Cisco IPICS Dispatch Console ユーザ ガイド Cisco IPICS Release 4.5(1)
概要
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発行日;2012/07/11 | 英語版ドキュメント(2012/04/17 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

概要

クライアント PC

の起動

の終了

ライセンス タイプ

の動作モード

ユーザ タイプ別に使用可能な の機能

インシデントについて

ハイ アベイラビリティ展開における の使用方法

概要

Cisco IPICS Dispatch Console は、Cisco IP Interoperability and Collaboration System(IPICS)をクライアント(スタンドアロン)PC にインストールして実行するコンポーネントです。無線、電話、モバイル デバイス、または PC を介して他のユーザとコミュニケーションできるグラフィックベースのアプリケーションです。さらに、Virtual Talk Group(VTG; 仮想トーク グループ)やインシデントに参加したり、さまざまなリソース(チャネル、無線、インシデント、VTG など)の管理と操作を行ったり、他のさまざまなアクティビティを実行したりすることも可能です。

また、Cisco IPICS の Dispatcher ロールまたは All ロールを持つユーザは、Cisco IPICS Dispatch Console を使用して VTG およびインシデントの作成、Cisco IPICS ポリシーのアクティブ化、ならびに電話コールの配置および接続を行うことが可能です。

Cisco IPICS Dispatch Console では、IPICS Connect 機能にもアクセスできます。この機能ではプライベートおよびグループ無線コールを作成したり、アラートを Nextel 無線に送信できます。

この章では、Cisco IPICS Dispatch Console 操作の概要と、いくつかの一般的タスクの実行方法について説明します。この章には次のトピックが含まれます。

「クライアント PC」

「Cisco IPICS Dispatch Console の起動」

「Cisco IPICS Dispatch Console の終了」

「Cisco IPICS Dispatch Console ライセンス タイプ」

「Cisco IPICS Dispatch Console の動作モード」

「ユーザ タイプ別に使用可能な Cisco IPICS Dispatch Console の機能」

「インシデントについて」

「ハイ アベイラビリティ展開における Cisco IPICS Dispatch Console の使用方法」

クライアント PC

クライアント PC とは、Cisco IPICS Dispatch Console をインストールして操作する PC のことです。クライアント PC の最小要件の詳細については、『 Cisco IPICS Compatibility Matrix 』を参照してください。

クライアント PC には、次のガイドラインが適用されます。

クライアント PC に次のアプリケーションがインストールされている必要があります。

Microsoft Windows 7 Professional、Ultimate、または Enterprise か、Microsoft Windows XP SP2 以降

Microsoft Installer 4.0 以降

Microsoft .NET Framework 4.0

32 ビット オペレーティング システムでジョイスティックを使用する場合は、Microsoft DirectX 9.0 以降が必要

C:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc の hosts ファイルは、P25 で書き込み可能であることが必要です。

アンチスパイウェア プログラムが動作している場合、そのプログラムで、C:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc の hosts ファイルへの書き込みが許可されている必要があります。

クライアント PC で実行する Cisco Security Agent(CSA)などのセキュリティ プログラムを、Wave Engine プロセスWaveEngine.exe)および IDC.exe プロセスを信頼するように設定します。

クライアント PC の Windows タイム サービスを、ネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバと同期させることを推奨します。Cisco IPICS Dispatch Console が接続する Cisco IPICS Server は、NTP サーバと同期しています。

クライアント PC のインシデントからビデオ(bwims 形式の Cisco Video Surveillance Manager ビデオを除く)を見るには、VLC メディア プレーヤー バージョン 1.1.7 以降がクライアント PC にインストールされている必要があります。bwims 形式のビデオには、Cisco Video Surveillance Client が必要です。これは、Cisco IPICS Dispatch Console プロセスの一部としてインストールできます。

Cisco IPICS Dispatch Console の実行中にはクライアント PC で 5061 を使用する音声アプリケーションまたは Voice over IP(VoIP)をいっさい実行しないでください。

クライアント PC で一度に開ける Cisco IPICS Dispatch Console インスタンスは 1 つだけです。有効な Cisco IPICS ユーザであれば何人でもクライアント PC 上の同じ Cisco IPICS Dispatch Console を使用できますが、同時には使用できません。

