Cisco 2600/3600/3700 シリーズ ルータ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
インターフェイス番号およびCisco IOSソフトウェアの基本事項
インターフェイス番号およびCisco IOSソフトウェアの基本事項
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

インターフェイス番号およびCisco IOSソフトウェアの基本事項

インターフェイス番号

Cisco 2600シリーズのインターフェイス番号

WANおよびLANインターフェイス番号

Cisco 2600シリーズ ルータの音声インターフェイス番号

Cisco 3600シリーズのインターフェイス番号

Cisco 3600シリーズ ルータのスロット番号

Cisco 3600シリーズ ルータのユニット番号

Cisco 3600シリーズ ルータの音声インターフェイス番号

Cisco 3700シリーズのインターフェイス番号

Cisco 3725ルータのスロット番号

Cisco 3745ルータのスロット番号

Cisco 3700シリーズ ルータの音声インターフェイス番号

Cisco IOSソフトウェアの基本事項

ヘルプの利用方法

コマンド モード

コマンドまたは機能の取り消し

変更した設定の保存

新しいCisco IOSリリースへのアップグレード

次の作業

インターフェイス番号およびCisco IOSソフトウェアの基本事項

この章では、Cisco 2600シリーズ、Cisco 3600シリーズ、およびCisco 3700シリーズ ルータのインターフェイス番号について概要を示します。Cisco IOSソフトウェア コマンドの使用方法についても説明します。

インターフェイス番号

ここでは、インターフェイス番号やルータ起動前の作業など、ルータの初期設定を開始する前に知っておくべき事項について説明します。

Cisco 2600シリーズのインターフェイス番号

Cisco 2600シリーズ ルータの各ネットワーク インターフェイスは、スロット番号とユニット番号によって識別されます。 表 1-1 にルータ モデルを示し、Cisco 2600シリーズ ルータの各モデルでサポートされるインターフェイスを示します。

 

表 1-1 ルータ モデル

モデル
イーサネット(10BASE-T)
トークン
リング
(RJ-45)
ファスト
イーサネット(10/100)
ネットワーク モジュール スロット
WIC
スロット
Advanced
Integration
Module
スロット

Cisco 2610

1

1

2

1

Cisco 2610XM

1

1

2

1

Cisco 2611

2

1

2

1

Cisco 2611XM

2

1

2

1

Cisco 2612

1

1

1

2

1

Cisco 2613

1

1

2

1

Cisco 2620

1

1

2

1

Cisco 2620XM

1

1

2

1

Cisco 2621

2

1

2

1

Cisco 2621XM

2

1

2

1

Cisco 2650

1

1

2

1

Cisco 2650XM

1

1

2

1

Cisco 2651

2

1

2

1

Cisco 2651XM

2

1

2

1

Cisco 2691

2

1

3

2


) インターフェイスの数およびタイプはルータによって異なります。


WANおよびLANインターフェイス番号

Cisco 2600シリーズ ルータ シャーシでは、次のタイプのWANおよびLANインターフェイスを使用できます。

ビルトインのLANインターフェイス:イーサネット、ファスト イーサネット、トークンリング

WAN Interface Card(WIC;WANインターフェイス カード)を搭載できるスロット×2または×3

ネットワーク モジュールを搭載できるスロット×1

番号指定形式は、 インターフェイス タイプ スロット番号 / インターフェイス番号 です。例を2つ示します。

Ethernet 0/0
Serial 1/2

スロット番号はすべてのビルトイン インターフェイスおよびすべてのWICインターフェイスで0、ネットワーク モジュール インターフェイスで1です。

インターフェイス(ポート)番号は、インターフェイス タイプごとに0から始まり、右から左、(必要に応じて)下から上の順序で番号付けされます。

図 1-1に、次のように搭載された1 RUの高さのルータを示します。

各WICスロットにWIC(構成は物理スロットW0にSerial 0/0インターフェイスおよび物理スロットW1にSerial 0/1インターフェイス)

スロット1に4シリアル ポートのネットワーク モジュール(ポート構成はSerial 1/0、Serial 1/1、Serial 1/2、およびSerial1/3)

第1ビルトイン イーサネット インターフェイス ― Ethernet 0/0

第2ビルトイン イーサネット インターフェイス ― Ethernet 0/1、またはCisco 2612およびCisco 2613の場合に限りオプションのToken Ring 0/0インターフェイス

図 1-1 1 RUルータの例

 

