Cisco IPICS Release 4.0(2) 用のソリューション リファレンス ネットワーク デザイン(SRND)
Cisco IPICS コンポーネントの考慮事項
Cisco IPICS コンポーネントの考慮事項
発行日;2012/01/12 | 英語版ドキュメント(2011/01/21 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

Cisco IPICS コンポーネントの考慮事項

ルータ メディア サービス

RMS の概要

ロケーションの RMS コンポーネント

複数ロケーションの例

RMS の設定例

RMS が必要な状況

RMS DS0 リソースの割り当て

DSP チャネルの最適化と割り当て

ハードウェア構成とサポートされる音声ストリームの例

ダイヤル エンジン用のメディア リソース割り当て

Virtual Talk Groups

Cisco Hoot & Holler 機能を使用した RMS 内のチャネルの混合

Cisco IPICS エンドポイントのシナリオ

リモート IDC ユーザ

Cisco IPICS の SIP プロバイダーとの統合

SIP セッションの要件

デフォルト ダイヤル ピアのシナリオ

シナリオでのダイヤル ピアの使用

コール フローとダイヤル ピアの例

IDC 直通ダイヤル プレフィクスが必要な場合

IDC ダイヤラ設定と Unified Communications プラットフォームとの統合

Cisco Unified Communications Manager での IDC ダイヤラ エンドポイントの設定

Cisco Unified Communications Manager Express での IDC ダイヤラ エンドポイントの設定

Cisco IPICS 管理コンソールでの IDC ダイヤラの設定

Cisco IPICS Mobile Client for Apple iPhone

DNS 設定

イントラネット アクセス モデル

インターネット/イントラネット アクセス モデル

iPhone での DNS 設定

DNS サーバとしての Cisco Multiservices プラットフォーム デバイスの設定

ワイヤレス ネットワークの設定

IOS ベースのワイヤレス設定

LWAPP ベースのワイヤレス設定

iPhone でのワイヤレス設定

Cisco Unified IP Phone

Cisco Unified Communications Manager の設定の概要

Cisco Unified Communications Manager Express の設定の概要

テキスト/スピーチ

Nuance TTS のインストール

en-US 以外の言語パックの設定

TTS の設定と動作

ビデオの考慮事項

Cisco Video Surveillance Manager からのビデオの使用

ビデオのガイドライン

通知

Email 通知アクション

IP Phone Text 通知アクション

Dial 通知アクション

Talk Group 通知アクション

Dial Engine Script 通知

Alert 通知アクション

外部(一括)通知

Cisco IPICS コンポーネントの考慮事項

この章では、Cisco IPICS ソリューションの一部となる可能性がある、さまざまなコンポーネントや機能について説明します。この情報は、Cisco IPICS の配置におけるアイテムの相互運用方法を理解するために役立ちます。

この章は、次の項で構成されています。

「ルータ メディア サービス」

「Cisco IPICS の SIP プロバイダーとの統合」

「IDC ダイヤラ設定と Unified Communications プラットフォームとの統合」

「Cisco IPICS Mobile Client for Apple iPhone」

「Cisco Unified IP Phone」

「テキスト/スピーチ」

「ビデオの考慮事項」

「通知」

ルータ メディア サービス

Cisco IPICS ソリューションでは、サポートされる 1 台または複数の Cisco IOS ルータを使用して、Router Media Service(RMS; ルータ メディア サービス)機能を提供します。

ここでは、RMS について詳しく説明します。

「RMS の概要」

「ロケーションの RMS コンポーネント」

「RMS が必要な状況」

「RMS DS0 リソースの割り当て」

「ダイヤル エンジン用のメディア リソース割り当て」

「Virtual Talk Groups」

「リモート IDC ユーザ」

Cisco IPICS 用の RMS の設定の詳細については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.02 』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください。

Cisco IPICS が RMS としての使用をサポートしている Cisco IOS リリースの一覧については、『 Cisco IPICS Compatibility Matrix 』を参照してください。サポートされている各 Cisco IOS リリースに Cisco Hoot & Holler 機能が含まれています。

RMS の概要

RMS の主な役割は、DS0 リソースのループバックによって、メディア ストリームを混合することです。RMS のインストール時に、T1 ループバック ケーブルで接続された 1 つ以上のペアの T1 インターフェイスまたは E1 インターフェイスが必要です。このようなループバック インターフェイスのペアは、RMS で DS0-Group をタイムスロット マッピングに追加することによって手動で設定します(詳細については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2) 』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください)。Cisco IPICS 管理コンソールを使用して RMS を追加する場合、割り当てにループバック ペアを使用できるようになります。正しく設定された RMS によって、IPICS サーバによる動的な割り当てに使用できる DS0 ループバック チャネルのリストが作成されます。

RMS は、スタンドアロン コンポーネント(RMS ルータ)としてインストールすることも、LMR ゲートウェイにインストールされる追加機能としてインストールもできます。

次のシナリオでは、Cisco IPICS サーバが動的に DS0 ループバック ペア(2 つの DS0 チャネル)を割り当てます。

リモート ロケーションからの IPICS Dispatch Console(IDC)の認証成功:リモート IDC 接続が開始されると、IDC は Cisco IPICS サーバへの認証を行います。Cisco IPICS サーバはその後、IDC ユーザに割り当てられる各チャネル Virtual Talk Group(VTG; 仮想トーク グループ)の DS0 ループバック ペアを割り当てるように RMS を設定します。IDC は RMS の IP アドレスとチャネルの詳細が含まれる設定情報と、Cisco IPICS サーバが RMS で設定した Plain Old Telephone Service(POTS; 一般電話サービス)ダイヤルピア情報を取得します。IDC ユーザがチャネルまたは VTG をアクティブ化すると、IDC は RMS 内の POTS ダイヤルピアへの SIP コールを発信し、そのチャネルまたは VTG に接続します。

VTG のアクティブ化または変更:Cisco IPICS ディスパッチャが RMS に影響を及ぼす VTG 操作を実行すると、Cisco IPICS サーバが必要に応じて RMS を更新します。たとえば、2 つのチャネルがある VTG がアクティブ化されると、Cisco IPICS サーバはそれぞれのチャネル用に 1 つずつ、2 つの DS0 ループバック ペアを設定します。この設定には、接続トランクに割り当てられた DS0 ループバック ペアの対応する側の音声ポートの割り当てが含まれます。

ダイヤルイン ユーザがチャネルまたは VTG に参加:チャネルまたは VTG に参加するダイヤルイン ユーザの数に関係なく、チャネルまたは VTG ごとに 1 つのシングル DS0 ループバック ペアが追加されます。

モバイル クライアント ユーザが Cisco IPICS サーバにログイン:インシデントごとに 1 つのシングル DS0 ループバック ペアが使用されます。

ロケーションの RMS コンポーネント

RMS は。マルチキャスト ドメインとして定義された 1 つの Cisco IPICS ロケーション をサポートします。Cisco IPICS 配置で複数のロケーションに RMS 機能が必要とされる場合、このような各ロケーションに RMS を設定する必要があります。マルチキャスト アドレス プールには、マルチキャスト アドレスとそれらのポート割り当ての一覧が含まれます。必要に応じて、Cisco IPICS サーバによって RMS の設定時にプール内のアドレスが割り当てられます。Cisco IPICS サーバは、使用中のアドレスと使用可能なアドレスを記録します。

マルチキャスト アドレス プールは、Cisco IPICS サーバで設定されたすべての RMS コンポーネントで共有されるグローバル リソースです。したがって、設定されたすべての RMS コンポーネントで設定されたすべてのアドレスをサポートするようにネットワークを設定する必要があります。IPICS サーバは、同じロケーション内のすべての RMS コンポーネントでロード バランスを試行します。このため、サーバで複数の RMS が設定されている場合、『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2) 』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」に従って、各 RMS を設定することが重要です。

次の情報がロケーションに追加されます。

チャネルがロケーションに関連付けられます。

VTG は複数のロケーションにまたがることができるグローバル リソースです。

複数のロケーションのユーザをチャネルに割り当てることができますが、ユーザ認証時にユーザが目的のロケーションを選択する必要があります。チャネル リソースは、選択されたロケーションに基づいて割り当てられます。

複数ロケーションの例

Cisco IPICS および RMS コンポーネントが複数のロケーションで機能する例として、次のシナリオを考えます。

ユーザ A がサイト 1 ロケーションにいて、緊急 VTG に割り当てられている。

ユーザ B がサイト 2 ロケーションにいて、緊急 VTG に割り当てられている。

チャネル EMT1 がサイト 1 ロケーションにある。

チャネル EMT2 がサイト 2 ロケーションにある。

緊急 VTG がチャネル EMT1 とチャネル EMT2 の両方に割り当てられている。

RMS 1 がサイト 1 ロケーションにある。

RMS 2 がサイト 2 ロケーションにある。

Cisco IPICS ディスパッチャが緊急 VTG をアクティブ化すると、Cisco IPICS サーバは VTG にマルチキャスト アドレス プールのマルチキャスト アドレスを割り当てます。また、RMS 1 および RMS 2 の DS0 ループバック リソースも設定します。

これにより、VTG を使用して両方のロケーションのユーザが通信できます。このシナリオでは、両方のロケーション間のマルチキャスト接続が存在している必要があることに注意してください。両方のロケーションが孤立したマルチキャスト ドメインにある場合、ロケーション間のマルチキャスト トラフィックをルーティングする方法が必要です。関連情報については、「複数サイト モデル」を参照してください。

RMS の設定例

次に、2 つのチャネルが含まれる VTG がアクティブ化されるときに、Cisco IPICS サーバによって RMS 内に設定される内容の例を示します。この例では、RMS が Police チャネル上の音声を受信して VTG マルチキャスト アドレスに送信でき、VTG マルチキャスト アドレス上の音声を受信して Police チャネルに送信できます。この例の意味は、次のとおりです。

VTG には Combined という名前が付けられ、マルチキャスト IP アドレスが 239.192.21.79:21000 になります(このアドレスは、マルチキャスト プールで設定されたアドレス範囲から VTG に動的に割り当てられます)。

Police チャネルの IP アドレスは 239.192.21.64:21000 です。

Fire チャネルの IP アドレスは 239.192.21.65:21000 です。

DS0 ループバックの片側、0/2/0:3 には、VoIP ダイヤル ピアの宛先パターンにマッピングされる接続トランク(90929093)が割り当てられます。このダイヤル ピアには、セッション ターゲット 239.192.21.79:21000(VTG マルチキャスト アドレス)があります。

DS0 ループバックの反対側、0/2/1:3 には、VoIP ダイヤル ピアの宛先パターンにマッピングされる接続トランク(90929193)が割り当てられます。このダイヤル ピアには、セッション ターゲット 239.192.21.64:21000(Police チャネル マルチキャスト アドレス)があります。

次の Cisco IOS 設定の出力は、Combined VTG への Police チャネルの追加をサポートする Cisco IPICS サーバでの RMS 設定を示しています。

dial-peer voice 90929093 voip
description #0/2/0:3#1164200525742# INUSE 284
destination-pattern 90929093
voice-class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.79:21000
codec g711ulaw
no vad
 
voice-port 0/2/0:3
voice-class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 90929093
description #0/2/0:3#1164200525742# INUSE 284
 
voice-port 0/2/1:3
voice-class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 90929193
description #0/2/1:3#1164200525742# INUSE 284
 
dial-peer voice 90929193 voip
description #0/2/1:3#1164200525742# INUSE 284
destination-pattern 90929193
voice-class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.64:21000
codec g711ulaw
 

次の Cisco IOS 設定の出力は、Combined VTG への Fire チャネルの追加をサポートする Cisco IPICS サーバでの RMS 設定を示しています。

dial-peer voice 90929094 voip
description #0/2/0:4#1164200525776# INUSE 285
destination-pattern 90929094
voice-class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.79:21000
codec g711ulaw
no vad
 
voice-port 0/2/0:4
voice-class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 90929094
description #0/2/0:4#1164200525776# INUSE 285
 
voice-port 0/2/1:4
voice-class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 90929194
description #0/2/1:4#1164200525776# INUSE 285
 
dial-peer voice 90929194 voip
description #0/2/1:4#1164200525776# INUSE 285
destination-pattern 90929194
voice-class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.65:21000
codec g711ulaw
no vad
 

次の Cisco IOS 設定の出力は、リモート ロケーションを使用する Police チャネルと Fire チャネルの接続の両方に割り当てられた IDC ユーザをサポートする Cisco IPICS サーバでの RMS 設定を示しています。この設定では、IDC でユニキャスト接続を使用して RMS と通信できます。RMS は、IDC から受信したユニキャスト ストリームを DS0 ループバックを介してマルチキャスト アドレスに転送します。RMS マルチキャスト アドレスに対して受信するパケットは、ユニキャスト ストリームとして DS0 ループバックを介して受信側の IDC デバイスに転送されます。

この Cisco IOS 設定の出力は、Police チャネルに関するものです。

dial-peer voice 909290914 voip
description #0/2/0:14#1164659525783# INUSE 295
destination-pattern 909290914
voice-class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.64:21000
codec g711ulaw
no vad
 
voice-port 0/2/0:14
voice-class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 909290914
 
voice-port 0/2/1:14
voice-class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
description #0/2/1:14#1164659525783# INUSE 295
 
dial-peer voice 909291914 pots
description #0/2/1:14#1164659525783# INUSE 295
destination-pattern 1990000275909291914
port 0/2/1:14
 

