Cisco ONS 15305 インストレーション オペレーション ガイド
デュアル光 LAN 1000Base-LX モジュール(マッパー付き) GigE-WAN-2
デュアル光 LAN 1000Base-LX モジュール(マッパー付き) GigE-WAN-2
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

デュアル光 LAN 1000Base-LX

デュアル光 LAN 1000Base-LX
モジュール(マッパー付き) GigE-WAN-2

20.1 モジュールの説明

このモジュール(図20-1 参照)は、光学および電気の両方のギガビット イーサネット インターフェイスに対応するトリビュタリ モジュールです。最大 2 個のインターフェイスをサポートします。

SDH マッパーにつながるギガビット イーサネットを最大 2 個搭載しています。L1 および L2 の両方のサービスに対応します。

次の機能から成ります。

イーサネット機能

SDH 機能

光インターフェイスまたは電気インターフェイス

LED インジケータ

インベントリ EEPROM

局所電源

バック プレーン インターフェイス

図20-1 デュアル光 LAN 1000Base-LX モジュール(マッパー付き)GigE-WAN-2

 

20.1.1  イーサネット機能

このモジュールは、L1 および L2 の両方のサービスに対応します。物理インターフェイスは 2 個です。このトリビュタリ モジュールには、次のイーサネット機能があります。

データの Q-in-Q トンネリング

L2 プロトコル トンネリング

RMON カウンタ

フロー制御

802.1p による優先順位(キューは 4 つ)

トリクト プライオリティ

プライオリティとキューとの対応付けの設定が可能

このモジュールには、ポリシー サーバに接続されるイーサネット スイッチが 2 個あります。マッパーおよび物理インターフェイスもポリシー サーバに接続されます。

ポリシー サーバには次のオプションがあります。

L1 サービスの場合は、ポリシー サーバ経由で物理インターフェイスをマッパーに接続できる。

L2 サービスの場合は、ポリシー サーバ経由で物理インターフェイスをイーサネット スイッチに接続できる。

L2 サービスの場合は、ポリシー サーバ経由でイーサネット スイッチをマッパーに接続できる。

20.1.2 SDH 機能

このトリビュタリ モジュールには、次の SDH 機能があります。

独立したマッパーを最大 2 つまでサポート

AU-4/TU-3/TU-12 ポインタの解釈/生成と VC-4/3/12 の終端

イーサネット トラフィックを VC-4-nV または VC-3-nV に GFP-F マッピング

VC-3-nV (n = 1.3)または VC-4-nV (n = 1)で仮想連結をサポート

LCAS をサポート

アラームの処理

パフォーマンス カウンタ

インバンド管理

指定した VC-12 経由の管理トラフィックをサポート

20.1.3 消費電力

モジュールの消費電力は 25W です。

20.1.4 外部インターフェイス

このモジュールには、インターフェイスを 2 個搭載できるスペースがあります。どちらのインターフェイスも、完全なデュプレックス GE だけをサポートします。

各インターフェイスは SFP multi source agreement (MSA)に基づいており、現場で各モジュールを追加できます。各モジュールは、相手側の電源が入ったままで挿入できます。最初のリリースでは、次のインターフェイスがサポートされます。