図 1-2に、次のように搭載された2 RUの高さのルータを示します。

各WICスロットにWIC(構成は物理スロットW0にSerial 0/0インターフェイスおよびSerial 0/1インターフェイス、物理スロットW1にSerial 0/2インターフェイス、および物理スロットW2にBRI 0/0インターフェイス)

スロット1に2ポートのT1ネットワーク モジュール(ポート構成はT1 1/0およびT1 1/1)

ビルトインEthernet 10/100インターフェイス×2 ― FastEthernet 0/0およびFastEthernet 0/1

図 1-2 2 RUルータの例


) スロット番号はすべてのWICインターフェイスで常に0です(W0およびW1というスロット指定は、物理スロットの識別専用です)。WICのインターフェイスは、WICが搭載されている物理スロットに関係なく、インターフェイス タイプごとに0/0から始まり、右から左へと番号が順に付けられます。次に例を示します。


物理スロットW0が空で、物理スロットW1に1ポートのシリアルWICが搭載されている場合、そのWICのインターフェイス番号はSerial 0/0です。

スロットW0に2ポートのシリアルWICが搭載されていて、スロットW1に1ポートのシリアルWICが搭載されている場合、物理スロットW0のインターフェイス番号はSerial 0/0およびSerial 0/1です。また、物理スロットW1のインターフェイス番号はSerial 0/2です。

スロットW0に2ポートのシリアルWICが搭載されていて、スロットW1に1ポートのBRI(基本インターフェイス)WICが搭載されている場合、物理スロットW0のインターフェイス番号はSerial 0/0およびSerial 0/1です。また、物理スロットW1のインターフェイス番号はBRI 0/0です。

Cisco 2600シリーズ ルータの音声インターフェイス番号

音声インターフェイス番号は、前述のWANインターフェイスの番号形式とは異なります。音声インターフェイス番号は、次のとおりです。

シャーシ スロット/音声モジュール スロット/音声インターフェイス

シャーシ スロット1に4チャネルの音声ネットワーク モジュールが搭載されている場合、音声インターフェイス番号は次のとおりです。

1/0/0 ― シャーシ スロット1/音声モジュール スロット0/音声インターフェイス0

1/0/1 ― シャーシ スロット1/音声モジュール スロット0/音声インターフェイス1

1/1/0 ― シャーシ スロット1/音声モジュール スロット1/音声インターフェイス0

1/1/1 ― シャーシ スロット1/音声モジュール スロット1/音声インターフェイス1

Cisco 3600シリーズのインターフェイス番号

Cisco 3600シリーズ ルータの各ネットワーク インターフェイスは、スロット番号とユニット番号によって識別されます。

Cisco 3600シリーズ ルータのスロット番号

Cisco 3600シリーズ ルータのシャーシには、モジュールを搭載できるスロットが最大6つあります。Cisco 3600シリーズは、Cisco 3660(図 1-3を参照)、Cisco 3640(図 1-4を参照)、およびCisco 3620ルータ(図 1-5を参照)で構成されています。Cisco 3660にはネットワーク モジュール スロットが6スロットあります。Cisco 3640は4スロット、Cisco 3620は2スロット、Cisco 3631(図 1-6を参照)は4スロットです。シャーシの空いているスロットに、任意のモジュールを搭載できます。

図 1-3 Cisco 3660ルータの背面図

 

図 1-4 Cisco 3640ルータの背面図

 

図 1-5 Cisco 3620ルータの背面図

 

図 1-6 Cisco 3631ルータの背面図

 

Cisco 3660ルータ(図 1-3を参照)のスロットは、次のように番号が指定されています。

スロット0はシャーシ上部に位置し、固定ファスト イーサネット ポートがあります。

スロット1は、(シャーシ背面から見て)右下の電源装置付近にあります。

スロット2は、左下にあります。

スロット3は右側、スロット1の上にあります。

スロット4は左側、スロット2の上にあります。

スロット5は右側、スロット3の上にあります。

スロット6は左側、スロット4の上にあります。

Cisco 3620およびCisco 3640ルータ(図 1-4および図 1-5を参照)のスロットは、次のように番号が指定されています。

スロット0は、(シャーシ背面から見て)右下の電源装置付近にあります。

スロット1は、左下にあります。

スロット2は右上、スロット0の上にあります。

スロット3は左上、スロット1の上にあります。

Cisco 3631ルータ(図 1-6を参照)のスロットは、次のように番号が指定されています。

ファスト イーサネット ポートなど、ビルトイン インターフェイスはすべてスロット0で、下部中央、コンソール/AUXポート付近にあります。

WICインターフェイスはすべてスロット0です。

ネットワーク モジュール インターフェイス用のスロット1は、左下にあります。

ネットワーク モジュール インターフェイス用のスロット2は左上、スロット1の上にあります。

図 1-7 Cisco 3631ルータのインターフェイス番号の例

 