Cisco IPICS Dispatch Console の起動

Cisco IPICS Dispatch Console を起動するには、クライアント PC で次の手順を実行します。

ログイン前に、ガイドラインを確認します。

Cisco IPICS システムでは、クライアント PC 上で同時に 1 つの Cisco IPICS Dispatch Console アプリケーションのインスタンスがサポートされます。

他の Cisco IPICS Dispatch Console ユーザがすでにログインしているクライアント PC の Cisco IPICS Dispatch Console にログインする必要がある場合、最初のユーザがログアウトする必要があります。

有効な Cisco IPICS ユーザであれば何人でも同じ Cisco IPICS Dispatch Console アプリケーションを使用できますが、同時には使用できません。

クライアント PC に Windows 管理者権限でログインしていること、または「インストール ディレクトリ」に一覧されているディレクトリに対して書き込み権限があることを確認します。

無線が正常に動作することを確認するには、無線と同じロケーションを使用して Cisco IPICS Dispatch Console にログインします。他のロケーションからログインした場合、Cisco IPICS Dispatch Console からシリアル無線制御は動作せず、トーン制御機能が制限されます。ただし、「[Nextel Radios] タブの [Radio Details]」に記載のとおり、Serial Radio Control Interface(SRCI; シリアル無線制御インターフェイス)からシリアル制御にアクセスできます。関連情報については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide 』の「Managing Radios and Radio Descriptors」の章を参照してください。

初めて Cisco IPICS Dispatch Console にログインした後は、音声の設定とネットワークの設定を、Cisco IPICS Dispatch Console 用に確認または設定することをお勧めします。手順については、「[Settings] タブ:音声接続オプション」および「[Settings] タブ:[Network Settings] オプション」を参照してください。

手順


ステップ 1 次のいずれかの操作を実行します。

Windows デスクトップの Cisco IPICS Dispatch Console アイコンをダブルクリックします。

[Start] > [Programs] > [Cisco Systems] > [IPICS Dispatch Console 4.5] > [IPICS Dispatch Console 4.5] を選択します。

ネットワーク セキュリティ ソフトウェアがクライアント PC にインストールされていて、アクセス権限のダイアログボックスが表示された場合は、[Yes] をクリックして Cisco IPICS Dispatch Console がメディア デバイス(マイク)をモニタできる権限を付与します。[Don't ask me again] チェックボックスがオプションとして表示された場合、これをオンにしてセキュリティ ソフトウェアが二度とメッセージを表示しないようにすることができます。


) CSA のタイムアウトを [No] のデフォルト値に基づいて許可した場合、Cisco IPICS Dispatch Console はトラフィックの受信または送信ができないか、あるいはトラフィックの受信のみができる可能性があることに注意してください。この場合、アクティブな会話があれば聞けますが、伝送はできません。


Cisco IPICS Dispatch Console ログイン画面が表示されます。

ステップ 2 ポップアップ ウィンドウで証明書のダウンロードを要求された場合、画面の指示に従います。

Cisco IPICS サーバに初めて接続を試みた場合で、クライアント PC がサーバからの有効な信頼証明書を保持しないときは証明書のインストールを要求されます。Cisco IPICS 用にハイ アベイラビリティ(HA)が構成されている場合、セカンダリ サーバの証明書もインストールするよう求められることがあります。

ステップ 3 Cisco IPICS Dispatch Console ログイン スクリーンで、次の操作を実行します。

a. [Server] フィールドに、接続する Cisco IPICS サーバの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名を入力します。

b. [User Name] フィールドに、Cisco IPICS ユーザ名を入力します。

c. [Password] フィールドに、Cisco IPICS パスワードを入力します。

d. [OK] をクリックします。

ステップ 4 ダイアログボックスで、アラート トーン パッケージのダウンロードをするかどうかの確認を要求された場合は、画面の指示に従ってダウンロードをするか、ウィンドウを閉じます。

このダイアログボックスは、システムがアラート トーン パッケージが入手できることを検出した場合に表示されます。ダウンロードすると、Cisco IPICS 管理コンソールで IDC 詳細権限がイネーブルになっている場合に、アラート トーンが Cisco IPICS Dispatch Console で使用可能になります。