この Cisco IOS 設定の出力は、Fire チャネルに関するものです。

dial-peer voice 909290915 voip
description #0/2/0:15#1164659525833# INUSE 296
destination-pattern 909290915
voice-class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.65:21000
codec g711ulaw
no vad
 
voice-port 0/2/0:15
voice-class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 909290915
description #0/2/0:15#1164659525833# INUSE 296
 
voice-port 0/2/1:15
voice-class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
description #0/2/1:15#1164659525833# INUSE 296
 
dial-peer voice 909291915 pots
description #0/2/1:15#1164659525833# INUSE 296
destination-pattern 1990000275909291915
port 0/2/1:15
 

RMS が必要な状況

Cisco IPICS では、ユニキャストとマルチキャスト エンドポイントの間(たとえば、リモート IDC からチャネルへ、モバイル クライアントから Cisco IPICS サーバへ、リモート IDC から VTG へ、ダイヤルイン ユーザからチャネルまたは VTG へ)の接続を確立したり、複数のチャネル上のマルチキャスト エンドポイント間(たとえば、チャネルから VTG へ、VTG から VTG へ)の接続を確立したりするには、RMS が必要です。

ただし、RMS DS0 リソースを必要としない接続シナリオもあります。たとえば、図 2-1 に示すように、2 人のマルチキャスト ユーザが RMS DS0 リソースを使用することなく、1 つの Cisco IPICS チャネルで通信できます。次に、ユーザが Cisco IPICS サーバにログインした後、マルチキャスト グループ 239.192.21.64 を使用して、Metro Police チャネルの情報を受信する例を示します。ユーザが Metro Police チャネルをアクティブ化した場合、RMS DS0 リソースを使用することなく、通信できるようになります。

図 2-1 単一の Cisco IPICS チャネル

 

LMR ゲートウェイと LMR ユーザをこのシナリオに追加する場合、RMS DS0 リソースは必ずしも必要ではありません。LMR ユーザが他のユーザと同じチャネルを使用するように静的に設定すると、図 2-2 に示すように、すべてのユーザが RMS DS0 リソースを使用することなく通信できます。

図 2-2 LMR ゲートウェイがある単一の Cisco IPICS チャネル

 

もう 1 つの例として、2 つのチャネルに 2 組のユーザがいるシナリオでは、チャネル間に通信が不要な場合、RMS DS0 リソースを使用しません。図 2-3 に示すシナリオでは、RMS DS0 リソースを使用して、Metro Police ユーザが互いに通信でき、Metro Fire ユーザが互いに通信できます。このシナリオでは、Metro Police ユーザと Metro Fire ユーザの間に通信が存在していないため、RMS リソースが必要です。

図 2-3 複数の Cisco IPICS チャネル

 

RMS DS0 リソースの割り当て

特定のユーザのみが VTG を使用して通信できる VTG を作成できます。この場合、VTG にチャネルが含まれず、RMS DS0 リソースを使用しませんが(リモート ロケーションを使用して接続する IDC ユーザが存在しない場合)、マルチキャスト プールからマルチキャスト アドレスを使用します。

VTG に LMR エンドポイントを必要な場合、IDC または電話機のユーザのためのチャネルに加えて、各 LMR チャネルを VTG に追加する必要があります。ユーザが VTG に追加されていないが、VTG 内のチャネルがある場合、ユーザは VTG との送受信を行えます。

リモート ロケーションを使用して IDC での認証に成功すると、RMS は DS0 ペアを認証済みの IDC ユーザに割り当てられた各チャネルまたは VTG に割り当てます(詳細については、「リモート IDC ユーザ」を参照してください)。

表 2-1 に、RMS リソースが割り当てられるさまざまなシナリオを示します。

 

表 2-1 RMS リソースの割り当て

シナリオ
マルチキャスト アドレス プールからのマルチキャスト アドレス
RMS DS0 ペア

チャネルのあるアクティブな VTG

あり

VTG 内のチャネルごとに 1 つ

VTG 内に存在しないチャネル

なし

なし

ユーザのみが存在する VTG

あり

なし

リモート IDC

なし

割り当てられたチャネルまたは VTG ごとに 1 つ

モバイル クライアント

なし

割り当てられたインシデントごとに 1 つ

RMS DS0 の要件の詳細については、『 Cisco IPICS Compatibility Matrix 』を参照してください。

DSP チャネルの最適化と割り当て

DS0 チャネルと DSP チャネルを最適化するには、次の推奨事項に従ってください。

Digital Signal Processor(DSP; デジタル シグナル プロセッサ)を共有できるようにするためには、まず dspfarm を有効にして、さらに、すべてのモジュールがネットワーク クロックに参加していることを確認します。

dspfarm を有効にする場合、特定の音声カードを DSP リソース プールに追加します。この設定では、搭載されている DSP リソースを複数のインターフェイス カードで共有できます(DSP は、デジタル モジュールまたはデジタル ポート(T1/E1 など)、およびマザーボードの間では共有できますが、アナログ ポート(FXS など)間では共有できません)。

最低でも、dspfarm を 1 つ有効にしてください。

DSP を搭載するすべてのモジュールで dspfarm を有効にし、すべてのモジュールをメインのネットワーク クロックに参加した状態にすると、Cisco IOS は DSP リソース プールの一部としてこれらの DSP と対話するようになります。

実際の設定に必要な DSP の計算については、『High-Density Packet Voice Digital Signal Processor Modules』を参照してください。このマニュアルは、次の URL から入手できます。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps3115/products_qanda_item0900aecd8016c6ad
.shtml

DSP ファームの設定の詳細については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2) 』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください。

ハードウェア構成とサポートされる音声ストリームの例

ここでは、Cisco IPICS で使用するためのさまざまなハードウェア構成と、サポート可能な多数の音声ストリームの例を示します。

Cisco 2811 をマザーボードに搭載された 1 つの T1/E1 Multiflex Trunk Voice/WAN Interface(VWIC-2MFT-T1/E1)カードで使用する場合は、カードが T1 モード用に設定されている場合、最大 24 ペアの DS0 チャネルを使用できます。カードが E1 モード用に設定されている場合、最大 30 の DS0 チャネルを使用できます。サポートされる音声ストリームの数は、使用する構成に基づいて変わります。たとえば、1 つの 64 チャネル高密度 Packet Voice/Fax DSP Module(PVDM2-64)が搭載されていると、G.711 u-law コーデックを使用する場合、最大 32 ペアの音声ストリームがサポートされます。when using the G.729 u-law コーデックを使用する場合、PVDM2-64 で 16 ペアの音声ストリームがサポートされます。この場合、1 つの PVDM2-64 で T1 回線上のすべてのペアの DS0 チャネルの完全な利用はサポートされません。

Cisco 2811 では、次のオプションも使用できます。

2 つの PVDM2-64 モジュール(合計 128 チャネルに対応)が搭載され、マザーボードに取り付けられた 3 つの VWIC-2MFT-T1/E1 インターフェイス。

4 つの PVDM2-64 モジュール(合計 256 チャネルに対応)、および 2 つの VWIC-MFT-T1/E1 インターフェイス カードが搭載された、1 つの T1/E1 High Density Digital Voice Network Module(NM-HDV2-2T1/E1)。


) Cisco IPICS 配置用にルータ ハードウェアを発注する前に、配置のための完全なサポートを確保するために、使用するインターフェイス モジュールとコーデックの構成に基づいて必要な DS0 チャネルの数と DSP 要件を判断することを推奨します。たとえば、E1 接続用に T1/E1 カードを設定する場合、150 ペアの DS0 チャネルおよび 384 DSP リソースがサポートされます。使用するコーデックに基づいて、この DSP リソースでは 96 G.729 音声ストリームまたは 150 G.711 音声ストリームをサポートできます。


Cisco インターフェイスおよびモジュールの詳細については、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/prod_module_category_home.html

ダイヤル エンジン用のメディア リソース割り当て

ユーザが Cisco IPICS ダイヤル エンジンにダイヤルインする場合、ユーザは SIP ベースの(ユニキャスト)接続を介してシステムにアクセスし、Cisco IPICS サーバへのメディア接続を確立します。ユーザがチャネルまたは VTG に参加する場合、Cisco IPICS は RMS 上の T1 ループバック(DS0)リソースを設定し、Cisco IPICS サーバから割り当てられたループバックへのマルチキャスト接続を有効にします。このループバック設定によって、Cisco IPICS サーバと RMS で選択されたチャネルまたは VTG との間のマルチキャスト接続を容易に確立できます。

このマルチキャスト接続は、チャネルまたは VTG を選択するダイヤルイン ユーザの数に関係なく、チャネルまたは VTG に対して一度確立されます。最後のダイヤルイン ユーザがチャネルまたは VTG から接続を解除すると、RMS 内でリソースが解放され、使用できるようになります。

ダイヤルイン ユーザが Cisco IPICS サーバ上のメディア ドライバへのユニキャスト メディア接続を確立すると、次のようにポリシー エンジンがマルチキャスト ストリームを送受信します。

1. ダイヤルイン ユーザが認証に成功し、リソースを選択すると、Cisco IPICS はユーザに対して RMS 内の DS0 ループバックを割り当て、マルチキャスト プールからマルチキャスト アドレスを割り当てます。次に、さらにダイヤルイン ユーザが同じリソースを選択する場合に、Cisco IPICS サーバが同じマルチキャスト アドレスの使用を継続できるように、Cisco IPICS はマルチキャスト アドレスで Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)への参加処理を実行します。

2. ダイヤルイン ユーザが電話機の 1 を押し、通話を開始すると、Cisco IPICS は選択したリソースのマルチキャスト アドレスに音声を送信します。

3. RMS はマルチキャスト パケットを受信すると、マルチキャスト プールから割り当てられたマルチキャスト アドレスにパケットを転送します。Cisco IPICS はそのマルチキャスト音声ストリームを受信し、ユニキャスト ストリームとして、そのリソース選択したすべてのダイヤルイン ユーザに転送します。

Virtual Talk Groups

Virtual Talk Group(VTG; 仮想トーク グループ)を使用すると、さまざまなチャネル上の参加者が 1 つのマルチキャスト アドレスを使用して通信できます。一時的なチャネル内の VTG には、次のメンバーのあらゆる組み合わせが含まれます。

チャネル

チャネル グループ

ユーザ

ユーザ グループ

その他の VTG

Cisco IPICS 管理者は Cisco IPICS チャネルを作成し、それぞれにマルチキャスト アドレスを割り当てます。Cisco IPICS ディスパッチャは、必要に応じて VTG を作成します。ディスパッチャが VTG を作成すると、Cisco IPICS サーバによって自動的にマルチキャスト プールから使用できるアドレスが VTG に割り当てられます。VTG がマルチキャスト プールからアドレスを動的に割り当てられる間に、VTG によって使用されるアドレス範囲外のスタティック アドレスとしてチャネルが設定されます。

VTG では、異なるマルチキャスト アドレスを割り当てられたエンドポイント間(アクティブ化された異なるチャネルを持つエンドポイントなど)の通信が可能です。VTG で異なるマルチキャスト アドレスを持つ 2 つ以上のエンドポイント間の容易な通信が有効になっている場合、RMS では各チャネルのマルチキャスト ストリームをブリッジするか、または混在させる必要があります。この VTG シナリオでは、Cisco IPICS サーバが VTG 内の各チャネルにループバック音声ポートを割り当てます。

たとえば、ディスパッチャが Combined という名前の VTG を作成し、この VTG に Police チャネルと Fire チャネルがメンバーとして含まれるとします。また、LMR police ユーザが常に Police チャネルに送信し、LMR fire ユーザが常に Fire チャネルに送信するように、各 LMR 音声ポートがマルチキャスト アドレスで静的に設定されるとします。Police チャネルと Fire チャネルの間の通信を提供するには、RMS でこれらのチャネルからのマルチキャスト ストリームをブリッジする必要があります。

この例では、ユーザが Police チャネル(チャネル 1)で通話する場合、RMS ルータがマルチキャスト ストリームを Fire チャネル(チャネル 2)および VTG チャネルにブリッジします。ユーザがチャネル 2 または TG チャネルで通話する場合に、RMS は同様の処理を実行する必要があります。図 2-4図 2-4 を参照してください。

図 2-4 VTG チャネルの混合

 

RMS は図 2-5 に示すように、T1 ループバック ケーブルで接続される T1 または E1 インターフェイスを使用して、メディアの混合を実現します。

図 2-5 RMS

 

このシナリオでは、Cisco IPICS サーバによって、チャネルの混合に使用する RMS ルータから 2 つの DS0 ペアが自動的に選択されます。また、Cisco IPICS サーバは関連付けられた音声ポートとダイヤル ピアも設定します。

さらにこの例では、次のように Cisco IPICS でタイムスロット 10 および 14 を選択するとします。

T1 0/0:10 --------------T1 0/1:10
VTG Combined San Jose Police
239.192.21.79 239.192.21.64
 
T1 0/0:14 --------------T1 0/1:14
VTG Combined San Jose Fire
239.192.21.79 239.192.21.65
 

また、Cisco IPICS ディスパッチャで次のユーザおよびチャネルを Combined VTG チャネルに配置するとします。

チャネル:

Police

Fire

ユーザ:

ユーザ 1

ユーザ 2

ユーザ 3

ユーザ 4

ディスパッチャがこの VTG をアクティブ化すると、Cisco IPICS は RMS 上で、選択した T1 DS0 に関連付けられた音声ポートおよびダイヤル ピアを使用するように Cisco ルータを設定します。図 2-6 とこの図に従った設定例を参照してください。

図 2-6 RMS の設定と管理

 

次に、このシナリオの設定例を示します。

dial-peer voice 90929090 voip
description #0/0:10#1152296144646# INUSE 16
destination-pattern 90929090
voice class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.79:21000
codec g711ulaw
no vad
!
dial-peer voice 90929190 voip
description #0/1:10#1152296144646# INUSE 16
destination-pattern 90929190
voice class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.65:21000
codec g711ulaw
no vad
!
dial-peer voice 90929092 voip
description #0/0:14#1152296144696# INUSE 18
destination-pattern 90929092
voice class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.79:21000
codec g711ulaw
no vad
!
dial-peer voice 90929192 voip
description #0/1:14#1152296144696# INUSE 18
destination-pattern 90929192
voice class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.64:21000
codec g711ulaw
no vad
!
voice-port 0/0:10
voice class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 90929090
description #0/0:10#1152296144646# INUSE 16
!
voice-port 0/0:14
voice class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 90929092
description #0/0:14#1152296144696# INUSE 18
!
voice-port 0/1:10
voice class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 90929190
description #0/1:10#1152296144646# INUSE 16
!
voice-port 0/0:14
voice class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timeouts teardown lmr infinity
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 90929192
description #0/1:14#1152296144696# INUSE 18
 

Cisco Hoot & Holler 機能を使用した RMS 内のチャネルの混合

RMS では Cisco Hoot & Holler 機能を使用して、チャネルを混合します。Cisco Hoot & Holler は、最新の 3 人の通話者が 1 つのマルチキャスト出力ストリームに混合される通信システムです。「 Hootie 」とも呼ばれるこれらのネットワークは、「常時オン」のマルチユーザ会議を提供するので、ユーザはダイヤルして会議に参加する必要がありません。

Cisco Hoot & Holler の詳細については、次の URL のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps6552/products_ios_technology_home.html

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk828/tsd_technology_support_protocol_home.html

マルチキャスト Hoot & Holler のホワイト ペーパー http://www.cisco.com/warp/public/cc/so/neso/vvda/hthllr/hhoip_wp.pdf

IP アドレスを RMS 上の音声ポートに関連付けるには、Virtual Interface(VIF; 仮想インターフェイス)を使用します。図 2-4 の例では、RMS がチャネル Police(239.192.21.64)、Fire(239.192.21.65)、および Combined VTG(239.192.21.79)に参加します。

IP を経由する Cisco Hoot & Holler の配置では、VTG のすべての参加者が同時に通話できますが、ルータ上のさまざまなソースからの音声パケットがルータに到着すると、IOS 調停アルゴリズムで最新の 3 つのアクティブな音声ストリームのみが選択され、ルータ DSP で混合されます。その他の音声ストリームが存在する場合、ルータはラウンドロビン調停アルゴリズムを使用して、最長の送話者をドロップします。図 2-7 を参照してください。

図 2-7 音声ストリームの混合

 

表 2-2 に、チャネルに 4 人のアクティブ ユーザがいる VTG での混合の仕組みを示します。

 

表 2-2 混合の例

イベント
備考

ユーザ A が通話を開始する。

1 人のユーザが通話します。

ユーザ B とユーザ C がユーザ A に参加する。

3 人のユーザが同時に通話します。

各ルータの Cisco IOS 調停エンジンが 3 つの音声ストリームを受信します。

他の 3 人のユーザが通話を継続している間に、ユーザ D が通話を開始する。

各ルータの Cisco IOS 調停エンジンが 4 つの音声ストリームを受信します。

このアルゴリズムでは、DSP に最大 3 つの音声ストリームを存在させることができます。最長の送話者であるユーザ A からの音声ストリームをドロップし、ユーザ D を既存のストリームに追加します。

このとき、DSP 内の音声ストリームは、ユーザ B、ユーザ C、およびユーザ D からの音声ストリームです。

2 秒後、4 人のユーザ全員がまだ通話している。

現在の最長の送話者であるユーザ B がドロップされ、ユーザ A が追加されます。

このとき、DSP 内の音声ストリームはユーザ C、ユーザ D、およびユーザ A からの音声ストリームです。

2 秒後、4 人のユーザ全員がまだ通話している。

現在の最長の送話者であるユーザ C がドロップされ、ユーザ A が追加されます。

このとき、DSP 内の音声ストリームはユーザ D、ユーザ A、およびユーザ B からの音声ストリームです。

すべてのユーザが通話を継続している。

現在の最長の送話者のドロップと他のユーザの追加の 2 秒ごとのラウンドロビン プロセスは続行します。

Cisco IPICS エンドポイントのシナリオ

Cisco IPICS ディスパッチャが Combined VTG をアクティブ化すると(図 2-3)、Cisco IPICS は Police チャネル、Fire チャネル、および Combined VTG チャネルを混合するように RMS ルータを設定します。VTG に追加されたユーザに対して、IDC または Cisco Unified IP Phone に新しい Combined VTG チャネルが表示されます。LMR エンドポイントにはユーザが関連付けられていません。LMR チャネルは静的に設定されるため、LMR ユーザは、LMR チャネルと同じマルチキャスト アドレスで設定された Cisco IPICS チャネルのみで送受信します。LMR ユーザは、その LMR ユーザのチャネルが VTG 内にある場合、同じチャネルを使用していないエンドポイントのみで他のチャネルまたはユーザと通信できます。

図 2-8 に、4 人のユーザが Police チャネルと Fire チャネルを非アクティブ化し、Combined VTG チャネルをアクティブ化しているシナリオを示します。

図 2-8 マルチキャスト グループのメンバーシップ

 

ユーザが Police チャネルと Fire チャネルを非アクティブ化し、Combined VTG チャネルをアクティブ化している場合、そのエンドポイントは Police チャネルと Fire チャネルに対して Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)の leave メッセージを送信し、Combined VTG チャネルに対して IGMP join メッセージを送信します。LMR 音声ポート チャネルは静的に設定され、VIF は設定されたマルチキャスト グループにすでに参加しています。図 2-9 に示すように、ユーザ A が送信すると、システムはマルチキャスト配信ツリーを介して、統合されたグループに参加している各エンドポイントと、音声を混合して VTG 内のチャネルに送信する RMS に、マルチキャスト パケットを送信します。

図 2-9 VTG チャネルの送信

 

図 2-10 に示すように、RMS ルータが Combined VTG チャネルを経由したトラフィックを受信すると、このチャネルを Police チャネルおよび Fire チャネルと混合し、混合されたストリームを LMR エンドポイントに転送します。

図 2-10 VTG チャネルの Police チャネルおよび Fire チャネルへの転送

 

LMR Police ユーザが送信する場合、このマルチキャスト チャネルに参加している他のエンドポイントのみが RMS ルータです。マルチキャスト配信ツリーがマルチキャスト音声トラフィックを、Fire チャネルと Combined VTG チャネルが混合され、VTG 内の他のエンドポイントに転送される RMS に転送します。図 2-11 を参照してください。

図 2-11 LMR マルチキャスト トラフィック フロー

 

図 2-12 に、Fire チャネルと Combined VTG チャネルの 2 つのチャネルがアクティブなユーザ C を示します。

図 2-12 2 つのアクティブなチャネルでのトラフィック フロー

 

ユーザ C が 2 つのチャネル(Fire と Combined VTG)をアクティブ化しているため、2 つのマルチキャスト グループが IGMP を介して結合されます。その結果、Combined VTG 内のエンドポイントが送信する場合、ユーザ C が、送信されたパケットを 2 回受信します(この場合、重複パケットによって音声品質の問題が発生する可能性があります。このシナリオを避けるように注意してください)。

VTG 内に LMR エンドポイントがない場合、VTG には RMS DS0 リソースが不要です。たとえば、ある金融機関に Stocks という名前の 1 つの Cisco IPICS チャネルと Bonds という名前の 1 つのチャネルが存在するとします。Stocks チャネルに関連付けられたユーザは互いに通信でき、Bonds チャネルに関連付けられたユーザは互いに通信できます。図 2-13 に、このシナリオを示します。

図 2-13 LMR エンドポイントがない Cisco IPICS のシナリオ

 

ユーザが含まれているものの、チャネルがない VTG が作成される場合、RMS DS0 リソースは不要です。この場合に必要なリソースは、マルチキャスト プールからのマルチキャスト チャネルのみです。IDC ユーザと Cisco Unified IP Phone ユーザは LMR ユーザと異なり、1 つのチャネルに対して静的に設定されないため、RMS DS0 リソースは不要です。ユーザのみが VTG に配置される場合、IDC または電話機に対して VTG が表示されます。VTG がアクティブ化されると、これらのエンドポイントが単に、Cisco IPICS サーバによって割り当てられた VTG マルチキャスト チャネルに参加します。図 2-14 を参照してください。

図 2-14 ユーザのみが存在する VTG

 

VTG を作成する代わりに、新しいチャネルを作成し、すべてのユーザをそのチャネルに関連付けることによって、RMS DS0 リソースの消費を回避することもできます。図 2-14 に示す例では、Combined という名前のチャネルが存在しています。ユーザの IDC または電話機に Combined VTG チャネルと、Stocks チャネルまたは Bonds チャネルのいずれかの 2 つのチャネルが表示されます。

ユーザ(たとえば、ユーザ C)が Combined VTG チャネルに参加しないようにする場合は、次のいずれかの手順を実行します。

チャネル(Combined という名前を付けることができる)を作成し、ユーザ C 以外のすべてのユーザを関連付けます。

ユーザ C 以外のすべてのユーザが関連付けられた Combined VTG を作成します。

このシナリオの図解は、図 2-15 を参照してください。

図 2-15 VTG アクセスの制限

 

Stocks チャネル、Bonds チャネル、ユーザ C 以外のすべてのユーザが含まれる VTG を作成する場合、ユーザ C 以外のすべてのユーザに対して IDC または電話機に Combined VTG チャネルが表示されます。ただし、Stocks チャネルと Bonds チャネルが VTG に含まれるため、ユーザ C は VTG との送受信を行えます。図 2-16 を参照してください。

図 2-16 省略されたユーザが存在する Combined VTG

 

リモート IDC ユーザ

Cisco IPICS マルチキャスト ドメインに接続されていない IDC ユーザは図 2-17 に示すように、Cisco IPICS にログインするときに、リモート ロケーションを選択する必要があります。この方法で Cisco IPICS にログインする IDC ユーザは、 リモート IDC ユーザ と呼ばれることもあります。このようなユーザの例には、サテライト接続または VPN を介したネットワークへの接続の使用などがあります。

図 2-17 リモート IDC ユーザ

 

リモート IDC ユーザは、マルチキャストを使用して Cisco IPICS ドメインに接続することができません。代わりに、IDC ユーザは SIP ベースの(ユニキャスト)接続を使用して、RMS に接続します。その後、RMS はユニキャスト ストリームを、リモート IDC ユーザがアクティブ化されたチャネルのマルチキャスト ストリームに混合します。リモート IDC ユーザが Cisco IPICS にログインした後、Cisco IPICS サーバはそのユーザに関連付けられたすべてのチャネルに対して RMS 上の DS0 ペアを割り当てます。図 2-18 を参照してください。

図 2-18 タイムスロットの割り当て

 

Cisco IPICS サーバがリモート IDC ユーザに対してタイムスロット 20 を割り当てるとします。この場合、Cisco IPICS サーバは、次のように音声ポートとダイヤル ピアを設定します。

マルチキャスト側:239.192.21.64

voice-port 0/0/0:20
voice class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
connection trunk 909090920
description #0/0/0:20#1123534375842# INUSE 92
 
dial-peer voice 909090920 voip
description #0/0/0:20#1123534375842# INUSE 92
destination-pattern 909090920
voice class permanent 1
session protocol multicast
session target ipv4:239.192.21.64:21000
codec g711ulaw
no vad

ユニキャスト側:239.192.21.64

voice-port 0/0/1:20
voice class permanent 1
auto-cut-through
lmr m-lead audio-gate-in
lmr e-lead voice
no echo-cancel enable
playout-delay maximum 100
no comfort-noise
timeouts call-disconnect 3
timing hookflash-in 0
timing hangover 80
description #0/0/1:20#1123534375842# INUSE 92
 
dial-peer voice 909091920 pots
description #0/0/1:20#1123534375842# INUSE 92
destination-pattern 8880000081909091920
port 0/0/1:20
 

Cisco IPICS サーバは音声ポートとダイヤル ピアを設定した後、リモート IDC ユーザに RMS の IP アドレスとユニキャスト接続のための POTS 番号を送信します。図 2-19 を参照してください。

図 2-19 リモート ユーザへの RMS と POTS 番号の提供

 

チャネルがリモート IDC ユーザによってアクティブになると、リモート IDC では SIP を使用してユニキャスト コールを設定します。SIP コールが確立されると、リモート IDC ユーザは Police チャネルと送受信できます。