図 1-7に、次のようにインターフェイスが搭載されている場合について、インターフェイス番号の例を示します。

各WICスロットにWIC(構成は物理スロットW0にSerial 0/0インターフェイスおよびSerial 0/1インターフェイス、物理スロットW1にSerial 0/2インターフェイス)

スロット1に32ポート非同期ネットワーク モジュール(インターフェイスの構成はSerial 1/0~Serial 1/31)

スロット2にアラーム インターフェイス コントローラ ネットワーク モジュール(Serial 2/0インターフェイスに内部接続)

ビルトインEthernet 10/100インターフェイス×1 ― FastEthernet0/0


) 論理スロット番号はすべてのWICインターフェイスで常に0です(W0およびW1というスロット指定は、物理スロットの識別専用です)。WICのインターフェイスは、WICが搭載されている物理スロットに関係なく、インターフェイス タイプごとに0/0から始まり、右から左へと番号が順に付けられます。次に例を示します。


物理スロットW0が空で、物理スロットW1に1ポートのシリアルWICが搭載されている場合、そのWICの論理インターフェイス番号はSerial 0/0です。

物理スロットW0に2ポートのシリアルWICが搭載されていて、スロットW1に1ポートのシリアルWICが搭載されている場合、物理スロットW0の論理インターフェイス番号はSerial 0/0およびSerial 0/1です。また、物理スロットW1の論理インターフェイス番号はSerial 0/2です。

物理スロットW0に2ポートのシリアルWICが搭載されていて、スロットW1に1ポートのBRI WICが搭載されている場合、物理スロットW0の論理インターフェイス番号はSerial 0/0およびSerial 0/1です。また、物理スロットW1の論理インターフェイス番号はBRI 0/0です。

一部のモジュールには、WIC用に小さいスロット(W0およびW1のラベル)が2つあります。たとえば、図 1-8は、2 Ethernet 2 WANカード スロット(2E 2スロット)モジュールのスロットW0およびW1を示しています。これらの小さいモジュール スロット(W0およびW1)に、WICを搭載します。ISDNのBRI WICを搭載できるのは、スロットW1だけです。シリアルWICは、スロットW0またはW1のどちらにでも搭載できます。

図 1-8 WICスロット

 

Cisco 3600シリーズ ルータのユニット番号

Cisco 3600シリーズ ルータのユニット番号は、ルータに搭載されているモジュールおよびWIC上のインターフェイスを識別する番号です。ユニット番号は、インターフェイス タイプごとに0から始まり、右から左、および(必要に応じて)下から上の順序で番号付けされます。モジュールおよびWICは、Ethernet 0/0のように、インターフェイス タイプ、スロット番号、スラッシュ(/)およびユニット番号の組み合わせによって識別されます。


) Cisco 3660ルータは、シャーシ スロット0に固定ファスト イーサネット ポートがあり、インターフェイス タイプ シャーシ スロット/ユニット番号の形式で指定します。たとえば、FastEthernet 0/0です。


図 1-9に、スロット0およびスロット1に2E 2スロット モジュールを搭載したルータを示します。スロット0のモジュールには、2つのシリアルWICが搭載されています。スロット1のモジュールには、シリアルWICとISDN BRI WICが1枚ずつ搭載されています。

図 1-9に示すインターフェイスのユニット番号は、次のとおりです。

スロット0、イーサネット インターフェイス0は、Ethernet 0/0として識別されます。

スロット0、イーサネット インターフェイス1は、Ethernet 0/1として識別されます。

スロット0、シリアル インターフェイス0は、Serial 0/0として識別されます。

スロット0、シリアル インターフェイス1は、Serial 0/1として識別されます。

スロット1、イーサネット インターフェイス0は、Ethernet 1/0として識別されます。

スロット1、イーサネット インターフェイス1は、Ethernet 1/1として識別されます。

スロット1、シリアル インターフェイス0は、Serial 1/0として識別されます。

スロット1、BRIインターフェイス0は、BRI 1/0として識別されます。


) この例に示した2E 2スロット モジュールには、Attachment Unit Interface(AUI)および10BASE-Tポートの両方があります。一度に使用できるのは、どちらか一方のポートだけです。モジュールは、AUIまたは10BASE-Tのどちらのポートが使用されているかを自動的に判別します。


