Cisco IPICS サーバ アドミニストレーション ガイド リリース 4.0
Cisco IPICS の概要
Cisco IPICS の概要
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2010/05/03 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco IPICS の概要

はじめに

Cisco IPICS の用語

Cisco IPICS の概要

Cisco IPICS サーバ

IPICS Dispatch Console

LMR ゲートウェイ

RMS

ネットワーク コンポーネント

Cisco Unified Communications Manager の機能

オーディオ クライアント

Cisco IPICS のロール

Linux ユーザ ロール

Cisco IPICS Administration Console

CiscoIPICS サーバ使用のガイドライン

ブラウザのガイドライン

Administration Console へのアクセス

Administration Console の終了

Administration Console のウィンドウへの必須情報の入力

検索ウィンドウの使用

項目リストの移動

Administration Console のヘルプの表示

CiscoIPICS に関する情報の表示

Administration Console のタイムアウト

Cisco IPICS の概要

Cisco IP Interoperability and Collaboration System(Cisco IPICS)は、異種システム間での音声の相互運用性を提供します。音声チャネル、トーク グループ、および仮想トーク グループを相互接続し、人員およびメディア リソースを強力かつ柔軟に管理できる IP 標準ベースのソリューションを提供します。

この章では、Cisco IPICS の概要を説明します。Cisco IPICS の操作と管理を細かく制御できる Cisco IPICS Administration Console についても説明します。Cisco IPICS を初めて設定する場合や Cisco IPICS の基本コンポーネントと概念をよく理解する必要がある場合は、この章をお読みください。


ヒント 他のユーザとの通信専用に Cisco IPICS を使用するため、他の概要説明を必要としない場合は、第 4 章「Cisco IPICS ユーザのタスク」に進んでください。この章では、Cisco IPICS へのログイン、Cisco IPICS Dispatch Console(IDC)のダウンロード、IDC と Cisco IP Phone 用の Push-to-Talk(PTT)チャネルの設定、およびユーザ プロファイルの入力について説明しています。


この章は、次の項で構成されています。

「はじめに」

「Cisco IPICS の用語」

「Cisco IPICS の概要」

「Cisco IPICS のロール」

「Linux ユーザ ロール」

「Cisco IPICS Administration Console」

はじめに

Cisco IPICS をインストールしたら、Cisco IPICS を使用するための一連の設定手順を実行します。 表 1-1 に、その手順と、それぞれの詳細な説明の参照先をまとめます。

Cisco IPICS を初めて設定する場合は、ガイドとしてこの情報を参照してください。環境によっては、これらすべての手順を実行する必要はない場合があります。

Cisco IPICS のインストールについては、リリース 4.0 の『 Cisco IPICS Server Installation and Upgrade Guide 』を参照してください。

 

表 1-1 Cisco IPICS の設定手順の概要

手順
参照先
チェック記入欄
Cisco IPICS の概要

 

1. Cisco IPICS を構成するハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントについて

「Cisco IPICS の概要」を参照してください。

 

2. Cisco IPICS ユーザに割り当てることができるロールについて

「Cisco IPICS のロール」を参照してください。

 

3. Cisco IPICS Administration Console へのアクセス方法など、このアプリケーションについて

「Cisco IPICS Administration Console」を参照してください。

 

Cisco IPICS のセットアップと設定

 

1. RMS コンポーネントの設定

付録 A「Cisco IPICS RMS コンポーネントの設定」 を参照してください。

 

2. ロケーションの設定

「ロケーションの管理」を参照してください。

 

3. マルチキャスト プールの設定

「マルチキャスト プールの管理」を参照してください。

 

4. 無線と無線ディスクリプタの設定

第 9 章「無線と無線ディスクリプタの管理」 を参照してください。

 

5. Push-to-Talk チャネルの作成

「PTT チャネルとチャネル グループの管理」を参照してください。

 

6. ユーザ ロールの指定およびユーザの追加

「ユーザのロールの管理」を参照してください。

 

7. VTG テンプレートの作成

「非アクティブ VTG の管理」を参照してください。

 

8. サーバが IDC の現在のバージョンをサポートしていることの確認

「IDC バージョンの管理」を参照してください。

 

9. Cisco IPICS ポリシー エンジンの設定(必要な場合)

第 8 章「Cisco IPICS ポリシー エンジンの設定と管理」 を参照してください。

 

