ルータ : Cisco 2800 シリーズ サービス統合型ルータ

Cisco ISR 2800 シリーズ内蔵モジュールの 取り付けおよびアップグレード手順

Cisco ISR 2800 シリーズ内蔵モジュールの取り付けおよびアップグレード手順
発行日;2011/12/22 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco ISR 2800 シリーズ内蔵モジュールの

安全上の警告

シャーシ カバーの取り外し

Cisco ISR 2801 からカバーを取り外す場合

Cisco ISR 2811 からカバーを取り外す場合

Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 からカバーを取り外す場合

モジュールの位置

DRAM DIMM の取り付けおよび取り外し

DRAM DIMM の位置および方向

DRAM DIMM の取り外し

Cisco ISR 2801 に DRAM DIMM を取り付ける場合

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、または Cisco ISR 2851 に DRAM DIMM を取り付ける場合

AIM の取り付けおよび取り外し

AIM のソフトウェア要件

AIM の位置

AIM の取り外し

AIM の取り付け

Cisco ISR 2801 に AIM を取り付ける場合

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、または Cisco ISR 2851 に AIM を取り付ける場合

AIM への CompactFlash メモリ カードの取り付け

AIM ラベルの貼付

AIM の取り付けの確認

PVDM の取り付けおよび取り外し

PVDM の位置および方向

PVDM の取り外し

PVDM の取り付け

電源装置の交換

Cisco ISR 2801 に ILP 電源装置を取り付ける場合

Cisco ISR 2811 に電源装置を取り付ける場合

現在の電源装置を取り外す場合

AC 入力電源装置を取り付ける場合

DC 入力電源装置を取り付ける場合

ILP 電源装置を取り付ける場合

Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 に電源装置を取り付ける場合

現在の電源装置を取り外す場合

AC 入力電源装置を取り付ける場合

DC 入力電源装置を取り付ける場合

ILP 電源装置を取り付ける場合

シャーシ カバーの取り付け

Cisco ISR 2801 にカバーを取り付ける場合

Cisco ISR 2811 にカバーを取り付ける場合

Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 にカバーを取り付ける場合

Cisco ISR 2800 シリーズ内蔵モジュールの
取り付けおよびアップグレード手順

このマニュアルでは、Cisco Integrated Service Router(ISR)2800 シリーズの内蔵モジュールの取り付けおよびアップグレード方法について説明します。内蔵モジュールにはメモリ モジュール、
Advanced Integration Module(AIM)、Packet Voice Data Module(PVDM)、電源装置などがあります。これらのモジュールを取り付けたり取り外したりするには、ルータのカバーを取り外す必要があります。このマニュアルの構成は、次のとおりです。

「安全上の警告」

「シャーシ カバーの取り外し」

「モジュールの位置」

「DRAM DIMM の取り付けおよび取り外し」

「AIM の取り付けおよび取り外し」

「PVDM の取り付けおよび取り外し」

「電源装置の交換」

「シャーシ カバーの取り付け」

これらのモジュールの交換作業を行う前に、電源を切断し、「シャーシ カバーの取り外し」の説明に従ってカバーを取り外してください。モジュール交換作業の完了後は、「シャーシ カバーの取り付け」の説明に従って、シャーシ カバーを取り付けます。

安全上の警告


警告 この装置は、アースが必要です。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかがはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技師に確認してください。



警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。



警告 オン/オフ スイッチのあるシステムの場合は、作業の前に電源をオフにして、電源コードを外してください。



警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。



警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。



警告 電源に接続されている装置を扱う場合は、事前に指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外しておいてください。これらの金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱して大やけどをしたり、金属類が端子に焼き付くことがあります。



警告 装置の電源がオフであるかオンであるかに関係なく、WAN ポートには危険なネットワーク電圧がかかっています。感電しないように、WAN ポート付近で作業するときには十分に注意してください。ケーブルを取り外す場合は、装置側から先にケーブルを外してください。


シャーシ カバーの取り外し

Cisco ISR 2801 のカバーは、スライドさせてシャーシ背面から外します。Cisco ISR 2811 のカバーは、スライドさせてから持ち上げて前面パネルから外します。Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 のカバーは蝶番式です。上に回転させるようにして蝶番を外してから取り外します。


注意 どのような状況であっても、Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、または Cisco ISR 2851 の WIC/HWIC スロットとコネクタを保護しているシールドを改変したり取り外したりしてはなりません

Cisco ISR 2801 からカバーを取り外す場合

Cisco ISR 2801 からカバーを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータの電源がオフになっていて、電源から切り離されていることを確認します。


警告 電話網の電圧に接触しないように、シャーシを開く前に電話線を取り外してください。


ステップ 2 プラス ドライバを使用して、アース接続ネジを外します。マイナス ドライバまたは六角ドライバを使用して、シャーシとシャーシ カバーを結合している 3 本のネジを外します。図1を参照してください。

図1 Cisco ISR 2801 シャーシのネジの取り外し

 

ステップ 3 シャーシ底面のドライバ梃子位置で、シャーシとシャーシ カバーの間にマイナス ドライバを差し込みます。図2を参照してください。ドライバを 90 度回転させると、シャーシ カバーがシャーシから外れます。梃子位置を利用するには、平らなところで装置を上下逆さまにしなければならないことがあります。

図2 ドライバを梃子にする位置

 

ステップ 4 ルータのシャーシ カバーを静かにスライドさせて、シャーシの底面から外します。図3を参照してください。

図3 Cisco ISR 2801 シャーシ カバーの取り外し

 

ステップ 5 静電気防止用マットにルータ下部を置き、モジュールの取り付け作業を開始します。


 

Cisco ISR 2811 からカバーを取り外す場合

Cisco ISR 2811 からカバーを取り外す手順は、次のとおりです。No. 2 プラス ドライバおよび刃幅が 1/4 ± 1/32 インチ(5 ~ 7 mm)のマイナス ドライバが必要です。ルータをラックマウントしている場合は、ラックから取り外し、平らなところに置いてからカバーの取り外し作業を行ってください。


