Cisco IPICS サーバ アドミニストレーション ガイド リリース 4.0
Cisco Unified IP Phone の Cisco IPICS Push-to-Talk デバイスとし ての設定および使用
Cisco Unified IP Phone の Cisco IPICS Push-to-Talk デバイスとしての設定および使用
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2010/05/03 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco Unified IP Phone の Cisco IPICS Push-to-Talk デバイスとしての設定および使用

CiscoUnified Communications Manager での Cisco IPICS の電話サービスとしての設定

CiscoUnifiedCommunications Manager Express での CiscoIPICS の電話サービスとしての設定

CiscoUnifiedIPPhone での [Logout] ソフトキーの移動

Cisco IPICS サービスへの登録

CiscoUnifiedIPPhone での Cisco IPICS サービスの使用

Cisco Unified IP Phone の Cisco IPICS Push-to-Talk デバイスとしての設定および使用

Cisco IPICS は、複数の Cisco Unified IP Phone モデルが PTT チャネル上で通信し、チャネルおよび VTG に参加することを可能にする Cisco IPICS サービスを提供します。

この Cisco IPICS サービスにユーザがアクセスする前に、Cisco IPICS を Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified Communications Manager Express に対して電話サービスとして設定する必要があります。さらに、Cisco Unified Communications Manager が含まれる展開内のユーザは、Cisco Unified Communications Manager ユーザ オプション アプリケーションを使用して Cisco IPICS サービスに登録する必要があります。

Cisco Unified IP Phone、LMR ポート、マルチキャスト ポート、IDC クライアント、ダイヤル ユーザ、および ops ビューの総数は、Cisco IPICS ライセンスに指定された数を超えることはできません。ライセンスの詳細については、「ライセンスの管理」を参照してください。

この付録では、次のトピックを扱います。

「Cisco Unified Communications Manager での Cisco IPICS の電話サービスとしての設定」

「Cisco Unified Communications Manager Express での Cisco IPICS の電話サービスとしての設定」

「Cisco IPICS サービスへの登録」

「Cisco Unified IP Phone での [Logout] ソフトキーの移動」

「Cisco Unified IP Phone での Cisco IPICS サービスの使用」

Cisco Unified Communications Manager での Cisco IPICS の電話サービスとしての設定

この項では、Cisco Unified Communications Manager で Cisco IPICS サービスを設定する方法について説明します。Cisco IPICS を使用可能なサービスとして設定すると、IP Phone ユーザが Cisco Unified Communications Manager ユーザ オプション Web サイトを使用して、そのサービスに登録できるようになります。ユーザが Cisco IPICS サービスに登録すると、Cisco Unified IP Phone サービスのメニューのオプションとして [Cisco IPICS] が表示されます。

Cisco Unified CM の管理の追加情報および電話サービスの設定方法の詳細については、使用している Cisco Unified Communications Manager バージョンの『 Cisco Unified Communications Manager Administration Guide 』に記載された Cisco Unified IP Phone サービスの設定情報を参照してください。

Cisco Unified IP Phone から Cisco IPICS サービスにアクセスするユーザにログインを要求するかどうかを設定できます。ログインを要求しなくてもよいユーザがいる場合は、そのようなユーザについて個別にログインをバイパスする別個のサービスを設定できます。

Cisco Unified Communications Manager で Cisco IPICS サービスを使用可能なサービスとして設定するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Cisco Unified CM の管理で、次のいずれかの操作を行います。

Cisco Unified CallManager 3.x または 4.x:[Feature] > [Cisco IP Phone Services] を選択します。

Cisco Unified Communications Manager 5.x 以降:[Device] > [Device Settings] > [Phone Services] を選択します。

ステップ 2 IP Phone サービスを設定するページで、次の情報を入力します。

a. [Service Name] フィールドに Cisco IPICS と入力します。

このフィールドでは、Cisco Unified IP Phone に表示されるサービス名を指定します。

b. [Service Description] フィールドに Access to the Cisco IPICS System (Cisco IPICS システムへのアクセス)または類似の説明を入力します。

このフィールドには、Cisco IPICS サービスが提供するコンテンツの説明を入力します。どのような説明でも入力できます。

c. Cisco Unified Communications Manager 5.x:[ASCII Service Name] フィールドに Cisco IPICS と入力します。

