Cisco 3200 シリーズ ワイヤレス MIC ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
概要
概要
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

概要

機能

管理オプション

ネットワークの構成例

ポイントツーポイント ブリッジング

ポイントツーマルチポイント ブリッジング

冗長ブリッジング

アクセス ポイント モード

ワークグループ ブリッジ モード

トラブルシューティング

概要

Cisco 3200シリーズ モバイル アクセス ルータ Wireless Mobile Interface Card(WMIC)(以降、 WMIC )を使用すると、キャンパス内の建物間を無線で接続できます。WMICは、2.4 GHz ISM帯域で動作し、802.11g標準に準拠しています。これにより、54 Mbpsのデータ レートが実現します。ブリッジング モードの場合、WMICは他のWMICと通信できますが、アクセス ポイント モードの場合は、802.11bまたは802.11gクライアントとも通信できます。

WMICに外付けアンテナを接続すると、さまざまなアンテナ ゲインやカバレッジ パターンを実現することができます。WMICは、ポイントツーポイント設定およびポイントツーマルチポイント設定をサポートします。データ スループットを高めたり、コールド スタンバイの冗長性を確保する場合は、ポイントツーポイント リンクを2つ(802.11bの場合は3つ)をスタックすることができます。

WMICの設定およびモニタを行うには、CLI(コマンドライン インターフェイス)、ブラウザベース管理システム、またはSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用します。

この章では、次の内容について説明します。

「機能」

「管理オプション」

「ネットワークの構成例」

「トラブルシューティング」

機能

Cisco IOSが稼働するブリッジは、次のソフトウェア機能を提供します。

VLAN(仮想LAN) ― 無線およびイーサネット インターフェイスでのVLANトランキングを可能にします。

Quality of Service(QoS;サービス品質) ― 無線インターフェイス上のトラフィックにプライオリティを設定するQoSをサポートできます。

RADIUSアカウンティング ― WMICでのアカウンティングをイネーブルにして、無線クライアント デバイスに関するアカウンティング データをネットワーク上のRADIUSサーバに送信します。

TACACS+管理認証 ― TACACS+をイネーブルにして、サーバベースの詳細アカウンティング情報を提供したり、認証および許可プロセスの柔軟な管理制御を実現します。また、WMICにアクセスしようとする管理者を安全に、中央で集中的に検証します。

セキュリティの強化 ― 3つの先進のセキュリティ機能をイネーブルにして、無線ネットワークのWEPキーに対する高度な攻撃から保護します。これらの機能は、Message Integrity Check(MIC)、WEPです。WPA/TKIPのセキュリティ強化機能も使用できます。

認証サービスの強化 ― 他の無線クライアント デバイスと同様にネットワークに対する認証を行うように、非ルート ブリッジを設定します。非ルート ブリッジにネットワークのユーザ名およびパスワードを設定すると、非ルート ブリッジはLEAP(シスコの無線認証方式)を使用してネットワーク認証を行い、ダイナミックWEPキーを受信して使用します。

CCKM認証の強化

高速ローミングのサポート

管理オプション

WMIC管理システムは次のインターフェイスを通して使用できます。

IOS CLI(コマンドライン インターフェイス) ― Telnetセッションを通して使用します。このマニュアルのほとんどの例では、CLIを使用しています。「CLIの使用方法」に、CLIの詳細を示します。

Webブラウザ インターフェイス ― Webブラウザを通して使用します。「Webブラウザ インターフェイスの使用方法」に、Webブラウザ インターフェイスの詳細を示します。

SNMP ― 「SNMPの設定」に、ブリッジにSNMP管理を設定する手順を示します。

ネットワークの構成例

ここでは、一般的な無線ブリッジング設定(ポイントツーポイント、ポイントツーマルチポイント、冗長ブリッジング、アクセス ポイント モード、およびワークグループ ブリッジ モード)におけるブリッジの役割について説明します。ブリッジ ペアまたはブリッジ グループ内の1台のブリッジをルート ブリッジに設定する必要があります。また、ルート ブリッジに対応付けられたブリッジ(1つまたは複数)を非ルート ブリッジに設定する必要があります。

ポイントツーポイント ブリッジング

ポイントツーポイント構成では、1台のルート ブリッジに1台の非ルート ブリッジが対応付けられます。インストレーション モードでは、WMICは別のブリッジを待ち受けます。別のブリッジが認識されない場合は、WMICがルート ブリッジになります。別のブリッジが認識された場合は、非ルート ブリッジになり、認識されたルート ブリッジに対応付けられます。WMICの初期設定手順については、「WMICの初期設定」を参照してください。

図 1-1に、ポイントツーポイント構成におけるブリッジを示します。

図 1-1 ポイントツーポイント ブリッジ構成

 


) ブリッジが1つまたは複数の大規模なフラット ネットワーク(同じサブネット上に256名を超えるユーザが存在するネットワーク)に接続されている場合は、WMICをこのネットワークに接続する際に、ルータを使用することを推奨します。


ポイントツーマルチポイント ブリッジング

ポイントツーマルチポイント構成では、1台のルート ブリッジに複数の非ルート ブリッジが対応付けられます。1台のルート ブリッジには最大で17台の非ルート ブリッジを対応付けることができます。ただし、これらの非ルート ブリッジで、使用可能な帯域幅を共有する必要があります。

WMICの初期設定手順については、「WMICの初期設定」を参照してください。

図 1-2に、ポイントツーマルチポイント構成におけるブリッジを示します。

図 1-2 ポイントツーマルチポイント構成

 


) ブリッジが1つまたは複数の大規模なフラット ネットワーク(同じサブネット上に256名を超えるユーザが存在するネットワーク)に接続されている場合は、WMICをこのネットワークに接続する際に、ルータを使用することを推奨します。


冗長ブリッジング

ブリッジ ペアを2組設定すると、ブリッジ リンクの冗長性を高めたり、負荷分散を実現することができます。干渉を回避するには、互いに隣接しない、重複のない無線チャネルをブリッジで使用する必要があります。ループを回避するには、Spanning Tree Protocol(STP)を使用する必要があります。STPの設定手順については、「STPの設定」を参照してください。


) STPはデフォルトでディセーブルです。


図 1-3に、2組の冗長ブリッジ ペアを示します。

図 1-3 冗長ブリッジング構成

 

アクセス ポイント モード

アクセス ポイントとして機能するようにWMICを設定できます。アクセス ポイント モードのWMICは、Cisco Aironet 1100シリーズ アクセス ポイントをエミュレートします。この場合は、WMICにクライアント デバイスからのアソシエーションを設定できます。WMICをアクセス ポイントとして設定する手順については、「特殊な設定」を参照してください。

図 1-4に、WMICがアクセス ポイントとして機能する一般的な例を示します。

図 1-4 アクセス ポイント モード

 

ワークグループ ブリッジ モード

ワークグループ ブリッジとして機能するようにWMICを設定できます。図 1-5に、WMICがワークグループ ブリッジとして機能する一般的な例を示します。WMICをワークグループ ブリッジとして設定する手順については、「特殊な設定」を参照してください。

図 1-5 ワークグループ ブリッジ モード

 

トラブルシューティング

最新の詳細なトラブルシューティング情報については、 http://www.cisco.com/tac にあるCisco TAC Webサイトを参照してください。Technology Supportをクリックし、左側のメニューでWireless/Mobilityを選択し、Wireless LANをクリックします。