注意 シャーシの損傷を防ぐために、次の手順でカバーを取り外してください。プラスチックのベゼルやシャーシ背面の左右にある「耳」からこじ開けてはなりません。

次の警告が当てはまるのは、DC 入力のルータだけです。


警告 以下の手順を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。



ステップ 1 ルータの電源がオフになっていて、電源から切り離されていることを確認します。


警告 電話網の電圧に接触しないように、シャーシを開く前に電話線を取り外してください。


ステップ 2 シャーシにラックマウント ブラケットが取り付けてある場合は、プラス ドライバを使用して取り外します。

ステップ 3 プラス ドライバを使用して、上部カバーの背面から 4 本のネジを外します。

ステップ 4 次の手順で、シャーシとカバーの結合を緩めます。

a. 刃幅が 1/4 インチのドライバをシャーシの左右、背面近くにある四角い穴にまっすぐ差し込みます。このとき、ドライバの先端がシャーシで止まり、シャーシを越えて細い溝まで滑り込まないようにしてください。図4を参照してください。


注意 四角い穴の中に見える細い縦の溝にドライバの先端が滑り込まないように注意してください。ドライバの先端は、シャーシ カバーのすぐ内側、縦の溝の右側にある金属製のタブに当たっていなければなりません。

図4 シャーシ側面にドライバを差し込む

 

b. ドライバを手順a.で指定された位置にして、シャーシ背面に向かって 1/4 回転させ、カバーの片側を緩めます。図5を参照してください。


注意 抵抗が非常に強い場合がありますが、普通の力でカバーが動かない場合は、ドライバが細い縦の溝に差し込まれていないかどうかを確認してください。

図5 ドライバを回してシャーシ カバーを緩める

 

c. シャーシの反対側でも手順 a b を繰り返します。

カバーはベゼルから 1/4 インチ(6 ~ 7 mm)ほど後ろにずれているはずです。そうなっていない場合は、シャーシの片側または両側で手順 a b をやり直してください。

ステップ 5 カバーが止まる位置(約 1 インチ、すなわち 25 mm)まで、シャーシの背面側にカバーをスライドさせ、前面側のカバーの端を外します。図6を参照してください。


ステップ 4の手順でカバーを緩めてから取り外す場合に、ある程度抵抗を感じる場合があります。それでも、ステップ 4で示したようにもう一度ドライバを使用することは避けてください。


ステップ 6 カバーを持ち上げてルータ シャーシから外します。

図6 Cisco ISR 2811 ― カバーを取り外す位置

 


 

Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 からカバーを取り外す場合

次の手順でシャーシ カバーを取り外します。No. 2 のプラス ドライバが必要です。ルータをラックマウントしている場合は、ラックから取り外し、平らなところに置いてからカバーの取り外し作業を行ってください。

次の警告が当てはまるのは、DC 入力のルータだけです。


警告 以下の手順を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。



ステップ 1 ルータの電源がオフになっていて、電源から切り離されていることを確認します。


警告 電話網の電圧に接触しないように、シャーシを開く前に電話線を取り外してください。


ステップ 2 ルータの背面パネルからすべてのネットワーク インターフェイス ケーブルを外します。

ステップ 3 平らなところにルータを置きます。プラス ドライバを使用して、上部カバー背面の 3 本のネジを外します。ネジは安全な場所に保管しておきます。

ステップ 4 45 度の角度でカバーを持ち上げます(図7を参照)。

ステップ 5 溝からタブが外れるまで、カバーを横(ファン側)にスライドさせます(図7を参照)。

図7 Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 ― ルータの上部カバーの取り外し

 

 

1

カバーを持ち上げる

2

カバーを横にずらしてタブを外す


 

モジュールの位置

図8に、Cisco ISR 2801 における DIMM、AIM、PVDM、および電源装置の位置を示します。

図9に、Cisco ISR 2811 における DIMM、AIM、PVDM、および電源装置の位置を示します。

図10および図11に、Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 における DIMM、AIM、PVDM、および電源装置の位置を示します。

図8 Cisco ISR 2801 のモジュールの位置

 

 

1

ILP ファンの換気口/換気口封鎖プレート

10

AIM 0

2

システム ファン

11

AIM 1

3

VICまたはVWICコネクタ

12

DIMM ソケット

4

VIC、VWIC、WIC、またはHWICコネクタ

13

主電源装置

5

カード ガイド中央レール

14

PVDM 1

6

外部 CompactFlash メモリ カード スロット

15

PVDM 0

7

Universal Serial Bus(USB)ポート

16

主電源装置コネクタ

8

VIC、VWIC、WIC、またはHWICコネクタ

17

Inline Power(ILP)電源コネクタ

9

VIC、VWIC、またはWICコネクタ

図9 Cisco ISR 2811 のモジュールの位置

 

 

1

AIM コネクタ

5

プライマリ電源コネクタ

2

DRAM DIMM

6

セカンダリ電源コネクタ

3

PVDM

7

ファン

4

電源装置

図10 Cisco ISR 2821 のモジュールの位置

 

 

1

AIM コネクタ

4

電源装置コネクタ

2

DRAM DIMM

5

ファン

3

PVDM

図11 Cisco ISR 2851 のモジュールの位置

 

 

1

AIM コネクタ

4

電源装置コネクタ

2

DRAM DIMM

5

ファン

3

PVDM

 

DRAM DIMM の取り付けおよび取り外し

Cisco ISR 2801 は、システム ボードに 128 MB の SDRAM が搭載されています。DIMM コネクタに追加の DIMM を取り付けると、最大 384 MB までシステム メモリを拡張できます。


) Cisco ISR 2801 では、Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、および Cisco ISR 2851 とは異なるタイプの DRAM DIMM を使用します。


Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、および Cisco ISR 2851 には、DIMM コネクタが 2 つあり、必要なメモリ容量に応じて、搭載 DRAM DIMM が 1 つの場合でも 2 つの場合でも動作するようになっています。DRAM DIMM を 1 つだけ使用する場合は、どちらの DIMM コネクタに搭載してもかまいません。

DRAM DIMM を取り外す前、または取り付ける前に、「シャーシ カバーの取り外し」の手順に従って、シャーシ カバーを外してください。


注意 DIMM を取り外したり取り付けたりするときには、必ず静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。リスト ストラップの装置側は、シャーシの金属部分に固定します。


注意 DRAM DIMM を扱う場合は、必ず端を持ってください。DIMM は ESD(静電気放電)の影響を受けやすいコンポーネントなので、扱いを誤ると故障する可能性があります。

