Cisco ONS 15305 インストレーション オペレーション ガイド
コマンドライン インターフェイス (ONSCLI)
コマンドライン インターフェイス(ONSCLI)
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

コマンドライン インターフェイス(ONSCLI)

コマンドライン インターフェイス(ONSCLI)

22.1 ONSCLI の概要

コマンドライン インターフェイス ONSCLI とは、ASCII 文字を入力してコンピュータ側に命令する管理インターフェイスのことです。これを利用することにより、単純なコマンド(パラメータを指定することもある)を発行してデバイス構成の確認や変更ができます。

22.1.1 ONSCLI へのアクセス

ONSCLI へは、シリアル ポート経由または IP 接続(Telnet)経由でアクセスします。シリアル接続の通信パラメータは、19200 ビット/秒、パリティなし、8 ビット、1 ストップ ビット、ハードウェア フロー制御なしという値に固定されています。VT100 端末コードが使用されます。


ステップ 1 ONSCLI と入力して ONSCLI セッションを起動します。

システムが再始動した後、端末画面に cli 名が表示されます。

次のセッション開始シーケンスに示すように、ユーザ認証(パスワード、8~12 桁の ASCII 文字)が必要です。

ステップ 2 端末のパスワード(デフォルトは onscli)を入力します。

Command Line Interface

Password: *********


 

22.1.1.1 デフォルトのパスワード

Telnet のパスワード = telnet

端末のパスワード = onscli

22.1.1.2 パスワードの誤り

パスワードとして入力した各文字は '*' という記号で画面に表示されます。パスワードの誤りは拒絶されます。

「invalid password」というメッセージが表示され、パスワード プロンプトが再度、表示されます。

22.1.1.3 終了

Exit コマンドを使用すると ONSCLI セッションが終了します。ONSCLI セッションは、作動しない状態が 30 分間経過した後、自動的に終了します。ONSCLI では、同時に複数のセッションを起動することはできません。

認可を受けた ONSCLI ユーザは、利用可能な管理情報への完全なアクセス権が得られます。

22.1.2  構文規則

ONSCLI のコマンド行は、ONSCLI から発行されたプロンプトが先頭に表示され、これは、コマンド階層の中での現在の位置を示す働きをします。

コマンドを入力してから Enter キーを押すことにより、ONSCLI のコマンドが発行されます。コマンド階層の最下層にいるときに限りますが、オプションとして、1 つ以上のパラメータを指定することもできます。各パラメータはキーワードにより識別されます。コマンド名、パラメータ キーワード、パラメータ値は、1 つ以上のスペースで区切ります。

コマンド名は、他のコマンドと明確に識別できる先頭の数文字を入力するだけで済みます。これはキーワードの入力でも同じです。コマンド行の編集には Back Space キーまたは Del キーを使用できます。コマンドとキーワードでは大文字と小文字が区別されませんが、このマニュアルでは、分かりやすくするため、大文字および小文字の両方を使用しています。現在のセッションで発行された有効なコマンドのリストはコマンド履歴に記録されます。

22.1.2.1 汎用コマンド

表22-1 に、ONSCLI の汎用コマンドのリストを示します。

 

表22-1 ONSCL の汎用コマンド

キー
内容
.

前のコマンド レベルに戻る。

\

一番上のコマンド レベルに移動する。

?

現在のレベルで有効なコマンドの一覧表示、またはそのコマンドの使用方法を示す。

矢印、上

コマンド履歴の中から、1 つ前のコマンドを呼び戻す。

矢印、下

コマンド履歴の中から、1 つ後のコマンドを呼び戻す。

Exit

ONSCLI を終了する。

一部のコマンド(特に Show コマンド)を発行すると、多くの行が出力されることがあります。1 つのコマンドに対する応答として、あらかじめ設定された行数が出力されると、そのまま表示を続けるかどうかを y(es) または n(o) で応えるよう要求されます。

キーまたは キーでカーソルを動かし、Back Space キーまたは Del キーで文字を削除することにより、コマンド行を編集できます。その他すべての文字(図形文字)は、コマンド行内の現在のカーソル位置に挿入されます。

22.1.2.2 コマンドの基本的な構文

ONSCLI の基本的なコマンドの構文は次のとおりです。

<basic command>

= [<path>]<command> [<parameter>]... <CR>

<path>

= [\]<command\>[<command>\]...

<command>

= <command name> |.