ステップ 5 [Location] 画面で、次の操作を実行します。

a. (オプション)[Location] フィールドで、接続先のロケーションを選択します。

最適な接続のため、Cisco IPICS Dispatch Console にログインするときは、使用する接続タイプに最適なロケーションを使用します。たとえば、無線接続の使用中には、組織の無線接続に関連付けられているロケーションを選択します。適切な接続タイプを選択することにより、より高品質な音声を確保できます。リモート接続では常に G.729(圧縮)コーデックが使用されるため、このタイプの接続では音声品質がわずかに低下します。リモート接続では、参加可能なマルチキャスト チャネルに直接チューニングされる RMS または UMS コンポーネントへの SIP ベースのトランキングを使用します。

b. [IDC Version] フィールドが空の場合、[Cancel] をクリックしてログイン プロセスを終了してから、サポートされるバージョンの Cisco IPICS Dispatch Console を 「Cisco IPICS Dispatch Console のインストール」の記載に従ってインストールします。

c. [OK] をクリックします。

ステップ 6 メッセージ ウィンドウが表示される場合は、メッセージを確認し、[OK] をクリックして続行します。

このメッセージ ウィンドウは、Cisco IPICS サーバでスプラッシュ画面機能がインストールおよび設定されている場合に表示されます。

ステップ 7 次のメッセージを伴うダイアログボックスが表示された場合は、[OK] をクリックして続行します。

You have logged in to the IPICS Dispatch Console with Silver License privileges. Advanced dispatch functions will not be available.
 

このダイアログボックスは、この Cisco IPICS Dispatch Console セッションに Silver ライセンス権限が付与される場合に表示されます。ライセンスの詳細については、「Cisco IPICS Dispatch Console ライセンス タイプ」を参照してください。

[Do not show this message next time] チェックボックスをオンにして、ログイン時にこのダイアログボックスが表示されないようにすることもできます。このダイアログボックスを再度イネーブルにするには、「[Settings] タブ:[Miscellaneous] オプション」の説明に従い、[Do not Show License Message] チェックボックスをオフにします。


 

Cisco IPICS Dispatch Console の終了

Cisco IPICS Dispatch Console を終了するには、[File] > [Close] を選択するか、Cisco IPICS Dispatch Console のメイン ウィンドウの右上にある [X] アイコンをクリックし、[Yes] をクリックして確定します。終了プロセスにより、Cisco IPICS Dispatch Console からログアウトされてアプリケーションが終了します。終了時に、Cisco IPICS Dispatch Console を介して確立した接続またはコールがあれば切断されます。

Cisco IPICS Dispatch Console ライセンス タイプ

Cisco IPICS Dispatch Console は、Silver ユーザ ライセンスまたは Platinum ユーザ ライセンスのいずれかを使用して実行できます。Cisco IPICS Server に Cisco IPICS Dispatch Console からログインするときに、システムはライセンス タイプを自動的に判別します。判別は、同時に使用可能なライセンス数および Cisco IPICS ユーザ ロールに基づきます。ライセンスのタイプにより、Cisco IPICS Dispatch Console の機能に次のようにアクセスできます。

Platinum ユーザ ライセンス:すべての Cisco IPICS Dispatch Console 機能にアクセスできます。

Silver ユーザ ライセンス:[VTGs] タブ、[Items Tabs] エリアの [Incidents] タブ、[Dial Pad and Channel Patch] エリアを除く、すべての機能にアクセスできます。したがって、Silver ユーザ ライセンスでは、インシデントまたは VTG の追加ができません(図 3-1 に、Platinum ユーザ ライセンスの場合の項目タブ エリアを示します)。

Cisco IPICS Dispatch Console の起動時に、ライセンスが次のように付与されます。

Cisco IPICS の Dispatcher ロールまたは All ロールを持つユーザには、Platinum ユーザ ライセンスが使用可能であれば付与されます。Platinum ユーザ ライセンスが使用可能でない場合、Silver ユーザ ライセンスがユーザに付与されます。いずれのライセンス タイプも使用可能でない場合、このユーザはライセンスが使用可能になるまで Cisco IPICS Dispatch Console を起動できません。

Cisco IPICS の Dispatcher ロールまたは All ロール以外のユーザには、Silver ユーザ ライセンスが使用可能であれば付与されます。Silver ユーザ ライセンスが使用可能でない場合、このユーザは Silver ユーザ ライセンスが使用可能になるまで Cisco IPICS Dispatch Console を起動できません。

使用可能ライセンス数の判別方法を含む Silver ユーザ ライセンスおよび Platinum ユーザ ライセンスの詳細については、『 Cisco IPICS Administration Server Guide 』を参照してください。