1000Base-SX

1000Base-LX

20.1.5 LED インジケータ

可視インジケータ(LED)により、サービス モジュールのステータスが分かります。

20.2 構成

このモジュールには、2 個の GE インターフェイスのほかに、単一ポートのイーサネット スイッチが 2 個、単一ポートのマッパー回路が 2 個入っています。

ONS 15305 内のすべてのイーサネット スイッチは、メイン カード経由で相互に接続されています。

このモジュールは、次の主要な 2 つの動作モードで設定できます。

マッパー回路のない 2xGE

マッパー回路のある 2xGE

20.2.1 マッパー回路のない 2xGE

この動作モードでは、2 個の物理入力ポートが 2 個のイーサネット スイッチ ポートに直接接続されます。この構成では、マッパー回路は利用できません。

20.2.2 マッパー回路のある 2xGE

この動作モードでは、物理ポート 2 は常に L1 ポートとして作動し、マッパー回路の 2 番 に接続されます。物理ポート 1 は、L1 ポートとしても L2 ポートとしても動作するよう設定できます。ポート 1 は、L1 モードで作動するように設定したときには、マッパー回路の 1 番に直接接続され、イーサネット スイッチは使用されません。ポート 1 を L2 モードで設定したときには、その物理ポートはイーサネット スイッチの 1 番に接続されます。 イーサネット スイッチの 2 番は、マッパー回路の 1 番に接続されます。

マッパー回路では、「Ethernet over SDH マッピング」で説明したマッピング機能がサポートされます。LAN ポートおよび WAN ポートには、「IP 機能」で説明した IP 機能があります。

20.3 外部インターフェイス

ここでは、外部のモジュール インターフェイスについて説明します。

20.3.1 概要

このモジュールには、IEEE 802.3 の仕様に準拠する Gigabit Ethernet (GE; ギガビット イーサネット) LAN インターフェイスが 2 個あります。

各インターフェイスでは、次の光ファイバに Small Form-Factor Pluggable (SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)を使用します。

1000Base-LX、単一モード

1000Base-SX、マルチモード

20.3.2 1000Base-SX

このインターフェイスは、IEEE 802.3 の 1000Base-SX 仕様に準拠するギガビット イーサネット(GE)です。このインターフェイスは、マルチモード ファイバをベースにした短距離光インターフェイスです。1000Base-SX の動作範囲およびトランスミッタ特性を 表20-1 および 表20-2 に示します。レシーバ特性は 表20-3 に示します。

 

表20-1 各種の光ファイバでの 1000Base-SX の動作範囲

ファイバの種類
1300Nm でのモーダル帯域幅(最小オーバー
フィルド ローンチ)(MHz ・ km)
最小範囲(メートル)

62.5 μm MMF

160

2 ~ 220

62.5 μm MMF

200

2 ~ 275

50 μm MMF

400

2 ~ 500

50 μm MMF

500

2 ~ 550

10 μm SMF

N/A

サポートしません

 

表20-2 1000Base-SX のトランスミッタ特性

パラメータ
62.5 μm MMF
50 μm MMF
単位

トランスミッタの種類

短波長レーザー

信号速度(範囲)

1.25 +/- 100Ppm

GBd

波長(範囲)

770 ~ 860

Nm

Trise/Tfall (最大値、20 ~ 80%、> 830Nm)

0.26

Ns

Trise/Tfall (最大値、20 ~ 80%、< 830Nm)

0.21

Ns

RMS スペクトラム幅(最大)

0.85

Nm

平均発射パワー(最大)

脚注1を参照してください

dBm

平均発射パワー(最小)

-11.5

dBm

オフ トランスミッタの平均発射パワー(最大)2

-30

dBm

消光比(最小)

9

dB

RIN (最大)

-117

dB/Hz

結合パワー比(CPR)3

9 < CPR

dB

1.1000Base-SX の発射パワーは、802.3 38.7.2 で定義されたクラス 1 の安全限界か、802.3 の Table 38-4 で定義された平均受信パワー(最大)か、そのいずれか小さいほうの値であるものとします。

2.オフ トランスミッタの例としては、PMD にパワーが供給されていない状態、安全のためにレーザーをシャットダウンした状態、「送信無効」を有効化した状態、そのほか、オプション モジュールのレーザーをシャット ダウンした状態などがあります。このどの状態でも、PMA にパワーが供給されているときには、送信ポートへの ac 信号(データ)は、8B/10B パターンで正しくエンコードされます(これは PCS レイヤの要件の 1 つです)。ただし、PMA がループバック モードに入っているとき、システムのパワーオンリセット中または診断中の短い時間は除きます。