10. 操作ビューの作成(必要な場合)

第 7 章「Cisco IPICS 操作ビューの設定と管理」 を参照してください。

 

11. Cisco Unified IP Phone の設定(必要な場合)

付録 C「Cisco Unified IP Phone の Cisco IPICS Push-to-Talk デバイスとしての設定および使用」 を参照してください。

 

12. Cisco IPICS の外部通知操作用設定(必要な場合)

付録 B「Cisco IPICS を使用した外部通知」 を参照してください。

 

13. ハイ アベイラビリティの設定(必要な場合)

第 10 章「Cisco IPICS のハイ アベイラビリティの設定と管理」 を参照してください。

 

14. SSL 証明書の生成(必要な場合)

付録 D「SSL 証明書の生成」 を参照してください。

 

Cisco IPICS の用語

このマニュアルでは、Cisco IPICS の機能を説明する際に、さまざまな用語を使用します。 表 1-2 では、このマニュアルを通して使用されている一般的な用語について説明します。

 

表 1-2 Cisco IPICS の用語

用語
説明

チャネル

信号を送受信する、1 つの単方向パスまたは双方向パスで構成されます。Cisco IPICS ソリューションの場合、チャネルは、従来の無線の物理無線周波数チャネルにマッピングされる 1 つの LMR ゲートウェイ ポートを表します。

トーク グループ

通常は、同じトーク グループのユーザとだけ共同作業する無線ユーザのサブグループで構成されます。他のサブグループとの無線インターフェイスは必要ありません。

Cisco IPICS では、チャネルは論理トーク グループにマッピングされます。つまり、同じ無線周波数で話す参加者は全員、1 つのトーク グループに属します。

仮想トーク グループ(VTG)

チャネルのグループの相互運用性を表し、ユーザが特定のインシデントに基づいて接続される音声チャネルにマッピングされます。また、エンド デバイス(IDC、Cisco Unified IP Phone、ダイヤルイン電話)は、サーバで設定されているロケーション構成に基づいて VTG に参加します。

グループ

Cisco IPICS ポリシー エンジンのテレフォニー ユーザ インターフェイス(TUI)を使用する場合、チャネルと VTG はグループと呼ばれることがあります。

インシデント

Cisco IPICS で特定し、さまざまなユーザが IDC を使用して応答を調整できるイベントのことです。

Cisco IPICS の概要

 

Cisco IPICS は、さまざまな構成で展開できます。構成は、ユーザが使用する通信デバイスのタイプ、使用されるメディア タイプ、相互運用性要件などによって決まります。Cisco IPICS の展開は、次の一部またはすべてを含む、必要な機能を提供する各種ハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントで構成されます。

Cisco IPICS サーバ:Cisco IPICS システムの基幹機能を提供します。詳細については、「Cisco IPICS サーバ」を参照してください。

IPICS Dispatch Console(IDC):さまざまな通信デバイスを使用するユーザがイベントに参加できるように PTT 機能を提供する、スタンドアロンの PC ベース ソフトウェア アプリケーションです。詳細については、「IPICS Dispatch Console」を参照してください。

LMR ゲートウェイ:無線ネットワークの相互運用性とアプリケーション統合を提供します。詳細については、「LMR ゲートウェイ」を参照してください。

RMS:Cisco Dispatch Console から VTG またはチャネルへのリモート接続や VTG へのチャネルの参加などの混合機能を実行します。詳細については、「RMS」を参照してください。

ネットワーク コンポーネント:スイッチ、ルータ、ファイアウォール、モバイル アクセス ルータ、無線アクセス ポイント、およびブリッジが含まれます。詳細については、「ネットワーク コンポーネント」を参照してください。

Cisco Unified Communications Manager の機能:無線および非無線ネットワーク間での音声の相互運用性を提供します。詳細については、「Cisco Unified Communications Manager の機能」を参照してください。

オーディオ クライアント:ユーザが VTG に参加するための Land Mobile Radio(LMR; 陸上移動無線)や Cisco Unified IP Phone などのデバイス。詳細については、「オーディオ クライアント」を参照してください。

Cisco IPICS Mobile Client:Apple iPhone 上で実行されるスタンドアロン アプリケーション。インシデント VTG およびサポート メディアへのアクセスを提供し、ユーザがジャーナル、ビデオ、および画像をインシデントに追加することを可能にします。詳細については、『 Cisco IPICS Mobile Client for Apple iPhone Reference Guide 』を参照してください。