DRAM DIMM の位置および方向

Cisco ISR 2801 は、システム ボードに DRAM DIMM コネクタが 1 つあります。DIMM コネクタの位置については、図8を参照してください。

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、および Cisco ISR 2851 は、システム ボードに DRAM DIMM コネクタが 2 つあり、DIMM 0 および DIMM 1 となっています。DIMM コネクタの位置については、図9図10、および図11を参照してください。

DRAMM DIMM は、間違った方向に差し込まないように、かみ合わせる側に方向ノッチがあります。図12に、DRAM DIMM の方向ノッチを示します。

図12 DRAM DIMM の方向ノッチ

 

DRAM DIMM の取り外し

システム ボードから DRAM DIMM を取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 システム ボード上で DRAM DIMM の位置を確認します。DIMM コネクタの位置については、使用しているルータ モデルに応じて図8図9図10、または図11を参照してください。

ステップ 2 DRAM DIMM の両側でラッチを開きます。DIMM がわずかに持ち上がるので、DIMM を持ち上げてコネクタから取り外します。図13を参照してください。

図13 DRAM DIMM の取り外し

 

 

1

ラッチを開く

2

DRAM DIMM を取り外す

ステップ 3 ESD による損傷を受けないように、静電気防止用袋に DIMM を収めます。


 

Cisco ISR 2801 に DRAM DIMM を取り付ける場合

Cisco ISR 2801 に DRAM DIMM を取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 マザーボードで DIMM ソケットの位置を確認します。

ステップ 2 既存の DIMM がある場合は、ソケットの端にあるバネ仕掛けのクリップを DIMM が外れるまで静かに引き、DIMM を静かに引き上げてソケットから取り外します。図14を参照してください。

図14 DIMM の取り外し

 

 

ステップ 3 図15を参照し、DIMM ソケットに DIMM を差し込みます。

図15 DIMM の取り付け

 

 

1

DIMM

2

ソケットに差し込んで回転させる

ステップ 4 バネ仕掛けのクリップがかかりソケットに DIMM の端が固定されるまで、DIMM をしっかりとソケットに押し込みます。


 

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、または Cisco ISR 2851 に DRAM DIMM を取り付ける場合

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、または Cisco ISR 2851 に DRAM DIMM を取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 システム ボード上で DRAM DIMM コネクタの位置を確認します。DIMM コネクタの位置については、使用しているルータ モデルに応じて図8図9図10、または図11を参照してください。

ステップ 2 DIMM コネクタの両側で、ラッチが開いた位置になっていることを確認します。

ステップ 3 方向ノッチがコネクタの方向キーと重なるように DIMM の向きを調整します。図12を参照してください。

ステップ 4 コネクタに DIMM を静かに差し込みます。

ステップ 5 ラッチが閉じて DIMM が固定されるまで、コネクタに DRAM DIMM を慎重にしっかりと押し込みます。両方のラッチが DIMM に対して閉じた位置になっていることを確認します。図16を参照してください。

図16 DRAM DIMM の取り付け

 

 

1

DRAM DIMM を差し込む

2

ラッチを閉じる

ステップ 6 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。


 

AIM の取り付けおよび取り外し

「AIM の取り付け」の手順に従って、システム ボード上の AIM コネクタに AIM を差し込みます。スペアとして販売されている各 AIM には、AIM のタイプを示すラベルが付属しています。「AIM ラベルの貼付」を参照し、このラベルを必ずシャーシに貼付してください。

AIM を取り外す前または取り付ける前に、「シャーシ カバーの取り外し」の手順に従って、シャーシ カバーを外してください。

 

表1 Cisco ISR 2800 でサポートされる AIM

シスコ部品番号
タイプ

AIM-ATM=

ATM

ATM-COMPR2-V2=

Compression(圧縮)

AIM-CUE=

Unity Express

AIM-VPN-EPII-PLUS

VPN 暗号化


注意 AIM を取り外したり取り付けたりするときには、必ず静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。リスト ストラップの装置側は、シャーシの金属部分に固定します。


注意 AIM を扱う場合は、必ず端を持ってください。AIM は ESD の影響を受けやすいコンポーネントなので、扱いを誤ると故障する可能性があります。

AIM のソフトウェア要件

AIM を使用するには、指定されたリリースまたはそれ以降のリリースの Cisco IOS ソフトウェアが必要です。

ルータ上で稼働している Cisco IOS ソフトウェアのバージョンを調べるには、ルータにログインして show version コマンドを入力します。

Router> show version
 
Cisco Internetwork Operating System Software
2800 Software (C2800-ADVENTERPRISEK9-M), Version 12.3(8.2)T, INTERIM SOFTWARE

AIM の位置

システム ボード上には AIM コネクタが 2 つあり、AIM 0 および AIM1 となっています。AIM コネクタの位置については、図8図9図10、または図11を参照してください。

AIM の取り外し

AIM を取り外す手順は、次のとおりです。この作業には、No. 2 プラス ドライバまたはマイナス ドライバが必要です。


ステップ 1 取り外す AIM を確認します。AIM の位置については、使用しているルータ モデルに応じて図8図9図10、または図11を参照してください。

ステップ 2 図17を参照し、AIM から 2 本のネジを外します。

図17 AIM からのネジの取り外し

 

 

1

AIM 固定ネジ

2

プラスチック支柱

ステップ 3 コネクタとプラスチック支柱から AIM を静かに持ち上げて外します。コネクタとプラスチック支柱を損傷しないように、システム ボードに対して AIM を水平に保ってください。

ステップ 4 ESD による損傷を受けないように、静電気防止用袋に AIM を収めます。


 

AIM の取り付け

AIM を取り付ける手順は、次のとおりです。この作業には No. 2 プラス ドライバまたはマイナス ドライバとともに、1/4 インチのナット ドライバまたはレンチが必要です。


) AIM によっては、支柱の異なるマウント キットが 2 種類用意されています。Cisco ISR 2800 シリーズには、ネジを切ったプラスチック支柱が含まれているマウント キットを使用します。


Cisco ISR 2801 に AIM を取り付ける場合

Cisco ISR 2801 には AIM コネクタが 2 つあります(AIM スロット 0 および AIM スロット 1)。ここで説明する手順に従って、AIM を取り付けてください。