Cisco IPICS Dispatch Console の動作モード

Cisco IPICS Dispatch Console は、次のいずれかの動作モードで機能できます。

オンライン モード:Cisco IPICS Dispatch Console は、Cisco IPICS サーバに接続します。このモードでは、無線、チャネル、およびダイヤル通信機能が正常に動作します。また、Cisco IPICS Dispatch Console は、Cisco IPICS サーバを定期的にポーリングして、サーバから設定、VTG、インシデントなどに更新がされたかを判別します。更新がされている場合、Cisco IPICS Dispatch Console の情報および表示がサーバの提供する情報に従って更新されます。

オフライン モード:Cisco IPICS Dispatch Console は、Cisco IPICS Server に接続しません。このモードでは、無線およびチャネル通信が動作しますが、Cisco IPICS Dispatch Console は、Cisco IPICS Server から更新を受け取りません。リモート ロケーションを使用して Cisco IPICS にログを記録する場合、一部のリソースの電源を投入できないことがあります。

Cisco IPICS Dispatch Console から Cisco IPICS への接続が、失われてから 15 分以内(デフォルト)に回復した場合、接続が失われたときにオンライン モードだった場合は、Cisco IPICS Dispatch Console が自動的にオンライン モードになります。15 分経過した後に接続が回復した場合は、サーバにログインしてオンライン モードに戻す必要があることをポップアップ メッセージによって通知されます。[OK] をクリックしてログインします(このデフォルトの 15 分の期間は、Cisco IPICS Administration Console 内で [Logout Client After] オプションを更新することにより変更できます)。

動作モードは、Cisco IPICS Dispatch Console の動作モード インジケータを見て判別できます。動作モード インジケータは、Cisco IPICS Dispatch Console メイン ウィンドウのメニュー バーの右に表示されます(図 3-2 を参照)。インジケータは次のように表示されます。

:緑は、Cisco IPICS Dispatch Console がオンライン モードであることを示します。

:赤は、Cisco IPICS Dispatch Console がオフライン モードであることを示します。

オフライン モードには、次のガイドラインが適用されます。

Cisco IPICS Dispatch Console をオフライン モードで使用するには、少なくとも 1 回は Cisco IPICS Dispatch Console から Cisco IPICS Server にログインに成功している必要があります。

Cisco IPICS Server がオンライン状態に戻った後で Cisco IPICS Dispatch Console へのログインを試みると、無効なユーザまたはパスワードのエラーが発生する場合があります。サーバ データベース復元中のサーバに Cisco IPICS Dispatch Console が接続を試みた場合に、この状況が起こる可能性があります。

SIP を通じて通信しているリソースが、Cisco IPICS Dispatch Console がオフラインになった結果として切断された場合、Cisco IPICS Dispatch Console がオンラインに戻ったときに、これらのリソースを手動で再接続する必要があります。

ユーザ タイプ別に使用可能な Cisco IPICS Dispatch Console の機能

Cisco IPICS Dispatch Console で使用可能な機能は、Cisco IPICS ロールにより決定されます。Cisco IPICS の Dispatcher ロールまたは All ロールのユーザは、すべての機能にアクセスできます(「Cisco IPICS Dispatch Console ライセンス タイプ」に記載のとおり Platinum ユーザ ライセンスが付与されている場合)。Cisco IPICS の Dispatcher ロールまたは All ロール以外のユーザは、一部の機能にしかアクセスできません。

Cisco IPICS ユーザ ロールに基づいて、次の Cisco IPICS Dispatch Console 機能が使用不可になるか使用が制限されます。

項目タブ エリア:

[VTGs] タブ:Dispatcher ロールまたは All ロールを持ち、かつ Platinum ユーザ ライセンスを保持するユーザのみが、このタブにアクセスできます。つまり、これらのユーザのみが VTG を追加できます。

[Incidents] タブ:Dispatcher ロールまたは All ロールを持ち、かつ Platinum ユーザ ライセンスを保持するユーザのみが、このタブにアクセスできます。つまり、これらのユーザのみがインシデントを追加できます。

[Policies] タブ:Dispatcher ロールまたは All ロールを持つユーザには、Cisco IPICS Administration Console に設定されたすべてのポリシーが表示されます。他のユーザには、ユーザに関連するポリシーのみが表示されます。