Cisco IPICS サーバ

すべての Cisco IPICS には、Cisco IPICS のあらゆるアクティビティの中心となる、Cisco IPICS サーバが含まれます。Cisco IPICS サーバ ソフトウェアは、Cisco Linux オペレーティング システム上で動作します。次の機能を果たします。

Cisco IPICS の運用および管理を制御する Administration Console のホストとして機能します。

Cisco IPICS ポリシー エンジンのホストとして機能します。

Cisco IPICS の認証およびセキュリティ サービスを提供します。

運用に必要なデータを格納します。

RMS コンポーネント、Cisco Dispatch Console、Cisco Unified IP Phone などのさまざまなメディア リソースとの統合を行うことができるようにします。

IPICS Dispatch Console

IDC は、さまざまな通信デバイスを使用するエンド ユーザ、派遣人員、および管理者がイベントに参加することを可能にする、PC ベースのソフトウェア アプリケーションです。IDC は実質的にあらゆるアナログおよびデジタルの無線システムと統合して、動的な PTT 通信を実現することができます。また、リッチ メディアの IPICS インシデントをサポートしているため、ビデオ、写真、データなどのマルティメディア データの共有も可能になります。

IDC は Cisco IPICS サーバからダウンロードし、PC にインストールします。詳細については、「IDC のダウンロード」を参照してください。アプリケーションを初めてインストールした後は、新しいバージョンが利用可能になると、Cisco IPICS で自動的に通知が表示されます。

Cisco IPICS オペレータが、IDC へのユーザ アクセスを設定します。また、オペレータは、IDC ユーザが監視および使用できる PTT チャネルを割り当てます。ユーザは、このチャネルから他の Cisco IPICS ユーザとの会議に参加できます。

IDC の詳細については、リリース 4.0 の『 IPICS Dispatch Console User Guide 』を参照してください。

LMR ゲートウェイ

LMR ゲートウェイは、Cisco IOS Hoot & Holler 機能を使用して、無線ネットワークの相互運用性を提供します。これらは、無線周波数と IP マルチキャスト ストリーム間のブリッジとなります。また、無線伝送にキーイング信号を提供します。LMR ゲートウェイ機能は、多くの場合、ルータの追加機能としてインストールされます。

RMS

Router Media Service(RMS; ルータ メディア サービス)は、Cisco IPICS に次のさまざまな機能を提供します。

ループバック機能により、複数の VTG の組み合わせをサポート

マルチキャスト チャネルの混合による VTG のサポート

マルチキャスト チャネルまたは VTG へのリモート IDC ユニキャスト接続の混合

ユニキャスト M1:U12:M2 接続トランクのサポート

ネットワーク コンポーネント

ネットワーク コンポーネントには、スイッチ、ルータ、ファイアウォール、モバイル アクセス ルータ、無線アクセス ポイント、およびブリッジが含まれます。

Cisco Unified Communications Manager の機能

Cisco Unified Communications Manager またはサポートされているバージョンの Cisco IOS を実行する Cisco ルータを使用すると、所定の Cisco Unified IP Phone モデルで、チャネルおよび VTG に参加できるようになります。これらのアプリケーションは、Cisco IPICS ポリシー エンジンの SIP プロバイダーとしても機能します。SIP プロバイダーは、ダイヤル エンジンとの通話に SIP テレフォニー サポートを提供します。

オーディオ クライアント

オーディオ クライアントは、ユーザが VTG に参加するためのデバイスです。これらには、IDC クライアント、LMR ゲートウェイおよび Cisco Unified IP Phone の各種モデルが含まれます。

Cisco IPICS のロール

各 Cisco IPICS ユーザには、1 つ以上のロールが割り当てられます。ロールでは、ユーザがアクセスできる Cisco IPICS 機能と、ユーザが実行できる機能を定義します。このようにロールを使用することで、システム セキュリティを維持できます。

表 1-3 は、Cisco IPICS ロールの説明です。

 

表 1-3 Cisco IPICS のロール

ロール
説明
参照先

ユーザ

個人情報の管理、IDC クライアント アプリケーションのダウンロード、オーディオ デバイスの設定に使用される通信プリファレンスの指定、プリシーのアクティブ化、関連ポリシーを表示できます。