使用するアクセサリ キット

AIM によっては複数のアクセサリ キットが付属しており、それぞれ異なる構成の取り付け金具が収められています。Cisco ISR 2801 に AIM を取り付けるために必要な取り付け金具は、金属製のネジを切った支柱× 2、金属製の小ネジ× 2、および両端がスナップ式のプラスチック支柱× 1 です。これらの部品はすべて、マウント キット 69-1316-01 に含まれています。ただし、AIM によっては種類の異なる複数のマウント キットが付属しています。その場合は、マウント キット 69-0900-01 から両端がスナップ式のプラスチック支柱を使用し、マウント キット 69-0899-01 から金属製のネジを切った支柱および金属製のネジを 2 本ずつ使用します。

取り付け手順

AIM を取り付ける手順は、次のとおりです。この作業には、No. 2 プラス ドライバまたはマイナス ドライバが必要です。


ステップ 1 システム ボード上、AIM コネクタの近くにある、星形で示された金属製支柱の取り付け位置を確認します。図18に、システム ボード上に 4 箇所ある金属製支柱の位置を示します。

図18 Cisco ISR 2801 のシステム ボードへの AIM の取り付け

 

ステップ 2 アクセサリ キットから金属製のネジを切った支柱を 2 つ取り出します。板金状のネジを切った支柱は使用しません。図19に、金属製支柱の区別を示します。

図19 金属製支柱

 

ステップ 3 システム ボード上にある金属製支柱の取り付け位置に、ネジを切った金属製支柱を 2 つ取り付けます。図18を参照してください。1/4 インチのナット ドライバを使用して支柱を締めますAIM 支柱の位置は、支柱取り付け穴を囲む星形によって示されています。


注意 支柱はまっすぐ取り付けてください。静かにしっかり締めます。肩部分がシステム ボードにきちんと固定されていなければなりません。

ステップ 4 アクセサリ キットから両端がスナップ式のプラスチック支柱(図20)を取り出し、システム ボードの穴に差し込みます。図18を参照してください。システム ボードに支柱をしっかり押し込み、ボードに固定されるようにします。


) プラスチック支柱はシステム ボードにカチリとはまります。必ず、支柱のロック側をシステム ボードに差し込んでください。支柱の短い方がロック側です。図20に、Compression(圧縮)タイプの AIM に使用するプラスチック支柱のロック側を示します。


図20 プラスチック支柱の向き

 

ステップ 5 AIM のコネクタをシステム ボードの AIM コネクタに差し込みます。図18を参照してください。


) ボードがコネクタに固定されるまで、AIM をしっかり押し込みます。プラスチック支柱が AIM ボードの穴にかみ合っていなければなりません。図18を参照してください。


ステップ 6 アクセサリ キットからネジを取り出して AIM に差し込み、さらに金属製支柱に差し込みます。図18を参照してください。プラス ドライバでネジを慎重に締めます。

ステップ 7 システム ボードに AIM が正しく取り付けられているかどうかを確認します図21を参照してください。

図21 正しく取り付けられた AIM

 

ステップ 8 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。

ステップ 9 「AIM ラベルの貼付」の手順に従って、シャーシの外側に AIM ラベルを貼付します。


 

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、または Cisco ISR 2851 に AIM を取り付ける場合

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、および Cisco ISR 2851 には AIM コネクタが 2 つあります(AIM スロット 0 および AIM スロット 1)。Virtual Private Network(VPN; 仮想私設網)暗号 AIM または音声メール AIM は、どちらか一方のスロットに搭載できますが、両方のスロットに搭載することはできません。音声データ圧縮 AIM および ATM AIM は両方のスロットに搭載できます。

使用するアクセサリ キット

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、または Cisco ISR 2851 に AIM モジュールを取り付ける場合は、アクセサリ キット番号 69-0926-01 を使用します。

取り付け手順

Cisco ISR 2811、Cisco ISR 2821、または Cisco ISR 2851 に AIM を取り付ける手順は、次のとおりです。


) 取り付け金具がシステム ボード上にすでにある場合、または既存の AIM を交換する場合は、ステップ 24を省略してください。



ステップ 1 AIM コネクタの位置を確認します。

ステップ 2 システム ボードから、使用する AIM コネクタの近くにある 3 本のネジを外します(図22では、AIM スロット 1 に AIM を取り付ける場合に外すネジです)。

図22 システム ボードからのネジの取り外し ― AIM スロット 1 に取り付ける場合

 

ステップ 3 図22で A と記された 2 本のネジの位置に、アクセサリ キットに含まれている 2 つの金属製支柱を取り付けます。1/4 インチのナット ドライバを使用して支柱を締めます(図23を参照)。


注意 支柱はまっすぐ取り付けてください。静かにしっかり締めます。肩部分がシステム ボードにきちんと固定されていなければなりません。

ステップ 4 図22で B と記されたネジの位置に、アクセサリ キットに含まれているプラスチック支柱を取り付けます。指で固く締めるか、または 3/16 インチのオープンエンド レンチを使用して慎重に締めます。肩部分がシステム ボードにきちんと固定されていなければなりません(図23を参照)。


) Cisco ISR 2801 の場合は、図22で B と記された位置にネジがありません。その代わり、システム ボードのほぼ同じ位置に穴が空いています。Cisco ISR 2801 では、システム ボードのこの穴にプラスチック支柱を差し込みます。


ステップ 5 システム ボードの AIM コネクタに AIM を差し込みます(図23を参照)。AIM ボードの穴にプラスチック支柱がはまり、コネクタが完全に装着されていることを確認します。

ステップ 6 アクセサリ キットからネジを取り出して AIM に差し込み、さらに金属製支柱に差し込みます(図23を参照)。プラス ドライバでネジを慎重に締めます。

図23 システム ボードへの AIM の取り付け ― AIM スロット 1 の場合

 

ステップ 7 システム ボードに AIM が正しく取り付けられているかどうかを確認します(図24を参照)。

図24 AIM スロット 1 に取り付けられた AIM

 

ステップ 8 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。

ステップ 9 「AIM ラベルの貼付」の手順に従って、シャーシの外側に AIM ラベルを貼付します。


 

AIM への CompactFlash メモリ カードの取り付け


) すべての AIM に CompactFlash メモリ カードが必要なわけではありません。


AIM に CompactFlash メモリ カードを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 AIM 上で CompactFlash メモリの位置を確認します(図25を参照)。