このプロセスの例については、次の図を参照してください。

図 2-20 「ユニキャスト接続の設定」

図 2-21 「SIP シグナリング フロー」

図 2-22 「マルチキャスト コール フローへのユニキャスト」

図 2-23 「ユニキャスト コール フローへのマルチキャスト」

図 2-20 ユニキャスト接続の設定

 

図 2-21 SIP シグナリング フロー

 

図 2-22 マルチキャスト コール フローへのユニキャスト

 

図 2-23 ユニキャスト コール フローへのマルチキャスト

 

Cisco IPICS サーバに RMS を追加する場合、RMS ルータのループバック アドレスを使用します。RMS ルータへのパスがいくつかあり、物理的なインターフェイスが使用される場合、物理的なインターフェイスがダウンするか、到達不能になると、RMS が到達不能になります。Cisco IPICS サーバに RMS を追加する際にループバック アドレスが IP アドレスとして使用される場合、そのサーバがこの IP アドレスを SIP プロキシ アドレスとして IDC にプッシュします。


) 特定の条件を満たす場合、ループバック以外のインターフェイスを使用できます。詳細については、『Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2)』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください。


Cisco IPICS の SIP プロバイダーとの統合

Cisco IPICS ダイヤル エンジンでは、コールの送受信に SIP プロバイダーが必要です。サポートされる SIP プロバイダー(サポートされる Cisco IOS リリースを実行するルータでの Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express)の一覧については、『 Cisco IPICS Compatibility Matrix 』を参照してください。

必要とされるダイヤル ピアを正しく設定する方法を判断する場合、RMS ルータを配置トポロジに適合させる方法を検討することが重要です。次に、主要なガイドラインを示します。

Cisco IPICS ダイヤル エンジンとの間のすべてのコールが、設定された SIP プロバイダーを経由

IDC から RMS への IDC 直通ダイヤル コール

RMS が SIP プロバイダーとなってもよい

Cisco IPICS の配置はコール フローに応じて変更される可能性があるため、サポートしているコンポーネントを正しく設定できるように、コール フローがどのように機能するかを理解することが重要です。『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2) 』では、RMS と Cisco IOS SIP ゲートウェイおよび SIP プロバイダーの設定について説明します。ネットワーク内で SIP プロバイダーを配置する方法と、サイトのダイヤル プランで、コンポーネントの設定方法が指示されます。

ここでは、さまざまなシナリオで接続を提供するために Cisco IOS ダイヤル ピアを設定する方法について説明します。

「SIP セッションの要件」

「デフォルト ダイヤル ピアのシナリオ」

「IDC 直通ダイヤル プレフィクスが必要な場合」

SIP セッションの要件

Cisco IPICS では、SIP セッションに次の要件があります。

SIP プロバイダーと Cisco IPICS の間の SIP セッションは、次のメディア機能に制限されます。

コーデックは G.711u-law にすること

パケット サイズは 20 バイトにすること(G.711 u-law のデフォルト値)

サンプリング レートは 8000 Hz にすること(G.711 u-law のデフォルト値)

電話イベントのペイロードは 101 にすること

Cisco IPICS が RMS に送信するマルチキャスト パケットには 64 の Time to Live(TTL; 存続可能時間)が必要です。この値は設定不可能です。64 の TTL が RMS と Cisco IPICS の間の最悪ケースのパスに対して十分であることを確認します。

Real-Time Transport Protocol(RTP; リアルタイム転送プロトコル)、Real-time Transport Control Protocol Control Protocol(RTCP)、または Cisco IPICS と SIP プロバイダーの間の SIP トラフィックをブロックするファイアウォールを設置することはできません。

NAT 通過は Cisco IPICS ではサポートされません。Cisco IPICS と RMS の間、または Cisco IPICS と SIP プロバイダーの間に NAT を設定することはできません。

デフォルト ダイヤル ピアのシナリオ

RMS コンポーネントに特定の着信ダイヤル ピアと発信ダイヤル ピアを設定する必要があります。これらの設定は Cisco IOS ゲートウェイまたは Cisco Unified Communications Manager のどちらを使用するかに応じて異なります。Cisco IPICS 直通ダイヤル機能を使用する場合、ダイヤル ピアの要件もあります。直通ダイヤル機能のための Cisco IPICS の詳細については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2) 』の「Configuring SIP」を参照してください。RMS でのダイヤル ピアの設定の詳細については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2) 』の付録「Configuring the Cisco IPICS RMS Component」を参照してください。

シナリオでのダイヤル ピアの使用

次の図に、複数のシナリオで使用されるダイヤル ピアを示します。

図 2-24 「Cisco Unified Communications Manager 5.1(2b) を使用する配置でのポリシー エンジンへのコール」

図 2-25 「Cisco Unified Communications Manager 7.0(2) を使用する配置でのポリシー エンジンからのコール」

図 2-26 「Cisco Unified Communications Manager 5.1(2b) を使用する配置での IDC 直通ダイヤル コール」

図 2-24 Cisco Unified Communications Manager 5.1(2b) を使用する配置でのポリシー エンジンへのコール

 

図 2-25 Cisco Unified Communications Manager 7.0(2) を使用する配置でのポリシー エンジンからのコール

 

図 2-26 Cisco Unified Communications Manager 5.1(2b) を使用する配置での IDC 直通ダイヤル コール

 

シナリオ 1:ポリシー エンジン < - > SIP < - > Cisco Unified Communications Manager 5.1(2b)

このシナリオでは、ダイヤル インとダイヤル アウトのために Cisco IPICS と Cisco Unified Communications Manager の間の SIP トランクが必要です。また、IDC 直通ダイヤル機能のために、RMS と Cisco Unified Communications Manager の間の SIP トランクも必要です。

図 2-27 に、このシナリオを示します。

図 2-27 Cisco Unified Communications Manager 5.1(2b) を使用する配置でのコール

 

このシナリオには Cisco IOS SIP ゲートウェイが含まれないため、関連するダイヤル ピア エントリのみが RMS で設定されます。RMS ダイヤル ピアがリモート IDC 接続と IDC 直通ダイヤル コールに使用されます。これらのコールは着信ダイヤル ピア 555 と一致します。IDC 直通ダイヤル コールでは、発信ダイヤル ピア 556 を使用して、SIP トランクを介して Cisco Unified Communications Manager にルーティングします。

RMS ダイヤル ピアは次のように設定します。dtmf-relay rtp-nte の設定は、ダイヤル エンジンによってコールされる参加者が、Cisco IPICS Telephony User Interface(TUI; テレフォニー ユーザ インターフェイス)に接続するときに DTMF ディジットを入力できるようにするために必要です。

dial-peer voice 555 voip
voice-class codec 2
session protocol sipv2
incoming called-number .
dtmf-relay rtp-nte
no vad
!
dial-peer voice 556 voip
description sip provider
destination-pattern .T
voice-class codec 1
session protocol sipv2
session target ipv4:<Cisco Unified Communications Manager 5.1(2b) IP Address>
session transport tcp
dtmf-relay rtp-nte
 

シナリオ 2:ポリシー エンジン <-> SIP <-> Cisco IOS SIP ゲートウェイ、Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express なし

このシナリオは、目的の SIP コール ルーティングに応じて異なります。適切なダイヤル ピアは、要件に基づいて設定する必要があります。ほとんどの場合、この設定は、Cisco Unified Communications Manager との接続に使用されるダイヤル ピアが、目的のダイヤル パターンおよび宛先を反映されるように変更されるシナリオ 3 のサブセットです。

シナリオ 3:ポリシー エンジン <-> SIP <-> Cisco IOS SIP ゲートウェイ、Cisco Unified Communications Manager、Cisco IOS SIP ゲートウェイにない RMS 機能

シナリオでは、Cisco IOS SIP ゲートウェイが SIP プロバイダーで、RMS が個別のルータです。

図 2-28 に、このシナリオを示します。

図 2-28 Cisco IOS SIP ゲートウェイと Cisco Unified Communications Manager を使用する配置でのコール、Cisco IOS SIP ゲートウェイにない RMS 機能

 

このシナリオのダイヤル ピアの設定例は、次のことが前提となっています。

Cisco Unified Communications Manager に接続される電話機には 5 桁の内線番号があります。

PSTN およびその他の Cisco Unified Communications Manager サーバへの発信コールは、Cisco Unified Communications Manager サーバで 9 および 8 を使用してルーティングされます。

ops ビューでダイヤル エンジンに到達するために使用するダイヤル番号は、251 で始まる 5 桁の番号です。

直通ダイヤル プレフィクスがないため、変換ルールは不要です。

このシナリオは、次のタイプのコールに対応します。

IDC リモート(RMS での着信ダイヤル ピア 555)

Cisco Unified Communications Manager からのコール(Cisco IOS SIP ゲートウェイでの着信ダイヤル ピア 555、発信ダイヤル ピア 25100)

Cisco IOS SIP ゲートウェイを介したダイヤル エンジンから Cisco Unified Communications Manager への SIP コール(Cisco IOS SIP ゲートウェイでの着信ダイヤル ピア 555、発信ダイヤル ピア 25000.8000 および 9000)

Cisco IOS SIP ゲートウェイへの RMS を介した Cisco Unified Communications Manager への IDC 直通ダイヤル(RMS 着信ダイヤル ピア 555、RMS 発信ダイヤル ピア 556、Cisco IOS SIP ゲートウェイ着信ダイヤル ピア 555、Cisco IOS SIP ゲートウェイ発信ダイヤル ピア 557)

RMS ダイヤル ピアは次のように設定します。


) 複数の RMS コンポーネントが存在する場合、それぞれに SIP プロバイダーへの接続をサポートする発信ダイヤル ピアが必要です。


dial-peer voice 555 voip
voice-class codec 2
session protocol sipv2
incoming called-number .
dtmf-relay rtp-nte
no vad
!
dial-peer voice 556 voip
destination-pattern .T
voice-class codec 1
session protocol sipv2
session target ipv4:<Cisco IOS SIP Gateway IP Address>
session transport tcp
dtmf-relay rtp-nte
 

Cisco IOS SIP ゲートウェイ ダイヤル ピアは次のように設定します。

dial-peer voice 555 voip
voice-class codec 2
session protocol sipv2
incoming called-number .
dtmf-relay rtp-nte
no vad
!
dial-peer voice 25000 voip
destination-pattern .....
voice-class codec 1
session target ipv4:<Cisco Unified Communications Manager 4.1 IP Address>
session transport tcp
dtmf-relay h245-alphanumeric
!
dial-peer voice 9000 voip
destination-pattern 9T
voice-class codec 2
session target ipv4:<Cisco Unified Communications Manager 4.1 IP Address>
dtmf-relay h245-alphanumeric
!
dial-peer voice 8000 voip
destination-pattern 8T
voice-class codec 2
session target ipv4:<Cisco Unified Communications Manager 4.1 IP Address>
dtmf-relay h245-alphanumeric
!
dial-peer voice 25100 voip
destination-pattern 251..
session protocol sipv2
session target ipv4:<Cisco IPICS Server IP Address>
session transport tcp
dtmf-relay rtp-nte
 

IDC 直通ダイヤル プレフィクスが必要な場合

直通ダイヤル プレフィクスは、サーバが番号をダイヤルするときに、各直通ダイヤル番号に追加するオプションのディジット ストリングです。ダイヤル プレフィクスの使用は、ダイヤル プランの競合を避けるために役立ちます。たとえば、ダイヤル プレフィクス ストリングが 9 で、直通ダイヤルの宛先番号が 1234 の場合は、番号 91234 をダイヤルします。

IDC 直通ダイヤル機能は常に RMS をプロキシとして使用するため、番号操作が不要なその他のコールと区別できるように、ダイヤルされたストリングでの番号操作を実行するために一意のダイヤル パターンが必要となる場合があります。

このような場合、ダイヤル ピアと RMS の変換ルールの組み合わせを導入して、目的の宛先に送信される前に、番号を操作することができます。

次の例では、RMS の発信ダイヤル ピアのための変換ルールを設定します。この設定では、直通ダイヤル機能のために直通ダイヤル プレフィクスを使用できます。ほとんどのシナリオでこの設定が必要ですが、デフォルトでは、次の RMS 設定で削除されるダイヤル プレフィクス 9 を設定できます。

voice translation-rule 1
rule 1 /^9\(.*\)$/ /\1/
voice translation-profile 1
translate called 1
 
dial-peer voice 556 voip
destination-pattern 9T
translation-profile outgoing 1
preference 10
voice-class codec 1
session protocol sipv2
session target ipv4:<SIP Provider IP Address>
session transport tcp
dtmf-relay rtp-nte

IDC ダイヤラ設定と Unified Communications プラットフォームとの統合

IDC ダイヤラ機能では、Cisco IPICS ディスパッチャ ロールを持つユーザが PSTN コールを発信および受信でき、PSTN ユーザに VTG、チャネル、またはインシデントをパッチできます。IDC ダイヤラでは、個別に使用できる 2 つの回線が提供されます。

IDC ダイヤラ機能の設定には、次のような一般的な手順が含まれます。

Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manage Express での IDC ダイヤラ エンドポイントの設定

Cisco IPICS での IDC ダイヤラの設定

IDC ダイヤラを設定するには、次の情報を取得する必要があります。

使用する Cisco Unified Call Manager または Cisco Unified Call Manager Express の IP アドレス

IDC ダイヤラを使用する各 Cisco IPICS ディスパッチャの Directory Number(DN; 電話番号)

Cisco Unified Call Manager および Cisco Unified Call Manager Express の DN に設定されるユーザ名とパスワード