Cisco IPICS の各ユーザにユーザ ロールが割り当てられます。ユーザには追加ロールが割り当てられることがあります。

第 4 章「Cisco IPICS ユーザのタスク」 を参照してください。

システム管理者

サーバ、ルータ、マルチキャスト アドレス、ロケーション、PTT チャネルなどの Cisco IPICS リソースのインストールおよび設定を担当します。また、ops ビューの作成、編集、削除、Cisco IPICS ライセンスと IDC バージョンの管理、ダイヤル エンジン関連作業の実行、ポリシーのアクティブ化、特定ポリシーの表示、アクティビティ ログ ファイルやダッシュボードを使用したシステムおよびユーザのステータスの監視も担当します。

第 2 章「Cisco IPICS システムの管理作業」 を参照してください。

ops ビュー管理者

ops ビューがフィルタリングしたアクティビティ ログを管理および監視できます。このログには、Administration Console の [Activity Log Management] ウィンドウ([Administration] > [Activity Log Management])でアクセスできます。

第 7 章「Cisco IPICS 操作ビューの設定と管理」 を参照してください。

オペレータ

ユーザおよびユーザ グループの設定と管理、Cisco IPICS および IDC へのアクセス許可、ユーザ チャネル、ロールおよび ops ビューの割り当て、ポリシーの作成と管理を担当します。

第 3 章「Cisco IPICS オペレータのタスク」 を参照してください。

ディスパッチャ

非アクティブ VTG の設定、会議を開始する VTG のアクティブ化、VTG テンプレートおよびアクティブな VTG での参加者の追加と削除を担当します。ポリシーの作成と管理も行います。また、アクティブな VTG およびイベントを監視し、必要に応じてユーザを消音または消音解除します。

第 5 章「Cisco IPICS ディスパッチャのタスク」 を参照してください。

すべて

他のすべての Cisco IPICS ロールが割り当てられたのと同じです。

--

Linux ユーザ ロール

Cisco IPICS では、 表 1-4 で説明する Linux ユーザ ロールがサポートされています。

 

表 1-4 Linux ユーザ ロール

システム ユーザ ロールおよびシステム グループ
説明

root ユーザ

Cisco IPICS サーバ内のすべてのファイルへのアクセス権を持つ Cisco IPICS Linux ユーザです。セキュリティ性の高いパスワードを使用する必要があります。また、このユーザ ID には Linux オペレーティング システムのパスワード期限切れルールが適用されます。

ipicsadmin ユーザ

ipics linux グループに属し、Cisco IPICS アプリケーションおよびデータベースのバックアップと復元に関連する Cisco IPICS サーバ フォルダ、ファイル、およびスクリプトへのフル権限を持つ Cisco IPICS Linux ユーザです。また、ipicsadmin ユーザは、Informix データベースに対するデータの読み取りおよび書き込み権限も保持します。この Linux システム ユーザ ID は、Cisco IPICS のインストール プロセス中に作成されます。このユーザ ID のパスワードが期限切れになることはありません。

ipicsdba ユーザ

Cisco IPICS データベース サーバのフォルダ、ファイル、およびスクリプトに対するフル権限を持つ informix linux グループと Cisco IPICS アプリケーションに関連するフォルダ、ファイル、およびスクリプトに対する権限を持つ ipics linux グループの両方に属する Cisco IPICS Linux ユーザです。また、ipicsdba ユーザは、Informix データベース インスタンスでデータの読み取りと書き込み、テーブルの作成、およびデータベースの作成を行う権限も保持します。この Linux システム ユーザ ID およびパスワードは、Cisco IPICS のインストール プロセス中に作成されます。このユーザ ID のパスワードが期限切れになることはありません。ipicsdba ユーザにアクセスするには、root ユーザ ID を使用して Cisco IPICS サーバにログインし、 su - ipicsdba (root ユーザを置き換える)と入力します。

informix ユーザ

Cisco IPICS データベース サーバのフォルダ、ファイル、およびスクリプトに対するフル権限を持つ informix linux グループと Cisco IPICS アプリケーションに関連するフォルダ、ファイル、およびスクリプトに対する権限を持つ ipics linux グループの両方に属する Cisco IPICS Linux ユーザです。また、このユーザは、Informix データベース インスタンスへのフル管理権限も保持します。この Linux システム ユーザ ID およびパスワードは、Cisco IPICS のインストール プロセス中に作成されます。このユーザ ID のパスワードが期限切れになることはありません。informix ユーザにアクセスするには、root ユーザ ID を使用して Cisco IPICS サーバにログインし、 su - informix (root からのユーザの切り替え)と入力します。