このフィールドでは、電話機が Unicode を表示できない場合に表示するサービス名を指定します。

d. [Service URL] フィールドに、Cisco IPICS サービスの URL を次のいずれかの形式で入力します。Cisco IPICS のハイ アベイラビリティ機能を使用している場合は、プライマリ サーバ用に 1 回とセカンダリ サーバ用に 1 回の計 2 回、URL を入力します。

サービスにアクセスする前にユーザにログインを要求する場合は、次の URL を入力します。

http:// < ipics server IP address > /ipics_server/servlet/ IPPhoneManager

ipics server IP address は、Cisco IPICS サーバの IP アドレスに置き換えます。

サービスにアクセスする前にユーザにログインを要求しない場合は、次の URL を入力します。

http:// < ipics server IP address > /ipics_server/servlet/ IPPhoneManager?method=LOGIN&user= <userID> &PIN= <pin>

ipics server IP address は Cisco IPICS サーバの IP アドレス、userID はユーザの数字 ID、pin はログインする必要のないユーザの数字パスワード(PIN)にそれぞれ置き換えます。

ステップ 3 (オプション)サービスを使用するためにログインする必要がないユーザについてサービスを設定する場合は、これらのパラメータを [Service Parameter Information] 領域で次のように設定します。

method:このパラメータは LOGIN に設定し、必須と指定します。

user:このパラメータはユーザの Cisco IPICS 数字 ID に設定し、必須と指定します。

PIN:このパラメータはユーザの Cisco IPICS 数字パスワード(PIN)に設定し、必須と指定します。


 

Cisco Unified Communications Manager Express での Cisco IPICS の電話サービスとしての設定

Cisco IPICS を Cisco Unified Communications Manager Express で使用可能なサービスとして設定するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager Express を実行している Cisco IOS ルータにログインします。

ステップ 2 次のコマンドを入力して、イネーブル プロンプトにアクセスします。

Router> enable

ステップ 3 次のコマンドを入力して、Cisco Unified Communications Manager Express を実行しているルータに Cisco IPICS IP Phone サービスの URL をプロビジョニングし、Cisco Unified IP Phone が Cisco IPICS PTT デバイスとして機能できるようにします。

Router# configure terminal

Router(config)# telephony-service

Router(config-telephony)# url services http://
<ipics server IP address>/ipics_server/servlet/IPPhoneManager

ipics server IP address は、Cisco IPICS サーバの IP アドレスに置き換えます)

ステップ 4 Ctrl+Z キー を押してイネーブル プロンプトに戻ります。

ステップ 5 次のコマンドを入力して、設定を保存します。

Router# write running-config startup-config

ステップ 6 Cisco IOS ルータからログアウトします。


 

Cisco Unified IP Phone での [Logout] ソフトキーの移動

Cisco Unified IP Phone ユーザが Cisco IPICS サービスの使用を終了するときには、電話機の [Logout] ソフトキーを押します。デフォルトでは、ユーザが [Logout] ソフトキーにアクセスするためには、チャネルまたは VTG から出た後で [Back] ソフトキーを押す必要があります。ただし、ユーザがチャネルまたは VTG に接続されたときに [Logout] ソフトキーが表示されるように電話機を設定できます。これを行うには、Cisco IPICS サービスの URL に次のパラメータを追加します。

buttonLayout=logoutOnPTT


) このパラメータを設定した場合、電話機のモデルによっては、[More] ソフトキーを押さなければ [Logout] ソフトキーが表示されないことがあります。


Cisco IPICS サービスへの登録

Cisco Unified Communications Manager が含まれる展開内の Cisco Unified IP Phone ユーザは、Cisco IPICS サービスに登録してからでなければ、電話機から Cisco IPICS サービスにアクセスできません。

この項の情報は、Cisco Unified Communications Manager Express が含まれる展開内のユーザには該当しません。Cisco Unified Communications Manager Express は、1 つのアクティブ サービスをサポートし、ユーザはそのサービスに自動的に登録されます。

ユーザが Cisco IPICS サービスに登録できるようにするためには、Cisco IPICS サービスを 「Cisco Unified Communications Manager での Cisco IPICS の電話サービスとしての設定」に従って設定しておく必要があります。

Cisco IPICS サービスに登録するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager ユーザ オプション Web サイトにログインします。