Cisco 3600シリーズ ルータの音声インターフェイス番号

音声インターフェイス番号は、Cisco 3600シリーズ ルータのユニット番号に記載されているWANインターフェイスの番号形式とは異なります。音声インターフェイス番号は、次のとおりです。

インターフェイス タイプ シャーシ スロット/音声モジュール スロット/音声インターフェイス

ルータのスロット1に4チャネル音声ネットワーク モジュールが搭載されている場合、音声インターフェイス番号は次のとおりです。

スロット1、音声ネットワーク モジュール スロット0、音声インターフェイス0は、Voice 1/0/0(シャーシ スロット0に最も近いインターフェイス)として識別されます。

スロット1、音声ネットワーク モジュール スロット0、音声インターフェイス1は、Voice 1/0/1として識別されます。

スロット1、音声ネットワーク モジュール スロット1、音声インターフェイス0は、Voice 1/1/0として識別されます。

スロット1、音声ネットワーク モジュール スロット1、音声インターフェイス1は、Voice 1/1/1(シャーシ スロット0から最も遠いインターフェイス)として識別されます。

図 1-9 Cisco 3600シリーズのユニット番号

 

Cisco 3700シリーズのインターフェイス番号

Cisco 3700シリーズ ルータの各WAN/LANインターフェイスは、スロット番号とユニット番号によって識別されます。Cisco 3700シリーズには、Cisco 3725およびCisco 3745があります。

Cisco 3725ルータのインターフェイス番号

Cisco 3725ルータ シャーシでは、次のタイプのWANおよびLANインターフェイスを使用できます。

ビルトインのファスト イーサネットLANインターフェイス×2

WICを搭載できるスロット×3

ネットワーク モジュールを1つ搭載できるシングル幅のスロット(スロット1)×1

シングル幅またはダブル幅のネットワーク モジュールを1つ搭載できるダブルのスロット(スロット2)×1

Cisco 3725ルータのスロット番号

番号指定形式は、 インターフェイス タイプ スロット番号 / インターフェイス番号 です。例を2つ示します。

FastEthernet 0/0
Serial 1/2

スロット番号は次のとおりです。

ビルトイン インターフェイスはすべて0

WICインターフェイスはすべて0

シングル幅のネットワーク モジュール スロットのインターフェイスは1

ダブル幅のネットワーク モジュール スロットのインターフェイスは2

インターフェイス(ポート)番号は、インターフェイス タイプごとに0から始まり、右から左、(必要に応じて)下から上の順序で番号付けされます。

図 1-10に、次のように搭載されているCisco 3725ルータのインターフェイス番号の例を示します。

各WICスロットにWIC(構成は物理スロットW0にSerial 0/0インターフェイスおよびSerial 0/1インターフェイス、物理スロットW1にSerial 0/2インターフェイス、および物理スロットW2にBRI 0/0インターフェイス)

スロット1に2ポートのT1ネットワーク モジュール(ポート構成はT1 1/0およびT1 1/1)

スロット2に36ポートのEtherswitchネットワーク モジュール(ポート構成はFastEthernet 2/0~FastEthernet 2/35、GigabitEthernet 2/0およびGigabitEthernet 2/1)

ビルトインEthernet 10/100インターフェイス×2 ― FastEthernet 0/0およびFastEthernet 0/1

図 1-10 Cisco 3725ルータの背面図


) スロット番号はすべてのWICインターフェイスで常に0です(W0およびW1というスロット指定は、物理スロットの識別専用です)。WICのインターフェイスは、WICが搭載されている物理スロットに関係なく、インターフェイス タイプごとに0/0から始まり、右から左へと番号が順に付けられます。次に例を示します。


物理スロットW0が空で、物理スロットW1に1ポートのシリアルWICが搭載されている場合、そのWICのインターフェイス番号はSerial 0/0です。

スロットW0に2ポートのシリアルWICが搭載されていて、スロットW1に1ポートのシリアルWICが搭載されている場合、物理スロットW0のインターフェイス番号はSerial 0/0およびSerial 0/1です。また、物理スロットW1のインターフェイス番号はSerial 0/2です。

スロットW0に2ポートのシリアルWICが搭載されていて、スロットW1に1ポートのBRI WICが搭載されている場合、物理スロットW0のインターフェイス番号はSerial 0/0およびSerial 0/1です。また、物理スロットW1のインターフェイス番号はBRI 0/0です。