Cisco IPICS Administration Console

Cisco IPICS サーバには、Web ベース アプリケーションの Administration Console があります。Administration Console を使用して、Cisco IPICS ロールに基づいて、Cisco IPICS アクティビティを実行および管理します。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「Cisco IPICS サーバ使用のガイドライン」

「Administration Console へのアクセス」

「Administration Console の終了」

「Administration Console のウィンドウへの必須情報の入力」

「検索ウィンドウの使用」

「項目リストの移動」

「Administration Console のヘルプの表示」

「Cisco IPICS に関する情報の表示」

「Administration Console のタイムアウト」

Cisco IPICS サーバ使用のガイドライン

Cisco IPICS サーバの使用時は、次のヒントとガイドラインに従ってください。

Cisco IPICS Administration Console には、次のタブがあります。

[Server] タブ:Cisco IPICS の管理作業を実行するトレイとウィンドウにアクセスできます。Cisco IPICS コンポーネントの設定と管理、ラインセスのアップロード、データベースの管理、アクティビティ ログの監視、システム パフォーマンス オプションの設定、システム パフォーマンスの監視などの作業があります。VTG、ユーザ、および IDC の管理操作も行うことができます。

[Policy Engine] タブ:ポリシー エンジンおよびダイヤル エンジンの管理作業を行うトレイとウィンドウにアクセスできます。ポリシーの作成と管理、SIP およびダイヤル エンジン パラメータの設定、プロンプトの管理、ポリシー エンジン サービスの監視、ダイヤル エンジンのトレーシングの管理などの作業があります。

多くの Administration Console ウィンドウでは、さまざまな情報を入力できます。フィールドへの入力、ドロップダウン リストからの選択、チェックボックスのオンとオフなど、ウィンドウによって情報の入力方法は異なります。フィールド、ドロップダウン リスト、チェックボックスの横にあるアスタリスク(*)は必須情報であることを示します。変更を保存して、ウィンドウを終了する前に、この情報を入力する必要があります。

ほとんどのウィンドウには、[Save] ボタンと [Cancel] ボタンがあります。[Save] ボタンをクリックすると、ウィンドウで行った変更が保存され、通常、ウィンドウが閉じます。[Cancel] ボタンをクリックすると、行った変更が破棄され、通常、ウィンドウが閉じます。

チャネル、ユーザ、VTG など、多くの Cisco IPICS リソースは、Administration Console に一覧表示されます。これらのリストにはチェックボックスがあります。チェックボックスをオンにして、機能を実行するリソースを選択します。ほとんどのリソース リストの上部には、一度にすべてのリソースを選択できるチェックボックスがあります。

多くの Administration Console ウィンドウには、ドロップダウン リストがあります。これらの一部は、特定の機能を実行したあとだけ使用できるようになります。必要な機能を実行しない場合、ドロップダウン リストはグレー表示となり、使用できません。

一部のリソースでは、別ウィンドウが表示され、次の操作を行うことができます。

項目を 1 つのリストから別のリストに移動するには、その項目をクリックして強調表示し、[>] または [<] をクリックするか、項目をダブルクリックします。

複数の項目を 1 つのリストから別のリストに同時に移動するには、Shift キーまたは Ctrl キーを押しながらクリックして選択し、[>] または [< ] をクリックします。

すべての項目を 1 つのリストから別のリストに同時に移動するには、[>>] または [<<] をクリックします。

Cisco IPICS は、マルチキャストおよびユニキャスト両方の通信接続をサポートしています。ユーザが Cisco IPICS にログインしたときに、適切なロケーション情報を認識できるようにしてください。

IP マルチキャスト アドレスは、239.192.0.0 ~ 239.251.255.255 の範囲だけで設定することを強くお勧めします。このアドレス範囲は RFC 3171 に指定された管理用スコープ ブロックに含まれ、ローカル ドメイン用に割り当てられています。このアドレス範囲では、既存のマルチキャスト ドメインとのアドレス指定競合が発生しにくくなります。詳細については、「Cisco IPICS で IP マルチキャスト アドレスを使用する場合のガイドライン」を参照してください。