ステップ 2 コネクタに CompactFlash メモリ カードが完全に装着されるまで、カードのコネクタ側をコネクタに差し込みます(図25および図26を参照)。

ステップ 3 「AIM の取り付けおよび取り外し」の手順に従って、AIM を元通りに取り付けます。

ステップ 4 「シャーシ カバーの取り付け」の手順に従って、シャーシ カバーを取り付けます。

ステップ 5 CompactFlash メモリ カードのフォーマット手順については、「AIM の取り付けの確認」を参照してください。


 

図25 AIM 上の CompactFlash メモリ カードの位置

 

図26 AIM への CompactFlash メモリ カードの取り付け

 

AIM ラベルの貼付

シャーシ用の AIM ラベルは、AIM マウント キットに含まれているか、または AIM カードのラベルに貼付されています。次の手順で、シャーシ ラベルを貼付してください。


ステップ 1 シャーシ ラベルが AIM カードのラベルに貼付されている場合は、ミシン目に沿ってシャーシ ラベルを慎重にはがします。シャーシ ラベルが AIM マウント キットに含まれている場合は、キットの袋からラベルを取り出します。

ステップ 2 シャーシ ラベルの剥離紙をはがします。

ステップ 3 シャーシ背面に適切なスペースがある場合は、そこにシャーシ ラベルを貼付します。シャーシ ラベルに手頃なスペースがない場合は、上部カバーの背面側にラベルを貼付します。シャーシを設置したときにラベルが見えるようにしてください。シャーシ背面の一般的なラベル位置については、図27を参照してください。


) ブランク カバー プレート、および着脱式のネットワーク モジュールまたはインターフェイス カードには AIM ラベルを貼付しないでください。また、穴、ネジ、既存ラベルの上に貼付してはなりません。


図27 シャーシ上の AIM ラベル位置の例

 


 

AIM の取り付けの確認

show versionコマンドを使用して、AIM が正しく取り付けられているかどうかを確認します。次に、システムが VPN AIM を 1 つ認識している例を示します(最後の方の太字部分を参照。この例では実際の出力を一部省略しています)。

Router# show version
 
 
Cisco IOS Software, 2800 Software (C2800-ADVENTERPRISEK9-M), Experimental Versio
n 12.3(20040521:041814) [pgynther-v123_8_t_throttle 107]
Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Fri 21-May-04 00:35 by pgynther
 
ROM: System Bootstrap, Version 12.3(8r)T1, RELEASE SOFTWARE (fc1)
 
sjc22-00a-fs-gw2 uptime is 2 days, 16 hours, 17 minutes
System returned to ROM by reload at 17:57:37 PDT Sat Jun 26 2004
System restarted at 17:58:51 PDT Sat Jun 26 2004
System image file is "flash:c2800-adventerprisek9-mz.123-8T-2"
 
 
.
.
.
 
Cisco 2851 (revision 53.51) with 196608K/65536K bytes of memory.
Processor board ID FHK0817F02Q
45 FastEthernet interfaces
5 Gigabit Ethernet interfaces
1 Virtual Private Network (VPN) Module
12 Voice FXS interfaces
DRAM configuration is 64 bits wide with parity disabled.
239K bytes of non-volatile configuration memory.
62720K bytes of ATA CompactFlash (Read/Write)
 
Configuration register is 0x2102
 

show diag 0 コマンドを使用して、取り付けた AIM のハードウェア情報を表示します。この例では実際の出力を一部省略しています。

次に、Cisco ISR 2811 に Compression AIM を 1 つ取り付けた場合の例を示します。

Router# show diag 0
 
Slot 0:
C2851 Motherboard with 2GE and integrated VPN Port adapter, 2 ports
Port adapter is analyzed
Port adapter insertion time unknown
EEPROM contents at hardware discovery:
.
.
.
Compression AIM 1:
2E1 Compression AIM module Version 2AIM Module in slot: 1
Hardware Revision : 1.0
Part Number : 73-3888-01
Board Revision : A0
Deviation Number : 0-0
Fab Version : 01
PCB Serial Number : JAB05440F12
RMA Test History : 00
RMA Number : 0-0-0-0
RMA History : 00
EEPROM format version 4
EEPROM contents (hex):
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0x50: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x60: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
0x70: FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF
.
.
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PVDM の取り付けおよび取り外し

Cisco ISR 2801 および Cisco ISR 2811 は、最大 2 つの Cisco Packet Voice Data Module, version 2(PVDM2; パケット音声データ モジュール 2)によって、拡張バージョンの Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)をサポートします。Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 には、最大 3 つの PVDM2 を搭載できます。PVDM を 1 つだけ搭載する場合は、PVDM 0 コネクタを使用する必要があります。

PVDM を取り外す前または取り付ける前に、「シャーシ カバーの取り外し」の手順に従って、シャーシ カバーを外してください。


) Cisco ISR 2800 シリーズの PVDM2 コネクタは、旧バージョンの PVDM との互換性はありません。



注意 PVDM を取り外したり取り付けたりするときには、必ず静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。リスト ストラップの装置側は、シャーシの金属部分に固定します。


注意 PVDM を扱う場合は、必ず端を持ってください。PVDM は ESD の影響を受けやすいコンポーネントなので、扱いを誤ると故障する可能性があります。

PVDM の位置および方向

PVDM コネクタはシステム ボード上にあり、次のように指定されています。

Cisco ISR 2801 および Cisco ISR 2811 ― PVDM 0 および PVDM 1

Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 ― PVDM 0、PVDM 1、および PVDM 2

PVDM の位置については、図8図9図10、および図11を参照してください。

PVDM は、間違った方向に差し込まないように、かみ合わせる側に方向ノッチがあります。図28に、PVDM の方向ノッチを示します。

図28 PVDM の方向ノッチ

 

PVDM の取り外し

システム ボードから PVDM を取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 システム ボード上で PVDM の位置を確認します。PVDM の位置については、使用しているルータ モデルに応じて図8図9図10、または図11を参照してください。

ステップ 2 PVDM の両側にある PVDM 固定クリップを開き、コネクタから外れるまで PVDM を傾けます。図29を参照してください。


) PVDMを取り外す順番は、Cisco ISR 2801 および Cisco ISR 2811 では最初に PVDM 1、その次に PVDM 0 です。Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 では PVDM 2、PVDM 1、PVDM 0 の順に外します。


図29 PVDM の取り外し

 