ここでは、IDC ダイヤラ機能の設定情報を提供し、Cisco Unified Communications Manager and Cisco Unified Communications Manager Express にこの機能を統合する方法を説明します。

「Cisco Unified Communications Manager での IDC ダイヤラ エンドポイントの設定」

「Cisco Unified Communications Manager Express での IDC ダイヤラ エンドポイントの設定」

「Cisco IPICS 管理コンソールでの IDC ダイヤラの設定」

Cisco Unified Communications Manager での IDC ダイヤラ エンドポイントの設定

この項では、Cisco Unified Communications Manager で IDC ダイヤラ エンドポイントを設定する方法を説明します。IDC ダイヤラを使用する各 Cisco IPICS ディスパッチャのこのようなエンド ポイントを設定する必要があります。

手順


ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager 管理コンソールにログインします。

ステップ 2 次の手順を実行して、IDC ダイヤラ エンド ポイントとなるエンド ユーザを設定します。

a. [User Management] > [End User] を選択します。

b. [Add New] タブを選択します。

c. エンド ユーザを設定します。少なくとも、[User ID]、[Password]、[Confirm Password]、および [Last Name] のフィールドに情報を入力します。

d. [Save] をクリックします。

ステップ 3 IDC ダイヤラで必要な DN を電話機に設定するには、次の手順を実行します。

a. [Device] > [Phone] を選択します。

b. [Add New] をクリックします。

c. [Phone Type] ドロップダウン リストから、[Third-Party SIP Device Basic] を選択します。

d. 必要に応じて、設定を行います。

MAC は一意のダミー アドレスにすることができます。

[Owner User ID] フィールドと [Digest User] フィールドで、ステップ 2 で設定した ID を使用するように選択します。

[SIP Profile] ドロップダウン リストで、[Standard SIP Profile] を選択します。

e. [Save] をクリックします。

ステップ 4 [Association Information] エリアで、[Line [1] - Add a new DN] をクリックし、使用および設定を保存する DN の電話機の DN を設定します。

ステップ 5 IDC ダイヤラを使用する Cisco IPICS ディスパッチャごとに、この手順を実行します。


 

Cisco Unified Communications Manager Express での IDC ダイヤラ エンドポイントの設定

次に、Cisco Unified Communications Manager Express で IDC ダイヤラ エンドポイントを設定する例を示します。IDC ダイヤラを使用する各 Cisco IPICS ディスパッチャのこのようなエンド ポイントを設定する必要があります。

voice register dn 1
number 4100
!
voice register pool 2
id mac 0000.0000.0000
number 1 dn 2
dtmf-relay rtp-nte
voice-class codec 1
username dispatch password cisco
description ipics-idc
!
 

Cisco IPICS 管理コンソールでの IDC ダイヤラの設定

IDC ダイヤラを使用するには、Cisco IPICS 管理コンソールでいくつかの項目を設定する必要があります。 表 2-3 に、これらの項目の概要を示します。設定の詳細については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2) 』を参照してください。

 

表 2-3 Cisco IPICS の管理における IDC 設定項目の概要

設定項目
Cisco IPICS 管理コンソールでの場所
説明

CUCM ホスト名または IP アドレス

[Administration] > [Options] ウィンドウ > [General] タブ

IDC がダイヤラ機能のために使用する Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express の、ホスト名または IP アドレスです。

IDC ダイヤラの電話番号

エンド ユーザ名

エンド ユーザのパスワード

エンド ユーザのパスワード確認

[Users] > [User Name] リンク > [Communications] タブ

IDC を使用する Cisco IPICS ディスパッチャごとの DN 情報。

IDC ダイヤラの電話番号は、Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express で設定された DN に対応します。

各 DN は、一意にする必要があります。

また、次のガイドラインに留意してください。

IDC ダイヤラに関連付けることができる Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express は一度に 1 つだけです。

IDC ダイヤラを使用する各 DN と Cisco IPICS ディスパッチャは、関連付けられた Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express で設定する必要があります。

IDC ダイヤラ設定項目が Cisco IPICS 管理コンソールで変更された場合、IDC を再起動するまで変更が認識されません。さらに、このような変更が行われた場合、IDC ダイヤラは既存のコールをドロップします。

IDC では、IDC ダイヤラを使用する特定の設定は不要です。IDC は Cisco IPICS サーバから IDC 設定を取得します。設定が有効な場合、IDC は Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express で指定された DN を登録し、ダイヤル パッド領域およびチャネル パッチ領域を有効にします。

Cisco IPICS Mobile Client for Apple iPhone

IPICS Mobile Client は、iPhone を使って Cisco IP Interoperability and Collaboration System(IPICS)のインシデントの他の参加者とコミュニケーションを取れるようにする Apple iPhone 用アプリケーションです。iPhone は、WiFi ネットワークまたは 3G 接続を使って、Cisco Incident app で Cisco IPICS と通信できます。このアプリケーションの詳細について、また WiFi 接続を使用する場合の機能の制限については、『 Cisco IPICS Mobile Client for Apple iPhone Reference Guide 』を参照してください。

iPhone をモバイル クライアントとして使用する場合、次のことに注意してください。

WiFi 接続を使用する場合、Cisco IPICS サーバと RMS コンポーネントがワイヤレス ネットワークにアクセス可能である必要があります。

モバイル クライアントを使用する前に、モバイル クライアントと一緒に使用するすべての Cisco IPICS コンポーネントのネットワーク接続を確立する必要があります。

Incident App PTT 機能は WiFi ネットワークのみでサポートされます。

3G 接続を介した写真やビデオ クリップのアップロードは、iPhone で使用している ISP に応じて、非常に低速になる可能性があります。

インシデントの一覧やインシデントのリソースの一覧を表示する際、画面の情報は自動で更新されます。更新間隔は、Cisco IPCS 管理コンソールの [Administration] > [Options] > [IDC/Client] タブの [IDC Update Poll] オプションで指定します。デフォルトの更新間隔は 5 秒です。

次の項では、関連情報について説明します。

「DNS 設定」

「ワイヤレス ネットワークの設定」

「iPhone でのワイヤレス設定」

DNS 設定

モバイル クライアントは、SSL を使用してサーバと通信します。SSL では、ネットワーク内で DNS が有効になっている必要があります。

次の項では、ネットワーク内で DNS を設定するために使用できるモデルについて説明します。

「イントラネット アクセス モデル」

「インターネット/イントラネット アクセス モデル」

イントラネット アクセス モデル

ここでは、iPhone でローカル イントラネット上のみの IPICS サーバに接続する場合に DNS を設定する方法のガイドラインについて説明します。

LAN で DNS サーバが設定されていることを確認します。

Cisco IPICS コンポーネント内の各コンポーネントで、この DNS サーバをホスト名の解決に使用するように設定します。

DNS サーバのホスト名を DNS サーバ内のエントリとして設定します。

IDC クライアント PC で Hosts ファイルを使用して DNS 名の解決をバイパスすることは避けてください。

各 IDC クライアント PC からホスト名によって Cisco IPICS サーバに ping を実行できることを確認します。

IP アドレス割り当てに DHCP を使用している場合、DHCP サーバまたは DCHP サーバとして動作するワイヤレス コントローラで正しい検索ドメインが設定されていることを確認します。検索ドメインは自動的には入力されません。

IP アドレス割り当てに DHCP を使用していない場合、iPhone で正しいドメイン名およびクライアント ID が設定されていることを確認します。また、iPhone で IP アドレス、マスク、デフォルト ゲートウェイの値に加えて、DNS サーバ アドレスが入力されていることを確認します。iPhone でのこれらのオプションの設定方法については、「iPhone でのワイヤレス設定」を参照してください。

DHCP サーバではクライアント ID を使用して iPhone を特定の IP アドレスにバインドします。このバインディングによって、iPhone がファイアウォール、ネットワーク内のアクセス制限(アクセス コントロール リスト)を介して通信できるようになります。クライアント ID を設定しなかった場合、iPhone で Incident app にアクセスできません。

インターネット/イントラネット アクセス モデル

ここでは、iPhone でインターネットおよびローカル イントラネットを介して IPICS サーバに接続する場合に DNS を設定する方法のガイドラインについて説明します。

LAN で DNS サーバが設定されていることを確認します。

Cisco IPICS コンポーネント内の各コンポーネントで、この DNS サーバをホスト名の解決に使用するように設定します。

DNS サーバのホスト名を DNS サーバ内のエントリとして設定します。

IDC クライアント PC で Hosts ファイルを使用して DNS 名の解決をバイパスすることは避けてください。

各 IDC クライアント PC からホスト名によって Cisco IPICS サーバに ping を実行できることを確認します。

IP アドレス割り当てに DHCP を使用している場合、DHCP サーバまたは DCHP サーバとして動作するワイヤレス コントローラで正しい検索ドメインが設定されていることを確認します。検索ドメインは自動的には入力されません。

IP アドレス割り当てに DHCP を使用していない場合、iPhone で正しいドメイン名およびクライアント ID が設定されていることを確認します。また、iPhone に IP アドレス、マスク、およびデフォルト ゲートウェイの値に加えて、DNS サーバ アドレスが入力されていることを確認します。iPhone でのこれらのオプションの設定方法については、「iPhone でのワイヤレス設定」を参照してください。

DHCP サーバではクライアント ID を使用して iPhone を特定の IP アドレスにバインドします。このバインディングによって、iPhone がファイアウォール、ネットワーク内のアクセス制限(アクセス コントロール リスト)を介して通信できるようになります。クライアント ID を設定しなかった場合、iPhone で Incident app にアクセスできません。

IP アドレス割り当てのために DHCP サーバを使用していない場合、iPhone で指定可能な IP アドレス、マスク、およびデフォルト ゲートウェイの値に加えて、DNS サーバ アドレスが入力されていることを確認する必要があります。

モバイル クライアントで 2 つのドメインにアクセスする必要がある場合(1 つはイントラネット、もう 1 つはインターネット)、モバイル クライアントからの要求をインターネット DNS に転送するようにイントラネット DNS を設定する必要があり、要求をイントラネット DNS に転送するようにインターネット DNS を設定する必要があります。

Cisco IPICS サーバがインターネットに到達可能で、Web 上で登録された FQDN がある場合、インターネット DNS を使用してサーバの IP アドレスを解決できます。このようなシナリオでは、ローカル DNS を、ローカル ISP によって提供された DNS アドレスで設定する必要があります。また、4.2.2.2 や 8.2.2.2 などの公開 DNS を使用して名前を解決することもできます。

iPhone での DNS 設定

iPhone で DNS 設定を行うには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 iPhone で、[Settings] app を起動します。

ステップ 2 [Wi-Fi] 設定アイコンをタッチして、WiFi がオンになっていることを確認し、iPhone を Cisco IPICS サーバを関連付けるために SSID を使用することを選択します。

ステップ 3 SSID 名をタッチし、設定オプションを配置するように選択します。

ステップ 4 [DHCP] タブをタッチし、[Client ID] オプションの [Search Domains] に情報を入力します。

これらのオプションを表示するには、スクロール ダウンが必要になることがあります。


 

DNS サーバとしての Cisco Multiservices プラットフォーム デバイスの設定

DNS サーバとして SLES 10 を実行している Cisco Multiservice プラットフォーム シリーズ デバイスを設定するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 デバイスで、YaST コントロール センターを起動します。

ステップ 2 [Network Services] > [DNS Server] を選択します。

ステップ 3 [DNS Zones] を選択し、ゾーン名を入力して [Add] を選択します。

ステップ 4 追加したゾーンを強調表示し、[Edit] を選択します。

ステップ 5 [Choose Enable Zone Transport] チェックボックスをオンにして、ACL [any]、[localhosts]、[localnests] をオンにします。

ステップ 6 [NS Records] を選択します。

ステップ 7 [Name Server to Add] フィールドに DNS サーバの完全修飾ドメイン名を入力し、[Add] をクリックします。

ステップ 8 [Records] を選択します。

ステップ 9 [Record Settings] エリアで、次の操作を行います。

a. [Record key] フィールドに、Cisco IPICS サーバのホスト名を入力します。

b. [Type] フィールドで、[A:] を選択します。

c. [Value] フィールドに、Cisco IPICS サーバの IP アドレスを入力します。

d. [Add] を選択します。

ステップ 10 [OK] を選択します。


 

ワイヤレス ネットワークの設定

ワイヤレス ネットワークで iPhone モバイル クライアントを使用すると、主に、Cisco Incident app で PTT キーを使用できることと、3G ネットワーク上でビデオ クリップのアップロード速度が大幅に向上することの 2 つの利点があります。

この項では、主要な 2 つのタイプのワイヤレス ネットワーク(IOS ベースと LWAPP ベース)について説明します。IOS ベースのネットワークでは、1 つの Access Point(AP; アクセス ポイント)と 1 台のルータを使用します。LWAPP ベースのネットワークは階層化されています。さらに、IOS での実装には手動の設定が必要ですが、LWAPP での実装では、アクセス ポイントの設定とソフトウェア イメージが WLAN コントローラからダウンロードされます。

