Cisco RFSS Network Controller ユーザ ガイド
はじめに
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発行日;2012/06/28 | 英語版ドキュメント(2012/04/17 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 603KB) | フィードバック

目次

はじめに

Network Controller の説明

プラットフォーム要件

ハードウェア

ソフトウェア

はじめに

P25 RFSS Network Controller(RNC)は、無線周波数サブシステム(RFSS)のためのセントラル コントローラであり、RFSS 内の他のネットワーク エンティティ間のすべてのモビリティおよびコール管理を提供します。RNC は、Network Location Register(NLR)と対話して、サブスクライバ ユニットおよびグループ メンバに対する更新やクエリーを容易にします。また、P25 ワイド エリア システム内の他の RFSS へのワイド エリア コールを可能にする APCO P25 ISSI 機能も提供します。

NLR は、1 つの RFSS 内で動作しているサブスクライバおよびグループに関するデータを保存します。NLR は、APCO P25 システムのための従来のホーム ロケーション レジスタ(HLR)としてだけでなく、ローミングしているサブスクライバ、つまり、この RFSS で宣言されていない(この RFSS を「ホーム」としていない)サブスクライバのためのビジター ロケーション レジスタ(VLR)として機能します。NLR の詳細については、『Cisco Network Location Register Series User Guide』を参照してください。

Network Controller の説明

RNC は Commercial Off-The-Shelf(COTS)PC で構成され、インストールの特定の要件によっては、NLR と同じマシン上に共存してホストすることができます。特殊なケーブルやハードウェアが必要ないように、すべてのインターフェイスが IP ベースです。

RNC はまた、NLR と通信してサブスクライバおよびグループのプロファイル情報を検索したり、現在のモバイル ロケーションを更新したりします。RNC と NLR は連携して、自身のホーム システム内に存在するサブスクライバ ユニットを管理するほか、別の P25 システム(または RFSS)をホームとしているが、この RFSS 内でローミングしているサブスクライバ ユニットに対して訪問者サービスを提供します。

RNC には、その RFSS 内のベース ステーション サイトや他の RFSS と通信するためのセッション開始プロトコル(SIP)およびリアルタイム転送プロトコル(RTP)スタックが含まれています。RFSS は、Inter-RF Sub System Interface(ISSI)インターフェイスを使用して他の RFSS にインターフェイスします。

RNC は標準の SIP ネットワーク要素ではありませんが、コア ネットワーク全体にわたる個々のコールやグループ コールを提供するために必要な APCO P25 固有の拡張とともに SIP と RTP を使用します。これらの P25 固有の拡張は、ISSI インターフェイスに基づいています。

図 1-1 に、1 つまたは複数のベース ステーションと中央の RFSS Network Controller、および NLR から成るマルチサイト RFSS の例を示します。ローカル RFSS 内のその他の可能性のあるネットワーク要素には、ソフト無線(SR)、公衆電話交換網(PSTN)ゲートウェイ、ネットワーク管理システム(NMS)、デジタル音声レコーダ(DVR)、コンソール アプリケーションなどがあります。

図 1-1 標準的なマルチサイト RFSS

 

プラットフォーム要件

ハードウェア

RNC は、任意の Commercial Off The Shelf(COTS)PC 上で動作するソフトウェア アプリケーションであるため、特殊な装置をインストールする必要はありません。RNC は通常、そのネットワーク インターフェイスのローカル ネットワーク スイッチに直接接続されます。RNC が NLR と共存してホストされている場合は、RNC にプライマリ IP を割り当て、Network Interface Function(NIF)プロセスに 2 番目の仮想 IP インターフェイスを割り当てることによって、1 つの物理ネットワーク接続を共有できます。

具体的なハードウェア要件は、システム アーキテクチャや想定される負荷、つまり、サブスクライバの数と分散、コール パターンなどに基づきます。

表 1-1 に、より重要ないくつかのハードウェア項目の最小限のハードウェア要件と推奨されるハードウェア要件を示します。他のタイプのハードウェアも使用できる可能性はありますが、テストを完了しているのは(下の)3 列目に示されている推奨されるハードウェアだけです。

 

表 1-1 ハードウェア要件

ハードウェア
最小限の要件
推奨される要件

プロセッサ

Pentium 4

Pentium 4

ハード ドライブ

70 GB を超える 1 台のドライブ

74 GB SATA x 2(RAID 1)

ネットワーク インターフェイス カード

1(100 Mb/s)

3(1 Gb/s)


表 1-1 は、3 つのネットワーク インターフェイスが推奨される耐障害性サーバ パッケージを含む構成を示しています。ただし、現在は 2 つのネットワーク インターフェイスを含む構成だけがサポートされているため、この構成のサポートはシスコの判断でのみ提供されます。


ソフトウェア

RNC 用にサポートされているオペレーティング システムは IPICS OS 4.5 だけです。シスコでは、IPICS OS 上に ISSI ゲートウェイ ソフトウェアをインストールするインストーラを提供しています。そのソフトウェア インストールには RNC が含まれています。