Cisco Unified Communications Manager ユーザ オプション Web サイトへのアクセスの詳細、および使用している電話機モデルの電話機能に関する追加情報については、Cisco Unified IP Phone のマニュアルを参照してください。

ステップ 2 Cisco Unified Communications Manager ユーザ オプション メニューのドロップダウン リストからデバイス タイプまたはプロファイルを選択します。

ステップ 3 Cisco Unified Communications Manager ユーザ オプション メニューで [Configure your Cisco IP Phone Services] を選択します。

登録済みのサービスのリストが表示され、使用可能なサービスのリストからサービスを選択できます。

ステップ 4 [Available Services] ドロップダウン リストから [Cisco IPICS] サービスを選択し、[Continue] をクリックします。

ステップ 5 Cisco IPICS サービスに登録するには、[Subscribe] をクリックします。

このウィンドウには、サービスの説明、Cisco IPICS サーバの IP アドレス、サービスへのパスなど、Cisco Unified Communications Manager Administration に設定した情報が表示されます。

ステップ 6 [Log Off] をクリックします。


 

Cisco Unified IP Phone での Cisco IPICS サービスの使用

この項では、Cisco Unified IP Phone から Cisco IPICS サービスを使用する方法について説明します。ユーザが Cisco Unified IP Phone から Cisco IPICS サービスにアクセスするためには、 表 C-1 に示す前提条件を満たしている必要があります。

 

表 C-1 Cisco IPICS サービスを使用するための前提条件

前提条件
参照先

Cisco IPICS サービスが設定されている。

「Cisco Unified Communications Manager での Cisco IPICS の電話サービスとしての設定」または 「Cisco Unified Communications Manager Express での Cisco IPICS の電話サービスとしての設定」を参照してください。

ユーザのログイン クレデンシャルが設定されている。

Cisco IPICS ユーザは、「ユーザ プロファイルの管理」の手順に従って個人用のログイン クレデンシャルを設定できます。

Cisco IPICS オペレータは、「ユーザのダイヤル ログイン情報の管理」の手順に従ってユーザのログイン クレデンシャルを設定できます。

Cisco Unified Communications Manager 環境のユーザは、Cisco IPICS サービスに登録する必要があります。

「Cisco IPICS サービスへの登録」を参照してください。

また、ユーザは次のガイドラインに留意する必要があります。

Cisco Unified IP Phone での Cisco IPICS サービスの使用に関するヘルプを表示するには、[Help] ソフトキーを押します。

Cisco IPICS オペレータは、Cisco IPICS サービスへのログインに使用される数字 ID と数字パスワード(PIN)を設定するか、これらのログイン クレデンシャルが不要になるようにシステムを設定します。詳細については、「ユーザのダイヤル ログイン情報の管理」を参照してください。

メニューに表示されるチャネルおよび VTG は、Cisco IPICS サービスが開始された時点でユーザが使用できるものです。最新のチャネル リストを表示するには、[Update] ソフトキーを押します。Cisco IPICS サーバは、チャネルまたは VTG の情報を電話機に自動的にダウンロードしません。

Channels returned from Cisco IPICS から Cisco Unified IP Phone に返されるチャネルには、ユーザの [Dial Login] タブの [Default Location] フィールドでマルチキャスト接続が定義されている必要があります (このタブの詳細については、「ユーザのダイヤル ログイン情報の管理」を参照してください)。この要件を満たさないチャネルは、電話機には表示されません。

Cisco Unified IP Phone は、関連付けられたチャネルのアルファベット順のリストを受信し、続いて関連付けられた VTG のアルファベット順のリストを受信します。

Cisco Unified IP Phone は、直通双方向チャネルやダイヤル直通チャネルは受信しません。これらのチャネルには SIP ユニキャスト接続が必要であるためです。

デフォルトでは、電話機は放置されたまま 30 分が経過すると自動的に Cisco IPICS サービスからログアウトします (この設定は [Administration] > [Options window] ウィンドウで変更できます)。詳細については、「Cisco IPICS オプションの管理」を参照してください。

Cisco IPICS ユーザは、同じログイン クレデンシャルで同時に複数の電話機から Cisco IPICS サービスにログインできます。この場合、ユーザはすべての電話機で音声を送受信できます。

