないでください。

ステップ 5 SFP モジュールのロックを外して取り出します。

図B-2 SFP の各種固定機構の外し方

 

ステップ 6 押さえ留め金具を手前に引いて下ろし、モジュールを引き出します。押さえ留め金具が使いにくく、ひとさし指で開けない場合は、小型のマイナス ドライバーまたは長細い道具を使用して金具を開いてください。

ステップ 7 SFP モジュールを親指とひとさし指でつまんで、慎重にモジュール スロットから外します。

ステップ 8 外した SFP モジュールを耐静電袋またはその他の防護環境に保管します。


注意 ケーブルを接続する準備ができるまで、SFP モジュール ポートのゴム製プラグと光ファイバ ケーブルのゴム製キャップを外さないでください。この種のプラグやキャップは SFP モジュール ポートとケーブルの汚れと外部光を防止します。

ステップ 9 交換 SFP モジュールの上側を判断するために送信(TX)と受信(RX)のマーキングを見つけます。


) 一部の SFP モジュールには送信と受信(TX と RX)のマーキングが矢印で代替されて、送信または受信(TX または RX)のいずれかの接続方向を示しているものがあります。


ステップ 10 スロット開口部に SFP モジュールを合わせます。

ステップ 11 SFP モジュールのコネクタがスロットの後部にしっかりとはまり込むまで、モジュールをスロットに挿入します。

ステップ 12 SFP モジュールの光ポートからホコリよけプラグを外します。あとで使用できるようにプラグを保管しておきます。


注意 ケーブルを接続する準備ができるまで、SFP モジュール ポートのホコリよけプラグと光ファイバ ケーブルのゴム製キャップを外さないでください。この種のプラグやキャップは SFP モジュール ポートとケーブルの汚れと外部光を防止します。

ステップ 13 光ファイバ コネクタを標準の手順に従って清掃します。

ステップ 14 LC ケーブル コネクタを SFP モジュールに挿入します。

ステップ 15 ガスケットが所定の場所に収まっていることを確認し、ボルトを外した際に使用した 3/8 インチ径レンチを使用してアンテナ エンドキャップを元どおりに固定します。ボルトの締付トルクは 58 ~ 68 インチ ポンドです。


 

SFP の故障診断

ブラウザのインターフェイス、CLI、または SNMP ワークステーションから統計情報を得ることができます。

SFP モジュールで一般的なトラブルは次のカテゴリに分けることができます。

パフォーマンスがよくない

接続できない

ソフトウェアがエラーを起こす

表B-1 にこのような問題を検知して解決する方法を示します。

 

表B-1 SFP の一般的なトラブル

現象
考えられる原因
解決方法
パフォーマンスがよくない、または過度なエラー

ケーブルを引いた距離が長すぎる。

ポート統計情報には、過度なフレーム チェック シーケンス(FCS)、コリジョンの遅延、またはアライメント エラーが表示される。

ケーブルの長さを推奨距離以内に短縮する。

ケーブル設置のガイドラインについては、利用している SFP モジュールの資料を参照してください。

接続できない

ケーブルが正しくない、または故障している。

ケーブルの配線を誤っている。

STP がループの可能性をチェックしている。

ピン配列が正しいかどうかを確認して、ケーブルを適切に使用する。

試験済みの良品のケーブルに交換する。

ポート LED がグリーンに変わるまで 30 秒待つ。

SFP モジュールを装着後にポートがエラー使用不可状態にされている

SFP モジュールが故障している、またはシスコによって認定されていない。

SFP モジュールを外してシスコ認定のモジュールに入れ替える。グローバル コンフィギュレーション コマンド errdisable recovery cause gbic-invalid を使用してポート ステータスを確認し、エラー使用不可状態から回復するためにタイムインターバルを入力する。

SFP モジュールを装着後にポートがエラー使用不可状態にされている

SFP モジュールが故障している、またはシスコによって認定されていない。

SFP モジュールをスイッチから外してシスコ認定のモジュールに入れ替える。グローバル コンフィギュレーション コマンド errdisable recovery cause gbic-invalid を使用してポート ステータスを確認し、エラー使用不可状態から回復するためにタイムインターバルを入力する。

デバイスが SFP モジュールを認識しない

SFP モジュールが上下逆に装着されている。

SFP モジュールがスロットに最後まで挿入されていない。

SFP モジュールが上下逆に装着されていないか確認する。

SFP モジュールを取り外す。コネクタ、モジュール、モジュール スロットの物理的破損を調べる。

SFP モジュールを、正常であることを確認済みの SFP モジュールに交換する。

ポート統計情報に過度なエラーが表示される

取り付けられているデバイスに不良なアダプタが使用されている、または STP がループの可能性を調べている。

アダプタ カード診断ユーティリティを実行し、ポート LED がグリーンに変わるまで 30 秒待つ。

エラー メッセージ

エラー メッセージ Transceiver module inserted in port

説明 エラー メッセージに示されているインターフェイスに新しく装着されたトランシーバ モジュールが活性挿抜(Online Insertion and Removal; OIR)機能によって検出されました。

エラー メッセージ INIT_FAILURE: Detected for transceiver module in port, module disabled

説明 エラーメッセージに示されているインターフェイスに、トランシーバ モジュールの初期化エラーが発生しました。この状態はソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェアの問題により生じた可能性があります。このエラーの結果としてモジュールが無効化されています。

推奨処置 モジュールを装着し直してみます。最初にハードウェアを交換するべきではありません。ハードウェア交換を要請する前に、テクニカル サポート担当者とともにトラブルシューティング ログの内容を検討してください。

エラー メッセージ NOT_IDENTIFIED: Detected for transceiver module in %s, module disabled

説明 エラーメッセージに示されているインターフェイスのトランシーバ モジュールを識別できません。このインターフェイスと互換性がない可能性があります。エラーメッセージに示されているトランシーバ モジュールには、正しく解釈できないトランシーバ コードがあります。このエラーの結果としてモジュールがディセーブルになっています。

推奨処置 互換性のあるトランシーバと交換してください。

エラー メッセージ UNSUPPORTED-TRANCEIVER: Unsupported SFP transceiver found on board. Warranty/support may void

説明 このエラー メッセージに示されているインターフェイスのトランシーバ モジュールは、シスコがサポートするモデルではありません。このエラーの結果としてモジュールがディセーブルになっています。お客様または代理店が装着したサードパーティ製トランシーバの利用が障害や欠陥の原因になっているとシスコが判断した場合は、シスコの決定権に基づいて、製品保証またはシスコのサポート プログラムにおけるサポートを差し控える場合があります。シスコ製ネットワーキング製品に対するサポート提供の過程で、サードパーティ製部品を取り外すことがサポート対象問題の診断分析に有効であるとシスコが判断した場合は、シスコがエンドユーザにシスコ製トランシーバの装着を要請する可能性があります。

推奨処置 ありません。