次の項では、Cisco IPICS の配置におけるさまざまなワイヤレス オプションの設定について説明します。

「IOS ベースのワイヤレス設定」

「LWAPP ベースのワイヤレス設定」

ワイヤレス ネットワークの配置の詳細については、ご使用のワイヤレス コンポーネントのマニュアルを参照してください。

IOS ベースのワイヤレス設定

IOS ベースのワイヤレス ネットワークでは、ワイヤレス NIC を RMS の一部とするか、またはスタンドアロン AP をネットワークに接続して、ワイヤレス接続を確立できます。前者は小規模なサイト配置や、ワイヤレス ネットワークを迅速に立ち上げる必要がある緊急配置に役立ちます。

ここでは、OS ベースのワイヤレス ネットワークのための 3 つの設定オプションについて説明します。

「ワイヤレス ブリッジの設定」

「非ルート ブリッジの設定」

「ISR とワイヤレスを使用する NAT 設定」

ワイヤレス ブリッジの設定

次の例は、ワイヤレスの実装での Cisco ルータのレイヤ 2 設定を示しています。

aaa new-model
!
!
aaa group server radius rad_eap
server 20.0.0.1 auth-port 1812 acct-port 1813
!
aaa authentication login eap_methods group rad_eap
!
aaa session-id common
!
resource policy
!
mmi polling-interval 60
no mmi auto-configure
no mmi pvc
mmi snmp-timeout 180
!
dot11 ssid airlink2-bridge
vlan 1
authentication open
authentication key-management wpa
wpa-psk ascii 0 12345678
!
dot11 priority-map avvid
ip cef
!
!
no ip domain lookup
!
!
bridge irb
!
!
interface FastEthernet0/0
no ip address
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface FastEthernet0/1
ip address 30.0.0.1 255.0.0.0
duplex auto
speed auto
!
interface Dot11Radio0/0/0
no ip address
!
encryption vlan 1 mode ciphers tkip
!
ssid airlink2-bridge
!
speed basic-1.0 basic-2.0 basic-5.5 6.0 9.0 basic-11.0 12.0 18.0 24.0 36.0 48.0 54.0
station-role root bridge
!
interface Dot11Radio0/0/0.1
encapsulation dot1Q 1 native
no snmp trap link-status
bridge-group 1
bridge-group 1 spanning-disabled
!
interface Dot11Radio0/0/1
no ip address
speed basic-6.0 9.0 basic-12.0 18.0 basic-24.0 36.0 48.0 54.0
station-role root
!
interface BVI1
ip address 20.0.0.1 255.0.0.0
!
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 20.0.0.5
!
!
ip http server
no ip http secure-server
!
!
radius-server local
nas 20.0.0.1 key 0 wireless
user non-root nthash 0 3741A4EE66E1AA56CD8B3A9038580DC9
!
radius-server host 20.0.0.1 auth-port 1812 acct-port 1813 key wireless
!
control-plane
!
bridge 1 route ip
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
line aux 0
line vty 0 4
!
!
webvpn context Default_context
ssl authenticate verify all
!
no inservice
!
end
 

非ルート ブリッジの設定

次の例は、ワイヤレスの実装での Cisco ルータのレイヤ 3 設定を示しています。

no aaa new-model
!
resource policy
!
mmi polling-interval 60
no mmi auto-configure
no mmi pvc
mmi snmp-timeout 180
!
dot11 ssid airlink2-bridge
vlan 1
authentication open
authentication key-management wpa
wpa-psk ascii 0 12345678
!
dot11 priority-map avvid
ip cef
!
!
bridge irb
!
!
interface FastEthernet0/0
no ip address
duplex auto
speed auto
!
interface FastEthernet0/1
no ip address
duplex auto
speed auto
bridge-group 1
bridge-group 1 spanning-disabled
!
interface Dot11Radio0/1/0
no ip address
!
encryption vlan 1 mode ciphers tkip
!
ssid airlink2-bridge
!
speed basic-1.0 basic-2.0 basic-5.5 6.0 9.0 basic-11.0 12.0 18.0 24.0 36.0 48.0 54.0
station-role non-root bridge
!
interface Dot11Radio0/1/0.1
encapsulation dot1Q 1 native
no snmp trap link-status
bridge-group 1
bridge-group 1 spanning-disabled
!
interface BVI1
ip address 20.0.0.5 255.0.0.0
!
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 20.0.0.1
!
!
ip http server
no ip http secure-server
!
!
control-plane
!
bridge 1 route ip
!
!
line con 0
exec-timeout 0 0
line aux 0
line vty 0 4
login
!
!
webvpn context Default_context
ssl authenticate verify all
!
no inservice
!
end
 

ISR とワイヤレスを使用する NAT 設定

次の例は、NAT のあるワイヤレスの実装での Cisco ルータのレイヤ 3 設定を示しています。

C1803W_UC#
C1803W_UC#sh run
Building configuration...
 
Current configuration : 2189 bytes
!
version 12.4
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log datetime msec
no service password-encryption
!
hostname C1803W_UC
!
boot-start-marker
boot-end-marker
!
logging buffered 4096 debugging
no logging console
!
no aaa new-model
!
resource policy
!
!
ip nat inside source list 1 interface Virtual-Dot11Radio0 overload
!
dot11 ssid hurricane
authentication open
authentication key-management wpa
wpa-psk ascii 0 allyouneedislove
!
dot11 ssid tsunami
authentication open
guest-mode
!
dot11 priority-map avvid
!
!
ip cef
no ip dhcp use vrf connected
ip dhcp excluded-address 100.1.1.1
!
ip dhcp pool jimmy
network 100.1.1.0 255.255.255.0
default-router 100.1.1.1
!
!
controller DSL 0
line-term cpe
!
!
bridge irb
!
interface Dot11Radio0
ip address 100.1.1.1 255.255.255.0
ip nat inside
ip virtual-reassembly
no ip route-cache cef
no ip route-cache
!
ssid tsunami
!
speed basic-1.0 basic-2.0 basic-5.5 6.0 9.0 basic-11.0 12.0 18.0 24.0 36.0 48.0 54.0
station-role root
rts threshold 2312
no cdp enable
!
interface Dot11Radio1
ip address dhcp
ip nat outside
ip virtual-reassembly
!
encryption mode ciphers tkip
!
ssid hurricane
!
speed basic-6.0 9.0 basic-12.0 18.0 basic-24.0 36.0 48.0 54.0
station-role non-root
!
End
 

LWAPP ベースのワイヤレス設定

この項では、単一の WLAN ベースのワイヤレス実装のための LWAPP 設定の概要について説明します。詳細な設定についてはこのマニュアルで説明しませんが、ワイヤレス コントローラのマニュアルに記載されています。

一般的な LWAPP ベースのワイヤレス ネットワークには、少なくとも 2 つのハードウェア(WLAN コントローラと LWAPP ベースのアクセス ポイント)が必要です。この項の情報では、イーサネット ネットワークが存在し、WLAN コントローラおよび LWAPP ベースのアクセスが互いに到達可能であることを前提としています。

LWAPP コントローラで、適切なセキュリティ設定で管理インターフェイス、AP-Manager、および WLAN SSID を設定する必要があります。オプションで、DHCP サーバと VPN パススルーを WLAN コントローラ上で設定して、より豊富で統合されたユーザ エクスペリエンスを iPhone ユーザに提供できます。DNS サーバを WLAN コントローラ上に設定することはできず、個別に設定する必要があります。

管理インターフェイスと AP-Manager の設定は簡単です。これらのインターフェイスのそれぞれに割り当てられた IP アドレスを割り当てる必要があります。管理インターフェイスは、システム管理者が WLAN コントローラにアクセスするために使用します。AP-Manager はアクセス ポイントで WLAN コントローラに到達し、設定をダウンロードするために使用します。

SSID の設定には、SSID の名前と SSID に関連付けられた無線ポリシーが必要です。さらに、ブロードキャスト SSID を有効にする必要があります。認証はオプションですが、推奨されています。


) WLAN でブロードキャスト SSID を有効にしていない場合、Incident アプリケーションにアクセスするたびに iPhone で WLAN を設定する必要があります。このアプローチは推奨されません。SSID をブロードキャストし、iPhone と WLAN コントローラの間で共有されるワイヤレス接続で一定レベルの暗号化を有効にするのが一番よい方法です。


実際の配置に IP アドレスをモバイル クライアントに割り当てるスタンドアロン DHCP サーバが含まれる場合、SSID 設定ページで DCHP サーバの [Override] を設定し、この DHCP サーバの IP アドレスを指定していることを確認してください。

WLAN コントローラには、モバイル クライアントに IP アドレスを提供するために有効にできる組み込みの DHCP サーバも含まれます。ただし、この DHCP サーバは機能が制限されており、専用の DHCP 設定が必要な多数のクライアントが存在する大企業には推奨されません。

iPhone でのワイヤレス設定

ワイヤレス インフラストラクチャの設定後、iPhone でワイヤレス接続を設定するプロセスは比較的単純です。ここでは、ワイヤレス ネットワークを介した iPhone の Cisco IPICS サーバへの接続の設定方法について説明します。iPhone のワイヤレス接続の詳細については、iPhone のマニュアルおよびオンライン フォーラムを参照してください。

iPhone でワイヤレスを設定するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 iPhone で、[Settings] app を起動します。

ステップ 2 [Wi-Fi] 設定アイコンをタッチして、ID の一覧から、設定した WLAN ID を選択します。

ステップ 3 ワイヤレス ネットワークのセキュリティが有効になっていない場合、セキュリティ パスフレーズを入力します。

iPhone では、WLAN コントローラへの接続に使用する暗号化方式が自動的に識別されます。場合によっては、iPhone でセキュリティ情報を手動で入力する必要があります。


 

Cisco Unified IP Phone

Cisco IPICS 配置に Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express が含まれる場合、Cisco Unified IP Phone サービスの Application Programming Interface(API; アプリケーション プログラミング インターフェイス)を使用して、特定の Cisco Unified IP Phone モデルに PTT 機能を提供することができます。PTT 機能が有効になっている電話機には、ユーザが VoIP ネットワークを介して、PTT チャネルまたは VTG をモニタまたは参加できるようにするための簡単に使用できる GUI があり、IDC と同様に機能できます。ただし、IDC とは異なり、電話機は一度に 1 つのチャネルまたは VTG のみに参加できます。チャネルまたは VTG に参加するには、電話機のユーザが、電話機に表示される一覧から目的のチャネルまたは VTG を選択します。

PTT デバイスとして動作するように設定された電話機は、スタンドアロン LMR PTT 音声クライアントを使用します。この Extensible Markup Language(XML; 拡張マークアップ言語)アプリケーションにより、電話機にインタラクティブ コンテンツをテキストとグラフィックスで表示できます。

この機能を有効にするには、Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express を IP Telephony(IPT; IP テレフォニー)ネットワークに配置し、これらのアプリケーションのいずれかを Cisco IPICS サーバの IP アドレスで設定する必要があります。Cisco Unified IP Phone では、この IP アドレスを使用して、サーバを検出し、PTT XML アプリケーションをダウンロードします。

この機能の設定の関連情報については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide, Release 4.0(2) 』の付録「Setting Up the Cisco IP Phone for use with Cisco IPICS」を参照してください。Cisco IPICS が PTT デバイスとしてサポートしている Cisco Unified IP Phone の一覧については、『 Cisco IPICS Compatibility Matrix 』を参照してください。

この項では、次の項目について説明します。

「Cisco Unified Communications Manager の設定の概要」

「Cisco Unified Communications Manager Express の設定の概要」

Cisco Unified Communications Manager の設定の概要

Cisco Unified Communications Manager 管理アプリケーションの [Cisco IP Phone Services Configuration] ページを使用して、ユーザが加入できる Cisco Unified IP Phone サービスの一覧を定義して維持します。これらのサービスは、Cisco Unified IP Phone のサポートされるモデルのインタラクティブ コンテンツの表示を可能にする XML アプリケーションです。

IP Phone サービスの一覧を設定した後、Cisco Unified IP Phone ユーザは Cisco Unified Communications Manager の [User Options] メニューにアクセスし、サービスに加入でき、管理者は Cisco Unified IP Phone およびデバイス プロファイルにサービスを追加できます。ユーザが 1 回のボタンの操作でサービスにアクセスできるように、管理者はサービスを短縮ダイヤル ボタンに割り当てることができます。

電話機サービスの設定の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager System Guide 』の「Cisco IP Phone Services」の章を参照してください。このマニュアルは、次の URL から入手できます。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/tsd_products_support_series_home.html

Cisco Unified Communications Manager Express の設定の概要

次に、Cisco Unified Communications Manager Express で Cisco IPICS PTT デバイスとして Cisco Unified IP Phone をサポートできるようにするための Cisco IOS ルータの設定例を示します。

ip dhcp excluded-address 10.1.1.1
!
ip dhcp pool pool1
network 10.1.1.0 255.255.255.248
domain-name yourdomainname
dns-server dns1 dns2
default-router 10.1.1.1
option 150 ip 10.1.1.1
 
tftp-server flash:filename1
tftp-server flash:filename2
 
telephony-service
load 7960-7940 filename1
load 7970 filename2
max-ephones n
max-dn m
ip source-address 10.1.1.1 port 2000
auto assign 1 to n
url services http://10.1.2.1/ipics_server/servlet/IPPhoneManager
create cnf-files
max-conferences 8 gain -6
 
ephone-dn 1 dual-line
number abcd
!
ephone-dn 2 dual-line
number efgh

テキスト/スピーチ

Cisco IPICS は、Nuance Text to Speech(TTS; テキスト/スピーチ)サーバへのインターフェイスを提供します。これは Nuance で使用できます。このインターフェイスでは Media Resource Control Protocol(MRCP)を使用して、Cisco IPICS ダイヤル エンジンがテキスト文字列を TTS サーバに渡すことができるようにします。TTS サーバはテキストを音声に変換します。ダイヤル エンジンはその後、接続先デバイスに対して TTS 音声を再生します。この機能は、事前に録音されたオーディオ プロンプトよりも動的な通知環境を実現します。