 

1

クリップを開く

2

PVDM を傾ける

ステップ 3 ESD による損傷を受けないように、静電気防止用袋に PVDM を収めます。


 

PVDM の取り付け

PVDM を取り付ける手順は、次のとおりです。


) PVDM を 1 つだけ搭載する場合は、PVDM コネクタ 0 に取り付けます。PVDM を 2 つ搭載する場合は、もう 1 つを PVDM コネクタ 1 に取り付けます。



ステップ 1 システム ボード上で PVDM コネクタの位置を確認します。PVDM コネクタの位置については、使用しているルータ モデルに応じて図8図9図10、または図11を参照してください。

ステップ 2 方向ノッチがコネクタの方向キーと重なるように PVDM の向きを調整します。図28を参照してください。

ステップ 3 PVDM を傾けて、PVDM コネクタに慎重に差し込みます。PVDM を直立させて、両端のクリップがかみ合うようにします。図30を参照してください。

図30 PVDM の取り付け

 

 

1

PVDM を直立させる

2

クリップがかみ合う

ステップ 4 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。


 

電源装置の交換

Cisco ISR 2801 に ILP 電源装置を取り付ける場合は、「シャーシ カバーの取り外し」の手順に従ってシャーシ カバーを外し、「Cisco ISR 2801 に ILP 電源装置を取り付ける場合」の手順を実行します。

Cisco ISR 2811 の電源装置を交換する場合は、「シャーシ カバーの取り外し」の手順に従ってシャーシ カバーを外し、「Cisco ISR 2811 に電源装置を取り付ける場合」の手順を実行します。

Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 の電源装置を交換する場合は、「シャーシ カバーの取り外し」の手順に従ってシャーシ カバーを外し、「Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 に電源装置を取り付ける場合」の手順を実行します。


注意 Telcordia NEBS GR-1089-CoreおよびEN 300386の要件を満たすために、両端を適切にアースした Foil Twisted-Pair(FTP; フォイル ツイストペア)ケーブルを使用する必要があります。

Cisco ISR 2801 に ILP 電源装置を取り付ける場合

Cisco ISR 2801 の主電源装置を ILP 電源装置に交換する手順は、次のとおりです。図8を参照して、Cisco ISR 2801 のコネクタおよびその他のコンポーネントの位置を確認します。


ステップ 1 主電源装置コネクタから電源装置ケーブルを外します。

ステップ 2 シャーシに主電源装置を固定しているネジを取り外します。図31を参照してください。

図31 Cisco ISR 2801 の主電源装置の取り外し

 

 

1

主電源装置を固定しているネジ

4

主電源コネクタ

2

換気口封鎖プレートを固定しているネジ

5

主電源装置

3

換気口封鎖プレート

ステップ 3 主電源装置を持ち上げてシャーシから取り出します。

ステップ 4 シャーシに換気口封鎖プレートを固定しているネジを取り外し、さらに ILP 電源装置のファン換気口から換気口封鎖プレートを取り外します。

ステップ 5 シャーシに ILP 電源装置を収めます。図32を参照してください。

図32 Cisco ISR 2801 への ILP 電源装置の収容

 

 

1

ILP 電源装置を固定するネジ

3

ILP コネクタ

2

ILP 電源装置

4

主電源コネクタ

ステップ 6 シャーシに ILP 電源装置を固定するネジを差し込みます。

ステップ 7 主電源装置コネクタに主電源装置ケーブルを接続し、ILP 電源装置ケーブルを ILP 電源装置コネクタに接続します。

ステップ 8 ステップ 4 で換気口封鎖プレートを取り外してあることを確認します。換気口封鎖プレートで塞がれていた換気口から、ILP のファンが見えるはずです。


 

Cisco ISR 2811 に電源装置を取り付ける場合

Cisco ISR 2811 には、以下の 3 つのタイプの電源装置を使用することができます。

外部の AC 電力で駆動する AC 入力電源装置

外部の DC 電力で駆動する DC 入力電源装置

外部の AC 電力で駆動する ILP 電源装置。この電源装置はルータに電力を供給し、ルータに取り付けられた IP Phone にインライン パワーを供給します。

次に、各タイプの電源装置の取り付け方法について説明します。

「現在の電源装置を取り外す場合」

「AC 入力電源装置を取り付ける場合」

「DC 入力電源装置を取り付ける場合」

「ILP 電源装置を取り付ける場合」

現在の電源装置を取り外す場合

Cisco ISR 2811 から電源装置を取り外す手順は、次のとおりです。


注意 フラット リボン ケーブル(図33を参照)は外さないでください。このケーブルは、電源装置の交換作業に十分な長さがあります。適切な工具を使用しないでフラット リボン ケーブルを取り外すと、ルータ コンポーネントを損傷する場合があります。


ステップ 1 電源装置から出力ケーブル コネクタ(1 つまたは複数、次の注釈を参照)を取り外します。電源装置のコネクタには電源装置側にロック機構があるので、この機構を解除する必要があります。システム ボードから電源コードを外さないでください。


) Cisco ISR 2811 の AC 入力電源装置には、1 本の出力ケーブルを使用します。DC 入力電源装置および ILP 電源装置の場合は、2 本の出力ケーブルを使用しているので、両方とも外す必要があります。ILP 電源装置の場合、ILP ケーブルも電源装置とシャーシのケーブル ガイドにフックで固定されているので、両方ともフックから外して電源装置から切り離す必要があります。図40を参照してください。


ステップ 2 エア ダクトの下部を静かに圧迫し、まっすぐ持ち上げて取り外します。図33を参照してください。エア ダクトには 4 つのスナップ(両側に 2 つずつ)が付いています。エア ダクトを圧迫すると、スナップがそれを固定しているシャーシの金属板の固定具から解除されます。

図33 フラット リボン ケーブルとエア ダクト

 

 

1

リボン ケーブル

2

エア ダクト

ステップ 3 電源装置固定ネジを外します。図34を参照してください。

図34 電源装置固定ネジ

 

 

1

電源装置

3

リボン ケーブル

2

固定ネジの位置

ステップ 4 ファンおよびシステム ボード側に電源装置をスライドさせながら持ち上げて取り出します。


 

AC 入力電源装置を取り付ける場合

AC 入力電源装置には、電源コネクタが 1 つあります。図35を参照してください。

図35 Cisco ISR 2811 の AC 入力電源装置

 