電話機ユーザが Cisco IPICS サービスにログインしている間に、電話機側で Cisco IPICS サーバとの接続が解除されても、サービスは現在の状態を保ち、ユーザは現在選択されているチャネルまたは VTG の PTT 機能を引き続き使用できます。ただし、サーバとの接続が再度確立されるまで、電話機は他のチャネルまたは VTG には接続できません。

Cisco Unified Wireless IP Phone 7921 がアクティブな Cisco IPICS チャネルまたは VTG に接続されている場合、電話機は継続的なリスニング モードになります。このモードでは、Cisco IPICS が音声を伝送していなくても、電話機はアクティブな受信状態のままです。この状態では、電話機は引き続きバッテリから電源供給を受けます。これにより、バッテリの寿命は通話時間にして約 8 時間までとなります (チャネルまたは VTG が非アクティブになると、電話機は電力を節約するためにスタンバイ モードになります)。Cisco Unified Wireless IP Phone 7921 に十分な電源を供給できるように、電話機用のバックアップ バッテリを用意することをお勧めします。Cisco Unified Wireless IP Phone 7921 の詳細については、Cisco Unified IP Phone のマニュアルを参照してください。

[Services] メニューに直接アクセスできるように Cisco Unified Wireless IP Phone 7920/7921 のソフトキーをカスタマイズできます。詳細については、Cisco Unified Communications Manager のマニュアルを参照してください。

Cisco Unified Wireless IP Phone 7921 の [PTT] ボタンには、特別な設定は必要ありません。このボタンまたは [PTT] ソフトキーを使用して、VTG またはチャネルで通信できます。[PTT] ボタンでは、チャネルをラッチできません。チャネルをラッチするには、[Latch] ソフトキーを使用します。

Cisco Unified IP Phone から Cisco IPICS サービスにアクセスするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 電話機の [Services] メニューにアクセスします。

[Services] メニューにアクセスする手順は、電話機のモデルによって異なります。詳しい手順については、Cisco IP Phone のマニュアルを参照してください。

ステップ 2 [Cisco IPICS] サービスを選択し、[Select] ソフトキーを押します。

Cisco IPICS サービスがログイン クレデンシャルを要求するように設定されている場合は、ステップ 3 に進みます。

Cisco IPICS サービスがログイン クレデンシャルを要求するように設定されておらず、ユーザに複数のチャネルまたは VTG が割り当てられ、アクティブ化されている場合は、それらのチャネルおよび VTG のリストが表示されます。この場合は、ステップ 4 に進みます。

Cisco IPICS サービスがログイン クレデンシャルを要求するように設定されておらず、ユーザに 1 つのチャネルまたは VTG だけが割り当てられ、アクティブ化されている場合は、そのチャネルまたは VTG が自動的にアクティブになります。この場合は、ステップ 5 に進みます。

ステップ 3 数字 ID と数字パスワード(PIN)を入力し、[Submit] ソフトキーを押します。

ユーザに複数のチャネルまたは VTG が割り当てられ、アクティブ化されている場合は、それらのチャネルおよび VTG のリストが表示されます。この場合は、ステップ 4 に進みます。

ユーザに 1 つのチャネルまたは VTG だけが割り当てられ、アクティブ化されている場合は、そのチャネルまたは VTG が自動的にアクティブになります。この場合は、ステップ 5 に進みます。

ステップ 4 チャネルまたは VTG に参加するには、[Navigation] ボタンを使用して参加するチャネルまたは VTG まで画面をスクロールし、[Select] ソフトキーを押します。

チャネルまたは VTG を選択すると、それが Cisco Unified IP Phone でアクティブになります。

ステップ 5 チャネルまたは VTG で発言するには、[PTT] ソフトキーを押し続けます。

チャネルまたは VTG をラッチ(ロックイン)するには、Cisco Unified IP Phone の [Latch] ソフトキーを押します。ラッチを解除するには、[Stop] ソフトキーを押します (電話機モデルによっては、[More] ソフトキーを押さなければ [Latch] が表示されない場合があります)。

ステップ 6 発言が終了したら、[PTT] ソフトキーを離し、聴取専用モードに戻ります。

ステップ 7 Cisco IPICS サービスの使用を終了するときには、次のいずれかの操作を行います。

[Logout] ソフトキーが表示されている場合は、このキーを押します。電話機モデルによっては、[More] ソフトキーを押さなければ [Logout] が表示されない場合があります。

[Back] ソフトキーを押し、さらに [Logout] ソフトキーを押します。