Cisco IPICS では次のルールを使用してプロンプトの再生方法を判断します。

1. 録音されたプロンプト .wav ファイルが存在する場合、これが再生されます。

2. 録音されたプロンプトが存在せず、TTS プロバイダーが設定されてアクセス可能な場合、TTS が使用されます。

3. 録音されたプロンプトや TTS プロバイダーを使用できない場合、テキストがプロンプトとして表示されます。たとえば、チャネル名が「chan1」で、録音されたプロンプトや TTS プロバイダーがない場合、Cisco IPICS ではプロンプト「Press 1 to select C H A N one」が再生されます。

これらのルールは、ダイヤルインまたはダイヤルアウト コール シナリオでリソース名の通知のための標準的な Cisco IPICS 機能に適用されます。

さらに、カスタム スクリプトを導入して、幅広いシナリオで TTS プロンプトを使用できます。カスタム スクリプトは、Cisco Advanced Service から入手できます。

ここでは、TTS について詳しく説明します。

「Nuance TTS のインストール」

「en-US 以外の言語パックの設定」

「TTS の設定と動作」

Nuance TTS のインストール

Cisco IPICS は Microsoft Windows プラットフォーム上で稼動する専用 TTS サーバで動作します。ここでは、Nuance TTS(ASR なし)のインストール方法について説明し、Cisco IPICS ソフトウェアが Cisco IPICS サーバにすでにインストールされていることを前提としています。

Cisco IPICS をインストールしなくても、Nuance TTS をインストールできます。


) デフォルトの Nuance TTS インストールには TTS ポート用のライセンスが含まれます。さらにライセンスが必要な場合、Nuance TTS ベンダーから入手してください。


Nuance TTS ソフトウェアをインストールするには、専用 TTS サーバで次の手順を実行します。すべての Nuance TTS コンポーネントは Nuance から入手できます。

手順


ステップ 1 サーバに Nuance ソフトウェアがすでにインストールされている場合、次の操作を実行します。

a. Nuance ソフトウェアをアンインストールします。

b. 次のディレクトリが存在する場合は、削除します。

c. C:/Nuance

d. C:/Program Files/Nuance

e. サーバをリブートします。

ステップ 2 Nuance ソフトウェアの説明に従って、Nuance MRCP をインストールします。

この手順によって、Vocalizer(TTS)を除くすべての Nuance TTS コンポーネントがインストールされます。

ステップ 3 Nuance ソフトウェアの説明に従って、Nuance Vocalizer TTS をインストールします。

ステップ 4 Nuance ソフトウェアの説明に従って、TTS の英語の言語パッケージをインストールします。

ステップ 5 次の操作を実行して、Cisco IPICS と組み合わせて使用するように TTS を設定します。

a. C:\Nuance\V8.5.0\mrcp 内の watcher.startup ファイルを変更し、vocalizer プロセス用の tts.ResourceName パラメータを追加します。

たとえば、次のような Vocalizer 用の既存の行があるとします。

vocalizer -text_type SSML -config %MRCP%/nuance-resources.txt lm.Addresses=localhost:8471
 

次のように変更します。

vocalizer -text_type SSML tts.ResourceName=en-US-female -config %MRCP%/nuance-resources.txt lm.Addresses=localhost:8471
 

b. 高負荷シナリオで TTS を使用している場合、watcher.startup ファイルを次のように変更します。

num_channels パラメータを使用すると、プロビジョニングする TTS ポートの数を最大にすることができます。

preallocate_licenses パラメータを使用すると、応答時間が向上します。

load_voices_in_memory パラメータを使用すると、メモリに完全な音声パックをロードできます。注意:この設定では、メモリの処理速度が向上し、初期化の時間を短縮できます。

pruning パラメータで値 80 を使用すると、Vocalizer プロセスのための CPU 要件が減少します。

たとえば、50 TTS ポートを使用する場合、次の行があるとします。

vocalizer -text_type SSML tts.ResourceName=en-US-female -config %MRCP%/nuance-resources.txt lm.Addresses=localhost:8471
 

次のように変更します。

vocalizer -load_voices_in_memory -preallocate_licenses -num_channels 50 -pruning 80 -text_type SSML tts.ResourceName=en-US-female -config %MRCP%/nuance-resources.txt lm.Addresses=localhost:8471
 

ステップ 6 サーバをリブートします。

ステップ 7 次の操作を実行して、Nuance サービスおよびプロセスが稼動していることを確認します。

a. Windows Services コントロール パネルを開き、Nuance Watcher Daemon サービスが [Started] と表示されていることを確認します。

スタートアップの種類は通常、[Automatic] で、このサービスは実行中のはずです。

b. (任意)ブラウザのウィンドウを開き、<http://<Speech Server Hostname>:7080> という URL を入力します。

Nuance Watcher Daemon でセッションが開かれます。次のプロセスの [VP State] が [Ready] と表示されるはずです。プロセスがこの状態になるまで、約 1 分間かかる場合があります。[Update Home Page] ページをクリックして、次のすべてのプロセスの現在のステータスを表示します。

watcher-daemon

NLM

Resource-Manager

MRCP-Server

Nutts-server

ステップ 8 (任意)TTS の追加言語パックをインストールします。

ステップ 9 en-US(アメリカ英語)以外の言語パックをインストールする場合は、「en-US 以外の言語パックの設定」の説明に従います。

en-US 以外の言語パックの設定

en-US 以外の言語パックをインストールする場合、Vocalizer プロセス用の次のパラメータを更新します。

tts.ResourceName:たとえば、スペイン語の女性の音声を使用するには、この値を es-US-female に設定します。

voice:たとえば、スペイン語の女性の音声を使用するには、この値を atalinaromero に設定します。 表 2-4 に、各種の TTS 音声言語パック名を示します。

 

表 2-4 TTS 音声の言語パック

言語パック
音声

英語(北米)、女性

Lauriewoods(デフォルト)

英語(北米)、男性

reedjohnston

英語(イギリス)、女性

clairekingston

英語(イギリス)、男性

Timcooper

英語(オーストラリア)、女性

sarahbrown

英語(オーストラリア)、男性

joshdonnelly

フランス語(カナダ)、女性

juliedeschamps

スペイン語(南米)、女性

catalinaromero

ポルトガル語(ブラジル)、女性

marinacosta

region:スペイン語の音声を使用する場合、目的の地域バージョンに応じて、このパラメータを US または CALA に設定します。

スペイン語の女性の音声用の Vocalizer プロセスは次のように設定できます。

vocalizer -text_type SSML tts.ResourceName=es-US-female -voice catalinaromero -region CALA -config %MRCP%/nuance-resources.txt lm.Addresses=localhost:8471
 

この例は、1 つの言語パックのみで開始する場合に適用されます。複数の言語パックを同時に開始する場合、追加の Vocalizer プロセスごとに次のパラメータを更新する必要があります。

tts.Port:デフォルト値は 32323 です。この値は追加プロセスのために変更する必要があります。追加プロセスごとにこの値を 1 ずつ大きくすることを推奨します。

dictionary_port:デフォルト値は 22552 です。この値は追加プロセスのために変更する必要があります。追加プロセスごとにこの値を 1 ずつ大きくすることを推奨します。

次のように、en-US の女性の言語パックと es-US の女性の言語パックの実行を同時に開始できます。

vocalizer -text_type SSML tts.ResourceName=en-US-female -config C:\Nuance\V8.5.0\mrcp/nuance-resources.txt lm.Addresses=localhost:8471
 
vocalizer tts.Port=32324 -dictionary_port 22553 -text_type SSML -voice catalinaromero -region CALA tts.ResourceName=es-US-female -config C:\Nuance\V8.5.0\mrcp/nuance-resources.txt lm.Addresses=localhost:8471
 

TTS の設定と動作

表 2-5 は、TTS の動作時に設定する必要のある Cisco IPICS オプションの一部の項目を示しています。これらのオプションは、[Policy Engine] タブから [Dial Engine] > [TTS Management] を選択することによって、Cisco IPICS 管理コンソールからアクセスする [TTS Management] ウィンドウで設定します。

 

表 2-5 TTS 用の Cisco IPICS 設定オプション

TTS の設定オプション
説明

[Provider Name]

Nuance Vocalizer のサポートされるバージョンのプロバイダー名は Nuance Vocalizer 4.0 です。

[Number of Licenses]

この値は TTS サーバのポート ライセンス数と一致している必要があります。

[Server Name]

TTS サーバの IP アドレスまたはホスト名。

[Port]

デフォルトの Nuance ポート番号は 554 です。

[Language]

TTS で発音ルールに使用する必要のある言語。

[Gender]

TTS サーバで設定された性別と一致している必要があります。

TTS サーバでの設定を確認するには、次の URL にアクセスし、nutts-server 設定を確認してください。< TTS_server_IP > は TTS サーバの IP アドレスです。

http://< TTS_server_IP >:7080/

たとえば、nutts-server 設定が en_US で、gender が Female の場合、IPICS 管理コンソールの TTS の性別設定が [Female] になっている必要があります。

さらに、[Policy Engine] タブの [Dial Engine] > [Dial Engine Parameters] を選択し、[Dial Engine Parameters] ウィンドウで [TTS Enabled] チェックボックスをオンにします。

表 2-6 は、TTS が有効になっている場合に、一般的な各種の使用例で想定される結果を示しています。

 

表 2-6 一般的な TTS の使用例

使用例
想定される結果

Cisco IPICS 管理コンソールで、[Policy Management] > [Policies] を選択し、[Action] タブをクリックして、通知アクションを選択し、長いメッセージを入力し、[Activate Policy] をクリックします。

コールされるユーザを指定し、TTS サーバによって再生されるメッセージを聞きます。

ユーザは Cisco IPICS TUI をコールし、認証を行い、リソースを選択します。

リソース(VTG、チャネル、またはポリシー名)が TTS システムによって読み上げられます。

TTS 設定が完了して保存され、TTS サーバが到達可能になります。

Cisco IPICS 管理コンソールの [Dial Engine] > [Control Center] > [Status] 画面の MRCP TTS サブシステムのエントリに、[IN_SERVICE] と表示されるはずです。

(注) TTS サブシステムは TTS サーバに対して定期的に ping を実行し、到達可能かどうかを判断します。TTS 設定が完了したものの、TTS サブシステムが TTS サーバに到達できない場合でも、TTS サブシステムはサービスを実行します。

TTS サーバを手動で停止してから、発信者がダイヤルインするか、または通知が送信されます。

システムは名前のテキスト表示、または通知のテキスト表示に戻るはずです。Cisco IPICS 管理コンソールの [Policy Engine] タブ > [Dial Engine] > [Control Center] > [Status] ウィンドウに、TTS サブシステムが停止していることが表示されます。ユーザがダイヤル インしている間に TTS サーバが停止した場合、ユーザに対してプロンプト「Sorry the system is having trouble」が再生されます。

TTS サーバを手動で起動してから、発信者がダイヤルインするか、または通知が送信されます。

システムは名前の読み上げ、または通知の読み上げに戻るはずです。Cisco IPICS 管理コンソールの [Policy Engine] タブ > [Dial Engine] > [Control Center] > [Status] ウィンドウに、TTS サブシステムが起動していることが表示されます。ユーザがダイヤル インしている間に TTS サーバが起動または停止した場合、ユーザに対してプロンプト「Sorry the system is having trouble」が再生されることがあります。

ビデオの考慮事項

IDC は、インシデント VTG にビデオ、写真、およびジャーナル(テキスト)を含める機能を提供します。さらに、Cisco IPICS ディスパッチャにはインシデント VTG にビデオ監視システムからのビデオを含めることができ、最初の応答者がビデオをキャプチャしたり、写真を撮ったり、モバイル クライアントからテキストを入力したり、これらのアイテムをインシデント VTG に追加したりできます。このような写真やビデオのファイルは IPICS サーバの /documents フォルダに保存されます。

Cisco Video Surveillance Manager からのビデオの使用

IDC は 3 つのビデオ プレーヤーを使用して、Cisco Video Surveillance Manager(VSM)システムからのビデオ(およびその他のすべてのビデオ)をストリーミングします。使用されるビデオ プレーヤーは VLC Media Player、Windows Media Player および Cisco Video Surveillance AX Client です。

ビデオを再生するためのメディア プレーヤーが選択される順序は次のとおりです。

1. Cisco Video Surveillance Active X Client

2. Windows Media Player

3. VLC Player

Cisco IPICS との互換性がテスト済みのこれらのメディア プレーヤーのバージョンについては、『 Cisco IPICS Compatibility Matrix 』を参照してください。

IDC クライアント PC には、これらの各メディア プレーヤーがインストールされている必要があります。そうでない場合、IDC で Cisco IPICS サーバからのビデオを再生できません。