ユーザ、チャネル、ユーザ グループ、チャネル グループ、または VTG を追加するときは、各カテゴリ内の名前が一意でなければならないことに注意してください。たとえば、2 人のユーザ名が同一だったり、2 つのチャネル名が同一だったりすることはできませんが、ユーザ名とチャネル名は同一であっても構いません。

同じマルチキャスト ドメインにいるユーザは、同じ Cisco IPICS ロケーションにいます。

各 Cisco IPICS サーバが専用 RMS コンポーネント上のリソースを使用できるようにするため、複数の Cisco IPICS サーバで同じ RMS コンポーネントを使用できるようにはなっていません (ハイ アベイラビリティ環境では、一度にアクティブになるサーバは常に 1 つだけなので、プライマリとセカンダリの Cisco IPICS サーバが同じ RMS コンポーネントを使用します)。

Cisco IPICS では、同じロケーションで複数の RMS コンポーネントを使用できます。

RMS コンポーネントの設定時は、必ず、 付録 A「Cisco IPICS RMS コンポーネントの設定」 で説明されているすべての設定手順を実行してください。

会議の参加者の人数と各接続タイプを確認して、リソースが競合しないようにしてください。

VTG が突然アクティブまたは非アクティブになった場合、ポリシーによって VTG がアクティブ化または非アクティブ化された可能性があります。詳細については、 第 6 章「Cisco IPICS ポリシー エンジンの使い方」 を参照してください。

Cisco IPICS サーバの Administration Console の Web インターフェイスに表示されるタイムスタンプは、すべてグリニッジ標準時(GMT)です。

ブラウザのガイドライン

サポートされているブラウザを使用して Cisco IPICS Administration Console にアクセスする場合は、この項で説明するガイドラインに従ってください。


) デフォルトでは、Administration Console は一定時間使用されないとタイムアウトになります。詳細については、「Administration Console のタイムアウト」を参照してください。


Administration Console のウィンドウは、自動的にリフレッシュしません。ベスト プラクティスとして、ブラウザ ウィンドウを頻繁に更新し、サーバ管理機能を実行するときには必ず更新して、最新の情報を扱えるようにしてください。最新のデータが表示されていないウィンドウで管理上の更新を行うと、更新が正常に行われない場合があり、Cisco IPICS でエラーが表示されます。このような状況が発生した場合は、ブラウザ ウィンドウを更新し、操作を再実行してください。

現在のウィンドウに最新の情報を表示するには、表示するときに使用したボタンまたはタブをクリックしてリフレッシュします。Administration Console の一部のウィンドウには [Refresh] ボタンがあります。このボタンを使用して、ウィンドウをリフレッシュできます。または [Refresh] をクリックします。Cisco IPICS は、ブラウザの [Refresh] ボタンによる Administration Console ウィンドウのリフレッシュはサポートしていません。

Cisco IPICS Administration Console では、特定の機能にブラウザのポップアップ ウィンドウを使用します。マシンにブラウザのポップアップ ブロック ソフトウェアをインストールしている場合、特定の操作を実行できない場合があります。管理タスクの実行がブロックされないよう、Administration Console を使用する前に、マシンにインストールされているポップアップ ブロック ソフトウェアを無効にしてください。

Cisco IPICS では、同じマシンで同時に複数のブラウザ セッションから Administration Console にアクセスできません。複数のブラウザ セッションを使用して Administration Console にアクセスすると、予測しないエラーが発生する可能性があります。サーバを適切に動作させるために、Administration Console の機能に対して、同じマシンで一度に複数のセッションを開かないでください。

ブラウザ関連のメモリの問題を回避するには、Cisco IPICS Administration Console を長時間使用した後は、ブラウザを終了し、再起動してください。

Administration Console へのアクセス

Cisco IPICS をインストールすると、Cisco IPICS サーバへの IP 接続が可能で『 Cisco IPICS Compatibility Matrix 』に指定された要件を満たすあらゆるコンピュータから、Administration Console にアクセスできるようになります。

Cisco IPICS Administration Console にアクセスするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Internet Explorer を起動し、アドレス フィールドに、Cisco IPICS を実行しているサーバの完全修飾ホスト名(ipics1.cisco.com など)または IP アドレスを入力します。

できれば完全修飾ホスト名を入力することをお勧めします。IP アドレスを入力すると、使用している PC にサーバからの有効な信頼証明書がなかった場合、証明書をダウンロードするようにというポップアップ メッセージが表示されます。この場合は、このメッセージに従ってください。