<parameter>

= <spaces> <keyword>=<value> |?

<value>

= <integer> | <choice> | <IP address> | <string> | <MAC address> | <NSAP address> | <time> | <date>
| <KLM> |<portList> |<port>

<NSAP address>

= <area address>:<system id>:<selector>

<portList>

= <port>[,<port>]

<areaAddressList>

= <area address>[,<area address>]...

コマンドの構文の詳細については 表22-2 を参照してください。

 

表22-2 コマンドの構文の詳細

構文
内容

<spaces>

ASCII 文字のスペースが 1 つ以上並んだもの。

<integer>

範囲 [m:n] での 10 進整数。m および n の値は状況によって異なります。

<choice>

文字列。許容できる値およびその意味は、状況によって異なりますが、ヘルプ パラメータ(「?」)を使用すれば表示されます。

<IP address>

ddd.ddd.ddd.ddd という形式で表す IP アドレス。d には 1 桁の10 進数字が入ります。各 ddd の先頭に来るゼロは省略できます。

<string>

引用符(")を除く、ASCII の図形文字列。文字列の中に 1 つ以上のスペースが入っている場合は、その文字列を引用符で括らなければなりません。文字列の最長の長さは状況によって異なります。

<MAC address>

ちょうど 12 桁の 16 進数字。

<time>

hh:mm:ss という形式で表す時刻。h、m、s は 10 進数字です。

<date>

dd/mm/yy という形式で表す日付。d、m、y は 10 進数字です。

<KLM>

k.l.m という形式で表す文字列です。k は、範囲 [1:3] の 10 進数字。l は、範囲 [1:7] の 10 進数字。m は、範囲 [1:3] の10 進数字。

<port>

10 進整数。

<area address>

16 進数の文字列。

<system id>

16 進数の文字列。

<selector>

16 進数の文字列。

ONSCLI のコマンド階層の概要は、後述します。すべてのコマンドの詳細については、「コマンド リファレンス」を参照してください。

オプションのパラメータは、角カッコ([ ])で囲みます。分かりやすくするため、パラメータ コマンド キーワードは、[IP-ADDRESS=<IP address>] のように大文字で表記します。

パラメータ(キーワード/値のペア)の順番は重要ではありません。ヘルプ コマンド「?」を発行すると、現在のレベルで利用できるすべてのコマンドが表示され、その簡単な説明も一緒に表示されます。

22.1.2.2.1 ヘルプ コマンド

ヘルプ コマンド「?」を発行すると、現在のレベルで利用できるすべてのコマンドが表示され、その簡単な説明も一緒に表示されます。 たとえばルート レベルで 「?」と入力すると、次のように、このレベルで利用できるコマンドがすべて一覧表示されます。


ステップ 1 ONSCLI>?

*** current menu path:

<root>

*** valid commands:

IP-Configuration (Management-Port):

Show-Current-Alarms:

Change-Passwords: Manage CLI/TELNET passwords

Erase-CDB:

Reset-Device:

Community-Handler:

Management-Modes:

Running-Config:

Exit:

ONSCLI - available commands:

22.1.2.2.2  IP-Configuration (Management-Port):

次の例では、IP アドレスを管理ポートに設定することにより、デバイスを構成をしています。


ステップ 1 ip ip=192.168.2.2 sub=255.255.255.252 def=192.168.2.1

ステップ 2 --- Change IP address, are you sure (y/n)?Y

IP-ADDRESS: 192.168.2.2

SUBNET-MASK: 255.255.255.252

DEFAULT-GATEWAY: 192.168.2.1

MANAGEMENT-MODE: ip

ADMIN-STATUS: up

STATUS: down


) ルーティング機能が有効になっている場合、DEFAULT-GATEWAY は ONSCLI では設定できません。


22.1.2.2.3  Show-Current-Alarms

このコマンドにより、アクティブなアラームがすべて表示されます。

22.1.2.2.4  Change-Passwords

このコマンドにより、TELNET のパスワードおよび ONSCLI のパスワードを変更できます。両方のパスワードを同じコマンドで変更することもできるし、1 つずつ変更することもできます。

22.1.2.2.5  Erase-CDB

このコマンドにより、構成ファイルの全体が消去されます。デバイスも自動的にリスタートします。

22.1.2.2.6  Reset-Device

このコマンドによりデバイスが再起動します。

22.1.2.2.7  Running-Config

関係のあるすべての構成データが表示されます。Running config には、デバイス内の構成ブロックに対応したセクションが 9 つあります。各セクションは、別々に開始することも、一斉に開始することもできます。

22.1.2.2.8 Community-handler

コミュニティ エントリの追加、変更、削除、表示にはこの一連のコマンドを使用します。

以下に、新しいコミュニティ エントリを追加する例を示します。


ステップ 1 ONSCLI>Community-handler\add?