 

1

固定タブ

2

プライマリ電源コネクタ

AC 入力電源装置を取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 AC 入力電源装置を収め、シャーシの前方側面側にスライドさせます。シャーシの前面の内側に電源装置の側面の穴にはめ込むフックが 2 つあります。電源装置をシャーシの前方側面側にスライドさせるとき、これらのフックが電源装置の側面の対応する穴にかみ合っていることを確認してください。

ステップ 2 電源装置固定ネジを取り付けます。図34を参照してください。

ステップ 3 エア ダクトを収めます。下部を静かに圧迫すると、ダクトの 4 つのスナップがシャーシの金属板の固定具にかみ合います。図33を参照してください。

ステップ 4 プライマリ電源コードを電源装置に接続します。ロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図36を参照してください。

図36 Cisco ISR 2811 のプライマリ電源コードの接続

 

 

1

電源装置

3

マザーボードのプライマリ電源コード コネクタ

2

電源装置のプライマリ電源コード コネクタ

ステップ 5 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。


 

DC 入力電源装置を取り付ける場合

DC 入力電源装置には、電源コネクタが 2 つあります。図37を参照してください。

図37 Cisco ISR 2811 の DC 入力電源装置

 

 

1

固定タブ

3

セカンダリ電源コネクタ

2

プライマリ電源コネクタ

DC 入力電源装置を取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 DC 入力電源装置を収め、シャーシの前方側面側にスライドさせます。シャーシの前面の内側に電源装置の側面の穴にはめ込むフックが 2 つあります。電源装置をシャーシの前方側面側にスライドさせるとき、これらのフックが電源装置の側面の対応する穴にかみ合っていることを確認してください。

ステップ 2 電源装置固定ネジを取り付けます。図34を参照してください。

ステップ 3 エア ダクトを収めます。下部を静かに圧迫すると、ダクトの 4 つのスナップがシャーシの金属板の固定具にかみ合います。図33を参照してください。

ステップ 4 プライマリ電源コードを電源装置に接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図36を参照してください。

ステップ 5 セカンダリ電源コードを電源装置とマザーボードのセカンダリ電源コネクタに接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図38を参照してください。

図38 Cisco ISR 2811 のセカンダリ電源コードの接続

 

1

電源装置のセカンダリ電源コネクタ

2

マザーボードのセカンダリ電源コネクタ

ステップ 6 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。


 

ILP 電源装置を取り付ける場合

ILP 電源装置には、電源コネクタが 2 つ あります。図39を参照してください。

図39 Cisco ISR 2811 の ILP 電源装置

 

 

1

固定タブ

3

ILP コネクタ

2

プライマリ電源コネクタ

4

ILP ケーブル ガイド

ILP 電源装置を取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ILP 電源装置を収め、シャーシの前方側面側にスライドさせます。シャーシの前面の内側に電源装置の側面の穴にはめ込むフックが 2 つあります。電源装置をシャーシの前方側面側にスライドさせるとき、これらのフックが電源装置の側面の対応する穴にかみ合っていることを確認してください。

ステップ 2 電源装置固定ネジを取り付けます。図34を参照してください。

ステップ 3 エア ダクトを収めます。下部を静かに圧迫すると、ダクトの 4 つのスナップがシャーシの金属板の固定具にかみ合います。図33を参照してください。

ステップ 4 プライマリ電源コードを電源装置に接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図36を参照してください。

ステップ 5 ILP ケーブルを電源装置とマザーボードの ILP ケーブル コネクタに接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。ILP ケーブルは電源装置のケーブルガイドに通し、マザーボードの上ではなく、その下の周囲に通してください。ケーブルをこのように通すことにより、シャーシを開けたときに通気が妨げられたりケーブルがひっかかったりする可能性を最小限に抑えることができます。図40を参照してください。

図40 Cisco ISR 2811 の ILP ケーブル接続

 

 

1

電源装置の ILP ケーブル コネクタ

3

ILP ケーブル ガイド

2

マザーボードの ILP ケーブル コネクタ

ステップ 6 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。


 

Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 に電源装置を取り付ける場合

Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 には、以下の 3 つのタイプの電源装置を使用することができます。

外部の AC 電力で駆動する AC 入力電源装置

外部の DC 電力で駆動する DC 入力電源装置

外部の AC 電力で駆動する ILP 電源装置。この電源装置はルータに電力を供給し、ルータに取り付けられた IP Phone にインライン パワーを供給します。

次に、各タイプの電源装置の取り付け方法について説明します。

現在の電源装置を取り外す場合

Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 の電源装置を取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 次の手順で、ルータの前面からベゼルを取り外します。

a. コンパクト フラッシュのイジェクタ ピンがベゼルと同一平面上にあることを確認してください。前面ベゼルの上部中央に、上向きの矢印があります。この矢印の位置でベゼルを持ちます。図41を参照してください。

図41 前面ベゼルを取り外すときの手の位置(Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851)

 

b. シャーシの中央で、ベゼルを 1/8 ~ 1/4 インチ(3 ~ 8 mm)ほど上に引き上げます。図42を参照してください。

c. シャーシからベゼルを引き離しながら、ベゼルが外れるまで(約 1/2 インチ、すなわち 12 mm)入力側にベゼルを傾けます。

図42 Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 からのベゼルの取り外し

 

 

1

ベゼルの上部をシャーシから引き上げる

2

ベゼルをスライドさせてシャーシから外す

ステップ 2 2 本の電源装置固定ネジを外します。図43を参照してください。

図43 Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 の電源装置固定ネジ

 

ステップ 3 電源装置から電源出力ケーブル コネクタ(1 つまたは複数、次の注釈を参照)を取り外します。電源装置のコネクタには電源装置側にロック機構があるので、この機構を解除する必要があります。システム ボードから電源コードを外さないでください。


) Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 の AC 入力電源装置には、1 本の出力ケーブルが付いています。DC 入力電源装置には、2 本の出力ケーブルが付いています。また、ILP 電源装置の場合は、3 本の出力ケーブルを外す必要があります。


ステップ 4 内蔵電源装置のハンドルを使用して、シャーシ前面から電源装置を引き出します。図44を参照してください。

図44 Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 からの電源装置の取り外し

 


 