[Authentication] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 [Authentication] ウィンドウの [User Name] フィールドと [Password] フィールドにユーザ名とパスワードを入力します。

パスワードでは大文字と小文字が区別されるので、設定されたパスワードを正確に入力してください。

ユーザ名とサーバ ホスト名では、大文字と小文字は区別されません。

ステップ 3 [Log In] をクリックします。

Cisco IPICS Administration Console が表示されます。右側に [My Profile] ウィンドウが表示されます。この例では、左側に、Administration Console で使用可能なすべてのトレイが示されています。表示されるトレイはロールに対応しているため、ウィンドウに表示されないトレイもあります。[Policy Engine] タブは、Cisco IPICS ポリシー エンジンのライセンスを取得している場合だけ表示されます。

[User Details] ウィンドウでは、さまざまな作業を行うことができます。 表 1-5 を使用して、実行できる作業について説明します。

 

表 1-5 [User Details] ウィンドウでの作業

作業
参照先

ユーザ情報を更新する

「ユーザ プロファイルの管理」を参照してください。

タブとトレイを選択し、追加ウィンドウにアクセスする

該当する章を参照してください。

第 2 章「Cisco IPICS システムの管理作業」

第 3 章「Cisco IPICS オペレータのタスク」

第 5 章「Cisco IPICS ディスパッチャのタスク」

第 4 章「Cisco IPICS ユーザのタスク」

第 6 章「Cisco IPICS ポリシー エンジンの使い方」

第 8 章「Cisco IPICS ポリシー エンジンの設定と管理」

オンライン ヘルプを表示する

「Administration Console のヘルプの表示」を参照してください。

Cisco IPICS に関する情報を入手する

「Cisco IPICS に関する情報の表示」を参照してください。

Administration Console からログアウトして終了する

「Administration Console の終了」を参照してください。


 

Administration Console の終了

Administration Console は、アプリケーション内のどのウィンドウからでも終了できます。終了するには、Administration Console の任意のウィンドウで [Logout] をクリックします。

Administration Console のウィンドウへの必須情報の入力

多くの Administration Console ウィンドウでは、さまざまな情報を入力できます。フィールドへの入力、ドロップダウン リストからの選択、チェックボックスのオンとオフなど、ウィンドウによって情報の入力方法は異なります。

フィールド、ドロップダウン リスト、チェックボックスの横にあるアスタリスク(*)は必須情報であることを示します。変更を保存して、ウィンドウを終了する前に、この情報を入力する必要があります。

検索ウィンドウの使用

Administration Console で実行する一部の作業では、その作業の対象となる項目を検索し、識別する必要があります。たとえば、チャネルをユーザに関連付ける場合、関連付けるチャネルを識別する必要があります。

必要な項目を見つけやすくするために、Cisco IPICS には [Search] または [Search Results] ウィンドウがあります。このウィンドウは、必要に応じて自動的にポップアップします。さまざまな条件に基づいて、必要な項目を検索するための 1 つ以上のフィールドが表示されます。

次に、[Search] または [Search Results] ウィンドウに関するガイドラインを示します。

これらのウィンドウには、文字を入力できる 1 つ以上のフィルタ フィールドが含まれている場合があります。これらのフィールドの名前は、実行する作業と検索する必要のある情報によって異なります。

フィルタ フィールドでは、検索する名前の最初の数文字を含む文字列を入力できます。大文字と小文字は区別されません。

ウィンドウには、1 つ以上のフィルタ ドロップダウン リストが表示される場合があります。これらのリストの名前は、実行する作業と検索する必要のある情報によって異なります。

フィルタ ドロップダウン リストから、検索する項目と一致するオプションを選択できます。たとえば、ユーザを検索している場合、[Roles] ドロップダウン リストから [Dispatcher] を選択すると、ディスパッチャのロールを割り当てられたユーザが検索されます。

複数のフィルタ フィールドに情報を入力すると、指定したすべての検索条件と一致する項目だけが検索されます。

指定したフィルタに基づいて検索を実行するには、[Search] または [Search Results] ウィンドウの [Filter] 領域で [Go] をクリックします。フィルタを指定せずに [Go] をクリックすると、検索しているタイプのすべての項目から検索されます。