3.802.3 38A.2 に記述されている放射オーバーフィルド ローンチは、Coupled Power Ratio (CPR; 結合パワー比) の範囲を満たすこともありますが、避けてください。

表20-3 1000Base-SX のレシーバ特性

パラメータ
62.5 μm
50 μm
単位

信号速度(範囲)

1.25 +/- 100Ppm

GBd

波長(範囲)

770 ~ 860

Nm

平均受信パワー(最大)

0

dBm

受信感度

-17

dBm

反射損失(最小)

12

dB

ストレスド受信感度

-12.5

-13.5

dBm

垂直アイ クロージャ ペナルティ

2.60

2.20

dB

3 dB 以上受信電気的遮断周波数(最大)

1500

MHz

20.3.3 1000Base-LX

このインターフェイスは、IEEE 802.3 の 1000Base-LX 仕様に準拠したギガビット イーサネット(GE)インターフェイスです。このインターフェイスは、シングルモード ファイバをベースにした長距離光インターフェイスです。

 

表20-4 各種の光ファイバでの 1000Base-LX の動作範囲

ファイバの種類
1300Nm でのモーダル帯域幅(最小オーバー
フィルド ローンチ)(MHz ・ km)
最小範囲(メートル)

62.5 μm MMF

500

2 ~ 550

50 μm MMF

400

2 ~ 550

50 μm MMF

500

2 ~ 550

10 μm SMF

N/A

2 ~ 5000

1000Base-LX の動作範囲およびトランスミッタ特性を 表20-4 および 表20-5 に示します。

レシーバ特性を 表20-6 に示します。

 

表20-5 1000Base-LX のトランスミッタ特性

パラメータ
62.5 μm MMF
50 μm MMF
10 μm SMF
単位

トランスミッタの種類

長波長レーザー

信号速度(範囲)

1.25 +/- 100Ppm

GBd

波長(範囲)

1270 ~ 1355

Nm

Trise/Tfall
(最大、20 ~ 80% 応答時間)

0.26

Ns

RMS スペクトラム幅(最大)

4

Nm

平均発射パワー(最大)

-3

dBm

平均発射パワー(最小)

-11.5

-11.5

-11.0

dBm

オフ トランスミッタの平均発射
パワー(最大)

-30

dBm

消光比(最小)

9

dB

RIN (最大)

-120

dB/Hz

結合パワー比(CPR)4

28 < CPR < 40

12 < CPR < 20

N/A

dB

4.LX トランスミッタでは 2 つのメディア(シングルモードおよびマルチモード)が利用できるので、この仕様を満たすためには、802.3 のchapter 38.11.4 に記述されている、MMF 動作用のシングルモード ファイバ オフセットローンチ モードコンディショニング パッチ コードが必要です。このパッチ コードは、シングルモード動作には使用されません。

 

表20-6 1000Base-LX のレシーバ特性

パラメータ
単位

信号速度(範囲)

1.25 +/- 100Ppm

GBd

波長(範囲)

1270 ~ 1355

Nm

平均受信パワー(最大)

-3

dBm

受信感度

-19

dBm

反射損失(最小)

12

dB

ストレスド受信感度

-14.4

dBm

垂直アイ クロージャ ペナルティ

2.60

dB

3 dB 以上受信電気的遮断周波数(最大)

1500

MHz

20.4 SFP モジュール

GigE-WAN-2 サービス モジュールと一緒に使用する SFP モジュールはシスコから入手できます。


警告 シスコから提供される以外の SPF モジュールを使用した場合は、シスコでは、関連する装置に発生するおそれのある損傷または不具合に対しては責任を負いません。


SFP モジュールの取り付けの詳細については、次のマニュアルを参照してください。

 

『Installing GBIC, SFP and XFP Optics Modules in Cisco ONS 15454, 15327, 15600, and 15310 Platforms』

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/ong/15400/454spint/gbicsfp.htm

『Cisco Small Form-Factor Pluggable Modules Installation Notes』

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5000/prod_installation_guide09186a00803aa0da.html