AC 入力電源装置を取り付ける場合

AC 入力電源装置には、電源コネクタが 1 つあります。図45を参照してください。

図45 AC 入力電源装置

 

 

1

プライマリ電源コネクタ


ステップ 1 シャーシの前面から AC 入力電源装置を収めます。

ステップ 2 2 本の電源装置固定ネジを取り付けます。8 ~ 10 インチ ポンド フィート(0.9 ~ 1.1 N-m)のトルクで締めます。図43を参照してください。

ステップ 3 プライマリ電源装置ケーブルを電源装置に接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図46を参照してください。

図46 Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 のプライマリ電源コードの接続

 

 

1

電源装置

2

プライマリ電源コード コネクタ

ステップ 4 次の手順で、シャーシ前面にベゼルを取り付けます。

a. ベゼルのプラスチック タブをシャーシの溝にかみ合わせます。

b. ベゼルをスライドさせて中心を合わせ、シャーシにきちんとはめ込みます。

ステップ 5 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。


 

DC 入力電源装置を取り付ける場合

DC 入力電源装置には、電源コネクタが 2 つあります。図47を参照してください。

図47 DC 入力電源装置

 

 

1

プライマリ電源コネクタ

2

セカンダリ電源コネクタ


ステップ 1 シャーシの前面から DC 入力電源装置を収めます。

ステップ 2 2 本の電源装置固定ネジを取り付けます。8 ~ 10 インチ ポンド フィート(0.9 ~ 1.1 N-m)のトルクで締めます。図43を参照してください。

ステップ 3 プライマリ電源装置ケーブルを電源装置に接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図46を参照してください。

ステップ 4 セカンダリ電源装置ケーブルを電源装置に接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図48を参照してください。

図48 Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 のセカンダリ電源コードの接続

 

 

1

マザーボードのセカンダリ電源コネクタ

2

電源装置のセカンダリ電源コネクタ

ステップ 5 次の手順で、シャーシ前面にベゼルを取り付けます。

a. ベゼルのプラスチック タブをシャーシの溝にかみ合わせます。

b. ベゼルをスライドさせて中心を合わせ、シャーシにきちんとはめ込みます。

ステップ 6 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。


 

ILP 電源装置を取り付ける場合

ILP 電源装置には、電源コネクタが 3 つあります。図49を参照してください。

図49 ILP 電源装置

 

 

1

プライマリ電源コネクタ

3

ILP コネクタ

2

セカンダリ電源コネクタ


ステップ 1 シャーシの前面から ILP 電源装置を収めます。

ステップ 2 2 本の電源装置固定ネジを取り付けます。8 ~ 10 インチ ポンド フィート(0.9 ~ 1.1 N-m)のトルクで締めます。図43を参照してください。

ステップ 3 プライマリ電源装置ケーブルを電源装置に接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図46を参照してください。

ステップ 4 セカンダリ電源装置ケーブルを電源装置に接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。図48を参照してください。

ステップ 5 ILP ケーブルを電源装置に接続します。電源装置側のロック機構がきちんとかかっていることを確認してください。ILP ケーブルを接続する場合は、ケーブルを電源装置のフックとシャーシにも通す必要があります。図50を参照してください。

図50 Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 の ILP ケーブル接続

 

 

1

マザーボードの ILP ケーブル コネクタ

3

ILP ケーブル ガイド

2

電源装置の ILP ケーブル コネクタ

ステップ 6 次の手順で、シャーシ前面にベゼルを取り付けます。

a. ベゼルのプラスチック タブをシャーシの溝にかみ合わせます。

b. ベゼルをスライドさせて中心を合わせ、シャーシにきちんとはめ込みます。

ステップ 7 モジュールの取り付け作業が完了したら、ルータにカバーを取り付けます。「シャーシ カバーの取り付け」を参照してください。


 

シャーシ カバーの取り付け

Cisco ISR 2801 のカバーは、シャーシ背面からスライドさせてシャーシに取り付けます。カバーの取り付け手順については、「Cisco ISR 2801 にカバーを取り付ける場合」を参照してください。

Cisco ISR 2811 のカバーは、シャーシの上部に平らに寝かせてから、スライドさせてはめ込みます。カバーの取り付け手順については、「Cisco ISR 2811 にカバーを取り付ける場合」を参照してください。

Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 のカバーは蝶番式です。カバーの取り付け手順については、「Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 にカバーを取り付ける場合」を参照してください。

Cisco ISR 2801 にカバーを取り付ける場合

Cisco ISR 2801 にシャーシ カバーを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ルータの上部カバーは、図3Cisco ISR 2801 シャーシ カバーの取り外し」(p.4)と反対方向に押すことによって、シャーシ底面にはめ込みます。

ステップ 2 シャーシを開けるときに取り外した 3 本のネジとアースを取り付けます。図1Cisco ISR 2801 シャーシのネジの取り外し」(p.3)を参照してください。


 

Cisco ISR 2811 にカバーを取り付ける場合

Cisco ISR 2811 にシャーシ カバーを取り付ける手順は、次のとおりです。No. 2 のプラス ドライバが必要です。


ステップ 1 シャーシの上にカバーを平らに寝かせ、カバーの前面(ベゼル)側がシャーシ前面から 1 インチ(25 mm)ほどの位置に来るようにします。図51を参照してください。

図51 カバーの取り付け位置

 

 

ステップ 2 前方にカバーをスライドさせ、爪が溝に収まってカバーが完全に閉じるようにします。カバーをスライドさせながら、シャーシに対してカバーが水平になるように押さえます。

ステップ 3 プラス ドライバを使用して、カバー背面上部にネジを 4 本取り付けます。


 

Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 にカバーを取り付ける場合

Cisco ISR 2821 または Cisco ISR 2851 にシャーシ カバーを取り付ける手順は、次のとおりです。この作業には、No. 2 のプラス ドライバが必要です。


ステップ 1 平らなところにシャーシを置きます。

ステップ 2 カバーを 45 度の角度で持ち、シャーシ前面(ベゼル)側の溝にタブをかみ合わせます。図52を参照してください。

ステップ 3 シャーシ上でカバーの中心を合わせ、シャーシの方に下ろします。

ステップ 4 カバー用の 3 本のネジを取り付けます。

図52 Cisco ISR 2821 および Cisco ISR 2851 のカバーの取り付け

 

 

1

タブを差し込んでカバーの中心を合わせる

2

カバーを閉じる