[VTG Details] タブ:Dispatcher ロールまたは All ロールを持つユーザのみがこのタブにアクセスできます。つまり、これらのユーザのみが機能の VTG リソースを更新できます。

[Incident Details] タブ:Dispatcher ロールまたは All ロールを持つユーザが、このタブのすべての機能を使用できます。他のユーザは、ジャーナル、イメージ、ビデオのみを追加できます。

[Dial Pad and Channel Patch] エリア:Dispatcher ロールまたは All ロールを持つユーザのみが、このエリアを表示できます。

インシデントについて

インシデントとは、Cisco IPICS Dispatch Console に作成するイベントのことで、さまざまなユーザが Cisco IPICS Dispatch Console を使用してイベントに対する応答を調整できます。Cisco IPICS Dispatch Console には、インシデント内のリソースを管理することによるインシデントへの応答機能があります。

インシデントは、火事やその他の状況など、応答を必要とするいかなるイベントにもなりえます。リソースには、インシデントに対して連携して応答するチャネル、無線、VTG、およびユーザが含まれます。インシデント参加者は、インシデントに関連するジャーナル(テキスト エントリ)、イメージ、およびビデオをアップロードしたり共有できます。

インシデントの作成には、Cisco IPICS Dispatch Console を使用します。作成したインシデントは、Cisco IPICS Server のインシデント リストに追加されて(Cisco IPICS Dispatch Console がオンライン モードの場合)サーバにアクティブ状態で置かれます。また、インシデントを作成したユーザもリソースとしてインシデントに追加されます。アクティブ インシデントとは、Cisco IPICS Dispatch Console でアクセスできるインシデントであり、インシデントにはリソースの追加または削除ができ、インシデントに対して他のアクティビティを実行できます。

インシデントの参加者は、そのインシデントに対して インシデント VTG をアクティブ化するまでインシデント リソースを介して互いに通信できません。インシデント VTG は、インシデントの一時的トーク グループです。インシデント VTG をアクティブ化すると、次のイベントが発生します。

内部 VTG が Cisco IPICS Server に作成されます。サーバは内部 VTG を使用してインシデントに対する通信をイネーブルにします。インシデント VTG は、Cisco IPICS Server の正規 VTG リストに表示されません。

音声機能向けのすべてのリソース(チャネル、無線、他の VTG)がインシデント VTG に追加されます。

Cisco IPICS は、他のシステム リソースが VTG を介して通信できるようにします。

必要に応じて、Cisco IPICS Dispatch Console からインシデント VTG をアクティブ化したり非アクティブ化したりできます。インシデント VTG が非アクティブの場合でも、インシデントにリソースを追加および削除できます。インシデント VTG を非アクティブ化しても、Cisco IPICS Server からインシデントを非アクティブ化しません。インシデントを非アクティブ化するには、Cisco IPICS Administration Console を使用します。非アクティブ化すると Cisco IPICS Dispatch Console には表示されなくなります。

ハイ アベイラビリティ展開における Cisco IPICS Dispatch Console の使用方法

ハイ アベイラビリティ(HA)は、プライマリ Cisco IPICS Server に障害が発生した場合に、通信をセカンダリ サーバが自動的に引き継ぐ Cisco IPICS のオプション機能です。

Cisco IPICS Dispatch Console で HA を利用できるようにするには、Cisco IPICS Server 上で HA を設定した後に Cisco IPICS Dispatch Console からアクティブ サーバにログインします。プライマリ Cisco IPICS Server にログインしたことが一度もなく、フェールオーバーのためにセカンダリ サーバがアクティブ サーバの場合は、セカンダリ サーバにログインします。

Cisco IPICS Dispatch Console は、HA 環境では次のように動作します。

Cisco IPICS Dispatch Console からプライマリ Cisco IPICS Server にログインした場合でフェールオーバーが発生したとき、Cisco IPICS Dispatch Console は自動的にセカンダリ サーバに接続します。セカンダリ サーバが使用不可能な場合、Cisco IPICS Dispatch Console はオフライン モードになります。

フェールオーバー発生後に Cisco IPICS Dispatch Console からプライマリ Cisco IPICS Server にログインすると、ログインは自動的にセカンダリ サーバにリダイレクトされます。

フェールオーバーまたはフォールバック後は、Cisco IPICS Dispatch Console で最長で数秒間、音声が中断する場合があります。