Cisco 3745ルータのインターフェイス番号

Cisco 3745ルータ シャーシでは、次のタイプのWANおよびLANインターフェイスを使用できます。

ビルトインのファスト イーサネットLANインターフェイス×2

WANまたは音声インターフェイス カードを搭載できるスロット×3

ネットワーク モジュール スロット×4

Cisco 3745ルータのスロット番号

Cisco 3745ルータの番号指定形式は、 インターフェイス タイプ スロット番号 / インターフェイス番号 です。 例を2つ示します。

FastEthernet 0/0
Serial 1/2

スロット番号は次のとおりです。

ビルトイン インターフェイスはすべて0

WICインターフェイスはすべて0

右下のネットワーク モジュール スロットは1

左下のネットワーク モジュール スロットは2

右上のネットワーク モジュール スロットは3

左上のネットワーク モジュール スロットは4

ダブル幅のネットワーク モジュールを搭載する場合、スロット番号は次のようになります。

下部のダブル幅スロットは2

上部のダブル幅スロットは4

インターフェイス(ポート)番号は、インターフェイス タイプごとに0から始まり、右から左、(必要に応じて)下から上の順序で番号付けされます。

図 1-11に、次のように搭載されているCisco 3745の背面パネルを示します。

3つのWICスロットのそれぞれにWIC 1枚

4つのネットワーク モジュール スロットのそれぞれにシングル幅のネットワーク モジュール

AC電源装置×2

図 1-11 Cisco 3745の背面パネル

 

 

1

インターフェイス カード スロット

6

Cisco 3700コンパクト フラッシュ スロット

2

ネットワーク モジュール

7

AUXポート

3

電源装置

8

コンソール ポート

4

ファスト イーサネット0/0ポート

9

電源装置

5

ファスト イーサネット0/1ポート

10

ネットワーク モジュール


) スロット番号はすべてのWICインターフェイスで常に0です(W0、W1、およびW2というスロット指定は、物理スロットの識別専用です)。WICのインターフェイスは、WICが搭載されている物理スロットに関係なく、インターフェイス タイプごとに0/0から始まり、右から左へと番号が順に付けられます。次に例を示します。


物理スロットW0が空で、物理スロットW1に1ポートのシリアルWICが搭載されている場合、そのWICのインターフェイス番号はSerial 0/0です。

スロットW0に2ポートのシリアルWICが搭載されていて、スロットW1に1ポートのシリアルWICが搭載されている場合、物理スロットW0のインターフェイス番号はSerial 0/0およびSerial 0/1です。また、物理スロットW1のインターフェイス番号はSerial 0/2です。

スロットW0に2ポートのシリアルWICが搭載されていて、スロットW1に1ポートのBRI WICが搭載されている場合、物理スロットW0のインターフェイス番号はSerial 0/0およびSerial 0/1です。また、物理スロットW1のインターフェイス番号はBRI 0/0です。

Cisco 3700シリーズ ルータの音声インターフェイス番号

Cisco 3725およびCisco 3745ルータの音声インターフェイス番号は、前述のWANインターフェイスの番号形式とは異なります。音声インターフェイス番号は、次のとおりです。

シャーシ スロット/音声モジュール スロット/音声インターフェイス

シャーシ スロット1に4チャネルの音声ネットワーク モジュールが搭載されている場合、音声インターフェイス番号は次の次のとおりです。

1/0/0 ― シャーシ スロット1/音声モジュール スロット0/音声インターフェイス0

1/0/1 ― シャーシ スロット1/音声モジュール スロット0/音声インターフェイス1

1/1/0 ― シャーシ スロット1/音声モジュール スロット1/音声インターフェイス0

1/1/1 ― シャーシ スロット1/音声モジュール スロット1/音声インターフェイス1

Cisco IOSソフトウェアの基本事項

ここでは、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用してルータを設定する前に、理解しておくべきCisco IOSソフトウェアの基本事項について説明します。内容は、次のとおりです。

「ヘルプの利用方法」

「コマンド モード」

「コマンドまたは機能の取り消し」

「変更した設定の保存」

「次の作業」

これらの内容を理解しておくと、CLIをスムーズに使用できます。Cisco IOSソフトウェアを初めて使用する場合、または再確認が必要な場合は、この章を読んでから次の章に進んでください。

Cisco IOSソフトウェアについてすでに熟知している場合には、「Setupコマンド機能の使用方法」に進んでください。

ヘルプの利用方法

疑問符(?)と矢印キーを使用して、コマンドのヘルプ情報を表示できます。

使用できるコマンドの一覧を表示するには、疑問符を入力します。

Router> ?
 