Cisco VSM システムからのビデオを再生するには、Cisco VSM サーバ上に IDC 内にビデオ監視プロキシへのリンクを作成する必要があります。VSM プロキシ リンクを確認するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 カメラを管理する VSMS ホスト用の VSM 管理コンソールに目的のビデオが表示され、次の操作を実行できます。

管理コンソールへのアクセスの詳細については、『 Cisco Video Surveillance Manager User Guide 』の「Using the VSM Management Console」の章を参照してください。

ステップ 2 [Management Console] ページの左側のパネルの下部にある [Other Utilities] で [BWT Pages] をクリックします。

ステップ 3 表示されたページの左側のパネルで [Proxy Commands] をクリックします。

プロキシ コマンドの一覧が表示されます。

ステップ 4 プロキシ コマンドの一覧で [All Running Proxies] をクリックします。

実行中のプロキシの表が表示されます。

ステップ 5 インシデント VTG に含めるカメラ フィードのプロキシ名を記録します。

ステップ 6 (任意)管理コンソールを終了します。


 

VSM プロキシ リンクを確認した後、IDC を起動し、ビデオを含めるインシデント VTG を選択し、カメラを追加するオプションを選択し、前の手順で確認したプロキシ名を使用してビデオを入力します。

インシデント VTG にプロキシ情報が入力された後、必要に応じてこれを有効または無効にすることができます。また、他のインシデント VTG で使用することもできます。

インシデント VTG の使用の詳細については、『 Cisco IPICS Dispatch Console User Guide 』を参照してください。

ビデオのガイドライン

インシデントにビデオを含める場合、次のガイドラインに注意してください。

bwims:// で始まるビデオの URL を使用する場合、IDC 上のビデオを再生するために、VSM サーバから ActiveX プレーヤーが使用されます。iPhone ではこの URL を解釈できないため、このビデオを再生できません。

iPhone でビデオを表示するには、http:// で始まる URL の MJPEG ビデオを使用します。

IDC では、Windows Media Player および VLC Player でサポートされるあらゆるビデオ形式がサポートされます。さまざまなプロトコルの制限事項については、『 Cisco IPICS Dispatch Console User Guide 』を参照してください。

Cisco VSM から iPhone にビデオをストリーミングする場合、VSM でのビデオ ストリームの設定時にセカンダリ ストリームを使用する必要があります(手順については、『 Cisco Video Surveillance Manager User Guide 』を参照してください)。VSM でセカンダリ ストリームを設定した後、「Cisco Video Surveillance Manager からのビデオの使用」に説明があるように、プロキシを表示する際に、プロキシの末尾に「_2」が表示されて、すべてのセカンダリ ストリーミング ビデオが再生されます。iPhone で表示するように意図されたビデオを IDC で追加する場合、iPhone で表示することを目的としたストリームであることを明確に示すビデオ名を付けることがベスト プラクティスです。

iPhone では、次のビデオ ストリーミング設定がサポートされます。

プロトコル:MJPEG

解像度:CIF(352 ~ 288)

フレーム レート:最大 5 fps

ストリーミング:最大連続 10 分間を推奨

これらのレートを超える場合や、別のプロトコルを使用する場合、モバイル クライアントのビデオが表示されるはずの領域に疑問符(?)が表示されます。メディア プレーヤーでこれらの形式をサポートできる場合、IDC にビデオが表示されます。

Cisco IPICS 4.0.1 では、IDC を使用して IPICS サーバにアップロードできるメディア ファイルの最大サイズが 4 MB です。Cisco IPICS 4.0.2 では、メディア ファイルの最大サイズが最大 2,048 MB まで設定可能です(デフォルト値は 4 MB)。

インシデントに追加できる URL には制限がありません。Cisco IPICS サーバでは URL が検証されず、入力されたすべての URL が有効であると見なされます。URL の入力時には、正確に入力するように注意してください。

Cisco IPICS の配置で High Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)が実装される場合、アクティブ サービスに保存されるメディア ファイルをスタンバイ サーバと同期する必要があります。HA の実装におけるベスト プラクティスとして、別の形式のビデオ ファイルをアップロードする代わりに、使用可能な場合は常に Cisco CSM システムからプロキシへの URL リンクを作成して使用します。このアプローチは、アクティブ サーバとスタンバイ サーバの間のネットワーク上で帯域幅を節約するために役立ちます。また、これは Cisco IPICS サーバで記憶域を節約するためにも役立ちます。

通知

通知は Cisco IPICS で指定した受信者に連絡するプロセスであり、指定した情報を提供します。Cisco IPICS では、次の通知を実装できます。

ポリシー エンジン通知:Cisco IPICS 管理コンソールから制御され、Cisco IPICS で設定された受信者に通知を提供できます。通知アクションを設定することによって、通知の提供方法を指定します。ポリシー エンジン通知には、Email、IP Phone Text、Dial、Talk Group、Dial Engine Script の通知が含まれます。

外部(一括)通知:Cisco IPICS 管理コンソール以外で管理されます。受信者のリストおよびプロンプトが、サードパーティ製のアプリケーションによって Cisco IPICS に渡されます。

Cisco IPICS では、通知のために複数の Cisco Unified Communications Manager がサポートされます。これによって、別の Cisco Unified Communications Manager で登録された Cisco Unified IP Phone デバイスへのテキストおよび音声のページングが可能になります。

ここでは、Cisco IPICS に対して設定できる次のポリシー エンジン通知アクションについて説明します。

「Email 通知アクション」

「IP Phone Text 通知アクション」

「Dial 通知アクション」

「Talk Group 通知アクション」

「Dial Engine Script 通知」

「Alert 通知アクション」

「外部(一括)通知」

Email 通知アクション

Email 通知アクションでは、受信者として指定した各ユーザの通知プリファレンスとして設定された、電子メール、SMS、ポケットベル アドレスに、入力したメッセージが送信されます。このタイプの通知の実行時に、ポリシー エンジンは SMTP を介して、IPICS の [Dial Engine Parameters] 画面で設定した SMTP サーバにメッセージを送信します。Email の受信者は、Cisco IPICS ユーザまたはユーザ グループにすることができます。

IP Phone Text 通知アクション

IP Phone Text 通知アクションは、指定したメッセージをサポートされている Cisco Unified IP Phone モデルに表示します。各電話機の電話番号は、関連付けられているユーザのダイヤル プリファレンスとして設定されている必要があります。このタイプの通知アクションでは、Cisco IPICS 管理コンソールを使用して、Cisco Unified Communications Manager の [Configuration for IP Phone Notifications] エリアの [SIP Configuration] メニューでパラメータを設定する必要があります。手順については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide 』を参照してください。この通知アクションの受信者は Cisco IPICS ユーザまたはユーザ グループにすることができます。

IP Phone Text 通知アクションの実行時に、次のいくつかのアクティビティが発生します。

1. IPICS は、最初に設定された Cisco Unified Communications Manager に AXL クエリーを送信します。

2. Cisco Unified Communications Manager は、DN が設定された各デバイスの IP アドレスを返します。

3. Cisco IPICS は XML を介して、有効な IP アドレスを受信する各デバイスに通知を送信します。

注:

IP Phone Text 通知アクションでは、Cisco IPICS 管理コンソールの SIP の設定ページで IP Phone Text 通知パラメータを設定する必要があります。

Cisco IPICS は通知リストの各 DN をクエリーとして、通知が設定された各 Cisco Unified Communications Manager に送信します。

Cisco Unified Communications Manager で Cisco AXL サービスを実行している必要があります。

[IP Phone Notification Configuration] ページで、各 Cisco Unified Communications Manager を正しいバージョン番号、管理者、および電話機のユーザ名およびパスワードとともに設定する必要があります。Cisco Unified Communications Manager のバージョンごとにクエリーが異なるため、この情報は Cisco Unified Communications Manager を検証して、適切な AXL クエリーを送信するために必要です。

設定された Cisco Unified Communications Manager は到達可能である必要があります。そうでない場合、Cisco IPICS が AXL クエリーの送信を試行すると、「Connection Failure」エラーが発生します。

SOAP 要求を受け入れるように Cisco Unified Communications Manager を設定する必要があります。

Cisco Unified Communications Manager では、AXL クエリー内の DN 数が 200 に制限されます。200 を超える DN が含まれる要求は切り詰められます。この制限に対応するために、Cisco IPICS は 200 以下の DN が含まれる要求を送信します。Cisco IPICS で 200 を超える DN が必要な場合、200 以下の DN 要求が含まれる要求が一括して送信されます。

Cisco IPICS では、受信者リスト内の各電話機に送信される、事前に録音された .wav ファイルの可聴トーンが含まれる Text 通知が優先されます。Cisco IPICS では、アラート音声の同時ブロードキャストのバッチごとに、マルチキャスト アドレス プール内で使用可能なマルチキャスト アドレスを設定可能である必要があります。

Cisco IPICS が Cisco Unified IP Phone に到達できない場合、または電話機への通知に失敗した場合、Cisco IPICS はその電話機を再試行リストに追加します。Cisco IPICS が指定された電話機への一連の通知を完了すると、再試行リスト内の電話機への通知の再送信を試行します。Cisco IPICS は最大 3 回まで通知を試行します(1 回は通常の通知試行で、最大 2 回までが通知の再送信試行)。これらの試行で到達できなかった電話機には、IP Phone の Text 通知を介した通知が行われません。

Cisco IPICS は、クラスタ内のすべての Cisco Unified Communications Manager に AXL クエリーを送信します。複数の Cisco Unified Communications Manager が同じ DN に登録される電話機で設定される場合、その DN に関連付けられたすべての電話機に通知されます。

Dial 通知アクション

ポリシー エンジンは、Dial 通知アクションを次のように実行します。

[SIP Configuration] メニューで Cisco Unified Communications Manager Configuration for IP Phone Notifications のパラメータが設定されている場合、Cisco IPICS によって、指定した各ユーザが Cisco Unified Communications Manager の設定で Cisco Unified IP Phone に関連付けられているかどうかが確認されます。ユーザが電話機に関連付けられている場合、Cisco IPICS によって、指定したメッセージがその電話機のスピーカで再生されます。

Cisco Unified Communications Manager Configuration for IP Phone Notifications のパラメータが設定されているが、ユーザに Cisco Unified IP Phone が関連付けられていない場合、またはユーザの電話機が話中の場合、ダイヤル プリファレンスに指定されているとおりにユーザが呼び出され、指定したメッセージが再生されます。

Cisco Unified Communications Manager Configuration for IP Phone Notifications のパラメータが設定されていない場合、Cisco IPICS によって、ダイヤル プリファレンスに指定されているとおりにユーザが呼び出され、指定したメッセージが再生されます。

Dial 通知アクションを作成するときには、事前に録音済みのプロンプトを使用することも、新しいプロンプトを録音することもできます。プロンプトの長さは最大 90 秒です。

このアクションを使用して Cisco Unified IP Phones に連絡する場合、マルチキャスト プールに 1 つ以上の空きマルチキャスト アドレスがあることを確認してください。

詳細については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide 』を参照してください。

Talk Group 通知アクション

Talk Group 通知アクションは、選択した VTG のすべての参加者に選択したプロンプトを再生します。

Talk Group 通知アクションを作成するときには、事前に録音済みのプロンプトを指定することも、新しいプロンプトを録音することもできます。プロンプトの長さは最大 90 秒です。


) • Talk Group 通知アクションが実行されるとき、指定したメッセージが VTG のマルチキャスト ストリームに追加されます。システム メッセージが再生されていることをユーザに通知するため、「Cisco IPICS 管理者からの大切なメッセージです」などで始めることを推奨します。

TUI を通じてダイヤル インした、フロアを持っている VTG の参加者には、トーク グループ通知メッセージは聞こえません。


 

Dial Engine Script 通知

Dial Engine Script 通知アクションは、指定した各受信者に対し、指定されたダイヤル エンジン スクリプトを 1 回実行します。

Alert 通知アクション

Alert 通知アクションは、ポリシーに関連付けられた各ユーザの IDC およびモバイル クライアントに警告メッセージを送信し、IDC からポリシーを実行したことを示します。警告メッセージは、IDC およびモバイル クライアントのポップアップ ウィンドウに表示されます。既存の通知が確認応答されるまで、後続の通知は表示されません。

外部(一括)通知

この項では、外部(一括)通知に適用される注意事項について説明します。この機能の詳細については、『 Cisco IPICS Server Administration Guide 』を参照してください。

電話機に XML をプッシュすることなく一括通知をデバッグするには、パラメータ「notificationMode=mute」を外部通知 HTTP 要求に追加します。

Cisco IPICS は、外部通知の実行時に行ったコールの結果を定期的に保存します。これらの結果は XML ファイルとして保存され、デフォルトでは 30 日後に消去されます。

消去までの時間は、ipicsadmin ユーザに対して作成された cron エントリに基づきます。この cron エントリでは、デフォルトでは、30 日以上経過したすべての通知結果の XML ファイルが消去されます。消去の間隔を次のように変更できます。

#--- Purge notification result xml files older than 30 days daily @ 04:00

0 4 * * * find /opt/cisco/ippe/temp/notificationIncidentXmlResults/* -mtime +30 | xargs rm -fR 2>&1

stopNotification メソッドを使用して、capId の実行を終了できます。同じ CapId を使用する一括通知要求を再開する前に、capId ステータスが実行中でないことを必ず確認してください。

http://" + ipicsServer + ":8080/ipics_server/ BulkNotify?method=stopNotification&capId=< CAP_ID >