フィールドを消去し、ドロップダウン リストをデフォルト値にリセットするには、[Search] または [Search Results] ウィンドウの [Filter] 領域で [Clear Filter] をクリックします。

ロケーションの検索を除いて、検索結果は、ユーザが属する ops ビューによって異なります。ロケーションの検索結果には、ops ビューに関係なく、検索条件と一致するすべてのロケーションが含まれます。

検索結果は、結果リストから選択できる項目によって異なる場合があります。たとえば、ユーザと関連付けるチャネルを検索する場合、結果にはユーザに関連付けることができないチャネルは含まれません。同様に、VTG に追加するチャネルを検索する場合、結果には VTG に関連付けることができないチャネルは含まれません。

[Search] または [Search Results] ウィンドウの下部にある結果リストに結果を表示する方法については、「項目リストの移動」を参照してください。

[Search] または [Search Results] ウィンドウの結果リストから 1 つ以上の項目を選択するには、各項目の横にあるチェックボックスをオンにします。

[Search] または [Search Results] ウィンドウを終了するには、次のどちらかを実行します。

[OK] ボタンをクリック:ウィンドウが閉じ、チェックボックスをオンにした結果が、検索元のウィンドウに入力されます。

[Cancel] ボタンをクリック:ウィンドウが閉じ、チェックボックスをオンにした結果は、検索元のウィンドウに入力されません。

項目リストの移動

Administration Console の複数のウィンドウには、情報のリストが表示されます。たとえば、[User Management] トレイの [Users] ウィンドウには、Cisco IPICS ユーザのリストが表示されます。

これらのリストの項目を表示するには、次のガイドラインに従ってください。

リストは複数の情報 ページ に分けて表示されます。1 ページに表示される項目の行数を指定するには、ウィンドウ上部にある [Rows per page] ドロップダウン リストから希望の値を選択し、そのリストの横にある [Go] ボタンをクリックします。画面に表示されていない項目を表示するには、結果リストの横のスクロール バーを使用します。

リストの下部にある次のナビゲーション コントロールを使用して、リストの情報ページを移動できます。

[Page] フィールド:特定のページに移動するには、ページ番号を入力し、Enter キーを押します。

[|<]([First Page] ボタン):リストの最初のページを表示します。このボタンは、最初のページが表示されている場合は使用できません。

[<]([Previous Page] ボタン):リストの前のページを表示します。このボタンは、最初のページが表示されている場合は使用できません。

[>]([Next Page] ボタン):リストの次のページを表示します。このボタンは、最後のページが表示されている場合は使用できません。

[>|]([Last Page] ボタン):リストの最後のページを表示します。このボタンは、最後のページが表示されている場合は使用できません。

Administration Console のヘルプの表示

Administration Console の任意のウィンドウから Cisco IPICS のヘルプにアクセスできます。ヘルプから、この『 Cisco IPICS Server Administration Guide 』に含まれている情報にオンライン アクセスできます。

Cisco IPICS オンライン ヘルプにアクセスするには、Administration Console のウィンドウから [Help] をクリックします。

Cisco IPICS に関する情報の表示

Cisco IPICS に関する次の情報を表示するには、Administration Console のウィンドウで [About] をクリックします。

実行している Cisco IPICS のバージョン

ログイン ユーザが属している ops ビュー

ログイン ユーザがアクセスできる ops ビュー

現在のサーバ日時

サーバのオペレーティング システム(この情報は、Cisco IPICS のシステム管理者ロールが割り当てられている場合だけ表示されます)

最後にデータベースのバックアップを行った日時(この情報は、Cisco IPICS のシステム管理者ロールが割り当てられている場合だけ表示されます)

Administration Console のタイムアウト

システムのセキュリティを高めるため、Administration Console は 30 分間使用されないとタイムアウトになります。この場合、現在の Administration Console ウィンドウはそのまま表示されますが、機能を実行しようとすると、ログインし直すよう求めるメッセージが表示されます。ログインし直すには、ユーザ名とパスワードを入力し、[Log In] をクリックします。Administration Console を終了するには、Administration Console の任意のウィンドウで [Logout] をクリックします。

Cisco IPICS セッションのタイムアウト時間を変更したり、タイムアウトが発生しないように無効にしたりするには、Administration Console の [Administration] > [Option] に移動し、[Cisco IPICS Session Timeout Period] オプションの値を変更します。詳細については、「Cisco IPICS オプションの管理」を参照してください。