Usage:

Add

MANAGER=<IP address>

COMMUNITY=<string[1:20]>

ACCESS=<readOnly|readWrite|super>

TRAPS=<enable|disable>

ステップ 2 ONSCLI>Community-handler\add ma=0.0.0.0 commu=test access=readonly traps=di

MANAGER: 0.0.0.0

COMMUNITY: test

ACCESS: readOnly

TRAPS: disable

22.1.2.2.9  Management-Modes:

システムのモード、管理ポートのモード、DDC チャネルのモードを設定するのに使用する各種コマンド。インストール時に便利です。

22.2 コマンド リファレンス

ここでは、ONS 15305 で利用できる CLI コマンドについて説明します。


ヒント 次の各図は、この項の末尾にあるコマンド表にハイパーリンクされています。PDF バージョンを表示している場合は、図22-1図22-2図22-3図22-4 のいずれかのコマンドをクリックすると、対応するパラメータが表示されます。PDF ブラウザの「前ページ」ボタンを使用すると、最初の図のところまで戻ります。


ONSCLI の基本コマンドは、図22-1 に示したように分類されます。

図22-1 CLI の基本コマンド

 

以上の各グループでの利用可能なコマンドの概要を ONSCLI のルート コマンドONSCLI コマンド(Community Table)ONSCLI コマンド(管理モード) に示します。ここに示したすべてのコマンドについては、「ONSCLI コマンドのパラメータ」を参照してください。

図22-2 ONSCLI のルート コマンド

 

図22-3 ONSCLI コマンド(Community Table)

 

図22-4 ONSCLI コマンド(管理モード)

 

 

表22-3 ONSCLI コマンドのパラメータ

コマンド
パラメータ

System-Mode

[SYSTEM-MODE=<ip|ipunnumbered>]

IP-Configuration

[IP-ADDRESS=<IP address>]
[SUBNET-MASK=<IP address>]
[DEFAULT-GATEWAY=<IP address>]

Management-Port-Mode

[MANAGEMENT-MODE=<notUsed|ip>]
[ADMIN-STATUS=<on|off>]

Update-DCC-Mode

A-SLOT=<integer value 1:4>
A-PORT=<integer value 1:8>
A-CHANNEL=<dccR|dccM>
[DCC-MODE=<notUsed|ipOverDcc|remoteModule|transparent|inband]
[IP-MODE=<pppCrc32|pppCrc16>]
[B-SLOT=<integer value 1:4>]
[B-PORT=<integer value 1:8>][B-CHANNEL=<dccR|dccM>]

Show

[MANAGER=<IP address>]

Add

MANAGER=<IP address>
COMMUNITY=<string[1:20]>
ACCESS=<readOnly|readWrite|super>
TRAPS=<enable|disable>

Edit

MANAGER=<IP address>
COMMUNITY=<string[1:20]> [ACCESS=<readOnly|readWrite|super>]
[TRAPS=<enable|disable>]

Remove

MANAGER=<IP address> COMMUNITY=<string[1:20]>

Running-Config

[SECTION-LIST=<integer value 1:9,...>]

入力パラメータなしは全セクションを意味します。

1:セクション 1 全般情報

2:セクション 2 アラーム

3:セクション 3 ルーティング(IP)情報

4:セクション 4 管理の構成

5:セクション 5 ブリッジの構成

6:セクション 6 ポートの構成

7:セクション 7 VLAN の構成

8:セクション 8 統計情報

9:セクション 9 クロスコネクト

Change-Passwords

[ONSCLI-PASSWORD=<string[6:12]>]

[TELNET-PASSWORD=<string[6:12]>]

Display-DCC-Mode

[A-SLOT=<integer value 1:4>]
[A-PORT=<integer value 1:8>]
[A-CHANNEL=<dccR|dccM>]

Gateway

[GATEWAY-ENABLED=<true|false>]

Show-Current-Alarms

なし

Erase-CDB

なし

Reset-Device

なし

Display -Event-Log

なし

Clear-Event-Log

なし