特定のコマンドを表示するには、わかっている最初の1~2文字と疑問符を(スペースを入れずに)入力します。

Router> s?
 

コマンドの変数リストを表示するには、コマンドのあとにスペースと疑問符を入力します。

Router> show ?
 

前に入力したコマンドを再表示するには、上矢印キーを押します。上矢印キーを押すごとに、1つずつ前のコマンドが表示されます。

コマンド モード

Cisco IOSのユーザ インターフェイスには、さまざまなコマンド モードがあります。コマンド モードごとに、設定できるルータ コンポーネントが異なります。現在のコマンド モードに応じて、使用できるコマンドが限定されます。各コマンド モードで使用できるコマンドのリストを表示するには、プロンプトに疑問符( ? )を入力します。 表 1-2 に、よく使用するコマンド モードを示します。

 

表 1-2 一般的なコマンド モード

コマンド モード
開始方法
ルータ プロンプトの
表示
終了方法

ユーザEXEC

ログインします。

Router>

logout コマンドを使用します。

イネーブルEXEC

ユーザEXECモードで、 enable コマンドを入力します。

Router#

disable exit 、または logout コマンドで、ユーザEXECモードに戻ります。

グローバル コンフィギュレーション

イネーブルEXECモードで、 configure terminal コマンドを入力します。

Router (config)#

exit または end コマンドを入力するか、 Ctrl-z キーを押すと、イネーブルEXEC
モードに戻ります。

インターフェイス コンフィギュレーション

グローバル コンフィギュレーション モードで、
interface
type number コマンド(例: interface serial 0/0 )を入力します。

Router (config-if)#

exit コマンドで、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

直接イネーブルEXECモードに戻るには、 Ctrl-z キーを押します。


ワンポイント・アドバイス 各コマンド モードで実行できるのは、コマンドのサブセットだけです。コマンド入力に失敗した場合は、表示されているプロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使用できるコマンドのリストを表示してください。コマンド モードが違っているか、構文が間違っていることがあります。


次の例では、各コマンドを入力するごとにプロンプトが変わり、新しいコマンド モードに変わることに注意してください。

Router> enable
Password: <enable password>
Router# configure terminal
Router(config)# interface serial 0/0
Router(config-if)# line 0
Router(config-line)# controller t1 0
Router(config-controller)# exit
Router(config)# exit
Router#
%SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
 

最後に表示されているメッセージが標準で、エラーを示すものではありません。 Return キーを押すと、 Router# プロンプトに戻ります。


) 任意のコマンド モードでCtrl-zキーを押すと、ただちにイネーブル モード(Router#)に戻れます。exitコマンドを入力すると、1つ前のコマンド モードに戻ります。


コマンドまたは機能の取り消し

入力したコマンドを取り消したり、機能をディセーブルにするには、通常、コマンド名の前に no を付けて入力します(例: no ip routing )。

変更した設定の保存

変更した設定をNVRAM(不揮発性RAM)に保存し、システムのリロードまたは電源の切断後も保存されるようにするには、 copy running-config startup-config コマンドを入力します。次に例を示します。

Router# copy running-config startup-config
Building configuration...
 

設定をNVRAMに保存するには、1~2分かかります。設定が保存されると、次のように表示されます。

[OK]
Router#
 
 
 

新しいCisco IOSリリースへのアップグレード

新しいCisco IOSリリースをインストールする、すなわちアップグレードする場合には、 付録B「コンパクト フラッシュ メモリ カードのフォーマット」 を参照してください。

次の作業

Cisco IOSソフトウェアの基本事項を理解してから、CLIを使用してルータの設定を開始します。

次の事項を覚えておいてください。

コマンドのヘルプ情報を表示するには、疑問符(?)および矢印キーを使用します。

各コマンド モードで実行できるコマンドは限定されています。コマンド入力に失敗した場合は、プロンプトを確認し、疑問符(?)を入力して使用できるコマンドのリストを表示してください。コマンド モードが違っているか、構文が間違っていることがあります。

機能をディセーブルにするには、コマンドの冒頭に no を付けて入力します(例: no ip routing )。

システムのリロードまたは電源切断後も設定を保存しておくには、変更した設定をNVRAMに保存する必要があります。

「Setupコマンド機能の使用方法」に進み、ルータの設定を開始してください。